(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6223080
(24)【登録日】2017年10月13日
(45)【発行日】2017年11月1日
(54)【発明の名称】濾過部材付きジョイントボルト構造
(51)【国際特許分類】
B01D 35/02 20060101AFI20171023BHJP
B01D 39/20 20060101ALI20171023BHJP
B01D 29/11 20060101ALI20171023BHJP
B01D 46/24 20060101ALI20171023BHJP
F16L 27/08 20060101ALI20171023BHJP
F16B 35/00 20060101ALI20171023BHJP
【FI】
B01D35/02 A
B01D35/02 E
B01D39/20 A
B01D29/10 501A
B01D29/10 510D
B01D29/10 510G
B01D29/10 530B
B01D46/24 B
F16L27/08 Z
F16B35/00 Y
F16B35/00 M
F16B35/00 A
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-185177(P2013-185177)
(22)【出願日】2013年9月6日
(65)【公開番号】特開2015-51393(P2015-51393A)
(43)【公開日】2015年3月19日
【審査請求日】2016年8月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005463
【氏名又は名称】日野自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134212
【弁理士】
【氏名又は名称】提中 清彦
(72)【発明者】
【氏名】新保 浩史
【審査官】
目代 博茂
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭54−012623(JP,U)
【文献】
特開平08−252412(JP,A)
【文献】
実開平05−063606(JP,U)
【文献】
実開昭64−048112(JP,U)
【文献】
特開昭58−112014(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D35/00−35/34
B01D29/00−29/96
B01D39/00−39/20
B01D46/00−46/54
F16B23/00−43/02
F16L27/00−27/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体が収容される流体収容部に流体パイプをアイジョイントを介して接続する濾過部材付きジョイントボルト構造であって、
ジョイントボルトの取り付けボス部が、
ジョイントボルトと螺合されるネジ孔部と、
該ネジ孔部から流体収容部側に該ネジ孔部と同軸的に設けられる貫通孔であって、該ネジ部の内径より小径の濾過部材挿入孔と、
を含んで構成されると共に、
濾過部材が、
前記濾過部材挿入孔に挿入可能な挿入部位と、
前記濾過部材挿入孔より径が大きく、前記ネジ孔部と前記濾過部材挿入孔との間の段差部により挿入方向に対して位置規制を受ける大径部と、
前記挿入部位と前記大径部の中央を長手方向に亘って貫通される濾過部材側流体通路であって、前記ジョイントボルトの長手方向中心軸に沿って設けられる前記ジョイントボルト側の流体通路に接続される濾過部材側流体通路と、
前記濾過部材側流体通路の途中に配設される濾過要素と、
を含んで構成され、
前記濾過部材の挿入部位を、前記濾過部材挿入孔に挿入し、
前記ジョイントボルトをネジ孔部に螺合して締結することで、前記大径部を前記段差部に押し付けるようにして前記濾過部材を固定するようにしたものにおいて、
前記ジョイントボルトの先端に凸状のテーパ面が形成されると共に、該テーパ面に対応して前記濾過部材の大径部に凹状のテーパ面が形成されることを特徴とする濾過部材付きジョイントボルト構造。
【請求項2】
前記濾過要素は、パンチングメタル或いはメッシュにより有底円筒状に形成されて挿入部位として機能することを特徴とする請求項1に記載の濾過部材付きジョイントボルト構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料配管、油圧配管、エア配管などの途中に設けるストレーナ(濾過部材)付きのジョイントボルトの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
これまでのストレーナ付きジョイントボルトの例としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されているものがある。
【0003】
特許文献1に記載されている油圧ラインのごみ取り装置は、
図5に示したように、パイプジョイント部13のユニオンボルト6側の端面をパイプジョイント部13の内周径が露呈するまで削り、ユニオンボルト6の外周と、パイプジョイント部13の内周と、の間に、円筒状網状体11を挿入し、これをガスケット9を介して、ユニオンボルト6により締結固定するような構成となっている。
【0004】
そして、特許文献1に記載の油圧ラインのごみ取り装置によれば、円筒状網状体11により油圧ライン中のごみを取ることができると共に、その網状体の取り付けおよび取り外しが簡単に行なうことができる。
【0005】
また、特許文献2に記載されている濾過網筒内蔵ジョイントボルトは、
図6に示したように、ジョイントボルト15の頭部15bに設けた螺子孔22に濾過網筒20を螺子結合により取り付けることで、ジョイントボルト15の通路孔25に濾過網23を固定し、該濾過網23によって、アイジョイント19を介してジョイントボルト15の通路孔25に流入する燃料等を濾過することできる構成となっている。
【0006】
かかる特許文献2に記載の濾過網筒内蔵ジョイントボルトによれば、ジョイントボルト15の頭部15bを貫通する螺子孔22に対して、濾過網筒20を螺子結合により取り付ける構成としたので、濾過網筒20をのみを簡単に着脱することができ、濾過網筒20が目詰まりした場合でもジョイントボルトから濾過網筒のみを取り外すだけの簡単な作業で清掃することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実用新案登録第2594181号公報
【特許文献2】実開昭64−48112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1のものは、パイプジョイント部13のユニオンボルト6側の端面を削ってパイプジョイント部13の内周径が露呈するまで開放した構成とする必要があるため、汎用品のパイプジョイント部(アイジョイント)を利用することができず、低コスト化を阻害するおそれがある。
【0009】
また、特許文献2のものは、濾過網筒20の構成が、筒状の濾過網23を六角形の頭部27の螺子21に一体形成する必要があると共に、この濾過網筒20をジョイントボルト15の頭部15bを貫通する螺子孔22に螺合させる構成であるため、構成が複雑であると共に組み立て作業が煩雑化して生産コストを増加させるおそれがある。
【0010】
更に、特許文献2のものは、ジョイントボルト15の頭部15bの中央に、濾過網筒20側の六角形の頭部27を締結する構成であるため、例えば、濾過網筒20を取り外す際に前記六角形の頭部27を緩める際に、同時にジョイントボルト15が緩んでしまったり、濾過網筒20を取り付ける際に前記六角形の頭部27を締め付ける際に、同時にジョイントボルト15が共廻りして位置決め等がずれてしまうなど、作業性が悪いといった問題がある。
【0011】
また、特許文献2のものは、ジョイントボルト15の頭部15bの上に、濾過網筒20側の六角形の頭部27を2段で締結する構成であるため、比較的大きな取り付けスペースが必要となるといった問題もある。
【0012】
本発明は、かかる実情に鑑みなされたものであり、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、大きな取り付けスペースも必要とすることなく、良好に流体(例えば、エア等の気体、燃料(ガソリン、軽油など)、オイルなどの液体など)を濾過部材により濾過することができると共に、濾過部材を容易に着脱可能な構成として、濾過部材の清掃や交換等を容易に行うことができるストレーナ(濾過部材)付きジョイントボルト構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
このため、本発明に係る濾過部材付きジョイントボルト構造は、
流体が収容される流体収容部に流体パイプをアイジョイントを介して接続する濾過部材付きジョイントボルト構造であって、
ジョイントボルトの取り付けボス部が、
ジョイントボルトと螺合されるネジ孔部と、
該ネジ孔部から流体収容部側に該ネジ孔部と同軸的に設けられる貫通孔であって、該ネジ部の内径より小径の濾過部材挿入孔と、
を含んで構成されると共に、
濾過部材が、
前記濾過部材挿入孔に挿入可能な挿入部位と、
前記濾過部材挿入孔より径が大きく、前記ネジ孔部と前記濾過部材挿入孔との間の段差部により挿入方向に対して位置規制を受ける大径部と、
前記挿入部位と前記大径部の中央を
長手方向に亘って貫通される濾過部材側流体通路であって、前記ジョイントボルトの
長手方向中心軸に沿って設けられる
前記ジョイントボルト側の流体通路に接続される濾過部材側流体通路と、
前記濾過部材側流体通路の途中に配設される濾過要素と、
を含んで構成され、
前記濾過部材の挿入部位を、前記濾過部材挿入孔に挿入し、
前記ジョイントボルトをネジ孔部に螺合して締結することで、前記大径部を前記段差部に押し付けるようにして前記濾過部材を固定するように
したものにおいて、
前記ジョイントボルトの先端に凸状のテーパ面が形成されると共に、該テーパ面に対応して前記濾過部材の大径部に凹状のテーパ面が形成される
ことを特徴とする。
【0014】
本発明において、前記濾過要素は、パンチングメタル或いはメッシュにより有底円筒状に形成されて挿入部位として機能することを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、大きな取り付けスペースも必要とすることなく、良好に流体(例えば、エア等の気体、燃料(ガソリン、軽油など)、オイルなどの液体など)を濾過部材により濾過することができると共に、濾過部材を容易に着脱可能な構成として、濾過部材の清掃や交換等を容易に行うことができるストレーナ(濾過部材)付きのジョイントボルト構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施の形態に係るストレーナ(濾過部材)付きジョイントボルト構造を説明するために全体構成を概略的に示す断面図である。
【
図2】同上実施の形態に係るストレーナ(濾過部材)付きジョイントボルト構造において、ジョイントボルトを図中の左方向に締め付けて行く途中の状態を示した断面図である。
【
図3】同上実施の形態に係るストレーナ(濾過部材)付きジョイントボルト構造において、ジョイントボルトの締め付けが完了した状態を示した断面図である。
【
図4】同上実施の形態に係るストレーナ(濾過部材)付きジョイントボルト構造の他の一例を示した断面図である。
【
図5】従来のストレーナ付きジョイントボルト構造の一例を示す断面図である。
【
図6】従来のストレーナ付きジョイントボルト構造の他の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る一実施の形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
【0020】
本発明の一実施の形態に係るストレーナ(濾過部材)付きジョイントボルト構造を、
図1〜
図3に示すが、該ストレーナ付きジョイントボルト構造においては、例えば、ジョイントボルト100は、トランスミッション(燃料噴射ポンプ、エアコンプレッサー)等のケース101に鋳造等により一体形成されている取り付けボス部102に開口されている貫通孔103に螺合されて締結固定される。
ここで、本実施の形態に係るケース101が、本発明に係る流体収容部の一例として相当する。
【0021】
なお、
図2は、ジョイントボルト100を、取り付けボス部102の貫通孔103のネジ孔部103Aに螺合させて
図2の左方向に締め付けて行く途中の状態を示しており、
図3は、ジョイントボルト100の締め付けが完了した状態を示している。
【0022】
図2、
図3に示したように、貫通孔103の内側には、ジョイントボルト100が螺合されるネジ孔部103Aが設けられていると共に、ネジ孔部103Aの基端側(ケース101の内側(
図1において左側))には、ネジ孔部103Aより径の小さな貫通孔であって、濾過部材(ストレーナ)110が着脱自在に挿入される濾過部材挿入孔103Bが設けられている。
【0023】
濾過部材(ストレーナ)110は、貫通孔103の大径部であるネジ孔部103Aと、貫通孔103の小径部である濾過部材挿入孔103Bと、の間の段差部103CにO−リング300(O−リングに代えて、他のガスケットやパッキンとすることもできる)を介して当接する大径部111と、該大径部111に一体的に連設されて濾過部材挿入孔103Bに挿入される小径部である濾過要素112と、を含んで構成されている。
【0024】
濾過要素112は、所定サイズの孔(開口部)を複数有するパンチングメタル(或いはメッシュ)等により形成することができる。濾過要素112は、かかるパンチングメタルを円筒状に巻いて端部同士を溶接等の方法で接合することで中空円筒状に形成されることができる。
【0025】
そして、例えば、
図2(
図3)において左側端面を開放端とし、
図2(
図3)の右側端面をパンチングメタル(或いは孔の無い板状金属など)を折り曲げや溶接等の方法で底部を有する構成とすることができる。
すなわち、濾過要素112は、有底円筒状に形成される。なお、濾過要素112の底部のみをパンチングメタル或いはメッシュにより形成することも可能である。
【0026】
かかる濾過要素112は、大径部111に溶接や圧入等の方法で接合した構成などとすることができる。かかる構成とすることで、濾過要素112により捕捉された異物等を濾過要素112内部に収容保持することができるので、濾過要素112の清掃や交換等の際に、異物が再びケース101内に脱落してしまうようなことを抑制することができる。
【0027】
但し、
図2(
図3)において左側端面にパンチングメタル(或いは孔の無い板状金属など)を折り曲げや溶接等の方法で配設する一方で、
図2(
図3)の右側端面を開放端として、大径部111に溶接や圧入等の方法で接合した構成などとすることができる。
【0028】
そして、本実施の形態では、中空円筒状の濾過要素112に接続される大径部111にもその略中央を長軸方向に貫通する流体通路113が開口されていて、濾過要素112の内側の中空部と合せて、ケース101の内側から流体が流れ込む流体通路が形成されている。
かかる流体通路が、本発明に係る濾過部材側流体通路に相当する。
【0029】
また、大径部111の端部(
図2、
図3の右側端部)には、ジョイントボルト100の先端のテーパ面100E(本発明に係る凸状のテーパ面)と当接して流体の漏洩を防止するためのテーパ面111A(本発明に係る凹状のテーパ面)が形成されている。
【0030】
ジョイントボルト100は、汎用的なジョイントボルトを簡単に加工して利用することができ、六角形状頭部100Aと一体のネジ部100Bを備え、該ネジ部100Bの略中央には長軸方向に沿ってテーパ面100Eを先端とする流体通路100Cが設けられている。
【0031】
ネジ部100Bの六角形状頭部100A付近には、前記流体通路100Cと略直交する方向に流体通路100Dが貫通されていて、該流体通路100Dは、前記流体通路100Cと連通されている。
【0032】
なお、ジョイントボルト100のネジ部100Bには、流体通路としてのパイプ200の端部に取り付けられているアイジョイント210が挿入されている。
【0033】
アイジョイント210は、汎用のアイジョイントを利用することができるが、その中央開口に挿入されるジョイントボルト100のネジ部100Bの周囲を包囲する中空円筒状部211を備えて構成され、該中空円筒状部211には前記流体通路100Dから流体が流入するようになっている、そして、この中空円筒状部211を介してパイプ200へ流体が送出されて、目的の部位へ流体が送られるようになっている(
図1等参照)。
【0034】
前記中空円筒状部211は、
図2(
図3)の左右方向に端面を有して構成され、前記取り付けボス部102に向けて前記ジョイントボルト100を締め付けて行くことで、中空円筒状部211延いてはパイプ200がケース101に対して締結固定されるようになっている。
【0035】
なお、中空円筒状部211の左側端面と前記取り付けボス部102との間、及び中空円筒状部211の右側端面と前記ジョイントボルト100の六角形状頭部100Aとの間には、流体の漏洩防止のためのソフトワッシャ(或いはガスケットやパッキン等)が介装されるようになっている。ソフトワッシャとしては、樹脂製、アルミ製、銅製などの比較的軟らかい材料で流体に対してシール性の高いものを採用することができる。
【0036】
前記ジョイントボルト100を、パイプ200の中空円筒状部211に挿入して、
図2に示すように、取り付けボス部102に螺合させて締め付けて行くと、
図3に示すように、前記ジョイントボルト100の先端であるテーパ面100Eが、濾過部材(ストレーナ)110の大径部111に形成されているテーパ面111Aと当接するようになっている。
【0037】
なお、前記ジョイントボルト100を締め付けることで、濾過部材(ストレーナ)110の大径部111と、ケース101の取り付けボス部102の内部に設けられている段差部103Cと、の間のO−リング300(或いは他のガスケットやパッキンであっても可)を圧縮し、これにより、濾過部材(ストレーナ)110の大径部111と、ケース101の取り付けボス部102の内部に設けられている段差部103Cと、の間のシールが確保されると共に、テーパ面100Eと、テーパ面111Aと、の間のシールが確保されるようになっている。これにより、流体に含まれる異物が濾過要素112を通過せずに、パイプ200へ流出することを確実に防止することができるようになっている。
【0038】
このように、本実施の形態では、濾過部材(ストレーナ)110の大径部111と、ケース101の取り付けボス部102の内部に設けられている段差部103Cと、の間に、O−リング300を介装したことで、ジョイントボルト100の締め付け方向(長軸方向)における各部の製品公差(誤差)があっても、各部のシール性を確保しながら、これを吸収することができるため、以って各部に対して高い製品精度(加工精度)を要求する必要がないため、低コスト化の実現に貢献可能である。
【0039】
また、前記ジョイントボルト100を締め付ける際に、前記ジョイントボルト100の先端であるテーパ面100Eと、濾過部材(ストレーナ)110の大径部111に形成されているテーパ面111Aと、を当接させるようにしているので、これにより、自動的に、ジョイントボルト100と、濾過部材(ストレーナ)110と、の間で調芯が行われるため、貫通孔103の大径部であるネジ孔部103A、濾過部材挿入孔103B、ジョイントボルト100、濾過部材(ストレーナ)110のそれぞれの中心軸間における芯ズレがあっても、これらを吸収することができ、以って各部に対して高い製品精度(加工精度)を要求する必要がないため、低コスト化の実現に貢献可能である。
【0040】
そして、本実施の形態に係るストレーナ(濾過器)付きジョイントボルト構造によれば、前記ジョイントボルト100を取り外すだけで、簡単に、濾過部材(ストレーナ)110を清掃や交換等を行うことができる。
【0041】
また、本実施の形態に係るストレーナ(濾過器)付きジョイントボルト構造によれば、汎用品を利用することができると共に、取り付けスペースも従来と同等とすることができるため、取り付けスペースが大きくなるといった従来の問題も解決することができる。
【0042】
すなわち、本実施の形態によれば、簡単かつ低コストな構成でありながら、大きな取り付けスペースも必要とすることなく、良好に流体(例えば、エア等の気体、燃料(ガソリン、軽油など)、オイルなどの液体など)を濾過部材の濾過要素により濾過することができると共に、濾過部材を容易に着脱可能な構成として、濾過部材の濾過要素の清掃や交換等を容易に行うことができるストレーナ(濾過部材)付きジョイントボルト構造を提供することができる。
【0043】
なお、
図4に示すように、濾過部材(ストレーナ)110の有底円筒状の濾過要素112を、ジョイントボルト100のネジ部100Bの略中央に開口されている流体通路100Cの内側に配設する構成とすることも可能で、設置スペースをより小さくすることなどに貢献可能である。
【0044】
ところで、
図4では、構造を理解し易いように、濾過部材(ストレーナ)110の濾過要素112の外径及びジョイントボルト100の流体通路100Cの内径を大きく拡張して図示したが、
図4の構成においても、
図2や
図3で示した濾過部材(ストレーナ)110の濾過要素112の外径及び流体通路100Cの内径と同等とすることができること、すなわち汎用のジョイントボルトを利用できることは勿論である。
【0045】
本発明は、上述した発明の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
【符号の説明】
【0046】
100 ジョイントボルト
100A 六角形状頭部
100B ネジ部
100C 流体通路
100D 流体通路
100E テーパ面(凸状のテーパ面)
101 ケース(流体収容部の一例)
102 取り付けボス部
103 貫通孔
103A ネジ孔部
103B 濾過部材挿入孔
103C 段差部
110 濾過部材(ストレーナ)
111 大径部
111A テーパ面(凹状のテーパ面)
112 濾過要素
113 流体通路(濾過部材側流体通路)
200 パイプ
210 アイジョイント
300 O−リング