(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
本実施形態に係るウェットシート包装体1は、
図1〜
図3に示すように、開口部11を有する袋状の袋本体10と、開口部11を開閉自在に覆うフィルムラベル状の蓋材20と、を備える包装体30と、袋本体10の上面に取り付けられたウェットシート包装体用蓋体100(以下、蓋体100と略する)と、を備えて構成されている。
【0018】
まず、包装体30の構成について説明する。
包装体30は、袋本体10の内部にウェットシートSが複数枚積層された状態で収納され、開口部11からウェットシートSが1枚ずつ取り出されて使用される。
なお、以下の説明では、包装体30において、開口部11が形成された面を上面、開口部11が形成された面と反対側の面を底面とする。
【0019】
袋本体10は、シート材により袋状に構成されている。シート材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材又は複合材、或いはこれら合成樹脂シートとアルミフォイル、紙等を貼り合わせた複合シート等を使用することができる。
また、袋本体10を構成するシート材は、袋本体10の底面側(図示略)で袋本体10の長手方向に沿って接合されるとともに、袋本体10の長手方向の両端部で対向する面同士が接合されている。
【0020】
袋本体10の上面に形成された開口部11の形状は、特に限定されることはなく、
図3に示したような楕円形としてもよいし、或いは円形、方形、方形の角を丸めた形状など任意の形状とすることができる。
【0021】
蓋材20は、袋本体10とは別体のシート片により、開口部11を開閉自在に覆うように構成されている。蓋材20の材質としては、袋本体10と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材又は複合材、或いはこれら合成樹脂シートとアルミフォイル、紙等を張り合わせた複合シート等を使用することができる。蓋材20の形状は、開口部11を完全に覆うことができれば特に限定されることはなく、例えば、矩形状、楕円形状など任意の形状とすることができる。
また、蓋材20の裏面には、ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の感圧接着剤が塗布されており、蓋材20は、開口部11を開閉自在に覆うように袋本体10に接着されるようになっている。
【0022】
ウェットシートSは、上記の包装体30の内部に、複数枚積層された状態で収納されている。なお、ウェットシートSを積層する枚数としては、10〜100枚程度であることが好ましい。ウェットシートSは、所定の繊維を繊維素材として、例えば、スパンレース、エアスルー、エアレイド、ポイントボンド、スパンボンド、ニードルパンチ等の周知の技術により製造される不織布である。所定の繊維としては、例えば、レーヨン、リヨセル、テンセル、コットン等のセルロース系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維が挙げられる。これらは単独で、或いは2種以上を組み合わせて使用することができる。
なお、ウェットシートSは、紙で形成されていてもよい。
【0023】
次に、蓋体100の構成について説明する。
蓋体100は、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリアミド(PA)等の熱可塑性樹脂で形成されている。
蓋体100は、袋本体10の開口部11を閉塞するものであり、
図1及び
図2に示すように、開口部11及び蓋材20を外方から囲繞する蓋開口部111が形成された枠体110と、枠体110に開閉自在に設けられるとともに枠体110の表面側から蓋開口部111を閉塞する開閉蓋部120と、開閉蓋部120を枠体110に回動自在に連結させるヒンジ部130と、を備えて構成され、これらは一体的に形成される。また、開閉蓋部120の肉厚は、0.5〜2.0mm程度であり、樹脂の使用量低減や柔らかな使用感を得るという観点から、1.0mm以下とすることが好ましい。
【0024】
枠体110の外形は、袋本体10の長手方向に長尺な矩形状をなし、短手方向の一端部でヒンジ部130を介して開閉蓋部120と連結されている。枠体110は、ホットメルト型接着剤により、その裏面と袋本体10とが接着固定されている。
枠体110には、表面側に突出する嵌合部112が、蓋開口部111に沿って周設されている。
嵌合部112は、
図2、
図4及び
図5に示すように、平面視略楕円形状の内壁部113及び外壁部114と、内壁部113及び外壁部114の間に形成された溝部115と、により形成されている。この溝部115に、開閉蓋部120に設けられた突起部121が嵌合する(
図4及び
図5参照)。なお、
図4及び
図5は、開閉蓋部120を閉めた状態、即ち、溝部115に突起部121が嵌合した状態における断面図をそれぞれ示している。
【0025】
突起部121の高さは少なくとも3mm以上、好ましくは5mm以上あり、突起部121は、嵌合状態(蓋体100が閉じた状態)において、蓋開口部111の全周に渡り、嵌合部112の内壁部113側と外壁部114側の両側において重なるようになっている。この突起部121と嵌合部112の重なり高さHは、少なくとも1.5mm以上、好ましくは3mmあることにより、高い気密性が維持される。嵌合状態における突起部121と嵌合部112の重なり部分においては、少なくとも突起部121はその先端部が嵌合部112と密着しており、先端部以外でも、突起部121と嵌合部112とは、0.2mm以下の隙間で密接している。
また、蓋開口部111とヒンジ部130が最も近接した位置における突起部121とヒンジ部130の距離Lは、突起部121と嵌合部112の重なり高さHの5倍以上、好ましくは10倍以上である。このように、突起部121とヒンジ部130の距離を十分取ることにより、開閉蓋部120を開閉する際の突起部121と外壁部113との干渉を減らすことができる。
なお、図示例においては、蓋開口部111は、枠体110の短手方向中央部に設けられているが、短手方向においてヒンジ部130から離間する方向に偏った位置に設けると、蓋体100の限られた寸法を有効に活用できるため、より好ましい。或いは、
図1に示すように、ヒンジ部130を蓋体100の外周から突出するように設けるのも、距離Lを大きく取るために好ましい形態の一つである。
【0026】
内壁部113には、上端部が内側に湾曲した形状の案内部113aが形成されている。この案内部113aにより、突起部121は内壁部113と干渉することなく溝部115に案内される。
外壁部114は、枠体110の短手方向の両端部の長手方向中央部が切り欠かれて開放されている。
【0027】
また、枠体110の短手方向の他端部(ヒンジ部130と接続されていない側の端部)の長手方向の中央には、開閉蓋部120に設けられた摘み部123を係止する係止部117が設けられている。この係止部117には、外方に突出する突部117aが形成されている。
また、枠体110の短手方向の他端部には、係止部117を挟んでそれぞれ1つずつ押さえ部116、116が設けられている。
押さえ部116、116は、枠体110から水平に突出した平面板形状であるが、使用者が指で下方に押さえることができる形状であれば、いかなる形状に形成されていてもよい。
本実施形態に係る開閉蓋部120は、上述のように肉薄とするのが好ましいが、その場合、蓋体100を開ける際に、使用者が開閉蓋部120の中央部(突起部121の内部)を指(例えば、左手の中指)で下方に押さえつつ、開閉蓋部120の摘み部123を他の指(例えば、左手の親指)で押し上げようとすると、開閉蓋部120の中央部が下方向に変形することにより、短手方向両端部の突起部121の先端部分が外方に向けて変形し、外壁部114と干渉するため、開閉蓋部120が開くことの妨げとなる。本実施形態のように、押さえ部116、116が設けられていると、開閉蓋部120の中央部が押さえられることが少なくなるため、突起部121と外壁部114との干渉を避けることができる。
【0028】
また、枠体110の裏面には、
図6に示すように、蓋開口部111に沿うように内溝部A1が形成されるとともに、枠体110の外周に沿うように外溝部A2が形成されている。内溝部A1及び外溝部A2は、いずれも蓋開口部111及び枠体110の外周とは一体形成されない位置に形成されている。この内溝部A1及び外溝部A2は、ホットメルト型接着剤により枠体110の裏面を袋本体10に接着した際に、余分な接着剤が流れ込むことにより、接着剤のはみ出しや偏りを防止する逃がし溝部としての役割を担っている。
なお、
図6は、説明の都合上、開閉蓋部120の裏面側に設けられたリブ122、122の記載を省略している。
【0029】
開閉蓋部120には、裏面側に突出して枠体110の溝部115に嵌合する突起部121が、溝部115の位置に対応して周設されている。
突起部121の内部には、開閉蓋部120の短手方向に延在する2本のリブ122、122が形成されている。これにより、開閉蓋部120の突起部121の内部の剛性が、突起部121の外部の剛性よりも高くなっている。なお、形成されるリブ122、122の本数は2本に限定されるものではなく、1本でもよいし、3本以上形成するようにしてもよい。或いは、開閉蓋部120の突起部121の内部の肉厚を、突起部121の外部の肉厚よりも10〜100%程度厚くしてもよいが、リブ122を設ける方が樹脂の使用量を低減できるためより好ましい。
このように、開閉蓋部120の突起部121の内部の剛性が、突起部121の外部の剛性よりも高くなっていると、蓋体100を開ける際に、使用者が開閉蓋部120の中央部(突起部121の内部)を指(例えば、左手の中指)で下方に押さえたとしても、開閉蓋部120の中央部が下方向に変形しにくいため、突起部121と外壁部114との干渉を軽減することができる。
【0030】
また、開閉蓋部120の短手方向の他端部(ヒンジ部130と接続されていない側の端部)には、枠体110に設けられた係止部117に係止される摘み部123が設けられている。この摘み部123には、係止部117に形成された突部117aに係合する係止片部123aが、裏面側に突出して形成されている。
【0031】
次に、本実施形態に係る蓋体100を袋本体10に取り付けた際の作用について説明する。
まず、使用者は、蓋体100の枠体110の裏面にホットメルト型接着剤を塗布する。
次に、使用者は、接着剤を塗布した枠体110の裏面を、袋本体10の上面の所定の位置、具体的には、枠体110に形成された蓋開口部111が、袋本体10の上面に設けられた開口部11及び蓋材20を外方から囲繞する位置に接着する。
ここで、接着剤が過剰に塗布されていた場合、枠体110の裏面に形成された内溝部A1及び外溝部A2に余分な接着剤が流れ込むこととなり、余分な接着剤が枠体110の外側や蓋開口部111の内側にはみ出したり、余分な接着剤が偏って裏面が凸凹したりすることを防止することができる。
【0032】
以上のように、本実施形態に係る蓋体100は、袋本体10の上面に設けられた開口部11を外方から囲繞する蓋開口部111が形成された枠体110と、枠体110の一端部にヒンジ部130を介して回動自在に連結されるとともに枠体110の表面側から蓋開口部111を閉塞する開閉蓋部120と、を備える。また、枠体110の裏面に、逃がし溝部(内溝部A1及び外溝部A2)が形成されている。
従って、本実施形態に係る蓋体100によれば、接着剤が過剰に塗布されていた場合に、枠体110の裏面に形成された逃がし溝部に余分な接着剤が流れ込むこととなり、余分な接着剤が枠体110の外側や蓋開口部111の内側にはみ出したり、余分な接着剤が偏って裏面が凸凹したりすることを軽減することができる。また、本実施形態に係る蓋体100によれば、蓋体100を製造する際に、逃がし溝部を形成した分の樹脂量を低減することができるので、製造コストを削減することができる。さらに、本実施形態に係る蓋体100によれば、枠体110の裏面に逃がし溝部を形成する簡易な構成であるので、蓋体100を袋本体10に取り付ける方法として、ホットメルト型接着剤を使用する代わりに両面シールを使用することも可能であり、多様な取り付け方法を選択させることができる。
【0033】
特に、本実施形態に係る蓋体100によれば、逃がし溝部は、枠体110の外周に沿うように形成される(外溝部A2)とともに、蓋開口部111に沿うように形成されている(内溝部A1)ので、余分な接着剤が枠体110の外側や蓋開口部111の内側にはみ出したり、余分な接着剤が偏って裏面が凸凹したりすることを、より効果的に防止することができる。
【0034】
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0035】
(変形例1)
例えば、上記実施形態では、枠体110の裏面に2つの逃がし溝部(内溝部A1及び外溝部A2)を形成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、
図7に示すように、2つの逃がし溝部(内溝部A1及び外溝部A2)の代わりに、蓋開口部111に沿うように形成された内溝部A11と、内溝部A11よりも枠体110の外周側に形成され、内溝部A11よりも溝の浅い外溝部A12と、を一体形成するようにしてもよい。ここで、内溝部A11は、接着剤のはみ出しを抑止するための溝であり、外溝部A12は、接着剤を塗布するための溝である。なお、変形例1では、枠体110の裏面の高さをa(=0)、内溝部A11の溝の深さをb、外溝部A12の溝の深さをcとすると、a=0≦c<bという条件を満たしている。更に、b≧1mm及びc<1mmの条件を満たしていればより好ましい。なお、外溝部A12は、必ずしも形成されなくてもよい。
変形例1では、外溝部A12を一体形成したことにより、外溝部A12の部分で接着剤の量を調整することができる。
また、変形例1では、枠体110の裏面において、内溝部A11及び外溝部A12が形成されていない部分の面積をA、内溝部A11が形成されている部分の面積をB、外溝部A12が形成されている部分の面積をCとすると、A+C>Bという条件を満たしている。即ち、内溝部A11及び外溝部A12が形成されていない部分の面積Aと外溝部A12が形成されている部分の面積Cとの和が、内溝部A11が形成されている部分の面積Bよりも大きい。
変形例1では、枠体110の裏面において、A+C>Bという条件を満たすように内溝部A11及び外溝部A12が形成されているので、内溝部A11への接着剤の逃げ過ぎを防止することができる。また、溝が深い部分の面積Bが相対的に小さく形成されているので、接着剤ではなく、両面シールを使用する場合に、両面シールの粘着力の低下を抑えることができる。
【0036】
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、枠体110の裏面に2つの逃がし溝部(内溝部A1及び外溝部A2)を形成するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、内溝部A1のみを形成するようにしてもよいし、外溝部A2のみを形成するようにしてもよい。内溝部A1のみを形成した場合、余分な接着剤が蓋開口部111の内側にはみ出すことを効果的に防止することができる。一方、外溝部A2のみを形成した場合、余分な接着剤が枠体110の外側にはみ出すことを効果的に防止することができる。
【0037】
また、上記実施形態では、枠体110の裏面の蓋開口部111の内側及び枠体110の外周側にそれぞれ逃がし溝部(内溝部A1及び外溝部A2)を形成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、
図8(A)に示すように、内溝部A1及び外溝部A2を形成する代わりに、蓋開口部111と枠体110の外周との中間部分に溝部A3を形成するようにしてもよい。
【0038】
また、上記実施形態では、枠体110の裏面に、周状の逃がし溝部(内溝部A1及び外溝部A2)を形成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、
図8(B)に示すように、枠体110の裏面の四隅に楕円形状の溝部A4、…をそれぞれ形成するようにしてもよい。また、
図8(C)に示すように、枠体110の四辺の各中央部に四角形状の溝部A5、…をそれぞれ形成するようにしてもよい。
即ち、逃がし溝部の形状は、特に限定されるものではなく、上記の他にも、例えば、線形上や円形状、矩形状等であってもよい。
また、逃がし溝部を形成する位置は、上記のように、枠体110の裏面の四隅又は四辺の各中央部に形成することが好ましいが、いずれの位置に形成する場合であっても、余分な接着剤のはみ出しや偏りを軽減し、且つ製造コストを削減する効果を期待することができる。
例えば、
図9(A)に示すように、矩形状の溝部A61〜A63や十字形状の溝部A64をそれぞれ複数、ランダムな配置で形成するようにしてもよい。
また、
図9(B)に示すように、渦巻き形状の溝部A7を形成するようにしてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、枠体110に嵌合部112を周設し、開閉蓋部120に突起部121を周設するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、枠体110に突起部121を周設し、開閉蓋部120に嵌合部112を周設するようにしてもよい。この場合、枠体110に周設される突起部121は、蓋開口部111に沿って周設される。また、リブ122、122は、開閉蓋部120に周設される嵌合部112の内部に形成される。
【0040】
また、上記実施形態では、係止部117に突部117aを形成した構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。即ち、係止部117は、摘み部123を係止して開閉蓋部120を閉めることが可能な構成であれば、いかなる構成であってもよい。
また、上記実施形態では、摘み部123に係止片部123aを形成した構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。即ち、摘み部123は、使用者が指で摘むことが可能であり、且つ係止部117に係止可能な構成であれば、いかなる構成であってもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、枠体110の短手方向の他端部に、長手方向の両端部側にそれぞれ1つずつ押さえ部116、116を設ける構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。即ち、長手方向のいずれか一方の端部側にのみ押さえ部116を設けるようにしてもよい。
【0042】
また、上記実施形態では、接着剤により、枠体110の裏面と袋本体10とが接着固定される構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、蓋体100を着脱自在に固定する構成とすることで、包装体30内のウェットシートSを全て使い果たした後に、当該蓋体100を取り外して他の包装体30に使い回すことができるようにしてもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、枠体110、開閉蓋部120及びヒンジ部130を樹脂によって一体に形成する構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。即ち、枠体110、開閉蓋部120及びヒンジ部130は、必ずしも一体に形成する必要はない。
【0044】
また、上記実施形態では、内壁部113に、上端部が内側に湾曲した形状の案内部113aが形成され、外壁部114は、枠体110の短手方向の両端部の長手方向中央部が切り欠かれて開放されている構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。即ち、内壁部113に案内部113aを形成しない構成としてもよいし、外壁部114が開放されていない構成としてもよい。
【0045】
その他、ウェットシート包装体及び蓋体の細部構成に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。