特許第6223150号(P6223150)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6223150-ナースコールシステム 図000002
  • 特許6223150-ナースコールシステム 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6223150
(24)【登録日】2017年10月13日
(45)【発行日】2017年11月1日
(54)【発明の名称】ナースコールシステム
(51)【国際特許分類】
   H04M 9/00 20060101AFI20171023BHJP
   A61G 12/00 20060101ALI20171023BHJP
【FI】
   H04M9/00 D
   A61G12/00 E
   H04M9/00 F
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-245522(P2013-245522)
(22)【出願日】2013年11月28日
(65)【公開番号】特開2015-104092(P2015-104092A)
(43)【公開日】2015年6月4日
【審査請求日】2016年10月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】591253593
【氏名又は名称】株式会社ケアコム
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 志麻子
【審査官】 山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−027645(JP,A)
【文献】 特開2003−022326(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0140869(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 9/00−15/12
99/00
G06Q 50/00
H04M 3/00
3/16− 3/20
3/38− 3/58
7/00−11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者が医療従事者を呼び出す際に操作する呼出操作部と、患者が話し相手を募集する際に操作する会話操作部と、患者が他の患者の話し相手になっても良い場合に操作する会話許可操作部と、前記呼出操作部が操作された場合に呼出信号を生成し、前記会話操作部が操作された場合に会話希望信号を生成して、前記会話許可操作部が操作された場合に会話許可信号を生成する子機制御部と、前記子機制御部により生成された各信号を出力する子機インターフェースとを備えたナースコール子機と、
前記子機インターフェースに接続されており、前記各信号を入力するインターフェースと、患者が医療従事者を呼び出していることを報知する報知部と、前記インターフェースが前記呼出信号を入力した場合に前記報知部を動作させる第一の制御を行い、前記インターフェースが前記会話希望信号を入力した場合に、前記許可信号を入力したナースコール子機のうち、前記会話希望信号を出力したナースコール子機と同じ病室に設置されているナースコール子機以外を特定して、前記会話希望信号を出力したナースコール子機との間で通話路を形成する制御部とを備えたナースコール親機と、
を有することを特徴とするナースコールシステム。
【請求項2】
前記ナースコール親機は、前記インターフェースに対して前記会話希望信号を出力したナースコール子機を特定可能に表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、患者や被介護者によって使用される、呼び出し機能を有するナースコール子機が通話機能を備えたナースコールシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ナースコールシステムは、患者や被介護者(以下、まとまて患者と記載する)の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されるナースコール子機と、看護師や介護者(以下、まとめて医療従事者と記載する)が常駐しているナースステーションなどの部屋に設置されるナースコール親機とを有線や無線などにより接続して構成されている(例えば、特許文献1を参照)。また、ナースコール子機とナースコール親機との間には病室などの各部屋の入口付近に設置される廊下灯と、ナースコール子機とナースコール親機との間の通話やデータの送受信に関する制御を行う制御機とが接続されている。また、上述した構成に加えて、医療従事者が携行する携帯端末と電話交換機とを備え、ナースコール親機の一部の機能を携帯端末にて実現可能としたナースコールシステムも提供されている。
【0003】
ここで、ナースコール子機にはボタン状の呼出操作部が設けられており、患者がこの呼出操作部を操作することで、ナースコール親機にて報知が行われる。そして、医療従事者がナースコール親機にて応答の操作を行うと、ナースコール子機とナースコール親機との間で通話路が形成され、患者と医療従事者との間で会話が可能になる。
【0004】
このようなナースコールシステムでは、患者が身体の不調を感じたり、医療従事者などに用事を頼んだりする場合に、患者はナースコール子機の呼出操作部を操作することが一般的であるが、患者の中には、寂しさを紛らわすためであったり、退屈しのぎであったりする理由で、医療従事者を呼び出して会話をしたいという患者も居る。
【0005】
しかしながら、医療従事者は、患者とのコミュニケーションを大切と感じつつも、患者からの要望に対して、常に会話を行う時間を確保することが困難であるという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−139183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者が他者との会話を希望した場合に、できるだけ会話が実現できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために、本発明では、話し相手を募集する際に操作する会話操作部と、話し相手になっても良い場合に操作する会話許可操作部とをナースコール子機に設け、この会話操作部が操作されると、会話許可操作部を操作しているナースコール子機のうち、会話操作部が操作されたナースコール子機が設置されている病室以外の病室に設置されているナースコール子機に報知を行わせ、この報知に対して応答したナースコール子機との間で通話路を形成するようにしている。
【0009】
また、本発明の他の態様によれば、会話操作部が操作されたナースコール子機を使用している患者の氏名をナースコール親機にて表示するようにしている。
【発明の効果】
【0010】
上記のように構成した本発明によれば、患者が寂しさを紛らわしたり、退屈しのぎをしたりしようとして、他者との会話を希望した場合に、話し相手になっても良いと考えている患者が話し相手になるため、医療従事者が会話の相手にならなくても、患者ができるだけ会話を実現することができる。
【0011】
また、本発明の他の態様によれば、会話を希望している患者の氏名がナースコール親機にて表示されるので、医療従事者がそのような患者に対して積極的にコミュニケーションを取ることで、患者に対する看護の質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。
図2】本実施形態によるナースコール子機の状態例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のナースコールシステムは、複数のナースコール子機1とナースコール親機10とを備えて構成されている。ナースコール子機1は、患者のベッド近傍に設置される。一方、ナースコール親機10は、医療従事者が常駐しているナースステーションに設置される。なお、ナースコール子機1とナースコール親機10との間には、実際には制御機、廊下灯などが接続されるが、図1では図示を省略している。
【0014】
ナースコール子機1は、子機制御部2、呼出操作部3、子機インターフェース4、会話操作部5、会話許可操作部6、子機報知部7、子機通話部8を備えて構成されている。また、ナースコール親機10は、制御部11、インターフェース12、記憶部13、報知部14、応答操作部15、通話部16、表示部17を備えて構成されている。
【0015】
まず、ナースコール子機1の各構成要素について説明する。ナースコール子機1の子機制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。呼出操作部3は、ボタンなどの操作部により構成されており、患者が医療従事者を呼び出す際に操作される。
【0016】
子機インターフェース4は、ナースコール子機1とナースコール親機10とを接続して通信を行うためのものであり、ナースコール子機1からナースコール親機10へ各種信号を出力するとともに、ナースコール親機10からナースコール子機1へ各種信号を入力する。
【0017】
ここで、呼出操作部3が操作されると、子機制御部2は呼出信号を生成する。子機制御部2にて生成された呼出信号は、子機インターフェース4によりナースコール親機10へ出力される。また、呼出信号は、ナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報(例えば、ベッド番号など)を含む。
【0018】
会話操作部5は、患者が寂しさを紛らわしたり、退屈しのぎをしたりしようとして、他の患者との会話を希望した場合に操作するもので、ボタンなどの操作部により構成されている。会話操作部5が操作されると、子機制御部2は会話希望信号を生成する。子機制御部2にて生成された会話希望信号は、子機インターフェース4によりナースコール親機10へ出力される。また、会話希望信号にも上述した子機識別情報が含まれる。
【0019】
会話許可操作部6は、他の患者との会話を希望している患者との会話を許可する際に操作されるものであり、ボタンなどの操作部により構成されている。時間的に余裕があったり、精神的に余裕があったりする患者は、会話許可操作部6を操作することで、他の患者との会話を待つ状態となる。ここで、会話許可操作部6を再度操作することなどにより、会話を許可する状態から会話を許可しない状態へと切り替わる。
【0020】
会話許可操作部6が操作されると、子機制御部2は会話許可信号を生成する。子機制御部2にて生成された会話許可信号は、子機インターフェース4によりナースコール親機10へ出力される。また、会話許可信号にも上述した子機識別情報が含まれる。また、この状態で会話許可操作部6が操作されると、子機制御部2は会話許可取消信号を生成する。子機制御部にて生成された会話許可取消信号は、子機インターフェース4によりナースコール親機10へ出力される。また、会話許可取消信号にも上述した子機識別情報が含まれる。
【0021】
子機報知部7は、スピーカーや表示装置などにより構成されており、他のナースコール子機1からの呼び出しがあった際に、報知音を出力したり、報知を示す表示を行ったりする。子機通話部8は、周囲の音声を入力して音声信号に変換するマイクロホン、および、子機インターフェース4が外部から入力した音声信号を音声に変換して周囲に出力するスピーカーにより構成されている。ここで、子機通話部8は、ナースコール子機1とナースコール親機10との間で通話路が形成された場合、または、ナースコール子機1と他のナースコール子機1との間で通話路が形成された場合に動作する。なお、子機通話部8のスピーカーと子機報知部7のスピーカーとを兼用しても良い。
【0022】
次に、ナースコール親機10の各構成要素について説明する。ナースコール親機10の制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。インターフェース12は、ナースコール親機10とナースコール子機1とを接続して通信を行うためのものであり、ナースコール親機10からナースコール子機1へ各種信号を出力するとともに、ナースコール子機1からナースコール親機10へ各種信号を入力する。
【0023】
記憶部13は、ナースコール子機1の子機識別情報と、そのナースコール子機1を使用している患者の氏名を示す患者情報とを関連付けて記憶している。これにより、呼び出しを行ったり、他の患者との会話を希望したり、他の患者との会話を許可したりしている患者が誰であるのかを特定することができる。なお、子機識別情報と患者情報とを関連付けて記憶部13に記憶することは必須ではない。また、記憶部13は、ナースコール子機1がどのような状態であるのか、換言すると、患者が他の患者との会話を許可しているのか否かを記憶している。
【0024】
報知部14は、スピーカーや表示装置などにより構成されており、ナースコール子機1からの呼び出しがあった際に、報知音を出力したり、報知を示す表示を行ったりする。インターフェース12が呼出信号を入力すると、制御部11は、記憶部13を参照して、呼出信号に含まれる子機識別情報に関連付けて記憶されている患者情報を抽出する。そして、制御部11は、報知部14を動作させ、報知部14はスピーカーから報知音を出力するとともに、制御部11が抽出した患者情報とともに報知が行われていることを表示装置に表示する。
【0025】
応答操作部15は、報知部14が動作している状態で操作可能となり、応答操作部15を操作することで、制御部11は報知部14の動作を停止させるとともに、呼出信号に含まれる子機識別情報によって特定されるナースコール子機1との間で通話路を形成する。
【0026】
通話部16は、周囲の音声を入力して音声信号に変換するマイクロホン、および、インターフェース12が外部から入力した音声信号を音声に変換して周囲に出力するスピーカーにより構成されている。ここで、通話部16は、ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成された場合に動作する。なお、通話部16のスピーカーと報知部14のスピーカーとを兼用しても良い。
【0027】
表示部17は、会話操作部5が操作されたナースコール子機1の子機識別情報に関連付けて記憶部13に記憶されている患者情報を表示する。なお、この患者情報に加えて、会話許可操作部6が操作されたナースコール子機の子機識別情報に関連付けて記憶部13に記憶されている患者情報を表示部17に表示するようにしても良いし、会話操作部5の操作に対して通話を行っているナースコール子機1の子機識別情報に関連付けて記憶部13に記憶されている患者情報を表示するようにしても良い。
【0028】
このように構成されたナースコールシステムは次のように動作する。まず、ナースコール子機1を使用する患者は、自分の状態に応じて、他の患者と会話したいか否かを判断する。そして、他の患者と会話したいと思った場合に、患者は、積極的に会話を行うか、他の患者の話を聞くのかを選択する。ここで、他の患者の話を聞くだけで良いと思った場合、患者は会話許可操作部6を操作する。すると、子機制御部2は会話許可信号を生成し、子機インターフェース4は子機制御部2にて生成された会話許可信号をナースコール親機10へ出力する。
【0029】
ナースコール親機10では、インターフェース12が会話許可信号を入力し、制御部11が会話許可信号を記憶部13に記憶させる。これにより、会話許可操作部6を操作したナースコール子機1について、他のナースコール子機1からの会話の希望を受けられると判断する。また、この状態で、ナースコール子機1の会話許可操作部6が操作されると、子機制御部2は、会話許可取消信号を生成し、子機インターフェース4は、子機制御部2にて生成された会話許可取消信号をナースコール親機10へ出力する。
【0030】
ナースコール親機10では、インターフェース12が会話許可取消信号を入力し、制御部11が会話許可取消信号を記憶部13に記憶させる。これにより、会話許可操作部6を再び操作したナースコール子機1について、他のナースコール子機1からの会話の希望を受けられないと判断する。
【0031】
一方、患者が積極的に他の患者と会話を行いたいと思った場合には、患者は会話操作部5を操作する。すると、子機制御部2は会話希望信号を生成し、子機インターフェース4は、子機制御部2にて生成された会話希望信号をナースコール親機10へ出力する。
【0032】
ナースコール親機10では、インターフェース12が会話希望信号を入力する。制御部11は、会話希望信号に含まれる子機識別情報を抽出するとともに、記憶部13を参照して、抽出した子機識別情報と、会話許可信号が記憶されている子機識別情報とを比較する。制御部11は、会話希望信号を出力したナースコール子機1と同じ病室にあるナースコール子機1を除いて、会話許可信号を出力したナースコール子機1に対して会話希望信号を出力する。
【0033】
会話希望信号を入力したナースコール子機1では、子機制御部2が子機報知部7を動作させる。この状態で、患者が会話操作部5を操作すると、子機制御部2は会話希望信号を生成し、子機インターフェース4は子機制御部2にて生成された会話希望信号をナースコール親機10へ出力する。この会話希望信号を入力したナースコール親機では、制御部11が最初に会話希望信号を出力したナースコール子機1と次に会話希望信号を出力したナースコール子機1との間で通話路を形成する。
【0034】
すると、最初に会話操作部5を操作したナースコール子機1と、会話希望信号の入力を受けて子機報知部7が動作したことに対して会話操作部5を操作したナースコール子機1との間で通話路が形成される。これにより、患者同士の会話が可能となる。
【0035】
なお、本実施形態では、会話希望信号の入力を受けて子機報知部7が動作したことに対して会話操作部5が操作された場合に、ナースコール子機1間の通話路が形成されているが、これに限定されない。例えば、会話希望信号の入力を受けて子機報知部7が動作したことに対して会話許可操作部6が操作された場合に、ナースコール子機1間の通話路が形成されるようにしても良いし、別途設けた子機応答操作部の操作によりナースコール子機1間の通話路を形成するようにしても良い。
【0036】
また、会話許可操作部6が操作されて、会話許可信号を出力していたナースコール子機1が複数存在する場合には、それらのナースコール子機1の子機報知部7を略同時に動作させるようにしても良いし、あるナースコール子機1の子機報知部7を動作させて、応答が無いまま所定時間が経過した場合に次のナースコール子機1の子機報知部7を動作させるようにしても良い。
【0037】
図2は、本実施形態によるナースコール子機1の状態例を示す図である。同図によれば、会話許可操作部6が操作されているナースコール子機1として、子機識別情報「101−1」、「101−2」、「102−3」、「102−4」によって特定されるナースコール子機1が存在している。
【0038】
この状態で、子機識別情報「101−1」により特定されるナースコール子機1の会話操作部5が操作されると、同じ子機識別情報「101−1」のナースコール子機1では報知が行われることはない。また、同じ部屋に設置されている、子機識別情報「101−2」により特定されるナースコール子機1でも報知が行われることはない。
【0039】
また、同じ部屋に設置されており、会話許可操作部6も操作されていない、子機識別情報「101−3」、「101−4」により特定されるナースコール子機1でも報知が行われることはない。
【0040】
また、異なる部屋に設置されているものの、会話許可操作部6が操作されていない、子機識別情報「102−1」、「102−2」により特定されるナースコール子機1でも報知が行われない。
【0041】
また、異なる部屋に設置されていて、会話許可操作部6が操作されていた、子機識別情報「102−3」、「102−4」により特定されるナースコール子機1では報知が行われる。これらのナースコール子機1のうち何れかで応答が行われると、ナースコール子機1間の通話路が形成されるようになる。
【0042】
このように、本実施形態では、会話許可操作部6の操作により他の患者と会話をしても良いと思っている患者のうち、同じ部屋の患者については対象外としている。この理由は、同じ部屋で会話を行った場合、相手を容易に特定することができるため、患者のプライバシーに配慮して対象外としている。
【0043】
以上詳しく説明したように、本実施形態のナースコールシステムでは、話し相手を募集する際に操作する会話操作部と、話し相手になっても良い場合に操作する会話許可操作部6とをナースコール子機1に設け、この会話操作部5が操作されると、会話許可操作部6を操作しているナースコール子機1のうち、会話操作部5が操作されたナースコール子機1が設置されている病室以外の病室に設置されているナースコール子機1に報知を行わせ、この報知に対して応答したナースコール子機1との間で通話路を形成するようにしている。
【0044】
これにより、患者が寂しさを紛らわしたり、退屈しのぎをしたりしようとして、会話を希望した場合に、話し相手になっても良いと考えている患者が話し相手になるため、医療従事者が会話の相手にならなくても、患者ができるだけ会話を実現することができる。
【0045】
なお、前述した実施形態では、会話操作部5を操作したナースコール子機1との間で通話路が形成されるのはナースコール子機1のみであるが、これに限定されない。例えば、ナースコール親機10でも応答できるようにしても良い。ただし、ナースコール親機10による応答は、医療従事者に時間の余裕がある場合に限定されると考えられる。
【0046】
また、前述した実施形態では、患者が会話操作部5を操作した場合に、会話の相手になる患者は、同じ病室ではなく、会話許可操作部6を操作している患者が会話の対象者となるが、これに限定されない。例えば、患者と同性の患者に限定したり、異性の患者に限定したり、ある年齢層の患者に限定したりすることで、ある程度患者に話が合うであろう患者を絞り込むようにしても良い。この場合、これらの条件を選択する操作をナースコール子機1またはナースコール親機10にて行う必要がある。
【0047】
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0048】
1 ナースコール子機
2 子機制御部
3 呼出操作部
4 子機インターフェース
5 会話操作部
6 会話許可操作部
7 子機報知部
8 子機通話部
10 ナースコール親機
11 制御部
12 インターフェース
13 記憶部
14 報知部
15 応答操作部
16 通話部
17 表示部
図1
図2