【文献】
できるシリーズ編集部,Facebook スマートに使いこなす基本&活用ワザ200 [2012年 増補改訂版] 初版,日本,株式会社インプレスジャパン 土田 米一,2012年 4月 1日,第1版,p.98-99,ISBN 978-4-8443-3180-3
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および2に記載の技術は、ユーザ自身が友人関係を構築したことに対して、インセンティブを付与するものであるため、アプリの友人関係を拡張することはできるが、密にすることができないという問題点があった。また、Facebookの「友人を紹介する」機能では、ユーザ自身の友人同士を結びつけることはできるが、ユーザ自身にはなんらメリットはないために、活発におこなわれていないという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑み、利用ユーザが自身の友人の友人関係の構築を仲介した際に、利用ユーザに対してインセンティブを付与する仲介装置、仲介ユーザ端末、仲介方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0008】
(1) 本発明は、アプリケーションやWebを利用したサービス内またはサービス間における、ユーザ間の友人関係の構築を仲介する仲介装置であって、前記サービス内におけるユーザ間の友人関係を記憶する関係記憶手段(例えば、
図2の関係記憶部120)と、
サービスの活性化に貢献するユーザの活動履歴を記憶する活動履歴記憶手段(例えば、図2の活動履歴記憶部140)と、前記ユーザ間の友人関係の構築を仲介する仲介ユーザから、当該仲介の申請要求を受け付ける申請要求受付手段(例えば、
図2の申請要求受付部110)と、前記申請要求を受け付けたことに応じて、前記関係記憶手段を参照して、前記仲介ユーザと友人関係にあるユーザからなる友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を対応付けた仲介友人リストを抽出する仲介友人リスト抽出手段(例えば、
図2の仲介友人リスト抽出部130)と、
前記活動履歴記憶手段を参照して、抽出された前記仲介友人リストの各ユーザに優先順位を付与するユーザ優先順位付与手段(例えば、図2のユーザ優先順位付与部150)と、抽出された
前記仲介友人リスト
と、当該仲介友人リストの各ユーザに前記ユーザ優先順位付与手段で付与された前記優先順位と、を前記仲介ユーザに提供する仲介友人リスト提供手段(例えば、
図2の仲介友人リスト提供部160)と、前記仲介友人リストの中から前記仲介ユーザが選択した、前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を受け付ける友人候補受付手段(例えば、
図2の友人候補受付部170)と、前記友人候補受付手段で受け付けた前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士から友人候補ペアを特定する友人候補ペア特定手段(例えば、
図2の友人候補ペア特定部180)と、前記友人候補ペア特定手段で特定された友人候補ペアに友人関係の構築を求める構築要求を送信する構築要求送信手段(例えば、
図2の構築要求送信部190)と、前記友人候補ペアの両方からの前記構築要求に対する応答が、当該構築要求を承認したことを示す場合には、前記友人候補ペアの友人関係が構築されるように、前記関係記憶手段を更新する更新手段(例えば、
図2の更新部200)と、前記関係記憶手段が更新されたことに応じて、インセンティブを前記仲介ユーザに付与するインセンティブ付与手段(例えば、
図2のインセンティブ付与部210)と、を備える仲介装置を提案している。
【0009】
したがって、友人関係構築の仲介に対してインセンティブを付与する
とともに、サービスの活性化に対する貢献度に基づいて友人関係構築を推奨する順番を優先順位として仲介ユーザに提供することにより、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介を誘発でき、また、友人からの仲介を受けることで友人関係を構築しやすくすることができる。また、ユーザ自身の友人同士の友人関係構築が構築されやすくなることで、友人関係を拡張するとともに友人関係のつながりを密にすることができる。
【0010】
(2) 本発明は、(1)の仲介装置について、
前記インセンティブ付与手段が、前記友人関係が構築されるように前記関係記憶手段が更新された友人候補ペアの各ユーザに前記ユーザ優先順位付与手段で付与された優先順位に応じて、前記仲介ユーザに付与するインセンティブを決定することを特徴とする仲介装置を提案している。
【0011】
したがって、
仲介ユーザが仲介したことで友人関係を構築した友人ユーザに付けられた、友人関係構築を推奨する順番である優先順位に応じて、仲介ユーザのインセンティブを決定することができるので、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介を誘発することができる。
【0012】
(3) 本発明は、(
1)の仲介装置について、
前記友人候補ペア特定手段が、抽出された前記仲介友人リストから、前記友人候補ペアを特定することを特徴とする仲介装置を提案している。
【0013】
したがって、
仲介ユーザが友人関係構築の仲介を行う、友人ユーザのペアを自動的に作成することができる。
【0014】
(4) 本発明は、(
3)の仲介装置について、
前記活動履歴記憶手段(例えば、図5の活動履歴記憶部140)を参照して、特定された友人候補ペアに優先順位を付与するペア優先順位付与手段(例えば、図5のペア優先順位付与部270)と、前記優先順位が付与された友人候補ペアを、前記仲介ユーザに提供する友人候補ペア提供手段(例えば、図5の友人候補ペア提供部280)と、前記友人候補ペアの中から前記仲介ユーザが選択した友人候補ペアの受け付ける友人候補ペア受付手段(例えば、図5の友人候補ペア受付部290)と、を備えることを特徴とする仲介装置を提案している。
【0015】
したがって、
サービスの活性化に対する貢献度に基づいて、友人関係構築の仲介を推奨する順番を優先順位として友人候補ペアに付与することにより、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介を誘発することができる。
【0016】
(5) 本発明は、(4)の仲介装置について、
前記インセンティブ付与手段が、前記友人関係が構築されるように前記関係記憶手段が更新された友人候補ペアに前記ペア優先順位付与手段で付与された優先順位に応じて、前記仲介ユーザに付与するインセンティブを決定することを特徴とする仲介装置を提案している。
【0017】
したがって、
仲介ユーザが仲介したことで友人関係を構築したペアに付けられた、友人関係構築の仲介を推奨する順番である優先順位に応じて、仲介ユーザのインセンティブを決定することができるので、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介を誘発することができる。
【0018】
(6) 本発明は、
(1)から(5)の仲介装置について、
前記仲介ユーザおよび前記友人候補ペアと友人関係にあるユーザを、仲介支援ユーザとして、前記関係記憶手段から抽出する仲介支援ユーザ抽出手段(例えば、図2の仲介支援ユーザ抽出部240)と、抽出された仲介支援ユーザに前記友人候補ペアの仲介支援の承認要求を送信する仲介要求手段(例えば、図2の仲介要求部250)と、前記承認要求に応じて、前記友人候補ペアの仲介支援が前記仲介支援ユーザから承認された場合に、前記仲介支援ユーザを当該友人候補ペアに通知する仲介支援ユーザ通知手段(例えば、図2の仲介支援ユーザ通知部260)と、を備え、前記インセンティブ付与手段が、前記関係記憶手段が更新されたことに応じて、インセンティブを前記仲介支援ユーザに付与することを特徴とする仲介装置を提案している。
【0019】
したがって、
仲介ユーザおよび友人候補ペアと友人関係にあるユーザにインセンティブを付与することで仲介の支援を促すことができるとともに、友人候補ペアは複数ユーザが仲介を支援していることが通知されることで、より友人関係を構築しやすくすることができる。
【0020】
(7) 本発明は、(1)から(6)の仲介装置について、
前記インセンティブ付与手段が、前記友人関係が構築されるように前記関係記憶手段が更新された友人候補ペアに、インセンティブを付与することを特徴とする仲介装置を提案している。
【0021】
したがって、
友人関係の構築が仲介されたユーザにもインセンティブを付与することにより、仲介ユーザによって仲介された友人関係を受け入れやすくする。
【0022】
(8) 本発明は、
アプリケーションやWebを利用したサービス内またはサービス間における、ユーザ間の友人関係の構築を仲介する仲介ユーザの端末であって、前記仲介ユーザと友人関係にあるユーザからなる友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を対応付けた仲介友人リストを作成し、当該仲介友人リストの各ユーザにサービスの活性化に貢献する活動履歴に応じた優先順位を付与する仲介装置と接続され、前記ユーザ間の友人関係の構築を仲介することを申請する申請要求を送信する申請要求送信手段(例えば、図3の申請要求送信部310)と、前記仲介装置から、前記仲介友人リストと、当該仲介友人リストの各ユーザの優先順位とを取得する仲介友人リスト取得手段(例えば、図3の仲介友人リスト取得部320)と、前記仲介友人リストの中から前記仲介ユーザが選択した、前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を送信する友人候補送信手段(例えば、図3の友人候補送信部330)と、前記友人候補送信手段で送信した前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士から前記仲介装置で特定された友人候補ペアの友人関係が構築された否かの結果を受信する結果受信手段(例えば、図3の結果受信部340)と、を備えることを特徴とする仲介ユーザ端末を提案している。
【0023】
したがって、
ユーザ自身の友人同士の友人関係が構築しやすいように、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介をすることができる。また、ユーザ自身の友人同士の友人関係構築が構築されやすくなることで、友人関係を拡張するとともに友人関係のつながりを密にすることができる。
【0024】
(9) 本発明は、アプリケーションやWebを利用したサービス内またはサービス間における、ユーザ間の友人関係の構築を仲介する仲介装置
における仲介方法であって、前記仲介装置が、前記サービス内におけるユーザ間の友人関係を記憶する関係記憶手段、サービスの活性化に貢献するユーザの活動履歴を記憶する活動履歴記憶手段、ユーザ優先順位付与手段、申請要求受付手段、仲介友人リスト抽出手段、仲介友人リスト提供手段、友人候補受付手段、友人候補ペア特定手段、構築要求送信手段、更新手段、およびインセンティブ付与手段を備え、前記申請要求受付手段が、前記ユーザ間の友人関係の構築を仲介する仲介ユーザから、当該仲介の申請要求を受け付ける第1のステップ(例えば、図4のステップS102)と、前記仲介友人リスト抽出手段が、前記申請要求を受け付けたことに応じて、前記関係記憶手段を参照して、前記仲介ユーザと友人関係にあるユーザからなる友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を対応付けた仲介友人リストを抽出する第2のステップ(例えば、図4のステップS103)と、前記ユーザ優先順位付与手段が、前記活動履歴記憶手段を参照して、抽出された前記仲介友人リストの各ユーザに優先順位を付与する第3のステップと、前記仲介友人リスト提供手段が、抽出された前記仲介友人リストと、当該仲介友人リストの各ユーザに前記第3のステップで付与された前記優先順位と、を前記仲介ユーザに提供する第4のステップ(例えば、図4のステップS104)と、前記友人候補受付手段が、前記第4のステップで提供された前記仲介友人リストの中から前記仲介ユーザが選択した、前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を受け付ける第5のステップ(例えば、図4のステップS107)と、前記友人候補ペア特定手段が、前記第5のステップで受け付けた前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士から友人候補ペアを特定する第6のステップ(例えば、図4のステップS108)と、前記構築要求送信手段が、前記第6のステップで特定した友人候補ペアに友人関係の構築を求める構築要求を送信する第7のステップ(例えば、図4のステップS109)と、前記更新手段が、前記友人候補ペアの両方からの前記構築要求に対する応答が、当該構築要求を承認したことを示す場合には、前記友人候補ペアの友人関係が構築されるように、前記関係記憶手段を更新する第8のステップ(例えば、図4のステップS110、S111)と、前記インセンティブ付与手段が、前記関係記憶手段が更新されたことに応じて、インセンティブを前記仲介ユーザに付与する第9のステップ(例えば、図4のステップS112)と、を含む仲介方法を提案している。
【0025】
したがって、
友人関係構築の仲介に対してインセンティブを付与するとともに、サービスの活性化に対する貢献度に基づいて友人関係構築を推奨する順番を優先順位として仲介ユーザに提供することにより、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介を誘発でき、また、友人からの仲介を受けることで友人関係を構築しやすくすることができる。また、ユーザ自身の友人同士の友人関係構築が構築されやすくなることで、友人関係を拡張するとともに友人関係のつながりを密にすることができる。
【0026】
(10) 本発明は、アプリケーションやWebを利用したサービス内またはサービス間における、ユーザ間の友人関係の構築を仲介する仲介装置における仲介方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記仲介装置が、前記サービス内におけるユーザ間の友人関係を記憶する関係記憶手段、
サービスの活性化に貢献するユーザの活動履歴を記憶する活動履歴記憶手段、ユーザ優先順位付与手段、申請要求受付手段、仲介友人リスト抽出手段、仲介友人リスト提供手段、友人候補受付手段、友人候補ペア特定手段、構築要求送信手段、更新手段、およびインセンティブ付与手段を備え、前記申請要求受付手段が、前記ユーザ間の友人関係の構築を仲介する仲介ユーザから、当該仲介の申請要求を受け付ける第1のステップ(例えば、
図4のステップS102)と、前記仲介友人リスト抽出手段が、前記申請要求を受け付けたことに応じて、前記関係記憶手段を参照して、前記仲介ユーザと友人関係にあるユーザからなる友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を対応付けた仲介友人リストを抽出する第2のステップ(例えば、
図4のステップS103)と、
前記ユーザ優先順位付与手段が、前記活動履歴記憶手段を参照して、抽出された前記仲介友人リストの各ユーザに優先順位を付与する第3のステップと、前記仲介友人リスト提供手段が、抽出された
前記仲介友人リスト
と、当該仲介友人リストの各ユーザに前記第3のステップで付与された前記優先順位と、を前記仲介ユーザに提供する第
4のステップ(例えば、
図4のステップS104)と、前記友人候補受付手段が、前記第
4のステップで提供された前記仲介友人リストの中から前記仲介ユーザが選択した、前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士を受け付ける第
5のステップ(例えば、
図4のステップS107)と、前記友人候補ペア特定手段が、前記第
5のステップで受け付けた前記友人グループ内で友人関係にないユーザ同士から友人候補ペアを特定する第
6のステップ(例えば、
図4のステップS108)と、前記構築要求送信手段が、前記
第6のステップで特定した友人候補ペアに友人関係の構築を求める構築要求を送信する第
7のステップ(例えば、
図4のステップS109)と、前記更新手段が、前記友人候補ペアの両方からの前記構築要求に対する応答が、当該構築要求を承認したことを示す場合には、前記友人候補ペアの友人関係が構築されるように、前記関係記憶手段を更新する第
8のステップ(例えば、
図4のステップS110、S111)と、前記インセンティブ付与手段が、前記関係記憶手段が更新されたことに応じて、インセンティブを前記仲介ユーザに付与する第
9のステップ(例えば、
図4のステップS112)と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0027】
したがって、友人関係構築の仲介に対してインセンティブを付与する
とともに、サービスの活性化に対する貢献度に基づいて友人関係構築を推奨する順番を優先順位として仲介ユーザに提供することにより、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介を誘発でき、また、友人からの仲介を受けることで友人関係を構築しやすくすることができる。また、ユーザ自身の友人同士の友人関係構築が構築されやすくなることで、友人関係を拡張するとともに友人関係のつながりを密にすることができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、友人関係構築の仲介に対してインセンティブを付与することによって、友人関係構築の仲介を誘発することができ、また、友人からの仲介を受けることで友人関係を構築しやすくすることができる。また、ユーザ自身の友人同士の友人関係構築が構築されやすくなることで、友人関係を拡張するとともに友人関係のつながりを密にすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0033】
<第1の実施形態>
<仲介システムの機能構成>
図1は、本発明の実施形態に係る仲介システム1の機能構成を示す図である。仲介システム1は、アプリケーション(以下、アプリという)やWebを利用したサービス内またはサービス間における、ユーザ間の友人関係構築を仲介するシステムであって、仲介装置10と、ユーザ端末20とから構成される。ここで、アプリを利用したサービスとは、例えば、ユーザ端末20上で動作するオンラインゲームであって、Webを利用したサービスとは、例えば、Web上で動作するFacebookである。以下、アプリを利用したサービスの場合について説明するが、Webを利用したサービスについても同様である。
【0034】
仲介装置10は、アプリ内またはアプリ間での友人関係構築の仲介をすることができる装置であって、アプリを提供するサーバ内に備えられてもよいし、アプリを提供するサーバと接続されていてもよい。
【0035】
ユーザ端末20には、
図1の示すように、仲介ユーザ端末30と被仲介ユーザ端末40とが含まれる。仲介ユーザ端末30は、友人関係構築の仲介を行うユーザ(以下、仲介ユーザという)の端末である。一方、被仲介ユーザ端末40は、仲介ユーザに友人関係構築の仲介を受けるユーザの端末である。なお、仲介ユーザ端末30、および被仲介ユーザ端末40は複数台であってもよい。
【0036】
<仲介装置の機能構成>
図2は、本発明の実施形態に係る仲介装置10の機能構成を示す図である。仲介装置10は、
図2に示すように、申請要求受付部110、関係記憶部120、仲介友人リスト抽出部130、活動履歴記憶部140、ユーザ優先順位付与部150、仲介友人リスト提供部160、友人候補受付部170、友人候補ペア特定部180、構築要求送信部190、更新部200、インセンティブ付与部210、結果送信部220、履歴記憶部230、仲介支援ユーザ抽出部240、仲介要求部250、および仲介支援ユーザ通知部260を備える。
【0037】
申請要求受付部110は、仲介ユーザの端末である仲介ユーザ端末30から、仲介の申請要求を受け付ける。申請要求受付部110は、仲介の申請要求とともに、仲介ユーザがプレイ中のアプリのユーザ名やユーザIDを少なくとも取得する。仲介ユーザがプレイ中のアプリのユーザ名やユーザIDとともに、仲介ユーザがアカウントを有しているアプリのユーザIDを取得してもよい。
【0038】
関係記憶部120は、アプリにおける友人関係を記憶する。関係記憶部120には、友人関係にあるユーザ同士が対応付けて記憶され、例えば、ユーザAと、ユーザBおよびユーザCとが友人関係にある場合には、「ユーザA:ユーザB」「ユーザA:ユーザC」として記憶される。また、関係記憶部120は、複数のアプリの友人関係を記憶する場合には、アプリ毎に、友人関係を記憶する。
【0039】
仲介友人リスト抽出部130は、申請要求受付部110が申請要求を受け付けたことに応じて、仲介ユーザと友人関係にあるユーザを関係記憶部120から抽出して、仲介ユーザの友人グループを作成する。以下、友人グループに含まれるユーザを友人ユーザという。そして、仲介友人リスト抽出部130は、作成した友人グループに含まれる友人ユーザ同士の友人関係の有無を、関係記憶部120を参照して判定し、友人関係にないユーザ同士を対応付けた仲介友人リストを抽出する。
【0040】
友人ユーザX,Y,Zを含む友人グループが作成された場合における、仲介友人リストの抽出例を説明する。まず、仲介友人リスト抽出部130は、友人ユーザX,Y,Zそれぞれの組み合わせを順に友人関係の有無を判定する。
【0041】
仲介友人リスト抽出部130は、友人関係がある組み合わせがないまま、友人ユーザX,Y,Zそれぞれの全組み合わせを判定し終わった場合には、「ユーザX,Y,Z」を仲介友人リストに含める。このとき、友人ユーザX,Y、友人ユーザX,Z、および友人ユーザY,Zにも友人関係がないので、「ユーザX,Y」、「ユーザX,Z」、「ユーザY,Z」も仲介友人リストに含める。
【0042】
一方、友人関係がある組み合わせがあった場合には、次に、仲介友人リスト抽出部130は、友人ユーザX,Y、友人ユーザX,Z、および友人ユーザY,Zそれぞれについて、友人関係の有無を判定する。仲介友人リスト抽出部130は、友人関係にないと判定した組み合わせがあった場合には、友人関係がないと判定した組み合わせを友人ユーザX,Zとすると、「ユーザX,Z」を仲介友人リストに含める。
【0043】
友人ユーザX,Y、友人ユーザX,Z、および友人ユーザY,Zいずれにも友人関係があると判定された場合には、仲介友人リスト抽出部130は、空のリストを抽出する。
【0044】
活動履歴記憶部140は、アプリサーバから取得した、アプリの活性化に貢献するユーザの活動履歴を記憶する。ユーザの活動履歴には、具体的には、ユーザIDに対応つけられて、アプリのプレイ時間、友人数、他のユーザとのコミュニケーション頻度、アプリ内で実施されるイベントへの参加度等が挙げられる。
【0045】
ユーザ優先順位付与部150は、活動履歴記憶部140に記憶されている活動履歴に基づいて、仲介友人リスト抽出部130で抽出された仲介友人リストの各ユーザの優先順位を決定し、仲介友人リストに付与する。ここで、優先順位は、アプリを提供する事業者が、友人関係を構築させたい順番である。
【0046】
例えば、アプリを提供する事業者がアプリからの離脱率を低下させたい場合には、友人数が少なく、コミュニケーション頻度が低い友人ユーザの優先順位を高くする。一方、アプリの利用を活性化したい場合には、友人数が多く、コミュニケーション頻度が高い友人ユーザの優先順位を高くする。このように、友人関係を構築させる目的に応じて、優先順位を決定する判断材料として使用する活動履歴や判断基準を変えることができる。
【0047】
仲介友人リスト提供部160は、仲介友人リスト抽出部130で抽出された仲介友人リストを仲介ユーザ端末30に提供する。仲介友人リスト提供部160は、ユーザ優先順位付与部150で友人リストに優先順位が付与された場合には、優先順位が付与された仲介友人リストを仲介ユーザ端末30に提供する。仲介友人リスト提供部160は、仲介友人リスト抽出部130で抽出された仲介友人リストが空の場合には、仲介友人リストの代わりに、友人関係にないユーザがいない旨の通知を提供してもよい。
【0048】
友人候補受付部170は、仲介ユーザ端末30から、仲介ユーザが仲介友人リストから選択した複数のユーザを友人候補として受け付ける。
【0049】
友人候補ペア特定部180は、友人候補受付部170で仲介ユーザ端末30から受け付けた友人候補から友人候補ペアを特定する。友人候補ペア特定部180は、友人候補がユーザX,Y,Zである場合には、友人候補ペア特定部180は、ユーザX,Y、ユーザX,Z、およびユーザY,Zの3つの友人候補ペアを特定する。
【0050】
構築要求送信部190は、友人候補ペア特定部180で特定された友人候補ペアの端末(被仲介ユーザ端末40)それぞれに相手との友人関係の構築を求める構築要求を送信する。構築要求送信部190は、構築要求に、仲介ユーザの名前やID、仲介履歴等を含めてもよいし、相手のプロフィールやアカウントを有するアプリの情報等を含めてもよい。
【0051】
更新部200は、構築要求送信部190で構築要求が送信された友人候補ペアの端末(被仲介ユーザ端末40)両方からの構築要求に対する応答が、構築要求を承認したことを示す場合には、仲介成功と判断する。一方、友人候補ペアの端末(被仲介ユーザ端末40)からの構築要求に対する応答の少なくとも一方が、構築要求を承認しなかったことを示す場合には、仲介失敗と判断する。なお、更新部200は、構築要求に対する応答が所定時間以内にない場合には、構築要求を承認しなかったことを示す応答がされたとみなして、仲介失敗と判断する。
【0052】
更新部200は、仲介成功と判断した友人候補ペアについては、友人関係が構築されるように関係記憶部120を更新する。一方、仲介失敗と判断した友人候補ペアについては、友人関係は構築されないので関係記憶部120を更新しない。
【0053】
更新部200は、仲介ユーザ、友人候補ペア、構築要求が送信された時間、友人関係構築成功か友人関係構築失敗かを示す構築結果を含む仲介結果を作成する。友人関係構築成功は、関係記憶部120を更新した場合であり、友人関係構築失敗は、関係記憶部120を更新しなかった場合である。更新部200は、構築結果が友人関係構築成功である場合には、仲介結果を、インセンティブ付与部210に送信する。一方、構築結果が友人関係構築失敗である場合には、更新部200は、仲介結果を結果送信部220に送信するが、結果に関わらず仲介したことにインセンティブを付与する場合には仲介結果をインセンティブ付与部210に送信してもよい。
【0054】
インセンティブ付与部210は、仲介結果に含まれる友人関係構築結果に応じて、インセンティブを仲介ユーザに付与する。インセンティブ付与部210は、友人関係が構築された友人候補ペアにインセンティブを付与することもできる。インセンティブ付与部210は、インセンティブを付与した場合には、付与したインセンティブやインセンティブを付与した旨の通知を仲介結果に含める。
【0055】
インセンティブは、例えば、対象アプリで利用可能な通貨やアイテム、携帯通信事業者による、通信利用料や携帯端末購入代金への変換が可能なポイント、アプリ提供事業者等が運営するオンラインショッピングサイトで割引に利用可能なポイント、実際にある映画館やレジャー施設のチケットや割引クーポン、飲食店の割引クーポン等である。
【0056】
結果送信部220は、仲介ユーザ端末30に仲介結果を送信する。また、結果送信部220は、仲介結果を履歴記憶部230に記憶する。
【0057】
仲介支援ユーザ抽出部240は、仲介ユーザ、および友人候補ペア特定部180で特定された友人候補ペアと友人関係にあるユーザを、仲介支援ユーザとして、関係記憶部120から抽出する。仲介支援ユーザは複数であってもよい。
【0058】
仲介要求部250は、仲介支援ユーザ抽出部240で抽出された仲介支援ユーザに友人候補ペアの仲介支援の承認要求を送信する。承認要求には、仲介ユーザ、友人候補ペアの情報が少なくとも含まれる。
【0059】
仲介支援ユーザ通知部260は、仲介支援ユーザから、承認要求に応じて友人候補ペアの仲介支援を承認した旨の応答を受信した場合には、仲介支援を承認した仲介支援ユーザを友人候補ペアに通知する。仲介支援を承認した仲介支援ユーザを友人候補ペアに通知した後、仲介支援ユーザ通知部260は、インセンティブ付与部210に、仲介支援ユーザの情報を送信する。それにより、インセンティブ付与部210は、仲介結果に含まれる友人関係構築結果に応じて、仲介支援ユーザにもインセンティブを付与することができる。このように、他のユーザから仲介が支援されていることがわかることにより、友人関係を構築しやすくできる。
【0060】
一方、仲介支援ユーザ通知部260は、仲介支援ユーザから、承認要求に応じて友人候補ペアの仲介支援を承認しない旨の応答を受信した場合には、友人候補ペアに何も通知しなくてもよいし、仲介を支援していないユーザとして仲介支援ユーザを友人候補ペアに通知してもよい。他のユーザから仲介が支援されていないことがわかることにより、友人関係を構築するか否かの判断をしやすくすることもできる。
【0061】
<仲介ユーザ端末の機能構成>
図3に示すように、仲介ユーザ端末30は、申請要求送信部310、仲介友人リスト取得部320、友人候補送信部330、および結果受信部340を備える。
【0062】
申請要求送信部310は、アプリをプレイ中のユーザが、自身の友人の友人関係の構築の仲介をする旨の指示をしたことに応じて、ユーザ間の友人関係の構築を仲介することを申請する申請要求を送信する。また、アプリをプレイ中のユーザが、自身の友人全てが含まれる友人リストが必要となった際に、ユーザが友人リストの表示指示がされたことに応じて、申請要求送信部310は、友人リストの取得要求と併せて申請要求を送信する。
【0063】
ユーザが友人リストの表示指示を行うのは、例えば、以下のような場合である。ゲームのアプリをプレイ中に、敵を倒すといった他のユーザと協力しながら目的を達成する場合に、友人に協力を求めるときにユーザは友人リストの表示指示を行う。また、ユーザが自身の友人を確認したいときにユーザは友人リストの表示指示を行う。
【0064】
仲介友人リスト取得部320は、仲介装置10の仲介友人リスト提供部160から仲介友人リストを取得する。取得された仲介友人リストは、仲介ユーザ端末30の表示部(図示せず)に表示される。
【0065】
友人候補送信部330は、表示部に表示された仲介友人リストの中から仲介ユーザが選択した、複数のユーザを友人候補として送信する。例えば、仲介友人リストが、仲介ユーザの友人であるが互いには友人関係にないグループ「X,Y,Z」、ペア「X,Y」、ペア「X,Z」、ペア「Y,Z」を含んでいる場合には、仲介ユーザは、この4つのグループおよびペアの中から友人候補を選択する。
【0066】
結果受信部340は、仲介結果を仲介装置10から受信する。仲介結果から、友人候補送信部330で送信した友人候補から特定される友人候補ペアについての友人関係が構築されたか否かの結果や、自身に付与されたインセンティブの情報や、インセンティブが付与された否かを、仲介ユーザは知ることができる。
【0067】
<仲介処理フロー>
図4は、本発明の第1の実施形態に係る仲介システムの処理フローを示す図である。本処理は、アプリのプレイ中のユーザが、自身の友人の友人関係の構築の仲介をする旨の指示、または、友人リストの表示指示が仲介ユーザ端末30に入力されたことに応じて処理が開始する。
【0068】
まず、ステップS101において、申請要求送信部310は、仲介の申請要求を仲介装置10に送信する。
【0069】
次に、ステップS102において、申請要求受付部110は、仲介ユーザ端末30から、仲介の申請要求を受け付ける。
【0070】
次に、ステップS103において、仲介友人リスト抽出部130は、ステップS102で申請要求を受け付けたことに応じて、関係記憶部120を参照して、仲介ユーザの友人ユーザを含む友人グループを作成し、作成した友人グループの中から友人関係にないユーザ同士を対応付けた仲介友人リストを抽出する。
【0071】
次に、ステップS104において、仲介友人リスト提供部160は、仲介友人リスト抽出部130で抽出された仲介友人リストを仲介ユーザ端末30に提供する。
【0072】
次に、ステップS105において、仲介友人リスト取得部320は、仲介友人リスト提供部160から仲介友人リストを取得し、取得した仲介友人リストを表示部に表示する。
【0073】
次に、ステップS106において、友人候補送信部330は、ステップS105で表示部に表示された仲介友人リストの中から仲介ユーザが選択した、複数のユーザを友人候補として送信する。
【0074】
次に、ステップS107において、友人候補受付部170は、友人候補送信部330から、友人候補を受け付ける。
【0075】
次に、ステップS108において、友人候補ペア特定部180は、ステップS107で受け付けた友人候補から友人候補ペアを特定する。
【0076】
次に、ステップS109において、構築要求送信部190は、ステップS108で特定された友人候補ペアそれぞれに相手との友人関係の構築を求める構築要求を送信する。
【0077】
次に、ステップS110において、更新部200は、友人候補ペアの両方からの構築要求に対する応答が、構築要求を承認したことを示すか否かを判断する。両方からの応答が構築要求を承認したことを示す場合(YES)には、ステップS111に処理を進める。一方、応答の少なくとも一方が、構築要求を承認しなかったことを示す場合には、ステップS113に処理を進める。
【0078】
次に、ステップS111において、更新部200は、友人候補ペアの友人関係が構築されるように、関係記憶部120を更新し、仲介結果を作成する。なお、更新部200は、関係記憶部120を更新しなかった場合にも、仲介結果を作成する。
【0079】
次に、ステップS112において、インセンティブ付与部210は、関係記憶部120が更新された場合に、仲介結果に基づいてインセンティブを仲介ユーザに付与し、付与したインセンティブやインセンティブを付与した旨を仲介結果に含める。
【0080】
次に、ステップS113において、結果送信部220は、仲介結果を仲介ユーザ端末30に送信する。
【0081】
以上、説明したように、本実施形態によれば、友人関係構築の仲介に対してインセンティブを付与することによって、友人関係構築の仲介を誘発することができ、友人からの仲介を受けることで友人関係を構築しやすくすることができる。
【0082】
<第2の実施形態>
図5を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態における仲介装置は、友人関係を構築したペアの優先順位に応じて、仲介成立時に付与するインセンティブを決定する。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
【0083】
<仲介装置の機能構成>
図5に示すように、仲介装置11は、申請要求受付部110、関係記憶部120、仲介友人リスト抽出部130、友人候補ペア特定部181、活動履歴記憶部140、ペア優先順位付与部270、友人候補ペア提供部280、友人候補ペア受付部290、構築要求送信部190、更新部200、インセンティブ付与部211、結果送信部220、および履歴記憶部230を備える。
【0084】
友人候補ペア特定部181は、仲介友人リスト抽出部130で抽出された仲介友人リストから、友人候補ペアを特定する。
【0085】
ペア優先順位付与部270は、活動履歴記憶部140に記憶されている活動履歴に基づいて、友人候補ペア特定部181で特定された友人候補ペアの優先順位を決定し、友人候補ペアと優先順位とを対応付けた友人候補ペアリストを作成する。ここで、優先順位は、アプリを提供する事業者が、友人関係を構築させたい順番である。
【0086】
例えば、アプリを提供する事業者がアプリからの離脱率を低下させたい場合には、友人数が少ないユーザと友人数が多いユーザとのペアの優先順位を高くする、一方、アプリの利用を活性化したい場合には、コミュニケーション頻度が高いが友人数が少ないユーザと、ユーザ数は多いがコミュニケーション頻度が低いユーザとのペアの優先順位を高くする。このように、友人関係を構築させる目的に応じて、優先順位を決定する判断材料として使用する活動履歴や判断基準を変えることができる。
【0087】
友人候補ペア提供部280は、ペア優先順位付与部270で作成された友人候補ペアリストを、仲介ユーザ端末30に提供する。
【0088】
友人候補ペア受付部290は、友人候補ペア提供部280で提供した友人候補ペアリストの中に含まれる友人候補ペアの中から、仲介ユーザが選択した友人候補ペアを仲介ユーザ端末30から受け付ける。
【0089】
インセンティブ付与部211は、仲介結果に含まれる友人関係構築結果に応じて、インセンティブを仲介ユーザに付与する。インセンティブ付与部211は、友人関係が構築された友人候補ペアにインセンティブを付与することもできる。インセンティブ付与部211は、仲介ユーザ端末30や友人候補ペアの端末(被仲介ユーザ端末40)に付与したインセンティブや、インセンティブを付与した旨の通知を仲介結果に含める。
【0090】
インセンティブ付与部211は、仲介結果を参照して、友人関係が構築された友人候補ペアにペア優先順位付与部270で付与された優先順位に応じて、インセンティブを決定する。例えば、インセンティブ付与部211は、インセンティブに予め順位が付けられていて、優先順位に対応する順位のインセンティブを付与したり、ポイントやアプリ内の通貨をインセンティブとする場合には、予め設定された基準値に優先順位をかけることで算出したインセンティブを付与したりする。
【0091】
<仲介ユーザ端末の機能構成>
図6に示すように、仲介ユーザ端末31は、申請要求送信部310、友人候補ペア取得部350、友人候補ペア送信部360、および結果受信部340を備える。
【0092】
友人候補ペア取得部350は、仲介装置11から友人候補ペアを取得し、取得した友人候補ペアを表示部(図示せず)に表示する。
【0093】
友人候補ペア送信部360は、表示部に表示された友人候補ペアの中から、仲介ユーザが選択した友人候補ペアを仲介装置11に送信する。
【0094】
以上、説明したように、本実施形態によれば、友人候補ペアに、アプリを提供する事業者が友人関係を構築させたい順番である優先順位を付与することで、仲介ユーザに友人関係を構築させたい友人候補ペアを知らせることができる。また、優先順位に応じて、仲介ユーザのインセンティブを決定することにより、アプリを提供する事業者が友人関係を構築させたい友人候補ペア、すなわち、アプリにとって有効な友人関係構築の仲介を仲介ユーザに誘発することができる。
【0095】
なお、仲介システムの処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された仲介システムに読み込ませ、実行することによって本発明の仲介システムを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
【0096】
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0097】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0098】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。