特許第6223566号(P6223566)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6223566移動端末のアプリケーションを処理する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6223566
(24)【登録日】2017年10月13日
(45)【発行日】2017年11月1日
(54)【発明の名称】移動端末のアプリケーションを処理する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/445 20060101AFI20171023BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20171023BHJP
【FI】
   G06F9/06 650A
   G06F3/048
【請求項の数】7
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-526133(P2016-526133)
(86)(22)【出願日】2014年11月19日
(65)【公表番号】特表2016-539409(P2016-539409A)
(43)【公表日】2016年12月15日
(86)【国際出願番号】CN2014091666
(87)【国際公開番号】WO2015074565
(87)【国際公開日】20150528
【審査請求日】2016年4月25日
(31)【優先権主張番号】5328/CHE/2013
(32)【優先日】2013年11月19日
(33)【優先権主張国】IN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】スリニバサン,ウメシュ
(72)【発明者】
【氏名】ラーカル,ヒマンシュー
【審査官】 石川 亮
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第102137180(CN,A)
【文献】 特開2006−313486(JP,A)
【文献】 特開2008−118346(JP,A)
【文献】 特開2007−200243(JP,A)
【文献】 特開2013−161412(JP,A)
【文献】 Instructions guide Methodic app.,Methodic,2013年10月19日,URL,http://web.archive.org/web/20131019151004/http://methodicapp.com/instructions-guide-methodic-app.asp
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 9/445
G06F 3/048
G06F11/34
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動端末のアプリケーションを処理する方法であって、
ディスプレイインタフェースを生成するステップであって、前記ディスプレイインタフェースはユーザ習慣リストを有し、前記ユーザ習慣リストは少なくとも1つのユーザ習慣オプションを有し、前記ユーザ習慣オプションはアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する、生成するステップと、
ユーザにより入力された第1の操作コマンドを受信し、前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションを決定するステップと、
前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのコンテンツ情報を解析し、前記コンテンツ情報に対応するコンテンツをアプリケーションに実行させるため、前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのアプリケーション情報により示される前記アプリケーションをトリガするステップと、
を有する方法であって、
前記ディスプレイインタフェースを生成するステップの前に、当該方法は更に、
前記ユーザにより入力された第2の操作コマンドを受信し、前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーションを決定するステップと、
前記ユーザにより入力された第3の操作コマンドを受信し、前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツを決定するステップと、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するステップであって、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及び前記ユーザ習慣情報に対応する利用数が前記ユーザ習慣統計テーブルに記録され、前記ユーザ習慣情報は前記アプリケーション情報及び前記コンテンツ情報を有し、前記利用数の記録は、前記ユーザ習慣情報の最後の発生時間及び前記利用数に基づき各ユーザ習慣情報にプライオリティを割り当てるステップを含む、更新するステップと、
前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップと、
を有し、
前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップは、前記プライオリティに基づき前記ユーザ習慣情報の所定量を選択し、前記選択されたユーザ習慣情報に従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップである方法。
【請求項2】
所定の期間において前記ユーザ習慣統計テーブルのコンテンツをクリアするステップを更に有する、請求項記載の方法。
【請求項3】
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するステップは、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って処理対象となる前記ユーザ習慣情報を決定するステップと、
前記処理対象となるユーザ習慣情報が前記ユーザ習慣統計テーブルに存在するか判定し、存在する場合、前記ユーザ習慣統計テーブルにおける前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1だけ増加し、存在しない場合、前記処理対象となるユーザ習慣情報を前記ユーザ習慣統計テーブルに追加し、前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1に設定するステップと、
を有する、請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】
移動端末のアプリケーションを処理する装置であって、
ディスプレイインタフェースを生成するよう構成される生成モジュールであって、前記ディスプレイインタフェースはユーザ習慣リストを有し、前記ユーザ習慣リストは少なくとも1つのユーザ習慣オプションを有し、前記ユーザ習慣オプションはアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する、生成モジュールと、
ユーザにより入力された第1の操作コマンドを受信するよう構成される受信モジュールと、
前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションを決定するよう構成される決定モジュールと、
前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのコンテンツ情報を解析し、前記コンテンツ情報に対応するコンテンツをアプリケーションに実行させるため、前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのアプリケーション情報により示される前記アプリケーションをトリガするよう構成されるトリガモジュールと、
を有し、
前記受信モジュールは更に、前記ユーザにより入力された第2の操作コマンド及び第3の操作コマンドを受信するよう構成され、
前記決定モジュールは更に、前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーションを決定し、前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツを決定するよう構成され、
当該装置は更に、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するよう構成される更新モジュールであって、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及び前記ユーザ習慣情報に対応する利用数が前記ユーザ習慣統計テーブルに記録され、前記ユーザ習慣情報は前記アプリケーション情報及び前記コンテンツ情報を有し、前記利用数の記録は、前記ユーザ習慣情報の最後の発生時間及び前記利用数に基づき各ユーザ習慣情報にプライオリティを割り当てることを含む、更新モジュールを有し、
前記生成モジュールは更に、前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するよう構成され、
前記生成モジュールは、前記プライオリティに基づき前記ユーザ習慣情報の所定量を選択し、前記選択されたユーザ習慣情報に従って前記ユーザ習慣リストを生成するよう構成される装置。
【請求項5】
所定の期間において前記ユーザ習慣統計テーブルのコンテンツをクリアするよう構成されるクリアリングモジュールを更に有する、請求項記載の装置。
【請求項6】
前記更新モジュールは、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って処理対象となる前記ユーザ習慣情報を決定し、
前記処理対象となるユーザ習慣情報が前記ユーザ習慣統計テーブルに存在するか判定し、存在する場合、前記ユーザ習慣統計テーブルにおける前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1だけ増加し、存在しない場合、前記処理対象となるユーザ習慣情報を前記ユーザ習慣統計テーブルに追加し、前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1に設定するよう構成される、請求項4又は5記載の装置。
【請求項7】
請求項1乃至何れか一項記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、これによって参照することによりその全体に援用される2013年11月19日に出願されたインド出願第IN5328/CHE/2013号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、移動端末技術の分野に関し、特に移動端末のアプリケーションを処理する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
移動通信技術の進歩によって、スマートフォンなどの移動端末は私たちの日常生活においてますます重要になっている。従って、音楽の再生、ゲーム及びウェブサイトのブラウジングなどの各種アプリケーションが移動端末のため開発されている。
【0004】
従来技術では、ユーザが移動端末におけるアプリケーションの特定の操作を実行することを所望するとき、例えば、ユーザが彼の友人にメッセージを送信することを所望するとき、以下のような複数のステップが実行される必要がある。まず、ユーザは“メッセージ”アプリケーションを見つけて開く必要があり、次に、ユーザは“新規メッセージの作成”オプションを選択し、“新規メッセージの作成”インタフェースを開いた後、ユーザは電話帳から彼の友人の電話番号を照会して選択する必要があり、その後、ユーザはメッセージを編集し、それを彼の友人に送信できる。
【0005】
今日の急速な時代では、各アプリケーションを操作するそのような多数のステップはアプリケーションの操作を不便にし、これにより、移動端末の効率性及び利用性を低下させ、時間を浪費させる。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施例は、移動端末の効率性及び利用性を向上させることが可能な移動端末のアプリケーションを処理する方法及び装置を提供する。
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の実施例は、以下の技術的解決策を採用する。
【0008】
本発明の一態様は、移動端末のアプリケーションを処理する方法であって、
ディスプレイインタフェースを生成するステップであって、前記ディスプレイインタフェースはユーザ習慣リストを有し、前記ユーザ習慣リストは少なくとも1つのユーザ習慣オプションを有し、前記ユーザ習慣オプションはアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する、生成するステップと、
ユーザにより入力された第1の操作コマンドを受信し、前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションを決定するステップと、
前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのコンテンツ情報を解析し、前記コンテンツ情報に対応するコンテンツをアプリケーションに実行させるため、前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのアプリケーション情報により示される前記アプリケーションをトリガするステップと、
を有する方法を提供する。
【0009】
前記ディスプレイインタフェースを生成するステップの前に、上述された方法は更に、
前記ユーザにより入力された第2の操作コマンドを受信し、前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーションを決定するステップと、
前記ユーザにより入力された第3の操作コマンドを受信し、前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツを決定するステップと、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するステップであって、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及び前記ユーザ習慣情報に対応する利用数が前記ユーザ習慣統計テーブルに記録され、前記ユーザ習慣情報は前記アプリケーション情報及び前記コンテンツ情報を有する、更新するステップと、
前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップと、
を有する。
【0010】
上述された方法において、前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップは、具体的には、前記利用数が低下すると、前記ユーザ習慣情報の所定量を選択し、前記選択されたユーザ習慣情報に従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップである。
【0011】
上述された方法は、所定の期間において前記ユーザ習慣統計テーブルのコンテンツをクリアするステップを更に有する。
【0012】
上述された方法において、前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するステップは、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って処理対象となる前記ユーザ習慣情報を決定するステップと、
前記処理対象となるユーザ習慣情報が前記ユーザ習慣統計テーブルに存在するか判定し、存在する場合、前記ユーザ習慣統計テーブルにおける前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1だけ増加し、存在しない場合、前記処理対象となるユーザ習慣情報を前記ユーザ習慣統計テーブルに追加し、前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1に設定するステップと、
を有する。
【0013】
上述された方法において、前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップは、具体的には、
アプリケーションタイプに従って前記ユーザ習慣統計テーブルにおける全てのユーザ習慣情報を少なくとも2つのカテゴリに分割するステップであって、前記アプリケーションタイプは前記アプリケーションのタイプである、分割するステップと、
各カテゴリにおいて、前記利用数が低下すると、前記ユーザ習慣情報の所定量を選択し、前記選択されたユーザ習慣情報に従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップと、
である。
【0014】
上述された方法において、前記ユーザ習慣統計テーブルは、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルを有し、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及び前記ユーザ習慣情報に対応する利用数は、前記ユーザ習慣統計サブテーブルのそれぞれに記録され、前記ユーザ習慣情報は前記アプリケーション情報及び前記コンテンツ情報を有し、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するステップは、具体的には、
前記第3の操作コマンドの発生時間を決定し、前記少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルから1つのユーザ習慣統計サブテーブルを決定し、前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って前記決定されたユーザ習慣統計サブテーブルを更新するステップであり、
前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップは、具体的には、
前記少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するステップである。
【0015】
本発明の他の態様は、移動端末のアプリケーションを処理する装置であって、
ディスプレイインタフェースを生成するよう構成される生成モジュールであって、前記ディスプレイインタフェースはユーザ習慣リストを有し、前記ユーザ習慣リストは少なくとも1つのユーザ習慣オプションを有し、前記ユーザ習慣オプションはアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する、生成モジュールと、
ユーザにより入力された第1の操作コマンドを受信するよう構成される受信モジュールと、
前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションを決定するよう構成される決定モジュールと、
前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのコンテンツ情報を解析し、前記コンテンツ情報に対応するコンテンツをアプリケーションに実行させるため、前記第1の操作コマンドに対応する前記ユーザ習慣オプションのアプリケーション情報により示される前記アプリケーションをトリガするよう構成されるトリガモジュールと、
を有する装置を提供する。
【0016】
上述された装置では、前記受信モジュールは更に、前記ユーザにより入力された第2の操作コマンド及び第3の操作コマンドを受信するよう構成され、
前記決定モジュールは更に、前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーションを決定し、前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツを決定するよう構成され、
上述された装置は更に、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するよう構成される更新モジュールであって、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及び前記ユーザ習慣情報に対応する利用数が前記ユーザ習慣統計テーブルに記録され、前記ユーザ習慣情報は前記アプリケーション情報及び前記コンテンツ情報を有する、更新モジュールを有し、
前記生成モジュールは更に、前記ユーザ習慣統計テーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0017】
上述された装置では、前記生成モジュールは、具体的には、前記利用数が低下すると、前記ユーザ習慣情報の所定量を選択し、前記選択されたユーザ習慣情報に従って前記ユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0018】
上述された装置は、
所定の期間において前記ユーザ習慣統計テーブルのコンテンツをクリアするよう構成されるクリアリングモジュールを更に有する。
【0019】
上述された装置では、前記更新モジュールは、具体的には、
前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って処理対象となる前記ユーザ習慣情報を決定し、
前記処理対象となるユーザ習慣情報が前記ユーザ習慣統計テーブルに存在するか判定し、存在する場合、前記ユーザ習慣統計テーブルにおける前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1だけ増加し、存在しない場合、前記処理対象となるユーザ習慣情報を前記ユーザ習慣統計テーブルに追加し、前記処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1に設定するよう構成される。
【0020】
上述された装置では、前記生成モジュールは、具体的には、
アプリケーションタイプに従って前記ユーザ習慣統計テーブルにおける全てのユーザ習慣情報を少なくとも2つのカテゴリに分割し、前記アプリケーションタイプは前記アプリケーションのタイプであり、
各カテゴリにおいて、前記利用数が低下すると、前記ユーザ習慣情報の所定量を選択し、前記選択されたユーザ習慣情報に従って前記ユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0021】
上述された装置では、前記ユーザ習慣統計テーブルは、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルを有し、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及び前記ユーザ習慣情報に対応する利用数は、前記ユーザ習慣統計サブテーブルのそれぞれに記録され、前記ユーザ習慣情報は前記アプリケーション情報及び前記コンテンツ情報を有し、
前記更新モジュールは、具体的には、前記第3の操作コマンドの発生時間を決定し、前記少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルから1つのユーザ習慣統計サブテーブルを決定し、前記第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び前記第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って前記決定されたユーザ習慣統計サブテーブルを更新するよう構成され、
前記生成モジュールは、具体的には、前記少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルに従って前記ユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0022】
本発明の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法及び装置を採用することによって、移動端末におけるアプリケーションの特定のコンテンツを操作するためのステップ数は、ユーザ習慣リストを有するディスプレイインタフェースを生成し、1つのみの操作コマンドによってそれの特定のコンテンツを実行するようアプリケーションをトリガすることを通じて1つのみのステップに減らされ、これにより、移動端末の効率性及び利用性を向上させ、時間を節約する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本発明の実施例又は従来技術による技術的解決策をより明確に説明するため、以下において、実施例又は従来技術を説明するのに必要な添付図面が簡単に紹介される。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明の実施例の単なる一部を示し、当業者は、創作的な努力なく、添付図面に従って他の図面を取得できる。
図1図1は、本発明の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法のフローチャートである。
図2図2は、本発明の他の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法のフローチャートである。
図3図3は、本発明の実施例によるユーザ習慣リストの概略図である。
図4図4は、本発明の実施例によるカテゴリ化ビューにおけるユーザ習慣リストの概略図である。
図5図5は、本発明の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する装置の概略的な構成図である。
図6図6は、本発明の他の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する装置の概略的な構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の実施例における技術的解決策は、添付図面を参照して明確且つ包括的に説明される。明らかに、説明される実施例は、本発明の実施例の単なる一部であり、全てではない。創作的な努力なくここでの実施例に基づき当業者により取得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲内に属する。
【0025】
本出願において用いられる“移動端末”という用語は、例えば、これらに限定することなく、ポータブル、ポケット、携帯又は車両搭載移動装置など、移動電話(又は“ハニカム”電話として参照される)及び移動端末に備えられるコンピュータであってもよい。
【0026】
実施例1
図1は、本発明の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法のフローチャートである。図1に示されるように、当該方法は以下を有する。
【0027】
S10 ディスプレイインタフェースを生成し、ここで、ディスプレイインタフェースはユーザ習慣リストを有し、ユーザ習慣リストは少なくとも1つのユーザ習慣オプションを有し、ユーザ習慣オプションはアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する。
【0028】
一般的に、スマートフォンなどの移動端末の通常のユーザは、電話内にインストールされた多数のアプリケーションがあっても、スマートフォンにおける操作の一部しか定期的には利用しない。例えば、ユーザは午前中に彼の母親に電話をし、ユーザは1日に5回“news.bbc.co.uk”ウェブサイトをブラウジングし、ユーザは彼の友人の1人又は2人にメッセージを定期的に送信し、ユーザは特定のFMラジオチャネルを定期的に聴取し、ユーザは特定のゲームを定期的にプレイする。上記の全ての操作は当該ユーザの習慣の一部を構成する。
【0029】
ディスプレイインタフェースは、これらに限定することなく、スマートフォンのメイン画面上のウィジットとして、又はスマートフォンのアプリケーションメニューにリストされた通常のアプリケーションとして生成可能である。ディスプレイインタフェースはユーザ習慣リストを含み、ここで、ユーザ習慣リストは少なくとも1つのユーザ習慣オプションから構成される。ユーザ習慣リストは、リンクトリスト、アレイなどとして実現可能である。ユーザ習慣オプションは、上述されたユーザの習慣に従って生成可能であり、例えば、ユーザ習慣オプションは“母への電話”であってもよく、他のユーザ習慣オプションは“http://news.bbc.co.ukを開く”などであってもよい。ユーザ習慣オプションは自動的に生成可能であり、すなわち、アプリケーションを操作するユーザの習慣はユーザの操作の頻度に基づき記録可能であり、このとき、特定のコンテンツの操作が、ユーザ習慣オプションとしてユーザ習慣リスト上にリスト可能である。任意的には、ユーザ習慣オプションはまた、ユーザの選択によって手動でユーザ習慣リストに追加可能である。具体的には、ユーザ習慣オプションは、アプリケーション情報及びコンテンツ情報を含む。アプリケーション情報は、具体的には、アプリケーションの名前又はアプリケーションの識別子(ID)などのアプリケーションインデックス番号とすることができ、当該アプリケーションへのアクセスを提供する。コンテンツ情報は、当該アプリケーションの特定のコンテンツを含み、ここで、特定のコンテンツはユーザの習慣に従ってユーザにより定期的に操作され、すなわち、コンテンツ情報は、当該アプリケーションの特定のコンテンツへのアクセスを提供する。
【0030】
S11 ユーザにより入力された第1の操作コマンドを受信し、第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションを決定する。
【0031】
ディスプレイインタフェースがメイン画面上などに生成された後、メイン画面上でユーザにより入力される第1の操作コマンドが受信可能である。第1の操作コマンドはスマートフォンのタッチ画面又はキーボードを介し入力可能である。このとき、第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションが決定可能である。例えば、ユーザがディスプレイインタフェースのユーザ習慣リスト上の“母に電話”オプションをクリックすると、当該第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションが“母への電話”オプションであると判断でき、これは、ユーザが当該操作を通じて彼の母親に電話をかけることを所望していることを意味する。さらに、当該ユーザ習慣オプションのアプリケーション情報及びコンテンツ情報が取得できる。
【0032】
S12 第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションのコンテンツ情報を解析し、コンテンツ情報に対応するコンテンツをアプリケーションに実行させるため、第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションのアプリケーション情報により示されるアプリケーションをトリガする。
【0033】
ユーザにより入力された第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションのアプリケーション情報及びコンテンツ情報を取得した後、アプリケーション情報(アプリケーションIDなど)により示されるアプリケーションは、コンテンツ情報に従ってユーザが操作することを所望する特定のコンテンツを解析するためトリガされる。当該ステップは、従来技術における既存の方法を通じて実現可能であり、例えば、Androidプラットフォームは、“Intent”機構を利用して、全てのイベントトリガ(電話をかけること、メッセージを送信することなど)を駆動する。Androidエコシステムにおける情報は、アプリケーションパッケージ(アプリケーションを特定するのに利用される)、Intentアクション(電話をかけること、メッセージを送信すること、ブラウザを開くことなど)及び操作に固有のデータ(発信のための電話番号、メッセージを送信するための電話番号、ブラウジングのためのウェブサイトなど)を含む。従って、当該“Intent”機構を通じて、アプリケーションの特定のコンテンツがアプリケーション情報及びコンテンツ情報に従ってアクセス可能である。すなわち、ユーザは、ディスプレイインタフェース上にリストされたアプリケーションの特定のコンテンツをユーザが操作することを所望するとき、ユーザ習慣オプションに対応する第1の操作コマンドを入力しさえすればよく、このとき、当該特定のコンテンツは、それにアクセスするために複数のステップを実行する必要なく、直接的にアクセス可能である。
【0034】
本実施例の移動端末のアプリケーションを処理する方法を採用することによって、移動端末におけるアプリケーションの特定のコンテンツを操作するためのステップ数が、ユーザ習慣リストを含むディスプレイインタフェースを生成し、1つのみの操作コマンドによってそれの特定のコンテンツを実行するようアプリケーションをトリガすることを通じて、1つのみのステップに減らされ、これにより、移動端末の効率性及び利用性を向上させ、時間を節約する。
【0035】
実施例2
図2は、本発明の他の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法のフローチャートである。図2に示されるように、ディスプレイインタフェースを生成する前に、上述された方法は更に以下を有する。
【0036】
S20 ユーザにより入力された第2の操作コマンドを受信し、第2の操作コマンドに対応するアプリケーションを決定する。
【0037】
本実施例は、ユーザの習慣に従ってユーザ習慣リストをどのように生成し、ユーザ習慣リストをリアルタイムにどのように更新するかについて詳細に説明する。まず、ユーザにより入力された第2の操作コマンドが受信される。第2の操作コマンドはスマートフォンのタッチ画面又はキーボードを介し入力可能である。具体的には、第2の操作コマンドは、アプリケーションを開くコマンドでありうる。従って、第2の操作コマンドに対応するアプリケーションが決定できる。例えば、ユーザがスマートフォンのアプリケーションメニュー上の“メッセージ”アプリケーションをクリックすると、当該第2の操作コマンドに対応するアプリケーションが“メッセージ”アプリケーションであると判断できる。具体的には、各アプリケーションは共通の通信方法を利用してそれの利用情報を送信し、ここで、共通の通信方法はAndroidプラットフォームにおいて用いられるブロードキャスティング機構などであり、利用情報は本発明において必要とされるアプリケーション情報及びコンテンツ情報を含むため、アプリケーションを操作する情報は、アプリケーションが第2の操作コマンドを介しユーザにより操作されるとき、このような機構を通じてキャプチャできる。
【0038】
S21 ユーザにより入力された第3の操作コマンドを受信し、第3の操作コマンドに対応するコンテンツを決定する。
【0039】
第2の操作コマンドに対応するアプリケーションのインタフェースに入った後、ユーザは、当該アプリケーションの特定のコンテンツを操作するため第3の操作コマンドを入力する。ここでは、ユーザにより入力された第3の操作コマンドが受信可能である。また、第3の操作コマンドは、スマートフォンのタッチ画面又はキーボードを介し入力可能である。具体的には、第3の操作コマンドは、アプリケーションに対して特定の操作を実行するコマンドとすることができる。従って、第3の操作コマンドに対応するコンテンツが決定できる。例えば、“メッセージ”アプリケーションのインタフェースに入った後、ユーザは、インタフェース上で“新規メッセージの作成”オプションをクリックし、当該第3の操作コマンドに対応するコンテンツが“新規メッセージの作成”オプションであると判断できる。具体的には、アプリケーションのコンテンツを操作する情報はまた、特定のコンテンツが第3の操作コマンドを通じてユーザにより操作されるとき、共通の通信方法を介してキャプチャ可能である。
【0040】
S22 第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新し、ここで、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及びある期間(例えば、更新日から1又は2週間)内におけるユーザ習慣情報に対応する利用数がユーザ習慣統計テーブルに記録され、ユーザ習慣情報はアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する。
【0041】
ユーザ習慣統計テーブルは、ユーザの習慣を反映する情報を記録したテーブルである。ユーザ習慣統計テーブルは、リンクトリスト、アレイ、マトリクスなどとして実現可能である。ユーザ習慣情報の少なくとも1つは、ユーザ習慣統計テーブルに記録され、ここで、ユーザ習慣情報は上述されたアプリケーション情報及びコンテンツ情報を含み、ここでは繰り返されない。さらに、ユーザ習慣情報に対応する利用数はまた、ユーザ習慣統計テーブルに記録される。例えば、ユーザ習慣情報が“http://news.bbc.co.uk”を開く情報であって、ユーザが当該ウェブサイトを5回ブラウジングした場合、当該ユーザ習慣情報に対応する利用数は“5回”として記録される。好ましくは、利用数は各操作の発生時間などを含むことができる。ユーザが第2の操作コマンド及び第3の操作コマンドを入力する毎に、それは、第2及び第3の操作コマンドから決定されるユーザ習慣情報に対応する利用数が変更されることを意味することが理解できる。またここでは、ユーザ習慣統計テーブルは、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って更新可能である。
【0042】
具体的には、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新することは以下を含む。
【0043】
S220 第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って処理対象となるユーザ習慣情報を決定する。
【0044】
上述されたように、ユーザにより入力される第2の操作コマンド及び第3の操作コマンドを受信した後、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツが決定可能である。すなわち、ユーザ習慣情報を構成するアプリケーション情報及びコンテンツ情報が取得可能である。またそれから、ユーザ習慣情報が処理対象として決定される。
【0045】
S221 処理対象となるユーザ習慣情報がユーザ習慣統計テーブルに存在するか判定し、存在する場合、ユーザ習慣統計テーブルにおける処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1だけ増加し、存在しない場合、処理対象となるユーザ習慣情報をユーザ習慣統計テーブルに追加し、処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1に設定する。
【0046】
更新される前に、ユーザ習慣統計テーブルは、処理対象のユーザ習慣情報がユーザ習慣統計テーブルに記録されたか判定するため検索される必要がある。それが記録されている場合、すなわち、ユーザ習慣情報がユーザ習慣統計テーブルに存在する場合、実行すべきことは、処理対象のユーザ習慣情報に対応する利用数を1だけ増やすことのみである。そうでなく、ユーザ習慣統計テーブルにこのような情報がない場合、それは当該情報に対応する操作がユーザによって最初に実行されたことを意味し、処理対象のユーザ習慣情報がユーザ習慣統計テーブルに追加され、それの利用数が1に設定される。
【0047】
S23 ユーザ習慣統計テーブルに従ってユーザ習慣リストを生成する。
【0048】
ユーザ習慣統計テーブルが毎回更新された後、ユーザ習慣リストが、ユーザ習慣統計テーブルに記録されているユーザ習慣情報及びそれの利用数に従って生成可能である。各ユーザ習慣情報はユーザ習慣オプションとして設定可能であり、複数のユーザ習慣情報に対応する複数のユーザ習慣オプションが、特定の順序でユーザ習慣リストにリスト可能であり、ここで、当該順序は利用数に従って設定される。
【0049】
具体的には、ユーザ習慣統計テーブルに従ってユーザ習慣リストを生成することは、利用数が低下すると、ユーザ習慣情報の所定量を選択し、選択されたユーザ習慣情報に従ってユーザ習慣リストを生成することである。
【0050】
実際的な利用では、利用数は無限に増加されるべきでない。以下は、“アグリゲーション機構”と呼ぶことが可能なユーザ習慣情報の利用数を記録する好適な実施例を説明する。
【0051】
全てのユーザ習慣情報は、ユーザ習慣統計テーブルに記録され、1ヶ月間そこに維持可能である。
【0052】
各ユーザ習慣情報には、利用数及び直近の発生時間に基づきプライオリティが与えられ、当該プライオリティは以下のように設定可能である。
【0053】
1)ユーザがユーザ習慣リストに特定の操作を手動により追加する場合、当該操作に対応するユーザ習慣情報は第1のプライオリティを有する。
【0054】
2)ユーザが直近の2日間において特定の操作を8回など頻繁に実行した場合、当該操作に対応するユーザ習慣情報は第2のプライオリティを有する。
【0055】
3)ユーザが直近の8日間において特定の操作を実行し、それの利用数が、直近の8日間において10回であるが、直近の2日間においては8回未満であるなど、より多い場合、当該操作に対応するユーザ習慣情報は第3のプライオリティを有する。
【0056】
4)他のものは第4のプライオリティを有することが可能である。
【0057】
ここで、第1のプライオリティが最も高いプライオリティであり、第4のプライオリティは最も低いプライオリティなどである。
【0058】
“アグリゲーション機構”を通じて、ユーザ習慣情報の所定量が選択され、プライオリティの高低に基づきユーザ習慣リスト上にリスト可能であり、すなわち、第1のプライオリティを有する何れかのユーザ習慣情報は、第2のプライオリティを有する何れの情報よりリスト上でより高い。各種プライオリティについて、ユーザ習慣情報が選択され、利用数の低下に基づきユーザ習慣リストにリスト可能である。このようにして、選択されたユーザ習慣情報によるユーザ習慣リストは、最も頻繁に利用されたユーザ習慣情報を先頭にして生成される。図3は、本発明の実施例によるユーザ習慣リストの概略図である。図3に示されるように、ユーザ習慣オプション“オフィスに電話する”が最も高いプライオリティを有し、これは、ユーザが彼のオフィスに最も頻繁に電話していることを意味する。当該所定量は6などの固定値に設定可能であるか、又はプライオリティに従って設定可能であり、例えば、第1又は第2のプライオリティによる全ての情報が選択され、この場合、ユーザ習慣リスト上にリストされたユーザ習慣オプションの個数は可変的であることが理解されるべきである。
【0059】
ディスプレイインタフェースのユーザ習慣リストが生成された後、第1の操作コマンドが受信可能である。第1の操作コマンドを処理する具体的な処理は、本発明の上記実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法と同じであり、ここでは繰り返されない。
【0060】
本実施例の移動端末のアプリケーションを処理する方法を採用することによって、移動端末におけるアプリケーションの特定のコンテンツを操作するユーザ習慣情報が取得可能であり、また、アプリケーションの特定のコンテンツに直接アクセスするため、それらの利用数に従ってユーザ習慣リスト上で集計及びリスト可能である。さらに、ユーザの習慣の変化がユーザ習慣リスト上で動的に反映できるように、ユーザ習慣リストは継続的に更新される。このようにして、移動端末の効率性及び利用性が向上し、ユーザは彼の定期的に利用する操作に迅速且つ便利にアクセスできる。
【0061】
任意的には、ユーザ習慣オプションがまた、手動によりユーザ習慣リストに追加可能である。ユーザがアプリケーションに対して特定の操作を実行するとき、“マイ習慣”オプションが操作されたページ上に表示可能であり、これにより、ユーザは当該オプションを選択することを通じてユーザ習慣オプションとして当該特定の操作をマーキングできる。ユーザがアプリケーションの特定の操作されたページ上に表示されるオプションを選択すると、当該操作に対応するユーザ習慣オプションが、“アグリゲーション機構”により集計されることなく、ユーザ習慣リストに直接追加され、第1のプライオリティより高いプライオリティによってユーザ習慣リストの先頭にリスト可能である。例えば、図3に示されるユーザ習慣リストについて、ユーザが彼の友人のTomに電話をしているとき、“マイ習慣”オプションが発信ページ上に表示される。ユーザがそのときに当該オプションを選択した場合、ユーザ習慣オプション“Tomに電話”がユーザ習慣リストに追加され、リスト上で“オフィスに電話する”オプションより高くなる。ユーザが次回にTomに電話することを所望するとき、それは、ユーザ習慣リスト上のオプション“Tomに電話”を選択することによって直接実現できる。手動により追加されたユーザ習慣オプションは、ユーザがそれを明示的に削除するまで、ユーザ習慣リストから削除されないことに留意すべきである。
【0062】
任意的には、本発明の上記実施例では、上述された方法は更に、所定の期間においてユーザ習慣統計テーブルのコンテンツをクリアすることを含む。ユーザ習慣統計のコンテンツ、すなわち、ユーザ習慣情報及びそれの利用数は、移動端末のスペースを浪費することを回避するため、所定の期間でクリアできる。
【0063】
実施例3
本発明の上記実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法において、ユーザ習慣統計テーブルに従ってユーザ習慣リストを生成することは、具体的には、
アプリケーションタイプに従ってユーザ習慣統計テーブルにおける全てのユーザ習慣情報を少なくとも2つのカテゴリに分割することであり、ここで、アプリケーションタイプはアプリケーションのタイプである。
【0064】
スマートフォンには各種アプリケーションタイプの各種アプリケーションがあり、“ゲーム”、“エンターテイメント”、“ブラウジング”などの複数のカテゴリに分類可能である。ユーザ習慣統計情報における全てのユーザ習慣情報は、少なくとも2つのカテゴリに分割可能であり、すなわち、各ユーザ習慣情報は特定のカテゴリに分類可能である。従って、ユーザ習慣リストは、以下の異なるビューをサポート可能であり、1つはノーマルビューであり、この場合、ユーザ習慣オプションの全てのカテゴリが上述されたモードに従ってユーザ習慣リスト上にリストされ、他方はカテゴリ化ビューであり、この場合、ユーザ習慣オプションは異なるカテゴリに基づきリストされる。
【0065】
各カテゴリにおいて、利用数が低下すると、ユーザ習慣情報の所定量を選択し、選択されたユーザ習慣情報に従ってユーザ習慣リストを生成する。
【0066】
具体的には、各カテゴリにおいて、当該カテゴリのユーザ習慣オプションが、ノーマルビューにおけるユーザ習慣オプションの順序と同様の順序によりリストされる。図4は、本発明の実施例によるカテゴリ化ビューにおけるユーザ習慣リストの概略図である。この場合、“ノーマル”ビューが選択された場合、ユーザ習慣オプションは、図3に示されるように単にリストされ、“カテゴリ化”ビューが選択された場合、ユーザ習慣リストは図4に示されるように表示される。ここで、オプション“http://news.bbc.co.ukを開く”がオプション“http://www.google.comを開く”より高いプライオリティを有し、これは、ユーザが前者をより頻繁にブラウジングしていることを意味する。このようにして、ユーザが以前によく訪れたウェブサイトを訪れることを所望するとき、ユーザは“ブラウジング”カテゴリ下で当該オプションを見つけることができ、ユーザが頻繁に行っている彼の母に電話することを所望するとき、ユーザは“ジェネラル”カテゴリ下で当該オプションを見つけることができ、ユーザが定期的にプレイしたゲームをプレイすることを所望するとき、ユーザは、“ゲーム”カテゴリ下で当該オプションを見つけることができる。
【0067】
本実施例の移動端末のアプリケーションを処理する方法を採用することによって、ユーザ習慣情報はアプリケーションのタイプに従って少なくとも2つのカテゴリに分割され、ユーザは、彼が定期的に利用する操作により容易にアクセス可能であり、これにより、移動端末の効率性及び利用性が更に向上する。
【0068】
実施例4
本発明の上記実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法において、上述されたユーザ習慣統計テーブルは、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルを有し、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及びユーザ習慣情報に対応する利用数は、ユーザ習慣統計サブテーブルのそれぞれに記録され、ユーザ習慣情報はアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する。
【0069】
実際には、ユーザは、1日の特定の時間のみで特定のモバイル操作を実行するかもしれず、例えば、ユーザは毎日午前中に彼の母親に電話したり、又は毎日午後の休憩中に株式ウェブサイトをブラウジングする。本実施例では、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルが生成される。上記実施例と異なって、ユーザがアプリケーションの特定のコンテンツに対して操作を実行するとき、アプリケーション情報及びコンテンツ情報が共通の通信方法を通じて取得されるだけでなく、当該操作の発生時間が取得される。ユーザ習慣統計サブテーブルが、アプリケーションの特定の各操作の利用数と共に、当該操作の発生時間に従って生成される。例えば、1つのユーザ習慣統計サブテーブルは、日中(8:00〜18:00など)に行われた全ての操作に対応するユーザ習慣情報を含む日中サブテーブルとすることが可能であり、他方の習慣統計サブテーブルは、夜間(18:00〜8:00など)に行われた全ての操作に対応するユーザ習慣情報を含む夜間サブテーブルとすることが可能である。
【0070】
従って、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新することは、具体的には、
第3の操作コマンドの発生時間を決定し、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルから1つのユーザ習慣統計サブテーブルを決定し、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って決定されたユーザ習慣統計サブテーブルを更新することである。
【0071】
具体的には、ユーザにより入力された第3の操作コマンドを受信すると、第3の操作コマンドに対応するコンテンツが決定されるのと同時に、第3の操作コマンドの発生時間が決定される。このとき、1つのユーザ習慣統計サブテーブルは、発生時間に従って決定可能である。例えば、第3の操作コマンドの発生時間が16:00であるとき、日中サブテーブルが決定される。そしてこのとき、当該決定されたユーザ習慣統計サブテーブルは、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って更新される。当該更新処理は、実施例2におけるユーザ習慣統計テーブルを更新する処理と同じであり、ここでは繰り返されない。
【0072】
従って、ユーザ習慣統計テーブルに従ってユーザ習慣リストを生成することは、具体的には、
少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルに従ってユーザ習慣リストを生成することである。
【0073】
ユーザ習慣統計サブテーブルが時間に基づきユーザ習慣オプションをリストしているため、ユーザ習慣リストは時間によって変更される。例えば、日中において、ユーザ習慣リストは日中サブテーブルにより生成され、すなわち、ユーザが日中にしばしば実行するユーザ習慣オプションが日中にユーザ習慣リスト上に表示され、夜間において、それは夜間サブテーブルにより生成され、すなわち、ユーザが夜間にしばしば実行するユーザ習慣オプションが夜間にユーザ習慣リスト上に表示される。
【0074】
本実施例の移動端末のアプリケーションを処理する方法を採用することによって、ユーザ習慣リストは時間に基づき変更及び更新され、このとき、ユーザは彼が定期的に利用する操作により容易にアクセス可能であり、これにより、移動端末の効率性及び利用性が更に向上する。
【0075】
本発明の上記実施例では、第1の操作コマンドが受信されると、アプリケーションの特定のコンテンツがまた、本発明による移動端末のアプリケーションを処理する方法を通じて操作される。その時点で、当該ユーザ習慣オプションに対応する利用数がまた1だけ増やされ、ユーザ習慣リストが対応して更新されるべきである。
【0076】
実施例5
図5は、本発明の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する装置の概略的な構成図である。本実施例による移動端末のアプリケーションを処理する装置は、本発明の実施例の何れか1つによる移動端末のアプリケーションを処理する方法を実現可能であるが、これに限定されない。図5に示されるように、当該装置は、生成モジュール50、受信モジュール51、決定モジュール52及びトリガモジュール53を有する。生成モジュール50は、ディスプレイインタフェースを生成するよう構成され、ディスプレイインタフェースはユーザ習慣リストを有し、ユーザ習慣リストは少なくとも1つのユーザ習慣オプションを有し、ユーザ習慣オプションはアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する。受信モジュール51は、ユーザにより入力された第1の操作コマンドを受信するよう構成される。決定モジュール52は、第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションを決定するよう構成される。また、トリガモジュール53は、第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションのコンテンツ情報を解析し、コンテンツ情報に対応するコンテンツをアプリケーションに実行させるため、第1の操作コマンドに対応するユーザ習慣オプションのアプリケーション情報により示されるアプリケーションをトリガするよう構成される。
【0077】
本実施例の装置により方法を実行する具体的な処理は、本発明の上述された実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法と同じであり、ここでは繰り返されない。
【0078】
本実施例の移動端末のアプリケーションを処理する装置を採用することによって、移動端末におけるアプリケーションの特定のコンテンツを操作するためのステップ数は、生成モジュール50によってユーザ習慣リストを含むディスプレイインタフェースを生成し、決定モジュール52により決定された特定のコンテンツを実行するようトリガモジュール53によってアプリケーションをトリガすることを通じて、1つのみのステップに減らされ、上記の全てが受信モジュール51により受信された1つのみの操作コマンドを通じて実現され、これにより、移動端末の効率性及び利用性を向上させ、時間を節約する。
【0079】
実施例6
図6は、本発明の他の実施例による移動端末のアプリケーションを処理する装置の概略的な構成図である。図6に示されるように、本実施例では、受信モジュール51は更に、ユーザにより入力された第2の操作コマンド及び第3の操作コマンドを受信するよう構成され、決定モジュール52は更に、第2の操作コマンドに対応するアプリケーションを決定し、第3の操作コマンドに対応するコンテンツを決定するよう構成される。
【0080】
さらに、本実施例の装置は更に更新モジュール54を有し、更新モジュール54は、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従ってユーザ習慣統計テーブルを更新するよう構成され、ここで、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及びユーザ習慣情報に対応する利用数がユーザ習慣統計テーブルに記録され、ユーザ習慣情報はアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する。
【0081】
従って、生成モジュール50は更に、ユーザ習慣統計テーブルに従ってユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0082】
具体的には、生成モジュール50は、具体的には、利用数が低下すると、ユーザ習慣情報の所定量を選択し、選択されたユーザ習慣情報に従ってユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0083】
さらに、本実施例の装置は更にクリアリングモジュール55を有し、クリアリングモジュール55は、所定の期間においてユーザ習慣統計テーブルのコンテンツをクリアするよう構成される。
【0084】
具体的には、更新モジュールは、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って処理対象となるユーザ習慣情報を決定し、処理対象となるユーザ習慣情報がユーザ習慣統計テーブルに存在するか判定し、存在する場合、ユーザ習慣統計テーブルにおける処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1だけ増加し、存在しない場合、処理対象となるユーザ習慣情報をユーザ習慣統計テーブルに追加し、処理対象となるユーザ習慣情報に対応する利用数を1に設定するよう構成される。
【0085】
具体的には、生成モジュールは、アプリケーションタイプに従ってユーザ習慣統計テーブルにおける全てのユーザ習慣情報を少なくとも2つのカテゴリに分割し、ここで、アプリケーションタイプはアプリケーションのタイプであり、各カテゴリにおいて、利用数が低下すると、ユーザ習慣情報の所定量を選択し、選択されたユーザ習慣情報に従ってユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0086】
本実施例の装置では、ユーザ習慣統計テーブルは、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルを有し、ユーザ習慣情報の少なくとも1つ及びユーザ習慣情報に対応する利用数は、ユーザ習慣統計サブテーブルのそれぞれに記録され、ユーザ習慣情報はアプリケーション情報及びコンテンツ情報を有する。
【0087】
具体的には、更新モジュールは、第3の操作コマンドの発生時間を決定し、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルから1つのユーザ習慣統計サブテーブルを決定し、第2の操作コマンドに対応するアプリケーション及び第3の操作コマンドに対応するコンテンツに従って決定されたユーザ習慣統計サブテーブルを更新するよう構成される。
【0088】
具体的には、生成モジュールは、少なくとも2つのユーザ習慣統計サブテーブルに従ってユーザ習慣リストを生成するよう構成される。
【0089】
本実施例による移動端末のアプリケーションを処理する装置は、本発明の実施例の何れか1つにより移動端末のアプリケーションを処理する方法を実現可能であり、本実施例の装置により方法を実行する具体的な処理は、本発明の上述された実施例による移動端末のアプリケーションを処理する方法と同じであり、ここでは繰り返されない。
【0090】
本実施例の移動端末のアプリケーションを処理する装置を採用することによって、移動端末におけるアプリケーションの特定のコンテンツを操作するユーザ習慣情報は、受信モジュール51及び決定モジュール52を通じて取得可能であり、アプリケーションの特定のコンテンツに直接アクセスするため、それらの利用数に従ってユーザ習慣リスト上で集計及びリスト可能である。一方、ユーザ習慣リストは、ユーザの習慣の変化がユーザ習慣リスト上で動的に反映できるように、更新モジュール54を介し継続的に更新される。また、ユーザ習慣情報が少なくとも2つのカテゴリに分割されることを通じて、ユーザは彼が定期的に利用する操作により容易にアクセス可能である。さらに、ユーザ習慣リストはまた、時間によって変更及び更新可能である。このようにして、移動端末の効率性及び利用性は更に向上し、ユーザは彼が定期的に利用する操作に高速且つ便利にアクセス可能である。
【0091】
当業者は、本発明の方法におけるステップの全て又は一部がプログラムの命令に下でハードウェアにより実現可能であることを理解しうる。当該プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、当該プログラムが実行されると、実施例の方法におけるステップが実行される。当該記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク又はCD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)などを含む、プログラムコードを記憶可能な何れかの媒体であってもよい。
【0092】
本発明の特定の実施例のみが上述されたが、本発明の範囲はこれに限定されず、修正又は置換は、当該技術に精通した何れかの技術者により本発明の範囲内であると容易に考えられ得るものであり、その全てが本発明の範囲内に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6