特許第6223615号(P6223615)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6223615
(24)【登録日】2017年10月13日
(45)【発行日】2017年11月1日
(54)【発明の名称】部品キャリア
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20171023BHJP
   H05K 5/00 20060101ALI20171023BHJP
   H05K 7/04 20060101ALI20171023BHJP
   H05K 7/12 20060101ALI20171023BHJP
   H05K 7/18 20060101ALI20171023BHJP
   G11B 33/02 20060101ALI20171023BHJP
【FI】
   G06F1/16 312M
   G06F1/16 312S
   G06F1/16 312W
   G06F1/16 312N
   H05K5/00
   H05K7/04 H
   H05K7/12
   H05K7/18
   G11B33/02 301F
【請求項の数】10
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-61719(P2017-61719)
(22)【出願日】2017年3月27日
(65)【公開番号】特開2017-188101(P2017-188101A)
(43)【公開日】2017年10月12日
【審査請求日】2017年3月27日
(31)【優先権主張番号】15/093584
(32)【優先日】2016年4月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508018934
【氏名又は名称】廣達電腦股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】陳 朝 榮
(72)【発明者】
【氏名】叢 耀 宗
(72)【発明者】
【氏名】劉 昆 沛
(72)【発明者】
【氏名】張 毅 徳
【審査官】 白石 圭吾
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−47019(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3127789(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3127790(JP,U)
【文献】 実開昭59−177004(JP,U)
【文献】 特開平6−231521(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16
G11B 33/02
H05K 5/00
H05K 7/04
H05K 7/12
H05K 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレーと、摺動保持ホルダーと、ラッチレバーと、傾動機構とを備える部品キャリアであって、
前記トレーは、底部表面を有し、その底部表面には凹溝が形成され、
前記摺動保持ホルダーは、前記トレーに作動可能に接続され、かつ収納空間とシャーシとを有し、
前記ラッチレバーは、前記摺動保持ホルダーに枢動可能に接続されると共に、前記凹溝に係合して前記摺動保持ホルダーを第1位置と第2位置との間に変換するための下部を有し、
前記傾動機構は、前記トレーに接続され、かつ前記摺動保持ホルダーを前記第2位置に付勢するように配置され、
前記第1位置に位置する場合、前記摺動保持ホルダーの前記シャーシは、前記トレーの前記底部表面に近設され、
前記第2位置に位置する場合、前記摺動保持ホルダーの前記シャーシの第1端部は、前記底部表面から偏離し、かつその第2端部は、前記トレーの前記底部表面に近設されることを特徴とする、部品キャリア。
【請求項2】
前記傾動機構にはガイドレールが形成され、前記摺動保持ホルダーは、前記摺動保持ホルダーの前記第1端部に形成された前記シャーシの前短ピンを含み、かつ前記前短ピンは、前記ガイドレール内に収納されることを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【請求項3】
前記トレーは、凹溝を有するスペーサを含み、前記摺動保持ホルダーは、前記摺動保持ホルダーの前記第1端部上に形成された突起を含み、かつ前記突起は、前記スペーサの前記凹溝内に収納されることを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【請求項4】
前記スペーサに形成された前記凹溝は、実質的にL字状を呈しており、かつ前記摺動保持ホルダーの前記第1端部に向けて延在する水平部を有することを特徴とする、請求項3に記載の部品キャリア。
【請求項5】
前記摺動保持ホルダーは、前記ラッチレバーに接続され、かつ解錠位置と施錠位置との間に変換するラッチストッパーを含み、前記施錠位置で前記ラッチレバーを前記第1位置から離れる回動を阻止することを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【請求項6】
前記傾動機構は、バネにより前記第2位置に付勢することを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【請求項7】
前記第1位置に位置する場合、前記ラッチレバーにより部品を前記摺動保持ホルダーに固定することを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【請求項8】
前記第2位置に位置する場合、前記摺動保持ホルダーの前記シャーシの前記第1端部が前記底部表面から偏離するため、前記収納空間に部品の収納が可能となることを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【請求項9】
前記摺動保持ホルダーは、前記収納空間を形成するために、前記シャーシから垂直延在する2つの側壁を有することを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【請求項10】
前記トレーは、後部に設置され、かつ前記収納空間内の部品の少なくとも一部に係合するように配置される部品引手を含むことを特徴とする、請求項1に記載の部品キャリア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部品キャリアに係り、特に、ブラケットを不要とする部品キャリアに関する。
【背景技術】
【0002】
部品を固定するように設計されている部品キャリアは、通常、部品を部品キャリアから容易に脱着するのを防止することができるが、相当な空間を占有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
部品キャリアは、通常、ベア部品(bare components)を部品キャリアに挿入したり、またはベア部品を部品キャリアから取り外したりするのを回避するために、部品キャリア内に収納する必要のある部品に結合されるブラケットを必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
部品キャリアは、トレーを備え、トレーは、底部表面と、その中に形成された凹溝とを有する。摺動保持ホルダーは、トレーに作動可能に接続され、かつ収納空間とシャーシ(undercarriage)とを有する。ラッチレバーは、摺動保持ホルダーに枢動可能に接続されると共に、凹溝に係合して摺動保持ホルダーを第1位置と第2位置との間に変換するための下部を有する。傾動機構は、トレーに接続され、かつ摺動保持ホルダーを第2位置に付勢するように配置される。第1位置に位置する場合、摺動保持ホルダーのシャーシは、トレーの底部表面に近設される。第2位置に位置する場合、少なくともシャーシの第1端部は、底部表面から偏離し、かつ第2端部は、トレーの底部表面に近設される。傾動機構と摺動保持ホルダーは、第2位置に向けて付勢するバネであってもよい。
【0005】
トレーは、トレーの前部に設置されるスペーサを含んでもよく、かつスペーサ内に形成された凹溝を有する。摺動保持ホルダーの前部に形成された突起は、凹溝内に収納される。凹溝は、実質的にL字状を呈していてもよく、従ってトレーの前部に近隣する垂直部と、トレーの後部に向ける水平部とを有する。第1位置に位置する場合、摺動保持ホルダー上の突起は、実質的にL字状を呈している凹溝の水平部に設置される一方、第2位置に位置する場合、摺動保持ホルダー上の突起は、実質的にL字状を呈している凹溝の垂直部に設置される。実質的にL字状を呈している凹溝の垂直部は、摺動保持ホルダーの前部及びその中に収納された各々の部品を垂直に変位させるように配置される。
【0006】
トレーは、スペーサに相対して設置されるフランジを有してもよく、フランジは、その中に形成され、かつトレーの底部表面に実質的に平行になるレールを有する。摺動保持ホルダーは、レール内に摺動可能に収納されるように配置される少なくとも1本の短ピンを有してもよい。フランジ内に形成されたレールは、摺動保持ホルダーの長手方向に平行するように配向され、かつ前部と後部とを有する。第1位置に位置する場合、短ピンは、レールの後部に設置される一方、第2位置に位置する場合、短ピンは、レールの前部に設置される。
【0007】
摺動保持ホルダーは、ラッチレバーに接続され、かつ解錠位置と施錠位置との間に変換するラッチストッパーを含んでもよい。施錠位置でラッチレバーを第1位置から離れる回動を阻止する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示内容に基づく種々の実施例について、図面を参照して説明する。
図1】例示的実施例により、複数個の摺動保持ホルダーを備える部品キャリアの等角図である。
図2】例示的実施例による摺動保持ホルダーの等角図である。
図3】例示的実施例により、第1位置に位置する部品キャリアの正面図である。
図4】例示的実施例により、第1位置に位置する部品キャリアの断面図である。
図5】例示的実施例により、第2位置に位置する部品キャリアの正面図である。
図6】第2位置に位置する部品キャリアの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
説明の単純さ及び明瞭さのために、適当な場合において、異なる図面で繰り返される参照符号は対応または類似する要素を示すものであると理解されるであろう。さらに、多くの具体的詳細な記述は、本文に述べる実施例を十分に理解するためになされたものである。しかしながら、当業者であれば、本文に述べる実施例はこれらの具体的詳細なしでも実施できることを理解されるであろう。記述されている関連する技術的特徴が不明瞭にならないために、他の実施例において、方法、手順及び部品は詳細には記述されていない。これらの図面は、必ずしも一定の縮尺比で描かれているとは限らず、かつ詳細及び特徴を説明するために、いくつかの部分の縮尺比を拡大する場合がある。本明細書は、本文に述べる実施例の範囲に限定されるものと見なすべきではない。
【0010】
本開示全体を通して採用されるいくつかの定義について、ここに示す。
【0011】
用語「接続(coupled)」は、直接的または介装部品を経由して間接的に連結したものと定義され、かつ物理的な連結に限定される必要はない。連結は、物体を恒久的に連結または脱着自在に連結したことを意味してもよい。用語「実質的に」は、部品を精確に形成する必要はなく、基本的に特定の寸法、形状または他の実質的に修飾した単語に合致していると定義される。例えば、実質的な円柱形とは、円柱体に類似することを指すが、真の円柱体から1つまたは複数の差異が許容される。用語「相隣」は、近隣または接近を指すが、明確な分離があることを示している。用語「近設」は、本体、表面または連結点の中心に接近してマウントされることにより、近側表面のほうが相隣表面のほうに比べてさらに表面、本体または連結点に接近していることを指す。用語「作動的に」及び/又は「作動可能に」は、作動を引き起こさせると定義され、作動は、枢動、回転、横方向変位と垂直変位を含むが、この限りではない。用語「含む」は、「含むが、限定される必要はない」を指し、特に、そのように記述されている組み合わせ、グループ、系列などのオープンエンド形式の含むまたは部品関係を指す。
【0012】
本開示内容は、トレーを備える部品キャリアに係る。トレーは、底部表面を有し、かつ1つまたは複数個の摺動保持ホルダーを収納するように配置される。摺動保持ホルダーは、トレーに作動可能に接続されると共に、部品を収納するように配置される。摺動保持ホルダーは、相隣るトレーの底部表面のシャーシを有する。ラッチレバーは、摺動保持ホルダーに枢動可能に接続されると共に、摺動保持ホルダーを第1位置と第2位置との間に変換するように配置される。トレー上に形成された凹溝にラッチレバーの下部を収納し、ラッチレバーの下部は、摺動保持ホルダーを第1位置と第2位置との間に変換するために、凹溝に係合するように配置される。第1位置に位置する場合、摺動保持ホルダーのシャーシは、トレーの底部表面に近設される。第2位置に位置する場合、少なくとも摺動保持ホルダーのシャーシの一部は、トレーの底部表面から偏離してトレーの底部表面に近付けないようにする。
【0013】
なお、以下の図面には、1つまたは複数のハードディスクドライブを部品キャリア内に収納と固定するように配置される実施例を図示し、本開示内容の範疇において、部品キャリアは、他の部品で実施してもよく、ソリッドステートドライブ、光学ドライブ、ビデオカード、電源、ファンや電子装置などの任意の他の部品を含むが、これに限定されない。
【0014】
本発明は、現在、図1図6に参照して説明すると、これらの図において、本発明の技術に基づく部品キャリア100の例示的配置が示されている。図1には、複数個の摺動保持ホルダー104を備える部品キャリア100の等角図が示されている。図2は、摺動保持ホルダー104の等角図である。図3図4は、それぞれ第1位置に位置する摺動保持ホルダー104を備える部品キャリア100の正面図と断面図である。図5図6は、それぞれ第2位置に位置する摺動保持ホルダー104を備える部品キャリア100の正面図と断面図である。
【0015】
図1には、複数個の摺動保持ホルダー104を収納するトレー102を備える部品キャリア100が示されている。トレー102は、列と行のマトリックス配列を用いて摺動保持ホルダー104を収納することにより、部品キャリア100に収納された摺動保持ホルダー104の数を最大化する。しかしながら、本開示内容は他の配列に制限なしに使用してもよいと企図する。トレー102は、底部表面106を有し、しかも1つまたは複数個の摺動保持ホルダー104に接続されるように配置される。摺動保持ホルダー104は、トレー102に接続され、しかも部品200を収納することができる。図面の実施例において、部品200は、1つのハードディスクドライブとして示されているが、本開示の範囲の前提を離脱しない限り、他の部品で実施してもよい。
【0016】
摺動保持ホルダー104は、トレー102に作動可能に接続されることにより、摺動保持ホルダー104を横方向変位させ、かつトレー102に相対して摺動保持ホルダー104を枢動させる。摺動保持ホルダー104は、シャーシ108を有すると共に、トレー102に相対して配列されることにより、シャーシ108をトレー102の底部表面106に向けたり、隣接したりするようにさせる。
【0017】
図2に示すように、摺動保持ホルダー104は、部品200を収納する収納空間112と定義されるための1つまたは複数の側壁110を有してもよい。摺動保持ホルダー104は、またラッチレバー114を含んでもよく、それは摺動保持ホルダー104に枢動可能に接続される。摺動保持ホルダー104を第1位置と第2位置との間に変換するように配置されるラッチレバー114については、以下のようにさらに詳細に検討される。ラッチレバー114は、トレー102上に形成された凹溝118に収納するように配置される下部115を有してもよい。凹溝118に係合するためのラッチレバー114の下部115により、摺動保持ホルダー104を第1位置と第2位置との間に変換することができる。ラッチレバー114は、ラッチストッパー116を介して第1位置に固定される。摺動保持ホルダー104が第1位置にあるとき、ラッチストッパー116は、摺動保持ホルダー104に枢動可能に接続され、かつ変換可能であるため、ラッチレバー114の枢動を制限する構成については、以下のように検討される。
【0018】
図4及び図6に示すように、摺動保持ホルダー104は、トレー102に枢動可能に接続される傾動機構144と、摺動保持ホルダー104と傾動機構144を第2位置に向けて付勢するように配置される付勢素子138とを含んでもよい。少なくとも1つの実施例において、付勢素子138がバネである。他の実施例において、付勢素子138は、他の作用力が欠如する場合に摺動保持ホルダー104を第1位置に向かせるようにする任意の弾性部材として配置されてもよい。
【0019】
傾動機構144は、前短ピン148を収納するためのガイドレール146を有する。ガイドレール146は、傾動機構144の長手方向に沿って延在し、及び摺動保持ホルダー104を第1位置と第2位置との間に接続されるラッチレバー114を作動可能にする。第1位置に位置する場合、傾動機構144及びガイドレール146は、トレー102に大体平行に延在する一方、第2位置に位置する場合、付勢素子138のバネにより、傾動機構144を上昇させる。第2位置に位置する場合、ガイドレール146は、トレー102の底部表面106に相対して傾斜することができる。付勢素子138により傾動機構144を上昇させると、前短ピン148によりガイドレール146が実質的に後寄りの位置から実質的に前寄りの位置に摺動する。ガイドレール146内に水平移動する前短ピン148により摺動保持ホルダー104の横方向変位及び摺動保持ホルダー104の回転をさせる。
【0020】
上述のように、摺動保持ホルダー104は、トレー102に相対して第1位置と第2位置との間に変換することができる。図3図4には、第1位置に位置する摺動保持ホルダー104が示されている。上述のように、ラッチレバー114とラッチストッパー116が作動可能に配置されるとき、付勢素子138を圧縮することに従って、摺動保持ホルダー104を第1位置に固定する。
【0021】
第1位置に位置する場合、摺動保持ホルダー104のシャーシ108は、トレー102の底部表面106に近設される。シャーシ108及び底部表面106が接触可能であり、例えば、揃い配列、またはその間に最小化の隙間を有することにより、第1位置と第2位置との間に変換する期間における適当な許容偏差を提供する。ラッチレバー114は、部品200を摺動保持ホルダー104内に固定することにより、部品200を収納空間112内から取り外すことができなくなる。トレー102は、ラッチレバー114に相対して部品200と係合するための部品引手140を有してもよい。部品引手140は、部品200を摺動保持ホルダー104と収納空間112内に固定するために、部品200の頂部表面204と係合することができる。第1位置に位置する場合、シャーシ108と底部表面106は、実質上互いに平行になる。図1において、第1位置は、前列300と後列302にある摺動保持ホルダー104で示されている。
【0022】
第2位置に位置する場合、摺動保持ホルダー104のシャーシ108の第1端部109は、トレー102の底部表面106から偏離する。第1端部109は、トレー102の底部表面106に近設されないようにする。摺動保持ホルダー104は、トレー102の底部表面106に相対して傾斜することにより、第1端部109は、第1位置における距離より大きく設定することで、トレー102の上方に位置する。ラッチレバー114の枢動と摺動保持ホルダー104の変位は、収納空間112内に部品200を挿入したり取り外したりするのを許す。図1において、第2位置は、中間列304に最接近する摺動保持ホルダー104で示されている。第2位置は、図5図6においてより明確に示されている。
【0023】
トレー102は、凹溝122を有するスペーサ120を含んでもよい。凹溝122は、実質的にL字状であってもよく、しかも垂直部124と水平部126とを有する。凹溝122には、摺動保持ホルダー104の前部に形成された第1端部109の突起119が収納される。摺動保持ホルダー104を第1位置と第2位置との間に変換するとき、突起119は、凹溝122内に摺動することができる。それに伴って凹溝122内の突起119を案内することにより変換し、スペーサ120で摺動保持ホルダー104をガイドする。スペーサ120は、摺動保持ホルダー104と相隣する部分が形成されることで、第2位置に上昇すると共に、横方向と垂直変位をガイドする。
【0024】
トレー102は、スペーサ120に相対して形成されるフランジ128を有してもよい。フランジ128は、その中に形成されたレール130を有し、かつレール130は、実質上トレー102の底部表面106に平行する。レール130は、前部132と後部134とを有し、かつ摺動保持ホルダー104に設置される短ピン136を収納するように配置される。摺動保持ホルダー104を第1位置と第2位置との間に変換するとき、短ピン136は、レール130内に摺動することができる。フランジ128で摺動保持ホルダー104をガイドするのは、短ピン136をレール130内に案内するように変換するためである。フランジ128は、摺動保持ホルダー104と相隣する部分が形成されることで、底部表面106に近設されるように保持されることに従って、摺動保持ホルダー104のみを横方向変位させるようにガイドする。
【0025】
図2には、部品キャリア100の摺動保持ホルダー104は、収納空間112を形成する側壁110を有することが示されている。摺動保持ホルダー104は、2つの垂直延在する側壁110と後壁111とを有し、それらで収納空間112を包囲する。側壁110と後壁111は、シャーシ108から垂直延在してもよい。収納空間112は、部品200(図1参照)を収納するように配置される。ラッチレバー114とラッチストッパー116とに枢動可能に接続されるのを許すように、少なくとも側壁110中の1つが十分に垂直延在する。図2から理解されるように、側壁110は、収納空間112と収納空間112の周囲に流入する気流を増加させると共に、摺動保持ホルダー104の重量を低減させるためのハニカム状配列を有してもよい。例えば、さらに図2から理解されるように、突起119が摺動保持ホルダー104の第1端部109から延在し、かつ短ピン136が第2端部から延在して後壁111と相隣する。
【0026】
図3には、第1位置に位置する摺動保持ホルダー104を備える部品キャリア100が示されている。摺動保持ホルダー104のシャーシ108は、トレー102の底部表面106に大体平行になる。シャーシ108と底部表面106は互いに近隣しており、かつラッチレバー114により部品200が収納空間112内に固定される。ラッチストッパー116によりラッチレバー114の作動を防止し、それに従って、部品キャリア100を第1位置に固定する。突起119がスペーサ120内に形成された実質的にL字状を呈している凹溝122の水平部126に設置される。短ピン136がフランジ128に形成されたレール130の後部134に設置される。
【0027】
図3から理解されるように、トレー102は、電気接続器142を有してもよく、連結器を経由して部品200に電気的に接続されるように配置される。部品200とトレー102との間の電気接続は、実行最中の部品200によって変更することができる。電気接続器142は、シリアルATA(Serial ATA)、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)、ファイアワイヤ(Firewire)、または属する技術分野における従来の任意の他の電気接続器142であってもよい。
【0028】
図4には、第1位置に位置する部品キャリア100の断面図が示されている。付勢素子138のバネは、摺動保持ホルダー104の前部の第1端部109に設置される。付勢素子138のバネにより、摺動保持ホルダー104を第2位置に向けて付勢する。付勢素子138のバネは、スペーサ120の下方に設置される傾動機構144に係合することができる。傾動機構144には、前短ピン148を収納するために形成されたガイドレール146を有してもよい。傾動機構144を、摺動保持ホルダー104に相対して第1位置と第2位置との間に枢動することができ、第1位置に位置する傾動機構144及びガイドレール146は、トレー102の底部表面106に大体平行になる一方、第2位置に位置する傾動機構144及びガイドレール146は、底部表面106に相対して傾斜することができる。
【0029】
図3図5から理解されるように、部品キャリア100は、第1位置から第2位置に変換するために、時計回り方向に沿ってラッチストッパー116をラッチレバー114から外すように枢動させる。ラッチストッパー116を解除した後、ラッチレバー114は反時計回り方向に沿って枢動させることが可能になる。ラッチレバー114を枢動させるとき、ラッチレバー114の下部115は、トレー102上に形成された凹溝118に係合し、かつ突起119を実質的にL字状を呈している凹溝122において水平部126から垂直部124に変換する。水平部126から垂直部124に移動する突起119は、トレー102に相対して摺動保持ホルダー104を横方向と垂直に変位させると同時に、短ピン136は、レール130において後部134から前部132に向けて移動する。レール130は、実質上トレー102の底部表面106に平行になるように保持することにより、摺動保持ホルダー104の前部の第1端部109をトレー102に相対して垂直変位させる一方、摺動保持ホルダー104の後部を単に横方向変位させるのみである。
【0030】
図5及び図6には、第2位置に位置する部品キャリア100が示されている。部品200は、摺動保持ホルダー104に収納または摺動保持ホルダー104から取り外せることができる。第1位置と第2位置との間に横方向変位させる摺動保持ホルダー104は、電気接続器142により部品200と接続及び/又は切り離される。図5から理解されるように、突起119は、実質的にL字状を呈している凹溝122の垂直部124に設置され、かつラッチレバー114の下部115を凹溝118内から取り外す。摺動保持ホルダー104の前部の第1端部109の垂直変位は、容易に摺動保持ホルダー104から部品200を脱着することと、摺動保持ホルダー104に部品200を収納することを許す。横方向変位の摺動保持ホルダー104は、部品200の頂部表面204から部品引手140を外す。
【0031】
摺動保持ホルダー104は、下向きの力を部品200に付加することで、付勢素子138のバネを克服して第2位置から第1位置に変換し、かつラッチレバー114の下部115を凹溝118内に係合する。それから、ラッチレバー114を時計回り方向に枢動させることにより、部品200を部品引手140下及び収納空間112内に固定する。ラッチレバー114は、反時計回り方向に沿ってラッチストッパー116を枢動させることで、第1位置に固定することができる。図6から理解されるように、傾動機構144が垂直変位されることに従って、摺動保持ホルダー104をトレー102の底部表面106上に上昇させる。
【符号の説明】
【0032】
100:部品キャリア
102:トレー
104:摺動保持ホルダー
106:底部表面
108:シャーシ
109:第1端部
110:側壁
111:後壁
112:収納空間
114:ラッチレバー
115:下部
116:ラッチストッパー
118,122:凹溝
119:突起
120:スペーサ
124:垂直部
126:水平部
128:フランジ
130:レール
132:前部
134:後部
136:短ピン
138:付勢素子
140:部品引手
142:電気接続器
144:傾動機構
146:ガイドレール
148:前短ピン
200:部品
204:頂部表面
300:前列
304:中間列
302:後列
図1
図2
図3
図4
図5
図6