特許第6224916号(P6224916)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

▶ 任天堂株式会社の特許一覧
特許6224916情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法
<>
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000002
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000003
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000004
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000005
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000006
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000007
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000008
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000009
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000010
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000011
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000012
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000013
  • 特許6224916-情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法 図000014
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6224916
(24)【登録日】2017年10月13日
(45)【発行日】2017年11月1日
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20171023BHJP
   G06Q 20/12 20120101ALI20171023BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20171023BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20171023BHJP
【FI】
   G06Q30/06 310
   G06Q20/12 300
   A63F13/30
   A63F13/792
【請求項の数】14
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2013-111185(P2013-111185)
(22)【出願日】2013年5月27日
(65)【公開番号】特開2014-229268(P2014-229268A)
(43)【公開日】2014年12月8日
【審査請求日】2016年4月5日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】河本 浩一
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】仁井谷 竜介
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
【審査官】 松野 広一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−185549(JP,A)
【文献】 特開2007−133862(JP,A)
【文献】 特開2008−065772(JP,A)
【文献】 特開2004−105461(JP,A)
【文献】 特開2006−120063(JP,A)
【文献】 特開2005−63365(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0087366(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0143652(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
A63F 13/30
A63F 13/792
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介した通信を行う通信部を備える情報処理装置を、
商品を販売するための処理を行う販売処理手段、
前記販売処理手段により行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する再開判定手段、及び、
前記再開判定手段が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理手段による処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開手段
として動作させ、
前記販売処理手段は、
価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、
前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、
前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、
前記商品に係る決済処理と
を行い、
前記再開手段は、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる、情報処理プログラム。
【請求項2】
前記情報処理装置を、前記再開判定手段が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理手段による処理を再開するか否かの選択を受け付ける受付手段として動作させ、
前記再開手段は、前記受付手段が処理を再開する選択を受け付けた場合に、前記販売処理手段による処理を再開させる、請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記情報処理装置を、前記受付手段による選択受付のための選択受付画面を表示部に表示する表示処理手段として動作させ、
前記受付手段は、前記選択受付画面に関してなされた操作に応じて、前記販売処理手段による処理を再開するか否かの選択を受け付ける、請求項に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記再開手段は、前記受付手段が処理を再開しない選択を受け付けた場合に、前記販売処理手段による処理を再開させず、
前記受付手段は、処理を再開しない選択を受け付けた後の時点にて、前記販売処理手段による処理を再開するか否かの選択を再度受け付ける、請求項又は請求項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記再開判定手段は、他の装置との前記通信部による通信が中断した後、当該他の装置との前記通信部による通信が可能であるか否かを判定する、請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記再開判定手段は、前記情報処理装置の起動時に、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する、請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記再開判定手段は、前記情報処理プログラムの起動時に、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する、請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記販売処理手段は、前記商品を販売するための処理を段階的に行うようにしてあり、
前記情報処理装置を、前記通信部による通信を利用した処理が中断した場合に、前記所定箇所に対応する処理の段階を記憶する記憶手段として動作させ、
前記再開手段は、前記記憶手段が記憶した段階から前記販売処理手段による処理を再開させる、請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記情報処理装置を、前記販売処理手段が行う処理とは異なる情報処理を行う情報処理手段として動作させ、
前記情報処理手段の情報処理にて所定の条件が満たされた場合に、前記販売処理手段による処理を行う、請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記情報処理手段は、ゲームに係る情報処理を行い、
前記販売処理手段は、前記ゲーム内におけるコンテンツの売買に係る処理を行う、請求項に記載の情報処理プログラム。
【請求項11】
前記情報処理手段は、前記通信部による通信が可能であるか又は不可能であるかに関わらず、前記情報処理を行うことが可能である、請求項又は請求項10に記載の情報処理プログラム。
【請求項12】
ネットワークを介した通信を行う通信部、
商品を販売するための処理を行う販売処理部、
前記販売処理部により行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する再開判定部、及び、
前記再開判定部が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理部による処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開部
を備え、
前記販売処理部は、
価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、
前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、
前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、
前記商品に係る決済処理と
を行い、
前記再開部は、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる情報処理装置。
【請求項13】
ネットワークを介した通信を行う通信部、商品を販売するための処理を行う販売処理部、前記販売処理部により行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する再開判定部、及び、前記再開判定部が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理部による処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開部を有し、前記販売処理部は、価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、前記商品に係る決済処理とを行い、前記再開部は、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる情報処理装置と、
ネットワークを介して前記情報処理装置との通信を行う通信部、及び、前記通信部による通信を利用して前記情報処理装置との間で商品を販売するための処理を行う販売処理部を有するサーバ装置
を備える商品販売システム。
【請求項14】
ネットワークを介した通信を行う通信部を有する情報処理装置が、商品を販売するための処理を行う販売処理ステップ、
前記販売処理ステップにより行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを前記情報処理装置が判定する再開判定ステップ、及び、
前記再開判定ステップにて再開可能であると判定した場合に、前記情報処理装置が、前記販売処理ステップによる処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開ステップ
を含み、
前記販売処理ステップにて行う処理には、
価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、
前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、
前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、
前記商品に係る決済処理と
を含み、
前記再開ステップでは、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる商品販売方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介して商品の売買に係る処理を行う情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザの情報処理装置と商品の販売店などが運営するサーバ装置との間で通信を行い、商品の売買を実現する商品販売システムが広く利用されている。商品販売システムでは、情報処理装置にてユーザが選択した商品の購入要求がサーバ装置へ与えられ、情報処理装置及びサーバ装置の間で決済処理などが行われる(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−235603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品販売システムにおいて、例えば情報処理装置とサーバ装置との通信が途切れるなどの要因により、商品の売買に係る処理が中断されることがある。ユーザは所望の商品を購入することができないため、処理中断の要因が解消された後で商品の購入を再び行うこととなる。このような場合、従来の商品販売システムでは、ユーザは商品購入のための手続きを情報処理装置にて最初から行う必要があり、手間がかかるという問題があった。また処理中断の要因が解消されるまでに長い時間を必要とした場合などには、ユーザは商品を購入しようとしていたことを忘れてしまうことがあった。これは商品の販売店などにとって、商品販売の機会を失うこととなる。
【0005】
本発明の目的とするところは、何らかの要因で商品販売の処理が中断された場合のユーザの手間の増加及び販売店の商品販売機会の損失等を防止し得る情報処理プログラム、情報処理装置、商品販売システム及び商品販売方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報処理プログラムは、ネットワークを介した通信を行う通信部を備える情報処理装置を、商品を販売するための処理を行う販売処理手段、前記販売処理手段により行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する再開判定手段、及び、前記再開判定手段が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理手段による処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開手段として動作させ、前記販売処理手段は、価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、前記商品に係る決済処理とを行い、前記再開手段は、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる。
【0013】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記情報処理装置を、前記再開判定手段が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理手段による処理を再開するか否かの選択を受け付ける受付手段として動作させ、前記再開手段は、前記受付手段が処理を再開する選択を受け付けた場合に、前記販売処理手段による処理を再開させる。
【0014】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記情報処理装置を、前記受付手段による選択受付のための選択受付画面を表示部に表示する表示処理手段として動作させ、前記受付手段は、前記選択受付画面に関してなされた操作に応じて、前記販売処理手段による処理を再開するか否かの選択を受け付ける。
【0015】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記再開手段が、前記受付手段が処理を再開しない選択を受け付けた場合に、前記販売処理手段による処理を再開させず、前記受付手段は、処理を再開しない選択を受け付けた後の時点にて、前記販売処理手段による処理を再開するか否かの選択を再度受け付ける。
【0016】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記再開判定手段が、他の装置との前記通信部による通信が中断した後、当該他の装置との前記通信部による通信が可能であるか否かを判定する。
【0017】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記再開判定手段が、前記情報処理装置の起動時に、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する。
【0018】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記再開判定手段が、前記情報処理プログラムの起動時に、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する。
【0020】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記販売処理手段が、前記商品を販売するための処理を段階的に行うようにしてあり、前記情報処理装置を、前記通信部による通信を利用した処理が中断した場合に、前記所定箇所に対応する処理の段階を記憶する記憶手段として動作させ、前記再開手段は、前記記憶手段が記憶した段階から前記販売処理手段による処理を再開させる。
【0021】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記情報処理装置を、前記販売処理手段が行う処理とは異なる情報処理を行う情報処理手段として動作させ、前記情報処理手段の情報処理にて所定の条件が満たされた場合に、前記販売処理手段による処理を行う。
【0022】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記情報処理手段が、ゲームに係る情報処理を行い、前記販売処理手段は、前記ゲーム内におけるコンテンツの売買に係る処理を行う。
【0023】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、前記情報処理手段が、前記通信部による通信が可能であるか又は不可能であるかに関わらず、前記情報処理を行うことが可能である。
【0024】
また、本発明に係る情報処理装置は、ネットワークを介した通信を行う通信部、商品を販売するための処理を行う販売処理部、前記販売処理部により行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する再開判定部、及び、前記再開判定部が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理部による処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開部を備え、前記販売処理部は、価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、前記商品に係る決済処理とを行い、前記再開部は、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる。
【0025】
また、本発明に係る商品販売システムは、ネットワークを介した通信を行う通信部、商品を販売するための処理を行う販売処理部、前記販売処理部により行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する再開判定部、及び、前記再開判定部が再開可能であると判定した場合に、前記販売処理部による処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開部を有し、前記販売処理部は、価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、前記商品に係る決済処理とを行い、前記再開部は、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる情報処理装置と、ネットワークを介して前記情報処理装置との通信を行う通信部、及び、前記通信部による通信を利用して前記情報処理装置との間で商品を販売するための処理を行う販売処理部を有するサーバ装置を備える。
【0026】
また、本発明に係る商品販売方法は、ネットワークを介した通信を行う通信部を有する情報処理装置が、商品を販売するための処理を行う販売処理ステップ、前記販売処理ステップにより行われる処理のうち前記通信部を利用した処理が中断した後、中断された処理が再開可能であるか否かを前記情報処理装置が判定する再開判定ステップ、及び、前記再開判定ステップにて再開可能であると判定した場合に、前記情報処理装置が、前記販売処理ステップによる処理を、処理過程の所定箇所から再開させる再開ステップを含み、前記販売処理ステップにて行う処理には、価格情報を含まない商品に係る情報を、前記通信部による通信を伴わずに表示する商品情報表示処理と、前記商品情報表示処理にて表示した商品からの選択を受け付ける商品選択受付処理と、前記商品選択受付処理にて受け付けた商品の価格情報を、前記通信部による通信にて他の装置から取得する価格情報取得処理と、前記商品に係る決済処理とを含み、前記再開ステップでは、前記価格情報取得処理又は前記決済処理のいずれの処理が中断した場合であっても、前記価格情報取得処理から処理を再開させる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、ユーザは中断された商品購入のための手続きを最初から行う必要がなくなる。また中断された処理を再開させることにより、商品を購入しようとしていたことをユーザが忘れることを防止でき、販売店などの販売機会の損失を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本実施の形態に係る商品販売システムにて行われる処理の概要を説明するための模式図である。
図2】本実施の形態に係る商品販売システムにて行われる処理の概要を説明するための模式図である。
図3】本実施の形態に係るゲーム機の構成を示すブロック図である。
図4】本実施の形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。
図5】中断通知画面の一例を示す模式図である。
図6】選択受付画面の一例を示す模式図である。
図7】ゲーム機が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図8】ゲーム機が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図9】ゲーム機が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図10】サーバ装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図11】実施の形態2に係る電子書籍リーダが行う処理の手順を示すフローチャートである。
図12】実施の形態2に係る電子書籍リーダが行う処理の手順を示すフローチャートである。
図13】実施の形態2に係る電子書籍リーダが行う処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1及び図2は、本実施の形態に係る商品販売システムにて行われる処理の概要を説明するための模式図である。本実施の形態に係る商品販売システムでは、ユーザが利用する情報処理装置、例えばゲーム機1と、商品の販売店などが運営するサーバ装置5とが通信を行って商品の売買に係る処理を行う。図1には、ゲーム機1及びサーバ装置5の処理が中断されることなく正常に行われた場合の流れの一例を図示してある。例えばユーザは、販売されている商品の一覧及び各商品の詳細情報等の商品情報をゲーム機1の表示部に表示し、購入する商品を選択することができる。本実施の形態においては、表示部に表示する商品情報はゲーム機1が記憶しているものとするが、商品情報をサーバ装置5から取得する構成としてもよい。ゲーム機1は、操作部に対してなされたユーザの操作に応じて、購入する商品の選択を受け付ける。
【0030】
商品の選択を受け付けたゲーム機1は、選択された商品の価格情報を取得するため、サーバ装置5に対して見積要求を送信する。見積要求を受信したサーバ装置5は、選択された商品の価格を調べて見積を作成し、作成した見積をゲーム機1へ送信する。見積を受信したゲーム機1は、選択された商品に対する見積の価格情報を表示する。ユーザは、表示された価格に基づいて、選択した商品を購入するか否かの最終決定を行うことができる。ユーザが商品を購入する操作を行った場合、ゲーム機1は、サーバ装置5に対して商品の購入要求を送信する。購入要求を受信したサーバ装置5は、ゲーム機1との間で決済処理を開始する。決済処理においては、例えばゲーム機1及びサーバ装置5の間でクレジットカードの番号及び暗証番号等の情報が送受信される。決済処理が終了した場合、ゲーム機1においては商品の購入が完了し、サーバ装置5においては商品の販売が完了する。なお、商品がデジタルコンテンツである場合には、この後にサーバ装置5からゲーム機1へデジタルコンテンツの送信を行う。また商品がデジタルコンテンツでない場合には、サーバ装置5を運営する販売店などが商品の発送などを行う。
【0031】
図2には、ゲーム機1及びサーバ装置5の処理が中断された場合の流れの一例を図示してある。例えばゲーム機1からサーバ装置5へ商品の見積要求を送信する際に、ゲーム機1及びサーバ装置5の通信を行うことができなかった場合、ゲーム機1による商品購入のための処理は中断される。ゲーム機1は、例えば通信を行うことができなかった旨をエラーメッセージとして表示し、処理を中断する。このときにゲーム機1は、中断された処理に関する情報、例えば購入対象として選択されていた商品、購入のために必要な手続きがいずれの段階まで進められていたか、購入のために入力された情報等を記憶部に記憶する。ユーザは、ゲーム機1にて他の処理、例えば他の商品の情報閲覧又はゲームプレイ等を行ってもよく、ゲーム機1の使用を中止して電源オフとしてもよい。本例では、ユーザがゲーム機1の電源をオフとしたものとする。
【0032】
その後、ユーザがゲーム機1の電源をオンした場合又は電源をオンして商品販売のためのプログラムを起動した場合等に、ゲーム機1はサーバ装置5との通信が可能であるか否かを判定する。このときゲーム機1は、例えばサーバ装置5との間で所定の情報送受信を行い、これが成功したか否かによって通信可能であるか否かを判定することができる。サーバ装置5との通信が可能であると判定した場合、ゲーム機1は、中断された商品の購入に係る処理が再開可能である旨を表示部に表示すると共に、中断された処理を再開するか否かの選択を受け付ける。
【0033】
処理を再開しない旨の選択を受け付けた場合、ゲーム機1は、中断された処理を再開しない。このときにゲーム機1は、記憶部に記憶した中断された処理に関する情報を破棄してもよい。ゲーム機1は、記憶部の情報を破棄せずに、その後の所定時点にて、中断された処理を再開するか否かの選択の再受付を行ってもよい。又は、記憶部の情報を破棄するか否か、即ち再開するか否かの選択を後で行うか否かを、ユーザが決定可能な構成であってもよい。
【0034】
再開する旨の選択を受け付けた場合、ゲーム機1は、中断された処理に関する情報を記憶部から読み出して、中断された処理を再開する。本例では、ゲーム機1からサーバ装置5へ見積要求を送信する段階で処理が中断されていたため、ゲーム機1は、この段階から処理を再開する。ゲーム機1は、処理が中断される以前に選択されていた商品の見積要求をサーバ装置5へ送信する。以降の処理は、図1にて説明したものと同様である。
【0035】
なおゲーム機1は、例えば購入要求を送信する段階又は決済処理の段階等にて処理が中断された場合、中断された段階から処理を再開する構成としてよい。ただし、例えば商品の価格が見積のタイミングで変動する可能性がある場合などには、ゲーム機1は、購入要求を送信する段階又は決済処理の段階等にて処理が中断された場合であっても、見積要求を送信する段階から処理を再開する構成としてよい。即ちゲーム機1による処理の再開は、中断された処理の段階からであってもよく、それ以前の所定の段階からであってもよい。
【0036】
図3は、本実施の形態に係るゲーム機1の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るゲーム機1は、ユーザが持ち運ぶことが可能な可搬型のものである。ゲーム機1は、処理部10、表示部11、操作部12、記録媒体装着部13、通信部14、一次記憶部15及び二次記憶部16等を備えて構成されている。
【0037】
ゲーム機1の処理部10は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置を用いて構成されている。処理部10は、二次記憶部16に記憶されたゲームプログラム91又は記録媒体装着部13に装着された記録媒体9に記録されたゲームプログラム91を一次記憶部15に読み出して実行することにより、ゲームに係る各種の情報処理を行う。例えば処理部10は、操作部12に対してなされた操作を受け付ける処理、受け付けた操作に応じてゲームの判定などを行う処理、受け付けた操作又はゲーム内のイベント等に応じて表示部11に表示するゲーム画像を生成する処理等を行う。
【0038】
表示部11は、液晶パネル等を用いて構成され、処理部10から与えられた画像を表示する。操作部12は、例えば押下式のボタン又は表示部11に設けられたタッチパネル等であり、ユーザによりなされた操作の内容(例えばボタンの押し下げ又は解放等)を処理部10へ通知する。記録媒体装着部13は、カード型等の記録媒体9を着脱できるように構成されている。処理部10は、記録媒体装着部13に装着された記録媒体9からゲームプログラム91及びその他の種々のデータを読み出すことができる。
【0039】
通信部14は、無線LAN(Local Area Network)等を利用してインターネットなどのネットワークに接続し、このネットワークを介してサーバ装置5又は他のゲーム機1等との間でデータの送受信を行う。例えばゲーム機1は、通信部14にてサーバ装置5との通信を行うことで、商品販売に関する種々の処理を行うことができる。一次記憶部15は、半導体メモリ素子などを用いて構成されている。一次記憶部15は、処理部10の演算処理に伴って生成される各種のデータが一時的に記憶される。二次記憶部16は、一次記憶部15と比較して大容量の不揮発性記憶装置を用いて構成されている。二次記憶部16は、ゲームプログラム91などのプログラム、及び、中断情報16aを含む種々のデータを記憶することができる。
【0040】
また本実施の形態に係るゲーム機1は、処理部10がゲームプログラム91を実行することにより、販売処理部31、中断処理部32、再開判定部33、再開選択受付部34、再開処理部35、ゲーム処理部36及び表示処理部37等がソフトウェア的な機能ブロックとして処理部10に実現される。販売処理部31は、上述のようにサーバ装置5との通信を利用して商品販売に関する処理を行う。
【0041】
販売処理部31は、例えば購入可能な商品の一覧及び各商品の詳細情報等の商品情報を二次記憶部16から読み出してユーザに提示する処理、購入する商品の選択を受け付ける処理、商品の見積要求及び購入要求等をサーバ装置5へ送信する処理、並びに、サーバ装置5との決済処理等を行う。中断処理部32は、通信部14によるサーバ装置5との通信途絶などの中断要因が発生したか否かを検知し、販売処理部31の処理が中断されたか否かを検知する処理を行う。また中断処理部32は、販売処理部31の処理が中断された場合に、購入対象として選択されていた商品、購入のために必要な手続きがいずれの段階まで進められていたか、購入のために入力された情報等を二次記憶部16に中断情報16aとして記憶する。
【0042】
再開判定部33は、販売処理部31の処理が中断された後、通信部14がサーバ装置5と通信可能であるか否かなどを所定のタイミングで判定することにより、中断された処理を再開可能であるか否かを判定する処理を行う。再開判定部33による判定は、例えばゲーム機1の起動時点又はゲームプログラム91の処理開始時点等に行ってもよく、中断発生後に数分又は数時間等の所定間隔で定期的に行ってもよい。再開選択受付部34は、再開判定部33が再開可能であると判定した場合に、中断した処理が再開可能である旨をユーザに通知すると共に、中断した処理を再開するか否かの選択を操作部12にて受け付ける処理を行う。再開処理部35は、再開選択受付部34が処理再開の選択を受け付けた場合に、二次記憶部16に記憶された中断情報16aに基づいて、中断された販売処理部31の処理を再開させる処理を行う。再開処理部35は、例えば販売処理部31の処理において中断された時点から処理を再開してもよく、また例えば見積要求をサーバ装置5へ送信する段階などの所定の時点から処理を再開してもよい。
【0043】
ゲーム処理部36は、操作部12にて受け付けたユーザの操作などに応じて、ゲームに関する種々の判定処理又はイベント処理等を行う。表示処理部37は、ゲーム処理部36の処理結果に応じたゲーム画面を生成して表示部11へ与えることにより、表示部11にゲーム画面を表示する処理を行う。表示処理部37は、販売処理部31による商品販売に係る処理に必要な画像、例えば購入可能な商品の一覧又は各商品の詳細情報等を表示部11に表示する処理を行う。また表示処理部37は、再開選択受付部34が選択受付を行う際に用いられる選択受付画面を生成して表示する処理を行う。
【0044】
図4は、本実施の形態に係るサーバ装置5の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るサーバ装置5は、ゲーム機1を使用するユーザに対してデジタルコンテンツを販売する商品販売処理を行う。サーバ装置5は、処理部50、通信部53及び記憶部54等を備えて構成されている。処理部50は、記憶部54に記憶されたサーバプログラム71を実行することにより、商品販売に係る種々の処理を行う。サーバプログラム71の実行により、処理部50には販売処理部61などがソフトウェア的な機能ブロックとして実現される。販売処理部61は、例えばゲーム機1からの見積要求に応じて見積を作成して送信する処理、及び、ゲーム機1からの購入要求に応じた決済処理等を行う。
【0045】
通信部53は、インターネットなどのネットワークを介して一又は複数のゲーム機1との間でデータの送受信を行う。記憶部54は、処理部50にて実行されるサーバプログラム71、及び、販売する商品となるデジタルコンテンツ72等が記憶されている。なおサーバ装置5は、サーバプログラム71及びデジタルコンテンツ72等を、ネットワークを介して取得して記憶部54に記憶してもよく、記録媒体装着部(図示は省略する)に装着された記録媒体に記録されたものを読み出して記憶部54に記憶してもよい。
【0046】
本実施の形態に係る商品販売システムでは、ゲーム機1にて実行されるゲーム内で利用されるアイテム、ゲームの追加シナリオ若しくは追加ステージ、又は、ゲーム内でプレイすることができるミニゲーム等のデジタルコンテンツをサーバ装置5が販売する。ゲーム機1では、ゲームプログラム91を処理部10が実行することにより、例えば3次元の仮想空間内をユーザが操作するキャラクタが移動又は攻撃等するロールプレイングゲーム又はアクションゲーム等のゲームが実現される。本実施の形態に係るゲームは、基本的にゲーム機1がサーバ装置5との通信を行うことなく、いわゆるオフライン状態でユーザがプレイすることができる。またこのゲームに係る処理は、処理部10のゲーム処理部36にて行われる。
【0047】
本実施の形態に係るゲームでは、仮想空間内に仮想店舗が設けられている。ユーザは、キャラクタを仮想店舗内へ入場させる操作を行うことによって、デジタルコンテンツの購入画面をゲーム機1の表示部11に表示させ、デジタルコンテンツを購入することができる。デジタルコンテンツの購入に係る処理は、処理部10の販売処理部31にて行われる。即ちゲーム機1は、キャラクタが仮想店舗内へ入場するという条件が満たされたことによって、ゲーム処理部36による通常のゲーム処理を行うゲームモードから、販売処理部31によるデジタルコンテンツの購入処理を行う商品販売モードへ移行する。
【0048】
商品販売モードにおいてゲーム機1の販売処理部31は、購入可能なデジタルコンテンツの一覧を表示部11に表示する。ユーザは、操作部12に対する操作を行うことによって、表示された一覧から一のデジタルコンテンツを選択し、このデジタルコンテンツの詳細情報を表示させることができる。本実施の形態においては、購入可能なデジタルコンテンツの一覧及び各デジタルコンテンツの詳細情報は、ゲームプログラム91と共に二次記憶部16又は記録媒体9に記憶されている。ゲーム機1の販売処理部31は、二次記憶部16又は記録媒体9に記憶されたこれらの情報を読み出して表示処理部37へ与えることによって、デジタルコンテンツの一覧表示又は詳細情報表示等を行う。このためユーザは、購入するデジタルコンテンツの検討及び選択等を、ゲーム機1がオフラインの状態で行うことができる。
【0049】
ただし本実施の形態においては、デジタルコンテンツの一覧表示又は詳細情報表示等の際に、各デジタルコンテンツの価格は表示されない。各デジタルコンテンツの価格はサーバ装置5が管理しており、ゲーム機1の販売処理部31は、サーバ装置5からデジタルコンテンツの価格情報を取得して価格表示を行う必要がある。例えば販売処理部31は、デジタルコンテンツが選択され、表示部11にこのデジタルコンテンツの詳細情報が表示されている状態で、操作部12にてデジタルコンテンツを購入する操作又は価格を確認する操作等を受け付けた場合、通信部14にてサーバ装置5へのこのデジタルコンテンツの見積要求を送信する。
【0050】
サーバ装置5は、通信部53にてゲーム機1からの見積要求を受信した場合、処理部50の販売処理部61が受信した見積要求に係るデジタルコンテンツの見積を作成する処理を行う。各デジタルコンテンツの価格情報は、サーバ装置5の記憶部54に記憶されていてもよく、通信部53の通信によって他の装置から取得するものであってもよい。サーバ装置5の販売処理部61は、デジタルコンテンツの価格情報を見積としてゲーム機1へ送信する。
【0051】
サーバ装置5からの見積を受信したゲーム機1の販売処理部31は、受信した見積に応じてデジタルコンテンツの価格を表示する。その後、販売処理部31は、表示した価格でのデジタルコンテンツの購入を了承する旨の操作を操作部12にて受け付けた場合、このデジタルコンテンツの購入要求をサーバ装置5へ送信する。購入要求を受信したサーバ装置5の販売処理部61は、ゲーム機1との決済処理を開始する。決済処理においては、ゲーム機1及びサーバ装置5の間で一又は複数回の情報送受信が行われる。このときに送受信される情報は、例えばユーザのID(IDentifier)、暗証番号などの認証情報、又は、支払に用いるクレジットカードの番号等が含まれ得る。
【0052】
また決済処理が完了した場合、ゲーム機1の販売処理部31は、購入したデジタルコンテンツの送信要求をサーバ装置5へ与える。これに応じてサーバ装置5の販売処理部61は、記憶部54に記憶したデジタルコンテンツ72を読み出してゲーム機1へ送信する。ゲーム機1の販売処理部31は、サーバ装置5から送信されるデジタルコンテンツを受信して記憶部16に記憶する。デジタルコンテンツの購入を終了する旨の操作、例えばゲーム内において仮想店舗から退出する操作などが行われた場合、ゲーム機1は商品販売モードからゲームモードへ移行する。これによりユーザは、ゲーム機1にてゲームプログラム91によるゲームのプレイを再開することができる。なおデジタルコンテンツを購入した場合、再開後のゲームは購入したデジタルコンテンツが反映された内容となる。
【0053】
本実施の形態に係るゲーム機1は、可搬型のものであり、通信部14は携帯電話網又は無線LAN等を利用した無線通信によりサーバ装置5との通信を行う。このため、例えばゲーム機1が電波の範囲外にあって無線通信が利用できないなど、ゲーム機1がサーバ装置5との通信を行うことができない場合がある。上述のように本実施の形態に係るゲーム機1では、無線通信が不可能な状態であっても、ゲームプログラム91によるゲームのプレイ、並びに、商品販売におけるデジタルコンテンツの一覧表示及び詳細情報表示等を行うことが可能である。しかしながらゲーム機1は、デジタルコンテンツの見積要求、購入要求、決済処理及びダウンロード等を行うためにサーバ装置5との通信が必要であり、通信部14による通信が不可能な状態となった場合には販売処理部31による処理が中断される可能性がある。
【0054】
ゲーム機1の中断処理部32は、このような販売処理部31による処理の中断を検知する。例えば中断処理部32は、販売処理部31による見積要求の送信処理、購入要求の送信処理又は決済処理等においてサーバ装置5からの応答が期待される状況で、応答が所定時間に亘って得られない場合に、通信に不具合が発生したと判断し、販売処理部31による処理が中断したと判断する。処理の中断が発生した場合、中断処理部32は、中断された処理に関する情報を中断情報16aとして二次記憶部16に記憶する。
【0055】
中断情報16aには、中断された処理が販売処理部31の処理のいずれの段階であったかを示す情報が含まれ得る。本実施の形態においては、販売処理部31によるデジタルコンテンツの購入処理は、見積要求を送信する見積段階、購入要求の送信又は決済処理を行う決済段階、及び、購入したデジタルコンテンツをサーバ装置5から取得するダウンロード段階の3段階に分けられており、中断がいずれの段階で発生したのかを示す情報が中断情報16aに記憶される。また中断情報16aには、中断された時点において見積又は購入の対象とされていたデジタルコンテンツに関する情報が含まれ得る。中断情報16aには、これら以外の情報が含まれていてもよい。
【0056】
また中断処理部32は、販売処理部31の処理が中断した場合、処理が中断した旨をユーザへ通知するため、表示処理部37に中断通知画面を表示部11に表示する指示を与える。図5は、中断通知画面の一例を示す模式図である。図示の例では、ゲーム機1の表示部11に、メッセージを通知するためのウインドウ又はダイアログ等が中断通知画面80として表示されている。この中断通知画面80は、見積又は購入の対象とされていたデジタルコンテンツを示すアイコン80a、処理の中断をユーザへ知らせるメッセージ80b、及び、中断通知画面80を閉じる(非表示とする)ための”閉じる”ボタン80cが設けられている。メッセージ80bは、例えば「現在はお買い物ができないようです。また後ほどお試しください。」のような文章とすることができる。中断処理部32が中断通知画面80を表示部11に表示させることによって、ユーザはデジタルコンテンツの購入処理が中断されたことを把握できる。なお、図示の中断通知画面80では中断通知画面80にて処理中断の要因を明示していないが、例えばサーバ装置5との通信に失敗したなどの要因をユーザに通知するメッセージを表示してもよい。
【0057】
表示部11に中断通知画面80が表示され、ユーザの操作によって中断通知画面80が閉じられた後、本実施の形態に係るゲーム機1では、サーバ装置5との通信が必要でない処理を実行可能である。即ちデジタルコンテンツの購入処理が中断された場合であっても、ユーザはデジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等を行うことができ、更には仮想店舗から退出してゲームをプレイすることができる。
【0058】
本実施の形態に係るゲーム機1は、上記のように処理が中断された後、処理部10の再開判定部33が中断された処理が再開可能であるか否かの判定を所定のタイミングで行う。再開判定部33は、例えば所定タイミングでサーバ装置5へのメッセージ送信を行い、これに対する応答を受信した場合に、サーバ装置5との通信が可能であり、中断された処理が再開可能であると判定することができる。再開判定部33による再開判定のタイミングは、例えば以下のようなものを採用することができる。
・ゲーム機1においてゲームプログラム91が起動された場合
・ゲーム機1が電源オフ状態又はサスペンド状態等から電源オン状態へ復帰した場合
・ゲーム中において仮想店舗内への再入場が行われた場合
・例えば10分又は1時間等の間隔で周期的に
なお再開判定部33は、上記の4つの判定タイミングの全てを採用する必要はなく、適宜に一又は複数の判定タイミングを採用すればよく、更には上記以外の判定タイミングを採用してもよい。
【0059】
再開判定部33が再開可能であると判定した場合、処理部10の再開選択受付部34は、中断された処理を再開するか否かの選択を受け付ける処理を行う。再開選択受付部34は、選択受付のため、表示処理部37に選択受付画面を表示部11に表示する指示を与える。図6は、選択受付画面の一例を示す模式図である。図示の例では、ゲーム機1の表示部11に、選択のための複数のボタンが設けられたウインドウ又はダイアログ等が選択受付画面81として表示されている。この選択受付画面81は、中断された処理に係るデジタルコンテンツを示すアイコン81a、中断された処理があったことをユーザへ知らせるメッセージ81b、選択受付のための”購入する”ボタン81c、”購入しない”ボタン81d及び”後で通知”ボタン81eが設けられている。メッセージ81bは、例えばデジタルコンテンツAの購入が中断されていた場合、「コンテンツAのお買い物が中断していました。」のような文章とすることができる。なお中断された処理に係るデジタルコンテンツがいずれであったかは、二次記憶部16に記憶した中断情報16aに基づいて判断することができる。
【0060】
選択受付画面81にて”購入しない”ボタン81dに対する操作がなされた場合、処理部10は、中断された処理を再開せずに、二次記憶部16に記憶した中断情報16aを消去し、選択受付画面81を閉じて、ゲーム処理部36によるゲーム処理などを行う。”後で通知”ボタン81eに対する操作がなされた場合、処理部10は、選択受付画面81を閉じて、ゲーム処理部36によるゲーム処理などを行う。この場合には、再開判定部33による再開判定が継続して行われ、その後の判定タイミングにて再開可能であると判定された場合に、再開選択受付部34による選択受付が再び行われる。
【0061】
選択受付画面81にて”購入する”ボタン81cに対する操作がなされた場合、処理部10の再開処理部35は、二次記憶部16に記憶した中断情報16aに基づいて、中断された販売処理部31の処理を再開させる。上述のように中断情報16aには、処理の中断が見積段階、決済段階又はダウンロード段階のいずれで発生したかを示す情報が含まれている。また中断情報16aには、中断された処理に係るデジタルコンテンツ、即ちユーザが購入しようとしていたデジタルコンテンツがいずれであったかを示す情報が含まれている。再開処理部35は、中断情報16aに記憶されたデジタルコンテンツの購入処理を、中断情報16aに記憶された処理段階から再開すべく、販売処理部31へ処理の再開指示を与える。ただし本実施の形態においては、処理中断の段階が決済段階である場合、再開処理部35は、見積段階から処理を再開すべく指示を与える。これは処理中断から再開までの間に、デジタルコンテンツの価格が変動している可能性があるためである。再開処理部35は、販売処理部31へ再開指示を与えた後、二次記憶部16から中断情報16aを削除する。
【0062】
再開処理部35から再開指示が与えられた場合、販売処理部31は、指示された処理段階から指示されたデジタルコンテンツの購入処理を再開する。再開処理部35は、表示処理部37に仮想店舗内などの画像を表示部11に表示させると共に、以前に行うことができなかったサーバ装置5との通信を行う。例えば見積段階から処理を再開する場合、販売処理部31は、見積要求をサーバ装置5へ送信する。また例えばダウンロード段階から処理を再開する場合、販売処理部31は、デジタルコンテンツの送信要求をサーバ装置5へ送信する。これらによって、中断されていた販売処理部31の処理が再開され、ユーザは以前に購入できなかったデジタルコンテンツの購入手続きを再開することができる。
【0063】
図7図9は、ゲーム機1が行う処理の手順を示すフローチャートである。なお、本フローチャートにおいて再開判定部33は、再開判定をゲームプログラム91の起動時に行う構成とする。ゲーム機1の処理部10は、二次記憶部16又は記録媒体9に記憶されたゲームプログラム91を読み出して実行することにより処理を開始する(ステップS1)。この際に処理部10の再開判定部33は、二次記憶部16に中断情報16aが記憶されているか否かなどを調べることにより、デジタルコンテンツの購入処理が以前に中断されていたか否かを判定する(ステップS2)。購入処理が中断されていると判定した場合(S2:YES)、再開判定部33は、サーバ装置5との通信を試み、サーバ装置5からの応答の有無に応じて購入処理を再開可能であるか否かを判定する(ステップS3)。購入処理が中断されていない場合(S2:NO)、又は、購入処理が再開不可能である場合(S3:NO)、処理部10は、ステップS11へ処理を進める。
【0064】
購入処理が再開可能であると再開判定部33が判定した場合(S3:YES)、処理部10は、二次記憶部16に記憶した中断情報16aを読み出す(ステップS4)。処理部10の再開選択受付部34は、表示処理部37へ指示を与えることにより、表示部11に再開選択受付画面81を表示する(ステップS5)。再開選択受付部34は、再開選択受付画面81にて”購入する”、”購入しない”又は”後で通知”のいずれかの選択を受け付ける。再開選択受付部34は、”購入する”が選択されたか否かを判定する(ステップS6)。”購入する”が選択されていない場合(S6:NO)、再開選択受付部34は、”購入しない”が選択されたか否かを判定する(ステップS7)。”購入しない”が選択された場合(S7:YES)、処理部10は、二次記憶部16の中断情報16aを削除して(ステップS8)、ステップS11へ処理を進める。”購入しない”が選択されていない場合(S7:NO)、即ち”後で通知”が選択された場合、処理部10は、ステップS11へ処理を進める。
【0065】
再開選択受付画面81にて”購入する”が選択されたと再開選択受付部34が判定した場合(S6:YES)、処理部10の再開処理部35は、中断情報16aに基づいて、以前の購入処理がいずれの段階で中断されたかを判定する。再開処理部35は、購入処理が見積段階で中断されたか否かを判定する(ステップS9)。見積段階で中断されていない場合(S9:NO)、再開処理部35は、購入処理が決済段階で中断されたか否かを判定する(ステップS10)。購入処理が見積段階で中断された場合(S9:YES)、又は、決済段階で中断された場合(S10:YES)、再開処理部35は、ステップS17へ処理を進め、見積要求の送信から処理を再開させる。購入処理が決済段階で中断されていない場合(S10:NO)、即ちダウンロード段階で中断された場合、再開処理部35は、ステップS28へ処理を進め、デジタルコンテンツの送信要求から処理を再開させる。
【0066】
以前の購入処理が中断されていない場合、又は、ユーザが中断された処理の再開を望まない場合等には、処理部10のゲーム処理部36がゲーム処理を行う(ステップS11)。ゲーム処理部36は、ゲーム内においてユーザが操作するキャラクタが仮想店舗内へ入場したか否かを判定する(ステップS12)。仮想店舗内へ入場していない場合(S12:NO)、ゲーム処理部36は、ゲームの終了操作などがなされたか否かを判定する(ステップS13)。ゲームの終了操作などがなされた場合(S13:YES)、処理部10は、ゲームプログラム91による処理を終了する。ゲームの終了操作などがなされていない場合(S13:NO)、ゲーム処理部36は、ステップS11へ処理を戻し、ゲーム処理を継続する。
【0067】
仮想店舗内へキャラクタが入場したとゲーム処理部36が判定した場合(S12:YES)、処理部10の販売処理部31は、デジタルコンテンツの購入処理を開始する。販売処理部31は、二次記憶部16又は記録媒体9に記憶された情報に基づいて、購入可能なデジタルコンテンツの一覧表示又はユーザが選択したデジタルコンテンツの詳細表示等を行う(ステップS14)。また販売処理部31は、仮想店舗から退出する操作がなされたか否かを判定する(ステップS15)。退出する操作がなされた場合(S15:YES)、処理部10は、ステップS11へ処理を戻し、ゲーム処理部36によるゲーム処理を行う。退出する操作がなされていない場合(S15:NO)、販売処理部31は、デジタルコンテンツの見積要求の操作がなされたか否かを判定する(ステップS16)。見積要求の操作がなされていない場合(S16:NO)、販売処理部31は、ステップS14へ処理を戻し、デジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等を継続する。
【0068】
見積要求の操作がなされた場合(S16:YES)、販売処理部31は、通信部14にてサーバ装置5へ見積要求を送信する(ステップS17)。なお、ステップS9にて購入処理が見積段階で中断されたと判定した場合、又は、ステップS10にて決済段階で中断されたと判定した場合には、処理部10の再開処理部35は、販売処理部31にステップS17の見積要求の送信から処理を再開させる。その後、販売処理部31は、例えば所定時間内などに、サーバ装置か5からの見積を受信したか否かを判定する(ステップS18)。サーバ装置5からの見積を受信していない場合(S18:NO)、処理部10の中断処理部32は、中断段階が見積段階である旨を示す情報を含む中断情報16aを二次記憶部16に記憶する(ステップS19)。また中断処理部32は、表示処理部37へ指示を与えることにより、表示部11に中断通知画面80を表示させて(ステップS20)、ステップS14へ処理を戻し、販売処理部31によるデジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等を継続する。
【0069】
サーバ装置5からの見積を受信した場合(S18:YES)、販売処理部31は、見積を取得したデジタルコンテンツの購入要求の操作がなされたか否かを判定する(ステップS21)。購入要求の操作がなされていない場合(S21:NO)、販売処理部31は、ステップS14へ処理を戻し、デジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等を継続する。購入要求の操作がなされた場合(S21:YES)、販売処理部31は、通信部14にてサーバ装置5へデジタルコンテンツの購入要求を送信する(ステップS22)。
【0070】
販売処理部31は、サーバ装置5により所定の決済処理が開始されたか否かを判定し(ステップS23)、決済処理が開始された場合には(S23:YES)、サーバ装置5との間で必要な情報を送受信して決済処理を行う(ステップS24)。販売処理部31は、異常終了などすることなく、決済処理が正常終了したか否かを判定する(ステップS25)。決済処理が開始されない場合(S23:NO)、又は、決済処理が正常終了しない場合(S25:NO)、処理部10の中断処理部32は、中断段階が決済段階である旨を示す情報を含む中断情報16aを二次記憶部16に記憶する(ステップS26)。また中断処理部32は、表示処理部37にて表示部11に中断通知画面80を表示させ(ステップS27)、ステップS14へ処理を戻し、販売処理部31によるデジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等を継続する。
【0071】
決済処理を正常に終了した場合(S25:YES)、販売処理部31は、決済処理が終了したデジタルコンテンツの送信要求を通信部14にてサーバ装置5へ与える(ステップS28)。販売処理部31は、送信要求に応じてサーバ装置5から送信されるデジタルコンテンツの受信が完了したか否かを判定する(ステップS29)。デジタルコンテンツの受信が中断されたなど、デジタルコンテンツの受信を完了できなかった場合(S29:NO)、中断処理部32は、中断段階がダウンロード段階である旨を示す情報を含む中断情報16aを二次記憶部16に記憶する(ステップS30)。また中断処理部32は、表示処理部37にて表示部11に中断通知画面80を表示させ(ステップS31)、ステップS14へ処理を戻し、販売処理部31によるデジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等を継続する。デジタルコンテンツの受信が完了した場合(S29:YES)、販売処理部31は、ステップS14へ処理を戻し、デジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等を継続する。デジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等は、仮店舗から退出する操作がなされるまで継続して行われる。
【0072】
図10は、サーバ装置5が行う処理の手順を示すフローチャートである。サーバ装置5の販売処理部61は、通信部53にてゲーム機1からの見積要求を受信したか否かを判定する(ステップS41)。見積要求を受信した場合(S41:YES)、販売処理部61は、見積要求に係るデジタルコンテンツの価格を調べ、この価格情報を含む見積を作成する(ステップS42)。販売処理部61は、見積要求の送信元のゲーム機1へ、作成した見積を通信部53にて送信し(ステップS43)、ステップS41へ処理を戻す。
【0073】
見積要求を受信していない場合(S41:NO)、販売処理部61は、通信部53にてゲーム機1からの購入要求を受信したか否かを判定する(ステップS44)。購入要求を受信した場合(S44:YES)、販売処理部61は、購入要求の送信元のゲーム機1との間で、所定の決済処理を開始する(ステップS45)。その後、販売処理部61は、異常終了などすることなく、決済処理が正常終了したか否かを判定する(ステップS46)。決済処理が正常終了した場合(S46:YES)、処理対象のデジタルコンテンツの決済が完了した旨を示す情報を記憶部54に記憶し(ステップS47)、ステップS41へ処理を戻す。決済処理が正常終了しなかった場合(S46:NO)、販売処理部61は、ステップS41へ処理を戻す。
【0074】
購入要求を受信していない場合(S44:NO)、販売処理部61は、通信部53にてゲーム機1から、決済処理が完了したデジタルコンテンツの送信要求を受信したか否かを判定する(ステップS48)。デジタルコンテンツの送信要求を受信した場合(S48:YES)、販売処理部61は、記憶部54から送信要求に係るデジタルコンテンツを読み出し(ステップS49)、送信要求の送信元のゲーム機1へ、読み出したデジタルコンテンツを送信し(ステップS50)、ステップS41へ処理を戻す。また販売処理部61は、デジタルコンテンツの送信要求を受信していない場合(S48:NO)、ステップS41へ処理を戻し、ゲーム機1からの要求を受信するまで待機する。
【0075】
以上の構成の商品販売システムは、ゲーム機1及びサーバ装置5が通信を行って、デジタルコンテンツを売買するための商品販売に係る処理を行う。ゲーム機1は、販売処理部31による販売処理の中断を検知した場合に中断処理部32が中断情報16aを二次記憶部16に記憶し、その後に再開判定部33が所定のタイミングで中断された処理が再開可能であるか否かを判定する。再開可能と判定した場合、ゲーム機1は、再開処理部35が販売処理部31の販売処理の処理過程の所定箇所から処理を再開させる。これによりゲーム機1のユーザは、中断されたデジタルコンテンツの購入のための手続きを最初から行う必要がなくなる。またデジタルコンテンツを購入しようとしていたことをユーザが忘れてしまうことを防止でき、デジタルコンテンツの販売会社などが販売機会を損失することを防止できる。
【0076】
またゲーム機1は、再開判定部33が再開可能であると判定した場合に、再開選択受付部34が中断した処理を再開するか否かの選択を受け付ける。このときに再開選択受付部34は、表示処理部37に選択受付画面81を表示部11に表示させる。これらにより、中断した処理を再開するか否かを、ゲーム機1のユーザが自ら行うことが可能となる。また選択受付画面81には、購入しようとしていたデジタルコンテンツを示すアイコン81aを表示する。これによりユーザは、購入しようとしていたデジタルコンテンツの購入手続きを再開するか否かを容易に判断することができる。
【0077】
またゲーム機1は、選択受付画面81にて”購入しない”ボタン81d又は”後で通知”ボタン81eが操作され、再開選択受付部34が中断された処理を再開しない選択を受け付けた場合、再開処理部35は中断された処理を再開させない。”後で通知”ボタン81eに対する操作がなされた場合、再開選択受付部34は、その後の所定タイミングにて、再開するか否かの選択を再び受け付ける。これにより、選択受付画面81が表示部11に表示された時点でユーザが処理再開を望まない場合であっても、更にその後の時点にて処理を再開させることができる。
【0078】
またゲーム機1の中断処理部32は、サーバ装置5との通信の中断を検知した場合に、販売処理部31による商品販売に係る処理が中断されたと判断する。再開判定部33は、所定のタイミングでサーバ装置5との通信が可能であるか否かを判定することにより、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する。これによりゲーム機1及びサーバ装置5の通信に起因して中断された商品販売処理を、ゲーム機1にて再開させることができる。
【0079】
またゲーム機1の再開選択受付部34は、販売処理部31による処理が中断された後の所定タイミングにて、中断された処理が再開可能であるか否かを判定する。例えば判定を行うタイミングは、処理部10がゲームプログラム91を読み出して実行し、処理を開始した時点とすることができる。また例えば判定を行うタイミングは、ゲーム機1の起動時点とすることができる。これらのタイミングで判定を行うことにより、ユーザによるゲームプレイを妨げることなく、中断した処理を再開させることができる。
【0080】
またゲーム機1は、購入可能なデジタルコンテンツの商品情報などをゲームプログラム91と共に二次記憶部16又は記録媒体9に記憶しており、デジタルコンテンツの一覧表示又は詳細表示等をオフライン状態で行うことが可能な構成である。このような構成でゲーム機1の販売処理部31が、デジタルコンテンツの価格情報をサーバ装置5から見積として取得することにより、デジタルコンテンツの価格の変化に対応することが可能となる。
【0081】
ゲーム機1の販売処理部31が行う処理には、サーバ装置5との通信が必要な見積取得、決済処理及びデジタルコンテンツのダウンロード等の処理を含む。また販売処理部31が行う処理には、サーバ装置5との通信が不要なデジタルコンテンツの一覧表示及び詳細表示、並びに、表示したデジタルコンテンツから購入対象のデジタルコンテンツの選択を受け付ける処理等の処理を含む。販売処理部31は、通信が不要な処理に引き続き通信が必要な処理を行う、即ち通信が不要な処理を先に行って通信が必要な処理を後に行う。販売処理部31は、通信が必要な処理が中断された場合であっても、通信が不要な処理を実行することが可能である。これによりサーバ装置5との通信を行うことができない場合であっても、ユーザはゲーム機1を用いてデジタルコンテンツの購入に関する手続の一部を行うことができる。
【0082】
またゲーム機1の販売処理部31は、デジタルコンテンツの見積段階、決済段階及びダウンロード段階の3段階で行う。再開処理部35は、見積段階又は決済段階で処理が中断された場合に見積段階から処理を再開させ、ダウンロード段階で処理が中断された場合にダウンロード段階から処理を再開させる。決済処理にて中断された場合であっても見積段階から処理を再開させることで、中断から再開までの間に生じるデジタルコンテンツの価格変化に対応することができる。また中断処理部32は、処理の中断を検知した場合に、中断された処理の段階がいずれであるかを示す情報を含む中断情報16aを二次記憶部16に記憶する。これにより再開処理部35は、記憶された中断情報16aに基づいて、処理を適切な段階から再開させることができる。
【0083】
またゲーム機1は、処理部10にてゲームプログラム91を実行することにより、商品販売に係る処理の他に、ゲーム処理部36によるゲーム処理を行うことができる。ゲーム機1は、例えばゲーム処理部36のゲーム内にて仮想店舗内にユーザのキャラクタが入場したことなどの所定条件が満たされた場合に、販売処理部31によるデジタルコンテンツの売買に係る処理を行う。販売処理部31は、例えばゲーム内で利用されるアイテム、ゲームの追加シナリオ若しくは追加ステージ、又は、ゲーム内でプレイすることができるミニゲーム等のデジタルコンテンツの売買に係る処理を行う。ゲーム処理部36によるゲーム処理は、デジタルコンテンツの売買に係るサーバ装置5との通信が不可能な場合であっても、ゲーム処理を行うことができる。
【0084】
なお、本実施の形態においては、ゲーム機1の販売処理部31による処理の中断要因として、サーバ装置5との通信を挙げたが、中断要因はこれに限らない。販売処理の中断要因として、例えばゲーム機1及びサーバ装置5の通信が可能であっても、サーバ装置5のメンテナンスなどによって販売処理を行うことができない場合が考え得る。また例えば、ゲーム機1の設定又は不具合等による販売処理の中断なども考え得る。
【0085】
また本実施の形態においては、ゲーム機1及びサーバ装置5の間でデジタルコンテンツの売買を行う構成としたが、これに限るものではない。ゲーム機1及びサーバ装置5の間でデジタルコンテンツではない実物の商品の売買を行う構成としてもよく、この場合にはダウンロード段階の処理は行われない。また、ユーザが購入を検討している商品のリスト(いわゆるお気に入りリストなど)をサーバ装置5が管理する構成の場合、このリストへの商品の追加又は削除等の処理の中断を再開させる構成としてもよい。
【0086】
また本実施の形態において示したゲーム機1及びサーバ装置5の処理の手順、手続の手順、又は、販売の段階等は一例であって、これに限るものではない。例えば販売処理においてゲーム機1がサーバ装置5からデジタルコンテンツの見積の取得を行わない構成であってもよい。また例えばゲームの開始時又はゲーム内にて仮想店舗内にユーザのキャラクタが入場した場合等に、ゲーム機1が購入可能なデジタルコンテンツの価格情報を一括してサーバ装置5から取得する構成としてもよい。また例えば決済処理の段階でデジタルコンテンツの価格情報をサーバ装置5からゲーム機1へ送信する構成としてもよい。
【0087】
また本実施の形態においては、見積及び購入等を1つのデジタルコンテンツについて行う場合について説明したが、複数のデジタルコンテンツを一括して見積又は購入等することが可能であってよい。また本実施の形態にて説明したゲーム処理部36が行うゲーム内容は一例であって、これに限るものではなく、種々のゲームに同様の構成を適用することができる。
【0088】
また図5に示した中断通知画面80及び図6に示した選択受付画面81の構成は一例であって、これに限るものではない。例えば中断通知画面80において、中断された処理の途中からの再開を希望するか否かをユーザに問い合わせてもよい。また例えば選択受付画面81において、”後で通知”ボタン81eを設けず、再開選択受付部34が再開するか否かの2択の選択を受け付ける構成としてもよい。
【0089】
また本実施の形態においては、決済段階にて処理が中断された場合であっても見積段階から処理を再開する構成としたが、これに限るものではない。例えば商品の価格が変化しない場合、又は、例えば見積に有効期限が設定され、その期限内である場合等には、決済段階にて中断された処理を、決済段階から再開する構成としてもよい。
【0090】
またゲーム機1においては、中断された処理が再開されることなく、更に別の処理が中断される可能性、即ち連続的に複数の処理が中断される可能性がある。このような場合にゲーム機1の再開処理部35は、例えば最後に中断された処理から再開させてもよく、また例えば中断された複数の処理から再開させる処理の選択をユーザから受け付けて、選択された処理から再開させてもよい。
【0091】
また本実施の形態においては、可搬型のゲーム機1を例に説明を行ったが、これに限るものではない。例えば据置型のゲーム機、汎用のコンピュータ、タブレット型端末装置又は携帯電話機等の種々の情報処理装置に同様の技術を適用可能である。また商品販売システムの装置構成及び各装置における機能の分担は、本実施の形態にて説明したものに限らない。例えば本実施の形態においてゲーム機1の機能として説明したものの少なくとも一部を、サーバ装置5が有していてもよい。また逆に、サーバ装置5の機能として説明したものの少なくとも一部を、ゲーム機1が有していてもよい。またサーバ装置5の機能は、1つのサーバ装置にて実現されるのではなく、複数のサーバ装置にて実現されるものであってよい。
【0092】
(変形例)
変形例に係る商品販売システムでは、販売処理の中断及び再開等に係る処理をゲーム機1ではなくサーバ装置5が行う。変形例に係るサーバ装置5は、販売処理部61によるゲーム機1との販売処理が通信不可能などの理由で中断された場合、中断された処理の段階及び購入対象の商品等の情報を記憶部54に中断情報として記憶する。その後、サーバ装置5は、ゲーム機1との通信が可能となった場合などの所定のタイミングで、中断された処理を再開するか否かをゲーム機1に問い合わせる。この問い合わせに応じてゲーム機1ではユーザの選択が受け付けられ、選択結果がゲーム機1からサーバ装置5へ送信される。ゲーム機1にて処理再開の選択が受け付けられた場合、サーバ装置5は、例えば商品の見積作成の段階から処理を再開し、作成した見積をゲーム機1へ送信する。なおサーバ装置5の処理再開は、見積作成段階以外の段階、例えば決済処理又はデジタルコンテンツ送信段階等から行ってもよい。
【0093】
(実施の形態2)
実施の形態2に係る商品販売システムは、電子書籍リーダとサーバ装置との間で、電子書籍の売買を行う。電子書籍リーダは、内部メモリなどに記憶した電子書籍に係る文字又は画像等を表示部に表示し、ユーザの操作に応じて表示するページの切り替えなどを行う。電子書籍リーダは、サーバ装置との間で無線通信を行う機能を有しており、サーバ装置にて販売されている電子書籍を購入して内部メモリなどにダウンロードすることができる。ユーザは、電子書籍リーダにてサーバ装置へアクセスし、例えば購入可能な電子書籍の一覧表示及びキーワード入力による電子書籍の検索等を行うことができる。これらによりユーザは購入する電子書籍を選択し、電子書籍リーダにてサーバ装置へ電子書籍の購入要求を与える。なお上述の実施の形態に係る商品販売システムと同様に、電子書籍の購入要求の前に、電子書籍リーダによる電子書籍の見積要求、及び、サーバ装置による見積送信を行う構成としてもよい。
【0094】
また実施の形態2においては、サーバ装置が販売する電子書籍には、例えば最終ページなどに他の電子書籍の案内情報などが付されている。案内情報は、例えばその電子書籍の続巻の案内、又は、同じ作者の別の作品の案内等とすることができる。電子書籍リーダは、電子書籍の最終ページなどに他の電子書籍の案内情報を表示すると共に、表示した他の電子書籍の購入対象として選択を受け付けることができる。案内情報にて電子書籍が購入対象として選択された場合、電子書籍リーダはサーバ装置へこの電子書籍の購入要求を与える。
【0095】
電子書籍リーダからの購入要求に応じて、サーバ装置は、電子書籍リーダとの間で決済処理を開始する。決済処理においては、例えば電子書籍リーダ及びサーバ装置の間でクレジットカードの番号及び暗証番号等の情報が送受信される。決済処理が正常に終了した場合、サーバ装置は、電子書籍のデータを電子書籍リーダへ送信する。電子書籍リーダは、サーバ装置から送信された電子書籍のデータを受信して内部メモリなどに記憶する。
【0096】
例えば電子書籍リーダからサーバ装置へ電子書籍の購入要求を送信する際に、通信を行うことができなかった場合には、電子書籍リーダによる電子書籍購入のための処理は中断される。このときに電子書籍リーダは、エラーメッセージなどを表示して、購入処理を中断する。また電子書籍リーダは、中断された処理に関する情報を記憶部に記憶する。その後、ユーザは、サーバ装置との通信可否に関わらず、電子書籍リーダにて内部メモリなどに記憶された電子書籍の閲覧を行うことができる。
【0097】
電子書籍の購入処理が中断された後、電子書籍リーダは、例えばユーザが電子書籍リーダの電源をオンした場合などの所定タイミングにて、サーバ装置との通信が可能であるか否かを判定し、中断された購入処理が再開可能であるか否かを判定する。サーバ装置との通信が可能であり、購入処理が再開可能であると判定した場合、電子書籍リーダは、表示部にメッセージなどを表示して、中断された電子書籍購入の処理を再開するか否かの選択を受け付ける。
【0098】
処理を再開しない旨の選択を受け付けた場合、電子書籍リーダは、中断された処理を再開しない。再開する旨の選択を受け付けた場合、電子書籍リーダは、中断された処理に関する情報を記憶部から読み出して、中断された処理を再開する。例えば電子書籍の購入要求を送信する際にサーバ装置との通信が不可能で処理が中断されていた場合、電子書籍リーダは、この電子書籍の購入要求を送信する段階から処理を再開する。また例えばサーバ装置との決済処理の途中で処理が中断されていた場合、電子書籍リーダは、決済処理の処理が中断された時点から処理を再開してもよく、決済処理の最初の時点から処理を再開してもよい。
【0099】
図11図13は、実施の形態2に係る電子書籍リーダが行う処理の手順を示すフローチャートである。なお、本フローチャートにおいては、電子書籍の最終ページに表示された案内情報に対する購入要求をユーザが行う場合について示し、ユーザが電子書籍購入のために電子書籍リーダにてサーバ装置へ直接的にアクセスする場合については図示を省略する。本フローチャートにおいては、電子書籍の購入処理の再開判定を電子書籍表示プログラムの処理開始時に行うものとする。また本フローチャートにおいては、購入処理は決済段階及びダウンロード段階に分けられており、中断された段階に応じて決済段階又はダウンロード段階のいずれかから処理が再開されるものとする。
【0100】
電子書籍リーダは、内部のROMなどに記憶された電子書籍表示プログラムを読み出して実行することにより電子書籍の表示処理を開始する(ステップS61)。この際に電子書籍リーダは、内部のメモリなどに中断情報が記憶されているか否かなどを調べることにより、電子書籍の購入処理が以前に中断されていたか否かを判定する(ステップS62)。購入処理が中断されていると判定した場合(S62:YES)、電子書籍リーダは、サーバ装置との通信を試み、サーバ装置からの応答の有無に応じて購入処理を再開可能であるか否かを判定する(ステップS63)。購入処理が中断されていない場合(S62:NO)、又は、購入処理が再開不可能である場合(S63:NO)、電子書籍リーダは、ステップS70へ処理を進める。
【0101】
購入処理が再開可能であると判定した場合(S63:YES)、電子書籍リーダは、内部のメモリなどに記憶した中断情報を読み出す(ステップS64)。電子書籍リーダは、表示部に再開選択受付画面を表示する(ステップS65)。電子書籍リーダは、再開選択受付画面にて”購入する”、”購入しない”又は”後で通知”のいずれかの選択を受け付ける。電子書籍リーダは、”購入する”が選択されたか否かを判定する(ステップS66)。”購入する”が選択されていない場合(S66:NO)、電子書籍リーダは、”購入しない”が選択されたか否かを判定する(ステップS67)。”購入しない”が選択された場合(S67:YES)、電子書籍リーダは、メモリなどに記憶された中断情報を削除して(ステップS68)、ステップS70へ処理を進める。”購入しない”が選択されていない場合(S67:NO)、即ち”後で通知”が選択された場合、電子書籍リーダは、ステップS70へ処理を進める。
【0102】
再開選択受付画面にて”購入する”が選択されたと判定した場合(S66:YES)、電子書籍リーダは、メモリなどに記憶された中断情報に基づいて、以前の購入処理がいずれの段階で中断されたかを判定する。電子書籍リーダは、購入処理が決済段階で中断されたか否かを判定する(ステップS69)。購入処理が決済段階で中断された場合(S69:YES)、電子書籍リーダは、ステップS76へ処理を進め、購入要求の送信から処理を再開させる。購入処理が決済段階で中断されていない場合(S69:NO)、即ちダウンロード段階で中断された場合、電子書籍リーダは、ステップS82へ処理を進め、デジタルコンテンツの送信要求から処理を再開させる。
【0103】
以前の購入処理が中断されていない場合、又は、ユーザが中断された処理の再開を望まない場合等には、電子書籍リーダは、電子書籍の表示処理を行う(ステップS70)。電子書籍リーダは、操作部などにより電子書籍のページ変更操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS71)。ページ変更操作を受け付けていない場合(S71:NO)、電子書籍リーダは、電子書籍の表示処理に対する終了操作がなされたか否かを判定する(ステップS72)。終了操作がなされた場合(S72:YES)、電子書籍リーダは、電子書籍の表示処理を終了する。終了操作がなされていない場合(S72:NO)、電子書籍リーダは、ステップS70へ処理を戻し、電子書籍の表示処理を継続する。
【0104】
電子書籍のページ変更操作を受け付けた場合(S71:YES)、電子書籍リーダは、表示する電子書籍のページを変更し(ステップS73)、変更したページが最終ページであるか否かを判定する(ステップS74)。最終ページである場合(S74:YES)、電子書籍リーダは、最終ページに表示される案内情報に基づく購入要求の操作がなされたか否かを判定する(ステップS75)。変更したページが最終ページでない場合(S74:NO)、又は、最終ページの案内情報に基づく購入要求の操作がなされない場合(S75:NO)、電子書籍リーダは、ステップS70へ処理を戻し、電子書籍の表示処理を継続する。
【0105】
購入要求の操作がなされた場合(S75:YES)、電子書籍リーダは、サーバ装置へ電子書籍の購入要求を送信する(ステップS76)。電子書籍リーダは、サーバ装置により所定の決済処理が開始されたか否かを判定し(ステップS77)、決済処理が開始された場合には(S77:YES)、サーバ装置との間で必要な情報を送受信して決済処理を行う(ステップS78)。電子書籍リーダは、決済処理が正常終了したか否かを判定する(ステップS79)。決済処理が開始されない場合(S77:NO)、又は、決済処理が正常終了しない場合(S79:NO)、電子書籍リーダは、中断段階が決済段階である旨を示す情報を含む中断情報をメモリなどに記憶する(ステップS80)。また電子書籍リーダは、表示部に中断通知画面を表示し(ステップS81)、ステップS70へ処理を戻し、電子書籍の表示処理を継続する。
【0106】
決済処理を正常に終了した場合(S79:YES)、電子書籍リーダは、決済処理が終了した電子書籍の送信要求をサーバ装置へ与える(ステップS82)。電子書籍リーダは、送信要求に応じてサーバ装置から送信される電子書籍の受信が完了したか否かを判定する(ステップS83)。電子書籍の受信が中断されたなど、電子書籍の受信を完了できなかった場合(S83:NO)、電子書籍リーダは、中断段階がダウンロード段階である旨を示す情報を含む中断情報をメモリなどに記憶する(ステップS84)。また電子書籍リーダは、表示部に中断通知画面を表示し(ステップS85)、ステップS70へ処理を戻し、電子書籍の表示処理を継続する。電子書籍の受信が完了した場合(S83:YES)、電子書籍リーダは、ステップS70へ処理を戻し、電子書籍の表示処理を継続する。電子書籍の表示処理は、処理の終了操作がなされるまで継続して行われる。
【0107】
以上の構成の実施の形態2に係る商品販売システムは、電子書籍リーダ及びサーバ装置が通信を行って、電子書籍を売買するための商品販売に係る処理を行う。電子書籍リーダは、処理の中断を検知した場合に中断情報を記憶し、その後の所定タイミングにて中断された処理が再開可能であるか否かを判定する。再開可能と判定した場合、電子書籍リーダは、販売処理の処理過程の所定箇所から処理を再開する。これにより電子書籍リーダのユーザは、中断された電子書籍の購入のための手続きを最初から行う必要がなくなる。また電子書籍を購入しようとしていたことをユーザが忘れてしまうことを防止でき、電子書籍の販売会社などが販売機会を損失することを防止できる。
【0108】
なお実施の形態2においては、電子書籍リーダ及びサーバ装置の構成の図示は省略する。実施の形態2に係る電子書籍リーダ及びサーバ装置は、図3に示したゲーム機1及び図4に示したサーバ装置5と同様の構成である。実施の形態2に係る電子書籍リーダは、ゲーム機1の販売処理部31、中断処理部32、再開判定部33、再開選択受付部34及び再開処理部35と同様の機能ブロックを有し、これらはハードウェア又はソフトウェアのいずれで実現されるものであってもよい。
【0109】
また実施の形態2においては、電子書籍リーダを例に説明を行ったが、これに限るものではない。例えば汎用のコンピュータ、タブレット型端末装置又は携帯電話機等の種々の情報処理装置に、実施の形態2に示したものと同様の技術を適用可能である。これらの情報処理装置にて実行される電子書籍閲覧用のアプリケーションプログラムに同様の技術を適用可能である。また例えばゲーム機1においてサーバ装置5との間で売買を行うデジタルコンテンツを電子書籍としてもよい。
【0110】
また動画像の表示及び購入等の処理を行う情報処理装置についても同様の構成を適用することができる。例えば情報処理装置は、動画像の再生を行い、その最後に案内情報を表示する構成とすることができる。情報処理装置は、案内情報に基づく動画像の購入要求の操作を受け付け、サーバ装置との間で決済処理を行って、購入要求に係る動画像をサーバ装置からダウンロードする。なお動画像はストリーミング配信であってもよい。動画像の購入に係る決済処理又はダウンロードの段階にて処理が中断された場合、情報処理装置は、その後の所定タイミングにて中断された処理が再開可能であるか否かを判定する。再開可能と判定した場合、情報処理装置は、中断された段階から処理を再開する。
【符号の説明】
【0111】
1 ゲーム機(情報処理装置)
5 サーバ装置
9 記録媒体
10 処理部
11 表示部
12 操作部
13 記録媒体装着部
14 通信部
15 一次記憶部
16 二次記憶部
16a 中断情報
31 販売処理部(販売処理手段)
32 中断処理部(中断検知手段、記憶手段、中断検知部)
33 再開判定部(再開判定手段)
34 再開選択受付部(受付手段)
35 再開処理部(再開手段、再開部)
36 ゲーム処理部(情報処理手段)
37 表示処理部(表示処理手段)
50 処理部
53 通信部
54 記憶部
61 販売処理部
71 サーバプログラム
72 デジタルコンテンツ
80 中断通知画面
81 選択受付画面
91 ゲームプログラム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13