(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6226054
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】通信中継装置
(51)【国際特許分類】
H04L 12/46 20060101AFI20171030BHJP
H04L 12/66 20060101ALI20171030BHJP
H04L 12/709 20130101ALI20171030BHJP
H04L 12/24 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
H04L12/46 Z
H04L12/66 E
H04L12/709
H04L12/24
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-202188(P2016-202188)
(22)【出願日】2016年10月14日
【審査請求日】2017年1月13日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000004075
【氏名又は名称】ヤマハ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】宮城島 聡
【審査官】
衣鳩 文彦
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第06532229(US,B1)
【文献】
特開2012−249050(JP,A)
【文献】
特開2012−109914(JP,A)
【文献】
特開平9−214802(JP,A)
【文献】
実開平5−79645(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00〜12/955
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
LANケーブルを挿入可能な複数のLANポートと、
複数の状態のいずれかを切り換え可能な物理スイッチと、
前記物理スイッチに指定された状態と前記複数のLANポートのうち2つ以上のLANポートの組み合わせとを対応付ける情報に基づき、前記物理スイッチに指定された状態に応じて、前記複数のLANポートのうち2つ以上のLANポートの組み合わせを特定して、当該特定された前記LANポートに挿入された前記LANケーブルを介した通信に対して冗長化又は通信帯域幅の拡張を実現する集約部と、
を備える通信中継装置。
【請求項2】
前記物理スイッチは可動領域を有しており、
前記複数の状態は、前記物理スイッチの可動に応じて切り替わることを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項3】
前記物理スイッチに指定された状態と前記LANポートの組み合わせとを対応付ける設定部をさらに備え、
前記集約部は、前記設定部の前記対応付けに基づいて特定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信中継装置。
【請求項4】
前記設定部は、設定する前記物理スイッチの指定状態で、第1設定操作後に前記複数のLANポートのいずれかに前記LANケーブルが挿入され、第2設定操作の時点で挿入された状態の前記LANポートの組み合わせを対応付けることを特徴とする請求項3に記載の通信中継装置。
【請求項5】
前記第1設定操作は、前記物理スイッチとは異なるスイッチ又はボタンに対する操作であることを特徴とする請求項4に記載の通信中継装置。
【請求項6】
前記物理スイッチに指定された状態が特定の状態であるときに、前記複数のLANポートのうち2つ以上のLANポートの組み合わせは、複数存在することを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項7】
前記物理スイッチに指定された状態と前記複数のLANポートのうち2つ以上のLANポートの組み合わせとを対応付ける情報は、特定の状態に第1の組み合わせと第2の組み合わせを対応付けることが可能であり、前記第1の組み合わせと前記第2の組み合わせとは、異なるLANポートを用いた組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項8】
前記物理スイッチは複数であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一に記載の通信中継装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信中継装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ネットワークにおいては、回線や装置の障害発生により通信が停止しないようにするために冗長構成がとられている。また、通信の帯域幅を確保する要請もある。そこで、通信の帯域幅を拡張し、冗長構成を実現する手段の一つとしてIEEE802.3adで定義されるLACP(Link Aggregation Control Protocol)を用いるリンクアグリゲーション機能が注目されている。リンクアグリゲーション機能は、LANスイッチの複数のLANポートを論理的に一つの回線として扱う機能である。
【0003】
ところで、複数のLANポートを論理的に一つの回線として扱うためには、LANスイッチに対しコマンドで設定するのが一般的である(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−349764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、コマンドの設定は煩雑であるといった問題がある。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術に伴う課題を解決しようとするものであって、その目的とするところは、より簡易に複数のLANポートを論理的に一つの回線として扱うことができる通信中継装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、LANケーブルを挿入可能な複数のLANポートと、複数の状態のいずれかを切り換え可能な物理スイッチと、前記物理スイッチに指定された状態に応じて、前記複数のLANポートのうち2つ以上のLANポートの組み合わせを特定して、当該特定された前記LANポートに挿入された前記LANケーブルを介した通信に対して冗長化又は通信帯域幅の拡張を実現する集約部と、を備える通信中継装置が提供される。
【0008】
前記物理スイッチは可動領域を有しており、前記複数の状態は、前記物理スイッチの可動に応じて切り替わってもよい。
【0009】
前記物理スイッチに指定された状態と前記LANポートの組み合わせとを対応付ける設定部をさらに備え、前記集約部は、前記設定部の前記対応付けに基づいて特定してもよい。
【0010】
前記設定部は、設定する前記物理スイッチの指定状態で、第1設定操作後に前記複数のLANポートのいずれかに前記LANケーブルが挿入され、第2設定操作の時点で挿入された状態の前記LANポートの組み合わせを対応付けてもよい。
【0011】
前記第1設定操作は、前記物理スイッチとは異なるスイッチ又はボタンに対する操作であってもよい。
【0012】
前記LANポートに前記LANケーブルが挿入されたことを報知する報知部をさらに備えてもよい。
【0013】
前記物理スイッチは複数であってもよい。
【0014】
前記物理スイッチは前記複数のLANポート毎に設けられてもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、より簡易に複数のLANポートを論理的に一つの回線として扱うことができる通信中継装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係る通信中継装置の構造例を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る通信中継装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る通信中継装置の記憶部を説明するための図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る通信中継装置においてユーザがLANポートの組み合わせを設定する場合の動作フローを示す図である。
【
図5】本発明の他の実施形態に係る通信中継装置の構造例を示す図である。
【
図6】本発明の他の実施形態に係る通信中継装置の記憶部を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様の機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にa、bなどを付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
【0018】
<第1実施形態>
[通信中継装置の構成]
図1及び
図2を用いて、通信中継装置1について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置の構造例を示す図であり、
図2は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置の構成を示すブロック図である。
【0019】
通信中継装置1は、複数のLANポート11aから11d、スイッチ(物理スイッチ)13a、13b、集約部15、記憶部17、スイッチ19、設定部20及びLED(報知部)21aから21dを備える。通信中継装置1は、例えば、ルータやLANスイッチなどのネットワーク機器である。LANポート11aから11d、スイッチ13a、13b、LED21aから21dについて、特に区別が必要ない場合は、数字の後の符号を省略して、LANポート11、スイッチ13、LED21として説明する。
【0020】
LANポート11は、LANケーブルが挿入可能である。スイッチ13は、複数の状態のいずれかを切り替えることが可能である。スイッチ13は、可動領域を有している。複数の状態は、スイッチ13の可動に応じて切り替わる。例えば、スイッチ13は、ON又はOFFに状態を切り替えることが可能である。もっとも、スイッチ13は、ON又はOFFの2段階だけではなく、2段階以上の多段階に切り替え可能であってもよい。この例では、スイッチ13は、DIP(Dual In−line Package)スイッチであるが、状態を物理的に切り替えることが可能であれば、DIPスイッチに限定されるものではない。
【0021】
スイッチ13の数は、この例では、2個であるが、LANポートの組み合わせの数に応じて、1個であっても、2個より多い複数であってもよい。スイッチ13の数が1個の場合は、LANポートの組み合わせは2種類である。スイッチ13の数が2個の場合には、LANポートの組み合わせは4種類であり、スイッチ13の数がn個の場合には、LANポートの組み合わせは2
n種類である。なお、この例におけるスイッチ13は、LANポート11に紐づけられていない。
【0022】
記憶部17は、スイッチ13に指定された状態とLANポートの組み合わせを対応付けたテーブルを記憶する。ここで、記憶部17について、
図3を用いて説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置の記憶部を説明するための図である。記憶部17は、メモリIDが「1」のとき、スイッチ13aがOFF、スイッチ13bがOFFの状態であり、LANポートの組み合わせがないことを記憶している。
図3における「−」は、LANポートを束ねず独立して使用することを意味する。記憶部17は、メモリIDが「2」のとき、スイッチ13aがOFF、スイッチ13bがONの状態であり、LANポート11a及びLANポート11bがグループAとして組み合わせている(束ねている)と記憶する。この例では、記憶部17は、4種類の組み合わせを記憶しているが、スイッチ13の数に応じて、記憶する組み合わせの数は異なってもよい。
【0023】
記憶部17の組み合わせがユーザの設定によることなく定まっている場合は、「初期設定」がされているといえる。このように初期設定がされていると、ユーザがスイッチのON又はOFFの状態を指定することによって、記憶部17からスイッチに指定された状態と対応付けられているLANポート11の組み合わせが読み出され、複数のLANポート11を論理的に一つの回線として扱うことが可能となる。例えば、ユーザが、LANポート11a及び11bをグループA、LANポート11c及び11dをグループBとして使いたい場合には、スイッチ13aをONにし、スイッチ13bをOFFにするだけでよい。
【0024】
記憶部17は、後述の集約部15や設定部20の機能を実現するプログラムや様々な機能を実現するためのアプリケーションプログラムを記憶する記憶領域を含む。記憶部17としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられる。プログラムは、コンピュータにより実行可能であればよく、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。この場合には、通信中継装置1は、記録媒体を読み取る装置を備えていてもよい。記憶部17は、通信中継装置1の外部にあってもよい。
【0025】
再び
図1及び
図2を用いて説明する。集約部15は、スイッチ13に指定された状態に応じて、複数のLANポート11のうちの2つ以上のLANポート11の組み合わせを特定して、当該特定されたLANポートに挿入されたLANケーブルを介した通信に対して冗長化又は通信帯域幅の拡張を実現する。
図3の例では、スイッチ13aがOFF、スイッチ13bがOFFの状態に指定されると、集約部15は、記憶部17の対応するテーブルからLANポートの組み合わせをLANポート11a及び11bと特定し、当該LANポート11a及び11bに挿入されたLANケーブルを介した通信に対して冗長化又は通信帯域幅の拡張を実現する。すなわち、集約部15は、LANポート11a及び11bを論理的に一つの回線として扱う機能を実現する。ここで、冗長化を実現する例としては、IEEE802.3adで定義されるLACPを用いるリンクアグリゲーションだけでなく、IEEE802.3adで定義されるLACPを用いない方法(リンクリダンダントなど)であってもよい。
【0026】
設定部20は、スイッチに指定された状態とLANポートの組み合わせとを対応付けて、記憶部17のテーブルに書き込む。設定部20は、ユーザがスイッチに指定された状態とLANポートの組み合わせとの対応付け設定をする場合に作用する。スイッチ19についても同様である。詳細は、
図4の説明においてする。
【0027】
集約部15及び設定部20は、記憶部17に記憶されたプログラムをCPU(コンピュータ)により実行して、各処理を行うための機能を実現する。ここの機能を実現する構成の一部または全部は、プログラムの実行によってソフトウエアによって実現される場合に限られず、ハードウエアによって実現されてもよい。
【0028】
各LED21は、各LANポート11にLANケーブルが挿入されたことを報知する。LED21aから21dは、それぞれ、LANポート11aから11dに対応付けられている。
【0029】
以上で通信中継装置1の構造及び構成について説明した。通信中継装置1の最小構成は、
図2において点線で囲んだLANポート11、スイッチ13、集約部15である。
図2のその他の構成は、適宜追加することが可能である。
【0030】
[設定モード]
次に、初期設定ではなく、ユーザ自身がLANポートの組み合わせを設定する場合、すなわち設定モードについて、
図4を用いて説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置においてユーザがLANポートの組み合わせを設定する場合の動作フローを示す図である。ここでは、
図3の例で、メモリID「2」にLANポート11a、11b及び11cをグループAとして設定する場合について説明する。
【0031】
まず、通信中継装置1の電源が入るとフローが開始する。続いて、スイッチ19がONにされたか(第1設定操作があったか)どうかを判断する(ステップS101)。スイッチ19がONにされた場合(ステップS101でYesの場合)には、通信中継装置1は、設定モードに切り替える(ステップS103)。他方、スイッチ19がONにされない場合(ステップS101でNoの場合)には、ステップS101を繰り返す。なお、スイッチ19がONにされる時点におけるスイッチの指定によって、記憶部17に記憶されるメモリIDが決まる。
図3の例で説明すると、スイッチ19がONにされる時点において、スイッチ13aがOFF、スイッチ13bがONである場合には、記憶されるメモリIDは「2」である。
【0032】
続いて、通信中継装置1は、LANポート11にLANケーブルが挿入されたかどうかを判断する(ステップS105)。LANポート11にLANケーブルが挿入されたかどうかは、この例では、通信中継装置1がリンクアップを検出したかどうかで判断する。LANポート11にLANケーブルが挿入された場合(ステップS105でYesの場合)には、LED21はその旨報知する(ステップS107)。例えば、LANポート11aにLANケーブルが挿入されると、LANポート11aに対応するLED21aが点灯する。他方、LANポート11にLANケーブルが挿入されない場合(ステップS105でNoの場合)には、ステップS109に進む。
【0033】
次に、スイッチ19がOFFにされたか(第2設定操作があったか)どうかを判断する(ステップS109)。スイッチ19がOFFにされた場合(ステップS109でYesの場合)には、この時点においてLANケーブルが挿入されているLANポート11を記憶する(ステップS111)。LANポート11a、11b及び11cにLANケーブルが挿入されていれば、これらのLANポートの位置が記憶される。この記憶がされると、ステップS101に戻る。なお、ステップS105の時点においてLANポート11にLANケーブルが挿入されていたとしても、スイッチ19のOFF(第2設定操作)の前にLANポート11からLANケーブルが抜かれると、当該LANポート11は記憶部17に記憶されない。他方、スイッチ19がOFFにされない場合(ステップS109でNoの場合)には、ステップS105に戻る。以上で設定モードにおける動作フローについて説明した。
【0034】
<第2実施形態>
図5は、本発明の他の実施形態に係る通信中継装置の構造例を示す図である。本実施形態における通信中継装置1Aは、第1実施形態の通信中継装置1と概ね同じ構造である。通信中継装置1Aは、通信中継装置1と異なり、スイッチ13がLANポート11毎に設けられている。言い換えれば、スイッチ13とLANポート11とが紐づいている。
【0035】
スイッチ13aから13dは、それぞれLANポート11aから11dに対応付けられている。設定モードにおいて、例えば、LANポート11a、11b及び11cをグループAとして設定したい場合、それぞれに対応するスイッチ13a、13b及び13cをONにし、スイッチ13dをOFFにすることによって、設定をすることが可能となる。
【0036】
本実施形態においても、第1実施形態と同じ効果を奏する。また、スイッチ13がLANポート11毎に設けられているため、設定モードにおける設定がユーザにとってよりわかりやすくなるという効果を奏する。
【0037】
<変形例1>
以上の実施形態では、スイッチ19はDIPスイッチで、第1設定操作がスイッチ19をONにすること、第2設定操作がスイッチ19をOFFにすることを前提として説明した。もっとも、これに限定されるものではなく、第1設定操作と第2設定操作でパターンを逆にしてもよい。また、スイッチ19は、設定モードに切り替えるための所定の操作やLANポートにLANケーブルが挿入されている状態のLANポートの位置を記憶するための所定の操作が可能であれば、上記の方法に限定されるものではなく、長押し可能なボタンを長押しする操作や、ボタンを所定の回数押す操作であってもよい。
【0038】
本変形例においても、上記実施形態と同じ効果を奏する。
【0039】
<変形例2>
以上の実施形態では、LANポート11にLANケーブルが挿入されたかどうかは、通信中継装置1がリンクアップを検出したかどうかで判断することを前提に説明した。もっとも、この方法に限定されるものではなく、フォトインタラプタや他の非接触センサを用いて、LANポート11にLANケーブルが挿入されたかどうかを判断してもよい。
【0040】
本変形例においても、上記実施形態及び変形例1と同じ効果を奏する。
【0041】
<変形例3>
以上の実施形態では、LANポート11は、グループとして組み合わせ可能な対象であることを前提に説明した。もっとも、LANポート11は、グループとして組み合わせる対象のものと、グループとして組み合わせる対象でないものがあってもよい。
図6の例では、LANポート11e、11f、11g及び11hは、グループとして組み合わせる対象ではない。もっとも、ユーザの設定によって、グループとして組み合わせる対象となるLANポート11を切り替えることが可能としてもよい。
【0042】
本変形例においても、上記実施形態及び上記変形例と同じ効果を奏する。
【0043】
<変形例4>
以上の実施形態では、スイッチ13はDIPスイッチなど物理的に動かすことが可能なスイッチを前提に説明した。もっとも、スイッチ13は、これに限定されるものではない。押すと元の位置に戻るボタンタイプのスイッチであってもよい。また、タッチセンサータイプのスイッチのように物理的に動かすのではなく、タッチを電気的又は光学的に検出するものであってもよい。例えば、タッチを1回すると、ONの状態となり、もう1回タッチすると、OFFの状態となる。このON又はOFFの状態を指定することによって、記憶部17からスイッチに指定された状態と対応付けられているLANポート11の組み合わせが読み出され、複数のLANポート11を論理的に一つの回線として扱うことが可能となる。
【0044】
本変形例においても、上記実施形態及び上記変形例と同じ効果を奏する。
【0045】
なお、本発明は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0046】
1、1A:通信中継装置 11a、11b、11c、11d:LANポート
13a、13b、13c、13d:スイッチ 15:集約部
17:記憶部 19:スイッチ 20:設定部
21a、21b、21c、21d:LED(報知部)
【要約】
【課題】より簡易に複数のLANポートを論理的に一つの回線として扱うことができる通信中継装置を提供する。
【解決手段】
本発明の一実施形態に係る通信中継装置は、LANケーブルを挿入可能な複数のLANポートと、複数の状態のいずれかを切り換え可能な物理スイッチと、前記物理スイッチに指定された状態に応じて、前記複数のLANポートのうち2つ以上のLANポートの組み合わせを特定して、当該特定された前記LANポートに挿入された前記LANケーブルを介した通信に対して冗長化又は通信帯域幅の拡張を実現する集約部と、を備える。
【選択図】
図1