(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6226442
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】バックライトモジュール及び液晶表示装置
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20171030BHJP
G02F 1/1333 20060101ALI20171030BHJP
G02F 1/13357 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
F21S2/00 444
G02F1/1333
G02F1/13357
F21S2/00 443
【請求項の数】8
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-520034(P2016-520034)
(86)(22)【出願日】2013年10月15日
(65)【公表番号】特表2016-539453(P2016-539453A)
(43)【公表日】2016年12月15日
(86)【国際出願番号】CN2013085232
(87)【国際公開番号】WO2015051556
(87)【国際公開日】20150416
【審査請求日】2016年4月22日
(31)【優先権主張番号】201310476209.0
(32)【優先日】2013年10月12日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】深▲せん▼市華星光電技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎
(72)【発明者】
【氏名】李全
【審査官】
山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−205539(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2004/0239828(US,A1)
【文献】
特開2004−302117(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
G02F 1/1333
G02F 1/13357
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バックフレームと支持フレームとを含んでなるバックライトモジュールであって、
該バックフレームが該支持フレーム上に設けられ、かつ該支持フレームに接続して固定されるとともに、該バックフレームと該支持フレームとの間にフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に接続するプリント基板とを収納する収納チャンバーを形成しており、
前記該バックフレームの底板に前記支持フレームの底板が合わさるようになっており、
前記支持フレームの底板に第2貫通孔が穿設され、
前記バックフレームの底板の前記第2貫通孔に対応する位置に固定孔が穿設され、
さらに、
前記支持フレームの底板に第1貫通孔が穿設され、
前記バックフレームの底板の前記第1貫通孔に対応する位置に接続孔が穿設され、
前記第2貫通孔が前記第1貫通孔に連通し、
前記第2貫通孔から前記第1貫通孔に至る方向が該バックフレームの側壁の存在する平面に対して垂直になり、
かつ前記第1貫通孔は前記第2貫通孔よりも前記バックフレームの側壁に近い方にあり、
固定部材を、前記第2貫通孔、前記固定孔の順に挿通して前記支持フレームの底板と前記バックフレームの底板とを接続固定し、
可動接続部材を、前記第1貫通孔、前記接続孔の順に挿通して該支持フレームの底板と該バックフレームの底板とを接続し、
該支持フレームは、該バックフレームの側壁から該支持フレームの側壁に至る方向上で移動可能になっている
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項2】
請求項1に記載のバックライトモジュールにおいて、
前記可動接続部材が、段階式のねじ釘であって、該段階式のねじ釘の中間部に螺刻せず、かつ該段階式のねじ釘の中間部の高さが該支持フレームの底板の厚さより高い
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のバックライトモジュールにおいて、
前記支持フレームの側壁と該バックフレームの側壁との間に該収納チャンバーを形成する
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のバックライトモジュールにおいて、
前記支持フレームの底板の該バックフレームの側壁に近接した部分が、該バックフレームの底板から離れる方向に沿って凸起して該収納チャンバーを形成する
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載のバックライトモジュールにおいて、
前記バックライトモジュールがさらにフレームを具え、
該フレームの側壁が該収納チャンバー内に設けられ、かつ該バックフレームの側壁に接続して固定されるとともに、
該フレームの側壁の端縁部が該バックフレームから該支持フレームの側壁に至る方向に沿って延伸して支持テーブルを形成し、該支持テーブルが該フレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に該接続するプリント基板と、を支持する
ことを特徴するバックライトモジュール。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載のバックライトモジュールと、該バックライトモジュール上に設ける液晶パネルと、外フレームとを含んでなり、
前記外フレームのフレーム側部が前記液晶パネルを前記バックライトモジュール上に押圧し、かつ前記外フレームの側壁が前記バックライトモジュールの前記支持フレームの側壁に接続して固定されて前記液晶パネルと前記バックライトモジュールとが固定されている、
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項7】
請求項6に記載の液晶表示装置において、
前記外フレームの側壁と該支持フレームの側壁とにねじ釘を螺着して、前記外フレームの側壁と該支持フレームの側壁とが接続固定される
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項8】
請求項6に記載の液晶表示装置において、
前記支持フレームの側壁に係合フックを形成し、該外フレームの側壁の該係合フックに対応する位置に係合孔を穿設し、該係合フックと該係合孔とが係合して固定され、該外フレームの側壁と該支持フレームの側壁とが接続固定される
ことを特徴とする液晶表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は液晶表示技術に関し、具体的には、バックライトモジュールと液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置(Liquid Crystal Display,LCD)は、装置がスリムで、節電でき、電磁波の放射が少なく、画面における画像の表現が柔和で目に優しいなどといった多くの長所を有する。このため、ますます広くに応用されている。一方、消費者がよりくっきりした高画質ビュア―をニーズとして追い求めたことから、目下解像度が4Kに達した液晶表示装置が開発され、消費者にこれまでにない高画質ビュア―を提供している。この種の高画質の液晶表示装置はますます歓迎を受けている。よって、さらに高い解像度の液晶表示装置を提供するために、一部の製造業者は解像度が8kにまで達する液晶表示の研究に着手している。
【0003】
技術の絶え間ない発展によって、将来的にはさらに高い解像度の液晶表示装置が生まれるであろう。解像度が倍数で向上するとともに、液晶表示装置の液晶パネルによる表示のフレキシブル回路基板の数も増加し、フレキシブル回路基板が液晶パネルのソースに密接して配置されることになり、機構をデザインする上で制限を受けることになる。例えば、螺旋を描いて分布させるなどである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、高解像度の液晶表示装置において設けられる回路基板の数の増加に対応し、フレキシブル回路基板とプリント基板とを収納効率よく収納し、液晶表示装置の高画質の表示を実現すると同時に、液晶表装置の機械的な信用度を高めるバックライトモジュール及び液晶表示装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、本発明者は従来の液晶表示技術に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、バックフレームと支持フレームとを含んでなるバックライトモジュールであって、該バックフレームが該支持フレーム上に設けられ、かつ該支持フレームに接続して固定されるとともに、該バックフレームと該支持フレームとの間にフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に接続するプリント基板とを収納する収納チャンバーを形成するバックライトモジュールと、係るバックライトモジュールを具える液晶表示装置によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本発明を完成させた。
【0006】
本発明のバックライトモジュールは、
バックフレームと支持フレームとを含んでなるバックライトモジュールであって、
該バックフレームが該支持フレーム上に設けられ、かつ該支持フレームに接続して固定されるとともに、該バックフレームと該支持フレームとの間にフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に接続するプリント基板とを収納する収納チャンバーを形成
しており、
前記該バックフレームの底板に
前記支持フレームの底板が合わさ
るようになっており、
前記支持フレームの底
板に第2貫通孔
が穿設
され、
前記バックフレームの底板
の前記第2貫通孔に対応する位置に固定孔
が穿設
され、
さらに、
前記支持フレームの底板
に第1貫通孔
が穿設
され、
前記バックフレームの底板
の前記第1貫通孔に対応する位置に接続
孔が穿設
され、
前記第2貫通孔
が前記第1貫通孔に連通し、
前記第2貫通
孔から前記第1貫通孔に至る方向が該バックフレームの側壁の存在する平面に対して垂直になり、
か
つ前記第1貫通孔
は前記第2貫通孔よりも前記バックフレームの側壁
に近い方にあり、
固定部材を
、前記第2貫通孔
、前記固定孔の順に挿通し
て前記支持フレームの底板
と前記バックフレームの底板とを接
続固定
し、
可動接続部材を、前記第1貫通孔
、前記接続孔の順
に挿通して該支持フレームの底板と該バックフレームの底板とを接続し
、
該支持フレーム
は、該バックフレーム
の側壁から該支持フレームの側壁
に至る方向
上で移動
可能になっている
ことを特徴とす
る。
【0007】
本発明では、
前記可動接続部材が、段階式のねじ釘であって、該段階式のねじ釘の中間部に螺刻せず、かつ該段階式のねじ釘の中間部の高さが該支持フレームの底板の厚さより高
い
こと
が好ましい。
【0008】
本発明では、
前記支持フレームの側壁と該バックフレームの側壁との間に該収納チャンバーを形成する
こと
が好ましい。
【0009】
本発明では、
前記支持フレームの底板の該バックフレームの側壁に近接した部分が、該バックフレームの底板から離れる方向に沿って凸起して該収納チャンバーを形成する
こと
が好ましい。
【0010】
本発明では、
前記バックライトモジュールがさらにフレームを具え、
該フレームの側壁が該収納チャンバー内に設けられ、かつ該バックフレームの側壁に接続して固定されるとともに、
該フレームの側壁の端縁部が該バックフレームから該支持フレームの側壁に至る方向に沿って延伸して支持テーブルを形成し、該支持テーブルが該フレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に該接続するプリント基板と、を支持する
こと
が好ましい。
【0011】
本発明の液晶表示装置は、
前記バックライトモジュールと、該バックライトモジュール上に設ける液晶パネルと、外フレームとを含んでなり
、
前記外フレームのフレーム側部
が前記液晶パネル
を前記バックライトモジュール上に押圧し、か
つ前記外フレームの側壁
が前記バックライトモジュー
ルの前記支持フレームの側壁に接続して固定され
て前記液晶パネル
と前記バックライトモジュールとが固定され
ている
ことを特徴とする
。
【0012】
本発明では、
前記外フレームの側壁と該支持フレームの側壁とにねじ釘を螺着して
、前記外フレームの側壁と該支持フレームの側壁とが接続固定される
こと
が好ましい。
【0013】
本発明では、
前記支持フレームの側壁に係合フックを形成し、該外フレームの側壁の該係合フックに対応する位置に係合孔を穿設し、該係合フックと該係合孔とが係合して固定され、該外フレームの側壁と該支持フレームの側壁とが接
続固定される
こと
が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】この発明の実施例1の液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【
図2】この発明の実施例1における支持フレームの底板の構造を示した説明図である。
【
図3】この発明の実施例2の液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【
図4】この発明の実施例3の液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【
図5】この発明の実施例4の液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
この発明は、高解像度の液晶表示装置において設けられる回路基板の数の増加に対応し、フレキシブル回路基板とプリント基板とを収納効率よく収納し、液晶表示装置の高画質の表示を実現すると同時に、液晶表装置の機械的な信用度を高めるバックライトモジュール及び液晶表示装置を提供するものであって、該バックライトモジュールは、バックフレームと支持フレームとを含んでなり、該バックフレームが該支持フレーム上に設けられ、かつ該支持フレームに接続して固定されるとともに、該バックフレームと該支持フレームとの間にフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に接続するプリント基板と、を収納する収納チャンバーを形成する。バックライトモジュール及び液晶表示装置の特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照にして以下に詳述する。
【0024】
なお、この発明の実施例を詳述するために、添付する図面に実施例を例示するが、同様の符号は始終同一の部材を表示する。また、はっきりと説明するために、層とエリアの厚さを拡大する。以下の説明においては、周知の構造及び/もしくは機能に係る不必要な説明によってこの発明の構想が曖昧になることを避けるために、周知の構造及び/もしくは機能に係る不必要な詳述は省く。
【実施例1】
【0025】
図1はこの発明の実施例1による液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【0026】
図1に開示するように、実施例1の提供する液晶表示装置は、液晶パネル10とバックライトモジュール20とを含んでなる。液晶パネル10はバックライト20の上方か、又はバックライトモジュール20に対向して設ける。
【0027】
バックライトモジュール20は液晶パネル10に光源を提供し、液晶表示パネル10はバックライトモジュール20が提供する光線によって画像を表示する。液晶パネル10とバックライトモジュール20との具体的な固定方式は、後述のバックライトモジュール20に対する説明において合わせ詳述する。この発明における液晶パネル10は従来の技術による液晶パネルを用いることができる。その具体的な内容に関しては、関連する従来の技術から知り得ることができるので、ここでは詳述しない。
【0028】
以下、この実施例におけるバックライトモジュール20について説明する。
【0029】
図1に開示するように、この発明の実施例1のバックライトモジュール20は、導光板21と、光源ユニット22と、バックフレーム24と、リフレクタ25と、光学フィルム26と、フレーム27とを含んでなる。具体的に言えば、導光板21はバックフレーム24内に設けられ、光線入射面211と出光面212と、及び出光面212に対応する底面213とを具える。光源ユニット22は光線入射面211に近接した位置に設け、光源ユニット22が照射した光線は光線入射面211を通過して導光板21に進入し、かつ導光板21において均一に拡散して出光面212から出光する。リフレクタ25は底面213とバックフレーム24との間に設け、底面213から出光する光線を反射して導光板21に戻し、光線の利用率を高める。光学フィルム26は出光面212上に設け、出光面212から出光する光線の均一度、輝度、色度などを改善する。フレーム27は、バックフレーム24に固定して結合させて、光学フィルム26と、導光板21とリフレクタ25とをバックフレーム24内に固定する。
【0030】
背景技術で述べたとおり、この発明による液晶表示装置は高画質の表示が可能であるため(例えば4K、甚だしくは8Kにまで達する)、液晶パネルを駆動して表示させるフレキシブル回路基板30(例えばCOF、Chip On Film)とプリント基板40(PCB)の数も倍増する。数が倍増」するフレキシブル回路基板30とプリント基板40を収納し、かつフレキシブル回路基板30とプリント基板40とを接続するために、この発明の実施例1では、バックライトモジュール20が支持フレーム23をさらに含む。バックフレーム24を支持フレーム23の上に設け、かつ支持フレーム23に固定して連結するとともに、バックフレーム24の側壁241と支持フレーム23の側壁231との間に収納チャンバー50を形成する。収納チャンバー50は数が倍増したフレキシブル回路基板30とプリント基板40とを収納するために用いる。
【0031】
収納チャンバー50に収納したフレキシブル回路基板30とプリント基板40とを支持するために、優先的にフレーム27の側壁271が収納チャンバー50内に設けられ、かつバックフレーム24の側壁241が接続し、固定され、フレーム27の側壁271の端縁部がバックフレーム24の側壁241から支持フレーム23の側壁231の方向(即ち、
図1に開示するxの方向)に沿って延伸して支持テーブル272を形成する。支持テーブル272はフレキシブル回路基板30と、フレキシブル基板30が接続するプリント基板40と、を支持する。
【0032】
支持フレーム23をバックフレーム24に固定するために、優先的に、支持フレーム23の底板232に第2貫通孔233を穿設し、かつバックフレーム24の底板242の第2貫通孔233に対応する位置に固定孔243を穿設する。第2貫通孔233と固定孔243との位置を合わせた後、固定部材80を第2貫通孔233と固定孔342に挿通し、支持フレーム23の底板232とバックフレーム24の底板242とを接続して固定する。ここにおいて、組立て、取り外しの便宜を図るために、固定部材80は、優先的にねじ釘とする。但し、この発明においては、係る形態に限定しない。例えばリベット、またはボルトとナットの組み合わせであってもよい。
【0033】
図1、2に開示するように、支持フレーム23がバックフレーム24に対応して移動し、フレキシブル回路基板30とプリント基板40とを収納チャンバー50に収納する過程の操作が簡易化するように、優先的に、支持フレーム23の底板232に第1貫通孔234を穿設し、かつバックフレーム24の底板242には、第1貫通孔234に対応する位置に接続孔244を穿設する。第2貫通孔233と第1貫通孔234は連通し、且つ第2貫通孔233は第1貫通孔234の方向(即ち
図1に開示するxの方向)に至り、バックフレーム24の存在する平面に対して垂直になる。しかも、第1貫通孔234は第2貫通孔233よりも更にバックフレーム24の側壁241に近接する。第1貫通孔234と接続孔244との位置を合わせた後、可動接続部材60を第1貫通孔234、接続孔244の順に挿通させ、支持フレーム23の底板232とバックフレーム24の底板242を可動状態にして接続する。このため、支持フレーム23はバックフレーム24の側壁241から支持フレーム23の側壁231に至る方向上(即ち、
図1に開示するxの方向)で移動する。
【0034】
実施例においては、優先的に、可動接続部材60は段階式のねじ釘である。該段階式のねじ釘は、前部61に螺刻し、中間部62には螺刻しない。また、該段階式ねじ釘の中間部62の高さは支持フレーム23の底板232の厚さより高くする。該段階式ねじ釘は、第1貫通孔234、接続孔244の順に挿通した後、その前部61の通過したねじ山が接続孔244のねじ山に螺合する。その頭部63の面積は第1貫通孔234の面積より広く、頭部63と前部61との組み合わせで支持フレーム23の底板232とバックフレーム24の底板242とを接続する。中間部61の高さは支持フレーム23の底板232の厚さより高くするため、支持フレーム23の底板232とバックフレーム24の底板242は緊密に固定されることなく、このため支持フレーム23はバックフレーム24に対応してx方向上を移動し、ここから支持フレーム23がバックフレーム24に対応してx方向の右上に移動した後、形成される空間をプリント基板40はフレキシブル回路基板30に沿って折れ曲がるために供する。
【0035】
図1に開示するように、液晶パネル10とバックライトモジュール20との固定を実現させるために、液晶表示装置は外フレーム70をさらに含む。外フレーム70のフレーム側部71は液晶パネル10をバックライトモジュール20上に押圧し、かつ外フレーム70の側壁72とバックライトモジュール20の支持フレーム23の側壁231とが、例えばねじ釘を螺着して固定され、ここから液晶パネル10とバックライトモジュール20とが固定され、組み合わさって液晶表示装置を構成する。
【0036】
実施例においては、バックフレームの外側に支持フレームを追加し、バックフレームの支持フレームとの間に収納チャンバーを形成して倍増するフレキシブル回路基板とプリント基板とを収納し、液晶表示装置の高画質の表示を実現すると同時に、液晶表装置の機械的な信用度を高める。
【実施例2】
【0037】
第2の実施例については、実施例1と異なる点のみを開示し、実施例1と同様の内容については詳述しない。
図3は、この発明の第2の実施例による液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【0038】
図3に開示するように、実施例2の実施例1と異なる点は、液晶パネル10とバックライトモジュール20との固定を実現するために、液晶表示装置が外フレーム70をさらに含み。外フレーム70の側壁72に係合孔721を形成し、かつ支持フレーム23の側壁231の係合孔721に対応する位置に係合フック2311を形成した点である。係る構成によって係合フック2311と係合孔721とが係合して接続し、固定され、外フレーム70の側壁72と支持フレーム23の側壁231とが接続し、固定する。ここから液晶表示パネル10とバックライトモジュール20とが固定され、組み合わさって液晶表示装置を構成する。
【実施例3】
【0039】
図4は、この発明の第3の実施例による液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【0040】
図4に開示するように、実施例3の実施例1と異なる点は、倍増するフレキシブル回路基板30と、フレキシブル回路基板30に接続する回路基板を収納するために、この発明の実施例3のバックライライトモジュール20が、支持フレーム23をさらに含む点にある。バックフレーム24は支持フレーム23上に設けられ、かつ支持フレーム23に接続して固定され、支持フレーム23の底板232のバックフレーム24の側壁241に近接した部分がバックフレーム24の底板242から離れる方向(図面に開示するyの方向と逆の方向)に沿って凸起して収納チャンバー50を形成する。収納チャンバー50は倍増するフレキシブル回路基板30とプリント基板40を収納するために用いる。
【0041】
また、収納チャンバー50はバックフレーム24の底板242と、支持フレーム23の底板232との間に形成される。取付けの便宜を図るために、実施例においては、フレーム27の側壁271の端縁部に
図1に開示する支持テーブル272を設ける。
【実施例4】
【0042】
図5は、この発明の第4の実施例による液晶表示装置の構造を示した説明図である。
【0043】
図4に開示するように、実施例3の実施例1と異なる点は、倍増するフレキシブル回路基板30と、フレキシブル回路基板30に接続する回路基板を収納するために、この発明の実施例3のバックライライトモジュール20が、支持フレーム23をさらに含む点にある。バックフレーム24は支持フレーム23上に設けられ、かつ支持フレーム23に接続して固定され、支持フレーム23の底板232のバックフレーム24の側壁241に近接した部分がバックフレーム24の底板242から離れる方向(図面に開示するyの方向と逆の方向)に沿って凸起して収納チャンバー50を形成する。収納チャンバー50は倍増する不歴史物回路基板30とプリント基板40を収納するために用いる。
【0044】
また、収納チャンバー50はバックフレーム24の底板242と、支持フレーム23の底板232との間に形成される。取付けの便宜を図るために、実施例においては、フレーム27の側壁271の端縁部に
図1に開示する支持テーブル272を設ける。
【0045】
液晶パネル10とバックライトモジュール20との固定を実現させるために、液晶表示装置は外フレーム70をさらに含む。外フレーム70のフレーム側部71は液晶パネル10をバックライトモジュール20上に押圧する。外フレーム70の側壁72には係合孔721を形成し、かつ支持フレーム23の側壁231の係合孔721に対応する位置に係合フック2311を形成する。係る構成によって係合フック2311と係合孔721とが係合して接続し、固定され、外フレーム70の側壁72と支持フレーム23の側壁231とが接続し、固定する。ここから液晶表示パネル10とバックライトモジュール20とが固定され、組み合わさって液晶表示装置を構成する。
【0046】
以上はこの発明の具体的な例を挙げ説明するための実施例であるが、この発明の特許請求の範囲に限定されるこの発明の精神と範囲を離れないという情況下にあって、形式上、もしくは細部に関する変更を行うことができることは、当業者の理解し得るところである。
【符号の説明】
【0047】
10 液晶パネル
20 バックライトモジュール
21 導光板
211 光線入射面
212 出光面
213 底面
22 光源ユニット
23 支持フレーム
231 側壁
2311 係合フック
232 底板
233 第2貫通孔
234 第1貫通孔
24 バックフレーム
241 側壁
242 底板
243 固定孔
244 接続孔
25 リフレクタ
26 光学フィルム
27 フレーム
271 側壁
272 支持テーブル
30 フレキシブル回路基板
40 プリント基板
50 収納チャンバー
60 可動接続部材
61 前部
62 中間部
63 頭部
70 外フレーム
71 フレーム側部
72 側壁
721 係合孔
80 固定部材