特許第6227021号(P6227021)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6227021
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】手持型機器の付属品
(51)【国際特許分類】
   A45D 20/12 20060101AFI20171030BHJP
【FI】
   A45D20/12 J
【請求項の数】16
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-9038(P2016-9038)
(22)【出願日】2016年1月20日
(65)【公開番号】特開2016-131889(P2016-131889A)
(43)【公開日】2016年7月25日
【審査請求日】2016年1月20日
(31)【優先権主張番号】1500977.2
(32)【優先日】2015年1月21日
(33)【優先権主張国】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】508032310
【氏名又は名称】ダイソン テクノロジー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100168871
【弁理士】
【氏名又は名称】岩上 健
(72)【発明者】
【氏名】フィリップ ジョナサン スティーヴンズ
(72)【発明者】
【氏名】スティーヴン ファーラー スミス
【審査官】 大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2015/001310(WO,A1)
【文献】 特開昭61−50507(JP,A)
【文献】 実開昭56−106103(JP,U)
【文献】 特開平8−322633(JP,A)
【文献】 特開平5−176811(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/147460(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 20/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器内への一次流体入口から、流体流れを放出するための一次流体出口まで延びる一次流体流路と、前記一次流体入口に前記流体流れを引き込むためのファンユニットと、を備え、流体により毛髪を乾燥及び/又は整髪するヘアケア機器の付属品であって、
一端において前記機器の前記一次流体出口側の端部に接続されるように適合された第1の壁部と、
該第1の壁部内に収容され流体の流れを塞ぐ口栓とを備え、
前記第1の壁部と前記口栓との間に、前記付属品への流体入口から当該付属品の流体出口まで延びる流体流路が形成され、前記付属品への流体入口は、前記付属品を前記機器に取り付けたときに前記一次流体出口と流体連通し、
前記第1の壁部及び前記口栓の各々は、単一のユニットとして成形された後に共に接合されており、
前記第1の壁部及び前記口栓の一方は、位置決めリブを有し、前記第1の壁部及び前記口栓の他方は、位置決め凹部を有し、前記位置決めリブ及び前記位置決め凹部は、共に協働して前記口栓を前記第1の壁部に対して位置付けるように適合され、
前記付属品は、前記第1の壁部の周囲に延びるスリーブをさらに備え、
前記第1の壁部は、前記スリーブに向かって延びる少なくとも1対の突起を含み、
前記スリーブは、前記第1の壁部に向かって延びる少なくとも1対の突起を含み、
前記第1の壁部の前記少なくとも1対の突起及び前記スリーブの前記少なくとも1対の突起は、共に協働して前記スリーブを前記第1の壁部に対して位置付け、
前記第1の壁部の前記少なくとも1対の突起は、前記位置決めリブ及び前記位置決め凹部から離間している、
ことを特徴とする付属品。
【請求項2】
前記第1の壁部及び前記口栓は、前記位置決めリブ及び前記位置決め凹部に加え、前記第1の壁部と前記口栓とを共に接着すること、溶接すること及びねじ留めすることのうちの1つ又はそれ以上を用いて固定されている、請求項1に記載の付属品。
【請求項3】
前記流体流路は、第1の流体入口から前記付属品内へ延びる、請求項1又は2に記載の付属品。
【請求項4】
前記第1の流体入口は、環状である、請求項3に記載の付属品。
【請求項5】
前記スリーブは、単一ユニットとして成形された後に前記第1の壁部と接合されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の付属品。
【請求項6】
前記スリーブと前記第1の壁部とを組み立てて、前記第1の壁部に対する前記スリーブの既定の位置を提供する際に、少なくとも1つの前記第1の壁部の前記突起と少なくとも1つの前記スリーブの前記突起とが共に協働する、請求項1から5のいずれか1項に記載の付属品。
【請求項7】
前記少なくとも1つの前記第1の壁部の前記突起及び前記少なくとも1つの前記スリーブの前記突起の少なくとも一方は、前記第1の壁部に対して前記スリーブを既定の位置に位置付ける位置決め特徴部を含む、請求項6に記載の付属品。
【請求項8】
前記付属品は、円錐形の第1の部分と、概ね楕円形の第2の部分とを備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の付属品。
【請求項9】
前記少なくとも1つの前記第1の壁部の前記突起及び前記少なくとも1つの前記スリーブの前記突起は、前記付属品の前記第1の部分に位置している、請求項8に記載の付属品。
【請求項10】
前記付属品は、前記第1の壁部と前記スリーブとの間に延びる第2の流体流路を備える、請求項1から9のいずれか1項に記載の付属品。
【請求項11】
前記第2の流体流路は、前記第1の壁部と前記スリーブとの間に形成された流体入口から延びる、請求項10に記載の付属品。
【請求項12】
請求項1から11のいずれかに記載の付属品を備えることを特徴とするヘアケア機器。
【請求項13】
請求項1から11のいずれかに記載の付属品を備えることを特徴とするヘアドライヤー。
【請求項14】
流体により毛髪を乾燥及び/又は整髪するヘアケア機器であって、
ハンドル及び本体と、
前記機器内への一次流体入口から、前記本体の前端部から流体流を放出するための一次流体出口に延びる一次流体流路と、
前記一次流体入口に一次流を引き込むためのファンユニットと、
付属品と、を備え、
前記付属品は、一端において前記機器の前記一次流体出口側の端部に接続されるように適合された第1の壁部と、該第1の壁部内に収容され流体の流れを塞ぐ口栓とを含み、前記第1の壁部及び前記口栓の各々は、単一ユニットとして成形された後に共に接合されており、前記付属品は、前記第1の壁部と前記口栓との間に前記付属品への流体入口から当該付属品の流体出口まで延びる流体流路を有し、前記付属品への流体入口は、前記付属品を前記機器に取り付けたときに前記一次流体出口と流体連通し、
前記第1の壁部及び前記口栓の一方は、位置決めリブを有し、前記第1の壁部及び前記口栓の他方は、位置決め凹部を有し、前記位置決めリブ及び前記位置決め凹部は、共に協働して前記口栓を前記第1の壁部に対して位置付けるように適合され、
前記付属品は、前記第1の壁部の周囲に延びるスリーブをさらに備え、
前記第1の壁部は、前記スリーブに向かって延びる少なくとも1対の突起を含み、
前記スリーブは、前記第1の壁部に向かって延びる少なくとも1対の突起を含み、
前記第1の壁部の前記少なくとも1対の突起及び前記スリーブの前記少なくとも1対の突起は、共に協働して前記スリーブを前記第1の壁部に対して位置付け、
前記第1の壁部の前記少なくとも1対の突起は、前記位置決めリブ及び前記位置決め凹部から離間している、
ことを特徴とする機器。
【請求項15】
前記一次流体出口は、環状である、請求項14に記載の機器。
【請求項16】
前記付属品は、前記第1の壁部と前記スリーブとの間に延びる第2の流体流路を含み、該第2の流体流路は、前記第1の壁部と前記スリーブとの間に形成された流体入口から延びる、請求項14又は15に記載の機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手持型機器の付属品に関し、特にヘアドライヤーなどのヘアケア機器の付属品に関する。
【背景技術】
【0002】
ヘアドライヤーの取外し可能な付属品は、多くの異なる用途を有することができる。ヘアドライヤーから排出される通常は円形の流れは、コンセントレータノズル/付属品を用いて平らに集中させることや、或いはディフューザによって低速で拡散させることができる。異なるタイプの付属品は、髪を異なる流量の異なる速度で乾燥させ、異なるスタイルに整えることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
多くの場合、付属品を流れる流体は加熱され、付属品の外面は触るのが不快なほど熱くなる。機器内の推力などのヘアドライヤーの特徴を損なわずに、あらゆる過熱及び使用中に生じる雑音を軽減することが望ましい。また、付属品の表面上の高温スポットなどの望ましくない特徴が生じないように、あらゆる過熱の軽減を精密に制御することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの態様によれば、本発明は、手持型機器の付属品を提供し、この付属品は、概ね円錐形の第1の部分を有する外壁と、外壁内への流体入口とを含み、流体入口は、外壁内の不連続部から形成される。
【0005】
手持型機器も提供し、この手持型機器は、ハンドル及び本体を含み、本体の外壁は、本体の前端部に向かって直径が減少し、手持型機器は、機器内への一次流体入口から、本体の前端部から流体流を放出するための一次流体出口に延びる一次流体流路と、一次流体入口に一次流を引き込むためのファンユニットと、付属品とをさらに含み、付属品は、第1の壁部及びスリーブから形成された外壁を有し、外壁は、一端において機器に接続するように適合された第1の部分を有し、第1の部分は、概ね円錐形であり、外壁は、外壁内の不連続部から形成された流体入口を有し、付属品の第1の部分の外壁は、本体の外壁の直径が本体の前端部に向かって減少するにつれ、本体と実質的に同じ線に沿って連続する。
【0006】
外壁は、第1の壁部及びスリーブから形成されることが好ましい。第1の壁部は、付属品内に流体流路を定めることが好ましい。好ましい実施形態では、スリーブが第1の壁部の周囲に延びて、外壁内の流体入口から、第1の壁部とスリーブとの間に延びる第2の流体流路が形成される。
【0007】
別の態様によれば、本発明は、手持型機器の付属品を提供し、この付属品は、第1の端部及び第2の端部を有し、付属品は、第1の端部から延びて付属品内に流体流路を定める第1の壁部と、第1の壁部の周囲に延びて第1の壁部と共に付属品内に第2の流体流路を定めるスリーブとを含み、第2の流体流路は、第1の壁部とスリーブとの間に形成された流体入口を有し、スリーブの外面と第1の壁部の外面は同一直線上にある。
【0008】
手持型機器も開示し、この手持型機器は、ハンドル及び本体を含み、本体の外壁は、本体の前端部に向かって直径が減少し、手持型機器は、機器内への一次流体入口から、本体の前端部から流体流を放出するための一次流体出口に延びる一次流体流路と、一次流体入口に一次流を引き込むためのファンユニットと、付属品とをさらに含み、付属品は、機器と接続するように適合された第1の端部と、第2の端部とを有し、第1の端部から延びて付属品内に流体流路を定める第1の壁部と、第1の壁部の周囲に延びて第1の壁部と共に付属品内に第2の流体流路を定めるスリーブとを含み、第2の流体流路は、第1の壁部とスリーブとの間に形成された流体入口を有し、スリーブの外面と第1の壁部の外面は同一直線上にあり、本体の外壁の直径が本体の前端部に向かって減少するにつれ、本体と実質的に同じ線に沿って連続する。
【0009】
付属品の外面は、スリーブ及び第1の壁部の一部から形成される。流体入口は、スリーブと第1の壁部との間の間隙によって形成される。
【0010】
流体流路は、付属品内への第1の流体入口から第1の流体出口に延びることが好ましい。流体流路は、第1の壁部によって定められ、第1の壁部内を延びる。
【0011】
好ましい実施形態では、第1の流体入口が環状である。流体流路は、第1の流体入口から第1の流体出口に向かって断面積が拡大することが好ましい。
【0012】
付属品は、概ね矩形の第2の部分を含み、第2の部分内では、第1の流体流路の断面積が縮小することが好ましい。
【0013】
流体入口は、融合した角部で形成されることが好ましい。従って、流体入口を定める縁部には、尖った角部が形成されず、これらの角部は、表面に沿って流体が流れ易くするように丸みを帯びる。
【0014】
別の態様によれば、手持型機器の付属品において、付属品が、付属品内への環状の第1の流体入口から第1の流体出口に延びる流体流路を付属品内に定める第1の壁部を含み、流体流路は、第1の流体入口から一次流体出口に向かって拡大する断面積を有することを特徴とする。
【0015】
流体が付属品に入り込むと、流体流路の断面積は、環状の第1の流体入口の断面積から増大する。この構成は、流れの速度を落とす役割を果たし、付属品内で流れ方向が変化して、流れの形状を環状からより集中した出口形状に変化させるため有利である。流れの速度を落とすことにより、流体が付属品の壁部にぶつかりにくくなり、壁部に付着して曲線に従う傾向を生じ、これによって雑音の発生が抑えられ、流体流路内における再循環の発生が減少して層流に近くなる。
【0016】
付属品は、第1の流体入口から第1の流体出口に向かって延びる第1の部分と、第1の流体出口から第1の流体入口に向かって延びる第2の部分とを有し、断面積は、第1の部分において拡大することが好ましい。
【0017】
第1の部分は、円錐形であることが好ましい。
【0018】
第2の部分は、楕円形又は概ね矩形であることが好ましい。
【0019】
環状の第1の流体入口は、第1の壁部及び第1の壁部内に広がる口栓から形成することが好ましい。
【0020】
流体流路は、第2の部分において少なくとも最初に縮小する断面積を有することが好ましい。従って、流体が第1の部分から第2の部分に移動するにつれ、付属品の断面積は減少又は縮小する。付属品は、第1の流体入口の断面積Xから開始する流体流路を有し、この流体流路は、流体流路内を流れる流体が第1の流体出口に向かって移動するにつれ、付属品の第1の部分内でXよりも増大し、第2の部分内でXに向かって減少する。
【0021】
第1の流体出口は断面積を有し、第1の流体流路の断面積は、第2の部分において第1の流体出口の断面積と同じになるまで縮小することが好ましい。
【0022】
付属品内で流れ形状が変化すると、多くのことが起きる。最初の拡大中には流れが遅くなり、出口形状を形成するように変化する。この流れの拡大及び減速によって推力が失われる。断面積を縮小することにより、流れの向きが変わると再び流体が集められ、これによって付属品の第1の流体出口から排出される流体の推力が増加する。
【0023】
付属品は、第1の壁部全体に延びて付属品内に流体流路を形成するスリーブを含むことが好ましい。
【0024】
第2の流体流路は、スリーブと第1の壁部との間に形成された第2の流体入口から延びることが好ましい。
【0025】
ヘアケア機器も開示し、このヘアケア機器は、ハンドル及び本体と、機器内への一次流体入口から、本体の前端部から流体流を放出するための環状の一次流体出口に延びる一次流体流路と、一次流体入口に一次流を引き込むためのファンユニットと、付属品とを備え、付属品は、付属品内への環状の第1の流体入口から第1の流体出口に延びる流体流路を付属品内に定める第1の壁部を有し、環状の第1の流体入口は、使用時に環状の一次流体出口と流体連通し、流体流路は、第1の流体入口から第1の流体出口に向かって拡大する断面積を有する。
【0026】
付属品は、環状の一次流体出口の断面積よりも大きな断面積を有することが好ましい。
【0027】
本発明の第1の態様は、手持型機器の付属品を提供し、この付属品は、第1の壁部と、第1の壁部内に収容された口栓とを有し、第1の壁部及び口栓は、各々が単一ユニットとして成形され、その後に共に接合される。
【0028】
第1の壁部及び口栓の一方は、位置決めリブを含み、第1の壁部及び口栓の他方は、位置決め凹部を含み、位置決めリブ及び位置決め凹部は、協働して第1の壁部に対して口栓を位置付けるように適合されることが好ましい。
【0029】
第1の壁部及び口栓は、位置決めリブと位置決め凹部に加え、これらの部分を共に接着すること、溶接すること及びねじ留めすることのうちの1つ又はそれ以上を用いて固定されることが好ましい。
【0030】
付属品は、第1の壁部と口栓との間に延びる流体流路を含むことが好ましい。流体流路は、付属品内への第1の流体入口から延びることが好ましい。第1の流体入口は、環状であることが好ましい。
【0031】
付属品は、第1の壁部の周囲に延びるスリーブをさらに含むことが好ましい。
【0032】
スリーブは、単一ユニットとして成形され、その後に第1の壁部と接合されることが好ましい。
【0033】
第1の壁部は、スリーブに向かって延びる少なくとも1つの突起を含むことが好ましい。
【0034】
スリーブは、第1の壁部に向かって延びる少なくとも1つの協働する突起を含むことが好ましい。
【0035】
スリーブと第1の壁部とを組み立てて、第1の壁部に対するスリーブの既定の位置を提供する際には、少なくとも1つの突起と少なくとも1つの協働する突起とが協働することが好ましい。
【0036】
少なくとも1つの突起及び少なくとも1つの協働する突起の少なくとも一方は、第1の壁部に対してスリーブを既定の位置に位置付ける位置決め特徴部を含むことが好ましい。
【0037】
付属品は、円錐形の第1の部分と、概ね楕円形の第2の部分とを含むことが好ましい。
【0038】
少なくとも1つの突起及び少なくとも1つの協働する突起は、付属品の第1の部分に存在することが好ましい。
【0039】
付属品は、第1の壁部とスリーブとの間に延びる第2の流体流路を含むことが好ましい。
【0040】
第2の流体流路は、第1の壁部とスリーブとの間に形成された流体入口から延びることが好ましい。
【0041】
上述した付属品を含む手持型機器も開示する。手持型機器は、ヘアケア機器であることが好ましく、ヘアドライヤーであることがさらに好ましい。
【0042】
本発明のさらなる態様は、ヘアケア機器を提供し、このヘアケア機器は、ハンドル及び本体と、機器内への一次流体入口から、本体の前端部から流体流を放出するための一次流体出口に延びる一次流体流路と、一次流体入口に一次流を引き込むためのファンユニットと、付属品とを含み、付属品は、第1の壁部と、第1の壁部内に収容された口栓とを含み、第1の壁部及び口栓の各々は、単一ユニットとして成形された後に共に接合され、付属品は、第1の壁部と口栓との間に延びる流体流路を有し、流体流路は、付属品を機器に取り付けた時に一次流体出口と流体連通する。
【0043】
一次流体出口は、環状であることが好ましい。
【0044】
付属品は、第1の壁部の周囲に延びるスリーブと、第1の壁部とスリーブとの間に延びる第2の流体流路とを含み、第2の流体流路は、第1の壁部とスリーブとの間に形成された流体入口から延びることが好ましい。
【0045】
ヘアケア機器は、ヘアドライヤーであることが好ましい。或いは、ヘアケア機器は、温風整髪機器である。
【0046】
以下、添付図面を参照しながら本発明をほんの一例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】本発明によるヘアドライヤー及び付属品を示す図である。
図2図1のヘアドライヤーの断面図である。
図3】本発明による付属品の正面等角図である。
図4】本発明による付属品の背面等角図である。
図5a】付属品を上から見た断面図である。
図5b】付属品を上から見た断面図である。
図6】ヘアドライヤーに取り付けられた付属品の側面断面図である。
図7a】付属品の単純化した断面図である。
図7b】付属品内への流体入口の拡大図である。
図8a】付属品の正面分解等角図である。
図8b】付属品の背面分解等角図である。
図9】第1の流体流路の断面積の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0048】
図1及び図2に、ハンドル20及び本体30を備えたヘアドライヤー10を示す。図1のヘアドライヤー10には、付属品100が接続されている。ハンドルは、本体30に接続された第1の端部22と、本体30から遠位側に存在する、一次流体入口40を含む第2の端部24とを有する。ヘアドライヤー10には、ケーブル50を介して電力が供給される。ケーブル50のヘアドライヤー10からの遠位端にはプラグ(図示せず)が備わり、このプラグは、例えば主電源又はバッテリパックへの電気的接続部を提供する。
【0049】
ハンドル20は、本体30からハンドルの遠位端24に延びる外壁200を有する。ハンドルの遠位端24では、外壁200にわたって端壁210が広がる。ケーブル50は、この端壁210を通じてヘアドライヤーに入り込む。ハンドル20内の一次流体入口40は、ハンドルの外壁200に沿ってその周囲に広がる第1の開口部42を含む。ケーブル50は、端壁210のほぼ中央に位置し、従ってハンドル20の中心から延びる。
【0050】
一次流体入口40の上流には、ファンユニット70が設けられる。ファンユニット70は、ファン及びモータを含む。ファンユニット70は、一次流体入口40から本体30内に延びる一次流体流路400を通じて、一次流体入口40から本体30に向けて流体を吸い込み、ハンドル20と本体30は接合部90において接合される。本体30は、第1の端部32及び第2の端部34を有し、一次流体流路400は、本体30内を本体の第2の端部34に向かい、ヒータ80の周囲を通って一次流体出口440まで続き、ファンユニットによって吸い込まれた流体は、ここで一次流体流路400から出る。一次流体流路400は直線ではなく、ハンドル20内では第1の方向に進み、本体30内では第1の方向と直交する第2の方向に進む。
【0051】
本体30は、外壁360及び内側ダクト310を含む。一次流体流路400は、ハンドル20と本体30の接合部90から本体に沿って、外壁360と内側ダクト310の間を本体30の第2の端部34における一次流体出口440に向かって延びる。
【0052】
本体内には別の流体流路も設けられ、この流れはファンユニット又はヒータによって直接処理されず、ヘアドライヤー内の一次流を生成するファンユニットの作用によってヘアドライヤーに吸い込まれる。この流体流は、流体が一次流体流路400内を流れることによってヘアドライヤー内に取り込まれる。
【0053】
本体の第1の端部32は、流体入口320を含み、本体の第2の端部34は、流体出口340を含む。流体入口320及び流体出口340は、本体内を本体に沿って延びる、本体30の内壁である内側ダクト310によって少なくとも部分的に定められる。流体流路300は、内側ダクト310内を流体入口320から流体出口340に延びる。本体30の第1の端部32では、外壁360と内側ダクト310との間に側壁350が延びる。この側壁350は、少なくとも部分的に流体入口320を定める。一次流体出口440は環状であり、流体流路を取り囲む。
【0054】
本体30内の側壁350及び流体入口320の近くには、ヘアドライヤーの制御電子回路を含むPCB75が存在する。PCB75はリング状であり、内側ダクト310の周囲の、内側ダクト310と外壁360の間に延びる。PCB75は、ヒータ80の温度及びファンユニット70の回転速度などのパラメータを制御する。PCB75は、内部配線(図示せず)によってヒータ80、ファンユニット70及びケーブル50に電気的に接続される。PCB75には、例えばユーザが様々な温度設定及び流速から選択を行えるように設けられた制御ボタン62、64が接続される。
【0055】
使用時には、ファンユニット70の作用によって流体が一次流体流路400内に吸い込まれ、任意にヒータ80によって加熱されて一次流体出口440から排出される。この処理流により、流体入口320において流体が流体流路300内に取り込まれるようになる。この流体は、本体の第2の端部34において処理流と合流する。図2に示す例では、この処理流が、流体出口340を通じてヘアドライヤーから排出される取り込まれた流れを取り囲む環状流として一次流体出口440及びヘアドライヤーから排出される。従って、ファンユニット及びヒータによって処理された流体は、この取り込まれた流れによって増大する。
【0056】
ヘアドライヤー10の本体30は、第2の端部34に向けて直径が減少する。この直径の減少は、一定の傾斜を有する。本体30は、第1の端部32から延びる概ね管状の第1の部分30aと、第1の部分30aの下流端から第2の端部34に延びる円錐形の第2の部分30bとを有し、従って本体の外壁360は、本体の前端部に向けて直径が減少する。この例では、第2の部分30bの角度δが約30°である。
【0057】
以下、特に図1及び図3図8bを参照しながら付属品100についてさらに詳細に説明する。付属品100は、ヘアドライヤー10の第2の端部34に取り付けられるコンセントレータノズルである。付属品100は、第1の部分180及び第2の部分190を有する。第1の部分180は、ヘアドライヤー10の第2の端部34に取り付けられ、円錐形である。第2の部分190は、第1の部分180から付属品100の流体出口140に向かって延び、角部が丸みを帯びた概ね楕円形又は矩形である。ヘアドライヤー10から排出される円形又は環状の流れは、この形状変化によって狭い範囲に集中するようになる。
【0058】
この例では、付属品100が、第1の壁部102、スリーブ110及び口栓120を含む。図6を参照すると、第1の壁部102は、ヘアドライヤー10の外壁360の前面360aに係合している。外壁360の前面360aには、第1の壁部102の合わせ面106の周囲に広がる磁性材料104に係合する磁石370が設けられる。
【0059】
付属品100内には2つの流体流路が存在するが、これらの流路はヘアドライヤー10内の2つの流体流路と一致しない。第1の流体流路130は、第1の壁部102内を延びてヘアドライヤー10の一次流体出口440と流体連通しており、従ってこの第1の流体流路130は、加熱された流体を含むことができる。あらゆる高温流体は、第1の壁部102と、第1の壁部102に収容された磁性材料104とを加熱する。第1の流体流路130は、付属品100への第1の流体入口132と、第1の流体出口134とを有する。
【0060】
第1の壁部102とスリーブ110との間には、第2の流体流路150が形成される。第2の流体流路150は、付属品100内への第2の流体入口154を有し、付属品100の流体出口140に延びる。この第2の流体流路150は、ユーザがヘアドライヤー10から付属品100を取り外したいと望んだ場合に付属品100が熱くなり過ぎて触れないのを防ぐように、ヘアドライヤー10の外部からの流体を受け入れて、第1の壁部102から熱を奪う流体の絶縁層を提供する。
【0061】
スリーブ110は、付属品100の第2の部分190の全体及び第1の部分180の大部分まで第1の壁部102の周囲に広がり、第1の壁部102から離間する。この例では、スリーブ110が、流体出口140において第1の壁部102を越えて延びる。
【0062】
付属品100の第1の部分180は円錐形であり、第1の壁部102の外面108、及びスリーブ110の外面112から形成される。第1の壁部102の外面108及びスリーブ110の外面112は、いずれもヘアドライヤー10の第2の端部34によって描かれる線をたどる。従って、ヘアドライヤー10の本体30の直径が第2の端部34に向けて減少するのと同様に、付属品の直径も第1の部分180にわたって減少する。この減少は、ヘアドライヤー10の本体30と同様に一定の傾斜である。第1の壁部102の外面108は、スリーブ110の外面112と同一直線を成す。この例では、第1の壁部102の外面108及びスリーブ110の外面112の角度δが約30°である。この角度は、ヘアドライヤー10の本体30の第2の部分30bの角度δと同じである。
【0063】
第1の壁部102の外面108は、合わせ面106から付属品100の流体出口140に向かって延び、最初はヘアドライヤー10の第2の端部34の傾斜に一致する。わずかに距離を置いた後、第1の壁部102は、付属品100の中心軸Y−Yに向かって側壁152を形成する。この側壁152は、付属品100への第2の流体入口154の一部を形成する。側壁152は、第1の壁部102の外面108と側壁152との間の90°よりも大きな内角βで融合する角部を有する接合点156を除き、付属品100の中心軸Y−Yと実質的に直交する。側壁152の下流には、スリーブ110とほぼ平行な内壁158が存在し、内壁158とスリーブとの間の距離dは、付属品100の第1の部分180に沿って一定な1mm〜3mmである。
【0064】
スリーブ110、特にスリーブ110の上流面114は、第2の流体入口154の他方の部分を形成する。この上流面114も、スリーブ110の外面112と上流面114との間の90°未満の内角αで融合する角部を有する接合点116を除き、付属品100の中心軸Y−Yと実質的に直交する。β>αとすることにより、第2の流体入口154に引き込まれた流体が側壁152に付着し、これによって磁性材料104からの熱除去を向上させる。磁性材料は、この場合はプラスチック材料である周囲の付属品材料よりも速く温まる傾向にあるので、このことは有利である。
【0065】
側壁152と上流面114との間の距離は、約1mmである。この距離は、付属品100を冷却するのに十分な流体を第2の流体流路150内に流すことが分かっている。
【0066】
第1の流体流路130は、第1の壁部102内を延びる。第1の流体流路130は、ヘアドライヤー10の一次流体流路400からの流体を受け入れる。一次流体出口440は環状であるため、第1の流体入口132も環状である。口栓120は、流れの形状が第1の流体入口132における環状から第1の流体出口134において楕円形又は概ね矩形に変化するように、流体流路300を遮って一次流体流路400から排出される流体を付属品100に誘導するために設けられる。
【0067】
口栓120は、一端が円形であり、この端部は、内部ダクト310に挿入されるようになっている。付属品の第1の部分180内では、口栓120も円錐形であり、その後に付属品が矩形に推移するにつれ、口栓120は平らになって狭くなり、第1の壁部102の形状変化に一致する。これにより、一次流は、環状の流れ形状から実質的に矩形の形状に滑らかに推移するようになる。
【0068】
付属品100の流体出口140において最大推力をもたらすとともに、付属品100内に形成された制限部によって生じる圧力損失を最小限に抑えるために、第1の流体流路130の断面積は一定でない。ここで、図9を詳細に参照すると、一次流体出口から排出される流体は高速であり、この流れを、運動量の損失及び雑音の発生を伴わずに集中させることが望ましい。流体が一次流体出口440から排出されて第1の流体流路130に入り込むと、断面積は増加する(250)。これによって流体の速度を減少又は低減させ、流れが壁部から離れずに流路が曲がるように促す。流体の再循環は弱まり、流れが減速することによって壁部にぶつかる非層流からの圧力損失が減少する。
【0069】
流体が、口栓120及び第1の壁部102によって生じる角部の周辺で向きを変えると、第1の流体流路の断面積は減少する(260)。この変化は、口栓120の端部にほぼ対応する。断面積が減少することによって流体の速度が増し、付属品100の流体出口140からの推力を最大化することができる。
【0070】
雑音の発生は、口栓120の形状によって低減される。口栓の第1の部分124は、第1の壁部102の形状に一致する円錐形であり、流体を環状の流れから実質的に矩形の流体出口140からの層流に変化させる部分である。口栓の第1の部分124の下流には、線形状128まで平らになった口栓の第2の部分126が存在する。雑音の発生を抑える2つの重要な特徴は、付属品100の中心軸Y−Yに対する第1の壁部102の内面102aの角度である。推力及び音響特性の両方にとって、約35°の角度γが有益である。また、口栓の線形状128と、第1の壁部102の下流端102bとの間の距離を、10〜30mm、好ましくは約20mmにすべきである。また、第1の流体出口134の出口領域も付属品100からの推力に影響を与えることが分かっている。この付属品では、第1の流体出口が340〜350mm2である時に推力が最大になることが分かっている。
【0071】
線形状128までアヒルのくちばし状に平らになる口栓120は、雑音の低減を補助することに加え、出口140からの流れを均一にする。コンセントレータノズルによる流れは不均一であり、概ね矩形の両側部に大きな流れが生じることが多いが、円錐状からアヒルのくちばしを通じて縁部に滑らかに推移する口栓形状を有することにより、流れが流体出口全体にわたって均一になる。
【0072】
言うまでもなく、当業者であれば、これらの形状及び寸法は、このヘアドライヤー10の付属品100に当てはまるものであり、別のスキームでは変形が必要になると認識するであろう。
【0073】
以下、図8a及び図8bを詳細に参照しながら、付属品100の構造について説明する。口栓120と第1の壁部102、及び第1の壁部102とスリーブ110の各々の間では、各接点又は接線が流れを乱し、場合によってはスリーブ110への伝熱経路を生じるので、これらの間の接続点は最小化することが望ましい。これを緩和するために、付属品100の別個の部分を、溶接リブに沿って超音波溶接する。
【0074】
口栓120は、その両側に、第1の部分124及び第2の部分126に沿って線形状128に延びるスロット350を含む。このスロット350は、口栓120の平らなアヒルのくちばし部分及び線形状128と直交する。スロット350は、第1の壁部102の内面102aから延びる「U字形」のリブ352と協働してこれを受け入れるように適合される。リブ352がスロット350に正しく挿入されると、これらの2つの部分は超音波溶接される。代替例では、2つの部分が互いに接着又はねじ留めされる。
【0075】
第1の壁部102の内壁158は、第1の壁部102の円錐部分の各側にそれぞれが存在する2対のリブ354を有する。これら2対のリブ354は、理想的にはリブ352及びスロット350から離間し、従って付属品100内に明確な伝熱経路は存在しない。スリーブ110の内面110aには、さらなる2対のリブ356の組が存在する。このさらなる2対のリブ356の組の各々は、第1の壁部102の2対のリブ354がスリーブ110のさらなる2対のリブ356の組間に確実に収容されるようにする位置決め特徴部358を有する。この位置決め特徴部358は、スリーブ110と第1の壁部102の同心性を維持して、スリーブ110と第1の壁部102の間の距離の変化に起因する高温スポットの可能性を低減する役に立つ。位置決め特徴部358は、第1の壁部102に対するスリーブ110の位置を定める。様々なリブの対が正しく位置合わせされると、スリーブと第1の壁部は超音波溶接される。代替例では、2つの部分が互いに接着又はねじ留めされる。
【0076】
付属品100の第1の部分180のみに構造特徴部を配置することにより、流れの乱れが最小化され、熱伝達のリスクが減少する。1つの部品からスリーブを成形することにより、従来の二部要素の見栄えの悪いモールド線が除去される。また、ユーザは、把持し易いという理由で第2の部分190によって付属品を保持する可能性が高い。構造特徴部を第1の部分180内に制限することにより、第2の部分190内には、スリーブ110と第1の壁部102の接触領域が存在せず、従って直接的な伝熱経路が存在しない。
【0077】
スリーブ110及び第1の壁部102は、付属品内への第2の流体入口154を定め、第1の壁部102及び口栓120は、付属品内への第1の流体入口132を定めるので、付属品の異なる部分の互いに対する位置決めは重要である。これらの異なる部分のいずれかの間に非同心性が存在すれば、不均一な流れ、高温スポット、また場合によっては付属品及び使用時に付属品を取り付けるヘアドライヤーの寿命の低下を招いてしまう。
【0078】
ヘアドライヤー及び温風整髪機器に関して本発明を詳細に説明したが、本発明は、流体を引き込んでこの流体を機器から流出させるように導くあらゆる機器に適用可能である。
【0079】
この機器は、ヒータの有無に関わらず使用することができ、流体の高速流出作用は乾燥効果を有する。
【0080】
一般に、機器内を流れる流体は空気であるが、異なる気体の組み合わせ又は他の気体であってもよく、機器の性能、或いは出力が向けられる毛髪などの物体及びそのスタイリングに機器が与える影響を改善する添加物を含むこともできる。
【0081】
低温の壁部スリーブを有する付属品について説明したが、このスリーブは、本明細書で説明した全ての実施形態に必須というわけではない。例えば、口栓及び第1の壁部を備えた付属品にも同じ構築法を適用することができ、スリーブが存在しない場合には付属品のリブ354が不要であることは明らかである。また、流体が付属品に入り込む際に最初に流体流路の断面積を拡大するという概念は、ヘアドライヤーから付属品出口に向かって流れ方向が変化するあらゆる付属品に有効である。
【0082】
また、増幅式ヘアドライヤーに関して付属品を説明したが、やはり当業者には、このことが任意の特徴であることが明らかであろう。説明した付属品は、従来の単一流体出口式ヘアドライヤーと共に使用することもでき、また本明細書で説明した付属品は、口栓特徴部の有無に関わらずこのような従来のヘアドライヤーと共に使用することができる。口栓については、ダクトに挿入する必要がないことは明らかであり、従来のヘアドライヤーに取り付けられた付属品の端部と同一平面を成し、或いは端部内に引っ込ませることが必要になると思われる。
【0083】
説明した付属品は、磁力を用いてヘアドライヤーに取り付けられる。これについても、本発明に必須ではなく、スナップフット、摩擦フィット、回転固定などの別の接続方法によって付属品をヘアドライヤーに接続することも同様に適用可能である。
【0084】
本発明は、上述した詳細な説明に限定されるものではない。当業者には、変形例が明らかであろう。
【符号の説明】
【0085】
102 第1の壁部
102a 第1の壁部の内面
102b 第1の壁部の下流端
104 磁性材料
106 合わせ面
108 第1の壁部の外面
110 スリーブ
112 スリーブの外面
120 口栓
124 口栓の第1の部分
126 口栓の第2の部分
128 口栓の線形状
130 第1の流体流路
132 第1の流体入口
134 第1の流体出口
140 流体出口
150 第2の流体流路
152 側壁
154 第2の流体入口
158 内壁
180 第1の部分
190 第2の部分
350 側壁
354 2対のリブ
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図6
図7a
図7b
図8a
図8b
図9