(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6227044
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】取り外し可能な支持体上に組み付けることが出来る時計
(51)【国際特許分類】
G04B 37/16 20060101AFI20171030BHJP
A44C 5/14 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
G04B37/16 J
A44C5/14 Q
【請求項の数】10
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-81731(P2016-81731)
(22)【出願日】2016年4月15日
(65)【公開番号】特開2016-206187(P2016-206187A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2016年4月15日
(31)【優先権主張番号】15165231.0
(32)【優先日】2015年4月27日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591048416
【氏名又は名称】ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】マルタン・ジュフェル
(72)【発明者】
【氏名】ロジャー・ミュラー
(72)【発明者】
【氏名】ダーヴィト・ベンヤミン・クレーエンビュール
【審査官】
深田 高義
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭62−192281(JP,U)
【文献】
仏国特許出願公開第02678812(FR,A1)
【文献】
特表2004−520588(JP,A)
【文献】
米国特許第00499891(US,A)
【文献】
欧州特許出願公開第00198801(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04B 37/16
A44C 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体(2)上に取り外し可能に組み付けることが出来る時計(1)であって、前記時計(1)は、時計ケース(4)、及び前記支持体(2)に設けた開口(3)内に前記時計ケース(4)を保持するように構成した別個の取り外し可能取付けデバイス(10)を備え、前記時計ケース(4)は、文字板側上の上側部分(4a)、及び裏蓋(5)を備える下側部分(4b)を備え、前記下側部分(4b)は、前記支持体(2)の前記開口(3)内部に収容するように構成し、平坦な環状周縁肩部(8)を形成するように前記上側部分(4a)の寸法よりも小さい寸法である、時計(1)において、前記取付けデバイス(10)は、つば(12)を備え、前記つば(12)は、前記時計ケース(4)の前記下側部分(4b)受け入れるように構成した中央開口(14)、及び前記中央開口(14)の境界を定める内側縁(16)を有し、前記内側縁(16)は、前記支持体(2)の前記開口(3)内部に収容するように構成すること、並びに前記内側縁(16)は、前記内側縁(16)の内側壁上に、前記取付けデバイス(10)を前記時計ケース(4)の前記下側部分(4b)上に係止する係止デバイスを備え、前記係止デバイスは、前記取付けデバイス(10)を前記時計ケース(4)上に係止可能にするように構成して、前記つば(12)と前記時計ケース(4)の前記平坦肩部(8)との間に前記支持体(2)を保持し、且つ前記つば(12)に実質的に直交する外向きの力(F)を前記つば(12)上に加えることによって、前記取付けデバイス(10)を前記時計ケース(4)から解除可能にするように構成して、前記支持体(12)を解放することを特徴とする、時計(1)。
【請求項2】
前記係止デバイスは、前記内側縁(16)の前記内側壁上に配置した少なくとも1つのリブ(18)を備え、前記リブ(18)は、前記時計ケース(4)の前記下側部分(4b)の周縁の全て又は一部に対応して配置した少なくとも1つの溝(20)と協働するように構成することを特徴とする、請求項1に記載の時計。
【請求項3】
前記係止デバイスは、前記内側縁(16)の前記内側壁上に配置した少なくとも2つのリブ(18)を備え、前記少なくとも2つのリブ(18)は、前記取付けデバイス(10)の横軸(Y)に対して対称に配置し、リブなし領域(16a、16b)によって隔てることを特徴とする、請求項2に記載の時計。
【請求項4】
前記内側縁(16)は、前記内側縁(16)の自由縁部に沿って少なくとも1つの切欠き部分(22)を有することを特徴とする、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の時計。
【請求項5】
前記内側縁(16)は、前記内側縁(16)の自由縁部に沿って少なくとも2つの切欠き部分(22)を有し、前記切欠き部分(22)は、前記取付けデバイス(10)の長手方向軸(X)に対して対称に配設し、実質的に前記リブなし領域(16a、16b)内に配置することを特徴とする、請求項3又は4に記載の時計。
【請求項6】
少なくとも1つのリブなし空間(24)は、前記内側縁(16)の前記内側壁上で、リブ(18)と切欠き部分(22)との間に設けることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の時計。
【請求項7】
前記つば(12)は、少なくとも1つの外側縁(26)によって延在し、前記少なくとも1つの外側縁(26)は、前記時計ケース(4)の方向に突出し、前記つば(12)と共に前記支持体(2)を受け入れる筐体を形成するように構成することを特徴とする、請求項1から6のうちいずれか一項に記載の時計。
【請求項8】
切欠き部分(28)は、前記つば(12)と前記外側縁(26)との間に設けることを特徴とする、請求項1から7のうちいずれか一項に記載の時計。
【請求項9】
前記支持体(2)は、バンド又はブレスレットであることを特徴とする、請求項1から8のうちいずれか一項に記載の時計。
【請求項10】
前記取付けデバイス(10)を解除するために前記つば(12)に加えられる前記力(F)は、前記つば(12)に実質的に直交する外向きの力で前記バンドを引っ張ることによって加えられることを特徴とする、請求項1から9のうちいずれか一項に記載の時計。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支持体上に取り外し可能に組み付けることが出来る時計に関し、この時計は、時計ケース、及び支持体に設けた開口内に時計ケースを保持するように構成した別個の取り外し可能取付けデバイスを備え、時計ケースは、文字板側上の上側部分、及び裏蓋を備える下側部分を備え、前記下側部分は、支持体の開口内部に収容するように構成し、平坦な周縁肩部を形成するように上側部分の寸法よりも小さい寸法である。
【背景技術】
【0002】
そのような時計は、例えば仏国特許第1557197号に開示されている。時計ケースのバンド又はブレスレットへの取付けは、リングの使用により達成し、リングの内側面は、ケースの主要要素を形成する裏面キャロット(calotte)の円筒側面の直径に合致させる。リングを、裏面キャロット内に押し入れる。リングを押し入れることの欠点は、特にあまり力がないユーザにとって、バンド又はブレスレットを時計ケースから分離するためにユーザがリングを取り外すのが困難であることである。したがって、バンドの変更は困難である。更に、リングが適切に合致していない場合、リングは、ケースに固定されないままとなりバンドに保持されないという危険性がある。しかも、この組立体は、容易に別々に分離する可能性がある。
【0003】
米国特許第4742503号及び欧州特許第0379540号は、バンドの容易な変更を可能にするガラス縁又はリングによる、バンドを時計ケースに取り外し可能に組み付けるデバイスを開示している。しかし、これらのデバイスでは、ガラス縁又はリングは、時計ケースの周りに見えるため、時計の外観が損なわれる。
【0004】
仏国特許第0758767号は、バンドと統合したリングによる、バンドを時計ケースに取り外し可能に組み付けるデバイスを開示している。したがって、時計の外観を変更するためにユーザが所持するブレスレットのそれぞれは、組付けリングを装備しなければならず、組立体の費用を増大させる。更に、リングは、文字盤側上のケースの周りに組み付けられるため、リングは、時計文字盤の周りに見え、時計の外観が損なわれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】仏国特許第1557197号
【特許文献2】米国特許第4742503号
【特許文献3】欧州特許第0379540号
【特許文献4】欧州特許第0758767号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、時計ケースにバンドを取り外し可能に取り付ける公知のデバイスの様々な欠点を克服することである。
【0007】
より詳細には、時計を支持体上に取り付けるデバイスを提供することが本発明の目的であり、このデバイスは、器具又は力を一切用いずに、支持体又は時計のそれぞれを簡単、迅速に変更することを可能にする。
【0008】
時計を支持体に取り付けるデバイスを提供することも、本発明の目的であり、このデバイスは、時計ケース上に支持体を十分に保持して、衝撃の際に時計ケースが脱落しないようにするが、依然として、支持体に何の損傷も与えずに支持体の簡単な取外しを可能にする。
【0009】
時計の形状又は外観を変化させない、時計を支持体に取り付けるデバイスを提供することも、本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的で、本発明は、支持体上に取り外し可能に組み付けることを意図する時計に関し、この時計は、時計ケース、及び支持体に設けた開口内に時計ケースを保持するように構成した別個の取り外し可能取付けデバイスを備え、時計ケースは、文字板側上の上側部分、及び裏蓋を備える下側部分を備え、前記下側部分は、支持体の開口内部に収容するように構成し、平坦な環状周縁肩部を形成するように上側部分の寸法よりも小さい寸法である。
【0011】
本発明によれば、取付けデバイスは、つばを備え、つばは、下側部分を受け入れるように構成した中央開口14、及び前記中央開口の境界を定める内側縁を有し、前記内側縁は、支持体の開口内部に収容するように構成し、内側縁の内側壁上に、取付けデバイスを時計ケースの下側部分上に係止する係止デバイスを有し、前記係止デバイスは、取付けデバイスを時計ケース上に係止可能にするように構成して、つばと時計ケースの平坦肩部との間に支持体を保持し、且つつばに実質的に直交する外向きの力をつば上に加えることによって、取付けデバイスを時計ケースから解除可能にするように構成して、支持体を解放する。
【0012】
したがって、時計を支持体に取り付けるデバイスは、時計の文字盤側からは見えず、時計ケース上に支持体を十分に保持して、衝撃の際に時計ケースが脱落しないようにするが、依然として、支持体に何の損傷も与えずに支持体の簡単な取外しを可能にする。
【0013】
好ましくは、係止デバイスは、内側縁の内側壁上に配置した少なくとも1つのリブを備えることができ、前記リブは、下側ケース部分の周縁の全て又は一部に対応して配置した少なくとも1つの溝と協働するように構成する。
【0014】
有利には、係止デバイスは、内側縁の内側壁上に配置した少なくとも2つのリブを備えることができ、少なくとも2つのリブは、取付けデバイスの横軸に対して対称に配置し、リブなし領域によって隔てる。このことは、取付けデバイスの柔軟性を向上させ、取付けデバイスの組付け/分解を促進する。
【0015】
好ましくは、内側縁は、内側縁の自由縁部に沿って少なくとも1つの切欠き部分を有することができる。
【0016】
有利には、内側縁は、内側縁の自由縁部に沿って、取付けデバイスの長手方向軸に対して対称に配設した少なくとも2つの切欠き部分を有することができ、前記切欠き部分は、リブなし領域内に実質的に配置する。少なくとも1つのリブなし空間は、内側縁の内側壁上でリブと切欠き部分との間に設けることができる。このことは、更に取付けデバイスの柔軟性を向上させ、取付けデバイスの組付け/分解を促進する。
【0017】
有利には、つばは、少なくとも1つの外側縁によって延在し、少なくとも1つの外側縁は、ケースに向かって突出し、つばと共に支持体を受け入れる筐体を形成するように構成する。取付けデバイスの柔軟性を更に向上させ、取付けデバイスの組付け/分解を促進するために、切欠き部分は、つばと外側縁との間に設けることができる。
【0018】
好ましい実施形態によれば、支持体は、ブレスレット又はバンドとすることができる。そのような場合、取付けデバイスを解除するためにつばに加えられる力は、つばに実質的に直交する外向きの力でバンドを引っ張ることによって加えられ、取付けデバイスを時計ケースから容易に分離可能にする。
【0019】
本発明の目的、利点及び特徴は、非限定的な例としてのみ示し添付の図面に示す本発明の一実施形態の以下の詳細な説明においてより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図3】本発明で使用する取付けデバイスの斜視上面図である。
【
図4】本発明で使用する取付けデバイスの斜視底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1及び
図2を参照すると、ブレスレット又はバンド2上に取り外し可能に組み付けた時計1が示される。
図2によりはっきりと示すように、バンド2は、2つの長手方向領域2a、2b及び2つの横領域2c、2dを画定する、楕円形の中央開口3を有する。バンドは、例えば皮革、シリコーン、布等、内部補強体を含むことができるあらゆる材料から製造できる。
【0022】
時計は、時計ケース4を備え、時計ケース4は、文字板側上に位置する上側部分4a、及びケース4の裏蓋5を備える下側部分4bを備える。部分4aは、例えば計時器ムーブメントを収容し、りゅうず6で終端する巻真を挿入するためにオリフィスが設けられる。電気式時計の場合、下側部分4bは、電池を受け入れる筐体7を有することができる。下側部分4bは、平坦な環状周縁肩部8を形成するように上側部分4aの寸法よりも小さい寸法を有する。この肩部8の役割は以下で説明する。ケース4の上側部分4a及び下側部分4bの寸法は、下側部分4bのみがバンド2の開口3内部に収容されるようなものである。下側部分4bの厚さは、バンド2の厚さよりも厚い。
【0023】
時計1は、時計ケース4をバンド2に取り外し可能に取り付けるように構成した、別個の取り外し可能取付けデバイス10も備える。
【0024】
本発明によれば、取付けデバイス10は、中央開口14及び内側縁16を有するつば12を備え、内側縁16は、実質的につば12に直交してケース4の方向に突出し、前記中央開口14の境界を定める。
図5及び
図6に示すように、中央開口14の寸法(「直径」)並びにつば12及び内側縁16の高さは、ケース4の下側部分4aが前記中央開口14の内部に収容されるように選択する。更に、つば12及び内側縁16の寸法(「直径」)は、一方で、内側縁16をバンドの開口3内部に収容し、もう一方で、つば12の内側面が十分な距離にわたってバンド2と接触するように選択し、つば12と肩部8との間に形成した空間内で、つば12の内側面と肩部8との間に前記バンド2を保持することを保証する。
【0025】
更に、中央開口14の方を向く内側縁16の内側壁は、ケース4の下側部分4b上に取付けデバイスを係止する係止デバイスを備える。
図3及び
図4をより詳細に参照すると、前記係止デバイスは、2つのリブ18を備え、2つのリブ18は、内側縁16の内側壁上に配置し、取付けデバイスの横軸Yに対して互いに対称に配設する。2つのリブ18は、多少の柔軟性を保証するために、内側縁16の2つのリブなし領域16a、16bによって隔てる。リブ18は、ケース4の下側部分4bの外縁上に対応して配置した溝20と協働し、この溝20内に係合するように構成する。2つの溝を設けても、下側部分4bの実質的な周縁全体にわたる1つの連続する溝を設けてもよい。
【0026】
取付けデバイス10の柔軟性を向上させるために、内側縁16は、内側縁16の自由縁部に沿って、実質的にはリブなし領域16a、16bに配置した2つの切欠き部分22を有する。切欠き部分22は、内側縁16の高さを減らす。2つの切欠き部分は、取付けデバイス10の長手方向軸Xに対して互いに対称に配置する。更に、リブなし空間24は、内側縁16の内側壁上の、リブ18と切欠き部分22との間に設ける。
【0027】
内側縁16及びリブ18の寸法を最適化して、取付けデバイス10のケースへ4の係止を保証する一方で、リブ18を溝20から容易に解放し、取付けデバイス10のケース4からの分離を可能にする。これによって、ユーザがつば12に実質的に直交する外向きの力をつば12に加える際、Y軸に沿ってつば12を単に曲げることによって可能になる。
【0028】
図示の変形形態では、つば12は、2つの外側縁26によって延在し、外側縁26は、つば12に実質的に直交するケース4の方向に突出し、取付けデバイス10の長手方向軸Xに対して互いに対称に配設する。外側縁26は、切欠き部分22の実質的に反対側に位置し、つば12の内側部分及びケース4と共に、バンド2の横領域2c、2dを受け入れる閉鎖筐体を形成する。
【0029】
取付けデバイス10の柔軟性を向上させるために、4つの切欠き部分28は、つば12と2つの外側縁26との間に設ける。
【0030】
取付けデバイス10は、プラスチック材料製であり、あらゆる適切なプラスチック材料を使用できる。
【0031】
ユーザがバンド2を時計ケース4に組み付けることを希望する場合、ユーザは、ケース4の下側部分4b及び取付けデバイス10の開口14と同じ高さでバンド2の開口3を位置決めする。ユーザは、リブ18を溝20内にスナップ嵌めすることによって取付けデバイス10をケース4上に係止する。
図5及び
図6に示すように、バンド2の長手方向領域2a、2bは、ケース4の肩部8とつば12との間に形成した空間内に保持され、ブレスレット2の横領域2c、2dは、ケース4、つば12及び外側縁26によって形成した閉鎖筐体内に保持される。時計の装着時、取付けデバイス10は、ケース4及びバンド2の長手方向領域の下側に配設されるため、取付けデバイス10がユーザから見えず、時計の外観を変えない。ユーザがバンドの変更を希望する場合、ユーザは、バンド2に直交する、努力を要しない力F(
図5を参照)をバンド2の長手方向領域2a、2bに加え、長手方向領域2a、2bをつば12に押圧することによって取付けデバイス10を軸Y周りに曲げるようにする。取付けデバイス10は、軸Y周りに曲がり、リブ18は、溝20から離れて解放され、これにより取付けデバイス10はケース4から解除される。次に、ユーザは、取付けデバイス10をケース4から分離し、バンド2を取り外す。取付けデバイス10は、自律式であり、バンド2とは別個に再利用できる。
【0032】
本明細書では、支持体はバンド又はブレスレットであるが、支持体があらゆる他の適切な支持体であってもよいことは明らかである。
【符号の説明】
【0033】
1 時計
2 支持体
3 開口
4 時計ケース
10 取り外し可能取付けデバイス
12 つば
14 中央開口
16 内側縁
18 リブ
20 溝
22 切欠き部分
24 リブなし空間
26 外側縁
28 切欠き部分