(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6227148
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】改良型ガム形成
(51)【国際特許分類】
A23G 4/00 20060101AFI20171030BHJP
【FI】
A23G3/30
【請求項の数】22
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-535710(P2016-535710)
(86)(22)【出願日】2014年12月30日
(65)【公表番号】特表2016-538867(P2016-538867A)
(43)【公表日】2016年12月15日
(86)【国際出願番号】US2014072708
(87)【国際公開番号】WO2015103234
(87)【国際公開日】20150709
【審査請求日】2016年6月1日
(31)【優先権主張番号】61/922,228
(32)【優先日】2013年12月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508351303
【氏名又は名称】インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】グラント, リチャード スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】スカローラ, レオナルド
【審査官】
太田 雄三
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2013/013041(WO,A1)
【文献】
特開2000−4792(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/029018(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23G 4/00
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
WPIDS/WPIX(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チューインガムを形成するための方法であって、前記方法は、
対のローラを準備することと、
前記対のローラを使用して、ガム塊をほぼ均一の第1の厚さを有するガムシートにサイズ決定することと、
前記ガムシートを前記対のローラの下流でほぼ均一の最終厚さを含むように、更にサイズ決定することと、を含み、前記第1の厚さが前記最終厚さより10%超厚く、前記最終厚さが約0.3mm〜10mmである、方法。
【請求項2】
前記第1の厚さが前記最終厚さよりも10%超かつ15%未満厚い、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の厚さが前記最終厚さよりも10%超かつ50%未満厚い、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の厚さが、前記最終厚さの少なくとも2倍である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の厚さが、前記最終厚さの少なくとも5倍である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の厚さが少なくとも0.33mmである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記対のローラが2つの垂直変位ローラを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記更にサイズ決定することが、少なくとも1つの追加ローラを介して達成され、前記少なくとも1つの追加ローラが、複数の水平変位ローラ及び少なくとも1つの第2の対の垂直変位ローラのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ガム塊を前記第1の均一の厚さを有する前記ガムシートに前記サイズ決定することが、前記対のローラを反対方向に駆動して、前記対のローラ間の間隙を通して、前記ガム塊を引っ張ることと、前記第1の均一の厚さを有する前記ガムシートを形成するように、前記ガム塊を圧縮することと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記圧縮することが、前記ガムシートの前記第1の均一の厚さを達成するために、前記ガムシートに均等なクロスウェブ圧縮力を印加することを含み、前記第1の均一の厚さの前記ガムシートが、10%未満のクロスウェブ厚さ分散を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の均一の厚さの前記ガムシートが、10%未満のクロスウェブ厚さ分散、及び約0.6メートルを超える幅を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ガムシートの前記厚さが、前記最終厚さに前記更にサイズ決定することの後に、10%未満膨張する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ガム塊を対の供給ローラを含むホッパに供給することと、前記供給ローラを使用して前記ガム塊を搬送することと、前記ガム塊を前記対のローラへと方向付けることと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記サイズ決定すること、及び前記更にサイズ決定することで、0.6m〜1.2mの幅を有する前記ガムシートを製造する、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記最終厚さが2mm〜6mmである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記ガムシート又は前記対のローラを液体潤滑剤で潤滑させることを更に含み、それによって粉末ダスティング物質のない前記ガムシートを製造する、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記対のローラの少なくとも1つを加熱することによって、前記ガム塊を加熱して、前記サイズ決定中に前記ガム塊の粘度を下げ、前記ガム塊の変形性を増加させることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記更にサイズ決定することに関連する冷却システムによって、前記ガムシートを冷却することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記ガム塊が、前記ガムシートの少なくとも10倍の厚さ寸法を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
ガム形成ラインに沿ってチューインガムを形成するための方法であって、前記方法は、
形状決定されていないガム塊を、約0.3mm〜10mmのほぼ均一の厚さを含むガムシートにサイズ決定することを含み、前記サイズ決定することが、少なくとも2対のローラかつ最大5対のローラを介して完全に得られる、方法。
【請求項21】
前記最大5対のローラが、第1の対のローラを含み、前記第1の対のローラは、前記ラインの残りのローラに対して、前記ライン沿いの最も遠くの上流にあり、前記第1の対のローラの少なくとも1つのローラが、前記残りのローラの少なくとも1つのローラよりも大きい直径を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記5対のローラが、第1の対のローラを含み、前記第1の対のローラは、前記ラインの残りのローラに対して、前記ライン沿いの最も遠くの上流にあり、前記第1の対のローラの少なくとも1つのローラが、前記残りのローラの少なくとも1つのローラよりも低い速度で動作する、請求項20に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガムを製造する方法及びシステムに関し、より具体的には、ガム形成システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
典型的には、ガム製品を作製し、包装するプロセスは、時間がかかり、かなりの量の機械装置を必要とする。ガム製品を作製し、包装するプロセスは、混合し、完成したガムを不均一の供出物として作製することと、完成したガムを押し出し、塊状物を形成することと、完成したガム塊状物を調整することと、この塊状物を押し出して、完成したガムの連続した薄いシートにすることと、この連続したシートを一連のローラによって、均一の薄い厚さになるまで圧延することと、シートをスコアリングし、個々のスコアリングしたシートに分割することと、調整室で個々のシートを調整することと、シートをガム片に分割することと、このガム片を包装することと、を含むことができる。ガム製品を作製し、包装するこのようなプロセスは、本発明の譲受人の前任者に譲渡された米国特許第6,254,373号、及び本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第12/352,110号に開示されており、これらの教示及び開示は、本開示と相反しない程度まで参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
従来のサイズ決定機械装置は、小さい矩形開口(例えば、約25mm×457mmの寸法を有する矩形開口)を通してチューインガムを押す、サイズ決定押出機を含み得る。開口サイズが小さくなるにつれて、比較的大量の力が要求される(例えば、30HPの駆動力が、十分な出力/生産量のために必要とされ得る)。典型的には、サイズ決定押出機を出ていく製品は、まだ厚すぎる。結果として、多くの従来のシステムが典型的に、約25mmから典型的には約2〜6mmまでガムの厚さを徐々に、そして次第に減少させるために、コンベヤーベルト上で順に配置される一連のサイズ決定ローラを用いる。ローラへのガムの粘着を防止するため、好適な粉末剤を用いたダスティングが典型的に使用される。その後、薄いスティック、又はガムの多少短く分厚いスラブ、又はペレットを生成するために、スコアリングロール及び分割ロールが使用されてもよい(上記のスティック、スラブ、ペレット、又は他の寸法のガムのいずれも「サイズ決定されたガム」と称され得る)。そのような従来のラインはまた典型的に、温かく柔軟な製品がうまく包装されないため、包装前にかなりの後続の冷却及び/又は調整を必要とする。
【0004】
本発明は、ガム製品を作製及び包装するそのような従来のシステム及び方法の改善及び進歩に関する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第6,254,373号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
チューインガムを形成する方法が開示され、この方法は、対のローラを準備することと、対のローラを使用して、ほぼ均一の第1の厚さを有するガムシートにガム塊をサイズ決定することと、対のローラの下流で、ほぼ均一の最終厚さを含むようにガムシートを更にサイズ決定することと、を含み、第1の厚さは最終厚さよりも10%超厚く、最終厚さは約0.3mm〜10mmである。
【0007】
また、ガム形成ラインに沿ってチューインガムを形成する方法が開示され、この方法は、形状決定されていないガム塊を、約0.3mm〜10mmのほぼ均一の厚さを含むガムシートにサイズ決定することであって、このサイズ決定は最大5対のローラを介して完全に得られる、ことを含む。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
チューインガムを形成するための方法であって、
対のローラを準備することと、
前記対のローラを使用して、ガム塊をほぼ均一の第一の厚さを有するガムシートにサイズ決定することと、
前記ガムシートを前記対のローラの下流でほぼ均一の最終厚さを含むように、更にサイズ決定することと、を含み、前記第1の厚さが前記最終厚さより10%超厚く、前記最終厚さが約0.3mm〜10mmである、方法。
(項目2)
前記第1の厚さが前記最終厚さよりも10%超かつ15%未満厚い、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1の厚さが前記最終厚さよりも10%超かつ20%未満厚い、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1の厚さが前記最終厚さよりも10%超かつ30%未満厚い、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記第1の厚さが前記最終厚さよりも10%超かつ40%未満厚い、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第1の厚さが前記最終厚さよりも10%超かつ50%未満厚い、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記第1の厚さが、前記最終厚さの少なくとも2倍である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記第1の厚さが、前記最終厚さの少なくとも3倍である、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記第1の厚さが、前記最終厚さの少なくとも4倍である、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記第1の厚さが、前記最終厚さの少なくとも5倍である、項目1に記載の方法。
(項目13)
前記最終厚さが少なくとも0.33mmである、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記対のローラが2つの垂直変位ローラを含む、項目1に記載の方法。
(項目15)
前記更にサイズ決定することが、少なくとも1つの追加ローラを介して達成される、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記少なくとも1つの追加ローラが、複数の水平変位ローラである、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記更にサイズ決定することが、少なくとも1対の追加ローラによって達成される、項目1に記載の方法。
(項目18)
前記少なくとも1つの追加の対のローラが、少なくとも1つの第2の対の垂直変位ローラである、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記ガム塊を前記第1の均一の厚さを有する前記ガムシートに前記サイズ決定することが、前記対のローラを反対方向に駆動して、前記対のローラ間の間隙を通して、前記ガム塊を引っ張ることと、前記第1の均一の厚さを有する前記ガムシートを形成するように、前記ガム塊を圧縮することと、を含む、項目1に記載の方法。
(項目20)
前記圧縮することが、前記ガムシートを形成するために、前記ガム塊に均等なクロスウェブ圧縮力を印加することを含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記圧縮することが、前記ガムシートの前記第1の均一の厚さ達成するために、前記ガムシートに均等なクロスウェブ圧縮力を印加することを含み、前記第1の均一の厚さの前記ガムシートが、10%未満のクロスウェブ厚さ分散を有する、項目19に記載の方法。
(項目22)
前記第2の均一の厚さの前記ガムシートが、10%未満のクロスウェブ厚さ分散、及び約0.6メートルを超える幅を含む、項目1に記載の方法。
(項目23)
前記ガムシートの前記厚さが、前記最終厚さに前記更にサイズ決定することの後に、10%未満膨張する、項目1に記載の方法。
(項目24)
前記ガム塊を対の供給ローラを含むホッパに供給することと、前記供給ローラを使用して前記ガム塊を搬送することと、前記ガム塊を前記対のローラへと方向付けることと、を更に含む、項目1に記載の方法。
(項目25)
前記サイズ決定すること、及び前記更にサイズ決定することで、0.6m〜1.2mの幅を有する前記ガムシートを製造する、項目1に記載の方法。
(項目26)
前記最終厚さが2mm〜6mmである、項目1に記載の方法。
(項目27)
前記ガムシート又は前記対のローラを液体潤滑剤で潤滑させることを更に含み、それによって粉末ダスティング物質のない前記ガムシートを製造する、項目1に記載の方法。
(項目28)
前記対のローラの少なくとも1つを加熱することによって、前記ガム塊を加熱して、前記サイズ決定中に前記ガム塊の粘度を下げ、前記ガム塊の変形性を増加させることを更に含む、項目1に記載の方法。
(項目29)
前記更にサイズ決定することに関連する冷却システムによって、前記ガムシートを冷却することを更に含む、項目1に記載の方法。
(項目30)
前記ガム塊が、前記ガムシートの少なくとも10倍の厚さ寸法を有する、項目1に記載の方法。
(項目31)
ガム形成ラインに沿ってチューインガムを形成するための方法であって、
形状決定されていないガム塊を、約0.3mm〜10mmのほぼ均一の厚さを含むガムシートにサイズ決定することを含み、前記サイズ決定することが、最大5対のローラを介して完全に得られる、方法。
(項目32)
前記最大5対のローラが2対のローラであり、前記サイズ決定することが前記2対のローラを介して完全に得られる、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記最大5対のローラが、前記ラインの残りのローラに対して、前記ライン沿いの最も遠くの上流にある第1の対のローラを含み、前記第1の対のローラの少なくとも1つのローラが、前記残りのローラの少なくとも1つのローラよりも大きい直径を含む、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記5対のローラが、前記ラインの残りのローラに対して、前記ライン沿いの最も遠くの上流にある第1の対のローラを含み、前記第1の対のローラの少なくとも1つのローラが、前記残りのローラの少なくとも1つのローラよりも低い速度で動作する、項目31に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本明細書に組み込まれ、かつその一部を成す添付の図面は、本発明のいくつかの態様を具体化し、本記載と併せて、本発明の原理を説明するのに役立つ。図面中、
【
図1】第1の実施形態によるガム製造システムの概略図である。
【
図2】第2の実施形態によるガム製造システムの概略図である。
【0009】
本発明がある特定の好ましい実施形態と関連して記載されるが、本発明をそれらの実施形態に限定する意図はない。それとは逆に、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨及び範囲内に含まれるように、全ての代替物、修正物、及び同等物を網羅するものとする。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の開示は、チューインガムシートの形成に改善をもたらし、チューインガムシートから、又はチューインガムシートへの伝熱を容易にする、本開示による特定の実施形態を詳述する。一実施形態では、システムは、ガム構造物/塊を所望の厚さ及び幅を有する連続ウェブ又はシートに形成すると同時に、ガムに対する温度制御を付与するための1組又は1対のローラを含む。本明細書では、その全体が本明細書に参照により組み込まれている米国特許出願第13/522,767号に記載されているが、これらに限定されないローラ等が、想到される。その全体が本明細書に参照により組み込まれている米国特許第61/510,119号に記載されているような、ただしこれらに限定されない可動壁もまた、想到される。
【0011】
前述のチューインガム塊及びシートに含まれるチューインガムは、「チューインガム」又は「ガム」と呼ばれ、いくつかの調合助剤に加えて調合されたエラストマー、マスターバッチガムベース、いくつかのその後に使用するガム成分に加えて調合されたエラストマー、いくつかのガムベース成分及びいくつかのその後に使用するガム成分に加えて調合されたエラストマー、ガムベース、いくつかのその後に使用するガム成分に加えて調合されたエラストマー、ガムベース、いくつかのその後に使用するガム成分に加えてガムベース、マスターバッチ完成ガム、並びに完成したガムを含んでもよい、調合されたエラストマーから完成したガムの範囲にある組成物、及びこれらを含む組成物を含むが、これらに限定されない。チューインガムのある特定の組成物は、非均一の食感を有してよく、かつ/又は多層の組成物であってよい。本明細書に記載される実施形態のほとんどは、チューインガム(特に完成したチューインガム)に関するが、エラストマー組成物を含まない他の糖菓も、以下に記載されるシステムを使用して形成、サイズ決定、及び/又は調整され得る。
【0012】
システムは、従来のラインよりも少ない変動で、所望の幅及び厚さを含むガムシートに、ガム塊を形成し得る。更に、システムは、サイズ決定タイプの押出機の必要性を排除し得る。サイズ決定タイプの押出機の使用を排除することにより、システムは、サイズ決定タイプの押出機を含む従来のラインよりもはるかに少ないエネルギーで動作し得る。したがって、システムは、ガム構造物又は塊を所望の厚さのガムシートに変形させるときに発生する、エネルギー消費及びせん断力を低減することができ、それによってガム内により多くのせん断力又は温度感知成分を潜在的に保存する。
【0013】
更に、システムは、従来のラインのサイズ決定タイプ押出機と比較すると、かなり幅の広いガムシートを製造することができ、粉末ダスティング物質の必要性も排除することができる。粉末ダスティング物質の使用を排除することにより、チェンジオーバーのクリーンアップ時間を従来の圧延及びスコアリングラインのほんの一部に減少させることができ、それによって製造停止時間が大幅に減少する。これにより、追加のダスティング物質の必要性がなくなることから、ラインの全体的な運用コストが付加的に減少される。従来のラインを上回るこれらの利点に加え、システムのローラは、ガム塊を所望の厚さ及び幅に変形する間に冷却をもたらすため、冷却(又は、いくつかの実施形態では加熱)することもできる。したがって、いくつかの実施形態によるシステムは、ガム塊の形成、及び冷却又は加熱を1工程で全て行うことができ、それによって従来のガムラインを上回る多くの利点をもたらす。
【0014】
更に、システムはガムを高速冷却することと、高せん断のサイズ決定タイプ押出機を排除することと、によってガムの異なる結晶化をもたらし得るため、本開示の実施形態に従って製造されたガム製品は、従来のガムラインを使用して製造されたガム製品と構造的に区別され得る。更に、より見た目に綺麗なチューインガムの製造は、粉末ダスティング物質の使用を排除し、かつ、従来のガムラインによって製造したものと比べると、厚さ及び幅の変動が比較的小さい、所望の厚さ及び幅を有するチューインガム製品を製造することによって起こり得る。
【0015】
ここで
図1を参照すると、チューインガム塊12を所望の厚さのチューインガムシート13に形成するためのガム製造システム10が示されている。ガム製造システム10は概ね、ガム混合ステーション14と、対のローラ18及びそれらの下流の更なる形成又はサイズ決定装置20を含むガム形成又はサイズ決定ステーション16と、を含む。
図1に示されている例示の実施形態では、更なる形成装置20は対の追加ローラ20a、20bであるが、複数の水平変位ローラ対、並びに他の形成装置(一部については、本開示で後述する)も想到される。ガム製造システム10はまた、任意のスコアリングローラ21及びカッティングローラ22と共に本明細書に示されている。
【0016】
ガム混合ステーション14は、ガム成分を処理してガム構造物又は塊を作製するための各種のミキサー構成要素及び/又はミキサー供給システムが搭載された、単一のミキサー又は複数のミキサーを含んでよい。ミキサーは、例えば、1つ、又は2つ以上のバッチミキサー及び/又は押出機等の1つ、又は2つ以上の連続ミキサーであってよい。更に、ガム混合システム14は単に、以前に形成したガムを続けて形成できる状態に融解する、融解システムであってもよい。
【0017】
ガム形成ステーション16は、サイズ決定及び潜在的な温度制御(すなわち、冷却又は加熱)を行い、ローラ18で相当量の厚さの減少をもたらすことによって、ガムの徐々に次第にサイズ決定することの必要性を減らす。説明される例示の実施形態では、ガム形成ステーション16の使用が、サイズ決定タイプ押出機(例えば、幅が広く薄いリボン状のガムを形成する押出機)の必要性を排除し、チューインガム上の加工力、又は平均ひずみ及び温度を減少させて、感圧物質の摩擦の減少をもたらす。システムはまた、加工時に無傷のままとなるせん断力又は温度感知成分の量も増加し得る。
【0018】
ここでより具体的に
図1に示された実施形態を参照すると、チューインガム12はガム混合ステーション14からガム形成ステーション16に移送される。混合ステーション14を出る時点で、ガム12は概ね不規則、又はそうでなければ不均一の厚さの物質になり得るが、形成ステーション16のホッパ又はコレクタ24への到着時には、塊状、リボン状、又はシート等のより規則的な形状(望ましくは低せん断の形成装置及び押出機を使用できる従来の工程によって形成され得る)にもなり得る(いったん均一又は規則的になった形状が再び不均一になり得る)。
【0019】
図1に示すとおり、全体的なシステム10の最初に示されている実施形態はとりわけ、厚さを次第に減少させるためのサイズ決定タイプ押出機又は複数のローラを含まない。このように、いくつかの実施形態による1つの特徴及び利点は、ガムの押し出しで高せん断を必要とし得るサイズ決定タイプ押出機システムを排除することであり、工程の高せん断の性質により、最大幅約220mm〜460mmを有するガムシートの製造に限定される。
【0020】
サイズ決定タイプ押出機を通過してないガム塊12は、混合ステーション14から、形成ステーション16の上流又は入口点にあるホッパ24へ移送される。形成ステーション16は、対の可動ローラ18を含み、この実施形態では、これらは上部ローラ26及び下部ローラ28である。ローラ18は、例えば操作可能に連結されたモータによって、外部から駆動される。例示的な実施形態において、ローラ18はそれぞれモータが備わっており、その結果、ローラ18それぞれの回転速度を独立して制御することができる。
【0021】
ホッパ24は、ローラ18に近接して配置され、上流サージ制御、容量、供給制御のために使用することができる。ホッパ18は、ガム塊12を拘束し、蓄積し、概してローラ18の間にある入口又は間隙領域30に供給する。ホッパ18は、ガム塊12を任意の望ましい形状で受容するように構成されることができ、ガムシート13の適度に望ましい幅に順応するように構成された間隙30に近接する、幅調節可能な供出口を含む。例示の実施形態では、ホッパの供出口並びに上部及び下部ローラ26、28は、約25mm〜1m、場合によってはそれ以上の幅に製造された、ガムシート13を収容するように構成される。十分な出力を生成しながら、より遅い速度で操作することができる、かなりの体積のガム塊を提供することができるように、幅が約0.6mよりも大きいより幅広いガムのシートを有することが望ましくあり得る。
【0022】
チューインガム塊12は、重力により、及び場合によってはホッパ24内部に配置されたガイドローラの補助により、ホッパ24を通って落下する。
図1の例示の実施形態では、ガム塊12はホッパ出力口を出ると、下部ローラ28に配置され、下部ローラ28によって上部ローラ26、並びに上部及び下部ローラ26、28の間の間隙30に向かって導かれる。以下に詳しく説明するとおり、逆回転の上部ローラ26及び下部ローラ28は、ローラ18の間から間隙30を通ってガム塊12を引っ張り、ガム塊12をガムシート13に形成及びサイズ決定する。
【0023】
図1に示されている実施形態では、ローラ18は水平オフセットによって水平方向にオフセットされる回転軸を含む。ローラ18はまた、垂直方向にオフセットされ、軸及びローラ自体の水平及び垂直変位が間隙30の作製を容易にする。
【0024】
ローラ18及び間隙30は、ガム塊12へ圧縮又は変形力を印加して、ガムシート13を第1の厚さ44に形成するように構成され、このガムシート13は、間隙30の下流、かつ、第2の組のローラ20a、20bの上流のポイントで、間隙の高さ又は隙間に少なくともほぼ対応する、概ね均一の厚さを有する。上部ローラ26及び下部ローラ28は逆回転して、間隙30を通してガム塊12を引っ張る。ローラ18による塊12のこの引っ張り又は引き出しにより、間隙30を通ってガムの推進流が生じる。
図1に示されている例示の実施形態では、上部ローラ26は時計とは逆方向に回転し、下部ローラ28は時計方向に回転する。ガム塊12が間隙30の最小距離を引っ張られると、ガム塊12は、実質的に延長であるこの変形/サイズ決定によってローラ18の間で変形する。
【0025】
ローラ18によってサイズ決定される(すなわち、ホッパ24を出る)直前に、ガム塊12は実質的に形状決定されていなくてよい。「形状決定されていない」ガム塊は、押出、変形、又は任意の他の手段を用いて、その現在の状態においてサイズ決定又は形成されていない任意の塊として定義されてもよいが、ガムの塊は、この現在の状態になる前にそのような方法でサイズ決定又は形成されていてもよいことに留意されたい。換言すれば、ガムシート13の寸法は、ガム塊12の形状及び寸法とは無関係に作られる。しかしながら、ホッパ24からの出口、つまり供出口、間隙30、及びシート13の幅は全て実質的に同一であってもよいことに留意されたい。加えて、ガム塊12の例示の実施形態は、間隙30のちょうど上流で、ガムシート13の3倍を超える、より具体的にはガムシート13の10〜70倍の厚さの寸法を含んでもよい。
【0026】
ガムシート13の厚さが好ましくは約20%以内のクロスウェブ分散、より好ましくは約10%以内のクロスウェブ分散、最も好ましくは約5%以下のクロスウェブ分散になるように、対のローラ18は、ガム塊12が上部及び下部ローラ24、26の間を通過するときに、ガム塊12を圧縮及び変形して、概ね均一の厚さをもたらす。例えば、対のローラ18を出るガムシート13の所望の厚さ44が6mmである場合、上部及び下部ローラ26、28の間の間隙30(とりわけ、間隙の最小距離)は、ガムシート13の幅にわたる厚さが好ましくは約4.8〜7.2mm、より好ましくは約5.2〜6.6mmになるように調節される。その結果、チューインガムを形成するための対のローラ18による、有意な正確度及び精度が達成され得る。ある程度の分散は、所定のガムレシピの様々な弾性、粘性、及び弾力性による反発及び収縮における変動により、各種のガムレシピで予期される。概ね均一の厚さ44を有するガムシート13は、ガムの処方に応じて、その厚さが実質的に膨張するか、又はその厚さが収縮してもよい。更に、概ね均一の厚さ44を有するガムシート13は、実質的に形状決定、非平滑化、及び/又は印刷されてもよく、それによって概ね均一の厚さが変更されてもよい。
【0027】
対のローラ18は、ガムの物理的な特性、所望の第1の厚さ44又は最終厚さ46(最終厚さ46は以下で詳しく説明される)、ガムシート13の最終幅、及びローラ18を出るガムシート13の所望の温度に応じて、各種の直径及び幅を有するように構成され得る。
図1に示される実施形態では、下部ローラ28は、上部ローラ26よりも大きい直径を有する。しかしながら、他の実施形態では、上部ローラが下部ローラよりも大きい直径を有することができ、又はローラは同一直径を有することができる。望ましくは、下部ローラ28は、約0.5m〜3mの直径、及び約0.6m〜1.3mの幅を有し、上部ローラ26は、約0.25m〜1mの直径を有し、同様の幅を有する。例示されるように、好ましくは、いくつかの回転度でガムを運ぶローラは、後に論じられるように、ある特定の冷却/加熱及び/又は設定効果のために、比較的大きい直径である。
【0028】
より狭いローラが可能であるが、約0.6m〜1.3m又はそれ以上の幅を有するローラが、ほぼ同一の幅、典型的には少なくともわずかにより狭いガムのリボン状物又はシートを生成する機会を提供する。したがって、ローラ18は、サイズ決定タイプ押出機を伴う従来の厚さ減少工程に対して、相当なガム容量の改良をもたらし得る。対のローラ18はこのように、50mm〜50cm、又は50cmを超える幅(ガムシート13の幅はシステム10でのガムの移動方向に対し、実質的に垂直の方向に測定される)と、段階的なサイズ減少ローラを使用した従来のサイズ決定タイプの形成押出機よりも、完成サイズのガムのリボン状物又はシートが125%〜300%(又はそれ以上)幅広である、ガムシートを提供することができるが、本明細書を通して言及しているように、使用するエネルギーは大幅に減少する。対のローラ18はこのように、50mm未満の幅を含み、ロープ又は場合によってはリボンとして画定されているガムを用いて、50mm未満、又は20mm〜50mm、及び25mm〜45mmのガムのロープも提供することができる。更に、ホッパ24及び対のローラ18は、比較的小さい分散内で所望の幅を有するガムシート13を生成し得る。一実施形態では、ホッパ24及びローラ18は、20%以内の分散、より好ましくは10%以内の分散、最も好ましくは5%以下の分散の所望の幅を有するガムシート13を生成し得る。より幅の広いガム材料を用いる場合、所望に応じて従来の圧延及びスコアリングラインと同じ量のガムをなお処理しながら、ガム形成工程の速度を実質的に低減できる、又はより高い速度を使用して、ガムの生産量を増加させることができる。
【0029】
ローラ18の下流は、別の形成又はサイズ決定装置20があり、
図1に示されている例示の実施形態では、これは追加のローラ20a、20bである。この実施形態では、ローラ20a、20bは、シート13の最終厚さ46及び幅に対して最終的なサイズ調節を付与し得る、圧延及びスコアリングラインで典型的に見られる仕上げローラであってよく、かつ含有物の埋め込み等、その他の仕上げ工程が可能であってよい。ローラ20a、20bは運搬装置の分断部に配置されており、運搬装置4a、及び運搬装置40bを経由する図に示されている。2つのローラ20aと20bとの間の隙間が第2の形成間隙42をもたらし、これはガムシート13の所望の厚さに応じて、間隙30と組み合わせて、ガムシート13をその最終(又は実質的な最終)厚さ46を約0.3mm〜10.0mmにサイズ決定する。
【0030】
ガムシート13をその所望の厚さの約0.3mm〜10.0mmに形成することは、間隙30を通した第1の厚さ44への形成、及び第2の間隙42を通した最終厚さ46への形成を介して行われ、第1の厚さ44は最終厚さ46よりも10%超厚くなる。
図1に示されているような例示の実施形態では、更なる形成装置20は対のローラ20a、20b、又は一連の類似の水平変位ローラ対であり、サイズ決定の大半は間隙30で行われる。例えば、第1の間隙30及び第2の間隙42によって行われるサイズ決定は、第1の厚さが最終厚さよりも10%、11%、12%、13%、若しくは14%超かつ15%未満厚い、最終厚さよりも10%、11%、12%、13%、14%、若しくは15%超かつ20%未満厚い、最終厚さよりも10%、11%、12%、13%、14%、若しくは15%超かつ30%未満厚い、最終厚さよりも10%、11%、12%、13%、14%、若しくは15%超かつ40%未満厚い、又は最終厚さよりも10%、11%、12%、13%、14%、若しくは15%超かつ50%未満厚い、第1の厚さをもたらす。この方法で、ローラ26、28は約0.3mm〜10.0mmの最終厚さへのサイズ決定の大半を付与し、下流のローラ20a、20b、又は一連の水平変位ローラ対は単に、最終厚さ26へのサイズ決定を仕上げる。例示の実施形態では、第1の対18、及び下流の形成装置20を構成する下流ローラを含む対のローラの数は、従来の圧延及びスコアリングの工程で使用されるサイズ決定ローラの数を下回る、より具体的には5対以下のローラ、より具体的には2対以下となる。つまり、例示の実施形態では、システム10は第1の対のローラ18と、ローラ20a、20b等の1対、2対、3対、又は4対の追加の下流ローラと、を含んでよい。対のローラ18を通してガムをその最終厚さ46の130%、120%、又は110%にサイズ決定し、その後、下流形成を介してサイズ決定を仕上げることにより(追加の1〜4対のローラ20a、20bを使用)、システム10には、主要なサイズ決定操作(すなわち、第1の対のローラ18)に影響を与えることなく、サイズ決定に比較的小さい調節を加えることにおいてより高い柔軟性が与えられる。
【0031】
図1は、更なる下流形成装置20が対のローラ20、20aであることを示し、
図2は更なる下流形成装置20aの別の例示の実施形態を示す。この実施形態では、システム10は、更なる形成装置20が別の組のローラ18aであることを除き、本質的に変わりはない。ローラ18aは、ローラ18と同じである。上部ローラ26a及び下部ローラ28a、並びに間隙30aが存在する。
【0032】
図1に示されている実施形態と同様に、ガムシート13の所望の厚さに応じて、下流の間隙30aは間隙30と結合し、ガムシートを最終(又は実質的な最終)厚さ約0.3mm〜10.0mmにサイズ決定する。ガムシート13をその所望の厚さ約0.3mm〜10.0mmに形成することは、間隙30を通した第1の厚さ44aへの形成、及び間隙30aを通した最終厚さ46aへの形成によって行われ、第1の厚さ44aは最終厚さ46aよりも10%超厚くなる。更なる形成装置が別の組の形成ローラ18aである、
図2のような例示の実施形態では、サイズ決定の大半は必ずしも間隙30で行われなくてよい。例えば、第1の厚さは、最終厚さの少なくとも2倍、3倍、4倍、及び5倍の厚さであってよい。
【0033】
前述の実施形態の全てで、約0.3mm〜10.0mmのその最終厚さにガムシート13を形成するうえで、高せん断押出機は回避されることに留意されたい。加えて、これらの実施形態それぞれで、第1の厚さ44、44aは少なくとも33mmである。
【0034】
図1〜2に示されている実施形態それぞれで、ローラ26、26a、28、28a、20a、及び20bは滑らかな表面仕上げを有するように構成されてよい。上流の対のローラ18、18aは、互いに対するローラ26、26a、及び28、28aの垂直位置を制御し、それにより間隙30、30aを調節する、サーボ機構等であるが、これに限定されない、任意の所望の作動装置を有して構成されてもよい。同様に、ローラ20a、20bは、間隙42を調節するため、互いに向かう方向に、及び互いに離れる方向に作動可能であってよい。
【0035】
上部ローラ26、26a及び下部ローラ28、28aは、種々の回転速度で動作し得る。これらの対のローラ18、18aは、同一の回転速度又は異なる回転速度で動作し得る。ローラそれぞれの回転速度は、投入されたガムの物理的特性、並びにローラを介した所望の伝熱量に応じて選択され得る。例示の実施形態では、上部ローラ26、26aよりも大きい直径を有するように構成され得る下部ローラ28、28aは、より小さい上部ローラよりも高い回転速度で動作する。更に、ローラ26、26a、及び28、28aの相対的な回転速度は、ガムシート13の所望の品質(例えば、表面特性、厚さの許容差、温度)を得るように調節され得る。
【0036】
例示の実施形態では、ローラ26及び28、並びにローラ26a及び28aは、ローラの表面の接線で測定されるように、同一の線速度で、又は異なる線速度で動作するように構成されてもよい。一実施形態では、一方のローラが一定の線速度に設定される一方で、他方のローラの線速度は、ローラの一定の線速度の±30%変動してもよい。例えば、下部ローラ28の線速度が3m/分に設定され得る一方で、上部ローラ26の線速度は、2.1m/分〜3.9m/分で制御されてよい。このような実施形態では、上部ローラ26、26aの線速度は、ガムのより滑らかな表面を得るために、かつガムのしわを最小限に抑えるために、設定範囲内で調節されてよい。あるいは、上部ローラ26、26aが一定の線速度で設定されてもよい一方で、下部ローラ28、28aの線速度は、所望の範囲内で制御され得る。平滑度を最大限にし、ガム表面上のしわ及び他の不規則性を最小限に抑えるために、ガムの特性、並びにガムシート13の所望の厚さ及び幅に応じて、一方のローラの線速度が、±40%、±30%、±20%、又は±10%の範囲内で、他方のローラの線速度に対して変更され得る。異なる実施形態では、異なる直径を有するローラ26、26a、及び28、28aは、同一の線速度で動作するように構成され得る(例えば、接線において同一速度であるが、より小さいローラがより速く回転するという点で異なる角速度)。ただしとりわけ、下流のローラがシート13をサイズ決定のために下流に引っ張って延ばすことを可能にするため、下流の対のローラ20a、20b、及び下流の対のローラ26a、28aは、上流のローラ26、28よりも速い速度(すなわち表面速度)で動作する。実際、ガムが間隙42又は30aを通過した後に発生する、厚さ44から厚さ46への厚さの減少は、シート13の断面領域の減少をもたらす。断面領域のこの減少に備えるため、ローラ20a、20b又は26a、28aの速度は、ローラ26、28の速度に対して上昇すべきである。例えば、上流の対のローラ26、28が20メートル/分で動作しており、最終厚さ46が第1の厚さ44より約20%薄い場合、ローラ20a、20b、又は26a、28aの速度は24メートル/分であるべきである。同様に、コンベヤー40aが20メートル/分で動作している場合、コンベヤー40bは24メートル/分で動作すべきである。ローラ26、26a、及び28、28aに対する寸法構成及び材料、並びにその支持構造は、ローラ26、26a、及び28、28aにおける偏向を最小限に抑えるか又は排除するように設計される。ローラ26、26a、及び28、28aは、ローラの一方の端から他方の端まで、ローラ26、26a、及び28、28a間の概ね均一のクロスウェブ間隔30、30a(間隙)を提供するように設定される。ただし、一部の高粘度及び/又は低弾性のガム組成物は、ローラがガム塊12を変形させるときに、ローラ26、26a、及び28、28bに高い応力を付与し得る。塊12として提供される一部の非常に粘度が高いガム構造物は、ガム塊12をローラ26、28の間の間隔30内へ、及び下流の更なるサイズ決定装置20、20aに向かって押す、ホッパ24の追加のオーガ等、追加の力を必要とし得る。かかる粘稠なガム構造物は、ローラ26、26a、及び28、28aに高い応力を及ぼし得る。かかる応力は、ローラ26、26a、及び28、28aにおける偏向と、結果として生じる不均等な間隔と、望ましくない不均一なクロスウェブ厚さと、をもたらし得る。
【0037】
このように、例示の一実施形態では、追加の構造的な支持を提供する、及び/又はローラの端部のより近くにローラを支持して、ローラにおける偏向を最小限に抑える又は排除することによって、ローラ26、26a、及び28、28aは強化される。一実施形態では、高粘性及び/又は低弾性のガム塊12を加工する際に、ローラ間の最大偏向が0.5mm未満、好ましくは0.1mm未満に維持されるように、ローラ26、26a、及び28、28aが強化され、支持される。更に、ローラの直径を大きくするか、又は強度を高めた材料でローラを形成して、ガム塊から付与される応力に耐えることによって、ローラの偏向はまた、最小限に抑える又は排除することができる。幅の広いローラほど、応力に耐えるためにより高い強度又は硬度が必要であり、直径の大きいローラほど、偏向を最小限に抑えるための十分なローラ硬度を提供するうえで有利であり得る。したがって、ローラの直径と幅の比率は、ガム塊12の物理特性、及びローラにおける偏向を最小限に抑えるための望ましいガムシート厚さを考慮して、慎重に選択される。
【0038】
あるいは、ガム塊12の物理特性は、圧縮形成及びサイズ決定工程でのローラ26、26a、及び28、28a(更にはローラ20a、20b)における偏向を最小限に抑えるように調節され得る。例えば、対のローラ26、26a、及び28、28aに入るガム塊12と、第1の厚さ44aを有するシート13と、の変形性を改善するため、ミキサー14からのガムの温度が上げられてもよい。他の実施形態では、一方又は両方のローラ26、26a、及び28、28aは、ガム塊12及びシート13に伝熱するように加熱されてよく、それによってガムシート13の粘度が低下し、圧縮性/成形性が向上する。第1の厚さ44aにサイズ決定されたガム塊12又はガムシート13にもたらされる圧力及び熱の量は、最終ガム製品に様々な影響を与え得る。
【0039】
前述の実施形態のもう1つの特徴は、いくつかの回転度でガムを運ぶ下部ローラ28、28aは、ガムの比較的薄い状態により、また伝導を介した伝熱により、迅速かつ効率的にガムシート13から、又はガムシート20へ熱を伝える働きをするという点にある。同じことを容易にするため、一実施形態では、少なくとも下部ローラ(好ましくは両方のローラ)が、冷却又は加熱されてもよい。いくつかの実施形態では、対のローラ18、18aは、1つ以上の内部経路が備わっていてもよく、ここで、加熱液又は冷却液(例えば、ぬるま湯又はもっと低い凍結点の流体)が、ローラを加熱又は冷却するために流れる。したがって、ローラの表面温度は、約−15℃〜90℃に調節されてもよい。一実施形態では、ローラ内部で約0℃〜90℃の温度を有する冷却液又は加熱液を循環させることによって、ローラ26、26a、及び28、28aの表面温度を約0℃〜90℃に制御することができる。一実施形態によると、形成ローラは、約5℃〜25℃、好ましくは約15℃の表面温度まで冷却される。これには、ガムが工程においてかなり早期に冷却されるため、風味等の感熱成分を後で調整/冷却することが減少又は排除され、かつ感熱成分のフラッシュオフが減少する等、いくつかの利点がある。別の実施形態では、形成ローラは約40℃〜60℃の表面温度まで加熱され、それによってガムシートの形成を容易にし、ガムシートの厚さの変動を減少させることができる。
【0040】
例示の実施形態では、約40℃〜60℃の平均温度を有するガム塊12は、対の形成又はサイズ決定ローラ18の間に供給される。一方又は両方のローラ26、28は、完成したガム塊12の温度により近づけるために、約30℃〜70℃、より好ましくは約40℃〜60℃の表面温度まで加熱される(ローラ26a、28aも同様に加熱されてよい)。このようなローラの加熱は、ガムの形成を容易にし、下部ローラで運搬されるガムの粘度を制御する。ローラ26、26a、及び28、28aの表面温度が高すぎると、いくつかの実施形態では、ガムは加熱されてから、粘性がありすぎてローラに貼り付く可能性がある。ローラの表面温度が低すぎると、ガムが硬すぎて形成できなくなるか、又は下部ローラ28、28aに留まることができないポイントまで、ガムの局所粘度が高まる可能性がある。このように、ガムの処方に応じて、ローラへのガムの貼り付き防止を支援し、ガムの形成を容易にするよう、ローラの表面温度を設定することができる。
【0041】
ローラ26、28、及び20a、20b、並びに/又はローラ26、28、及び26a、28aを使用して形成、サイズ決定、及び冷却又は加熱されたガムのウェブは、ガムシート13の厚さ44及び/又は46にわたって温度勾配を有し得る。これは、相当量がエラストマーであるガムシート13は優れた伝熱体ではなく、ガムの中央部分の温度が、ローラと直接接触する表面の温度と異なる温度に維持される場合があるためである。このような温度勾配は、ローラ、とりわけ26、26a、又は28、28aが異なる温度で維持されている場合に増幅し得る。例えば、一実施形態では、上部ローラ(1つ、又は2つ以上)26、26aは表面温度約50℃まで加熱され、下部ローラ(1つ、又は2つ以上)28、28aは表面温度約5℃まで冷却されて、平均温度約40℃を有するガムが、44及び/又は46で測定したときの厚さ約2mmを有するガムシート13に形成、サイズ決定、及び調整される。この実施形態では、ガムシート13は大きな温度勾配を有する可能性があり、下部ローラと接触するガム表面の温度は下部ローラの表面温度約5℃に近くなり、加熱された上部ローラと接触するガム表面の温度は上部ローラの表面温度約50℃に近くなり、それらの間のガムシート13の温度は約5℃〜約50℃の間で変動する。このような実施形態では、冷却されたガム表面の結晶化が、加熱されたガム表面の結晶化とは著しく異なる可能性があり、冷却されたローラを介したガムシートの低温度伝導冷却は、例えば対流等により、ゆっくり冷却したガムシートと比べて大きく異なる結晶化をもたらし得る。両方のローラ26、26a、及び28、28aが同じ温度に冷却される実施形態においても、ガムシート13はガムシートの厚さにわたって温度勾配を有し得るが、異なる温度のローラによって形成されるガムシート184の温度勾配よりははるかに小さい。
【0042】
ガム形成ステーション16へ投入されたガム内の温度変化は、厚さ44及び46の両方で、ガムシート13の温度の一貫性に有意な影響を及ぼし得る。これは、数時間又は更には数日になり得る、対流による従来のガムの冷却及び調整と比べたときに、対の形成ローラ18及び場合によっては18aを介した伝導によるガムシート13の温度変化が、わずかな時間に発生するためである。したがって、投入されたガム塊の温度変化は、18及び18a等の冷却された1つ以上のローラによって素早く冷却される(例えば、1分未満)ガムウェブにおける温度変化に変換し得る。このように、いくつかの実施形態は、投入されたガム塊の温度変化を所望の範囲内で制御するための対応措置を含み得る。例えば、投入されるガム構造物を準備するための混合押出機には、ガムを所望の温度範囲内に押し出すための高性能な温度制御モジュールを装備することができる。他の実施形態では、ガム製造ライン10は、ミキサーとガム形成ステーション16との間に、塊12を所望の温度範囲に調整するための任意の調整ユニットを含んでよい。
【0043】
伝熱のために冷却形成ローラ(1つ、又は2つ以上)によってガムシートが運搬されるとき、冷却形成ローラ26、26a、28、及び/又は28aは比較的薄いガムシート13の温度を厚さ44及び46の両方で、効果的に下げることができる。したがって、例示の実施形態では、比較的大きい直径のローラが提供されてよく、ガムシート13は少なくとも約1/4の回転(少なくとも約90度及び最大約180度)で運搬されて長い滞留時間をもたらし、接触及び伝導によるガムシートからの、及び冷却ローラへの伝熱を容易にする。ローラ全体にわたって移動する冷却液は、形成ローラ(1つ、又は2つ以上)を表面温度約5℃〜25℃、好ましくは約15℃に維持するのに優れている。高い熱伝導度を有する冷たい金属表面を有する冷却形成ローラは、ガムシート13から冷たい金属表面への伝熱を容易にすることによって、比較的薄い、好ましくは10mm未満の厚さを有する、より好ましくは0.5〜6mmのチューインガムの温度を下げるために効果的に作用する。伝熱ローラは、有利には対の形成ローラの一方又は両方であってよく、又は独立的に、ガムが移動される別個のローラであってもよい。
【0044】
例示の実施形態では、上部ローラ26(及び場合によってはローラ26a)は約0.5メートルの直径を含み、下部ローラ28(及び場合によってはローラ28a)は約1メートルの直径を含み、それぞれ約15℃まで冷却される。対のローラ18の使用はまた、より従来的な圧下操作で使用される、タルク又はその他の粒子状の粘着防止剤を用いて、ガムのダスティングを排除する機会を提供してもよい。これによって、従来の圧延及びスコアリングラインで使用される塵埃収集装置の必要性を回避することができ、また、ダスティング操作が最終製品の色を鈍らせることから、これを使用して、より鮮やかな色を有するより魅力的な製品を作製することもできる。更に、従来の圧延及びスコアリングラインにおいて非常に長い洗浄を必要とする残留性の汚れは実質的に大部分が粉末及び多数のローラの使用によるものであるため、粉剤の使用を排除することによって、ガム製造ライン10の洗浄工程が大幅に容易になり得る。したがって、本発明のいくつかの実施形態によると、数時間、一部の従来のガムの圧延及びスコアリングラインでは10時間であった、切り替えのための洗浄時間を数分に短縮することができる。それにより、本発明の実施形態は、従来の圧延及びスコアリングラインと比べると、洗浄/切り替え時間を実質的に短縮することによって、ガム製造ラインの生産性を高めることができる。
【0045】
ここで、前述の粉末を効果的に置き換えることができる例示の実施形態を参照すると、ローラへのガムの粘着防止に役立つ、食用品質の植物油又は鉱油等の剥離剤を用いてローラを潤滑させるため、上部ローラ26、26aにオイリングローラ50が装備されてもよいことが理解されるだろう。同様に、下部ローラ28、28aは、下部ローラを潤滑させるためのオイリングローラ52が装備されてもよい。したがって、ガム形成システム16は、タルク又はポリオール等の粉末剥離剤の必要性を排除する。
図1及び2の実施形態では、ローラにはそれぞれオイリングローラが提供されているが、他の実施形態では、上部及び下部ローラのいずれかにのみ1つのオイリングローラが提供されてよく、又は、ローラが剥離剤の助けを得ずにガムシート13を解放するのに十分低い表面張力又は粘着力を有しており、ガムシート13がべとつかず、後続のスコアリング、カッティング、及び包装の工程を行えるほどである場合には、いずれのローラにもオイリングローラは提供されなくてよい。更に、その他の潤滑システム(例えば、スプレーバー又は浸漬ボウル等)を使用して、好適な液体潤滑剤を適用することができる。ローラにはまた、ローラ28、28aの表面からコンベヤーベルトへガムシート13を切り離すため、間隙30、30aの下流にあるスクレイパーを提供してもよい。
【0046】
上部ローラ26、26aにはまた、ガムシート13が上部ローラの表面から確実に切り離されるように、間隙30、30a付近にスクレイパーを提供してもよく、それによって、ガムシート13の下部ローラでの移動が容易になる。下部ローラ28、28aには更に、下部ローラの表面からコンベヤーベルトへガムシート13を切り離すため、下部ローラの底部付近にスクレイパーを提供してもよい。いくつかの実施形態では、コンベヤーベルトは、前述のローラと同様に、ガムシート13の連続したシートを更に調整するための冷却又は加熱に適合されてよい。
【0047】
システム10はまた、更なるサイズ決定装置20、20aの下流に平滑化ローラ(図示なし)を含んでもよい。対のローラの間隙42、30aを出ると、コンベヤーベルト40が最終(又は少なくとも実質的な最終)厚さのガムシート13を平滑化ローラに向かって移動させる。平滑化ローラは、ローラ20a、20b、又は下部ローラ28aから好ましくは約0.5m〜3m、より好ましくは約1m〜1.5mに配置される。平滑化ローラは、表面の欠陥、よじれを除去することができ、ガムシート13の厚さを更に減少させることもできるが、通常、更なる減少は10%以下に制限され得るので、シート13の最終厚さ又は実質的な最終厚さに対する影響はなく(実際、10%以下の厚さの減少は、この開示の目的からすると、シート13の「実質的な」最終厚さに影響を与えるとはみなされない)、段階的な圧延圧下が必要とされないという利点を得られる。
図1及び2に示されている実施形態は、最終ガム製品の望ましい最終厚さの10%以内の厚さを有する(また、それによる前述の実質的な最終厚さで)連続したガムシート13を供出し、平滑化ローラはガムシート13の厚さを10%未満調節するように構成されている(すなわち、単純に平滑化により、またこのように繰り返しになるが、実質的な最終厚さに影響はない)。例えば、スティックガム製品の所望の最終厚さが2.0mmである実装においては、連続シートのガムシート13が概ね均一の厚さの約2.1mmを有するように、間隙30が間隙42及び/又は間隙30aと一緒に調節され得る。この実装では、平滑化ローラは、概ね均一の厚さを約2.0mmに削減できる方法で、欠陥及びねじれを除去するようにコンベヤーベルト40に対して配置される。
【0048】
図1の例示の実施形態では、システム10は、間隙42、30a(及び使用されている場合は圧縮ローラ)の下流にスコアリングローラ21、外側の分割又はカッティングローラ22を更に含む。スコアリングローラ21及び外側の分割ローラ22は、厚さ46のガムシート13にミシン目を入れ、個々のスコアリングしたシートに分割する。スコアリングしたシートは次に、更に調整するための冷却トンネルに運ばれ得る(ただし、冷却トンネルは、ローラ18、18aによって提供される改善された冷却機能の見地から、不要なものとされる場合がある)。その後、ガムは、場合によってはシステム10を用いた単一ラインで、包装されたガム製品を生産するための更なる加工及び包装装置へ移送され得る。いくつかの実施形態では、スコアリングローラ21及び分割ローラ22は、ドロップローラ、ダイカッター、ペレタイザー、又は他の同様のガム形状決定装置等、他のガム形状決定方法に置き換えられてもよい(シートが十分な範囲まで冷却されている場合)。したがって、ガム製造システム10は、後で包装され得るスラブ、又は後でコーティングされるペレット等の様々な最終形状を有する、チューインガムを製造することができる。
【0049】
システム10は、図中のガム混合システム14を含む連続ラインとして示されているが、他の実施形態では、ガム製造システム10のこれらの構成要素の1つ、又は2つ以上は、製造工場の別の部分、又は更には別の製造工場に位置していてもよい。例えば、一実施形態では、ガム混合システム14が1つの工場に位置し、ガム形成システム16及びその他の後続の構成要素(例えば、スコアリング及び分割ローラ並びに包装の構成要素)は別の工場に位置しており、混合されたガム塊12が一方の工場から他方の工場へ移動されて後続処理が行われる。
【0050】
本明細書に列挙される出版物、特許出願、及び特許を含む全ての参考文献は、あたかも各参照が参照により組み込まれると個別にかつ具体的に示され、その全体が本明細書に記載されているのと同程度まで、参照により本明細書に組み込まれる。
【0051】
用語「a」及び「an」及び「the」、並びに本発明を記載する文脈における同様の指示対象の使用は(特に以下の特許請求の範囲の文脈において)、本明細書に別途記載のない限り、又は文脈に明らかな矛盾がない限り、単数及び複数の両方を包含するものと解釈されるものとする。用語「備える(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、及び「含有する(containing)」は、別途言及のない限り、オープンエンド形式の用語と解釈されるものとする(すなわち、「〜を含むが、これらに限定されない」を意味する)。本明細書の値の範囲の列挙は、本明細書に別途記載のない限り、範囲内にあるそれぞれの別個の値を個々に言及する省略表現法としての役割を果たすことを単に意図しており、それぞれの別個の値は、あたかもそれが本明細書で個々に記述されるかのように明細書に組み込まれる。本明細書に記載される全ての方法は、本明細書に別途記載のない限り、又は文脈に明らかな矛盾がない限り、任意の好適な順序で実施され得る。本明細書に提供されるありとあらゆる実施例、又は例示的な言語(例えば、「等」)の使用は、本明細書の理解を単にかつよりよく促進することを意図しており、別途特許請求の範囲に記載されていない限り、本発明の範囲を制限しない。本明細書中のどの用語も、本発明の実施に不可欠なものとして、任意の特許請求の範囲に記載されていない要素を示すものと解釈されるべきではない。
【0052】
本発明を実施するための本発明者らに既知の最良の方法を含む、本発明の好ましい実施形態が、本明細書に記載される。それらの好ましい実施形態の変形例は、上記の説明を読むことで当業者に明らかとなり得る。本発明者らは、当業者が必要に応じてこのような変形例を用いることを期待し、本発明者らは、本発明が本明細書に具体的に記載されるものとは別様に実施されることを意図する。結果的に、本発明は、適用法によって許容されるように、本明細書に添付された特許請求の範囲に記述された主題の全ての修正物及び同等物を含む。更に、その全ての可能な変形例における上記の要素の任意の組み合わせが、本明細書に別途記載のない限り、又は文脈に明らかな矛盾がない限り、本発明によって包含される。