(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に、実施形態に係る内視鏡対物光学系を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により、この発明が限定されるものではない。
【0025】
図1は、実施形態に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面を示す図である。
【0026】
本実施形態は、固体撮像素子と組合せる内視鏡対物光学系であって、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、吸収型フィルター(平行平板)F1と、明るさ絞りSと、物体側に平面を向けた平凸正レンズL2と、を有し、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.5≦tg1/tl≦0.8 (1)
ここで、
tg1は、平凹負レンズL1の物体側面から平凸正レンズL2の像側面までの光軸AXに沿った長さ、
tlは、内視鏡対物光学系の全長、即ち、平凹負レンズL1の物体側面から像面までの光軸AXに沿った長さ、
である。
【0027】
パラメータtg1は、パワーを有するレンズのほぼ全てを含む部分の長さに対応する。条件式(1)は、パラメータtg1がレンズ全長に占める割合について規定している。
【0028】
条件式(1)の下限値を下回らないことで、内視鏡対物光学系のバックフォーカスが短くなり全長の短縮化が図れる。また、個々の光学素子の厚さが大きくなり、部品の加工や把持、組立が容易になる。
【0029】
また、光学素子の厚さが厚いことは、オートクレーブ時に保持枠から加わる熱応力に対する光学素子の耐久性向上にも寄与する。
【0030】
また、光学素子、例えば吸収型フィルター(平行平板)F1の厚さが厚いことは、所定の波長域のレーザー光を十分な吸収によりカットできる。これにより、例えば、標的用のレーザー光による内視鏡画像のハレーションを防止できる。
【0031】
さらに、上述したように、内視鏡を、尿路結石治療などのレーザー光による治療に用いる場合、結石にNd−YAGの破砕用レーザー光を照射する。このようなレーザー光も撮像素子に入射すると、内視鏡画像がハレーションしてしまう。
【0032】
このため、吸収型フィルターF1の少なくとも一方の面に、Nd−YAGレーザー光を反射する反射膜をコーティングすることが望ましい。
【0033】
条件式(1)の上限値を上回ると、ピント調整に必要なバックフォーカス長を確保することができない。
【0034】
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満足することが好ましい。
0.5≦tg1/tl≦0.65 (1’)
【0035】
本実施形態の内視鏡対物光学系では、吸収型フィルターは、赤外線吸収フィルターであることが望ましい。
【0036】
例えば、標的用のレーザー光として、可視である赤外域のレーザー光を用いることがある。これにより、赤外域のレーザー光をカットすることで、内視鏡画像のハレーションを低減できる。
【0037】
また、本実施形態の内視鏡対物光学系は、以下の条件式(2)、(3)、(4)を満足することが望ましい。
0.32≦tn/φn≦1.4 (2)
0.32≦tIRCF/φIRCF≦1.4 (3)
0.32≦tp/φp≦1.4 (4)
ここで、
tnは、平凹負レンズL1の総肉厚、
φnは、平凹負レンズL1の外径、
tIRCFは、吸収型フィルター(平行平板)F1の肉厚、
φIRCFは、吸収型フィルター(平行平板)F1の外径、
tpは、平凸正レンズL2の総肉厚、
φpは、平凸正レンズL2の外径、
である。
なお、「総肉厚」とは、光学素子の外周部の肉厚をいう。「肉厚」とは、光学素子の光軸上の肉厚をいう。
【0038】
条件式(2)、(3)、(4)は、それぞれ平凹負レンズL1、吸収型フィルター(平行平板)F1、平凸正レンズL2の外径と厚さの関係を規定している。
【0039】
条件式(2)、(3)、(4)の下限値を下回ると、光学系の加工・組立性が悪化し、かつオートクレーブに対する耐性も低下してしまう。
【0040】
また、条件式(2)、(3)、(4)の下限値を下回ると、平凹負レンズL1、吸収型フィルター(平行平板)F1、平凸正レンズL2が傾き偏心を有し、非点収差、コマ収差が発生してしまう。
【0041】
条件式(2)、(3)、(4)の上限値を上回ると、光学系全長の長大化を招いてしまう。
【0042】
また、小型な光学系においては、製造誤差によって光学素子と枠との間に素子の外径の4%程度のクリアランスが生じる。光学性能上、クリアランスによるレンズ枠内での光学素子の傾き(チルト)は10°以下に抑えることが望ましい。
【0043】
図12は、外径φを有する平行平板形状の光学素子Lの鏡枠FRに対する傾きを示す図である。光学素子Lの傾きの角度αを10°以下に抑えるには、(光学素子Lの総肉厚)/(光学素子Lの外径φ)の値は、0.32より大きいことが必要である。
【0044】
(光学素子Lの肉厚)/(光学素子Lの外径φ)の値、即ち条件式(2)、(3)、(4)の下限値を0.32より大きくすることで、光学素子Lの角度調整が不要になり、組立性が向上する。さらに、光学素子Lの外径に対して肉厚を厚くするとオートクレーブ時に生じる外周部からの応力に対する耐久性も向上する。
【0045】
条件式(2)、(3)、(4)に代えて、以下の条件式(2’)、(3’)、(4’)を満足することが好ましい。
0.33≦tn/φn≦1.34 (2’)
0.33≦tIRCF/φIRCF≦1.34 (3’)
0.33≦tp/φp≦1.34 (4’)
【0046】
また、本実施形態の内視鏡対物光学系は、以下の条件式(2−1)、(3−1)、(4−1)、(4−2)を満足することが望ましい。
0.9<|fn/ft|<2.1 (2−1)
0.15≦tIRCF/tl (3−1)
1.2<|fp/ft|<1.7 (4−1)
0.85<|tp’/rp|<1.3 (4−2)
ここで、
fnは、平凹負レンズL1の焦点距離、
ftは、内視鏡対物光学系全系の焦点距離、
tIRCFは、吸収型フィルター(平行平板)F1の肉厚、
tlは、内視鏡対物光学系の全長、
fpは、平凸正レンズL1の焦点距離、
tp’は、平凸正レンズL1の肉厚、
rpは、平凸正レンズL1の凸面の曲率半径、
である。
【0047】
条件式(2−1)は、平凹負レンズL1と内視鏡対物光学系全体のパワー配分を規定している。
【0048】
条件式(2−1)の上限値を上回ると、平凹負レンズL1の物体側の第1面への入射光線高が高くなりフレアが生じてしまう。
【0049】
条件式(2−1)の下限値を下回ると、平凹負レンズL1の凹面の曲率が強くなり、レンズの加工性が悪化してしまう。
【0050】
条件式(3−1)は、吸収型フィルター(平行平板)F1の厚みと全長の関係を規定している。上述した構成の内視鏡対物光学系において、条件式(3−1)の下限値を下回らないことで、吸収型フィルターの十分な厚さを確保できる。このため、ハレーションの原因となる波長域の光を吸収によりカットし、ハレーションを防ぐことができる。
【0051】
条件式(4−1)は、平凸正レンズL2と内視鏡対物光学系全体のパワー配分を規定している。
【0052】
条件式(4−1)の下限値を下回ると、ピント調整に必要なバックフォーカス長を確保することができない。
【0053】
条件式(4−1)の上限値を上回ると、平凸正レンズL2のパワーが不足し、光学系全長が長くなってしまう。
【0054】
条件式(4−2)は、平凸正レンズL2の厚さと曲率半径の関係を規定している。条件式(4−2)の下限値を下回る、または上限値を上回ると、レンズの心取り加工性が悪化してしまう。
【0055】
(実施例1)
実施例1に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図2(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0056】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、平行平板F2と、平行平板CGと、から構成される。
【0057】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。平行平板F2と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0058】
図2(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。諸収差図は、656.27nm(C線)、587.56nm(d線)、540.07nm(e線)、486.13nm(F線)及び435.83nm(g線)の各波長について示されている。また、各図中、FNOはFナンバーを、”ω”は半画角を示す。以下、収差図に関しては、同様である。
【0059】
(実施例2)
実施例2に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図3(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0060】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、凸平正レンズL3と、平行平板CGと、から構成される。
【0061】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。凸平正レンズL3は、フィールドレンズである。凸平正レンズL3と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0062】
図3(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0063】
(実施例3)
実施例3に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図4(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0064】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、凸平正レンズL3と、平行平板CGと、から構成される。
【0065】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。凸平正レンズL3は、フィールドレンズである。凸平正レンズL3と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0066】
図4(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0067】
(実施例4)
実施例4に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図5(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0068】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、平行平板F2と、平行平板CGと、から構成される。
【0069】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。平行平板F2と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0070】
図5(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0071】
(実施例5)
実施例5に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図6(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0072】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、平行平板F2と、平行平板CGと、から構成される。
【0073】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。平行平板F2と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0074】
図6(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0075】
(実施例6)
実施例6に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図7(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0076】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、平行平板F2と、平行平板CGと、から構成される。
【0077】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。平行平板F2と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0078】
図7(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0079】
(実施例7)
実施例7に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図8(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0080】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、平行平板F2と、平行平板CGと、から構成される。
【0081】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。平行平板F2と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0082】
図8(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0083】
(実施例8)
実施例8に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図9(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0084】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、平行平板F2と、平行平板CGと、から構成される。
【0085】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。平行平板F2と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0086】
図9(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0087】
(実施例9)
実施例9に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図10(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0088】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、平行平板F2と、平行平板CGと、から構成される。
【0089】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。平行平板F2と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0090】
図10(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0091】
(実施例10)
実施例10に係る内視鏡対物光学系について説明する。
図11(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。
【0092】
本実施例では、物体側から順に、平凹負レンズL1と、フレア絞りFSと、平行平板F1と、明るさ絞りSと、平凸正レンズL2と、凸平正レンズL3と、平行平板CGと、から構成される。
【0093】
平行平板F1は、赤外線吸収フィルターである。凸平正レンズL3は、フィールドレンズである。凸平正レンズL3と平行平板CGとは接合されている。d9は接着層である。
【0094】
図11(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
【0095】
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、neは各レンズのe線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数、FnoはFナンバー、ωは半画角、IHは像高である。また、ERは有効直径、FSはフレア絞り、Sは明るさ絞りである。T
650は650nmにおける吸収型フィルターの内部透過率である。
【0096】
数値実施例1
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.200 1.77066 71.79 0.80
2 0.300 0.100
3 (FS) ∞ 0.030 0.30
4 ∞ 0.450 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.17
6 ∞ 0.410 1.88815 40.76 0.55
7 -0.427 0.474
8 ∞ 0.300 1.51825 64.14 0.62
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.62
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.62
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.334
視野角 (°) 90.6
Fno 4.186
T
650 (%) 12.28
tl (mm) 2.29
【0097】
数値実施例2
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.200 1.77066 71.79 0.80
2 0.300 0.090
3 (FS) ∞ 0.030 0.30
4 ∞ 0.450 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.16
6 ∞ 0.390 1.88815 40.76 0.55
7 -0.459 0.520
8 0.951 0.340 1.51825 64.14 0.65
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.65
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.65
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.310
視野角 (°) 96.9
Fno 4.079
T
650 (%) 12.28
tl (mm) 2.35
【0098】
数値実施例3
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.210 1.77066 71.79 0.80
2 0.408 0.050
3 (FS) ∞ 0.030 0.32
4 ∞ 0.360 1.52300 65.13 0.80
5 (S) ∞ 0.010 0.13
6 ∞ 0.350 1.88815 40.76 0.60
7 -0.374 0.300
8 2.963 0.300 1.51825 64.14 0.62
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.62
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.62
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.336
視野角 (°) 87.5
Fno 4.182
T
650 (%) 18.67
tl (mm) 1.93
【0099】
数値実施例4
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.300 1.77066 71.79 0.80
2 0.540 0.050
3 (FS) ∞ 0.030 0.36
4 ∞ 0.450 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.17
6 ∞ 0.500 1.88815 40.76 0.55
7 -0.390 0.271
8 ∞ 0.300 1.51825 64.14 0.62
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.62
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.62
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.337
視野角 (°) 87.7
Fno 3.082
T
650 (%) 12.28
tl (mm) 2.23
【0100】
数値実施例5
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.300 1.77066 71.79 0.80
2 0.492 0.070
3 (FS) ∞ 0.030 0.40
4 ∞ 0.570 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.14
6 ∞ 0.500 1.88815 40.76 0.55
7 -0.424 0.346
8 ∞ 0.300 1.51825 64.14 0.62
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.62
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.62
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.335
視野角 (°) 87.7
Fno 4.214
T
650 (%) 7.02
tl (mm) 2.45
【0101】
数値実施例6
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.200 1.77066 71.79 0.80
2 0.476 0.070
3 (FS) ∞ 0.030 0.42
4 ∞ 0.670 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.15
6 ∞ 0.390 1.88815 40.76 0.55
7 -0.428 0.361
8 ∞ 0.300 1.51825 64.14 0.62
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.62
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.62
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.334
視野角 (°) 87.2
Fno 4.213
T
650 (%) 4.40
tl (mm) 2.35
【0102】
数値実施例7
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.200 1.77066 71.79 0.60
2 0.270 0.090
3 (FS) ∞ 0.030 0.28
4 ∞ 0.450 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.18
6 ∞ 0.390 1.88815 40.76 0.55
7 -0.425 0.554
8 ∞ 0.300 1.51825 64.14 0.65
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.65
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.65
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.333
視野角 (°) 87.7
Fno 4.133
T
650 (%) 12.28
tl (mm) 2.34
【0103】
数値実施例8
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.480 2.01169 28.27 0.60
2 0.44 0.050
3 (FS) ∞ 0.030 0.24
4 ∞ 0.450 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.20
6 ∞ 0.390 1.80922 39.59 0.55
7 -0.416 0.650
8 ∞ 0.300 1.51825 64.14 0.65
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.65
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.65
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.428
視野角 (°) 66.0
Fno 4.063
T
650 (%) 12.28
tl (mm) 2.68
【0104】
数値実施例9
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.300 2.01169 28.27 0.80
2 0.718 0.050
3 (FS) ∞ 0.030 0.36
4 ∞ 0.430 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.12
6 ∞ 0.550 2.01169 28.27 0.50
7 -0.446 0.273
8 ∞ 0.300 1.51825 64.14 0.62
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.62
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.62
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.342
視野角 (°) 87.5
Fno 4.349
T
650 (%) 13.48
tl (mm) 2.26
【0105】
数値実施例10
単位 mm
面データ
面番号 r d ne νd ER
1 ∞ 0.200 1.77066 71.79 0.80
2 0.420 0.070
3 (FS) ∞ 0.030 0.42
4 ∞ 0.560 1.52300 65.13 0.50
5 (S) ∞ 0.010 0.15
6 ∞ 0.390 1.88815 40.76 0.55
7 -0.440 0.410
8 2.100 0.300 1.51825 64.14 0.62
9 ∞ 0.020 1.50688 64.00 0.62
10 ∞ 0.300 1.61350 50.49 0.62
像面 ∞
各種データ
焦点距離 (mm) 0.333
視野角 (°) 87.7
Fno 4.182
T
650 (%) 7.35
tl (mm) 2.29
【0106】
各実施例の条件式対応値を以下に示す。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
(1) tg1/tl 0.52 0.50 0.52 0.60 0.61
(2) tn/φn 0.38 0.36 0.33 0.44 0.46
(3) tIRCF/φIRCF 0.90 0.90 0.45 0.90 1.14
(4) tp/φp 0.56 0.54 0.33 0.70 0.72
(2-1) |fn/ft| 1.17 1.26 1.58 2.08 1.91
(3-1) tIRCF/tl 0.20 0.19 0.19 0.20 0.23
(4-1) |fp/ft| 1.44 1.67 1.25 1.30 1.43
(4-2) |tp'/rp| 0.96 0.85 0.94 1.28 1.18
条件式 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9 実施例10
(1) tg1/tl 0.58 0.50 0.53 0.61 0.55
(2) tn/φn 0.53 0.53 0.52 0.95 0.53
(3) tIRCF/φIRCF 1.34 0.90 0.90 0.86 1.12
(4) tp/φp 0.71 0.71 0.71 1.10 0.71
(2-1) |fn/ft| 1.85 1.05 1.02 2.07 1.63
(3-1) tIRCF/tl 0.28 0.19 0.17 0.19 0.24
(4-1) |fp/ft| 1.44 1.44 1.20 1.29 1.49
(4-2) |tp'/rp| 0.91 0.92 0.94 1.23 0.89
【0107】
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態のみに限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、これら実施形態の構成を適宜組合せて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。