特許第6227289号(P6227289)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6227289
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】生体情報監視装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/00 20060101AFI20171030BHJP
【FI】
   A61B5/00 102E
   A61B5/00 102B
   A61B5/00 D
【請求項の数】5
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-125775(P2013-125775)
(22)【出願日】2013年6月14日
(65)【公開番号】特開2015-176(P2015-176A)
(43)【公開日】2015年1月5日
【審査請求日】2016年5月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000112602
【氏名又は名称】フクダ電子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105050
【弁理士】
【氏名又は名称】鷲田 公一
(72)【発明者】
【氏名】石丸 喜浩
(72)【発明者】
【氏名】蝶間林 将巳
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 慎一
【審査官】 佐藤 高之
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−290282(JP,A)
【文献】 特開2006−180979(JP,A)
【文献】 特開2002−263070(JP,A)
【文献】 特開2008−200111(JP,A)
【文献】 特開平02−228938(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/046908(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0331132(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0205062(US,A1)
【文献】 特開2009−039357(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/077851(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00−5/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の患者の状態を監視する生体情報監視装置であって、
前記複数の患者に対して予め設定されているアラーム設定情報を、アラームリスト表示画面において患者ごとに且つアラーム種類ごとに並べて表示する表示手段と、
ユーザ操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段により受け付けられたユーザ操作に従って前記アラームリスト表示画面内の表示を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、
前記ユーザ操作により指定される条件に応じて第1表示処理および第2表示処理のいずれかを実行し、前記第1表示処理においては、予め設定されているアラーム設定情報のうち、指定された条件に合致するアラーム設定情報を選択的に前記アラームリスト表示画面内に表示させ、前記第2表示処理においては、予め設定されているアラーム設定情報をすべて前記アラームリスト表示画面において表示させつつ、指定された条件に合致するアラーム設定情報をハイライトして表示させる、
生体情報監視装置。
【請求項2】
前記制御手段は、アラーム優先度またはアラーム属性に関する条件が指定された場合に前記第1表示処理を実行する、
請求項1記載の生体情報監視装置。
【請求項3】
前記制御手段は、アラーム通知設定またはナースコール呼出設定に関する条件が指定された場合に前記第2表示処理を実行する、
請求項1または2に記載の生体情報監視装置。
【請求項4】
前記制御手段は、アラーム通知設定またはナースコール呼出設定がONであることが条件として指定された場合とアラーム通知設定またはナースコール呼出設定がOFFであることが条件として指定された場合とで、前記第2表示処理でのアラーム設定情報のハイライト方法を異ならせる、
請求項3に記載の生体情報監視装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記アラームリスト表示画面においてアラーム種類ごとに並べて表示されているアラーム設定情報のアラーム種類名リストをさらに表示し、
前記制御手段は、前記ユーザ操作により前記アラーム種類名リストからいずれかのアラーム種類名が選択された場合に、前記複数の患者のすべてに対して予め設定されているアラームの通知設定をONにする、
請求項1〜4のいずれかに記載の生体情報監視装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の患者の状態を監視する生体情報監視装置として、医療機関においてナースステーションに設置されるセントラルモニタが知られている。セントラルモニタは、集中治療室や病室などに居る各患者のベッドサイドに設置されたベッドサイドモニタから各患者の生体情報(例えば、心電図、血圧、動脈血酸素飽和度など)データを受信してそれを画面に表示する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
セントラルモニタは、各ベッドサイドモニタ及び患者が携帯する携帯型テレメータ装置等から受信した生体情報データを表示画面の第1の領域(以下、「基本画面」という)に表示する。また、セントラルモニタは、基本画面と同じ表示画面内の第2の領域(以下、「アラームリスト表示画面」という)に、各患者に対して予め設定されているアラーム設定情報を表示させることができる。例えば特許文献2に記載された従来のセントラルモニタでは、監視中の患者が患者番号によって予め複数のグループに分類されており、ユーザ操作によって選択されたグループに属した患者のアラーム設定情報がアラームリスト表示画面に表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−124903号公報
【特許文献2】特開2009−39357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献2記載のセントラルモニタのアラームリスト表示画面には、一のグループに属する患者に対応した多数のアラーム設定情報が表示される。ユーザは、このアラームリスト表示画面を利用して、各アラーム設定情報におけるアラーム設定の適否を確認することができるが、一のグループに属する患者が多ければ多いほど、あるいは設定されているアラーム数が多ければ多いほど、その確認作業が煩わしくなるだけでなく、アラーム設定の見間違えが発生する虞もある。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、監視中の複数の患者についてのアラーム設定を確認しやすくすることができる生体情報監視装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の生体情報監視装置は、複数の患者の状態を監視する生体情報監視装置であって、前記複数の患者に対して予め設定されているアラーム設定情報を、アラームリスト表示画面において患者ごとに且つアラーム種類ごとに並べて表示する表示手段と、ユーザ操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段により受け付けられたユーザ操作に従って前記アラームリスト表示画面内の表示を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記ユーザ操作により指定される条件に応じて第1表示処理および第2表示処理のいずれかを実行し、前記第1表示処理においては、予め設定されているアラーム設定情報のうち、指定された条件に合致するアラーム設定情報を選択的に前記アラームリスト表示画面内に表示させ、前記第2表示処理においては、予め設定されているアラーム設定情報をすべて前記アラームリスト表示画面において表示させつつ、指定された条件に合致するアラーム設定情報をハイライトして表示させる、構成を採る。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、監視中の複数の患者についてのアラーム設定を確認しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施の形態に係る生体情報監視システムの構成を示すブロック図
図2】本発明の一実施の形態に係る表示画面を説明するための図
図3】本発明の一実施の形態に係るアラーム設定情報の表示例を説明するための図
図4】本発明の一実施の形態に係るアラーム項目ボタンをタッチ操作した後のアラームリスト表示画面を説明するための図
図5】本発明の一実施の形態に係る優先度(最高)ボタンをタッチ操作した後のアラームリスト表示画面を説明するための図
図6】本発明の一実施の形態に係るハイライトボタンをタッチ操作した後のアラームリスト表示画面を説明するための図
図7】本発明の一実施の形態に係るアラームONボタンをタッチ操作した後のアラームリスト表示画面を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
図1に示す生体情報モニタシステム1000は、複数の患者の状態を監視する生体情報監視装置としてのセントラルモニタ100と、一患者の状態の監視に用いられている生体情報収集装置10(例えば、ベッドサイドモニタまたは医用テレメータ)とから構成される。生体情報収集装置10は病室、手術室または集中治療室において患者のそばに置かれ、セントラルモニタ100は患者から離れた場所(例えばナースステーションなど)に置かれる。生体情報収集装置10とセントラルモニタ100との間の各種データの送受信は有線通信または無線通信によって行われる。
【0012】
なお、一般に、生体情報モニタシステム1000は、1台のセントラルモニタ100に対して複数台の生体情報収集装置10を接続することができるが、本実施の形態では説明を簡単にするために1台の生体情報収集装置10のみ開示する。
【0013】
この生体情報監視システムにおける生体情報収集装置10としてのベッドサイドモニタは、病室、手術室、集中治療室、または患者搬送時などの様々な場面において、患者の近傍に置いて使用される。また、生体情報収集装置10としての医用テレメータは、自力で病院内を移動できる比較的症状の軽い患者に対して用いられる。言い換えると、医用テレメータを用いて生体情報データが計測される患者は、ベッドサイドモニタを用いて生体情報データが計測される患者よりも症状の軽い患者である。
【0014】
ベッドサイドモニタで収集される患者の生体情報データは、例えば、心電図データ、呼吸データ、観血血圧データ、体温データ、酸素飽和度(SpO)データ、または非観血血圧データ等である。医用テレメータで収集される患者の生体情報データは、例えば、心電図データ、呼吸データ、またはSpOデータ等である。ベッドサイドモニタまたは医用テレメータ等で収集される患者の生体情報データは、セントラルモニタ100に送信される。
【0015】
これにより、セントラルモニタ100は、ベッドサイドモニタで収集される生体情報データ(心電図データ、呼吸データ、観血血圧データ、体温データ、SpOデータ、非観血血圧データ等)、または医用テレメータで収集される生体情報データ(心電図データ、呼吸データ、SpOデータ)を取得する。
【0016】
セントラルモニタ100は、本発明の表示手段を構成する表示部200と、受信部300と、本発明の制御手段を構成する制御部400と、情報入力部500と、記憶部600と、音声出力部700と、送信部800と、を有する。
【0017】
受信部300は、生体情報収集装置10から送信された患者の生体情報データを受信する。受信部300に受信された生体情報データは、制御部400に供給される。これにより、セントラルモニタ100は、ベッドサイドモニタまたは医用テレメータから各患者の生体情報データをリアルタイムに取得することができる。
【0018】
情報入力部500は、ユーザが患者情報を手入力するためのキーボードやマウスなど、または磁気カードに記録された患者情報を読み取るカードリーダなどである。情報入力部500は、生体情報データの対象患者の患者情報の入力を受け付けて、制御部400に供給する。なお、各患者の患者情報には、主に患者の識別番号、氏名、性別および年齢区分(新生児・乳児・幼児・小児・成人)を示すデータが含まれ、その他にも病室、フロアや病棟などの名称または番号を示すデータが含まれる。さらに、患者を担当する医師および看護師の氏名並びにチームの情報を示すデータを補足的に含むこともできる。
【0019】
また、情報入力部500は、セントラルモニタ100の各種設定を変更する際に用いることもできる。
【0020】
制御部400は、例えば演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)を有し、記憶部600に記憶されたプログラムを実行することで、セントラルモニタ100内の各部における動作を制御する。このプログラムには、後述する第1表示処理および第2表示処理を実行するためのプログラムが含まれる。
【0021】
制御部400は、受信部300から順次供給される各患者の生体情報データを、患者の患者情報に対応させてリアルタイムで表示部200に表示させるための制御や、各患者に対して予め設定されているアラーム設定情報を表示部200に表示させるための制御を行う。
【0022】
例えば、制御部400は、複数の患者の生体情報データが、予め指定されている基本画面210(図2参照)の表示モード(図2では、16床1波形表示モード)に従って表示されるように、画像データを生成する。また、制御部400は、複数の患者の生体情報データを画面全域に表示する基本画面210の他に、画面右側の領域にアラームリスト表示画面230(図2参照)を表示する画像データを生成する。生成された画像データは表示部200に供給される。
【0023】
なお、制御部400は、画像処理によって複数の画面レイヤを形成して、レイヤ毎に画面の画像データを生成する。したがって、画像処理の結果として得られる画像データは、レイヤ構造を有する。これにより、例えば、基本画面210を表示させると同時に、基本画面210またはアラームリスト表示画面230の前面側に、各種操作画面をポップアップ表示することができる。
【0024】
また、制御部400は、受信部300から順次供給される各患者の生体情報データを、患者情報に対応付けて記憶部600に格納して、生体情報データを管理する。また、制御部400は送信部800に生体情報データまたは患者情報などを供給する。
【0025】
また、制御部400は、ベッドサイドモニタから、患者の容態に異常が生じていないかの判定結果を、通信ネットワークを介して受信できる。患者の容態に異常が生じている場合には、制御部400は、異常発生をユーザに通知するための画面を表示部200に表示させたり、異常発生をユーザに通知するためのアラーム音を音声出力部700から出力させたり、異常発生時にナースコール親機(図示せず)から呼出音を出力させるための呼出信号を生成したりする。また、制御部400は、医用テレメータから各患者の生体情報データを取得した場合、それらの生体情報データに対して、例えば閾値判定や不整脈検出などを行うことにより、患者の容態に異常が生じていないかを判定する。
【0026】
表示部200は、例えばタッチパネル入力部を備えた液晶表示装置であり、表示機能と入力機能とを有している。表示部200は、制御部400から順次供給される画像データに基づいて、例えば表示部200に基本画面210またはアラームリスト表示画面230を表示する。
【0027】
また、表示部200には、ユーザ操作(具体的には、タッチ操作)を受け付けると、その操作内容を示す操作信号を生成して、その操作信号を制御部400に伝送する。なお、表示部200から患者情報を入力することなどもできる。
【0028】
記憶部600は、例えば、半導体メモリ装置またはハードディスクなどの記憶装置であり、制御部400により実行されるプログラムや制御部400から供給された各種データを記憶する。
【0029】
音声出力部700は、スピーカであり、アラーム音などの出力を行う。
【0030】
送信部800は、通信ネットワークを介して電子カルテシステムなどのデータ処理システムに生体情報データまたは患者情報などを送信する。また、送信部800は、制御部400により呼出信号が生成された場合、この呼出信号をナースコール親機に対して送信する。
【0031】
なお、本実施の形態のセントラルモニタ100は、表示部200と、受信部300と、制御部400と、情報入力部500と、記憶部600と、音声出力部700と、送信部800と、の構成を全て1つの筐体に収容した一体型構成を採用しているが、これらの各構成を別々の筐体に収容し、接続手段を介して接続した独立型構成を採用してもよい。
【0032】
次に、セントラルモニタ100の表示画面について説明する。図2に示す表示画面には、基本画面210およびアラームリスト表示画面230が表示される。なお、この表示画面において「ホーム」ボタン211がタッチ操作されると、表示画面の右半分のアラームリスト表示画面230の表示が消え、これと同時に表示画面の全体に基本画面210を表示したホーム画面(不図示)が表示される。つまり、図2に示す表示画面は、ホーム画面から遷移した後の画面である。
【0033】
基本画面210には、表示区域220a〜220pが、予め指定されている表示モード(図2では、16床1波形表示モード)に従って配置される。表示区域220a〜220pは、基本画面210の表示領域を分割して並べて配置されたものであり、それぞれの表示区域220a〜220p内に患者毎の患者情報および生体情報データが表示される。
【0034】
アラームリスト表示画面230には、アラーム設定情報リスト231、アラーム種類名リスト232、「ハイライト」ボタン233および「アラーム項目」ボタン234などが表示される。アラーム設定情報リスト231には、アラーム設定情報が患者ごとに且つアラーム種類ごとに並べて表示される。
【0035】
アラーム設定情報の表示例を図3に示す。監視対象のアラーム設定情報には(a)〜(c)に示すように4行のセルが表示され、監視対象外(例えば、監視の一時停止や終了が実行された場合)のアラーム設定情報には(d)に示すように4行分の大きさの枠のみ表示される。
【0036】
アラーム設定情報の1行目のセルはアラーム設定(本実施の形態では、アラームの通知設定またはナースコールの呼出設定)のON/OFFを表示できる。アラームの通知設定がOFFの場合、その旨を表すマークが(a)の1行目のセルa1のように表示され、ナースコールの呼出設定がONの場合、その旨を表すマークが(b)の1行目のセルb1のように表示され、アラームの通知設定がONの場合、あるいはナースコールの呼出設定がOFFの場合は、(c)の1行目のセルc1のようにマークは表示されない。
【0037】
アラーム設定情報の2行目のセルはアラームの通知またはナースコールの呼出を行うための条件を表示できる。この条件が設定されていない場合、その旨を表す文字またはマークが(a)の2行目のセルa2のように表示され、この条件が特定のイベント(例えば、不整脈)の検出である場合、その旨を表す文字情報が(b)の2行目のセルb2のように表示され、この条件がアラーム種類(例えば、HRなど)の計測値の上限値の場合、(c)の2行目のセルc2のように上限値が表示される。
【0038】
アラーム設定情報の3行目のセルはリアルタイム計測値を表示できる。計測値として示すことができないアラーム種類の場合、(a)の3行目のセルa3のように空欄が表示され、計測値として示すことができるアラーム種類の場合、(b)や(c)の3行目のセルb3、c3のようにそのアラーム種類に関連したリアルタイム計測値が表示される。
【0039】
アラーム設定情報の4行目のセルはアラームの通知またはナースコールの呼出を行うための計測値の下限値を表示できる。下限値が設定されていない場合、その旨を表す文字またはマークが(a)や(b)の4行目のセルa4、b4のように表示され、下限値が設定されている場合、(c)の4行目のセルc4のように下限値が表示される。
【0040】
アラーム種類名リスト232は、アラーム種類名を複数含む。例えばアラーム種類名「呼吸数」は、呼吸数についてのアラーム設定情報の一覧と対応付けられた位置に表示される。なお、一のアラーム種類名がタッチ操作されて選択されると、制御部400は、複数の患者のすべてに対して予め設定されているアラームの通知設定をONにすることができる。これにより、一のアラーム種類に対してアラームの通知設定を個別に設定する手間をなくすことできる。
【0041】
「ハイライト」ボタン233および「アラーム項目」ボタン234は、タッチ操作を受け付けると、後述の各種選択ボタンを表示させるボタンである。
【0042】
次に、本実施の形態のセントラルモニタ100の表示部200の表示を制御する第1表示処理および第2表示処理の各動作例について説明する。第1表示処理では、予め設定されているアラーム設定情報のうち、ユーザ操作により指定された条件に合致するアラーム設定情報を選択的に表示させ、第2表示処理では、予め設定されているアラーム設定情報のうち、ユーザ操作により指定された条件に合致するアラーム設定情報をハイライトして表示させる。第1表示処理を行うか第2処理を行うかは、ユーザ操作により指定される条件に依存する。
【0043】
第1表示処理および第2表示処理が行われる前、表示部200には基本画面210とアラームリスト表示画面230とが表示される(図2)。ここで、アラーム表示画面230に含まれるアラーム設定情報は、監視中の患者全員のアラーム設定情報であってもよいし、予め選択された一のグループに属する患者のアラーム設定情報であってもよい。
【0044】
第1表示処理は、アラーム優先度またはアラーム属性に関する条件が指定された場合に実行される。まず、ユーザが図2に示す「アラーム項目」ボタン234をタッチ操作すると、アラームリスト表示画面230に表示させるアラーム設定情報をユーザに選択させるための複数のボタンが「アラーム項目」ボタン234の左側に表示される(図4)。この複数のボタンは、アラーム優先度に関するボタンとアラーム属性に関するボタンとに大別される。
【0045】
続いて、ユーザが、アラーム優先度に関するボタンの1つである「優先度(最高)」ボタン235をタッチ操作すると、制御部400は、複数のアラーム設定情報の中から表示優先度が「最高」に合致するアラーム設定情報(ここでは、「HR」および「SpO2−1」のアラーム設定情報とする)を抽出する。
【0046】
ユーザが「優先度(最高)」ボタン235をタッチ操作した結果、図5に示すように、アラームリスト表示画面230には、患者ごとに「HR」および「SpO2−1」のアラーム設定情報が並べて表示される。これにより、アラーム優先度が「最高」に設定されているアラーム設定情報をすべて表示させ、かつアラーム優先度が「最高」に設定されていないアラーム設定情報をすべて表示させないようにすることができる。よって、アラーム優先度が「最高」のアラーム設定情報を確認する場合に、アラーム優先度が「最高」以外のアラーム設定情報を、アラーム優先度が「最高」のアラーム設定情報として見間違えることをなくすことができる。
【0047】
なお、ユーザは「優先度(最高)」ボタン235以外のボタンを選択してもよい。例えば、ユーザが、アラーム属性に関するボタンの1つである「不整脈」ボタン236をタッチ操作すると、制御部400は複数のアラーム設定情報の中から不整脈に関連したアラーム設定情報(例えば、「VT」、「VF」、「Tachy」や「Brady」などのアラーム設定情報)を抽出し、抽出されたアラーム設定情報がアラームリスト表示画面230に表示される。最高優先度を有するアラーム種類や、不整脈に関連すると定義されるアラーム種類はそれぞれ、ユーザ操作により予め設定することができる。
【0048】
第2表示処理は、アラーム通知設定またはナースコール呼出設定に関する条件が指定された場合に実行される。第2表示処理では、制御部400は、予め設定されているアラーム設定情報をすべてアラームリスト表示画面230において表示させつつ、指定された条件に合致するアラーム設定情報をハイライトして表示させることができる。まず、ユーザユーザは図2に示す「ハイライト」ボタン233をタッチ操作すると、ハイライトさせるアラーム設定情報をユーザに選択させるための複数のボタンが「ハイライト」ボタン233の左側に表示される(図6)。この複数のボタンは、アラーム通知設定に関するボタンとナースコール呼出設定に関するボタンとに大別される。
【0049】
続いて、ユーザが「アラームON」ボタン237をタッチ操作すると、制御部400は、複数のアラーム設定情報の中からアラームの通知設定がOFFになっているアラーム設定情報の明るさを低下させ、アラームの通知設定がONになっているアラーム設定情報をハイライトさせる(図7)。図7に示す網掛けされたアラーム設定情報は、アラームの通知設定がOFFになっているアラーム設定情報である。アラームの通知設定がONになっているアラーム設定情報をハイライトさせることで、ユーザはアラームの通知設定がONのアラーム設定情報を容易に確認できる。
【0050】
このハイライト表示は、全ての患者においてアラームの通知設定をONにしなければならないアラーム種類がある場合に特に有効である。この場合、ユーザは「アラームON」ボタン237をタッチ操作した後に、そのアラーム種類の中からハイライトされていないアラーム設定情報があるかどうかを確認するだけでよい。つまり、そのアラーム種類に対応する複数のアラーム設定情報を個別に確認する必要がないため、そのアラーム種類に対するアラームの通知設定が正しいかどうかを瞬時に確認できる。
【0051】
なお、ユーザが「アラームOFF」ボタン238をタッチ操作すると、制御部400は、アラームの通知設定がOFFになっているアラーム設定情報をハイライトさせることができる。この場合のハイライト表示は、アラームの通知設定がONであることが指定された場合のハイライト表示と異なる態様であることが好ましい。例えば、図7に示したように、ハイライト対象のアラーム設定情報とハイライト対象外のアラーム設定情報とで明るさを異ならせることによるハイライトの場合は、アラームの通知設定がONになっているアラーム設定情報をハイライトさせるときには、アラーム設定情報の全体を明るくしたり暗くしたりする。一方、アラームの通知設定がOFFになっているアラーム設定情報をハイライトさせるときには、アラーム設定情報の枠だけを明るくしたり暗くしたりする。これにより、アラームの通知設定のON/OFFのどちらの条件を指定してハイライトしたかを容易に区別できる。
【0052】
また、本実施の形態では、制御部400は第1表示処理の他の動作の実行後に第2表示処理の動作を実行することができる。これにより、アラーム設定の適否を確認したいアラーム設定情報だけをアラームリスト表示画面230に表示させつつ、その中の任意のアラーム設定情報だけをハイライトさせることができる。
【0053】
また、本実施の形態では、ハイライト方法として、ハイライト対象のアラーム設定情報とハイライト対象外のアラーム設定情報とで明るさを異ならせるものと例示したが、ハイライト方法はこれだけに限定されない。例えば、ハイライト対象外のアラーム設定情報の表示をぼかしてもよいし、ハイライト対象のアラーム設定情報とハイライト対象外のアラーム設定情報のどちらか一方の表示色を反転させたり表示枠を縮小したりしてもよい。要するに、ハイライト対象のアラーム設定情報がハイライト対象外のアラーム設定情報よりも目立つような視覚的効果を生じさせる方法であれば、どのような方法であってもよい。
【0054】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。よって、上記実施の形態は、種々変更して実施可能である。
【符号の説明】
【0055】
10 生体情報収集装置
100 セントラルモニタ
200 表示部
210 基本画面
211 ホームボタン
220a、220b、220c、220d、220e、220f、220g、220h、220i、220j、220k、220l、220m、220n、220o、220p 表示区域
230 アラームリスト表示画面
231 アラームリスト
232 アラーム種類名リスト
233 ハイライトボタン
234 アラーム項目ボタン
235 優先度(最高)ボタン
236 不整脈ボタン
237 アラームONボタン
238 アラームOFFボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7