(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の無線特性は、第1のIPアドレスおよび第1のポートアドレスを、前記第2の無線特性は、別の第2のIPアドレスおよび別の第2のポートアドレスを特徴とする、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の顕微鏡。
前記少なくとも1つの第1の無線特性は、少なくとも1つの入力機器または出力機器と通信するように構成されている、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の顕微鏡。
前記少なくとも1つの第2の無線特性は、少なくとも1つの中央データマネージャ(100)と通信するように構成されている、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の顕微鏡。
前記顕微鏡制御ユニットは、顕微鏡外部のネットワーク(5)と通信するための無線システム(18)またはネットワーク接続を有する、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の顕微鏡。
タッチスクリーンによりジェスチャー入力を可能にする携帯端末機器(3)との通信のために、前記顕微鏡(9)は、ジェスチャーマネージャ(114)を含む入/出力マネージャ(113)を有する、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の顕微鏡。
前記ジェスチャーマネージャ(114)は、新たなジェスチャーを学習し、識別し、または特定のジェスチャーを実行することができない障害者に対して代替のジェスチャーの使用を可能にするよう構成されている、ことを特徴とする請求項15または16に記載の顕微鏡。
前記顕微鏡制御ユニットは、前記顕微鏡(9)の無線システム(10)を介して入出力するデータがサービスマネージャ(109)によって処理されるように構成されており、
当該処理は、
内部および外部のリソースの使用可能性を求めるためのものであり、または
前記顕微鏡と前記ワイヤレス無線インタフェースを介して接続された端末機器(3)上の特定のアプリケーションを前記顕微鏡(9)において実行しようとする要求に同期するためにバージョン検査をするためのものであり、または
品質保証のため、または関連の顕微鏡構成群の作動時間と作動頻度を求め、それらを中央ステーションに通知するためのものである、ことを特徴とする請求項1から22のいずれか一項に記載の顕微鏡。
請求項1から24のいずれか一項に記載の少なくとも1つの顕微鏡(9)と、少なくとも1つの携帯端末機器(3)とを備える顕微鏡システムであって、少なくとも1つの顕微鏡(9)の顕微鏡制御が、少なくとも部分的に少なくとも1つの携帯端末機器(3)を介して行われ、該携帯端末機器は、制御すべき顕微鏡(9)とワイヤレス無線インタフェースを介して接続されている、ことを特徴とする顕微鏡システム。
顕微鏡システムの顕微鏡(9)に対するユーザの認証が、当該ユーザの携帯端末機器(3)により、当該携帯端末機器(3)が顕微鏡(9)の無線システムの第1の無線特性を介して当該顕微鏡と接続されることによって行われ、引き続き前記認証は、自動的にまたはユーザのログインによって行われる、ことを特徴とする請求項25から27のいずれか一項に記載の顕微鏡システムの使用法。
前記第1の無線特性は、到達距離(1’)の短い無線システムにより、または顕微鏡に組み込まれた到達距離の短いWLANルータにより形成される、ことを特徴とする請求項28に記載の使用法。
前記少なくとも1つの外部の機器は、前記顕微鏡システムのインフラストラクチャを提供するための計算能力またはデータを記憶するための記憶能力を有する、ことを特徴とする請求項30に記載の使用法。
顕微鏡使用中に生成されたデータを、WLANを介してクラウド上のユーザディレクトリに直接ストリーミングし、ユーザ機器と世界中でデータ同期化を行うことができるようにする、ことを特徴とする請求項28から31のいずれか一項に記載の使用法。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明による顕微鏡は、NFC(近接型無線通信)、Bluetooth(登録商標)、WLANまたはUMTSのような伝送規格によるワイヤレス無線インタフェースを備える無線システムを有する顕微鏡制御ユニットを有する。顕微鏡制御ユニットは、少なくとも1つの第1の無線特性を提供するための少なくとも1つの第1の無線システムと、少なくとも1つの第2の無線特性を提供するための少なくとも1つの第2の無線システムとを有する。加えてまたはその代わりに、顕微鏡制御ユニットは少なくとも1つの無線システムを有し、この無線システムは、所定の時間サイクル(ないし間隔、Takt)で少なくとも1つの第1と第2の無線特性を提供するようにタイマによって構成されている。さらなる構成は、対応の従属請求項および以下の記述から得られる。さらに本発明は、少なくとも1つの本発明の顕微鏡と、iPad、iPhone、スマートフォン、ブラックベリー(登録商標)、タブレットPCまたはラップトップのような少なくとも1つの(携帯)端末機器を備える顕微鏡システムに関するものである。ここでは少なくとも1つの顕微鏡の顕微鏡制御が、少なくとも部分的に少なくとも1つの携帯端末機器を介して行われ、この携帯端末機器は、制御すべき顕微鏡とワイヤレス無線インタフェースを介して接続されている。顕微鏡システムのさらなる展開構成は、対応の従属請求項および以下の記述から得られる。
【0032】
第2の無線システムは、例えば通常の無線システムとすることができ、一方、第1の無線システムは、例えばAP(アクセスポイント)を有する。このアクセスポイントは、意味のある名称(APN=アクセスポイント名)を介してユーザに知らされ、ユーザはこのアクセスポイントを自分の携帯端末機器で制御可能なシステム(好ましくは顕微鏡;例えば「顕微鏡4711」)として選択することができる。
【0033】
後で述べる本発明の措置により、顕微鏡の操作利便性が格段に簡素化されるものである。これは、端末機器(例えばiPad等)が顕微鏡と自動的に接続形成される(ログイン要求)ことによって行われるものである。
【0034】
新規のユーザがログインされると、以下が可能である:
・顕微鏡を自動的に調整することができる(自動プロセス切り替え);
・ログインメッセージがファシリティマネージャに送信され、これにより、
○例えば顕微鏡の操作継続時間を後で清算することができ、
○特定の許可ないし解除(Freigabe)を顕微鏡で切り替えることができ、または
○取り決めに応じて、データメモリを使用することができる。
【0035】
ユーザの触覚的、視覚的、または聴覚的能力が制限されている場合、本発明の枠内で以下のように調整することができる。
【0036】
・触覚的制限
○顕微鏡の操作エレメントは無線で、タッチパッドを介して遠隔制御される。したがって車椅子に座らなければならないユーザは、iPadまたは他の端末機器を膝の上に載せておくことによって、例えば顕微鏡を制御することができる。
【0037】
・視覚的制限
○システム状態と記録された画像を外部の制御ユニット(例えばiPad)に視覚的にフィードバックすることにより、ユーザインタフェースが有利に個別的に構成され、これによって視覚的制限を除去することができる(例えば操作エレメントの拡大表示により)。
【0038】
・聴覚的制限
○外部の制御ユニットをユーザの必要性に音響視覚的に適合することにより、制限を部分的に除去することができる。
【0039】
本発明の枠内では同様に、顕微鏡の操作エレメントを、それぞれ使用される方法に最適に適合することも可能である。このことは、顕微鏡に「操作エレメントが固定的に繋ぎ止められている」場合には、しばしば制限的にしか可能でない。さらに顕微鏡の操作コンセプトを、現在選択された方法に適合することが、非常に安価に行われる。これは例えば、操作エレメントを制御機器(例えばiPad)に、状況に応じて自動的に適合することによって達成される。
【0040】
概念「レンタル顕微鏡」を実現することができる。なぜなら、ユーザにより彼の端末機器(iPhone、iPad、タブレットPC)の使用により制御されることになる顕微鏡は、「センター」と無線またはLANを介して連絡することができるからである。これは例えばファシリティマネージャとすることができる。ファシリティマネージャはこれにより、後で清算する目的で顕微鏡使用の継続時間と形式を記録することができる。
【0041】
要注意の実験およびデータは、このコンセプトにより暗号化して伝送することができ、したがってデータ保護が保証される。
【0042】
標準化インタフェースの定義(設計、設置)によって、iPad、iPhone、タブレットPC等のような現代の入出力媒体を、顕微鏡との簡単で無線による相互作用のために適合することが達成される。とりわけユーザは無線で、単に顕微鏡に接近するだけで、通知によって顕微鏡にログインすることができる。その際に、無線でユーザ情報を伝送することができ、これにより、例えば顕微鏡において正しい方法を自動的に調整することができる。またはファシリティマネージャの場合は、特定の顕微鏡特性を使用するための合意許可を受けることができる(レンタル顕微鏡)。ジェスチャー(マウスジェスチャー)によって標準マウス機能が格段に簡素化され、ジェスチャーと顕微鏡の操作との組合せ技術に関連して完全に新たに定義することができる。身障者は、適合されたUI(ユーザインタフェース)、および自分の必要性に適合したジェスチャーおよび自分が実行できるジェスチャーを獲得することができ、照明されたディスプレイ(例えば反転照明、暗い背景上の白い文字)は暗闇での作業を容易にし、インターネットへの接続によってユーザは、知的なやり方で自分の作業の際に自動的にサポートされる(スマートデバイス)等々。
【0043】
以下の実施形態は、キーワード的に挙げられたものである:
・国際規格に対応する統一的ワイヤレス無線インタフェースによる顕微鏡の拡張、
・無線を介して接続された複数の端末機器と顕微鏡に取り付けられた制御エレメントによる、顕微鏡の組合せ的制御の有効化、
・同時セットアップおよび実験の実施の目的で、無線で接続された1つの制御機器による複数の顕微鏡(顕微鏡群)の制御の有効化、
・携帯端末機器および同様に無線で接続されるデータバンクとの顕微鏡メタデータ(使用可能な全ての)の交換、
・所期のように(アクセスないし特定の機器の制御を)許可(Freigabe)する目的で、特定の顕微鏡機能をブロックする能力(ユーザ権限管理)、
・顕微鏡への入力機器または出力機器の無線による持続的な接続の有効化、すなわち例えば特定の端末機器は別の顕微鏡には接続することができない(これにより、2つの端末機器が同時に、場合により矛盾して同じ構成部材を制御することが回避される)、
・機器を所期のように操作し、ブロックし、アップデートする能力による、無線端末機器とマネージャ(ファシリティマネージャ、工場マネージャ、オートマトン)との相互作用、
・電波強度に応じた端末機器および入力機器の識別、並びに場合によりユーザ制御機器のディスプレイにおける自動ログイン要求、
・顕微鏡に組み込まれたアクティブアクセスポイントにより、端末機器(例えばiPad)は所期のように一義的に特定の顕微鏡に直接接続することができる、
・顕微鏡に存在するBluetoothインタフェースにより、端末機器(例えばiPad)は所期のように一義的に特定の顕微鏡に直接接続することができる。
【0044】
[発明の詳細な説明]
a.基本的考え
本発明によれば、顕微鏡の顕微鏡制御ユニットは、1つまたは複数の組み込まれた無線システムを有する。2つの異なる無線特性が提供されることが望ましい。このことは、異なる無線特性を備える2つの組み込まれた無線システムによって、または所定の時間サイクルで2つの異なる無線特性のそれぞれ1つを提供するただ1つの組み込まれた無線システムによって達成される。2つの無線システムが所定の時間サイクルで、2つの異なる無線特性のそれぞれ1つを提供することも考えられる。この考えから出発して本発明は、2超の無線特性が、例えば2超の無線システムにより、または2超の無線特性間の時間サイクルにより、または最終的には混合形態により、すなわち少なくとも1つの無線システムが時間サイクルで作動される複数の無線システムにより提供されるように一般化される。
【0045】
既存の無線網への接続のための通常の無線システム、および制御または出力機器(例えばiPad)に直接接続するためのアクティブアクセスポイントが有利であり、下でさらに詳細に説明する。
【0046】
本出願で「無線特性」(Funkcharakteristik)とは、それぞれの顕微鏡に所属する無線システムの特徴的な特性を表す。したがって無線特性に基づいて、顕微鏡の該当無線システムとのほとんど混同のない最適な一義的通信が可能になるものであり、これは例えば顕微鏡が1つのアクティブアクセスポイントを使用することによる。無線特性は、無線システムの1つまたは複数の特徴、例えば到達距離、信号(周波数、振幅およびその変調等)、IPアドレスおよびポートアドレスおよび/または無線フィールドの形態(フィールド特性)により形成することができる。
【0047】
第1の無線特性が少なくとも部分的に第1の到達距離により、第2の無線特性が少なくとも部分的に第2の別の到達距離により特徴付けられると有利であり、その際にとりわけ第1の到達距離は第2の到達距離よりも短い。ここでは、第1および/または第2の到達距離が調整可能であると特に有利である。
【0048】
例えば、到達距離の短い(例えば約1から3m、調整可能)少なくとも1つの無線システム(送信、受信)は、顕微鏡に組み込むことができる(例えばアクティブアクセスポイントまたはBluetoothシステムとして)。この無線システムは、無線で接続された少なくとも1つの外部端末機器および/または無線で接続された少なくとも1つの外部出力機器との通信のために、および/または無線バスに接続された複数のシステムとの通信のために使用することができる。
【0049】
顕微鏡に組み込まれた到達距離の大きい(短い到達距離よりも大きい到達距離、とりわけ3m超、特に5m超またはそれ以上、とりわけ調整可能)少なくとも1つの無線システム(送信、受信)は、中央データマネージャとの少なくとも1つの接続のために特に使用することができる。これには後で詳細に説明するように、例えばサービスマネージャ、ファシリティマネージャ、入/出力マネージャ、データマネージャ、セキュリティマネージャまたはクオリティマネージャが含まれる。
【0050】
少なくも1つの標準プロトコル、例えばNFC、Bluetooth、WLAN、UMTSまたはLTEが、それぞれ無線システム(単数または複数)に対して第1と第2の無線特性の提供のために、すなわち例えば近距離と遠距離のためにサポートないし提供されると有利である。ここでこの無線システムでは、顕微鏡自体がアクティブアクセスポイントを使用することができる。
【0051】
好ましくは第1の無線特性(すなわち例えば第1の(短い)到達距離)を備える無線システムは少なくとも標準化プロトコルを、顕微鏡メタデータを交換するためにサポートする。これは好ましくは、XMLデータ(例えばOME.XML、またはこの目的のために特別に定義されたXMLデータ)の形で行われる。メタデータは、作動継続時間、セットされた方法、使用される顕微鏡法等とすることができる。これらのメタデータ並びにセッティングデータは、顕微鏡にある永続的記憶ユニットに持続的に中間記憶することができる。
【0052】
さらに第1の無線特性(例えば第1の(短い)到達距離)を備える無線システム(例えばアクセスポイントを備えるシステム)は、目下の顕微鏡状態データのための少なくとも1つの標準化高速プロトコルを、例えば外部機器の高速アップデートのために(例えば目下のステージ位置の伝送)、または入力機器による顕微鏡とその構成部材の高速制御のためにサポートする。
【0053】
好ましくは第2の無線特性(例えば第2の(大きな)到達距離)を備える無線システムは、アクティブなデータ交換のための少なくとも1つの標準化高速プロトコルを次の目的のためにサポートする:
○顕微鏡へのログイン
○「レンタル顕微鏡」管理
○権限管理
○クオリティ管理
○データストリーム、例えば記録された画像の外部メモリ(これはウェブまたはローカルネットワークにあるクラウドメモリであっても良い)での記憶
○ウェブアクセス。
【0054】
顕微鏡コンポーネントを制御するための顕微鏡関連アクチュエータ、例えばZ位置(焦点駆動部)またはX、Y位置(顕微鏡ステージ)を調整するためのアクチュエータ、明度調整のためのアクチュエータ等が、パラレル制御ポートをそれぞれ拡張するために有利である。この場合、これらのアクチュエータは付加的に並列に、無線で接続された外部の入力機器を介して非常に高速に制御することができる。
【0055】
少なくとも2つの異なる無線特性を顕微鏡ごとに実現することの利点を、以下に一般性の制限無しに、顕微鏡に到達距離の短い無線システムと、到達距離の大きな無線システムとが装備されている一例に基づいて説明する。
【0056】
無線能力のあるシステム、とりわけ携帯端末機器(例えばiPad)が到達距離の短い無線システムの領域に達すると、顕微鏡はこの端末機器と接続形成することができる。あるいは端末機器は、顕微鏡側のアクセスポイントを介して顕微鏡と接続形成することができる。次に端末機器にはユーザへの対応の要求が現れ、顕微鏡にログインすることができる。あるいは顕微鏡は、端末機器およびユーザを自動的に「識別する」ことができる。
【0057】
その代わりにまたはそれに加えて、フィールド特性は、例えば送信/受信フィールドの形態によっても、あるいは一義的IPアドレスまたは一義的ポートアドレスの使用によっても区別することができる。
【0058】
送信/受信フィールドの形態は、複数の顕微鏡が存在する場合には有利には、複数の顕微鏡のフィールドが重ならないか、または有意には重ならないようにすることができ、これにより隣接する顕微鏡のクロストークが効果的に排除される。顕微鏡側のアクセスポイントを使用する場合には、端末機器と顕微鏡との間で混同のない直接的な接続を行うことができる。
【0059】
目下の接続状態は、例えば明確に識別可能な信号(例えば顕微鏡にある1つまたは複数のLED)によってユーザに指示することができる。少なくとも所定の時間間隔で、とりわけ顕微鏡で作業が行われない場合には、到達距離の小さい無線システムを作動させ、ユーザ(ないしユーザの端末機器)の存在を検知できるようにすることが望ましい。ユーザの存在を検知できない場合には、所定の時間の後、顕微鏡を「スリープモード」にすることができ、このスリープモードからユーザは(自分の端末機器により)再び作業モードに移行することができる。したがって権限のあるユーザが離れているときに、別のユーザが不当なやり方で顕微鏡において作業しないことを保証することができる。
【0060】
典型的なチェックイン・プロシージャ(Anmeldeprozedur)は以下のとおりにすることができる:例えばユーザは、特定の研究のために顕微鏡をレンタルする。この顕微鏡は、入金の後、このユーザに対して場合により特定に使用に制限されていたのが解除される(レンタル顕微鏡)。本発明による2つの無線特性は、一方では権限のあるユーザの認証を行い、他方ではユーザが顕微鏡で作業することができる枠内で、引き続き設定を行う。これには特に、ユーザ専用の顕微鏡法のパラメータの調整(例えばこのユーザにより最後に実施された顕微鏡法のパラメータが再び調整される)および記録された顕微鏡画像の画像データの記憶が含まれる。このために必要なデータ交換は、中央のデータサーバにより、とりわけデータクラウドを介して行うことができる。
【0061】
認証のために顕微鏡はとりわけ自動的に、制限解除され権限のあるユーザの端末機器を、第1の無線特性に基づいて認識する。このことはとりわけ、到達距離の短い無線システム(NFCまたはBluetooth)によって実現される。WLANも使用することができ、この場合は到達距離が大きいのでユーザからのパスワードを要求するのが有意義であり得る。正しいパスワードの入力後に初めて、顕微鏡はこのユーザに対して制限解除される。
【0062】
顕微鏡でのその後の作業は、本発明の第2の無線特性によりサポートされ、可能となる。このために中央データサーバから無線で(とりわけUMTS、LTEまたはWLANで)データが、顕微鏡のユーザ専用の装置にダウンロードされ、および/または対応のセッティングが記憶され、および/または記録された画像データが中央に記憶される。前記のプロシージャは、特に高価な顕微鏡のレンタルに対して、または高度に機密性のあるユーザ専用データを取り扱う場合に特に有利である。
【0063】
本出願で概念「顕微鏡」は、顕微鏡自体だけを含むのではなく、前置接続および/または後置接続されたシステムも含む。前置接続されたシステムは例えば、顕微鏡検査のために組織試料を処理する(染色、切断等)プロセスとすることができる。後置接続されたシステムは、例えば記録された顕微鏡画像を画像処理する装置とすることができる。顕微鏡検査の形式(例えば蛍光顕微鏡)は、試料処理の先行の形式(例えば試料の染色)に依存することがしばしばであり、通常、顕微鏡データの後での評価(例えば蛍光画像の処理)も顕微鏡法の形式に依存するから、顕微鏡だけをそのようなものとして考察するのではなく、前置および後置接続されたシステムも共に含めるのが有用である。この点で概念「顕微鏡」は、本発明では包括的に考察しなければならない。
【0064】
b.相互通信
ここに紹介する発明はとりわけ、何れのユーザもが何れの顕微鏡でも自分の端末機器により無線で接続し、制御することができるように、後に顕微鏡ファシリティ(顕微鏡システム)において使用できるようにすることを可能にするものである。
【0065】
ここで主要なエレメントは、無線(ワイヤレス)でコントロールされ、簡単かつフレキシブルである。例えばファシリティで顕微鏡を使用したいユーザは、ファシリティマネージャに申請することができる。そしてユーザは、1つまたは複数の顕微鏡に対して割り当てられた仮想「キー」を受け取る。ユーザがログインすると直ちに、ファシリティマネージャでは時計がスタートし、この時計は後での料金の精算のために顕微鏡の使用時間を記録する(レンタル顕微鏡)。通常の清算方法の枠内で、特定の使用継続時間に対する一括料金をNFCで直接「支払う」こともできる。この場合、携帯端末機器はいわばクレジットカードとして機能する。
【0066】
ファシリティマネージャが顕微鏡を制限解除(Freigabe)した後、ユーザは自分の制御システム(例えば自分のiPad)と共にこの顕微鏡に赴くことができる。十分に接近すると直ちに、自動ログインが行われるか、または自分のiPadのディスプレイに、ユーザがファシリティマネージャから受け取ったキーによりログインせよとのリクエストと共にウェルカム通報が現れる。その後、ユーザは自分の実験を開始することができる。
【0067】
最も簡単な場合、パーマネントキーが発行され、これにより全体を個別顕微鏡として使用することもできる。
【0068】
さらにいくつの携帯機器を、この顕微鏡に接続して良いかを設定することができる。特定の場合には、これはただ1つの端末機器であっても良く(例えば要注意のデータおよびセッティングを間違いなく制御するために)、別の場合には複数の移動機器の接続を許可することができる(例えば顕微鏡により生成されるデータを並行して観察するために)。
【0069】
これらの可能性は、有利な実施形態によれば実質的に例えば以下の技術的ステップ(ステップ4と5は任意)によって達成される:
ステップ1:到達距離の大きな「通常の」ワイヤレスLANによる顕微鏡の拡張
○あるいはこの接続は、ケーブルベースのものであっても良い(ネットワークケーブル接続)。
○あるいはUMTSまたはLTEネットワークも使用することができる。
【0070】
ステップ2:顕微鏡に組み込まれた到達距離の小さいWLANルータによる顕微鏡の拡張
・あるいはNFCおよび/またはBluetooth無線システムおよび/またはアクセスポイント
・外部入/出力機器の無線接続のために。
【0071】
ステップ3:非常に高速のデータ伝送プロトコルによる可及的に全ての顕微鏡アクチュエータの拡張
ステップ4:権限管理による全ての顕微鏡アクチュエータの拡張
ステップ5:クオリティ管理による全ての顕微鏡アクチュエータの拡張。
【0072】
c.顕微鏡アクチュエータのそれぞれ高速のデータ伝送プロトコルを備える「通常の」WLAN接続および顕微鏡側に組み込まれたWLANによるによる顕微鏡の拡張。
【0073】
「顕微鏡アクチュエータ」に関する説明
顕微鏡アクチュエータにより、顕微鏡内の全ての構成群またはコンポーネントが制御され、これらは顕微鏡の作動、とりわけ実験の経過を保証する。これには例えば次のものが含まれる。
・顕微鏡ステージ(X、Y位置)(メタ情報(作成者、精度、運転時間等)を伴う)
・Z駆動部ないし焦点駆動部(Z位置)(適切なメタ情報を伴う)
・カメラ(メタ情報(作成者、ビット深度、カメラデータ等)を伴う)
・フィルタホイール(メタ情報(作成者、カットオン、カットオフ、フィルタ特性曲線等)を伴う)
・AOBS、AOTF(メタ情報を伴う)
・ポート(メタ情報を伴う)
・レーザ(強度、スイッチオン状態)(メタ情報を伴う)
・照明ユニット(ランプ出力、シャッタ等)。
【0074】
各顕微鏡アクチュエータは2つの情報ブロックを有することができる:
・状態情報(例えば目下の状態(例えば目下のステージ位置等))
・メタ情報(作成者、ステージ精度、スピンドルピッチ等))。
【0075】
「通常のWLAN」に関する説明
「顕微鏡側に」組み込まれたWLANとは、このWLANが、他のWLANネットワークには依存せずに独立して動作可能なWLANであることを意味する。このWLANは顕微鏡自体により、すなわち顕微鏡の無線システムにより使用される。したがって顕微鏡は、付加的なWLANが存在しない環境で自動的に動作することもできる。この機能性は、いわゆるアクセスポイント(AP)によって提供される。ここでアクセスポイント名(APN)は、ファシリティにおいてヒトが読むことのできる名前により顕微鏡を識別できることを保証する。周辺で使用可能な全てのアクセスポイント(すなわちこのようなサービスを提供する顕微鏡)の名前が、接続すべき移動端末機器(例えばiPad)のディスプレイに表示され、ユーザにより選択することができる。選択の後、移動端末機器は顕微鏡への接続を形成する。
【0076】
「通常の」WLANとは、顕微鏡外部の一般的WLANネットワークを意味し、これは多くの企業で使用されている。したがってこれは、WLANの古典的な解釈である。
【0077】
したがって本発明は、2つのWLAN形式を区別する:
・顕微鏡側WLANサービスは、顕微鏡に組み込まれている(短い到達距離)
・一般的WLANサービスはファシリティにより提供される(大きな到達距離)。
【0078】
一般的WLANが使用可能な場合、顕微鏡側WLANのコマンドは、プロクシを経由して一般的WLANに到達することができる。
【0079】
顕微鏡を外部の入出力機器を介して(例えばiPadにより)制御できるようにするためには、非常に高速の通信を顕微鏡と外部の機器との間で行わなければならない。
【0080】
他のWLANから独立していて、顕微鏡によって使用される固有のWLANは、非常に大きな利点を有する。例えばデータ流が、付加的なデータトラフィックにより減速されない。これに対してデータ伝送が、ハウスインターネットWLANを介して行われることになれば、全てのトランザクションがWLANの能力を、他の接続されたシステムと分け合わなければならないことになる。これに対し、顕微鏡に組み込まれた固有のWLANサービスを使用することにより、必要なデータ速度が常に達成されることが保証される。さらに、暗号化された接続を構築すれば、データセキュリティを保証することができる。
【0081】
本発明を、図面に概略的に示された実施例に基づき、以下図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0083】
図1は、本発明の基本的考えを概略的に示す。顕微鏡には2つの無線システム1と2(WLAN、Bluetooth,AP、NFCまたは類似のもの)が装備されている。顕微鏡は9により示されている。第1の無線システム1は到達距離1’の短い無線システムであり、第2の無線システム2は到達距離2’の大きい無線システムである。
【0084】
無線能力のあるシステム、ここでは携帯端末機器3、例えばiPadが到達距離の短い無線システムの領域内に入ると直ちに、顕微鏡9はユーザシステムないし端末機器3と接続を形成する。そしてiPadには対応のメッセージが現れ、このメッセージは、ユーザに顕微鏡9へのログインを要請する。
【0085】
ログイン要請は、中央のデータマネージャ、例えば下で説明するファシリティマネージャまたはセキュリティマネージャによってさらに制限され、経過を決定することができる。
【0086】
組み込まれた2つの無線システム1と2の代わりに、2つの到達距離1’と2’を所定のサイクルで、そのフィールドエネルギーを変化することにより切り替える(たとえば1秒ごとに一度)ただ1つの無線システムを使用することもできることを述べおく。次に顕微鏡にログインしたい無線システム(例えばiPad3)を、以下のように検出することができる。
【0087】
iPad3がまず領域1’と2’内に存在する:システムが短い到達距離1’に切り替わると、iPad3が検出される。システムが大きな到達距離2’に切り替わると、同様にiPad3が検出される。
【0088】
iPad3が領域2’内ではあるが、領域1’の外に存在する:システムが短い到達距離1’に切り替わると、iPad3は検出されない。これに対してシステムが大きな到達距離2’に切り替わると、iPad3は検出される。
【0089】
したがって、顕微鏡9と接続したい無線システムが、第1の到達距離1’の領域に存在するか、または第2の到達距離2’の領域に存在するかを一義的に決定することができる。したがってそのためにはその到達距離を交番(交互に変更)させるただ1つの無線システムが顕微鏡9で必要である。
【0090】
一般的におよびとりわけこの実施例では、到達距離1’の短い前記の無線システムはとりわけNFCフォーマットをサポートすることができる。すでに述べたように、NFCはニアフィールド通信用のものであり(近距離場通信)、数cmから1m未満の短い区間を介してデータを無接触に交換するための国際伝送規格である。これまでこの技術はとりわけ、少額のキャッシュレス支払いの際に使用されている。NFC規格の使用は、無線入力システム、例えばNFC能力のある携帯端末機器と顕微鏡9との通信確立に特に有利であり得る。ユーザが携帯端末機器と共に十分に顕微鏡9に接近すると直ちに、自動的に通信を確立することができる。ここでデータはNFC能力のある携帯端末機器3と顕微鏡9との間で交換され、これにより顕微鏡は、許可されたユーザが自分の近傍に存在するか否かを「識別」する。さらにNFCを介してこのサービスの支払いを行うことができる(レンタル顕微鏡)。
【0091】
別の一実施例は、顕微鏡に組み込まれたアクセスポイントを使用することができ、これにより携帯端末機器と顕微鏡との間で前記の直接的無線接続を確立し、データを交換することができる。そしてこのデータによってユーザの許可(認証)検査を行うことができる。
【0092】
この場合、顕微鏡は例えば以下のステップを実行することができる:
ネガティブな識別:関連の顕微鏡領域に対して許可されない、とりわけメモリユニットまたは操作ユニットに対して許可されない(下の実施例も参照のこと)。
【0093】
ポジティブな識別:関連の顕微鏡領域に対するユーザの自動認証(この顕微鏡領域は管理的に設定される(下記の実施例を参照))、とりわけ操作エレメント、メモリユニット、機能モジュール(カメラ、ステージ、顕微鏡法等)への許可、セキュリティセッティング(データ保護)、自動プロセスセッティング(顕微鏡は、目下のユーザまたはその同僚によるダウンロードに対応して自身を自動調整する:顕微鏡は、例えばユーザにより最後に使用されたように、または所望の実験に対して必要なように、またユーザの同僚が以前に一度調整したように自身を調整する)。データルートないしデータに対するメモリロケーションが自動的にルーティングされる。自動支払いサービスは自動的に作動することができる(顕微鏡または使用された顕微鏡法に対するレンタル費用をユーザの口座から精算する);とりわけレンタル期間を延長することが可能であり、そのために相応のリクエストをファシリティマネージャに送信することができ、ファシリティマネージャはこのリクエストを受諾または拒絶することができる。あるいはこのリクエストはデータバンクに送信することもできる。前記の可能性に関しては特に以下の実施例も参照されたい。
【0094】
ポジティブとネガティブな識別:この事例は、2つ以上のNFC能力のある端末機器が無線システム1の検出領域内に存在する場合に発生し得る。少なくとも1つのNFC能力のある端末機器がポジティブに識別されると直ちに、前記識別プロシージャが実行される。
【0095】
複数のポジティブな識別:この事例は、2つ以上のNFC能力のある端末機器が無線システム1の検出領域内に存在し、ポジティブとして識別される場合に発生し得る。この場合、データバンクに問い合わせすることができ、またはファシリティマネージャにどのように処置すべきかリクエストを送信することができる。その結果は例えば、全てのユーザが並行して許可される、一人のユーザが選択され、許可される、またはユーザは誰も許可されないとすることができる。後者の場合特に、メッセージがディスプレイを介して、または音響メッセージがユーザに送信され、認証を明確にするためにアドミニストレータまたはファシリティマネージャに問い合わせることが要請される。これらの実施例に関するさらなる説明は、特に以下に挙げる実施例から得られる。
【0096】
図2は、顕微鏡システムに3つの顕微鏡がある例を示す。
【0097】
さらに、上記で論じられた顕微鏡側に2つの無線システム1と2を備える構成は、複数の顕微鏡9が1つの室内に存在する場合、入力および出力機器を異なる顕微鏡にも一義的に割り当てることができるという利点を有する。このような一例が
図2に示されている。例えば1つの携帯端末機器の顕微鏡アクセスポイントへの接続は一義的である。
【0098】
これは、第1の無線特性の適合によって達成することができる。すなわち特に例えば、第1の到達距離1’の適合、および/または送/受信フィールド形態、および/または一義的IPアドレスと一義的ポートアドレスの使用、および/または顕微鏡側アクセスポイントの使用によって達成することができる。
【0099】
図2から分かるように、円形のフィールド(
図1参照)の代わりに、特に第1の無線システム1の送受信アンテナは有利には、第1の到達距離1’のローブ形状(楕円形または卵形)のフィールド形態が得られるように構成することができる。これにより複数の顕微鏡9の第1の到達距離1’のフィールドが重ならないか、または有意には重ならず、したがって個々の顕微鏡9間のクロストークが排除される。
【0100】
このようにして、携帯電話網に類似する無線セルシステム(Funk-Wabensystem)が得られる。
図1の顕微鏡9では、このシステムはとりわけ2つのセル、すなわち大きなセル(到達距離2’)と到達距離1’の格段に小さい非常に小さなセル(ナノセル)とを有する。
【0101】
携帯端末機器3と顕微鏡9との接続が行われると直ちに、2つの到達距離1’と2’の間の切り替え、より一般的には第1と第2の無線特性の間の切り替えを遮断することができる。外部の制御機器(携帯端末機器3)との目下の接続状態は、明瞭に見ることのできるLEDまたは別の表示ユニットまたは顕微鏡9にあるLCDディスプレイによってユーザに指示することができる。
【0102】
ナノセルを形成するためのさらなる一構成は、Bluetoothの使用に基づくことができる。この技術は伝統的には数メートルにしか届かず、したがって短距離にしか使用することができない。しかしながらこの技術を使用するための前提は、十分に高いデータ速度が達成されることであり、これによりユーザは顕微鏡操作をリアルタイムに感じる。
【0103】
図2に示したように、フィールド、とりわけ3つ全ての顕微鏡9の第1の到達距離1’のフィールドは、種々異なる顕微鏡9のフィールドが互いを妨害せず、これにより入/出力機器3が一義的にただ1つの顕微鏡9に接続できるように成形されている。
【0104】
ナノセルを形成するためのさらなる一構成は、アクティブアクセスポイントの使用に基づくことができる。この技術は、携帯端末機器を顕微鏡に直接的に接続することを可能にし、データ伝送速度が高いという利点を備えている。
【0105】
図3は、可能な制御および適用例を、ツリー構造の形態に示す。分かりやすくするためにこのツリー構造は、ノード300「iPad用のWifi Mic」の右と左で2つの部分に分けられており、左側が
図3aに示されている。一方、右側は4つのサブツリーに分けられており、これらは
図3b、3c、3dおよび3eに順番に図示されている。
【0106】
図3bのツリー構造の特徴
この特徴は以下の領域を含む:
・無線インタフェース306,これは以下のものに対する
○複数の機器341
例えばX,Y,Z調整部、顕微鏡制御部341A
例えばランプ制御部341B
○入力制御機器、例えばiPad用のアプリを記述するためのソフトウエア開発パッケージ342
○データ検出部343
検出されたデータは制御ユニット、例えばiPadに直接書き込まれる、343A
データは設けられた外部機器、例えばNASまたは他のメモリに直接書き込まれる、343B
○統一的データフォーマット
例えばデータ交換のためのXMLファイル、344A
例えば画像データ用のOME.TIF、344B
データバンク用のエクスポートインタフェース、344C
○同時のマルチユーザ、345
接続されたユーザの一人はマスターである、346
マスターは全ての顕微鏡制御を行う、346A
マスターは他のユーザを参加させることができる、346B
他のユーザのアクセスは制限されている、346C
複数のユーザ、347
制限されたアクセス権限、347A
マスターによる制御、347B
例えば画像を受信することができる、347C
プレゼンテーション、トレーニング等に有用である、348。
【0107】
図3cのツリー構造の特徴
・自動プロセスセッティング307
○各ユーザは、自分の固有の顕微鏡データプロフィールを使用することができる;このプロフィールは、制御機器、例えばiPadまたは外部データバンクに記憶される、349
顕微鏡を自動的に、ユーザによって最後に設定されたように、またはそれぞれの実験が必要とするように設定することができる、350
例えば光源350A
例えばフィルタ、AOTF、AOBS等、350B
例えばステージ位置、350C
例えばZ位置、350D
その他、350E
顕微鏡を別のデータプロフィールに切り替える、351
各ユーザは、種々の顕微鏡ユーザプロフィールを作成し、処理し、記憶することができる;顕微鏡はユーザのセッティングをマウスクリックにより変更することができる、351A
自動プロセス切り替え、352
新規のユーザが自分の無線機器により接続すると直ちに、顕微鏡はセッティングを受け取り、自動的に調整することができる、352A
ユーザが顕微鏡を去ると、接続が解除される;最後の顕微鏡セッティングが記憶される;任意で顕微鏡は基本状態に戻ることができ、このことは後のユーザに、前任者のセッティングを推測することを許さない、352B。
【0108】
図3dのツリー構造の特徴
・セキュリティ308
○顕微鏡を制御するためのデータプロフィールは、パスワードで保護することができる、353
○無線接続された機器間のデータ流を暗号化することができる、354
○無線制御の下で検出された画像データを暗号化することができる、355
○ユーザ権限(顕微鏡の制御および使用に関する権限)はファシリティマネージャにより設定することができる、356
ユーザ権限に応じて、選択されたユーザに対しては顕微鏡の使用を許可しないこともできる、356A。
【0109】
図3eのツリー構造の特徴
・記録309
○顕微鏡または外部機器と接続されたユーザのセッションは記録することができる、357
時間(継続時間)357A
名前357B
セッションの開始と終了357C
使用された機器(例えばどのレーザが使用されたか等)、357D
その他、357E
○顕微鏡レンタル(レンタル顕微鏡)、358
顕微鏡プロバイダは、プロトコルデータ(ログファイル)の分析にしたがいコストを決定することができる、358A
○ログファイルは記憶することができる、359
プロバイダPCに、359A
接続された制御機器に、359B
○データベースに記憶することができる、360。
【0110】
図3aのツリー構造の特徴(下から上へ)
・音声制御と記録、305
○顕微鏡は音声制御によって、接続された無線機器を使用して制御される、339
○話された語は記録される、340
・ハードウエアと組み合わせた接触感知性機器(タッチデバイス)、304
○ボタン/キーを押圧し、入力機器上のエリアにタッチする、336
○複数のボタン/キーを押圧し、入力機器の接触感知性のエリアをタッピングする、337
○機器/機器エレメント(例えば顕微鏡のZ−調整部)を回し、入力機器のエリアにタッチする、338
【0111】
・接触感知性機器のためのジェスチャー制御、303
○1本の指に基づく、326
○2本の指に基づく、327
○3本の指に基づく、328
○4本の指に基づく、329
○5本の指に基づく、330
○片手の指に基づく、331
○両手の指に基づく、332
無線で接続された2つの入力機器が必要、332A
○ディスプレイ上でのタッピング/マルチタッピング、333
例えばマウスクリックのシミュレーション、333A
○ディスプレイ上でのスイープ、334
例えば画像フィールド内で顕微鏡ステージを移動させるために、334A
○ディスプレイ上で指を動かす、335
例えば顕微鏡ステージを移動させるために、335A
○ジェスチャーと、何らかの機械ユニット、例えばZ−駆動ボタンにおけるタッチとの組合せ、
○ユーザに対して、特に身障者の場合には身障者により実行可能な代わりのジェスチャーを可能にするために、ユーザおよびその電動的手段に個別に適合されたジェスチャー。
【0112】
・制御インタフェース、302
○WLAN、IEEE規格、例えば802.11.i等、318
○Bluetooth、319
○アダプタへのUSBインタフェース、320
○WECA互換機器、321
○GSM(登録商標)規格をサポートする機器、322
○GPRS規格をサポートする機器、323
○アクセスポイント、324
○ライカ内部の制御インタフェース、325
○付加的な無線制御インタフェースまたはアダプタ等。
【0113】
・制御機器、301
○iPad、310
○iPhone、311
○アンドロイド、312
○タブレットPC、313
○ライカ社機器、例えばSmartMove(登録商標)等、314
○タッチパネル、315
○Bluetoothキーボード、316
○付加的な無線機器、317。
【0114】
図4は、顕微鏡システム(ファシリティ)にある3つの顕微鏡との相互通信のための機器構成を概略的に示す。
【0115】
顕微鏡9を制御するためにユーザは携帯端末機器、例えば図示のiPad11、携帯システム12またはブラックベリー13を使用し、ユーザは、自分の携帯端末機器により、第1の(短い)到達距離10を備える無線網を介して顕微鏡9にログインする。ファシリティマネージャ40がユーザキー50を付与し、これによりユーザはログインすることにより自分に割り当てられた顕微鏡を借り受ける。ユーザに割り当てられたキー(ユーザキー)はそれぞれ14により示されている。このようなシステムにより、例えば使用時間のコスト決済をファシリティマネージャ40によって行うことができる。顕微鏡9は顕微鏡ファシリティインフラストラクチャ70と、その第2の(大きな)到達距離の無線網18を介しても、通常のケーブルLAN17を介しても接続することができる。顕微鏡ファシリティインフラストラクチャ70は、以下のコンポーネントを含む。すなわち、アプリケーションサーバ30、ファシリティインフラストラクチャ45(すなわち顕微鏡システムのインフラストラクチャを提供するための計算能力)およびデータメモリ20である。
【0116】
生成されたデータはデータメモリ20に、無線(無線網18)を介しても、ケーブルLAN17を介しても到達することができる。データの分析は顕微鏡システム内で、データ分析ステーション60において行うことができる。あるいはまたはそれに加えて、データはグローバルウェブ16(その間にはファイアウォール80が接続されている)に供給され、これにより、顕微鏡システムの外部で処理および分析を行う。
【0117】
図5は、外部WLANおよび顕微鏡内部WLANによる顕微鏡通信を概略的に示す図である。このために顕微鏡9は、少なくとも2つのワイヤレスLAN(WLAN)構成群10と18によって拡張され、少なくとも1つの構成群、ここでは10が顕微鏡内部WLANサーバを提供し、一方、少なくとも1つの別の構成群、ここでは18は既存の外部WLANネットワーク5に接続することができる。
【0118】
顕微鏡固有のWLANサービスを提供する構成群10は、外部無線機器4、6または7に接続するために使用される。顕微鏡固有のWLANサービスにより、障害のない最大の通信速度が保証される。無線システム10と18は、接続可能なWLAN機器4,6,7ないし外部WLANネットワーク5と無線通信するためにアンテナ15を有し、後者のコンポーネントもアンテナ15を有する。
【0119】
顕微鏡固有のWLANサービスに接続可能なWLAN機器は、例えば以下の構成群とすることができる:
・外部機器4、例えばiPad、iPhone、タブレットPC、ラップトップ、スマートフォン、専用タッチパネル等。
・対象物のX,Y,Z−位置を変更するためのLeica−Smartmove(登録商標)6、およびディスプレイ付きのそのようなLeica−Smartmove7
・薬品をプレパラートに注入するためのロボット、
・試料を交換するためのロボット。
【0120】
外部WLAN構成群は、顕微鏡の製造業者からも、サードパーティプロバイダからも無線で接続することができる。なぜなら使用されるWLANプロトコルによって、規格に対する100%互換性が保証されているからである。
【0121】
タッチパネルを備えるとりわけ入/出力エレメント(例えばiPad)は、高速で直接的な顕微鏡固有WLANサービス接続の恩恵を受ける。顕微鏡アクチュエータとのより直接的な通信によって、完全に新規の制御、例えばジェスチャー制御(以下、各タッチパッド入力はジェスチャーとして理解される)を顕微鏡に組み込むことができる。
【0122】
図6は、
図5の機器構成を前提にした、可能な中央データマネージャとの通信を示す図である。
図5と同様に顕微鏡9は、顕微鏡内部のWLAN10と、普通の(通常の)WLANに接続するための無線網18とを有する。外部機器として携帯端末機器(iPad)3とLeica−Smartmove6が例として示されている。外部のWLANネットワーク18は、ファシリティ、実験室等と、すなわち上記形式の1つまたは複数の顕微鏡9を有する顕微鏡システム90と無線接続している。2つの無線システム10と18には、通信のために、中央データマネージャ100がWLANマネージャ107と108を介して装備されている。以下、中央データマネージャ100のコンポーネントの作動の仕方をより詳細に説明する。
【0123】
外部機器のためのWLANマネージャ108は、標準プロトコル(例えばIEEE802.11からIEEE802.11n、またはより新しいもの)に基づき接続と通信を処理する。これにより現在でもすでに、600MB/s(IEEE802.11n)までのデータ伝送速度が保証されている。外部の入/出力ユニット、例えばiPad3は、この規格をサポートし、顕微鏡9との通信を許可する。とりわけWLANマネージャはアクセスポイントを管理することができ、とりわけ顕微鏡に一義的に割り当てられたアクセスポイント名の発行のようなアクセスポイントの設定を管理することができる。
【0124】
その後、受信されたデータは、サービスマネージャ109を通過する。このマネージャ109は、最も必要な基本検査(例えばログインプロセス)を提供する。さらにこのマネージャは、コンテンツサービスを介して内部および外部リソースの使用可能性を検査する(例えば顕微鏡が準備されているか否か、または外部データメモリが使用可能か否か)。バージョンサービスによって、顕微鏡で使用可能なファームウエアバージョンを、外部入/出力機器およびそのプログラムによって予期されるバージョンと置換することができる。ワークフローサービスは、顕微鏡上で実行されるべきアプリケーションがそもそも可能であるか否か(例えば実験に必要なハードウエア(例えば特定のレーザ波長)がそもそも使用可能であるか否か)を検査する。QA(品質保証)サービスは、クオリティに対して必要なパラメータが保証されるようにする(例えばコンポーネントの運転継続時間が測定のクオリティに対して非常に重要である場合には、ランプが古すぎないか? ランプが間もなく焼き切れないか?)。
【0125】
サービスマネージャ109はさらに、アプリケーションモジュール115のロードおよび準備も行う。ここでアプリケーションモジュールは、顕微鏡にロードすることができ、そこで一時的または持続的にメモリに留まるアプリ115である。これらのアプリは、デバイスマネージャ116に直接アクセスし、ハードウエアを直接制御することによって、アプリケーション実行の全体を制御する。したがってこれらのアプリ115は、顕微鏡にロードされ、これにより顕微鏡の可能性を拡張する(スマート顕微鏡)。ここで直接制御可能な顕微鏡コンポーネントは、例えばランプ130、モータ131(例えば顕微鏡ステージ用または焦点駆動部用)およびフィルタホイール132である。
【0126】
さらにサービスマネージャ109は、特定のデータ出力プラグイン(Plug-In)をロードすることができる。 これらのプラグインは、エクスポートフォーマットCAM120での特定のデータ出力フォーマットを生成する。種々のプラグインによって、種々のデータ出力フォーマット(例えばOME.TIF画像)(OME=Open Microscopy Environment)またはJPG2000圧縮画像を生成することができる。ハードウエア側に埋め込むことにより、このようなプラグインモジュールをハードウエアでサポートして非常に高速に実行することができる。さらなる一構成では、プラグインがCAM(CAM=Computer Aided Microscopy)情報もネットワークに送信する。さらなる一構成では、プラグインが標準ウェブサーバを提供する。
【0127】
さらにサービスマネージャ109は、顕微鏡でのプロセス切り替え(VUS122)を行う。すなわちサービスマネージャは、ユーザのiPad3から、顕微鏡に対して必要な調整データ(対物レンズ、ステージ位置、レーザ強度等)を含む情報を受け取る。ユーザが顕微鏡にログインすると直ちに、プロセス切り替えが制御ファイルを介して行われ、顕微鏡はユーザの必要性に自動的に調整される。
【0128】
セキュリティマネージャ110は、顕微鏡およびその構成群での所要の使用許可を行う。さらにデータ流(外部の構成群との無線経路での通信)を暗号化することができる。それぞれのセッティング(許可)は、ポリシードキュメント111により記述される。ポリシーはファシリティマネージャにより設定することができ、WLAN10(または18)とファシリティネットワーク90を介して顕微鏡にロードすることができる。この措置により、顕微鏡の作動時間および使用をファシリティマネージャにより監視し、最終的にコスト精算することができる(レンタル顕微鏡)。
【0129】
これは適用に応じて、アプリケーションマネージャ112または入/出力マネージャ113を介してさらに継続される。ユーザが特定の自動実行型アプリケーションだけを顕微鏡でスタートさせたい場合、アプリケーションマネージャ112が呼び出される。次にアプリケーションマネージャ112は、所望のアプリケーションモジュール(アプリ115)の1つをロードし、これを直接実行する。
【0130】
ユーザが外部入/出力機器(例えばiPad3)により所定のセッティングを顕微鏡で行いたいという別の場合、入力は入/出力マネージャ113を介してジェスチャーマネージャ114へ進む。
【0131】
ジェスチャーマネージャ114は、ジェスチャーインタープリタである。したがってジェスチャーマネージャは、ユーザが自分の入力システム(例えばiPad3)のタッチパッド上で実行する種々のジェスチャーをハードウエアコマンドに直接変換することができる。例えば2本の指のピンチアウトにより、通常のようにiPad上でソフトウエアによる拡大が達成されるのではなく、これをハードウエア変更に直接変換することができる。すなわち例えば実際のズームインまたは対物レンズ交換が行われる。したがって2本の指によるスワイプはステージ運動を直接開始させ、これは画像セグメントを完全な一画像幅および/または画像高さだけX、Y方向に運動させる。タッチパッド上の回転運動は、画像のハードウエアによる回転に変換されることとなる(例えばビーム回転のためのSP5におけるダブルプリズムの直接制御により)。
【0132】
ジェスチャー制御は、PC(マウスによるスワイプ)およびタッチパネル(指によるスワイプ)においてすでに公知である。しかしながらここでは、ジェスチャーがハードウエアに直接変換される。
【0133】
ジェスチャーマネージャ114は、デバイスマネージャ116に直接アクセスし、これによりハードウエアを直接制御することができる。
【0134】
これに対して入力機器、例えばLeica−Smartmove6等により直接入力が行われるべき場合には、入/出力マネージャ113が、ジェスチャーマネージャ114をジャンプしてデバイスマネージャ116を直接呼び出すことができる。
【0135】
デバイスマネージャ116が制御する全ての顕微鏡コンポーネントないし構成群(例えばレーザ、ランプ、ステージ、Z位置、フィルタ、フィルタホイール等)は、直ちにそして持続的に状態フィードバックを、WLANを介して接続された外部機器にフィードバックする。この高速のフィードバックによって初めて制御ループが形成され、顕微鏡でのプロセスを、外部機器を介して合理的に制御することができる。
【0136】
1つの例外は、結像エレメントの構成群(例えばカメラ)である。これらのエレメントは、それらのデータをエクスポータ119による高速ストリームを介してフィードバックする(ストリーミングサーバ)。ここでデータ流は、画像を適切にモデリングする1つまたは複数のフィルタを通過し、それから出力機器にストリーミングされる。とりわけPSF(点広がり関数)をレジスタ121にダウンロードすることができ、このPSFにより画像データをほぼリアルタイムで、マニピュレータ118(ノイズ除去、デコンボリューションおよびフィルタリングのための「プログラム可能フィルタカーネル」)において逆畳み込み(entfaltet)することができる。
【0137】
さらにエクスポータ119の画像データ出力サービスをロード可能なプラグインによって、画像データ出力サービスが所望の出力フォーマット、例えばOME.TIF画像を形成するように、または画像データがデータバンクに供給されるように(LIMS=Laboratory Image Management System)調整することができる。さらにプラグインは、さらなるデータ(例えばCAMコマンド)が出力されるか否かを設定する。
【0138】
画像マネージャ117(イメージマネージャ)は、使用可能な機器(共焦点顕微鏡、顕微鏡カメラ、PMT(光倍増管))から画像を選択し、これを画像処理のために(例えばノイズ除去、フィルタリング等のために)マニピュレータ118に供給する。PMTのような外部機器も、付加的にデバイスマネージャ116(機器マネージャ)により制御することができる。
【0139】
画像データ出力サービスは、そのデータ流をWLAN−2、10上で接続された機器に出力する(iPad3上での画像ライブストリーム)だけでなく、これに並行してWLAN−1、18を介してファシリティ90のWLANにも出力する。したがってデータは、外部のデータメモリ20にもストリーミングすることができる。
【0140】
ここではデータ記憶のための正確な場所をファシリティマネージャにより設定することができる。これはファシリティマネージャがそのためのデータを、WLAN−1、18を介して、関与する顕微鏡のサービスマネージャ109に伝送することにより行われる。
【0141】
したがってファシリティマネージャ40(
図4参照)は、ユーザに1つまたは複数の顕微鏡9を割り当てることができ、これらの顕微鏡によりユーザは作業することができる。同時にファシリティマネージャは、顕微鏡に画像データ用の特定のメモリスペースを割り当てる。ユーザが、自分に割り当てられた顕微鏡9に無線でログインすれば、ユーザは直ちに実験を開始することができる。
【0142】
図7は、第1の無線システム1と第2の無線システム2を備える顕微鏡9と、携帯端末機器3と、外部WLANネットワーク5とを有する顕微鏡システムを概略的に示す。このシステムの作用の仕方と構成については、
図5の説明を参照されたい。ここでも、とりわけ到達距離の短い/制限された無線システム1は、「自立的」無線システムとして入/出力機器3、ここではiPadと通信するように構成されている。一方、第2の無線システム、とりわけ到達距離の大きな無線システムは、例えばファシリティ/データセンタ、とりわけ
図4のインフラストラクチャ70の外部WLANネットワーク5の別の無線システムと通信するように構成されている。
【0143】
しかし顕微鏡を制御するために2つの端末機器、ここでは2つのiPadを備える、
図7に類似の一構成では、右のiPadと左のiPadが顕微鏡の異なる領域を制御し、ユーザが顕微鏡を両手で制御することが可能になる。したがって例えば右手でズーミングを行い、左手でステージを移動させることができる。
【0144】
有利な特徴の要約
・LEDまたはその代わりの表示エレメント、例えば液晶ディスプレイによる顕微鏡の接続状態の一義的表示。
【0145】
・顕微鏡に少なくとも2つのWLANインタフェースを装備し、それらの少なくとも1つは外部のWLANネットワークに接続されるのではなく、顕微鏡制御エレメントとの通信を引き受けること。これは特に、顕微鏡に組み込まれたアクセスポイントとすることができる。
【0146】
・ポリシーによる顕微鏡での許可された適用の設定、ポリシーはネットワークにより顕微鏡に伝送される。
【0147】
・ポリシーによるデータ暗号化度の設定、ポリシーはネットワークを介して顕微鏡に伝送することができる。
【0148】
・相応の制御ファイル(VUS122)を顕微鏡に伝送することによる顕微鏡の自動プロセス切り替え。
【0149】
・顕微鏡エレメントと作動時間を外部コントローラ(例えばファシリティマネージャ)によりWLANを介して監視すること。
【0150】
・全て普通のWLAN入力機器、例えばiPad、iPhobe、携帯電話、タッチデバイス、タブレットPC、ラップトップが無線で顕微鏡に接続されること。
【0151】
・アクチュエータの状態を、無線で制御デバイスに高速にフィードバックすること。
【0152】
・顕微鏡データがストリーミングされる場所を外部コントローラ(例えばファシリティマネージャ)によりWLANで設定すること。
【0153】
・専用アプリを顕微鏡に、外部コントローラにより(例えばファシリティマネージャまたはユーザにより)WLANで直接アップロードすること。
【0154】
・専用のPSFを顕微鏡に、外部コントローラにより(例えばファシリティマネージャまたはユーザにより)WLANで、オンラインデコンボリューションの目的で直接アップロードすること。
【0155】
・専用のデータ出力プラグインを顕微鏡に、外部コントローラにより(例えばファシリティマネージャまたはユーザにより)WLANで、所期のデータ出力(例えばOME.TIF)の目的で直接アップロードすること。
【0156】
・例えばiPad上のジェスチャーおよびタッチ入力を、ジェスチャーマネージャにより対応のハードウエア応答に直接変換することによって解釈(ないし解読)すること。
【0157】
・特定の顕微鏡エレメントの使用および使用時間に関して、清算(レンタル顕微鏡)または品質保証措置(保守間隔)の目的でデータ交換すること。
【0158】
・1本、2本、3本、4本または5本の指によるジェスチャーによって顕微鏡のハードウエアを直接制御すること。指は、タッチパッド上に同時に置かれ、所定の運動を実行する。
【0159】
・直接的なハードウエア変換を用いた、タッチパッド上でのXおよびY方向の指の運動によるステージ運動。
【0160】
・タッチパッド(例えばiPad)上で例えば1本または2本の指を所定の方向にスワイプ運動することによる大きな変化(画像サイズに対応する)でのステージ運動。
【0161】
・タッチパッド(例えばiPad)上で2本の指をピンチアウトすることによる対物レンズ交換、これによりプレパラートへのズームインまたはズームアウトが行われる。
【0162】
・共焦点顕微鏡において走査ビームの偏向を、タッチパッド(例えばiPad)上で2本の指をピンチアウトすることによって調整することによるズームインまたはズームアウト。
【0163】
・タッチパッド(例えばiPad)上で2本の指を回転運動することによる、例えばSP5においてはダブルプリズムの回転によるビーム軸の回転。
【0164】
・タッチパッド(例えばiPad)上で1本の指を上げ下げすることによる明度の調整。
【0165】
・タッチパッド(例えばiPad)上で1本の指を上げ下げすることによるZ位置の変更。
【0166】
・タッチパッド(例えばiPad)上で1本または2本または3本の指をダブルタッピングすることによる、顕微鏡でのプロセス切り替えの開始。
【0167】
・無線接続された端末機器(例えばiPad)への、顕微鏡により生成される画像データの直接的ストリーミング。
【0168】
・外部ストレージへの、顕微鏡により生成される画像データの直接的並列ストリーミング。
【0169】
・認可された構成部材を前もって使用許可した後、顕微鏡の構成部材への制限的なユーザログイン(例えば白色レーザの使用は許されないが、他の全てのレーザは使用できる)。
【0170】
・制御機器(例えばiPad)またはファシリティマネージャにおける顕微鏡の最後の状態(セッティング)を、次のログインの際に顕微鏡の状態を再構築するために記憶すること。
【0171】
有利な構成(より詳細)は以下のとおりである:
・少なくとも2つのWLANネットワークが顕微鏡に組み込まれており、当該WLANネットワークの少なくとも1つはWLANサービスとして機能し、かつ自立的WLANネットワークとして動作し、当該WLANネットワークには少なくとも1つの入/出力機器、好ましくはiPad、iPhone、タブレットPC、ラップトップが直接ログインすることができ、その際に他方のネットワークに頼ることはなく、顕微鏡は少なくとも1つのさらなるWLAN接続を含み、該さらなるWLAN接続により、「通常の」外部のWLANネットワークと、これが顕微鏡環境において提供されている場合には通信することができる、ことを特徴とする。
【0172】
・専用に適合された(例えばファームウエアにより)ジェスチャーマネージャにより、ジェスチャーのハードウエア応答への直接的変換が可能である(タッチディスプレイ上でのタッチ、指のスワイプ、複数の指の使用、ディスプレイ上でのダブルタッピング)、ことを特徴とする。
【0173】
・ジェスチャーマネージャが、ディスプレイ上でのX、Y方向の指の接触運動を、顕微鏡ステージハードウエアに直接リンクし、これにより顕微鏡ステージのX、Y方向での運動が可能になる、ことを特徴とする。
【0174】
・ジェスチャーマネージャが、ディスプレイ上でのX、Y方向の指の接触運動を、顕微鏡のZ駆動部ハードウエア(例えばZ−ガルバノメータ)に直接リンクし、これにより顕微鏡のZ位置の変更可が可能になる、ことを特徴とする。
【0175】
・ジェスチャーマネージャが、ディスプレイ上でのX、Y方向の指の接触運動を、顕微鏡照明ハードウエア(例えばレーザ)に直接リンクし、これにより顕微鏡の光強度の変更が可能になる、ことを特徴とする。
【0176】
・ジェスチャーマネージャによって、ディスプレイ上でのX、Y方向の2本指の接触運動が、2本の指がタッチディスプレイに載置された後、互いに広げられると、または共に摘ままれると、顕微鏡ハードウエアに直接フィードバックされ、ハードウエアに基づくズームが実行される、ことを特徴とする。
【0177】
・ジェスチャーマネージャによって、ディスプレイ上でのX、Y方向の2本指の接触運動が、2本の指がタッチディスプレイ上に載置された後、円形に回転されると(コンパスの場合ように)、顕微鏡ハードウエアに直接フィードバックされ、ハードウエアに基づく画像面の回転が実行される、ことを特徴とする。
【0178】
・ジェスチャーマネージャが、1本、2本または複数の指の接触タッピング運動(所定の時間間隔での1回タッピング、2回タッピング、多数回タッピング)を、対応のハードウエア応答、例えばシャッタのスイッチオンおよびオフに伝達する、ことを特徴とする。
【0179】
・ジェスチャーマネージャは、所定のタッチスクリーン運動を所定のハードウエア変更に変換するように容易に再プログラミングすることができる(例えばジェスチャーを右利きまたは左利きに適合する目的で、例えば触覚の制限されたヒト(障害者)が、自分に可能なジェスチャーによって顕微鏡を操作できるようにするため、例えば他のハードウエア(例えばフィルタホイール)をジェスチャーで制御できるようにするため)、ことを特徴とする。
【0180】
・顕微鏡に組み込まれたWLANネットワークの少なくとも1つの入/出力データを、ソフトウエアベース(例えばファームウエア)のサービスマネージャによって、入/出力機器、好ましくはiPad、iPhone、タブレットPC、ラップトップに対する、パスワードコントロールされたアクセス認証(ログイン)を行うことができるように処理する、ことを特徴とする。
【0181】
・ログインプロセスに続いて任意でまたは自動的に顕微鏡のプロセス切り替えが行われ、実験に対して必要な全ての顕微鏡セッティングが自動的に調整される、ことを特徴とする。
【0182】
・ログインプロセスに続いて任意でまたは自動的に顕微鏡のプロセス切り替えが行われ、全ての顕微鏡セッティングが該当するユーザにより最後に使用されたセッティングに再びリセットされる、ことを特徴とする。
【0183】
・ログインプロセスに続いて任意でまたは自動的に顕微鏡のプロセス切り替えが行われ、全ての顕微鏡セッティングが、データファイルに記憶されているセッティングにリセットされ、このデータファイルは、ユーザにより自分の入/出力機器、好ましくはiPad、iPhone、タブレットPC、ラップトップを介して、またはファシリティマネージャによりWLANを介してサービスマネージャに手動でまたは自動的に伝送される、ことを特徴とする。
【0184】
・画像データの出力フォーマットを、ロード可能なプラグインによって適合することができ、これにより顕微鏡が外部エレメントにストリーミングする画像データが、例えばOME.TIF画像を出力することによって必要条件に適合され得る、ことを特徴とする。
【0185】
・画像データの出力フォーマットを、ロード可能なプラグインによって適合することができ、これにより顕微鏡が外部エレメントにストリーミングする画像データが、記録プロセスのメタデータ(例えば画像記録の時計時間、現在のレーザ強度、チャネルの数)も含むようする、ことを特徴とする。
【0186】
・画像データの出力フォーマットを、ロード可能なプラグインによって、画像が成功裏に記憶されるとCAMコマンドが出力されるように適合することができ、このCAMコマンドではネットワークのクライアントに、画像が現在どこに記憶されているかが通知される、ことを特徴とする。
【0187】
・顕微鏡に組み込まれたWLANネットワークの少なくとも1つの入/出力データが、ソフトウエアベース(例えばファームウエア)のサービスマネージャによって処理され、これにより内部および外部リソースの使用可能性を検出することのできるコンテンツ検査を実行できる、ことを特徴とする。
【0188】
・顕微鏡に組み込まれたWLANネットワークの少なくとも1つの入/出力データが、ソフトウエアベース(例えばファームウエア)のサービスマネージャによって処理され、これにより特定のアプリケーションが顕微鏡によって実行しようと望む必要条件と同期するためにバージョン検査を実行できる、ことを特徴とする。
【0189】
・顕微鏡に組み込まれたWLANネットワークの少なくとも1つの入/出力データが、ソフトウエアベース(例えばファームウエア)のサービスマネージャによって処理され、これにより関連の顕微鏡構成群(例えばレーザ)の作動時間および作動頻度を、WLANを介して中央ステーション(例えば企業)に通知することができるようにして品質保証を実行できる、ことを特徴とする。
【0190】
・顕微鏡がセキュリティマネージャを含んでおり、このセキュリティマネージャは、顕微鏡および顕微鏡の個々の構成部材へのアクセス権限を、ファシリティマネージャにより許可された、特定のユーザに対する顕微鏡へのアクセスのために設定し、これにより、顕微鏡および/または顕微鏡の個々のコンポーネントの使用時間を測定し、顕微鏡および/または顕微鏡の特定に部分の使用に対する料金をユーザに対して請求できるようにする(レンタル顕微鏡)、ことを特徴とする。
【0191】
・顕微鏡がセキュリティマネージャを含んでおり、このセキュリティマネージャは、WLANシステム間で交換されるデータを適切に暗号化し、これにより第三者によるデータの盗み見を困難にする、ことを特徴とする。
【0192】
・顕微鏡がセキュリティマネージャを含んでおり、このセキュリティマネージャはポリシードキュメントを含んでおり、このポリシードキュメントをファシリティマネージャによってWLANを介して交換することができ、当該ポリシードキュメントは、顕微鏡および/または顕微鏡の個々の部分の操作並びにデータ暗号化に関する権限を含む、ことを特徴とする。
【0193】
・1つまたは複数のハードウエアアプリの形態の完成したハードウエアアプリケーションを顕微鏡にロードすることができ、これにより当該アプリケーションを中央でファシリティマネージャによってスタートさせ、実行され、監視できるようにする、ことを特徴とする。
【0194】
・1つまたは複数のハードウエアアプリの形態の完成したハードウエアアプリケーションを顕微鏡に、当該アプリケーションが中央でユーザにより自分の入/出力機器、好ましくはiPad、iPhone、タブレットPC、ラップトップからスタートされ、実行され、監視できるようにロードすることができる、ことを特徴とする。
【0195】
・ハードウエア状態の各変更を、デバイスマネージャを介して非常に高速に、WLANで接続された端末機にフィードバックできる、ことを特徴とする。
【0196】
・デバイスマネージャを介して、データがジェスチャーにより入力されない(例えばSmartmove、液体を導入するための、または試料を交換するためのロボット)他の構成群(例えばフィルタ、モータ、ランプ)も、ジェスチャーマネージャがバイパスされるようにして直接制御できる、ことを特徴とする。
【0197】
・結像システム(例えばカメラ)からのデータを、専用の非常に高速のストリーミングサービスを介して、WLANで接続されたエレメント(例えばiPadのディスプレイ;データストレージ)に伝送することができる、ことを特徴とする。
【0198】
・結像システム(例えばカメラ)からのデータが、伝送(データのストリーミング)前に、少なくとも1つのハードウエアフィルタを通過し、このハードウエアフィルタにおいて画像を所期のように変更することができる、ことを特徴とする。
【0199】
・結像システム(例えばカメラ)からのデータが、伝送(データのストリーミング)前に、少なくとも1つのハードウエアフィルタを通過し、このハードウエアフィルタは、メモリを介してWLANでロード可能なPSF(点広がり関数)にアクセスすることができ、これによりこのハードウエアフィルタが「リアルタイムの」デコンボリューションを実行できる、ことを特徴とする。
【0200】
・結像システム(例えばカメラ)からのデータが、伝送(データのストリーミング)前に、ユーザにより制御され選択された少なくとも1つのハードウエアフィルタを通過し、これにより例えば画像のデノイジング(ノイズ除去)を行う、ことを特徴とする。