特許第6227614号(P6227614)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ファナック株式会社の特許一覧

特許6227614アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置
<>
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000002
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000003
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000004
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000005
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000006
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000007
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000008
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000009
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000010
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000011
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000012
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000013
  • 特許6227614-アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置 図000014
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6227614
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】アプリケーション画面作成支援機能を有する画面作成装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20130101AFI20171030BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20171030BHJP
【FI】
   G06F3/0481
   G06F3/0484
【請求項の数】5
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-204533(P2015-204533)
(22)【出願日】2015年10月16日
(65)【公開番号】特開2017-76320(P2017-76320A)
(43)【公開日】2017年4月20日
【審査請求日】2016年12月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】足立 周三
【審査官】 酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−159151(JP,A)
【文献】 特開平10−187425(JP,A)
【文献】 特開2015−165372(JP,A)
【文献】 特開平09−114621(JP,A)
【文献】 特開2001−228840(JP,A)
【文献】 再公表特許第2011/154989(JP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0481
G06F 3/0484
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロパティ項目を備えた表示部品を配置したアプリケーション画面を作成するためのアプリケーション画面作成ソフトウェアが実行される画面作成装置において、
前記表示部品の前記プロパティ項目の編集履歴を記録する部品編集履歴データベースと、
前記表示部品のプロパティ項目毎のカテゴリー特性と、該カテゴリー特性におけるプロパティの設定傾向を示すプロパティ特性と、予測優先特性パラメータとを関連付けて記憶した部品プロパティ特性データベースと、
前記部品編集履歴データベースを分析する部品編集履歴データベース分析部と、
前記アプリケーション画面に対して前記表示部品を配置する際に、前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて該表示部品のそれぞれのプロパティ項目の初期値を作成し、該初期値を前記表示部品のそれぞれのプロパティ項目に設定する新規部品用全プロパティ初期値作成部と、
を備えたことを特徴とする画面作成装置。
【請求項2】
前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて前記アプリケーション画面に配置されている表示部品のプロパティ項目を編集頻度順に並べた一覧表示リストを作成する編集頻度順プロパティ一覧作成部をさらに備え、
前記アプリケーション画面に配置されている前記表示部品の前記プロパティ項目の設定値の確認または編集の際に、前記編集頻度順プロパティ一覧作成部が作成した一覧表示リストを表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画面作成装置。
【請求項3】
前記編集頻度順プロパティ一覧作成部は、更に前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて同じ部品のそれぞれのプロパティ項目の1つ前の設定値と現在の設定値が異なっているか否かを示す相違情報を作成する機能を備え、
前記アプリケーション画面に配置されている前記表示部品の前記プロパティ項目の設定値の確認または編集の際に、前記相違情報に基づいてプロパティ項目の表示態様が異なるように表示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画面作成装置。
【請求項4】
前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて前記アプリケーション画面に配置されている表示部品のプロパティ項目の第2番目以降の予測値候補リストを作成する既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部をさらに備え、
前記アプリケーション画面に配置された表示部品のプロパティ項目の設定値を編集する際に、前記予測値候補リストを表示する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画面作成装置。
【請求項5】
前記部品プロパティ特性データベースに登録される前記予測優先特性パラメータは、予測分析するに当たって優先されるべき選択が設定され、
前記部品編集履歴データベース分析部は、前記予測優先特性パラメータに設定された優先事項を考慮して前記部品編集履歴データベースを分析する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画面作成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面作成装置に関し、特にアプリケーション画面の作成におけるプロパティ設定を支援する機能を備えた画面作成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なアプリケーション画面を作成する為の部品としてコンボボックス、チェックボックス、オプションボタンそしてボタンコントロールなどが用意されている。また、機械を操作する操作盤画面アプリケーションでは、ハード部品を模倣するソフトウェア部品としてランプ、ボタン、数値入出力表示部品などが用意されている。これらの部品には、位置、大きさ、形、色、信号などを複数のプロパティ項目として設定できる仕組みがある。
【0003】
アプリケーション画面を作成するには、多種の部品を多数配置する必要がある。その時、各部品のプロパティ項目を個々に設定する作業が必要であり、手間が多く掛かっていた。このような課題を解決するために、例えば特許文献1には、共通に適用されるプロパティ設定内容を事前に作成しておき画面に配置した部品に先の共通設定を適用することを選ぶと一括して共通設定されたプロパティが適用されることでの手間の軽減を図る技術が開示されている。また、特許文献2には、配置済みの部品が持つ複数の設定項目値を、他の設定済みの複数部品内の対応設定項目の値設定(変更)に用いることで効率的にプロパティ設定を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−099566号公報
【特許文献2】特開2011−159151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では事前にプロパティ項目の選択と値の設定という準備が必要であり、この準備に手間がかかるという問題があった。また、選択したプロパティ項目だけが手間の少ない効率的な編集の対象に限定されるという問題があった。
【0006】
そこで本発明の目的は、アプリケーション画面の作成におけるプロパティ設定を効率的に支援する機能を備えた画面作成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、部品の各プロパティ項目が持つ本質的な特性や画面作成者が与えるプロパティ項目の特性を管理する部品プロパティ特性データベースを作成する部分と、既存の部品や新規に部品を配置したときのプロパティ項目の編集の内容、あるいは既存画面内の全部品とそのプロパティ設定状態を、収集して部品編集履歴データベースを自動的に作成する部分と、これら2つのデータベースから次回プロパティ項目の設定値として予測される設定値を作り出す部分と、この値を新規部品の配置において初期設定する部分と、部品毎に過去に多く変更されたプロパティ項目の順位にて設定値の一覧を表示する部分と、そのプロパティ毎に予測第2候補以降の設定値リスト一覧表示を表示する部分を備えることで、編集の手間がかかるという課題を解決する。
【0008】
そして、本願の請求項1に係る発明は、プロパティ項目を備えた表示部品を配置したアプリケーション画面を作成するためのアプリケーション画面作成ソフトウェアが実行される画面作成装置において、前記表示部品の前記プロパティ項目の編集履歴を記録する部品編集履歴データベースと、前記表示部品のプロパティ項目毎のカテゴリー特性と、該カテゴリー特性におけるプロパティの設定傾向を示すプロパティ特性と、予測優先特性パラメータとを関連付けて記憶した部品プロパティ特性データベースと、前記部品編集履歴データベースを分析する部品編集履歴データベース分析部と、前記アプリケーション画面に対して前記表示部品を配置する際に、前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて該表示部品のそれぞれのプロパティ項目の初期値を作成し、該初期値を前記表示部品のそれぞれのプロパティ項目に設定する新規部品用全プロパティ初期値作成部と、を備えたことを特徴とする画面作成装置である。
【0009】
本願の請求項2に係る発明は、前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて前記アプリケーション画面に配置されている表示部品のプロパティ項目を編集頻度順に並べた一覧表示リストを作成する編集頻度順プロパティ一覧作成部をさらに備え、前記アプリケーション画面に配置されている前記表示部品の前記プロパティ項目の設定値の確認または編集する際に、前記編集頻度順プロパティ一覧作成部が作成した一覧表示リストを表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の画面作成装置である。
【0010】
本願の請求項3に係る発明は、前記編集頻度順プロパティ一覧作成部は、更に前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて同じ部品のそれぞれのプロパティ項目の1つ前の設定値と現在の設定値が異なっているか否かを示す相違情報を作成する機能を備え、前記アプリケーション画面に配置されている前記表示部品の前記プロパティ項目の設定値の確認または編集の際に、前記相違情報に基づいてプロパティ項目の表示態様が異なるように表示する、ことを特徴とする請求項2に記載の画面作成装置である。
【0011】
本願の請求項4に係る発明は、前記部品編集履歴データベース分析部の分析結果に基づいて前記アプリケーション画面に配置されている表示部品のプロパティ項目の第2番目以降の予測値候補リストを作成する既存部品プロパティ値編集用予測値データ作成部をさらに備え、前記アプリケーション画面に配置された表示部品のプロパティ項目の設定値を編集する際に、前記予測値候補リストを表示する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画面作成装置である。
【0012】
本願の請求項5に係る発明は、前記部品プロパティ特性データベースに登録される前記予測優先特性パラメータは、予測分析するに当たって優先されるべき選択が設定され、前記部品編集履歴データベース分析部は、前記予測優先特性パラメータに設定された優先事項を考慮して前記部品編集履歴データベースを分析する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画面作成装置である。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、事前の編集準備操作を行うこと無く、部品プロパティ特性データベースと部品編集履歴データベースの分析により作り出された予測値が新規部品の全プロパティに設定されるため、新規配置時に集中するプロパティ値の設定に関する手間、既設部品のプロパティ値を確認・変更するときの手間が大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態における画面作成装置の内部構成図である。
図2】本発明の実施形態における部品編集履歴データベースの例を示す図である。
図3】本発明の実施形態における部品プロパティ特性データベースの例を示す図である。
図4】本発明の実施形態におけるアプリケーション画面作成処理の全体の流れを示すフローチャートである。
図5】本発明の実施形態における部品編集履歴データベース作成処理のフローチャートである。
図6】本発明の実施形態における既存部品プロパティ値編集用予測データ作成処理のフローチャートである。
図7】本発明の実施形態における新規部品用全プロパティ初期値作成処理のフローチャートである。
図8】本発明の実施形態における編集頻度順プロパティ一覧作成処理のフローチャートである。
図9】本発明の実施形態における部品編集履歴データベース分析処理のフローチャートである。
図10】本発明の実施形態におけるプロパティ項目の予測値決定処理のフローチャートである。
図11】本発明の実施形態におけるカテゴリー別予測分析処理のフローチャートである。
図12】本発明の実施形態における各カテゴリー特性で適用される予測分析処理の一覧を示す図である。
図13】本発明の実施形態における画面作成装置の機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、この発明を実施するための実施形態における画面作成装置の内部構造図である。従来技術では、これから効率的な編集を行うために、編集を所望するプロパティ項目と設定値を事前に準備し、さらにこれを雛形として登録してから実施するものであった。本発明の画面作成装置100は、通常の画面作成作業の中で部品のプロパティ編集の実行内容を自動的に履歴として部品編集履歴データベース150bに収集することにより、明示的に効率的な編集機能を使うための操作なしで、新規部品追加、部品のコピー&ペースト、およびプロパティ値の変更における通常の編集操作の中で、先の部品編集履歴データベース150b内の編集履歴と部品プロパティ特性データベース150cの設定内容を使って分析することにより、すべてのプロパティに予測した設定値が自動的に設定されることで効率的な編集が実施される形態とする。
【0016】
本発明の画面作成装置100では、アプリケーション画面を作成するとき、画面内の部品のプロパティ編集を行うと同時にその編集内容を部品編集履歴データベース150bに収集して、次回部品の新規配置や既存部品のプロパティ編集を行う際に、収集した編集履歴の変化と部品プロパティ特性データベース150cのプロパティの特性内容から設定値の予測分析をすることによって、プロパティ設定値を画面作成者が入力しなくても、予測された値が設定あるいは予測値リストにて示されるので画面作成の手間が削減できる。
【0017】
図2は部品編集履歴データベース150bの例を示している。部品編集履歴データベース150bには、アプリケーション画面を構成する各部品のプロパティ項目について、過去に当該部品の当該プロパティ項目に対して行われた設定値の編集履歴と編集回数、これら情報を分析することによって得られた予測分析結果(例えば、図2では配置座標のプロパティ項目については編集されるごとに「Y座標が+10ずつ増加している」ことが予測分析されている)、1つ前のプロパティ値との相違情報、次の編集におけるプロパティ項目値の予測値、などが登録される。
【0018】
更に画面作成者の手間を減らすために本発明の画面作成装置100では、過去に多く変更されたプロパティが優先されて一覧に表示されるようにして、予測設定値の確認操作ではウィンドウ内で表示されているタブ選択操作や項目が隠れている場合のスクロール操作などの手間と視線の移動距離が大幅に軽減する。そして、この予測設定値が所望のものでない場合に備えて、部品編集履歴データベース150bの分析により作り出された2番目以降の候補設定値の一覧リストが表示されるようにして、予測設定値の変更の手間も大幅に軽減させるようにした。
【0019】
図1における画面作成装置100の構成要素について説明する。画面作成装置100は、画面データを作成するパーソナルコンピュータなどで構成されており、内部に制御部110、メモリ部120、表示部130、データ入力部140a、データ出力部140bを備える。また、画面作成装置100が備えるハードディスクなどで構成される図示しないデータ記憶部内には、アプリケーション画面プロジェクト150a、部品編集履歴データベース150b、部品プロパティ特性データベース150cが設けられている。そして、画面作成装置100上で、アプリケーション画面作成ソフトウェアが実行されることによりアプリケーション画面作成ソフトウェア実行部160が機能する。
【0020】
アプリケーション画面作成ソフトウェア実行部160は、アプリケーション画面プロジェクト150aに格納されているアプリケーション画面プロジェクト編集用画面を実現してアプリケーション画面と画面内の部品を表示部130に表示させるアプリケーション画面編集用画面表示部160aと、既存の部品や新規に部品を配置したときのプロパティ項目の編集の内容あるいは既存画面内の全部品とそのプロパティ設定状態を収集して部品編集履歴データベース150bを自動的に作り出す部品編集履歴データベース作成部160bと、部品編集履歴データベース150bと部品プロパティ特性データベース150cを活用して次回プロパティの設定値として予測される設定値を作り出す部品編集履歴データベース分析部160cと、新規部品を画面に配置する時に機能する新規部品用全プロパティ初期値作成部160dと、既存部品のプロパティ編集時の編集頻度順プロパティ一覧作成部160eと、既存部品内の選択プロパティの編集時の既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部160fと、を備える。
【0021】
次に、アプリケーション画面作成ソフトウェア実行部160が備える各機能手段の動作について説明する。アプリケーション画面編集用画面表示部160aはプログラマブル表示器用のアプリケーション画面を作成する機能を有する。まず、アプリケーション画面編集用画面表示部160aは、アプリケーション画面プロジェクト150aに基づいて部品の集合で構成されるアプリケーション画面を表示部130に表示させて部品のプロパティ編集に関する全般的な操作を行っている。
【0022】
部品編集履歴データベース作成部160bは、データ入力部140aを介して画面作成者によるアプリケーション画面編集用画面表示部160aから渡された部品の編集内容である部品種類、配置座標、プロパティの種類、設定値内容などを、部品編集履歴データベース150bに編集された回数カウントを付け加えて部品の編集履歴を収集する。また、いったん画面上に配置された部品が削除される場合のために、部品編集履歴データベース作成部160bは削除された部品の編集履歴データを削除する機能も有する。
【0023】
更に、部品編集履歴データベース作成部160bは、既存の編集済み作成画面からこの画面内に配置されている全部品について、任意のタイミングにて一括で画面の部品表示順番に部品編集履歴データベース150bへプロパティの設定内容を登録しデータベースを刷新する機能も備える。これにより、他画面のプロパティ設定値による予測分析の影響をなくし、編集する画面の作成パターン即した予測分析をすることができる。また、過去のバージョンのアプリケーション画面作成ソフトウェア実行部160により作成されたアプリケーション画面プロジェクト150aにおいても本発明を利用できるようになる。
以上の部品編集履歴データベース作成部160bの機能によって、部品毎のプロパティ編集時に収集して図2に例示される部品編集履歴データベース150bを作成する。
【0024】
部品編集履歴データベース分析部160cは、収集された部品編集履歴データベース150bから後で説明する新規部品用全プロパティ初期値作成部160d、編集頻度順プロパティ一覧作成部160e、既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部160fより要求される部品のプロパティの予測設定値を分析して要求元に引き渡す機能を備える。
【0025】
まず部品プロパティ特性データベース150cにおける特性について説明する。本発明において、プロパティの特性とは作成される画面に配置される部品について、該部品の種類や該部品のプロパティ項目の設定値の種類、同じ画面に配置される他の部品との関連などを考慮した場合における、該部品のプロパティ項目に設定される値の性質(傾向)を意味する。例えば部品の点灯信号というプロパティ項目の場合、同じ画面の中の同じ部品の点灯信号は異なる信号となる特性を高い確率で持っている。一方、ボタン部品のインタロック信号では、同じ画面の中の同じ部品では同じ信号となる特性を高い確率で持っている。本発明では、プロパティのカテゴリーごとの特性が分析の方向性を決める要因であることを利用して、部品プロパティ特性データベース150cには、画面作成者の意図に即した予測値を導き易くするために予測優先特性パラメータが登録されている。予測優先特性パラメータの例としては、部品配置座標を予測分析する場合にX座標を優先するかY座標を優先するか等、予測分析するに当たって優先する選択を画面作成者が決めるパラメータが挙げられる。これにより、画面作成者の意図や作成中画面特有の意図に沿うよう予測分析をコントロールすることができるため、柔軟な分析を行えるようになる。
【0026】
以上のように部品編集履歴データベース分析部160cにおける分析処理においては、プロパティ値自体のデータ属性を示すカテゴリー特性とプロパティ特性と予測優先特性パラメータで構成される部品プロパティ特性データベース150cにより予測値の出力をコントロールする特徴を備える。この特性による予測分析に加えて、部品編集履歴データベース分析部160cは、PLCのデバイスアドレス部、数値文字や数値データ部の増減幅変化量、設定値の循環規則性を分析し予測設定値を決定する機能も備える。
図3は、部品プロパティ特性データベース150cの例を示している。部品プロパティ特性データベース150cは、部品編集履歴データベース分析部160cを実行する前に全部品についてデフォルトの特性値が提供されているが、予測優先特性パラメータは、アプリケーション画面や該アプリケーション画面に配置される部品の特性を設計する設計者により、任意のタイミングで設定変更が可能となっている。
【0027】
新規部品用全プロパティ初期値作成部160dは、アプリケーション画面編集用画面表示部160aにより画面に新規部品を配置する操作あるいはコピー部品の貼り付け操作がなされたときに実行される処理である。ただし、コピー部品の貼り付け操作においては、新規部品用全プロパティ初期値作成部160dを適用するか、それとも従来の同じ物のコピーとして扱うのかは、アプリケーション画面編集用画面表示部160aのプログラマブルな設定により選択できるようにする。この新規部品用全プロパティ初期値作成部160dでは、部品編集履歴データベース分析部160cを動作させて、部品編集履歴データベース150b内から指定された部品の全プロパティを予測値で設定してアプリケーション画面編集用画面表示部160aへでき上がった新規部品情報を引き渡す。アプリケーション画面編集用画面表示部160aでは、作成中画面の予測配置座標の所に予測値である部品形状、色使いにて表示部130に新規部品を表示させる。
【0028】
編集頻度順プロパティ一覧作成部160eは、アプリケーション画面編集用画面表示部160aより画面に配置された部品のプロパティを確認あるいは編集する操作がなされたときに実行される処理である。編集頻度順プロパティ一覧作成部160eでは、部品編集履歴データベース分析部160cを動作させて、部品編集履歴データベース150b内から「編集された回数カウント」と時系列登録順番データから指定部品の全プロパティを編集頻度の多いプロパティから少ない順、回数が同じ場合は新しい日付順に並べた一覧表示リストと、同じ部品の1つ前の設定プロパティ値または1つ前が存在しない場合はデフォルト設定値と比較して予測値が異なっているか否かの情報の2種類を作成して、アプリケーション画面編集用画面表示部160aへ引き渡す。アプリケーション画面編集用画面表示部160aでは、取得した編集頻度順プロパティ一覧を表示部130にプロパティ変更ダイアログとして表示するが、1つ前の部品の設定プロパティ値と異なっているか否かの情報に従って異なっている設定値の背景色または矩形枠色を同じ所と区別できる色にするか、または、相違のあることを示す注意アイコン形状を付加表示することで画面作成者の視覚的認識度を高めさせる表示の特徴を備える。
【0029】
既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部160fは、アプリケーション画面編集用画面表示部160aより画面に配置された部品のプロパティ変更ダイアログ内の編集頻度順プロパティ一覧表示の中から選択したプロパティ値の変更の為の編集操作がなされたときに実行される処理である。この既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部160fでは、部品編集履歴データベース分析部160cを動作させて、部品編集履歴データベース150b内から指定部品のプロパティ値についてのみ分析して第2番目以降の予測値候補リストを作成して、アプリケーション画面編集用画面表示部160aへ引き渡す。アプリケーション画面編集用画面表示部160aでは、取得した第2番目以降の予測値候補リスト一覧を表示部130に表示させる。
【0030】
以下では、画面作成装置100において実行される各処理の流れをそれぞれのフローチャートを用いて説明する。
図4は、アプリケーション画面作成ソフトウェア実行部160で実行されるアプリケーション画面作成処理の全体の流れを示すフローチャートである。
●[ステップSA01]画面作成者による操作に基づいて、図示しないデータ記憶部などから既存のアプリケーション画面作成内容の読み込み、または新規のアプリケーション画面の作成を行い、表示部130に対してアプリケーション画面の作成用画面を表示する。
●[ステップSA02]画面作成者による操作を検出し、画面作成者が行う編集操作を判定する。編集操作が「新規または既存部品の編集ウィンドウ表示操作」である場合には、ステップSA03へ進み、「既存部品プロパティ値編集操作」である場合にはステップSA07へ進む。また、「プロパティ値変更操作」である場合にはステップSA09へ進み、「終了操作」である場合にはステップSA11へ進む。
【0031】
●[ステップSA03]画面作成者による操作が、新規部品のウィンドウ表示であるか否かを判定する。新規部品の編集ウィンドウ表示である場合にはステップSA04へ進み、そうでない場合にはステップSA05へ進む。
●[ステップSA04]新規部品用全プロパティ初期値作成部160dに指令して、新規部品用全プロパティ初期値作成処理を実行する。
●[ステップSA05]編集頻度順プロパティ一覧作成部160eに指令して、編集頻度順プロパティ一覧作成処理を実行する。
●[ステップSA06]ステップSA05で作成されたプロパティ一覧に基づいて編集対象部品の編集用ウィンドウを表示する。表示の際には1つ前のプロパティ値との相違情報に従った背景色または矩形枠色にて表示部130へと表示し、ステップSA02へ戻る。
【0032】
●[ステップSA07]既存部品プロパティ編集用予測データ作成部160fに指令して、既存部品プロパティ編集用予測データ作成処理を実行する。
●[ステップSA08]ステップSA07で作成した予測データ値に基づいて予測データ値の一覧リストを表示部130へと表示し、ステップSA02へ戻る。
【0033】
●[ステップSA09]部品編集履歴データベース作成部160bに指令して、部品編集履歴データベース作成処理を実行する。
●[ステップSA10]画面作成者の操作に基づいてアプリケーション画面に配置されている部品のプロパティ値を更新し、ステップSA02へ戻る。
●[ステップSA11]作成したアプリケーション画面の作成内容をデータ記憶部に保存し、本処理を終了する。
【0034】
図5は、部品編集履歴データベース作成部160bで実行される部品編集履歴データベース作成処理のフローチャートである。
●[ステップSB01]指令されたデータベース処理の種類を判定する。指令されたデータベース処理が「データベースの刷新」である場合にはステップSB02へ、「編集履歴の登録」である場合にはステップSB09へ、「部品データの削除」である場合にはステップSB12へ進む。
【0035】
●[ステップSB02]部品編集履歴データベース150bに登録されている各部品の部品編集履歴データをクリアする。
●[ステップSB03]プロパティの設定値をデフォルト設定値とした全ての判定基準部品のモデルを用意する。
●[ステップSB04]登録を指定されたアプリケーション画面において表示順に配置されている部品について、部品の表示順に参照し、部品編集履歴データベース150bに編集履歴の登録処理をしていない未登録部品があるか否かを判定する。未登録部品がある場合にはステップSB05へ進み、未登録部品がない場合には本処理を終了する。
【0036】
●[ステップSB05]ステップSB04で見つけた未登録部品のプロパティの設定値は、当該モデル部品のデフォルト設定値と異なるかを判定する。異なる場合にはステップSB06へ進み、一致する場合にはステップSB08へ進む。
●[ステップSB06]ステップSB04で見つけた未登録部品のプロパティの設定値を編集履歴として部品編集履歴データベース150bに登録し、モデル部品のプロパティ値を未登録部品のプロパティ値に差し替える。
●[ステップSB07]登録プロパティの編集回数を+1する。
●[ステップSB08]ステップSB04で見つけた未登録部品の全プロパティ値の履歴の登録が終了したか否かを判定する。終了した場合にはステップSB04へ戻って次の部品の履歴登録へと移行し、終了していない場合にはステップSB05へ戻って履歴登録されていないプロパティの登録へと移行する。
【0037】
●[ステップSB09]登録を指令された部品のプロパティの設定値を編集履歴に登録する。
●[ステップSB10]登録を指令された部品とプロパティ項目が、1つ前に登録された当該部品のプロパティ項目と、異なるか否かを判定する。異なる場合にはステップSB11へ進み、同じ場合は、前回と同じ部品のプロパティ項目の連続登録であるため、本処理を終了する。
●[ステップSB11]登録プロパティの編集回数を+1し、本処理を終了する。
●[ステップSB12]作成中画面から削除された部品の部品編集履歴データを部品編集履歴データベース150bから削除し、本処理を終了する。
【0038】
図6は、既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部160fで実行される既存部品プロパティ値編集用予測データ作成処理のフローチャートである。
●[ステップSC01]部品編集履歴データベース分析部160cの分析により予測されるすべての予測値候補を取得する。
●[ステップSC02]取得した全ての予測値候補に基づいて、既存部品の編集に選んだプロパティの第2番目以降の予測値候補リストを作成する。
【0039】
図7は、新規部品用全プロパティ初期値作成部160dで実行される新規部品用全プロパティ初期値作成処理のフローチャートである。
●[ステップSD01]部品編集履歴データベース分析部160cの分析により予測された全プロパティの初期予測値を取得する。
●[ステップSD02]取得した初期予測値に基づいて、全プロパティの設定値の予測値を初期値に設定した新規部品を作成する。
【0040】
図8は、編集頻度順プロパティ一覧作成部160eで実行される編集頻度順プロパティ一覧作成処理のフローチャートである。
●[ステップSE01]部品編集履歴データベース分析部160cの分析により編集頻度値とプロパティ項目名と1つ前のプロパティ値との相違情報を取得する。
●[ステップSE02]ステップSE01で取得した情報に基づいて、新規部品の編集プロパティに編集頻度順のプロパティ編集一覧を表示するための編集頻度順にプロパティ項目名と相違情報を組にして並び替えたプロパティ一覧を作成する。
【0041】
図9は、部品編集履歴データベース分析部160cで実行される部品編集履歴データベース分析処理のフローチャートである。
●[ステップSF01]指令された分析要求処理の種類を判定する。分析要求が「予測値リストの作成」である場合にはステップSF02へ、「部品の全プロパティ値の予測」である場合にはステップSF03へ、「編集頻度順並び替え」である場合にはステップSF13へ進む。
●[ステップSF02]指定されたプロパティ項目を、分析対象のプロパティ項目とする。
●[ステップSF03]指定された部品の先頭プロパティ項目を、分析対象のプロパティ項目とする。
●[ステップSF04]予測値候補順位を1番目にする。
【0042】
●[ステップSF05]分析対象のプロパティ項目の編集履歴値を部品編集履歴データベース150bから取得する。
●[ステップSF06]分析対象のプロパティ項目について、予測値候補要求n番目の予測値決定処理を実行する。
●[ステップSF07]指令された分析要求処理の種類を判定する。分析要求が「予測値リストの作成」である場合にはステップSF08へ、「部品の全プロパティ値の予測」である場合にはステップSF10へ進む。
【0043】
●[ステップSF08]予測値が決定できたか否かを判定する。予測値が決定できた場合にはステップSF09へ進み、決定できない場合には本処理を終了する。
●[ステップSF09]指定プロパティの予測値候補要求順位をn+1番目に進め、ステップSF06へ戻る。
【0044】
●[ステップSF10]直近のプロパティ値履歴データと予測値の違いの有無を示す相違情報フラグを作成する。
●[ステップSF11]現在分析対象としているプロパティ項目が、指定された部品の最後のプロパティ項目であるか否かを判定する。最後のプロパティ項目である場合には本処理を終了し、最後のプロパティ項目でない場合にはステップSF12へ進む。
●[ステップSF12]指定された部品の分析対象のプロパティ項目を次のプロパティ項目へと進め、ステップSF05へ戻る。
●[ステップSF13]部品編集履歴データベース150bに登録されている指定部品の全プロパティについて、プロパティ項目名と編集回数と1つ前のプロパティ値との相違情報を抽出したリストを作成し、本処理を終了する。
【0045】
図10は、図9におけるステップSF06において実行される処理のフローチャートである。
●[ステップSG01]分析の対象のプロパティ項目のカテゴリーののを判定する。特性が「数値類」である場合はステップSG02へ、特性が「PLCシンボル類」である場合はステップSG03へ、特性が「フラグ・数値コード表記類」である場合はステップSG04へ、特性が「PLCデバイスアドレス類」である場合はステップSG05へ、特性が「色類」である場合はステップSG06へ、特性が「文字類」である場合はステップSG07へ、特性が「其の他必要なカテゴリー類」である場合はステップSG08へ進む。
【0046】
●[ステップSG02]分析対象のプロパティ項目に対して、数値類に関するカテゴリー別予測分析処理を実行する。
●[ステップSG03]分析対象のプロパティ項目に対して、PLCシンボル類に関するカテゴリー別予測分析処理を実行する。
●[ステップSG04]分析対象のプロパティ項目に対して、フラグ・数値コード表記類に関するカテゴリー別予測分析処理を実行する。
●[ステップSG05]分析対象のプロパティ項目に対して、PLCデバイスアドレス類に関するカテゴリー別予測分析処理を実行する。
【0047】
●[ステップSG06]分析対象のプロパティ項目に対して、色類に関するカテゴリー別予測分析処理を実行する。
●[ステップSG07]分析対象のプロパティ項目に対して、文字類に関するカテゴリー別予測分析処理を実行する。
●[ステップSG08]分析対象のプロパティ項目に対して、それぞれのカテゴリー類に応じたカテゴリー別予測分析処理を実行する。
【0048】
図10の分析プロパティ項目の予測値候補要求n番目の予測値を決める処理のステップSG02〜SG08までのカテゴリー別予測分析処理は、それぞれのカテゴリー類に関する設定値の性質に応じて定めることができる。図11は、カテゴリー別予測分析処理の基本的処理内容のフローチャートの例である。なお、図11の処理例における文字部処理(ステップSH02)は、図10におけるPLCシンボル類と文字類のカテゴリー別予測分析処理(ステップSG03,SG07)が該当する。各カテゴリー類の特性で適用される図11のステップSH01,SH02の予測分析処理については、図12の各カテゴリー特性で適用される予測分析処理の一覧を参照されたい。
【0049】
●[ステップSH01]部品プロパティ特性データによる条件を加味しながら抽出した編集履歴プロパティ値群に数値部分があれば等差数列、循環規則を調べ規則性があれば次の数値を予測、なければ直前と同じ数値を予測する。
●[ステップSH02]部品プロパティ特性データによる条件を加味しながら抽出した編集履歴プロパティ値群に文字部分があれば、循環規則を調べ規則性があれば次の数値を予測、なければ直前と同じ数値を予測する。
●[ステップSH03]予測した数値部あるいは文字部の両方があれば、これらを結合した文字列をn番目候補のプロパティ予測値に決定する。また、数値部あるいは文字部の片方ならそれをn番目候補のプロパティ予測値に決定する。予測値が決定できない場合は、その旨を通知する。
【0050】
図13は本実施形態の画面作成装置100の各機能手段の関係を示す機能ブロック図である。なお、図13には図示していない場合、画面作成装置100は表示器、キーボード、プログラム実行メモリ、ファイル記憶ディスク、データ記憶RAM、外部入出力インターフェースなど、装置が動作するために必要とされる構成を備えている。
【0051】
画面作成装置100においては、アプリケーション画面作成ソフトウェア実行部160と、部品編集履歴データベース150bおよび部品プロパティ特性データベース150cとの間では各種データのやり取りが行われ、これらベータベースを管理する部品編集履歴データベース作成部160bと部品編集履歴データベース分析部160cが備えられている。
【0052】
アプリケーション画面編集用画面表示部160aは、アプリケーション画面プロジェクト150aの作成画面を表示器に表示し、表示した作成画面の部品のプロパティを編集すると、部品編集履歴データベース作成部160bによりその編集内容、編集回数などが時系列に部品編集履歴データベース150bへ収集される。
【0053】
次に、アプリケーション画面編集用画面表示部160aが新規部品を作成する場合は、新規部品用全プロパティ初期値作成部160dを使って新規部品を準備するが、この新規部品用全プロパティ初期値作成部160dがさらに、部品編集履歴データベース分析部160cを動作させて全プロパティの設定値の予測を行い、その第一候補値を初期値にした新規部品を作り出して作成中画面の予測位置に配置する。
【0054】
作成中のアプリケーション画面に配置された新規部品のプロパティ設定内容の確認用に編集頻度順プロパティ一覧作成部160eが部品編集履歴データベース分析部160cを動作させてできた編集の頻度順の一覧表示を行う。
【0055】
画面作成者は、この一覧で予測設定値の確認を行うが、所望の設定値で無い場合は、そのプロパティの第2候補以降の設定一覧リストから所望の値を選べるようにしている。このときの第2候補以降の設定値リストは、既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部160fが、部品編集履歴データベース分析部160cを動作させてできたものを表示する。
【0056】
以上のように構成された画面作成装置100により、事前の編集準備操作を行うこと無く、部品プロパティ特性データベースと部品編集履歴データベースの分析により作り出された予測値が新規部品の全プロパティに設定されるため、新規配置時に集中するプロパティ値の設定に関する手間、既設部品のプロパティ値を確認・変更するときの手間が大幅に軽減される。
【0057】
なお、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例にのみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
【符号の説明】
【0058】
100 画面作成装置
110 制御部
120 メモリ部
130 表示部
140a データ入力部
140b データ出力部
150a アプリケーション画面プロジェクト
150b 部品編集履歴データベース
150c 部品プロパティ特性データベース
160 アプリケーション画面作成ソフトウェア実行部
160a アプリケーション画面編集用画面表示部
160b 部品編集履歴データベース作成部
160c 部品編集履歴データベース分析部
160d 新規部品用全プロパティ初期値作成部
160e 編集頻度順プロパティ一覧作成部
160f 既存部品プロパティ値編集用予測データ作成部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13