(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6227730
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】融資契約システム及び融資契約方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/02 20120101AFI20171030BHJP
H04M 3/51 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
G06Q40/02 300
H04M3/51
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-149707(P2016-149707)
(22)【出願日】2016年7月29日
【審査請求日】2016年7月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】399099883
【氏名又は名称】株式会社滋賀銀行
(74)【代理人】
【識別番号】100082083
【弁理士】
【氏名又は名称】玉田 修三
(72)【発明者】
【氏名】川口 忠士
【審査官】
山内 裕史
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−012116(JP,A)
【文献】
特開2005−215889(JP,A)
【文献】
特開2006−215748(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
H04M 3/51
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
融資契約の仮申込みが金融機関によって承認された顧客と金融機関との間で契約内容に関わる契約情報を交わすことに用いられる融資契約システムであって、
仮申込み受付番号と顧客の電話番号及び口座情報とが保存されていて、上記契約情報を保存する記憶手段と、
自動音声案内に接続可能な携帯電話又はスマートフォンでなり、上記自動音声案内に従って顧客保有の口座情報をダイヤル入力することが可能で、かつ、仮申込み受付番号の入力フォームを表示すること及び上記契約内容を表示することが可能な顧客端末と、
上記顧客端末との間で相互に接続が可能で、かつ、上記記憶手段から呼び出した仮申込み受付番号を出力して顧客への仮申込み受付番号の通知をコールセンターに対して促すためのコールセンター端末と、
上記ダイヤル入力に基づく信号で送信された顧客保有の口座情報と上記記憶手段に保存されている口座情報との一致を判定する1回目本人判定ステップ、及び、顧客端末により送信された顧客保有の仮申込み受付番号と上記記憶手段に保存されている上記仮申込み受付番号との一致を判定する2回目本人判定ステップを実行する判定手段と、特定のURLへの接続を顧客に対して促す内容のSMSを上記顧客端末に発信するSMS発信手段と、上記顧客端末に自動音声案内を接続することが可能な自動音声案内発信手段と、を備えたコンピュータとによって構成され、
記憶手段に保存される上記契約情報は、コールセンター端末に表示された入力フォームにコールセンターが入力した契約内容に関する契約情報であり、
当該融資契約システムによって、
上記顧客端末に接続した上記自動音声案内に従って顧客保有の口座情報をその顧客端末でダイヤル入力することを顧客に対して促すことによって口座情報入力催促ステップが実行され、
上記1回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、契約に関する入力フォームをコールセンター端末に表示させて上記契約情報の入力をコールセンターに対して促す契約情報入力ステップが実行され、
上記記憶手段から呼び出した仮申込み受付番号を上記コールセンター端末に出力することによって、顧客への仮申込み受付番号の通知をコールセンターに対して促す通知催促ステップが実行され、
上記URLに接続された上記顧客端末に仮申込み受付番号の入力フォームを送信して表示させることによって、顧客保有の仮申込み受付番号の入力及び送信を顧客に対して促す仮申込み受付番号入力催促ステップが実行され、
上記2回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、上記融資契約システムが、記憶手段から呼び出した上記契約内容を顧客端末に送信して表示させることによって、顧客に対して契約内容の確認を促す契約内容表示ステップが実行されるように構成されていることを特徴とする融資契約システム。
【請求項2】
携帯電話又はスマートフォンでなる顧客端末と、この顧客端末との間で相互に接続が可能なコールセンター端末と、仮申込み受付番号と顧客の電話番号及び口座情報とが保存されている記憶手段とを備え、かつ、顧客保有の口座情報と上記記憶手段に保存されている口座情報との一致、及び、顧客保有の仮申込み受付番号と上記記憶手段に保存されている上記仮申込み受付番号との一致を判定する判定手段と、顧客端末にSMSを発信するSMS発信手段と、を備えたコンピュータを用いて構築されていると共に、上記顧客端末に自動音声案内を接続することが可能な融資契約システムを用い、
顧客と金融機関との間での融資契約の締結を上記顧客端末を介して行う融資契約方法であって、
上記融資契約システムが、上記顧客端末に接続した上記自動音声案内に従って顧客保有の口座情報をその顧客端末でダイヤル入力することを顧客に対して促す口座情報入力催促ステップと、
融資契約システムの上記判定手段が、上記ダイヤル入力に基づく信号で送信された顧客保有の口座情報と上記記憶手段に保存されている口座情報との一致を判定して本人確認を行う1回目本人判定ステップと、
上記1回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、上記融資契約システムが、契約に関する入力フォームをコールセンター端末に表示させることにより顧客の契約情報の入力をコールセンターに対して促す契約情報入力ステップと、
上記融資契約システムが、コールセンターによって上記入力フォームに入力された契約内容に関する契約情報を上記記憶手段に保存する契約情報保存ステップと、
上記融資契約システムが、上記記憶手段から呼び出した仮申込み受付番号を上記コールセンター端末に出力することによって、顧客への仮申込み受付番号の通知をコールセンターに対して促す通知催促ステップと、
上記融資契約システムのSMS発信手段が、上記顧客端末に特定のURLへの接続を顧客に対して促す内容のSMSを発信するSMS発信ステップと、
上記融資契約システムが、上記URLに接続された上記顧客端末に仮申込み受付番号の入力フォームを送信して表示させることによって、顧客保有の仮申込み受付番号の入力及び送信を顧客に対して促す仮申込み受付番号入力催促ステップと、
融資契約システムの上記判定手段が、顧客端末により送信された顧客保有の仮申込み受付番号と上記記憶手段に保存されている仮申込み受付番号との一致を判定して本人確認を行う2回目本人判定ステップと、
上記2回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、上記融資契約システムが、記憶手段から呼び出した上記契約内容を顧客端末に送信して表示させることによって、顧客に対して契約内容の確認を促す契約内容表示ステップと、
上記融資契約システムが、顧客端末から送信された、最終的な確認データをデータベースとして保存する確認データ保存ステップと、
を備えていることを特徴とする融資契約方法。
【請求項3】
上記口座情報入力催促ステップを実行する前に、上記融資契約システムが、上記電話番号を上記記憶手段から呼び出してコールセンター端末に出力することによって、コールセンターから上記顧客への架電をコールセンターに対して促す架電催促ステップを実行する請求項2に記載した融資契約方法。
【請求項4】
上記契約内容表示ステップを実行する前に、上記融資契約システムが、上記顧客端末に理解確認同意フォームを送信して表示させ、契約内容の確認を、本人確認された顧客に対して促す同意確認ステップを実行する請求項2又は請求項3に記載した融資契約方法。
【請求項5】
上記口座情報入力催促ステップにおいてダイヤル入力する顧客保有の口座情報が、顧客の返済用口座に紐付けされたキャッシュカード暗証番号である請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載した融資契約方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、
融資契約の仮申込みが金融機関によって承認された顧客と上記金融機関との上記融資契約の最終締結を携帯電話又はスマートフォンでなる顧客端末を介して行うための融資契約システム
及び融資契約方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、銀行などの各金融機関は、顧客ニーズの多様化に伴って様々な受付けチャンネルを用意して顧客満足度の向上を図り、併せて顧客の囲い込みを図っている。たとえば、融資契約の1つである消費者向け無担保ローン市場においては、貸金業法の改正に伴い同市場のメインプレーヤーは消費者向け金融業者から銀行に変遷している。この状況下で携帯電話やスマートフォンなどの端末の普及が進む中において、無担保ローン受付が可能な様々なチャンネルに対してそれらは顧客にとって非常に有効なアクセスツールになっている。
【0003】
その一方で、無担保ローンのネット申込に関しては、顧客による店頭での手続が必要になることによる煩わしさや、本人確認の方法に問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特になし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、従来の問題点であった煩わしい店頭での手続を経ることなく本人確認ができ、顧客にとっては、自己の携帯電話やスマートフォンといった端末のみを使用して融資契約を完了させることのできる融資契約システム
及び融資契約方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る融資契約システムは、
融資契約の仮申込みが金融機関によって承認された顧客と金融機関との間で契約内容に関わる契約情報を交わすことに用いられる。
【0007】
この融資契約システムは、仮申込み受付番号と顧客の電話番号及び口座情報とが保存されていて、上記契約情報を保存する記憶手段と、自動音声案内に接続可能な携帯電話又はスマートフォンでなり、上記自動音声案内に従って顧客保有の口座情報をダイヤル入力することが可能で、かつ、仮申込み受付番号の入力フォームを表示すること及び上記契約内容を表示することが可能な顧客端末と、上記顧客端末との間で相互に接続が可能で、かつ、上記記憶手段から呼び出した仮申込み受付番号を出力して顧客への仮申込み受付番号の通知をコールセンターに対して促すためのコールセンター端末と、上記ダイヤル入力に基づく信号で送信された顧客保有の口座情報と上記記憶手段に保存されている口座情報との一致を判定する1回目本人判定ステップ、及び、顧客端末により送信された顧客保有の仮申込み受付番号と上記記憶手段に保存されている上記仮申込み受付番号との一致を判定する2回目本人判定ステップを実行する判定手段と、特定のURLへの接続を顧客に対して促す内容のSMSを上記顧客端末に発信するSMS発信手段と、上記顧客端末に自動音声案内を接続することが可能な自動音声案内発信手段と、を備えたコンピュータとによって構成されている。記憶手段に保存される上記契約情報は、コールセンター端末に表示された入力フォームにコールセンターが入力した契約内容に関する契約情報である。
【0008】
そして、当該融資契約システムによって、上記顧客端末に接続した上記自動音声案内に従って顧客保有の口座情報をその顧客端末でダイヤル入力することを
顧客に対して促すことによって口座情報入力催促ステップ
が実行され、上記1回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、契約に関する入力フォームをコールセンター端末に表示させて上記契約情報の入力をコールセンターに対して促す契約情報入力ステップが実行され、上記記憶手段から呼び出した仮申込み受付番号を上記コールセンター端末に出力することによって、顧客への仮申込み受付番号の通知をコールセンターに対して促す通知催促ステップが実行され、上記URLに接続された上記顧客端末に仮申込み受付番号の入力フォームを送信して表示させることによって、顧客保有の仮申込み受付番号の入力及び送信を顧客に対して促す仮申込み受付番号入力催促ステップが実行され、上記2回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、上記融資契約システムが、記憶手段から呼び出した上記契約内容を顧客端末に送信して表示させることによって、顧客に対して契約内容の確認を促す契約内容表示ステップが実行されるように構成されている。
【0009】
この発明によると、1回目と2回目の本人判定ステップを経ることによって、確実に本人を確認することが可能になる。また、本人判定ステップやその他の各ステップが店頭での手続を必要としないので、顧客にとっては店頭で手続をする煩わしさがなくなる。
【0010】
本発明に係る融資契約方法は、
携帯電話又はスマートフォンでなる顧客端末と、この顧客端末との間で相互に接続が可能なコールセンター端末と、仮申込み受付番号と顧客の電話番号及び口座情報とが保存されている記憶手段とを備え、かつ、顧客保有の口座情報と上記記憶手段に保存されている口座情報との一致、及び、顧客保有の仮申込み受付番号と上記記憶手段に保存されている上記仮申込み受付番号との一致を判定する判定手段と、顧客端末にSMSを発信するSMS発信手段と、を備えたコンピュータを用いて構築されている。また、上記顧客端末に自動音声案内を接続することが可能な融資契約システムを用い、顧客と金融機関との間での融資契約の締結を上記顧客端末を介して行う融資契約方法である。
【0011】
そして、上記融資契約システムが、上記顧客端末に接続した上記自動音声案内に従って顧客保有の口座情報をその顧客端末でダイヤル入力することを顧客に対して促す口座情報入力催促ステップと、融資契約システムの上記判定手段が、上記ダイヤル入力に基づく信号で送信された顧客保有の口座情報と上記記憶手段に保存されている口座情報との一致を判定して本人確認を行う1回目本人判定ステップと、上記1回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、上記融資契約システムが、契約に関する入力フォームをコールセンター端末に表示させることにより顧客の契約情報の入力をコールセンターに対して促す契約情報入力ステップと、上記融資契約システムが、コールセンターによって上記入力フォームに入力された契約内容に関する契約情報を上記記憶手段に保存する契約情報保存ステップと、上記融資契約システムが、上記記憶手段から呼び出した仮申込み受付番号を上記コールセンター端末に出力することによって、顧客への仮申込み受付番号の通知をコールセンターに対して促す通知催促ステップと、上記融資契約システムのSMS発信手段が、上記顧客端末に特定のURLへの接続を顧客に対して促す内容のSMSを発信するSMS発信ステップと、上記融資契約システムが、上記URLに接続された上記顧客端末に仮申込み受付番号の入力フォームを送信して表示させることによって、顧客保有の仮申込み受付番号の入力及び送信を顧客に対して促す仮申込み受付番号入力催促ステップと、
融資契約システムの上記判定手段が、顧客端末により送信された顧客保有の仮申込み受付番号と上記記憶手段に保存されている仮申込み受付番号との一致を判定して本人確認を行う2回目本人判定ステップと、上記2回目本人判定ステップを経て本人確認をできた場合に、上記融資契約システムが、記憶手段から呼び出した上記契約内容を顧客端末に送信して表示させることによって、顧客に対して契約内容の確認を促す契約内容表示ステップと、上記融資契約システムが、顧客端末から送信された、最終的な確認データをデータベースとして保存する確認データ保存ステップと、を備えている。
【0012】
本発明に係る融資契約方法では、上記口座情報入力催促ステップを実行する前に、上記融資契約システムが、上記電話番号を上記記憶手段から呼び出してコールセンター端末に出力することによって、コールセンターから上記顧客への架電をコールセンターに対して促す架電催促ステップを実行することが可能である。
【0013】
さらに、
本発明に係る融資契約方法では、上記契約内容表示ステップを実行する前に、上記融資契約システムが、上記顧客端末に理解確認同意フォームを送信して表示させ、契約内容の確認を、本人確認された顧客に対して促す同意確認ステップを実行することが可能である。
【0014】
さらに、
本発明に係る融資契約方法では、口座情報入力催促ステップにおいてダイヤル入力する顧客保有口座情報が、顧客の返済用口座に紐付けされたキャッシュカード暗証番号である、という構成を採用することが可能である。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、本発明によると、店頭での煩わしい手続を必要とすることなく本人確認ができ、顧客にとっては、自己の携帯電話やスマートフォンといった端末のみを使用して融資契約を完了させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態に係る融資契約システムの概略を例示したフロー図である。
【
図2】仮申込の受付番号についての採番保存フロー図である
【
図3】契約情報保存ステップと契約内容表示ステップとを実行するための好ましいプロセスを示したフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態による融資契約システムを
、本発明の実施形態による融資契約方法と併せて説明する。
【0018】
この融資契約システムは、融資契約の仮申込みが金融機関によって承認された顧客と金融機関との間で契約内容に関わる契約情報を交わすことに用いられる。
【0019】
図1は本発明の実施形態に係る融資契約システムの概略を例示したフロー図である。
この融資契約システムは、図1に示した記憶手段10、コールセンター端末30及び顧客端末30と、コンピュータとによって構成されている。
【0020】
上記
顧客端末30は、電話機能とSMS機能とブラウザ機能を有し、かつ、自動音声案内に接続可能な携帯電話又はスマートフォンでなり、上記自動音声案内に従って顧客保有の口座情報をダイヤル入力することが可能で、かつ、仮申込み受付番号の入力フォームを表示すること及び上記契約内容を表示することが可能である。この顧客端末30は、電話機能とSMS機能とブラウザ機能を有する携帯電話又はスマートフォンでなる。この顧客端末30を介して、仮申込がなされた融資契約の事前審査が承認された顧客と金融機関との上記融資契約の最終締結が行われる。
【0021】
上記
記憶手段10は、仮申込み受付番号と顧客の電話番号を含む顧客情報及び口座情報とが保存されている。また、この記憶手段10は、契約内容に関わる上記契約情報を保存することにも用いられる。記憶手段に保存される上記契約情報は、コールセンター端末20に表示された入力フォームにコールセンターが入力した契約内容に関する契約情報である。
【0022】
上記
コールセンター端末20は、顧客端末との間で相互に接続が可能で、かつ、上記記憶手段から呼び出した仮申込み受付番号を出力して顧客への仮申込み受付番号の通知をコールセンターに対して促すことに用いられる。
【0023】
上記
コンピュータは、上記ダイヤル入力に基づく信号で送信された顧客保有の口座情報と上記記憶手段10に保存されている口座情報との一致を判定する1回目本人判定ステップS30、及び、顧客端末10により送信された顧客保有の仮申込み受付番号と上記記憶手段に保存されている上記仮申込み受付番号との一致を判定する2回目本人判定ステップS50を実行する判定手段40と、特定のURLへの接続を顧客に対して促す内容のSMSを上記顧客端末に発信するSMS発信手段と、上記顧客端末10に自動音声案内を接続することが可能な自動音声案内発信手段と、を備えている。
【0024】
当該融資契約システムによって、以下に説明するステップが実行される。
【0025】
図1において、S10は架電催促ステップである。この架電催促ステップS10は、
当該融資契約システムが、記憶手段10から呼び出した顧客情報としての電話番号を
コールセンター端末20に出力することによって、コールセンターから上記顧客への架電を促すプロセスである。この架電催促ステップS10によって顧客に架電することを促されたコールセンターは、上記仮申込時に申請されている顧客端末30に電話を架けることによって、本人確認や契約を実施するための支援のほか、後述する受付番号の通知を行ったりする。
【0026】
次の口座情報入力催促ステップS20は、
当該融資契約システムが、顧客端末に
接続した自動音声案内(IVR)に従って顧客保有
の口座情報をその顧客端末でダイヤル入力することを顧客に
対して促すプロセスである。したがって、上記した電話による本人確認を実施するための支援には、IVRによる顧客保有口座情報のダイヤル入力が必要である旨の口頭通知やダイヤル入力の方法についての口頭説明が含まれるほか、審査が承認された旨の通知なども行われる。
【0027】
口座情報入力催促ステップS20によって顧客保有口座情報を顧客端末でダイヤル入力することを促された顧客が、IVRに従って顧客端末でダイヤル入力すると、そのダイヤル入力に基づいた信号で顧客保有口座情報が送信される。この顧客保有口座情報には、顧客の返済用口座に紐付けされたキャッシュカード暗証番号を採用することができる。
【0028】
ダイヤル入力に基づいた信号で送信された顧客保有口座情報は、判定手段40によって、記憶手段10に保存されている口座情報(キャッシュカード暗証番号)と一致しているか否かが判定される。このプロセスが1回目本人判定ステップS30である。そして、顧客保有口座情報と記憶手段10に保存されている口座情報とが一致した場合に本人であると確認される。
【0029】
S60は契約情報保存ステップである。契約内容の説明が架電催促ステップS10を受けて顧客端末30に架電したときの通話中に行われる。この説明には、借入金額、金利、毎月の返済額、融資実行予定日などが含まれる。そして、契約情報保存ステップS60で顧客とコールセンターとで交わされた契約内容に関わる契約情報を記憶手段に保存する。
【0030】
S40は通知催促ステップである。この通知催促ステップS40では、
当該融資契約システムが、記憶手段10から呼び出した受付番号をコールセンター端末20に出力することにより、コールセンターに顧客への受付番号の通知を促すプロセスである。したがって、コールセンターは、この通知催促ステップS40を受けて、顧客に受付番号を通知する。この通知は、架電催促ステップS10を受けて顧客端末30に架電したときの通話中に行われる。
【0031】
コールセンターから受付番号が電話で通知された顧客は、顧客端末30によって指定された特定のURLから受付番号を送信する。そして、顧客端末から送信された受付番号は、判定手段40によって、記憶手段10に保存されている仮申込の受付番号と一致しているか否かが判定される。このプロセスが2回目本人判定ステップS50である。そして、顧客端末から送信された受付番号と記憶手段10に保存されている受付番号とが一致した場合に本人であると確認される。
【0032】
S70は契約内容表示ステップである。この契約内容表示ステップS70では、顧客端末30に記憶手段10から呼び出した上記契約内容を送信して表示させ、顧客に対し契約内容の確認を促すプロセスである。なお、この契約内容表示ステップS70を実行する前に、
当該融資契約システムが、顧客端末に理解確認同意フォームを送信して表示させ、本人確認された顧客に対し契約内容の確認を促す同意確認ステップS120を実行する。この同意確認ステップS120で契約内容の確認を促された顧客は、個人情報の取扱が記載されている文書データのリンクから文書データをダウンロードすることと、チェック欄にチェックを入れることを行う。この操作により、同意確認した、というデータが送信される。
【0033】
上記契約内容表示ステップS70を受けて、顧客は、電話で確認した契約内容を確認する。具体的には、規約に係る規定、約款の理解確認、個人情報の取扱の同意確認などである。そして、顧客端末から送信された最終的な確認データをデータベースとして保存する確認データ保存ステップS80が実行される。
【0034】
以上で融資契約が完了し、当該融資契約システムが自動で完了を察知し、契約完了通知がファクシミリでコールセンターに送信される。その後、コールセンターは契約書一式を印刷し、契約内容に応じて、融資実行(顧客口座への入金)を行う。また、後日、契約書や返済予定明細などの書類を顧客宛に郵送する。
【0035】
以上により、申込から融資実行に至るまでの融資契約が完全非対面で完了する。
【0036】
図2は仮申込の受付番号についての採番保存フロー図である。同図のように、上記した融資契約システムにおいては、仮申込の受付番号を、採番手段によって振り出して記憶手段10に保存する。
【0037】
図3は上記した契約情報保存ステップS60と契約内容表示ステップS70とを実行するための好ましいプロセスを示したフロー図である。この事例では、上記した1回目本人判定ステップS30を経た後、
当該融資契約システムが、コールセンター端末20に契約に関する入力フォームを表示させることにより、コールセンターに、本人確認された顧客の契約情報の入力を促す契約情報入力ステップS90を実行する。そして、この契約情報入力ステップS90によって本人確認された顧客の契約情報の入力を促されたコールセンターが、契約内容を含む契約情報を記憶手段10に保存して登録する。
【0038】
また、契約の最終締結をインターネットを介して行うために、上記した通知催促ステップS40の実行後に、SMS発信手段50により、特定のURLへの接続を促す内容のSMSを発信するSMS発信ステップS100を実行する。そして、前記URLに接続された顧客端末30に、顧客専用の受付番号の入力フォームを送信して表示させ、顧客にその入力及び送信を促す受付番号入力催促ステップS110を実行する。この受付番号入力催促ステップS110は、
当該融資契約システムが、顧客専用画面でのログインを促すプロセスである。この後、上記した契約内容表示ステップ70を実行する。また、この契約内容表示ステップS70を実行する前に、顧客端末に
理解確認同意フォームを送信して表示させ、本人確認された顧客に対し契約内容の確認を促す同意確認ステップS120を実行する。この同意確認ステップS120で契約内容の確認を促された顧客は、個人情報の取扱が記載されている文書データのリンクから文書データをダウンロードすることと、チェック欄にチェックを入れることを行う。この操作により、同意確認した、というデータが送信される。
【符号の説明】
【0039】
10 記憶手段
20 コールセンター端末
30 顧客端末
40 判定手段
50 SMS発信手段
S10 架電催促ステップ
S20 口座情報入力催促ステップ
S30 1回目本人判定ステップ
S40 通知催促ステップ
S50 2回目本人判定ステップ
S60 契約情報保存ステップ
S70 契約内容表示ステップ
S80 確認データ保存ステップ
S90 契約情報入力ステップ
S100 SMS発信ステップ
S110 受付番号入力催促ステップ
S120 同意確認ステップ
【要約】
【課題】顧客端末のみを使用して融資契約を完了させる
【解決手段】顧客への架電を促す架電催促ステップS10と、顧客保有口座情報を入力することを促す口座情報入力催促ステップS20と、顧客保有口座情報と記憶手段に保存されている口座情報との一致を判定して本人確認を行う1回目本人判定ステップS30と、コールセンターに顧客への受付番号の通知を促す通知催促ステップS40と、顧客端末30により送信された受付番号と記憶手段10に保存されている受付番号との一致を判定して本人確認を行う2回目本人判定ステップS50と、契約情報を記憶手段に保存する契約情報保存ステップS60と、顧客端末30に記憶手段10から呼び出した契約内容を送信して表示させ、顧客に対し契約内容の確認を促す契約内容表示ステップS70と、最終的な確認データをデータベースとして保存する確認データ保存ステップS80と、を含む。
【選択図】
図1