【実施例1】
【0031】
本発明の
実施例1のマーキング部材M
1 が、
図1ないし
図5に示されている。マーキング部材M
1 は、呼径の異なる多種類の管Pの接続代の端部の位置(接続代端)を定めて、当該位置にマーキングするための部材である。マーキング部材M
1 は、樹脂により形成されて、短尺平板状のマーキング部材本体D
1 と、当該マーキング部材本体D
1 を管Pの端面に係止させるべく、当該マーキング部材本体D
1 の長手方向の端部に裏面11の側に突設された管端係止端部E
1 と、前記マーキング部材本体D
1 の裏面側に、幅方向に所定間隔をおいて長手方向の全長に亘って形成された計3本の管外面当接突条T
1a,T
1b, T
1cとを備えている。計3本の管外面当接突条T
1a,T
1b, T
1cは、管端係止端部E
1 を管Pの端面に係止させて、当該管Pに対してマーキング部材M
1 を宛てがった状態で、1本又は隣接する2本が管Pの外周面における周方向に沿ってずれた複数の位置で当接可能である。管外面当接突条T
1a,T
1cは、排水管に対して使用され、管外面当接突条T
1b, T
1cは、給水管に対して使用される。管Pは、給水塩ビ管(HI・TS)から成り、用途からして給水管と排水管とがあって、マーキング部材M
1 は、給水管及び排水管の双方の接続代端を特定して、マーキング可能である。なお、符号(P)は、管を一般的に表示するものであって、呼径を特定して管を表示する場合には、呼径を併用する。例えば、呼径(50)の管は、P(50)のように表示する。
【0032】
計3本の管外面当接突条T
1a,T
1b, T
1cのうち管外面当接突条T
1a, T
1bの2本は、マーキング部材本体D
1 の幅方向の両端部に形成され、残りの1本の管外面当接突条T
1cは、当該マーキング部材本体D
1 の幅方向の中央に形成されている。両端部の2本の管外面当接突条T
1a, T
1b
1 の外側面は、マーキング部材本体D
1 の側面と同一面となっている。管外面当接突条T
1a,T
1b, T
1cの突設高さ(Ht)〔
図3参照〕は、管端係止端部E
1 が管の端面に係止可能なように、当該管端係止端部E
1 の突設高さ(He)よりも遥かに低い(小さい)。管外面当接突条T
1a,T
1cは、排水管に対して使用され、管外面当接突条T
1b, T
1cは、給水管に対して使用される。マーキング部材本体D
1 の表面12の側の幅方向の両端部は、管Pにマーキング部材M
1 を宛てがわれた状態で、作業者の一方の手の指先で押さえ付けられるように、当該管Pの外周面に漸次近付くような傾斜面13に形成されている。別の表現では、マーキング部材本体D
1 の幅方向の両端部は、表面側において「大きな面とり状」に形成されているとも言える。
【0033】
マーキング部材本体D
1 の表面12には、給水管及び排水管の双方の管の呼径に対する接続代端の位置、即ち、管外周面に対するマーキング位置を表示する各マーキング位置指標部As,Aeが形成されている。呼径が同一である場合には、排水管は、給水管に比較して短い管継手が使用されて、同一の呼径の管に対してマーキング位置が異なるので、マーキング部材本体D
1 の表面12を幅方向に沿って二分割した各部分に、それぞれ給水管及び排水管のマーキング位置指標部As,Aeが独立して形成されている。マーキング部材本体D
1 の表面12と、その幅方向の両端部の各傾斜面13との境界には境界線14が形成されて、マーキング位置指標部As,Aeは、前記境界線14と交差する短い線分15a又は折れ曲り線分15bと、当該各線分15a,15bの内側に表示された呼径の数字とで形成される。各線分15a,15b及び呼径を表示する数字は、いずれも凸の刻印により表示されており、当該凸の刻印は、作業者の一方の手でマーキング部材本体D
1 を管Pの外周面に押し付ける際の指先に対する抵抗となって指先が滑りにくくなる。このため、凸の刻印の存在によって、管Pに対してマーキング部材M
1 を滑ることなく、しっかりと保持できる利点がある。また、マーキング位置指標部As,Aeの刻印は、凸に替えて凹にすることも可能である。なお、
図1及び
図2において、16は、マーキング部材M
1 を紐類によって作業者の腰に吊り下げておく際に、当該紐類を通す通し孔を示す。
【0034】
そして、上記したマーキング部材M
1 を使用して、排水用の呼径(50)の管P(50)の接続代端をマーキングするには、以下のようにして行う。即ち、
図1及び
図3に示されるように、マーキング部材M
1 の管端係止部E
1 を管P(50)の端面Paに係止させて、マーキング部材本体D
1 の裏面11の側の幅方向の一端部に突設された管外面当接突条T
1aを管P(50)の外周面に当接させる。これにより、管P(50)の外周面に対してマーキング部材本体D
1 は、上記した管外面当接突条T
1aと、当該管外面当接突条T
1aに隣接する別の管外面当接突条T
1cの各部分において当接する。即ち、管P(50)の外周面に対してマーキング部材本体D
1 は、横断面視において周方向にずれた2つの各当接点Q
11, Q
12において当接する。このように、マーキング部材M
1 の管端係止部E
1 を管P(50)の端面Paに係止させて、マーキング部材本体D
1 を管P(50)の外周面に当接させると、当該マーキング部材本体D
1 は、管P(50)の外周面における周方向に沿ってずれた2つの各当接点Q
11, Q
12に当接し、しかも当該各当接点Q
11, Q
12は、管軸方向に沿ってはマーキング部材本体D
1 の長さだけ連続して存在するので、従来のマーキング部材のように、周方向の1点のみで当接する場合に比較して、管P(50)に対するマーキング部材M
1 の保持の安定性が飛躍的に高められる。
【0035】
このため、
図4のようにして、管P(50)の外周面に対してマーキング部材M
1 を上記したようにして宛てがって、作業者の一方の手により管P(50)に対してマーキング部材M
1 をしっかり保持した状態で、特に、一方の手の指先で傾斜面13を押し付けた状態で、マーキングペンBのペン先を
排水管用のマーキング位置指標部Asの呼径(50)の部分に充てがって、そのペン先により管P(50)の外周面に周方向に沿ってマーキング線Kを施す。管P(50)に対するマーキング部材M
1 の保持の安定性が高いために、マーキング時において、管P(50)が横滑りすることなく、管P(50)の外周面の正規の位置にマーキング線Kを正確に表示できる。マーキング時において、マーキング部材本体D
1 の傾斜面13の部分まで、マーキング位置指標部As(Ae)を構成する線分15a又は折れ曲り線分15bまで刻印されているため、管P(50)の呼径に対応したマーキング位置を誤りなく探すことができる。
【0036】
また、
図5は、呼径(30)の管P(30)に対してマーキング部材M
1 が宛てがわれた状態の横断面図であって、管P(50)に比較して外径が小さくなるために、管P(30)の外周面に対してマーキング部材本体D
1 は、管外面当接突条T
1aと、マーキング部材本体D
1 の裏面11における隣接する2つの管外面当接突条T
1a,T
1cの中間点との周方向に沿ってずれている横断面視で2つの当接点Q
11, Q
13において当接する。よって、管P(30)に対するマーキング部材M
1 の「宛がい状態」の安定性が高められる。
【0037】
そして、管Pとして給水管及び排水管の双方を考慮した場合には、
図6に示されるように、呼径の大きな管Pでは、マーキング部材本体D
1 の裏面11に形成された隣接する2つの管外面当接突条T
1a,T
1c(T
1b,T
1c) が、横断面視で管Pの外周面の周方向にずれた2点において、管Pに対してマーキング部材M
1 が当接する。一方、呼径の小さな管Pでは、マーキング部材本体D
1 の裏面11の幅方向の端部に形成された管外面当接突条T
1a(T
1c) と、マーキング部材本体D
1 の裏面11における隣接する2つの管外面当接突条T
1a,T
1c(T
1b,T
1c) の中間点とが、横断面視で管Pの外周面の周方向にずれた2点において、管Pに対してマーキング部材M
1 が当接することになって、いずれの場合においても、管Pに対するマーキング部材M
1 の「宛がい状態」の安定性が高められる。
【0038】
なお、給水管に対してマーキングする場合には、マーキング部材M
1 の各管外面当接突条T
1b,T
1c及び裏面11における各管外面当接突条T
1b,T
1cの間の平面部の計3つの部分から選択された2つの部分を使用して、上記した排水管の場合と同様にして行う。
【0039】
(
参考例1)
次に、
図7を参照して、
参考例1のマーキング部材M
2 について説明する。マーキング部材M
2 は、横断面が円弧状をした短尺わん曲板状のマーキング部材本体D
2 の長手方向の一端部に、管Pの端面に係止する管端係止部E
2 が裏面21の側に向けて突設された構成である。マーキング部材本体D
2 の円弧面状をした裏面21の曲率半径Rは、最小呼径の管の外径の半分よりも小さくなっていて、裏面21の幅方向の両端縁は、マーキング対象となる全ての管Pの外周面における周方向にずれた2箇所において線状に当接する管外面当接部T
2a, T
2bとなる。マーキング部材本体D
2 の表面22には、呼径の異なる他種類の管のマーキング位置を指標するマーキング位置指標部(図示せず)が設けられる。マーキング部材M
2 は、マーキング部材本体D
2 に対して管外面当接部を別途設けることなく、当該マーキング部材本体D
2 の横断面形状のみによって、管外面当接部を形成できる利点がある。なお、
図7(b)において、Cは、マーキング部材本体D
2 の裏面21の円弧面の中心を示す。
【0040】
よって、呼径の異なる全ての管Pの端面Paにマーキング部材M
2 の管端係止部E
2 を係止させて、当該管Pに対してマーキング部材M
2 を宛てがうと、当該マーキング部材M
2 の裏面21の幅方向の両端縁に形成された各管外面当接部T
2a, T
2bが、呼径の異なる全ての管Pの外周面における幅方向にずれた2箇所に当接する。このため、管Pに対するマーキング部材M
2 の「宛がい状態」が安定化して、マーキング作業を安定した状態で正確に行える。
【0041】
なお、マーキング部材M
2 において、マーキング部材本体D
2 の裏面21の横断面形状は、円弧状である必要はなく、一般の弧状(わん曲面形状)であってもよく、更に、横断面視で弧状に形成する必要があるのは、マーキング部材本体D
2 の裏面21のみであって、表面22は、弧状である必要はない。
【0042】
(
参考例2)
次に、
図8及び
図9を参照して、
参考例2のマーキング部材M
3 について説明する。マーキング部材M
3 は、短尺平板状のマーキング部材本体D
3 の長手方向の一端部に管端係止部E
3 が裏面31の側に向けて突設され、マーキング部材本体D
3 の裏面31の幅方向の中央部には、長手方向(管Pに対してマーキング部材M
3 を宛てがった状態では、管軸方向)に沿って細長比の大きな断面方形状の凹部1が形成されて、当該凹部1と交差するようにして多数のマーキング位置表示用貫通孔G
1 〜G
5 が、マーキング部材本体D
3 の幅方向に沿って形成されている。貫通孔G
3 は、2つの方形がずれて連続されている変則的な形状である。各貫通孔G
1 〜G
5 の全体形状は、細長比の大きな方形状であって、各貫通孔G
1 〜G
5 におけるマーキング部材本体D
3 の長手方向に沿って対向する各端縁は、マーキング位置指標部(A
31a,A
31b,A
32a,A
32b,A
33a,A
33b,A
33a', A
33b', A
34a,A
34b,A
35a,A
35b)を形成している。
【0043】
このため、管Pの端面に管端係止部E
3 を係止させて、当該管Pにマーキング部材M
3 を宛てがうと、前記凹部1の幅方向の各端縁は、管Pの外周面の周方向にずれた2箇所に当接して、管Pに対してマーキング部材M
3 が安定して保持される。この点において、前記凹部1の幅方向の各端縁は、管外面当接部T
3a, T
3bとして機能する。前記凹部1の深さ(F)〔
図8(b)参照〕は、対応する他種類の呼径の管のうち、最小径の管の外周が当該凹部1の底面に当接しないか、或いは、最小径の管の外周が底面に当接する場合には、同時に管外面当接部T
3a, T
3bとに当接していれば問題はない。換言すると、管の外周が凹部1の底面と管外面当接部T
3a, T
3bとの3点に同時に当接していれば、問題はない。
【0044】
そして、
図9に示されるように、管Pに対してマーキング部材M
3 を宛てがった状態において、当該管Pの呼径に対応するマーキング位置指標部が描かれている貫通孔G
1 〜G
5 の対向する端縁のいずれか一方に沿ってマーキングペンBのペン先を移動させて、管Pの外周面に対してマーキング線Kを施す。
【0045】
(
参考例3)
次に、
図10を参照して、
参考例3のマーキング部材M
4 について説明する。マーキング部材M
4 は、マーキング部材本体D
3 の長手方向に沿って凹部1を形成することにより、その幅方向の両端縁を管外面当接部T
3a, T
3bとした
参考例2のマーキング部材M
3 において、前記凹部1に替えて、マーキング部材本体D
4 の裏面における管端係止部E
4 から最も離れた部分に、幅方向に沿って対向させて一対の断面方形状の管外面当接部材2を一体に設けて、当該一対の管外面当接部材2の内側の対向する角縁を管外面当接部T
4a, T
4bとした構成である。一対の管外面当接部材2の高さ(J)は、最小の呼径の管を宛てがった状態で、当該管がマーキング部材本体D
4 の裏面41に当接しないことが望ましい。しかし、最小の呼径の管の外周が前記各管外面当接部T
4a, T
4bとマーキング部材本体D
4 の裏面41との計3点に同時に当接することを条件として、最小の呼径の管の外周は、前記裏面41に当接しても構わない。
【0046】
また、マーキング位置指標部に関しては、
参考例2のマーキング部材M
3 と同様であって、マーキング部材本体D
4 に多数の貫通孔G
1 〜G
5 が形成されて、当該各貫通孔G
1 〜G
5 におけるマーキング部材本体D
4 の長手方向に沿って対向する各端縁がマーキング位置指標部を構成している。また、マーキング部材本体D
4 の表面42には、マーキング位置指標部に対応した呼径の数字が表示される。
【0047】
(
参考例4)
次に、
図11を参照して、
参考例4のマーキング部材M
5 について説明する。マーキング部材M
5 は、
参考例3のマーキング部材M
4 において、一対の管外面当接部材2に替えて、マーキング部材本体D
5 の裏面51の幅方向の中央部に、断面が極めて緩やかなV字状となる一対の管外面当接面T
5a, T
5bを形成したものであって、残りの構成は、
参考例3のマーキング部材M
4 と同一である。管P(40),P(150)は、それぞれ各管外面当接面T
5a, T
5b上の2点である当接点Q
51a,Q
51b(Q
52a,Q
52b)において当接する。即ち、マーキング部材M
5 によれば、全ての呼径の管(P)において、周方向にずれた2箇所において、管(P)の外面に対してマーキング部材本体D
5 の裏面は、管軸方向に沿って直線状に連続して当接するので、管(P)の外面に対するマーキング部材M
5 の保持の安定性が一層に高められる。なお、
図11において、52は、マーキング部材本体D
5 の表面を示し、呼径の数字が表示される。
【0048】
参考例4のマーキング部材M
5 では、呼径(サイズ)の小さな管では、緩やかなV字状をした管外周当接面T
5a,T
5bに当接して、その当接点Q
52a,Q
52b は、管の呼径により変化する。しかし、特定の呼径を超える大きなサイズの管では、緩やかなV字状をした管外周当接面T
5a,T
5bと、当該管外周当接面T
5a,T
5bに接続するフラット面(平面)との交差するエッジ部である横断面視での当接点Q
52a,Q
52b に常に当接して、当接点は変化しない点に特徴を有している。
【0049】
(
参考例5)
次に、
図12を参照して、
参考例5のマーキング部材M
6 について説明する。マーキング部材M
6 は、
参考例3のマーキング部材M
4 において、多数の方形状の貫通孔G
1 〜G
5 におけるマーキング部材本体D
4 の長手方向に沿って対向する各管端縁をマーキング位置指標部にする構成に替えて、マーキング部材本体D
6 の幅方向に沿って形成された多数のスリット状の貫通孔をマーキング位置指標孔A
6 としたものである。なお、
図12において、61,62は、それぞれマーキング部材本体D
6 の裏面及び表面を示し、表面62には、呼径の数字が表示される。
【0050】
(
参考例6)
次に、
図13を参照して、
参考例6のマーキング部材M
7 について説明する。マーキング部材M
7 は、短尺平板状のマーキング部材本体D
7 の長手方向の一端部に管端係止部E
7 が裏面71の側に向けて突設され、当該マーキング部材本体D
7 の裏面71における長手方向に沿って管端係止部E
7 の反対側に近い端部であって、しかも幅方向に沿って一方の端部に、管Pの外周面に当接する半球状の管外面当接突起T
7 が設けられた構成である。なお、マーキング部材本体D
7 の表面72には、マーキング位置指標部が表示される。
【0051】
このため、管Pの端面に管端係止部E
7 を係止させて、マーキング部材M
7 を管Pに宛てがうと、マーキング部材本体D
7 は、横断面視において、半球状の管外面当接突起T
7 の当接点Q
71と、マーキング部材本体D
7 の裏面71の当接点Q
72との管Pの外周面の周方向にずれた2点において、管Pの外周面に当接する。半球状の管外面当接突起T
7 に対する当接点Q
71は、点状であるが、マーキング部材本体D
7 の裏面に対する当接点Q
72は、線状である。このように、管Pの外周面に対してマーキング部材本体D
7 は、横断面視において、管Pの外周面の周方向にずれた2箇所で当接するため、管Pに対するマーキング部材M
7 の「宛がい状態」が安定化する。
【0052】
(
参考例7)
図14に示される
参考例7のマーキング部材M
8 は、
参考例6のマーキング部材M
7 に対して、複数の管外面当接突起T
8 がマーキング部材本体D
8 の長手方向に沿って所定間隔をおいて設けられている構成のみが異なる。マーキング部材M
8 によれば、管Pの外周面に対してマーキング部材本体D
8 は、管Pの外周面の周方向に沿ってずれた2箇所の当接点Q
81,Q
82において、線状又は破線状に当接するために、上記した「宛がい状態」が一層に安定化する。なお、マーキング部材M
8 の他の構成に関しては、マーキング部材M
7 に対応する部分に、「添字」のみ異なる符号を付して図示のみ行う。なお、
図14において、82は、マーキング部材本体D
8 の表面を示す。
【0053】
(
参考例8)
図15に示される
参考例8のマーキング部材M
9 は、
参考例7のマーキング部材M
8 において、複数の管外面当接突起T
8 を連続させて管外面当接突条T
9 にした構成が異なるのみである。管Pの外周面に対してマーキング部材本体D
9 は、管Pの外周面の周方向に沿ってずれた2箇所の当接点Q
91,Q
92において、いずれも線状に当接する。なお、マーキング部材M
9 の他の構成に関しては、マーキング部材M
8 に対応する部分に、「添字」のみ異なる符号を付して図示のみ行う。なお、
図15において、91、92は、マーキング部材本体D
9 の裏面及び表面を示す。