特許第6227761号(P6227761)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6227761
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】乳幼児用ビデ
(51)【国際特許分類】
   A47K 3/034 20060101AFI20171030BHJP
   A47K 3/12 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
   A47K3/034
   A47K3/12
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-516439(P2016-516439)
(86)(22)【出願日】2014年5月16日
(65)【公表番号】特表2016-524502(P2016-524502A)
(43)【公表日】2016年8月18日
(86)【国際出願番号】KR2014004416
(87)【国際公開番号】WO2014193108
(87)【国際公開日】20141204
【審査請求日】2015年12月4日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0062014
(32)【優先日】2013年5月30日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515328783
【氏名又は名称】キム、チュ ジン
(74)【代理人】
【識別番号】100129997
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 米藏
(72)【発明者】
【氏名】キム、チュ ジン
【審査官】 油原 博
(56)【参考文献】
【文献】 実公昭41−013708(JP,Y1)
【文献】 登録実用新案第3037572(JP,U)
【文献】 韓国登録実用新案第20−0441036(KR,Y1)
【文献】 特開2001−169951(JP,A)
【文献】 実開平03−037982(JP,U)
【文献】 韓国公開実用新案第20−2012−0000742(KR,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 3/024、3/034
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定の長さを有する背中支持部100、前記背中支持部100と所定の角度をなす載置部200、前記背中支持部100と載置部200を連結して凹凸にへこんだ尻載置部300を備えて椅子形態に形成された本体(A)で構成され、前記本体(A)は、浴槽10に傾くように設置され、乳児を寝かせた状態で洗うことができ、
前記尻載置部300の中央には、長さ方向に沿って貫通した排出口310が形成され、前記排出口310から洗浄後の異物が容易に排出され、
前記背中支持部100の外面には、外部に向かって突出する係止突起110が形成され、前記本体(A)を傾けたときに、前記係止突起110が浴槽10の上端に引っ掛かり、前記本体(A)が傾いた状態で固定され、
前記係止突起110は、多数が備えられて所定の間隔に配置され、前記本体(A)が傾く角度に合わせて固定されることを特徴とする乳幼児用ビデ。
【請求項2】
前記尻載置部300の底面には、一定の長さを有する支持部材400が形成され、前記本体(A)が浴槽10の底面から一定の高さを有するように固定設置されることを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用ビデ。
【請求項3】
前記支持部材400は、一端が前記本体(A)とヒンジ結合する支持台410と、前記支持台410の他端に形成された吸着盤420を含むことを特徴とする、請求項2に記載の乳幼児用ビデ。
【請求項4】
前記載置部200の中央には、長さ方向に沿って上向きに突出した滑り止め突起210が形成され、乳児の股部分が前記滑り止め突起210に挟まるようになることを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用ビデ。
【請求項5】
前記本体(A)の両側には、前記本体(A)から延長して内側に向かって屈折する翼部500が形成され、乳児が前記本体(A)から滑落しないようにすることを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用ビデ。
【請求項6】
前記尻載置部300から延長形成された翼部500は、前記背中支持部100から延長形成された翼部500よりも低く形成されることを特徴とする、請求項5に記載の乳幼児用ビデ。
【請求項7】
前記背中支持部100の外面には、外部に向かって突出する係止突起110が形成され、前記本体(A)を傾けたときに、前記係止突起110が浴槽10の上端に引っ掛かり、前記本体(A)が傾いた状態で固定されることを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用ビデ。
【請求項8】
前記背中支持部100の内側上部には凹凸に形成された頭パッド600が備えられ、前記頭パッド600の後面には吸着盤610が形成され、前記背中支持部100から取り外しが可能であることを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用ビデ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は乳幼児用ビデに関し、より詳細には、乳児のお尻を簡単かつ清潔に洗うことができる乳幼児用ビデに関する。
【背景技術】
【0002】
新生児を含む乳児は、一般的には大人に比べて大小便の回数が多く、免疫力が弱いため頻繁に沐浴させなければならない。特に、おむつを着けた状態で大小便をするため、すぐに洗わなければ乳児のお尻に大小便がこびり付き、乳児の健康を害する恐れもある。
【0003】
新生児のように自ら体を支えることのできない乳児を沐浴させるときには、乳児の背中と首を片方の手で支え、もう片方の手で乳児を洗わなければならないため、下手をすると乳児を落としてしまう危険がある上に、片手だけで乳児をしっかりと洗うのは簡単なことではない。
【0004】
したがって、このような問題を解決するために、乳児を座らせた状態で両手を使って簡単に沐浴させることができる器具が必要となり、大韓民国登録実用新案公報第20−0178060号(以下、「引用発明」とする)によって乳児用沐浴椅子が提案された。
【0005】
引用発明は、図1に示すように、両側面に沐浴椅子脚26が延長形成され、下面には滑り止め部材48が形成され、内面が身体の屈曲に合うように流線形に構成されたフレーム4と、前記フレーム4の上側に形成されて頭をのせる頭部載置面12と、その両側面に内側に屈折した頭部側面支持部13が形成された頭部載置部10と、前記頭部載置部10の下部両側に形成された肘掛け部20と、乳児の体の大きさに応じてその高低を調節することができる高さ調節部30とで構成される。
【0006】
前記引用発明は、乳児の首と背中などを支えることができ、乳児を座らせた状態で両手を使って簡単に沐浴させることができ、前記高さ調節部30によって乳児の体の大きさに合うように変更して使用することができる。
【0007】
しかし、引用発明は、椅子に乳児を座らせた状態で沐浴させるため、乳児のお尻が前記フレーム4と接触することから、乳児のお尻についている大小便が前記フレーム4にそのままついてしまうため、乳児をきれいに沐浴させることが困難であるという問題がある。
【0008】
さらに、乳児の股間に位置する高さ調節部30が乳児の滑落を防ぐ役割をなすが、新生児のように自ら体を支えることのできない乳児の場合、前記高さ調節部30によって全身を支えるには相当な無理がかかるようになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上述したような問題点を解決するために案出されたものであって、乳児のお尻についている大小便が沐浴椅子につくことを最小限に抑えて清潔な状態を維持し、乳児の背中と首はもちろん、お尻を心地よくのせ、乳児が滑落しないため両手で安全に乳児を洗うことができる乳幼児用ビデを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するために、本発明である乳幼児用ビデは、一定の長さを有する背中支持部、前記背中支持部と所定の角度をなす載置部、前記背中支持部と載置部を連結して凹凸にへこんだ尻載置部を備えて椅子形態に形成された本体で構成され、前記本体は、浴槽に傾くように設置され、乳児を寝かせた状態で沐浴させることができ、前記尻載置部の中央には長さ方向に沿って貫通した排出口が形成され、前記排出口から洗浄後の異物が容易に排出されるようにすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、尻載置部を凹凸に形成することによって乳児のお尻を心地よく本体にのせることができ、前記本体を所定の傾きを有するように浴槽に設置できることにより、乳児を沐浴させるときの滑落を防ぎ、かつ乳児の安全を保障することができる。
【0012】
また、前記尻載置部には、中央に長さ方向に沿って貫通した排出口が形成されているため、お尻に大小便がついている乳児を座らせても、前記本体に大小便がつくことを最小限に抑えることができるのはもちろん、乳児を洗った後の水や異物が前記排出口から容易に排出されるため乳児をきれいに洗うことができ、特に、大小便がついている乳児のお尻を簡単に洗うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】従来の乳児用沐浴椅子の構造を示した斜視図である。
図2】本発明に係る乳幼児用ビデの構造を示した斜視図である
図3】本発明に係る乳幼児用ビデの構造を示した側断面図である。
図4】本発明に係る乳幼児用ビデに頭パッドを結合した構造を示した斜視図である。
図5】本発明に係る乳幼児用ビデを浴槽に設置した状態を示した例示図である。
図6】本発明に係る乳幼児用ビデに乳児を座らせた状態を示した例示図である。
図7(a)(b)は、本発明に係る乳幼児用ビデに座った乳児のお尻を洗っている状態を示した例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明では、乳児のお尻についている大小便が沐浴椅子につくことを最小限に抑えて清潔な状態を維持し、乳児の背中と首はもちろん、お尻を心地よくのせ、乳児が滑落しないため両手で安全に乳児を洗うことができるように、一定の長さを有する背中支持部、前記背中支持部と所定の角度をなす載置部、前記背中支持部と載置部を連結して凹凸にへこんだ尻載置部を備えて椅子形態に形成された本体で構成され、前記本体は、浴槽に傾くように設置され、乳児を寝かせた状態で洗うことができ、前記尻載置部の中央には長さ方向に沿って貫通した排出口が形成され、前記排出口から洗浄後の異物が容易に排出されることを特徴とする乳幼児用ビデを提案する。
【0015】
本発明の権利範囲は、以下で説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的要旨を逸脱しない範囲内で、当該技術分野における通常の知識を有する者によって多様に変形されて実施されてもよい。
【0016】
以下、本発明である乳幼児用ビデについて、添付の図2図7を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
本発明である乳幼児用ビデは、基本的に、背中支持部100、載置部200、および前記背中支持部100と載置部200を連結する尻載置部300を備えて椅子形態に形成された本体(A)で構成され、それぞれの構成が一体に形成されて前記本体(A)を構成できることはもちろん、それぞれの構成が個別に製作され、それらを結合して前記本体(A)を構成してもよい。また、本発明は、乳児を沐浴させるときに使用するものであることから、前記本体(A)は防水素材で形成されることが好ましいが、これに限定されることはない。以下では、前記本体(A)に乳児を座らせたときに直接に触れる部分を内側と称し、その反対部分を外側と称する。
【0018】
前記本体(A)の両側には、図2に示すように、前記本体(A)から延長して内側に向かって屈折する翼部500が形成されてもよいが、このとき、前記本体(A)は、全体的に凹凸な形態をなす。したがって、乳児は、前記本体(A)によって包み込まれるため、便宜性と安全性が向上する。
【0019】
前記本体(A)は、上述したように、背中支持部100、載置部200、および尻載置部300を備え、位置に応じて屈折する程度および高さを異にしてもよい。一例として、前記背中支持部100から延長形成された翼部500の場合、前記背中支持部100に対して鈍角に屈折するように形成することにより、乳児を前記本体(A)に容易に座らせることができるのはもちろん、沐浴後に乳児を容易に抱き上げることができる。
【0020】
他の一例として、前記尻載置部300から延長して形成された翼部500の場合、前記背中支持部100から延長して形成された翼部500よりも、その高さが低く形成されてもよい。以下で説明する排出口310が、座った乳児のお尻によって一定の部分が塞がる場合、前記尻載置部300から延長して形成された翼部500の高さを低く形成することにより、一定量以上の水が容易に外部に流れ出るようになる。したがって、乳児のお尻を洗った後に出る汚染水によって他の身体部位が汚染されることを防ぐことができる。
【0021】
背中支持部100は、図2および図3に示すように、一定の長さを有する板形態で形成され、乳児の背中と頭を支える役割をなし、前記背中支持部100の内部は、乳児の身体構造を反映して屈折した形態で形成されるため、乳児に快適な座り心地を与えることができる。
【0022】
前記背中支持部100の内側上部には、図4に示すように、凹凸に形成された頭パッド600が備えられてもよい。前記頭パッド600を凹凸に形成することにより、乳児の頭と首が心地よく支えられ、沐浴時に安心感を与える。一方、前記頭パッド600は、図4に示すように円形で形成されてもよいが、これに限定されることはなく、多様な形態で形成されてもよい。さらに、前記頭パッド600は、乳児の頭を包み込んで首を支えるものであるため、凹凸の程度を異にして形成されてもよい。
【0023】
また、前記頭パッド600は、前記背中支持部100から取り外し可能に構成され、乳児の成長に応じて位置を変更することが可能である。前記頭パッド600は、多様な方法によって取り外すことが可能であるが、図4に示すように、前記頭パッド600の後面にゴム素材の吸着盤610を形成することにより、取り外しが容易であることはもちろん、防水効果を得ることもでき、沐浴時には簡単に外れない。また、前記吸着盤610は、少なくとも1つが形成され前記吸着盤610が形成される位置と数を調節することにより、乳児に合わせて前記頭パッド600の高さを調節することができる。
【0024】
本発明である乳幼児用ビデは、浴槽10や大きな洗面台の中に設置できることはもちろん、浴室の床に設置することも可能であるが、以下では、図5に示すように、浴槽10に設置することを前提に説明する。前記背中支持部100の外面は、浴槽10と接触して引っ掛かるようになるため、前記本体(A)を傾けて設置することができる。これにより、洗いたい部位に応じて乳児を座らせたり寝かせたりできるようになることから、沐浴時の便宜性が向上する。
【0025】
また、前記背中支持部100の外面には、図2図5に示すように、外部に向かって突出した係止突起110が形成され、前記本体(A)を傾けたときに、前記係止突起110が浴槽10の上端に引っ掛かり、前記本体(A)が傾いた状態でもしっかりと固定される。さらに、前記係止突起110は、多数が備えられ、所定の間隔に配置されることにより、前記本体(A)を多様な角度に傾けても、前記浴槽10にしっかりと支えられる。
【0026】
したがって、前記本体(A)の傾きを調節し、乳児を簡単に座らせたり寝かせたりすることができ、特に、前記背中支持部100の外面上部に係止突起110を形成することで、図7に示すように、乳児を寝かせた状態で脚を持ち上げて、大小便がついているお尻を簡単に洗い流すことができる。これに関する詳しい内容は、以下で尻載置部300と共に説明する。
【0027】
載置部200は、前記背中支持部100に対して所定の角度をなす板形態で形成され、乳児の下半身を支える役割をなす。このとき、前記所定の角度とは、直角や鈍角を意味する。さらに、前記載置部200は、図2および図3に示すように、「L」字形状のように屈折して形成されてもよく、これにより、乳児の太ももはもちろん、ふくらはぎまで前記載置部200と接触するようになる。
【0028】
このとき、前記載置部200のうち、前記尻載置部300と連結する地点から折れ曲がる地点に近づくほど上向きに傾くようにすることにより、洗浄後に出た水が尻載置部300に流れ落ちるようになる。また、前記載置部200は、折れ曲がった地点を含んで下半身をのせる部分を凹凸にへこむように形成することにより、乳児の下半身が前記載置部200に密着するようになる。
【0029】
一方、前記載置部200は、図2および図3に示すように、中央に長さ方向に沿って上向きに突出した滑り止め突起210が形成され、乳児の股部分が前記滑り止め突起210に挟まることにより、座ったときの滑落を防ぐことができるのはもちろん、図6に示すように、乳児の両脚が自然に広がり、下半身を隅々まで簡単に洗い流すことができる。
【0030】
尻載置部300は、図2および図3に示すように、前記背中支持部100と載置部200を連結して凹凸にへこむように形成されるため、乳児のお尻を前記本体(A)に心地よくのせることができる。また、前記尻載置部300には、図2に示すように、中央に長さ方向に沿って貫通した排出口310が形成される。
【0031】
前記排出口310は、乳児の尾てい骨の内側に位置する程度の横幅を有し、乳児のお尻が前記排出口310に挟まることを防ぐ。さらに、前記排出口310は、乳児を座らせたときに、肛門を基準にして上側と下側に所定の間隔を有するように長さ方向に沿って貫通していることが好ましい。
【0032】
すなわち、前記排出口310は、図2に示すように、前記尻載置部300の長さ方向に沿って長い楕円形に貫通しているため、お尻に大小便がついている乳児を座らせたとき、お尻の一定の部分が前記排出口310に置かれるようになる。したがって、前記尻載置部300に大小便がつくことを最小限に抑えることができ、清潔な状態で乳児を沐浴させることができる。さらに、前記尻載置部300は、凹凸に形成され、中央には前記排出口310が形成されており、乳児を洗った後に出た水や異物が前記排出口310から自然に外部に排出されるため、大小便によって汚染された水や石鹸水が乳児に再びつくことを防ぐことができる。
【0033】
特に、大小便がついているお尻を洗う場合を詳察すると、図7(a)に示すように、乳児を座らせた状態でシャワー器を使用して水をかけると、お尻についている大小便は前記排出口310から流れ出るが、乳児のお尻が前記排出口310の一定部分を覆っているため、一定量の水が前記尻載置部300に溜まり、お尻の周辺についていた異物が自然に洗われる効果を得ることもできる。
【0034】
この後、乳児の脚を持ち上げると、お尻で覆われていた前記排出口310が完全に開放されて溜まっていた水が排出され、図7(b)に示すように、乳児のお尻が持ち上がるため、お尻に残っていた一部の大小便をしっかりと洗い落せるようになる。
【0035】
一方、本発明である乳幼児用ビデは、洗浄後の水や異物が流れ出る排出口310が備えられているため、浴槽10から一定の高さを有するように設置されることが好ましい。したがって、前記尻載置部300の底面には、図1図7(a)(b)に示すように、一定の長さを有する支持部材400が形成され、前記本体(A)が前記浴槽10から一定の高さを有する状態で支えられて固定されると、洗浄後の水や異物が乳児に再びつくことを防ぐことができる。前記支持部材400は、尻載置部300の底面に少なくとも1つが形成されるが、尻載置部300の底面の両側に対称的に形成され、前記本体(A)が均衡を保てるようにすることが好ましい。
【0036】
前記支持部材400は、多様な形態で形成されて浴槽10の底面に固定されてもよいが、一例として、一端が前記本体(A)と結合する支持台410と、前記支持台410の他端に形成される吸着盤420を含んで構成されてもよい。前記支持台410は、前記本体(A)とヒンジ結合しており、前記本体(A)が傾いたとしても、これに合わせて前記本体(A)を支えることができる。さらに、前記吸着盤420は、上述した頭パッド600に形成された吸着盤610と同じようにゴム素材で形成され、浴槽10から容易に取り外せることはもちろん、防水効果を得ることもできるため、沐浴時に簡単に外れない。
【0037】
上述したように、本発明である乳幼児用ビデは、尻載置部300を凹凸に形成することにより、乳児のお尻を心地よく本体(A)にのせることができ、前記本体(A)が浴槽10から一定の高さを有するようにすることはもちろん、所定の傾きを有するように設置することにより、乳児を沐浴させるときの滑落を防ぐことができるため乳児の安全を保障することができ、洗浄後の水や異物が乳児に再びつくことを防ぐこともできる。
【0038】
さらに、前記尻載置部300には、中央に長さ方向に沿って貫通した排出口310が形成されているため、大小便がついている乳児を座らせても、前記本体(A)に大小便がつくことを最小限に抑えることができ、乳児を洗った後に出る水や異物が前記排出口310から容易に排出されるため乳児をきれいに洗うことができ、特に、大小便がついている乳児のお尻を簡単に洗い流すことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7