(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つのプロセッサは、1つ以上のユーザ移動パターンを識別するために、受信したスペクトル使用情報を分析するため、前記コンピュータ実行可能命令を実行するように更に構成され、スペクトル使用マップを生成することは、前記1つ以上のユーザ移動パターンに更に基づく、請求項13に記載のシステム。
前記コンピュータ実行可能命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合、1つ以上のユーザ移動パターンを識別するために、受信したスペクトル使用情報を分析することを有する動作を更に実行し、スペクトル使用マップを生成することが、前記1つ以上のユーザ移動パターンに更に基づく、請求項25に記載のコンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0003】
特定の実現について、添付図面を参照して以下に十分に説明する。添付図面において、様々な実現及び/又は態様が示されている。しかし、様々な態様は、多くの異なる形式で実現されてもよく、ここに示す実現を限定するものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実現は、この開示が綿密且つ完全になり、この開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供されている。同様の番号は同様の要素を示す。
【0004】
ここでの特定の実施例は、とりわけ、オペレータネットワークにより利用される無線スペクトルの動的管理を対象とする。オペレータネットワークは、携帯電話又は無線通信のために構成された他のデバイスのようなモバイルデバイスのユーザが、無線ネットワークでコンテンツを送信及び受信することを可能にし得る。特定の量の無線スペクトルは、コンテンツを通信するための無線スペクトルに関連する周波数を制御又は提供する政府又は他の団体により、このような通信に専用にされることがある。ここでの特定の実施例は、顧客にサービス提供するためにオペレータネットワークにより使用される無線スペクトルを管理し、無線スペクトルを現在使用している無線デバイスからの情報に基づいて無線スペクトル使用を変更することに関する。言い換えれば、ここに記載の特定の技術を使用して、無線デバイスは、オペレータネットワークの間で分割又は分離された限られた量のスペクトルを最適化するために、スペクトルの一部を使用するように命令されてもよい。
【0005】
一実施例では、無線スペクトルの管理は、無線スペクトルを使用する無線デバイスからの情報に基づいて決定されてもよい。無線デバイスからの情報は、無線デバイスの地理的位置、又はアクセスポイント、基地局、セルラタワー若しくは同様のデバイスに対する無線デバイスの相対位置のような、無線デバイスのユーザに関連する情報を含んでもよい。このような無線デバイスからの情報はまた、無線デバイスにより実行されるアプリケーションに関する情報と、アプリケーション又は無線デバイスの帯域幅要件とを含んでもよい。ここでのシステム及び方法は、このような情報を分析し、スペクトル使用における推奨される変更を決定することに関してもよい。
【0006】
図1は、この開示の実施例に従って無線スペクトル管理を実現するために使用され得る例示的な無線通信システム100を示している。
図1に示すように、スペクトル管理システム105は、1つ以上のスペクトル管理デバイス110と、データストア115と、ここに記載の処理を実現又は実行可能にするための他のデバイス又はコンポーネントとを含んでもよい。1つの構成によれば、スペクトル管理デバイス110は、他のデバイスの中でもオペレータデバイス150a及び150bのような、オペレータネットワーク140a及び140bのデバイスと通信してもよい。一例では、スペクトル管理デバイス110は、オペレータデバイス150a及び150b並びにモバイルデバイス170a-170fから、使用中の無線スペクトルに関連する情報(“スペクトル使用情報”)と、無線スペクトルの需要とを受信してもよい。以下に詳細に説明するように、スペクトル管理デバイス110は、このような情報に基づいて無線スペクトルの使用に対する変更を決定してもよい。
【0007】
特定の数の各システム、デバイス又はネットワークが
図1に示されているが、他の例では、異なる数の各々が存在してもよい。例えば、モバイルデバイス170a-170fのユーザに無線サービスを提供する複数のオペレータネットワーク140は、無線スペクトルを使用するための決定に関与してもよい。システム又はデバイスのそれぞれについて次に説明する。
【0008】
スペクトル管理システム105のいくつかの構成は、上記のもののような共有コンピューティングリソースがここに記載の処理の実現に関連する1つ以上のサービスを実行し得るクラウドコンピューティング構成を含んでもよい。他の実施例では、ここに記載の機能が複数のシステム又はデバイスの間に分散され得るか、或いは専用デバイスにより実行され得るものを含む他の構成が存在してもよい。
【0009】
前述のように、スペクトル管理システム105は、無線スペクトル割り当てに関連する情報を記憶してもよい。例えば、スペクトル管理システム105は、様々な地理的領域で電磁波へのアクセスを制御し得る政府又は他の団体により制御される割り当て情報を記憶してもよい。このような団体は、無線、ビデオ、ラジオ等のためのもののような特定の種類の通信のために電磁波の一部を割り当ててもよい。割り当ては、特定の周波数又は周波数の範囲を含んでもよい。例えば、特定の周波数の範囲は、周波数の少なくとも一部に関連する電磁波でコンテンツを送信及び受信するためにモバイルデバイスのユーザにより使用される無線通信に専用のものでもよい。ここで更に説明するように、スペクトル管理システム105はまた、スペクトル使用情報を記憶して収集してもよい。
【0010】
ここで使用される無線スペクトルの量は、周波数帯域又は周波数のブロック内で利用可能になり得る特定の数の周波数を示してもよい。例えば、800MHz周波数帯域は、790MHz〜862MHzの周波数を含んでもよい。利用可能なスペクトルの量(例えば、25MHz)は、810MHz〜834MHzの周波数を含んでもよく、800MHz周波数帯域における25MHzに等しい周波数の他の部分又は範囲を含んでもよい。他の例では、複数の周波数、周波数帯域等に対応する複数の他の量の無線スペクトルが存在してもよい。
【0011】
オペレータネットワーク140は、オペレータネットワーク140が無線スペクトルを介して無線通信を可能にするように構成され得る様々なシステム、デバイス又はコンポーネントを含んでもよい。オペレータネットワーク140は、無線サービスプロバイダ、電気通信サービスプロバイダ、又は無線スペクトルに関連する1つ以上の周波数を利用するために認可され得る他のプロバイダのような様々なサービスプロバイダにより所有、制御又は管理されてもよい。ここでの特定の実施例では、サービスプロバイダは、モバイルデバイス、モバイル電話、又は無線機を含み得る他のデバイスにセルラ通信サービスを提供してもよい。以下に説明するように、サービスプロバイダは、このようなサービスを実行可能にするために限られた量の無線スペクトルを競合してもよい。
【0012】
1つの構成によれば、オペレータネットワーク140bのようなオペレータネットワーク140の例示的なデバイスは、オペレータデバイス150b(又は移動交換センタ)と、基地局160b及び160cと、モバイルユーザデバイス170c-fとを含んでもよいが、これらに限定されない。他の実施例では、オペレータネットワーク140a及び140bに示すものより少ないデバイス又は多いデバイスが存在してもよい。一実施例では、オペレータデバイス150a-150bは、オペレータネットワーク140a-140bのコントローラとして機能してもよい。例えば、オペレータデバイス150bは、例えば、モバイルデバイス170c-fが基地局160b及び160cによりカバーされるセルの間を移動するときに、基地局160b及び160cの動作を協調させてもよい。他の例では、オペレータデバイス150はまた、セルラ通信をPSTN(Public Switched Telecommunications Network)又は他のネットワークにルーティングするため、或いはPSTN(Public Switched Telecommunications Network)又は他のネットワークから通信を受信するためのスイッチとして機能してもよい。更なる例では、オペレータネットワーク150はまた、限定されないが、固有の国際移動体加入者識別番号(IMSI:international mobile subscriber identity)、各IMSIについて許可されたサービス、モバイルデバイス170c-fの位置(例えば、最後に認識された位置)、及び各モバイルデバイス170c-fについてオペレータネットワーク140へのアクセスを決定するために使用される認証データのような、モバイルデバイス170c-fに関連する情報にアクセスするために、1つ以上のビジターロケーションレジスタ(VLR:visitor location register)及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR:home location register)と通信してもよい。更に他の例では、オペレータデバイス150は、オペレータデバイス150によりアクセス可能なレジスタ、データベース又は他のデータストア等に記憶されてもよい使用又は契約上の条件に基づいてモバイルデバイス170c-fのユーザに請求書を生成するような課金動作を実行してもよい。
【0013】
一実施例では、ここに記載の無線スペクトル等を利用するように構成された光ファイバリンク、ケーブルリンク、マイクロ波リンクを含む様々な通信リンクは、オペレータデバイス150bをPSTNデバイス(図示せず)、基地局160b及び160c、並びにスペクトル管理システム105のスペクトル管理デバイス110に接続してもよい。
【0014】
基地局160a、160b及び/又は160cは、セルラ符号分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)、無線ローカルループ、広域ネットワーク(WAN:wide area network)、WiFi(wireless fidelity)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等のような様々な種類のネットワークでの通信を実行可能にするために、固定の位置に設置された無線通信局でもよい。1つの構成では、基地局160a、160b及び/又は160cは、基地送受信局、基地局コントローラ、又はこのような通信を実行可能にする他のコンポーネントを含んでもよい。
【0015】
基地局コントローラは、オペレータデバイス150bとインタフェース接続してもよく、どの基地局160b又は160cが音声呼のようなコンテンツをルーティングするかを決定してもよい。基地局コントローラは、オペレータネットワーク140が利用可能な無線スペクトルの入札に勝ったことに応じて、(例えば、基地局160b又は160cの地理的位置に基づいて)特定の基地局160に情報をルーティングしてもよい。ここに記載するように、このような情報は、前の伝搬間隔で利用されたものとは異なる範囲の周波数を含む無線スペクトルで通信するように、基地局160b及び/又は160cを再構成してもよい。
【0016】
基地局コントローラはまた、モバイルデバイス170a-fと直接通信し得る基地送受信局(又は無線基地局)とインタフェース接続してもよい。基地送受信局は、電子部分及び1つ以上のアンテナのような様々なコンポーネントを含んでもよい。電子部分は、モバイルデバイス170a-fとの通信を実現するための電子機器を含んでもよい。このような電子機器は、他の電子機器の中でも、無線周波数(RF:radio frequency)増幅器、無線送受信機、RFコンバイナ、及び冗長電源による電源を含んでもよい。1つ以上のアンテナは、基地送受信局により使用するため、電力を無線波に変換してもよく、逆を行ってもよい。或る構成では、基地局の送受信機は、例えばマルチパス伝搬の効果を低減するために、ダイバーシチ受信を提供するための受信アンテナの2つのセットに結合されてもよい。
【0017】
モバイルデバイス170a-fは、モバイルデバイス170a-fが情報をオペレータデバイス150a-bに送信するために各基地局と通信することを可能にし得るハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールを含んでもよい。一実施例では、モバイルデバイス170a-fは、このような通信を可能にするソフトウェアドライバを含んでもよい。ソフトウェアドライバは、無線スペクトル又は周波数の特定の割り当てを使用するように、モバイルデバイス170a-fを構成してもよい。このような割り当ては、様々な種類の動作又は他の種類の決定に基づいてもよい。
【0018】
一例によれば、オペレータデバイス150又はモバイルデバイス170は、スペクトル使用情報をスペクトル管理システム105に送信してもよい。オペレータデバイス150の場合、オペレータデバイス150は、1つ以上のモバイルデバイスのスペクトル使用情報をスペクトル管理システム105に送信してもよい。更に、モバイルデバイス170は、ネットワーク120を通じてスペクトル使用情報をスペクトル管理システム105に送信してもよい。スペクトル使用情報は、オペレータデバイス150又はモバイルデバイス170が無線スペクトル使用を最適化するためにスペクトル使用の変更を受信し得るように、リアルタイムで、実質的にリアルタイムで、或いはほぼリアルタイムでスペクトル管理システム105により受信されてもよい。このようなスペクトル使用情報については、以下に更に詳細に説明する。
【0019】
図1に示すデバイスの少なくとも一部は、無線受信機(図示せず)を含んでもよい。無線受信機の物理レイヤインタフェースは、1つ以上のRF信号の受信を提供するように構成され得る無線周波数(RF:radio frequency)ユニットを含んでもよい。1つの構成によれば、RFユニットは、増幅器、ミキサ、局部発振器等を含んでもよい。RFユニットは、様々な構成に従って、個別の電子コンポーネント、集積回路、ソフトウェア定義無線機、又はこれらの組み合わせとして実現されてもよい。
図1のデバイスの少なくとも一部はまた、デバイスが1つ以上のRF信号を相互に送信することを可能にし得る無線送信機を含んでもよい。或る構成では、デバイスは、RF信号を受信及び送信し得る無線送受信機を含んでもよい。送受信機(又は受信機及び/又は送信機)は、オペレータネットワーク140に関連するもののような1つ以上のアンテナに結合されてもよい。
【0020】
図2は、この開示の実施例のよる無線スペクトルの動的管理を実現するための例示的なコンピューティングシステム200のブロック図を示している。コンピューティングシステム200は、スペクトル管理デバイス210と、オペレータデバイス260と、モバイルデバイス208とを含んでもよいが、これらに限定されない。唯一の各デバイスが示されているが、他の実施例では、更に多くが存在してもよい。前述のように、
図2のデバイスは、ここに記載の処理を実行可能にするために、1つ以上のネットワーク205で相互に通信してもよい。例えば、スペクトル管理デバイス210は、ユーザデバイス280又はオペレータデバイス260からスペクトル使用情報を受信してもよく、スペクトル使用マップを生成してもよく、スペクトル使用の変更に関連する情報をユーザデバイス280に送信してもよい。オペレータデバイス260は、モバイルデバイス170a-fにコンテンツを送信するために、或いはモバイルデバイス170a-fからコンテンツを受信するために、
図1の基地局160a、160b及び160cのような様々なシステム及び/又はデバイスと通信してもよい。他の例では、
図2のデバイスの間の様々な他の通信が存在してもよい。
【0021】
ここで使用される“デバイス”という用語は、コンピュータ読み取り可能、コンピュータ実施可能又はコンピュータ実行可能命令を実行するように構成され得る1つ以上のプロセッサを含むいずれかのコンピューティングコンポーネントを示してもよい。例示的なデバイスは、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、サーバファーム、デジタルアシスタント、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、デジタルタブレット、インターネット機器、特定用途向け集積回路、マイクロコントローラ、ミニコンピュータ、送受信機、又はセットトップボックス、キオスク若しくは他のプロセッサに基づくデバイスのような顧客宅内設備を含んでもよい。様々なデバイスに関連する1つ以上のプロセッサによる適切なコンピュータ実施命令の実行は、ここに記載の処理を実現又は実行可能にし得る特殊目的のコンピュータ又は他の特定の機械を形成してもよい。
【0022】
1つ以上のネットワーク205は、
図2に示すデバイス及び他のデバイスの間の通信を実行可能にしてもよい。1つ以上のネットワーク205は、例示的なコンピューティングシステム200の様々なコンピューティングデバイスが相互に通信することを可能にし得るいずれかの数の有線又は無線ネットワークを含んでもよい。ここでの特定の実施例では、無線ネットワークは、CDMA、GSM、無線ローカルループ、WAN、WiFi及びWiMaxを含んでもよいが、これらに限定されない。或る実施例では、限定されないが、インターネット、イントラネット、ケーブルネットワーク、セルラネットワーク、陸上線に基づくネットワーク、無線ネットワーク、衛星ネットワーク、WiFi Directネットワーク、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、又は複数のコンピューティングデバイスを相互に接続する他の通信媒体を含む、他のネットワーク、イントラネット又は異なる種類のネットワークの組み合わせが使用されてもよい。他の実施例は、ネットワークを含まなくてもよく、例えば、単一のデバイス又は相互に直接接続されたデバイスで機能を提供してもよい。
【0023】
図2のデバイスは、1つ以上のメモリデバイス及び他のコンポーネント又はデバイスと通信するように構成された1つ以上のプロセッサを含んでもよい。例えば、スペクトル管理デバイス210は、1つ以上のプロセッサ212と、1つ以上の入出力(I/O)デバイス214と、記憶装置216と、1つ以上の通信接続218と、1つ以上のデータストア220とを含んでもよい。プロセッサ212は、必要に応じてハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせで実現されてもよい。一実施例では、オペレータデバイス260及びモバイルデバイス280に関連するプロセッサ262及び282は、プロセッサ212と同一でもよく、少なくとも同様のものでもよい。
【0024】
メモリ222は、プロセッサ212にロード可能及び実行可能プログラム命令と、これらのプログラムの実行中に生成されたデータとを記憶してもよい。スペクトル管理システム210の構成及び種類に応じて、メモリ222は、1つ以上の種類の揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。例示的なメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static random access memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic random access memory)、読み取り専用メモリ(ROM:read-only memory)及びフラッシュメモリを含んでもよいが、これらに限定されない。一実施例では、オペレータデバイス260及びモバイルデバイス280に関連するメモリ270及び290は、メモリ222と同一でもよく、少なくとも同様のものでもよい。
【0025】
記憶装置216は、限定されないが、磁気記憶装置、光ディスク、不揮発性メモリ及び/又はテープ記憶装置を含む取り外し可能及び/又は取り外し不可能記憶装置を含んでもよい。ディスクドライブ及び関連するコンピュータ読み取り可能媒体は、コンピューティングデバイスのためのコンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール及び他のデータの不揮発性記憶装置を提供してもよい。一実施例では、オペレータデバイス260及びモバイルデバイス280に関連する記憶装置266及び286は、記憶装置216と同一でもよく、少なくとも同様のものでもよい。
【0026】
取り外し可能及び取り外し不可能なメモリ222及び記憶装置216は、全てコンピュータ読み取り可能記憶媒体の例である。例えば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータのような情報を記憶するためにいずれかの方法又は技術で実現された揮発性及び不揮発性、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体を含んでもよい。
【0027】
1つ以上の通信接続218は、スペクトル管理デバイス210がオペレータデバイス260、データベース、及び1つ以上のネットワーク205に存在し得る様々な他のデバイスのような他のデバイスと通信することを可能にしてもよい。一実施例では、オペレータデバイス260及びモバイルデバイス280に関連する1つ以上の通信接続268及び288は、1つ以上の通信接続218と同一でもよく、少なくとも同様のものでもよい。
【0028】
I/Oデバイス214は、ここに記載の処理を実現又は実行可能にするため、ユーザがスペクトル管理システムと相互作用し、データベース、ソフトウェア及び/又はプログラムモジュール等のインストール及び構成を含む様々な機能を実行することを可能にしてもよい。I/Oデバイス214は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、接触式入力デバイス、ディスプレイ、カメラ、撮像デバイス、スピーカ、プリンタ等を含んでもよい。一実施例では、オペレータデバイス260及びモバイルデバイス280に関連するI/Oデバイス264及び284は、I/Oデバイス214と同一でもよく、少なくとも同様のものでもよい。
【0029】
1つ以上のデータストア220は、リスト、配列、データベース、フラットファイル等を記憶してもよい。或る実現では、データストア220は、スペクトル管理システム210の外部のメモリに記憶されてもよいが、クラウドストレージサービスのように1つ以上のネットワーク205を介してアクセス可能でもよい。データストア220は、ここに記載の処理を実行可能にし得る情報を記憶してもよい。このような情報は、スペクトル使用情報、履歴のスペクトル使用傾向、無線デバイス情報、ユーザ移動パターン等を含んでもよいが、これらに限定されない。一実施例では、オペレータデバイス260に関連する1つ以上のデータストア270は、1つ以上のデータストア220と同一でもよく、少なくとも同様のものでもよい。
【0030】
メモリ222は、オペレーティングシステム(O/S)224と、ここに記載の処理を実現又は実行可能にし得る様々なソフトウェアアプリケーション及び/又はモジュールとを記憶してもよい。例示的なモジュールは、通信モジュール226と、スペクトル推奨モジュール228と、マップ生成モジュール230とを含んでもよいが、これらに限定されない。これらのモジュールのそれぞれは、無線スペクトルの動的な割り当てに関連する特定の機能を提供する個々のモジュールとして実現されてもよい。或いは、モジュールの1つ以上は、他のモジュールに関連する機能の全部又は少なくとも一部を実行してもよい。
【0031】
通信モジュール226は、
図2に示すデバイスと通信するように、スペクトル管理デバイス210を構成してもよい。通信モジュール226は、限定されないが、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、WebSocketプロトコルのようなソケットに基づくプロトコル、電子メールを介してメッセージを送信するためのSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、モバイルデバイスとの通信をサポートするSMS(Short Message Service)テキストメッセージング、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、又はスペクトル管理デバイス210と
図2のデバイスとの間で情報を交換するための他のメッセージフォーマット及び/又はルールを含み、このような通信を可能にするために様々なプロトコルを使用してもよい。
【0032】
通信モジュール226により可能になる例示的な通信は、オペレータデバイス260及びモバイルデバイス280からスペクトル使用情報を含むメッセージを受信することを含んでもよい。或る実施例では、通信モジュール226は、ここに記載の決定において使用する情報を抽出するために、メッセージを更に解析してもよい。メッセージは、このような抽出を可能にする方式でフォーマット化されてもよい。例示的なフォーマットは、CSVフォーマット、テキスト区切りフォーマット、拡張可能マークアップ言語フォーマット、又は通信モジュール226がメッセージの情報を抽出及び識別することを可能にする様式で情報が構成された他のフォーマットを含んでもよい。特定の実施例では、通信モジュール226はまた、メッセージを受信したデバイスがまたメッセージから情報を抽出し得るように、これらのフォーマットのうち1つ以上を使用して、
図2の他のデバイスに配信するメッセージを構成してもよい。他の実施例では、様々な他の種類の通信、フォーマット等が存在してもよい。
【0033】
スペクトル推奨モジュール228は、オペレータデバイス260又はモバイルデバイス280についてのスペクトル使用の変更を決定してもよい。ここで使用されるスペクトル使用の変更を決定することは、ユーザ経験を最適化するために、無線通信の異なる周波数帯域、異なるチャネル又は異なるモードを利用するようにユーザデバイスに命令又は推奨する処理を示してもよい。このような決定は、スペクトル使用の変更を識別する際に様々な要因を考慮し得る様々な基準及び/又は技術に基づいてもよい。ここに記載する技術は、非限定的な例として、時間(例えば、無線スペクトルの利用時間)、オペレータネットワークの動作パラメータ、履歴データ、及び様々な数学的技術のような様々な要因に基づいてもよい。
【0034】
特定の実施例では、スペクトル推奨モジュール228は、スペクトル使用の推奨又は変更を決定するために使用され得るマップ生成モジュール230と、スペクトル使用情報232と、スペクトル割り当て情報234とを含んでもよい。マップ生成モジュール230は、このような決定を行うために様々な機能を実行してもよい。1つのこのような機能は、無線スペクトルの使用に関連するデータ(すなわち、スペクトル使用情報232)を受信又は収集することを含んでもよい。一実施例では、このような情報は、1つ以上のユーザデバイス280から受信されてもよい。実施例の1つの態様では、この情報は、ユーザデバイス280による無線スペクトルの現在の使用を含んでもよい。実施例の1つの態様では、この情報は、加速度計又はロケーションモジュールのようなユーザデバイス280の様々なセンサにより生成されたデータを含んでもよい。マップ生成モジュール228はまた、スペクトル割り当て情報234を記憶してもよく、スペクトル割り当て情報234にアクセスしてもよい。このようなスペクトル割り当て情報234は、認可された無線スペクトルの様々な部分に関連する特定のオペレータを識別してもよく、また、無認可の無線スペクトルに関する情報を含んでもよい。
【0035】
スペクトル管理デバイス210に関連する前述の説明は、限定を意味するものではない。他の実施例では、複数の他の構成が存在してもよい。例えば、前述の機能は、スペクトル管理デバイス210に関連する1つ若しくはいずれかの数のモジュール、又は
図2の他のデバイスにより実行されてもよい。
【0036】
オペレータデバイス260のメモリ272は、他の機能の中でも無線通信サービスをモバイルデバイス280のユーザに提供することに関連する処理を実現するための1つ以上のモジュールを含んでもよい。一実施例では、このような機能は、スペクトル使用モジュール276により実行されてもよい。
【0037】
スペクトル使用モジュール276は、無線通信の需要を決定し、どのように無線スペクトルの使用がオペレータネットワークのモバイルデバイス280により使用されているかを決定するために、オペレータネットワーク(例えば、
図1のオペレータネットワーク140)を監視してもよい。スペクトル使用モジュール276は、複数のモバイルデバイス280からスペクトル使用情報を集約し、この情報をスペクトル管理デバイス210に送信してもよい。
【0038】
モバイルデバイス280は、1つ以上の無線ネットワーク205でコンテンツを送信及び受信するためにユーザにより利用されてもよい。モバイルデバイス280のメモリ290は、コンテンツの通信、コンテンツとの相互作用、及び/又は他の機能を可能にし得る様々なソフトウェア及び/又はモジュール(例えば、ロケーションモジュール292、ユーザモジュール294)を含んでもよい。ロケーションモジュール292は、例えば、グローバルポジショニングシステム技術、アシスト型グローバルポジショニングシステム技術、WiFi位置、及び他の位置決定技術を使用して、モバイルデバイス280の位置を決定してもよい。メモリ290はまた、ネットワーク205で通信するようにモバイルデバイス280を構成する1つ以上のデバイスドライバを含み得る無線通信モジュール296を含んでもよい。特定の実施例では、無線通信モジュール296は、オペレータデバイス260又はスペクトル管理デバイス210からスペクトル使用の変更のインジケーション(指示)を受信してもよい。これに応じて、無線通信モジュール294は、スペクトル使用の変更に従って無線スペクトルを利用するように、モバイルデバイス280を再構成してもよい。無線通信モジュール294はまた、再構成に関連するメッセージをオペレータデバイス260に送信してもよい。メッセージは、他の情報の中でもモバイルデバイス280が成功して又は失敗して再構成されたというインジケーションを含んでもよい。メモリ290はまた、スペクトル管理システム210へのモバイルデバイス280のスペクトル使用情報の通信を可能にし得るスペクトル使用モジュール298を含んでもよい。このようなスペクトル使用情報は、モバイルデバイス20の地理的位置、アクセスポイント又はセルラタワーと比較したモバイルデバイス280の相対位置、モバイルデバイス280により使用される1つ以上のアプリケーション、モバイルデバイス280若しくはモバイルデバイス280で実行するアプリケーションの帯域幅要件、モバイルデバイス280のチャネル状況、及び/又はモバイルデバイス280の干渉環境に関する情報を含んでもよい。スペクトル使用情報はまた、モバイルデバイス280が何個の無線機を備えているか、各無線機の様々な周波数帯域、及び他のこのような情報に関するデータのような、モバイルデバイス280に関連する特性を含んでもよい。
【0039】
前述の説明及び例は、例示の目的のためのものであり、限定を意味するものではない。他の実施例では、更なる説明及び例が存在してもよい。例えば、特定のデバイスに関連して説明した機能の少なくとも一部は、1つ以上の他のデバイスにより実行されてもよい。このように、記載の機能は、1つ若しくはいずれかの数のデバイス又はデバイスの組み合わせの間に分散されてもよい。他の例として、無線スペクトルを管理し、オペレータネットワークで無線スペクトルを利用することをサポートして、他の種類の機能、通信の種別等を実現するための異なるモジュールが存在してもよい。
【0040】
図3は、この開示の実施例に従って無線スペクトルを管理するための例示的な処理300のフローチャートを示している。一実施例では、例示的な処理は、
図2のスペクトル管理デバイス210により実行されてもよい。例示的な処理はブロック302で始まってもよく、スペクトル使用情報の要求が1つ以上の無線デバイスに送信される。一実施例では、要求は、オペレータデバイス260又はスペクトル管理システム210により1つ以上のモバイルデバイス280に送信されてもよい。スペクトル使用情報の要求は、30秒毎又は他の時間間隔のように周期的に送信されてもよい。スペクトル使用情報はまた、無線デバイスのユーザが無線デバイスで特定のアプリケーションを起動したことに応じて無線デバイスから送信されてもよい。スペクトル使用情報はまた、無線デバイスの移動に応じて無線デバイスから送信されてもよい。スペクトル使用情報の要求に関する更なる詳細は、以下に含まれる。
【0041】
ブロック304において、1つ以上の無線デバイスに関連するスペクトル使用情報が受信される。一実施例では、スペクトル使用情報は、無線デバイス(例えば、モバイルデバイス280)から直接受信されてもよい。更に又は或いは、スペクトル使用情報は、オペレータデバイス260から受信されてもよい。一実施例では、スペクトル使用情報は、スペクトル管理システム210により受信される。受信されたスペクトル使用情報は、無線デバイスの地理的位置、無線デバイスの信号強度、無線デバイスとアクセスポイントとの間の相対位置、無線デバイスで実行するアプリケーションのインジケーション、無線デバイス若しくは無線デバイスで実行するアプリケーションの帯域幅要件、無線デバイスのチャネル状況、及び/又は無線デバイスの干渉環境に関する情報のような動的な情報を含んでもよい。更に、動的な情報は、加速度計、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、気圧計のような無線デバイスの様々なセンサから受信した情報を含んでもよい。受信されたスペクトル使用情報は、無線デバイスの特性のような静的な情報を更に含んでもよい。このような特性は、無線デバイスの固有の識別子、無線デバイスの無線機の数、無線デバイスの無線機によりサポートされる周波数、及び他のこのようなデータを含んでもよい。一実施例では、無線デバイスの固有の識別子は、無線デバイスのネットワークインタフェースの媒体アクセス制御(MAC:media access control)アドレス、無線デバイスのセルラ無線機の国際移動体加入者識別番号(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)又は国際移動体装置識別番号(IMEI:International Mobile Station Equipment Identity)でもよい。
【0042】
ブロック306において、スペクトル使用マップは、受信されたスペクトル使用情報に基づいて生成される。スペクトル管理システム210の構成に応じて、生成されたスペクトル使用マップは、必要に応じて平方マイル又はより小さいエリア若しくはより大きいエリアのような指定のエリアをカバーしてもよい。スペクトル使用マップは、マッピングされたエリアにおける異なる周波数、信号強度又は無線スペクトルの他の特性を表すために色を利用してもよい。スペクトル使用マップはまた、履歴情報に基づいて生成されてもよい。例えば、典型的なユーザ移動パターンが分析されてもよく、このようなデータは、スペクトル使用マップの生成に含まれてもよい。同様に、様々な期間でのスペクトル使用を反映した情報がスペクトル使用マップの生成に含まれてもよい。
【0043】
ブロック308において、スペクトル使用マップに基づいて、スペクトル使用の変更が決定される。このような決定は、潜在的な干渉に少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、スペクトル使用マップで示すように、特定の基地局又はセルラタワーが複数のデバイスにサービス提供している場合、スペクトル使用の変更は、1つ以上の無線デバイスに対して他の基地局又はセルラタワーに切り替えるように命令してもよい。同様に、特定の基地局又はセルラタワーが大きいトラヒック負荷を経験している場合、スペクトル使用の変更は、1つ以上の無線デバイスに対して他の通信モードを使用するように命令又は示唆してもよい。スペクトル使用の変更は、スペクトル使用へのいずれかの数の変更を含んでもよい。例えば、スペクトル使用の変更は、無線デバイスにより使用される異なる周波数帯域のインジケーションを含んでもよい。従って、例えば、無線デバイスが900MHz帯域から2100MHz帯域に変更するように命令されてもよい。更に、スペクトル使用の変更は、無線デバイスにより使用される異なるチャネルのインジケーションを含んでもよい。スペクトル使用の変更はまた、無線デバイスにより使用される異なるネットワークのインジケーションを含んでもよい。例えば、スペクトル使用の変更は、無線デバイスに対してセルラデータの使用からWi-Wiの使用に切り替える(すなわち、認可されたスペクトルから無認可のスペクトルに切り替える)ように命令してもよい。更なる例として、スペクトル使用の変更は、無線デバイスに対して最近使用されなくなったスペクトルの部分に切り替えるように命令してもよい。
【0044】
ブロック310において、スペクトル使用の変更は、1つ以上の無線デバイスに送信される。スペクトル使用の変更を受信する無線デバイス(例えば、モバイルデバイス280)は、スペクトル使用情報が受信された無線デバイスと同じでもよく、異なってもよい。無線デバイスは、データスループットを改善するために、或いはセルラ受信を改善するために、スペクトル使用の変更に従って無線スペクトル使用又は他の動作を変更してもよい。このような変更は、無線デバイスのユーザにとって知覚可能でなくてもよく、ユーザは、サービスの中断を経験しなくてもよい。
【0045】
図4は、この開示の実施例に従ってスペクトル使用マップを生成するための例示的な処理400のフローチャートを示している。一実施例では、例示的な処理は、
図2のスペクトル管理デバイス210により実行されてもよい。例示的な処理はブロック402で始まってもよく、静的な無線デバイス情報が1つ以上の無線デバイスから受信される。このような静的な無線デバイス情報は、無線デバイスに存在する無線機の数、及び無線デバイスの各無線機によりサポートされる周波数のリストを含んでもよい。静的な無線デバイス情報はまた、無線デバイスに存在するセンサを含んでもよい。一実施例では、静的な無線デバイス情報は、無線デバイスがオペレータデバイス260に登録又は接続するときに収集されてもよい。静的な無線デバイス情報は、オペレータデバイス260又はスペクトル管理デバイス210により受信されてもよい。
【0046】
ブロック404において、動的なスペクトル使用情報が1つ以上の無線デバイスから受信される。前述のように、このような動的なスペクトル使用情報は、オペレータデバイス260又はスペクトル管理デバイス210により受信されてもよい。前述のように、動的なスペクトル使用情報は、各無線デバイスの地理的位置、無線デバイスとアクセスポイントとの間の相対位置、無線デバイスで実行するアプリケーションのインジケーション、無線デバイス若しくは無線デバイスで実行するアプリケーションの帯域幅要件、無線デバイスのチャネル状況、及び/又は無線デバイスの干渉環境に関する情報のような情報を含んでもよい。更に、動的な情報は、無線デバイスの様々なセンサから受信した情報を含んでもよい。動的なスペクトル使用情報は、スペクトル管理デバイス210からの要求に応じて、或いはユーザがモバイルデバイス280でアプリケーションを起動したことに応じて受信されてもよい。
【0047】
ブロック406において、スペクトル使用マップが生成される。前述のように、生成されたスペクトル使用マップは、スペクトル管理システム210の構成に応じて所望のエリアをカバーしてもよい。
【0048】
ブロック408において、時間間隔が経過したか否かの決定が実行される。一実施例では、時間間隔は、10分、1時間又は他の所望の期間でもよい。期間が経過していない場合、方法400は、期間が経過するまでブロック408に留まる。期間が経過した場合、方法はブロック410に進み、動的なスペクトル使用情報の要求が1つ以上の無線デバイスに送信されてもよい。方法は、ブロック404に戻ってもよい。
【0049】
方法400を参照して説明したように、更新されたスペクトル使用情報を周期的に受信することは、スペクトル管理デバイス210がスペクトル使用の変更を無線デバイスに頻繁に送信することを可能にし得る。このように、スペクトル管理デバイス210は、ユーザの無線デバイスができるだけ小さい干渉でネットワークに接続して無線スペクトルを使用することを可能にすることにより、無線デバイスのユーザの経験を最適化してもよい。
【0050】
図1に戻り、この開示の1つ以上の実施例に従った例が続く。初期状態として、モバイルデバイス170aは、オペレータネットワーク140aの一部である基地局160aに関連付けられて通信してもよい。モバイルデバイス170aのユーザが移動し始めると、モバイルデバイス170aは、このような移動を示すスペクトル使用情報をスペクトル管理システム105に送信してもよい。例えば、モバイルデバイス170aからの加速度計データ又は位置データは、スペクトル管理システム105に送信されてもよい。スペクトル管理システム105は、スペクトル使用マップを生成するときに、モバイルデバイス170aがオペレータネットワーク140aの一部として示されている基地局160bと通信することにより、より良くサービス提供されると決定してもよい。スペクトル管理システム105は、この変更をモバイルデバイス170aに送信してもよい。次に、モバイルデバイス170aは、基地局160bと通信するように、そのスペクトル使用を変更してもよい。一実施例では、スペクトル使用の変更を決定する際に、スペクトル管理システム105は、オペレータネットワーク140aとオペレータネットワーク140bとの間のローミング構成を考慮してもよく、モバイルデバイス170aに存在する無線機がオペレータネットワーク140bに準拠するか否かを考慮してもよい。
【0051】
同様に、他の例として、モバイルデバイス170dは、まず基地局160cに関連付けられて通信してもよい。しかし、
図1に示すように、複数の移動デバイスが接続しているため、基地局160cは過負荷でもよい。モバイルデバイス170dは、このようなネットワーク特性を示すスペクトル使用情報をスペクトル管理システム105に送信してもよい。或いは、オペレータネットワーク150aは、このようなスペクトル使用情報を送信してもよい。これに応じて、スペクトル管理システム105は、スペクトル使用マップを生成するときに、モバイルデバイス170dが基地局160bと通信することにより、より良くサービス提供されると決定してもよい。スペクトル管理システム105は、この変更をモバイルデバイス170dに送信してもよい。次に、モバイルデバイス170dは、基地局160bと通信するように、そのスペクトル使用を変更してもよい。
【0052】
前述及び図示の動作及び処理は、様々な実現において必要に応じていずれか適切な順序で実行又は実施されてもよい。更に、特定の実現では、動作の少なくとも一部は、並行して実行されてもよい。更に、特定の実現では、記載の動作未満のもの又は記載の動作より多くのものが実行されてもよい。
【0053】
この開示の特定の態様について、様々な実現によるシステム、方法、装置及び/又はコンピュータプログラムプロダクトのブロック図及びフローチャートを参照して前述した。ブロック図及びフローチャートの1つ以上のブロック、並びにブロック図及びフローチャートのブロックの組み合わせは、それぞれコンピュータ実行可能プログラム命令により実現されてもよいことが分かる。同様に、ブロック図及びフローチャートのいくつかのブロックは、或る実現に従って必ずしも提示された順序で実行される必要がなくてもよく、全く実行される必要がなくてもよい。
【0054】
これらのコンピュータ実行可能プログラム命令は、コンピュータ、プロセッサ又は他のプログラム可能データ処理装置がフローチャートの1つ又は複数のブロックで指定された1つ以上の機能を実現する手段を生成するように特定の機械を生成するために、特殊目的のコンピュータ又は他の特定の機械、プロセッサ、若しくは他のプログラムデータ処理装置にロードされてもよい。コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置が特定の方式で機能するように指示し得るこれらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ読み取り可能記憶媒体又はメモリに記憶されてもよい。これにより、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶された命令は、フローチャートの1つ又は複数のブロックで指定された1つ以上の機能を実現する命令手段を含む製造物を生成する。一例として、特定の実現は、コンピュータ読み取り可能プログラムコード又はその中に実現されたプログラム命令を有するコンピュータ読み取り可能記憶媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトを提供してもよい。このコンピュータ読み取り可能プログラムコードは、フローチャートの1つ又は複数のブロックで指定された1つ以上の機能を実現するために実行されるように適合される。コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータにより実現された処理を生成するために一連の動作要素又はステップをコンピュータ又は他のプログラム可能装置で実行させるために、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置にロードされてもよい。これにより、コンピュータ又は他のプログラム可能装置で実行する命令は、フローチャートの1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現するための要素又はステップを提供する。
【0055】
従って、ブロック図及びフローチャートのブロックは、指定された機能を実行する手段の組み合わせ、指定された機能を実行する要素又はステップの組み合わせ、及び指定された機能を実行するプログラム命令手段をサポートする。また、ブロック図及びフローチャートの各ブロック、並びにブロック図及びフローチャートのブロックの組み合わせは、指定された機能、要素若しくはステップを実行する特殊目的のハードウェアに基づくコンピュータシステム、又は特殊目的のハードウェアとソフトウェア命令との組み合わせにより実現されてもよいことが分かる。
【0056】
とりわけ“することができる”、“し得る”、“する可能性がある”又は“してもよい”のような条件付きの用語は、特に指定されない限り或いは使用される文脈内で分からない限り、一般的に、特定の実現が特定の機能、要素及び/又は動作を含んでもよいが他の実現が含まなくてもよいことを伝えることを意図する。従って、このような条件付きの用語は、一般的に、その機能、要素及び/又は動作が1つ以上の実現に必ずしも必要であることを意図するものではなく、或いはユーザ入力又はプロンプトがあってもなくても、これらの機能、要素及び/又は動作が含まれるか否か、いずれか特定の実現で実行されるか否かを判断するロジックを1つ以上の実現が必ずしも含むことを意図するものではない。
【0057】
ここに示す開示の多くの変更及び他の実現は、前述の説明及び関連する図面に提示される教示の利益を有することで明らかになる。従って、この開示は、開示された特定の実現に限定されるものではなく、変更及び他の実現は、特許請求の範囲内に含まれることを意図するものであることが分かる。特定の用語がここで使用されるが、これらは、限定の目的ではなく、一般的に説明の意味で使用される。この開示の特定の実施例の特許可能な範囲は、請求項に規定されており、当業者に思いつく他の例を含み得る。
【0058】
[例]
例1は、無線スペクトルを管理するための方法である。この方法は、1つ以上のコンピュータを有するスペクトル管理システムにより、第1の1つ以上の無線デバイスから、各無線デバイスに関連するスペクトル使用情報を受信するステップと、スペクトル管理システムにより、受信したスペクトル使用情報に基づいてスペクトル使用マップを生成するステップと、スペクトル管理システムにより、スペクトル使用マップに基づいてスペクトル使用の変更を決定するステップと、スペクトル管理システムにより、スペクトル使用の変更を第2の1つ以上の無線デバイスに送信するステップとを含んでもよい。
【0059】
例2では、例1の対象物は、スペクトル管理システムにより、スペクトル使用情報の要求を第1の1つ以上の無線デバイスに送信するステップを任意選択で含んでもよい。
【0060】
例3では、例1の対象物は、1つ以上のユーザ移動パターンを識別するために、受信したスペクトル使用情報を分析するステップを任意選択で含んでもよく、スペクトル使用マップを生成するステップは、1つ以上のユーザ移動パターンに更に基づく。
【0061】
例4では、例1の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用される周波数帯域のインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0062】
例5では、例1の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用されるネットワークチャネルのインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0063】
例6では、例1の対象物は、スペクトル使用情報が、セルラ通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0064】
例7では、例1の対象物は、スペクトル使用情報が、WiFi通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0065】
例8では、例1〜7のいずれか1つの対象物は、スペクトル使用情報が、無線デバイスの地理的位置、無線デバイスのアクセスポイントへの相対位置、無線デバイスにより使用されるアプリケーションのインジケーション、無線デバイスの帯域幅要件、無線デバイスの1つ以上のチャネル状況、及び無線デバイスの干渉環境に関する情報のうち1つ以上を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0066】
例9では、例1の対象物は、スペクトル管理システムにより、第1の1つ以上の無線デバイスから各無線デバイスに関連する無線デバイス特性を受信するステップを任意選択で含んでもよい。
【0067】
例10では、例9の対象物は、無線デバイス特性が、無線デバイスの固有の識別子、無線デバイスの無線機の数、及び無線デバイスによりサポートされる周波数のリストのうち少なくとも1つを含むことを任意選択で含んでもよい。
【0068】
例11では、例1の対象物は、スペクトル使用情報が、スペクトルの認可された部分及び無認可の部分の使用情報を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0069】
例12では、例1の対象物は、スペクトル使用情報が、1つ以上のネットワークオペレータを介して第1の1つ以上の無線デバイスから受信されることを任意選択で含んでもよい。
【0070】
例13は、例1〜12の方法のいずれか1つを実行するように構成されたシステムである。
【0071】
例14は、コンピュータ実行可能命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリにアクセスするように構成された少なくとも1つのプロセッサとを有する、無線スペクトルを管理するためのシステムであり、少なくとも1つのプロセッサは、第1の1つ以上の無線デバイスから、各無線デバイスに関連するスペクトル使用情報を受信し、受信したスペクトル使用情報に基づいてスペクトル使用マップを生成し、スペクトル使用マップに基づいてスペクトル使用の変更を決定し、スペクトル使用の変更を第2の1つ以上の無線デバイスに送信するため、コンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
【0072】
例15では、例14の対象物は、少なくとも1つのプロセッサが、スペクトル使用情報の要求を第1の1つ以上の無線デバイスに送信するため、コンピュータ実行可能命令を実行するように更に構成されることを任意選択で含んでもよい。
【0073】
例16では、例14の対象物は、少なくとも1つのプロセッサが、1つ以上のユーザ移動パターンを識別するために、受信したスペクトル使用情報を分析するため、コンピュータ実行可能命令を実行するように更に構成され、スペクトル使用マップを生成することが、1つ以上のユーザ移動パターンに更に基づくことを任意選択で含んでもよい。
【0074】
例17では、例14の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用される周波数帯域のインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0075】
例18では、例14の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用されるネットワークチャネルのインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0076】
例19では、例14の対象物は、スペクトル使用情報が、セルラ通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0077】
例20では、例14の対象物は、スペクトル使用情報が、WiFi通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0078】
例21では、例14〜20のいずれか1つの対象物は、スペクトル使用情報が、無線デバイスの地理的位置、無線デバイスのアクセスポイントへの相対位置、無線デバイスにより使用されるアプリケーションのインジケーション、無線デバイスの帯域幅要件、無線デバイスの1つ以上のチャネル状況、及び無線デバイスの干渉環境に関する情報のうち1つ以上を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0079】
例22では、例14の対象物は、少なくとも1つのプロセッサが、第1の1つ以上の無線デバイスから各無線デバイスに関連する無線デバイス特性を受信するため、コンピュータ実行可能命令を実行するように更に構成されること任意選択で含んでもよい。
【0080】
例23では、例22の対象物は、無線デバイス特性が、無線デバイスの固有の識別子、無線デバイスの無線機の数、及び無線デバイスによりサポートされる周波数のリストのうち少なくとも1つを含むことを任意選択で含んでもよい。
【0081】
例24では、例14の対象物は、スペクトル使用情報が、スペクトルの認可された部分及び無認可の部分の使用情報を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0082】
例25では、例14の対象物は、スペクトル使用情報が、1つ以上のネットワークオペレータを介して第1の1つ以上の無線デバイスから受信されることを任意選択で含んでもよい。
【0083】
例26は、コンピュータ実行可能命令を具現したコンピュータ読み取り可能媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトであり、コンピュータ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合、第1の1つ以上の無線デバイスから、各無線デバイスに関連するスペクトル使用情報を受信し、受信したスペクトル使用情報に基づいてスペクトル使用マップを生成し、スペクトル使用マップに基づいてスペクトル使用の変更を決定し、スペクトル使用の変更を第2の1つ以上の無線デバイスに送信することを含む動作を実行する。
【0084】
例27では、例26の対象物は、コンピュータ実行可能命令が、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合、スペクトル使用情報の要求を第1の1つ以上の無線デバイスに送信することを含む動作を更に実行することを任意選択で含んでもよい。
【0085】
例28では、例26の対象物は、コンピュータ実行可能命令が、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合、1つ以上のユーザ移動パターンを識別するために、受信したスペクトル使用情報を分析することを有する動作を更に実行し、スペクトル使用マップを生成することが、1つ以上のユーザ移動パターンに更に基づくことを任意選択で含んでもよい。
【0086】
例29では、例26の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用される周波数帯域のインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0087】
例30では、例26の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用されるネットワークチャネルのインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0088】
例31では、例26の対象物は、スペクトル使用情報が、セルラ通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0089】
例32では、例26の対象物は、スペクトル使用情報が、WiFi通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0090】
例33では、例26〜32のいずれか1つの対象物は、スペクトル使用情報が、無線デバイスの地理的位置、無線デバイスのアクセスポイントへの相対位置、無線デバイスにより使用されるアプリケーションのインジケーション、無線デバイスの帯域幅要件、無線デバイスの1つ以上のチャネル状況、及び無線デバイスの干渉環境に関する情報のうち1つ以上を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0091】
例34では、例26の対象物は、コンピュータ実行可能命令が、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合、第1の1つ以上の無線デバイスから各無線デバイスに関連する無線デバイス特性を受信することを有する動作を更に実行すること任意選択で含んでもよい。
【0092】
例35では、例34の対象物は、無線デバイス特性が、無線デバイスの固有の識別子、無線デバイスの無線機の数、及び無線デバイスによりサポートされる周波数のリストのうち少なくとも1つを含むことを任意選択で含んでもよい。
【0093】
例36では、例26の対象物は、スペクトル使用情報が、スペクトルの認可された部分及び無認可の部分の使用情報を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0094】
例37では、例26の対象物は、スペクトル使用情報が、1つ以上のネットワークオペレータを介して第1の1つ以上の無線デバイスから受信されることを任意選択で含んでもよい。
【0095】
例38は、無線スペクトルを管理するための装置である。この装置は、第1の1つ以上の無線デバイスから、各無線デバイスに関連するスペクトル使用情報を受信する手段と、受信したスペクトル使用情報に基づいてスペクトル使用マップを生成する手段と、スペクトル使用マップに基づいてスペクトル使用の変更を決定する手段と、スペクトル使用の変更を第2の1つ以上の無線デバイスに送信する手段とを含んでもよい。
【0096】
例39では、例38の対象物は、スペクトル使用情報の要求を第1の1つ以上の無線デバイスに送信する手段を任意選択で含んでもよい。
【0097】
例40では、例38の対象物は、1つ以上のユーザ移動パターンを識別するために、受信したスペクトル使用情報を分析する手段を任意選択で含んでもよく、スペクトル使用マップを生成することは、1つ以上のユーザ移動パターンに更に基づく。
【0098】
例41では、例38の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用される周波数帯域のインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0099】
例42では、例38の対象物は、スペクトル割り当ての変更が、第2の1つ以上の無線デバイスにより使用されるネットワークチャネルのインジケーションを少なくとも含むことを任意選択で含んでもよい。
【0100】
例43では、例38の対象物は、スペクトル使用情報が、セルラ通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0101】
例44では、例38の対象物は、スペクトル使用情報が、WiFi通信に関連することを任意選択で含んでもよい。
【0102】
例45では、例38〜44のいずれか1つの対象物は、スペクトル使用情報が、無線デバイスの地理的位置、無線デバイスのアクセスポイントへの相対位置、無線デバイスにより使用されるアプリケーションのインジケーション、無線デバイスの帯域幅要件、無線デバイスの1つ以上のチャネル状況、及び無線デバイスの干渉環境に関する情報のうち1つ以上を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0103】
例46では、例38の対象物は、第1の1つ以上の無線デバイスから各無線デバイスに関連する無線デバイス特性を受信する手段を任意選択で含んでもよい。
【0104】
例47では、例46の対象物は、無線デバイス特性が、無線デバイスの固有の識別子、無線デバイスの無線機の数、及び無線デバイスによりサポートされる周波数のリストのうち少なくとも1つを含むことを任意選択で含んでもよい。
【0105】
例48では、例38の対象物は、スペクトル使用情報が、スペクトルの認可された部分及び無認可の部分の使用情報を含むことを任意選択で含んでもよい。
【0106】
例49では、例38の対象物は、スペクトル使用情報が、1つ以上のネットワークオペレータを介して第1の1つ以上の無線デバイスから受信されることを任意選択で含んでもよい。
【0107】
例50は、無線スペクトル使用情報を与えるモバイルデバイスである。モバイルデバイスは、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリと、モバイルデバイスの位置を決定するように構成された少なくとも1つのロケーションモジュールと、スペクトル使用情報をサーバに送信するように構成されたスペクトル使用モジュールであり、スペクトル使用情報は、モバイルデバイスの決定された位置を少なくとも含むスペクトル使用モジュールと、スペクトル使用の変更のインジケーションを受信し、受信したスペクトル使用の変更に従ってモバイルデバイスの無線スペクトル使用を再構成するように構成された無線通信モジュールとを含んでもよい。
【0108】
例51では、例50の対象物は、スペクトル使用情報が、無線デバイスと通信する1つ以上のアクセスポイントと比較したモバイルデバイスの相対位置、モバイルデバイスと通信する1つ以上のセルラタワーと比較したモバイルデバイスの相対位置、モバイルデバイスの1つ以上の帯域幅要件、モバイルデバイスで実行する1つ以上のアプリケーション、モバイルデバイスの1つ以上のチャネル状況、及びモバイルデバイスの干渉環境に関する情報のうち1つ以上を更に含むことを任意選択で含んでもよい。
【0109】
例52では、例50又は例51の対象物は、スペクトル使用情報が、モバイルデバイスの無線機の数、及びモバイルデバイスの無線機に関連する1つ以上の周波数帯域のうち1つ以上を更に含むことを任意選択で含んでもよい。