特許第6227922号(P6227922)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社千石の特許一覧

<>
  • 特許6227922-ウオーターサーバー 図000002
  • 特許6227922-ウオーターサーバー 図000003
  • 特許6227922-ウオーターサーバー 図000004
  • 特許6227922-ウオーターサーバー 図000005
  • 特許6227922-ウオーターサーバー 図000006
  • 特許6227922-ウオーターサーバー 図000007
  • 特許6227922-ウオーターサーバー 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6227922
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】ウオーターサーバー
(51)【国際特許分類】
   B67D 3/00 20060101AFI20171030BHJP
【FI】
   B67D3/00 Z
   B67D3/00 K
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-160031(P2013-160031)
(22)【出願日】2013年8月1日
(65)【公開番号】特開2015-30495(P2015-30495A)
(43)【公開日】2015年2月16日
【審査請求日】2016年7月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】592044499
【氏名又は名称】株式会社千石
(74)【代理人】
【識別番号】100064861
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 文雄
(72)【発明者】
【氏名】千石唯司
(72)【発明者】
【氏名】千石剛平
【審査官】 山本 崇昭
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−102146(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3164948(JP,U)
【文献】 国際公開第2012/153428(WO,A1)
【文献】 登録実用新案第3166386(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0173670(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0257910(US,A1)
【文献】 特開2014−210615(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B67D 1/00−3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料用液体が充填されたビニール袋を収容するための容器本体と該容器本体に対して装着自在とした蓋体とを有する飲料用液体収容容器と、ビニール袋に孔を開け飲料用液体を流出させるためのニードルを有するニードル式開口装置と、給水装置とを含むウオーターサーバーにおいて、
前記ニードル式開口装置のニードルを上下動させるための上下動手段と、ニードルを上下動を案内するためのガイド筒体とを有するニードル支持ケースを設け、
前記容器本体は、その底面をほぼ水平面とし、ビニール袋を平置き状態で収容して、容器本体底面に、ビニール袋を接触させ、
ニードル式開口装置のニードルを、針頭の下方に開口する単一の内孔を有する構成とし、ニードルの針頭および開口を容器本体底面に突出自在とし、
ニードル式開口装置を、給水機構に連通させて、ビニール袋内の飲料用液体を給水機構により給水自在とするとともに、
ニードル式開口装置、ニードル上下手段および給水装置を装備するニードル支持ケースを容器本体に着脱自在としたことを特徴とするウオーターサーバー。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウオーターサーバーに関するものである。より詳しくは、飲料用液体を収容したビニール袋を使用したウオーターサーバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ウオーターサーバーにおいて、飲料用液体の収納容器として、従来の硬質合成樹脂製ボトル、ペットボトルに変えて、ビニール袋を使用するとともに、開封手段としてニードルを使用するものとして、特許文献1「ウオーターサーバー」が公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-46446号公開公報「ウオーターサーバー」
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の特開2011-46446号公開公報「ウオーターサーバー」は、飲料用液体が充填されたビニール袋を収容するためのボトルホルダー[飲料用液体収容容器]と、ボトルホルダー[飲料用液体収容容器]に対して装着自在とした蓋体と、ビニール袋に孔を開け、飲料用液体を流出させるための、ニードル式開口装置と、給水装置とを含むウオーターサーバーを開示している。
ニードル式開口装置のニードルは、ビニール袋の開封状態で、二重中空管構造で、2個の開口をビニール袋内に露出している。二重中空管構造による2個の通水路の一方で給水装置への飲料用液体を供給するとともに、他方の通水路を通じてビニール袋内へ空気を供給している。したがって、ボトルホルダーのビニール袋の内部は外気に通じているとともに, 他方の通水路に通じる空間が存在している。
従って、外気の侵入、空気の滞留空間の存在により、細菌繁殖等の衛生上の支障を生じる問題点がある。
【0006】
よって、本願発明は、ボトルホルダーと給水装置との間の給水路、およびボトルホルダー内のビニール袋を、外気に対し密封状態として細菌の侵入を阻止することを課題とする
また、ニードル式開口装置、ニードル上下手段および給水装置に対する保守を容易にすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、前記容器本体は、容器本体底面に、ビニール袋を接触させ、ニードル式開口装置のニードルを、針頭の下方に開口する単一の内孔を有する構成とし、ニードルの針頭および開口を容器本体底面に突出自在とし、前記ニードル式開口装置を、給水装置に連通させて、ビニール袋内の飲料用液体を給水装置により給水自在とするとともに、ニードル支持ケースにニードル上下手段を内装し、前記ニードル式開口装置について、ニードルに対するガイド筒体を、前記ニードル支持ケースに固定して、ガイド筒体をニードル支持ケースと一体化し、ニードル支持ケースより下方に突出させたニードルの下端部に、給水装置を固定して、ガイド筒体の上端に形成した固定用フランジを、容器本体底面に着脱自在とし、ニードル式開口装置、ニードル上下手段および給水装置を装備するニードル支持ケースを容器本体に着脱自在としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、ニードルの開口と給水装置の給水口との間を密封状態とするとともに、ビニール袋の内部に通じる空間部の存在を無くしたことにより、細菌繁殖を阻止する効果を有する。
また、ニードル式開口装置、ニードル上下手段および給水装置を装備するニードル支持ケースを容器本体に着脱自在とて、給水機構をユニット化して容器本体に装着することで、製作コストおよび保守コストを低減する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本願発明のウオーターサーバーの大要を説明する縦断面略図
図2】同じくニードルの作動を説明する略図で、a図はニール袋のセット状態の縦断面図、b図はビニール袋より飲料用液体の供給開始時の縦断面図、c図は供給開始後の縦断面図。
図3】本願発明の実施例を示すウオーターサーバーの縦断面。
図4】ビニール袋のセット状態の作動を示し、a図は縦断面図、b図は部分拡大図。
図5】ビニール袋に対するニードル作動を示し、a図は縦断面図、b図は部分拡大図。
図6】本発明による給水状態を示し、a図は縦断面図、b図は部分拡大図。
図7】ニードル式開口装置の縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1および図2を参照して、本願発明のウオーターサーバーの大要を説明する。
飲料用液体収容容器Aについて、容器本体1の容器本体底面11をほぼ水平面とする。
容器本体1内にビニール袋Wを平置き状態で収容することで、容器本体底面11にビニール袋W を接触させた状態とする。
ニードル式開口装置Bのニードル2 を、針頭21の下方に開口22する単一の内孔23を有する構造とすることで、ニードル2の針頭21および開口22を容器本体底面11の中央部に突出自在とする。
ニードル2の内孔23を、給水装置50に連通させて、ビニール袋内の飲料用液体を給水装置50により給水する。
【0011】
以下、図3ないし図7に示す実施例にもとづいて、本願発明を詳細に説明する。
【0012】
飲料用液体収容容器Aについて、前述のほぼ水平面の容器本体底面11を有する容器本体1を、外ケース12で包囲し、容器本体1と外ケース12との間に断熱材13を介装する。
容器本体1に対する蓋体15を設け、該蓋体15を天面ケース15で包囲し、
【0013】
つぎに、ニードル式開口装置Bについて、図7を参照して説明する。
【0014】
ニードル支持ケース40に、ガイド筒体24および下部ガイド筒体41を固定し、ニードル2の下半部を、ガイド筒体24および下部ガイド筒体41で支持して、ニードル2をニードル支持ケース40内に内装して上下動自在とする。
【0015】
ニードル支持ケース40内に、ニードル上下手段Cを内装する。
【0016】
実施例においては、ニードル上下手段Cは、ニードル2の周面に形成した従動ギヤ43と噛合う駆動ギヤ44をニードル支持ケース40内に軸架し、駆動ギヤ44を電動モーター(図示省略) により回動させる構成とした。なお、駆動ギヤ44をカム機構を介して手動操作レバーと連系させ、手動式としてもよいものである。
【0017】
ニードル2の下端部を、ニードル支持ケース40の下方へ突出させ、給水装置50を螺着固定する。
【0018】
上記の構成により、ニードルの開口22と給水装置50とは、ニードル2の内孔23を介して連通するとともに、ニードルの開口22と給水装置50との水路は、外気に対して遮断状態である。
【0019】
図7を参照して、ガイド筒体24の上端に固定フランジ47を形成し、ビス48、座板49を介して、固定フランジ47を容器本体底面11に着脱自在に構成して、ニードル支持ケース40を、容器本体1に着脱自在とする。
【0020】
冷却手段30として、
容器本体を熱伝導率の高い金属材料で製作し、熱伝導率の高い金属の熱伝導体32を容器本体に接触させ、冷却装置31により、前記熱伝導体32を介して、容器本体底面11を冷却して、容器本体内の飲料用液体を冷却する。
冷却装置31としては、機体の適所に装備したコンプレーサー式冷却装置を適用し、前記熱伝導体32をコンプレーサーより供給された冷媒で冷却している。なお、コンプレーサー式冷却装置に代えて、ペエルチェ素子等の電子素子で冷却装置31を構成してもよいことは勿論である。
【0021】
つぎに、本発明による飲料用液の給水を説明する。
図4は、容器本体1に、飲料用液体が充填されたビニール袋Wを収容した状態を示し、ビニール袋Wは容器本体底面11の上面に戴置されている。
B図を参照して、容器本体底面11の中央部12に突出しているガイド筒体24の上端面24aで、ビニール袋Wの下層面Waが押上げられて、ビニール袋Wの下層
面Waは水平状態で且つ緊張状態である。
ニードル2は、その先端部はガイド筒体24の内部に位置し、その針頭21および開口22は、ガイド筒体24の上端面24aより下方に位置している。
【0022】
ニードル2を開口操作することにより、ニードル2は、容器本体底面11の中央部に突出して、図5の状態となる。
ニードル2の開口操作状態を示す図5において、ニードル2は、その針頭21および開口22は、ガイド筒体24の上端面24aより上方に突出し、ニードル2は容器本体底面11の中央部に突出することで、その針頭21は、ビニール袋Wの下層面Waを破断してビニール袋W内へ突出して、ビニール袋Wを開口状態とする。
【0023】
図5のニードル2の開口操作状態において、ニードル2は、その針頭21およ開口22は、ビニール袋W内に位置している。かくして、ニードル2の内孔23は、ビニール袋Wと連通状態、すなわち、ニードル2は開口状態となる。
【0024】
図6を参照して、ニードル2は開口状態においては、ニードル2の内孔23を介して、ビニール袋Wの内部と、給水装置50とは連通状態であり、その連通経路には空間部は存在しないとともに、外気に対して密封状態である。
【0025】
かくして冷却装置31の作動により、冷却されたビニール袋W内の飲料用液体が給水装置Dへ供給される
【0026】
実施例においては、冷却装置31を装備したが、加熱装置も併設して、選択作動により、ビニール袋W内の飲料用液体を、冷却/加熱自在とすることもできる。さらに冷房暖房クーラーのごとく冷房・暖房の切替を自在とする機構とすることで、冷水・温水を選択自在とする構成とすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本願発明は、本願発明は、ウオーターサーバーの製作コストおよび保守コストの低減により、ウオーターサーバーの販売を促進して、産業の発展に寄与するものである。
【符号の説明】
【0028】
A 飲料用液体収容容器
B ニードル式開口装置
C ニードル上下手段
W ビニール袋
1
容器本体
11 容器本体底面
2 ニードル
21 針頭
22 開口
23 内孔
24 ガイド筒体
40 ニードル支持ケース
41
下部ガイド筒体
47 固定フランジ
50 給水装置
































図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7