(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記取付部材の一部が、前記カーテンランナが走行する前記カーテンレールの開口部(220)を介して前記カーテンレール内に係止されることにより、前記カーテンレールに前記支持部材が取付けられることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
前記取付部材は、前記支持部材と前記カーテンレールのそれぞれに着脱自在に係止される係止片(123、125)を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のブラインド。
前記ランナ収容部を前記支持部材の長手方向の一部に設け、前記ランナ収容部の位置と、前記支持部材内に設けられる前記遮蔽材を駆動するための駆動装置の位置とを、前記支持部材においてカーテンレールに沿って延びる方向の断面の長手方向において重複しないようにすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のブラインド。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、カーテンレールは、通常複数のカーテンランナを吊下げ支持しているため、カーテンレールにブラインドを取付けようとすると、カーテンランナがブラインドの支持部材内に配設されている遮蔽材を駆動するための駆動装置に干渉してしまう。このため、カーテンレールにカーテンランナを取付けたままでは、ブラケットに支持部材を係止することができない。したがって、カーテンレールにブラインドを取付ける作業を行う前に、カーテンレールから全てのカーテンランナを取外さなければならないため、作業が面倒であるという問題があった。また、カーテンレールにブラケットを取付ける際も、ブラケットをネジによってカーテンレールに固定しなければならないため、取付作業が面倒であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、カーテンレールへの取付作業を容易にしたブラインドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明によれば、カーテンレールに取付けられ、遮蔽材を備えたブラインドにおいて、前記遮蔽材の上端を支持する支持部材と、支持部材をカーテンレールに取付ける取付部材と、を備え、支持部材内に、カーテンレールに沿って吊下げられている複数のカーテンランナを収容するランナ収容部が設けられていることを特徴とするブラインドが提供される。
【0007】
かかる発明によれば、カーテンレールからカーテンランナを取り外すことなく、カーテンレールにブラインドを取付けることができるので、取付作業が容易である。
【0008】
また、取付部材の一部が、カーテンランナが走行するカーテンレールの開口部を介してカーテンレール内に係止されることにより、カーテンレールに支持部材が取付けられるようにしてもよい。これにより、支持部材に取付けられた状態の取付部材をカーテンレールの下方からカーテンレール内に係止させることができるので、カーテンレールに予め取付部材を取付けておく必要がなく、取付作業を簡素化することができる。
【0009】
さらに、取付部材は、支持部材とカーテンレールのそれぞれに着脱自在に係止される係止片を備えているものとしてもよい。これにより、支持部材及びカーテンレールに対する取付部材の位置を自由に変更することができる。このように、自由に位置を変更することができるため、カーテンレールを窓枠等に固定するためのブラケットを避けて取付部材の位置を調整することができる。また、取付部材は係止片をカーテンレールに係止させるだけでカーテンレールに取付けられるものであり、ネジを使用する必要がないため、取付作業が容易である。
【0010】
また、ランナ収容部を支持部材の長手方向の一部に設け、ランナ収容部の位置と、支持部材内に設けられる遮蔽材を駆動するための駆動装置の位置とが、支持部材の長手方向において重複しないようにしてもよい。これにより、ランナ収容部と駆動装置とが支持部材内において上下方向に重ならないため、支持部材の高さ寸法を抑えることができる。
【0011】
また、少なくともカーテンレールの上端から支持部材の下端までを覆う化粧カバーを備えるようにしてもよい。これにより、カーテンレールと支持部材との間の隙間が化粧カバーによって覆われるため、この隙間からの光漏れを防止することができる。さらに、カーテンレールや支持部材が露出しないため、ブラインドとしての意匠性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、支持部材にランナ収容部を設けたことにより、カーテンレールからカーテンランナを取外すことなく、ブラインドをカーテンレールに取付けることができるため、取付作業が容易になる。本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0015】
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかるロールスクリーンについて、
図1〜
図5を参照しながら説明する。
図1は、ロールスクリーンをカーテンレールに取付けた状態を示す側断面図である。
図2は、
図1のカーテンレール及び支持部材のみを断面図とした部分正面図である。
図3は、取付部材を示す図である。
図4A〜
図4Dは、ロールスクリーンをカーテンレールに取付ける作業工程を示す図である。
図5A〜
図5Dは、それぞれ
図4A〜
図4Dの平面図である。
【0016】
図1及び
図2に示すように、本実施形態にかかるロールスクリーン100は、並設された2本のカーテンレール200のうちの一方に取付けられるものである。これら2本のカーテンレール200は、カーテンボックス300にブラケット210を介して取付けられている。これら2本のカーテンレール200は、それぞれの底部に長手方向全長にわたって開口部220が設けられており、これら開口部220に沿って走行するように複数のカーテンランナ230がそれぞれ吊下げられている。
【0017】
まず、
図1及び
図2を参照しながら、本実施形態にかかるロールスクリーン100の構成を説明する。ロールスクリーン100は、
図1及び
図2に示すように、カーテンレール200に固定されるセットフレーム(支持部材)110と、セットフレーム110をカーテンレール200に取付ける取付部材120と、セットフレーム110の両端部に設けられるサイドプレート130と、サイドプレート130に両端部が回転可能に支持された巻取パイプ140と、巻取パイプ140に上端部が巻取り及び巻解き可能に連結されたスクリーン(遮蔽材)150と、スクリーン150の下端に連結されたウエイトバー160と、を備えている。以下、ロールスクリーン100のセットフレーム110及び取付部材120の構成について詳細に説明する。
【0018】
(セットフレーム110)
セットフレーム110は、カーテンレール200のほぼ全長にわたって延びる箱型の形状をなし、その上部111に長手方向全長にわたる挿通部112が形成されている。また、セットフレーム110内には、挿通部112に連通する空間よりなるランナ収容部113が設けられている。ランナ収容部113は、カーテンレール200に吊下げられている複数のカーテンランナ230を吊下げられた状態のまま挿通部112を介して収容する。ランナ収容部113には全てのカーテンランナ230が収容される。
【0019】
なお、セットフレーム110の長さはカーテンレール200の全長より短くてもよい。この場合、ランナ収容部113には、全てのカーテンランナ230を収容してもよいし、一部のカーテンランナ230のみを収容するようにしてもよい。また、挿通部112はセットフレーム110の長手方向の一部にのみ設けるようにしてもよい。
【0020】
(取付部材120)
取付部材120は、
図3に示すように、平面視が方形状の基部121と、基部121の一方の面から突出し、セットフレーム110の挿通部112に嵌り合う嵌合部122と、嵌合部122の対向する2辺からそれぞれ突出し、セットフレーム110内の上部に着脱自在に係止される一対の第1係止片123、123と、基部121の他方の面に連結されて回転操作される回転操作部124と、回転操作部124から上方に突出し、カーテンレール200内の底部に着脱自在に係止される一対の第2係止片125、125と、を備える。
【0021】
嵌合部122は、
図3(b)及び
図3(c)に示すように、挿通部112に嵌り合う一対の辺に、これらの辺から突出する前述の一対の第1係止片123、123と、円弧状に構成された一対の円弧部122a、122aと、がそれぞれ形成されている。これら一対の円弧部122a、122aは、セットフレーム110の上部111に形成された挿通部112側に対向する縁部111a、111aにそれぞれ当接しつつ回転することができる形状になっている。
【0022】
一対の第1係止片123、123は、
図1に示すように、嵌合部122が挿通部112に嵌り合うと、セットフレーム110内の上部111に係止されることになる。そして、一対の第1係止片123、123がセットフレーム110に係止されると、セットフレーム110の上部111は、一対の第1係止片123、123と基部121との間に挟み付けられた状態になる。これにより、取付部材120がセットフレーム110に固定される。
【0023】
回転操作部124は、
図3(b)に示すように、基部121に連結される円板部124aと、円板部124aから突出するレバー部124bを備えている。円板部124aの基部121との連結部が回転軸となっており、レバー部124bを操作することにより、回転操作部124が回転する。円板部124aの円周上の互いに対向する位置に、前述の一対の第2係止片125、125が上方に突出してそれぞれ形成されている。
【0024】
一対の第2係止片125、125は、これらを結ぶ線がカーテンレール200の長手方向と略平行になると、開口部220を通過することができる。一方、一対の第2係止片125、125を結ぶ線が、カーテンレール200の長手方向に直交すると、カーテンレール200内の底部に係止されることになる。そして、一対の第2係止片125、125がカーテンレール200の底部に係止されると、カーテンレール200の底部が一対の第2係止片125、125と基部121との間に挟み付けられた状態になる。これにより、取付部材120がカーテンレール200に固定される。
【0025】
次に、本実施形態のロールスクリーン100を、カーテンレール200に取付ける作業について、
図4A〜
図4D及び
図5A〜
図5Dを参照しつつ説明する。
【0026】
まず、
図4A及び
図5Aに示すように、取付部材120をセットフレーム110の挿通部112の上方に位置させ、嵌合部122の一対の円弧部122aがセットフレーム110の両縁部111a、111aにそれぞれ当接するように、取付部材120の姿勢を定める。次に、この姿勢のまま、取付部材120を、
図4A中矢印Aに示すように、上方からセットフレーム110に接近させる。そして、嵌合部122の一対の円弧部122a、122aをセットフレームの両縁部111a、111aにそれぞれ当接させながら、一対の第1係止片123、123を挿通部112を介してセットフレーム110内に挿入する。これにより、一対の第1係止片123、123は、セットフレーム110内に、また嵌合部122は挿通部112に、基部121はセットフレーム110の上部111の上面に面接触するように位置する。
【0027】
この後、
図4B中矢印a及び
図5A中矢印cに示す方向に取付部材120を回転させる。これにより、
図4B及び
図5Bに示すように、一対の第1係止片123、123がセットフレーム110内に係止され、嵌合部122が挿通部112に嵌合し、基部121がセットフレーム110の上部111に面接触し、セットフレーム110の上部111が一対の第1係止片123、123と基部121によって挟み付けられた状態になる。これにより、取付部材120がセットフレーム110に固定される。
【0028】
なお、取付部材120を上記とは逆方向に回転させることにより、セットフレーム110から取付部材120が取外される。
【0029】
このように、取付部材120をセットフレーム110に対して着脱できるようにしたことにより、カーテンレール200を支持するブラケット210との干渉を考慮したうえで、取付部材120の位置を調整することができる。
【0030】
次に、
図2に示すように、カーテンレール200に吊下げられているすべてのカーテンランナ230を寄せ集めておく。そして、
図4C及び
図5Cに示すように、取付部材120にセットフレーム110を取付けたまま、一対の第2係止片125、125を結ぶ線がカーテンレール200の長手方向に略平行になるように回転操作部124を回転させる。この状態のまま、
図4C中矢印Bに示すように、一対の第2係止片125、125をカーテンレール200の下方から開口部220を介してカーテンレール200内に挿入する。この際、全てのカーテンランナ230は、カーテンレール200から吊り下げられた状態のままセットフレーム110のランナ収容部113に収容される。このため、カーテンレール200にセットフレーム110を接近させるときに、カーテンランナ230がセットフレーム110に干渉することはない。
【0031】
この後、
図4D中矢印b及び
図5D中矢印dに示すように、レバー部124bを操作して、一対の第2係止片125、125を結ぶ線が、開口部220の長手方向に直交するように回転操作部124を回転させる。これにより、一対の第2係止片125、125が、カーテンレール200内の底部に係止され、基部121がカーテンレール200の底部の外面に面接触する。これにより、カーテンレールの底部が一対の第2係止片125,125と基部121によって挟み付けられた状態になり、取付部材120がカーテンレール200に固定される。
【0032】
なお、回転操作部124を上記とは逆方向に回転させることにより、カーテンレール200から取付部材120が取外される。
【0033】
よって、カーテンレール200からカーテンランナ230を取り外すことなく、カーテンレール200の下部にロールクスリーン100を取付けることができる。
【0034】
また、この取付け作業において、取付部材120にセットフレーム110を取付けたままカーテンレール200の下方から開口部220を介して一対の第2係止片125、125を挿入して取付けることができる。このため、カーテンレール200に予め取付部材120を取付けておく必要が無く、取付作業が容易である。
【0035】
次に、第2の実施形態にかかる横型ブラインド400について、第1の実施形態との相違点を中心に、
図6を参照しながら説明する。本実施形態では、第1の実施形態のロールスクリーン100の代わりに横型ブラインド400を用い、並設されたもう一本のカーテンレール200にカーテン500を取付けている。
図6は、本実施形態にかかる横型ブラインド400とカーテン500を併用した状態を示す。
【0036】
横型ブラインド400は、
図6に示すように、カーテンレール200に取付けられるヘッドボックス(支持部材)410と、ヘッドボックス410内に長手方向全長にわたって延びる回転軸420と、ヘッドボックス410の長手方向の複数個所に設けられ、回転軸420の回転が伝達される図示していない回転ドラムなどを有する駆動装置と、回転ドラムに上端が連結されるとともに、ヘッドボックス410から垂下して多数のスラット(遮蔽材)430を整列状態に支持するラダーテープ440と、回転ドラムに上端が連結されるとともに、多数のスラット430を挿通し、多数のスラット430の下端に設けられるボトムレール450に連結される昇降コード460と、を備える。
【0037】
回転ドラムは、回転軸420の回転が伝達されると回転し、前後のラダーテープ440の一方を巻取り及び他方を巻解くことにより相対的に昇降させてスラット430を回転させたり、昇降コード460を巻取り又は巻解くことにより、スラット430を昇降させたりする。
【0038】
ヘッドボックス410には、上部411に長手方向全長にわたる挿通部412が形成されている。また、ヘッドボックス410内には、仕切り部413によって、ヘッドボックス410の長手方向において駆動装置と重複せず、かつ回転軸420より上方に仕切られたランナ収容部414が画成されている。ランナ収容部414は、挿通部412に連通する空間よりなる。ランナ収容部414は、カーテンレール200に吊下げられている複数のカーテンランナ230を吊下げられた状態のまま挿通部412を介して収容するものである。ランナ収容部414に収容されたカーテンランナ230は、カーテンレール200を移動するようなことがあっても、仕切り部413によって駆動装置に干渉することがない。
【0039】
なお、ランナ収容部414は、上記条件に合う全ての位置に設けられていてもよく、また、1か所だけに設けられていてもよい。ランナ収容部414を複数個所に設ける場合、カーテンランナ230を複数個所に分けて収容してもよく、また、1か所にまとめて収容してもよい。
【0040】
カーテンレール200へのヘッドボックス410の取付けは、取付部材120を用いて第1の実施形態と同様に行われる。
【0041】
本実施形態では、横型ブラインド400を、カーテン500と併用するため、横型ブラインド400を窓側のカーテンレール200に取付け、カーテン500を室内側のカーテンレール200に取付けるようにしている。このように、横型ブラインド400とカーテン500とを併用するため、意匠性が向上する。
【0042】
なお、横型ブラインド400とカーテン500とを併用しない場合は、横型ブラインド400を並設された2本のカーテンレール200のどちら側に取付けてもよい。
【0043】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0044】
なお、上記各実施形態において、化粧カバーを設けてもよい。化粧カバーは、少なくともカーテンレール200の上端からセットフレーム110やヘッドボックス410などの支持部材の下端までを覆うものがよい。これにより、カーテンレール200と支持部材との間の隙間が化粧カバーによって覆われるため、これらの間からの光漏れを防止することができる。さらに、カーテンレール200や支持部材が露出しないため、ブラインドとしての意匠性を向上させることができる。