(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記前方空気室は、湾曲した三日月形状に近い形状とされた前記前方空気室カバーで前方及び側方を区画され、空気室上カバー体により上方を区画され、前方下方から後方上方に至る空気室下カバー板により下方を区画され、
前記空気室上カバー体は、厚肉板状であって内部に空間室を備え、前方を半円形に近い形状としてその周縁が前記前方空気室カバーの上縁に接続され、
前記空気室下カバー板は、半円形に近い形状の板状であって前方を低く後方を高くして後端が前記空気室上カバー体の後端と接続されてその周縁が前記前方空気室カバーの下縁に接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載した掃除機玩具。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明に係る掃除機玩具の実施の形態は、
図1に示すように、掃除機本体110の前方部分に透明な前方空気室カバー331を有して掃除機本体110の内部に前方空気室330を有し、掃除機本体110の後方両側にそれぞれ車輪111を有するものです。
【0016】
また、掃除機本体110の後方上部には、円弧状に突出する持ち手部118を備え、持ち手部118の前方である掃除機本体110の中央上部に当該掃除機玩具100を作動させる電源スイッチ128のスイッチボタン127が僅かに突出しており、このスイッチボタン127を押し込むことにより、掃除機玩具100が作動していないときはゴミの吸引開始を行い、吸引動作を行っているときは吸引の停止を行わせるものとしている。
【0017】
更に、掃除機本体110の前方上部には、ホース取付け部121を有し、このホース取付け部121は、中空パイプにより形成し、パイプの中心軸が略垂直とされる垂直部123と、この垂直部123の上端からパイプの中心軸を傾斜させた傾斜部125とを有するものです。
【0018】
そして、このホース取付け部121は、傾斜部125の先端に吸込みホース185を着脱可能とすると共に、垂直部123の中心軸を回転中心として水平方向に回転可能に掃除機本体110に取り付けられるものです。
【0019】
また、吸込みホース185は、適宜の長さとされ、蛇腹状の中空のホースであって、屈曲自在とされているものであって、この吸込みホース185の先端部がハンドル部180に固定されているものです。
【0020】
このハンドル部180は、先端にパイプ接続部183を有して後端をグリップ部181とする剛性を有した樹脂製であって、パイプ接続部183とグリップ部181とを略直線的な棒形状として中間位置に吸込みホース185の先端が固定され、パイプ接続部183の内部と吸込みホース185の内部とを連通する空間を備えてヘッドパイプ171をパイプ接続部183に固定可能とするものです。
【0021】
このハンドル部180に着脱可能とされるヘッドパイプ171は、剛性を有する樹脂製の中空パイプであって、
図4に示すように、後端近傍には係止穴173を有してハンドル部180のパイプ接続部183の内側に形成された突起を係止穴173に嵌入するようにしてハンドル部180に着脱可能に固定されるものです。
【0022】
また、ヘッドパイプ171は、先端近傍にも係止穴173を有し、吸込みヘッド150のヘッド接続部153に先端を挿入可能とし、ヘッド接続部153の内側に形成された突起を係止穴173に嵌入するようにして吸込みヘッド150に着脱可能に固定されるものです。
【0023】
この吸込みヘッド150は、底面を平坦面とする長円形のヘッド本体151と、ヘッド本体151に対して揺動を可能として端部が取り付けられたヘッド接続部153と、ヘッド接続部153の前方においてヘッド本体151の上面に設けられた装飾体167を有するものです。
【0024】
そして、吸込みヘッド150の底面は、
図2に示すように、ヘッド本体151の略全面を平坦面とした本体底部155を有し、本体底部155の中央やや後方からヘッド本体151の前端に向けて左右に広がるようにして本体底部155の底面よりも僅かに高い位置の平面とされる吸込み面部157を有するものです。
【0025】
この吸込み面部157の中央前方部分位置には左右方向を回転軸とする誘導輪161を有し、吸込み面部157の中央後方部分位置には吸込み口163を有するものであって、誘導輪161の吸込み面部157からの突出量は、吸込み面部157から本体底部155の底面までの突出量よりも僅かに大きくしているものです。
【0026】
また、吸込み口163は、ヘッド接続部153の内腔を介してヘッドパイプ171の内部空間に接続されるものです。
【0027】
従って、この吸込みヘッド150の底面を床面などに接触させたとき、本体底部155の後方と誘導輪161とが床面に接触し、本体底部155の前方底面と床面とはきわめて小さな間隙を形成することとなり、前方を広げた吸込み面部157と床面との間に所定の高さを有する空間を形成することができるものです。
【0028】
このため、当該掃除機玩具100を作動させると、多くの空気がヘッド本体151の前方から吸込み面部157と床面との間に形成された間隙空間を通って吸込み口163に吸いこまれ、ヘッドパイプ171や吸込みホース185の内部を介して掃除機本体110に送られることになるものです。
【0029】
そして、この掃除機本体110の後部には、
図3に示すように、ダストポッド210が収納されているものです。
【0030】
このダストポッド210は、透明な樹脂により形成される中空の箱状体であり、
図5に示すように、ポッド上面壁219、ポッド底面壁218、左右のポッド側面壁217、掃除機本体110の後面部の一部とするように後面部と連続する平面を形成するポッド後面壁213、掃除機本体110のポッド収納部の奥面に接触するポッド前面壁215を有するものです。
【0031】
そして、ポッド前面壁215には、
図3に示したように、掃除機本体110の後方から見て右側やや上方の位置にゴミ吸込み口221としての円形の開口部が設けられ、このゴミ吸込み口221よりもやや大きな略円形の制御板223が当該ゴミ吸込み口221を塞ぐようにゴミ吸込み口221の内側に設けられるものです。
【0032】
この制御板223は、揺動自在に上部がポッド前面壁215の内面に設けられ、外気が吸込みヘッド150から吸込みホース185を介してダストポッド210に流入するとき、制御板223の下端をダストポッド210の内側に移動させるように揺動して傾斜し、流入空気をダストポッド210内で下方に拡散させるようにして流入させるものです。
【0033】
また、ポッド前面壁215の左上方には、複数のスリットによるポッド排気口225を有するものであって、このダストポッド210のポッド底面壁218には、ダストポッド210内に溜まったゴミ等を排出するための開閉扉229を有し、更に、ポッド後面壁213の左右中央にはダストポッド210をポッド収納部から取り出すためのツマミ部211を有するものです。
【0034】
そして、掃除機本体110の底部には、
図2に示したように、底部を形成する底板281の略中央に電池室カバー131を有し、この電池室カバー131の内側を電池収納部130として電源電池を収納しているものです。
【0035】
また、底板281における電池室カバー131の前方には、多数の小孔で形成される排気孔149を有し、吸込みホース185からダストポッド210や前方空気室330を介した空気を掃除機本体110の外部に排出することができるようにしているものです。
【0036】
そして、この掃除機本体110は、上ケース230と下ケース280とで外装を構成し、内部に駆動モータ141や吸気ファン145等を内蔵するものです。
【0037】
この下ケース280は、
図2等に示すように、前方を円形とし、後方を方形とする底板281の周囲から立ち上がるようにして底板281の半円形とされた前方に設けられる下前面部283、下前面部283から連続して底板281の後半部分に設けられる下側面部285、下側面部285の後端から連続して底板281の後方に設けられる下後面部287を有するものです。
【0038】
そして、下側面部285は、前端及び後端を略円弧状とされた略長方形の平面により形成され、下側面部285の中央上端に半円形の下車輪軸受293を有し、下側面部285の前後の端部には下側面部285よりも外方に突出する下車輪カバー291を有して下車輪カバー291により下前面部283の後端や下後面部287の前端に接続されるものです。
【0039】
また、下後面部287の左右方向中央には、上方に開口するコ字状の切込みを有し、切込みの左右端部から前方に向けた板状の収納部下部側壁323を有し、左右の収納部下部側壁323の前端を接続する板状の収納部下部奥壁325を有し、切欠きの下端と同一高さとして下後面部287から収納部下部奥壁325に至る板状のポッド受板321を有し、ダストポッド210の下半部分を側方及び下方から支持可能としてダストポッド210のポッド前面壁215を収納部下部奥壁325に当接可能としているものです。
【0040】
そして、収納部下部奥壁325の上端には、掃除機本体110の後方から見て右側部分においてダストポッド210の開口部の下半に対応した半円形の収納部開口下部327を有し、収納部下部奥壁325の上端における左側部分には、ポッド排気口225の下半に対応した半円形の収納部排気口下部329を有するものです。
【0041】
更に、下ケース280は、この収納部下部奥壁325の前方に、吸気ファン145を内蔵するファンケース147及びファン用の駆動モータ141を固定するモータ受部143を備えるものです。
【0042】
この吸気ファン145を内側に備えるファンケース147は、ファンケース147により形成する吸気口を収納部下部奥壁325に当接し、収納部下部奥壁325に設けた収納部排気口下部329に吸気口の下半が位置し、後述する上ケース230の収納部上部奥壁315に設ける収納部排気口上部319に吸気口の上半が位置するものです。
【0043】
そして、ファンケース147の前方には、ファンケース147の前端と間隙を設けて駆動モータ141を固定支持するモータ受部143が設けられ、
図8に示すように、ファンケース147とモータ受部143とは電池収納部130を形成する収納部上板133の上面に設けられるものです。
【0044】
そして、モータ受部143に固定される駆動モータ141に吸気ファン145が固定され、駆動モータ141により吸気ファン145が回転すると、ポッド収納部の空気を吸い込み、ポッド収納部にダストポッド210が収納されているときはダストポッド210内の空気を吸い込んでファンケース147の前方とモータ受部143との間隙から掃除機本体110のケース内部の空間に排出するものです。
【0045】
尚、モータ受部143の上端には、電源スイッチ128を固定し、この電源スイッチ128のスイッチボタン127を上ケース230の上面に突出させるものです。
【0046】
また、電池収納部130は、
図8に示したように、上方に収納部上板133を有し、前方に収納部前板137を、後方に収納部後板139を、左右に収納部側板を有して掃除機本体110の内部空間と区画され、下方には着脱可能な電池室カバー131を備え、収納部前板137の後面と収納部後板139の前面に電極を有して複数個の電池を収納可能とするものです。
【0047】
そして、電池収納部130の収納部前板137の前方には、筒状の排気用下部ダクト375が設けられ、この排気用下部ダクト375の内側の底板281に排気孔149が設けられているものです。
【0048】
更に、この排気用下部ダクト375は、その上端が上ケース230の内側に固定される空気室上カバー体340の排気用上部ダクト371の下端と接続されて排気ダクトを形成し、前方空気室330からの空気を排気孔149を介して掃除機本体110の外部に排出することができるようにするものです。
【0049】
また、収納部下部奥壁325に設けた収納部開口下部327には、接続パイプ275を接続可能としており、後述する上ケース230の収納部上部奥壁315の収納部開口上部317と収納部開口下部327とにより形成する円形の開口部に接続パイプ275の後端を固定可能としているものです。
【0050】
そして、この接続パイプ275は、この接続パイプ275の前端が厚肉長円形の接続空気室部材260に接続固定されているものです。
【0051】
この接続空気室部材260は、
図5に示したように、長円形板状の接続室底部263を有し、接続室底部263の周囲から立ち上がる接続室周壁265を有し、この接続室周壁265の上端が上ケース230の下面から長円形筒状に突出する接続室壁271の下端に固定され(
図8参照)、内部に接続室261とする空間を形成するものです。
【0052】
そして、この接続室261の空間は、接続パイプ275の内部空間に接続され、収納部下部奥壁325及び収納部上部奥壁315に設けられた開口を介してポッド収納部の内部空間と接続され、更に、ポッド収納部に収納されたダストポッド210の内部空間とダストポッド210のゴミ吸込み口221を介して接続されるものです。
【0053】
また、上ケース230は、
図1、
図5及び
図6に示すように、スイッチボタン127を突出させるスイッチ穴249やホース取付け部121を備えた頂面部231と、頂面部231の前方から頂面部231の湾曲に沿って湾曲して下方に垂下する上前面部233、上前面部233の後端から連続して頂面部231の左右側方から垂下する上左右側面部235、上左右側面部235の後端から連続して頂面部231の後端から垂下する上後面部237を有し、下ケース280と合わせて吸込みファンや駆動モータ141を内部に収納する掃除機本体110の本体ケースを形成するものです。
【0054】
この上左右側面部235は、
図5及び
図6に示すように、半円形状とされ、上左右側面部235の周囲に沿った半円形状で上左右側面部235よりも外方に突出する上車輪カバー241を有して上車輪カバー241により上前面部233の後端や上後面部237の前端に接続され、半円形状の上左右側面部235の中心には半径形状の切欠きとされる上車輪軸受243を有するものです。
【0055】
従って、上ケース230が下ケース280に結合されると、上車輪軸受243と下車輪軸受293とにより円形の車輪軸受を形成し、左右に配置される車輪111の内側中心に設けられる車輪軸113を回転可能に支持し、車輪軸113の端部から外方に突出する係止部115により車輪軸113が車輪軸受から脱落しないようにすることができるものです。
【0056】
また、上後面部237の下端中央には、
図6に示すように、下方に開口したコ字状の切込みを有し、切込みの左右両端から前方に板状の収納部上部側壁313を、左右の収納部上部側壁313の前端を接続する板状の収納部上部奥壁315を有し、切欠きの上端から前方に収納部上部奥壁315に至る板状の収納部上押え板311を有するものです。
【0057】
この左右の収納部上部側壁313と前方の収納部上部奥壁315は、夫々、収納部下部側壁323や収納部下部奥壁325の上端に各々の下端が接続され、掃除機本体110の内部空間と区画されたポッド収納部を形成し、下ケース280のポッド受板321の上端でダストポッド210の下面を支持し、上ケース230の収納部上押え板311でダストポッド210の上面を支持し、収納部上部側壁313及び収納部下部側壁323でダストポッド210の左右側面を支持してダストポッド210を収納固定することができるようにしているものです。
【0058】
そして、収納部上部奥壁315の下端左側には、半円形に切り欠かれた収納部排気口上部319が設けられており、収納部下部奥壁325の上端左に設けた収納部排気口下部329と合わせ、収納部排気口上部319と収納部排気口下部329により円形の排気口をポッド収納部の奥壁に形成するものです。
【0059】
更に、収納部上部奥壁315の下端右側には、半円形に切り欠かれた収納部開口上部317が設けられており、収納部下部奥壁325の上端右側に設けた収納部開口下部327と合わせ、収納部開口上部317と収納部開口下部327により円形の開口をポッド収納部の奥壁に形成するものです。
【0060】
また、上ケース230の頂面部231には、その略中央にスイッチ穴249を有すると共に、スイッチ穴249の前方であって、ホース取付け部121が設けられた頂面部231の内面には、長円形筒状に垂下する接続室壁271を有するものです。
【0061】
そして、接続室壁271の内側の頂面部231には、ホース取付け部121の垂直部123の下端を回転可能に支持する円筒状の垂直部保持部259を有して垂直部123の内側を開口させているものです。
【0062】
そして、この接続室壁271の下端に接続空気室部材260の接続室周壁265の上端を接続固定することにより、接続空気室部材260が上ケース230の頂面部231内側に固定されるものです。
【0063】
従って、接続室261の内側の頂面部231に取り付けられるホース取付け部121を介して吸込みホース185の内部空間が接続室壁271や接続空気室部材260の内部空間である接続室261の空間と連通され、接続パイプ275を介してポッド収納部に収納されたダストポッド210の内部空間と連通されるものです。
【0064】
更に、上ケース230の上前面部233には、前開口部251が形成されており、上前面部233における前開口部251の上方部分を開口部上壁255、前開口部251の下方部分を開口部下壁253としているものです。
【0065】
この前開口部251には透明な樹脂による前方空気室カバー331が取り付けられ、この前方空気室カバー331と、開口部上壁255の下端において後方に延設される空気室上カバー体340と、開口部下壁253の上端において後方に延設されてその後端が空気室上カバー体340の後端に接続される空気室下カバー板361と、によって前方空気室330を形成し、空気室上カバー体340と空気室下カバー板361とにより前方空気室330を掃除機本体110の内部空間と区画しているものです。
【0066】
この空気室上カバー体340は、
図7に示すように、略半円形とされる円弧状のカバー体外壁343と、このカバー体外壁343の後半部分においてカバー体外壁343の上端に設けられるカバー体上面壁341と、カバー体外壁343の前半部分においてカバー体外壁343の下端に設けられる空間室底板345とを有し、空間室底板345の後端縁とカバー体上面壁341の前端縁とを接続するカバー体段差壁347を有するものです。
【0067】
そして、空間室底板345の後端中央には長円形のダクト口353を開口させ、このダクト口353の周縁から垂下する筒状の排気用上部ダクト371を有し、この排気用上部ダクト371の下端を下ケース280の底板281から立設させた排気用下部ダクト375の上端に接続するものです。
【0068】
更に、空気室上カバー体340は、空間室底板345と同一の略半円形とされる空間カバー板355を有し、この空間カバー板355をカバー体段差壁347よりも前方のカバー体外壁343の上端に固定可能としているものです。
【0069】
従って、空気室上カバー体340は、その前方部分において、カバー体外壁343により前方及び側方を囲まれ、後方にはカバー体段差壁347を有し、下方には空間室底板345を有し、上方を空間カバー板355により覆われた空間室351を前方空気室330の上方に配置するようしているものです。
【0070】
また、空間室底板345の周縁には空間室底板345の上面と下面とを連通させる複数の空気室排出口359を、更に、カバー体段差壁347にもダクト口353の左右に位置する部分においてカバー体段差壁347の前面と後面とを連通させる空気室排出口359を有するものです。
【0071】
そして、カバー体上面壁341は、排気用上部ダクト371の左右位置で排気用上部ダクト371よりも後方に延設され、延設されたカバー体上面壁341は後方を傾斜下降させてその後端が空気室下カバー板361の後端と接続されるものです。
【0072】
また、カバー体段差壁347よりも後方において、排気ダクト上部の内部空間における一部を覆うダスト口カバー349を空気室上カバー体340は有するものです。
【0073】
そして、空気室下カバー板361は、半長円形形状とされる板状体であって、前方を低く、後方を高くするように開口部下壁253の上端に沿って傾斜するように配置されるものです。
【0074】
また、この空気室下カバー板361を貫通するように排気用上部ダクト371が配置され、排気用上部ダクト371よりも後方に延びる空気室下カバー板361の内側縁と、排気用上部ダクト371よりも後方に延びるカバー体上面壁341の内側縁とを接続する板状の仕切側板357を有するものです。
【0075】
更に、空気室下カバー板361は、前方端近傍に空気室下カバー板361の上面と下面とを連通する複数の空気室送風口365を有するものです。
【0076】
従って、前方空気室カバー331の上端を空気室上カバー体340のカバー体外壁343に固定し、前方空気室カバー331の下端を空気室下カバー板361の外縁に固定することにより前方空気室カバー331により前方及び側方を覆うことができ、空気室上カバー体340により上方を覆い、空気室下カバー板361により下方を覆うことにより閉鎖空間である前方空気室330とすることができるものです。
【0077】
そして、この前方空気室330は、空気室下カバー板361の前方部分に設けた複数の空気室送風口365により上ケース230や下ケース280の内部である掃除機本体110の内部空間と連通されるものです。
【0078】
また、この前方空気室330は、空間室底板345や空間カバー板355、カバー体段差壁347とカバー体外壁343の前方部分で覆われる空間室351と空気排出口で連通され、空間室351に開口するダクト口353、排気用上部ダクト371、排気用下部ダクト375、排気孔149を介して掃除機本体110の外部と連通されるものです。
【0079】
尚、この前方空気室330には、発泡スチロール製の直径数ミリメートル程度の球形状等の浮遊体335を収納するものです。
【0080】
このように、この掃除機玩具100は、上ケース230の頂面部231の内側に掃除機本体110の内部空間と区画される接続室261を有し、接続室261の上壁を形成する頂面部231にホース取付け部121を設けることにより吸込みホース185等を介して吸込みヘッド150の吸気孔を接続室261の空間と連通させ、
図8に示したように、この接続室261の空間を接続パイプ275を介してポッド収納部に収納されたダストポッド210の内部空間と連通し、ダストポッド210のポッド排気口225を吸気ファン145の吸込み口に位置させているものです。
【0081】
このため、駆動モータ141を駆動させることにより、吸込みヘッド150の吸込み口163から吸引したゴミを、ヘッドパイプ171、吸込みホース185、接続室261、接続パイプ275を介してダストポッド210のゴミ吸込み口221からダストポッド210の内部に引き込むことができるものです。
【0082】
このゴミや空気の吸引に際し、吸込みヘッド150の本体底部155には、吸込み口163の位置からヘッド本体151の前方に向けて扇形に広がる吸込み面部157を本体底部155よりも高く形成しているため、床と吸込み面部157との間で前方を広げた空間が形成されてヘッド本体151の前方の空気を容易に多量に吸い込むことができるものです。
【0083】
また、当該掃除機玩具100を使用して遊ぶ時には、発泡スチロールの小球体を擬似ゴミとして床に撒き散らし、当該掃除機玩具100に擬似ゴミ等を吸引させて遊ぶものです。
【0084】
そして、吸引された空気や擬似ゴミ、自然ゴミ等は、吸込みホース185、接続室261、接続パイプ275を介してダストポッド210に流入する際、ダストポッド210のゴミ吸込み口221に設けた制御板223に当たり、制御板223がその上端で揺動可能にポッド前面壁215に取り付けられているため、制御板223の下端をダストポッド210の内側に移動させてゴミ吸込み口221を開き、ダストポッド210内に流入する空気をダストポッド210内の空間の下方に向けて拡散させ、ダストポッド210内に流入する擬似ゴミや自然ゴミをダストポッド210のポッド底面壁218の上に落下させるものです。
【0085】
そして、ダストポッド210内の空気は、吸気ファン145によりポッド排気口225から掃除機本体110の内部空間に吸い出されるものです。
【0086】
このとき、ポッド排気口225は、複数のスリット状の貫通孔とされているため、擬似ゴミなどの大きなゴミは確実にダストポッド210内に残留させることができ、微細な自然ゴミ等は、一部が掃除機本体110の内部空間に流入するものです。
【0087】
この吸気ファン145によってダストポッド210内の空気が流入する掃除機本体110の内部空間は、上ケース230及び下ケース280により閉鎖空間とされているため、一部の空気は車輪軸113の周囲から外部に漏れ出すも、掃除機本体110の内部空間の気圧が外部よりも僅かに高くなるものです。
【0088】
そして、この掃除機本体110の内部空間は、空気室下カバー板361の空気室送風口365により前方空気室330と連通し、前方空気室330は空気室排出口359により空気室上部カバー体の空間室351と連通し、空間室351は排気用上部ダクト371及び排気用下部ダクト375と底板281の排気孔149を介して掃除機本体110の外部と連通しているため、掃除機本体110の内部空間の気圧が上昇すると掃除機本体110の内部空間の空気は空気室送風口365から前方空気室330の内部に吹き出すことになるものです。
【0089】
従って、前方空気室330内部の浮遊体335は前方空気室330の内部で舞い上がり、前方空気室330に流入した空気は空気室排出口359から空間室351、排気ダクトを介して排気孔149から掃除機本体110の外部に排出されるものです。
【0090】
また、前方空気室330の空気室下カバー板361は、前方を低く、後方を高くするように傾斜しており、前方空気室330内の浮遊体335は空気室下カバー板361の傾斜により前方空気室330内の前方に集まり、空気室送風口365が空気室下カバー板361の前方に設けられているため、効果的に浮遊体335を舞い上げることができ、前方空気室330内で空気室下カバー板361の上に落下した浮遊体335も空気室下カバー板361の傾斜により前方に移動して再度舞い上がるようにすることができるものです。
【0091】
そして、この掃除機玩具100は、掃除機本体110の内部空間がダストポッド210の内部空間等に比較して室内容積が大きく、且つ、吸気ファン145の後方にモータ受部143を設けて吸気ファン145の排気風を掃除機本体110の内部空間に拡散させるため、ダストポッド210から吸気ファン145を介して掃除機本体110の内部空間に流入する微細な自然ゴミを、内部空間の床、即ち電池収納部130を掃除機本体110の内部空間と区画する収納部上板133や下ケース280の底板281の上面に落下させることができるものです。
【0092】
更に、この掃除機玩具100は、前方空気室330と掃除機本体110の内部空間を連通する空気室送風口365は、内部空間の前方端の近傍に設けられているため、内部空間に流入する微細な自然ゴミが掃除機本体110の後方から前方まで移動して前方空気室330に流入することを、より効果的に阻止することができるものです。
【0093】
このため、前方空気室330に封入した浮遊体335が自然ゴミ等によって汚れることが防止され、新しい時の美しさを保った浮遊体335の舞い上がりを長期間に亘って楽しむことができるものです。
【0094】
尚、この浮遊体335は、発泡スチロールの小球形状に限ることなく、樹脂シートの小片等の容易に風によって舞い上がるシート状の小片とすることもあるものです。尤も、浮遊体335は、吸込みヘッド150から吸い込ませる擬似ゴミと見た目に似ている形状等のものとすることが好ましいものです。
【0095】
このように、本発明に係る掃除機玩具100は、ダストポッド210を掃除機本体110の後部に着脱可能とし、掃除機本体110の前面部分に透明な前方空気室カバー331を有して前方空気室カバー331の内側に浮遊体335を封入した前方空気室330を有し、前方空気室330を掃除機本体110の内部空間と区画しており、吸込みヘッド150の吸気口からゴミをダストポッド210を介して掃除機本体110の内部空間に吸い込み、掃除機本体110の内部空間の空気を前方空気室330の下面前端近傍から前方空気室330に噴出させて浮遊体335を舞い上がらせ、前記空気室の空気は前方空気室330の上方に設けた空間室351に排出して空間室351から排気ダクトを介して掃除機本体110の外部に排気するものです。
【0096】
このため、当該掃除機玩具100の作動時は、浮遊体335の舞い上がりにより掃除機が空気を吸い込んでいることを見せることができるものであり、吸込みヘッド150や吸込みホース185を介してダストポッド210に吸い込んだ空気を広い空間である掃除機本体110の内部空間に一旦広がるように拡散させた後、前方空気室330の下部から噴出させるものであるため、空気や擬似ゴミと共に吸い込まれた微細な自然ゴミを掃除機本体110の内部空間で内部空間の床に沈降させ、外部からの空気と共に吸い込まれた自然ゴミが浮遊体335を封入した前方空気室330に流入することを阻止し、浮遊体335が汚れることを防止することができるものです。
【0097】
従って、前方空気室330に封入された擬似ゴミと近似した浮遊体335の美しさを長く保ち、初期の美麗さを保った状態で長期間楽しむことができるものです。