特許第6228059号(P6228059)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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6228059DC/DCコンバータおよびバッテリシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6228059
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】DC/DCコンバータおよびバッテリシステム
(51)【国際特許分類】
   H02M 3/28 20060101AFI20171030BHJP
【FI】
   H02M3/28 H
【請求項の数】2
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-67997(P2014-67997)
(22)【出願日】2014年3月28日
(65)【公開番号】特開2015-192525(P2015-192525A)
(43)【公開日】2015年11月2日
【審査請求日】2016年5月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003609
【氏名又は名称】株式会社豊田中央研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【弁理士】
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【弁理士】
【氏名又は名称】須澤 洋
(72)【発明者】
【氏名】西 勇二
(72)【発明者】
【氏名】田中 宏昌
(72)【発明者】
【氏名】石垣 将紀
(72)【発明者】
【氏名】戸村 修二
【審査官】 白井 孝治
(56)【参考文献】
【文献】 実開平04−072882(JP,U)
【文献】 特開2007−166887(JP,A)
【文献】 特開2009−177940(JP,A)
【文献】 特開2003−061209(JP,A)
【文献】 特開2014−135825(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0074905(US,A1)
【文献】 特開2012−182894(JP,A)
【文献】 特開2007−329996(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 3/00〜 3/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧バッテリの電圧値を降圧するとともに、前記高圧バッテリよりも低い電圧値を示す低圧バッテリの電圧値を昇圧するDC/DCコンバータであって、
一端が前記高圧バッテリの第1電極端子に接続され高圧側コイルと、前記低圧バッテリに接続され低圧側コイルとを備えたトランスと、
一端が前記高圧側コイルの他端に接続され、他端が前記高圧バッテリの第2電極端子に接続された第1スイッチ素子と、
前記第1スイッチ素子と逆並列に接続された第1ダイオードと、
前記第1スイッチ素子と並列に接続された第1コンデンサと、
いに直列に接続された第2スイッチ素子および第2コンデンサと、
前記第2スイッチ素子と逆並列に接続された第2ダイオードと、
前記低圧側コイルの一端にアノードが接続された第3ダイオードと、
一端が前記第3ダイオードのカソードに接続され、他端が前記低圧バッテリの正極端子に接続されたリアクトルと、
前記低圧側コイルおよび前記第3ダイオードの間の接続点に一端が接続された第3スイッチ素子と、
カソードが前記第3スイッチ素子の他端に接続され、アノードが前記第3ダイオードおよび前記リアクトルの間の接続点に接続された第4ダイオードと、
前記第3スイッチ素子と逆並列に接続された第5ダイオードと、
前記第3スイッチ素子および前記第4ダイオードの間の接続点に一端が接続され、前記低圧側コイルの他端および前記低圧バッテリの負極端子を接続する電力ラインに他端が接続された第3コンデンサと、
前記第3ダイオードおよび前記リアクトルの間の接続点および前記第4ダイオードのアノードに一端が接続され、前記低圧側コイルの他端および前記低圧バッテリの前記負極端子を接続する電力ラインに他端が接続された第4スイッチ素子と、
前記第4スイッチ素子と逆並列に接続された第6ダイオードと、をし、
直列に接続された前記第2スイッチ素子および前記第2コンデンサと、前記高圧側コイルと、は並列に接続されていることを特徴とするDC/DCコンバータ。
【請求項2】
請求項1に記載のDC/DCコンバータと、
正極ラインおよび負極ラインを介して前記高圧バッテリと接続される負荷と、
前記正極ラインに設けられた第1リレーと、
前記負極ラインに設けられた第2リレーと
記第1リレーおよび前記負荷の間の前記正極ラインと、前記第2リレーおよび前記負荷の間の前記負極ラインとに接続された平滑コンデンサと、
前記DC/DCコンバータ前記第1リレー、および前記第2リレーを制御するコントローラと、を有し、
前記DC/DCコンバータにおける前記高圧側コイルの前記一端は、前記第1リレーおよび前記負荷の間の前記正極ラインに接続されており、
前記DC/DCコンバータにおける前記第1スイッチ素子の前記他端は、前記第2リレーおよび前記負荷の間の前記負極ラインに接続されており、
前記コントローラは、前記第1リレーおよび前記第2リレーをオフからオンに切り替える前に、前記DC/DCコンバータによって前記低圧バッテリの電圧値を昇圧し、昇圧後の電力を用いて前記平滑コンデンサを充電することを特徴とする蓄電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、昇圧動作および降圧動作を行うDC/DCコンバータと、このDC/DCコンバータを備えたバッテリシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のDC/DCコンバータでは、高圧バッテリの出力電圧値を所定の電圧値に降圧し、降圧後の電力を用いて低圧バッテリを充電している。ここで、高圧バッテリの放電によって、高圧バッテリの電圧値が最低電圧値まで低下したときにも、低圧バッテリを充電するためには、降圧後の電圧値を低圧バッテリの電圧値以上としなければならない。この点を考慮して、DC/DCコンバータに含まれるトランスの変圧比(コイルの巻線比)が設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−182894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のDC/DCコンバータでは、降圧動作だけを行っている。しかし、DC/DCコンバータに含まれる1つのトランスを用いることにより、降圧動作だけでなく、昇圧動作を行うことも可能である。この場合、1つのトランスを用いているだけであるため、降圧時の変圧比は、昇圧時の変圧比と等しくなる。上述したように、降圧動作を考慮してトランスの変圧比を設定してしまうと、この変圧比よりも大きな変圧比において、昇圧動作を行うことができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のDC/DCコンバータは、高圧バッテリの電圧値を降圧するとともに、低圧バッテリの電圧値を昇圧することができる双方向型のDC/DCコンバータである。低圧バッテリとは、高圧バッテリよりも低い電圧値を示すバッテリである。DC/DCコンバータはトランスを有しており、トランスは、一端が高圧バッテリの第1電極端子に接続され高圧側コイルと、低圧バッテリに接続され低圧側コイルとを備える。
【0006】
DC/DCコンバータにおける高圧側の回路は、一端が高圧側コイルの他端に接続され、他端が高圧バッテリの第2電極端子に接続された第1スイッチ素子と、第1スイッチ素子と並列に接続された第1コンデンサとを有する。第1スイッチ素子には、第1ダイオードが逆並列に接続される。また、高圧側の回路は、互いに直列に接続された第2スイッチ素子および第2コンデンサを有する。直列に接続された第2スイッチ素子および第2コンデンサと、高圧側コイルと、は並列に接続されている。第2スイッチ素子には、第2ダイオードが逆並列に接続される。

【0007】
DC/DCコンバータにおける低圧側の回路は、低圧側コイルの一端にアノードが接続された第3ダイオードと、一端が第3ダイオードのカソードに接続され、他端が低圧バッテリの正極端子に接続されたリアクトルとを有する。また、低圧側の回路は、互いに直列に接続された第3スイッチ素子および第4ダイオードを有する。第3スイッチ素子の一端は、低圧側コイルおよび第3ダイオードの間の接続点に接続されている。第4ダイオードのカソードは、第3スイッチ素子の他端に接続され、第4ダイオードのアノードは、第3ダイオードおよびリアクトルの間の接続点に接続されている。第3スイッチ素子には、第5ダイオードが逆並列に接続される。
【0008】
さらに、低圧側の回路は、第3コンデンサおよび第4スイッチ素子を有する。第3コンデンサの一端は、第3スイッチ素子および第4ダイオードの間の接続点に接続され、第3コンデンサの他端は、低圧側コイルの他端および低圧バッテリの負極端子を接続する電力ラインに接続されている。第4スイッチ素子の一端は、第3ダイオードおよびリアクトルの間の接続点に接続されているとともに、第4ダイオードのアノードに接続されている。第4スイッチ素子の他端は、低圧側コイルの他端および低圧バッテリの負極端子を接続する電力ラインに接続されている。第4スイッチ素子には、第6ダイオードが逆並列に接続されている。
【0009】
本発明のDC/DCコンバータでは、1つのトランスを用いることにより、高圧バッテリの電圧値を降圧したり、低圧バッテリの電圧値を昇圧したりすることができる。ここで、降圧時には、トランスの変圧比(降圧比)によって、高圧バッテリの電圧値を降圧することができる。一方、昇圧時には、リアクトルを用いた昇圧と、トランスを用いた昇圧とを行うことができる。2つの昇圧を行うことにより、トランスの変圧比(昇圧比)よりも大きな変圧比において、低圧バッテリの電圧値を昇圧することができる。
【0010】
DC/DCコンバータの降圧動作について具体的に説明する。第1スイッチ素子をオンにすることにより、高圧バッテリから高圧側コイルに励磁電流を流すことができ、トランスの変圧比(降圧比)によって、高圧バッテリの電圧値を降圧することができる。ここで、第2スイッチ素子は、降圧時にトランスに蓄積された磁気エネルギをリセットするために用いられる。また、第3スイッチ素子は、低圧側の回路に流れる電流を整流するために用いられる。
【0011】
降圧動作が行われた後の電力は、低圧バッテリや、低圧バッテリに接続された負荷に供給することができる。降圧後の電力を負荷に供給すれば、負荷を動作させることができる。降圧後の電力を低圧バッテリに供給すれば、低圧バッテリを充電することができる。ここで、高圧バッテリの電圧値が最低電圧値まで低下しても、低圧バッテリを充電することができるように、トランスの変圧比を設定できる。
【0012】
次に、DC/DCコンバータの昇圧動作について具体的に説明する。まず、リアクトルを用いた昇圧では、第4スイッチ素子をオンにすることにより、低圧バッテリの放電電流がリアクトルに流れ、リアクトルに磁気エネルギが蓄積される。第4スイッチ素子をオフにすると、リアクトルに蓄積された磁気エネルギが放出され、第4ダイオードを介して、第3コンデンサに充電電流が流れる。これにより、第3コンデンサの電圧値は、低圧バッテリの電圧値よりも高くなる。
【0013】
次に、第3スイッチ素子をオンにすると、第3コンデンサおよびトランスのインダクタンスによってLC回路が構成され、低圧側コイルに励磁電流を流すことができる。これにより、低圧側コイルの電圧値を上昇させるとともに、高圧側コイルの電圧値を上昇させることができる。ここで、トランスの変圧比(昇圧比)によって、高圧側コイルの電圧値は、第3コンデンサの電圧値よりも高くなる。
【0014】
第1スイッチ素子、第2スイッチ素子、第3スイッチ素子および第4スイッチ素子の少なくとも1つのスイッチ素子としては、MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)を用いることができる。このとき、MOSFETとしてのスイッチ素子に逆並列に接続されたダイオードは、MOSFETに含まれる寄生ダイオードとなる。
【0015】
本発明のDC/DCコンバータは、高圧バッテリを負荷に接続するバッテリシステムで用いることができる。高圧バッテリは、正極ラインおよび負極ラインを介して負荷と接続される。正極ラインおよび負極ラインのそれぞれにはリレーが設けられており、正極ラインおよび負極ラインには平滑コンデンサが接続されている。
【0016】
ここで、DC/DCコンバータによって昇圧された後の電力を用いて、平滑コンデンサを充電することができる。具体的には、リレーをオフからオンに切り替える前に、平滑コンデンサを充電することができる。これにより、リレーをオンにする前に、平滑コンデンサの電圧値を高圧バッテリの電圧値にしたり、平滑コンデンサの電圧値を高圧バッテリの電圧値に近づけたりすることができる。平滑コンデンサを充電した後にリレーをオンにすれば、高圧バッテリから平滑コンデンサに突入電流が流れることを抑制できる。
【0017】
本発明のDC/DCコンバータでは、上述したように、トランスの変圧比よりも大きな変圧比において、昇圧動作を行うことができる。上述したように、高圧バッテリの最低電圧値を考慮してトランスの変圧比(降圧比)が設定されているとき、高圧バッテリの電圧値が最低電圧値よりも高くなっても、この電圧値まで昇圧動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】バッテリシステムの構成を示す図である。
図2】バッテリシステムを起動する処理を示すフローチャートである。
図3】DC/DCコンバータの回路構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0020】
本発明の実施例1であるバッテリシステムについて説明する。図1は、本実施例であるバッテリシステムの構成を示す図である。本実施例のバッテリシステムは、車両に搭載されている。この車両としては、電気自動車やハイブリッド自動車がある。電気自動車は、車両を走行させる動力源として、後述するメインバッテリだけを備えている。ハイブリッド自動車は、車両を走行させる動力源として、後述するメインバッテリの他に、エンジン又は燃料電池を備えている。
【0021】
メインバッテリ(本発明の高圧バッテリに相当する)10は、直列に接続された複数の単電池11を有する。単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池が用いられる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることもできる。メインバッテリ10には、並列に接続された複数の単電池11が含まれていてもよい。
【0022】
電圧センサ21は、メインバッテリ10の電圧値VBを検出し、検出結果(電圧値VB)をコントローラ30に出力する。電流センサ22は、メインバッテリ10の電流値IBを検出し、検出結果(電流値IB)をコントローラ30に出力する。コントローラ30は、メモリ31を有しており、メモリ31には各種の情報が記憶されている。
【0023】
メインバッテリ10の正極端子には正極ラインPLが接続され、メインバッテリ10の負極端子には負極ラインNLが接続されている。メインバッテリ10は、正極ラインPLおよび負極ラインNLを介して、インバータ41と接続されている。正極ラインPLには、システムメインリレーSMR−Bが設けられており、負極ラインNLには、システムメインリレーSMR−Gが設けられている。システムメインリレーSMR−B,SMR−Gは、コントローラ30からの制御信号を受けることにより、オンおよびオフの間で切り替わる。
【0024】
正極ラインPLおよび負極ラインNLには、コンデンサ(平滑コンデンサ)Coutが接続されている。具体的には、コンデンサCoutの一端は、システムメインリレーSMR−Bおよびインバータ41を接続する正極ラインPLに接続されている。また、コンデンサCoutの他端は、システムメインリレーSMR−Gおよびインバータ41を接続する負極ラインNLに接続されている。電圧センサ23は、コンデンサCoutの電圧値VLを検出し、検出結果(電圧値VL)をコントローラ30に出力する。
【0025】
インバータ41は、メインバッテリ10から出力された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ・ジェネレータ(本発明の負荷に相当する)42に出力する。モータ・ジェネレータ42は、インバータ41から出力された交流電力を受けて、車両の走行に用いられる運動エネルギを生成する。モータ・ジェネレータ42は、車輪と接続されており、モータ・ジェネレータ42が生成した運動エネルギを車輪に伝達することにより、車両を走行させることができる。
【0026】
モータ・ジェネレータ42は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換する。インバータ41は、モータ・ジェネレータ42が生成した交流電力を直流電力に変換し、直流電力をメインバッテリ10に出力する。これにより、回生電力をメインバッテリ10に蓄えることができる。
【0027】
正極ラインPLおよび負極ラインNLには、双方向型のDC/DCコンバータ50が接続されている。具体的には、DC/DCコンバータ50は、システムメインリレーSMR−Bおよびインバータ41を接続する正極ラインPLと、システムメインリレーSMR−Gおよびインバータ41を接続する負極ラインNLとに接続されている。
【0028】
システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンであるとき、DC/DCコンバータ50は、メインバッテリ10の電圧値VBを降圧し、降圧後の電力を補機バッテリ(本発明の低圧バッテリに相当する)43や補機44に出力する。メインバッテリ10からの電力を補機バッテリ43に供給することにより、補機バッテリ43を充電することができる。
【0029】
また、メインバッテリ10からの電力を補機44に供給することにより、補機44を動作させることができる。補機44には、補機バッテリ43からの電力を供給することもできる。補機バッテリ43は、コントローラ30やシステムメインリレーSMR−B,SMR−Gを動作させるための電源となる。
【0030】
補機バッテリ43としては、鉛蓄電池やニッケル水素電池などの二次電池が用いられる。補機バッテリ43の電圧値VAは、補機バッテリ43の充放電に応じて変化し、電圧値VBは、メインバッテリ10の充放電に応じて変化する。ここで、電圧値VA,VBが変化しても、電圧値VAは電圧値VBよりも低くなる。
【0031】
また、電圧値VAが基準電圧値に維持されるように、補機バッテリ43の充電が制御される。具体的には、補機バッテリ43の放電によって電圧値VAが基準電圧値よりも低下したときには、電圧値VAが基準電圧値に到達するように、補機バッテリ43の充電が行われる。補機バッテリ43の出力電力は補機44に供給されるため、補機44の動作電圧を確保するためには、電圧値VAを基準電圧値に維持する必要がある。
【0032】
システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからオンに切り替える前において、DC/DCコンバータ50は、補機バッテリ43の電圧値VAを昇圧し、昇圧後の電力をコンデンサCoutに出力する。これにより、コンデンサCoutを充電することができる。
【0033】
上述したように、DC/DCコンバータ50は、降圧動作および昇圧動作を行うことができる。このDC/DCコンバータ50の動作は、コントローラ30によって制御される。後述するように、DC/DCコンバータ50は、降圧動作を行うアクティブクランプフォワードコンバータに対して、昇圧動作の機能を追加したものである。
【0034】
図1に示すバッテリシステムにおいて、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからオンに切り替えると、メインバッテリ10からコンデンサCoutに突入電流が流れてしまう。そこで、本実施例では、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからオンに切り替える前に、補機バッテリ43から出力された電力を用いて、コンデンサCoutを充電するようにしている。
【0035】
具体的には、コンデンサCoutの充電によって、電圧値VLを電圧値VBと等しくしたり、電圧値VLを電圧値VBに近づけたりしている。このようにコンデンサCoutを充電しておけば、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからオンに切り替えたときに、メインバッテリ10からコンデンサCoutに突入電流が流れることを抑制できる。
【0036】
なお、コンデンサCoutを充電するだけでなく、補機バッテリ43から出力された電力を用いて、メインバッテリ10を充電することもできる。ここで、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンであるときに、メインバッテリ10の充電が行われる。
【0037】
図2は、メインバッテリ10およびインバータ41を接続して、図1に示すバッテリシステムを起動状態(Ready-On)にするための処理を示す。ここで、図2に示す処理は、コントローラ30によって実行され、車両のイグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときに開始される。図2に示す処理を開始するとき、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gはオフである。
【0038】
ステップS101において、コントローラ30は、DC/DCコンバータ50の昇圧動作を開始する。DC/DCコンバータ50が補機バッテリ43の電圧値VAを昇圧することにより、昇圧後の電力によってコンデンサCoutが充電され、電圧値VLが上昇する。ステップS101の処理を開始する前では、コンデンサCoutが放電されており、電圧値VLが0[V]となっている。
【0039】
ステップS102において、コントローラ30は、電圧センサ23によって検出された電圧値VLが、電圧センサ21によって検出された電圧値VB以上であるか否かを判別する。電圧値VLが電圧値VBよりも低いとき、DC/DCコンバータ50の昇圧動作が継続される。電圧値VLが電圧値VB以上であるとき、コントローラ30は、ステップS103において、DC/DCコンバータ50の昇圧動作を終了する。ステップS104において、コントローラ30は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからオンに切り替える。これにより、図1に示すバッテリシステムは起動状態となる。
【0040】
本実施例では、DC/DCコンバータ50の昇圧動作によって、電圧値VLが電圧値VB以上となるまでコンデンサCoutを充電しているが、これに限るものではない。具体的には、電圧値VLが電圧値VBよりも低い電圧値以上となるまで、コンデンサCoutを充電することもできる。
【0041】
なお、メインバッテリ10およびインバータ41の接続を遮断して、図1に示すバッテリシステムを停止状態(Ready-Off)にするとき、コントローラ30は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオンからオフに切り替える。このとき、コントローラ30は、コンデンサCoutを放電させて電圧値VLを0[V]にする。
【0042】
次に、DC/DCコンバータ50の回路構成について、図3を用いて説明する。図3では、DC/DCコンバータ50の回路構成に加えて、バッテリシステムの一部の構成も示している。
【0043】
トランスTrの高圧側コイルLs2は、電力ラインL1,L2を介して、正極ラインPLおよび負極ラインNLに接続されている。ここで、高圧側コイルLs2の一端に接続された電力ラインL1は、正極ラインPLに接続され、高圧側コイルLs2の他端に接続された電力ラインL2は、負極ラインNLに接続されている。
【0044】
電力ラインL2には、第1スイッチ素子(トランジスタ)SW1が設けられており、第1スイッチ素子SW1は、高圧側コイルLs2と直列に接続されている。具体的には、第1スイッチ素子SW1のコレクタは、高圧側コイルLs2の他端と接続され、第1スイッチ素子SW1のエミッタは、負極ラインNLに接続されている。
【0045】
第1スイッチ素子SW1には、第1ダイオードD1が逆並列に接続されている。本実施例および本発明において、逆並列の接続とは、スイッチ素子の通電方向と、ダイオードの通電方向とが逆方向となるように、スイッチ素子およびダイオードが並列に接続されていることである。
【0046】
具体的には、第1ダイオードD1のカソードが第1スイッチ素子SW1のコレクタに接続され、第1ダイオードD1のアノードが第1スイッチ素子SW1のエミッタに接続されている。ここで、第1スイッチ素子SW1がMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)であるとき、第1ダイオードD1は、MOSFETに含まれる寄生ダイオードになる。また、第1スイッチ素子SW1には、第1コンデンサC1が並列に接続されている。
【0047】
高圧側コイルLs2には、第2コンデンサC2および第2スイッチ素子(トランジスタ)SW2が並列に接続されており、第2コンデンサC2および第2スイッチ素子SW2は、直列に接続されている。ここで、第2コンデンサC2の一端は、電力ラインL1に接続されており、第2コンデンサC2の他端は、第2スイッチ素子SW2のコレクタに接続されている。第2スイッチ素子SW2のエミッタは、高圧側コイルLs2および第1スイッチ素子SW1の間の接続点に接続されている。
【0048】
第2スイッチ素子SW2には、第2ダイオードD2が逆並列に接続されている。具体的には、第2ダイオードD2のカソードが第2スイッチ素子SW2のコレクタに接続され、第2ダイオードD2のアノードが第2スイッチ素子SW2のエミッタに接続されている。ここで、第2スイッチ素子SW2がMOSFETであるとき、第2ダイオードD2は、MOSFETに含まれる寄生ダイオードになる。
【0049】
トランスTrの低圧側コイルLs1は、電力ラインL3,L4を介して、補機バッテリ43と接続されている。ここで、電力ラインL3は、低圧側コイルLs1の一端と、補機バッテリ43の正極端子とに接続されている。電力ラインL4は、低圧側コイルLs1の他端と、補機バッテリ43の負極端子とに接続されている。
【0050】
電力ラインL3には、第3ダイオードD3およびリアクトルLdが設けられている。ここで、第3ダイオードD3のアノードが低圧側コイルLs1の一端に接続され、第3ダイオードD3のカソードがリアクトルLdの一端に接続されている。リアクトルLdの他端は、補機バッテリ43の正極端子に接続されている。
【0051】
第3ダイオードD3には、第3スイッチ素子(トランジスタ)SW3および第4ダイオードD4が並列に接続されており、第3スイッチ素子SW3および第4ダイオードD4は、直列に接続されている。ここで、第3スイッチ素子SW3のエミッタは、低圧側コイルLs1および第3ダイオードD3の間の接続点に接続されている。第3スイッチ素子SW3のコレクタには、第4ダイオードD4のカソードが接続されている。第4ダイオードD4のアノードは、第3ダイオードD3およびリアクトルLdの間の接続点に接続されている。
【0052】
第3スイッチ素子SW3には、第5ダイオードD5が逆並列に接続されている。具体的には、第5ダイオードD5のカソードが第3スイッチ素子SW3のコレクタに接続され、第5ダイオードD5のアノードが第3スイッチ素子SW3のエミッタに接続されている。ここで、第3スイッチ素子SW3がMOSFETであるとき、第5ダイオードD5は、MOSFETに含まれる寄生ダイオードになる。
【0053】
第3コンデンサC3の一端は、第3スイッチ素子SW3および第4ダイオードD4の間の接続点に接続されている。第3コンデンサC3の他端は、電力ラインL4に接続されている。ここで、第3コンデンサC3は、低圧側コイルLs1や補機バッテリ43に対して並列に接続されている。
【0054】
第4スイッチ素子(トランジスタ)SW4のコレクタは、第3ダイオードD3およびリアクトルLdの間の接続点に接続されているとともに、第4ダイオードD4のアノードに接続されている。第4スイッチ素子SW4のエミッタは、電力ラインL4に接続されている。第4スイッチ素子SW4には、第6ダイオードD6が逆並列に接続されている。具体的には、第6ダイオードD6のカソードが第4スイッチ素子SW4のコレクタに接続され、第6ダイオードD6のアノードが第4スイッチ素子SW4のエミッタに接続されている。ここで、第4スイッチ素子SW4がMOSFETであるとき、第6ダイオードD6は、MOSFETに含まれる寄生ダイオードになる。
【0055】
第4コンデンサC4は、補機バッテリ43に並列に接続されている。具体的には、第4コンデンサC4の一端は、リアクトルLdと補機バッテリ43の正極端子との間の接続点に接続されている。第4コンデンサC4の他端は、電力ラインL4に接続されている。
【0056】
上述したDC/DCコンバータ50は、アクティブクランプフォワードコンバータの回路構成を含んでおり、この回路構成によって降圧動作を行うことができる。また、DC/DCコンバータ50では、アクティブクランプフォワードコンバータの回路構成に対して、スイッチ素子SW3,SW4、ダイオードD4,D5および第3コンデンサC3を追加している。これにより、後述するように、DC/DCコンバータ50の昇圧動作を行うことができる。
【0057】
トランスTrにおいて、高圧側コイルLs2および低圧側コイルLs1の間の巻線比は、以下に説明するように設定される。
【0058】
メインバッテリ10の電圧値VBは、メインバッテリ10の充放電によって変化し、下限電圧値VB_minに到達することがある。下限電圧値VB_minとは、メインバッテリ10の充放電を制御するときに許容される電圧値VBの下限値である。電圧値VBが下限電圧値VB_minに到達したときにも、DC/DCコンバータ50の降圧動作を行った後の電圧値は、補機バッテリ43の電圧値VA以上とする必要がある。また、DC/DCコンバータ50の降圧後における電力を補機44に供給するときには、補機44の動作電圧を確保するために、降圧動作後の電圧値を電圧値VA以上とする必要がある。
【0059】
上述したように、電圧値VAは基準電圧値に維持されるため、DC/DCコンバータ50の降圧動作が行われた後の電圧値は、基準電圧値VA以上とする必要がある。このため、下限電圧値VB_minおよび基準電圧値VAに基づいて、低圧側コイルLs1および高圧側コイルLs2の間の巻線比(トランスTrの変圧比)が設定される。具体的には、低圧側コイルLs1の巻数をN1とし、高圧側コイルLs2の巻数をN2としたとき、巻線比(N2/N1)は、電圧値VB_minおよび基準電圧値VAの比(VB_min/VA)以下の値とすることができる。
【0060】
このように巻線比(N2/N1)を設定すると、トランスTrを用いた昇圧だけでは、下限電圧値VB_minよりも高い電圧値まで、電圧値VAを昇圧することができないことがある。このため、電圧値VBが下限電圧値VB_minよりも高いときには、補機バッテリ43を放電してコンデンサCoutを充電しても、電圧値VLを電圧値VBまで上昇させることができないことがある。電圧値VLが電圧値VBよりも低すぎると、上述したように、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオンにしたときに、メインバッテリ10からコンデンサCoutに突入電流が流れてしまう。
【0061】
そこで、本実施例では、リアクトルLdを用いて補機バッテリ43の電圧値VAを昇圧するとともに、この昇圧後の電圧値を、トランスTrを用いて更に昇圧している。これにより、DC/DCコンバータ50は、補機バッテリ43の電圧値VAを、下限電圧値VB_minよりも高い電圧値まで昇圧することができる。そして、補機バッテリ43の放電電力を用いてコンデンサCoutを充電するときには、電圧値VBが下限電圧値VB_minよりも高くても、コンデンサCoutの電圧値VLを電圧値VBまで上昇させることができる。
【0062】
以下、DC/DCコンバータ50の昇圧動作について説明する。
【0063】
まず、昇圧動作を開始する前には、前回の昇圧動作によってトランスTrに蓄積された磁気エネルギをリセットさせる。ここで、コントローラ30は、スイッチ素子SW1〜SW4をオフにする。このとき、トランスTrの高圧側コイルLs2から第2ダイオードD2を介して第2コンデンサC2に電流が流れる。これにより、第2コンデンサC2の負電圧が上昇する。一方、補機バッテリ43の放電電流が、リアクトルLdおよび第4ダイオードD4を介して第3コンデンサC3に流れることにより、第3コンデンサC3の電圧値が上昇する。
【0064】
次に、コントローラ30は、スイッチ素子SW2,SW4をオフからオンに切り替える。ここで、トランスTrに磁気エネルギが蓄積されている間は、第2スイッチ素子SW2をオンにしても、第2コンデンサC2の負電圧が上昇し続ける。一方、第4スイッチ素子SW4をオンにすることにより、補機バッテリ43の放電電流がスイッチ素子SW4を流れ、リアクトルLdに磁気エネルギが蓄積される。
【0065】
トランスTrに蓄積された磁気エネルギが無くなると、第2コンデンサC2に蓄積された負の電荷が放電される。ここで、第2コンデンサC2の放電電流は、第2スイッチ素子SW2を介して、トランスTrの高圧側コイルLs2に流れる。
【0066】
次に、コントローラ30は、第4スイッチ素子SW4をオンからオフに切り替える。これにより、リアクトルLdに蓄積された磁気エネルギが放出され、リアクトルLdから第4ダイオードD4を介して、第3コンデンサC3に電流が流れる。そして、第3コンデンサC3が充電され、第3コンデンサC3の電圧値が上昇する。第3コンデンサC3の電圧値は、補機バッテリ43の電圧値VAよりも高くなる。
【0067】
次に、コントローラ30は、第3スイッチ素子SW3をオフからオンに切り替える。第3スイッチ素子SW3がオンになると、第3コンデンサC3およびトランスTrの励磁インダクタンスによってLC回路が構成される。これにより、トランスTrの低圧側コイルLs1に励磁電流が流れ、低圧側コイルLs1の電圧値が上昇する。低圧側コイルLs1の電圧値が上昇すると、低圧側コイルLs1および高圧側コイルLs2の間の巻線比(昇圧比)に応じて、高圧側コイルLs2の電圧値が上昇する。このように、トランスTrによって、第3コンデンサC3の電圧が昇圧される。
【0068】
高圧側コイルLs2の電圧値が、低圧側コイルLs1の電圧値に対して、低圧側コイルLs1および高圧側コイルLs2の間の巻線比に応じた電圧値に到達すると、第3コンデンサC3および低圧側コイルLs1の漏れインダクタンスによってLC回路が構成される。これに伴い、高圧側コイルLs2からコンデンサCoutに電流が流れ、コンデンサCoutが充電される。そして、コンデンサCoutの電圧値VLが上昇する。ここで、コンデンサCoutの充電電流は、高圧側コイルLs2、コンデンサCoutおよび第1ダイオードD1を流れる。
【0069】
コンデンサCoutを充電している間、第3コンデンサC3の放電によって第3コンデンサC3の電圧値が低下する。これに伴い、高圧側コイルLs2の電圧値が低下し、コンデンサCoutの充電が停止する。図2に示す処理を行うとき、コントローラ30は、スイッチ素子SW3,SW4のオンおよびオフを制御することにより、コンデンサCoutの電圧値VLを電圧値VBに到達させることができる。
【0070】
次に、DC/DCコンバータ50の降圧動作について説明する。この降圧動作は、アクティブクランプフォワードコンバータの降圧動作と同様であり、以下、簡単に説明する。降圧動作を開始するとき、スイッチ素子SW1〜SW4はオフである。
【0071】
コントローラ30は、第1スイッチ素子SW1をオンにする。これにより、メインバッテリ10からトランスTrの高圧側コイルLs2に励磁電流が流れる。そして、トランスTrに発生する起電力によって、第3ダイオードD3に電流が流れる。トランスTrでは、高圧側コイルLs2および低圧側コイルLs1の間の巻線比(降圧比)に応じて、メインバッテリ10の電圧値VBが降圧される。
【0072】
また、第3ダイオードD3に電流が流れるとき、ダイオードD3,D6によって整流され、第4コンデンサC4によって平滑化された直流電力が補機バッテリ43に供給される。なお、補機バッテリ43を充電するとき、リアクトルLdに電流が流れる。ここで、リアクトルLdに蓄積された磁気エネルギは、第6ダイオードD6を含む電流経路において、放出することができる。
【0073】
次に、コントローラ30は、第1スイッチ素子SW1をオンからオフに切り替える。これにより、トランスTrの高圧側コイルLs2から第1コンデンサC1に電流が流れ、第1コンデンサC1が充電される。第1コンデンサC1が充電されているときも、第3ダイオードD3に電流が流れている。第1コンデンサC1の電圧値が所定電圧値に到達すると、高圧側コイルLs2から第2ダイオードD2を介して第2コンデンサC2に電流が流れ、第2コンデンサC2が充電される。ここで、高圧側コイルLs2には、第2コンデンサC2の電圧が逆方向に印加されるため、高圧側コイルLs2に流れる励磁電流が減少する。
【0074】
コントローラ30は、第2ダイオードD2が導通状態の間に、第2スイッチ素子SW2をオフからオンに切り替える。これにより、第2コンデンサC2に蓄積された電荷が高圧側コイルLs2に放出され、高圧側コイルLs2に流れる励磁電流がさらに減少する。これに伴い、トランスTrに蓄積された磁気エネルギがリセットされる。コントローラ30が第2スイッチ素子SW2をオンからオフに切り替えることにより、第1コンデンサC1に蓄積された電荷を放出させることができる。第1コンデンサC1の放電電流は、高圧側コイルLs2に流れる。これにより、第1コンデンサC1の放電が終了する。
【0075】
上述したように、コントローラ30はスイッチ素子SW1,SW2のオンおよびオフを制御することにより、メインバッテリ10からトランスTrを介して補機バッテリ43に一定の直流電圧を出力することができる。
【0076】
本実施例によれば、下限電圧値VB_minを考慮して、トランスTrの変圧比(降圧比)を設定しているため、電圧値VBが変化しても、DC/DCコンバータ50から補機バッテリ43に出力される電圧値を、電圧値VA以上にすることができる。
【0077】
一方、昇圧動作を行うときには、リアクトルLdを用いて補機バッテリ43の電圧値VAを昇圧した後に、トランスTrによって更に昇圧している。これにより、トランスTrの変圧比(昇圧比)よりも大きな昇圧比において、補機バッテリ43の電圧値VBを昇圧することができる。したがって、電圧値VBが変化しても、DC/DCコンバータ50からコンデンサCoutに出力される電圧値を電圧値VB以上にすることができる。
【符号の説明】
【0078】
10:メインバッテリ、11:単電池、21:電圧センサ、22:電流センサ、
23:電圧センサ、30:コントローラ、31:メモリ、41:インバータ、
42:モータ・ジェネレータ、43:補機バッテリ、44:補機、
50:DC/DCコンバータ
図1
図2
図3