特許第6228090号(P6228090)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6228090端末装置、配信装置、表示方法及び表示プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6228090
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】端末装置、配信装置、表示方法及び表示プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20130101AFI20171030BHJP
【FI】
   G06F3/0484 150
【請求項の数】15
【全頁数】32
(21)【出願番号】特願2014-191291(P2014-191291)
(22)【出願日】2014年9月19日
(65)【公開番号】特開2016-62439(P2016-62439A)
(43)【公開日】2016年4月25日
【審査請求日】2016年9月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(74)【代理人】
【識別番号】100125612
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 裕昭
(72)【発明者】
【氏名】中山 一紀
【審査官】 鈴木 大輔
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−080573(JP,A)
【文献】 特開平06−274586(JP,A)
【文献】 特開2012−137821(JP,A)
【文献】 特開2012−063862(JP,A)
【文献】 特開2008−250948(JP,A)
【文献】 特開2000−010705(JP,A)
【文献】 特開2006−004196(JP,A)
【文献】 特開2012−042447(JP,A)
【文献】 特開2009−015431(JP,A)
【文献】 特開2010−175871(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
3/048 − 3/0489
3/14 − 3/153
G06T 1/00
11/60 − 13/80
17/05
19/00 − 19/20
H04M 1/00
1/24 − 1/82
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の対象を含むコンテンツにおいて所定の範囲に含まれる領域である注視領域であって前記所定の対象の一部が含まれる注視領域の縮尺が所定の倍率であり、前記コンテンツにおける前記注視領域以外の領域であって前記所定の対象の前記一部とは異なる他の一部が含まれる領域の縮尺が前記所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツ全体を表示する表示部と、
前記表示部により表示された前記変更コンテンツに対して変更操作が行われた場合、前記変更操作に応じて、前記コンテンツにおける前記所定の範囲の位置を移動させることにより、前記移動後の所定の範囲に含まれる新たな注視領域の縮尺を前記所定の倍率に変更する変更部と、
を備えたことを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記変更部は、
前記変更操作が行われた場合、前記移動後の所定の範囲に対応する前記新たな注視領域の縮尺を前記所定の倍率とし、前記コンテンツにおける前記新たな注視領域以外の領域の倍率を前記変更コンテンツの大きさに応じて変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記表示部は、
前記コンテンツにおける前記注視領域以外の領域の縮尺を前記所定の倍率よりも小さい倍率にすることにより前記変更コンテンツ全体を表示させる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記変更部は、
前記変更コンテンツに対してユーザが指定する位置が検知されている場合、前記ユーザが指定する位置を変化させる操作を前記変更操作として前記所定の範囲の位置を移動させる、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項5】
前記変更部は、
前記所定の範囲の位置を、前記変更コンテンツに対して前記ユーザが指定する位置の変化の方向と反対方向に移動させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
【請求項6】
前記変更部は、
所定の条件を満たした場合、前記所定の範囲の位置を前記変更操作がされる前の位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項7】
前記変更部は、
前記変更操作がされなくなることを前記所定の条件とする、
ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記変更部は、
前記注視領域に前記コンテンツ中の特定領域が含まれる場合、前記コンテンツに関連する関連コンテンツを表示させる、
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項9】
前記変更部は、
前記所定の範囲の位置が所定の大きさを超えて移動した場合、前記コンテンツに関連する関連コンテンツを表示させる、
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項10】
前記変更部は、
前記関連コンテンツとして前記コンテンツに関連する広告コンテンツを表示させる、
ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の端末装置。
【請求項11】
前記表示部は、
前記コンテンツが分割された複数の領域のうち1つの領域を前記所定の範囲に含まれる前記注視領域とする、
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の端末装置。
【請求項12】
前記表示部は、
前記コンテンツが等しい大きさに分割された複数の領域のうち1つの領域を前記所定の範囲に含まれる前記注視領域とする、
ことを特徴とする請求項11に記載の端末装置。
【請求項13】
端末装置に表示されるコンテンツを制御する制御情報を前記端末装置に配信する配信部を備え、
前記制御情報は、前記端末装置に、
所定の対象を含むコンテンツにおいて所定の範囲に含まれる領域である注視領域であって前記所定の対象の一部が含まれる注視領域の縮尺が所定の倍率であり、前記コンテンツにおける前記注視領域以外の領域であって前記所定の対象の前記一部とは異なる他の一部が含まれる領域の縮尺が前記所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツ全体を表示する表示手順と、
前記表示手順により表示された前記変更コンテンツに対して変更操作が行われた場合、前記変更操作に応じて、前記コンテンツにおける前記所定の範囲の位置を移動させることにより、前記移動後の所定の範囲に含まれる新たな注視領域の縮尺を前記所定の倍率に変更する変更手順と、
を実行させることを特徴とする配信装置。
【請求項14】
コンピュータが実行する表示方法であって、
所定の対象を含むコンテンツにおいて所定の範囲に含まれる領域である注視領域であって前記所定の対象の一部が含まれる注視領域の縮尺が所定の倍率であり、前記コンテンツにおける前記注視領域以外の領域であって前記所定の対象の前記一部とは異なる他の一部が含まれる領域の縮尺が前記所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツ全体を表示する表示工程と、
前記表示工程により表示された前記変更コンテンツに対して変更操作が行われた場合、前記変更操作に応じて、前記コンテンツにおける前記所定の範囲の位置を移動させることにより、前記移動後の所定の範囲に含まれる新たな注視領域の縮尺を前記所定の倍率に変更する変更工程と、
を備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項15】
所定の対象を含むコンテンツにおいて所定の範囲に含まれる領域である注視領域であって前記所定の対象の一部が含まれる注視領域の縮尺が所定の倍率であり、前記コンテンツにおける前記注視領域以外の領域であって前記所定の対象の前記一部とは異なる他の一部が含まれる領域の縮尺が前記所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツ全体を表示する表示手順と、
前記表示手順により表示された前記変更コンテンツに対して変更操作が行われた場合、前記変更操作に応じて、前記コンテンツにおける前記所定の範囲の位置を移動させることにより、前記移動後の所定の範囲に含まれる新たな注視領域の縮尺を前記所定の倍率に変更する変更手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、配信装置、表示方法及び表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ウェブページや画像データなどのコンテンツが大型化しており、画面にコンテンツを表示させる場合、表示領域の大きさに合わせてコンテンツを縮小させたり、コンテンツの一部を表示したりする。
【0003】
このような場合、ユーザは、コンテンツの表示に対する操作を行うことにより、コンテンツの縮尺や表示される領域を変更し見たい領域を適切に表示させる。また、ユーザの視線を利用してコンテンツを適切に表示する技術も提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−138421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができるとは限らない。例えば、表示画面が比較的小さいスマートデバイスなどにコンテンツを表示する場合、コンテンツを縮小して表示したり、コンテンツの一部を表示したりするため、コンテンツにおいてユーザが見たい領域が適切に表示されない場合があり、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができるとは限らない。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができる端末装置、配信装置、表示方法及び表示プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る端末装置は、コンテンツにおいて所定の範囲に含まれる領域である注視領域の縮尺が所定の倍率であり、前記コンテンツにおける前記注視領域以外の領域の縮尺が前記所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツ全体を表示する表示部と、前記表示部により表示された前記変更コンテンツに対して変更操作が行われた場合、前記変更操作に応じて、前記コンテンツにおける前記所定の範囲の位置を移動させることにより、前記移動後の所定の範囲に含まれる新たな注視領域の縮尺を前記所定の倍率に変更する変更部を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る広告装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る配信装置の構成例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係るコンテンツ記憶部の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る変更処理の一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る変更コンテンツの一例を示す概念図である。
図10図10は、実施形態に係る配信システムによる配信処理手順を示すシーケンス図である。
図11図11は、実施形態に係る端末装置による表示処理手順を示すフローチャートである。
図12図12は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。
図13図13は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る端末装置、配信装置、表示方法及び表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る端末装置、配信装置、表示方法及び表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.表示処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る表示処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。図1に示した端末装置10は、ユーザが表示画面に触れることによる操作、いわゆるタッチパネルによる操作を受け付けるタブレット端末である。言い換えると、ユーザは、指や専用ペンで端末装置10の出力部13である表示画面をタッチすることにより各種操作を行う。図1では、ウェブページW10の表示領域WR10に変更コンテンツVC11〜VC13が表示される例を示す。
【0012】
図1(a)は、図1(b)に示すウェブページW10中の表示領域WR10に表示される自動車の画像であるコンテンツC10を示す。図1に示す例においては、コンテンツC10の中央に位置する所定の範囲(以下、「等倍指定範囲」と称する場合がある)に含まれる領域である注視領域(以下、「等倍領域」と称する場合がある)R15を中心とした9つの領域に分割される。具体的には、コンテンツC10は、等しい面積で9つの領域R11〜R19に分割される。言い換えると、コンテンツC10は、図1(a)における横方向に3等分され、縦方向に3等分され、領域R11〜R19に分割される。すなわち、コンテンツC10は、等倍領域R15を中心として格子状の境界により分割される。また、図1に示す例において、コンテンツC10には、特定領域SA10が含まれるが詳細は後述する。
【0013】
図1(b)に示すように、ブラウザBR10に表示されたウェブページW10は、コンテンツC10を表示する表示領域WR10を含み、コンテンツC10に関する記事等の各種情報が表示されるウェブページである。
【0014】
ここで、ウェブページW10中の表示領域WR10には、コンテンツC10が表示される。図1に示す例において、ウェブページW10中の表示領域WR10に表示されるコンテンツC10の大きさと表示領域WR10の大きさとは異なる。例えば、コンテンツC10が、横が800ピクセルで縦が600ピクセルの画像であり、ウェブページW10中の表示領域WR10が、横が640ピクセルで縦が480ピクセルの表示領域である場合、ウェブページW10中の表示領域WR10の大きさは、コンテンツC10の大きさよりも小さい。
【0015】
このような場合、図1(b)に示すように、端末装置10は、表示処理によりコンテンツC10を変更した変更コンテンツVC11全体を、ウェブページW10の表示領域WR10に表示する。なお、表示処理によりコンテンツにおいて等倍指定範囲に含まれる領域である等倍領域R15の縮尺が所定の倍率であり、前記コンテンツにおける等倍領域R15以外の領域R11〜R14,R16〜R19の縮尺が所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツVC11全体を表示するが、表示処理の詳細は後述する。本実施形態においては、「所定の倍率」を1倍(つまり、「等倍」)として説明する。
【0016】
ここで、図1(a)に示すコンテンツC10と、図1(b)に示す変更コンテンツVC11との関係について説明する。図1(b)に示す変更コンテンツVC11は、領域CR11〜CR19の9つの領域からなる。そして、変更コンテンツVC11の領域CR11〜CR19は、コンテンツC10の領域R11〜R19にそれぞれ対応する。例えば、変更コンテンツVC11の領域CR11はコンテンツC10の領域R11に対応し、変更コンテンツVC11の領域CR15はコンテンツC10の等倍領域R15に対応する。図1に示す例では、変更コンテンツVC11の領域CR15は、コンテンツC10において対応する等倍領域R15の等倍の縮尺のもの、すなわち等倍領域R15を同一である。そして、変更コンテンツVC11の領域CR15を除く8つの領域CR11〜CR14,CR16〜CR19は、コンテンツC10において対応する領域R11〜R14,R16〜R19が等倍と異なる(例えば、1より小さい)倍率で縮尺を変更されたものである。したがって、端末装置10は、コンテンツC10に対する縮尺が等倍である領域CR15と、縮尺が等倍でない(例えば、1倍より小さい)8つの領域CR11〜CR14,CR16〜CR19とからなる変更コンテンツVC11全体をウェブページW10の表示領域WR10に表示する。以下、変更コンテンツの領域のうち、コンテンツ中の等倍領域に対応する領域を対応領域と称する場合がある。例えば、変更コンテンツVC11では、コンテンツC10の等倍領域R15に対応する領域CR15が対応領域となる。以下、領域CR15を対応領域NR10と称する場合がある。
【0017】
その後、端末装置10は、変更コンテンツVC11に対する変更操作を受け付ける。なお、端末装置10は、ユーザによる変更操作に応じて、コンテンツC10における等倍指定範囲の位置を移動させることにより、移動後の等倍指定範囲に含まれる新たな等倍領域R25の縮尺を等倍に変更する変更処理を行うが、変更処理の詳細は後述する。図1に示す例において、端末装置10は、表示領域WR10(つまり、表示されている変更コンテンツVC11)に対してユーザが指定する位置が検知されている場合、ユーザが指定する位置を変化させる操作を変更操作として等倍指定範囲の位置を移動させる。例えば、端末装置10は、ユーザが表示領域WR10を指定した指を移動させる操作、いわゆるスワイプ操作やドラッグ操作を行った場合、その指の位置の変化量に応じて、コンテンツC10における等倍指定範囲の位置を移動させる(図1(c)参照)。そして、端末装置10は、コンテンツC10における移動後の等倍指定範囲に対応する新たな等倍領域R25の縮尺を等倍とし、コンテンツC10における新たな等倍領域R25以外の領域R21〜R24,R26〜R29の倍率を変更コンテンツVC11の大きさに応じて変更した変更コンテンツVC12を表示する(図8(c)参照)。なお、ユーザが表示領域WR10を指定するとは、表示領域WR10に表示された変更コンテンツを指定することを意味する。
【0018】
図1(c)に示す変更コンテンツVC12は、領域CR21〜CR29の9つの領域からなる。つまり、端末装置10は、コンテンツC10に対する縮尺が等倍である対応領域NR20(CR25)と、縮尺が等倍でない(例えば、1倍より小さい)8つの領域CR21〜CR24,CR26〜CR29とからなる変更コンテンツVC12全体をウェブページW10の表示領域WR10に表示する。言い換えると、コンテンツC10に対して対応領域NR20(CR25)のみが等倍のまま表示され、他の8つの領域CR21〜CR24,CR26〜CR29は縮尺を変更して表示領域WR10に表示される。
【0019】
図1(b)〜(c)に示すように、ユーザの変更操作に応じて、変更コンテンツVC11,VC12中の対応領域NR10,NR20の位置が変更される。図1(c)に示す例において、ユーザは表示領域WR10を指定した指を右下方向へ移動させる。このとき、表示領域WR10に表示される対応領域NR10,NR20の位置は、指の移動方向である右下方向とは反対方向の左上方向に移動する。このように、端末装置10は、ユーザの変更操作に応じて変更コンテンツVC11,VC12の対応領域NR10,NR20の位置を変更することにより、コンテンツC10においてユーザが見たい領域を表示領域WR10に等倍で表示する。
【0020】
図1(d)は、図1(c)に示す例からユーザが表示領域WR10を指定した指をさらに右下方向へ移動させた例を示す。図1(d)に示すように、表示領域WR10に表示される対応領域NR30の位置は、図1(c)からさらに左上方向に移動する。図1(d)に示す変更コンテンツVC13は、領域CR31〜CR39の9つの領域からなる。つまり、端末装置10は、コンテンツC10に対する縮尺が等倍である対応領域NR30(CR35)と、縮尺が等倍でない(例えば、1倍より小さい)8つの領域CR31〜CR34,CR36〜CR39とからなる変更コンテンツVC13全体をウェブページW10の表示領域WR10に表示する。言い換えると、対応領域NR30(CR35)のみが等倍のまま表示され、他の8つの領域CR31〜CR34,CR36〜CR39は縮尺を変更して表示領域WR10に表示される。
【0021】
ここで、図1(d)に示す変更コンテンツVC13は、対応領域NR30(CR35)に特定領域SA10を含む。このように、変更コンテンツVC13の対応領域NR30中に特定領域SA10が含まれた場合、端末装置10は、コンテンツC10に関連する広告コンテンツAC10を表示させる。
【0022】
上述したように、実施形態に係る端末装置10は、表示領域WR10の大きさに応じて、コンテンツC10全体の視認性を保つように表示処理によりコンテンツC10を変更した変更コンテンツVC11〜VC13全体を表示領域WR10に表示する。そして、変更コンテンツVC11〜VC13には、表示領域WR10にコンテンツC10と同じ縮尺で表示される対応領域NR10〜NR30が含まれる。これにより、端末装置10は、ウェブページW10中の表示領域WR10の大きさよりも大きいコンテンツC10の内容全体を表示領域WR10に表示し、かつ一部はコンテンツC10の原寸大のまま表示することができる。また、端末装置10は、ユーザの変更操作に応じて変更コンテンツVC11〜VC13の対応領域NR10〜NR30の位置を変更することにより、コンテンツC10においてユーザが見たい領域を表示領域WR10に等倍で表示することができる。つまり、端末装置10は、コンテンツを表示する表示領域の大きさが当該コンテンツの大きさよりも小さい場合であっても、コンテンツ全体の視認性を保ちつつ、ユーザが所望の領域を等倍にした態様でコンテンツを表示することができる。例えば、端末装置10を使用するユーザは、表示領域WR10にコンテンツC10全体の内容が表示されているため、ページ遷移やスクロール操作を行うことなく、自身が見たいコンテンツC10の領域を探すことができる。具体的には、端末装置10を使用するユーザは、表示領域WR10に表示された変更コンテンツVC11〜VC13の対応領域NR10〜NR30を変更操作により移動させることにより、自身が見たいコンテンツの領域を探すことができる。このように、端末装置10は、ユーザに対して適切にコンテンツを表示できる。
【0023】
また、端末装置10において、表示領域WR10に表示された変更コンテンツVC11〜VC13の表示態様がユーザの変更操作により変化するので、ユーザにとってゲーム性の高いコンテンツの表示となる。そのため、ユーザが変更操作を行わせることにより、ユーザが変更操作を行っている間は、ユーザの注目をそのコンテンツに向けさせることができる。また、表示領域WR10に表示された変更コンテンツVC11〜VC13に対して変更操作を行っているユーザは、そのコンテンツに対して関心のあるユーザである可能性が高いと推定できる。そのため、端末装置10は、ユーザの変更操作によってコンテンツ中の特定の領域が、対応領域に含まれたことをトリガーとしてコンテンツに関連する広告コンテンツを表示する。具体的には、図1に示す例において、ユーザが表示領域WR10に表示された変更コンテンツVC11〜VC13に対して変更操作を行い、図1(d)において特定領域SA10が対応領域NR30に含まれている。ここで、図1に示す例において、特定領域SA10は表示されたコンテンツC10における自動車のエンブレム部分に対応する。このような場合、変更操作を行っているユーザは、コンテンツC10の自動車に関心のあるユーザである可能性が高い。そこで、端末装置10は、特定領域SA10が対応領域NR30に含まれた場合、コンテンツC10に関連する広告コンテンツAC10を表示する。このように、端末装置10は、表示したコンテンツに関心があると推定されるユーザに対してコンテンツに関連する広告コンテンツを表示することで、広告コンテンツの広告効果を向上させることができる。
【0024】
また、上述したように、表示領域WR10に表示された変更コンテンツVC11〜VC13の表示態様がユーザの変更操作により変化するので、ユーザにとってゲーム性の高いコンテンツの表示となる。そのため、端末装置10は、コンテンツC10として広告コンテンツを表示してもよい。この場合、ユーザが変更操作を行っている間は、ユーザの注目をその広告コンテンツに向けさせることができる。これにより、端末装置10は、ユーザが表示された広告コンテンツに対して変更操作を行っている間、広告コンテンツの表示態様を変化させるので、ゲーム性のある広告表現となるため、広告の訴求力を高めることができる。この結果、端末装置10は、広告コンテンツの広告効果を向上させることができる。なお、上記の表示処理の説明においては、所定の倍率を等倍とし、対応領域を等倍で表示する場合を例示したが、所定の倍率は、コンテンツの大きさと表示領域の大きさとの関係に基づいて適宜設定してもよい。例えば、所定の倍率は、対応領域がユーザによって注視可能な大きさで表示され、且つコンテンツ全体が視認可能であればどのような倍率(例えば、2倍や0.8倍など)であってもよい。
【0025】
以下、上述した表示処理を実現する端末装置10等について説明する。なお、上記では説明を省略したが、上述したウェブページW10には、表示領域WR10中の変更コンテンツの表示態様を制御する制御情報が含まれる。また、端末装置10は、制御情報に従って上述した表示処理を行う。このような制御情報については後述する。
【0026】
〔2.配信システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る配信システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る配信システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、配信システム1は、端末装置10と、広告主端末20と、広告装置30と、配信装置100とを含む。端末装置10、広告主端末20、広告装置30及び配信装置100は、ネットワーク40を介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の広告主端末20や、複数台の広告装置30や、複数台の配信装置100が含まれてもよい。
【0027】
端末装置10は、例えば、タッチパネルの機能を備えるタブレット端末であって、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。なお、端末装置10は、例えば、スマートフォンや、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等であってもよい。
【0028】
また、端末装置10は、ユーザによる操作に従って、配信装置100からウェブページを取得し、取得したウェブページを表示する。また、端末装置10は、ウェブページに後述する広告取得命令が含まれる場合には、広告装置30から広告コンテンツを取得する。
【0029】
広告主端末20は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末20は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。また、広告主端末20は、広告主による操作に従って、広告コンテンツを広告装置30に入稿する。例えば、広告主端末20は、広告コンテンツとして、静止画像や、動画像や、テキストデータや、広告主が管理する広告主サーバによって配信される広告ページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告装置30に入稿する。
【0030】
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告装置30に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末20だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
【0031】
広告装置30は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告装置30は、端末装置10からアクセスされた場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。
【0032】
配信装置100は、端末装置10にウェブページを配信するウェブサーバ等である。例えば、配信装置100は、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを配信する。
【0033】
配信装置100によって配信されるウェブページは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。そして、配信装置100によって配信されるウェブページには、ウェブページ中のコンテンツの表示態様を制御する制御情報が含まれる。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により、ウェブページを形成するHTMLファイル等に記述される。
【0034】
また、配信装置100は、端末装置10にウェブページを配信する際に、当該ウェブページに表示される画像等であるコンテンツを端末装置10へ配信する。なお、端末装置10へ配信されたコンテンツはウェブページ中の所定の表示領域に表示されるが、端末装置10におけるコンテンツの表示については、後述する。
【0035】
また、配信装置100によって配信されるウェブページには、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTMLファイル等には、広告装置30のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置10は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告装置30から広告コンテンツを取得する。
【0036】
〔3.広告装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告装置30の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告装置30の構成例を示す図である。図3に示すように、広告装置30は、通信部31と、広告コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
【0037】
通信部31は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワーク40と有線又は無線で接続され、端末装置10や広告主端末20や配信装置100との間で情報の送受信を行う。
【0038】
広告コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、広告コンテンツ記憶部32は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツに関する各種情報を記憶する。
【0039】
ここで、図4に、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部32の一例を示す。図4に示した例では、広告コンテンツ記憶部32は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「入札価格」、「CTR(Click Through Rate)」といった項目を有する。
【0040】
「広告主ID」は、広告主又は広告主端末20を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツを示す。図4では「広告コンテンツ」に「AC10」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、又は、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0041】
「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に指定する広告料金を示す。例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがユーザに1回クリックされた際に広告主から広告配信者(例えば、広告装置30又は配信装置100の管理者)に支払われる単価に該当する。なお、本実施形態においては、「入札価格」は、ユーザに1回変更操作された際に広告主から広告配信者に支払われる単価であってもよい。
【0042】
「CTR」は、広告コンテンツがクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値を示す。なお、端末装置10に配信されたことがない広告コンテンツのCTRには、予め決められている固定値や、全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値や、同一の広告カテゴリ(例えば、車、旅行)に属する全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値などが記憶される。また、「CTR」には、CTRの予測モデル等から予測される予測CTRが記憶されてもよい。このような予測CTRは、例えば、広告コンテンツの種別や、広告コンテンツが表示されるウェブページの種別等によって予測される。
【0043】
すなわち、図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、入札価格「100」を指定するとともに、広告コンテンツ「AC10」を入稿した例を示している。また、図4では、広告コンテンツ「AC10」のCTRが「0.02」である例を示している。
【0044】
制御部33は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告装置30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0045】
図3に示すように、制御部33は、入稿受付部34と、要求受付部35と、抽出部36と、配信部37とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0046】
入稿受付部34は、広告主端末20から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部34は、入札価格の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、入稿受付部34は、入稿元の広告主に対応する広告主IDに対応付けて、受け付けた入札価格及び広告コンテンツを広告コンテンツ記憶部32に格納する。
【0047】
要求受付部35は、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部35は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0048】
抽出部36は、要求受付部35によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告コンテンツ記憶部32から抽出する。例えば、抽出部36は、広告コンテンツ記憶部32に記憶されている広告コンテンツのうち、入札価格又はCTRが高い広告コンテンツや、入札価格及びCTRの双方が高い広告コンテンツを優先して抽出する。
【0049】
配信部37は、広告コンテンツ記憶部32に記憶されている広告コンテンツを配信する。具体的には、配信部37は、広告コンテンツの取得要求を送信した端末装置10に対して、抽出部36によって抽出された広告コンテンツを配信する。
【0050】
〔4.配信装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る配信装置100の構成について説明する。図5は、実施形態に係る配信装置100の構成例を示す図である。図5に示すように、配信装置100は、通信部110と、コンテンツ記憶部120と、制御部130とを有する。
【0051】
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワーク40と有線又は無線で接続され、端末装置10や広告装置30との間で情報の送受信を行う。
【0052】
コンテンツ記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部120は、ウェブページに関する情報を記憶する。例えば、コンテンツ記憶部120は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。
【0053】
ここで、図6に、実施形態に係るコンテンツ記憶部120の一例を示す。図6に示した例では、広告コンテンツ記憶部32は、「ウェブページID」、「ウェブページ」、「コンテンツ」、「広告取得命令」、「制御情報」といった項目を有する。
【0054】
「ウェブページID」は、ウェブページを識別するための識別情報を示す。「ウェブページ」は、端末装置10へ配信されるウェブページを示す。図6では「ウェブページ」に「W10」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、HTMLファイルやXMLファイル等、又は、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0055】
「コンテンツ」は、ウェブページに表示されるコンテンツを示す。図6では「コンテンツ」に「C10」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、又は、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0056】
「広告取得命令」は、ウェブページに、広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれるか否かを示す。図6では「広告取得命令」に「有」が格納されたウェブページについては、広告取得命令が含まれることを示し、「−」が格納されたウェブページについては、広告取得命令が含まれないことを示す。
【0057】
「制御情報」は、ウェブページに、コンテンツの表示態様を制御するための制御情報が含まれるか否かを示す。図6では「制御情報」に「有」が格納されたウェブページについては、制御情報が含まれることを示し、「−」が格納されたウェブページについては、制御情報が含まれないことを示す。図6に示す例において、ウェブページに表示されるコンテンツに対する変更操作を受け付けるウェブページについては、制御情報が含まれる。
【0058】
ここで、制御情報は、JavaScript(登録商標)やCSS等のスクリプト言語によりに記述される。この制御情報は、ウェブページに表示されるコンテンツの表示態様を制御する。ここで、実施形態に係る制御情報は、表示手順と変更手順とを含む。表示手順は、例えば、コンテンツにおいて等倍指定範囲に含まれる領域である等倍領域の縮尺が所定の倍率であり、コンテンツにおける等倍領域以外の領域の縮尺が所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツ全体を表示する処理手順である。また、変更手順は、例えば、表示手順により表示された変更コンテンツに対して変更操作が行われた場合、変更操作に応じて、コンテンツにおける等倍指定範囲の位置を移動させることにより、移動後の等倍指定範囲に含まれる新たな等倍領域の縮尺を所定の倍率に変更する処理手順である。なお、ウェブページに広告取得命令が含まれる場合、変更手順には、例えば、等倍領域にコンテンツ中の特定領域が含まれる場合、コンテンツに関連する広告コンテンツを表示させる処理手順が含まれる。
【0059】
制御部130は、例えば、CPUやMPU等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0060】
図5に示すように、制御部130は、受付部131と、配信部132とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0061】
受付部131は、端末装置10からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部131は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0062】
配信部132は、受付部131によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置10に配信する。また、配信部132は、取得要求が受け付けられたウェブページにコンテンツが関連付けられている場合、当該コンテンツをウェブページとともに端末装置10へ配信する。具体的には、配信部132は、コンテンツ記憶部120から取得要求対象のウェブページ及び関連付けられているコンテンツを取得し、取得したウェブページを端末装置10に配信する。また、コンテンツ記憶部120に記憶されているウェブページに広告取得命令や制御情報が含まれる場合、配信部132は、ウェブページとともに広告取得命令や制御情報を配信することとなる。
【0063】
なお、上述したコンテンツ記憶部120は、制御情報を含むウェブページではなく、ウェブページと制御情報とを個別に記憶してもよい。例えば、コンテンツ記憶部120は、ウェブページを形成するHTMLファイルと、制御情報が記述されたファイルとを対応付けて記憶してもよい。この場合、配信部132は、ウェブページ及び制御情報の双方を端末装置10に配信する。
【0064】
〔5.端末装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図7は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図7に示すように、端末装置10は、通信部11と、検知部12と、出力部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。
【0065】
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワーク40と有線又は無線で接続され、広告装置30や配信装置100との間で情報の送受信を行う。
【0066】
(検知部12)
検知部12は、タッチパネルの機能によりタブレット端末等の表示画面を介してユーザから各種操作を受け付ける。すなわち、検知部12は、端末装置10の出力部13を介してユーザから各種操作を受け付ける。例えば、検知部12は、端末装置10の出力部13を介してユーザの変更操作等の操作を受け付ける。言い換えると、検知部12は、タッチパネルの機能によりユーザの操作を受け付ける入力部として機能する。なお、検知部12によるユーザの操作の検知方式には、タブレット端末では主に静電容量方式が採用されるが、他の検知方式である抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式など、ユーザの操作を検知できタッチパネルの機能が実現できればどのような方式を採用してもよい。また、端末装置10は、端末装置10にボタンが設けられたり、キーボードやマウスが接続されていたりする場合、ボタン等による操作も受け付ける入力部を有してもよい。
【0067】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、端末装置10は、出力部13である表示画面によりユーザの入力を受け付け、ユーザへの出力も行う。
【0068】
(記憶部14)
記憶部14は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、記憶部14は、ウェブページに関する情報を記憶する。例えば、記憶部14は、配信装置100から受信した制御情報や広告装置30から受信した広告コンテンツなどを記憶する。
【0069】
(制御部15)
制御部15は、例えば、CPUやMPUやGPU(Graphics Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部15は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0070】
図7に示すように、制御部15は、要求部151と、受付部152と、表示部153と、変更部154とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0071】
要求部151は、検知部12により検知されたユーザ操作に従って、配信装置100にウェブページの取得要求を送信する。また、要求部151は、受付部152によって受け付けられたウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告装置30に送信する。
【0072】
受付部152は、ウェブページとコンテンツと広告コンテンツとを受け付ける。具体的には、受付部152は、要求部151によって送信されたウェブページの取得要求に応答した配信装置100からウェブページやコンテンツを受け付ける。このとき、受付部152は、ウェブページに広告取得命令が含まれる場合には、広告コンテンツの取得要求を送信するよう要求部151に指示する。そして、受付部152は、要求部151によって送信された広告コンテンツの取得要求に応答した広告装置30から広告コンテンツを受け付ける。
【0073】
表示部153、及び変更部154は、受付部152によって受け付けられたウェブページに含まれる制御情報に従って、ウェブページとコンテンツを出力部13に表示制御する。例えば、表示部153は、コンテンツにおいて等倍指定範囲に含まれる領域である等倍領域の縮尺が所定の倍率であり、コンテンツにおける等倍領域以外の領域の縮尺が所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツ全体を表示する。
【0074】
図1に示す例において、表示部153は、ブラウザBR10上にウェブページW10を表示し、ウェブページW10中の表示領域WR10にコンテンツC10が変更された変更コンテンツVC11を表示する。具体的には、表示部153は、コンテンツC10に対する縮尺が等倍である対応領域NR10(CR15)と、縮尺が等倍でない(例えば、1倍より小さい)8つの領域CR11〜CR14,CR16〜CR19とからなる変更コンテンツVC11全体をウェブページW10の表示領域WR10に表示する。図1(b)に示す例において、コンテンツC10の等倍領域R15に対応する対応領域NR10(CR15)がウェブページW10中の表示領域WR10の中央に表示される。そして、コンテンツC10の等倍領域R15以外の8つの領域R11〜R14,R16〜R19にそれぞれ対応し、その縮尺が変更された領域CR11〜CR14,CR16〜CR19が表示領域WR10に表示される。
【0075】
例えば、変更コンテンツVC11の領域CR11は、コンテンツC10において横幅がRX21、縦幅がRY21の領域である領域R11が、横幅RX11、縦幅RY11に縮尺が変更された領域である(図8(a)〜(b)参照)。例えば、RX21とRX11との比が2:1であり、RY21とRY11との比が3:2である場合、領域CR11は、領域R11が横に1/2、縦に2/3の縮尺に変更(つまり、圧縮)された領域となる。このように、変更コンテンツVC11中の対応領域NR10(CR15)以外の8つの領域CR11〜CR14,CR16〜CR19は、対応するコンテンツC10の各領域R11〜R14,R16〜R19の縮尺が変更された領域である。
【0076】
また、例えば、表示部153、及び変更部154は、CPUやMPUやGPU等によって、ウェブページに含まれる制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、表示部153は、上述した表示手順により実現され、変更部154は、上述した変更手順により実現される。
【0077】
変更部154は、表示部153により表示された変更コンテンツに対して変更操作が行われた場合、変更操作に応じて、コンテンツにおける等倍指定範囲の位置を移動させることにより、移動後の等倍指定範囲に含まれる新たな等倍領域の縮尺を所定の倍率に変更する変更処理を行う。以下、変更処理について図8を用いて説明する。以下では、説明のために、図8に示す例における移動前の等倍指定範囲を等倍指定範囲AR1とし、移動後の等倍指定範囲を等倍指定範囲AR2とする。なお、等倍指定範囲AR1と等倍指定範囲AR2とは位置のみが異なる同一物である。つまり、等倍指定範囲の大きさは変化せず、等倍指定範囲AR1の大きさと等倍指定範囲AR2の大きさは同じである。
【0078】
図8は、変更処理の一例を示す図である。具体的には、図8は、図1(a)〜(c)に示した表示処理における変更処理を示す図である。例えば、図8(a)は、図1(b)に示す表示領域WR10に表示された変更コンテンツVC11に対応する。また、図8(b)は、図1(a)に示すコンテンツC10に対応する。図8(d)は、図1(c)に示す表示領域WR10に表示された変更コンテンツVC12に対応する。なお、以下では、図8の横方向をx方向とし、縦方向をy方向として説明する。また、図8のx方向及びy方向の単位は、ピクセルであってもよく、センチメートルなどの所定の長さを表す単位であってもよい。以下では、図8のx方向及びy方向の単位がピクセルである場合を例として説明する。
【0079】
また、図8(a)〜(d)の各図において、コンテンツC10、変更コンテンツVC11、及び変更コンテンツVC12の左下端を原点(0,0)として以下説明する。例えば、図8(a)においては、変更コンテンツVC11の左下端(つまり、CR17の左下端)が原点(0,0)となり、図8(b)においては、コンテンツC10の左下端(つまり、R17の左下端)が原点(0,0)となる。また、図8(c)においては、コンテンツC10の左下端(つまり、R27の左下端)が原点(0,0)となり、図8(d)においては、変更コンテンツVC12の左下端(つまり、CR27の左下端)が原点(0,0)となる。
【0080】
図8(a)は、変更コンテンツVC11を示す。具体的には、図8(a)に示す変更コンテンツVC11は、図8(b)に示すR11〜R19の9つの領域に分割されたコンテンツC10を変更した変更コンテンツである。
【0081】
ここで、図8(a)に示す変更コンテンツVC11は、x方向に幅RX11,RX12,RX13の3つの幅で分割され、y方向に幅RY11,RY12,RY13の3つの幅で分割された変更コンテンツである。したがって、変更コンテンツVC11において、例えば、図8(a)に示す例において、領域CR11は、横が「RX11」ピクセルで縦が「RY11」ピクセルの領域であり、対応領域NR10(CR15)は、横が「RX12」ピクセルで縦が「RY12」ピクセルの領域である。また、領域CR17は、横が「RX11」ピクセルで縦が「RY13」ピクセルの領域である。また、領域CR17は、x方向において(RX11,0)〜(RX11,RY13)で領域CR18と接する。つまり、領域CR18は、x方向において(RX11+1,0)〜(RX11+1,RY13)で領域CR17と接する。また、領域CR17は、y方向において(0,RY13)〜(RX11,RY13)で領域CR14と接する。つまり、領域CR14は、y方向において(0,RY13+1)〜(RX11,RY13+1)で領域CR17と接する。したがって、各領域の接する箇所が領域の境界となる。他の図8(b)〜(d)についても同様である。なお、図8(a)に示す例において、x方向の幅RX11とRX13とは等しく、y方向の幅RY11とRY13とは等しい。また、x方向の幅RX11,RX13や、y方向の幅RY11やRY13は、変更コンテンツVC11の大きさと表示領域WR10の大きさとは等しくなるような値になる。
【0082】
ここで、図8(a)に示す変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)について説明する。図8(a)に示す(dx,dy)は、ユーザが表示領域WR10を指定した指の位置(図1(c)参照)がP1からP2へ移動した場合の変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)を示す。したがって、変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)は、P1の位置(x1,y1)とP2の位置(x2,y2)との差により得られる。例えば、P1の位置(x1,y1)が(150,200)であり、P2の位置(180,150)である場合、P1からP2への移動は、x方向へは「180−150=30」ピクセル、y軸方向へは「150−200=−50」ピクセルとなる。したがって、変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)は、(30,−50)となる。この移動量(dx,dy)に応じて、コンテンツC10中の等倍指定範囲AR1の位置を移動させる。これにより、コンテンツC10において移動後の等倍指定範囲AR2に含まれる領域が新たな等倍領域R25となる。言い換えると、コンテンツC10中の等倍指定範囲AR1,AR2の移動に伴い、コンテンツC10の等倍領域R15,R25が移動する。このように、等倍指定範囲の移動に伴いコンテンツC10中の等倍指定範囲に含まれるコンテンツC10の範囲が変化する。これにより、コンテンツC10の等倍領域R15,R25の位置が移動する。
【0083】
図8(b)は、9つの領域R11〜R19に分割されたコンテンツC10を示す。図8(b)に示すコンテンツC10は、x方向に幅RX21、RX22、RX23の3つの幅で分割され、y方向に幅RY21、RY22、RY23の3つの幅で分割される。つまり、図8(b)に示すコンテンツC10において、例えば、領域R12は、横が「RX22」ピクセルで縦が「RY21」ピクセルの領域であり、等倍領域R15は、横が「RX22」ピクセルで縦が「RY22」ピクセルの領域である。
【0084】
ここで、等倍領域R15に対応するx方向の幅RX22は、図8(a)に示すx方向の幅RX12と等しく、y方向の幅RY22は、図8(a)に示すy方向の幅RY12と等しい。また、x方向の他の幅RX21やRX23は、図8(a)に示すx方向の幅RX11やRX13より大きく、y方向の他の幅RY21やRY23は、図8(a)に示すy方向の幅RY11やRY13より大きい。したがって、図8(a)に示す変更コンテンツVC11において、等倍領域R15の等倍の縮尺である領域CR15が表示領域WR10に表示される。そして、コンテンツC10の領域R11〜R14,R16〜R19に対応し、その縮尺が変更された領域CR11〜CR14,CR16〜CR19が表示領域WR10に表示される。例えば、領域CR16は、領域R16がx方向に縮小された領域となる。具体的には、領域CR16は、領域R16がx方向に幅RX23から幅RX13に圧縮された領域となる。つまり、領域CR16は、領域R16がx方向にRX13/RX23倍に圧縮された領域となる。対応領域NR10(CR15)を除く他の領域についても同様である。
【0085】
ここで、図8(b)に示すコンテンツC10における等倍指定範囲AR1の位置の変更について説明する。図8(b)に示す(dx,dy)は、コンテンツC10における所定のピクセルP3からP4への移動量(dx,dy)を示す。ここで、P3からP4への移動量(dx,dy)は、変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)と等しい。つまり、図8に示す例において、変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)をコンテンツC10における移動量とする。したがって、コンテンツC10における移動量(dx,dy)は、変更コンテンツVC11における移動量と同様に(30,−50)となる。このコンテンツC10における移動量(30,−50)に応じて等倍指定範囲AR1の位置を移動させる。
【0086】
本実施形態においては、ユーザが表示領域WR10を指定した指の位置(図1(c)参照)がP1からP2へ位置が移動した場合、その移動方向とは反対方向に等倍指定範囲AR1の位置を移動させる。図8(b)に示す例において、P3からP4には、x方向にプラスの方向、y方向にはマイナスの方向に移動する。したがって、図8(b)に示す例においては、等倍指定範囲AR1は、P3からP4への移動方向とは反対方向、すなわちx方向にマイナスの方向、y方向にはプラスの方向に位置を移動する。すなわち、図8(b)に示す例においては、等倍指定範囲AR1全体が(−dx,−dy)=(−30,50)だけ移動する。そして、コンテンツC10において移動後の等倍指定範囲AR2に含まれる領域R25が変更コンテンツVC12における新たな等倍領域となる。
【0087】
例えば、図8(b)のコンテンツC10における等倍指定範囲AR1に含まれる等倍領域R15の左上端のピクセルの位置がP5であり、(−30,50)だけ移動した移動後の等倍指定範囲AR2に含まれる等倍領域R25の左上端のピクセルの位置P6となる。具体的には、P5の位置が(250,400)である場合、P6の位置は、(250−30,400+50)となり、(220,450)となる。このように、移動後の等倍指定範囲AR2に含まれる等倍領域R25が得られる。
【0088】
図8(c)は、移動後の等倍指定範囲AR2に基づいて領域R21〜R29に分割されたコンテンツC10を示す。図8(c)に示すコンテンツC10は、x方向に幅RX31、RX32、RX33の3つの幅で分割され、y方向に幅RY31、RY32、RY33の3つの幅で分割される。つまり、図8(c)に示すコンテンツC10において、例えば、領域R22は、横が「RX32」ピクセルで縦が「RY31」ピクセルの領域であり、等倍領域R25は、横が「RX32」ピクセルで縦が「RY32」ピクセルの領域である。
【0089】
ここで、等倍領域R25に対応するx方向の幅RX32は、図8(b)に示すx方向の幅RX22と等しく、y方向の幅RY32は、図8(b)に示すy方向の幅RY22と等しい。また、x方向の幅RX31は、図8(b)に示すx方向の幅RX21より小さい。具体的には、幅RX31は、「RX21−dx」となる。同様に、x方向の幅RX33は、「RX23+dx」となる。また、y方向の幅RY31は、図8(b)に示すy方向の幅RY21より小さい。具体的には、幅RY31は、「RY21−dy」となる。同様に、y方向の幅RY33は、「RY23+dy」となる。このように、等倍領域の位置の変更に応じて、等倍領域R25に対応するx方向の幅RX32とy方向の幅RY32以外は、図8(b)において対応する幅から変動する。すなわち、図8(c)に示す例において、コンテンツC10における領域R21〜R29は、等倍指定範囲AR1,AR2の位置を移動に応じて、格子状の境界を(−30,50)だけ移動させた領域となる。
【0090】
上述のように、図8(c)に示すようにコンテンツC10は、9つの領域R21〜R29に分割される。例えば、等倍領域R25は、等倍領域R15と同じ大きさの領域であって、等倍領域R15とは位置の異なる領域となる。なお、図8(c)に示す例においては、等倍領域R25以外の他の8つの領域R21〜R24,R26〜R29は、領域R11〜R19とは異なる大きさの領域となる。このようにして、変更部154は、等倍指定範囲AR1,AR2の位置を移動に応じて、コンテンツC10を分割する領域を変動させる。
【0091】
そして、変更部154は、移動後の等倍指定範囲AR2に対応する新たな等倍領域R25の縮尺を等倍とし、コンテンツC10における新たな等倍領域R25以外の領域R21〜R24,R26〜R29の倍率を変更コンテンツVC11の大きさに応じて変更する。これにより、変更部154は、領域R21〜R29の9つの領域に分割されたコンテンツC10を変更した変更コンテンツVC12を生成する。言い換えると、変更部154は、変更コンテンツVC11を変更コンテンツVC12へ変更する。
【0092】
図8(d)は、変更コンテンツVC12を示す。具体的には、図8(d)に示す変更コンテンツVC11は、図8(c)に示すR21〜R29の9つの領域に分割されたコンテンツC10を変更した変更コンテンツである。
【0093】
ここで、図8(d)に示す変更コンテンツVC12は、x方向に幅RX41、RX42、RX43の3つの幅で分割され、y方向に幅RY41、RY42、RY43の3つの幅で分割された変更コンテンツである。したがって、変更コンテンツVC12において、例えば、領域CR21は、横が「RX41」ピクセルで縦が「RY41」ピクセルの領域であり、対応領域NR20(CR25)は、横が「RX42」ピクセルで縦が「RY42」ピクセルの領域である。なお、図8(d)に示す例において、x方向の幅RX41はRX43よりも小さく、y方向の幅RY41はRY43より小さい。また、x方向の幅RX41,RX43や、y方向の幅RY41やRY43は、変更コンテンツVC21の大きさと表示領域WR10の大きさとは等しくなるような値になる。
【0094】
図8(d)に示す例では、変更部154は、表示領域WR10にコンテンツC10が変更された変更コンテンツVC12を表示する(図1(c)参照)。具体的には、変更部154は、コンテンツC10に対する縮尺が等倍である対応領域NR20(CR25)と、縮尺が等倍でない(例えば、1倍より小さい)8つの領域CR21〜CR24,CR26〜CR29とからなる変更コンテンツVC12全体を表示領域WR10に表示する。図8(d)に示す表示領域WR10において、コンテンツC10の等倍領域R25に対応する対応領域NR20(CR25)が、図8(a)に示す対応領域NR10(CR15)の位置からx方向のマイナス、y方向にプラスの位置に表示される。そして、コンテンツC10の等倍領域R25以外の8つの領域R21〜R24,R26〜R29にそれぞれ対応し、その縮尺が変更された領域CR21〜CR24,CR26〜CR29が表示領域WR10に表示される。
【0095】
例えば、図8(d)に示す変更コンテンツVC12の領域CR21は、図8(c)に示すコンテンツC10において横幅がRX31、縦幅がRY31の領域である領域R21が、横幅RX41、縦幅RY41に縮尺が変更された領域である。例えば、RX31とRX41との比が4:3であり、RY31とRY41との比が5:2である場合、領域CR21は、領域R21が横に3/4、縦に2/5の縮尺に変更(つまり、圧縮)された領域となる。このように、変更コンテンツVC12中の対応領域NR20(CR25)以外の8つの領域CR21〜CR24,CR26〜CR29は、対応するコンテンツC10の各領域R21〜R24,R26〜R29の縮尺が変更された領域である。
【0096】
ここで、図8(a)に示す対応領域NR10(CR15)から図8(d)に示す対応領域NR20(CR25)への移動量について説明する。例えば、図8(d)に示す位置P8を変更コンテンツVC11における対応領域NR10(CR15)の左上端のピクセルの位置(図8(a)参照)とし、位置P9を変更コンテンツVC12における対応領域NR20(CR25)の左上端のピクセルの位置とした場合を一例として説明する。
【0097】
まず、図8に示す例においては、等倍指定範囲AR1,AR2が(−dx,−dy)だけ移動する。これにより、コンテンツC10中の等倍領域R15,R25は、(−dx,−dy)だけ移動する。そこで、変更部154は、コンテンツC10の大きさと変更コンテンツCV11〜CV13の大きさの比に基づいて、対応領域NR10,NR20の移動量を決定してもよい。
【0098】
例えば、コンテンツC10と変更コンテンツCV11〜CV13との横幅の比が、2:1であり、縦幅の比が5:2である場合、位置P8から位置P9への移動量(つまり、対応領域の移動量)は、移動量(−dx2,−dy2)=((−dx)*1/2,(−dy)*2/5)となる。例えば、(−dx,−dy)=(−30,50)である場合、対応領域の移動量(−dx2,−dy2)=((−30)*1/2,50*2/5)となり、(−15,20)となる。つまり、P8の位置が(200,400)である場合、P9の位置は、(200−15,400+20)=(185,420)となる。このように、ンテンツC10の大きさと変更コンテンツCV11〜CV13の大きさの比に基づいて、対応領域の移動量を決定することにより、変更コンテンツの表示態様の変更がより違和感が少なくなることが期待できる。
【0099】
ここで、図8(a)に示す変更コンテンツCV11と図8(d)に示す変更コンテンツCV12との関係について説明する。図8(d)に示す例において、対応領域NR20(CR25)に対応するx方向の幅RX42は、図8(a)に示すx方向の幅RX12と等しく、y方向の幅RY42は、図8(a)に示すy方向の幅RY12と等しい。また、x方向の幅RX41は、図8(a)に示すx方向の幅RX11より小さく、x方向の幅RX43は、図8(a)に示すx方向の幅RX13より大きい。また、y方向の幅RY41は、図8(a)に示すy方向の幅RY11より小さく、y方向のRY43は、図8(a)に示すy方向の幅RY13より大きい。このように、対応領域NR10,NR20の位置の変更に応じて、対応領域NR20(CR25)に対応するx方向の幅RX42とy方向の幅RY42以外は、図8(a)において対応する幅から変動する。これにより、対応領域に移動に応じて、他の領域の縮尺が変更されることにより、変更コンテンツ全体が連動して表示態様を変化させることになるため、変更コンテンツの表示態様の変更がより違和感が少なくなることが期待できる。
【0100】
なお、図8に示す例においては、変更コンテンツVC11における移動量をコンテンツC10における移動量としているが、変更コンテンツVC11の大きさとコンテンツC10の大きさとの比率に応じて変更してもよい。例えば、変更コンテンツVC11の大きさとコンテンツC10の大きさとの比率が2:5(つまり、コンテンツC10の大きさが変更コンテンツVC11の大きさの2.5倍)である場合、変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)が(4,6)であれば、コンテンツC10における移動量(dx,dy)を(10,15)としてもよい。つまり、変更コンテンツVC11における移動量を2.5倍したものを、コンテンツC10における移動量としてもよい。また、変更コンテンツVC11における移動量を変更コンテンツVC12における対応領域の移動量としてもよい。また、変更コンテンツVC11における移動量に所定の係数を乗算したものを変更コンテンツVC12における対応領域の移動量としてもよい。例えば、変更コンテンツVC11における移動量(dx,dy)が(4,6)であれば、変更コンテンツVC12における対応領域の移動量は、(4,6)に所定の係数である0.5を乗算した移動量(2,3)の反対方向への移動量(−2,−3)であってもよい。なお、等倍領域又は対応領域に対応する幅以外は、値が0になってもよい。例えば、図8(c)に示す例において、等倍領域R25が、コンテンツC10の左下端(つまり、原点(0,0))まで移動した場合、幅RX31や幅RY33は値が0になってもよい。また、例えば、図8(d)に示す例において、対応領域NR20(CR25)が、変形コンテンツVC11の左下端(つまり、原点(0,0))まで移動した場合、幅RX41や幅RY43は値が0になってもよい。また、図8においては、等倍指定範囲の移動を示すために等倍指定範囲AR1,AR2として説明したが、他の図においては等倍領域を含む範囲が、等倍指定範囲となる。例えば、図1(a)においては、等倍領域R15を含む範囲が等倍指定範囲となる。
【0101】
また、変更部154は、例えば、等倍領域に対応する対応領域にコンテンツの特定領域が含まれる場合、コンテンツに関連する広告コンテンツを表示させる。例えば、変更部154は、図1(d)に示すように、変更コンテンツVC13の対応領域NR30中に特定領域SA10が含まれた場合、コンテンツC10に関連する広告コンテンツAC10を表示させる。
【0102】
また、表示部153や変更部154は、図1に示すような縦横にそれぞれ3分割されたコンテンツC10に限らず、例えば、図9に示すような縦横にそれぞれ5分割されたコンテンツC100などの様々なコンテンツに対しても上述した変更処理を含む表示処理を行うことができる。以下、この点について図9を用いて説明する。
【0103】
図9においては、例えば、コンテンツC100が、横が1024ピクセルで縦が768ピクセルの画像であり、コンテンツC100を表示する表示領域WR20が、横が640ピクセルで縦が480ピクセルの表示領域であり、表示領域WR20の大きさがコンテンツC100の大きさよりも小さいとする。なお、以下では、図9の横方向をx方向とし、縦方向をy方向として説明する。また、図9のx方向及びy方向の単位は、ピクセルであってもよく、センチメートルなどの所定の長さを表す単位であってもよい。以下では、図9のx方向及びy方向の単位がピクセルである場合を例として説明する。
【0104】
まず、図9(a)は、コンテンツC100を模式的に示す。図9(a)に示す例においては、コンテンツC100の中央に位置する等倍指定範囲に含まれる領域である等倍領域R1135を中心とした25の領域に分割される。具体的には、コンテンツC100は、x方向に幅RX51、RX52、RX53、RX54、RX55の5つの幅で分割され、y方向に幅RY51、RY52、RY53、RY54、RY55の5つの幅で分割される。したがって、コンテンツC100において、例えば、領域R101は、横がRX51ピクセルで縦がRY51ピクセルの領域であり、領域R113は、横がRX53ピクセルで縦がRY53ピクセルの領域である。また、領域CR121は、横がRX51ピクセルで縦がRY55ピクセルの領域である。また、領域R121は、x方向において(RX51,0)〜(RX51,RY55)で領域R122と接する。つまり、領域CR122は、x方向において(RX51+1,0)〜(RX51+1,RY55)で領域CR121と接する。また、領域CR121は、y方向において(0,RY55)〜(RX51,RY55)で領域CR116と接する。つまり、領域CR116は、y方向において(0,RY55+1)〜(RX51,RY55+1)で領域CR121と接する。
【0105】
このように図9に示す例においては、コンテンツC100は、等しい面積で25の領域R101〜R125に分割される。具体的には、コンテンツC100は、図9(a)における横方向に5等分され、縦方向に5等分され、領域R101〜R125に分割される。すなわち、コンテンツC100は、等倍領域R113を中心として格子状の境界により分割される。
【0106】
図9に示す例では、変更部154は、表示領域WR20にコンテンツC100が変更された変更コンテンツVC10を表示する。具体的には、変更部154は、コンテンツC100に対する縮尺が等倍である対応領域NR100(CR113)と、縮尺が等倍でない(例えば、1倍より小さい)24つの領域CR101〜CR112,CR114〜CR125とからなる変更コンテンツVC10全体を表示領域WR20に表示する。図9(b)に示す表示領域WR20において、コンテンツC100の等倍領域R113に対応する対応領域NR100(CR113)が表示領域WR20の中央に表示される。そして、コンテンツC100の等倍領域R113以外の24つの領域R101〜R112,R114〜R125にそれぞれ対応し、その縮尺が変更された領域CR101〜CR112,CR114〜CR125が表示領域WR10に表示される。
【0107】
例えば、図9(b)に示す変更コンテンツVC10の領域CR101は、図9(a)に示すコンテンツC100において横幅がRX51、縦幅がRY51の領域である領域R101が、横幅RX61、縦幅RY61に縮尺が変更された領域である。例えば、RX51とRX61との比が3:2であり、RY51とRY61との比が2:1である場合、領域CR101は、領域R101が横に2/3、縦に1/2の縮尺に変更(つまり、圧縮)された領域となる。このように、変更コンテンツVC10中の対応領域NR100(CR113)以外の24つの領域CR101〜CR112,CR114〜CR125は、対応するコンテンツC100の各領域R101〜R112,R114〜R125の縮尺が変更された領域である。
【0108】
ここで、対応領域NR100(CR113)に対応するx方向の幅RX63は、図9(a)に示すx方向の幅RX53と等しく、y方向の幅RY63は、図9(a)に示すy方向の幅RY53と等しい。また、x方向の他の幅RX61、RX62、RX64、RX65は、図9(a)に示すx方向の幅RX51、RX52、RX54、RX55より小さく、y方向の他の幅RY61、RY62、RY64、RY65は、図9(a)に示すy方向の幅RY51、RY52、RY54、RY55より小さい。したがって、図9(b)に示す変更コンテンツVC10において、等倍領域R113の等倍の縮尺である領域CR113が表示領域WR20に表示される。そして、コンテンツC100の領域R101〜R112,R114〜R125に対応し、その縮尺が変更された領域CR101〜CR112,CR114〜CR125が表示領域WR20に表示される。
【0109】
例えば、領域CR114は、領域R114がx方向に縮小された領域となる。具体的には、領域CR114は、領域R114がx方向に幅RX54から幅RX64に圧縮された領域となる。つまり、領域CR114は、領域R114がx方向にRX64/RX54倍に圧縮された領域となる。また、領域CR115は、領域R115がx方向に縮小された領域となる。具体的には、領域CR115は、領域R115がx方向に幅RX55から幅RX65に圧縮された領域となる。つまり、領域CR115は、領域R115がx方向にRX65/RX55倍に圧縮された領域となる。なお、幅RX65は、幅RX64よりも小さくてもよい。例えば、幅RX65は、幅RX64の1/2倍の値であってもよい。このように、変更部154は、x方向に連続する領域の圧縮率を対応領域から離れるほど段階的に大きくしてもよい。これにより、変更コンテンツVC10において、対応領域NR100(CR113)から離れるほど縮小率が大きくなるため、変更コンテンツの表示態様がより違和感が少なくなることが期待できる。なお、変更部154は、所定の方向に連続する領域をどのような比率で段階的に圧縮率を変更するかについては、既存の技術を用いてもよい。
【0110】
また、例えば、領域CR118は、領域R118がy方向に縮小された領域となる。具体的には、領域CR118は、領域R118がy方向に幅RY54から幅RY64に圧縮された領域となる。つまり、領域CR118は、領域R118がy方向にRY64/RY54倍に圧縮された領域となる。また、領域CR123は、領域R123がy方向に縮小された領域となる。具体的には、領域CR123は、領域R123がy方向に幅RY55から幅RY65に圧縮された領域となる。つまり、領域CR123は、領域R123がy方向にRY65/RY55倍に圧縮された領域となる。なお、幅RY65は、幅RY64よりも小さくてもよい。例えば、幅RY65は、幅RY64の2/3倍の値であってもよい。このように、変更部154は、y方向に連続する領域の圧縮率を対応領域から離れるほど段階的に大きくしてもよい。これにより、変更コンテンツVC10において、対応領域NR100(CR113)から離れるほど縮小率が大きくなるため、変更コンテンツの表示態様がより違和感が少なくなることが期待できる。
【0111】
そして、変更コンテンツVC10に対して変更操作が行われた場合、変更部154は、変更操作に応じて、上述した変更処理を行う。
【0112】
〔6.配信処理のフロー〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る配信システム1による配信処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る配信システム1による配信処理手順を示すシーケンス図である。
【0113】
図10に示すように、端末装置10は、ユーザ操作に従って、ウェブページの取得要求を配信装置100に送信する(ステップS101)。そして、配信装置100は、ウェブページの取得要求に応じて、ウェブページとともにコンテンツを端末装置10に配信する(ステップS102)。なお、配信装置100によって配信されるウェブページには、広告装置30のURL等である広告取得命令が含まれる。
【0114】
続いて、端末装置10は、ウェブページに含まれる広告取得命令に基づいて、広告コンテンツの取得要求を広告装置30に送信する(ステップS103)。そして、広告装置30は、広告コンテンツの取得要求に応じて、広告コンテンツを端末装置10に配信する(ステップS104)。そして、端末装置10は、ステップS102において受信したウェブページに含まれる制御情報に従って、ウェブページの表示領域にコンテンツを表示する表示処理を行う(ステップS105)。なお、端末装置10は、ステップS105後、広告コンテンツを表示する際に、広告コンテンツの取得要求を広告装置30に送信してもよい。例えば、端末装置10は、ユーザによる変更操作により特定領域SA10が対応領域に含まれた場合、広告コンテンツの取得要求を広告装置30に送信してもよい。そして、端末装置10は、広告装置30から受信したコンテンツC10に関連する広告コンテンツAC10を表示してもよい。
【0115】
〔7.表示処理のフロー〕
次に、図11を用いて、図10のステップS105に示した表示処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る端末装置10による表示処理手順を示すフローチャートである。
【0116】
図11に示すように、端末装置10は、配信装置100から受信したウェブページを表示する(ステップS201)。続いて、端末装置10は、ウェブページ中の表示領域に表示されるコンテンツの等倍領域以外の領域の縮尺を変更した変更コンテンツを生成する(ステップS202)。続いて、端末装置10は、ウェブページ中の表示領域に変更コンテンツを表示する(ステップS203)。
【0117】
続いて、端末装置10は、ウェブページ中の表示領域に表示された変更コンテンツの指定を検知したか否かを判定する(ステップS204)。そして、端末装置10は、変更コンテンツの指定を検知した場合に(ステップS204;Yes)、変更コンテンツの指定位置が変更したか否かを判定する(ステップS205)。例えば、端末装置10は、変更コンテンツをユーザが指定したままドラッグ操作などを行った場合、変更コンテンツの指定位置が変更されたと判定する。
【0118】
そして、端末装置10は、変更コンテンツの指定位置が変更したと判定した場合(ステップS205;Yes)、指定位置の変更に応じてコンテンツ中の等倍領域の位置を変更する(ステップS206)。具体的には、コンテンツにおける等倍指定範囲の位置を移動させることにより、移動後の等倍指定範囲に含まれる領域を新たな等倍領域とすることにより、等倍領域の位置を変更する。そして、端末装置10は、等倍領域の位置の変更に応じて、変更コンテンツの表示態様を変更する。また、端末装置10は、特定領域がコンテンツの等倍領域、すなわち変更コンテンツにおいてコンテンツの等倍領域に対応する領域(対応領域)に含まれた場合(ステップS207;Yes)、広告コンテンツを表示させる(ステップS208)。例えば、端末装置10は、ウェブページ中の表示領域に広告コンテンツを表示させる。なお、端末装置10は、特定領域が対応領域に含まれていない場合(ステップS207;No)、変更コンテンツの指定の解除を検知しない間(ステップS209;No)、ステップS205〜S208の処理を繰り返す。
【0119】
なお、端末装置10は、変更コンテンツの指定の解除を検知した場合(ステップS209;Yes)、変更コンテンツの表示態様を変更する処理を終了する。具体的には、端末装置10は、変更コンテンツがユーザにより変更操作が解除された場合、変更コンテンツの表示態様を変更させることを停止する。
【0120】
〔8.変形例〕
上述した実施形態に係る配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、配信システム1の他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する端末装置10は、ウェブページに含まれる制御情報に従って、コンテンツの表示処理を行う。
【0121】
〔8−1.指定解除後の表示態様〕
上記実施形態において、端末装置10は、変更コンテンツがユーザにより指定が解除された場合に、等倍指定範囲の位置を変更操作がされる前の位置に移動させ、変更コンテンツの表示態様をユーザによる変更操作が行われる前の態様に変化させてもよい。この点について、図12を用いて説明する。図12は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。なお、図12中に示す符号、例えば、コンテンツC10や表示領域WR10等は、図1における同一符号のものに対応する。
【0122】
図12(a)〜(b)の変更操作は、図1(a)〜(b)の変更操作に対応する。ここで、図12(b)に示すように、端末装置10は、変更コンテンツVC11の表示態様が変更され変更コンテンツVC12が表示されている場合、ユーザによる変更コンテンツVC12への指定が解除された場合(図11中のステップS209;Yesに相当)、変更コンテンツVC12の表示態様をユーザによる変更操作が行われる前の態様に変化させる。具体的には、図12(b)に示すように、端末装置10は、ユーザによる変更操作が行われ変更コンテンツVC12が表示された後、ユーザによる変更コンテンツVC12への指定が解除された場合、図12(c)に示すように表示領域WR10に変更コンテンツVC11を表示する。言い換えると、端末装置10は、変更コンテンツVC12から変更コンテンツVC11へ徐々に表示態様を変更する。これにより、ユーザは、変更操作を行った後に、変更操作を行う前の状態に戻す手間を省くことができるため、ユーザに対してより適切なコンテンツの表示となる。また、ユーザは変更操作をやめるだけで表示を元に戻すことができるので、ユーザが変更操作を行う心理的な負担が少なくなり、ユーザがより多く変更操作を行うことが期待できる。なお、ユーザによる変更コンテンツVC12への指定が解除された場合に限らず、例えば、ユーザが端末装置10に表示された戻るボタンを指定することにより、等倍指定範囲の位置を変更操作がされる前の位置に移動させ、変更コンテンツの表示態様をユーザによる変更操作が行われる前の態様に変化させてもよい。
【0123】
〔8−2.コンテンツ、変更操作等〕
上述した実施形態に係る端末装置10では、ウェブページ中の表示領域に表示するコンテンツを変形してコンテンツ全体を表示する例を示したが、全体を表示させるコンテンツとしては種々のコンテンツであってもよい。例えば、ウェブページ全体をブラウザの表示領域に合わせて全体が表示されるようにウェブページ自体を変更してもよい。この場合、スマートフォンなどの画面の小さい端末装置で、スマートフォン専用のウェブページ以外を閲覧する場合であっても、全体を表示し、かつ見たい部分は等倍等の所定の倍率で表示することが可能となる。また、上述した実施形態に係る端末装置10では、変更コンテンツに対する変更操作として、スワイプ操作やドラッグ操作を行う例を示したが、変更操作としては種々の操作を受け付けてもよい。例えば、表示領域中のある点を指定し、その指定された点に対応領域の中心の位置を移動させてもよい。この場合、コンテンツ中の等倍領域の位置も表示領域において指定された点の位置に応じて移動させてもよい。これにより、ユーザは自身が見たい箇所を即時に等倍などの所定の倍率で見ることが可能となる。また、ピンチアウトやピンチインの操作を等倍領域や対応領域の大きさの変更として受け付けてもよい。この場合、ユーザは自身が注視したい領域の大きさを指定することが可能となる。また、例えば、ユーザが端末装置10に表示された切替えボタンを指定することにより、表示処理によりコンテンツを変更した変更コンテンツと、コンテンツ全体を単純に縮小したコンテンツとを切り替え表示させてもよい。
【0124】
また、端末装置10は、端末装置10の傾きと連動して変更コンテンツ中の対応領域の位置を移動させてもよい。具体的には、端末装置10は、端末装置10の傾きの変化を変更コンテンツに対する変更操作として受け付けてもよい。例えば、端末装置10は、ユーザが端末装置10を傾けた際に、端末装置10に表示された変更コンテンツにおいて下側(重力が働く方向)に行くほど縮尺を小さい倍率にしてもよい。言い換えると、端末装置10は、ユーザが端末装置10を傾けた際に、端末装置10に表示された変更コンテンツにおいて上側(重力と反対方向)に対応領域(等倍領域)を移動させてもよい。これにより、端末装置10に表示された変更コンテンツの表示態様が、変更コンテンツが重力の影響を受けたかのように変化するため、ユーザのメンタルモデルに合致した変更コンテンツの表示態様の変化となることが期待できる。また、ユーザは、端末装置10の傾きを変えるだけで注視したい領域を探すことが可能となるため、ユーザビリティの向上も期待できる。例えば、ユーザは、端末装置10がスマートフォンである場合、端末装置10を持った手を所望の方向に傾けるだけで変更コンテンツの表示態様を変化させ、注視したい領域を探すことが可能となる。また、この場合、端末装置10は、検知部12として、例えば、ジャイロセンサ(ジャイロスコープや角速度センサ等と呼ばれる場合もある)を有してもよい。そして、端末装置10は、検知部12によって、端末装置10における物理的な動きの変化を検知する。つまり、端末装置10は、端末装置10における物理的な動きの変化を変更操作として受け付ける。また、例えば、端末装置10は、ユーザが端末装置10を傾けた際に、端末装置10に表示された変更コンテンツにおいて上側(重力と反対方向)に行くほど縮尺を小さい倍率にしてもよい。言い換えると、端末装置10は、ユーザが端末装置10を傾けた際に、端末装置10に表示された変更コンテンツにおいて下側(重力が働く方向)に対応領域(等倍領域)を移動させてもよい。このように、端末装置10に表示された変更コンテンツの表示態様が、端末装置10の傾きに応じて変化することにより、ユーザにとってよりゲーム性の高いコンテンツの表示となるため、ユーザがコンテンツへ関心を持ち、より長い時間コンテンツを注視することも期待できる。
【0125】
〔8−3.装置構成〕
また、上記実施形態では、配信システム1に、配信装置100と広告装置30とが含まれる例を示したが、配信装置100と広告装置30とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、図3に示した配信装置100は、例えば、コンテンツ記憶部120とは別に、広告コンテンツ記憶部を有する。そして、配信装置100は、端末装置10からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツ記憶部にある広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置10に配信する。
【0126】
また、上記実施形態では、広告装置30から端末装置10に広告コンテンツが配信される例を示したが、配信装置100が、広告装置30から広告コンテンツを取得してもよい。この場合、広告装置30は、配信装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告装置30は、配信装置100に広告コンテンツを配信する。また、配信装置100の配信部132は、広告装置30から取得した広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置10に配信する。
【0127】
〔8−4.その他〕
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0128】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0129】
〔8−5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る端末装置10、広告装置30及び配信装置100は、例えば図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、配信装置100を例に挙げて説明する。図13は、配信装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0130】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0131】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワーク40を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワーク40を介して他の機器へ送信する。
【0132】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0133】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0134】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワーク40を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0135】
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部15の機能を実現する。
【0136】
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る端末装置10は、表示部153と、変更部154とを有する。表示部153は、コンテンツC10において所定の範囲に含まれる領域である注視領域(実施形態においては等倍領域。以下同じ)の縮尺が所定の倍率(実施形態においては等倍。以下同じ)であり、コンテンツC10における注視領域以外の領域の縮尺が所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツVC11全体を表示する。変更部154は、表示部153により表示された変更コンテンツVC11に対して変更操作が行われた場合、変更操作に応じて、コンテンツC10における所定の範囲の位置を移動させることにより、移動後の所定の範囲に含まれる新たな注視領域(実施形態においては等倍領域R25。以下同じ)の縮尺を所定の倍率に変更する。
【0137】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができる。例えば、端末装置10は、コンテンツ全体の視認性を保ちつつ、ユーザが所望の領域を等倍にした態様でコンテンツを表示することができる。また、表示領域に表示された変更コンテンツの表示態様がユーザの変更操作により変化するので、ユーザにとってゲーム性の高いコンテンツの表示となる。そのため、ユーザが変更操作を行わせることにより、ユーザが変更操作を行っている間は、ユーザの注目をそのコンテンツに向けさせることができる。
【0138】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154は、変更操作が行われた場合、移動後の所定の範囲に対応する新たな注視領域の縮尺を所定の倍率とし、コンテンツC10における新たな注視領域以外の領域の倍率を変更コンテンツVC11〜VC13の大きさに応じて変更する。
【0139】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが注視したい領域が変わった場合であっても、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができる。
【0140】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154は、コンテンツC10における注視領域以外の領域の縮尺を所定の倍率よりも小さい倍率にすることにより変更コンテンツVC11〜VC13全体を表示させる。
【0141】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが注視したい領域が変わった場合であっても、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができる。具体的には、端末装置10は、ユーザが注視したい注視領域を等倍で、他の領域を縮小して表示することにより、コンテンツ全体の視認性を保ちつつ、ユーザが所望の領域を等倍にした態様でコンテンツを表示することができる。
【0142】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154は、変更コンテンツVC11〜VC13に対してユーザが指定する位置が検知されている場合、ユーザが指定する位置を変化させる操作を変更操作として所定の範囲の位置を移動させる。
【0143】
これにより、実施形態に係る端末装置10を使用するユーザは、表示領域にコンテンツ全体の内容が表示されているため、ページ遷移やスクロール操作を行うことなく、ドラッグ操作やスワイプ操作などにより、自身が見たいコンテンツの領域を探すことができる。具体的には、端末装置10を使用するユーザは、表示領域に表示された変更コンテンツの対応領域を変更操作により移動させることにより、自身が見たいコンテンツの領域を探すことができる。また、ユーザは直観的な変更操作が可能となる。
【0144】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154は、変更コンテンツVC11〜VC13に対してユーザが指定する位置の変化の方向と反対方向に移動させる。
【0145】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、コンテンツの表示態様の変化がユーザがコンテンツを引っ張る動作を行った場合のような変化となるため、ユーザは直観的な変更操作が可能となる。また、表示領域に表示された変更コンテンツの表示態様がユーザの変更操作により引っ張ったような変化するので、ユーザにとってさらにゲーム性の高いコンテンツの表示となり、ユーザをコンテンツに注目させることができる。
【0146】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154は、所定の条件を満たした場合、所定の範囲の位置を変更操作がされる前の位置に移動させる。
【0147】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが変更操作を行った後に、ユーザが変更操作を行う前の状態に戻す手間を省くことができるため、ユーザに対してより適切なコンテンツの表示となる。
【0148】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154は、変更操作がされなくなることを所定の条件とする。
【0149】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが変更操作を行った後に、ユーザが変更操作を行う前の状態に戻す手間を省くことができるため、ユーザに対してより適切なコンテンツの表示となる。この場合、ユーザは変更操作をやめるだけで表示を元に戻すことができるので、ユーザが変更操作を行う心理的な負担が少なくなり、ユーザがより多く変更操作を行うことが期待できる。
【0150】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154、注視領域にコンテンツC10中の特定領域SA10が含まれる場合、コンテンツC10に関連する関連コンテンツを表示させる。
【0151】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが変更操作を行わせることにより、ユーザが変更操作を行っている間は、ユーザの注目をそのコンテンツに向けさせることができ、表示領域に表示された変更コンテンツに対して変更操作を行っているユーザは、そのコンテンツに対して関心のあるユーザである可能性が高いと推定できる。そのため、端末装置10は、ユーザの変更操作によってコンテンツ中の特定領域が、対応領域に含まれたことをトリガーとしてコンテンツに関連する関連コンテンツを表示する。これにより、表示したコンテンツに関心があると推定されるユーザに対してコンテンツに関連する関連コンテンツを表示することができる。
【0152】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154、所定の範囲の位置が所定の大きさを超えて移動した場合、コンテンツC10に関連する関連コンテンツを表示させる。
【0153】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが変更操作を行わせることにより、ユーザが変更操作を行っている間は、ユーザの注目をそのコンテンツに向けさせることができ、表示領域に表示された変更コンテンツに対して変更操作を行っているユーザは、そのコンテンツに対して関心のあるユーザである可能性が高いと推定できる。そのため、端末装置10は、ユーザの変更操作によって所定の範囲の位置が所定の大きさを超えて移動したことをトリガーとしてコンテンツに関連する関連コンテンツを表示する。これにより、表示したコンテンツに関心があると推定されるユーザに対してコンテンツに関連する関連コンテンツを表示することができる。
【0154】
また、実施形態に係る端末装置10において、変更部154は、関連コンテンツとしてコンテンツC10に関連する広告コンテンツAC10を表示させる。
【0155】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが変更操作を行わせることにより、ユーザが変更操作を行っている間は、ユーザの注目をそのコンテンツに向けさせることができる。そして、表示領域に表示された変更コンテンツに対して変更操作を行っているユーザは、そのコンテンツに対して関心のあるユーザである可能性が高いと推定できる。そのため、端末装置10は、ユーザの変更操作によってコンテンツ中の特定領域が対応領域に含まれたことや所定の範囲の位置が所定の大きさを超えて移動したことをトリガーとしてコンテンツに関連する広告コンテンツを表示する。これにより、表示したコンテンツに関心があると推定されるユーザに対してコンテンツに関連する広告コンテンツを表示することができるため、広告コンテンツの広告効果を向上させることができる。
【0156】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、コンテンツC10が分割された複数の領域R11〜R19のうち1つの領域R15を所定の範囲に含まれる注視領域とする。
【0157】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができる。例えば、端末装置10は、コンテンツ全体の視認性を保ちつつ、ユーザが所望の領域を等倍にした態様でコンテンツを表示することができる。
【0158】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、コンテンツC10が等しい大きさに分割された複数の領域R11〜R19のうち1つの領域R15を所定の範囲に含まれる注視領域とする。
【0159】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、コンテンツ全体の視認性を保ちつつユーザが所望の領域を注視できるコンテンツを表示することができる。例えば、端末装置10は、コンテンツ全体の視認性を保ちつつ、ユーザが所望の領域を等倍にした態様でコンテンツを表示することができる。
【0160】
また、実施形態に係る配信装置100は、配信部132を有する。配信部132は、端末装置10に表示されるコンテンツC10を制御する制御情報を端末装置10に配信する。また、実施形態に係る制御情報は、コンテンツC10において所定の範囲に含まれる領域である注視領域の縮尺が所定の倍率であり、コンテンツC10における注視領域以外の領域の縮尺が所定の倍率と異なる倍率である変更コンテンツVC11〜VC13全体を表示する表示手順と、表示手順により表示された変更コンテンツVC11〜VC13に対して変更操作が行われた場合、変更操作に応じて、コンテンツC10における所定の範囲の位置を移動させることにより、移動後の所定の範囲に含まれる新たな注視領域の縮尺を所定の倍率に変更する変更手順とを端末装置10に実行させる。
【0161】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、コンテンツ全体の視認性を保ちつつ、ユーザが所望の領域を等倍にした態様でコンテンツを表示することができる。また、表示領域に表示された変更コンテンツの表示態様がユーザの変更操作により変化するので、ユーザにとってゲーム性の高いコンテンツの表示となる。そのため、ユーザが変更操作を行わせることにより、ユーザが変更操作を行っている間は、ユーザの注目をそのコンテンツに向けさせることができる。
【0162】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0163】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、検知部は、検知手段や検知回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0164】
1 配信システム
10 端末装置
12 検知部
13 出力部
14 記憶部
15 制御部
151 要求部
152 受付部
153 表示部
154 変更部
100 配信装置
120 コンテンツ記憶部
130 制御部
131 受付部
132 配信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図13