特許第6228199号(P6228199)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6228199キナーゼ阻害剤として有用であるイミダゾトリアジンカルボニトリル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6228199
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】キナーゼ阻害剤として有用であるイミダゾトリアジンカルボニトリル
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/04 20060101AFI20171030BHJP
   A61K 31/53 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 31/5355 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 31/541 20060101ALI20171030BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 31/551 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 31/661 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 31/5383 20060101ALI20171030BHJP
   A61K 38/00 20060101ALI20171030BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20171030BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20171030BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20171030BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20171030BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20171030BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20171030BHJP
   C07F 9/6561 20060101ALI20171030BHJP
   C07K 5/062 20060101ALI20171030BHJP
   C07K 5/068 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
   C07D487/04 144
   A61K31/53
   A61K31/5355
   A61K31/541
   C07D519/00 311
   A61K31/551
   A61K31/553
   A61K31/5377
   A61K31/661
   C07D519/00 301
   A61K31/5383
   A61K38/00
   A61P35/00
   A61P29/00 101
   A61P19/02
   A61P17/06
   A61P35/02
   A61P43/00 111
   C07F9/6561CSP
   C07K5/062ZNA
   C07K5/068
【請求項の数】7
【全頁数】655
(21)【出願番号】特願2015-521836(P2015-521836)
(86)(22)【出願日】2013年7月12日
(65)【公表番号】特表2015-524798(P2015-524798A)
(43)【公表日】2015年8月27日
(86)【国際出願番号】US2013050247
(87)【国際公開番号】WO2014011974
(87)【国際公開日】20140116
【審査請求日】2016年5月31日
(31)【優先権主張番号】61/671,179
(32)【優先日】2012年7月13日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/790,511
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】391015708
【氏名又は名称】ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】100100158
【弁理士】
【氏名又は名称】鮫島 睦
(74)【代理人】
【識別番号】100126778
【弁理士】
【氏名又は名称】品川 永敏
(74)【代理人】
【識別番号】100162684
【弁理士】
【氏名又は名称】呉 英燦
(72)【発明者】
【氏名】アショク・ビナヤク・プランデア
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン・イー・フィンク
(72)【発明者】
【氏名】ウォルター・ルイス・ジョンソン
(72)【発明者】
【氏名】エイミー・シー・ハート
(72)【発明者】
【氏名】リィチィ・ヘ
(72)【発明者】
【氏名】トラム・エヌ・ハイン
(72)【発明者】
【氏名】ジェニファー・イングリム
(72)【発明者】
【氏名】ハロルド・マステイラーズ
(72)【発明者】
【氏名】サン・シャオペン
(72)【発明者】
【氏名】クリスティン・エム・タービー
(72)【発明者】
【氏名】ホンフー・ワン
(72)【発明者】
【氏名】ウェイン・バッカロ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・グイフェン
(72)【発明者】
【氏名】ユーフェン・ジャオ
(72)【発明者】
【氏名】クルト・ツィンマーマン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・ヨン
(72)【発明者】
【氏名】リービン・チェン
(72)【発明者】
【氏名】ビン・チェン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・エス・トカルスキー
(72)【発明者】
【氏名】アシュビニクマール・ブイ・ガバイ
【審査官】 三木 寛
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−505235(JP,A)
【文献】 特表2010−522241(JP,A)
【文献】 特表2009−509961(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/031979(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/068667(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 487/04
C07D 519/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(VIa):
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(VIa)
[式中、
は、メチル、エチル、プロピル、およびシクロプロピルからなる群から選択され;
6cは、FおよびClからなる群から選択され;
6dは、CN、−NHC(=O)O(C1−4アルキル)、−OCHFおよびCHFからなる群から選択され;
NRは、
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
は、F、1−4個のRで置換されていてもよいC1−4アルキル、−OH、−O(C1−4アルキル)、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)(CHNH、−NHC(=O)NR、および−NHS(O)(C1−4アルキル)からなる群から選択され;
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)1−4アルキル、および1−5個のRで置換されていてもよい5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されていてもよいC1−6アルキル、および1−5個のRで置換されていてもよい−(CH−4〜7員ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されていてもよいC1−6アルキル、および1−5個のRで置換されていてもよい−(CH−4〜7員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されていてもよいC1−6アルキル、−(CH−4〜7員ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、NH、NH(C1−5アルキル)、N(C1−5アルキル)、および−NHC(=O)OC1−5アルキルからなる群から選択され;
は、各々独立して、−(CHOH、−(CHOC1−5アルキル、C1−5アルキル(F、Cl、OH、NHで適宜置換されていてもよい)、NHで適宜置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、−(CHS(O)1−4アルキル、−NHC(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH、−C(=O)OC1−4アルキル、−C(=O)C1−4アルキル、−(CHフェニル、アルキルおよびCNで適宜置換されていてもよい−(CH−4〜7員ヘテロサイクリルからなる群から選択されるものであり;
は、各々独立して、H、F、OH、およびC1−5アルキルからなる群から選択され;
pは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択され;
rは、各々独立して、0、1、2、3、4、および5からなる群から選択され;そして
mは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択されるものである]
で示される化合物またはその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例98);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例1);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドチオホルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例2);
4−(シクロプロピルアミノ)−2−((1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例3);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例4);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例5);
2−((3−シアノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例6);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例7);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例8);
(+/−)メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例9);
(+/−)N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル)アセトアミド(実施例10);
(+/−)メチル((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例11);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例12);
(+/−)メチル((3aR,5r,6aS)−2−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロル−5−イル)カルバメート(実施例13);
メチル((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例14);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1−メチル−4−ピペリジニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例15);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例16);
(+/−)メチル((3S,5S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−5−ヒドロキシ−3−ピペリジニル)カルバメート(実施例17);
2−((3−(4−アミノ−4−メチル−1−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例18);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例19);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例20);
(+/−)メチル((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例21);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(7−メチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナ−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例22);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(6−メチル−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタ−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例23);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,5S)−3,4,5−トリメチル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例24);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナ−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例25);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(8−メチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例26);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例27);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(メチルアミノ)−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例28);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例29);
2−((3−((3S,4R)−3−アミノ−4−メトキシ−1−ピロリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例30);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナ−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例31);
(+/−)1−((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)−3−エチルウレア(実施例32);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−4−モルホリニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例33);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例34);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3,4−ジメチル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例35);
2−((3−((3S,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−4−メチル−1−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例36);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2S)−2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−4−モルホリニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例37);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2R)−2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−4−モルホリニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例38);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例39);
(R)−2−(3−(3−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例40);
メチル ((3R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ピペリジニル)カルバメート(実施例41);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R)−3−(3−オキセタニルアミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例42);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R)−3−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例43);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R)−3−(3−オキセタニルアミノ)−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例44);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−アゼチジニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例45);
(R)−2−(3−(3−アミノピロリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例46);
(R)−2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例47);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナ−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例48);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−モルホリニルアミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例49);
2−((3−((2−アミノエチル)(メチル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例50);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(メチル(2−(3−オキセタニルアミノ)エチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例51);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例52);
メチル 3−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジニル)−1−アゼチジンカルボキシレート(実施例53);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例54);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(テトラヒドロ−3−フラニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例55);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−メトキシエチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例56);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2R)−2−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例57);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2S)−2−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例58);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3R,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロ−3−フラニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例59);
メチル 4−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジニル)−1−ピペリジンカルボキシレート(実施例60);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1−(2−メトキシエチル)−3−アゼチジニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例61);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−オキソシクロブチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例62);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1−(2−メトキシエチル)−4−ピペリジニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例63);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−メトキシ−1−メチルエチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例64);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例65);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例66);
メチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジンカルボキシレート(実施例67);
2−メトキシエチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジンカルボキシレート(実施例68);
N−((1S)−2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジニル)−1−メチルエチル)メタンスルホンアミド(実施例69);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)−3−アゼチジニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例70);
2−(メチルアミノ)エチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジンカルボキシレート(実施例71);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1−メチル−3−アゼチジニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例72);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1−(メチルスルホニル)−3−アゼチジニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例73);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(シクロプロピルカルボニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例74);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例75);
N−(2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジニル)−2−オキソエチル)アセトアミド(実施例76);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メトキシアセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例77);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシアセチル)ピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例78);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例79);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ラクトイル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例80);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2−オキソ−4−イミダゾリジニル)カルボニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例81);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−(1−ピペリジニル)プロパノイル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例82);
2−((3−(4−(1−アセチル−L−ピロリル)−1−ピペラジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例83);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(テトラヒドロ−2−フラニルカルボニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例84);
2−((3−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例85);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(シクロプロピルアセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例86);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−メトキシプロパノイル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例87);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2−メトキシエトキシ)アセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例88);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((メチルスルホニル)アセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例89);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシプロパノイル)ピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例90);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタノイル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例91);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1−メチル−3−ピペリジニル)カルボニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例92);
4−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジニル)−4−オキソ−1−ブタンスルホンアミド(実施例93);
(+/−)2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(モルホリン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例94);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例95);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)ブタノイル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例96);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1H−イミダゾール−1−イルアセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例97);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1H−テトラゾール−5−イルアセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例99);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(4−モルホリニルアセチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例100);
メチル 3−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペラジニル)−1−アゼチジンカルボキシレート(実施例101);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(トランス−3−ヒドロキシシクロブチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例102);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(テトラヒドロ−3−フラニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例103);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−シアノ−3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例104);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例105);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(シス−3−シアノシクロブチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例106);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(トランス−3−シアノシクロブチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例107);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例108);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,6−ジメチル−4−モルホリニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例109);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−オキセタニルアミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例110);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例111);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(テトラヒドロ−3−フラニルアミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例112);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3−((フェニルスルホニル)メチル)−3−オキセタニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例113);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3−(シアノメチル)−3−オキセタニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例114);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(イソプロピルアミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例115);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1−メチル−5−オキソ−3−ピロリジニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例116);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1,1−ジオキシドテトラヒドロ−3−チオフェニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例117);
エチル 4−((1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ピペリジニル)アミノ)−1−ピペリジンカルボキシレート(実施例118);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3−シアノシクロブチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例119);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例120);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例121);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((2R,3S)−2−メチルテトラヒドロ−3−フラニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例122);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((2S,3S)−2−メチルテトラヒドロ−3−フラニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例123);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例124);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例125);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例126);
(+/−)2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1R,2R)−2−フルオロシクロヘキシルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例127);
(+/−)2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例128);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1,1−ジオキシド−3−チエタニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例129);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例130);
2−((3−(4−(ビス(シクロプロピルメチル)アミノ)−1−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例131);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2−メトキシエチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例132);
(+/−) 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((シス−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例133);
(+/−) 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((トランス−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例134);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((3S,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロ−3−フラニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例135);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((シクロプロピルメチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例136);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((2R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例137);
(+/−)2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例138);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例139);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3−メチルイソキサゾール−5−イル)メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例140);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((シアノメチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例141);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1−シクロプロピル−2−メトキシエチル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例142);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例143);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例144);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((2R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例145);
メチル(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例146);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3,3−ジフルオロ−1−アゼチジニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例147);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−4−モルホリニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例148);
(+/−)メチル((3S,4S)−1−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ピペリジニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例149);
メチル((3S,4R)−1−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ピペリジニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例150);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例151);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−モルホリニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例152);
メチル 4−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−アゼチジニル)−1−ピペラジンカルボキシレート(実施例153);
(+/−)メチル ((3S,4S)−1−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−アゼチジニル)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例154);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(1−ピペラジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例155);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチル−3−オキソ−1−ピペラジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例156);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−ヒドロキシ−4−メチル−1−ピペリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例157);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例158);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例159);
(+/−) 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(3−(メチルスルホニル)−1−ピロリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例160);
(+/−) 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(3−メトキシ−1−ピロリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例161);
(+/−)メチル ((3S,4R)−1−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−アゼチジニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例162);
(+/−)メチル ((3S,4S)−1−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−アゼチジニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例163);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メトキシ−1−ピペリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例164);
(+/−)2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)モルホリノ)アゼチジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例165);
4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(3−(3−オキセタニルアミノ)−1−アゼチジニル)ベンズアミド(実施例166);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−1,3’−ビアゼチジン−1’−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例167);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1,3’−ビアゼチジン−1’−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例168);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチル−4−オキシド−1−ピペラジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例169);
4−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−アゼチジニル)−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウム(実施例170);
(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例171);
(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)アセトアミド(実施例172);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例173);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例174);
N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(実施例175);
2−メトキシエチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例176);
(+/−)−2−(ジメチルアミノ)エチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例177);
2−モルホリノエチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例178);
(+/−)−オキセタン−3−イル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例179);
(+/−)−1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例180);
(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)モルホリン−4−カルボキサミド(実施例181);
(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン−1−カルボキサミド(実施例182);
(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−モルホリノアセトアミド(実施例183);
(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)アセトアミド(実施例184);
(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)アセトアミド(実施例185);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例186);
(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメート(実施例187);
(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例188);
(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例189);
(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−3−イル)アセトアミド(実施例190);
(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−3−イル)カルバメート(実施例191);
(+/−)−(R)−(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−メチルブタノエート(実施例192);
(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−3−ピペリジニルグリシネート(実施例193);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−3−ピペリジニル 1−アミノシクロプロパンカルボキシレート(実施例194);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−3−ピペリジニル L−アラニネート(実施例195);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−3−ピペリジニル 4−モルホリニルアセテート(実施例196);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−3−ピペリジニル 2−(ホスホノオキシ)プロパノエート(実施例197);
(2E)−4−(((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−3−ピペリジニル)オキシ)−4−オキソ−2−ブテン酸(実施例198);
(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−3−ピペリジニル(4−(ホスホノオキシ)フェニル)アセテート(実施例199);
メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(実施例200);
メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(3−(4−モルホリニル)−1−アゼチジニル)フェニル)カルバメート(実施例201);
(+/−)メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−((3S,4R)−3−フルオロ−4−((メトキシカルボニル)アミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)カルバメート(実施例202);
メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)カルバメート(実施例203);
メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(3−(4−メトキシ−1−ピペリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)カルバメート(実施例204);
メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル)フェニル)カルバメート(実施例205);
メチル 3−(7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−2−イルアミノ)−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニルカルバメート(実施例206);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例207);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例208);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2,f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例209);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−オキセタニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例210);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例211);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2,2−ジフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例212);
2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1’−シクロプロピル−1,4’−ビピペリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例213);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((2S)−2−ヒドロキシプロピル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例214);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(シクロプロピルメチル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例215);
(S)−2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例216);
2−((3−(1−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例217);
2−(3−(1−((3R,4R)−4−アミノ−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)シクロヘキシル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例218);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例219);
2−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−1−イル]アセトアミド(実施例220);
2−((3−(1−(3,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロブチル)−4−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例221);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタ−6−イル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例222);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−2H)−3−オキセタニル−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例223);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例224);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((3−メチル−3−オキセタニル)メチル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例225);
メチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例226);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(メトキシアセチル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例227);
2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペリジニル)−1,1−ジメチル−2−オキソ酢酸エチル(実施例228);
2−((3−(1−アセチル−4−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例229);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(シアノアセチル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例230);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例231);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((1−ヒドロキシシクロプロピル)カルボニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(232);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((3−メチル−3−オキセタニル)カルボニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例233);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2,2−ジメチルプロパノイル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例234);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3,3−ジメチルブタノイル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例235);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(シクロプロピルカルボニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例236);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例237);
3−オキセタニル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−ピペリジンカルボキシレート(実施例238);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−メチルアラニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例239);
2−((3−(1−L−アラニル−4−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例240);
2−((3−(1−D−アラニル−4−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例241);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例242);
メチル (3R,4R)−1−(2−クロロ−3−(7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−2−イルアミノ)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イルカルバメート(実施例243);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−メチル−4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例244);
2−((3−(4−アミノ−4−メチル−1−ピペリジニル)−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例245);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例246);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例247);
2−((2−クロロ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)−1−ピペラジニル)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例248);
(+/−) 2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(2−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例249);
(+/−)2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例250);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例251);
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例252);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(1−メチル−3−アゼチジニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例253);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−((2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例254);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例255);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−オキセタニルアミノ)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例256);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−アゼチジニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例257);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−フルオロ−1−アゼチジニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例258);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(3−(4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1−ピペリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例259);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(3−(4−メトキシ−1−ピペリジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例260);
(+/−)2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(3−((2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例261);
(+/−)2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(3−((3−ヒドロキシ−2−メトキシプロピル)アミノ)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例262);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(3−メトキシ−1,3’−ビアゼチジン−1’−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例263);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−((3−メチル−3−オキセタニル)メチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例264);
(+/−)2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例265);
2−((3−(4−(1−アセチル−3−アゼチジニル)−1−ピペラジニル)−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例266);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−((1−メチル−3−アゼチジニル)メチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例267);
2−((2−クロロ−3−(4−(3−シアノ−3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例268);
2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−(フェニルスルホニルメチル)オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例269);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−(2−ヒドロキシエチル)−3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例270);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例271);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(1,1−ジオキシドチエタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例272);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−((3−メチル−3−オキセタニル)カルボニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例273);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−メチル−3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例274);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−モルホリニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例275);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(3−オキセタニル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例276);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル)−1−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例277);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例278);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(3−(4−モルホリニル)−1−アゼチジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例279);
(+/−)2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−4−モルホリニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例280);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例281);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例282);
2−((3−((3R,4S)−4−アミノ−3−フルオロピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例283);
メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例284);
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−フルオロ−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例285);
メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3,3−ジメチル−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例286);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−(フルオロメチル)−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例287);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例288);
N−((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)メタンスルホンアミド(実施例289);
1−((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)−3−(3−オキセタニル)ウレア(実施例290);
3−オキセタニル((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例291);
(+/−)メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−エチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例292);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例293);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例294);
メチル ((3S,5R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−5−ヒドロキシ−3−ピペリジニル)カルバメート(実施例295);
(+/−) メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−エチル−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例296);
(+/−) メチル ((3S,4S)−1−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−アゼチジニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例297);
メチル ((3S,4R)−1−(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−アゼチジニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例298);
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−フルオロ−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例299);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例300);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例301);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4S)−3−メトキシ−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例302);
(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例303);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−4−モルホリノピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例304);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピロリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例305);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−モルホリノピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例306);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(4−モルホリニル)−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例307);
(R)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例308);
(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例309);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例310);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−メチル−3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例311);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例312);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例313);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例314);
(+/−)4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチル−2−ピペラジンカルボキサミド(実施例315);
(+/−)4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチル−2−ピペラジンカルボキサミド(実施例316);
4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(実施例317);
2−((3−(1−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例318);
2−((3−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例319);
メチル 3−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシ(実施例320);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例321);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−((2S)−2−ヒドロキシプロピル)−3−アゼチジニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例322);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(シクロプロピルメチル)−3−アゼチジニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例323);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−アゼチジニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例324);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(2−メトキシエチル)−3−アゼチジニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例325);
(+/−)メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例326);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例327);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例328);
2−((3−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例329);
メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例330);
メチル((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−フルオロ−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例331);
エチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例332);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例333);
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メトキシ−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例334);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例335);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−メチル−3−ピロリジニル)カルバメート(実施例336);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例337);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)−4−ピペリジニル)カルバメート(実施例338);
(+/−)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(ホスホノオキシ)プロパノエート(実施例339);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(ホスホノオキシ)プロパノエート(実施例340);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−ヒドロキシプロパノエート(実施例341);
(R)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(ホスホノオキシ)プロパノエート(実施例342);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 4−(ホスホノオキシ)ブタノエート(実施例343);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(4−(ホスホノオキシ)フェニル)アセテート(実施例344);
ナトリウム(((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル)オキシ)メチルホスフェート(実施例345);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−メチルブタノエート(実施例346);
2−((6−シアノピリジン−2−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例347);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例348);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例349);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−2H)−3−オキセタニル−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例350);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例351);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−メトキシエチル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例352);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例353);
2−((3−(1−アセチル−4−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例354);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(メチルスルホニル)−3−アゼチジニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例355);
2−((3−(1−(1−アセチル−3−アゼチジニル)−4−ピペリジニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例356);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例357);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例358);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例359);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例360);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−4−モルホリニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例361);
(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(メチルアミノ)−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例362);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例363);
(R)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2−ヒドロキシプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例364);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例365);
メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)(オキセタン−3−イル)カルバメート(実施例366);
2−((3−(アゼチジン−3−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例367);
(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシプロピル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例368);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−シアノアセチル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例369);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例370);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例371);
(+/−)−(4aR,8aR)−メチル6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボキシレート(実施例372);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例373);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例374);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例375);
2,5,8,11,14,17−ヘキサオキサノナデカン−19−イル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例376);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(((S)−2−ヒドロキシプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例377);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−(シアノメチル)オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例378);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−ビニルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例379);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例380);
メチル ((3R,4R)−1−(5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例381);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例382);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例383);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例384);
メチル (3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(実施例385);
メチル(3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(実施例386);
メチル (3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(実施例387);
メチル((3S,4S)−1−(5−カルバモイル−2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例388);
(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(5−カルバモイル−2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例389);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例390);
2−((3−シアノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例391);
(R)−2−((3−シアノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例392);
(R)−2−((3−シアノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例393);
(S)−2−((3−シアノ−1−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例394);
(R)−2−((3−シアノ−1−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例395);
2−((3−シアノ−1−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例396);
メチル−4−クロロ−3−(7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−2−イルアミノ)−5−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニルカルバメート(実施例397);
メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)カルバメート(実施例398);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例399);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ホルミルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例400);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例401);
2 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例402);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例403);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例404);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例405);
2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−モルホリノフェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例406);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(1−(3−オキセタニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例407);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例408);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例409);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例410);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例411);
2−((4−((2−アミノエチル)(メチル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例412);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(メチル(2−(オキセタン−3−イルアミノ)エチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例413);
2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例414);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−((1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例415);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例416);
(S)−2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−(モルホリン−3−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例417);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−((2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例418);
2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−((1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例419);
2−((5−シアノ−2,4−ビス((1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例420);
2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例421);
2−((5−シアノ−2,4−ビス(2−モルホリノエトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例422);
2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例423);
(S)−2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−(モルホリン−3−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例424);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例425);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例426);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例427);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例428);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2R)−2−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例429);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例430);
(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメート(実施例431);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例432);
2−((5−クロロ−2−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例433);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例434);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aR)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例435);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例436);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aR)−7−フルオロヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例437);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((8R,8aS)−8−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例438);
(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−3−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例439);
(+/−)−2−((3−((1,4−オキサゼパン−6−イル)オキシ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例440);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−2−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例441);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例442);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例443);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例444);
メチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(実施例445);
2−((3−(1−アセチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例446);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例447);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((R)−3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例448);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((S)−3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例449);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例450);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((3S,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例451);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例452);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例453);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例454);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロル−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例455);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例456);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例457);
(+/−)−メチル 6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボキシレート(実施例458);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例459);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例460);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(5−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロル−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例461);
メチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボキシレート(実施例462);
2−((3−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.5]ノナン−6−イルメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例463);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[(2−シアノエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例464);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例465);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−({[2−(モルホリン−4−イル)エチル]アミノ}メチル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例466);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例467);
2−({3−[(tert−ブチルアミノ)メチル]−2−クロロ−5−シアノフェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例468);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例469);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例470);
1−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)メチル]ピペリジン−4−カルボキサミド(実施例471);
2−({3−[(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)メチル]−2−クロロ−5−シアノフェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例472);
N−[(3S)−1−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)メチル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド(実施例473);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[(2−シアノエチル)(オキソラン−2−イルメチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例474);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例475);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例476);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例477);
メチル 4−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)メチル]ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例478);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{[(オキセタン−3−イル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例479);
2−({3−[4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]−2−クロロ−5−シアノフェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例480);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例481);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−メトキシプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例482);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[2−(オキサン−4−イル)アセチル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例483);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例484);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(1−シクロプロパンカルボニルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例485);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2−メタンスルホニルアセチル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例486);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2−ヒドロキシプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例487);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2−ヒドロキシアセチル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例488);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(モルホリン−2−カルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例489);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例490);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2,2−ジフルオロアセチル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例491);
N−(2−{3−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]アゼチジン−1−イル}−2−オキソエチル)アセトアミド(実施例492);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[2−(モルホリン−4−イル)アセチル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例493);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例494);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−ヒドロキシプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例495);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロパノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例496);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2−メトキシアセチル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例497);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボニル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例498);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2−フルオロ−2−メチルプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例499);
2−[(3−{4−[1−(1−アミノシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例500);
2−[(3−{4−[1−(3−アミノ−3−メチルブタノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例501);
2−{[3−(4−{1−[(2R)−2−アミノ−3,3−ジメチルブタノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例502);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[(2S,4S)−4−フルオロピロリジン−2−カルボニル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例503);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(シクロプロパンスルホニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例504);
2−{[3−(4−{1−[(2S)−2−アミノ−3,3−ジメチルブタノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例505);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(5−オキソピロリジン−2−カルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例506);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例507);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−ヒドロキシ−3−メチルペンタノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例508);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例509);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[(2S)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例510);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−エトキシプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例511);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例512);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[(2R)−2−メトキシプロパノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例513);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[(3S)−3−ヒドロキシブタノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例514);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−メチルオキセタン−3−カルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例515);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2,2−ジフルオロプロパノイル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例516);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(オキソラン−2−カルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例517);
プロパン−2−イル 3−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート(実施例518);
3−{3−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]アゼチジン−1−イル}−3−オキソプロパンアミド(実施例519);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(2−エトキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例520);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[(2S)−2−メトキシプロパノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例521);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−メチルオキセタン−3−カルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例522);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(オキソラン−3−カルボニル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例523);
2−{[3−(4−{1−[2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブタノイル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例524);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例525);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例526);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((4,4−ジメチルオキセタン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例527);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((4R)−4−メチルオキセタン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例528);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(((4S)−4−メチルオキセタン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例529);
(E)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(4−メチルペンタ−2,4−ジエン−1−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例530);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例531);
2−((3−(4−((1,4−ジオキサン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例532);
(3−(ヒドロキシメチル)オキセタン−3−イル)メチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例533);
(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例534);
rac−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例535);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例536);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−(2−ヒドロキシエチル)オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例537);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−(ヒドロキシメチル)オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例538);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例539);
N−((3−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)オキセタン−3−イル)メチル)アセトアミド(実施例540);
2−((3−(3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例541);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例542);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−(2−ヒドロキシエチル)オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例543);
エチル 1−(2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−4−カルボキシレート(実施例544);
1−(2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−4−カルボン酸(実施例545);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例546);
1−(2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(ジフルオロメチル)フェニル)−N−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド(実施例547);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例548);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(4−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例549);
2−((3−(4−(アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−5−シアノ−2−フルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例550);
2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−5−シアノ−2−フルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例551);
rac−2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(4−((3R,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例552);
rac−2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(4−((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例553);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例554);
2−((5−シアノ−3−(4−(3−シアノオキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−フルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例555);
2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例556);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例557);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例558);
2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例559);
2−((3−(4−(アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例560);
2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例561);
メチル 3−(4−(2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(実施例562);
4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(実施例563);
4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチル−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキサミド(実施例564);
4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(実施例565);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例566);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−モルホリノプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例567);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例568);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例569);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例570);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)ブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例571);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−モルホリノブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例572);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例573);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例574);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例575);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例576);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例577);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例578);
2−メトキシエチル 3−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]ピロリジン−1−カルボキシレート(実施例579);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)メチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例580);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(2−オキソピロリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例581);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(1,1−ジオキソ−1λ6−チオラン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例582);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(1−メチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例583);
2−[(3−{4−[2−(アゼチジン−1−イル)アセチル]ピペラジン−1−イル}−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例584);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)アセチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例585);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例586);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(2−フルオロシクロペンチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例587);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−{1−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アゼチジン−3−イル}ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例588);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例589);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例590);
メチル 3−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]ピロリジン−1−カルボキシレート(実施例591);
1−メチルアゼチジン−3−イル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例592);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例593);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(3R,4R)−4−フルオロオキソラン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例594);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(3,3−ジフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例595);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(2−メトキシプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例596);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(モルホリン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例597);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(モルホリン−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例598);
2−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]−N−(シクロプロパンスルホニル)アセトアミド(実施例599);
2−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]アセトアミド(実施例600);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(1r,3r)−3−フルオロシクロブチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例601);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(2S)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例602);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例603);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例604);
2−({3−[4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]−2−クロロ−5−シアノフェニル}アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例605);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例606);
2−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]−N−メタンスルホニルアセトアミド(実施例607);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例608);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−(オキサン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例609);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(1s,3s)−3−ヒドロキシシクロブチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例610);
2−[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルアセトアミド(実施例611);
2−({3−[4−(アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]−2−クロロ−5−シアノフェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例612);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例613);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)アゼチジン−3−イル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例614);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例615);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例616);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3−ヒドロキシプロピル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例617);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例618);
N−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)アセトアミド(実施例619);
N−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例620);
N−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−モルホリノアセトアミド(実施例621);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例622);
2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペラジン−1−イル)アセトアミド(実施例623);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシプロピル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例624);
2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペラジン−1−イル)−N−メチルアセトアミド(実施例625);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例626);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソ−1,3−オキサジナン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例627);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例628);
2−((3−シアノ−5−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例629);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例630);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(4−メトキシベンジル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例631);
11−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−6−オキソ−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[e][1,4,7]オキサジアゾニン−9−カルボニトリル(実施例632);
2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例633);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例634);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−2−オキソ−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例635);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−エチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例636);
2−((3−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−フルオロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例637);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例638);
(+/−)−2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−イル)プロパンアミド(実施例639);
(+/−)−2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド(実施例640);
2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)−2−メチルプロパンアミド(実施例641);
2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルアセトアミド(実施例642);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例643);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−オキソシクロブチル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例644);
シスおよびトランス 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシシクロブチル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例645および646);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例647);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシ−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例648);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例649);
2−((3−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例650);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシピロリジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例651);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例652);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例653);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例654);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例655);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例656);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例657);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロ−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例658);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例659);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロオキセタン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例660);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例661);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(フルオロ(ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例662);
2−((3−((1−アセチルピペリジン−4−イル)フルオロメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例663);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例664);
2−((3−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−イルメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例665);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3−オキソピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例666);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例667);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例668);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((6−ヒドロキシ−1,4−ジアゼパン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例669);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例670);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例671);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例672);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例673);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(((1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)アミノ)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例674);
2−((3−アセチル−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例675);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例676);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例677);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例678);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−オキソピペラジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例679);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例680);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例681);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,2−ジヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例682);
2−((3−(アジドメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例683);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−モルホリノエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例684);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−((2−メトキシエチル)アミノ)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例685);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例686);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例687);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例688);
2−((3−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−1−ヒドロキシエチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例689);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例690);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例691);
2−((3−(2−(tert−ブチルアミノ)−1−ヒドロキシエチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例692);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−((1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)アミノ)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例693);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチルモルホリン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例694);
(+/−)−2−((3−(4−アセチルモルホリン−2−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例695);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例696);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例697);
(+/−)−2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[3−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例698);
(+/−)−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル エチルカルバメート(実施例699);
(+/−)−N−((4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(実施例700);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)(メチル)アミノ]メチル}モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例701);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(2−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例702);
[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−1−メチルピペラジン−2−イル]メチル N−エチルカルバメート(実施例703);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(2S)−2−({[(1R)−1−シクロプロピル−2−メトキシエチル]アミノ}メチル)モルホリン−4−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例704);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{2−[(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル]モルホリン−4−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例705);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(3S)−3−({[(1R)−1−シクロプロピル−2−メトキシエチル]アミノ}メチル)−4−メチルピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例706);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(3−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}−4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例707);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{3−[(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル]−4−メチルピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例708);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−3−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例709);
メチル N−{[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)モルホリン−2−イル]メチル}カルバメート(実施例710);
1−{[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)モルホリン−2−イル]メチル}−3−エチルウレア(実施例711);
N−{[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)モルホリン−2−イル]メチル}アセトアミド(実施例712);
メチル N−{[4−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−1−メチルピペラジン−2−イル]メチル}カルバメート(実施例713);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチル(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例714);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[エチル(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例715);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{4−[(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)(プロパン−2−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例716);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例717);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{1−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例718);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−3−{1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例719);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−モルホリノブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例720);
2−({2−クロロ−5−シアノ−4−[2−(モルホリン−4−イルメチル)プロピル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例721);
2−{[2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシブチル)フェニル]アミノ}−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例722);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[4−ヒドロキシ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブチル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例723);
2−({2−クロロ−5−シアノ−4−[3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ブチル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例724);
(+/−)シスおよびトランス−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−モルホリノシクロヘキシル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例725);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(1S,3R)−3−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(異性体1)(実施例726);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(1S,3R)−3−(メチルアミノ)シクロヘキシル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例727);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(1S,3S)−3−{[(2R)−オキソラン−2−イルメチル]アミノ}シクロヘキシル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例728);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(1S,3R)−3−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(異性体2)(実施例729);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(1S,3R)−3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(異性体1)(実施例730);
2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[(1S,3R)−3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(異性体2)(実施例731);
2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)ペンタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例732);
2−({2−クロロ−5−シアノ−4−[4−(メチルアミノ)ペンタン−2−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例733);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−4−{4−[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]ペンタン−2−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(異性体1)(実施例734);
2−[(2−クロロ−5−シアノ−4−{4−[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]ペンタン−2−イル}フェニル)アミノ]−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(異性体2)(実施例735);
2−({2−クロロ−5−シアノ−4−[4−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジン−1−イル)ペンタン−2−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例736);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例737);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例738);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−2−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例739);
(R)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例740);
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例741);
メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例742);
メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例743);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例744);
メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例745);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例746);
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例747);
メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例748);
メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例749);
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例750);
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例751);
メチル N−[(3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(プロパン−2−イル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例752);
メチル N−[(4S)−3−{[(1S)−1−カルバモイルエチル]アミノ}−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例753);
メチル N−[(3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例754);
メチル N−[(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例755);
メチル N−[(3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(プロパン−2−イル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例756);
メチル N−[(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例757);
メチル N−[(3R,4R)−3−{[(1S)−1−カルバモイルエチル]アミノ}−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例758);
メチル N−[(3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例759);
メチル N−[(3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例760);
メチル N−[(3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例761);
メチル N−[(3R,4S)−3−[(1−カルバモイルエチル)アミノ]−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例762);
メチル N−[(4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[メチル(オキセタン−3−イル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例763);
メチル N−[(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(シアノメチル)(メチル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例764);
メチル N−[(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)(メチル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例765);
メチル N−[(3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(シアノメチル)(メチル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例766);
メチル N−[(3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)(メチル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例767);
メチル N−[(3R,4R)−3−{[(1S)−1−カルバモイルエチル](メチル)アミノ}−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例768);
メチル N−[(3S,4R)−3−{[(1S)−1−カルバモイルエチル](メチル)アミノ}−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例769);
メチル N−[(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)(メチル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例770);
メチル N−[(3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)(メチル)アミノ]ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例771);
メチル N−[(4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−{[7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル]アミノ}フェニル)−3−{[(2S)−2,3−ジヒドロキシプロピル](メチル)アミノ}ピペリジン−4−イル]カルバメート(実施例772);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例773);
2−(6−シアノ−3−((1S,2S)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例774);
2−(6−シアノ−3−((1R,2R)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例775);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例776);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例777);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aS,7aS)−1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例778);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例779);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例780);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例781);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例782);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例783);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例784);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−2−オキソ−1,4,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例785);
2−((3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例786);
2−((3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例787);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例788);
N−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド(実施例789);
メチル (4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)カルバメート(実施例790);
2−((4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)アミノ)アセトアミド(実施例791);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例792);
2−((3−(2−アセチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例793);
(R)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−ヒドロキシプロパノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例794);
(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−ヒドロキシプロパノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例795);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例796);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−ヒドロキシプロピル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例797);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例798);
2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−N−メチルアセトアミド(実施例799);
2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)アセトアミド(実施例800);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−エチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例801);
(+/−)−2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパンアミド(実施例802);
2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパンアミド(実施例803);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−オキソ−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例804);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−((2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例805);
2−((3−(7−アセチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例806);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(7−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例807);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−5−グアニジノペンタノエート三塩酸塩(実施例808);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−(1H−イミダゾール−5−イル)プロパノエート二塩酸塩(実施例809);
(2S,3R)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−ヒドロキシブタノート塩酸塩(実施例810);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2,5−ジアミノペンタノエート二塩酸塩(実施例811);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2,4−ジアミノブタノエート二塩酸塩(実施例812z);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル ピロリジン−2−カルボキシレート塩酸塩(実施例813);
(S)−5−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル) 1−メチル 2−アミノペンタンジオエート塩酸塩(実施例814);
(S)−1−tert−ブチル 4−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル)2−アミノサクシネート塩酸塩(実施例815);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 5−アミノペンタノエート塩酸塩(実施例816);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 4−アミノブタノエート塩酸塩(実施例817);
(R)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2,4−ジアミノ−4−オキソブタノエート塩酸塩(実施例818);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 3−アミノ−5−メチルヘキサノエート塩酸塩(実施例819);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アセテート塩酸塩(実施例820);
(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((S)−2−アミノプロパンアミド)アセテート塩酸塩(実施例821);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((S)−2,6−ジアミノヘキサンアミド)−3−メチルブタノエート二塩酸塩(実施例822);
(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((S)−2−アミノ−5−グアニジノペンタンアミド)−3−メチルブタノエート三塩酸塩(実施例823);
(+/−)−2−((3−シアノ−1−(1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例824);
(+/−)−2−((3−シアノ−1−(1−(4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例825);
2−((3−シアノ−1−(1−((3S,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例826);
2−((3−シアノ−1−(1−((3S,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例827);
2−((3−シアノ−1−(1−((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例828);
2−((3−シアノ−1−(1−((3R,4S)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例829);
(R)−2−((3−シアノ−1−(1−(2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例830);
tert−ブチル 3−(4−(3−シアノ−5−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(実施例831);
2−((1−(1−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−3−シアノ−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例832);
(R)−2−((3−シアノ−1−(1−(1−(2−ヒドロキシプロピル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例833);
(S)−2−((3−シアノ−1−(1−(1−(2−ヒドロキシプロピル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例834);
2−((3−シアノ−1−(1−(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例835);
メチル 3−(4−(3−シアノ−5−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(実施例836);
2−((1−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−3−シアノ−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例837);
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−1−(オキセタン−3−イル)−2−オキソヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例838);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−1−(オキセタン−3−イル)−2−オキソヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例839);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aS,7aS)−1−(オキセタン−3−イル)−2−オキソヘキサヒドロオキサゼロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例840);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソ−1−((S)−テトラヒドロフラン−3−イル)ヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例841);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソ−1−((S)−テトラヒドロフラン−3−イル)ヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例842);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソ−1−((S)−テトラヒドロフラン−3−イル)ヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例843);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソ−1−((S)−テトラヒドロフラン−3−イル)ヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例844);
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例845);および
(3R,4R)−メチル 4−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(実施例846)
から選択される化合物またはその医薬的に許容される塩。
【請求項3】

【化5】
[この文献は図面を表示できません]
で示される請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
【請求項4】

【化6】
[この文献は図面を表示できません]
で示される請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
【請求項5】
1つまたはそれ以上の請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物および医薬的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項6】
医薬として使用するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
癌、乾癬および関節リウマチの治療における使用のための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物であって、前記癌が、前立腺、膵管腺、乳房、結腸、肺、卵巣、膵臓および甲状腺の癌、神経芽細胞腫、神経膠芽腫、髄芽腫、メラノーマ、多発性骨髄腫、および/または急性骨髄性白血病(AML)である、化合物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンパク質キナーゼ阻害剤として有用である新規な置換イミダゾトリアジン化合物に関する。本発明はまた、増殖性疾患および他のタイプの疾患の治療における前記化合物の使用方法および前記化合物を含有する医薬組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、タンパク質キナーゼ酵素を阻害する縮合ヘテロ環化合物、タンパク質キナーゼを阻害する化合物を含む組成物、ならびに、タンパク質キナーゼの過剰発現または上方制御によって特徴付けられる疾患を治療するためのタンパク質キナーゼ酵素の阻害剤を使用する方法に関する。タンパク質キナーゼは細胞内シグナル伝達を調節する。タンパク質キナーゼは、シグナリング経路に関与するヌクレオシド三リン酸からタンパク質受容体へのリン酸転移に作用することによって細胞内シグナル伝達を調節する。多くのキナーゼおよび経路が存在しており、細胞外刺激および他の刺激はそれを介して様々な細胞応答を細胞内で生じさせる。細胞外刺激は、細胞増殖、遊走、分化、ホルモンの分泌、転写因子の活性化、筋収縮、グルコース代謝、ならびにタンパク質合成の制御および細胞周期の制御に影響に関連する1つ以上の細胞応答に影響を及ぼしうる。
【0003】
多くの疾患には、タンパク質キナーゼ-媒介事象により引き起こされる異常な細胞応答が関連している。これらの疾患としては、自己免疫疾患、炎症性疾患、骨疾患、神経性および神経変性疾患、癌、循環器疾患、アレルギーおよび喘息、アルツハイマー病またはホルモン関連疾患が挙げられる。そのため、治療薬として有効なタンパク質キナーゼ阻害剤を見いだすために、医薬品化学における相当な努力がなされてきた。
【0004】
セリン/スレオニンキナーゼは、将来の低分子阻害剤についての最も有望な薬物標的のうちのタンパク質キナーゼの一クラスである。セリン/スレオニンキナーゼの阻害は、癌、糖尿病、および様々な炎症疾患の治療に関連する可能性がある。Bcr/Ablタンパク質キナーゼ阻害剤としてのGLEEVEC(登録商標)の開発の成功は、タンパク質キナーゼCK2を含むタンパク質キナーゼが潜在的な癌治療の有効な薬物ターゲットであるさらなる証拠を提供している。
【0005】
タンパク質キナーゼCK2(以前はカゼインキナーゼIIとして知られていた)は、高度に保存されたセリン/スレオニンキナーゼである。タンパク質キナーゼCK2は、真核生物において広範に分布していて、恒常的に活性である。哺乳類において、該酵素は、その触媒サブユニットにおける差異に起因する2つのアイソザイム型で存在する。CK2ホロ酵素は、2つの触媒α(CK2A1)サブユニットもしくはα’(CK2A2)サブユニットおよび2つの調節β−サブユニットから成るヘテロテトラマー複合体である。触媒サブユニットを含むCK2複合体の形成には、調節β−サブユニットの二量体化は必要である。CK2は、様々な細胞タンパク質と相互作用し、細胞複製(例えば、細胞増殖および分化、細胞生存、ならびに腫瘍形成)に関わっている。腫瘍形成に関して、タンパク質キナーゼCK2は、腎臓腫瘍(非特許文献1)、乳腺腫瘍(非特許文献2)、肺癌(非特許文献3)、頭頚部癌(非特許文献4)、および前立腺癌(非特許文献5)に関わっている。
【0006】
タンパク質キナーゼの阻害剤は広く探索されており、タンパク質キナーゼを調節することができる小分子化合物が報告されている。例えば、CK2キナーゼ阻害剤としてピラゾロトリアジンがNieらによって報告された(非特許文献6)。また、ある特定のイミダゾトリアジン化合物が、2007年4月5日に公開された特許文献1、2008年2月21日に公開された特許文献2、2008年9月25日に公開された非特許文献3(全て本出願人に譲渡されている)に開示されている。本発明は、タンパク質キナーゼ(とりわけ、CK2キナーゼ)の有効な阻害剤であることが見出された、新規な類のイミダゾトリアジンカルボニトリルに関する。これらの新規化合物は、それらの薬物としての性能にとって重要である、所望される安定性、生物学的利用能、治療指数、および毒性値を有する医薬品として有用であるように提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】WO2007/038314
【特許文献2】US2008/0045536
【特許文献3】WO2008/116064
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】Stalter et al., &#34;Asymmetric expression of protein kinase CK2 subunits in human kidney tumors&#34;, Biochem. Biophys. Res. Commun., 202:141-147 (1994)
【非特許文献2】Landesman-Bollag et al., &#34;Protein kinase CK2 in mammary gland tumorigenesis&#34;, Oncology, 20:3247-3257 (2001)
【非特許文献3】Daya-Makin et al., &#34;Activation of a tumor-associated protein kinase (p40TAK) and casein kinase II in human squamous cell carcinomas and adenocarcinomas of the lung&#34;, Cancer Res., 54:2262-2268 (1994)
【非特許文献4】Faust et al., &#34;Antisense oligonucleotides against protein kinase CK2-α inhibit growth of squamous cell carcinoma of the head and neck in vitro&#34;, Head Neck, 22:341-346 (2000)
【非特許文献5】Wang et al., &#34;Role of protein kinase CK2 in the regulation of tumor necrosis factor-related apoptosis inducing ligand-induced apoptosis in prostate cancer cells&#34;, Cancer Res., 66:2242-2249 (2006)
【非特許文献6】Bioorganic &#38; Medicinal Chemistry Letters, 17:4191-4195 (2007); 18:619-623 (2008)
【発明の概要】
【0009】
本発明は、癌(非小細胞肺癌など)の治療のためのタンパク質キナーゼ酵素、特に、タンパク質キナーゼCK2を阻害する式(I)−(VIII)で示される縮合ヘテロ環化合物またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグに関する。
【0010】
本発明はまた、本発明の化合物またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグを調製するための方法および中間体化合物を提供する。
【0011】
本発明はまた、医薬的に許容される担体および少なくとも1つの本発明の化合物またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグを含む医薬組成物を提供する。
【0012】
本発明はまた、タンパク質キナーゼCK2活性の阻害方法であって、このような治療を必要とする宿主に、治療上の有効量の少なくとも1つの本発明の化合物またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグを投与することを特徴とする方法を提供する。
【0013】
本発明はまた、血管形成の阻害方法または癌の治療方法であって、このような治療を必要とする宿主に、治療上の有効量の少なくとも1つの本発明の化合物またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグを投与することを特徴とする方法を提供する。
【0014】
本発明はまた、治療に使用するための、本発明の化合物またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグを提供する。
【0015】
本発明はまた、ヒト患者の癌、特に、CK2酵素の阻害により治療を受け癌(非小細胞肺癌など)の治療剤の製造における、本発明の化合物またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグの使用を提供する。
【0016】
本発明のこれらの他の特徴は、続いて開示されるように拡張した形で説明される。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、治療剤として有用である新規なイミダゾトリアジン化合物、このような新規な化合物を用いる医薬組成物およびこのような化合物の使用方法を提供する。
【0018】
本発明によれば、式(I)
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(I)
[式中、
は、H、F、Cl、Br、CN、およびC1−6アルキルからなる群から選択され;
は、1−5個のRで置換されたアリールおよび1−5個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択され;
は、水素および1−5個のRで置換されたC1−6アルキルからなる群から選択され;
必要に応じて、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、1−5個のRで置換された−(CHr−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、Hおよび1−5個のRで置換されたC1−6アルキルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、−(CRNR、NO、−OR、−C(=O)NR、−C(=O)R、−NRC(=O)OR、−NRC(=O)(CRNR、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、1−5個のRで置換された−(CR3−6炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CRヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;または2つの隣接するR基は、それらが結合する環原子と一緒になって、縮合ヘテロサイクリルまたは炭素環基を形成し、その各々が1−5個のRで置換されており;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、=O、−(CROR、−(CRS(O)、−(CRC(=O)(CR、−(CRNR、−(CRC(=O)NR、−(CRC(=O)NRS(O)、−(CRNR(CRC(=O)R、−(CRNRC(=O)OR、−(CROC(=O)(CR、−(CROC(=O)(CRC(=O)OR、−(CROC(=O)(CRC(=O)NR、−(CROC(=O)(CRNRC(=O)R、−(CROC(=O)(CRNR、−(CRNR(CRC(=O)NR、−(CRC(=O)(CHOR、−(CRC(=O)(CROC(=O)R−(CRS(O)NR、−(CRNRS(O)NR、−(CRNRS(O)、−OPO、−(CRNRC(=O)O(CRO(CRO(CRO(CRO(CRO(CROC1−4アルキル、1−5個のRで置換された−(CR−C3−10炭素環基および1−5個のRで置換された−(CR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、C3−6炭素環基、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、OH、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、N、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、−(CHCN、NO、=O、−OPO、−OSi(C1−4アルキル)、−(CHOC1−5アルキル、−(CHO(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、−(CHS(O)1−5アルキル、−(CHS(O)、−(CHNHS(O)1−5アルキル、−S(O)NH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、−(CHNHC(=O)R、−(CHNHC(=NH)NR、−(CHC(=O)(CH、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、−(CHOH、−(CHOC1−5アルキル、C1−5アルキル(F、Cl、OH、NHで適宜置換されていてもよい)、NHで適宜置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、−(CHS(O)1−4アルキル、−NHC(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH、−C(=O)OC1−4アルキル、−C(=O)C1−4アルキル、−(CHフェニル、アルキルおよびCNで適宜置換されていてもよい−(CHヘテロサイクリルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで適宜置換されていてもよいヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、OH、およびC1−5アルキルからなる群から選択され;
pは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、2、3、4、および5からなる群から選択されるものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0019】
別の態様において、式(II)
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
(II)
[式中、
は、1−4個のRで置換されたアリールおよび1−4個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択されるものであって、前記ヘテロアリールは、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR6a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含むものであり;
は、H、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、1−4個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換されたアリール、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、−OR、−(CRNR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OR、−C(=O)R、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CR3−6炭素環基、および1−3個のRで置換された−(CRヘテロサイクリルからなる群から選択され;
6aは、H、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、および1−5個のRで置換された−(CRヘテロサイクリルからなる群から選択され;
、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNRC(=O)NR、−(CHRC(=O)(CHOR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、−OPO、−(CHRNRC(=O)O(CHRO(CHRO(CHRO(CHRO(CHRO(CHROC1−4アルキル、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;ならびに
8aは、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CRNR(CHRC(=O)R、−(CHRNRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNR(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)(CHOR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(I)で定義されるとおりである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0020】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、1−4個のRで置換された4〜7員単環式または8〜12員二環式アリール、ならびに炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR6aからなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換された4〜7員単環式または7〜12員二環式ヘテロアリールからなる群から選択され;
は、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換されたフェニル、および炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NH、NC1−4アルキル、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−3個のRで置換された5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、−OR、−(CRNR、−C(=O)NR、−NHC(=O)OR、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、および1−3個のRで置換された-(CR−5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいは、RおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;ならびに
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNRC(=O)NR、−(CHRC(=O)(CHOR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、−OPO、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;ならびに
8aは、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNHC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNR(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)OR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリール、および1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(I)で定義されるとおりである。
【0021】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
6aは、H、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、および1−4個のRで置換されたヘテロ環からなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、NR、−C(=O)NR、−NHC(=O)OR、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、および1−3個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;ならびに
は、各々独立して、H、N、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、−(CHCN、NO、=O、COH、−OPO、−OSi(C1−4アルキル)、−(CHOC1−5アルキル、−(CHO(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、−(CHS(O)1−5アルキル、−(CHS(O)、−(CHNHS(O)1−5アルキル、−S(O)NH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、−(CHNHC(=O)R、−(CHNHC(=NH)NR、−(CHC(=O)(CH、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(I)で定義されるとおりである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0022】
別の態様において、式(IIIa)または(IV)
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
(IIIa) (IV)
[式中、
Qは、CRおよびNからなる群から選択され;
は、1〜3個のRで置換されたC1−4アルキル、1〜3個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、ならびに炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NH、NC1−4アルキル、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1〜3個のRで置換された5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;
6aは、HおよびOHで適宜置換されていてもよいC1−4アルキル、および1〜3個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、H、F、Cl、Br、CN、および1〜2個のRで置換されたC1−4アルキルからなる群から選択され;ならびに
は、H、1〜5個のRで置換されたC1−4アルキル、−(CHRC(=O)(CHR、および1〜4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(I)で定義されるとおりである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0023】
別の態様において、式(Vb)
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
(Vb)
[式中、
は、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換されたアリール、および1−3個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
6bは、各々、H、F、1−2個のRで置換されたC1−4アルキル、−OR、−(CRNR、−C(O)NR、−C(=O)R−NRC(=O)(CRNR、−(CR3−6シクロアルキル、および1−3個のRで置換された−(CRヘテロサイクリルからなる群から選択され;
6cは、H、F、Cl、Br、および−ORからなる群から選択され;
6dは、CN、−NHC(=O)O(C1−4アルキル)、OCHF、およびCHFからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNRC(=O)NR、−(CHRC(=O)(CHOR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、−OPO、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
8aは、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNHC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNR(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)OR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、C3−6炭素環基、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、OH、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、N、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、−(CHCN、NO、=O、−OPO、−OSi(C1−4アルキル)、−(CHOC1−5アルキル、−(CHO(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、−(CHS(O)1−5アルキル、−(CHS(O)、−(CHNHS(O)1−5アルキル、−S(O)NH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、−(CHNHC(=O)R、−(CHNHC(=NH)NR、−(CHC(=O)(CH、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、−(CHOH、−(CHOC1−5アルキル、C1−5アルキル(F、Cl、OH、NHで適宜置換されていてもよい)、NHで適宜置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、−(CHS(O)1−4アルキル、−NHC(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH、−C(=O)OC1−4アルキル、−C(=O)C1−4アルキル、−(CHフェニル、アルキルおよびCNで適宜置換されていてもよい−(CHヘテロサイクリルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで適宜置換されていてもよいヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、OH、およびC1−5アルキルからなる群から選択され;
pは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、2、3、4、および5からなる群から選択されるものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0024】
別の態様において、式(Vb)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
6bは、H、
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
から選択されるものであって、
−−−−−は、任意の結合であり;
8aは、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNHC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNR(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)OR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、−(CHCN、NO、=O、COH、−OPO、−OSi(C1−4アルキル)、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、−(CHS(O)1−5アルキル、−(CHS(O)−フェニル、−(CHNHS(O)1−5アルキル、−S(O)NH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、−(CHNHC(=O)R、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、C1−5アルキル、OH、OC1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、およびフェニル、アルキルおよびCNで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで適宜置換されていてもよいヘテロ環を形成するものであり;ならびに
は、各々独立して、HおよびC1−5アルキルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(Vb)で定義されるとおりである。
【0025】
別の態様において、式(VIa)
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
(VIa)
[式中、
は、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、C3−6シクロアルキルおよび1−3個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子およびさらなる1−3個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換された4〜7員単環式または7〜12員二環式ヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNRC(=O)NR、−(CHRC(=O)(CHOR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、−OPO、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
8aは、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNHC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNR(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)OR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CHr−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、C3−6炭素環基、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、OH、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、N、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、−(CHCN、NO、=O、−OPO、−OSi(C1−4アルキル)、−(CHOC1−5アルキル、−(CHO(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、−(CHS(O)1−5アルキル、−(CHS(O)、−(CHNHS(O)1−5アルキル、−S(O)NH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、−(CHNHC(=O)R、−(CHNHC(=NH)NR、−(CHC(=O)(CH、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、−(CHOH、−(CHOC1−5アルキル、C1−5アルキル(F、Cl、OH、NHで適宜置換されていてもよい)、NHで適宜置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、−(CHS(O)1−4アルキル、−NHC(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH、−C(=O)OC1−4アルキル、−C(=O)C1−4アルキル、−(CHフェニル、アルキルおよびCNで適宜置換されていてもよい−(CHヘテロサイクリルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで適宜置換されていてもよいヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、OH、およびC1−5アルキルからなる群から選択され;
pは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、2、3、4、および5からなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(Vb)で定義されるとおりである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0026】
別の態様において、式(VIa)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、
NRは、
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNRC(=O)NR、−(CHRC(=O)(CHOR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、−OPO、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
8aは、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−5個のRで置換されたC2−4アルケニル、−(CHROR、−(CHRS(O)、−(CHRC(=O)(CHR、−(CHRNR、−(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)NRS(O)、−(CHRNR(CRC(=O)R、−(CHRNHC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)OR、−(CHROC(=O)(CHRC(=O)NR、−(CHROC(=O)(CHRNRC(=O)R、−(CHROC(=O)(CHRNR、−(CHRNR(CHRC(=O)NR、−(CHRC(=O)OR、−(CHRC(=O)(CHROC(=O)R、−(CHRS(O)NR、−(CHRNRS(O)NR、−(CHRNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CHR−C3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換された−(CHR−アリールおよび1−4個のRで置換された−(CHR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、NH、NH(C1−5アルキル)、N(C1−5アルキル)、および−NHC(=O)OC1−5アルキルからなる群から選択され;
mは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択され;
rは、各々独立して、0、1、2、3、4、および5からなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(VIa)で定義されるとおりである。
【0027】
別の態様において、式(VIa)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、およびヘテロサイクリルからなる群から選択されものであって、各々は1−3個のRで置換されたものであり;
6cは、FおよびClからなる群から選択され;ならびに
6dは、CN、−NHC(=O)O(C1−4アルキル)、およびCHFからなる群から選択され;
NRは、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるものであって;
は、F、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、−OH、−O(C1−4アルキル)、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)(CHNH、−NHC(=O)NR、および−NHS(O)(C1−4アルキル)からなる群から選択され;ならびに
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)1−4アルキル、および1−4個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(VIa)で定義されるとおりである。
【0028】
別の態様において、式(VIa)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、メチル、エチル、プロピル、およびシクロプロピルからなる群から選択され;
6cは、Clであり;
6dは、CN、OCHF、およびCHFからなる群から選択され;
NRは、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
は、F、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、−OH、−O(C1−4アルキル)、−NHC(=O)C1−4アルキル、−NHC(=O)OC1−4アルキル、および−NHS(O)(C1−4アルキル)からなる群から選択され;ならびに
mは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択されるものである。
【0029】
別の態様において、式(Vb)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、Hであり;
は、
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
は、CHCH、CHCF、CHCHCHOCH
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
6aは、HおよびCH、CHCH、およびCHCHOHCHからなる群から選択され;
6bは、−NRおよび
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるものであって;
−−−は、任意の結合であり;
6dは、CN、−NHC(=O)OCH、およびCHFからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるヘテロ環を形成するものであり;
は、F、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、−OH、−O(C1−4アルキル)、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)(CHNH、−NHC(=O)NR、および−NHS(O)(C1−4アルキル)からなる群から選択され;
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)1−4アルキル、および1−4個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、F、Cl、Br、CN、NO、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、NH、NH(C1−5アルキル)、N(C1−5アルキル)、−NHC(=O)OC1−5アルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、およびOHで適宜置換されていてもよいC1−6アルキルからなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択されるものである。
【0030】
別の態様において、式(I)
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
(I)
[式中、
は、H、F、Cl、Br、CN、およびC1−6アルキルからなる群から選択され;
は、1−5個のRで置換されたアリールおよび1−5個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択され;
は、水素および1−5個のRで置換されたC1−6アルキルからなる群から選択され;
は、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、Hおよび1−5個のRで置換されたC1−6アルキルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、−NRNO、−OR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OR、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC3−6炭素環基、および1−5個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、=O、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)R、−(CHOC(=O)(CHNR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、C3−6炭素環基、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、OH、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換されたC2−6アルケニル、1−5個のRで置換されたC2−6アルキニル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、C1−5アルキル、OH、OC1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで適宜置換されていてもよいヘテロ環を形成するものであり;
pは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、2、3、および4からなる群から選択されるものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される
【0031】
別の態様において、Rは、−(CH)OR、−(CHCH)OR、−(CH(CH)CH)OR、−(C(CHCH)OR、−(CHCH(CH))OR、−(CHC(CH)OR、−(CH)NR、−(CHCH)NR、−(CH(CH)CH)NR、−(C(CHCH)NR、−(CHCH(CH))NR、および−(CHC(CH)NRからなる群から選択されものであって、Rは、各々独立して、Hおよび1−3個のRで置換されたC1−6アルキルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それら結合する窒素原子と一緒になって、オキセタニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、イソキノリニル、イソオキサゾリル、モルホリニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピリミジニル、ピペラジニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアジニル、およびトリアゾリルからなる群から選択されるヘテロ環を形成するものである。
【0032】
別の態様において、Rは、1−3個のRで置換されており、フェニル、ナフチル、ビフェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロヘプチルからなる群から選択されるものである。
【0033】
別の態様において、Rは、1−3個のRで置換された−(CH0−2−ヘテロサイクリルであって、前記ヘテロサイクリルは、アゼチジニル、オキセタニル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、およびテトラヒドロイソキノリニルからなる群から選択されるものである。
【0034】
別の態様において、式(II)
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
(II)
[式中、
は、1−4個のRで置換されたアリールおよび1−4個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択されるものであって、前記ヘテロアリールは、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR6a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含むものであり;
は、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、−(CR4a4bOR、−(CR4a4bS(O)、−(CR4a4bC(=O)R、−(CR4a4bNR、−(CR4a4bC(=O)NR、−(CR4a4bNRC(=O)R、−(CR4a4bNRC(=O)OR、−(CR4a4bOC(=O)NR、−(CR4a4bNRC(=O)NR、−(CR4a4bC(=O)OR、−(CR4a4bNRS(O)、1−4個のRで置換された−(CR4a4b−C3−6炭素環基、1−4個のRで置換された−(CR4a4b−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
4aは、各々独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択され;
4bは、各々独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−(CR2a2bC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CR2a2bC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CR2a2b−C3−6炭素環基、および1−3個のRで置換された−(CR2a2b−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
2aは、各々独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択され;
2bは、各々独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択され;ならびに
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、=O、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)R、−(CHOC(=O)(CHNR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択されるものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0035】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、1−4個のRで置換されたアリールおよび1−4個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択されるものであって、前記ヘテロアリールは、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR6a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含むものであり;
は、H、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、1−4個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、1−4個のRで置換されたアリール、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換されたC3−6炭素環基、および1−3個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択されるものであり;
6aは、Hおよび1−3個のRで置換されたC1−4アルキルからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)R、−OC(=O)(CHNR、NRC(=O)NR、−C(=O)OR、S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
pは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択されるものである。
【0036】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、−(CHOR、−(CHNR、1−3個のRで置換された−(CH−C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換された−(CH−アリール、および1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(II)で定義されるとおりである。
【0037】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、1−3個のRで置換されたフェニルおよび1−3個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択され;
は、H、1−3個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CHOR、1−3個のRで置換された−C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換されたアリール、1−3個のRで置換された−(CH−4〜6員飽和単環式ヘテロサイクリル、および1−3個のRで置換された−(CH−5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−(CHC(=O)NR、−NHC(=O)R、−NHC(=O)OR、−NHC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−S(O)NR、−NHS(O)NR、−NHS(O)、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された非芳香族ヘテロサイクリル、および1−3個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、=O、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)R、−(CHOC(=O)(CHNR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、N、O、Sからなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、1−3個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−3個のRで置換されたC1−4アルキルであり;
は、各々独立して、Hおよび1−3個のRで置換されたC1−4アルキルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、F、Cl、Br、=O、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、および−(CHNRからなる群から選択され;ならびに
は、各々独立して、HおよびC1−3アルキルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環を形成するものであり;
rは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択され;ならびに
mは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択されるものである。
【0038】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、1−4個のRで置換された4〜7員単環式または8〜12員二環式アリールおよび1−4個のRで置換された4〜7員単環式または7〜12員二環式ヘテロアリールからなる群から選択され;
は、H、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CH2cOC(=O)NR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHNRS(O)、1−3個のRで置換された−(CH−C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換された−(CH−アリール、1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−(CHC(=O)NR、−NHC(=O)R、−NHC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NHC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−S(O)NR、−NHS(O)NR、−NHS(O)、または1−3個のRで置換されたC1−6アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−C3−6炭素環基、および1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;ならびに
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、=O、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)R、−(CHOC(=O)(CHNR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(II)で定義されるとおりである。
【0039】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、1−4個のRで置換された4〜7員単環式または8〜12員二環式アリール、ならびに炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR6aからなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換された4〜7員単環式または7〜12員二環式ヘテロアリールからなる群から選択され;
は、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換されたフェニル、ならびに炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NH、NC1−4アルキル、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−3個のRで置換された4〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、−NR、−C(=O)NR、−NHC(=O)OR、1−3個のRで置換されたC1−4アルキルおよび1−3個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換されたヘテロ環環を形成するものであり;ならびに
8aは、HおよびC1−4アルキル、S(O)、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(II)で定義されるとおりである。
【0040】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、
は、
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるものであって;
−−−−は、任意の結合を表し;
6aは、各々独立して、H、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、−S(O)、−C(=O)R、C(=O)ORからなる群から選択され;ならびに
mは、各々独立して、0、1、2、3、および4からなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(II)で定義されるとおりである。
【0041】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるものであって;
6aは、Hおよび1−2個のRで置換されたC1−4アルキルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、および1−3個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、C1−6アルキルおよびOHからなる群から選択され;ならびに
mは、各々独立して、0、1、2、3、および4からなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(II)で定義されるとおりである。
【0042】
式(I)および(II)の化合物の別の実施態様において、Rは、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズチアゾリル、ベンゾキサジニル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、プリニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリニル、ベンゾジオキソラニル、およびベンゾジオキサンからなる群から選択されるヘテロアリールであって、これらの各々は、1−4個のRで置換されている。
【0043】
別の態様において、式(III)または(IV)
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
(III)
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
(IV)
[式中、
は、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、ならびに炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NH、NC1−4アルキル、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−3個のRで置換された4〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
6aは、HおよびOHで適宜置換されていてもよいC1−4アルキルからなる群から選択され;ならびに
は、H、F、Cl、Br、CN、および1−2個のRで置換されたC1−4アルキルからなる群から選択されるものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0044】
別の態様において、式(Va)
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
(Va)
[式中、
は、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CHOR、−(CH2)NR、1−3個のRで置換された−(CH−C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換された−(CH−アリール、および1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−(CHC(=O)NR、−NHC(=O)R、−NHC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NHC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−S(O)NR、−NHS(O)NR、−NHS(O)、または1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−C3−6炭素環基、および1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、=O、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)R、−(CHOC(=O)(CHNR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C3−6炭素環基、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、C1−5アルキル、およびフェニルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環を形成するものであり;ならびに
mは、各々独立して、0、1、2、3、および4からなる群から選択されるものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0045】
別の態様において、式(Va)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、
は、H、1−3個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CHOR、−(CHNR、1−3個のRで置換された−C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換されたアリール、1−3個のRで置換された4、5、もしくは6員非芳香族単環式ヘテロサイクリル、および1−3個のRで置換された5または6員ヘテロアリールからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、CN、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−3個のRで置換された単環式ヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、Hおよび1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、ならびにヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−3個のRで置換されたC1−4アルキルおよびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、および−(CHNRからなる群から選択され;
は、各々独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環を形成するものであり;
他の変数は、上記の式(Va)で定義されるとおりである。
【0046】
別の態様において、式(Va)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、
、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、=O、1−3個のRで置換されたO−C1−4アルキル、−O(CHNR1−4アルキル−O−(CHOC1−4アルキル、−O(CH−ヘテロサイクリル、−S(O)1−4アルキル、−C(=O)C1−4アルキル、−NH、−N(C1−4アルキル)、−NHCN、−NR(CHNR1−4アルキル、−NR(CHOC1−4アルキル、−NH(CH−ヘテロサイクリル、−(CHC(=O)NH、−C(=O)NH−ヘテロサイクリル、−C(=O)NH(CHN(C1−4アルキル)、−C(=O)−ヘテロサイクリル、−NHC(=O)C1−4アルキル、−NHC(=O)OC1−4アルキル、−NHC(=O)NHC1−4アルキル、C(=O)OC1−4アルキル、−(CHC(=O)OH、−S(O)NH、−S(O)NH−ヘテロサイクリル、−S(O)NHC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−S(O)−ヘテロサイクリル、−NHS(O)NH、−NHS(O)1−4アルキル、C1−4アルキル、CF、−(CHOH、1−3個のRで置換されたC3−6炭素環基、1−3個のRで置換された非芳香族ヘテロサイクリル、および1−3個のRで置換された5または6員ヘテロアリールからなる群から選択されるものである。
【0047】
別の態様において、式(V)
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
(V)
[式中、
は、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換されたC3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換されたアリール、および1−3個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
6bは、−NRおよび1−3個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され、
6cは、F、Cl、およびBrからなる群から選択され;
6dは、CN、−NHC(=O)O(C1−4アルキル)、およびCHFからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含み、1−4個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、独立して、H、F、Cl、Br、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)R、−OC(=O)(CHNR、NRC(=O)NR、−C(=O)OR、S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)、および1−4個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C3−6炭素環基、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、OH、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、−(CHNR、および−(CHNHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、C1−5アルキル、およびフェニルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環を形成するものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0048】
別の態様において、式(V)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
6bは、
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここで、
−−−−−は、任意の結合であり;
は、独立して、H、F、Cl、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、−OH、−C(=O)R、−NR、−C(=O)NR、−NHC(=O)R、−NHC(=O)OR、−OC(=O)R、NHC(=O)NR、−C(=O)OR、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
8bは、独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)(CROR、1−5個のRで置換された−C(=O)(CROC(=O)R−(CR−C3−10炭素環基および1−5個のRで置換された−(CR−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、−(CHCN、NO、=O、COH、−OPO、−OSi(C1−4アルキル)、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、−(CHS(O)1−5アルキル、−(CHS(O)−フェニル、−(CHNHS(O)1−5アルキル、−S(O)NH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、−(CHNHC(=O)R、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、C1−5アルキル、OH、OC1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、およびフェニル、アルキルおよびCNで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、C1−4アルキルで適宜置換されていてもよいヘテロ環を形成するものであり;
他の変数は、上記の式(I)で定義されるとおりである]
【0049】
別の態様において、式(V)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
6bは、
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここで、
は、独立して、H、F、Cl、=O、−OH、−C(=O)R、−NR、−C(=O)NR、−NHC(=O)R、−NHC(=O)OR、−OC(=O)R、NHC(=O)NR、−C(=O)ORからなる群から選択され;
他の変数は、上記の式(V)で定義されるものである。
【0050】
別の態様において、式(VI)
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
(VI)
[式中、
は、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、および1−3個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
6cは、F、Cl、およびBrからなる群から選択され;
6dは、CN、−NHC(=O)O(C1−4アルキル)、およびCHFからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、炭素原子およびさらなる1−3個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、NR8a、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含有し、1−4個のRで置換された4〜7員単環式または7〜12員二環式ヘテロ環を形成するものであり;
は、独立して、F、Cl、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)R、−OC(=O)(CHNR、NRC(=O)NR、−C(=O)OR、S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、および1−4個のRで置換されたヘテロサイクリルからなる群から選択され;
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)、および1−4個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−アリール、1−5個のRで置換された−(CH−C3−6シクロアルキルおよび1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、アリール、C3−6シクロアルキル、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、OH、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、−(CHNR、および−(CHNHC(=O)ORからなる群から選択され;ならびに
は、各々独立して、H、C1−5アルキル、およびフェニルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環を形成するものである]
の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示される。
【0051】
別の態様において、式(VI)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
NRは、
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるものであり;
は、F、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、−OH、−O(C1−4アルキル)、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)(CHNH、−NHC(=O)NR、−NHS(O)(C1−4アルキル)からなる群から選択され;
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)1−4アルキル、および1−4個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、NH、NH(C1−5アルキル)、N(C1−5アルキル)、および−NHC(=O)OC1−5アルキルからなる群から選択され;
mは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択されるものである。
【0052】
別の態様において、式(VI)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、およびヘテロサイクリルからなる群から選択されるものであって、各々が1−3個のRで置換されており;
6cは、FおよびClからなる群から選択され;ならびに
6dは、CN、−NHC(=O)O(C1−4アルキル)、およびCHFからなる群から選択され;
NRは、
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
は、F、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、=O、−OH、−O(C1−4アルキル)、−NHC(=O)(C1−4アルキル)、−NRC(=O)O(C1−4アルキル)、−OC(=O)(CHNH、および−NHS(O)(C1−4アルキル)からなる群から選択され;
mは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択されるものである。
【0053】
別の態様において、式(VI)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、
は、メチル、FおよびClで置換されたエチル、プロピル、シクロプロピル、および
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
6cは、Clであり;
6dは、CNおよびCHFからなる群から選択されるものである。
【0054】
別の態様において、式(II)の化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、医薬的に許容される塩、プロドラッグ、水和物、もしくは溶媒和物を含む)が開示されるものであって、式中、
は、Hであり;
は、
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
は、CHCH、CHCF、CHCHCHOCH
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
6aは、HおよびCH、CHCH、およびCHCHOHCHからなる群から選択され;
6bは、−NRおよび
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるものであって;
−−−は、任意の結合であり;
6dは、CN、−NHC(=O)OCH、およびCHFからなる群から選択され;
およびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるヘテロ環を形成するものであり;
は、F、1−4個のRで置換されたC1−4アルキル、−OH、−O(C1−4アルキル)、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)(CHNH、−NHC(=O)NR、および−NHS(O)(C1−4アルキル)からなる群から選択され;
8aは、H、C1−4アルキル、S(O)1−4アルキル、および1−4個のRで置換された5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、F、Cl、Br、CN、NO、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、NH、NH(C1−5アルキル)、N(C1−5アルキル)、−NHC(=O)OC1−5アルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、およびOHで適宜置換されていてもよいC1−6アルキルからなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、および2からなる群から選択されるものである。
【0055】
本発明のさらなる実施態様は、下記の式(VII)−(VIII)
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
(VII)
または
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
(VIII)
「式中、それらが表す変数は、式(I)、(II)、(III)、(IIIa)、(IV)、(V)、(Va)、(Vb)、(VI)および/または(VIa)の化合物について上記に記載されるような実施態様のいずれかからなる群から選択することができる(さらなる実施態様のいずれかに記載されるものを含む)」
の化合物に関する。
【0056】
式(I)の化合物の別の実施態様において、
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−(CH)rC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−NRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)、または1−3個のRで置換されたC1−6アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−C3−6炭素環基、および1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−3個のRで置換された単環式ヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、Hおよび1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、およびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換されたC2−4アルケニル、および1−3個のRで置換されたC2−4アルキニルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;
は、各々独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環を形成するものであり;
nは、各々独立して、0、1、2、3、および4からなる群から選択され;ならびに
rは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択されるものである。
【0057】
式(I)の化合物の別の実施態様において、Rは、各々独立して、H、F、Cl、Br、CN、1−3個のRで置換されたO−C1−4アルキル、−O(CHNR1−4アルキル、−O−(CHOC1−4アルキル、−O(CH−ヘテロサイクリル、−S(O)1−4アルキル、−C(=O)C1−4アルキル、−NH、−N(C1−4アルキル)、−NHCN、−NR(CHNR1−4アルキル、−NR(CHOC1−4アルキル、−NH(CH−ヘテロサイクリル、−(CHC(=O)NH、−C(=O)NH−ヘテロサイクリル、−C(=O)NH(CHN(C1−4アルキル)、−C(=O)−ヘテロサイクリル、−NHC(=O)C1−4アルキル、−NHC(=O)OC1−4アルキル、−NHC(=O)NHC1−4アルキル、C(=O)OC1−4アルキル、−(CHC(=O)OH、−S(O)NH、−S(O)NH−ヘテロサイクリル、−S(O)NHC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−S(O)−ヘテロサイクリル、−NHS(O)NH、−NHS(O)1−4アルキル、C1−4アルキル、CF、−(CHOH、1−3個のRで置換されたC3−6炭素環基、1−3個のRで置換された非芳香族ヘテロサイクリル、および1−3個のRで置換された5または6員ヘテロアリールからなる群から選択されるものである。
【0058】
式(I)の化合物の別の実施態様において、
は、1−3個のRで置換されたフェニル、ならびに
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるものであって;
−−−−は、任意の結合を表し;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、=O、CN、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−NR、−(CHC(=O)NR、−NHC(=O)R、−NHC(=O)OR、−NHC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−S(O)NR、−NHS(O)NR、−NHS(O)、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された非芳香族ヘテロサイクリル、および1−3個のRで置換されたヘテロアリールからなる群から選択され;
6aは、各々独立して、H、1−3個のRで置換されたC1−4アルキル、−S(O)、−C(=O)R、C(=O)ORからなる群から選択され;
は、H、1−3個のRで置換されたC1−6アルキル、−(CHOR、1−3個のRで置換された−C3−6シクロアルキル、1−3個のRで置換されたアリール、1−3個のRで置換された−(CH−4〜6員飽和単環式ヘテロサイクリル、および1−3個のRで置換された−(CH−5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、1−5個のRで置換された−(CH−C3−10炭素環基、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、1−5個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、H、F、Cl、Br、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、=O、−(CHOR、−(CHS(O)、−(CHC(=O)R、−(CHNR、−(CHC(=O)NR、−(CHNRC(=O)R、−(CHNRC(=O)OR、−(CHOC(=O)R、−(CHOC(=O)(CHNR、−(CHNRC(=O)NR、−(CHC(=O)OR、−(CHS(O)NR、−(CHNRS(O)NR、−(CHNRS(O)、および1−5個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、CN、1−5個のRで置換されたC1−4アルキル、1−3個のRで置換された−(CH−ヘテロサイクリルからなる群から選択されるか;あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、N、O、Sからなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、1−3個のRで置換されたヘテロ環を形成するものであり;
は、各々独立して、1−3個のRで置換されたC1−4アルキルおよびヘテロサイクリルからなる群から選択され;
は、各々独立して、1−3個のRで置換されたC1−4アルキルであり;
は、各々独立して、Hおよび1−3個のRで置換されたC1−4アルキルからなる群から選択され;
は、各々独立して、H、1−5個のRで置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(CH−C3−6シクロアルキル、−(CH−ヘテロサイクリル、F、Cl、Br、CN、NO、=O、COH、−(CHOC1−5アルキル、−(CHOH、SH、−(CHNR、−(CHNHC(=O)OR、および−(CHC(=O)ORからなる群から選択され;ならびに
は、各々独立して、HおよびC1−3アルキルからなる群から選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが両方結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロ環を形成するものであり;
rは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択され;ならびに
mは、各々独立して、0、1、2、および3からなる群から選択されるものである。
【0059】
さらに別の実施態様において、Rは、1−5個のRで置換されており、フェニルおよびナフチルからなる群から選択されるものである。
【0060】
別の態様において、Rは、1−5個のRで置換されており、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、およびテトラヒドロイソキノリニルからなる群から選択されるヘテロアリールである。
【0061】
別の態様において、Rは、
【化41】
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からなる群から選択されるものである。
【0062】
別の態様において、Rは、各々独立して、F、Cl、Br、−OCF、−OCHF、−CF、CN、NO、CH、−OH、−OCH、NH、−N(CHCH、−NHC(=O)CH、−NHS(O)CH、−NHC(=O)OCH、−NHC(=O)CH(CH、−NHC(=O)CHCH、−C(=O)OH、−C(=O)OCH、C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−S(O)CH、−S(O)NHCH、−N(CH)C(=O)CH、−NHS(O)NH、1−5個のRで置換された−C(=O)−ヘテロサイクリル、炭素原子および1−4個のヘテロ原子(前記ヘテロ原子は、N、O、およびS(O)からなる群から選択される)を含む−(CH−5〜6員ヘテロサイクリルからなる群から選択されるものであって、前記ヘテロサイクリルは、1−5個のRで置換されているものである。ヘテロサイクリルの非限定的な例としては、ピロリジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、チアゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピペラジン塩、ピペリジン、およびモルホリンが挙げられる。
【0063】
別の態様において、Rは、1−2個のRで置換されており、
【化42】
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からなる群から選択されるものである。
【0064】
別の態様において、本発明は、例示される実施例化合物から選択される化合物、あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩または溶媒和物を提供する。
【0065】
別の態様において、本発明は、例示される実施例化合物の範囲内の化合物の一部のリストのいずれかから選択される化合物、あるいはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、またはその溶媒和物を提供する。
【0066】
本化合物の全ての態様(それぞれの変動する定義を含む)は、さらなる化合物を形成する他の態様と組み合わせてもよい。例えば、式(I)のある実施態様において、Rは、水素であり、Rは、アリールである。別の態様において、Rは、水素であり得、Rは、ヘテロアリールであり得る。
【0067】
式(I)−(VIII)の化合物は、アルカリ金属(ナトリウム、カリウムおよびリチウムなど)、アルカリ土類金属(カルシウムまたはマグネシウムなど)、有機塩基(ジシクロヘキシアミン、トリブチルアミン、ピリジンまたはアミノ酸(例えば、アルギニン、リジンなど))などと塩を形成しうる。このような塩は、当業者に公知であるように形成することができる。
【0068】
式(I)−(VIII)の化合物は、様々な有機酸および無機酸と塩を形成しうる。このような塩としては、塩化水素、臭化水素、メタンスルホン酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、マレイン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸および様々な他の酸(例えば、硝酸、リン酸、ホウ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ベンゾエート、アスコルビン酸、サリチル酸など)と形成されるものが挙げられる。このような塩は、当業者に公知であるように形成することができる。
【0069】
さらに、双性イオン(「内部塩」)が形成されうる。
【0070】
本発明はまた、本発明化合物中に存在する原子の全ての放射線同位体が含まれるものとされる。放射線同位体には、同一の原子番号を有するが異なる質量数である原子が含まれる。一般的な例であって、限定するものではないが、水素の同位体としては、重水素およびトリチウムが挙げられる。炭素の同位体としては、13Cおよび14Cが挙げられる。本発明の同位体標識化合物は、一般に、他で用いられていない非標識試薬の代わりに適当な同位体標識試薬を用いて、当業者に公知の従来技術により、または本明細書に記載される方法と類似の方法により製造することができる。
【0071】
式(I)−(VIII)の化合物はまた、プロドラッグ形態でありうる。プロドラッグは、医薬品の多くの所望される品質(例えば、溶解性、バイオアベイラビリティ、製造など)を高めることが知られているため、本発明の化合物は、プロドラッグの形で送達されてもよい。それゆえ、本発明は、本発明化合物のプロドラッグ、これを送達する方法およびこれを含有する組成物を包含するものとされる。「プロドラッグ」は、このようなプロドラッグが哺乳類対象に投与されると、インビボで本発明の活性な親薬物を放出する共有結合した担体のいずれかを含むものとされる。本発明のプロドラッグは、修飾が従来の操作またはインビボで切断されて親化合物になるように、本化合物に存在する官能基を修飾することによって調製される。プロドラッグとしては、本発明のプロドラッグが哺乳類対象に投与されると、切断されて、遊離ヒドロキシル、遊離アミノ、または遊離スルフヒドリル基をそれぞれ形成するヒドロキシ、アミノ、またはスルフヒドリル基がいずれかの基に結合している本発明の化合物が挙げられる。プロドラッグの例として、以下に限定されないが、本発明化合物におけるアルコールおよびアミン官能基の酢酸、ギ酸およびベンゾエート誘導体が挙げられる。
【0072】
プロドラッグの様々な形態は、当該技術分野で周知である。プロドラッグ誘導体の例としては、
a) Design of Prodrugs, H. Bundgaard, ed., Elsevier (1985), and Methods in Enzymology, 112:309-396, K. Widder et al., eds., Academic Press (1985);
b) Bundgaard, H., Chapter 5, &#34;Design and Application of Prodrugs,&#34; A Textbook of Drug Design and Development, pp. 113-191, P. Krosgaard-Larsen et al., eds., Harwood Academic Publishers (1991);および
c) Bundgaard, H., Adv. Drug Deliv. Rev., 8:1-38 (1992).
【0073】
さらに理解されるべきである。式(I)−(VIII)の化合物の溶媒和物(例えば、水和物)もまた、本発明の範囲内である。溶媒和の方法は、一般に当該技術分野で公知である。本発明化合物は、遊離状態または水和形態であってもよい。
【0074】
本発明の化合物は、1つまたはそれ以上の不斉中心を有しうる。特に断りがなければ、本発明化合物の全てのキラル(エナンチオマーおよびジアステレオマー)およびラセミ体が本発明に含まれる。オレフィン系の多くの幾何異性体、C=N二重結合などもまた、本明細書の記載の化合物中に存在することができ、全てのこのような安定な異性体は本発明に包含される。本化合物のシスおよびトランス幾何異性体が記載され、異性体の混合物として、または分離された異性体として単離されうる。本発明の化合物は、光学活性体、またはラセミ体として単離されうる。例えば、ラセミ体の分割による、または光学活性な出発物質からの合成による光学活性体の製造方法は、当該技術分野で周知である。具体的な立体化学もしくは異性体が特に示されていない限り、構造の全てのキラル体、ジアステレオマー体、ラセミ体および全ての幾何異性体が含まれるものとする。化合物(または不斉炭素)の立体配置(シス、トランスあるいはRまたはS)が特に言及されていない場合、異性体のうちのいずれか1つまたは2つ以上の異性体の混合物が意図されるものである。製造方法は、出発物質としてラセミ体、エナンチオマー、またはジアステレオマーを使用することができる。本発明の化合物およびそこで調製される中間体化合物を製造するために用いられる全ての方法は、本発明の一部と考えられる。エナンチオマーまたはジアステレオマー生成物が調製される場合、それらは、従来の方法、例えば、クロマトグラフィーまたは分別結晶などの従来の方法によって分けることができる。本発明の化合物およびその塩は、複数の互変異性体型で存在しうるものであって、その中の水素原子は、その分子の他の部分に移り、その分子の原子間の化学結合が再構成される。全ての互変異性体型は、それらが存在する限り、本発明内に含まれるものと理解されるべきである。
【0075】
定義
以下は、本明細書および添付の特許請求の範囲において用いられる用語の定義である。本明細書の基または用語について与えられる最初の定義を、他に指示されない限り、本明細書全体および特許請求の範囲にわたる個別または別の基の一部としての基または用語に適用する。
【0076】
当分野で用いられる慣習に従って、
[この文献は図面を表示できません]
は本明細書において、コアまたは骨格構造への部分または置換基の結合点である結合を表すために、構造式中で用いられる。
【0077】
2つの文字または記号の間ではないダッシュ「−」は、置換基への結合点を示すために用いられる。例えば、−CONHは炭素原子を介して結合している。
【0078】
本明細書で用いられるように、用語「アルキル」または「アルキレン」は、特定の数の炭素原子を有する分枝鎖および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むことを意図する。例えば、「C1−10アルキル(またはアルキレン)」は、C、C、C、C、C、C、C、C、C、およびC10アルキル基を含むことを意図する。また、例えば、「C−Cアルキル」は、1〜6個の炭素原子を有するアルキルを意味する。アルキル基は、無置換であり得るか、あるいは少なくとも1個以上の水素が別の化学基で置き換えられて置換され得る。アルキル基の例としては、以下に限定されないが、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル(例えば、n−プロピルおよびイソプロピル)、ブチル(例えば、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル)、ペンチル(例えば、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル)、などが挙げられる。
【0079】
「ハロアルキル」は、1個以上のハロゲンで置換された、特定の数の炭素原子を有する分枝および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むことを意図する。ハロアルキルの例としては、以下に限定されないが、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ペンタクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、およびヘプタクロロプロピルが挙げられる。ハロアルキルの例としては、また、1個以上のフッ素原子で置換された、特定の数の炭素原子を有する分枝鎖または直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むことを意図する「フルオロアルキル」も挙げられる。
【0080】
用語「ハロゲン」または「ハロ」は、フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)およびヨウ素(I)を意味する。
【0081】
「ハロアルコキシ」または「ハロアルキルオキシ」は、酸素架橋を介して結合した示された数の炭素原子を有する、上記のハロアルキル基を意味する。例えば、「C1−6ハロアルコキシ」は、C、C、C、C、C、およびCハロアルコキシ基を含むことを意図する。ハロアルコキシの例としては、以下に限定されないが、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ(pentafluorothoxy)、などが挙げられる。同様に、「ハロアルキルチオ」または「チオハロアルコキシ」は、硫黄架橋を介して結合した示された数の炭素原子を有する、上記のハロアルキル基;例えば、トリフルオロメチル−S−、ペンタフルオロエチル−S−、などを意味する。
【0082】
本明細書で用いられるように、「炭素環」、「炭素環基」または「カルボシクリル」は、いずれの安定な3−、4−、5−、6−、もしくは7員の単環式もしくは二環式、または7−、8−、9−、10−、11−、12−、もしくは13員の二環式もしくは三環式の炭化水素環(それらのいずれも、飽和、部分不飽和、不飽和または芳香族であってよい)を意味することを意図する。そのような炭素環基の例としては、以下に限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロブテニル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘプテニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、アダマンチル、シクロオクチル、シクロオクテニル、シクロオクタジエニル、[3.3.0]ビシクロオクタン、[4.3.0]ビシクロノナン、[4.4.0]ビシクロデカン、[2.2.2]ビシクロオクタン、フルオレニル、フェニル、ナフチル、インダニル、アダマンチル、アントラセニル、およびテトラヒドロナフチル(テトラリン)が挙げられる。上記の通り、架橋環もまた、炭素環基の定義に含まれる(例えば、[2.2.2]ビシクロオクタン)。好ましい炭素環基は、特に断りがなければ、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、およびインダニルである。該用語「炭素環」、「炭素環基」または「カルボシクリル」を用いる場合、「アリール」を含むことを意図する。架橋環は、1個以上の炭素原子が2個の非隣接炭素原子と結合する場合に生じる。好ましい架橋は、1または2個の炭素原子である。架橋は常に単環式環を三環式環に変換することに留意する。環が架橋されている場合、該環に関して記載した置換基もまた、該架橋上に存在していてよい。
【0083】
用語「アリール」は、環部分に6〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式、三環式の芳香族炭化水素基(例えば、フェニル、ナフチル、ビフェニルおよびジフェニル基)を意味し、その各々は置換されていてよい。二環式または三環式であるアリール基は、少なくとも1つの全芳香族環を含まなくてはならないが、他の縮合環は芳香族または非芳香族であってもよい。アリールがさらなるヘテロ環式環で置換されている場合、該環は炭素原子またはヘテロ原子を介して該アリールに結合していてよく、また、該環は、適宜、原子価が許すように1〜2個の置換基で置換されている。
【0084】
用語「アリールオキシ」、「アリールアミノ」、「アリールアルキルアミノ」、「アリールチオ」、「アリールアルカノイルアミノ」、「アリールスルホニル」、「アリールアルコキシ」、「アリールスルフィニル」、「アリールヘテロアリール」、「アリールアルキルチオ」、「アリールカルボニル」、「アリールアルケニル」、または「アリールアルキルスルホニル」は、各々、酸素;アミノ;アルキルアミノ;チオ;アルカノイルアミノ;スルホニル;アルコキシ;スルフィニル;ヘテロアリールもしくは置換されたヘテロアリール;アルキルチオ;カルボニル;アルケニル;またはアルキルスルホニルに結合したアリールまたは置換されたアリールを意味する。
【0085】
用語「アルケニル」は、1〜4個の二重結合を有する、2〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15個の炭素原子、および最も好ましくは2〜8個の炭素原子の直鎖または分岐鎖の炭化水素基を意味する。
【0086】
用語「アルキニル」は、1〜4個の三重結合を有する、2〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15個の炭素原子、および最も好ましくは2〜8個の炭素原子の直鎖または分岐鎖の炭化水素基を意味する。
【0087】
「アルキリデン」基は、少なくとも2個の炭素原子および少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含むアルキレン基を意味する。この基での置換基には、「置換されたアルキル」の定義におけるものが含まれる。
【0088】
用語「シクロアルキル」は、好ましくは1〜3個の環および1つの環あたり3〜7個の炭素を含む、適宜置換された飽和環式炭化水素環系を言う。例示的な基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、シクロドデシル、およびアダマンチルが挙げられる。例示的な置換基としては、上記の1個以上のアルキル基、またはアルキル基として上記された1個以上の基が挙げられる。
【0089】
本明細書で用いられるように、用語「ヘテロ環」、「ヘテロサイクリル」、「ヘテロ環式環」または「ヘテロ環式基」は、飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和、または芳香族であって、炭素原子ならびにN、OおよびSからなる群から独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む、安定な4−、5−、6−、もしくは7員の単環式もしくは二環式または7−、8−、9−、10−、11−、12−、13−、もしくは14員の二環式ヘテロ環式環を意味するように意図され;上記で定義されたヘテロ環式環のいずれかがベンゼン環に縮合しているいずれの二環式基を含む。該窒素および硫黄ヘテロ原子は、適宜、酸化されていてよい(すなわち、NをOおよびS(O))。該窒素原子は、置換されていても無置換であってもよい(すなわち、NまたはNR(ここで、Rは、定義される場合、Hまたは別の置換基である)。該ヘテロ環式環は、いずれのヘテロ原子または炭素原子にてそのペンダント基に結合していてよく、これにより安定な構造がもたらされる。本明細書に記載のヘテロ環式環は、得られた化合物が安定である場合、炭素上または窒素原子上で置換されていよい。該ヘテロ環中の窒素は、適宜、四級化されていてよい。該ヘテロ環中のSおよびO原子の総数が1を超える場合、これらのヘテロ原子は相互に隣接していないことが好ましい。該ヘテロ環中のSおよびO原子の総数は1以下であることが好ましい。該用語「ヘテロ環」、「ヘテロサイクリル」、ヘテロ環式環)または「ヘテロ環基」が用いられる場合、ヘテロアリールを含むことが意図されている。
【0090】
ヘテロ環の例としては、以下に限定されないが、アクリジニル、アゾシニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサゾリニル、ベンズチアゾリル、ベンズトリアゾリル、ベンズテトラゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンズイミダゾリニル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]テトラヒドロフラン、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドレニル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イサチノイル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾロピリジニル、イソオキサゾリル、イソキサゾロピリジニル、メチレンジオキシフェニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキシインドリル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピペリドニル、4−ピペリドニル、ピペロニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリドチアゾール、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2−ピロリドニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、およびキサンテニルが挙げられる。また、例えば、上記ヘテロ環を含む縮合環およびスピロ化合物が含まれる。
【0091】
好ましい5〜10員ヘテロ環としては、以下に限定されないが、ピリジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、インドリル、テトラゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、テトラヒドロフラニル、チアジアジニル、チアジアゾリル、チアゾリル、トリアジニル、トリアゾリル、ベンズイミダゾリル、1H−インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンズテトラゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、オキシインドリル、ベンゾオキサゾリニル、ベンズチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、イサチノイル、イソキノリニル、オクタヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキサゾロピリジニル、キナゾリニル、キノリニル、イソチアゾロピリジニル、チアゾロピリジニル、オキサゾロピリジニル、イミダゾロピリジニル、およびピラゾロピリジニルが挙げられる。
【0092】
好ましい5〜6員ヘテロ環としては、以下に限定されないが、ピリジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、インドリル、テトラゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、テトラヒドロフラニル、チアジアジニル、チアジアゾリル、チアゾリル、トリアジニル、およびトリアゾリルが挙げられる。また、例えば、上記ヘテロ環を含む縮合環およびスピロ化合物が含まれる。
【0093】
架橋環もまたヘテロ環の定義に含まれる。架橋環は、1個以上の原子(すなわち、C、O、N、またはS)が2個の非隣接炭素または窒素原子と結合すると生じる。好ましい橋としては、以下に限定されないが、1個の炭素原子、2個の炭素原子、1個の窒素原子、2個の窒素原子、および炭素−窒素基が挙げられる。橋は常に単環式環を三環式環へと変換すると特記される。環が架橋されている場合、該環について挙げられた置換基もまた、橋上に存在してよい。
【0094】
用語「ヘテロアリール」は、置換および無置換の芳香族5−または6員単環式基、9−または10員二環式基、および11〜14員三環式基を意味する(該環のうちの少なくとも1つの中に少なくとも1つのヘテロ原子(O、SまたはN)を有し、該ヘテロ原子含有環は、好ましくは、O、S、およびNからなる群から選択される1、2、または3個のヘテロ原子を有する)。ヘテロ原子を含む該ヘテロアリール基の各環は、1または2個の酸素もしくは硫黄原子および/または1〜4個の窒素原子を含み得るが、ただし、各環中のヘテロ原子の総数は4以下であって、各環は少なくとも1つの炭素原子を有する。ヘテロアリール基は、置換または無置換であり得る。該窒素原子は、置換または無置換であってよい(すなわち、NまたはNR(ここで、Rは、定義される場合、Hまたは別の置換基である))。該窒素および硫黄ヘテロ原子は、適宜、酸化されていてよく(すなわち、N→OおよびS(O))、該窒素原子は、適宜、四級化されていてよい。
【0095】
二環式または三環式であるヘテロアリール基は、少なくとも1つの全芳香族環を含まなくてはならないが、他の縮合環は芳香族または非芳香族であってもよい。該ヘテロアリール基は、いずれの環のいずれの可能な窒素または炭素原子にて結合していてよい。該ヘテロアリール環系は、0、1、2または3個の置換基を含んでよい。
【0096】
単環式ヘテロアリール基の例としては、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾリニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、フラニル、チエニル、オキサジアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニルなどが挙げられる。
【0097】
二環式ヘテロアリール基の例としては、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾオキサジニル、インドリジニル、ベンゾフラニル、クロモニル、クマリニル、ベンゾピラニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジル、ジヒドロイソインドリル、などが挙げられる。
【0098】
三環式ヘテロアリール基の例としては、カルバゾリル、ベンゾインドリル、フェナントロリニル、アクリジニル、フェナントリジニル、キサンテニルなどが挙げられる。
【0099】
用語「ヘテロ原子」は、酸素、硫黄および窒素を含むものとする。
【0100】
本明細書で言及されている通り、用語「置換された」は、1個以上の水素原子が非水素基で置き換えられている(ただし、正常な原子価が保たれることにより該置換によって安定な化合物がもたらされる)ことを意味する。置換基がケト(すなわち、=O)である場合、該原子上の2個の水素が置き換えられている。ケト置換基は芳香族部分には存在しない。環系(例えば、炭素環基またはヘテロ環基)がカルボニル基または二重結合で置換されていると記載されている場合、該カルボニル基または二重結合は該環の一部である(すなわち、その中にある)ことが意図されている。環二重結合は、本明細書で用いられるように、2個の隣接する環内原子の間で形成される二重結合である(例えば、C=C、C=N、またはN=N)。
【0101】
窒素原子(例えば、アミン)が本発明の化合物上に存在する場合、これらを酸化剤(例えば、mCPBAおよび/または過酸化水素)で処理することによりN−オキシドに変換して、本発明の他の化合物を得てもよい。従って、示しまた主張する窒素原子は、示された窒素およびそのN−オキシド(N→O)誘導体の両方を包含するとみなされる。
【0102】
いずれかの変数が、化合物についてのいずれかの組成または式中に1回以上現れる場合、各々のその定義は、他の全ての場合における定義から独立している。従って、例えば、基が1−3個のRで置換されていると示される場合、該基は、適宜、最大3個のR基で置換されてよく、各RはRの定義から独立して選択される。また、置換基および/または変数の組み合わせは、該組み合わせが安定な化合物をもたらす場合にのみ許容され得る。
【0103】
環構造内で点線の環が用いられる場合、該環構造が飽和、部分飽和または不飽和であってよいことを示す。
【0104】
有用性
本発明の化合物は、キナーゼ活性を調節するために用いられうる。
【0105】
出願人は、式(I)−(VIII)の化合物が、キナーゼ活性の調節、特に、セリン/スレオニンキナーゼ活性の阻害に関連する増殖性疾患の治療時における特定の有用性を有することを知見した。本発明の化合物は、異常なキナーゼ活性に関連する増殖性疾患を治療するために用いることができる。本明細書で用いられるように、用語「治療する」および「治療」は、反応および予防処置、例えば、疾患または障害の発症を阻害し、もしくは遅延させ、症状または病状の全てまたは一部を減少させ、および/または寛解させ、疾患もしくは障害および/またはその症状を軽減させ、寛解させ、和らげ、もしくは治癒させるように設計された処置のいずれかまたはその両方を包含する。
【0106】
したがって、本発明のある態様は、人などの温血動物において抗増殖性効果を生じる使用のための医薬の製造における式(I)−(VIII)の化合物、またはその医薬的に許容される塩の使用である。
【0107】
本発明のさらなる特徴によれば、治療を必要とする温血動物(例えば、ヒト)において抗増殖性効果を生じるための方法であって、前記動物に、本明細書の前記で定義される式(I)−(VIII)の化合物またはその医薬的に許容される塩の有効量を投与することを特徴とする方法が提供される。
【0108】
本明細書の前記で定義される抗増殖性治療は、単一療法として適用されうるか、あるいは本発明の化合物に加えて、1つまたはそれ以上の他の物質および/または治療に関連しうる。このような治療は、治療の各成分の同時、連続または別々の投与により達成されうる。本発明の化合物はまた、公知の抗癌薬および細胞毒性剤ならびに治療(放射線照射を含む)と組み合わせて有用でありうる。式(I)−(VIII)の化合物は、公知の抗癌薬または細胞毒性剤および組み合わせ製剤が不適切である場合に治療(放射線照射を含む)と共に連続して用いられてもよい。
【0109】
用語「抗癌」薬としては、下記を含む癌の治療に有用である公知の薬剤が挙げられる:17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチル−テストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゾラデックス(登録商標);マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤;VEGF阻害剤、例えば、抗VEGF抗体(アバスチン(登録商標))および小分子分子、例えば、ZD6474およびSU6668;バタラニブ、BAY−43−9006、SU11248、CP−547632、およびCEP−7055;HER1およびHER2阻害剤(抗HER2抗体(ハーセプチン(登録商標))を含む);EGFR阻害剤(ゲフィチニブ、エルロチニブ、ABX−EGF、EMD72000、11F8、およびセツキシマブを含む);Eg5阻害剤、例えば、SB−715992、SB−743921、およびMKI−833;パンHer阻害剤、例えば、カネルチニブ、EKB−569、CI−1033、AEE−788、XL−647、mAb2C4、およびGW−572016;Src阻害剤、例えば、GLEEVEC(登録商標)およびダサチニブ;カソデックス(登録商標(ビカルタミド、AstraZeneca)、タモキシフェン;MEK−1キナーゼ阻害剤、MAPKキナーゼ阻害剤、PI3キナーゼ阻害剤;PDGF阻害剤、例えば、イマチニブ;抗血管形成および抗血管薬(固形腫瘍への血流を遮断し、これにより癌細胞から栄養を取り除き、静止状態にする);性腺摘除(アンドロゲン依存性の癌を増殖させないようにする);非受容体および受容体チロシンキナーゼの阻害剤;インテグリンシグナル伝達の阻害剤;チューブリン活性剤、例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンフルニン、パクリタキセル、ドセタキセル、7−O−メチルチオメチルパクリタキセル、4−デスアセチル−4−メチルカルボネートパクリタキセル、3’−tert−ブチル−3’−N−tert−ブチルオキシカルボニル−4−デアセチル−3’−デフェニル−3’−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセル、C−4メチルカルボネートパクリタキセル、エポシロンA、エポシロンB、エポシロンC、エポシロンD、[1S−[1R,3R(E),7R,10S,11R,12R,16S]]−7−11−ジヒドロキシ−8,8,10,12,16−ペンタメチル−3−[1−メチル−2−(2−メチル−4−チアゾリル)エテニル]−4−アザ−17オキサビシクロ[14.1.0]ヘプタデカン−5,9−ジオン(イクサベピロン)、[1S−[1R,3R(E),7R,10S,11R,12R,16S]]−3−[2−[2−(アミノメチル)−4−チアゾリル]−1−メチルエテニル]−7,11−ジヒドロキシ−8,8,10,12,16−ペンタメチル−4−17−ジオキサビシクロ[14.1.0]−ヘプタデカン−5,9−ジオン、およびこれらの誘導体;他のCDK阻害剤、抗増殖性細胞周期阻害剤、エピポドフィロトキシン(epidophyllotoxin)、エトポシド、VM−26;抗悪性腫瘍酵素、例えば、トポイソメラーゼI阻害剤、カンプトテシン、トポテカン、SN−38;プロカルバジン;ミトキサントロン;白金配位錯体、例えば、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチン;生物学的応答調節物質;増殖阻害剤;抗ホルモン治療薬;ロイコボリン;テガフール;代謝拮抗剤、例えば、プリンアンタゴニスト(例えば、6−チオグアニンおよび6−メルカプトプリン;グルタミンアンタゴニスト、例えば、DON(AT−125;d−オキソ−ノルロイシン);リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤;mTOR阻害剤;および造血成長因子。
【0110】
さらなる細胞毒性剤としては、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ミトキサントロン、メルファラン、ヘキサメチルメラミン、チオテパ、シタラビン、エダトレキサート、トリメトレキサート、ダカルバジン、L−アスパラギナーゼ、ビカルタミド、ロイプロリド、ピリドベンゾインドール誘導体、インターフェロン、およびインターロイキンが挙げられる。
【0111】
腫瘍内科学の分野において、癌に罹っている各患者を治療するために異なる形の治療を併用することは通常行われることである。腫瘍内科学では、本明細書で定義される抗増殖治療に加えて、このような治療の他には、手術、放射線治療または化学療法がありうる。このような化学療法としては、治療薬の3つの主要なカテゴリーが含まれうる:
(i)本明細書の前記で定義されるメカニズムとは異なるメカニズムで機能する前記抗血管新生薬(例えば、リノマイド(linomide)、インテグリンαvβ3機能の阻害剤、アンジオスタチン、ラゾキサン);
(ii)細胞分裂停止薬、例えば、抗エストロゲン剤(例えば、タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、ヨードキシフェン(iodoxifene))、プロゲストーゲン(例えば、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール(borazole)、エキセメスタン)、抗ホルモン薬、抗プロゲストーゲン薬、抗アンドロゲン薬(例えば、フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、酢酸シプロテロン)、LHRHアゴニストおよびアンタゴニスト(例えば、酢酸ゴセレリン、ロイプロリド)、テストステロン5α−ジヒドロレダクターゼの阻害剤(例えば、フィナステリド)、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、抗侵襲薬(例えば、、メタロプロテイナーゼ阻害剤(マリマスタットなど)およびウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター受容体機能の阻害剤)および成長因子機能の阻害剤(このような成長因子としては、例えば、EGF、FGF、血小板由来成長因子および肝細胞増殖因子が挙げられ、このような阻害剤としては、成長因子の抗体、成長因子受容体の抗体、例えば、アバスチン(登録商標)(ベバシズマブ)およびエルビタックス(登録商標)(セツキシマブ)などが挙げられる);チロシンキナーゼ阻害剤およびセリン/スレオニン キナーゼ 阻害剤);ならびに
(iii)腫瘍内科学で用いられる抗増殖性/抗悪性腫瘍薬およびこれらの組み合わせ、例えば、代謝拮抗剤(例えば、葉酸代謝拮抗薬、例えば、メトトレキセート、フルオロピリミジン、例えば、5−フルオロウラシル、プリンおよびアデノシン類似体、シトシンアラビノシド);挿入抗腫瘍抗生物質(例えば、アントラサイクリン、例えば、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシンおよびイダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシン、ミトラマイシン); 白金誘導体(例えば、シスプラチン、カルボプラチン);アルキル化剤(例えば、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロランブシル、ブスルファン、シクロホスファミド、イホスファミド、ニトロソ尿素、チオテパ; 有糸分裂阻害剤(例えば、ビンカアルカロイド、例えば、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンフルニン)およびタキソイド系、例えば、タキソール(登録商標)(パクリタキセル)、タキソテール(ドセタキセル)および微小管安定化剤、例えば、エポシロン類似物質(イクサベピロン)、ディスコデルモリド類似物質、およびエリュテロビン類似物質;トポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エピポドフィロトキシン、例えば、エトポシドおよびテニポシド、アムサクリン、トポテカン、イリノテカン);細胞周期阻害剤(例えば、フラボピリドール);生物学的応答調節物質およびプロテアソーム阻害剤、例えば、ベルケード(登録商標)(ボルテゾミブ)。
【0112】
上記に記載されるように、式(I)−(VIII)の本発明化合物は、それらの抗増殖効果に利益がある。このような本発明化合物は、癌、乾癬、および関節リウマチを含む広い病状に有用であることが期待される。
【0113】
より具体的には、式(I)−(VIII)の化合物は、下記を含む(が限定されない)様々な癌の治療に有用である:
−癌(前立腺、膵管腺、乳房、結腸、肺、卵巣、膵臓および甲状腺の癌を含む);
−中枢および末梢神経系の腫瘍(神経芽細胞腫、神経膠芽腫、および髄芽腫を含む);ならびに
−他の腫瘍(メラノーマおよび多発性骨髄腫を含む)。
【0114】
細胞増殖の調節におけるキナーゼの重要な役割により、一般に、阻害剤は、異常な細胞増殖を特徴とする疾患プロセスのいずれか、例えば、良性前立腺肥厚化、家族性大腸ポリープ症、神経線維腫症、肺の線維症、関節炎、乾癬、糸球体腎炎、血管形成術または血管外科手術後の再狭窄、肥大性瘢痕形成および炎症性腸疾患に有用でありうる可逆的な細胞分裂停止剤として作用しうる。
【0115】
式(I)−(VIII)の化合物は、特に、高頻度のセリン/スレオニンキナーゼ活性を示す腫瘍、例えば、前立腺、結腸、脳、甲状腺および膵臓の腫瘍の治療に有用である。また、本化合物は、肉腫および小児性肉腫の治療に有用でありうる。本発明化合物の組成物(または組み合わせ)の投与により、哺乳類宿主における腫瘍の発生は減少される。
【0116】
式(I)−(VIII)の化合物はまた、キナーゼ(例えば、DYRK1a、CDK、およびGSK3βなど)を介して調節するシグナル伝達経路に関連しうる他の癌疾患(急性骨髄性白血病など)の治療に有用でありうる。本発明組成物は、上記に記載されるような他の治療薬を含有していてもよく、例えば、医薬製剤の分野で周知な技術などに従って、従来の固形または液体ベヒクルまたは希釈剤、ならびに望ましい投与様式に適当なタイプの医薬添加物(例えば、賦形剤、結合剤、保存剤、安定化剤、香料など)を用いることによって製剤化されていてもよい。
【0117】
よって、本発明は、1つまたはそれ以上の式(I)−(VIII)の化合物および医薬的に許容される担体を含む組成物をさらに含む。
【0118】
「医薬的に許容される担体」は、動物、特に哺乳類において生物学的に活性な薬剤の送達に関する技術分野において一般的に許容される媒体を意味する。医薬的に許容される担体は、当業者に周知の種々の因子に従い製剤化される。これらの因子は、限定されないが、例えば、製剤化される活性薬剤のタイプおよび性質;薬物含有組成物を投与する対象;組成物の目的の投与経路;および標的の治療症状などである。医薬的に許容される担体は、例えば、水性および非水性の液状媒体、および種々の固形および半−固形投与剤形である。かかる担体は、活性薬剤に加え、数多くの異なる成分および添加剤を含み、かかる追加の成分は様々な、例えば活性薬剤の安定化、結合剤、などの当業者に周知の理由から製剤に含まれることになる。適切な医薬的に許容される担体、およびそれらの選択に関わる因子についての記述は、容易に入手できる種々の情報源、例えばRemington's Pharmaceutical Sciences, 17th ed., 1985などに見られ、参照によりその全体をここに取り込む。
【0119】
活性成分を含有する本発明の医薬組成物は、例えば、錠剤、トローチ、トローチ剤、水性もしくは油性懸濁液、分散可能な粉末もしくは顆粒、乳濁液、硬もしくは軟カプセル剤、あるいはシロップもしくはエリキシル剤として、経口用途に適した形態でありうる。経口用途を目的とする組成物は、医薬組成物の製造のための分野で公知の方法のいずれかに従って調製されてもよく、このような組成物は、医薬的に洗練され、口当たりの良い製剤を提供するために、甘味剤、香料、着色剤および保存剤からなる群から選択される1つまたはそれ以上の薬剤を含有していてもよい。
【0120】
経口用途のための製剤はまた、活性成分が、不活性な固形希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムもしくはカオリンと混合される硬ゼラチンカプセル剤として、あるいは活性成分が、水可溶性担体、例えば、ポリエチレングリコール、または油媒体、例えば落花生油、液体パラフィン、オリーブオイルと混合される軟ゼラチンカプセル剤として提示されうる。
【0121】
医薬組成物は、滅菌した注射可能な水溶液の形態でありうる。用いられうる許容されるベヒクルおよび溶媒としては、水、リンガー溶液および等張塩化ナトリウム溶液である。滅菌した注射可能な製剤はまた、滅菌した注射可能な水中油型マイクロエマルションであってもよく、活性成分は油層中に溶解されている。例えば、活性成分は、まず、大豆油およびレシチンの混合物中に溶解されうる。続いて、前記油溶液を水およびグリセロール混合物中に含ませ、処理して、マイクロエマルションが形成される。
【0122】
注射可能な溶液またはマイクロエマルションは、局所ボーラス注入によって患者の血流に取り込まれうる。あるいは、前記溶液またはマイクロエマルションを本発明化合物の定常循環濃度を維持するように投与するために有利でありうる。このような定常濃度を維持するために、継続的な点滴装置が用いられうる。このような装置の一例として、Deltec CADD−PLUS(登録商標)モデル5400静脈ポンプがある。
【0123】
医薬組成物は、筋肉内および皮下投与のための滅菌された注射可能な水性もしくは油性懸濁液の形態でありうる。この懸濁液は、上記に記載される適切な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を用いて、公知の技術に従って製剤化されうる。
【0124】
式(I)−(VIII)の化合物は、治療する症状に応じて適切な方法で投与されてもよく、それらは部位特異的な治療の必要性または送達する薬剤の品質に依存する。局所投与は、一般的に皮膚関連疾患において好まれ、全身処置は癌、または前癌の状態において好まれるが、別の送達方式も考慮に入れられる。例えば、該化合物は、例えば錠剤、カプセル、顆粒、粉末、またはシロップなどの液状製剤などの剤形により経口で;液剤、懸濁剤、ゲル剤または軟膏などの剤形により局所的に;舌下から;口腔内で;皮下、静脈内、筋肉内または胸骨内注射、または吸入技術(例えば、滅菌注射用水溶液、または非水性溶液または懸濁液)などの非経口;吸入スプレーなどにより経鼻的に;クリーム剤または軟膏により局所的に、;坐薬などにより経直腸的に;またはリポソーム製剤により送達されてもよい。無毒の医薬的に許容される媒体または希釈剤含む単位剤形で投与されてもよい。組成物は、即放または徐放に適した剤形で投与されてもよい。適切な医薬組成物にすることにより即放性もしくは徐放性にすることができ、特に、皮下インプラントまたは浸透圧ポンプなどの装置にすることにより徐放性とすることができる。
【0125】
局所投与のための典型的な組成物としては、PLASTIBASE(登録商標)(ポリエチレンでゲル化されたミネラル油)などの局所用担体が挙げられる。
【0126】
経口投与のための典型な組成物は、例えば、容積を増やすための結晶セルロース、懸濁剤としてのアルギン酸またはアルギン酸ナトリウム、増粘剤としてのメチルセルロース、、技術的に周知の甘味料および香料を含む懸濁液であり;即放性の錠剤は、例えば結晶セルロース、リン酸水素カルシウム、デンプン、ステアリン酸マグネシウムおよび/または乳糖および/または別の賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤および滑沢剤、例えば技術的に周知のものを含む。本発明の化合物はまた、例えば成形、圧縮、凍結乾燥された錠剤などにより、舌下および/または口腔内投与により、経口で送達されてもよい。代表的な組成物は、速溶解性希釈剤、例えばマンニトール、乳糖、ショ糖および/またはシクロデキストリンを含んでもよい。また、かかる製剤は、高分子賦形剤、例えばセルロース(AVICEL(登録商標))またはポリエチレングリコール(PEG);粘膜への接着を補助する賦形剤、例えばヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ナトリウムカルボキシメチルセルロース(SCMC)、および/または無水マレイン酸共重合体(例えば、GANTREZ(登録商標));放出を制御する薬剤、例えばポリアクリル共重合体(例えば、CARBOPOL934(登録商標))を含んでいてもよい。滑沢剤、流動促進剤、香料、着色剤、および安定剤もまた、製造および使用を簡便にするため添加されてもよい。
【0127】
鼻腔エアロゾルまたは吸入投与のための典型的な組成物として、例えば、ベンジルアルコールまたは他の適切な保存剤、吸収および/またはバイオアベイラビリティを高めるための吸収促進剤、ならびに/あるいは当該技術分野で公知の他の可溶化剤または噴霧剤を含有していてもよい溶液が挙げられる。
【0128】
非経口投与用の典型的な組成物は、例えば、適切な非毒性の局所的に許容される希釈剤または溶解剤、例えばマンニトール、1,3−ブタンジオール、水、リンゲル液、等張食塩水、または別の適切な分散剤または湿潤剤および懸濁剤、例えば合成モノ−またはジグリセリド、および脂肪酸、例えばオレイン酸を含み得る注射可能な液剤または懸濁剤を含む。
【0129】
典型的な直腸投与用の組成物は、例えば、適切な非刺激性の賦形剤、例えばココアバター、合成グリセリドエステルまたはポリエチレングリコール(これらは通常の温度において固形であるが、直腸腔においては液化および/または溶解し、薬剤を放出する)を含み得る坐薬を含む。
【0130】
本発明の化合物がヒト対象に投与される場合、1日の用量は、通常、各患者の年齢、体重、性別および応答性、ならびに患者の症状の重症度に従って一般に変動する用量を用いて処方医師によって決定される。哺乳類のための典型的な投与量は、例えば、1日当たり約0.05から1000mg/kg;1−1000mg/kg;1−50mg/kg;5−250mg/kg;250−1000mg/kg(体重)の活性化合物であり、これらは単回投与でも分割投与、例えば1日当たり1から4回に分けて投与してもよい。特定の対象のための特定の投与量レベルおよび投与頻度は、変動しうるものであり、用いられる具体的な化合物の活性、化合物の代謝安定性および作用期間、対象の種類、年齢、体重、総体的な健康、性別および食事、投与様式および時間、排泄率、薬の組み合わせ、特定の疾患の重症度を含む様々な因子に依存することが理解される。治療に好ましい対象として、動物、最も好ましくは、哺乳類、例えば、ヒト、ならびに愛玩動物、例えば、イヌ、ネコ、ウマなどが挙げられる。よって、用語「患者」が明細書で用いられる場合、この用語は、タンパク質キナーゼ酵素レベルによって影響を受ける全ての対象、最も好ましくは、哺乳類が含まれるものとされる。
【0131】
固定した用量として製剤化される場合、組み合わせ製剤は、例えば、上記に記載の用量範囲内の(I)−(III)の化合物の投与および別の抗癌薬/治療の規定の用量内の投与を用いることができる。組み合わせ製剤が適当ではない場合、式(I)−(III)の化合物および他の抗癌薬/治療は、例えば、同時または連続して投与することができる。連続して投与する場合、本発明は、なんら特定の投与順番に限定されるものではない。例えば、式(I)−(III)の化合物は、公知の抗癌薬または治療の投与の前または後のいずれで投与することができる。
【0132】
生物学的アッセイ
A.CK2キナーゼアッセイ
タンパク質キナーゼの阻害剤としての本発明化合物の有用性は、当業者に公知のアッセイによって容易に試験することができる。例えば、インビトロプロテインキナーゼアッセイは、関連する精製タンパク質キナーゼおよび適当な合成基質を用いて行うことにより、化合物の阻害活性を決定しうる。本化合物によるCK2の阻害アッセイは、10μMのペプチド基質(RRRADDSDDDDD−NH2)、25μM(CK2A1)または5μM(CK2A2)の[γ−33P]ATP(10μCi)、20mM Hepes(pH7.4)、100mM NaCl、10mM MgCl、0.25mM ジチオトレイトール、0.015%のBrij−35、および組み換えCK2A1(10nM,インビトロジェン)またはCK2A2(5nM,Upstate Biotechnology)を含有する反応混合物を含む384ウェルプレート中で行った。反応混合物を30℃で1時間インキュベートし、反応生成物を、ホスホセルロース(P81)濾過プレートに結合させることによって捕捉した。放射性同位体リン酸のペプチド基質への取り込みにより、液体シンチレーション測定によって決定した。化合物のCK2阻害能力は、酵素活性を50%まで阻害するのに必要とされる化合物の濃度として定義するIC50として表す。
【0133】
本発明化合物の阻害活性はまた、組み換えCK2ホロ酵素キナーゼアッセイによって測定されうる。前記アッセイは、U字底384ウェルプレート中で行った。最終アッセイ容積は、15μlの酵素および基質(蛍光ペプチドのFL−RRRADDSDDDDD−NH2およびATP)、アッセイ緩衝液中の試験化合物(20mM HEPES pH7.4、10mM MgCl、100mM NaCl、0.015% Brij35、および0.25mM DTT)から調製した30μlであった。反応は、細菌で発現させたCK2α/βまたはCK2α’/βホロ酵素を基質および試験化合物と合わせることによって開始した。該反応物を室温で60分間インキュベートし、各サンプルに30μlの35mM EDTAを加えることによって終結させた。反応混合液は、蛍光基質およびリン酸化生成物の電気泳動による分離にてCaliper LABCHIP(登録商標)3000(マサチューセッツ州、ホプキントンのCaliper)で解析した。阻害データは、酵素なしのコントロール反応を100%およびベヒクルのみの反応を0%阻害として比較することによって算出した。CK2α/βアッセイにおける試薬の最終濃度は、25μM ATP、1.5μM FL−RRRADDSDDDDD−NH2、50pM CK2α/βホロ酵素、および1.6% DMSOであった。CK2α’/βアッセイにおける試薬の最終濃度は、10μM ATP、1.5μM FL−RRRADDSDDDDD−NH2、100pM CK2α’/βホロ酵素、および1.6% DMSOであった。用量応答曲線を作成して、キナーゼ活性を50%阻害するのに必要とされる濃度(IC50)を決定した。化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中の10mMで溶解させ、11倍の濃度で評価した。IC50値は、非線形回帰分析によって得た。
【0134】
B.細胞増殖阻害アッセイ
化合物は、細胞数に直接相関するミトコンドリアの代謝活性を測定するアッセイを用いて、細胞増殖を阻害する能力について評価した。細胞を96ウェルプレート中に2000個の細胞/ウェルでプレーティングし、2% ウシ胎児血清を補充したRPMI−1640中で24時間培養し、続いて試験化合物を加えた。化合物は、ジメチルスルホキシドの最終濃度が1%を超えないように培地で希釈した。化合物を加え、細胞をさらに72時間培養し、細胞の生存率を、CellTiter96キット(Promega)を用いて3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)色素の変換を測定するか、あるいはCELLTITER96(登録商標)AQueous(Promega)を用いて[3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−5−(3−カルボキシメトキシフェニル)−2−(4−スルホフェニル)−2H−テトラゾリウム(MTS)色素の変換を測定することによって決定した。
【0135】
下記の化合物は、上記に記載のCKキナーゼアッセイで測定されると、表Aに記載のIC50を示すことが見出された。
表A
【表1】
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【0136】
本発明の化合物は、WO2007/038314およびUS2008/0045536に開示の化合物より高まったCK2阻害活性を示す。表Aおよび表Bのデータを比較すると、本発明の化合物、例えば、式(I)の化合物(式(II)、(III)、(IIIa)、(IV)、(V)、(Va)、(Vb)、(VI)、(VIa)、(VII)、(VIII)を含む)は、驚くべきことに、それらのCK2酵素阻害活性および/または他の薬らしさ(drugability)特性について有利である。
表B
【表2】
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【0137】
製造方法
本発明の化合物は、下記のスキームに示される方法によって調製されうる。溶媒、温度、圧力、および他の反応条件は、当業者によって容易に選択されうる。出発物質は、市販品として入手可能であるか、または当業者によって容易に製造されうる。これらのスキームは、例示であって、当業者は、本明細書で開示の化合物を製造するために使用してもよい潜在的な技術を限定することとされるものではない。異なる方法が当業者によって同等でありうる。また、合成における様々な工程が別の配列または順序で実施されて、所望の化合物が得られうる。本明細書で引用される全ての文献は、出典明示により本明細書により込まれるものである。
【0138】
一般に、反応手順を達成するために要する時間は、好ましくは、HPLCまたはTLCなどの方法によって反応をモニターすることによって得られる情報に基づいて、方法を実施する者によって判断される。反応は、本発明に有用であることが必要ではない。本発明に用いられる様々なヘテロ環の製造方法は、標準的な有機化学の教科書、例えば、Katritzky, A.R. et al., eds., Comprehensive Heterocyclic Chemistry, The Structure, Reactions, Synthesis and Uses, of Heterocyclic Compounds, First Edition, Pergamon Press, New York (1984)、およびKatritzky, A.R. et al., eds., Comprehensive Heterocyclic Chemistry II, A Review of the Literature 1982-1995: The Structure, Reactions, Synthesis and Uses, of Heterocyclic Compounds, Pergamon Press, New York (1996)中で見出すことができる。
【0139】
特に断りがなければ、化合物の様々な置換基は、本発明の式(I)の化合物と同一の方法で定義される。
【0140】
一般式(I)の化合物は、スキームAに記載されるように製造されうる。
スキームA
【化43】
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【0141】
イミダゾトリアジン化合物を適切な溶媒中のN−ブロモスクシンアミドなどの求電子試薬でハロゲン化して、ハロイミダゾトリアジン化合物を供した。化合物を、遷移金属触媒の存在下または非存在下にて、求核性シアン化金属試薬(例えば、シアン化亜鉛もしくは銅)で処理して、シアノイミダゾトリアジン化合物を得うる。求核試薬(例えば、アミン)を無溶媒下または適当な溶媒中で加えて、イミダゾトリアジン化合物を供する。例えば、Journal of The Chemical Society, Perkins Transactions I, Vol. 20 (1999)のpp. 2929を参照のこと。イミダゾトリアジン化合物を、適当な溶媒(例えば、DMF)中の適切な酸化剤(例えば、MCPBA)で処理して、イミダゾトリアジン化合物を供した。イミダゾトリアジン化合物を、無溶媒条件下にて求核試薬(例えば、アミン)で処理して、イミダゾトリアジン化合物(I)を供する。
【0142】
同様に、一般式(II)の化合物は、容易に切断可能なR5(例えば、4−メトキシベンジルまたはt−ブチルオキシカロニル)を用い、それを適切な条件を用いて末端をマスクすることなく類似する方法で調製した。
【0143】
あるいは、一般式(I)の化合物はまた、スキームBに従って調製しうる。イミダゾール−2−カルボン酸のエステル化合物は、求電子的にアミノ化し、クロロギ酸エチルと縮合し、アンモニアで環化して、イミダゾトリアジンジアオン化合物を生じうる。ハロゲン化、続いてPOClによる処理により、ジクロロ化合物を生じうる。4−Clを適切なアミンで置換し、続いてシアン化し、Cl原子で置換して、所望のイミダゾトリアジン化合物Iが生成しうる。
スキームB
【化44】
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【0144】
実施例
下記の実施例は、本発明化合物および出発物質の実施態様を示し、特許請求の範囲の範囲に限定するものとされない。容易に参照できるようにするため、下記の略語が本明細書で用いられる:
Aq=水溶液
BOC=tert−ブトキシカルボニル
bp=沸点
Bu=ブチル
DMAP=4−ジメチルアミノピリジン
DIPEAまたはDIEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DME=1,2−ジメトキシエタン
DMF=ジメチルホルムアミド
EDCI=1−3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
Et=エチル
EtO=ジエチルエーテル
HOBT=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
EtOAc=酢酸エチル
EtOH=エタノール
g=グラム
H=水素
l=リットル
mCPBA−メタクロロ過安息香酸
Me=メチル
MeCN=アセトニトリル
MeOH=メタノール
NMP=1−メチル−2−ピロリジノン
Ph=フェニル
Pr=プロピル
PS=ポリスチレン
TEA=トリエチルアミン
TFA=トリフルオロ酢酸
mg=ミリグラム
mlまたはmL=ミリリットル
μl=マイクロリットル
mmol=ミリモル
μmol=マイクロモル
mol=モル
mp=融点
室温=室温
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
LC/MS=液体クロマトグラフィー/質量分析
【0145】
中間体化合物の製造
中間体1
【化45】
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tert−ブチル 3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニルカルバメート
(I1A):酢酸(20mL)中の4−ヒドロキシベンゾニトリル(1g,8.39mmol)の溶液に、臭素(1.038mL,20.15mmol)を室温で滴下して加えた。該該混合物を30分間攪拌した。該混合物を氷上にのせ;該固形物を濾過により回収し、水ですすぎ、乾燥させて、2.25gの3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシベンゾニトリルを白色の固形生成物として得た。
MS (ESI) m/z 277.
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.77 (2 H, s), 6.37 (1 H, br. s.)
【0146】
(I1B):酢酸(70mL)中の3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(2.11g,7.62mmol)の懸濁液に、亜硝酸ナトリウム(2.63g,38.1mmol)を少しずつ加え、泡が発生し、臭素が観察された。添加後、該混合物を50℃で終夜攪拌した。反応物を室温に冷まし;水(250ml)を加え、EtOAcで2回抽出した。抽出物を合わせて、水および食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、該濾液を濃縮して、橙黄色の固形物を得た。該固形物を少量のMeOHで処理し、濾過により収集し、MeOHですすぎ、乾燥させて、1.56gの3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリルを黄色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.26 (2 H, s), 8.11 (1 H, d, J=1.72 Hz), 8.44 (1H, d, J=1.94 Hz)
【0147】
(I1C):DMF(2mL)を−20℃に冷却し、シュウ酸クロリド(0.216mL,2.469mmol)で滴下して徐々に処理した。10分後、DMF(2mL)中の3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリル(200mg,0.823mmol)の溶液を、−10℃以下の内部温度を保ちながらシリンジによりゆっくり加えた。添加後、該混合物を室温に温め、続いて100℃で1.5時間加熱した。反応混合液を冷まし、氷水内に入れた;該混合物を濾過により回収し、水ですすぎ、乾燥させて、172mgの3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロベンゾニトリルを黄褐色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.13 (1 H, d, J=1.76 Hz), 8.02 (1 H, d, J=1.98 Hz)
【0148】
(I1D):THF、MeOHおよび水(60mL,1:1:1)中の3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロベンゾニトリル(0.99g,3.79mmol)、鉄(1.057g,18.93mmol)および塩化アンモニウム(2.025g,37.9mmol)の混合物を1時間加熱還流した。さらなる量の鉄(0.5g)およびNHCl(2g)を加え、さらに2時間加熱し、続いて室温に冷ました。固形物を濾過して除去し、該濾液を濃縮して、有機溶媒を取り除いた。残渣を水で希釈し、EtOAcで2回抽出し、乾燥させ、乾燥するまで濃縮した。生じた固形物をEtOAcでトリチュレートし、固形物をセライトパッドにより濾過して除去し、該濾液を濃縮して、0.88gの3−アミノ−5−ブロモ−4−クロロベンゾニトリルを黄色の固形物として得て、次の反応にそのまま使用した。
【0149】
中間体1:DCM(25mL)中の3−アミノ−5−ブロモ−4−クロロベンゾニトリル(0.88g,3.80mmol)の溶液に、TEA(1.590mL,11.41mmol)、BOCO(1.059mL,4.56mmol)およびDMAP(0.464g,3.80mmol)を加えた。該混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合液を濃縮し、粗生成物をISCOシリカゲルカラム(24g,EtOAc/ヘキサン=0−30%)を用いて精製して、0.667gのtert−ブチル 3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニルカルバメートを白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 331.
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.62 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.59 (1 H, d, J=1.98 Hz), 7.21 (1 H, br. s.), 1.57 (9 H, s)
【0150】
中間体2
【化46】
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4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I2A):350mLの丸底圧力フラスコ内のDMA(150mL)中の7−ブロモ−2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン(6g,20.61mmol)、シアン化亜鉛(1.694g,14.42mmol)および亜鉛粉末(0.270g,4.12mmol)の混合物を真空で排気し、窒素で満たすことによって3回脱気した。ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(1.053g,2.061mmol)を加え、上記工程を3回繰り返した。反応混合液を100℃で4時間加熱した。LCMSにより、少量の脱臭素化副生成物および大部分の生成物を含有する反応が完了したことが示された。反応混合液をセライトのプラグにより濾過し、該濾液を減圧中で濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステム(330gのカラム,0−10%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)を用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した。2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.35g)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 238.0.
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ: 8.05 (s, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.66 (s, 3H).
【0151】
(I2B):シクロプロパンアミン(2.69mL,42.4mmol)を、THF(30mL)中の2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.35g,14.12mmol)の懸濁液に加え、生じた混合物を50℃で終夜加熱した。溶媒を留去し、粗生成物を、自動ISCOシステム(120gのカラム,5−30%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出)を用いてシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーにて精製した。4−(シクロプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.39g)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 247.1.
【0152】
(I2C):水素化ナトリウム(鉱油中で60%,0.890g,22.02mmol)を、室温でDMF(110mL)中の4−(シクロプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.39g,13.76mmol)の溶液に加え、生じた混合物を30分間攪拌した。1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(3.05mL,22.02mmol)を加え、該反応物を80℃で2時間加熱した。反応溶液を酢酸エチル/炭酸水素ナトリウム飽和溶液でクエンチした。有機層を分離し、10%の塩化リチウム溶液で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステム(220gのカラム,5−20%の酢酸エチル/ヘキサン)を用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した。4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(4.59g)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 367.1.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.94 (s, 1H), 7.21 (d, J=5.1 Hz, 2H), 6.86 (d, J=8.6 Hz, 2H), 3.81 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 1.05 (d, J=5.5 Hz, 2H), 0.86 (br. s., 2H).
【0153】
中間体2:mCPBA(7.02g,31.3mmol)を、室温でジクロロメタン(120mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(4.59g,12.53mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、20%のチオ硫酸ナトリウムおよび飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(220gのカラム,0−10%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(4.74g)を白色の泡状固形物として得た。
MS (ESI) m/z 399.1.
1H NMRは、1.2〜1の比率で2種類の回転異性体の混合物を示す (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.14 (s, 1H), 7.36 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 1H), 6.91 - 6.83 (m, 2H), 5.72 (s, 1H), 5.09 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.61 - 3.53 (m, 0.55 H), 3.42 (s, 1.36 H), 3.35 (s, 1.64 H), 3.07 - 2.99 (m, 0.45 H), 1.24 - 1.17 (m, 1.1 H), 1.16 - 1.11 (m, 0.9 H), 1.03 - 0.96 (m, 1.1 H), 0.96 - 0.90 (m, 0.9 H).
【0154】
中間体3
【化47】
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4−((4−メトキシベンジル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I3A):2,2,2−トリフルオロエタンアミン(1252mg,12.64mmol)を、NMP(3mL)中の2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(I2A)(300mg,1.264mmol)の溶液に加え、生じた混合物を120℃で5時間加熱した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中でで濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,0−40%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。2−(メチルチオ)−4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(363mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 289.0
【0155】
(I3B):該化合物は、中間体化合物I2Cを調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−(メチルチオ)−4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルから調製した。4−((4−メトキシベンジル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(405mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 409.1
【0156】
中間体3:該化合物は、中間体化合物2を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、4−((4−メトキシベンジル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(405mg,0.992mmol)から調製した。4−((4−メトキシベンジル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(395mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 441.1
【0157】
中間体4
【化48】
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メチル 3−ブロモ−5−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−クロロベンゾエート
(I4A):メチル 4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエート(15g,76mmol)を酢酸(152ml)中で懸濁させ、続いてNBS(20.31g,114mmol)で処理した。該混合物は均一な黄色の溶液となり、2時間攪拌した。該混合物を水でクエンチし、該懸濁液を濾過した。メチル 3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾエート(20g)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 276, 278. (M, M+2)
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 11.48 (1 H, s), 8.80 (1 H, d, J=1.98 Hz), 8.53 (1 H, d, J=1.98 Hz), 3.95 - 3.99 (3 H, m).
【0158】
(I4B):無水DMF(242ml)を乾燥させた氷/アセトン槽中で−20℃に冷却し、内部温度を注意深くモニターし、この温度またはそれ以下に保った。続いて、無溶媒のシュウ酸クロリド(9.51mL,109mmol)を滴下漏斗によりゆっくり滴下して加え、該管を適切に通気して、発生したガスを逃がした。添加後、白濁した懸濁液を−20℃で30分間攪拌した。次いで、DMF(121ml)中のメチル 3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾエート(10g,36.2mmol)を含有する溶液をゆっくり加え、内部温度が−10℃を超えないようにした。添加後、該懸濁液を室温に温め、続いて100℃に2時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、週末の間攪拌した。暗褐色溶液を氷水中に入れ、EtOAcで希釈した。該水相をEtOAcで2回抽出した。有機層を合わせて、水および食塩水で洗浄し、続いて無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および濃縮により、メチル 3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロベンゾエート(10g)を黄色の固形物として得て、減圧中で終夜乾燥させた。
MS (ESI) m/z 294. (M+H)
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.50 (1 H, d, J=1.98 Hz), 8.35 (1 H, d, J=1.98 Hz), 3.95 - 4.00 (3 H, s)
【0159】
(I4C):Fe粉末(2.84g,50.9mmol)を、AcOH(29.3ml)中のメチル 3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロベンゾエート(5g,16.98mmol)の溶液に加えた。該懸濁液を60℃で1時間加熱した。該管を室温に冷まし、続いてAcOHをロータリーエバポレーターで留去した。残渣を1Lのビーカーに入れ、飽和炭酸水素ナトリウムで慎重に中和した。該沈殿物を、セライトを通して濾過により取り除き、濾液をEtOAcで抽出した。有機層を合わせて、水および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および濃縮して、メチル 3−アミノ−5−ブロモ−4−クロロベンゾエート(4.19g))を黄色の固形物として得た。
MS (ESI), m/z 264
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δppm 7.67 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.38 (1 H, d, J=1.76 Hz), 4.33 (2 H, br. s.), 3.90 (3 H, s)
【0160】
(I4D):メチル 3−アミノ−5−ブロモ−4−クロロベンゾエート(2.16g,8.17mmol)、BOC20(3.79mL,16.33mmol)およびDMAP(0.100g,0.817mmol)を室温でTHF(40.8ml)中に溶解させた。TEA(2.85mL,20.42mmol)を加え、該反応物を室温で5時間攪拌した。5時間後、反応物中に約30%の出発物質が残った。さらに1.8gのBOCO(3.79mL,16.33mmol)を該反応混合物に加え、終夜攪拌させた。反応混合液を濃縮し、残渣をEtOAcおよびHOで分液処理した。有機層を水で2回、食塩水で1回洗浄し、続いて濃縮し、0−50%のEtOAc/Hexで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。メチル 3−(ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−ブロモ−4−クロロベンゾエート(3.06g)。
MS (ESI), m/z 350 (M-C6H12O2), Bocの喪失とエステル加水分解。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm 8.25 (1 H, d, J=1.98 Hz), 7.99 (1 H, d, J=1.98 Hz), 3.90 (3 H, s), 1.39 (18 H, s)
【0161】
中間体4:メチル 3−(ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−ブロモ−4−クロロベンゾエート(3.06g,6.58mmol)を、CHCl(32.9ml)中のTFA(1.015mL,13.17mmol)の溶液中に溶解させた。反応液を室温で45分間攪拌し、続いて飽和NaHCO溶液を加えた。反応混合液をわずかな量のCHClで希釈し、飽和NaHCOで2回洗浄して、残ったTFAを除去した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、メチル 3−ブロモ−5−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−クロロベンゾエート(2.33g)をクリーム状の固形物として得た。
MS (ESI), m/z 350 (M-CH3, エステル加水分解生成物).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.83 (1 H, d, J=1.98 Hz), 8.02 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.15 (1 H, s), 3.96 (3 H, s), 1.58 (9 H, s).
【0162】
中間体5
【化49】
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tert−ブチル メチル (5−ブロモ−4−クロロ−1,3−フェニレン)ビス(4−メトキシベンジルカルバメート)
(I5A):THF(15mL)中のメチル 3−ブロモ−5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロベンゾエート(1g,2.74mmol,中間体化合物4)、MeOH(3.75mL)および水(3.75mL)の攪拌溶液を、LiOH(0.263g,10.97mmol)で処理した。反応液を室温で2時間攪拌した。反応混合液を濃縮し、白色残渣を水中で懸濁し、AcOHでpH6−7に中和させた。該懸濁液を30分間攪拌し、白色の固形物を濾過により回収し、空気中で乾燥させて、3−ブロモ−5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロ安息香酸(0.95g)を得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.85 (s., 1H), 8.04 (d, J=1.54 Hz, 1H), 7.91 (d, J=1.76, 1H), 5.74 (s, 1H), 1.46 (s, 9H)
【0163】
(I5B):ジオキサン(342mL)中の3−ブロモ−5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロ安息香酸(6g,17.11mmol)の攪拌混合物をTEA(7.16mL,51.3mmol)、続いてDPPA(9.18mL,42.8mmol)で処理した。該反応物を、N下において70℃で1.5時間加熱し、続いてメタノール(15mL,17.11mmol)を加え、該反応物を70℃で終夜加熱した。該反応物を水でクエンチし、次いでEtOAcで3回抽出した。有機抽出物を合わせて、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質を、0−17%のEtOAc/Hexで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、tert−ブチル メチル(5−ブロモ−4−クロロ−1,3−フェニレン)ジカルバメート(2.2g)を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.06 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.75 (br. s, 1H), 7.11 (br. s, 1H), 6.63 (br. s., 1H), 3.78 (s, 3H), 1.54 (s, 9H
【0164】
中間体5:DMF(10mL)中のtert−ブチルメチル (5−ブロモ−4−クロロ−1,3−フェニレン)ジカルバメート(710mg,1.870mmol)の攪拌溶液を、0℃でNaHMDS(3.93mL,3.93mmol)に滴下して加えた。反応混合液を15分間攪拌し、1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(0.533mL,3.93mmol)を加えた。反応液を45分間攪拌し、続いて75℃で1.5時間加熱した。該反応物を半飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAcで3回抽出した。有機層を合わせて、MgSOで乾燥させ濾過し、濃縮した。粗製物質を、0%−40%のEtOAc/Hexで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。所望のフラクションを濃縮して、tert−ブチルメチル (5−ブロモ−4−クロロ−1,3−フェニレン)ビス(4−メトキシベンジルカルバメート)(953.4mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.30 (br. s, 1 H), 7.07 (d, J=8.36 Hz, 2 H), 7.00 (d, J=8.58 Hz, 2 H), 6.84 - 6.75 (m, 4H), 3.79 (s, 3 H), 3.78 (s, 2 H), 3.66 (s, 3 H), 1.59 - 1.52 (m, 3 H), 1.34 (br. s, 6 H)
【0165】
中間体6
【化50】
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Tert−ブチル (7−シアノ−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート
(I6A):4−(シクロプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(200mg,0.812mmol,中間体化合物2)およびBocO(0.283mL,1.218mmol)をTHF(4mL)中に入れ、0℃に冷却した。LiHMDS(1.218mL,1.218mmol)を滴下して加え、該反応物を室温にした。反応混合液を6時間攪拌した。さらに0.5当量のBocOおよびLiHMDSを各々加え、該反応物を室温で1時間攪拌した。該反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質を、0−50%のEtOAc/Hexで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。該フラクションを合わせて、tert−ブチル (7−シアノ−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(180mg)を無色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 369 (M+Na)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.08 (s, 1H), 3.24 - 3.12 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 1.47 (s, 9H), 1.08 - 0.97 (m, 2H), 0.81 - 0.68 (m, 2H)
【0166】
(I6B):Tert−ブチル (7−シアノ−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(180mg,0.520mmol)をDCM(5mL)中に入れ、mCPBA(291mg,1.299mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌した。反応混合液をDCMで希釈し、20% NaS2Oおよび飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った白色の固形物を、0−50% EtOAc/Hexで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。Tert−ブチル (7−シアノ−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(163mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 401 (M+Na)
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (s, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.26 - 3.19 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.06 - 0.94 (m, 2H), 0.88 - 0.73 (m, 2H)
【0167】
(I6C):4−(シクロプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(200mg,0.812mmol)およびBocO(0.283mL,1.218mmol)をTHF(4mL)中に入れ、0℃に冷却した。LiHMDS(1.218mL,1.218mmol)を滴下して加え、該反応物を室温にした。反応混合液を6時間攪拌した。さらに0.5当量のBocOおよびLiHMDSを各々加え、該反応物を室温で1時間攪拌した。該反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質を0−50% EtOAc/Hexで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。該フラクションを合わせて、tert−ブチル(7−シアノ−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(180mg)を無色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 369 (M+Na)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.08 (s, 1H), 3.24 - 3.12 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 1.47 (s, 9H), 1.08 - 0.97 (m, 2H), 0.81 - 0.68 (m, 2H)
【0168】
中間体6:Tert−ブチル(7−シアノ−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(180mg,0.520mmol)をDCM(5mL)中に入れ、mCPBA(291mg,1.299mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌した。反応混合液をDCMで希釈し、20% Naおよび飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った白色の固形物を、0−50% EtOAc/Hexで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。Tert−ブチル(7−シアノ−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(163mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 401 (M+Na)
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (s, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.26 - 3.19 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.06 - 0.94 (m, 2H), 0.88 - 0.73 (m, 2H)
【0169】
中間体7
【化51】
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4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I7A):乾燥THF(2mL)(Aldrich,Sure seal)中の2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(70mg,0.295mmol)およびN−(4−メトキシベンジル)エタンアミン(180mg,1.089mmol)の混合物をDIEA(0.35mL,2.004mmol)で処理した。該混合物をマイクロ波にて115℃で8時間加熱した。反応混合液を濃縮した。残渣を冷MeOHでトリチュレートした。固形物を濾過により回収し、冷MeOHおよび水(4x10mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させて、98mgの所望の生成物を得て、そのまま次の工程に使用した。
【0170】
(I7B):mCPBA(343mg,1.531mmol)を、室温でDCM(5mL)中の4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(217mg,0.612mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。LCMSにより、反応の完了が示された。反応混合液をDCMで希釈し、20% Naおよび飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗生成物を、自動biotageシステム(40gのカラム,ジクロロメタン中の0−10% 酢酸エチルで溶出)を用いて、シリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して、235mgの所望の生成物を得た。
MS (ESI) m/z 387.3 (M+1).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.11 (d, J=0.8 Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.97 - 6.79 (m, 2H), 5.72 (s, 1H),5.06 (s, 1H), 4.44 (q, J=7.0 Hz, 1H), 4.00 - 3.83 (m, 1H), 3.82 (d, J=3.5 Hz, 3H), 3.39 (d, J=15.1 Hz, 3H), 1.42 - 1.23 (m, 3H)
【0171】
中間体8
【化52】
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tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート
(I8A):メチル 3−ブロモ−5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロベンゾエート(5g,13.71mmol,中間体化合物4)を、N下にて0℃でTHF(91mL)中に溶解させた。水素化アルミニウムリチウム溶液(10mL,10.00mmol,THF中で1M)を滴下して加えた。反応混合液を2時間攪拌し、その時点でLC/MSにより反応が完了したようであった。水(1.4mL)をゆっくり加え、激しくクエンチした。1MのNaOH水溶液(1.4mL)を滴下して加え、続いてHO(4.2mL)を最後に加えた。該混合物を15分間激しく攪拌し、続いてMgSOを数回すくい上げて加えた。該反応物をEtOで希釈し、1時間攪拌し、セライトを通して濾過した。濃縮して、tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−(ヒドロキシメチル)フェニル)カルバメート(4.08g)を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.19 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.39 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.14 (br. s., 1H), 4.69 (s, 2H), 1.57 (s, 9H).
【0172】
(I8B):tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ヒドロキシメチル)フェニル)カルバメート(4.08g,12.12mmol)を、室温でCHCl(60.6mL)中に溶解させた。デス・マーチン・ペルヨージナン(5.14g,12.12mmol)を加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。該反応はTLCにより完了が示され、水で希釈し、セライトを通して濾過した。水層をCHClで抽出し(3x)、有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(220gのSiO,0〜10% EtOAc−ヘキサン,グラジエント溶離液)により、予想された生成物tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−ホルミルフェニル)カルバメート(2.45g)を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 10.00 (s, 1H), 8.75 (dd, J=1.3, 0.4 Hz, 1H), 7.76 - 7.44 (m, 2H), 7.13 (br. s., 1H), 1.58 (s, 9H).
【0173】
(I8C):tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−ホルミルフェニル)カルバメート(2.45g,7.32mmol)を室温でCHCl(36.6ml)中に溶解させた。DAST(1.451mL,10.98mmol)を加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。該反応は、TLCにより完了が示されず、さらに700μLのDASTを加えた。5時間後、出発物質の痕跡がまだ残っていた。さらに350μLのDASTを加え、反応物を終夜攪拌した。飽和NaHCO水溶液を加え、該反応物を30分間激しく攪拌した。該反応物を、セライトを通して濾過し、該水層をCHClで抽出した(3x)。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(220gのSiO,0〜10% EtOAc−ヘキサン,グラジエント溶離液)により、予想される生成物tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル)カルバメート(1.82g)を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.47 - 8.34 (m, 1H), 7.55 - 7.42 (m, 1H), 7.20 (br. s., 1H), 6.78 - 6.41 (m, 1H), 1.57 (s, 9H).
【0174】
中間体8:tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル)カルバメート(1.82g,5.10mmol)を室温でDMF(11.1.mL)中に溶解させた。NaHMDS(6.12mL,6.12mmol)を滴下して加え、該反応物を30分間攪拌し、4−メトキシベンジルクロリド(0.904mL,6.64mmol)を加え、終夜攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、pptを形成させた。10%のLiCl水溶液を加え、攪拌すると二層が明確となった。該混合物を分液漏斗に注ぎ入れ、有機層を10%のLiCl水溶液の過剰の同等量で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(220gのSiO,0〜8% EtOAc−ヘキサン,グラジエント溶離液)により、予想される生成物tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(2.29g)を得た。
【0175】
中間体9
【化53】
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2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I9A):塩化アンモニウム(121g,2355mmol)およびMTBE(4.5リットル)を、室温で20リットルのRBFに注ぎ入れ、これを−20℃に冷却し、続いて水酸化アンモニウム飽和溶液の2リットルを−20℃で加え、次亜塩素酸ナトリウムを−20℃で1時間加えた。添加後、−20℃で30分間攪拌した。MTBE層を分離し、200mlの食塩水で洗浄し、MTBE層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。15℃でそのまま次の反応で使用した。
【0176】
(I9B):NaH(34.2g,856mmol)を、N雰囲気下にて室温で20Lの丸底フラスコ内に入れた。0℃に冷却し、DMFをN2雰囲気下にて0℃で15分間ゆっくり加えた。添加後、該懸濁液を5分間攪拌し、続いて1LのDMF中に溶解させたエチル 1H−イミダゾール−2−カルボキシレート(100g,714mmol)を0℃で30分間ゆっくり加えた。添加後、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。MTBE(I9A)層中のクロラミン溶液を−20℃で入れた。添加後、15℃にし、該混合物をN雰囲気下にて15℃で2時間攪拌した。反応混合液を0℃に冷却し、1.5Lの10% Naでクエンチし、有機層を分離し、続いて水層を酢酸エチルで逆抽出した(3Lx4)。有機層を合わせて、2X300mlの食塩水で洗浄し、有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、MTBEおよび酢酸エチルを除去した、粗生成物をDMFと共にそのまま次の工程に用いた。
MS(ESI) m/z: 146
【0177】
(I9C):10Lの丸底フラスコ内に、エチル 1−アミノ−1H−イミダゾール−2−カルボキシレート(70g,451mmol)をDMFと共に入れ、DCM(1200ml)を加え、10−15℃に冷ました。続いて、ピリジンを1回で加えた(35ml)。続いて、クロロギ酸エチル(30ml)をゆっくり加え、同一温度で1.5時間攪拌した。1.5時間後、さらにピリジン(25ml)およびクロロギ酸エチル(20ml) を加えた。反応混合液をさらに30分間攪拌した。反応混合液を高真空下で濃縮し、粗残渣を酢酸エチルで希釈し、所定量の飽和クエン酸溶液(250ml)で洗浄した。有機層を分離した。クエン酸層をEtOAcで抽出した(3x500ml)。全ての有機層を合わせて、食塩水で洗浄し(2x150ml)、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、シロップ状ゲルを得た。シロップ状ゲルをエーテルヘキサン混合物でトリチュレートして、65gのエチル 1−((エトキシカルボニル)アミノ)−1H−イミダゾール−2−カルボキシレートを淡黄色の固形物として得た。
MS(ESI) m/z: 228
【0178】
(I9D):エチル 1−((エトキシカルボニル)アミノ)−1H−イミダゾール−2−カルボキシレート(120g,528mmol)を800mlの2−プロパノール中に溶解させ、アンモニアガスで1時間パージして、体積を−50℃で約3倍まで増加させた。続いて、反応混合物を2kgの氷と共にオートクレーブに入れた。これを、8〜10kgの圧力を保ちながら、120℃で20時間加熱した。反応混合液を冷まし、高真空下で濃縮して、水および2−プロパノールを除去した。該粗製固形物を最小量のメタノールで懸濁し、5分間攪拌し、濾過して、59gのイミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンをオフホワイト色の固形物として得た。
【0179】
(I9E):3リットルの4頸丸底フラスコに、イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン(30g,197mmol)および水(50mL)を入れた。該混合物を10〜15℃に冷ました。N−ブロモコハク酸イミド(24.57g,138mmol)を、この温度を保ちながら少しずつ滴下して加えた。添加終了後、混合物を室温で1時間攪拌した。固形物を濾過し、水(100ml)で洗浄した。濾液をジクロロメタンで抽出した(2x150ml)。水層を乾燥するまで濃縮した。固形物を800mlのメタノール中で入れ、濾過した。35gの該固形物を700mLの水中に入れ、80℃で1時間加熱し、焼結漏斗を用いて高温条件で濾過した。ゆっくり室温にした。沈殿した固形物を濾過して、イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンを得た。
MS(ESI) m/z: 231
【0180】
(I9F):オキシ塩化リン(200mL,2178mmol)を、500mlの圧力管中の7−ブロモイミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン(20g,87mmol)およびトリエチルアミン塩酸塩(24g,174mmol)の混合物に加えた。該反応物を110℃で24時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、高真空ポンプを用いて濃縮した。残渣をトルエンで懸濁させ、トルエンで共沸させた(3x250ml)。残渣を1000mlの酢酸エチルおよび500mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液の冷却した混合物中に入れた。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(3x300ml)。有機層を合わせて、炭酸水素ナトリウム水溶液(2x150ml)および100mlの食塩水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、51gの7−ブロモ−2,4−ジクロロイミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジンを得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.99 (s, 1H)
【0181】
中間体9:表題中間体は、I9Fからの中間体化合物10と同様の方法で分離した。
【0182】
中間体10
【化54】
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2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I10A):無水THF(300ml)中の7−ブロモ−2,4−ジクロロイミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン(中間体I9F)(10g,37.3mmol)の溶液を、N−(4−メトキシベンジル)エタンアミン(8.01mL,46.7mmol)で処理し、固形物の急速な沈殿を生じた。反応液を1時間攪拌し;該混合物を減圧中で濃縮した。残渣に、EtOAc(100ml)を加え、該混合物を10分間攪拌した。該塩を濾過して除去し、濾液を0.5Mのクエン酸、飽和NaHCO、水および食塩水で洗浄した。該溶液をNaSOで乾燥させ、溶媒を除去して、7−ブロモ−2−クロロ−N−エチル−N−(4−メトキシベンジル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(15.8g)を得た。
MS (ESI):m/z 398
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 7.80 (d, J=17.5 Hz, 1H), 7.37 - 7.31 (m, 1H), 7.28 (d, J=8.7 Hz, 1H), 6.90 (dd, J=12.3, 8.8 Hz, 2H), 5.67 (s, 1H), 4.93 (s, 1H), 4.39 - 4.22 (m, 1H), 3.74 (d, J=4.3 Hz, 3H), 3.67 - 3.54 (m, 1H), 1.27 - 1.09 (m, 3H)
【0183】
中間体10:オーブンで乾燥させた500mLの丸底フラスコに、7−ブロモ−2−クロロ−N−エチル−N−(4−メトキシベンジル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(12.5g,31.5mmol)およびシアン化銅(I)(9.0g,100mmol)を加えた。該フラスコを窒素下で蓋をし、NMP(250mL)を加えた。該混合物を25℃で5分間攪拌し、該フラスコを3回窒素で排気し、逆充填した。該反応物を135℃(油浴)で21時間攪拌した。該反応物を25℃に冷まし、酢酸エチル(500ml)で希釈し、セライトベッドに通して濾過した。該ベッドをEtOAcで洗浄し(3x100mL)、該濾液を水(1x300mL)および食塩水(3x150ml)で洗浄した。該有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を除去した。該物質をIPAから結晶化し、濾過して、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(11g)を得た。
MS (ESI): m/z 343
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.41 (d, J=16.2 Hz, 1H), 7.42 - 7.27 (m, 2H), 6.97 - 6.85 (m, 2H), 5.66 (s, 1H), 4.95 (s, 1H), 4.33 - 4.23 (m, 1H), 3.74 (d, J=3.5 Hz, 3H), 3.62 (d, J=7.0 Hz, 1H), 1.30 - 1.10 (m, 3H)
【0184】
中間体11
【化55】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I11A):Tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(4.5g,13.57mmol)、Pddba(0.746g,0.814mmol)、BINAP(0.676g,1.086mmol)およびCsCO(8.84g,27.1mmol)を、室温でトルエン(12.0mL)に懸濁させた。Tert−ブチル ピペラジン−1−カルボキシレート(3.29g,17.64mmol)を加え、該反応物を脱気し、アルゴンでパージし、6回脱気した。反応混合液を105℃で終夜加熱した。反応終了後、該反応混合物を室温に冷まし、酢酸エチルで希釈し、セライトを通して濾過し、濃縮した。粗製物質を、0−10% 酢酸エチル−ヘキサンを溶離液として用いて、カラムクロマトグラフィー(ISCO)により精製した。純粋なフラクションを濃縮して、tert−ブチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3.0g)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 437.2
【0185】
(I11B):ジクロロメタン(40mL)中のtert−ブチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.0g,4.58mmol)の攪拌溶液に、トリフルオロ酢酸(8.89mL,115mmol)に室温でゆっくり滴下して加え、室温で3時間攪拌した。反応終了後、該反応混合物を塩化メチレン(300mL)で希釈し、0℃に冷却し、アンモニア溶液で塩基性化し、2回抽出し、有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をジエチルエーテルで数回洗浄し、減圧下で乾燥させて、3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(1.0g)を褐色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 237.5
【0186】
(I11C):ジクロロメタン(10mL)中の3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(1.0g,4.22mmol)の攪拌溶液に、0℃でBocO(0.981mL,4.22mmol)を10分間かけて滴下して加え、続いてトリエチルアミン(0.883mL,6.34mmol)を加えた。反応混合液を室温に温め、1時間攪拌した。反応混合液を塩化メチレン(100mL)で希釈し、食塩水(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、45℃で濃縮して、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.4g)を褐色の固形物として得た。粗製物質をジエチルエーテルで4回洗浄し、減圧下で乾燥させて、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.4g)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 335.1
【0187】
(I11D):乾燥ジオキサン(35mL)中のtert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.0g,2.97mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(1.16g,3.27mmol)の攪拌溶液に、CsCO(1.64g,5.03mmol)を加え、10分間脱気し、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(115mg,0.205mmol)、および9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(172mg,0,297mmol)を加え、続いてPd(OAc)(220mg,0.980mmol)を加え、反応混合物を脱気し、アルゴンで10分間パージし、反応物を100℃に予め加熱した油浴上に4時間置いた。反応終了後、該反応混合物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、酢酸エチル(20mL)で洗浄し、有機層を濃縮して、暗褐色の半固形物を得た。該固形物を、12gのRedisepカラム(溶離液として0−10% メタノール−クロロホルムを使用)を用いてCombiflashにより精製した。純粋なフラクションを濃縮して、オフホワイト色の固形物(1.3g)を得た。この固形物を、結晶化のためにメタノールを加えたテトラヒドロフラン(25mL)中に溶解させて、オフホワイト色の固形物を得て、該固形物を濾過し、減圧下で乾燥させて、tert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(900mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 655.2
【0188】
中間体11:乾燥ジクロロメタン(60mL)中のtert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3.5g,5.34mmol)の攪拌溶液に、2,6−ルチジン(1.867mL,16.03mmol)を加え、続いてトリメチルシリルトリフラート(2.90mL,16.03mmol)を室温で加えた。反応混合液を室温で1時間攪拌した。反応終了後、該反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで2回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、(4.5g)オフホワイトの固形物を得た。この固形物をn−ヘキサンおよびジエチルエーテルで2回洗浄して(50mL)、2,6−ルチジンを除去して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(2.9g)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 555.2
【0189】
中間体12
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I12A):丸底フラスコに、トルエン(58.3ml)中のtert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(5.79g,17.48mmol)、tert−ブチル ピペリジン−4−イルカルバメート(3.5g,17.48mmol)、炭酸セシウム(11.4g,35mmol)、Pd(dba)(1.600g,1.748mmol)およびBINAP(1.088g,1.748mmol)を入れた。該フラスコを窒素で排出とパージをし(4回)、100℃で終夜加熱した。反応混合液を室温に冷まし、メタノールで希釈し、セライトのパッドにより真空濾過した。濾液を減圧中で濃縮した。該粗製残渣を、ISCOシステム(120g,0−100%のEtOAc/CHCl)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製して、I12A(4.316g)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 451.1
【0190】
(I12B):ジクロロメタン(51.6ml)中のI12A(4.36g,9.67mmol)を入れた丸底フラスコに、TFA(12.89ml)を加えた。反応混合液を室温で4時間攪拌した。反応混合液を減圧中で濃縮した。トルエンを粗物質に加え、これを減圧中で濃縮した(3x)。該生成物を真空で終夜そのままにし、それをそのまま次の工程に使用した。ジクロロメタン(97ml)中の3−アミノ−5−(4−アミノピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(2.425g,9.67mmol)を入れた丸底フラスコに、トリエチルアミン(6.74mL,48.4mmol)およびBocO(3.37mL,14.51mmol)を加えた。反応混合液を室温で2時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を含有する分液漏斗に注ぎ入れた。水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。物質を最小量のジクロロメタンおよびエーテル中に入れた。1時間静止後、該固形物を濾過により単離した。該濾液はさらなる量の生成物を含有し、ISCOシステム(80g,0−20%のEtOAc/CHCl)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製した。
tert−ブチル (1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(2.82g)。
MS (ESI) m/z 351.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.74 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.69 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.29 (s, 2H), 3.64 (br. s., 1H), 3.29 (d, J=12.3 Hz, 2H), 2.75 (t, J=10.8 Hz, 2H), 2.14 - 2.02 (m, 2H), 1.69 - 1.57 (m, 2H), 1.47 (s, 9H)
【0191】
(I12C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9,0.912g,2.57mmol)、tert−ブチル(1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(0.902g,2.57mmol)、Pd(OAc)(0.173g,0.771mmol)、DPPF(0.143g,0.257mmol)、キサントホス(0.149g,0.257mmol)、および炭酸セシウム(1.675g,5.14mmol)を丸底フラスコ内で合わせて、ジオキサン(17.14ml)を加えた。該フラスコを窒素で排出し、流入し(3x)、次いで100℃で1時間加熱した。反応混合液をセライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。有機層を濃縮し、該物質を、ISCOシステム(80g,0−100%のEtOAc/Hex)におけるカラムクロマトグラフィーで精製した。tert−ブチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(1.14g)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 669.1 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.94 (s, 1H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.97 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 4.51 (br. s., 1H), 3.79 (s, 3H), 3.71 (s, 2H), 3.66 (br. s., 1H), 3.29 (d, J=11.4 Hz, 2H), 2.80 (t, J=10.7 Hz, 2H), 2.10 (d, J=11.0 Hz, 2H), 1.71 - 1.59 (m, 3H), 1.48 (s, 9H), 1.14 (br. s., 2H), 0.95 - 0.86 (m, 2H)
【0192】
中間体12:ジクロロメタン(5.15ml)中のtert−ブチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(I12C)(0.517g,0.773mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(1.688mL,15.45mmol)を加え、続いてトリフルオロ酢酸(2.381mL,30.9mmol)をゆっくり加えた。反応混合液を室温で2日間攪拌した。反応混合液を45℃で1時間温めた。反応混合液を室温に冷まし、減圧中で濃縮した。室温に冷まし、25mLの2N アンモニア/メタノールを加え、白色の固形物を溶液から発生させた。該スラリーを30分間攪拌し、該固形物を真空濾過により単離し、冷メタノールで洗浄した。2−((3−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (0.1563g)を白色の固形物として単離した。そのまま物質を後の転換に用いた。
MS (ESI) m/z 449.1
【0193】
中間体13
【化57】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(I13A):丸底フラスコに、トルエン(54.2ml)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(5.39g,16.25mmol)、4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン(3.5g,16.25mmol)、炭酸セシウム(10.5g,32.5mmol)、Pd(dba)(1.488g,1.625mmol)およびBINAP(1.012g,1.625mmol)を入れた。該フラスコを窒素で排出とパージを繰り返し(4x)、100℃で2日間加熱した。室温に冷まし、該反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドを通して真空濾過した。濾液を減圧中で濃縮した。粗製残渣を、ISCOシステム(330g,60−95%のCHCl/Hex)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル(3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(3.27g)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 466.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.27 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.00 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.92 (dt, J=7.0, 3.7 Hz, 1H), 3.24 - 3.14 (m, 2H), 2.83 (ddd, J=11.3, 7.9, 3.1 Hz, 2H), 1.98 - 1.88 (m, 2H), 1.80 - 1.68 (m, 2H), 1.55 (s, 9H), 0.93 (s, 9H), 0.09 (s, 6H)
【0194】
(I13B):丸底フラスコに、ジクロロメタン(35.1ml)中のtert−ブチル (3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(I13A)(3.27g,7.02mmol)を入れ、0℃に冷却し、2,6−ルチジン(2.451mL,21.05mmol)を加えた。トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(3.80mL,21.05mmol)を5分にわたり滴下して加えた。1時間後、該反応混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液およびジクロロメタンを加えてクエンチした。該混合物を分液漏斗に移し、該水層をジクロロメタンで抽出した(3x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製残渣を、ISCOシステム(120g,0−50%のEtOAc/CHCl)を用いたカラムクロマトグラフィーで精製した。3−アミノ−5−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(1.892g)を粘着性の黄色の油状物として単離した。
MS (ESI) m/z 366.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.72 (s, 2H), 4.28 (s, 2H), 3.95 - 3.85 (m, 1H), 3.20 (ddd, J=11.2, 7.5, 3.3 Hz, 2H), 2.83 (ddd, J=11.3, 7.9, 3.2 Hz, 2H), 1.98 - 1.86 (m, 2H), 1.80 - 1.68 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.09 (s, 6H)
【0195】
(I13C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体1)(0.646g,1.820mmol)、3−アミノ−5−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(I13B)(0.666g,1.820mmol)、Pd(OAc)(0.123g,0.546mmol)、DPPF(0.101g,0.182mmol)、キサントホス(0.105g,0.182mmol)、および炭酸セシウム(1.186g,3.64mmol)を丸底フラスコ内で合わせて、ジオキサン(12.13ml)を加えた。該フラスコを窒素で排出し、流入し(3x)、続いて100℃で10時間加熱した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドを通して真空濾過した。濾液を減圧中で濃縮し、粗物質を、ISCOシステム(40g,0−100%のEtOAc/Hex)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製した。2−((3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.9309g)を暗黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 684.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.93 (s, 1H), 7.19 (d, J=8.1 Hz, 2H), 6.99 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 3.93 (br. s., 1H), 3.79 (s, 3H), 3.71 (s, 2H), 3.21 (d, J=7.5 Hz, 2H), 2.88 (d, J=8.1 Hz, 2H), 2.00 - 1.89 (m, 2H), 1.77 (br. s., 2H), 1.14 (br. s., 2H), 0.98 - 0.86 (m, 11H), 0.10 (s, 6H)
【0196】
(I13D):丸底フラスコに、テトラヒドロフラン(21.13ml)中の2−((3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(I13C)(1.446g,2.113mmol)を入れ、0℃に冷却し、TBAF (4.23mL,4。23mmol)を加えた。反応混合液を室温で2日間攪拌した。反応混合液を、飽和炭酸水素ナトリウムおよび酢酸エチルを含有する分液漏斗に注ぎ入れた。水層を酢酸エチルで抽出した(3x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製残渣をジクロロメタン中に入れた。白色沈殿物を濾過により単離した。濾液を、ISCOシステム(40g,0−50%のEtOAc/CHCl)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製した。該沈殿物をカラム単離物と合わせて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.816g)を白色の固形物として供した。
MS (ESI) m/z 570.0
【0197】
中間体13:湿ったジクロロメタン(3.16ml)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.27g,0.474mmol)を入れた丸底フラスコに、デス・マーチン・ペルヨージナン(0.402g,0.947mmol)を加えた。反応混合液を室温で2.5時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、チオ硫酸ナトリウムをドープした飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(25g/100mL)を加えてクエンチした。該混合物を、2つの明確な層が見えるようになるまで攪拌した。該混合物を分液漏斗に移し、水層をジクロロメタンで抽出した(3x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中でで濃縮した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.2465g)を黄色の固形物として単離した。
MS (ESI) m/z 568.1
【0198】
中間体14
【化58】
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tert−ブチル (3−ブロモ−5−シアノ−2−フルオロフェニル)カルバメート
(I14A):4−フルオロベンゾニトリル(4.35g,35.9mmol)を硫酸(40mL,750mmol)中に溶解させた。該溶液を0℃に冷却した。NBS(13.56g,75mmol)を加えた。反応混合液を室温にゆっくり温め、続いて室温で3日間攪拌した。反応混合液を氷上に入れた。該スラリーを氷冷水で500mlの体積まで希釈した。無色の沈殿物を濾過により回収した。固形物を、水、続いて、排水のpHが中性になるまでNaHCO溶液で洗浄し、水で再度洗浄し、次いで週末にわたり(2.5日間)大気流中で乾燥させた。3,5−ジブロモ−4−フルオロベンズアミド(9.85g)を得た。推定される純度は60%であった。該粗生成物は、トリブロモ副生成物および位置異性体のジブロモ化合物を含有し、さらに精製することなく次の工程に使用した。
MS(ESI) m/z 294/296/298 (2Br同位体パターンを用いる),
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 8.21 (d, JHF=6 Hz, 2H), 8.18 (bs, 1H), 7.70 (bs, 1H).
19F NMR (376MHz, DMSO-d6) δ -97.6 (t, JHF〜6 Hz).
【0199】
(I14B):オキシ塩化リン(8.0mL,86mmol)を、室温でアセトニトリル(400ml)中の3,5−ジブロモ−4−フルオロベンズアミド(11.27g,粗製,22.7mmol)の懸濁液に加えた。反応混合液を30分間加熱還流した。さらなる量のオキシ塩化リン(8.0mL,86mmol)を加え、該混合物をさらに1時間加熱還流し、室温で終夜攪拌した。沈殿物が形成し、濾過により除去した。(該生成物はアセトニトリル中に高い可溶性を有する)反応混合液を乾燥するまで蒸発させ、次いでEtOACおよびNaHCO溶液の間で分液処理した。有機層をNaHCO溶液で1回以上洗浄し、食塩水で1回、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させた。シリカ(グラジエント 100%のヘキサン〜ヘキサン中で25%のDCM)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製した。3,5−ジブロモ−4−フルオロベンゾニトリル(7.5g)を得た。該物質は、(1H NMRおよび19F NMRにより)3,5−ジブロモ−4−フルオロベンゾニトリル(所望の生成物)、2,3,5−トリブロモ−4−フルオロベンゾニトリル(過剰の臭素化)および2,5−ジブロモ−4−フルオロベンゾニトリル(不適切な位置異性体)の76:17:7混合物である。該物質はさらに精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.41 (d, JHF=6 Hz, 2H).
19F NMR (400MHz, DMSO-d6) δ -91.7 (t, JHF〜6 Hz).
【0200】
中間体14:500mLの丸底フラスコバイアルに、3,5−ジブロモ−4−フルオロベンゾニトリル(5.7g,15.53mmol)(76%の純度,残りはジブロモ位置異性体およびトリブロモ類似化合物)、tert−ブチル カルバメート(2.63g,22.45mmol)パラジウム(ii)アセテート(177mg,0.788mmol)、キサントホス(1.14g,1.970mmol)および炭酸セシウム(19.3g,59.2mmol)を入れた。該フラスコを窒素で排出および流入を2回行った。1,4−ジオキサン(200ml)を加え、該フラスコをを窒素で排出および流入を2回行った。反応混合液を油浴内にて90℃で15時間(激しく攪拌しながら)加熱した。反応混合液を室温に冷まし、セライト層に通して濾過し、蒸発させ、シリカ上におけるカラムクロマトグラフィーにより精製した。(750gのカートリッジ,グラジエント 100%のヘキサン〜ヘキサン中で20%のEtOAc,生成物は17〜21カラム容量倍で溶出する)。tert−ブチル(3−ブロモ−5−シアノ−2−フルオロフェニル)カルバメート(2.93g)を単離した。
MS(ESI) m/Z 315/317
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.65 (bs, 1H), 8.16 (dd, J=6.6, 1.6 Hz, 1H), 8.03 (dd, J=6.0, 2.0 Hz, 1H), 1.49 (s, 9H).
【0201】
実施例1
【化59】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(1A):トルエン(5mL)中のtert−ブチル 3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニルカルバメート(中間体1)(300mg,0.905mmol)、1−メチルピペラジン(0.110mL,0.995mmol)、Pd(OAc)(20.31mg,0.090mmol)、ラセミ体BINAP(56.3mg,0.90mmol)およびCsCO(590mg,1.809mmol)の混合物を、Nで泡立てながら2分間パージした。次いで、該混合物を110℃で終夜加熱した。反応混合物を室温に冷まし、EtOAcで希釈し、水および食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。該粗製物を、ISCO(24g,MeOH/DCM=0−4.5%)により精製して、136mgの−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルカルバメートを黄色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 351.
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.32 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.20 (1 H, s), 6.98 - 7.08 (1 H, m), 3.07 (4 H, t, J=4.40 Hz), 2.63 (4 H, br. s.), 2.39 (3 H, s), 1.57 (9 H, s)
【0202】
(1B):DCM(1.4mL)中のtert−ブチル 2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルカルバメート(135mg,0.385mmol)の溶液に、TFA(0.6mL,3.89mmol)を加えた。該混合物を反応混合中に攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をEtOAcに溶解させ、少量の飽和NaHCOおよび食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、ISCO(12g,EtOAc/DCM=0−60%)により精製して、82mgの3−アミノ−4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾニトリルを得た。
MS (ESI) m/z 251.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.85 (1 H, d, J=1.98 Hz), 6.70 (1 H, d, J=1.98 Hz), 5.80 (2 H, s), 3.31 (3 H, s), 2.90 - 2.99 (4 H, m), 2.23 - 2.30 (4 H, m)
【0203】
(1C):DMF(15mL)中の2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン(5.27g,24.82mmol)および1−ブロモピロリジン−2,5−ジオン(6.19g,34.8mmol)の混合物を、室温で2時間攪拌した。該反応物を水で希釈し、該生成物をジクロロメタンで抽出した(3X50mL)。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。粗生成混合物を、ISCO(10分で0−50%の酢酸エチル/ジクロロメタン,80gのシリカカラム)により精製して、純粋な生成物7−ブロモ−2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン(4.61g)を得た。
MS (ESI) m/z 290.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.60 (s, 1H), 2.69 (s, 3H), 2.64 (s, 3H).
【0204】
(1D):25mLのフラスコに、無水THF(20mL)中の7−ブロモ−2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン(2.0g,6.87mmol)、N−(4−メトキシベンジル)シクロプロパンアミン(1.34g,7.56mmol)の混合物を加えた。反応溶液を−78℃に冷却し、THF溶液(20.61mL,20.61mmol,3当量,THF中で1M溶液)中の1.0Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミドで滴下して処理した。反応液を−78℃で1時間攪拌し、続いて室温にし、3時間攪拌した。該反応物を飽和塩化アンモニウムでクエンチした。該生成物を酢酸エチルで抽出し;有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。粗生成混合物を、ISCO(10分で0−100%の酢酸エチル/ヘプタン,24gのシリカカラム)により精製して、純粋な生成物7−ブロモ−N−シクロプロピル−N−(4−メトキシベンジル)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(2.1g)を得た。
MS (ESI) m/z 420
【0205】
(1E):ジクロロメタン(10mL)中の7−ブロモ−N−シクロプロピル−N−(4−メトキシベンジル)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(2.3g,5.47mmol)の溶液を、室温でm−CPBA(3.07g,13.68mmol)で処理した。反応混合液を2時間攪拌した。反応溶液を5%のNa(2x10mL)、1NのNaCO(2x10mL)および食塩水で洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、乾燥するまで濃縮して、粗生成混合物を得た。粗生成混合物を、ISCO(10分で0−50%の酢酸エチル/ジクロロメタン,80gのシリカカラム)により精製して、純粋な生成物7−ブロモ−N−シクロプロピル−N−(4−メトキシベンジル)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(2.1g)を得た。
MS (ESI) m/z 451.84
【0206】
(1F):丸底フラスコ内において、DMA(30mL)中の7−ブロモ−N−シクロプロピル−N−(4−メトキシベンジル)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(0.115g,0.254mmol)、シアン化亜鉛(0.021g,0.178mmol)、および亜鉛片(4.99mg,0.076mmol)の混合物を、真空で排出し、窒素を流入することによって脱気した。該混合物をビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.026g,0.051mmol)で処理し、上記に記載のように再度脱気し、該反応物を100℃で4時間加熱した。反応混合液を濾過し、該濾液を酢酸エチルで希釈し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。粗生成混合物を、ISCO(20分で0−15%のメタノール/ジクロロメタン,40gのシリカカラム)により精製して、純粋な生成物4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(75mg)を得た。
MS (ESI) m/z 398.97
【0207】
(1G):バイアルに、3−アミノ−4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(56.6mg,0.226mmol)およびテトラヒドロフラン(3mL)を入れた。反応溶液に、水素化ナトリウム(9.03mg,0.226mmol)を加えた。該溶液を室温で1時間攪拌し、続いてテトラヒドロフラン(体積:3mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(60mg,0.151mmol)の溶液を加えた。次に、該溶液を室温で3時間攪拌し、80℃に3時間加熱した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、有機層NaHCO溶液および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗生成混合物を得た。該粗生成物を、ISCO(15分で0−15%のメタノール/ジクロロメタン,24gのシリカカラム)により精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た。MS (ESI) m/z 568.96
【0208】
実施例1:バイアルにおいて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル、 ジクロロメタン(2mL)、アニソール(0.1mL)およびTFA(0.2mL)を加えた。反応溶液を80℃で1時間攪拌した。該溶液を濃縮し、PREP HPLCにより精製して、2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,2TFA(11.1mg)を得た。
MS (ESI) m/z 448.96
1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ 8.70 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.28 (d, J=1.5 Hz, 1H), 3.80 - 3.53 (m, 4H), 3.41 (br. s., 2H), 3.19 (br. s., 2H), 3.10 - 2.93 (m, 4H), 1.06 - 0.91 (m, 2H), 0.82 (dd, J=3.6, 2.1 Hz, 2H).
【0209】
下記に記載の化合物は、実施例1について用いられた合成手順と同様の手順で調製した。
表1
【表3】
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=HPLC条件
YMC S5 ODS4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分。グラジエント,220nmでモニター。
【0210】
実施例52
【化60】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(52A):DMF(2.0mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(63μL,0.361mmol)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体11)(0.100g,0.180mmol)の攪拌溶液に、室温で2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(0.046g,0.216mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。反応終了後、該反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、オフホワイト色の固形物を得て、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(12gのRedisepカラム、0−5%のメタノール/クロロホルムで溶出)、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(100mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 617.2
【0211】
(52B):乾燥ジクロロメタン(2.0mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)−ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(120mg,0.194mmol)の攪拌溶液に、室温でアニソール(0.1mL,0.915mmol)およびトリフルオロ酢酸(0.3mL,3.87mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。反応終了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで2回抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、オフホワイト色の固形物を得た。これを、プレパラティブHPLCにより精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (50mg,0.098mmol,収率50.5%)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 499.2
【0212】
実施例52:乾燥アセトニトリル(2.0mL)、水(4.0mL)中の((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.045g,0.090mmol)の攪拌溶液に、室温で1NのHCl(90μL,0.090mmol)を加えた。反応混合液を室温で10分間攪拌した。反応混合液は透明な溶液に変換した。この混合物をフリーズドライし、凍結乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,塩酸塩(48.0mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 499.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 9.35-9.34 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.15 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 6.50 (m, 1H), 3.32-3.15 (m, 8H), 3.04-2.92 (m, 2H), 0.79- 0.78 (m, 4H).
【0213】
下記に記載の化合物は、実施例5について用いた合成手順と同様の手順により調製した。
表2
【表4】
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=HPLC条件
YMC S5 ODS4.6x50mm,10−90%のメタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分。グラジエント,220nmでモニター。
【0214】
実施例108
【化61】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(108A):メタノール(132μl)およびテトラヒドロフラン(132μl)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体13)(30mg,0.053mmol)および3,3−ジフルオロシクロブタンアミン(6.79mg,0.063mmol)を入れたバイアルに、オルトギ酸トリメチル(58.4μl,0.528mmol)を加えた。反応混合液を室温で攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(6.64mg,0.106mmol)を加え、反応混合物をを室温で6時間攪拌した。反応混合液を水およびメタノールで希釈し、濾過した。該固形物をDMF中に入れ、水および酢酸エチルで分液処理した。水層を酢酸エチルで洗浄した(3x)。有機層を合わせて、10%の塩化リチウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製物質をそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 659.5
【0215】
実施例108:ジクロロメタン(530μl)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (34.9mg,0.053mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(116μl,1.060mmol)を加え、続いて、トリフルオロ酢酸(408μl,5.30mmol)をゆっくり加えた。反応混合液を室温で2日間攪拌した。過剰のTFAを減圧下で除去した。粗製残渣をMeOH中に入れ、Phenomenex Strata 1g SCXカラムを用いて遊離塩基化させた。粗製固形物をプレパラティブLCMSにより精製し、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.4mg)を供した。
MS (ESI) m/z 539.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (d, J=4.0 Hz, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.07 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.28 (d, J=1.3 Hz, 1H), 3.26 (d, J=11.8 Hz, 1H), 3.03 - 2.92 (m, 1H), 2.84 - 2.66 (m, 4H), 2.59 (br. s., 1H), 2.35 (d, J=11.4 Hz, 2H), 1.87 (d, J=11.1 Hz, 2H), 1.51 - 1.36 (m, 2H), 0.78 (d, J=5.4 Hz, 4H)
【0216】
下記に記載の化合物は、実施例108について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表3
【表5】
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=HPLC条件
YMC S5 ODS4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分。グラジエント。
【0217】
実施例151
【化62】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(151A):1,2−ジクロロエタン(5mL)中のベンジル 3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(1.026g,5mmol)、1−メチルピペラジン(0.833mL,7.50mmol)および酢酸(0.429mL,7.50mmol)の混合物を室温で3時間攪拌した。三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.119g,10.00mmol)を加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。少量の水を該反応混合物に加え、反応混合物を120gのISCOカラムに直接載せ、メタノール/ジクロロメタン中で1−12%の2N アンモニアで溶出した)。ベンジル 3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.45g)を褐色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 290.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.39 - 7.28 (m, 5H), 5.09 (s, 2H), 4.05 - 3.97 (m, 2H), 3.89 (dd, J=9.0, 5.3 Hz, 2H), 3.20 - 3.10 (m, 1H), 2.66 - 2.35 (m, 13H), 2.32 (s, 3H), 2.01 (s, 1H).
【0218】
(151B):メタノール(30mL)中のベンジル 3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.45g,5.01mmol)およびPd/C(0.320g,0.150mmol)の混合物を週末にわたり30psiで水素化した。反応混合液をセライトに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物1−(アゼチジン−3−イル)−4−メチルピペラジン(0.78g,5.02mmol,収率100%)を加え、無色の油状物として得て、精製することなく使用した。
MS (ESI) m/z 156.1
【0219】
(151C):表題化合物3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリルは、1−(アゼチジン−3−イル)−4−メチルピペラジンを出発物質として、実施例1A−Bを調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 306.2
【0220】
実施例151: 表題化合物は、実施例1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 504.4
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.50 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 6.72 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.48 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.28 (t, J=7.4 Hz, 2H), 3.94 (dd, J=7.6, 6.0 Hz, 2H), 3.30 (quin, J=6.3 Hz, 1H), 3.06 (tq, J=7.1, 3.5 Hz, 1H), 2.51 (br. s., 8H), 2.34 (s, 3H), 1.69 (s, 2H), 1.15 - 1.08 (m, 2H), 0.85 - 0.79 (m, 2H).
【0221】
下記に記載の化合物は、実施例151について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表4
【表6】
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=HPLC条件
YMC S5 ODS 4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分。グラジエント,220nmでモニター
【0222】
実施例171
【化63】
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(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(171A):tert−ブチルジメチルクロロシラン(6.51g,43.2mmol)を、DMF(60mL)中の(+/−)(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(公開された文献:Fink、BrianらのWO2005/066176の方法に従って調製,10.1g,28.8mmol)およびイミダゾール(3.92g,57.6mmol)の溶液に加えた。該混合物を室温で終夜攪拌した。氷水を加え、該反応混合物をエーテルで2回抽出し、抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(330gのカラム,5−20%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)、(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(13.3g)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 465.4
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 7.42 - 7.29 (m, 5H), 6.69 (d, J=7.2 Hz, 1H), 5.17 - 4.95 (m, 2H), 3.99 - 3.67 (m, 2H), 3.43 - 3.35 (m, 2H), 3.05 - 2.68 (m, 2H), 1.69 (d, J=11.1 Hz, 1H), 1.38 (s, 10H), 0.83 (br. s., 9H), 0.03 (br. s., 6H).
【0223】
(171B):メタノール(250mL)中の(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(13g,28.0mmol)およびPd/C(5%炭素上、1.786g,0.839mmol)の混合物を、30psiで終夜水素化した。該混合物をセライトに通して濾過し、該濾液を減圧中で濃縮し、さらに高真空下にて40℃で終夜乾燥させた。粗生成物を精製することなく用いた。(+/−)−tert−ブチル ((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(8.8g)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 331.2
【0224】
(171C):該化合物は、実施例1Aについての手順を用いて、tert−ブチル ((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(4.5g,13.61mmol)を出発物質として調製した。自動ISCOシステム(330gのカラム,0−10%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)を用いてシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーを行い、3.8gの(+/−)−3−N−Boc−アミノ−5−((3R,4R)−4−N−Boc−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリルをオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 581.3
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.32 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.99 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.42 (br. s., 1H), 3.67 (td, J=9.4, 4.6 Hz, 1H), 3.49 (d, J=7.9 Hz, 1H), 3.38 (ddd, J=11.4, 4.6, 2.3 Hz, 1H), 3.24 - 3.15 (m, 1H), 2.80 (td, J=11.7, 2.3 Hz, 1H), 2.57 (dd, J=11.4, 9.5 Hz, 1H), 2.21 - 2.13 (m, 1H), 1.76 - 1.63 (m, 1H), 1.56 (s, 9H), 1.48 (s, 9H), 0.91 (s, 9H), 0.14 (s, 3H), 0.11 (s, 3H).
【0225】
(171D):(+/−)−3−N−Boc−アミノ−5−((3R,4R)−4−N−Boc−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(118mg,0.203mmol)を、室温でTFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,2mL)で1時間処理した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム/1Nの水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄した。層を分離し、水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(77mg)を褐色の油状物として得た。粗生成物を精製することなく使用した。
MS (ESI) m/z 381.2 (M+H).
【0226】
(171E):(+/−)3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(77mg,0.203mmol)をジクロロメタン(5mL)中に溶解させ、トリエチルアミン(0.057mL,0.406mmol)およびジメチルジカルボネート(40.8mg,0.305mmol)を0℃で加えた。反応混合液を室温で1時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(24gのカラム,0−25%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)、(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(76mg)を淡黄色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 439.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 6.77 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.69 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.61 (br. s., 1H), 4.37 (s, 2H), 3.70 (s, 4H), 3.58 - 3.49 (m, 1H), 3.42 (ddd, J=11.4, 4.6, 2.5 Hz, 1H), 3.26 - 3.19 (m, 1H), 2.77 (td, J=11.8, 2.5 Hz, 1H), 2.56 (dd, J=11.4, 9.7 Hz, 1H), 2.14 (d, J=11.9 Hz, 1H), 0.89 (s, 10H), 0.10 (d, J=5.3 Hz, 6H).
【0227】
(171F):該化合物は、実施例1Gの手順に従って、(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(76mg,0.173mmol)および中間体化合物6を出発物質として調製した。(+/−)−メチル ((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(78mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 757.5 (M+H).
【0228】
(171G):該化合物は、tert−ブチルジメチルシリル/ トリイソプロピルシリル脱保護についての一般的な手順に従って、(+/−)−メチル ((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(78mg,0.103mmol)を出発物質として調製した。63mgの(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメートを白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 643.2 (M+H).
【0229】
実施例171:該化合物は、実施例1に記載の手順に従って、(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(63mg)を出発物質として調製した。(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(25mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 523.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.81 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.05 - 6.98 (m, 1H), 6.77 (br. s., 1H), 4.82 (br. s., 1H), 3.73-3.82 (m, 4H), 3.66 - 3.39 (m, 2H), 3.30 (d, J=10.5 Hz, 1H), 3.06 (dd, J=6.8, 3.5 Hz, 1H), 2.89 - 2.79 (m, 1H), 2.68 (t, J=10.3 Hz, 1H), 2.14 (d, J=10.5 Hz, 1H), 1.83 - 1.72 (m, 1H), 1.11 (q, J=6.7 Hz, 2H), 0.97 - 0.88 (m, 2H), 0.85 - 0.78 (m, 2H).
【0230】
実施例172
【化64】
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(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)アセトアミド
(172A):無水酢酸(0.011mL,0.119mmol)を、0℃でジクロロメタン(5mL)中の(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(実施例171D)(41mg,0.108mmol)の溶液に加えた。反応混合液を室温で1時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(24gのカラム,0.5−5%のメタノール/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−N−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)アセトアミド(44mg)を無色の油状物として得て、静置により固形化させた。
MS (ESI) m/z 423.2 (M+H).
【0231】
実施例172:表題化合物は、実施例171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体1)および(+/−)−N−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)アセトアミドを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 507.4
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (d, J=4.2 Hz, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.11 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.32 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.99 (d, J=4.7 Hz, 1H), 3.61 - 3.50 (m, 2H), 3.61 - 3.50 (m, 2H), 3.41 (d, J=11.7 Hz, 1H), 3.19 (t, J=16.5 Hz, 2H), 3.24 - 3.14 (m, 2H), 3.03 - 2.94 (m, 1H), 2.82 - 2.73 (m, 1H), 1.90 (d, J=10.0 Hz, 1H), 1.94 - 1.87 (m, 1H), 1.85 (s, 3H), 1.64 - 1.45 (m, 2H), 1.37 - 1.22 (m, 2H), 0.79 (d, J=5.3 Hz, 4H).
【0232】
実施例173
【化65】
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メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(173A):ジオキサン(20mL)中のtert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1,600mg,1.809mmol)、(3R,4R)−4−((E)−(4−メトキシベンジリデン)アミノ)ピペリジン−3−オール(424mg,1.809mmol)(公開された文献の方法に従って調製:Fink,BrianらのWO2005/066176)、Pd(dba)(49.7mg,0.054mmol)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(101mg,0.163mmol)、および炭酸セシウム(1474mg,4.52mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回行い、110℃で終夜加熱した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、セライトに通して濾過した。濾液を濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中で0−10%の2N アンモニア)、tert−ブチル (3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(568mg)を褐色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 367.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.30 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.00 (d, J=1.9 Hz, 1H), 3.54 (td, J=9.2, 4.4 Hz, 1H), 3.50 - 3.44 (m, 1H), 3.29 - 3.20 (m, 1H), 2.75 (td, J=11.6, 2.4 Hz, 1H), 2.65 (ddd, J=10.8, 8.7, 4.6 Hz, 1H), 2.59 (dd, J=10.8, 9.7 Hz, 1H), 2.23 (br. s., 3H), 2.03 - 1.95 (m, 1H), 1.72 - 1.61 (m, 1H).
【0233】
(173B):ジメチルジカルボネート(164mg,1.227mmol)を、0℃でジクロロメタン(2mL)中のtert−ブチル(3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(300mg,0.818mmol)およびトリエチルアミン(0.228mL,1.636mmol)の溶液に加え、得られた溶液を室温で1.5時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのゴールドカラム,0−30%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−(N−Boc−アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(150mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 425.4
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.34 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.01 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.81 (br. s., 1H), 3.81 - 3.69 (m, 4H), 3.65 - 3.42 (m, 3H), 3.30 - 3.21 (m, 1H), 2.82 (td, J=11.6, 2.5 Hz, 1H), 2.71 - 2.60 (m, 1H), 2.13 (d, J=8.8 Hz, 1H), 1.82 - 1.69 (m, 1H), 1.57 (s, 9H).
【0234】
(173C):トリイソプロピルシリルトリフルオロメタンスルホネート(0.288mL,1.060mmol)を、ジクロロメタン(5mL)中の((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−(N−Boc−アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(150mg,0.353mmol)およびトリエチルアミン(0.196mL,1.412mmol)の溶液に加え、生じた混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合液を、飽和炭酸水素ナトリウムおよびジクロロメタンの間で分液処理した。層を分離し、水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,0−10%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−(N−Boc−アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(242mg)を褐色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 581.3
【0235】
(173D):メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−(N−Boc−アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(242mg,0.354mmol)を、室温にてTFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,4mL,12.98mmol)で1時間処理した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷たい飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,0−20% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。メチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(135mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 481.3
【0236】
実施例173:表題化合物は、実施例7を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体2)およびN−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−3−イル)アセトアミドを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 523.1 (M+H);
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.89 - 8.78 (m, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.03 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.76 (br. s., 1H), 4.83 (br. s., 1H), 3.83 - 3.69 (m, 4H), 3.67 - 3.53 (m, 2H), 3.40 - 3.26 (m, 1H), 3.08 (dd, J=6.9, 3.3 Hz, 1H), 2.89 - 2.81 (m, 1H), 2.70 (t, J=10.4 Hz, 1H), 2.34 - 2.11 (m, 1H), 1.95 - 1.73 (m, 1H), 1.16 - 1.09 (m, 2H), 0.87 - 0.80 (m, 2H).
【0237】
実施例174
【化66】
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メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(174A):(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチル ジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例171E,927mg,2.112mmol)をキラルSFC(Berger SFC MGIII,カラム:Lux Cel−4 25X3cm ID,5μm;流速:85.0mL/分;移動相:85/15 CO/メタノール;検出器波長:220nm)で分離した。メチル ((3S,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(406mg)を、白色の泡状固形物として得た。各フラクションのエナンチオマー純度は、99.5%以上と推定された。
【0238】
(174B):メチル ((3S,4S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートは、アニリンの4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルへのカップリングについての一般的な手順(実施例7について記載の方法)に従って、メチル ((3S,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(127mg,0.289mmol)を出発物質として調製した。メチル ((3S,4S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(180mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 757.5 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.94 (s, 1H), 7.21 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.98 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.87 (d, J=8.6 Hz, 2H), 4.55 (d, J=7.2 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.77 - 3.73 (m, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.60 - 3.51 (m, 1H), 3.44 (ddd, J=11.4, 4.5, 2.1 Hz, 1H), 3.25 (d, J=11.7 Hz, 1H), 2.86 (td, J=11.7, 2.2 Hz, 1H), 2.65 (dd, J=11.4, 9.4 Hz, 1H), 2.22 (dd, J=13.2, 4.3 Hz, 1H), 1.48 (s, 6H), 1.16 (q, J=6.5 Hz, 2H), 0.93 (s, 12H), 0.15 (s, 3H), 0.13 (s, 3H).
【0239】
実施例174:メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメートは、実施例171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、メチル ((3S,4S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 523.3
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.80 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.02 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.76 (br. s., 1H), 4.81 (br. s., 1H), 3.80 - 3.72 (m, 4H), 3.64 - 3.42 (m, 3H), 3.30 (d, J=10.0 Hz, 1H), 3.06 (td, J=7.0, 3.5 Hz, 1H), 2.87 - 2.79 (m, 1H), 2.68 (t, J=10.4 Hz, 1H), 2.14 (d, J=9.4 Hz, 1H), 1.82 - 1.71 (m, 1H), 1.14 - 1.08 (m, 2H), 0.85 - 0.79 (m, 2H).
【0240】
実施例175
【化67】
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N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド
(175A):tert−ブチル (3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(実施例173A,326mg,0.889mmol)を、室温でTFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,3mL)で1時間処理した。溶媒を留去し、残渣にジクロロメタンを加え、再度濃縮した。該粗製物を減圧中で終夜乾燥させ、続いてメタノール中に溶解させ、メタノール中の2N アンモニアを加えて、TFAを中和し、続いて溶媒を留去した。粗製中間体3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリルを、THF/水(10:1)およびトリエチルアミン(0.186mL,1.333mmol)中に溶解させ、炭酸−ジ−tert−ブチル(255mg,1.17mmol)を0℃で加え、反応溶液を室温で終夜攪拌した。溶媒を留去し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,0−40% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。tert−ブチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(230mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 367.3
【0241】
(175B):クロロトリイソプロピルシラン(0.547mL,2.194mmol)を、DMF(5mL)中のtert−ブチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(230mg,0.627mmol)およびイミダゾール(213mg,3.13mmol)の溶液に加え、得られた溶液を室温で終夜攪拌した。LCMSにより、半分の変換が示された。さらなる量のイミダゾール(2当量,85mg)およびクロロトリイソプロピルシラン(0.2mL)を加え、3時間攪拌し続けた。30%のSMがいまだ残存した。さらなる量のイミダゾール(100mg)およびクロロトリイソプロピルシラン(0.2mL)を加え、該反応物を終夜攪拌した。反応混合液を、酢酸エチルおよび水で分液処理し、該層を分離し、有機層を水で2回より多く洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,10−30%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、tert−ブチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(300mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 523.5
【0242】
(175C):tert−ブチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメートは、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体2)およびtert−ブチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメートを出発物質として調製した。
【0243】
(175D):TFA(1mL,3.24mmol)を、ジクロロメタン(1mL)中のtert−ブチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(184mg,0.219mmol)およびアニソール(20μl,0.183mmol)の溶液に加え、反応溶液を30℃で終夜攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷たい飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,1−4% メタノール/ジクロロメタンで溶出)。2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(126mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 621.4
【0244】
(175E):メタンスルホニルクロリド(7.5μl,0.10mmol)を、ジクロロメタン(1mL)中の2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(25mg,0.040mmol)およびトリエチルアミン(17μl,0.120mmol)の溶液に加え、反応溶液を室温で終夜攪拌した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(12gのカラム,0−40% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(28mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 699.3
【0245】
実施例175:TBAF(THF中で1M,0.048mL,0.048mmol)を、THF(2mL)中のN−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(28mg,0.040mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を留去し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(12gのカラム,0−6%のメタノール/ジクロロメタンで溶出)。N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(21mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 543.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (br. s., 1H), 8.84 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 8.12 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.31 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.17 (d, J=6.9 Hz, 1H), 5.20 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.51 (tt, J=9.7, 5.0 Hz, 1H), 3.45 - 3.38 (m, 1H), 3.25 - 3.17 (m, 2H), 3.06 (br. s., 1H), 3.01 - 2.95 (m, 4H), 2.83 - 2.72 (m, 1H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.66 (qd, J=12.2, 4.2 Hz, 1H), 0.79 (d, J=5.3 Hz, 4H).
【0246】
実施例176
【化68】
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2−メトキシエチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(176A):2−メトキシエチル カルボノクロリダート(5.08mg,0.037mmol)を、ジクロロメタン(1mL)中の2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例174D,19mg,0.031mmol)およびトリエチルアミン(8.53μl,0.061mmol)の溶液に加え、反応溶液を室温で終夜攪拌した。さらなる量の2−メトキシエチルカルボノクロリダート(5.08mg,0.037mmol)を加え、週末にかけて攪拌し続け、約30%のSMが残存した。さらなる量のトリエチルアミン(100μL)および2−メトキシエチルカルボノクロリダート(20μL)を加え、さらに1日攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷たい飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(24gのカラム,0−40%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)、2−メトキシエチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(12mg)を得た。
MS (ESI) m/z 723.4
【0247】
(176B):表題化合物は、実施例化合物175を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−メトキシエチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメートを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 567.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.35 (br. s., 1H), 8.87 (br. s., 1H), 8.21 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.32 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.21 (d, J=8.4 Hz, 1H), 5.02 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.10 - 4.04 (m, 2H), 3.54 - 3.49 (m, 3H), 3.20 - 3.14 (m, 4H), 2.98 (quin, J=5.6 Hz, 1H), 2.81 - 2.71 (m, 1H), 1.88 (d, J=10.9 Hz, 1H), 1.60 - 1.54 (m, 4H), 0.78 (d, J=5.0 Hz, 4H).
【0248】
実施例177
【化69】
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(+/−)−2−(ジメチルアミノ)エチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(177A):炭酸−ジ−tert−ブチル(0.206g,0.945mmol)を、0℃でジクロロメタン(5mL)中の(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(実施例171D,0.3g,0.787mmol)およびトリエチルアミン(0.220mL,1.575mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,5−30%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(342mg)を無色の油状物として得て、次の反応にそのまま使用した。
【0249】
(177B):DMF(5mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体2,185mg,0.464mmol)、(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(223mg,0.464mmol)および炭酸セシウム(302mg,0.927mmol)の混合物を、50℃で4時間加熱した。LCMSにより反応の完了が示された。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、該固形物を濾過して除去した。濾液を減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,10−35%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(270mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 799.4
【0250】
(177C):TFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,4mL,12.98mmol)を、1,2−ジクロロエタン(2mL)中の(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(270mg,0.338mmol)およびアニソール(0.148mL,1.351mmol)溶液に加え、得られた溶液を30℃で終夜加熱し、反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷たい飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄し、該層を分離し、水層をジクロロメタン/メタノール(4/1)で2回またはそれ以上抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,1−7%のメタノール/ジクロロメタンで溶出)、(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(119mg)を得、続いて、メタノール/ジクロロメタン中の6−16%の2Nアンモニアを用いて、(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(8mg)を得た。
MS (ESI) m/z 579.4
【0251】
(177D):THF(1mL)中の(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(32mg,0.055mmol)の溶液を、0℃でTHF(1mL)中のCDI(35.8mg,0.221mmol)に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。THF(1mL)中の2−(ジメチルアミノ)エタノール(44.6mg,0.500mmol)を入れた1ドラムバイアルに、0℃でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中で1M,0.884mL,0.884mmol)を加え、得られた反応溶液を室温で10分間加え、上記中間体に加えた。反応混合液を室温で1時間攪拌し、溶媒を留去し、残渣をジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナトリウムで分液処理した。層を分離し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,1−8%のメタノール/ジクロロメタン)。(+/−)−2−(ジメチルアミノ)エチル((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート (34mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 694.4
【0252】
実施例177:TBAF(THF中で1M,0.059mL,0.059mmol)を、THF(1mL)中の(+/−)−2−(ジメチルアミノ)エチル ((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート (34mg,0.049mmol)の溶液に加え、得られた溶液を室温で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナトリウムに分液処理した。層を分離し、水層をジクロロメタン/メタノール(4/1)で2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中で2−12%の2N アンモニア)。(+/−)−2−(ジメチルアミノ)エチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(22mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 580.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.79 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.07 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.02 (d, J=1.9 Hz, 1H), 5.20 (br. s., 1H), 4.33 - 4.12 (m, 2H), 3.76 (br. s., 1H), 3.65 - 3.51 (m, 2H), 3.35 - 3.27 (m, 1H), 3.07 (tq, J=7.1, 3.5 Hz, 1H), 2.82 (td, J=11.6, 2.1 Hz, 1H), 2.68 (t, J=9.8 Hz, 1H), 2.60 (t, J=5.4 Hz, 2H), 2.32 (s, 6H), 2.17 - 2.10 (m, 1H), 1.83 - 1.69 (m, 1H), 1.16 - 1.07 (m, 2H), 0.86 - 0.80 (m, 2H).
【0253】
実施例178
【化70】
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2−モルホリノエチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
表題化合物は、実施例化合物177を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例175D)および2−モルホリノエタノールを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 622.4
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.81 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.02 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.98 (br. s., 1H), 5.02 (br. s., 1H), 4.27 (br. s., 2H), 3.81 - 3.71 (m, 6H), 3.63 - 3.53 (m, 2H), 3.36 - 3.28 (m, 1H), 3.11 - 3.04 (m, 1H), 2.84 (td, J=11.7, 2.2 Hz, 1H), 2.67 (t, J=5.5 Hz, 3H), 2.54 (br. s., 4H), 2.19 - 2.11 (m, 1H), 1.77 (qd, J=11.8, 3.9 Hz, 1H), 1.15 - 1.09 (m, 2H), 0.86 - 0.80 (m, 2H).
【0254】
実施例179
【化71】
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(+/−)−オキセタン−3−イル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
表題化合物は、実施例化合物177を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例177C)およびオキセタン−3−オールを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 565.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.82 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.03 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.95 (d, J=2.2 Hz, 1H), 5.53 - 5.45 (m, 1H), 5.05 (d, J=6.7 Hz, 1H), 4.92 (t, J=6.9 Hz, 2H), 4.74 - 4.65 (m, 2H), 3.80 (tt, J=9.2, 4.6 Hz, 1H), 3.66 - 3.51 (m, 2H), 3.37 - 3.22 (m, 2H), 3.07 (tq, J=7.1, 3.5 Hz, 1H), 2.85 (t, J=10.8 Hz, 1H), 2.70 (t, J=10.1 Hz, 1H), 2.25 - 2.13 (m, 1H), 1.86 - 1.75 (m, 1H), 1.15 - 1.09 (m, 2H), 0.87 - 0.80 (m, 2H).
【0255】
実施例180
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
(+/−)−1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(180A):ジクロロメタン(10mL)中のオキセタン−3−オン(0.5g,6.94mmol)、アゼチジン−3−オール塩酸塩(1.140g,10.41mmol)および4Aモレキュラ・シーブス(1.5g)の混合物を、室温で4時間攪拌した。三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.94g,13.88mmol)を加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。該沈殿物をセライトのパッドに通して濾過し、濾液を酢酸エチルで希釈し(より多くの沈殿物が出現)、再度濾過した。濾液を減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中で3−10%の2N アンモニア)。1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−オールを無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 130.0
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.71 (t, J=6.7 Hz, 2H), 4.56 - 4.48 (m, 3H), 3.78 (tt, J=6.6, 5.3 Hz, 1H), 3.69 - 3.63 (m, 2H), 3.10 - 3.04 (m, 2H).
【0256】
実施例180:表題化合物は、実施例化合物177を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例177C)および1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−オールから調製した。
MS (ESI) m/z 620.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.81 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.03 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.89 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.19 - 5.12 (m, 1H), 5.03 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.73 (t, J=6.8 Hz, 2H), 4.55 (ddd, J=6.9, 5.2, 2.1 Hz, 2H), 3.88 - 3.82 (m, 1H), 3.81 - 3.75 (m, 1H), 3.72 (t, J=7.4 Hz, 2H), 3.64 - 3.52 (m, 2H), 3.35 - 3.25 (m, 3H), 3.07 (tq, J=7.1, 3.5 Hz, 1H), 2.89 - 2.80 (m, 1H), 2.70 (t, J=10.3 Hz, 1H), 2.18 (d, J=10.5 Hz, 1H), 1.83 - 1.76 (m, 2H), 1.15 - 1.09 (m, 2H), 0.86 - 0.81 (m, 2H).
【0257】
実施例181
【化73】
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(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)モルホリン−4−カルボキサミド
(181A):TFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,3mL,9.73mmol)を、ジクロロメタン(1mL)中の(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例20B,180mg,0.225mmol)およびアニソール(0.098mL,0.901mmol)の溶液に加え、得られた反応混合物を室温で1時間攪拌した。LCMSにより出発物質が使い果たされ、2つの生成物(所望の生成物およびBocの喪失およびPMB副生成物)が形成されたことが示された。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷たい飽和炭酸水素ナトリウム/1Nの水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄した。層を分離し、水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,1−3%のメタノール/ジクロロメタンで溶出)、(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(114mg)および(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg)を得た。
MS (ESI) m/z 699.3 (M+H).
【0258】
(181B):THF(1mL)中の(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40mg,0.057mmol)の溶液を、0℃でTHF(1mL)中のCDI(37.1mg,0.229mmol)を加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。モルホリン(39.9mg,0.458mmol)を加え、該反応混合物を室温で1時間攪拌した。LCMSにより、反応の完了が示された。溶媒を留去し、残渣をジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナトリウムの間で分液処理した。層を分離し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中で2−6%の2Nアンモニア)。(+/−)−N−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)モルホリン−4−カルボキサミド(34mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 812.5 (M+H).
【0259】
実施例181:(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)モルホリン−4−カルボキサミドは、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−N−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)モルホリン−4−カルボキサミドから調製した。
MS (ESI) m/z 578.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.32 (d, J=4.2 Hz, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.10 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.36 (d, J=7.5 Hz, 1H), 3.67 - 3.60 (m, 1H), 3.59 - 3.55 (m, 2H), 3.38 - 3.20 (m, 11H), 3.01 - 2.95 (m, 1H), 2.81 - 2.74 (m, 1H), 1.98 - 1.82 (m, 1H), 1.61 (qd, J=12.2, 4.3 Hz, 1H), 0.81 - 0.77 (m, 4H).
【0260】
実施例182
【化74】
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(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例化合物181を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例177からの副生成物)から調製した。
MS (ESI) m/z 591.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.80 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.03 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.85 (d, J=2.2 Hz, 1H), 4.55 (d, J=5.3 Hz, 1H), 3.77 - 3.68 (m, 2H), 3.63 - 3.56 (m, 1H), 3.47 (q, J=4.5 Hz, 4H), 3.40 - 3.33 (m, 1H), 3.07 (tq, J=7.0, 3.6 Hz, 1H), 2.83 (td, J=11.8, 2.2 Hz, 1H), 2.65 (dd, J=11.5, 9.3 Hz, 1H), 2.46 (t, J=5.0 Hz, 4H), 2.35 (s, 3H), 2.10 - 2.04 (m, 1H), 1.86 - 1.76 (m, 2H), 1.15 - 1.09 (m, 2H), 0.86 - 0.81 (m, 2H).
【0261】
実施例183
【化75】
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(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−モルホリノアセトアミド
(183A):DMF(1mL)中の(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例171E,40mg,0.057mmol)、2−モルホリノ酢酸(9.96mg,0.069mmol)およびHATU(26.1mg,0.069mmol)の混合物を、室温で6時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、濾過した。濾液を減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,5−50% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。(+/−)−N−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)−2−モルホリノアセトアミド(46mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 826.6
【0262】
実施例183:表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−N−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)−2−モルホリノアセトアミドから調製した。
MS (ESI) m/z 592.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) 9.33 (d, J=4.2 Hz, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.12 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.64 (d, J=6.9 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.9 Hz, 1H), 5.00 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.70 - 3.56 (m, 6H), 3.46 - 3.38 (m, 1H), 3.23 (d, J=11.1 Hz, 1H), 3.03 - 2.88 (m, 3H), 2.84 - 2.74 (m, 1H), 2.59 - 2.53 (m, 1H), 2.46 (br. s., 3H), 1.95 - 1.85 (m, 1H), 1.63 (qd, J=12.1, 4.0 Hz, 1H), 0.79 (d, J=5.3 Hz, 4H).
【0263】
実施例184
【化76】
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(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)アセトアミド
実施例化合物183と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 605.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (d, J=4.4 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.11 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.63 (br. s., 1H), 7.33 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.15 - 7.05 (m, 2H), 6.90 - 6.77 (m, 2H), 5.01 (d, J=5.3 Hz, 1H), 3.83 - 3.77 (m, 1H), 3.74 - 3.69 (m, 3H), 3.67 - 3.55 (m, 2H), 3.42 (d, J=9.7 Hz, 1H), 3.23 (d, J=11.7 Hz, 1H), 3.06 - 2.94 (m, 3H), 2.84 - 2.76 (m, 2H), 2.44 (br. s., 2H), 1.91 (d, J=8.9 Hz, 1H), 1.68 - 1.55 (m, 1H), 0.79 (d, J=5.3 Hz, 4H).
【0264】
実施例185
【化77】
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(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)アセトアミド
実施例化合物180と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 581.1
【0265】
実施例186
【化78】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(186A):エタノール(5mL)中のベンジル 7−オキサ−3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−3−カルボキシレート(0.7g,3.00mmol)およびメタンアミン(3.75mL,30.0mmol)の混合物を、密封した反応圧力管内で70℃にて終夜加熱した。反応混合液を室温に冷まし、乾燥するまで濃縮した。残渣をジクロロメタン(5.00mL)中に溶解させ、トリエチルアミン(0.502mL,3.60mmol)および炭酸−ジ−tert−ブチル(0.766mL,3.30mmol) を加え、該反応混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合液を、水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して、無色の油状物を得た。上記油状物を、DMF (5.00mL)中に溶解させ、イミダゾール(0.409g,6.00mmol)およびtert−ブチルジメチルクロロシラン(0.678g,4.50mmol)を加えた。該混合物を室温で終夜攪拌した。水を加え、該反応混合物を酢酸エチルで抽出し(3X)、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(80gのゴールドカラム,5−30%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(異性体A,0.697g)および(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(異性体B,0.556g)を得た。該構造はNMR実験によって確認した(H−1D,13C−1D,COSY,NOESY,dept−H−13C−HSQC,H−13C−HMBC)。
【0266】
異性体A(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート:
MS (ESI) m/z 479.5
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.39 - 7.27 (m, 5H), 5.12 (br. s., 2H), 4.82 (s, 2H), 4.09 (dt, J=13.7, 2.0 Hz, 1H), 4.00 (d, J=10.3 Hz, 2H), 3.61 (br. s., 1H), 3.06 (br. s., 1H), 2.82 (br. s., 4H), 2.05 - 1.92 (m, 1H), 1.51 - 1.37 (m, 11H), 0.89 - 0.85 (m, 9H), 0.11 - 0.06 (m, 6H).
【0267】
異性体B(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート:
MS (ESI) m/z 501.5
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.39 (d, J=4.7 Hz, 5H), 5.29 - 4.96 (m, 2H), 4.84 (s, 2H), 4.27 (br. s., 1H), 4.20 - 4.11 (m, 1H), 3.94 - 3.56 (m, 2H), 2.79 (br. s., 4H), 2.72 - 2.53 (m, 1H), 1.84 (br. s., 1H), 1.65 (br. s., 1H), 1.47 (s, 9H), 0.89 (d, J=2.8 Hz, 9H), 0.26 - -0.11 (m, 6H).
【0268】
(186B):(+/−)−tert−ブチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメートは、実施例化合物171C−Dを調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 495.3
【0269】
実施例186:表題化合物は、実施例化合物174を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−tert−ブチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメートから調製した。
MS (ESI) m/z 479.3
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 8.69 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.01 (d, J=1.9 Hz, 1H), 3.62 (td, J=9.6, 4.7 Hz, 1H), 3.43 (ddd, J=10.8, 4.7, 2.2 Hz, 1H), 3.02 (tt, J=7.2, 3.7 Hz, 1H), 2.71 (td, J=11.9, 2.2 Hz, 1H), 2.57 (t, J=10.4 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.36 (ddd, J=11.3, 9.2, 4.4 Hz, 1H), 2.11 - 2.05 (m, 1H), 1.54 (qd, J=12.2, 4.2 Hz, 1H), 1.02 - 0.98 (m, 2H), 0.80 - 0.74 (m, 2H).
【0270】
実施例187
【化79】
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(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメート
(187A):(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメート(実施例186B,78mg,0.158mmol)を、室温でTFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,0.012mL,0.158mmol)で1時間処理した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷たい飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(12gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−10% 2Nアンモニアで溶出)、(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル (54mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 495.3.
0℃でジクロロメタン(3mL)中の(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(54mg,0.137mmol)およびトリエチルアミン(0.022mL,0.158mmol)の溶液に、ジクロロメタン(1mL)中のジメチルジカルボネート(21.12mg,0.158mmol)を加え、反応溶液を室温で2時間攪拌した。溶媒を留去し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,0−25% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメート(59mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 453.2 (M+H).
【0271】
実施例187:表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメートから調製した。
MS (ESI) m/z 537.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.89 - 8.80 (m, 1H), 7.92 - 7.86 (m, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.04 (dd, J=4.2, 1.7 Hz, 1H), 6.76 (br. s., 1H), 3.76 (br. s., 2H), 3.72 - 3.62 (m, 1H), 3.47 - 3.35 (m, 1H), 3.08 (td, J=6.9, 3.3 Hz, 1H), 3.01 - 2.80 (m, 5H), 2.26 - 2.01 (m, 1H), 2.01 - 1.83 (m, 1H), 1.19 - 1.08 (m, 2H), 0.87 - 0.80 (m, 2H).
【0272】
実施例188
【化80】
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(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(188A):TBAF(THF中で1M,0.774mL,0.774mmol)を、THF(2mL)中の(+/−)−3−N−Boc−アミノ−5−((3R,4R)−4−N−Boc−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(実施例171C,300mg,0.516mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を留去し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,5−60% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)、(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−1−(3−N−Boc−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(254mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 467.2
【0273】
(188B):水素化ナトリウム(鉱油中で60%,15.83mg,0.396mmol)を、室温でTHF中の(+/−)−tert−ブチル ((3R,4R)−1−(3−N−Boc−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(154mg,0.330mmol)およびヨードメタン(61.9μl,0.989mmol)の溶液に加え、該反応混合物を6時間攪拌した。該反応物を、水を加えてクエンチし、酢酸エチル抽出した(3回)。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,0−30% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル ((3R,4R)−1−(3−N−Boc−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメート(95mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 481.2
【0274】
(188C):(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−1−(3−N−Boc−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメート(95mg,0.198mmol)を、室温にてTFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,2mL,6.49mmol)で1時間処理した。溶媒を留去し、該粗製物をジクロロメタン中に再溶解させ、再度濃縮した。粗生成物を減圧下で終夜乾燥させ、トリエチルアミンで中和し、濃縮した。粗生成物を精製することなく使用した。
MS (ESI) m/z 281.2 (M+H).
【0275】
(188D):ジクロロメタン(1mL)中の炭酸−ジ−tert−ブチル(0.028mL,0.119mmol)を、0℃でジクロロメタン(1mL)中の(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(0.028g,0.099mmol)およびトリエチルアミン(0.028mL,0.198mmol)の溶液に加え、得られた反応溶液を室温で2時間攪拌し、溶媒を留去し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,0−30% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメート(26mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 381.1
【0276】
実施例188:表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−tert−ブチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメートから調製した。
MS (ESI) m/z 479.1
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 6.71 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.61 (d, J=1.7 Hz, 1H), 5.00 (td, J=9.6, 4.4 Hz, 1H), 4.00 (ddd, J=11.0, 4.6, 1.9 Hz, 1H), 3.32 - 3.27 (m, 1H), 3.10 - 3.03 (m, 2H), 2.95 - 2.90 (m, 1H), 2.88 (s, 3H), 2.58 (t, J=10.4 Hz, 1H), 2.14 - 2.08 (m, 1H), 1.80 (qd, J=12.3, 4.3 Hz, 1H), 0.98 - 0.89 (m, 2H), 0.79 - 0.71 (m, 2H).
【0277】
実施例189
【化81】
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(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(189A):ジクロロメタン(1mL)中のジメチルジカルボネート(15.93mg,0.119mmol)を、0℃でジクロロメタン(1mL)中の(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(実施例41C,27.8mg,0.099mmol)およびトリエチルアミン(0.028mL,0.198mmol)の溶液に加え、得られた反応溶液を室温で2時間攪拌した。溶媒を留去し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,0−50%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメート(15mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 339.0
【0278】
実施例189:表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−メトキシピペリジン−4−イル)カルバメートから調製した。
MS (ESI) m/z 537.1
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 6.72 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.62 (d, J=1.7 Hz, 1H), 5.23 (td, J=9.6, 4.7 Hz, 1H), 3.88 (ddd, J=16.6, 11.5, 4.9 Hz, 2H), 3.64 (br. s., 3H), 3.4 - 4.269 (m, 1H), 3.07 (tt, J=7.3, 3.7 Hz, 1H), 2.92 (t, J=11.7 Hz, 1H), 2.88 (s, 3H), 2.75 (t, J=10.4 Hz, 1H), 2.26 (d, J=8.3 Hz, 1H), 1.93 - 1.83 (m, 1H), 0.96 - 0.91 (m, 2H), 0.77 - 0.71 (m, 2H).
【0279】
実施例190
【化82】
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(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−3−イル)アセトアミド
(190A):(+/−)−N−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−4−((tert−ブチルジメチル シリル)オキシ)ピペリジン−3−イル)アセトアミドは、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−4−ヒドロキシピペリジン−3−イル)カルバメート(公開された文献:Fink、BrianらのWO2005/066176の方法に従って調製)を出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 423.2
【0280】
(190B):(+/−)−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−3−イル)アセトアミドは、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体2)および(+/−)−N−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−3−イル)アセトアミドを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 507.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.31 (br. s., 1H), 8.83 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.77 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.86 (d, J=5.3 Hz, 1H), 3.73 (d, J=4.7 Hz, 1H), 2.97 (d, J=4.7 Hz, 1H), 2.76 (t, J=10.5 Hz, 1H), 2.00 (d, J=9.7 Hz, 1H), 1.85 (s, 3H), 1.63 (d, J=10.0 Hz, 1H), 0.78 (d, J=5.3 Hz, 4H).
【0281】
実施例191
【化83】
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(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−3−イル)カルバメート
表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−tert−ブチル((3R,4R)−4−ヒドロキシピペリジン−3−イル)カルバメート(公開された文献:Fink、BrianらのWO2005/066176の方法に従って調製)を出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 523.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.80 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.02 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.94 (d, J=2.2 Hz, 1H), 5.37 (br. s, 1H), 3.83 (br. s., 2H), 3.72 (s, 3H), 3.51 (d, J=10.3 Hz, 1H), 3.29 - 3.19 (m, 1H), 3.06 (tq, J=7.0, 3.6 Hz, 1H), 2.95 - 2.86 (m, 1H), 2.85 - 2.74 (m, 1H), 2.56 (br. s., 1H), 2.24 - 2.13 (m, 1H), 1.92 - 1.81 (m, 1H), 1.14 - 1.06 (m, 2H), 0.85 - 0.78 (m, 2H).
【0282】
実施例192
【化84】
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(+/−)−(R)−(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−メチルブタノエート
(192A):ジクロロメタン(1mL)中の(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタン酸(30.4mg,0.140mmol)、テトラメチルフルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(37.0mg,0.140mmol)およびトリエチルアミン(0.039mL,0.280mmol)の混合物を、室温で1時間攪拌した。(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例171,18mg,0.028mmol)およびDMAP(0.342mg,2.80μmol)を加え、反応溶液を室温で1時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(12gのカラム,5−30%の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−(R)−(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタノエート(23mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 842.5 (M+H)
【0283】
実施例192:TFA(DCE中で25%,2ml)を、DCE(1mL)中の(+/−)−(R)−(3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタノエート(23mg,0.027mmol)およびアニソール(0.012mL,0.109mmol)の溶液に加え、得られた溶液を35℃で終夜攪拌した。反応混合液を濃縮し、prep−HPLCにより精製して、表題化合物(13mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 622.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.82 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.00 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.86 (d, J=2.2 Hz, 1H), 5.03 (td, J=9.5, 4.3 Hz, 1H), 4.96 - 4.86 (m, 1H), 3.86 (br. s., 1H), 3.70 (d, J=6.7 Hz, 3H), 3.61 - 3.51 (m, 1H), 3.40 - 3.31 (m, 1H), 3.11 - 3.03 (m, 1H), 2.92 - 2.76 (m, 2H), 2.33 - 2.21 (m, 1H), 2.17 - 2.02 (m, 1H), 1.87 - 1.77 (m, 1H), 1.15 - 1.08 (m, 2H), 1.01 (t, J=6.7 Hz, 3H), 0.91 (dd, J=10.0, 6.7 Hz, 3H), 0.86 - 0.80 (m, 2H)
【0284】
下記に記載の化合物は、実施例192について用いられた合成手順と同様の手順によって調製した。
表4
【表7】
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=HPLC条件
YMC S5 ODS 4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分。グラジエント,220nmでモニター
【0285】
実施例200
【化85】
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メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート
(200A):メチル 3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾエートは、実施例1Aについての手順に従って、メチル 3−ブロモ−5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロベンゾエート(中間体3)および1−メチルピペラジンを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 384.3
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.56 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.48 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.10 (t, J=4.2 Hz, 4H), 2.64 (br. s., 4H), 2.39 (s, 3H), 1.57 (s, 9H).
【0286】
(200B):水酸化リチウム(2.61mL,5.21mmol)を、THF(10mL)およびメタノール(2.5mL)中のメチル 3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾエート(1.0g,2.61mmol)の溶液に加えた。生じた混合物を、室温で終夜攪拌した。反応混合液を濃縮し、アセトニトリルで共沸させて1.30gの粗生成物を得て、さらに精製することなくそのまま用いた。
MS (ESI) m/z 370.1
【0287】
(200C):ジオキサン(34mL)中の粗製3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)安息香酸(2.61mmol)の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(2.220mL,10.30mmol)およびトリエチルアミン(1.914mL,13.74mmol)を加えた。反応混合液を80℃に3時間加熱した。メタノール(5mL)を加え、該反応物をさらに2時間加熱した。該反応物を室温に冷ました。溶媒を留去し、残渣をジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナトリウムに分液処理した。層を分離し、水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(80gのカラム,50−100% 酢酸エチル/ヘキサン(2%のトリエチルアミンを含有)で溶出)、tert−ブチル メチル(4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,3−フェニレン)ジカルバメート(630mg)を得た。
MS (ESI) m/z 399.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.79 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.25 (br. s., 1H), 7.16 (s, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.09 (br. s., 4H), 2.63 (br. s., 4H), 2.39 (s, 3H), 1.56 (s, 9H).
【0288】
(200D):メチル (3−アミノ−4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメートは、実施例化合物171Dを調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチルメチル(4−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,3−フェニレン)ジカルバメートを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 299.1 (M+H).
【0289】
実施例200:表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、3−アミノ−4−クロロ−5−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 532.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.32 (d, J=4.2 Hz, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.10 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.29 (d, J=1.9 Hz, 1H), 3.39 - 3.25 (m, 9H, 水と重複), 3.03 - 2.95 (m, 1H), 2.70 (t, J=11.1 Hz, 2H), 2.34 (br. s., 4H), 2.16 (s, 3H), 1.87 (d, J=11.4 Hz, 2H), 1.65 - 1.53 (m, 2H), 0.80 (d, J=5.5 Hz, 4H).
【0290】
下記に記載の化合物は、実施例化合物200について用いた合成手順と同様の手順により調製した。
表5
【表8】
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=HPLC条件
CHROMOLITH(登録商標)カラム4.6x50mm(5分にわたり10−90% メタノール溶液(0.1%のTFAを含有)で溶出)。4mL/分,220nmでモニター。
【0291】
実施例207
【化86】
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2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(207A):マイクロ波バイアル内のDMF(8ml)中の1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(300mg,1.345mmol)、tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(372mg,1.120mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロリド(92mg,0.112mmol)、およびCsCO(1095mg,3.36mmol)をNで排気し、80℃で6時間加熱した。これをEtOAc(200ml)で希釈し、水(40mLx4)、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を除去し、続いてDCM(0〜3% MeOHを含有)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル)カルバメート (321mg)を固形物として得た。
MS (ESI) m/z 348.22
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.48 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 7.14 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.69 (dt, J=3.2, 1.7 Hz, 1H), 3.12 (q, J=2.7 Hz, 2H), 2.68 (t, J=5.6 Hz, 2H), 2.53 - 2.30 (m, 5H), 1.57 - 1.51 (m, 9H).
【0292】
(207B):DCM(2ml)およびTFA(1mL)中のtert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル)カルバメート(90mg,0.207mmol)の溶液を、室温で2時間攪拌した。溶媒を留去し、続いてプレパラティブHPLC(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10%のメタノール,90%のHO,0.1%のTFA;溶媒B=90%のメタノール,10%のHO,0.1%のTFA,流速42mL/分,0−60% B,20分間)を行った。生成物を含有するHPLCフラクションを、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、3−アミノ−4−クロロ−5−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ベンゾニトリル(43mg)が固形物として残った。
MS (ESI) m/z 248.10 (M+1)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.02 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.79 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.69 (tt, J=3.3, 1.6 Hz, 1H), 3.14 (q, J=2.7 Hz, 2H), 2.73 (t, J=5.7 Hz, 2H), 2.53 - 2.46 (m, 2H), 2.42 (s, 3H).
【0293】
実施例207:DMF(1mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体4,52.4mg,0.131mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ベンゾニトリル(31mg,0.125mmol)およびCsCO(82mg,0.250mmol)の混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。溶媒を留去し、続いてプレパラティブHPLC(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10%のメタノール,90%のHO,0.1%のTFA;溶媒B=90%のメタノール,10%のHO,0.1%のTFA,流速42mL/分,20−100%のB,20分間)を行った。HPLCフラクション(PMB保護生成物を含有)を、Phenomenex Strata−X−C33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、47mgの物質が残り、これをDCM(2ml)中に溶解し、アニソール(0.027mL,0.250mmol)およびTFA(1mL)で処理した。2時間後、さらなる量のTFA(1mL)を加え、反応物を室温で終夜攪拌させた。溶媒を留去し、プレパラティブHPLC(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10%のメタノール,90%のHO,0.1%のTFA;溶媒B=90%のメタノール,10%のHO,0.1%のTFA,流速42mL/分,15−100% B,20分間)を行った。フラクション(該生成物を含有)を、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、該生成物をメタノール中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (20.2mg)が白色の固形物として残った。
MS (ESI) m/z 446.17
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.99 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.61 (s, 1H),7.19 (s, 1H), 6.89 (br. s., 1H), 5.75 (dt, J=3.2, 1.6 Hz, 1H), 3.24 (m., 2H), 3.07 (td,J=7.1, 3.3 Hz, 1H), 2.80 (m, 2H), 2.56 (br. s., 2H), 2.52 (s, 3H), 1.18 - 1.07 (m, 2H), 0.92 - 0.75(m, 2H).
【0294】
実施例208
【化87】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(208A):乾燥マイクロ波バイアル内のtert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(1.0g,3.02mmol)、ジクロロ[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(0.206g,0.302mmol)、およびヨウ化銅(I)(0.115g,0.603mmol)の混合物を窒素で排気した。N,N−ジメチルアセトアミド(3mL)、続いて(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)亜鉛(II)ヨージド(9.52mL,9.05mmol,Journal of Organic Chemistry, 2004, 69, 5120に記載されるように調製したN,N−ジメチルアセトアミド中で約1M溶液)を加えた。該バイアルを密封し、80℃で終夜加熱した。室温に冷まし、該反応物をEtOAcおよび飽和NHCl水溶液の間で分液処理した。これを30分間攪拌させた。該水層をEtOAcで洗浄し、有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、続いてヘキサン(5〜30%のEtOAcを含有)で溶出する円形(radial)シリカゲルクロマトグラフィーにより、tert−ブチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.376g)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 458.21 (M+23)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.48 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.23 - 7.16 (m, 2H), 4.30 (br. s., 2H), 3.21 - 3.12 (m, 1H), 2.94 - 2.76 (m, 2H), 1.90 - 1.78 (m, 2H), 1.58 - 1.54 (m, 11H), 1.51 (s, 9H)
【0295】
(208B):DCM(24mL)中のtert−ブチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(370mg,0.849mmol)の溶液に、TFA(12mL)を加えた。2時間後、溶媒を留去した。残渣をMeOH中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去し、3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(196mg)を残し、次の反応にそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 236.01)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 6.98 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.87 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.84 (s, 2H),3.08 - 2.91 (m, 3H), 2.65 - 2.54 (m, 2H), 1.63 (d, J=12.8 Hz, 2H), 1.47 (qd, J=12.3, 3.8 Hz, 2H).
【0296】
(208C):DCM(2ml)中の3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(168mg,0.713mmol)の懸濁液に、Et3N(0.099mL,0.713mmol)、続いて炭酸−ジ−tert−ブチル(163mg,0.748mmol)を加えた。室温で終夜攪拌し、溶媒を留去して、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(257mg)が白色の固形物として残り、そのまま使用した。
MS (ESI) m/z 358.12
【0297】
(208D):DMF(3mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(142mg,0.357mmol)、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(100mg,0.298mmol)およびCsCO(194mg,0.596mmol)の混合物を、70℃で2時間加熱した。これをEtOAcで希釈し、水および食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを含有する粗製混合物を次の工程に用いた。
【0298】
実施例208:粗製中間体化合物を、DCE(1mL)およびアニソール(20.70μL)中に溶解させ、TFA(0.5mL)を加えた。生じた混合物を50℃で3時間加熱した。溶媒を留去し、続いてプレパラティブHPLC(Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mMの酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5のメタノール:水(20mMの酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたり40−80% B,続いて100%で5分保持。B;流速:20mL/分)にかけた。フラクション(所望の化合物を含有)を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(164mg)を固形物として得た。
MS (ESI) m/z 433.91
【0299】
実施例209
【化88】
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2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2,f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(209A):DMF(3mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(142mg,0.357mmol)、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(100mg,0.298mmol)およびCsCO(194mg,0.596mmol)の混合物を、70℃で2時間加熱した。これをEtOAcで希釈し、水および食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、粗製Boc保護中間体化合物をDCE(1mL)中に溶解させた。TFA(0.5mL)を加え、反応物を室温で1時間攪拌した。該溶媒を留去し、残渣をMeOH中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (164mg)を固形物として残し、次の反応にそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 554.29 (M+1)
【0300】
実施例209:三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(24.10mg,0.114mmol)を、室温でDCE(379μL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (30.0mg、 0.038mmol)、水中で37%のホルムアルデヒド(8.47μL,0.114mmol)およびHOAc(16.27μL,0.190mmol)の攪拌懸濁液に30分間加えた。飽和NaHCO水溶液をゆっくり加え(ガスが発生)、該反応物を10分間攪拌させた。これをDCMで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を留去した。粗製中間体化合物をDCE(1mL)およびアニソール(20.70μL,0.190mmol)中に溶解させ、TFA(0.5mL)を加えた。生じた混合物を50℃で3時間加熱した。溶媒を留去し、続いてプレパラティブHPLC(Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm、5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5のメタノール:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたり40−80% B、続いて100%で5分保持。B;流速:20mL/分)にかけた。フラクション(所望の生成物を含有)を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、14.9mgの2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た。
MS (ESI) m/z 448.20
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.36 (br. s., 1H), 8.90 (br. s., 1H), 8.36 - 8.29 (m, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.58 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.01 - 2.87 (m, 4H), 2.22 (s, 3H), 2.00 (td, J=10.8, 4.1 Hz, 2H), 1.81 - 1.67 (m, 4H), 0.80 (s, 4H).
【0301】
下記に記載の化合物は、実施例化合物209について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表6
【表9】
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=HPLC条件
YMC S5 ODS 4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分グラジエント,220nmでモニター。
【0302】
実施例226
【化89】
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メチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
0℃でCHCl(2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体208A)(30mg,0.054mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.015mL,0.108mmol)、続いてクロロギ酸メチル(CHCLで希釈,10V%)(0.046mL,0.060mmol)を滴下して加えた。該反応は、0℃で1時間以内に完了した。該反応混合物に、アニソール(0.023mL,0.271mmol)、続いてTFA(0.6ml)を加え、次いで50℃で3時間加熱した。該溶媒を留去した。残渣に、MeOH(8ml)中の2N NHを加え、10分間攪拌し、生じた固形物を濾過により回収し、MeOH中の2N NHですすぎ(1mlx2)、風乾させて、メチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(14.5mg)を得た。
MS (ESI) m/z 492.28
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) d 8.96 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.20 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.86 (br. s., 1H), 4.36 (m., 2H), 3.76 (s, 3H), 3.27 (tt, J=12.1, 3.1 Hz,1H), 3.07 (td, J=7.0, 3.4 Hz, 1H), 2.96 - 3.06 (m, 1H), 1.91 (d, J=13.1 Hz, 2H), 1.72 - 1.54 (m, 3H), 1.16 - 1.06 (m,2H), 0.87 - 0.77 (m, 2H).
【0303】
下記に記載の化合物は、実施例化合物226について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表7
【表10】
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=HPLC条件
CHROMOLITH(登録商標)カラム 4.6x50mm(4分にわたり10−90% メタノール溶液(0.1% TFAを含有)で溶出し、220nmでモニター)
【0304】
実施例242
【化90】
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2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(242A):炭酸セシウム(672mg,2.063mmol)、BINAP(64.2mg,0.103mmol)、1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(176mg,1.238mmol)およびPd(dba)(94mg,0.103mmol)を、室温で25mLの丸底フラスコに計り入れた。トルエン(4294μl,1.031mmol)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメートの溶液を加え、該反応物を、減圧下でフラスコ内を排気し、Nでパージすることによって3回脱気した。反応混合液を106℃に16時間加熱し、続いて室温に冷ました。反応混合液をEtOAcで希釈し、超音波処理し、セライトに通して濾過し、濃縮した。該生成物を、カラムクロマトグラフィー (40gのSiO2,30〜100% EtOAc−ヘキサンのグラジエント溶離液)により精製して、312mgのtert−ブチル(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメートを得た。
MS (ESI) m/z 538.4
【0305】
(242B):アニソール(633μl,5.80mmol)を、DCE(3mL)中のtert−ブチル(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(312mg,0.58mmol)の溶液に加え、続いて2.8mLのTFAを加えた。反応液を60℃で3時間攪拌した。残渣をCHClおよび飽和NaHCOの間で分液処理し、CHCl中で抽出した(3x)。該溶液をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解させ、5gのStrata SCXイオン交換カートリッジ上に載せ、MeOHで洗浄した。所望の生成物を、7NのNH−CHOHで溶出した。濃縮し、163.4mgの2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)アニリンを得た。
MS (ESI) m/z 318.1 (M++H).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.70 - 6.66 (m, 1H), 6.64 - 6.60 (m, 1H), 6.61 - 6.38 (m, 1H), 4.72 (quin, J=6.3 Hz, 4H), 4.26 (s, 2H), 3.64 (quin, J=6.4 Hz, 1H), 3.21 - 3.07 (m, 4H), 2.69 - 2.47 (m, 4H).
【0306】
(242C):DMF(1574μl)中の2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)アニリン(50mg,0.157mmol)、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(94mg,0.236mmol)および炭酸セシウム(103mg,0.315mmol)の混合物を、40℃で72時間攪拌した。反応混合液を室温に冷まし、HOで希釈し、EtOAcで抽出した(3x)。有機層を合わせて、10% LiCl溶液で洗浄し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(12gのSiO,0〜100% EtOAc−ヘキサンのグラジエント溶離液)により、2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(76.7mg)を得た。
MS (ESI) m/z 636.4 (M++H).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.05 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.22 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.00 - 6.78 (m, 3H), 4.73 (quin, J=6.3 Hz, 4H), 3.82 (s, 3H), 3.65 (quin, J=6.5 Hz, 1H), 3.16 (t, J=4.7 Hz, 4H), 2.99 (s, 1H), 2.92 (s, 1H), 2.59 (d, J=5.3 Hz, 4H), 1.13 - 1.04 (m, 2H), 0.89 (d, J=4.8 Hz, 2H)
【0307】
実施例242:2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(69mg,0.108mmol)を、室温でDCE(1mL)中に溶解させた。アニソール(59.2μl,0.542mmol)、続いて200μLのTFAを加え、該反応物を40℃で終夜攪拌し、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解させ、1g/6mLのStrata SCXイオン交換カラムに載せ、CHOHで洗浄した。所望の生成物を7NのNH−CHOHで溶出し、Nの気流下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(12gのSiO,0〜20% CHOH−CHClのグラジエント溶離液)を行い、続いてACNでトリチュレートして、2−((2−クロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(14.6mg)を得た。
MS (ESI) m/z 516.3
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.27 (d, J=4.8 Hz, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.99 - 7.85 (m, 1H), 7.13 - 7.07 (m, 1H), 7.21 - 6.84 (m, 1H), 4.63 - 4.55 (m, 2H), 4.50 (t, J=6.2 Hz, 2H), 3.53 (quin, J=6.4 Hz, 1H), 3.13 - 2.98 (m, 5H), 2.48 (d, J=1.3 Hz, 4H), 0.84 - 0.69 (m, 4H).
【0308】
下記に記載の化合物は、実施例化合物242について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表8
【表11】
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YMC S5 ODS4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分グラジエント,220nmでモニター。
【0309】
実施例281
【化91】
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メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート
(281A):DCM(1mL)中のメチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例173D)(0.010g,0.016mmol)の溶液に、ピリジン(0.0063mL,0.078mmol)を加え、−20℃に冷却した。POCl(0.003mL,0.031mmol)を上記反応物に加え、20分間攪拌し、室温に30分で冷まし、水(0.5mL)を加え、さらに10分間攪拌した。出発物質の消費後(LCMSによる)、反応混合物を30℃で濃縮し、残渣を逆相プレパラティブHPLCにより精製し、フラクションを凍結乾燥させて、((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(0.007g)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 723.6
【0310】
実施例281:DCE(1mL)中のメチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4イル)カルバメート(0.007g,0.009mmol)の溶液に、アニソール(0.006mL,0.055mmol)、続いてTFA(DCE中で25%)(1.1mL,3.57mmol)を加え、35℃で終夜置いた。出発物質の消費後(LCMSによる)、反応混合物を濃縮し、残渣をDCM(5mL)中に入れ、減圧濃縮し、同じことを5mLのDCMを用いて1回以上繰り返した。生じた混合物を逆相プレパラティブHPLCにより精製し、回収したフラクションを凍結乾燥させて、メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4 (シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4イル)カルバメート(0.003g)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 723.6
プレパラティブHPLC:カラム:Xteera C18(250x19x10μ);溶媒A=10mM 酢酸アンモニウム pH−4.6;溶媒B=アセトニトリル;時間(分)/%B:0/20,7/50,17/50,18/100;流速16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=16.10分。
1H NMR (400 MHz, MeOH-d4) δ ppm 8.64 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.22 (s, 1H), 4.58 (br. s, 1H), 4.29 - 4.19 (m, 1H), 3.86 (dd, J=11.67, 2.64 Hz, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.56 - 3.49 (m, 2H), 3.09 - 3.05 (m, 1H), 2.86 - 2.75 (m, 3H), 2.68 (s, 1H), 2.29 (br. s, 1H), 1.74 - 1.67 (m, 1H), 1.03 - 0.97 (m, 2H), 0.84 - 0.79 (m, 2H)
【0311】
実施例282
【化92】
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メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例282は、実施例化合物281に類似する方法で調製した。
プレパラティブHPLC:カラム:Xteera C18(250X19X10μ);溶媒A=10mM 酢酸アンモニウムpH−4.6(AcOHで調整);溶媒B=アセトニトリル;時間(分)/%B:0/10,10/70,15/70,16/100;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物保持時間=10.70分。
MS (ESI) m/z 601 (M-1)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.87 (br. s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.14 (d, J=2.01 Hz, 1H), 7.82 (d, J=8.28 Hz, 1H), 7.60 (d, J=8.28 Hz, 1H), 7.32 (d, J=1.51 Hz, 1H), 4.03 - 3.96 (m, 1H), 3.51 (s, 3H), 3.24 - 3.09 (m, 4H), 3.01 - 2.94 (m, 1 H), 2.76 - 2.62 (m, 3H), 2.34 - 2.30 (s, 1H), 1.40 - 1.31 (m, 1H), 0.80 - 0.7 (m, 4 H)
【0312】
実施例283
【化93】
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2−((3−((3R,4S)−4−アミノ−3−フルオロピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
(283A):(3R,4S)−tert−ブチル 4−アミノ−3−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(300mg,1.374mmol)をDCM(8mL)中に入れ、水(1mL)中の炭酸水素ナトリウム(346mg,4.12mmol)の溶液を加えた。反応混合液を0℃に冷却し、クロロギ酸ベンジル(0.235mL,1.649mmol)を滴下して加えた。反応液を0℃で30分間攪拌し、室温にし、終夜攪拌した。反応混合液をDCMおよび水で希釈し、有機層を回収した。水層をDCMで再抽出し、有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−30% EtOAc/Hexで溶出)。該フラクションを合わせて、濃縮して、(3R,4S)−tert−ブチル 4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(450mg)を無色のガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 375 (M+Na)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.39 - 7.28 (m, 5H), 5.30 (d, J=9.0 Hz, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.80 - 4.47 (m, 1H), 4.51 - 3.99 (m, 2H), 3.88 - 3.63 (m, 1H), 3.13 - 2.58 (m, 2H), 1.70 (dddd, J=9.8, 6.3, 4.0, 3.2 Hz, 2H), 1.44 (s, 9H)
【0313】
(283B):ベンジル ((3R,4S)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート,HClは、TFAによる標準的なBoc脱保護手順を用いて、(3R,4S)−tert−ブチル 4−(((ベンジルオキシ) カルボニル)アミノ)−3−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートから調製した。
MS (ESI) m/z 253
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.71 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.42 - 7.28 (m, 5H), 5.06 (s, 2H), 5.01 - 4.84 (m, 1H), 3.98 - 3.73 (m, 1H), 3.56 - 3.43 (m, 1H), 3.36 (dd, J=13.4, 0.7 Hz, 1H), 3.24 (dd, J=19.1, 13.6 Hz, 2H), 3.04 (td, J=9.6, 6.3 Hz, 1H), 1.98 - 1.70 (m, 2H)
【0314】
(283C):Tert−ブチル (3−((3R,4S)−4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメートは、標準的なCbz保護法を用いて、ベンジル((3R,4S)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメートから調製した。
MS (ESI) m/z 503
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.33 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.44 - 7.30 (m, 5H), 7.19 (s, 1H), 6.99 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.22 - 5.08 (m, 3H), 4.94 - 4.70 (m, 1H), 4.01 - 3.77 (m, 1H), 3.74 - 3.57 (m, 1H), 3.43 - 3.32 (m, 1H), 3.08 - 2.90 (m, 1H), 2.89 - 2.78 (m, 1H), 2.13 - 1.99 (m, 1H), 1.99 - 1.90 (m, 1H), 1.55 (s, 9H)
【0315】
(283D):ベンジル((3R,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメートは、実施例化合物1Dに記載の方法を用いて、tert−ブチル(3−((3R,4S)−4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメートから調製した。
MS (ESI) m/z 403
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.55 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.41 - 7.29 (m, 5H), 6.84 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.81 (s, 2H), 5.06 (s, 2H), 4.90 - 4.67 (m, 1H), 3.83 - 3.60 (m, 1H), 3.54 - 3.39 (m, J=11.2 Hz, 1H), 3.13 - 2.90 (m, 1H), 2.75 (t, J=10.7 Hz, 1H), 2.58 - 2.53 (m, 1H), 1.98 - 1.88 (m, 1H), 1.68 (d, J=12.8 Hz, 1H)
【0316】
実施例283:DMF中のベンジル((3R,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート(75mg,0.186mmol)、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(96mg,0.242mmol,中間体2)、およびCsCO(182mg,0.559mmol)を70℃で3時間加熱した。反応混合液を水で希釈し、白色の固形物が析出した。該固形物を真空濾過により回収し、水ですすぎ、減圧下で終夜乾燥させた。該物質をDCE(2mL)中に入れ、アニソール(0.041mL,0.372mmol)を加え、続いてTFA(0.574mL,7.45mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を50℃で1時間加熱して、残った出発物質を脱保護し;Cbz保護および脱保護生成物の混合物が検出された。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該溶液をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、MeOH、続いて7N NH/MeOHですすぎ、生成物を遊離させた。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(0−70% EtOAc/Hexで溶出)、続いて20%(2N NH/MeOH)/DCMに切り替えて、Cbz脱保護生成物を回収した。SCXカラムおよびシリカゲルカラムを1:1 DMF/MeOHで流して、さらなる量の物質を得て、プレパラティブHPLCにより精製した。該フラクションを濃縮し、トルエンで3回共沸させた。フラッシュカラムおよびプレパラティブHPLC精製からの物質を合わせて、MeOHでトリチュレートして、13mgの生成物を得た。該物質を、1mLの1:1 CHCN/HO中に溶解させ、水中の1M HCl(26μL,26μmol)を加えた。該物質を乾燥氷浴内で凍結させ、終夜凍結乾燥させた。2−((3−((3R,4S)−4−アミノ−3−フルオロピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl(11.6mg)を単離した。
MS (ESI) m/z 467
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (d, J=5.5 Hz, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.11 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.90 (br. s, 2H), 7.34 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.09 - 4.82 (m, 1H), 3.65 (t, J=14.1 Hz, 1H), 3.57 - 3.41 (m, J=7.7 Hz, 1H), 3.24 - 3.07 (m, 2H), 2.97 (tt, J=7.5, 4.8 Hz, 1H), 2.86 (t, J=11.6 Hz, 1H), 2.15 - 1.77 (m, 2H), 0.85 - 0.74 (m, 4H)
【0317】
実施例284
【化94】
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メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート,HCl
(284A):(3R,4S)−tert−ブチル 4−アミノ−3−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(100mg,0.458mmol)をDCM(5mL)中に溶解させ、EtN(0.128mL,0.916mmol)を加え、続いて、ジメチルジカルボネート(92mg,0.687mmol)を滴下して加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−4% MeOH/DCMで溶出)。(3R,4S)−tert−ブチル 3−フルオロ−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(135mg)を無色のガム状物として得た。
MS (ESI) m/z 299 (M+Na).
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ ppm 4.96 (br. s., 1H), 4.82 - 4.57 (m, 1H), 4.55 - 4.06 (m, 2H), 3.90 - 3.72 (m, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.11 - 2.62 (m, 2H), 1.86 - 1.69 (m, 2H), 1.47 (s, 9H)
【0318】
(284B):(3R,4S)−tert−ブチル 3−フルオロ−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(127mg,0.460mmol)をDCM(5mL)中に入れ、TFA(0.708mL,9.19mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該溶液をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)に載せ、カラムをMeOH、続いて7N NH/MeOHですすいで、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去して、メチル ((3R,4S)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート(113.5mg)を無色のガム状物として得た。粗製物質をさらに精製することなく次の工程に使用した。
MS (ESI) m/z 177 (M+H).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 5.10 (d, J=8.4 Hz, 1H), 4.94 - 4.71 (m, 1H), 4.00 - 3.80 (m, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.59 (t, J=12.4 Hz, 1H), 3.40 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.17 - 2.98 (m, 1H), 2.91 (ddd, J=12.9, 8.0, 7.0 Hz, 1H), 2.02 - 1.87 (m, 2H)
【0319】
(284C):Tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(90mg,0.271mmol,中間体1)、メチル((3R,4S)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート(62.2mg,0.353mmol)、Pd(dba)(24.85mg,0.027mmol)、BINAP(16.90mg,0.027mmol)、CsCO(265mg,0.814mmol)、およびトルエン(1mL)を、2ドラムバイアル内で合わせた。該バイアルをアルゴンで排気し、充填し、該反応物を110℃で終夜加熱した。該反応物を室温に冷まし、EtOAcで希釈した。該溶液をセライトに通して濾過し、EtOAcですすぎ、該濾液を減圧中で濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して(0−30% EtOAc/Hexで溶出)、58mgの中間体化合物を得た。該物質を1mLのDCM中に入れ、TFA(0.418mL,5.43mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に入れた。該溶液をSCXカラム(2g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、MeOH、続いて7N NH/MeOH溶液ですすいで、生成物を得た。メチル((3R,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート(メチル((3R,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート(29mg)を橙色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 327 (M+H).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 6.76 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.68 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.08 (d, J=7.9 Hz, 1H), 4.90 - 4.67 (m, 1H), 4.35 (br. s., 2H), 4.00 - 3.78 (m, 1H), 3.77 - 3.60 (m, 4H), 3.45 - 3.34 (m, 1H), 3.07 - 2.88 (m, 1H), 2.87 - 2.72 (m, 1H), 2.16 - 1.99 (m, 1H), 1.96 - 1.84 (m, 1H)
【0320】
実施例284:DMF(1mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg,0.075mmol,中間体2)、メチル((3R,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート(29.0mg,0.089mmol)、およびCsCO(73.6mg,0.226mmol)を、80℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、水で2回および食塩水で1回洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/Hexで溶出)。43mgの中間体化合物を得た。該物質をDCE(2mL)中に入れ、アニソール(0.016mL,0,151mmol)を加え、続いてTFA(0.116mL,1.506mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に入れた。該溶液をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、MeOH、続いて7N NH/MeOH溶液ですすいで、該生成物を回収した。該生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−2.5%のMeOH/DCMで溶出)。該物質をプレパラティブHPLCにより再精製した。該フラクションを合わせて、濃縮し、続いて該物質をEtOAc中に入れ、飽和NaHCOで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6.4mgの生成物を得た。該物質を、1mLの1:1 ACN/HO中で懸濁させ、1N HCl溶液(12.2μL,12.2μmol)を加えることによってHCl塩に変換した。該溶液を乾燥氷浴内で凍結させ、終夜凍結乾燥させた。メチル((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)カルバメート,HCl(6.0mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 525
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.32 (br. s., 1H), 8.84 (br. s., 1H), 8.19 (br. s., 1H), 8.10 (br. s., 1H), 7.43 (br. s., 1H), 7.32 (br. s., 1H), 4.99 - 4.63 (m, 1H), 3.83 - 3.65 (m, 1H), 3.64 - 3.37 (m, 5H), 3.15 - 3.03 (m, 1H), 3.01 - 2.78 (m, 2H), 2.15 - 1.85 (m, 1H), 1.70 (br. s., 1H), 0.78 (br. s., 4H)
【0321】
下記に記載の化合物は、実施例化合物284について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表9
【表12】
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=HPLC条件
YMC S5 ODS 4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分。グラジエント,220nmでモニター。
【0322】
実施例300
【化95】
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(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(300A):ジクロロメタン(9.70ml)中の(+/−)−4−ベンジルモルホリン−2−カルボン酸,HCl(0.5g,1.940mmol)を入れた丸底フラスコに、ヒューニッヒ塩基(1.017mL,5.82mmol)、モルホリン(0.203mL,2.328mmol)およびEDC(0.446g,2.328mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。DMAP(先端)、さらなる量のモルホリン(1.164mL,2.328mmol)およびヒューニッヒ塩基(1.017mL,5.82mmol)を加え、16時間攪拌し続けた。反応混合液を、1:1の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびジクロロメタンを含有する分液漏斗に入れた。水層をジクロロメタンで抽出した(2x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製物質を、ISCOシステム(24g,0−20% (20% MeOH/CHCl)/CHClにおけるカラムクロマトグラフィーにより精製した。(4−ベンジルモルホリン−2−イル)(モルホリノ)メタノン(0.17g)を油状物として単離した。
MS (ESI) m/z 292.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.35 - 7.22 (m, 5H), 4.22 (dd, J=10.1, 2.6 Hz, 1H), 3.96 - 3.89 (m, 1H), 3.75 - 3.43 (m, 11H), 2.91 (dt, J=12.0, 2.1 Hz, 1H), 2.72 - 2.66 (m, 1H), 2.41 (dd, J=11.9, 10.1 Hz, 1H), 2.26 (td, J=11.5, 3.4 Hz, 1H)
【0323】
(300B)DCE(1.952ml)中の(4−ベンジルモルホリン−2−イル)(モルホリノ)メタノン(0.17g,0.585mmol)を入れ、0℃に冷却した丸底フラスコに、1−クロロエチルクロロホルメート(0.082mL,0.761mmol)を滴下して加えた。反応混合液を0℃で3時間、室温で16時間攪拌した。反応混合液を減圧中で濃縮した。メタノール(1.952ml)を加え、反応混合物を60℃で2時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、減圧中で濃縮した。該粗製残渣をエーテルでトリチュレートし、白色の固形物が残った。モルホリン−2−イル(モルホリノ)メタノン,HCl(118mg)を白色の固形物として単離した。
1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ 4.72 (dd, J=7.0, 3.7 Hz, 1H), 4.02 - 3.95 (m, 2H), 3.78 - 3.57 (m, 6H), 3.56 - 3.45 (m, 2H), 3.39 - 3.33 (m, 2H), 3.25 (dt, J=13.0, 3.9 Hz, 1H), 3.19 - 3.08 (m, 1H)
【0324】
(300C):該化合物は、実施例化合物1Aについての手順を用いて、モルホリン−2−イル(モルホリノ)メタノン,HCl(0.118g,0.499mmol)を出発物質として調製した。自動ISCOシステム(24gのカラム,0−100% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)を用いたシリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー後、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)フェニル)カルバメート(90.9mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 451.3 (M+H)
【0325】
(300D):tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)フェニル)カルバメート(91mg,0.202mmol)を入れた丸底フラスコに、ジクロロメタン(1076μl)およびTFA(269μl)を加えた。反応混合液を室温で3時間攪拌した。過剰量のTFAを減圧中での濃縮により留去した。該粗製残渣を、Phenomenex Strataの1g SCXカラムを用いて、遊離塩基化した。該カラムを、3カラム容量倍のメタノールおよび3カラム容量倍の3.5N アンモニア/メタノールで流し出した。該アンモニア層を減圧中で濃縮して、3−アミノ−4−クロロ−5−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)ベンゾニトリル(68mg,0.194mmol,96%)を得た。
MS (ESI) m/z 351.1 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.79 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.74 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.44 - 4.32 (m, 3H), 4.09 - 4.02 (m, 1H), 3.86 (td, J=11.2, 2.4 Hz, 1H), 3.78 - 3.65 (m, 6H), 3.59 - 3.50 (m, 2H), 3.40 (dt, J=12.2, 2.3 Hz, 1H), 3.16 (dd, J=11.7, 1.5 Hz, 1H), 3.03 (dd, J=12.2, 10.0 Hz, 1H), 2.92 (td, J=11.6, 3.1 Hz, 1H)
【0326】
(300E):DMF(692μl)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38.6mg,0.097mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)ベンゾニトリル(34mg,0.097mmol)およびCsCO(63.2mg,0.194mmol)の混合物を、50℃で4時間加熱した。室温に終夜冷まし、該反応混合物を、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を含有する分液漏斗に移した。水層を酢酸エチルで抽出した(3x)。有機層を合わせて、10% 塩化リチウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。物質をそのまま次に使用した。
MS (ESI) m/z 669.5 (M+H)
【0327】
実施例300:ジクロロメタン(485μl)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(64.9mg,0.097mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(21.19μl,0.194mmol)、続いてTFA(224μl,2.91mmol)を加えた。反応混合液を室温で16時間攪拌した。さらなる量のTFA(224μl,2.91mmol)を加えた。室温で終夜攪拌した。さらなる量のTFA(224μl,2.91mmol)を加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。過剰量のTFAを減圧中での濃縮により除去した。粗製残渣をメタノール中に入れ、Phenomenex Strataの1g SCXカラムを用いて遊離塩基化した。該カラムを、3カラム容量倍のメタノールおよび3カラム容量倍の3.5N アンモニア/メタノールで流し出した。該アンモニア層を減圧中で濃縮した。粗製物質を、中性相分取LCMSクロマトグラフィーにより精製して、(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−4−カルボニル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13mg)を得た。
MS (ESI) m/z 549.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.35 (d, J=4.5 Hz, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.13 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.38 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.46 (dd, J=9.9, 2.5 Hz, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.97 (d, J=10.4 Hz, 1H), 3.84 - 3.76 (m, 1H), 3.66 - 3.50 (m, 6H), 3.16 (d, J=11.4 Hz, 1H), 3.00 - 2.90 (m, 3H), 0.82 - 0.73 (m, 4H)
【0328】
実施例301
【化96】
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(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
(301A):(+/−)2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例171C)(60mg,0.104mmol)を、MeOH(1mL)およびTHF(1mL)中に入れ、オルトギ酸トリメチル(0.859mL,7.77mmol)、AcOH(0.024mL,0.414mmol)、およびオキセタン−3−オン(0.066mL,1.036mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌し、NaCNBH(65.1mg,1.036mmol)を加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、続いて濃縮した。該物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−3% MeOH/DCMで溶出)。(+/−)−2−((3−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg)を白色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 635
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.77 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 6.98 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.90 - 6.84 (m, 1H), 4.87 (dt, J=12.9, 6.5 Hz, 2H), 4.51 - 4.39 (m, 2H), 4.21 - 4.05 (m, 2H), 3.76 - 3.69 (m, 1H), 3.45 - 3.36 (m, 1H), 3.30 - 3.18 (m, 1H), 3.09 - 3.01 (m, 1H), 2.81 - 2.69 (m, 1H), 2.59 - 2.39 (m, 2H), 1.98 - 1.87 (m, 1H), 1.64 - 1.53 (m, 1H), 1.15 - 1.05 (m, 2H), 0.94 (s, 9H), 0.86 - 0.74 (m, 2H), 0.19 (s, 3H), 0.14 (s, 3H).
【0329】
実施例301:(+/−)−2−((3−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ) イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg,0.047mmol)を、THF(1mL)中に入れ、TBAF(0.057mL,0.057mmol)を加えた。反応液を室温で5時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−10% MeOH/DCMで溶出)。該フラクションを濃縮し、該物質をプレパラティブHPLCにより再精製して、13.4mgの生成物を供した。該物質を、1mLの1:1 ACN/HO中に入れ、1N HCl(0.026mL,0.026mmol)を加えた。該溶液を乾燥氷浴内で凍結させ、終夜凍結乾燥させた。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(オキセタン−3−イルアミノ) ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl(13.6mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 521
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (d, J=4.4 Hz, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.12 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.9 Hz, 1H), 5.85 (br. s., 1H), 4.76 - 4.68 (m, 3H), 4.68 - 4.62 (m, 1H), 4.56 (br. s., 1H), 3.75 (br. s., 1H), 3.50 - 3.38 (m, 2H), 2.97 (dddd, J=11.6, 7.2, 4.4, 3.4 Hz, 2H), 2.75 (t, J=12.6 Hz, 1H), 2.56 (dd, J=11.4, 10.0 Hz, 1H), 1.97 (d, J=15.5 Hz, 1H), 1.67 (br. s., 1H), 0.81 - 0.76 (m, 4H).
【0330】
実施例302
【化97】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4S)−3−メトキシ−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピロリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
実施例化合物301と同様の方法で調製した。
MS (ESI) m/z 521
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.27 (d, J=1.7 Hz, 1H), 8.73 (br. s., 1H), 8.18 (s, 1H), 7.77 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.00 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.72 - 4.58 (m, 2H), 4.35 (q, J=6.2 Hz, 2H), 4.03 - 3.91 (m, 1H), 3.75 - 3.70 (m, 1H), 3.70 - 3.59 (m, 1H), 3.38 (dd, J=11.1, 1.9 Hz, 1H), 3.35 - 3.31 (m, 2H), 3.30 (s, 4H), 3.04 - 2.96 (m, 1H), 2.45 (br. s., 1H), 0.78 (d, J=5.3 Hz, 4H).
【0331】
実施例303
【化98】
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(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
(303A):DMF(2.167ml)中の(S)−tert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.5g,2.312mmol)を入れた丸底フラスコに、炭酸水素ナトリウム(0.388g,4.62mmol)を加えた。反応混合液を70℃で加熱し、その温度でDMF(0.722ml)中の3−ブロモ−2−メチルプロペン(0.350mL,3.47mmol)の溶液を、滴下漏斗で30分かけて滴下して加えた。室温で16時間攪拌し、該反応混合物を、水およびエーテルを含有する分液漏斗に移した。水層をエーテルで抽出した(2x)。有機層を合わせて、10% 塩化リチウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。物質をそのまま後の化学反応に用いた。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.91 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.78 (dd, J=11.3, 5.4 Hz, 1H), 3.69 - 3.55 (m, 2H), 3.51 (dd, J=11.4, 3.3 Hz, 1H), 3.37 (d, J=13.4 Hz, 2H), 3.23 - 3.11 (m, 1H), 2.81 (d, J=13.2 Hz, 2H), 2.48 (br. s., 2H), 2.21 (ddd, J=12.2, 8.6, 3.4 Hz, 1H), 1.75 (s, 3H), 1.47 (s, 9H)
【0332】
(303B):アセトニトリル(3.70ml)中の(S)−tert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メチルアリル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.1g,0.370mmol)を入れた丸底フラスコに、N−ヨードコハク酸イミド(0.125g,0.555mmol)および炭酸カリウム(0.077g,0.555mmol)を加えた。反応混合液を室温で16時間攪拌した。反応混合液を、20% チオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、30分攪拌した。該混合物を分液漏斗に移し、酢酸エチルで抽出した(3x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。(9aS)−tert−ブチル 3−(ヨードメチル)−3−メチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキシレート(0.156g)を黄色の油状物として単離した。物質をそのまま後の化学反応に用いた。
【0333】
(303C):(9aS)−tert−ブチル 3−(ヨードメチル)−3−メチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキシレート(108mg,0.273mmol)をDCM(3mL)中に入れ、TFA(0.42mL,5.45mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に入れた。該溶液をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)に載せ、MeOH、続いて7N NH/MeOH溶液ですすいで、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去して、(9aS)−3−(ヨードメチル)−3−メチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン(79mg)を橙色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 297
1H NMR (400MHz, MeOD) δ 4.01 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.56 - 3.51 (m, 1H), 3.50 - 3.44 (m, 1H), 3.38 - 3.32 (m, 1H), 2.99 - 2.83 (m, 3H), 2.83 - 2.61 (m, 2H), 2.45 - 2.37 (m, 1H), 2.30 (d, J=11.9 Hz, 1H), 2.20 (tdd, J=8.5, 5.6, 3.7 Hz, 1H), 2.14 - 2.04 (m, 1H), 1.23 (s, 3H)
【0334】
(303D):(9aS)−3−(ヨードメチル)−3−メチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン(53mg,0.179mmol)を、MeOH(5ml)中に溶解させ、EtN(0.037mL,0.268mmol)を加えた。該フラスコをArでパージし、Pd/C(19.05mg,0.018mmol)を加えた。Hによるバルーンを取り付け、該フラスコを、Hで排気と流入を3回行った。反応液を週末にわたり攪拌した。反応混合液をセライトに通して濾過し、MeOHですすいだ。該溶媒を減圧中で留去して、(S)−3,3−ジメチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン(20mg)を黄色の固形物として得た。粗製物質を次のステップに用いた。
MS (ESI) m/z 171
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 5.10 - 4.90 (m, 1H), 3.58 - 3.41 (m, 2H), 3.31 - 3.15 (m, 1H), 3.14 - 2.94 (m, 2H), 2.77 - 2.69 (m, 1H), 2.55 (dd, J=12.1, 10.8 Hz, 1H), 2.49 - 2.29 (m, 3H), 2.14 (d, J=11.4 Hz, 1H), 1.34 (s, 3H), 1.17 (s, 3H)
【0335】
(303E):(S)−tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)カルバメートは、実施例1Gに記載の方法を用いて、(S)−3,3−ジメチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジンから調製した。
MS (ESI) m/z 421
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) 8.33 - 8.24 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.96 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.91 (br. s, 1H), 3.60 - 3.46 (m, 2H), 3.29 - 3.17 (m, 1H), 3.11 - 3.01 (m, 1H), 2.99 - 2.85 (m, 1H), 2.80 - 2.71 (m, 1H), 2.59 - 2.44 (m, 2H), 2.44 - 2.30 (m, 1H), 2.15 (d, J=11.2 Hz, 1H), 1.58 - 1.49 (m, 9H), 1.37 (s, 3H), 1.19 (s, 3H)
【0336】
(303F):(S)−tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)カルバメート(87mg,0.207mmol)を、DCM(2mL)中に入れ、0℃に冷却した。2,6−ルチジン(0.072mL,0.620mmol)を加え、続いてトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(0.112mL,0.620mmol)を滴下して加えた。反応液を0℃で30分間攪拌し、続いて室温に温め、30分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−2%の(2N NH/MeOH)/DCMで溶出)。(S)−3−アミノ−4−クロロ−5−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ベンゾニトリル(22mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 321 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.74 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.66 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.34 (s, 2H), 3.60 - 3.44 (m, 2H), 3.30 - 3.21 (m, 1H), 3.13 - 3.06 (m, 1H), 2.94 - 2.85 (m, 1H), 2.80 - 2.68 (m, 1H), 2.57 - 2.34 (m, 4H), 2.15 (d, J=11.2 Hz, 1H), 1.37 (s, 3H), 1.19 (s, 3H)
【0337】
(303G):(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルは、実施例化合物1に記載の方法を用いて、(S)−3−アミノ−4−クロロ−5−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 639
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.78 (br. s., 1H), 7.93 (s, 1H), 7.58 - 7.47 (m, 1H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.96 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.88 - 6.81 (m, 2H), 5.70 (s, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.64 - 3.44 (m, 2H), 3.32 - 3.20 (m, 1H), 3.14 - 3.03 (m, 1H), 3.03 - 2.86 (m, 2H), 2.85 - 2.72 (m, 1H), 2.59 - 2.47 (m, 3H), 2.47 - 2.34 (m, 1H), 2.18 (d, J=11.2 Hz, 1H), 1.39 (s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.18 - 1.09 (m, 2H), 0.98 - 0.85 (m, 2H)
【0338】
実施例303:(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HClは、実施例1に記載の方法を用いて、(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3,3−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 519
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.41 - 9.19 (m, 1H), 8.84 (br. s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.32 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.53 - 3.36 (m, 2H), 3.27 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.10 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.03 - 2.93 (m, 1H), 2.93 - 2.82 (m, 1H), 2.75 (dd, J=8.8, 2.4 Hz, 1H), 2.64 - 2.53 (m, 2H), 2.37 - 2.25 (m, 1H), 2.26 - 2.12 (m, 1H), 1.99 (d, J=11.0 Hz, 1H), 1.29 (s, 3H), 1.10 (s, 3H), 0.78 (d, J=5.7 Hz, 4H)
【0339】
実施例304
【化99】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−4−モルホリノピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
実施例303と同様の手順を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 533
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.83 - 9.65 (m, 1H), 9.41 - 9.28 (m, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.11 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.38 (d, J=0.9 Hz, 1H), 4.01 (d, J=11.9 Hz, 2H), 3.80 (t, J=12.0 Hz, 2H), 3.44 (d, J=11.4 Hz, 4H), 3.21 - 3.06 (m, J=11.9 Hz, 2H), 3.03 - 2.82 (m, J=16.1, 16.1 Hz, 3H), 2.15 - 1.86 (m, 4H), 1.41 (s, 3H), 0.78 (d, J=6.2 Hz, 4H)
【0340】
実施例305
【化100】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピロリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
実施例171と同様の方法において、(+/−)−(3R,4R)−tert−ブチル 3−ヒドロキシ−4−メトキシピロリジン−1−カルボキシレートから調製した。
MS (ESI) m/z 466
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.28 (d, J=4.0 Hz, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.82 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.06 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.26 (d, J=3.7 Hz, 1H), 4.18 (t, J=4.0 Hz, 1H), 3.82 - 3.65 (m, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.28 - 3.22 (m, J=9.2 Hz, 1H), 3.13 (dd, J=10.6, 2.2 Hz, 1H), 2.99 (quin, J=5.6 Hz, 1H), 0.78 (d, J=5.3 Hz, 4H)
【0341】
実施例306
【化101】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−モルホリノピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(306A):アセトニトリル(10mL)中のベンジル 7−オキサ−3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−3−カルボキシレート(公開された文献:Fink、BrianらのWO2005/066176の方法に従って調製,700mg,3.00mmol)、モルホリン(0.581mL,6.00mmol)、および過塩素酸リチウム(639mg,6.00mmol)の混合物を80℃で4時間加熱した。溶媒を蒸発させ、粗製中間体化合物をジクロロメタン(10mL)中に溶解させ、イミダゾール(654mg,9.60mmol)およびtert−ブチルジメチルクロロシラン(1357mg,9.00mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。該反応物をジクロロメタンで希釈し、水および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(220gのゴールドカラム,5−30% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−モルホリノピペリジン−1−カルボキシレート(異性体A,0.39g)を無色の油状物として得て、(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−モルホリノピペリジン−1−カルボキシレート(異性体B,0.43g)を無色の油状物として得た。該構造は、NMR実験により確認した(H−1D,13C−1D,COSY,NOESY,dept−H−13C−HSQC,H−13C−HMBC)。
【0342】
異性体A(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−モルホリノピペリジン−1−カルボキシレート:
MS (ESI) m/z 435.5
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.42 - 7.30 (m, 5H), 5.25 - 5.03 (m, 2H), 3.99 (td, J=5.5, 3.1 Hz, 1H), 3.77 - 3.44 (m, 8H), 2.77 - 2.44 (m, 4H), 2.22 - 2.06 (m, 1H), 2.06 - 1.96 (m, 1H), 1.44 (br. s., 1H), 0.92 (s, 9H), 0.10 (s, 3H), 0.09 (s, 3H).
【0343】
異性体B(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−モルホリノピペリジン−1−カルボキシレート:
MS (ESI) m/z 435.5
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.41 - 7.31 (m, 5H), 5.23 - 5.06 (m, 2H), 4.20 - 3.86 (m, 2H), 3.77 - 3.57 (m, 5H), 2.98 (br. s., 2H), 2.68 - 2.54 (m, 4H), 2.34 (ddd, J=10.3, 7.9, 3.9 Hz, 1H), 1.85 (br. s., 1H), 1.56 - 1.43 (m, 1H), 0.91 (s, 9H), 0.12 (br. s., 6H).
【0344】
(306B):メタノール(20mL)中の(+/−)−(3R,4R)−ベンジル 3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−モルホリノピペリジン−1−カルボキシレート(異性体A,0.43g,0.989mmol)およびPd/C(0.063g,0.030mmol)の混合物を、30psiで終夜水素化した。反応混合液を、セライトのパッドに通して濾過し、該濾液を減圧中で濃縮した。(+/−)−4−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)モルホリン(278mg)を無色の油状物として得た。該粗製物を精製することなく使用した。
MS (ESI) m/z 301.3
【0345】
(306C):ジオキサン(2mL)中のtert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(116mg,0.349mmol)、(+/−)−4−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)モルホリン(100mg,0.333mmol)、Pddba(9.14mg,9.98μmol)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(18.65mg,0.030mmol)、および炭酸セシウム(217mg,0.666mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回行い、110℃で終夜加熱した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、セライトに通して濾過し、濾液を濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,5−25% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル(3−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−モルホリノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(138mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 551.3
【0346】
(306D):(+/−)−tert−ブチル(3−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−モルホリノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(138mg,0.250mmol)を、室温にてTFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,3mL,9.73mmol)で1時間処理した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷たい飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄した。層を分離し、水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,5−40% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−モルホリノピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(106mg)を黄色/褐色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 451.3
【0347】
実施例306:表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−モルホリノピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 535.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (d, J=4.4 Hz, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.11 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.30 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.57 (d, J=3.9 Hz, 1H), 3.72 (tt, J=9.3, 4.6 Hz, 1H), 3.60 (t, J=4.4 Hz, 4H), 3.47 - 3.38 (m, 1H), 3.03 - 2.95 (m, 1H), 2.75 - 2.57 (m, 5H), 2.40 - 2.28 (m, 1H), 1.80 (dd, J=12.8, 3.3 Hz, 1H), 1.62 (qd, J=12.3, 4.0 Hz, 1H), 0.79 (d, J=5.3 Hz, 4H).
【0348】
実施例307
【化102】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(4−モルホリニル)−1−ピロリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物306と同様の方法で調製した。
MS (ESI) m/z 521.2 (M+H); 1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.30 (d, J=4.2 Hz, 1H), 8.77 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 7.90 (br. s., 1H), 7.16 (br. s., 1H), 5.21 (br. s., 1H), 4.24 (br. s., 1H), 3.61 (br. s., 4H), 3.54 - 3.45 (m, 2H), 3.42 (br. s., 1H), 3.04 - 2.96 (m, 1H), 2.77 (br. s., 1H), 2.65 (br. s., 2H), 1.25 (s, 1H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H).
【0349】
実施例308
【化103】
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(R)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(308A):(R)−3−アミノ−4−クロロ−5−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ベンゾニトリルは、実施例化合物171Cおよび171Dを調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(R)−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジンを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 293.0 (M+H).
【0350】
実施例308表題化合物は、実施例化合物171を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(R)−3−アミノ−4−クロロ−5−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 491.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.80 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.01 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.85 (d, J=1.7 Hz, 1H), 3.92 (dd, J=11.2, 2.9 Hz, 1H), 3.80 - 3.72 (m, 2H), 3.38 - 3.28 (m, 2H), 3.14 - 3.09 (m, 1H), 3.07 (td, J=7.1, 3.3 Hz, 1H), 3.01 (td, J=11.4, 2.6 Hz, 1H), 2.90 (dt, J=11.1, 2.4 Hz, 1H), 2.75 (d, J=11.4 Hz, 1H), 2.67 - 2.56 (m, 2H), 2.56 - 2.49 (m, 2H), 1.15 - 1.09 (m, 2H), 0.85 - 0.81 (m, 2H).
【0351】
実施例309
【化104】
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(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物308を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(S)−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジンから調製した。
MS (ESI) m/z 491.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.79 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.90 - 7.83 (m, 1H), 7.59 (s, 1H), 6.99 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.86 (br. s., 1H), 3.90 (dd, J=11.3, 2.8 Hz, 1H), 3.79 - 3.69 (m, 2H), 3.38 - 3.26 (m, 2H), 3.13 - 3.04 (m, 2H), 2.99 (td, J=11.3, 2.4 Hz, 1H), 2.92 - 2.84 (m, 1H), 2.73 (d, J=11.7 Hz, 1H), 2.66 - 2.46 (m, 3H), 1.14 - 1.06 (m, 2H), 0.85 - 0.78 (m, 2H).
【0352】
実施例310
【化105】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,2HCl
(310A):ジクロロメタン(0.5mL)中の2−クロロ塩化アセチル(7.56mg,0.067mmol)を、0℃でジクロロメタン(1mL)中の(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例171D)(39mg,0.056mmol)およびトリエチルアミン(0.016mL,0.112mmol)の混合物に加え、該反応混合物を1時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(12gのカラム,5−40% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)、(+/−)−N−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロアセトアミド(43mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 775.2(M+H).
【0353】
(310B):THF(1mL)中の(+/−)−N−((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロアセトアミド(43mg,0.055mmol)に、TBAF(THF中で1M,0.112mL,0.112mmol)を加え、反応溶液を室温で終夜攪拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(24gのカラム,0.5−4% メタノール/ジクロロメタンで溶出)、(+/−)−2−クロロ−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)アセトアミド(22mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 661.1 (M+H).
【0354】
(310C):水素化ナトリウム(鉱油中で60%,8.0mg,0.200mmol)を、THF(2mL)中の(+/−)−2−2−クロロ−N−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)アセトアミド(22mg,0.033mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した(3回)。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(12gのカラム,20−100% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(15mg)を白色の固形物として得た。
【0355】
実施例310:TFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,2mL,6.49mmol)を、1,2−ジクロロエタン(1mL)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(15mg,0.024mmol)およびアニソール(10.48μl,0.096mmol)に加え、該反応混合物を40℃で5時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をジクロロメタン中に再溶解させ、再度濃縮した。減圧下で終夜乾燥させ、粗生成物をヘキサン(3x1mL)およびジクロロメタン/ヘキサン(1/2の混合物、3x1mL)で洗浄した。生じたTFA塩をHCl塩に変換した。
MS (ESI) m/z 505.1 (M+H);
1H NMR (500MHz, メタノール-d4/クロロホルム-dの混合液) δ 8.76 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.07 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.34 - 4.24 (m, 2H), 3.65 (td, J=9.4, 4.2 Hz, 1H), 3.55 (ddd, J=10.9, 4.2, 1.8 Hz, 1H), 3.42 - 3.35 (m, 2H), 3.05 (tt, J=7.3, 3.8 Hz, 1H), 2.84 (td, J=12.0, 2.1 Hz, 1H), 2.76 (t, J=10.4 Hz, 1H), 2.09 - 2.01 (m, 1H), 1.82 (qd, J=12.2, 4.2 Hz, 1H), 1.07 - 1.00 (m, 2H), 0.83 - 0.76 (m, 2H).
【0356】
実施例311
【化106】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−メチル−3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(311A):メタノール(10mL)中の3−((フェニルスルホニル)メチレン)オキセタン(450mg,1.284mmol)の清澄な溶液を、1−ベンズヒドリルピペラジン(389mg,1.541mmol)で処理し、50℃で終夜攪拌し、さらなる量の3−((フェニルスルホニル)メチレン)オキセタン(100mg)を加え、50℃で終夜攪拌し、濃縮した。粗製物をISCO(40g)により精製し(酢酸エチル:ヘキサン=0−50%で溶出)、所望のフラクションを濃縮して、1−ベンズヒドリル−4−(3−((フェニルスルホニル)メチル)オキセタン−3−イル)ピペラジン(670mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 463.5
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.99 - 7.94 (m, 2H), 7.72 - 7.60 (m, 1H), 7.59 - 7.52 (m, 2H), 7.39 (d, J=7.3 Hz, 4H), 7.33 - 7.26 (m, 4H), 7.22 (d, J=7.3 Hz, 2H), 4.77 (d, J=6.8 Hz, 2H), 4.65 (d, J=7.0 Hz, 2H), 4.22 (s, 1H), 3.67 (s, 2H), 2.58 (t, J=4.6 Hz, 4H), 2.29 (br. s., 4H).
【0357】
(311B):MeOH(50mL)、THF(10mL)中の1−ベンズヒドリル−4−(3−((フェニルスルホニル)メチル)オキセタン−3−イル)ピペラジン(2.49g,5.38mmol)の懸濁液に、1.0NのHClで予め処理したマグネシウム(0.654g,26.9mmol)を加え、MeOHですすぎ、室温で終夜攪拌した。EtO、続いてNaSO.10HOを加え、室温で1時間攪拌し、濾過し、濾液を濃縮した。該粗製物を、40gのISCOシリカカラム(EA:HX=0−100%で溶出)で精製して、所望のフラクションを濃縮して、1−ベンズヒドリル−4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン(1.08g)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 323.3
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.46 - 7.38 (m, 4H), 7.31 - 7.24 (m, 4H), 7.22 - 7.15 (m, 2H), 4.57 (d, J=5.5 Hz, 2H), 4.26 (s, 1H), 4.21 (d, J=5.7 Hz, 2H), 2.57 - 2.28 (m, 8H), 1.40 (s, 3H)
【0358】
(311C):1−ベンズヒドリル−4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン(0.24g,0.744mmol)およびMeOH(10mL)を入れたパールシェーカーボトルに、Pd(OH)(0.045g,0.320mmol)を加え、Nでパージし、H(50psi)下で終夜振盪した。該触媒を、セライトパッドに通してフィルターにより除去し;該濾液を濃縮して、153mgの1−(3−メチルoxetan−3−イル)ピペラジンおよびジフェニルメタンの比率(1:1)の混合物を得て、直接次の工程に使用した。
MS (ESI) m/z 211.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.35 - 7.26 (m, 4H), 7.23 - 7.15 (m, 6H), 4.59 (d, J=5.3 Hz, 2H), 4.22 (d, J=5.7 Hz, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.00 - 2.86 (m, 4H), 2.43 - 2.27 (m, 4H), 1.45 - 1.34 (m, 3H)
【0359】
実施例311:表題化合物は、実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、実施例化合物311Cから調製した。
MS (ESI) m/z 505.7
【0360】
実施例312
【化107】
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(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(312A):(+/−)Tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3.07g,14.19mmol)、オキセタン−3−オン(1.820mL,28.4mmol)、AcOH(1.625mL,28.4mmol)、および4Åモレキュラ・シーブスを、DCM(16mL)およびMeOH(16.00mL)中に入れ、該反応物を室温で終夜攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(4.46g,71.0mmol)を加え、該反応物を室温で2時間攪拌した。反応混合液をセライトに通して濾過し、MeOHですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質を2MのKPO溶液でクエンチし、続いてEtOAcで2回抽出した。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−8% MeOH/DCM)。(+/−)Tert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.40g)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 273 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.71 - 4.62 (m, 4H), 4.03 (quin, J=6.8 Hz, 1H), 3.57 - 3.31 (m, 6H), 2.73 (td, J=10.2, 3.6 Hz, 1H), 2.53 (br. s, 1H), 2.37 - 2.26 (m, 1H), 1.65 (d, J=0.4 Hz, 1H), 1.47 (s, 9H)
【0361】
(312B):(+/−)Tert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1g,3.67mmol)を、DMF(2mL)中に入れ、イミダゾール(0.500g,7.34mmol)およびTBS−Cl(0.609g,4.04mmol)を加えた。反応液を週末の間室温で攪拌した。さらなる量の0.2当量のTBS−Clおよび0.5当量のイミダゾールを加え、該反応混合物を40℃で終夜、続いて45℃で24時間加熱した。反応混合液をEtOAcで希釈し、水で4回洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−60% EtOAc/Hex)。(+/−)Tert−ブチル 3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(665mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 387 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.85 - 4.51 (m, 4H), 3.95 (quin, J=6.8 Hz, 1H), 3.65 - 3.37 (m, 5H), 3.31 (dd, J=13.1, 6.5 Hz, 1H), 2.75 - 2.53 (m, 1H), 2.52 - 2.36 (m, 1H), 2.34 - 2.17 (m, 1H), 1.46 (s, 9H), 0.96 - 0.85 (m, 9H), 0.05 (s, 6H)
【0362】
(312C):Tert−ブチル 3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(714mg,1.847mmol)をDCM(8mL)中に入れ、TFA(2.85mL,36.9mmol)を加えた。反応液を室温で30分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該溶液をSCXカラム(3x5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、該カラムを、MeOH、続いて7N NH/MeOHで流し出して、該生成物を遊離させた。(+/−)2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(517mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 287 (M+H)
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 4.68 - 4.20 (m, 4H), 3.80 (quin, J=6.9 Hz, 1H), 3.57 - 3.38 (m, 2H), 3.29 (br. s, 2H), 2.81 (dd, J=11.9, 3.3 Hz, 1H), 2.77 - 2.65 (m, 2H), 2.58 (dd, J=12.1, 6.6 Hz, 1H), 2.28 (dtd, J=6.4, 5.9, 3.2 Hz, 1H), 2.15 - 2.03 (m, 1H), 0.90 - 0.82 (m, 9H), 0.03 (s, 6H)
【0363】
(312D):(+/−)Tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(545mg,1.644mmol)、2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(518mg,1.808mmol)、Pd(dba)(151mg,0.164mmol)、BINAP(102mg,0.164mmol)、CsCO(1071mg,3.29mmol)、およびトルエン(16mL)を2ドラムバイアル中で合わせた。該バイアルを、Arで排気および流入を3回行い、該反応物を105℃で18時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、MeOHで希釈した。該溶液をセライトに通して濾過し、該濾液を減圧中で濃縮した。粗製物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/Hex)。(+/−)tert−ブチル(3−(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(551mg)を橙色のガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 537 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.32 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.98 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.80 - 4.55 (m, 4H), 4.05 (quin, J=6.9 Hz, 1H), 3.79 - 3.56 (m, 2H), 3.21 - 3.14 (m, 1H), 3.13 - 2.97 (m, 2H), 2.97 - 2.83 (m, 2H), 2.73 (qd, J=6.0, 3.1 Hz, 1H), 2.65 - 2.47 (m, 1H), 1.55 (s, 9H), 0.88 (s, 9H), 0.03 (d, J=6.8 Hz, 6H)
【0364】
(312E):(+/−)Tert−ブチル(3−(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(551mg,1,026mmol)を、THF(5mL)中に入れ、TBAF(1.539mL,1.539mmol)を滴下して加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、水、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−100% 20%(2N NH/MeOH)/DCM)。(+/−)Tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(ヒドロキシメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(416mg)を橙色のガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 423 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.35 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.01 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.83 - 4.59 (m, 4H), 4.15 (quin, J=6.9 Hz, 1H), 3.88 - 3.75 (m, 1H), 3.69 (dt, J=11.2, 5.5 Hz, 1H), 3.31 - 2.89 (m, 5H), 2.78 - 2.66 (m, 1H), 2.66 - 2.52 (m, 1H), 2.32 (t, J=5.1 Hz, 1H), 1.55 (s, 9H)
【0365】
(312F):(+/−)Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(ヒドロキシメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(660mg,1.561mmol)をDCM(10mL)中に入れ、−40℃に冷却した。Deoxofluor(0.432mL,2.341mmol)を滴下して加え、該反応物を−40℃で30分間攪拌し、室温に30分かけて温めた。該反応物を室温で1時間攪拌し続けた。反応混合液をDCMで希釈し、2M KPO溶液、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して(0−20% EtOAc/DCM)2つのピークを得た。
ピーク1−(+/−)tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)カルバメート(107mg,0.252mmol,16.14%の収率)を黄色のガム状物として同定。
MS (ESI) m/z 425 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) 8.31 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 7.09 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.06 - 4.82 (m, 1H), 4.77 - 4.67 (m, 2H), 4.58 (t, J=6.1 Hz, 2H), 3.86 (quin, J=6.4 Hz, 1H), 3.51 (d, J=6.4 Hz, 1H), 3.43 - 3.38 (m, 1H), 3.32 - 3.14 (m, 2H), 3.06 - 2.91 (m, 2H), 2.74 (ddd, J=11.7, 6.4, 3.6 Hz, 1H), 2.60 (ddd, J=12.4, 8.3, 3.5 Hz, 1H), 1.55 (s, 9H)
ピーク2−(+/−)tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(315mg,0.741mmol,収率47.5%)を白色の泡状物として同定。
MS (ESI) m/z 425 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.35 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.17 (s, 1H), 6.99 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.83 - 4.65 (m, 4H), 4.64 - 4.39 (m, 1H), 4.13 - 4.02 (m, 1H), 3.53 - 3.38 (m, 1H), 3.15 - 2.99 (m, 5H), 2.96 (ddt, J=11.4, 5.5, 2.8 Hz, 1H), 2.68 (ddt, J=8.7, 5.6, 3.0 Hz, 1H), 1.55 (s, 9H)
【0366】
(312G):(+/−)Tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(ピーク2)(315mg,0.741mmol)をDCM(4mL)中に入れ、TFA(1.142mL,14.83mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に入れ、SCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せた。該カラムをMeOH、続いて7N NH/MeOHですすいで該生成物を遊離させた。該溶媒を減圧中で留去して、(+/−)3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(234mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 325 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.78 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.90 - 4.65 (m, 4H), 4.63 - 4.44 (m, 1H), 4.32 (br. s., 2H), 4.16 - 4.05 (m, 1H), 3.76 - 3.23 (m, 1H), 3.16 - 3.00 (m, 5H), 2.99 - 2.89 (m, 1H), 2.72 - 2.60 (m, 1H)
【0367】
(312H):(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルは、実施例1Gに記載の方法に従って調製した。
MS (ESI) m/z 643 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.82 (br. s., 1H), 7.94 (s, 1H), 7.52 (br. s, 1H), 7.19 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.98 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.70 (br. s., 2H), 4.88 - 4.64 (m, J=0.4 Hz, 4H), 4.63 - 4.39 (m, J=9.5, 5.1 Hz, 1H), 4.18 - 4.05 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.22 - 2.83 (m, 8H), 2.69 (s, 1H), 1.14 (s, 2H), 1.00 - 0.84 (m, 2H)
【0368】
実施例312:(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(131mg、0.204mmol)をDCE(2mL)中に入れ、アニソール(0.067mL,0.611mmol)、続いてTFA(0.314mL,4.07mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。更なる量の40当量のTFAを加え、該反応物を2時間攪拌し、続いてさらなる量の60当量のTFAを加えて、1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸)上に載せ、該カラムをMeOH、続いて1:1 DCM/MeOH中の7N NHで流して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をDMF中に溶解させた。固形物が沈殿し、真空濾過により回収し、MeOHですすいだ。該固形物を1mLの1:1 CHCN/HO中に懸濁させ、終夜凍結乾燥させた。(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(フルオロメチル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルをベージュ色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 523 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.32 (br. s., 1H), 8.84 (br. s., 1H), 8.19 (s, 1H), 8.13 (d, J=0.8 Hz, 1H), 7.39 - 7.31 (m, 1H), 4.80 - 4.37 (m, 5H), 4.05 - 3.91 (m, 1H), 3.13 - 3.01 (m, 4H), 3.01 - 2.78 (m, 4H), 2.55 (s, 1H), 0.78 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0369】
実施例313
【化108】
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(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(313A):(+/−)Tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)カルバメート(107mg,0.252mmol,実施例312F,ピーク1)を、DCM(1.5mL)中に入れ、TFA(0.388mL,5.04mmol)を加えた。反応液を室温で30分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に入れた。該溶液をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、MeOH、続いて7N NH/MeOHで流して、該生成物を得た。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−25% EtOAc/DCM)。3−アミノ−4−クロロ−5−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)ベンゾニトリル(67mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 325 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.77 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.73 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.09 - 4.81 (m, 1H), 4.74 - 4.66 (m, 2H), 4.57 (t, J=6.1 Hz, 2H), 4.37 (br. s., 2H), 3.84 (quin, J=6.3 Hz, 1H), 3.64 - 3.52 (m, 1H), 3.46 - 3.34 (m, 1H), 3.31 - 3.15 (m, 2H), 3.03 - 2.91 (m, 2H), 2.78 - 2.68 (m, 1H), 2.58 (ddd, J=12.4, 8.3, 3.7 Hz, 1H)
【0370】
(313B):(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルは、実施例312Hに記載の方法を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 643 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.77 (br. s., 1H), 7.93 (s, 1H), 7.51 (d, J=1.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.06 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.84 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.69 (br. s., 2H), 5.09 - 4.83 (m, 1H), 4.79 - 4.64 (m, 2H), 4.58 (t, J=6.1 Hz, 2H), 3.86 (dt, J=12.5, 6.3 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.67 - 3.38 (m, 3H), 3.35 - 3.16 (m, 2H), 3.06 - 2.91 (m, 2H), 2.80 - 2.70 (m, 1H), 2.61 (ddd, J=12.2, 8.0, 3.5 Hz, 1H), 1.23 - 1.05 (m, 2H), 0.95 - 0.84 (m, 2H)
【0371】
実施例313:(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(89mg,0.138mmol)を、DCE(1mL)中に入れ、アニソール(0.076mL,0.692mmol)、続いてTFA(0.640mL,8.30mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。さらに1mLのTFAを加え、該反応物を室温で4時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、該カラムをMeOH、続いて1:1 DCM/7N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、粗物質をプレパラティブHPLCにより精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(6−フルオロ−4−(オキセタン−3−イル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (12mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 523 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.19 (s, 1H), 8.12 - 8.06 (m, 1H), 7.53 - 7.42 (m, 1H), 5.10 - 4.85 (m, 1H), 4.58 (t, J=6.6 Hz, 2H), 4.42 - 4.30 (m, 2H), 3.76 (quin, J=6.1 Hz, 1H), 3.66 - 3.52 (m, 1H), 3.48 - 3.35 (m, 1H), 3.31 - 3.10 (m, 2H), 3.01 - 2.77 (m, 3H), 2.71 - 2.63 (m, 1H), 2.57 - 2.51 (m, 1H), 0.85 - 0.70 (m, 4H)
【0372】
実施例314
【化109】
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(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(314A):(+/−)1−ベンジル3−メチルピペラジン−1,3−ジカルボキシレート(5g,17.97mmol,20%以下の1−ベンジル 3−メチル 4−メチルピペラジン−1,3−ジカルボキシレートを含有)、オキセタン−3−オン(2.304mL,35.9mmol)、AcOH(2.057mL,35.9mmol)、および4Å MSをDCM(10mL)およびMeOH(10.00mL)中に入れ、該反応物を室温で終夜攪拌した。さらに1当量のオキセタノンを加え、該反応物を45℃で4時間加熱した。該反応物を室温、続いて0℃に冷ました。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.694g,26.9mmol)を加え、該反応物を室温に温め。終夜攪拌した。反応混合液をMeOHで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をEtOAc中に溶解させた。有機層を2M KPO溶液、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5.9gの黄色の油状物を得た。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−3% MeOH/DCMで溶出)。400mgの純粋な(+/−)1−ベンジル3−メチル4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1,3−ジカルボキシレートを、3gの1−ベンジル3−メチル4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1,3−ジカルボキシレートおよび1−ベンジル3−メチル4−メチルピペラジン−1,3−ジカルボキシレートの3:1混合物(比率はH NMRによって決定)とともに得た。
MS (ESI) m/z 335 (M+H)
1H NMR (400MHz, MeOD) δ 7.46 - 7.23 (m, 5H), 5.28 - 4.96 (m, 2H), 4.72 (t, J=6.5 Hz, 1H), 4.67 - 4.51 (m, 3H), 4.43 - 4.24 (m, 1H), 4.10 (quin, J=7.0 Hz, 1H), 4.00 (dd, J=12.5, 0.4 Hz, 1H), 3.70 - 3.43 (m, 4H), 3.30 - 3.18 (m, 1H), 3.17 - 2.89 (m, 2H), 2.78 - 2.52 (m, 1H)
【0373】
(314B):(+/−)1−ベンジル 3−メチル 4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1,3−ジカルボキシレート(1.57g,4.70mmol)および1−ベンジル3−メチル4−メチルピペラジン−1,3−ジカルボキシレート(458mg,1.565mmol)の3:1混合物を、MeOH(20ml)中に入れ、該溶液をNでパージした。5%のPd/C(0.999g,0.470mmol)を加え、該溶液をNで再度パージした。Hを含有するバルーンを加え、該フラスコを水素で排気および流入を3回行った。該反応物を大気圧で終夜水素化した。反応混合液をセライトに通して濾過し、MeOHですすいだ。該溶媒を減圧中で留去して、869mgの物質を得た。(+/−)メチル 1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレート(688mg,3.44mmol,収率73%)および(+/−)メチル 1−メチルピペラジン−2−カルボキシレートの3:1混合物を得た(181mg)。
MS (ESI) m/z 201 (M+H)
1H NMR (400MHz, MeOD) δ 4.74 (t, J=6.6 Hz, 1H), 4.69 - 4.53 (m, 3H), 4.04 (quin, J=7.0 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.34 - 3.32 (m, 1H), 3.22 - 3.14 (m, 1H), 2.95 (dd, J=12.9, 3.9 Hz, 1H), 2.92 - 2.74 (m, 4H), 2.61 - 2.54 (m, 1H)
【0374】
(314C):(+/−)Tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(1.52g,4.58mmol)、メチル 1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレート(0.688g,3.44mmol)およびメチル 1−メチルピペラジン−2−カルボキシレート(0.181g,1.144mmol)の3:1混合物、Pd(dba)(0.420g,0.458mmol)、BINAP(0.285g,0.458mmol)、CsCO(2.240g,6.88mmol)、およびトルエン(40mL)を、丸底フラスコ内で合わせた。該フラスコを、Nで排気と流入を3回繰り返し、該反応物を105℃で18時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、さらに0.05当量の各触媒およびリガンドを加えた。該反応バイアルを再密封し、Nで排気および流入を3回繰り返し、続いて105℃で2時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、EtOAcで希釈した。該溶液をセライトに通して濾過し、濾液を減圧中で濃縮した。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し(0−5% MeOH/DCM)、続いて0−20% アセトン/DCMで再精製した。292mgの純粋なメチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレートを、592mgのメチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレートおよびメチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−メチルピペラジン−2−カルボキシレートの3:1.7混合物とともに得た。H NMRに基づいて収率を推定した:メチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレート(683mg)およびメチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−メチルピペラジン−2−カルボキシレート(201mg)。
MS (ESI) m/z 451 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.34 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.99 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.88 (t, J=6.6 Hz, 1H), 4.76 - 4.59 (m, 3H), 4.23 (quin, J=7.0 Hz, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.60 - 3.51 (m, 2H), 3.43 - 3.35 (m, 1H), 3.27 - 3.14 (m, 1H), 3.09 (dd, J=11.1, 3.4 Hz, 1H), 2.98 - 2.89 (m, 1H), 2.85 (dt, J=11.1, 3.4 Hz, 1H), 1.55 (s, 9H)
メチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−メチルピペラジン−2−カルボキシレートについての分析データ
MS (ESI) m/z 409 (M+H)
【0375】
(314D):メチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレート(292mg,0.648mmol)をTHF(3mL)および水(0.3ml)中に入れ、水酸化リチウム一水和物(38.1mg,0.907mmol)を加えた。該反応物を40℃で2時間加熱し、続いて室温に冷まし、終夜攪拌した。いくらかの出発物質がLCMSによりいまだ検出されたため、該反応物を40℃に温め、2時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、該溶媒を減圧中で留去した。該物質をトルエンで3回共沸させて、4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレート,リチウム塩(292mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 437 (M+2H)
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 8.81 (br. s., 1H), 7.76 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.05 (br. s, 1H), 4.67 (t, J=6.6 Hz, 1H), 4.52 (t, J=6.6 Hz, 1H), 4.40 (q, J=5.9 Hz, 2H), 4.06 - 3.92 (m, 1H), 3.13 - 2.86 (m, 3H), 2.76 - 2.60 (m, 1H), 2.37 - 2.25 (m, 1H), 1.44 (s, 9H)
【0376】
(314E):4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキシレート,リチウム塩(200mg,0.452mmol)を、トルエンで3回共沸させ、4Åモレキュラ・シーブスを加えた。THF(3mL)、続いてDIPEA(0.118mL,0.677mmol)、モルホリン(0.117mL,1.355mmol)、およびT3P(0.538mL,0.903mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合液をセライトの小さいパッドに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−4% MeOH/DCM)。Tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(112mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 506 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.35 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.00 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.89 - 4.69 (m, 2H), 4.62 - 4.52 (m, 2H), 4.05 (quin, J=6.9 Hz, 1H), 3.73 - 3.59 (m, 9H), 3.32 (d, J=9.7 Hz, 1H), 3.23 - 3.13 (m, J=7.3 Hz, 3H), 3.07 (q, J=9.2 Hz, 1H), 2.70 (t, J=10.1 Hz, 1H), 1.57 - 1.55 (m, 9H)
【0377】
(314F):(+/−)Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(112mg,0.221mmol)をDCM(3mL)中に入れ、TFA(0.341mL,4.43mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質を、DCMで2回およびMeOHで2回共沸させ、続いて減圧下で乾燥させた。該固形物をEtOAc中に溶解させ、続いて2M KPO溶液で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−5% MeOH/DCM)。(+/−)3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(36mg)を無色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 406 (M+H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.78 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.68 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.87 - 4.71 (m, 2H), 4.55 (t, J=6.8 Hz, 2H), 4.38 (s, 2H), 4.02 (quin, J=7.2 Hz, 1H), 3.73 - 3.53 (m, 9H), 3.31 - 2.94 (m, 5H), 2.76 - 2.59 (m, 1H)
【0378】
(314G):(+/−)Tert−ブチル(2−クロロ−7−シアノイミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(中間体1)(30mg,0.090mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(36.4mg,0.090mmol)、酢酸パラジウム(II)(6.04mg,0.027mmol)、dppf(4.97mg,8.96μmol)、キサントホス(5.19mg,8.96μmol)、および炭酸セシウム(52.6mg,0.161mmol)を10mLのフラスコ内で合わせて、ジオキサン(1mL)を加えた。該フラスコをNで排気および流入を3回繰り返し、100℃で1時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、粗物質をフラッシュカラムで精製した(0−5% MeOH/DCM)。(+/−)Tert−ブチル(2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7−シアノイミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(45mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 704 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.62 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.07 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.79 (dt, J=13.5, 6.9 Hz, 2H), 4.58 (t, J=6.9 Hz, 2H), 4.06 (quin, J=7.2 Hz, 1H), 3.78 - 3.56 (m, 9H), 3.33 (d, J=11.9 Hz, 1H), 3.27 - 3.15 (m, 4H), 3.14 - 3.04 (m, 1H), 2.79 - 2.67 (m, 1H), 1.51 (s, 9H), 1.14 - 1.02 (m, 2H), 0.87 - 0.74 (m, 2H)
【0379】
実施例314:(+/−)Tert−ブチル(2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7−シアノイミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)(シクロプロピル)カルバメート(40mg,0.057mmol)を、DCE(275μL)中に入れ、アニソール(31.0μL,0.284mmol)を加えた。該反応物を0℃に冷却し、TFA(92μL,1.193mmol)を加えた。反応液を0℃で30分間攪拌し、室温に温め、1.5時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで2回共沸させて、過剰なTFAを取り除いた。粗製物質をプレパラティブHPLCにより精製して、(+/−)2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.9mg)を供した。
MS (ESI) m/z 604 (M)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (br. s., 1H), 8.90 (br. s., 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 4.66 - 4.52 (m, J=2.4 Hz, 2H), 4.42 (q, J=6.9 Hz, 2H), 4.17 - 4.06 (m, 1H), 3.99 (quin, J=7.2 Hz, 1H), 3.73 (s, 1H), 3.55 (br. s, 7H), 3.15 - 3.09 (m, 1H), 3.08 - 3.01 (m, 4H), 2.96 (quin, J=5.3 Hz, 1H), 2.59 (s, 1H), 0.77 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0380】
下記に記載の化合物は、実施例化合物314について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表10
【表13】
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YMC S5 ODS 4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分.グラジエント,220nmでモニター。
【0381】
実施例318
【化110】
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2−((3−(1−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
メタノール(0.7ml)/CHCL(0.7ml)の混合溶媒中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例208)(60mg,0.138mmol)の懸濁液に、オルトギ酸トリメチル(0.7mL,6.33mmol)、(懸濁液は1分以内に清澄な溶液に変換した)、tert−ブチル 3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(237mg,1.383mmol)、および酢酸(0.032mL,0.553mmol)を加えた。該混合物を室温で40分間攪拌し、続いてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(87mg,1.383mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。反応混合液をEtOAcおよび希NaHCO溶液の間で分液処理し、水層をEtOAcで抽出し;有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、濃縮した。粗製中間体化合物を、分取HPLC(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10% メタノール,90% HO,0.1% TFA;溶媒B=90% メタノール,10% HO,0.1% TFA,流速42mL/分,20−100% B,20分間)により精製した。HPLCフラクション(中間体化合物を含有)をPhenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジ上にかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、メタノール/DCM(1:1)中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去し、46mgの中間体が白色の固形物として残り、DCM(2ml)中に溶解させ、TFA(1ml)を加えた。生じた混合物を室温で0.5時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をMeOH/ DCM中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、メタノール/DCM(1:1)中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、該生成物(39mg)が白色の固形物として残った。
MS (ESI) m/z 489.28 (M+1)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 8.87 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.27 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.72 - 3.64 (m, 2H), 3.62 - 3.56 (m, 2H), 3.35 - 3.26 (m, 1H), 3.11 (tt, J=12.1, 3.5 Hz, 1H), 3.03 (tt, J=7.3, 3.7 Hz, 1H), 2.94 (d, J=11.6 Hz, 2H), 2.09 - 1.99 (m, 2H), 1.96 - 1.87 (m, 2H), 1.72 (qd, J=12.5, 3.4 Hz, 2H), 1.06 - 0.98 (m, 2H), 0.84 - 0.75 (m, 2H)
【0382】
実施例319
【化111】
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2−((3−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
CHCl(1.5mL)中の2−((3−(1−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例318)(25mg,0.051mmol)およびトリエチルアミン(0.014mL,0.102mmol)の懸濁液に、0℃で塩化アセチル(4.41mg,0.056mmol,DCMで希釈,DCM中で10V%,44μL)を滴下して加えた。該懸濁液は数分で清澄な溶液に変換し、0℃で1時間攪拌し続けた。該溶媒を留去し、該粗物質を下記の条件によるプレパラティブLCMSで精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたり20−60% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望の生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させ、表題生成物が残った(15.6mg)。
MS (ESI) m/z 531.15 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 9.35 (br. s., 1H), 8.91 (br. s., 1H), 8.34 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.55 (br. s., 1H), 4.21 (m, 2H), 3.93 (m, 2H), 3.56 - 3.27 (m, 3H), 3.17 (m, 2H), 2.95 (d, J=4.9 Hz, 1H), 2.90 (s, 1H), 2.74 (s, 1H), 2.00 - 1.66 (m, 6H), 0.78 (d, J=5.2 Hz, 4H).
【0383】
実施例320
【化112】
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メチル 3−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシ
表題化合物は、実施例化合物319を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−((3−(1−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例318)およびクロロギ酸メチルから調製した。
HPLC Rt 3.088分
MS (ESI) m/z 547.17 (M+1)
【0384】
実施例321
【化113】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物319を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−((3−(1−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例318)およびメタンスルホニルクロリドから調製した。
HPLC Rt3.020分
MS ESI) m/z 567.27 (M+1)
【0385】
下記に記載の化合物は、実施例化合物209について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表11
【表14】
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CHROMOLITH(登録商標)カラム 4.6x50mm(10−90% メタノール溶液(0.1% TFAを含有)で5分にわたり溶出,4mL/分,220nmでモニター)。
【0386】
実施例326
【化114】
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(+/−)メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例171と類似の方法において、中間体化合物2および実施例化合物171Eから調製した。
MS (ESI) m/z 511.6 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.19 (br. s., 1H), 8.87 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.97 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.0 Hz,1H), 5.00 (d, J=5.4 Hz, 1H), 3.55 (s, 4H), 3.50 - 3.36 (m, 3H), 3.31 - 3.16 (m, 2H), 2.77 (t, J=11.1 Hz, 1H), 2.55 (br. s., 1H), 1.93 - 1.82 (m, 1H), 1.57 (qd, J=12.2, 4.1 Hz, 1H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0387】
実施例327
【化115】
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メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例化合物174と同様の方法において、中間体化合物6の代わりに中間体化合物化合物2から調製した。
MS (ESI) m/z 511.6 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.19 (br. s., 1H), 8.87 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.97 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.0 Hz,1H), 5.00 (d, J=5.4 Hz, 1H), 3.55 (s, 4H), 3.50 - 3.36 (m, 3H), 3.31 - 3.16 (m, 2H), 2.77 (t, J=11.1 Hz, 1H), 2.55 (br. s., 1H), 1.93 - 1.82 (m, 1H), 1.57 (qd, J=12.2, 4.1 Hz, 1H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0388】
実施例328
【化116】
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メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(328A):4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体7,70mg,0.181mmol)、メチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例173D,80mg,0.181mmol)およびCsCO(177mg,0.543mmol)を、密封したマイクロ波バイアル内でDMF(2mL)と混合させた。該混合物を油浴内にて60℃で2時間加熱した。該混合物を、50ml EtOAcで希釈し、濾過した。濾液を水(3x50ml)、続いて食塩水で洗浄し;MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、140mgの生成物を得て、これをそのまま使用した。
【0389】
(328B):メチル((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(140mg,0.188mmol)を、テトラヒドロフラン(2mL)中に溶解させた。TBAF(THF中で1M,0.244mL,0.244mmol)を加えた。該混合物を室温で終夜攪拌した。該混合物を乾燥するまで濃縮し、続いてEtOAc(50ml)で希釈し、飽和NaHCOで洗浄した。該水層を20ml EtOAcで抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、128mgの生成物を得て、さらに精製することなく使用した。
【0390】
実施例328:メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(128mg,0.183mmol)を、アニソール(0.5mL,4.58mmol)およびDCE(2mL)と混合させた。TFA(0.75mL,9.73mmol)を加えた。該混合物を室温で2時間攪拌した。LCMSにより、いまだ大量の出発物質が残存することが示された。該混合物を40℃で1時間加熱した。該混合物を乾燥するまで高真空下で濃縮した。10mlの2N NH/MeOHを加え、30分間攪拌した。白色沈殿物を濾過により回収し、水および2mlの冷MeOHで洗浄し、空気吸込で乾燥させて、40mgの所望生成物メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメートを得た。
MS (ESI) m/z 511.6
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.26 - 9.10 (m, 1H), 8.86 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 7.97 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.2Hz, 1H), 4.99 (d, J=5.2 Hz, 1H), 3.55 (s, 3H), 3.60 - 3.36 (m, 4H), 3.31 - 3.17 (m, 2H), 2.77 (t, J=11.3 Hz, 1H), 2.55 (br. s., 1H), 1.92 - 1.81 (m,1H), 1.62 - 1.49 (m, 1H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0391】
実施例化合物328の別の合成
(328A1):メカニカルスターラーと内部温度計を備えた3リットルの三頚フラスコに、4−クロロベンゾニトリル(65g,472mmol)を入れた。該フラスコを(−5℃)槽上に浸し、硫酸(700ml)を加えた(均一な溶液を生成)。該溶液を0℃の内部温度に冷却する。NBS(170g,945mmol)をこの溶液に加えた。反応混合物は、固形NBSを含有するスラリーである。反応混合液を氷浴でゆっくり融解させながら攪拌した。反応混合物を室温に温めながら16時間攪拌し続けた。一定分量のNMR分析により、ほとんどが一臭素化化合物であることが示される。反応混合物を30℃で16時間攪拌した。反応混合物を、メカニカルスターラーとともに(氷水槽中に浸した)6リットルの三頚フラスコ内の3.5kgの氷中に入れ、得られたスラリーを1時間攪拌し、続いて濾過した。固形物を濾過用漏斗上で10% NHOH(2L)で2回、水(2L)で3回洗浄し、窒素気流中で乾燥させた。148g(粗製物の量)3,5−ジブロモ−4−クロロベンズアミドを得て、さらに精製することなく用いた。
MS (ESI) m/z 310/312/314/316
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.24 (s,2H), 8.22 (bs, 1H), 7.72 (bs, 1H).
【0392】
(328B1):オキシ塩化リン(90mL,966mmol)を、アセトニトリル(1500ml)中の3,5−ジブロモ−4−クロロベンズアミド(148g,粗製,〜380mmol)の懸濁液に還流下で加えた。反応混合液をさらに90分間加熱還流した。反応混合液を乾燥するまで蒸発させ、続いてEtOAcおよびNaHCO溶液の間で分液処理した。有機層をNaHCO溶液で1回以上、食塩水で1回洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させて、3,5−ジブロモ−4−クロロベンゾニトリル(110g)を得た。該物質をさらに精製することなく次の反応で使用した。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.89 (s, 2H).
【0393】
(328C1):5リットルの三頚フラスコに、3,5−ジブロモ−4−クロロベンゾニトリル(79g,188mmol)、(3R,4R)−4−((E)−(4−メトキシベンジリデン)アミノ)ピペリジン−3−オール(47g,171mmol)、Pd(dba)(5.15g,5.63mmol)、BINAP(10.62g,17.05mmol)、およびCsCO(222g,682mmol)に入れ、窒素で排気した。ジオキサン(2000ml)を加えた。反応混合液を95℃で18時間加熱した。CMSにより、大量の残っている出発物質が示された。さらなる量のPd(dba)(1.57g,1.715mmol)およびBINAP(2.13g,3.42mmol)を加え、温度を100℃まで6時間上昇させた。該フラスコを窒素ブランケット下で開けた。Pd(dba)(5.15g,5.63mmol)、キサントホス(9.87g,17.05mmol)およびO−t−ブチル カルバメート(49.9g,426mmol)を加え、該フラスコを窒素で再度排気した。反応混合液を100℃で24時間加熱した。セライトを反応混合物に加え、続いておおまかに攪拌し、セライトの層に通して濾過した。固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮して、褐色の泡沫物(115g)を得て、シリカ(3000gのカートリッジ)上のクロマトグラフィーにより精製した(DCM中の溶液として載せ、100% DCM〜DCM中の10% MeOH(イミン化合物を溶解させる)のグラジエント、続いてDCM中の10%〜20%の(MeOH中の2M NH)グラジエントで溶出)。tert−ブチル (3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(27.3g)を得た。
MS (ESI) m/z 367/369
【0394】
(328D1):0℃でMeOH(500mL)中のtert−ブチル(3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(27.3g,55.8mmol,〜75%の純度)およびDIPEA(48.7mL,279mmol)の溶液(アセトン/氷浴,浴温〜−10℃)を、クロロ炭酸メチル(12.94mL,167mmol)で処理した(内部温度<+3℃を保ちながらゆっくり加えた)。反応液を0℃で1時間攪拌し、続いて減圧中で濃縮した。残渣を、EtOAcおよび0.5M クエン酸の間で分液処理した。有機層を飽和NaHCO溶液および食塩水で洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させた。粗製物を、100% ヘキサン〜50% EtOAc+50% DCMのグラジエント溶離液を用いて、シリカ(750g)上のクロマトグラフィーで精製した。生成物を含有するフラクションを合わせて、粘着性の油状物まで蒸発させて、メチル ((3R,4R)−1−((3−N−Boc−アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(19.7g)を得た。
MS (ESI) m/z 423/425,
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 8.90 (s, 1H), 7.71 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.36 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.08 (d, J=7 Hz, 1H), 4.98 (d, J=5.3 Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.57-3.49 (m, 2H), 3.45-.3.13 (m, 3H), 2.77 (dt, J=1.5, 12.0 Hz, 1H), 1.92-1.84 (m, 1H), 1.62-1.48 (m, 1H), 1.49 (s, 9H).
【0395】
(328E1):メチル((3R,4R)−1−(3−N−BOC−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(19.7g,34.8mmol)を、DCE(100ml)中に溶解させた。TFA(25mL,324mmol)を加え、該混合物を、穏やかな窒素気流下で室温にて21時間攪拌した。反応混合液を乾燥するまで蒸発させ、アンモニア(MeOH中で2モル)(200mL,400mmol)中に溶解させ、室温で2時間攪拌した。反応混合液を乾燥するまで蒸発させ、続いてNaHCO溶液とEtOAcの間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させた(18.3gの淡い褐色の泡状物)。粗製物を、シリカ上のカラムクロマトグラフィー(1500gのシリカ,60カラム容量倍について100% ヘキサン〜(70% アセトン+30% ヘキサン)のグラジエント)により精製した。生成物を含有するフラクションを合わせて、乾燥するまで蒸発させて、淡い褐色の固形泡沫物のメチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(10.9g)を得た。
MS (ESI) m/z 323/325
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.06 (b, 1H), 6.85 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.82 (b, 2H), 4.93 (d, J=5.0 Hz, 1H), 3.55 (s, 3H), 3.55-3.45 (m, 1H), 3.35-3.30 (m, 1H), 3.28-3.21 (m, 1H), 3.17-3.11 (m, 1H), 2.67 (dt, J=2, 10 Hz, 1H), 2.43 (t, J=10.6 Hz, 1H), 1.89-1.82 (m, 1H), 1.56 (dq, J=4.0, 12.3 Hz, 1H).
【0396】
(328F1):1リットルの丸底フラスコに、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(12.05g,35.2mmol,中間体化合物10)、メチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(10.9g,28.5mmol)、Pd(OAc)(377mg,1.679mmol)、キサントホス(990mg,1.711mmol)およびリン酸カリウム(17.1g,81mmol)を入れた。該バイアルを窒素で排気および流入を4回繰り返した。トルエン(320mL)を加え、該フラスコを再度、窒素で排気および流入を4回繰り返し、続いて攪拌しながら90℃で16時間加熱した。LCMSにより、生成物および両方の出発物質が別個のピークとして示された。(UVによる〜5:1:1の比率)。該フラスコを窒素下で開封し、さらなる量の酢酸パラジウム(II)(190mg,0.846mmol)、キサントホス(500mg,0.864mmol)および第三リン酸カリウム(7.5g,35.3mmol)を加え、該フラスコを再密封し、窒素で再度排気し、さらに6時間加熱し続けた。セライトを反応混合物に加えた。該懸濁液を少しの間攪拌し、セライトの層に通して濾過した。固形物をDCMで洗浄した。濾液を褐色の泡状物まで濃縮した。(23.9g)。100% CHCl〜(50% EtOAc+50% CHCl)のグラジエントを用いて、シリカ(1500g)上のカラムクロマトグラフィーにより精製して、メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(11.2g)を得た。
MS (ESI) m/z 629/631
【0397】
実施例328A:実施例化合物328と同一の方法で調製した。
【0398】
実施例329
【化117】
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2−((3−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
中間体化合物12と同様の方法で調製した。
MS (ESI) m/z (M+1). 436.91
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.19 (t, J=5.8 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.95 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.55 (s, 3H), 3.51 - 3.42 (m, 3H), 3.28 (d, J=12.0 Hz, 2H), 2.78 (t, J=11.2 Hz, 2H), 1.87 (d, J=10.4 Hz, 2H), 1.65 - 1.54 (m, 2H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0399】
実施例330
【化118】
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メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート
2−((3−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例329)(40mg,0.092mmol)を、MeOH(1ml)およびTHF(1ml)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL,1.145mmol)と混合した。メチル カルボノクロリダート(0.05mL,0.646mmol)を加えた。該混合物を室温で1時間攪拌した。LCMSにより生成物の形成が示された。白色の沈殿物が形成され、濾過により回収し、冷MeOH(15ml)、続いて水(5ml)で洗浄し、空気吸込で乾燥させて、31.7mgの所望生成物を得た。
MS (ESI): m/z 495.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 9.19 (t, J=5.8 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.95 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.55 (s, 3H), 3.51 - 3.42 (m, 3H), 3.28 (d, J=12.0 Hz, 2H), 2.78 (t, J=11.2 Hz, 2H), 1.87 (d, J=10.4 Hz, 2H), 1.65 - 1.54 (m, 2H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0400】
実施例331
【化119】
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メチル((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−フルオロ−4−ピペリジニル)カルバメート
表題化合物は、実施例化合物284と同様の手順を用いて調製した。
MS (ESI): m/z 512.94 (M+H)
【0401】
実施例332
【化120】
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エチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(332A):0℃(氷浴)でMeOH(15mL)中のtert−ブチル (3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(実施例173A)(300mg,0.818mmol)およびDIPEA(0.428mL,2.453mmol)の溶液を、クロロギ酸エチル(0.078mL,0.818mmol)で処理した。反応液を1時間攪拌し、続いて該混合物を減圧中で濃縮した。残渣に、EtOAc(50ml)を加え、該混合物を、0.5M クエン酸、飽和NaHCO、水および食塩水で洗浄した。該溶液をNaSOで乾燥させ、溶媒を留去した。該粗物質に、DCE(5mL)およびTFA(2mL,26.0mmol)を加え;該反応物を25℃で2時間攪拌し、溶媒を留去した。該物質をDCMで希釈し、飽和NaHCOおよび水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、溶媒を留去した。該物質を、シリカゲル上で精製して(25% EtOAc−DCM)、エチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(110mg)を得た。
MS (ESI): m/z 325
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.99 - 7.13 (1 H, m), 6.83 (1 H, d, J=1.83 Hz), 6.62 - 6.74 (1 H, m), 5.78 - 5.85 (2 H, m), 4.82 - 5.02 (1 H, m), 3.54 (3 H, s), 3.45 - 3.52 (1 H, m), 3.27 (1 H, br. s.), 3.08 - 3.16 (1 H, m), 2.61 - 2.72 (1 H, m), 2.41 (1 H, s), 1.69 - 1.97 (1 H, m), 1.34 - 1.67 (1 H, m)
【0402】
(332B):2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(42mg,0.123mmol)、エチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(40mg,0.118mmol)、DPPF(4.58mg,8.26μmol)、CsCO(65.4mg,0.201mmol)、キサントホス(6.83mg,0.012mmol)、酢酸パラジウム(II)(7.95mg,0.035mmol)および1,4−ジオキサン(2ml)をマイクロ波バイアル内で合わせた。該バイアルを、窒素で排気と流入を3回繰り返した。該反応物を100℃で3時間攪拌した。反応混合液を25℃に冷ましEtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、乾燥させた(NaSO)。該溶媒を留去し、該物質を、シリカゲル上で精製して(DCM中の25% EtOAc)、エチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(50mg)を得た。
MS (ESI): m/z 646
【0403】
実施例332:DCE(0.8mL)中のエチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(50mg,0.068mmol)に、アニソール(0.1mL,0.915mmol)およびTFA(0.5mL,6.49mmol)を加え;該混合物を25℃で2時間攪拌し、溶媒を除去した。2NのNH/MeOH(5ml)を加え、該混合物を25℃で30分間攪拌した。該溶液を−20℃で保存し、白色の沈殿物が形成した。該物質を濾過により回収し、20mLの冷MeOH、5mLのエーテルで洗浄し、空気吸込下で0.5時間乾燥させて、エチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(10mg)を得た。
MS (ESI): m/z 525
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.30 - 9.10 (m, 1H), 8.96 - 8.75 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.96 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.32 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.11 - 6.91 (m, 1H), 4.97 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.00 (d, J=7.0 Hz, 2H), 3.60 - 3.49 (m, 1H), 3.49 - 3.42 (m, 2H), 3.42 - 3.34 (m, 1H), 3.28 (d, J=8.1 Hz, 1H), 3.24 - 3.16 (m, 1H), 2.82 - 2.71 (m, 1H), 2.47 (br. s., 1H), 1.88 (d, J=8.7 Hz, 1H), 1.65 - 1.48 (m, 1H), 1.18 (td, J=7.1, 4.5 Hz, 6H)
【0404】
下記に記載の化合物は、実施例化合物284について使用した合成手順と同様の手順で調製した。
表12
【表15】
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YMC S5 ODS 4.6x50mm,10−90% メタノール溶液(0.2% HPOを含有),5分.グラジエント,220nmでモニター
【0405】
実施例337
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メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート
0℃でDCM(2mL)中のメチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例328)(25mg,0.049mmol)の懸濁液に、ピリジン(0.012mL,0.147mmol)、続いてPOCl(0.014mL,0.147mmol)、DMAP(0.598mg,0.0048mmol)を加えた。15分間攪拌し、反応物を35℃に温め、終夜攪拌し続けた。LCMSにより生成物の形成を確認し、反応混合物を水(2mL)で加水分解し、室温で10分間攪拌した。該反応物を減圧濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製し、回収したフラクションを凍結乾燥させて、メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(22mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
プレパラティブHPLC:カラム:Inertsil ODS(19x250)mmx5u;溶媒A=10mM 酢酸アンモニウムpH4.5(酢酸による);溶媒B=MeOH;時間(分)/%B:0/20、10/70、15/100;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=9.37分。
MS (ESI): m/z 589.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.73 (br. S., 1H), 8.19 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 4.03-3.97 (m, 1H), 3.57 - 3.44 (m, 6H), 3.24 - 3.21 (m, 2H), 2.78 - 2.63 (m, 2H), 2.36 - 2.31 (m, 1H), 1.41-1.32 (m 1H), 1.22 (t, J=6.8 Hz, 3H)
【0406】
実施例338
【化121】
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メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(ホスホノオキシ)−4−ピペリジニル)カルバメート
実施例化合物338と同様の方法において、実施例化合物327から調製した。
MS (ESI): m/z 589.0
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.19 (t, J=5.7 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.02 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.35 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.13 (d, 7.9 Hz, 1H), 4.18 (m, 1H), 3.67 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.53-3.43 (m, 3H), 3.24 (m, 1H), 2.81 (m, 2H), 1.96 (m, 1H), 1.68 (dq, J=3.2, 12 Hz, 1H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H).
【0407】
実施例339
【化122】
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(+/−)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(ホスホノオキシ)プロパノエート
(339A):DCM(2mL)中のメチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(0.040g,0.063mmol)、2−((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)プロパン酸(0.067g,0.19mmol)の溶液に、DCC(0.039g,0.190mmol)、続いてDMAP(0.77mg,0.006mmol)を加え、室温で30分間攪拌した。出発物質の消費後(LCMSによる)、反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、セライトに通して濾過し、濾液を水および食塩水(5mL)で洗浄した。有機抽出物を合わせて、無水NaSOで乾燥させ、濃縮し、ISCOシステムを用いてシリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィーで精製して(1:1のヘキサンおよびEtOAcで溶出)、(3R,4R)1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル−2−((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)プロパノエート(0.060g)のジアステレオマー混合物をガム状液体として得た。
MS (ESI) m/z 962.1 (M-1)
【0408】
実施例339:DCE(3mL)中の(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル−2−((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)プロパノエート(0.060g,0.062mmol)の溶液に、アニソール(0.028mL,0.258mmol)、続いてTFA(DCE中で25%)(4.98mL,16.15mmol)を加え、35℃で終夜攪拌した。出発物質の消費後(LCMSによる)、溶媒を30℃にて減圧下で留去した。(LCMSにより、予測された脱ベンジル化を伴うPMB切断が示された)。粗製混合物を、逆相プレパラティブHPLCにより精製して、(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル−2−(ホスホノオキシ)プロパノエート(0.014g)のジアステレオマー混合物をオフホワイト色の固形物として得た。
プレパラティブHPLC:カラム:Sunfire C18(19x150)mmx5u;溶媒A=10mM 酢酸アンモニウム pH4.6(AcOHで調整);溶媒B=アセトニトリル;時間(分)/%B:0/20、8/70、12/70;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=7.066分。
MS (ESI) m/z 663.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.98 - 9.36 (br. m, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03 - 7.96 (m, 1H), 7.49 - 7.24 (br. m, 3H), 4.85 - 4.72 (m, 1H), 4.52 - 4.42 (m, 1H), 3.68 - 3.52 (m, 9H), 2.89 - 2.71 (m, 3H), 2.00 - 1.93 (m, 1H), 1.82 - 1.66 (m, 1H) 1.29 - 1.14 (m, 6H)
【0409】
実施例340
【化123】
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(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(ホスホノオキシ)プロパノエート
(340A):DCM(3mL)中のメチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(0.090g,0.143mmol)の溶液に、(S)−2−((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)プロパン酸(0.150g,0.428mmol)、続いてDCC(0.088g,0.428mmol)、DMAP(1.74mg,0.014mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。出発物質の消費後(LCMSによる)、反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、セライトに通して濾過し、濾液を水および食塩水(5mL)で洗浄した。有機抽出物を合わせて、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、(S)−((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−(7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−2−イルアミノ)フェニル)−4−(メトキシカルボニルアミノ)ピペリジン−3−イル)−2−(ビス(ベンジルオキシ)ホスホリルオキシ)プロパノエート(0.1g)をガム状液体として得た。これを精製することなく次の工程で用いた。
MS m/z 963.2
【0410】
実施例340:実施例化合物339について使用した手順と同様の手順を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 663.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.17 (br. s, 1H), 8.86 (br. s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.39 - 7.29 (m, 2H), 7.13 (br. s, 1H), 6.57 (br. s, 1H), 4.83 - 4.78 (m, 1H), 4.57 - 4.46 (m, 1H), 3.71 - 3.47 (m, 8H), 2.88 - 2.72 (m, 2H), 1.95 - 1.91 (m, 1H), 1.78 - 1.67 (m, 1H), 1.29 (d, J=6.78 Hz, 3H) 1.22 - 1.13 (m, 3H)
【0411】
実施例341
【化124】
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(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−ヒドロキシプロパノエート
(341A):(S)−メチル 2−ヒドロキシプロパノエート(1.5g,14.41mmol)、1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(3.38g,21.61mmol)、DIPEA(4.03mL,23.05mmol)およびヨウ化ナトリウム(0.150g,1.001mmol)の混合物を150℃で2時間加熱した。続いて反応混合物を室温に冷まし、EtOAc(100mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(2X50mL)および食塩水で洗浄した。有機抽出物を合わせて、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。該粗製混合物を、ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(9:1のヘキサンおよびEtOAcで溶出)、(S)−メチル 2−((4−メトキシベンジル)オキシ)プロパノエート(2g)をガム状液体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.25 (d, J=6.9 Hz, 2H), 6.91 (d, J=6.9 Hz, 2H), 4.48 (d, J=10.5 Hz, 1H), 4.34 (d, J=10.5 Hz, 1H), 4.11-4.04 (m, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.67 (s, 3H), 1.29 (d, J=6.6 Hz, 3H)
【0412】
(341B):0℃でTHF(20mL)およびMeOH(6mL)中の(S)−メチル 2−((4−メトキシベンジル)オキシ)プロパノエート(1g,4.46mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.225g,9.38mmol)を加え、3時間攪拌した。次いで、室温に30分で温めた。出発物質の消費後(TLCによる)、反応混合物を濃縮し、生じた残渣をEtOAc(100ml)に入れ、1.5N HClで酸性にし(pH1まで)、EtOAc中で抽出した(2x100ml)。有機抽出物を合わせて、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、(S)−2−((4−メトキシベンジル)オキシ)プロパン酸(0.6g)をガム状液体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.41 (br. s, 1H), 7.27 (d, J=4.8 Hz, 2H), 6.91 (d, J=4.8Hz, 2H), 4.51 (d, J=11.4 Hz, 1H), 4.32 (d, J=11.4 Hz, 1H), 3.99-3.92 (m, 1H), 3.74 (s, 3H), 1.29 (d, J=4.8 HZ, 3H)
【0413】
(341C):DCM(2mL)中のメチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(0.050g,0.079mmol)の溶液に、(S)−2−((4−メトキシベンジル)オキシ)プロパン酸(0.050g,0.238mmol)、続いてDCC(0.049g,0.238mmol)、DMAP(0.968mg,0.008mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。出発物質の消費後(TLCによる)、反応混合物をDCM(15mL)で希釈し、セライトに通して濾過し、濾液を水(10mL)および食塩水で洗浄した。有機抽出物を合わせて、無水NaSOで乾燥させ、濃縮し、ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(4:6のヘキサンおよびEtOAcで溶出)、(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル−2−((4−メトキシベンジル)オキシ)プロパノエート(0.050g)をガム状固形物として得た。化合物の純度は、57%(主なDCU不純物を含有)であった。生成物はさらに精製することなく次の工程に使用した。
MS (ESI) m/z 823.2
【0414】
実施例341:DCE(3mL)中の(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((4−メトキシベンジル)オキシ)プロパノエート(0.050g,0.061mmol)の溶液に、アニソール(0.027mL,0.243mmol)、続いてTFA(DCE中で25%)(4.68mL,15.18mmol)を加え、35℃で終夜攪拌した。反応混合液を30℃で濃縮し、生じた残渣をジエチルエーテルで洗浄して、固形物を得て、これを、逆相プレパラティブHPLCにより精製し、回収したフラクションを凍結乾燥させて、(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−ヒドロキシプロパノエート(0.005g)を白色の固形物として得た。
プレパラティブHPLC:カラム:SUNFIRE C−18(19x150)mmx5u;溶媒A=10mM 酢酸アンモニウム pH4.5(AcOHによる);溶媒B=アセトニトリル;時間(分)/%B:0/30、12/70、15/100;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=8.30分。
MS (ESI) (ESI) m/z 583.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.18 (t, J=5.65 Hz, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.95 (d, J=1.76 Hz, 1H), 7.38 (d, J=1.76 Hz, 1H), 7.28 -7.25 (m, 1H), 5.37 (d, J=5.77 Hz, 1H), 4.83 - 4.76 (m, 1H), 4.14 - 4.05 (m, 1H), 3.70 - 3.59 (m, 1H), 3.53 (s, 3H), 3.49 - 3.27 (m, 4H), 2.91 - 2.71 (m, 2H), 1.94 (d, J=9.03 Hz, 1H), 1.80 - 1.67 (m, 1H), 1.24 (d, J=7.03 Hz, 3H), 1.18 (t, J=7.15 Hz, 3H)
【0415】
実施例342
【化125】
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(R)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(ホスホノオキシ)プロパノエート
実施例340と同様の方法を用いて調製し、下記のようなプレパラティブHPLCを用いて精製した。
プレパラティブHPLC:カラム:Sunfire C−18(250x19)mmx5u;溶媒A=10mm 酢酸アンモニウム ph4.6(AcOHで調整);溶媒B=アセトニトリル;時間(分)/%B:0/10、10/50、15/100;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=11.04分。
MS (ESI) m/z 663.0 (M+1)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.16 (br. s, 1H), 8.21 - 8.16 (m, 1H), 8.02 - 7.96 (m, 1H), 7.37 -7.32 (m, 3H), 4.80 - 4.74 (m, 1H), 4.48 - 4.44 (m, 1H), 3.63 - 3.34 (m, 8H), 2.88 - 2.70 (m, 3H), 1.92 - 1.89 (m, 1H), 1.79 - 1.74 (m, 1H), 1.24 - 1.16 (m, 6H)
【0416】
実施例343
【化126】
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(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 4−(ホスホノオキシ)ブタノエート
(343A):0℃でDCM(5mL)中のメチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(100mg,0.158mmol)および4−((ジ−tert−ブトキシホスホリル)オキシ)ブタン酸(141mg、 0.475mmol)の懸濁液に、DCC(98mg,0.475mmol)、続いてDMAP(1.936mg,0.016mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。出発物質の消費後(LCMSによる)、反応混合物をDCM(2mL)で希釈し、セライトに通して濾過し、濾液を水および食塩水で洗浄した。有機抽出物を合わせて、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。生じた残渣を、ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(7:3のヘキサンおよびEtOAcで溶出)、(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 4−((ジ−tert−ブトキシホスホリル)オキシ)ブタノエート(72mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 910.2
【0417】
実施例343:0℃でDCE(2mL)中の(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 4−((ジ−tert−ブトキシホスホリル)オキシ)ブタノエート(72mg,0.079mmol)の溶液に、TFA(DCE中で25%)(6.10mL,19.79mmol)、続いてアニソール(0.035mL,0.317mmol)を加え、35℃で終夜攪拌した。出発物質の消費後(LCMSによる)、反応物を濃縮し、逆相プレパラティブHPLCで精製し、回収したフラクションを凍結乾燥させて、(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 4−(ホスホノオキシ)ブタノエート(4mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
プレパラティブHPLC:カラム:Symmetry C−18(250x19)mm,7u;溶媒A=10mM 酢酸アンモニウム;溶媒B= アセトニトリル;時間(分)/%B:0/10、10/50;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=11.75分。
MS (ESI) m/z 677.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.18 - 8.14 (m, 1H), 8.95 - 8.89 (m, 2H), 7.63 - 7.59 (m, 1H), 7.39 -7.22 (m, 4H), 4.79 - 4.71 (m, 1H), 3.65 - 3.42 (m, 10H), 3.28 -3.22 (m 1H), 2.85 -2.80 (m 1H), 2.64 - 2.55 (m, 1H), 2.23 -2.20 (m, 2H), 1.92 -1.89 (m, 1H), 1.71 -1.65 (m, 2H), 1.18 -1.11 (m, 3H)
【0418】
実施例344
【化127】
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(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−(4−(ホスホノオキシ)フェニル)アセテート
実施例化合物343について使用した方法と同様の方法を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 725
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.19 (s, 1H), 7.90 (d, J=1.51 Hz, 1H), 7.36 (d, J=1.51 Hz, 1H), 7.31 - 7.27 (m, 1H), 7.04 (br. s, 4H), 6.80- 6.65 (br., 1H), 4.81 - 4.76 (m, 1H), 3.65 - 3.42 (m, 10H), 3.33 -3.20 (m, 2H) 2.87 (t, J=10.04 Hz, 1H), 2.73 (t, J=10.67 Hz, 1H), 1.94 (br. m, 1H), 1.78 - 1.70 (m, 1H), 1.13 (t, J=7.15 Hz, 3H)
【0419】
実施例345
【化128】
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ナトリウム(((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル)オキシ)メチルホスフェート
(345A):0℃で無水酢酸(0.046mL,0.489mmol)中のメチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例328)(25mg,0.049mmol)の攪拌溶液に、DMSO(0.052mL,0.734mmol)、続いて酢酸(0.084mL,1.468mmol)を加え、室温で4日間攪拌し続けた。LCMSにより、出発物質が残っていない約45%の所望化合物が示された。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、10% NaCO(3ml)および食塩水で洗浄した。有機抽出物を合わせて、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。得られた30mgの粗製残渣を、逆相プレパラティブHPLCで精製し、回収したフラクションを凍結乾燥させて、メチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((メチルチオ)メトキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(18mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
プレパラティブHPLC:カラム:Inertsil ODS(250x19)mm,5u;溶媒A=10mM 酢酸アンモニウム pH4.5(AcOHによる);溶媒B=アセトニトリル;時間(分)/%B:0/30、10/70、15/100;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=18.84分。
LC-MS (ESI) m/z 571.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.21 - 9.15 (m, 1H), 9.87 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.20 - 7.15 (m, 1H), 4.73 (s, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.71 -3.39 (m, 8H), 3.28 - 3.19 (m, 1H), 2.80 -2.73 (m, 1H), 2.62 - 2.58 (m, 1H), 1.86 - 1.82 (m, 1H), 1.72 - 1.63 (m, 1H), 1.19 (t, J=5.2 Hz, 3H)
【0420】
実施例345:0℃でTHF(2mL)中のメチル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((メチルチオ)メトキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(18mg,0.032mmol)の攪拌溶液に、NIS(14.18mg,0.063mmol)、続いてリン酸結晶(15.44mg,0.158mmol)を加え、室温に1時間で温めた。TLCにより、出発物質の消費が示され、反応混合物をメタノール(2ml)で希釈し、1M Na2S2O3で無色にまで処理し、続いてpHを、固形物NaCOを加えて10(約)に調整した。生じた沈殿物を濾過により除去し、LCMSにかけ、大半が生成物であることが示された。濾液を濃縮し、凍結乾燥させて、粗製オフホワイト色の固形物を得た。これを、逆相プレパラティブHPLCで精製して、純粋なナトリウム(((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル)オキシ)メチルホスフェート(9mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
プレパラティブHPLC:カラム:Sunfire C−18(250x19)mm,5u;溶媒A=水;溶媒B=アセトニトリル;時間(分)/%B:0/10、10/50、15/100;流速=16mL/分;波長=220および254nm;生成物の保持時間=5.74分。
LC-MS (ESI) m/z 619.0 (M-1) (対応酸)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.10 (s, 1H), 8.07 (br. s, 1H), 7.24 (br. s, 1H), 4.87 - 4.78 (m, 2H), 3.96 - 3.88 (m, 1H), 3.56 -3.47 (m, 8H), 3.28 -3.15 (m, 2H), 2.69 -2.50 (m, 2H), 2.05 (br. d, J=8.4 Hz, 1H), 1.53 - 1.48 (m, 1H), 1.20 -1.11 (m, 3H)
【0421】
実施例346
【化129】
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(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−メチルブタノエート
実施例化合物194について用いた方法と同様の方法を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 610.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.20 (s, 1H), 7.98 (d, J=1.76 Hz, 1H), 7.37 (d, J=1.76 Hz, 1H), 7.27 (d, J=8.53 Hz, 1H), 6.52 (br. s, 1H), 6.29 (br. s, 1H), 4.83 -4.79 (m, 1H), 3.74 - 3.61 (m, 1H), 3.53 (s, 3H), 3.46 (q, J=7.28 Hz, 4H), 3.09 (d, J=5.52 Hz, 1H), 2.94 - 2.83 (m, 1H) 2.76 (t, J=10.54 Hz, 1H), 1.98 - 1.69 (m, 4H), 1.26 - 1.12 (m, 4H), 0.87 (d, J=6.78 Hz, 3H), 0.81 (d, J=6.78 Hz, 3H)
【0422】
実施例347
【化130】
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2−((6−シアノピリジン−2−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(347A):メチル 6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピコリネート(1g,3.96mmol)を入れた丸底フラスコに、MeOH(10mL,70.0mmol)中のアンモニアを加えた。反応混合液を室温で3時間攪拌した。反応混合液を減圧中で濃縮し、白色のふわふわした固形物を供した。該物質をそのまま次に使用した。
MS (ES-) m/z 236.4 (M-H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.12 (dd, J=7.9, 1.3 Hz, 1H), 7.90 - 7.80 (m, 2H), 7.54 (d, J=11.0 Hz, 1H), 7.17 (br. s., 1H), 5.51 (br. s., 1H), 1.55 (s, 9H)
【0423】
(347B):ジクロロメタン(7.92ml)中のtert−ブチル (6−カルバモイルピリジン−2−イル)カルバメート(0.940g,3.96mmol)を入れた丸底フラスコに、トリエチルアミン(1.380mL,9.90mmol)を加えた。反応混合液を0℃に冷却し、トリフルオロ無水酢酸(0.671mL,4.75mmol)を滴下して加えた。反応混合液を0℃で90分間攪拌した。反応混合液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、分液漏斗に移した。水層をジクロロメタンで抽出した(2x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該粗製残渣を、ISCOシステム上にてカラムクロマトグラフィーで精製して(40g,0−15% EtOAc/Hex)、tert−ブチル(6−シアノピリジン−2−イル)カルバメート(0.538g)を供した。
MS (ES-) m/z 218.3 (M-H)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.22 (dd, J=8.7, 0.8 Hz, 1H), 7.77 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.36 (dd, J=7.5, 0.9 Hz, 1H), 7.31 (br. s., 1H), 1.54 (s, 9H)
【0424】
(347C):ジクロロメタン(9.82ml)中のtert−ブチル (6−シアノピリジン−2−イル)カルバメート(0.5383g,2.455mmol)を入れた丸底フラスコに、TFA(2.455ml)を入れた。反応混合液を室温で4時間攪拌した。過剰なTFAを減圧下で除去した。該粗製残渣をメタノール中に入れ、2つの同様な(parallel)Phenomenex 5gのSCXカラムを用いて遊離塩基化した。該カラムを3カラム容量倍のメタノール、3カラム容量倍の3.5N アンモニア/メタノールで流し出した。該アンモニア層を減圧中で濃縮して、6−アミノピコリノニトリル(0.312g)を供した。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.56 - 7.47 (m, 1H), 7.06 (dd, J=7.3, 0.7 Hz, 1H), 6.68 (dd, J=8.6, 0.7 Hz, 1H), 4.70 (br. s., 2H)
【0425】
(347D):該化合物は、実施例化合物1Eの手順を用いて、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(50mg,0.125mmol)および6−アミノピコリノニトリル(17.94mg,0.151mmol)を出発物質として調製した。物質をそのまま次の工程に使用した。
MS (ESI) m/z 438.4 (M+H)
【0426】
実施例347:ジクロロメタン(625μl)中の2−((6−シアノピリジン−2−イル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(54.7mg,0.125mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(27.3μl,0.250mmol)およびTFA(385μl,5.00mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。さらなる量のTFA(1mL)を加えた。反応混合液を50℃で終夜攪拌した。過剰なTFAを減圧中で濃縮することにより除去した。該粗製残渣を中性相分取LCMSクロマトグラフィーにより精製して、2−((6−シアノピリジン−2−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.7)を供した。
MS (ESI) m/z 318.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.34 (s, 1H), 9.45 (d, J=4.5 Hz, 1H), 8.51 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.05 - 7.97 (m, 1H), 7.60 (d, J=7.4 Hz, 1H), 3.16 - 3.08 (m, 1H), 0.90 - 0.75 (m, 4H)
【0427】
実施例348
【化131】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物208と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 422.18 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 9.19 (br. s., 1H), 8.85 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 8.17 (br. s., 1H), 7.55 (br. s., 1H), 4.09 (d, J=4.7 Hz, 2H), 3.45 (d, J=7.0 Hz, 2H), 3.05 (d, J=11.7 Hz, 2H), 2.61 (t, J=12.0 Hz, 2H), 1.69 (d, J=12.4 Hz, 2H), 1.56 (d, J=10.1 Hz, 2H), 1.18 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0428】
実施例349
【化132】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物210と同様の方法で調製した。
MS (ESI) m/z 478.26 (M+1)
【0429】
下記のさらなる実施例化合物は、実施例化合物349と同様の方法で調製した。
表13
【表16】
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CHROMOLITH(登録商標)カラム 4.6x50mm(10−90% メタノール溶液(0.1% TFAを含有)で4分にわたり溶出,4mL/分,220nmでモニター)。
【0430】
実施例357
【化133】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(357A):DMF(35ml)中のtert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(3.48g,9.45mmol)の溶液を氷浴内で冷まし、NaHMDS(14.17mL,14.17mmol)を加えた。20分後、冷却槽を取り外し、0℃〜室温で10分間攪拌し、氷浴内で再度冷却し、4−メトキシベンジルクロリド(1.929mL,14.17mmol)を加え、該反応物を冷却槽から取り出し、室温で終夜攪拌させた。該反応物を、EtOAcおよび飽和NHCl溶液の間で分液処理した。該水層をEtOAcで抽出し、有機層を合わせて、食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を留去し、残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(160gのカラム)で精製して(2〜10% EtOAcを含有するヘキサンで溶出)、tert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(4.05g)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 475.13
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) d 7.78 (d, J=1.1 Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.7 Hz, 3H), 6.81(d, J=7.2 Hz, 2H), 5.09 (d, J=14.3 Hz, 1H), 4.23 (d, J=15.0 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 1.68 - 1.29 (m, 9H)
【0431】
(357B):乾燥マイクロ波バイアル内のN,N−ジメチルアセトアミド(0.6mL)中のtert−ブチル(3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(1g,1.882mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(0.129g,0.188mmol)、およびヨウ化銅(I)(0.072g,0.376mmol)の混合物を、Nで排気および流入を3回繰り返した。続いて、(1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)亜鉛(II)ヨージド(5.94mL,5.64mmol,Journal of Organic Chemistry, 2004, 69, 5120に記載されるように調製したN,N−ジメチルアセトアミド中の約0.95M溶液)を加えた。該混合物をNで排気および流入を1回以上行い、次いで80℃で終夜加熱した。室温に冷まし、該反応物をEtOAcおよび飽和NHCl溶液の間で分液処理した。これを30分間攪拌させた。該水層をEtOAcで抽出し、有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、続いて5〜15% EtOAcを含有するヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより、tert−ブチル 3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.98g)を得た。
【0432】
(357C):DCM(20ml)中のtert−ブチル 3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.98g,1.856mmol)の溶液に、アニソール(5.70mL,5.64mmol)、続いてTFA(10ml)を加え、1.5時間後、該溶媒を除去した。残渣をMeOH中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これを、メタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニアの2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、3−アミノ−5−(アゼチジン−3−イル)−4−クロロベンゾニトリル(441mg)が残り、次の反応にそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 208.03 [M + 1]
【0433】
(357D):DCM(50mL)中の3−アミノ−5−(アゼチジン−3−イル)−4−クロロベンゾニトリル(507mg,2.100mmol)の懸濁液に、EtN(0.293mL,2.100mmol)、続いて炭酸−ジ−tert−ブチル(481mg,2.205mmol)を加えた。室温で終夜攪拌し、該溶媒を留去して、tert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(786mg)を得て、そのまま次の工程に使用した。
MS (ESI) m/z 330.15 [M + 23
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 7.10 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.05 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.92 (s, 2H), 4.20 (d, J=17.9 Hz, 2H), 4.05 - 3.97 (m, 1H), 3.96 - 3.88 (m, 2H), 1.39 (s, 9H)]
【0434】
(357E):DMF(3.5ml)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(155mg,0.390mmol)、tert−ブチル3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(中間体9)(100mg,0.325mmol)およびCsCO(212mg,0.650mmol)の混合物を70℃で2時間加熱した。これを、EtOAcで希釈し、水および食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を留去し、円形シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して(DCM(0〜2% MeOHを含有)で溶出)、Boc保護中間体化合物を得た。これをDCE(1ml)中に溶解させ、TFA(0.5ml)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。LC/MSにより、約14%のBocとPMBの両方を除去した生成物とともにBoc除去が示された。溶媒を留去し、残渣をMeOH中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、(1:1)DCM:メタノール中のアンモニアの2N溶液の混合物で溶出した。溶媒を留去して、107mgの生成物が固形物として残り、これをそのまま次の反応に使用した。
MS (ESI) m/z 526.31 [M + 1]
【0435】
実施例357:メタノール(1.2ml)中の2−((3−(アゼチジン−3−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(53mg,0.084mmol)の溶液に、オルトギ酸トリメチル(0.6mL,5.43mmol)、1−メチルピペリジン−4−オン(0.1mL,0.866mmol)および酢酸(10μL,0.175mmol)を加えた。該混合物を室温で40分間攪拌し、続いて水素化ホウ素ナトリウム(42.0mg,0.669mmol)を加えた。4時間後、該反応混合物をEtOAcおよび希釈NaHCO溶液の間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、粗製中間体化合物が残った。これに、DCE(1ml)、アニソール(0.046mL,0.418mmol)、およびTFA(0.5ml)を加えた。生じた混合物を50℃で3時間加熱した。該溶媒を留去し、該粗製物質を、prep−HPLC(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10% メタノール,90% HO,0.1% TFA;溶媒B=90% メタノール,10% HO,0.1% TFA,流速42ml/分,20−100% B,20分間)により精製した。生成物を含有するHPLCフラクションPhenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、メタノールおよびジクロロメタン(1:1)中のアンモニアの2N溶液の混合物を溶出した。溶媒を留去して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(35.2mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 503.30 [M + 1]
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) d 8.95 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.31 - 7.28 (m, 1H), 6.93 (br. s., 1H), 4.08 - 3.97 (m, 1H), 3.92 - 3.83 (m, 2H), 3.15 - 3.00 (m, H), 2.82 (d, J=11.6 Hz, 2H), 2.29 (s, 3H), 2.02 (t, J=9.3 Hz, 3H), 1.75 (dd, J=13.0, 2.9 Hz, 2H),1.49 - 1.34 (m, 2H), 1.17 - 1.06 (m, 2H), 0.87 - 0.77 (m, 2H)
【0436】
実施例358
【化134】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物301を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−((3−(アゼチジン−3−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例357E)およびオキセタン−3−オンから調製した。
HPLC Rt 2.746分
MS: (ESI) m/z 466.22 [M + 1]
【0437】
実施例359
【化135】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物358と類似する方法で調製した。
HPLC Rt2.873分
MS (ESI) m/z 450.22
【0438】
実施例360
【化136】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(360A):DMF中の3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリル(実施例151C)(40mg,0.131mmol)、4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体7)(50.5mg,0.131mmol)、およびCsCO(128mg,0.392mmol)を45℃で14時間加熱した。LC/MSにより生成物の形成が示された。該混合物を濾過し、CHClですすぎ、続いて濃縮し、該粗製物を次の反応に使用した。
【0439】
実施例360:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (実施例107A)(80mg,0.131mmol)を、DCE(1.5mL)中のTFA(0.5mL,6.49mmol)およびアニソール(0.072mL,0.655mmol)で処理した。該混合物を室温で24時間攪拌した。該混合物を乾燥するまで濃縮し、続いてprep−HPLCで精製して、17.6mgの所望生成物を得た。
MS(ESI): m/z 492.4 (M+1).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) d 9.16 (t, J=5.6 Hz, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.68 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.80 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.19 (t, J=7.5Hz, 2H), 3.84 (dd, J=8.0, 5.5 Hz, 2H), 3.55 - 3.42 (m, 2H), 3.4 - 3.3 (m, 2H), 3.29 - 3.12 (m, 1H), 2.35 (d, J=1.8 Hz, 6H), 2.18 (s, 3H), 1.21 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0440】
下記のさらなる実施例は、実施例化合物360と同様に調製した。
表14
【表17】
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CHROMOLITH(登録商標)カラム 4.6x50mm(4分にわたり10−90% メタノール溶液(0.1% TFAを含有)で溶出),4mL/分,220nmでモニター。
【0441】
実施例363
【化137】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
2−((3−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例329)(48mg,0.110mmol)をTHF(2mL)およびメタノール(2mL)中に入れ、丸底フラスコ内のオルトギ酸トリメチル(0.5mL,4.52mmol)、AcOH(0.05mL,0.873mmol)、オキセタン−3−オン(0.1mL,1.560mmol)を加えた。反応混合液を室温で15分間攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(50mg,0.796mmol)を加え、該反応物を室温で2時間攪拌した。LC/MSにより所望生成物への約40%の変換が示された。オキセタン−3−オン(0.1mL,1.560mmol)、オルトギ酸トリメチル(0.5mL,4.52mmol)、AcOH(0.05mL,0.873mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(50mg,0.796mmol)の別の一群を、該反応混合物に加え、さらに30分間攪拌した。LC/MSにより、該生成物への全ての変換が示された。該混合物をほとんど乾燥するまで濃縮し、EtOAcで希釈し、NaHCO、続いて食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。該粗製物をPREP−HPLCにより精製して、21.3mgの所望生成物を得た。
MS(ESI): m/z 493.6 (M+1).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) d 9.18 (br. s., 1H), 8.80 (br. s., 1H), 8.20 (br. s., 1H), 7.96 (br. s., 1H), 7.31 (br. s., 1H), 4.66 (br. s., 2H), 4.35 (br.s., 2H), 4.00 (br. s., 1H), 3.48 (br. s., 4H), 2.72 (br. s., 3H), 1.99 - 1.70 (m, 3H), 1.44 (d, J=8.3 Hz, 2H), 1.21 (br. s., 3H)
【0442】
実施例364
【化138】
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(R)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2−ヒドロキシプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
2−((3−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例329)(30mg,0.069mmol)を、1ドラムバイアル内のMeOH(0.5mL)/DCM(0.5mL)中に溶解させた。これに、トリエチルアミン(0.019mL,0.137mmol)、続いて(R)−2−メチルオキシラン(39.9mg,0.687mmol)を加えた。反応混合液を25℃で16時間攪拌した。粗製物質を下記条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;
Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水;移動相B:メタノール;緩衝液:20mM 酢酸アンモニウム;グラジエント:19.5分にわたる30−95% B、続いて95% Bで14.0分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(R)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2−ヒドロキシプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(2mg)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.25 - 9.09 (m, 1H), 8.87 (br. s., 1H), 8.19 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 5.46 - 5.21 (m, 1H), 4.07 - 3.92 (m, 2H), 3.39 - 3.31 (m, 2H), 3.26 - 3.12 (m, 2H), 3.08 - 2.96 (m, 1H), 2.87 - 2.68 (m, 3H), 2.24 - 2.06 (m, 2H), 1.87 - 1.65 (m, 2H), 1.31 - 1.07 (m, 7H)
【0443】
実施例365
【化139】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例363)(20mg,0.041mmol)を、1ドラムバイアル内のMeOH(0.5mL)/THF(0.5mL)中に溶解させた。オルトギ酸トリメチル(0.336mL,3.04mmol)、酢酸(9.29μl,0.162mmol)、およびホルムアルデヒド(3.73μl,0.041mmol)を加えた。反応混合液を25℃で5分間攪拌し、THF中の1M シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.406mL,0.406mmol)を加え;該反応物を25℃で10分間攪拌した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x200mm、5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm、5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5のアセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10mg)を得た。
MS(ESI): m/z 507
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.17 (br. s., 1H), 8.82 (br. s., 1H), 8.19 (s, 1H), 7.95 (br. s., 1H), 7.29 (br. s., 1H), 4.52 (br. s., 4H), 4.11 - 3.85 (m, 1H), 3.34 (d, J=10.7 Hz, 4H), 2.79 - 2.60 (m, 2H), 2.19 (br. s., 3H), 1.68 (br. s., 4H), 1.19 (t, J=6.9 Hz, 4H)
【0444】
実施例366
【化140】
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メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)(オキセタン−3−イル)カルバメート
0℃(氷浴)でMeOH(6mL)/THF(3mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例363)(20mg,0.041mmol)に、DIPEA(21.26μl,0.122mmol)およびクロロ炭酸メチル[(60μl,0.775mmol)合計3×(20μl,0.258mmol)ごと]を加えた。該反応物を25℃で30分間攪拌し、該混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCOおよび食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5のアセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる40−80% B、続いて100% Bで5分保持; 流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、メチル(1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)(オキセタン−3−イル)カルバメート(5.8mg)を得た。
MS(ESI): m/z 551
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.17 (br. s., 1H), 8.82 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.96 (br. s., 1H), 7.31 (br. s., 1H), 4.92 - 4.70 (m, 3H), 4.62 (br. s., 2H), 3.65 (s, 5H), 3.37 - 3.27 (m, 2H), 2.85 - 2.65 (m, 3H), 2.20 - 1.99 (m, 2H), 1.74 - 1.57 (m, 2H), 1.27 - 1.09 (m, 3H)
【0445】
実施例367
【化141】
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2−((3−(アゼチジン−3−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
マイクロ波バイアル内のtert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(実施例357D)(154mg,0.500mmol)、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体10)(172mg,0.500mmol)、CsCO(326mg,1.00mmol)、DPPF(27.7mg,0.050mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(29mg,0.050mmol)、およびPd(OAc)(34mg,0.150mmol)の混合物を窒素で排気した。ジオキサン(5mL)を加え、バイアルを密封し、100℃で3時間加熱した。室温に冷まし、該反応物をEtOAcおよび水の間で分液処理し、続いてセライトに通して濾過した。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(5〜40% EtOAcを含有するヘキサンで溶出)により、tert−ブチル 3−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)−イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(207mg,収率67%)を泡状物として得た。これをDCM(0.6mL)およびアニソール(30μL,0.272mmol)中に溶解させ、TFA(0.4mL)を加えた。二時間後、該溶媒を除去し、残渣をDCMおよびMeOHの1:1混合物を用いたSCXカートリッジ上にかけた。これをMeOHで洗浄し、MeOHおよびDCMの1N NHの1:1混合物で溶出して、粗製2−((3−(アゼチジン−3−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(70mg)を得た。試料をプレパラティブHPLC(カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる25−65% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分)で精製して、表題化合物を得た。これを一塩酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 394.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.18 (br. s., 1H), 8.20 (s, 2H), 7.67 (s, 1H), 4.11 (quin, J=7.8 Hz, 1H), 3.79 (t, J=8.0 Hz, 2H), 3.66 (t, J=7.6 Hz, 2H), 3.45 (q, J=7.1 Hz, 2H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H).
【0446】
実施例368
【化142】
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(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシプロピル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
NMP(0.8mL)およびMeOH(0.2mL)の混合液中の2−((3−(アゼチジン−3−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例367)(16mg,0.041mmol)および(S)−(−)−プロピレンオキシド(0.085mL,1.22mmol)の懸濁液を、50℃で4.5時間攪拌した。該溶媒を除去し、該生成物をプレパラティブHPLC(Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる15−55% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分)により精製して、表題化合物(6.1mg)を得た。これを一塩酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 452.4 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.21 (br. s., 1H), 9.00 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.74 (br. s., 1H), 5.30 (br. s., 1H), 4.51 - 4.18 (m, 5H), 3.90 (br. s., 1H), 3.20 (br. s., 1H), 3.05 (d, J=10.1 Hz, 1H), 2.90 (d, J=7.3 Hz, 1H), 1.25 - 1.17 (m, 3H), 1.10 (d, J=6.1 Hz, 3H).
【0447】
実施例369
【化143】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−シアノアセチル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
NMP(1mL)中の2−((3−(アゼチジン−3−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(15mg,0.038mmol)、2−シアノ酢酸(4.9mg,0.057mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(12.4mg,0.065mmol)、およびHOBT一水和物(9.9mg,0.065mmol)の混合物を、室温で4時間攪拌した。プレパラティブHPLC(Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水;移動相B:メタノール;緩衝液:20mM 酢酸アンモニウム;グラジエント:19.5分にわたる30−95% B、続いて95% Bで14.0分保持;流速:20mL/分)により、表題化合物(3.6mg)を得た。これを一塩酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 452.4 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.21 (br. s., 1H), 9.00 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.74 (br. s., 1H), 5.30 (br. s., 1H), 4.51 - 4.18 (m, 5H), 3.90 (br. s., 1H), 3.20 (br. s., 1H), 3.05 (d, J=10.1 Hz, 1H), 2.90 (d, J=7.3 Hz, 1H), 1.25 - 1.17 (m, 3H), 1.10 (d, J=6.1 Hz, 3H).
【0448】
実施例370
【化144】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(370A):(+/−)−3−アミノ−5−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−4−クロロベンゾニトリル(実施例化合物171Dから調製)(1.0g,3.75mmol)および酢酸カリウム(0.736g,7.50mmol)をアセトン(20ml)+水(6mL)中に溶解させた。該溶液を窒素下で0℃に冷却した。クロロ酢酸クロリド(0.373mL,4.69mmol)を滴下して加え、該混合物を0℃で10分間、続いて室温で60分間攪拌した。反応混合液をEtOAcおよびNaHCO溶液の間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させた。MgSOを濾過により除去し、揮発物を減圧下で蒸発させて、(+/−)−N−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−クロロアセトアミド(0.61g)を得て;該物質をさらに精製することなく使用した。
MS (ESI) m/z 343
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.78 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.71 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.69 (d, J=6.3 Hz, 1H), 4.38 - 4.30 (m, 2H), 4.18 - 4.13 (m, 2H), 4.06 (s, 2H), 3.92 - 3.75 (m, 2H), 3.60 - 3.51 (m, 1H), 3.40 - 3.35 (m, 1H), 3.36 - 3.27 (m, 1H), 2.87 - 2.74 (m, 1H), 2.71 - 2.59 (m, 1H), 2.21 - 2.09 (m, 1H), 2.06 (s, 1H), 1.92 - 1.75 (m, 1H), 1.27 (t, J=7.2 Hz, 1H)
【0449】
(370B):(+/−)−N−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−クロロアセトアミド(549mg,1.600mmol)を無水THF中に溶解させた。該溶液を0℃に冷却した。水素化ナトリウム(96mg,2.399mmol)およびテトラブチルアンモニウムブロミド(77mg,0.240mmol)を加えた(反応フラスコを少し開けて空気を入れた)。反応混合液を0℃で5分間攪拌し、続いて氷浴を取り外し、該混合物を室温で1.5時間攪拌した。該反応物をNHCl溶液でクエンチした。反応混合液を水およびEtOAcで分液処理した。有機層を食塩水(+少量のNaHCO溶液)で洗浄し、MgSOで乾燥させた。有機層を濾過し、乾燥するまで蒸発させて、0.85gの粗製の無色固形物を得て、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して(100% DCM〜100% EtOAcのグラジエント、続いて100% EtOAcの定組成溶離液)、(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)ベンゾニトリル(197mg)を得た。
MS (ESI) m/z 307
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 6.80 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.73 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.08 - 5.97 (m, 1H), 4.36 (d, J=17.0 Hz, 3H), 3.73 - 3.62 (m, 1H), 3.62 - 3.54 (m, 1H), 3.52 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.44 - 3.32 (m, 2H), 2.82 - 2.67 (m, 2H), 2.02 - 1.94 (m, 1H), 1.92 - 1.81 (m, 1H)
【0450】
(370C):2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(33.5mg,0.098mmol)(中間体10)、(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)ベンゾニトリル(30mg,0.098mmol)、DPPF(3.8mg,6.85μmol)、CsCO(65.4mg,0.201mmol)、キサントホス(5.66mg,9.78μmol)、酢酸パラジウム(II)(6.83mg,0.029mmol)および1,4−ジオキサン(2ml)をマイクロ波バイアル内で合わせた。該バイアルを窒素で排気と流入を3回繰り返した。該反応物を100℃で3時間攪拌した。反応混合液を25℃に冷まし、EtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、乾燥させた(NaSO)。該溶媒を留去し、該物質をシリカゲル上にて精製して(DCM中の5% MeOH)、(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た。
MS (ESI) m/z 613
【0451】
実施例370:(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを、DCE(0.8mL)、アニソール(0.043mL,0.391mmol)およびTFA(0.5mL,6.49mmol)に入れた。該混合物を25℃で2時間攪拌し、溶媒を除去した。粗製物質を、下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる25−65% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(+/−)−N−((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−クロロアセトアミド(2.2mg)を得た。
MS (ESI) m/z 493
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.27 - 9.09 (m, 1H), 8.95 - 8.75 (m, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 4.14 (s, 2H), 3.33 - 3.18 (m, 3H), 2.95 - 2.87 (m, 1H), 2.87 - 2.79 (m, 1H), 2.79 - 2.68 (m, 2H), 2.04 - 1.89 (m, 1H), 1.72 - 1.60 (m, 1H), 1.60 - 1.42 (m, 1H), 1.19 (s, 3H)
【0452】
実施例371
【化145】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(371A):(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((4aR,8aR)−2−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)ベンゾニトリル(実施例370B)(144mg,0.469mmol)を、20mLのシンチレーションバイアル内のテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解させた。ボラン−メチルスルフィド錯体(THF中で2M)(0.493mL,0.986mmol)を加え、該バイアルに蓋をし、該反応混合物を90℃で3時間加熱した。反応混合液をEtOAcおよびNHCl溶液で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させて、(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)ベンゾニトリル(129.5mg)を得た。
MS (ESI) m/z 293
1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ 6.84 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.71 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.93 - 3.83 (m, 1H), 3.77 - 3.64 (m, 1H), 3.47 - 3.38 (m, 1H), 3.38 - 3.34 (m, 1H), 3.29 - 3.25 (m, 1H), 3.09 - 2.96 (m, 1H), 2.94 - 2.86 (m, 1H), 2.83 - 2.74 (m, 1H), 2.62 - 2.47 (m, 2H), 1.88 - 1.78 (m, 1H), 1.76 - 1.62 (m, 2H)
【0453】
(371B):DCM(5ml)中の(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)ベンゾニトリル(130mg,0.444mmol)の懸濁液に、TEA(0.062mL,0.444mmol)および炭酸−ジ−tert−ブチル(105mg,0.481mmol)を加えた。反応混合液を25℃で2時間攪拌した。該混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。該物質をシリカゲル上で精製して(DCM中の0−50% EtOAc)、(+/−)−(4aR,8aR)−tert−ブチル6−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボキシレート(100mg)を得た。
MS (ESI) m/z 393
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 6.89 - 6.82 (m, 1H), 6.75 - 6.64 (m, 1H), 3.99 - 3.87 (m, 2H), 3.83 - 3.75 (m, 1H), 3.74 - 3.66 (m, 1H), 3.47 - 3.41 (m, 1H), 3.39 - 3.35 (m, 1H), 3.31 - 3.27 (m, 1H), 3.25 - 3.17 (m, 1H), 2.77 - 2.69 (m, 1H), 2.66 - 2.53 (m, 2H), 2.12 - 2.04 (m, 1H), 1.50 (s, 9H)
【0454】
(371C):2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体10)(85.0mg,0.248mmol)、(+/−)−(4aR,8aR)−tert−ブチル 6−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボキシレート(97.0mg,0.248mmol)、DPPF(9.62mg,0.017mmol)、CsCO(137mg,0.422mmol)、キサントホス(14.35mg,0.025mmol)、酢酸パラジウム(II)(16.7mg,0.074mmol)および1,4−ジオキサン(2ml)を、マイクロ波バイアル内で合わせた。該バイアルを窒素で排気と流入を繰り返した(3x)。該反応物を100℃で3時間攪拌した。反応混合液を25℃に冷まし、EtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、乾燥させた(NaSO)。該溶媒を留去し、該物質を、シリカゲル上で精製して(DCM中で25% EtOAc)、(+/−)−(4aR,8aR)−tert−ブチル 6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボキシレート(75mg)を得た。
MS (ESI) m/z 702
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 8.48 - 8.23 (m, 1H), 8.10 - 7.98 (m, 1H), 7.32 - 7.23 (m, 2H), 7.21 - 7.14 (m, 1H), 6.94 - 6.85 (m, 2H), 5.71 (s, 1H), 5.51 (s, 3H), 5.00 - 4.94 (m, 1H), 4.44 - 4.31 (m, 1H), 3.98 - 3.88 (m, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.76 - 3.67 (m, 2H), 3.54 - 3.43 (m, 1H), 3.42 - 3.34 (m, 2H), 3.29 - 3.19 (m, 1H), 2.89 - 2.73 (m, 1H), 2.72 - 2.58 (m, 2H), 2.03 (s, 1H), 1.50 (s, 9H), 1.26 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0455】
実施例371:(+/−)−(4aR,8aR)−tert−ブチル 6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボキシレート(75mg,0.104mmol)を、DCE(2mL)、アニソール(0.05mL,0.458mmol)およびTFA(0.5mL,6.49mmol)中に入れた。該混合物を25℃で2時間攪拌し、溶媒を留去した。50mLの2N NH/MeOHを加え、30分間攪拌した。白色沈殿物を濾過により回収し、20mLの冷MeOH、続いてエーテルで洗浄し、空気吸込下で2時間乾燥させて、(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38mg)を得た。
MS (ESI) m/z 479
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.28 - 9.10 (m, 1H), 8.91 - 8.81 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.00 - 7.92 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 3.79 - 3.71 (m, 1H), 3.55 - 3.42 (m, 3H), 3.28 - 3.20 (m, 3H), 3.17 (d, J=5.2 Hz, 1H), 2.88 - 2.72 (m, 3H), 2.66 - 2.57 (m, 1H), 2.40 - 2.34 (m, 1H), 1.80 - 1.68 (m, 1H), 1.59 - 1.44 (m, 1H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0456】
実施例372
【化146】
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(+/−)−(4aR,8aR)−メチル6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボキシレート
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例371)(10mg,0.021mmol)を、MeOH(1mL)中に入れ、DIPEA(20μL)を加えた。反応液を5℃(氷浴)で攪拌し、メチルカルボノクロリダート(1.617μl,0.021mmol)を加え;該反応物を25℃で1時間攪拌した。該溶媒を留去し、該粗物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分にわたる40−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(+/−)−(4aR,8aR)−メチル6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボキシレート(7.8mg)を得た。
MS (ESI) m/z 537
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.25 - 9.09 (m, 1H), 8.89 - 8.75 (m, 1H), 8.28 - 8.14 (m, 1H), 8.03 - 7.90 (m, 1H), 7.43 - 7.27 (m, 1H), 3.94 - 3.80 (m, 2H), 3.71 - 3.64 (m, 1H), 3.64 - 3.55 (m, 4H), 3.23 - 3.12 (m, 2H), 2.89 (s, 2H), 2.83 - 2.75 (m, 1H), 2.73 (s, 2H), 2.70 - 2.56 (m, 2H), 2.09 - 1.77 (m, 1H), 1.36 - 1.01 (m, 3H)
【0457】
実施例373
【化147】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例371)(13mg,0.027mmol)を、MeOH(0.5mL)およびTHF(0.5mL)中に入れ、オルトギ酸トリメチル(0.225mL,2.036mmol)、AcOH(6.22μl,0.109mmol)、およびホルムアルデヒド(2.492μl,0.027mmol)を加えた。反応液を25℃で5分間攪拌し、続いてNaCNBH(0.271mL,0.271mmol)を加え、該反応物を25℃で1時間攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分にわたる50−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(12.2mg)を得た。
MS (ESI) m/z 493
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.26 - 9.09 (m, 1H), 8.98 - 8.70 (m, 1H), 8.31 - 8.13 (m, 1H), 8.04 - 7.88 (m, 1H), 7.40 - 7.19 (m, 1H), 3.83 - 3.73 (m, 1H), 3.70 - 3.58 (m, 1H), 3.50 - 3.47 (m, 2H), 3.29 - 3.23 (m, 3H), 2.86 - 2.73 (m, 1H), 2.73 - 2.57 (m, 2H), 2.18 (br. s., 4H), 2.11 - 2.00 (m, 1H), 1.79 - 1.66 (m, 1H), 1.47 - 1.33 (m, 1H), 1.28 - 1.09 (m, 3H)
【0458】
実施例374
【化148】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例371)(10mg,0.021mmol)を、MeOH(0.5mL)およびTHF(0.5mL)中に入れ、オルトギ酸トリメチル(0.173mL,1.566mmol)、AcOH(4.78μl,0.084mmol)、およびオキセタン−3−オン(0.013mL,0.209mmol)を加えた。反応液を25℃で2時間攪拌し、NaCNBH(0.209mL,0.209mmol)を加え、該反応物を25℃で終夜攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm、5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm、5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる45−85% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
該物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSによりさらに精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる40−80% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aR,8aR)−1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6(7H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(2.4mg)を得た。
MS (ESI) m/z 535
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.30 - 9.07 (m, 1H), 8.95 - 8.69 (m, 1H), 8.32 - 8.11 (m, 1H), 8.06 - 7.85 (m, 1H), 7.44 - 7.16 (m, 1H), 4.72 - 4.34 (m, 4H), 3.88 - 3.75 (m, 2H), 3.74 - 3.59 (m, 5H), 2.79 - 2.67 (m, 1H), 2.66 - 2.55 (m, 2H), 2.16 - 1.99 (m, 1H), 1.97 - 1.82 (m, 1H), 1.75 - 1.63 (m, 1H), 1.57 - 1.37 (m, 2H), 1.18 (br. s., 3H)
【0459】
実施例375
【化149】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(375A):2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体10)(350.0mg,1.021mmol)、tert−ブチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(412.0mg,1.123mmol)、DPPF(39.6mg,0.071mmol)、CsCO(566mg,1.736mmol)、キサントホス(59.1mg,0.102mmol)、酢酸パラジウム(II)(68.8mg,0.306mmol)および1,4−ジオキサン(11ml)を、マイクロ波バイアル内で合わせた。該バイアルを窒素で排気と流入を3回繰り返した。該反応物を100℃で3時間攪拌した。反応混合液を25℃に冷まし、EtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し。乾燥させた(NaSO)。該溶媒を留去し、該物質をシリカゲル上にて精製して(DCM中の25% EtOAc)、tert−ブチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(335mg)を得た。
MS (ESI) m/z 673
【0460】
(375B):tert−ブチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(335mg,0.373mmol)を、アニソール(0.2mL,1.831mmol)、DCE(3mL)およびTFA(1mL,12.98mmol)と混合した。該混合物を25℃で12時間攪拌した。該混合物を、高真空下で乾燥するまで濃縮し、50mlの2N NH/MeOHを加え、該混合物を30分間攪拌した。白色沈殿物が形成し、濾過により回収し、20mlの冷MeOH、10mlのエーテルで洗浄し、空気吸込下で乾燥させて、2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(200mg)を得た。
MS (ESI) m/z 453
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 - 9.03 (br. s, 1H), 9.02 - 8.77 (br.s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.16 - 8.08 (m, 1H), 7.95 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.31 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.01 (d, J=4.3 Hz, 1H), 4.18 - 4.02 (m, 1H), 3.73 (d, J=18.8 Hz, 1H), 3.46 (q, J=7.2 Hz, 1H), 3.30 - 3.10 (m, 3H), 2.73 (s, 1H), 2.48 - 2.37 (m, 2H), 1.88 - 1.73 (m, 1H), 1.50 - 1.35 (m, 1H), 1.29 - 1.07 (m, 3H)
【0461】
実施例375:0℃(氷浴)で1mLのエタン−1,2−ジオール中の2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg,0.066mmol)およびDIPEA(0.035mL,0.199mmol)の溶液を、4−ニトロフェニルカルボノクロリダート(18mg,0.089mmol)で処理した。反応液を0.5時間攪拌し、反応が完了した。反応混合液をTHF 1ml/EtOAc 30mLで希釈し、食塩水(5ml)で2回洗浄し、NaSOで乾燥させた。該溶媒を留去し、該粗物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:25分にわたる35−80% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−2−オキソヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(6.0mg)を得た。
MS (ESI) m/z 479
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.09 - 8.27 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.99 (br. s., 1H), 7.83 (br. s., 1H), 7.46 (br. s., 1H), 4.09 - 3.95 (m, 1H), 3.68 - 3.58 (m, 1H), 3.46 (br. s., 3H), 3.41 - 3.38 (m, 1H), 3.39 - 3.37 (m, 1H), 3.24 - 3.13 (m, 1H), 3.01 - 2.84 (m, 1H), 2.08 - 1.94 (m, 1H), 1.87 - 1.66 (m, 1H), 1.19 (br. s., 3H)
【0462】
実施例376
【化150】
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2,5,8,11,14,17−ヘキサオキサノナデカン−19−イル((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
MeOH(1.5mL)中の2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例375B)(30mg,0.066mmol)およびDIPEA(0.035mL,0.199mmol)の溶液を、2,5,8,11,14,17−ヘキサオキサノナデカン−19−イルカルボノクロリダート(121mg,0.337mmol)に加えた。反応液を0.5時間攪拌し、反応が完了した。該溶媒を留去し、粗物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる50−90% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
該物質を下記条件でプレパラティブLC/MSによりさらに精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm、5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる35−75% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2,5,8,11,14,17−ヘキサオキサノナデカン−19−イル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(14.8mg)を得た。
MS (ESI) m/z 775
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.13 - 8.42 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.32 (br. s., 1H), 7.20 (br. s., 1H), 5.12 - 4.85 (m, 1H), 4.06 (br. s., 2H), 3.66 - 3.39 (m, 28H), 3.24 (s, 5H), 2.84 - 2.69 (m, 1H), 2.02 - 1.80 (m, 1H), 1.66 - 1.44 (m, 1H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0463】
実施例377
【化151】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(((S)−2−ヒドロキシプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
MeOH(0.5mL)/DCM(0.5ml)中の2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例375B)(50mg,0.110mmol)およびDIPEA(0.031mL,0.221mmol)の溶液に、(S)−2−メチルオキシラン(64.1mg,1.104mmol)を加えた。反応液を16時間攪拌した。該溶媒を留去し、粗物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:25分にわたる10−55% B、続いて100% Bで8分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(((S)−2−ヒドロキシプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(14.5mg)を得た。
MS (ESI) m/z 511
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.24 - 9.15 (m, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.99 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.97 - 7.93 (m, 1H), 7.35 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.84 - 5.68 (m, 1H), 5.38 - 5.12 (m, 1H), 3.91 (s, 1H), 3.86 - 3.71 (m, 1H), 3.46 (d, J=6.1 Hz, 3H), 3.08 - 2.92 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.62 - 2.54 (m, 1H), 2.23 - 2.10 (m, 1H), 1.80 - 1.65 (m, 1H), 1.23 - 1.16 (m, 3H), 1.14 (d, J=6.4 Hz, 3H)
【0464】
実施例378
【化152】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−(シアノメチル)オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
混合溶媒{CHCl(1ml)/MeOH(0.5ml)}中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例208D)(30mg,0.054mmol)の溶液に、EtN(0.011mL,0.081mmol)、続いて2−(オキセタン−3−イリデン)アセトニトリル(36.0mg,0.379mmol)を加えた。反応混合液を50℃で2日間加熱した。反応混合液をEtOAcおよび水の間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を留去し、粗製PMB保護生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製した(DCM(0〜2% MeOHを含有)で溶出)。該PMB保護生成物をDCE(2ml)中に入れ、アニソール(0.059mL,0.541mmol)、続いてTFA(0.5ml)を加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。該溶媒を留去し、該粗物質を分取HPLCにより精製した(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10% メタノール,90% HO,0.1% TFA;溶媒B=90% メタノール,10% HO,0.1% TFA,流速42ml/分,20−100% B,20分間)。該生成物を含有するHPLCフラクションPhenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジ上にかけた。これをメタノールで洗浄し、該生成物を大量のメタノール/DCM(1:1)中のアンモニア2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−(シアノメチル)オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10.6mg)が固形物として残った。
MS (ESI) m/z 529.27 (M+1).
1H NMR (500MHz, CDCl3/メタノール-d4) d 8.88 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.25 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.67 (d, J=6.4 Hz, 2H), 4.46 (d, J=6.7 Hz, 2H), 3.16 - 3.06 (m, 1H), 3.02 (dt, J=7.4, 3.5 Hz, 1H), 2.90 (s, 2H), 2.78 (d, J=11.3 Hz, 2H), 2.50 - 2.35 (m, 2H), 1.92 (d, J=11.0 Hz, 2H), 1.80 - 1.67 (m, 2H), 1.07 - 0.98 (m, 2H), 0.81 - 0.72 (m, 2H)
【0465】
実施例379
【化153】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−ビニルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(379A):乾燥THF(0.3mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(375D)(50mg,0.090mmol)の溶液に、室温で1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(THFで希釈,10V%)(0.013mL,9.02μmol)を加えた。該混合物を氷/NaCl槽(−15℃)内で冷却した。これに、2−(オキセタン−3−イリデン)アセトアルデヒド(36mg,0.367mmol)を加え、−15℃〜0℃で2.5時間攪拌し、続いて該混合物を冷凍庫に7日間置いた。反応混合物に、室温でMeOH(1mL)、続いて水素化ホウ素ナトリウム(10.30mg,0.271mmol)を加え、2時間攪拌した。EtOAcで希釈し、NaHCO、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を除去した。粗製物質を円形クロマトグラフィーにより精製して(0〜1% MeOHを含有するDCMで溶出)、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−(2−ヒドロキシエチル)オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(29mg)を得た。
【0466】
実施例379:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−(2−ヒドロキシエチル)オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを、CHCl(1.5mL)中に溶解させ、Nで排気し、−78℃に冷却し、続いてDAST(14.29mg,0.089mmol)を加えた。反応混合液をゆっくり室温に温め、終夜攪拌した。反応混合物に、アニソール(23.97mg,0.222mmol)、続いてTFA(0.5ml)を加え、室温で週末にわたり攪拌させた。溶媒を除去した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm、5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる10−50% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、表題化合物 (2.9mg)が残った。
MS: (ESI) m/z 516.15 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (d, J=7.3 Hz, 1H), 8.92 (br. s., 1H), 8.36 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.58 (br. s., 1H), 5.26 (m 1H), 4.63 (m, 2H), 4.27-4.24 (t, J=8.7 Hz, 2H), 3.83 - 3.63 (m, 2H), 3.04 - 2.94 (m, 2H), 2.91 (m, 1H), 2.79 - 2.71 (m, 3H), 2.11 - 1.92 (m, 4H), 0.80 -0.78(m, 4H)
【0467】
実施例380
【化154】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物57と同様の方法で調製した。
MS: (ESI) m/z 510.15
【0468】
実施例381
【化155】
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メチル ((3R,4R)−1−(5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(381A):メチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−5−シアノ−2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメートは、実施例328E1と同様の方法において、中間体化合物17から調製した。
【0469】
(381B):2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体7)(50mg,0.146mmol)、メチル((3R,4R)−1−(3−アミノ−5−シアノ−2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(46mg,0.149mmol)、DPPF(5.66mg,10.21μmol)、CsCO(81mg,0.248mmol)、キサントホス(8.44mg,0.015mmol)、酢酸パラジウム(II)(9.82mg,0.044mmol)および1,4−ジオキサン(2ml)を、マイクロ波バイアル内で合わせた。該バイアルを窒素で排気と流入を3回繰り返した。該反応物を100℃で3時間攪拌した。反応混合液を25℃に冷まし、EtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、乾燥させた(NaSO)。該溶媒を留去し、該物質をシリカゲル上で精製して(DCM中の25% EtOAc)、メチル((3R,4R)−1−(5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(60mg)を得た。
MS: (ESI) m/z 615
【0470】
実施例381:DCE(1.5mL)中のメチル((3R,4R)−1−(5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(60mg,0.098mmol)に、アニソール(0.1mL,0.915mmol)およびTFA(1.0mL,12.98mmol)を加え;該混合物を25℃で2時間攪拌し、溶媒を除去した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm、5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、メチル((3R,4R)−1−(5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(3.8mg)を得た。
MS: (ESI) m/z 495
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.30 - 9.01 (m, 2H), 8.30 - 8.06 (m, 1H), 7.93 - 7.68 (m, 1H), 7.26 - 7.14 (m, 1H), 7.12 - 6.97 (m, 1H), 5.18 - 4.84 (m, 1H), 3.34 - 3.17 (m, 9H), 2.88 - 2.70 (m, 1H), 2.63 - 2.53 (m, 1H), 1.96 - 1.71 (m, 1H), 1.62 - 1.41 (m, 1H), 1.19 (br. s., 3H)
【0471】
実施例382
【化156】
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2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(382A):3−アミノ−4−フルオロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリルは、中間体化合物17を用いて、実施例151Cと類似する方法で調製した。
【0472】
実施例382:2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(60mg,0.169mmol)、3−アミノ−4−フルオロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリル(48mg,0.166mmol)、DPPF(6.44mg,0.012mmol)、CsCO(92mg,0.282mmol)、キサントホス(9.60mg,0.017mmol)、酢酸パラジウム(II)(11.17mg,0.050mmol)および1,4−ジオキサン(2ml)をマイクロ波バイアル内で合わせた。該バイアルを、窒素で排気と流入を3回繰り返した。該反応物を100℃で3時間攪拌した。反応混合液を25℃に冷まし、EtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、乾燥させた(NaSO)。該溶媒を留去し、DCE(1mL)/TFA(0.5mL)を加えた。該反応物を3時間攪拌し、溶媒を留去した。粗製物質を下記条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる50−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(16.9mg)を得た。
MS: (ESI) m/z 488
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.54 - 9.23 (m, 1H), 9.23 - 9.07 (m, 1H), 8.25 - 8.07 (m, 1H), 7.82 - 7.66 (m, 1H), 6.86 - 6.48 (m, 1H), 4.07 (br. s., 2H), 3.87 - 3.67 (m, 3H), 3.25 - 3.15 (m, 3H), 3.10 - 2.76 (m, 5H), 2.69 - 2.53 (m, 4H), 0.79 (br. s., 4H)
【0473】
実施例383
【化157】
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2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
中間体化合物10から実施例382と同一の方法で調製した。
MS: (ESI) m/z 476
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.19 - 9.14 (m, 1H), 9.14 - 9.09 (m, 1H), 8.22 - 8.15 (m, 1H), 8.01 - 7.90 (m, 1H), 7.66 - 7.53 (m, 1H), 6.79 - 6.66 (m, 1H), 4.20 - 4.02 (m, 2H), 3.88 - 3.74 (m, 2H), 3.55 - 3.45 (m, 4H), 2.98 - 2.83 (m, 4H), 2.73 (s, 5H), 1.28 - 1.11 (m, 3H)
【0474】
実施例384
【化158】
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2−((5−シアノ−2−フルオロ−3−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物210を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 474.25 (M+1)
【0475】
実施例385
【化159】
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メチル (3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート
(385A):1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(5.0g,35.4mmol)を硫酸(50mL,938mmol)中に溶解させた。該溶液を60℃で攪拌しながら温めた。NBS(14.02g,78mmol)を〜30分間少しずつ加えた。反応混合液を60℃で2時間攪拌した。反応混合液を室温に冷まし、トルエンで抽出した(水を加えない)。有機層を水、NaHCO溶液、続いて食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させて、10.4gの粗製1,3−ジブロモ−2−フルオロ−5−ニトロベンゼン(10.4g)を得て、数時間後に、凝固した。該粗生成物を「そのまま」次の工程に使用した。
MS (ESI) m/z 309
1H NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 6.83 (d, J=5.3 Hz, 2H), 5.46 (br, 2H)
【0476】
(385B):250mLの丸底フラスコに、鉄粉(325メッシュ)(2.6g,46.6mmol)、1,3−ジブロモ−2−フルオロ−5−ニトロベンゼン(2.0g,4.01mmol)および酢酸(50ml)を入れた。該フラスコを、窒素で排気と流入を2回繰り返し、室温で1時間攪拌した。反応混合液は、非常に厚いスラリーとなった。酢酸(50ml)を加え、混合物をさらに1時間攪拌した。反応混合液をEtOAc内に注ぎ入れた。該EtOAc溶液を水で洗浄し(2x)、COの発生が止まるまでNaHCO+NaCO溶液で洗浄し、食塩水で1回洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させて、1.6gの粗製3,5−ジブロモ−4−フルオロアニリン(1.6g)を得た。該生成物をさらに精製することなく次の実験に使用した。
MS (ESI) m/z 309
1H NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 6.83 (d, J=5.3 Hz, 2H), 5.46 (br, 2H)
【0477】
(385C):3,5−ジブロモ−4−フルオロアニリン(1.6g,4.16mmol)をDCM(41.6ml)中に溶解させた。ピリジン(0.90mL,11.13mmol)を加え、反応混合物を0−5℃に冷却した。クロロギ酸メチル(0.66mL,8.52mmol)をシリンジにより滴下して加えた。反応混合液を0−5℃で1時間攪拌した。反応混合液をさらに50mLのジクロロメタンで希釈し、0.5Mのクエン酸で2回洗浄し、NaHCO溶液で1回、食塩水で1回洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させた。シリカ上のクロマトグラフィー(100% ヘキサン〜100% DCMのグラジエント)により、メチル(3,5−ジブロモ−4−フルオロフェニル)カルバメート(1.22g)を無色のふわふわした固形物として得た。
MS (ESI) m/z 324
1H NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 7.78 (d, J=5.5 Hz, 2H), 3.71 (s, 3H)
【0478】
(385D):DMF(20mL)中のメチル(3,5−ジブロモ−4−フルオロフェニル)カルバメート(0.82g,2.508mmol)の攪拌溶液を、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(3.01mL,3.01mmol)で処理し、室温で30分間攪拌し、1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(0.410mL,3.01mmol)を加え、70℃で2時間攪拌した。反応混合液をNHCl溶液およびEtOAcの間で分液処理した。有機層を、NaHCO溶液(2x)、続いて食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させて、1.40gの無色のフィルム状物を得て、シリカ上のカラムクロマトグラフィーにより精製して(120gのシリカ,ヘキサン中の100% ヘキサン〜20% EtOAcのグラジエント)、メチル(3,5−ジブロモ−4−フルオロフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(1.01g)を得た。
MS (ESI) m/z 446
1H NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.63 (d, J=5.8 Hz, 2H), 7.15 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.88 (d, J=8.5 Hz, 2H), 4.82 (s, 2H), 3.73 (s, 3H).
【0479】
(385E):丸底フラスコに、メチル(3,5−ジブロモ−4−フルオロフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(350mg,0.744mmol)、(S)−BINAP(69.5mg,0.112mmol)、炭酸セシウム(969mg,2.97mmol)およびPddba(34.1mg,0.037mmol)を入れた。該フラスコを窒素で排気と流入を3回繰り返した。ジオキサン(10mL)および1−メチルピペラジン(0.091mL,0.818mmol)を加え、該バイアルを窒素で排気と流入を3回繰り返した。反応混合液を90℃で20時間加熱した。ベンゾフェノンイミン(0.187mL,1.116mmol)を加え、該温度を110℃に上昇させ、窒素下で24時間攪拌し続けた。反応混合液を室温に冷ました(室温の水槽に浸した)。ジオキサン(10ml)およびHCl溶液(1.0モル,10mL,10mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合液をEtOAcおよびNaHCO溶液の間で分液処理した。有機層をNaHCO溶液および食塩水で洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。該粗製物をシリカ上のカラムクロマトグラフィーにより精製して(80gのカートリッジ,EtOAc中の100% EtOAc〜20% MeOHのグラジエント)、メチル(3−アミノ−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(207mg)を得た。
MS (ESI) m/z 403
1H NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.12 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.87 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.15 (dd, J=7.3, 2.3 Hz, 1H), 5.91 (dd, J=7.0, 2.3 Hz, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.65 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 2.91 - 2.85 (m, 4H), 2.45-2.40 (m, 4H), 2.21 (s, 3H).
【0480】
(385F):DMF(1ml)中のメチル(3−アミノ−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(50mg,0.093mmol)、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(44.6mg,0.112mmol)およびCsCO(91mg,0.280mmol)を45℃で14時間加熱した。LC/MSにより生成物の形成が示された(m/e+=721,[M+H]+)。該混合物をPhenomenex Strata XCカチオン交換樹脂(2gの吸着剤)に入れた。該カートリッジをMeOHおよびCHCNで洗浄した。該生成物を、CHCNおよびMeOH中のNHの2モル溶液の1:1混合物で溶出した。乾燥するまで蒸発させて、粗製メチル(3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(69.5mg)を得た。該物質をさらに精製することなく下記のPMB脱保護反応で使用した。
MS (ESI) m/z 721
【0481】
実施例385:メチル(3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(59.6mg,0.062mmol)[上記からの粗生成物]をClCHCHCl(10ml)中に溶解させた。アニソール(1mL,9.15mmol)およびTFA(2mL,26.0mmol)を加え、該混合物を室温で1時間、続いて48℃で3時間加熱した。反応混合液を〜2mlの容積まで蒸発させた。残渣をMeOHで希釈し、Waters MCXカチオン交換カートリッジ(1gの吸着剤)に通して濾過した。該カートリッジをMeOH+CHCNで洗浄した。該生成物を、CHCNおよびMeOHNHの2モル溶液の1:1混合物で溶出した。乾燥するまで蒸発させて、黄色のフィルム状物を得た。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;Guard カラム:Waters XBridge C18,19x10mm、5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる10−100% B、続いて100% Bで4分保持;流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。
11.6mgのメチル(3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメートを得た。
MS (ESI) m/z 481
1H NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 9.53 (br. s, 1H), 9.11 (br. s, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.35 (dd, J=5.6, 2.0 Hz, 1H), 6.94 (br. s., 1H), 3.65 (s, 3H), 3.15-3.09 (m, 1H), 2.99 (br. s., 4H), 2.47 (br. s., 4H), 2.23 (s, 3H), 0.81 - 0.70 (m, 4H).
【0482】
実施例386
【化160】
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メチル(3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート
実施例化合物385と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 469
1H NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm ) 9.54 (br. s., 1H), 9.00 (t, J=5.8 Hz, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.28 (dd, J=5.6, 2.0 Hz, 1H), 6.95 (d, J=4.9 Hz, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.49 (quin, J=6.8 Hz, 2H), 3.00 (br. s., 4H), 2.47 (br. s., 4H), 2.23 (s, 3H), 1.17 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0483】
実施例387
【化161】
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メチル (3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート
(387A):丸底フラスコに、メチル(3,5−ジブロモ−4−フルオロフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(実施例385D)(0.42g,0.892mmol)、(S)−BINAP(0.083g,0.134mmol)、炭酸セシウム(1.163g,3.57mmol)、tert−ブチル ピペラジン−1−カルボキシレート(0.188g,0.982mmol)およびPddba(0.041g,0.045mmol)を入れた。該フラスコを、窒素で排気と流入を3回繰り返した。ジオキサン(10mL)を加え、該バイアルを窒素で排気と流入を3回繰り返した。該反応フラスコを90℃の油浴に浸し、90℃で19時間攪拌した。ベンゾフェノンイミン(0.225mL,1.339mmol)を加え、温度を110℃に上昇させ、窒素下で24時間攪拌し続けた。ジオキサン(10ml)およびHCl(1.0モル,10mL,10mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合液をEtOAcおよびNaHCO溶液の間で分液処理した。有機層をNaHCO溶液および食塩水で洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、0.94gの褐色の油状物を得て、シリカ上のカラムクロマトグラフィーにより精製して(120gのカートリッジ,100% ヘキサン〜100% EtOAcのグラジエント)、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−フルオロ−5−((4−メトキシベンジル)(メトキシカルボニル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(317mg)を得た。
MS (ESI) m/z 489
1H NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.12 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.87 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.18 (dd, J=7.0, 2.3 Hz, 1H), 5.94 (dd, J=6.8, 2.3 Hz, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.66 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 3.49 - 3.39 (m, 4H), 2.89 - 2.77 (m, 4H), 1.44 (s, 9H).
【0484】
(387B):tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−フルオロ−5−((4−メトキシベンジル)(メトキシカルボニル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(317mg,0.474mmol)をClCHCHCl(4ml)中に溶解させた。トリフルオロ酢酸(1mL,12.98mmol)を加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌し、乾燥するまで蒸発させた。470.1mgの粗製メチル(3−アミノ−4−フルオロ−5−(ピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート,TFA(470.1mg)を単離した。該物質を次ぎの工程に使用した。
MS (ESI) m/z 389
【0485】
(387C):メチル(3−アミノ−4−フルオロ−5−(ピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(470mg,0.605mmol)(上記からの粗生成物,DCEおよびTFAを含有)を、メタノール(5ml)+テトラヒドロフラン(5ml)中に溶解させた。オキセタン−3−オン(0.15mL,2.56mmol)、オルトギ酸トリメチル(1mL,9.05mmol)および酢酸カリウム(119mg,1.210mmol)を加え、該混合物を室温で15分間攪拌した。pHが〜4.5であることを確認した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(160mg,2.55mmol)を加え、室温で20時間攪拌し続けた。反応混合液をEtOAcおよび希釈NaHCO溶液の間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、乾燥するまで蒸発させて、粗製メチル(3−アミノ−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(248.4mg)を得て、さらに精製することなく使用した。
MS (ESI) m/z 445
【0486】
(387D):DMF(1ml)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体3)(58.4mg,0.146mmol)、メチル(3−アミノ−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(62mg,0.098mmol)およびCsCO(95mg,0.293mmol)を70℃で80分間加熱した。さらなる量の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(58.4mg,0.146mmol)およびCsCO(95mg,0.293mmol)を加え、該混合物を45℃で16時間攪拌した。該混合物をEtOAcおよび希釈NHCl溶液の間で分液処理した。有機層を希釈NaHCO溶液で2回、食塩水で1回洗浄し、続いてMgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させて、メチル(3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)(4メトキシベンジル)カルバメート(134.4mg)を得た。該物質をさらに精製することなく下記の反応で使用した。
MS (ESI) m/z 763は[M+H]+と一致する。
【0487】
実施例387:メチル(3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(74.8mg,0.098mmol)を、ClCHCHCl(5ml)中に溶解させた。アニソール(1mL,9.15mmol)およびTFA(2mL,26.0mmol)を加え、該混合物を55℃で3時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮し、下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm、5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:12分にわたる30−70% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせ、遠心蒸発により乾燥させて、メチル(3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−4−フルオロ−5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)カルバメート(8.8mg)を得た。
MS (ESI) m/z 523
1H NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 9.53 (br. s., 1H), 9.09 (br. s., 1H), 8.89 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.38-7.35 (m, 1H), 6.94-6.90 (m, 1H), 4.56 (t, J=6.0 Hz, 2H), 4.47 (t, J=6.0 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.56 - 3.53 (m, 1H), 3.09 (br. s., 1H), 3.02 (br. s., 4H), 2.42 (br. s., 4H), 0.78 - 0.70 (m, 4H).
【0488】
実施例388
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
メチル((3S,4S)−1−(5−カルバモイル−2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
(388A):メチル((3S,4S)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例174A)(91mg,0.207mmol)をテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解させた。DMAP(13.3mg,0.109mmol)を加え、続いてBOCO(0.8mL,3.45mmol)およびDIPEA(0.30mL,1.72mmol)を加えた。反応混合液を室温で2日間攪拌した。反応混合液を0.5M クエン酸溶液とEtOAcとの間で分液処理した。有機層をNaHCO溶液、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、483.5mgの粗製ジ−tert−ブチル(3−((3S,4S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)イミノジカルボネート(483.5mg)を得た。該粗製物を「そのまま」次の反応に使用した。
MS (ESI) m/z 639
【0489】
(388B):ジ−tert−ブチル (3−((3S,4S)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)イミノジカルボネート(128mg,0.20mmol)をDMSO(10mL)中に溶解させた。KCO(400mg,2.89mmol)を加え、H(0.6mL,5.87mmol)を加えた。反応混合液を室温で攪拌した。ジオキサン(10mL)およびメタノール(10mL)を加え、該反応混合物を15分間還流させた(文献Boger, Dale L et al. Journal of the American Chemical Society (2007), 129(49), 15391-15397)。反応混合液を、EtOAcおよびNa溶液(+NHCl溶液)の間で分液処理した。有機層をNaHCO溶液(+少量のNa)で2回洗浄し、食塩水で1回洗浄し、MgSOで乾燥させた。125mg(無色の固形物)粗生成物メチル((3S,4S)−1−(3−(N−BOC−アミノ)−5−カルバモイル−2−クロロフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメートを得た。
MS (ESI) m/z 557
【0490】
(388C):メチル((3S,4S)−1−(3−(N−BOC−アミノ)−5−カルバモイル−2−クロロフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(125mg,0.168mmol)をClCHCHCl(10ml)中に溶解させた。トリフルオロ酢酸(3mL,38.9mmol)を加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌し、乾燥するまで蒸発させた。該粗製物をシリカ上のカラムクロマトグラフィーにより精製して(40gのカートリッジ,100% DCM〜100% EtOAcのグラジエント、続いて100% EtOAcで保持)、メチル((3S,4S)−1−(3−アミノ−5−カルバモイル−2−クロロフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(67mg)を得た。
MS (ESI) m/z 457/
1H NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.82 (br. s., 1H), 7.20 (br. s., 1H), 7.06 - 6.98 (m, 2H), 6.82 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.43 (br. s., 2H), 3.73 - 3.62 (m, 1H), 3.53 (s, 3H), 3.12 (d, J=12.5 Hz, 1H), 2.75 (t, J=11.0 Hz, 1H), 2.40 (t, J=10.7 Hz, 1H), 1.85 - 1.62 (m, 2H), 0.87 - 0.82 (m, 9H), 0.08 (s, 3H), 0.07 (s, 3H).
【0491】
実施例388:DMF(1ml)中のメチル((3S,4S)−1−(3−アミノ−5−カルバモイル−2−クロロフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(65mg,0.114mmol)、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体3)(47.6mg,0.119mmol)、およびCsCO(320mg,0.982mmol)を80℃で4時間加熱した。反応混合液をEtOAcとNHCl溶液との間で分液処理した。有機層を希釈NaHCO溶液、続いて食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させた。89.1mgの粗製物をClCHCHCl(5ml)中に溶解させた。アニソール(1ml,9.15mmol)およびトリフルオロ酢酸(2mL,26.0mmol)を加え、該混合物を70℃で2時間攪拌した。反応混合液を乾燥するまで蒸発させ、アセトニトリル(10ml)+水(1ml)中に溶解させ、トリフルオロ酢酸(1mL,13.0mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。反応混合液を乾燥するまで蒸発させ、DMSO中に溶解させ、下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる25−65% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。メチル ((3S,4S)−1−(5−カルバモイル−2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(7.7mg)を得た。
MS (ESI) m/z 541
1H NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 9.20 (br. s., 1H), 8.77 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.02 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.98 (br. s., 1H), 7.42 - 7.37 (m, 2H), 7.10 (d, J=8.4 Hz, 1H), 4.99 (br. s., 1H), 3.55 (s, 3H), 3.58-3.51 (m, 2H), 3.43 - 3.37 (m, 1H), 3.24 (d, J=10.4 Hz, 1H), 3.04 - 2.98 (m, 1H), 2.73 - 2.66 (m, 1H), 2.57-2.53 (m, 1H), 1.92 - 1.85 (m, 1H), 1.59 (qd, J=12.2, 4.2 Hz, 1H), 0.76 - 0.71 (m, 4H).
【0492】
実施例389
【化163】
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(+/−)−メチル((3R,4R)−1−(5−カルバモイル−2−クロロ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例化合物388と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 529
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.05 (t, J=5.6 Hz, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.00 (br. s., 1H), 7.93 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.09 (d, J=8.2 Hz, 1H), 5.00 (d, J=4.3 Hz, 1H), 3.54 (s, 3H), 3.57-3.47 (m, 2H), 3.34 - 3.19 (m, 2H), 2.76 - 2.64 (m, 1H), 1.93 - 1.83 (m, 1H), 1.64 - 1.52 (m, 1H), 1.15 (t, J=7.2 Hz, 3H) 2つの喪失するプロトンシグナルは、大量の水とDMSOシグナル下でほとんど隠れている。
【0493】
実施例390
【化164】
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2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物247と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 504.4
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 9.14 (br. s., 1H), 8.69 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.15 - 6.87 (m, 2H), 4.57 (t, J=6.5 Hz, 2H), 4.49 (t,J=6.1 Hz, 2H), 3.56 - 3.41 (m, 3H), 3.06 (br. s., 4H), 2.47 (br. s., 3H), 1.18 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0494】
実施例391
【化165】
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2−((3−シアノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
(391A):1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン (170mg,1.517mmol)を6mLの無水THF中に入れ、0℃に冷却した。ナトリウム tert−ブトキシド(243mg,2.53mmol)を加え、該反応物を0℃で5分間攪拌した。次に、8mLのTHF中の2,4−ビス(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体(300mg,1.264mmol)の溶液を加え、該反応物を室温にした。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧留去し、該物質をEtOAc中に溶解させた。有機層を水で1回洗浄し、水層をEtOAcで再抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(157mg)を黄色の固形物として得た。粗製物質をさらに精製することなく次の工程で使用した。
MS (ESI) m/z 302
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.48 (br. s, 1H), 8.00 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 2.48 (s, 3H)
【0495】
(391B):4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(157mg,0.521mmol)をアルゴン下でDMF(6mL)中に入れ、NaH(22.92mg,0.573mmol)を加えた。反応混合液を室温で30分間攪拌し、続いてアルファ−クロロ−4−メトキシトルエン(0.074mL,0.547mmol)を加えた。反応混合液を80℃で3時間加熱した。該反応物を飽和NaHCO溶液でクエンチし、EtOAcで3回抽出した。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(185mg)を紅色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 422
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.73 (s, 1H), 7.39 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.83 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.28 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 3.78 (s, 3H), 2.56 (s, 3H), 2.48 (s, 3H)
【0496】
(391C):4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルチオ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(185mg,0.439mmol)をDCM(5mL)中に入れ、mCPBA(246mg,1.097mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌した。反応混合液をDCMで希釈し、飽和NaHCOでクエンチした。有機層を回収し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−3% MeOH/DCMで溶出)。4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(132mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 454
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.92 (s, 1H), 7.46 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.83 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.35 (br. s., 2H), 3.84 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 2.52 (s, 3H)
【0497】
(391D):5−ニトロ−1H−インダゾール(2g,12.26mmol)をDMF(40mL)中に入れ、NIS(5.52g,24.52mmol)を加えた。反応液を室温で72時間攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和亜硫酸水素ナトリウム溶液、水、続いて食塩水で2回洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3−ヨード−5−ニトロ−1H−インダゾール(3.4g)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 290 (M+H).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 14.11 (br. s., 1H), 8.37 - 8.31 (m, 1H), 8.25 (dd, J=9.2, 2.2 Hz, 1H), 7.76 (d, J=9.2 Hz, 1H)
【0498】
(391E):3−ヨード−5−ニトロ−1H−インダゾール(6.9g,23.87mmol)をNMP(90mL)中に入れ、シアン化銅(I)(4.28g,47.7mmol)を加えた。該反応物を160℃で1時間加熱し、室温に冷ました。反応混合液をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。濾液を水で2回、食塩で2回洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0%−50% EtOAc/Hexで溶出)。0.91gの5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリルを得た。
1H NMR (400MHz, MeOD) δ ppm 8.91 - 8.78 (m, 1H), 8.43 (dd, J=9.2, 2.2 Hz, 1H), 7.91 (dd, J=9.2, 0.7 Hz, 1H)
【0499】
(391F):5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(150mg,0.797mmol)をDMA(4mL)中に入れ、KCO(331mg,2.392mmol)を加え、続いてMeI(0.060mL,0.957mmol)を滴下して加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。反応混合液を、NaHCOおよびNaの飽和溶液でクエンチし、EtOAcで希釈した。有機層を飽和NaHCO、続いて食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0%−50% EtOAc/Hexで溶出)。1−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(134mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 203 (M+H).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.85 (dd, J=2.0, 0.7 Hz, 1H), 8.39 (dd, J=9.4, 2.1 Hz, 1H), 8.14 (dd, J=9.2, 0.7 Hz, 1H), 4.28 (s, 3H)
【0500】
(391G):1−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(134mg,0.663mmol)をEtOH(6mL)および水(6mL)中に入れた。鉄粉(259mg,4.64mmol)および塩化アンモニウム(319mg,5.97mmol)を加え、該反応混合物を15分間加熱還流させた。該反応物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOH、続いてEtOAcで洗浄した。該溶媒を減圧留去し、該反応混合物をEtOAc中に入れた。有機層を飽和NaHCO溶液、続いて食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0%−80% EtOAc/Hexで溶出)。1−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(48.5mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 173 (M+H).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.56 (d, J=9.0 Hz, 1H), 6.96 (dd, J=9.0, 2.0 Hz, 1H), 6.71 (dd, J=2.0, 0.7 Hz, 1H), 5.36 (s, 2H), 4.06 (s, 3H)
【0501】
実施例391:5−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(24.68mg,0.143mmol)を1mLのDMF(2mL)中に入れ、NaH(11.47mg,0.287mmol)をアルゴン下で少しずつ加えた。反応液を室温で10分間攪拌した。次に、1mL DMF中の4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(65mg,0.143mmol)の溶液を加えた。反応液を室温で2.5時間攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、水で2回、食塩水で2回洗浄した。該物質をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。水層を濾過してさらなる量の生成物を回収した。これを有機層から得た化合物と合わせた。該中間体化合物をDCM(2mL)中に入れ、アニソール(0.031mL,0.287mmol)およびTFA(0.110mL,1.433mmol)を加えた。該反応物を室温で終夜攪拌し、続いて35℃で2時間加熱して、生成物への完全な変換を生じた。該溶媒を減圧留去し、該物質をMeOH中に入れ、SCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)に通して濾過した。該カラムを7N NH/MeOH溶液ですすいで、該生成物を回収した。該生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−6% MeOH/DCM;12gのISCOゴールドカラム)。該物質を少量のDCM/MeOH中に入れ、ヘキサンを加えて、該化合物が沈殿した。該生成物を濾過により回収して、5mgの生成物を得た。該物質を1mLの1:1のACN/HO中に入れ、1N HCl溶液(0.143mL,0.143mmol)を滴下して加えた。該溶液を終夜凍結乾燥させて、2−((3−シアノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl(4.7mg)を褐色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 426
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.08 (br. s., 1H), 8.31 (s, 1H), 7.90 (d, J=9.2 Hz, 1H), 7.84 - 7.74 (m, 1H), 4.16 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 2.53 (d, J=2.8 Hz, 3H)
【0502】
実施例392
【化166】
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(R)−2−((3−シアノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
(392A):5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(600mg,3.19mmol,実施例391E)を、DMF(3ml)中に入れ、KCO(580mg,4.20mmol)および(R)−2−メチルオキシラン(1.85mL,26.4mmol)を加えた。反応混合液を85℃で1時間加熱した。反応混合液を半飽和NHCl溶液とEtOAcとの間で分液処理した。有機層を半飽和NaHCO溶液、続いて食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させた。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/DCMで溶出)。(R)−1−(2−ヒドロキシプロピル)−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(760mg)を無色のフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 247
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.84 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.37 (dd, J=9.4, 2.1 Hz, 1H), 8.15 (d, J=9.5 Hz, 1H), 5.00 (d, J=5.3 Hz, 1H), 4.55 (dtd, J=14.1, 12.7, 5.8 Hz, 2H), 4.16 - 4.06 (m, 1H), 1.16 (d, J=6.5 Hz, 3H)
【0503】
(392B):EtOH(10ml)中の(R)−1−(2−ヒドロキシプロピル)−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(0.76g,2.93mmol)の溶液を、水(10ml)中の鉄(粉末)(1.310g,23.46mmol)および塩化アンモニウム(1.569g,29.3mmol)の懸濁液に加えた。反応混合液をマイクロ波リアクター内で80℃にて15分間加熱した。該反応バイアルを室温に冷まし、反応混合物をセライトに通して濾過し、EtOH、水ですすぎ、再度EtOH、続いてEtOAcですすいだ。該濾液を合わせて、EtOAcで希釈した。有機層を飽和NaHCO溶液、水、続いて食塩水で洗浄し、次いでMgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させた。(R)−5−アミノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(470mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 217 (M+H).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.58 (d, J=9.0 Hz, 1H), 6.92 (dd, J=9.0, 2.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.94 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.30 (dd, J=5.9, 2.9 Hz, 2H), 4.15 - 3.97 (m, 1H), 1.08 (d, J=6.3 Hz, 3H)
【0504】
(392C):(R)−5−アミノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(180mg,0.832mmol)をDCM(6mL)中に入れ、イミダゾール(227mg,3.33mmol)およびDMAP(10.17mg,0.083mmol)を加え、続いてTBS−Cl(439mg,2.91mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。反応混合液を飽和NHCl溶液でクエンチし、DCMで希釈した。有機層を回収し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−40% EtOAc/Hexで溶出)。(R)−5−アミノ−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(230.5mg)を橙色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 331 (M+H).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.57 (d, J=9.0 Hz, 1H), 6.93 (dd, J=9.0, 2.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J=1.5 Hz, 1H), 4.53 - 4.29 (m, 2H), 4.29 - 4.19 (m, 1H), 1.20 (d, J=5.9 Hz, 3H), 0.72 - 0.52 (m, 9H), -0.19 (s, 3H), -0.56 (s, 3H)
【0505】
実施例392:(R)−5−アミノ−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(38.0mg,0.115mmol)、4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(43.5mg,0.096mmol,実施例55C)、CsCO(94mg,0.288mmol)、およびDMSO(1mL)を、アルゴン雰囲気下にて80℃で密封したバイアル内で8時間加熱した。反応混合液をEtOAcで希釈し、水で1回および食塩水で2回洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−2% MeOH/DCMで溶出)。11mgの中間体化合物を得た。該化合物をDCE(1ml)中に溶解させ、アニソール(0.021mL,0.192mmol)およびTFA(0.148mL,1.919mmol)を加えた。該反応物を40℃で3時間加熱し、続いてさらに0.5mLのTFAを加え、反応物を室温で72時間攪拌した。該溶媒を減圧留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該溶液をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、MeOH、続いてメタノール中のアンモニアの7N溶液ですすいで、該生成物を回収した。該溶媒を減圧留去し、該生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−5% MeOH/DCMで溶出)。該生成物をプレパラティブHPLCで再精製し、該生成物をEtOAc中に溶解させることで遊離塩基に変換し、飽和NaHCO溶液で抽出して、2.2mgの最終生成物を供した。該物質を、1mLの1:1 ACN/HO中に入れ、水中の1N HCl(4.7μL,4.7μmol)を加えた。該溶液を乾燥氷浴中で凍結させ、終夜凍結乾燥させて、(R)−2−((3−シアノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−((1,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl(1.0mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 470
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.75 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.83 (q, J=9.2 Hz, 2H), 7.02 (br. s., 1H), 4.42 (t, J=5.3 Hz, 2H), 4.11 (dt, J=11.9, 5.8 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 1.15 - 1.07 (m, 3H)
【0506】
実施例393
【化167】
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(R)−2−((3−シアノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
(R)−5−アミノ−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル(49.8mg,0.151mmol,実施例392C)、4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体2)(50mg,0.125mmol)、CsCO(123mg,0.376mmol)、およびDMSO(2mL)を、80℃にて密封バイアル内で8時間加熱した。反応混合液をEtOAcで希釈し、水で1回、食塩水で2回洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該中間体化合物をDCE(2mL)中に入れ、アニソール(0.027mL,0.251mmol)およびTFA(0.483mL,6.27mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該溶媒を減圧留去し、該物質をMeOH中に入れた。該溶液をSCXカラム(5g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)上に載せ、MeOH、続いて7N NH/MeOHですすいで、該生成物を得た。該生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−30% EtOAc/DCMで溶出)。続いて、該物質をMeOHでトリチュレートして、9.5mgのオフホワイト色の固形物を得た。該化合物を1mLのCHCN/HOおよび1N HCl溶液(23μL,23μmol)の1:1混合物に加えた。該溶液を乾燥氷浴内で凍結させ、終夜凍結乾燥させた。(R)−2−((3−シアノ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl(9.5mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 415
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.76 (br. s., 1H), 9.32 (br. s., 1H), 8.61 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.85 (d, J=9.2 Hz, 1H), 7.77 - 7.69 (m, 1H), 4.98 (br. s., 1H), 4.43 (t, J=5.5 Hz, 1H), 4.19 - 3.99 (m, J=11.8, 11.8 Hz, 1H), 3.21 - 3.09 (m, 1H), 1.14 (d, J=6.2 Hz, 3H), 0.98 - 0.73 (m, J=4.8 Hz, 4H)
【0507】
実施例394
【化168】
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(S)−2−((3−シアノ−1−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(394A):90mL THF中の5−ニトロ−1H−インドール−3−カルボニトリル(2.0g,10.69mmol)、tert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(4.30g,21.37mmol)およびトリフェニルホスフィン(5.61g,21.37mmol)の溶液に、50mLのTHF中のDEAD(3.38mL,21.37mmol)を3時間かけてゆっくり加えた。該混合物を25℃で32時間攪拌した。該混合物を濃縮し、シリカ(100% DCM500mL、続いて(ヘキサン中の5−60% EtOAc))で精製して、tert−ブチル 4−(3−シアノ−5−ニトロ−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.3g)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.80 (s, 1H), 8.59 - 8.43 (m, 1H), 8.31 - 8.18 (m, 1H), 8.13 - 8.04 (m, 1H), 4.93 - 4.80 (m, 1H), 4.23 - 4.03 (m, 2H), 3.06 - 2.85 (m, 2H), 2.09 - 1.96 (m, 2H), 1.94 - 1.80 (m, 2H), 1.45 - 1.36 (m, 9H)
tert−ブチル 4−(3−シアノ−5−ニトロ−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.02g,2.75mmol)、鉄(0.923g,16.52mmol)、および塩化アンモニウム(1.031g,19.28mmol)を、エタノール(10mL)/水(10mL)の混合液中で懸濁させた。反応混合液を油浴内で85℃にて20分間加熱した。反応混合液をセライトに通して濾過し、続いて水、MeOHおよびEtOAcで洗浄した。濾液を合わせて、ほぼ乾燥するまで濃縮して、続いてNaHCO溶液とEtOAcと混合した。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、乾燥するまで蒸発させて、tert−ブチル 4−(5−アミノ−3−シアノ−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(200mg)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.16 (s, 1H), 7.44 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.73 (d, J=1.4 Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.97 (br. s., 2H), 4.61 - 4.45 (m, 1H), 4.24 - 3.94 (m, 2H), 3.07 - 2.82 (m, 2H), 2.04 - 1.89 (m, 2H), 1.88 - 1.71 (m, 2H), 1.44 (s, 9H)
【0508】
(394B):2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体10)(200mg,0.583mmol)、tert−ブチル 4−(5−アミノ−3−シアノ−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(199mg,0.583mmol)、Pd(OAc)(13.10mg,0.058mmol)、Brettphos(62.6mg,0.117mmol)およびKCO(242mg,1.750mmol)の混合物を、5mLのマイクロ波バイアル内のジオキサン(4mL)中で懸濁させた。該バイアルを密封し、窒素で4回排気し、続いてマイクロ波で115℃にて2時間加熱した。該混合物をCHCNおよびCHClで希釈し、セライトに通して濾過し、濃縮した。該粗製物を次の反応に使用した。
MS (ESI) m/z 647
tert−ブチル 4−(3−シアノ−5−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(500mg,0.503mmol)を、アニソール(0.5mL,4.58mmol)およびDCE(5mL)と混合させた。TFA(1mL,12.98mmol)を加えた。該混合物を25℃で24時間攪拌した。LC/MSにより生成物の形成が示された。該混合物を乾燥するまで濃縮し、MeOHで希釈し、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、メタノール中のアンモニア2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、2−((3−シアノ−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(80mg)が固形物として残った。
MS (ESI) m/z 427
【0509】
実施例394:2−((3−シアノ−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(25mg,0.044mmol)を、1ドラムバイアル内のMeOH(0.5mL)/DCM(0.5mL)中に溶解させた。これに、TEA(0.012mL,0.088mmol)および(S)−2−メチルオキシラン(25.5mg,0.440mmol)を加えた。反応混合液を25℃で16時間攪拌した。該溶媒を留去し、粗物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる20−60% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(S)−2−((3−シアノ−1−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10.9mg)を得た。
MS (ESI) m/z 485
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.17 - 9.96 (m, 1H), 9.55 - 9.37 (m, 1H), 9.19 - 8.97 (m, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.86 - 7.78 (m, 1H), 7.69 - 7.60 (m, 1H), 5.59 - 5.34 (m, 1H), 4.88 - 4.67 (m, 1H), 4.30 - 4.16 (m, 1H), 3.81 - 3.68 (m, 1H), 3.67 - 3.54 (m, 2H), 3.31 - 3.11 (m, 3H), 3.08 - 2.97 (m, 1H), 2.90 (s, 2H), 2.74 (s, 2H), 2.30 - 2.16 (m, 2H), 1.28 (t, J=7.2 Hz, 3H), 1.21 - 1.09 (m, 3H)
【0510】
実施例395
【化169】
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(R)−2−((3−シアノ−1−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物394と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 485
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.16 - 9.95 (m, 1H), 9.48 (s, 1H), 9.16 - 9.00 (m, 1H), 8.28 - 8.13 (m, 2H), 7.99 - 7.93 (m, 1H), 7.87 - 7.75 (m, 1H), 7.69 - 7.56 (m, 1H), 5.60 - 5.42 (m, 1H), 4.85 - 4.72 (m, 1H), 4.28 - 4.10 (m, 1H), 3.84 - 3.68 (m, 1H), 3.65 - 3.55 (m, 2H), 3.28 - 3.11 (m, 2H), 3.08 - 2.97 (m, 1H), 2.90 (s, 2H), 2.74 (s, 2H), 2.30 - 2.14 (m, 2H), 1.28 (s, 3H), 1.21 - 1.09 (m, 3H)
【0511】
実施例396
【化170】
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2−((3−シアノ−1−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
メタノール(2ml)/テトラヒドロフラン(2ml)中の2−((3−シアノ−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(25mg,0.059mmol)に、オキセタン−3−オン(0.052mL,0.879mmol)、酢酸(6.71μl,0.117mmol)およびオルトギ酸トリメチル(0.350mL,3.17mmol)を加えた。該混合物を25℃で15分間攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(29mg,0.461mmol)を加え、該反応物を室温で12時間攪拌した。該溶媒を留去し、粗物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる30−80% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((3−シアノ−1−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13.6mg)を得た。
MS (ESI) m/z 483
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 12.16 - 11.86 (m, 1H), 9.49 (s, 1H), 9.21 - 8.96 (m, 1H), 8.33 - 8.21 (m, 2H), 8.18 (s, 1H), 7.99 - 7.91 (m, 1H), 7.88 - 7.75 (m, 1H), 7.66 - 7.52 (m, 1H), 5.01 - 4.63 (m, 5H), 4.54 - 4.37 (m, 1H), 3.68 - 3.48 (m, 3H), 3.20 - 2.99 (m, 2H), 2.90 (s, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.37 - 2.17 (m, 2H), 1.28 (s, 3H)
【0512】
実施例397
【化171】
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メチル−4−クロロ−3−(7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−2−イルアミノ)−5−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニルカルバメート
(397A):マイクロ波バイアル内のメチル(3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロフェニル)カルバメート(229mg,0.740mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(150mg,0.672mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(78mg,0.067mmol)およびKPO(527mg,2.487mmol)の混合物を、窒素で排気した。窒素をスパージし、ジオキサン(5602μL)および水(1120μL)の混合物を加え、該バイアルを密封し、80℃で終夜加熱した。該反応物をEtOAcと水との間で分液処理した。該水層をEtOAcで抽出し、有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、該粗物質をPhenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニア2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、メチル (4−クロロ−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−5−ニトロフェニル)カルバメート(213mg)が残り、これをそのまま固形物として使用した。
MS (ESI) m/z 326.07
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) d 8.43 (s, 1H), 7.94 (br. s., 1H), 5.68 (dt, J=3.1, 1.6 Hz,1H), 3.76 (s, 3H), 3.11 (q, J=2.7 Hz, 2H), 3.04 (br. s., 1H), 2.69 (t, J=5.6 Hz, 2H), 2.51 - 2.4 (m,2H), 2.40 (s, 3H)
【0513】
(397B):MeOH(50mL)および酢酸エチル(3mL)の混合液中のメチル (4−クロロ−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−5−ニトロフェニル)カルバメート(213mg,0.654mmol)および酸化白金(IV)(240mg,0.654mmol)を水素化した(Hのバルーン)。該反応は、1時間以内に完了した。該触媒をセライトバッドに通して濾過して取り除き、該パッドをMeOHですすいだ。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜3% MeOHを含有)で溶出)により、メチル (3−アミノ−4−クロロ−5−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)カルバメート(131mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 298.10 (M+1)
1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ 7.04 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.64 (d, J=2.5 Hz, 1H), 3.73(s, 3H), 3.09 - 2.91 (m, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.26 - 2.13 (m, 2H), 1.91 - 1.80 (m, 2H), 1.72 (dd, J=12.8, 3.3 Hz, 2H)
【0514】
(397C):DMF(1.2mL)中の4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体2)(77mg,0.193mmol)、メチル (3−アミノ−4−クロロ−5−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)カルバメート(48mg,0.161mmol)およびCsCO(158mg,0.484mmol)の混合物を、70℃で3時間加熱した。これをEtOAcで希釈し、水で洗浄した。溶媒を留去し、続いてプレパラティブHPLC(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10% メタノール,90% HO,0.1% TFA;溶媒B=90% メタノール,10% HO,0.1% TFA,流速42mL/分,20分にわたる20−100% B)にかけた。該溶媒を、スピードバックを用いて中間体化合物を含有するフラクションから留去した。該中間体化合物をDCE(3mL)中に溶解させ、アニソール(0.088mL,0.806mmol)およびTFA(1.5mL)を加えた。これを50℃で3時間加熱した。溶媒を留去し、プレパラティブHPLC(100x30mm Luna C18カラム,溶媒A=10% メタノール,90% HO,0.1% TFA;溶媒B=90% メタノール,10% HO,0.1% TFA,流速42mL/分,20分にわたる20−100% B)にかけた。該生成物を含有するHPLCフラクションを、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニア2N溶液で溶出した。溶媒を留去し、メチル(4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)カルバメート(7mg)が固形物として残った。
MS (ESI) m/z 496.20
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.52 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.21 (br. s., 1H), 6.79 (s, 1H), 6.63 (br. s., 1H), 3.79 (s, 3H), 3.51 (s, 3H), 3.25 - 3.03 (m, 3H), 2.32 (d, J=8.2 Hz, 2H), 2.03 - 1.86 (m, 5H), 1.06 - 0.95 (m, 2H), 0.82 - 0.71 (m, 2H).
【0515】
実施例398
【化172】
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メチル (4−クロロ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−5−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)カルバメート
実施例化合物397と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 484.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 9.73 (s, 1H), 9.04 (t, J=5.6 Hz, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.77 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.28 (d, J=1.8 Hz, 1H),3.67 (s, 3H), 3.48 - 3.43 (m, 2H), 2.96 - 2.81 (m, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.05 - 1.94 (m, 2H), 1.75 (d, J=12.5 Hz, 2H), 1.59 (qd, J=12.3, 3.8 Hz, 2H), 1.15(t, J=7.2 Hz, 3H)
【0516】
実施例399
【化173】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(399A):マイクロ波バイアル内のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(200mg,0.603mmol)、カリウム ビニルトリフルオロボレート(121mg,0.905mmol)、および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(44mg,0.060mmol)の混合物を、窒素で排気した。EtOH(3mL)およびTEA(126μL,0.905mmol)を加え、該混合物を脱気し、窒素で排気した。これを密封し、80℃で18時間加熱した。これを水で希釈し、EtOAc:ヘキサン=3:1の混合物で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒で留去し、シリカゲル円形クロマトグラフィー(ヘキサン(0〜20% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル) カルバメート(122mg)を白色の固形物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.51 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.50 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.20 (br. s., 1H), 7.04 (dd, J=17.4, 11.0 Hz, 1H), 5.81 (d, J=17.4 Hz, 1H), 5.54 (d, J=11.3 Hz, 1H), 1.58 - 1.54 (m, 9H).
【0517】
(399B):TFA(1.9mL)およびDCM(1.9mL)の混合液中のtert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル)カルバメート(122mg,0.438mmol)の溶液を、室温で1時間攪拌した。該溶媒を留去し、残渣をDCM中に溶解させた。これを飽和NaHCO溶液で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去して、3−アミノ−4−クロロ−5−ビニルベンゾニトリル(76mg)が白色の固形物として残った。
MS (ESI) m/z 179.0 (M+1)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.23 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.04 (dd, J=17.4, 11.0 Hz, 1H), 6.93 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.78 (dd, J=17.5, 0.7 Hz, 1H), 5.50 (dd, J=11.0, 0.6 Hz, 1H), 4.35 (br. s., 2H).
【0518】
(399C):マイクロ波バイアル内の3−アミノ−4−クロロ−5−ビニルベンゾニトリル(75mg,0.42mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(149mg,0.420mmol)、CsCO(274mg,0.840mmol)、DPPF(23mg,0.042mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(24mg,0.042mmol)、およびPd(OAc)(28mg,0.13mmol)の混合物を窒素で排気した。ジオキサン(3.5mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を濾液から留去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(5〜40% EtOAcを含有)で溶出)により、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(106mg,収率51%)を油状物として得た。これをDCM(3mL)中に溶解させ、アニソール(0.582mL,5.33mmol)およびTFA(3mL)を加えた。室温で終夜攪拌し、該溶媒を除去し、黄色の固形物をDCM中に溶解させた。これを飽和NaHCO溶液で洗浄し、有機層を分離した。該水層は、懸濁した黄色の固形物をいくらか含み、これをDCMで2回抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を除去した。残渣をEtOAc:ヘキサン=1:1の混合液中に懸濁させ、濾過して表題化合物(59mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 377.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.36 (d, J=4.1 Hz, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.37 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.23 - 8.18 (m, 1H), 7.94 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.06 (dd, J=17.4, 11.1 Hz, 1H), 6.08 (d, J=17.5 Hz, 1H), 5.60 (d, J=11.6 Hz, 1H), 2.99 - 2.90 (m, 1H), 0.84 - 0.72 (m, 4H) 9.36 (d, J=4.1 Hz, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.37 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.23 - 8.18 (m, 1H), 7.94 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.06 (dd, J=17.4, 11.1 Hz, 1H), 6.08 (d, J=17.5 Hz, 1H), 5.60 (d, J=11.6 Hz, 1H), 2.99 - 2.90 (m, 1H), 0.84 - 0.72 (m, 4H).
【0519】
実施例400
【化174】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ホルミルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(400):アセトン(50mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例399)(210mg,0.557mmol)の懸濁液を加熱して、混濁した溶液を得た。室温に冷まし;水(5mL)、酸化オスミウム(0.350mL,t−BuOH中で2.5wt%,0.028mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(262mg,1.23mmol)を加えた。終夜攪拌し、さらなる量の水(20mL)を加え、該反応物を1日攪拌させた。大半のアセトンを除去し、該懸濁した固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、空気乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ホルミルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(188mg)が淡黄色の固形物として残った。
MS (ESI) m/z 379.0 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.34 (s, 1H), 9.41 (d, J=3.5 Hz, 1H), 9.27 (s, 1H), 8.71 (d, J=1.5 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.96 (d, J=1.5 Hz, 1H), 2.92 (d, J=4.1 Hz, 1H), 0.82 - 0.75 (m, 4H).
【0520】
実施例401
【化175】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
MeOH(0.5mL)およびDCM(0.5mL)の混合液中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ホルミルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例400)(18mg,0.048mmol)、1−(メチルスルホニル)ピペラジン(9.5mg,0.058mmol)、オルトギ酸トリメチル(0.027mL,0.242mmol)、および酢酸(3μL,0.05mmol)の溶液を、室温で15分間攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.097mL,THF中で1M,0.097mmol)の溶液を加え、該反応物を室温で終夜攪拌させた。さらなる量のシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.097mL,THF中で1M,0.097mmol)を加え、該反応物を1日攪拌させた。NaHCO溶液の飽和溶液を加え、15分後、これをDCM中の5% MeOHの混合液で5回抽出した。有機抽出物を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を除去した。該残渣のシリカゲル円形クロマトグラフィー(DCM(0〜2% MeOHを含有)で溶出)により、表題化合物(7.9mg)を泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 527.2 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.00 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.50 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.79 (br. s., 1H), 3.72 (s, 2H), 3.34 - 3.28 (m, 4H), 3.07 (tq, J=7.1, 3.5 Hz, 1H), 2.83 (s, 3H), 2.73 - 2.64 (m, 4H), 1.16 - 1.07 (m, 2H), 0.87 - 0.78 (m, 2H).
【0521】
実施例402
【化176】
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2 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物(7.3mg,収率38%)を実施例化合物401における副生成物として得た。
MS (ESI) m/z 381.2 (M+1).
1H NMR (400MHz, メタノール-d4/クロロホルム-d) δ 8.90 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.57 - 7.51 (m, 1H), 4.73 (s, 2H), 3.01 (dt, J=7.2, 3.5 Hz, 1H), 1.06 - 0.98 (m, 2H), 0.81 - 0.73 (m, 2H).
【0522】
実施例403
【化177】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl塩
(403A):THF(2.2mL)および水(0.22mL)の窒素でスパージした混合物を、マイクロ波バイアル内のカリウム(4−Boc−ピペラジン−1−イル)メチルトリフルオロボレート(200mg,0.653mmol)、tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(197mg,0.594mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−4’−6’−トリスイソプロピルビフェニル(34.0mg,0.071mmol)、Pd(OAc)(8.0mg,0.036mmol)、およびCsCO(580mg,1.78mmol)の窒素で排気した混合物に加えた。これを密封し、80℃で17時間加熱した。該反応物をEtOAcで3回抽出し、有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、続いてシリカゲル円形クロマトグラフィー(ヘキサン(10〜50% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(59mg)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 451.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.50 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.50 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 3.61 (s, 2H), 3.50 - 3.43 (m, 4H), 2.46 (br. s., 4H), 1.58 - 1.54 (m, 9H), 1.48 (s, 9H).
【0523】
(403B):TFA(1.0mL)を、室温でDCM(1.0mL)中のtert−ブチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(59mg,0.13mmol)の溶液に加えた。1時間後、該溶媒を留去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、該生成物をMeOH中の2N NHで溶出して、3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペラジン−1−イルメチル)ベンゾニトリル(22mg)を油状物として得た。
MS (ESI) m/z 251.0
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.26 - 7.21 (m, 1H), 6.94 - 6.89 (m, 1H), 4.33 (br. s., 2H), 3.56 (s, 2H), 2.95 - 2.90 (m, 4H), 2.50 (br. s., 4H).
【0524】
(403C):DCM(0.5mL)中の3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペラジン−1−イルメチル)ベンゾニトリル(22mg,0.088mmol)、BocO(24mg,0.097mmol)、およびTEA(0.013mL,0.097mmol)の溶液を室温で終夜攪拌した。該溶媒を留去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(28mg)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 351.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.20 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.94 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.49 - 3.44 (m, 4H), 2.46 (br. s., 4H), 1.48 (s, 9H).
【0525】
(403D):マイクロ波バイアル内のtert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(28mg,0.079mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(28mg,0.079mmol)、CsCO(51.4mg,0.158mmol)、DPPF(4.4mg,7.9μmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(4.6mg,7.9μmol)の混合物を、窒素で排気する。ジオキサン(0.7mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で3時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を留去し、ヘキサン(5〜40% EtOAcを含有)による円形シリカゲルクロマトグラフィーによりtert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(22mg)を油状物として得た。
MS (ESI) m/z 669.3 (M+1).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.10 - 8.58 (m, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.48 (d, J=1.8 Hz, 2H), 7.19 (d, J=8.3 Hz, 2H), 6.85 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.78 - 5.58 (m, 1H), 3.82 - 3.77 (m, 3H), 3.71 (s, 2H), 3.65 (s, 2H), 3.52 - 3.44 (m, 4H), 3.04 - 2.83 (m, 1H), 2.48 (t, J=4.4 Hz, 4H), 1.50 - 1.46 (m, 9H), 1.20 - 1.07 (m, 2H), 0.92 (dd, J=4.1, 1.1 Hz, 2H).
【0526】
実施例403:DCM(0.5mL)およびTFA(0.5mL)中のtert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(22mg,0.033mmol)およびアニソール(0.090mL,0.822mmol)の溶液を、室温で終夜攪拌させた。該溶媒を除去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラムにかけた。該カラムをMeOHで洗浄し、続いて、MeOH中の2N NH(DCMを含有)で溶出して、粗製2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(15mg)を得た。該粗製物をDCM(0.25mL)およびMeOH(0.25mL)の混合液中に溶解させ、オキセタン−3−オン(48mg,0.67mmol)、オルトギ酸トリメチル(0.19mL,1.7mmol)、および酢酸(0.019mL,0.33mmol)を加えた。15分間攪拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(THF中で1M,0.33mL,0.33mmol)を加え、該反応物を3時間攪拌させた。該反応物をEtOAcと飽和NaHCO溶液との間で分液処理した。15分間攪拌し、該水層を分離し、EtOAcで洗浄した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を留去した。プレパラティブHPLC(カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:16分にわたる20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分)により、表題化合物(5.9mg,39%)を得た。これを一硫酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 505.4
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.92 (br. s., 1H), 8.38 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.69 - 7.56 (m, 1H), 4.56 (br. s., 4H), 3.66 (br. s., 2H), 3.58 - 3.39 (m, 2H), 3.32 - 3.25 (m, 1H), 2.99 - 2.93 (m, 1H), 2.66 - 2.54 (m, 2H), 2.50 - 2.10 (m, 4H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H).
【0527】
実施例404
【化178】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(404A):THF(1.6mL)および水(0.16mL)の窒素でスパージした混合物を、マイクロ波バイアル内の4−((ジフルオロボリル)メチル)モルホリン−4−イウムフルオリド(0.112g,0.663mmol)、tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(0.20g,0.603mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−4’−6’−トリスイソプロピルビフェニル(0.069g,0.15mmol)、Pd(OAc)(0.016g,0.072mmol)、およびCsCO(0.590g,1.809mmol)の窒素で排気した混合物に加えた。これを密封し、80℃で22時間加熱した。該反応物をEtOAcで3回抽出し、有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、続いて、シリカゲル円形クロマトグラフィー(ヘキサン(10〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリノメチル)フェニル)カルバメート(46mg)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 352.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.50 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 3.77 - 3.71 (m, 4H), 3.60 (s, 2H), 2.55 - 2.49 (m, 4H), 1.56 - 1.54 (m, 9H).
【0528】
(404B):DCM(2mL)およびTFA(2mL)の混合液中のtert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリノメチル)フェニル)カルバメート(45mg,0.128mmol)の溶液を、室温で1時間攪拌させた。該溶媒を留去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、該生成物をMeOH中の2N NHで溶出した。該溶媒を留去して、3−アミノ−4−クロロ−5−(モルホリノメチル)ベンゾニトリル(32mg)が残った。
MS (ESI) m/z 252.0
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.21 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.93 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.34 (br. s., 2H), 3.77 - 3.72 (m, 4H), 3.57 (s, 2H), 2.55 - 2.49 (m, 4H).
【0529】
実施例404:マイクロ波内の3−アミノ−4−クロロ−5−(モルホリノメチル)ベンゾニトリル(32mg,0.13mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(47mg,0.13mmol)、CsCO(85mg,0.262mmol)、DPPF(7.3mg,0.013mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(7.6mg,0.013mmol)の混合物を、窒素で排気した。ジオキサン(1mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を留去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(5〜40% EtOAcを含有)で溶出)により、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(33mg,収率44%)を油状物として得た。これをDCM(1.5mL)中に溶解させ、アニソール(0.158mL,1.447mmol)およびTFA(0.9mL)を加えた。室温で終夜攪拌し、該溶媒を除去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、続いてMeOH中の2N NH(DCMを含有)で溶出した。シリカゲル円形クロマトグラフィー(DCM(1% MeOHを含有)で溶出)により、表題化合物(19mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 450.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.98 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.53 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.87 (br. s., 1H), 3.80 - 3.73 (m, 4H), 3.66 (s, 2H), 3.06 (td, J=7.0, 3.5 Hz, 1H), 2.60 - 2.52 (m, 4H), 1.16 - 1.07 (m, 2H), 0.87 - 0.77 (m, 2H).
【0530】
実施例405
【化179】
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2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(405A):1,3−ジブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(4.38g,13.02mmol)、tert−ブチル カルバメート(1.220g,10.42mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.146g,0.651mmol)、キサントホス(0.942g,1.628mmol)および炭酸セシウム(16.97g,52.1mmol)を、室温でジオキサン(87ml)中に溶解させた。反応混合液を、Nにより減圧下で排気し、流入して(3回繰り返した)脱気し、105℃に2時間加熱した。室温に冷まし、該反応混合物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(120gのSiO,0〜20% EtOAc−ヘキサンのグラジエント溶離液)により、tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)フェニル)カルバメート(2.79g)を得た。
MS (ESI) m/z 372.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.13 (d, J=2.6 Hz, 1H), 7.18 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.14 (d, J=2.9 Hz, 1H), 6.78 - 6.28 (m, 1H), 1.57 (s, 9H)
【0531】
(405B):tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)フェニル)カルバメート(2.78g,7.46mmol)を、室温でDMF(37.3ml)中に溶解させた。NaHMDS(8.95mL,8.95mmol)を滴下して加え、該反応混合物を30分間攪拌し、4−メトキシベンジルクロリド(1.321mL,9.70mmol)を加えた。該反応物を終夜攪拌させた。EtOAc(250mL)を加え、有機層を10% LiCl溶液で2回洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(120gのSiO,0〜10% EtOAc−ヘキサンのグラジエント溶離液)により、tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメートを清澄な油状物(2.68g)として得た。
MS (ESI) m/z 435.9
【0532】
(405C):1−(アゼチジン−3−イル)−4−メチルピペラジン(95mg,0.609mmol)、tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(300mg,0.609mmol)、炭酸セシウム(397mg,1.218mmol)、Pd(dba)(27.9mg,0.030mmol)およびBINAP(56.9mg,0.091mmol)を、室温でトルエン(6088μl)中に懸濁した。該反応物を減圧下で脱気し、Nで流入し(4回)、続いて105℃で4時間加熱した。室温に冷まし、該反応混合物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(24gのSiO,0〜10% CHOH−CHClグラジエント溶離液)により、tert−ブチル (2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(213.1mg)を得た。
MS (ESI) m/z 567.5
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.22 - 7.07 (m, 2H), 6.82 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.38 - 5.93 (m, 3H), 5.10 (d, J=15.0 Hz, 1H), 4.40 - 4.09 (m, 3H), 3.97 - 3.70 (m, 5H), 3.26 (t, J=6.5 Hz, 1H), 2.69 - 2.42 (m, 8H), 2.34 (s, 3H), 1.59 - 1.27 (m, 9H)
【0533】
(405D):tert−ブチル (2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(210mg,0.370mmol)をCHCl(3000μl)中に溶解させた。アニソール(405μl,3.70mmol)を加え、続いてTFA(1000μL)を加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。濃縮し、残渣をMeOH中に溶解させ、5gのPhenomenexカチオン交換カートリッジの上部に載せ、MeOHで洗浄した。所望生成物を、カラムから7N NH−CHOHで溶出した。濃縮し、乾燥させて、2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)アニリン(129mg),酢酸パラジウム(II)を淡い琥珀色の油状物として得た(129.2mg)。
MS (ESI) m/z 347.2
【0534】
(405E):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(120mg,0.338mmol)、2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)アニリン(129mg,0.372mmol)、酢酸パラジウム(II)(22.78mg,0.101mmol)、キサントホス(19.57mg,0.034mmol)、DPPF(18.75mg,0.034mmol)および炭酸セシウム(220mg,0.676mmol)を、室温でジオキサン(3382μl)中に懸濁させた。該反応管を、Nで排気とパージを行い(4回)、続いて105℃で4時間加熱した。室温に冷まし、該反応混合物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(40gのSiO,0〜10% CHOH−CHClグラジエント溶離液)により、2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(139.8mg)を得た。
MS (ESI) m/z 665.5
【0535】
実施例405:2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(140mg,0.210mmol)を、室温でDCE(2105μl)中に溶解させた。アニソール(115μL)を加え、続いてTFA(400μL)を加え、該反応物を50℃で2時間加熱した。濃縮し、該粗製化合物を7N NH−CHOHで処理し、超音波で処理した。該黄褐色の沈殿物を濾過により回収し、ACNでさらにトリチュレートして、予想された生成物をクリーム状の固形物として得た(32.3mg)。
MS (ESI) m/z 545.4 (M+1).
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.27 (br. s., 1H), 8.40 - 8.28 (m, 1H), 8.20 (d, J=0.9 Hz, 1H), 7.54 - 7.40 (m, 1H), 7.39 - 6.97 (m, 1H), 6.17 (d, J=2.6 Hz, 1H), 4.16 (t, J=7.5 Hz, 2H), 3.86 - 3.75 (m, 2H), 3.24 - 3.15 (m, 1H), 3.15 - 3.03 (m, 1H), 2.46 - 2.28 (m, 8H), 2.20 (d, J=1.3 Hz, 3H), 0.79 (d, J=5.7 Hz, 4H).
【0536】
実施例406
【化180】
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2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメトキシ)−3−モルホリノフェニルアミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物405と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 477.87
【0537】
実施例407
【化181】
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2−((2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−(1−(3−オキセタニル)−4−ピペリジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物242と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 514.97
【0538】
実施例408
【化182】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−オキセタニル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物242と同様の手順を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 478.95
【0539】
実施例409
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl
(409A):乾燥させたマイクロ波バイアル内のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(実施例357A)(300mg,0.624mmol)、tert−ブチル 4−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(162mg,0.811mmol)、Pd(dba)(28.6mg,0.031mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(36.1mg,0.062mmol)、およびCsCO(610mg,1.872mmol)の混合物を、窒素で排気した。ジオキサン(6mL)を加え、該バイアルを密封し、95℃で終夜加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。濾液から溶媒を留去し、続いて円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜40% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 4−((3−((tert−ブトキシカルボニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(211mg,収率56%)を泡状物として得た。これをDCM(3mL)中に溶解させ、アニソール(0.202mL,1.847mmol)およびTFA(2ml)を加えた。4時間後、溶媒を留去し、残渣をMeOH中に入れ、SCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、続いてMeOH中の2N NHで溶出した。溶媒で留去し、続いてシリカゲル円形クロマトグラフィー(DCM(MeOH中で0〜12%の2N NHを含有)による)により、3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペリジン−4−イルアミノ)ベンゾニトリル(84mg)を得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 6.40 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.33 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.36 (d, J=7.8 Hz, 1H), 4.20 (br. s., 2H), 3.43 - 3.33 (m, 1H), 3.15 (dt, J=12.9, 3.5 Hz, 2H), 2.80 - 2.71 (m, 2H), 2.10 - 2.02 (m, 2H), 1.47 - 1.37 (m, 2H).
【0540】
(409B):DCM(0.5mL)中の3−アミノ−4−クロロ−5−(ピペリジン−4−イルアミノ)ベンゾニトリル(54.8mg,0.219mmol)、BocO(53mg,0.240mmol)、およびTEA(33.5μL,0.240mmol)の溶液を室温で1時間攪拌させた。溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 4−((3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(57.6mg)を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.43 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.34 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.34 (d, J=7.8 Hz, 1H), 4.21 (s, 2H), 4.12 - 4.01 (m, 2H), 3.52 - 3.37 (m, 1H), 3.06 - 2.90 (m, 2H), 2.06 - 1.98 (m, 2H), 1.49 (s, 9H), 1.47 - 1.37 (m, 2H).
【0541】
(409C):マイクロ波バイアル内のtert−ブチル 4−((3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(57mg,0.16mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(58mg,0.16mmol)、CsCO(106mg,0.325mmol)、DPPF(9mg,0.016mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(9mg,0.016mmol)、およびPd(OAc)(11mg,0.049mmol)の混合物を、窒素で排気した。ジオキサン(3mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で3時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を濾液から留去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜10% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 4−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(74mg,収率68%)を白色の固形物として得た。これをDCM(1mL)中に溶解させ、アニソール(0.238mL,2.18mmol)およびTFA(1mL)を加えた。室温で終夜攪拌し、該溶媒を留去し、残渣をSCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、粗生成物をMeOH中の2N NHで溶出した。溶媒を留去し、続いてシリカゲル円形クロマトグラフィー(DCM(MeOH中の0〜5%の2N NH)で溶出)により、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル)アミノ)−4−(−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38mg,0.085mmol,収率78%)を白色の固形物として得た。これをMeOH(0.5mL)およびDCM(0.5mL)の混合液中に懸濁させた。オキセタン−3−オン(117mg,1.62mmol)、オルトギ酸トリエチル(0.448mL,4.05mmol)、および酢酸(0.046mL,0.811mmol)を攪拌しながら加えた。15分後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(THF中で1M,0.811mL,0.811mmol)を加え、該反応物を4時間攪拌させた。これをEtOAcと飽和NaHCO溶液との間で分液処理した。15分間攪拌し、該水層を分離し、EtOAcで洗浄した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。プレパラティブHPLC(カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:25分にわたる20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分)により表題化合物(7.3mg)を得た。これを一塩酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 505.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.32 (br. s., 1H), 8.65 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.73 (br. s., 1H), 7.03 (br. s., 1H), 5.78 (br. s., 1H), 4.89 (br. s., 2H), 4.68 (br. s., 2H), 4.37 (br. s., 1H), 3.70 (br. s., 1H), 2.98 (br. s., 2H), 2.08 (br. s., 2H), 1.91 (br. s., 3H), 0.78 (br. s., 4H).
【0542】
実施例410
【化184】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(410A):ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中で1M,37.0mL,37.0mmol)を、0℃で乾燥THF(75ml)中の5−アミノ−2−ブロモ−4−クロロベンゾニトリル(3.43g,14.8mmol)の溶液に加えた。0℃で15分間攪拌し、THF(10ml)中の炭酸−ジ−tert−ブチル(3.56g,16.3mmol)の溶液を加えた。該反応物を室温に終夜温めた。0.1N HCl水溶液をゆっくり加えて、pHを10にした。該反応物をEtOAcで2回抽出し、有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。該溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン/EtOAcを用いた)により、tert−ブチル (4−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(2.76mg)を白色の固形物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.65 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.06 (br. s., 1H), 1.57 (s, 9H).
【0543】
(410B):乾燥させたマイクロ波バイアル内のtert−ブチル (4−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(150mg,0.452mmol)、tert−ブチル 4−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(118mg,0.588mmol)、Pd(dba)(20.7mg,0.023mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(26mg,0.045mmol)、およびCsCO(442mg,1.36mmol)の混合物を、窒素で排気した。ジオキサン(4mL)を加え、該バイアルを密封し、95℃で終夜加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を濾液から留去し、ヘキサン/EtOAcで溶出する円形シリカゲルクロマトグラフィーにより、tert−ブチル 4−((4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−クロロ−2−シアノフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(168mg)を得た。これをDCM(4mL)中に溶解させ、TFA(4mL)を加えた。1時間後、該溶媒を除去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラムにかけた。MeOHで洗浄し、該生成物をMeOH中の2N NHで溶出した。溶媒を留去して、tert−ブチル 4−((4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−クロロ−2−シアノフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(89mg)が油状物として残った。この一部(49.6mg,0.198mmol)をDCM(1mL)中に溶解させ、BocO(0.051mL,0.218mmol)およびTEA(0.030mL,0.218mmol)を加えた。室温で1時間攪拌し、該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 4−((4−アミノ−5−クロロ−2−シアノフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(67mg)を固形化した黄色の油状物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) d 6.85 (s, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.09 - 3.98 (m, 2H), 3.38 (s, 1H), 2.93 (br. s., 2H), 2.03 - 1.96 (m, 2H), 1.47 (s, 9H), 1.43 - 1.34 (m, 2H).
【0544】
実施例410:マイクロ波バイアル内のシアノフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(67mg,0.191mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(57mg,0.161mmol)、CsCO(124mg,0.382mmol)、DPPF(10.6mg,0.019mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(11.1mg,0.019mmol)、およびPd(OAc)(12.9mg,0.057mmol)の混合物を窒素で排気した。ジオキサン(4mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で3時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜10% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 4−((5−クロロ−2−シアノ−4−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(94mg,収率74%)をフィルム状物として得た。これをDCM(1.5mL)中に溶解させ、アニソール(0.152mL,1.39mmol)およびTFA(1mL)を加え、室温で終夜攪拌させた。該溶媒を留去し、残渣をSCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、粗生成物を、DCMと混合したMeOH中の2N NHで溶出した。溶媒を留去し、62mgの不純物2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルが残った。試料をプレパラティブHPLC(カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる10−50% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分)で精製して、純粋な表題化合物を得た。
MS (ESI) m/z 449.3
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.18 (d, J=4.5 Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.22 (s, 1H), 7.10 (s, 1H), 6.24 (d, J=8.0 Hz, 1H), 3.74 (d, J=7.5 Hz, 1H), 3.33 (d, J=11.8 Hz, 3H), 3.10 - 2.92 (m, 3H), 2.03 (d, J=12.5 Hz, 2H), 1.83 - 1.68 (m, 2H), 0.78 - 0.74 (m, 4H).
【0545】
実施例411
【化185】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
MeOH(0.5mL)およびDCM(0.5mL)の混合液中の2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例410)(36mg,0.080mmol)、オキセタン−3−オン(116mg,1.604mmol)、オルトギ酸トリメチル(0.443mL,4.01mmol)、および酢酸(0.046mL,0.802mmol)の懸濁液を、室温で15分間攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(THF中で1M,0.802mL,0.802mmol)を加え、該反応物を9時間攪拌させた。これをEtOAcと飽和NaHCO3溶液との間で分液処理した。15分間攪拌し、該水層を分離し、EtOAcで洗浄し(3x)、続いてDCM中の10% MeOHの混合液で洗浄した(4x)。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を留去した。プレパラティブHPLC(カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:30分にわたる10−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分)により、表題化合物(13mg)を得た。
MS (ESI) m/z 505.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 9.15 (d, J=4.0 Hz, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.80 (br. s., 1H), 7.06 (br. s., 1H), 4.86 (br. s., 2H), 4.67 (br. s., 2H), 4.36 (br. s., 1H), 3.70 (br. s., 1H), 3.31 - 3.25 (m, 1H), 3.30 - 3.17 (m, 2H), 2.94 (d, J=4.3 Hz, 3H), 2.15 - 1.79 (m, 5H), 0.75 (br. s., 4H).
【0546】
実施例412
【化186】
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2−((4−((2−アミノエチル)(メチル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(412A):DMF(10mL)中のtert−ブチル (4−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(1.0g,3.02mmol)の溶液を、氷浴内で冷却し、NaHMDS(THF中で1M溶液,4.52mL,4.52mmol)を加えた。20分後、4−メトキシベンジルクロリド(0.616mL,4.52mmol)を加え、該反応物を槽から取り出し、室温で終夜攪拌させた。該反応物をEtOAcと飽和NHCl溶液との間で分液処理した。該水層をEtOAcで抽出し、有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を留去し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (4−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(1.04g)を白色の固形物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.75 (br. s., 1H), 7.11 (d, J=8.5 Hz, 3H), 6.84 (d, J=7.9 Hz, 2H), 5.04 (d, J=14.6 Hz, 1H), 4.29 (d, J=14.6 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 1.56 - 1.31 (m, 9H).
【0547】
(412B):乾燥マイクロ波バイアル内のtert−ブチル (4−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(363mg,0.803mmol)、tert−ブチル (2−(メチルアミノ)エチル)カルバメート(182mg,1.05mmol)、Pd(dba)(51.5mg,0.056mmol)、BINAP(105mg,0.169mmol)、およびCsCO(524mg,1.61mmol)の混合物を、窒素で排気した。トルエン(5mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で終夜加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を濾液から留去し、シリカゲル円形クロマトグラフィー(ヘキサン(5〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (4−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)(メチル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(397mg)を油状物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.17 - 6.89 (m, 4H), 6.82 (d, J=7.6 Hz, 2H), 5.04 (d, J=14.5 Hz, 1H), 4.85 (br. s., 1H), 4.17 (d, J=14.6 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.58 - 3.33 (m, 4H), 3.02 (br. s., 3H), 1.61 - 1.32 (m, 18H).
【0548】
(412C):TFA(4mL)を、室温でDCM(5ml)中のtert−ブチル (4−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)(メチル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(397mg,0.728mmol)およびアニソール(1.59mL,14.8mmol)の溶液に3時間加えた。該溶媒を留去し、残渣をMeOH中に入れ、SCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、続いてMeOH中の2N NHで溶出した。溶媒を留去して、5−アミノ−2−((2−アミノエチル)(メチル)アミノ)−4−クロロベンゾニトリルが油状物として残った。
MS (ESI) m/z 225.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.04 (s, 1H), 6.95 (s, 1H), 4.05 (br. s., 2H), 3.11 (t, J=6.3 Hz, 2H), 2.89 (t, J=6.3 Hz, 2H), 2.80 (s, 3H), 1.52 (br. s., 2H).
【0549】
(412D):DCM(1mL)中の5−アミノ−2−((2−アミノエチル)(メチル)アミノ)−4−クロロベンゾニトリル(153mg,0.681mmol)、BocO(163mg,0.749mmol)、およびTEA(104μL,0.749mmol)の溶液を、室温で2時間攪拌した。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (2−((4−アミノ−5−クロロ−2−シアノフェニル)(メチル)アミノ)エチル)カルバメート(207mg)を油状物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.03 (s, 1H), 6.96 (s, 1H), 4.96 (br. s., 1H), 4.04 (s, 2H), 3.35 (q, J=6.0 Hz, 2H), 3.22 - 3.16 (m, 2H), 2.82 (s, 3H), 1.44 (s, 9H).
【0550】
(412E):マイクロ波バイアル内のtert−ブチル (2−((4−アミノ−5−クロロ−2−シアノフェニル)(メチル)アミノ)エチル)カルバメート(207mg,0.637mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(226mg,0.637mmol)、CsCO(415mg,1.28mmol)、DPPF(35.3mg,0.064mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(36.9mg,0.064mmol)、およびPd(OAc)(42.9mg,0.191mmol)の混合物を、窒素で排気した。ジオキサン(9mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(5〜40% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (2−((5−クロロ−2−シアノ−4−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2イル)アミノ)フェニル)(メチル)アミノ)エチル)カルバメート(283mg)を油状物として得た。
MS (ESI) m/z 643.3
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.79 (br. s., 1H), 7.95 - 7.88 (m, 1H), 7.19 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.16 - 6.98 (m, 2H), 6.85 (d, J=8.7 Hz, 2H), 5.85 - 5.53 (m, 1H), 4.88 (br. s., 1H), 3.79 (s, 3H), 3.41 (d, J=2.9 Hz, 4H), 2.97 (s, 3H), 2.94 - 2.81 (m, 1H), 1.52 - 1.38 (m, 9H), 1.13 (d, J=4.0 Hz, 2H), 0.93 - 0.82 (m, 2H).
【0551】
実施例412:DCM(3mL)およびTFA(3mL)中のtert−ブチル (2−((5−クロロ−2−シアノ−4−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)(メチル)アミノ)エチル)カルバメート(283mg,0.440mmol)およびアニソール(0.481mL,4.40mmol)の溶液を室温で終夜攪拌させた。該溶媒を留去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラムにかけた。これをMeOHで洗浄し、続いてDCMと混合したMeOH中の2N NHで溶出した。該溶媒を留去し、続いてシリカゲル円形クロマトグラフィー(DCM(MeOH中で0〜5%の2N NHを含有)により、表題化合物(146mg)を固形化した油状物として得た。
MS (ESI) 423.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.79 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.18 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.95 (br. s., 1H), 3.37 (t, J=6.5 Hz, 2H), 3.08 - 3.00 (m, 3H), 2.98 (s, 3H), 1.60 - 1.30 (m, 2H), 1.12 - 1.07 (m, 2H), 0.83 - 0.77 (m, 2H).
【0552】
実施例413
【化187】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(メチル(2−(オキセタン−3−イルアミノ)エチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
MeOH(0.5mL)およびDCM(0.5mL)の混合液中の2−((4−((2−アミノエチル)(メチル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例412)(63mg,0.149mmol)、オキセタン−3−オン(215mg,2.98mmol)、オルトギ酸トリメチル(0.823mL,7.45mmol)、および酢酸(0.085mL,1.490mmol)の溶液を室温で15分間攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(THF中で1M,1.49mL,1.49mmol)を加え、該反応物を3時間攪拌させた。該反応物をEtOAcと飽和NaHCO溶液との間で分液処理した。15分間攪拌し、該水層を分離し、EtOAcで洗浄した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を留去した。プレパラティブHPLC(カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる20−60% B、続いて10% Bで5分保持;流速:20mL/分)により表題化合物(10mg)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.22 (br. s., 1H), 8.75 (br. s., 1H), 8.17 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 4.61 (t, J=6.6 Hz, 2H), 4.29 (t, J=6.3 Hz, 2H), 3.88 (quin, J=6.4 Hz, 1H), 3.41 - 3.37 (m, 2H), 3.00 - 2.93 (m, 4H), 2.72 (t, J=7.0 Hz, 2H), 0.78 (d, J=5.5 Hz, 4H).
【0553】
実施例414
【化188】
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2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(414A):MeOH(20mL)中の2,4−ジフルオロ−5−ニトロベンゾニトリル(1.0g,5.43mmol)およびPd/C 10%(0.1g,0.94mmol)の懸濁液を、5時間水素化した(バルーン)。これを濾過し、該溶媒を除去した。シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン(20% EtOAcを含有)で溶出)により、5−アミノ−2,4−ジフルオロベンゾニトリル(0.59g)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) 155.0
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 6.98 (dd, J=9.1, 6.0 Hz, 1H), 6.93 (dd, J=10.5, 8.5 Hz, 1H), 3.84 (br. s., 2H).
【0554】
(414B):マイクロ波バイアル内の5−アミノ−2,4−ジフルオロベンゾニトリル(300mg,1.947mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(691mg,1.947mmol)、CsCO(1268mg,3.89mmol)、DPPF(108mg,0.195mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(113mg,0.195mmol)、およびPd(OAc)(131mg,0.584mmol)の混合物を、窒素で排気した。ジオキサン(16mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(5〜40% EtOAcを含有)で溶出)により、2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(799mg)を泡状物として得た。
【0555】
実施例414:2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(61mg,0.129mmol)の一部をDCM(1.5mL)中に溶解させ、アニソール(0.141mL,1.291mmol)およびTFA(1mL)を加えた。室温で終夜攪拌し、該溶媒を留去した。プレパラティブHPLC(カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(20mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる30−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分)により表題化合物(36mg)を得た。MS (ESI) m/z 353.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.36 (br. s., 2H), 8.47 (t, J=7.6 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.74 (t, J=10.1 Hz, 1H), 2.96 (d, J=4.6 Hz, 1H), 0.88 - 0.49 (m, 4H).
【0556】
実施例415
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−((1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(415A):DMAP(10.3mg,0.085mmol)を、室温でTHF(1mL)中の2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例414B)(200mg,0.423mmol)、TEA(0.089mL,0.635mmol)およびBocO(148mg,0.677mmol)の溶液に加えた。15分後、該反応物をEtOAcで希釈し、水、続いて食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を除去し、シリカゲル円形クロマトグラフィー(ヘキサン(10〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)(7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)カルバメート(203mg)を泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 573.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.09 - 7.94 (m, 1H), 7.74 - 7.41 (m, 1H), 7.23 - 6.62 (m, 4H), 5.71 - 5.49 (m, 1H), 4.72 (br. s., 1H), 3.81 (d, J=11.3 Hz, 2H), 3.90 - 3.72 (m, 3H), 3.68 - 2.43 (m, 1H), 1.57 - 1.53 (m, 9H), 0.88 (br. s., 4H).
【0557】
実施例415:NaH(鉱油中で60%,13.4mg,0.335mmol)を、室温で乾燥DMF(1mL)中の1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−オール(53.8mg,0.314mmol)の溶液に加えた。30分間攪拌し、固形物tert−ブチル (5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)(7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)カルバメート(60mg,0.11mmol)を加えた。0.5時間後、飽和NHCl溶液を加え、該反応物をDCMで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、粗製tert−ブチル (5−シアノ−2−フルオロ−4−((1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)(7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)カルバメート(76mg)を、DCM(1.5mL)中に溶解させ、アニソール(0.287mL,2.62mmol)およびTFA(1.5mL)を加えた。室温で終夜攪拌し、該溶媒を除去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラムにかけた。該カラムをMeOHで洗浄し、粗生成物を、DCMと混合したMeOH中の2N NHで溶出した。溶媒を留去し、続いてシリカゲル円形クロマトグラフィー(DCM(0〜6% MeOHを含有)で溶出)により、表題化合物(16.8mg)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 504.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.77 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 6.94 (d, J=2.6 Hz, 1H), 6.80 (d, J=12.5 Hz, 2H), 4.55 (tt, J=11.0, 4.0 Hz, 1H), 3.02 (dd, J=7.0, 3.7 Hz, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.02 (d, J=3.8 Hz, 2H), 1.74 (t, J=11.6 Hz, 2H), 1.24 (s, 5H), 1.27 - 1.22 (m, 6H), 1.15 (s, 6H), 1.12 - 1.08 (m, 2H), 0.83 - 0.78 (m, 2H).
【0558】
実施例416
【化190】
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2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例415に記載の手順に従って、tert−ブチル (5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)(7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)カルバメート(実施例414B)と2−モルホリノエタノールとの反応からの主要な生成物として得た。
MS (ESI) m/z 464.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.32 - 9.26 (m, 1H), 9.22 - 9.14 (m, 1H), 8.29 - 8.22 (m, 1H), 8.21 - 8.16 (m, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 1H), 4.60 (br. s., 2H), 3.99 (br. s., 2H), 3.80 (br. s., 2H), 3.69 - 3.49 (m, 4H), 3.31 - 3.22 (m, 2H), 2.96 (d, J=4.3 Hz, 1H), 0.82 - 0.76 (m, 4H).
【0559】
実施例417
【化191】
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(S)−2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−(モルホリン−3−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例416に記載の手順、続いてTFAによるBoc保護基の除去に従って、同様に、tert−ブチル (5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)(7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)カルバメート(実施例414B)と(R)−tert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)モルホリン−4−カルボキシレートとの反応からの主要な生成物として得た。
MS (ESI) m/z 450.4 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.31 - 9.27 (m, 1H), 9.20 - 9.17 (m, 1H), 8.28 - 8.23 (m, 1H), 8.21 - 8.17 (m, 1H), 7.51 - 7.44 (m, 1H), 4.41 (d, J=5.2 Hz, 2H), 4.09 (d, J=11.3 Hz, 1H), 3.94 (d, J=12.5 Hz, 1H), 3.75 - 3.66 (m, 2H), 3.29 (br. s., 2H), 3.22 - 3.12 (m, 1H), 2.96 (d, J=4.6 Hz, 1H), 0.79 (br. s., 4H).
【0560】
実施例418
【化192】
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2−((5−シアノ−2−フルオロ−4−((2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例416に記載の手順に従って、同様に、tert−ブチル (5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)(7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)カルバメート(実施例414B)と2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オールとの反応からの主要な生成物として得た。
MS (ESI) m/z 464.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) d 9.31 - 9.28 (m, 1H), 9.20 - 9.16 (m, 1H), 8.28 - 8.23 (m, 1H), 8.20 - 8.17 (m, 1H), 7.56 - 7.49 (m, 1H), 5.19 - 5.09 (m, 1H), 2.97 (d, J=5.2 Hz, 1H), 2.20 (d, J=10.4 Hz, 2H), 1.79 - 1.70 (m, 2H), 1.51 (s, 6H), 1.49 (s, 6H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H).
【0561】
実施例419
【化193】
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2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−((1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
NaH(鉱油中で60%,18mg,0.45mmol)を、室温で乾燥DMF(1mL)中の1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−オール(73mg,0.43mmol)の溶液に加えた。これを30分間攪拌させ、続いて固形物2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例414)(50mg,0.14mmol)を加えた。該反応物を室温で3/4時間攪拌させ、続いて55℃で7時間攪拌した。これを飽和NHCl溶液(0.5mL)でクエンチし、DCMで希釈した。水で洗浄し(3x)、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜3% MeOHを含有)、続いてMeOH中の1〜4% 2NのNHで溶出)により、表題化合物(37mg)をガラス状物として得た。
MS (ESI) m/z 504.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.91 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.80 - 6.70 (m, 2H), 4.73 - 4.64 (m, 1H), 3.07 (tq, J=7.0, 3.6 Hz, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.09 (dd, J=12.4, 4.0 Hz, 2H), 1.81 - 1.75 (m, 2H), 1.27 (s, 6H), 1.18 (s, 6H), 1.14 - 1.09 (m, 2H), 0.85 - 0.78 (m, 2H).
【0562】
実施例420
【化194】
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2−((5−シアノ−2,4−ビス((1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例419の製造における少量の生成物(10mg)として得た。
MS (ESI) m/z 555.5
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.24 (br. s., 1H), 8.29 (br. s., 1H), 8.17 (br. s., 2H), 7.00 (br. s., 1H), 5.10 (br. s., 2H), 3.02 (br. s., 1H), 2.73 (br. s., 4H), 2.45 - 1.75 (m, 10H), 1.34 (br. s., 24H), 0.80 (d, J=12.5 Hz, 4H).
【0563】
実施例421
【化195】
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2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例419に記載の手順に従って、2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例414)と2−モルホリノエタノールとの反応から主要な生成物(34)として得た。
MS (ESI) m/z 464.4
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.36 (d, J=3.4 Hz, 1H), 8.68 (br. s., 1H), 8.51 (d, J=7.0 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.41 (d, J=11.0 Hz, 1H), 4.59 (br. s., 2H), 4.02 - 3.77 (m, 4H), 3.71 - 3.46 (m, 4H), 3.19 (br. s., 2H), 3.02 (d, J=3.1 Hz, 1H), 0.86 - 0.76 (m, 4H).
【0564】
実施例422
【化196】
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2−((5−シアノ−2,4−ビス(2−モルホリノエトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例419に記載の手順に従って、2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例414)と2−モルホリノエタノールとの反応から少量の生成物(33)として得た。
MS (ESI) m/z 575.5.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.26 (br. s., 1H), 8.36 (br. s., 1H), 8.27 (br. s., 1H), 8.18 (s, 1H), 4.45 (br. s., 4H), 3.92 - 3.54 (m, 9H), 3.93 - 3.52 (m, 10H), 3.28 - 2.53 (m, 11H), 0.78 (br. s., 4H).
【0565】
実施例423
【化197】
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2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例419に記載の手順に従い、続いてTFAによるBoc保護基の除去によって、2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例414)とtert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレートとの反応から主要な生成物として得た。
MS (ESI) m/z 434.1 (M+1).
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 8.81 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.12 (d, J=10.8 Hz, 1H), 4.76 - 4.68 (m, 1H), 3.19 - 3.10 (m, 2H), 3.05 (dt, J=7.3, 3.5 Hz, 1H), 2.80 (ddd, J=13.0, 9.8, 3.0 Hz, 2H), 2.19 - 2.07 (m, 2H), 1.87 - 1.75 (m, 2H), 1.04 - 0.94 (m, 2H), 0.85 - 0.75 (m, 2H).
【0566】
実施例424
【化198】
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(S)−2−((5−シアノ−4−フルオロ−2−(モルホリン−3−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例423に記載の手順に従って、2−((5−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例414)と(R)−tert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)モルホリン−4−カルボキシレートとの反応から主要な生成物として得た。
MS (ESI) m/z 450.3
【0567】
実施例425
【化199】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(425A):三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.18g,15.00mmol)および酢酸(0.859mL,15.00mmol)を、DCE(35mL)中のピペリジン−4−オール(1.011g,10mmol)およびオキセタン−3−オン(0.721g,10.00mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。セライトを粘着性の反応混合物に加え、該反応混合物を濾過し、該濾液を減圧下で濃縮して、褐色の油状物を得た。該固形物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(120gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の0−8% 2Nアンモニアで溶出)。1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−オール(0.80g)を白色の固形物として得た。
【0568】
(425B):トルエン(25ml)中の3,4−ジヒドロキシ−5−ニトロベンズアルデヒド(5g,27.3mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(2.467g,35.5mmol)、p−トルエンメタンスルホン酸(0.779g,4.10mmol)および硫酸マグネシウム(26.3g,218mmol)の混合物を、6時間加熱還流した。反応混合液を室温に冷まし;該反応混合物を酢酸エチルと水との間で分液処理した。層を分離し、水層を酢酸エチルで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、少量の褐色沈殿物が形成した。該沈殿物を濾過により回収し、減圧下で乾燥させて、4.1gの4−クロロ−3−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリルを得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 11.19 (s, 1H), 10.45 (br. s., 2H), 8.07 (s, 1H), 7.53 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.39 (d, J=1.9 Hz, 1H)
【0569】
(425C):DIAD(0.368mL,1.781mmol)を、THF(5mL)中の4−クロロ−3−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリル(265mg,1.336mmol)、1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−オール(200mg,1.272mmol)およびトリフェニルホスフィン樹脂(3mmol/gの重量,890mg,2.672mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合液を濾過し、該濾液を濃縮した。4−クロロ−3−ニトロ−5−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンゾニトリルを含有する該粗製物を精製することなく使用した。
【0570】
(425D):メタノール(20mL)中の4−クロロ−3−ニトロ−5−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ベンゾニトリル(430mg,1.272mmol)およびPd/C(271mg,0.127mmol)の混合物を、20PSIで1.5時間水素化した。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、該濾液を減圧中で濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−5% 2Nアンモニアで溶出)。3−アミノ−4−クロロ−5−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ベンゾニトリル (50mg)を気泡性固形物として得た。
MS (ESI) m/z 308.3
【0571】
(425E):ジオキサン(1ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(57.6mg,0.162mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ベンゾニトリル(50mg,0.162mmol)、酢酸パラジウム(II)(9.67mg,0.043mmol)、キサントホス(9.40mg,0.016mmol)、DPPF(9.01mg,0.016mmol)および炭酸セシウム(138mg,0.422mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、60℃で2時間加熱した。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中で0−6% 2Nアンモニアで溶出)。ISCOからの化合物を、メタノール(1ml)中に懸濁させ、白色沈殿物を濾過により回収した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (50mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 626.4 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4/クロロホルム-dの混合液) δ 7.99 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2H), 6.97 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 4.76 - 4.70 (m, 2H), 4.64 (t, J=6.2 Hz, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.57 (quin, J=6.5 Hz, 1H), 2.57 (t, J=8.5 Hz, 2H), 2.36 (br. s., 2H), 2.09 - 2.00 (m, 2H), 1.99 - 1.91 (m, 2H), 1.10 (d, J=6.4 Hz, 2H), 0.94 - 0.89 (m, 2H)
【0572】
実施例425:TFA(DCE中で25%,2mL,6.49mmol)を、DCE(1mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(50mg,0.080mmol)およびアニソール(0.035mL,0.319mmol)の溶液に加え、該反応混合物を45℃で3時間加熱した。溶媒を減圧中で蒸発させ、残渣を減圧下で終夜乾燥させた。残渣をヘキサンで洗浄し(2x2ml)、アセトニトリル(2ml)中に溶解させ、メタノール中で2Nアンモニアを加えて、懸濁液を得た。溶媒を非常に少量になるまで蒸発させて、沈殿物を濾過により回収した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(27mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 506.4
1H NMR (500MHz, メタノール-d4/クロロホルム-dの混合液) δ 8.67 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 6.99 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.76 - 4.69 (m, 2H), 4.65 (t, J=6.2 Hz, 2H), 3.58 (quin, J=6.5 Hz, 1H), 3.05 (tt, J=7.2, 3.7 Hz, 1H), 2.58 (t, J=8.3 Hz, 2H), 2.37 (d, J=4.4 Hz, 2H), 2.11 - 2.01 (m, 2H), 2.01 - 1.92 (m, 2H), 1.06 - 0.98 (m, 2H), 0.84 - 0.77 (m, 2H)
【0573】
実施例426
【化200】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(426A):DIAD(0.309mL,1.495mmol)を、THF(5mL)中の4−クロロ−3−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリル(実施例425B)(223mg,1.122mmol)、(+/−)−tert−ブチル 3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(200mg,1.068mmol)およびトリフェニルホスフィン樹脂(3mmol/g重量,560mg,2.136mmol)の溶液に加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合液を濾過し、濾液を濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,0−20% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル 3−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェノキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(272mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 389.9
【0574】
(426B):メタノール(20mL)中の(+/−)−tert−ブチル 3−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェノキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(278mg,0.756mmol)およびPd/C(80mg,0.038mmol)の混合物を、20psiで2時間水素化した。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,5−60% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、(+/−)−tert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェノキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(48mg)を得た。
MS (ESI) m/z 360.0
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 6.72 (br. s., 1H), 6.52 (d, J=1.1 Hz, 1H), 4.91 (br. s., 1H), 4.44 (br. s., 2H), 3.68 - 3.50 (m, 4H), 2.21 (br. s., 2H), 1.49 (s, 9H)
【0575】
(426C):ジオキサン(1ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(50mg,0.141mmol)、(+/−)−tert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェノキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(47.6mg,0.141mmol)、酢酸パラジウム(II)(8.38mg,0.037mmol)、キサントホス(8.15mg,0.014mmol)、DPPF(7.81mg,0.014mmol)および炭酸セシウム(119mg,0.366mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、70℃で3時間加熱した。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのゴールドカラム,0−40% 酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル 3−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェノキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(60mg)を無色の油状物として得て、そのまま次の反応に使用した。
MS (ESI) m/z 656.0
【0576】
(426D):(+/−)−tert−ブチル 3−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェノキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(60mg,0.091mmol)を、室温にてTFA(DCE中で25%,2mL,6.49mmol)で1時間処理した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム(pH10)で洗浄した。水層をジクロロメタン/メタノール(4/1)で2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し;粗生成物(36mg)を精製することなく次の反応に使用した。
MS (ESI) m/z 556.1
【0577】
(426E):ジクロロメタン(1mL)/メタノール(1mL)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピロリジン−3−イルオキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(36mg,0.065mmol)、オキセタン−3−オン(8.30μl,0.129mmol)、酢酸(7.41μl,0.129mmol)およびモレキュラ・シーブス(30mg)の混合物を、室温で終夜攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(12.21mg,0.194mmol)を加え、該反応混合物を1時間攪拌した。反応混合液をセライトのプラグに通して濾過し、濾液を濃縮した。粗生成物(38mg)を精製することなく使用した。
MS (ESI) m/z 612.0
【0578】
実施例426:TFA(DCE中で25%,2mL,26.0mmol)を、DCE(1mL)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38mg,0.062mmol)およびアニソール(0.027mL,0.248mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で2時間加熱した。溶媒を減圧中で蒸発させ、残渣を減圧下で終夜乾燥させた。該粗製物をヘキサンでトリチュレートし(3x1ml)、アセトニトリル中に溶解させ、メタノール中の2Nアンモニアで中和した。溶媒を蒸発させて、固形物を得て、これを自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−4%の2Nアンモニアで溶出)。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(22mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 492.0 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4/クロロホルム-dの混合液) δ 8.69 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 6.89 (d, J=1.7 Hz, 1H), 5.05 - 4.96 (m, 1H), 4.77 (td, J=6.7, 1.7 Hz, 2H), 4.67 (dt, J=12.6, 6.2 Hz, 2H), 3.88 - 3.80 (m, 1H), 3.11 (dd, J=11.1, 6.1 Hz, 1H), 3.05 (tt, J=7.2, 3.7 Hz, 1H), 2.88 - 2.80 (m, 2H), 2.70 (ddd, J=9.2, 7.5, 5.3 Hz, 1H), 2.39 (dq, J=14.1, 7.2 Hz, 1H), 2.16 - 2.07 (m, 1H), 1.06 - 1.00 (m, 2H), 0.83 - 0.78 (m, 2H)
【0579】
実施例427
【化201】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(427A):メタノール(5mL)中のピペリジン−4−オール(100mg,0.989mmol)および3−((フェニルスルホニル)メチレン)オキセタン(公開された刊行物:Wuitschik et al. J. Med. Chem. 53(8) 3227-3246, 2010の方法に従って調製,416mg,1.977mmol)の溶液を、50℃で20時間加熱した。溶媒を減圧中で蒸発させ、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の0−8% 2Nアンモニアで溶出)。1−(3−((フェニルスルホニル)メチル)オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−オール(300mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 312.0
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.95 (dd, J=8.5, 1.2 Hz, 2H), 7.69 - 7.63 (m, 1H), 7.60 - 7.55 (m, 2H), 4.67 (s, 4H), 3.72 - 3.62 (m, 1H), 3.57 (s, 2H), 2.71 - 2.61 (m, 2H), 2.39 - 2.30 (m, 2H), 1.95 (s, 1H), 1.84 - 1.73 (m, 2H), 1.49 - 1.38 (m, 2H)
【0580】
(427B):1−(3−((フェニルスルホニル)メチル)オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−オール(300mg,0.963mmol,97)をメタノール(5mL)中に溶解させ、マグネシウム(1N HClで予め処理し、メタノールですすいだ,120mg,4.94mmol)を加えた。反応混合液を超音波で1分間処理し、終夜攪拌した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、セライトを加えた。該混合物を濾過し、該濾液を濃縮し、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の2−12%の2Nアンモニアで溶出)。1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−オール (78mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 172.1
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 4.55 (d, J=5.3 Hz, 2H), 4.20 (d, J=5.8 Hz, 2H), 3.66 (br. s., 1H), 2.56 - 2.44 (m, 3H), 2.33 (br. s., 1H), 2.17 - 2.09 (m, 2H), 1.94 - 1.84 (m, 2H), 1.58 (dtd, J=12.8, 9.2, 3.6 Hz, 2H), 1.34 (s, 3H)
【0581】
(427C):DIAD(0.132mL,0.638mmol)を、THF(2mL)中の4−クロロ−3−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリル(95mg,0.478mmol)、1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−オール(78mg,0.456mmol)およびトリフェニルホスフィン樹脂(3mmol/gの重量,560mg,2.136mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合液を濾過し、濾液を濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−6%の2Nアンモニアで溶出)。4−クロロ−3−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−5−ニトロベンゾニトリル(106mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 352.0
【0582】
(427D):塩化アンモニウム(584mg,10.92mmol)および亜鉛(356mg,5.46mmol)を、メタノール(10mL)中の4−クロロ−3−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−5−ニトロベンゾニトリル(96mg,0.273mmol)の溶液に加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合液をセライトに通して濾過し、該濾液を濃縮し、該粗製物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gの乾燥カラムに載せた,24gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の0−6%の2Nアンモニアで溶出)。3−アミノ−4−クロロ−5−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ベンゾニトリル(87mg)を気泡性固形物として得た。
MS (ESI) m/z 322.0
【0583】
(427E):ジオキサン(2ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(47.4mg,0.134mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ベンゾニトリル(43mg,0.134mmol)、酢酸パラジウム(II)(7.95mg,0.035mmol)、キサントホス(7.73mg,0.013mmol)、DPPF(7.41mg,0.013mmol)および炭酸セシウム(113mg,0.347mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で6時間加熱した。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮し、該粗製物をprep−HPLCにより精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(35mg)を得た。
MS (ESI) m/z 640.1
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.98 (s, 1H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.10 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.84 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.04 (d, J=7.5 Hz, 2H), 4.43 (d, J=7.5 Hz, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.24 - 3.12 (m, 2H), 2.45 - 2.33 (m, 2H), 2.27 (d, J=13.6 Hz, 2H), 1.80 (s, 3H), 1.09 (d, J=6.4 Hz, 2H), 0.96 - 0.88 (m, 2H)
【0584】
実施例427:TFA(DCE中で25%,2mL,6.49mmol)を、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(35mg,0.055mmol)およびアニソール(0.024mL,0.219mmol)の溶液に加え、該反応混合物を35℃で終夜加熱した。溶媒を蒸発させて、残渣を減圧下で乾燥させた。該粗製物をヘキサンで洗浄し(3x1ml)、アセトニトリル中で溶解させ、メタノール中の2Nアンモニアで中和し、濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中の0−4%の2Nアンモニアで溶出)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl(21mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 520.1
1H NMR (500MHz, メタノール-d4/クロロホルム-dの混合液) δ 8.67 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 6.99 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.63 (d, J=5.8 Hz, 2H), 4.28 (d, J=5.8 Hz, 2H), 3.05 (tt, J=7.3, 3.8 Hz, 1H), 2.70 - 2.60 (m, 2H), 2.34 (ddd, J=11.0, 6.7, 3.7 Hz, 2H), 2.10 - 2.01 (m, 2H), 1.96 (td, J=6.5, 3.1 Hz, 2H), 1.44 (s, 3H), 1.07 - 0.99 (m, 2H), 0.83 - 0.77 (m, 2H)
【0585】
実施例428
【化202】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2,2−ジフルオロエチル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物52と類似方法で調製した。
MS (ESI) m/z 486.92
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.42 - 9.26 (m, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.32 - 8.02 (m, 2H), 7.49 (d, J=1.5 Hz, 1H), 3.62 - 3.19 (m, 8H), 3.09 - 2.86 (m, 1H), 0.78 (d, J=5.7 Hz, 4H).
【0586】
実施例429
【化203】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((2R)−2−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例化合物57と類似する方法で調製した。
MS (ESI) m/z 480.96
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.42 - 9.26 (m, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.32 - 8.02 (m, 2H), 7.49 (d, J=1.5 Hz, 1H), 3.62 - 3.19 (m, 8H), 3.09 - 2.86 (m, 1H), 0.78 (d, J=5.7 Hz, 4H).
【0587】
実施例430
【化204】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(430A):(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾニトリルは、実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)および(+/−)−(1R,4R)−2−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンジヒドロブロミドを出発物質として調製した。
MS (ESI) m/z 263.2
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 6.67 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.59 (d, J=1.5 Hz, 1H), 4.39 (br. s., 1H), 4.09 (br. s., 1H), 3.84 - 3.71 (m, 1H), 3.42 (d, J=10.8 Hz, 2H), 3.10 (d, J=10.3 Hz, 1H), 2.73 (br. s., 3H), 2.16 (br. s., 1H), 2.00 (d, J=11.0 Hz, 1H).
【0588】
実施例430:該化合物は、実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、4−((4−メトキシベンジル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体2)および(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 503.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.67 (br. s., 1H), 9.00 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.56 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.10 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.33 - 4.21 (m, 3H), 3.67 (dd, J=9.4, 2.5 Hz, 1H), 3.40 (s, 1H), 2.84 (dd, J=9.8, 2.1 Hz, 1H), 2.71 (d, J=9.7 Hz, 1H), 2.28 (s, 3H), 1.86 (d, J=9.2 Hz, 1H), 1.73 (d, J=9.4 Hz, 1H).
【0589】
実施例431
【化205】
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(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)(メチル)カルバメート
(431A):tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1,500mg,1.508mmol)、酢酸パラジウム(II)(1.693mg,7.54μmol)、DPPF(62.7mg,0.113mmol)、トリエチルアミン(0.631mL,4.52mmol)およびエタノール(40mL)を入れたステンレス製オートクレーブを、窒素で排気と流入を3回繰り返して、該反応管から空気を除去し、一酸化炭素で80psiまで充填し、100℃で5時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、減圧中で濃縮し;粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,5−20% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。エチル 3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノベンゾエート(222mg)を無色の油状物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.72 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.71 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.35 (s, 1H), 4.42 (q, J=7.1 Hz, 2H), 1.55 (s, 9H), 1.41 (t, J=7.1 Hz, 3H).
【0590】
(431B):1N NaOH(1.367mL,1.367mmol)を、メタノール(1mL)中のエチル 3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノベンゾエート(222mg,0.684mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。1N HClを加えて、反応混合物をpH5に中和し、該反応混合物を減圧中で濃縮し、凍結乾燥させて、粗い白色の固形物(309mg,65%の純度)を得た。該粗製物を精製することなく次の工程に使用した。
MS (ESI) m/z 319.2
【0591】
(431C):HATU(150mg,0.394mmol)を、DMF(1mL)中の粗製3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノ安息香酸(実施例431B)(150mg,0.329mmol)、(+/−)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−3−オール,3HCl(97mg,0.329mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.230mL,1.314mmol)の溶液に加え、得られた反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(24gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の2−12%の2Nアンモニアで溶出)、(+/−)−tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル)フェニル)カルバメート(119mg)を得た。
MS (ESI) m/z 464.4.
【0592】
(431D):tert−ブチルジメチルシリル トリフルオロメタンスルホネート(0.240mL,1.026mmol)を、DMF(3mL)中の(+/−)−tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル)フェニル)カルバメート(119mg,0.256mmol)およびイミダゾール(69.8mg,1.026mmol)の溶液に加え、反応溶液を室温で週末にわたり攪拌した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,1−6%のメタノール/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−tert−ブチル (3−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(120mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 578.4
【0593】
(431E):(+/−)−tert−ブチル (3−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(120mg,0.208mmol)を、室温にてTFA(1,2−ジクロロエタン中で25%,2mL,6.49mmol)で1時間処理した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、冷飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム溶液(pH10)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,1−7.5% メタノール/ジクロロメタンで溶出)。(+/−)−3−アミノ−5−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル)−4−クロロベンゾニトリル(86mg)を褐色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 478.4
【0594】
実施例431:表題化合物は、実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、(+/−)−3−アミノ−5−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル)−4−クロロベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 562.3.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.10 (d, J=1.5 Hz, 0.5H), 8.99 (d, J=1.5 Hz, 0.5H), 7.87 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.58 (d, J=6.2 Hz, 1H), 7.25 (dd, J=8.58, 1.54 Hz, 1H), 7.02 (br. s., 1H), 4.50 (q, J=5.7 Hz, 0.5H), 4.40 (q, J=5.9 Hz, 0.5H), 4.05 (dd, J=13.0, 6.6 Hz, 0.5H), 3.98 (dd, J=12.8, 7.5 Hz, 0.5H), 3.73 - 3.45 (m, 2H), 3.28 - 3.12 (m, 1H), 2.98 (q, J=6.6 Hz, 1H), 2.85 - 2.58 (m, 4H), 2.57 - 2.37 (m, 5H), 2.31 (s, 1.5H), 2.27 (s, 1.5 H), 1.14 - 1.06 (m, 2H), 0.85 - 0.79 (m, 2H).
【0595】
実施例432
【化206】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例410と同様の方法で調製した。
MS (ESI) m/z 448.92
【0596】
実施例433
【化207】
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2−((5−クロロ−2−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(433A):2−ブロモ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体9)(168mg,0.421mmol)、4−アミノ−5−クロロピリミジン−2−カルボニトリル(65mg,0.421mmol)Pd(DBA)(77mg,0.084mmol)、キサントホス(48.7mg,0.084mmol)および炭酸セシウム(274mg,0.841mmol)を、室温でジオキサン(4206μl)中に懸濁させた。該反応物を、真空/パージ法を用いて脱気して(4回)、該反応物をN下に置いた。該反応物を70℃で4時間加熱し、室温に冷まし、EtOAcで希釈し、セライトに通して濾過し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して(40gのSiO,0〜100% EtOAc−ヘキサンのグラジエント溶離液)、30mgの2−((5−クロロ−2−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た。
MS (ESI) m/z 473.2 (M+1).
【0597】
実施例433:2−((5−クロロ−2−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルをDCE中に溶解させた。アニソール(50μL)、続いてTFA(200μL)を加え、該反応物を50℃で終夜攪拌した。該反応物を濃縮し、減圧下で乾燥させた。粗生成物を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x250mm,5μm
粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分にわたる0−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
フラクションを濃縮し、遠心蒸発により乾燥させて、3.6mgの2−((5−クロロ−2−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た。
MS (ESI) m/z 353.1 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.77 (s, 1H). 9.59 (br. s., 1H), 8.83 (br. s., 1H), 8.36 (s, 1H), 3.08 - 2.98 (m, 1H), 0.84 - 0.70 (m, 4H).
【0598】
実施例434
【化208】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(434A):THF中のLiAlH(THF中で2M,20mL,40mmol)の溶液を、THF(60mL)中の(+/−)−(7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオン(公開された文献:Pharmaceutical Chemistry Journal, Vol 46, No.2, 96 (2012)の方法に従って調製,2g,11.75mmol)の溶液にゆっくり加え、生じた混合物を5時間加熱還流した。該反応物を0.6mLの水、0.6mLの15% NaOHおよび1.2mLの水を慎重加えてクエンチした。セライトおよび無水硫酸マグネシウムを加え、該混合物を1時間攪拌した。該混合物を濾過し、該濾液を濃縮して、(+/−)−(7R)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−7−オール(0.925g)を得て、さらに精製することなく使用した。
【0599】
(434B):ジオキサン(25ml)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(413mg,1.245mmol)、(+/−)−(7R)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−7−オール(177mg,1.245mmol)、Pddba(114mg,0.124mmol)、BINAP(233mg,0.373mmol)、および炭酸セシウム(1217mg,3.73mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、105℃で終夜加熱した。 反応混合液をセライトのプラグに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(80gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−6%の2Nアンモニアで溶出)、2種類の位置異性体を得た。
【0600】
異性体A(シス):(+/−)−tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aR)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)カルバメート(113mg)。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.29 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.01 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.43 - 4.32 (m, 1H), 3.35 (dt, J=10.6, 2.2 Hz, 1H), 3.27 (dd, J=11.1, 1.9 Hz, 1H), 3.12 - 3.08 (m, 1H), 3.06 (d, J=10.0 Hz, 1H), 2.97 (td, J=11.3, 2.9 Hz, 1H), 2.69 (t, J=10.3 Hz, 1H), 2.61 (br. s., 1H), 2.48 - 2.35 (m, 3H), 2.28 (tdd, J=9.8, 7.0, 2.5 Hz, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.46 - 1.39 (m, 1H)
【0601】
異性体B(トランス):(+/−)−tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)カルバメート(304mg)。
MS (ESI) m/z 393.0 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.26 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.97 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.54 - 4.45 (m, 1H), 3.52 (dd, J=9.7, 6.7 Hz, 1H), 3.33 (dt, J=10.8, 2.0 Hz, 1H), 3.23 (dd, J=11.0, 1.8 Hz, 1H), 3.02 (dt, J=10.8, 2.3 Hz, 1H), 2.85 (td, J=11.2, 2.8 Hz, 1H), 2.73 - 2.64 (m, 2H), 2.58 (td, J=11.0, 2.9 Hz, 1H), 2.51 (t, J=10.3 Hz, 1H), 2.24 (dd, J=9.6, 5.1 Hz, 1H), 1.84 - 1.72 (m, 2H), 1.52 (s, 9H)
【0602】
(434C):(+/−)−tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)カルバメート(異性体B,304mg,0.774mmol)を、室温でジクロロエタン(6mL,19.47mmol)中の25% TFAで1時間処理した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム/1N 水酸化ナトリウム(pH10)で洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中の2−5%の2Nアンモニアで溶出)。(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ベンゾニトリル(181mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 293.0 (M+H)
【0603】
(434D):ジオキサン(3ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(60.6mg,0.171mmol)、(+/−)−3−アミノ−4−クロロ−5−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ベンゾニトリル(50mg,0.171mmol)、酢酸パラジウム(II)(10.16mg,0.045mmol)、キサントホス(9.88mg,0.017mmol)、DPPF(9.47mg,0.017mmol)および炭酸セシウム(145mg,0.444mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で5時間加熱した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中の0.5−5%の2Nアンモニアで溶出)。これをprep−HPLC(Pursuit XRs 10u C18カラム,30x250mm,室温 13.171分,12分にわたる30−100% グラジエントメタノール(0.1% TFAを含有),254nmで40ml/分)によりさらに精製した。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(57mg)を褐色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 611.1 (M+H)
【0604】
実施例434:ジクロロエタン(2mL,6.49mmol)中の25%のTFAを、ジクロロエタン(1mL)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(57mg,0.093mmol)およびアニソール(0.041mL,0.373mmol)の溶液に加え、反応混合物を60℃で2時間加熱した。LC/MSにより、反応の完了および生成物の形成および生成物のTFAエステルの形成が示された。溶媒を蒸発させ、該粗製物を減圧下で終夜乾燥させた。該粗製物をヘキサンで洗浄し(3x1ml)、アセトニトリル中に溶解させ、メタノール中の2Nアンモニアで中和し、濃縮し、粗生成物をメタノール(1ml)中に懸濁させた。該沈殿物を濾過により回収し、メタノール(0.5ml)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7R,8aS)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(31mg)
MS (ESI) m/z 491.0 (M+H),室温=0.69分,Waters Acquity BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,2−98% アセトニトリル溶液(0.05% TFAを含有),グラジエント時間 1分,流速0.8mL/分,254nmでモニター。
1H NMR (500MHz, メタノール-d4/クロロホルム-dの混合液) δ 8.71 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.07 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.50 - 4.41 (m, 1H), 3.49 (dd, J=9.9, 6.8 Hz, 1H), 3.42 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.10 - 3.00 (m, 2H), 2.95 - 2.85 (m, 1H), 2.74 (d, J=9.5 Hz, 1H), 2.66 - 2.55 (m, 2H), 2.25 (dd, J=9.7, 5.5 Hz, 1H), 1.85 - 1.73 (m, 2H), 1.06 - 0.97 (m, 2H), 0.83 - 0.75 (m, 2H)
【0605】
下記に記載の化合物は、実施例434に記載の合成手順と同様の手順で調製した。
表15
【表18】
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=HPLC条件:Waters Acquity BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,2−98% アセトニトリル溶液(0.05% TFAを含有),グラジエント時間 1分,流速0.8mL/分,254nmでモニター。
【0606】
実施例438
【化209】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((8R,8aS)−8−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(438A):無水メタノール(50mL)中の(2S,3S)−3−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸(5.44g,41.5mmol)の0℃で攪拌した懸濁液に、塩化チオニル(4.24mL,58.1mmol)を滴下して加え、1時間溶解後、出発物質が消費された。反応混合液を室温で24時間攪拌し、非常に少量まで減圧下で蒸発させ、白色沈殿物が形成した。該懸濁液に、エチルエーテル(20ml)を加え、該沈殿物を濾過により回収し、エーテルで洗浄し、減圧中で乾燥させて、(2S,3S)−メチル 3−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキシレート,HCl(7.06g)を白色の固形物として得た。
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 4.69 (td, J=3.3, 1.9 Hz, 1H), 4.31 (d, J=1.9 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.59 - 3.52 (m, 2H), 2.12 - 2.06 (m, 2H)
【0607】
(438B):(8S)−8−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオンは、公開された文献:Pharmaceutical Chemistry Journal, Vol 46, No.2, 96 (2012)の方法に従って、(2S,3S)−メチル 3−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキシレート,HClを出発物質として調製した。
【0608】
実施例438:表題化合物は、実施例434に記載の合成手順と同様の方法で(8S)−8−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオンから調製した。
1H NMR (500MHz, メタノール-d4/クロロホルム-dの混合液) δ 8.72 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.12 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.06 - 3.96 (m, 1H), 3.59 (d, J=10.5 Hz, 1H), 3.37 - 3.34 (m, 1H), 3.11 - 3.01 (m, 3H), 2.88 (td, J=11.4, 2.8 Hz, 1H), 2.69 (t, J=10.4 Hz, 1H), 2.61 - 2.50 (m, 2H), 2.38 - 2.26 (m, 2H), 1.73 - 1.62 (m, 1H), 1.08 - 0.98 (m, 2H), 0.84 - 0.76 (m, 2H)
【0609】
実施例439
【化210】
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(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−3−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(439A):ジオキサン(2.428mL,9.71mmol)中の4M HClを、メタノール(2mL)中の(R)−tert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)モルホリン−4−カルボキシレート(211mg,0.971mmol)の溶液に加え、反応混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去して、白色の固形物を得、該粗製物を減圧下で終夜乾燥させた。粗製(R)−モルホリン−3−イルメタノールHCl塩を精製することなく使用した。
【0610】
(439B):ジクロロエタン(20mL)中の(R)−モルホリン−3−イルメタノール,HCl塩(149mg,0.971mmol)、2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(161mg,0.971mmol)、酢酸ナトリウム(80mg,0.971mmol)、酢酸(0.056mL,0.971mmol)および三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(288mg,1.359mmol)の混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合液をジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウムとの間で分液処理した。層を分離し、水層を2回より多くジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,10−100% アセトン/ヘキサンで溶出,232nmでモニター)。(R)−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メタノール (104mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 268.0 (M+H)
【0611】
(439C):(S)−4−クロロ−3−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メトキシ)−5−ニトロベンゾニトリル、およびDIAD(0.119mL,0.584mmol)を、THF(3mL)中の4−クロロ−3−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリル(85mg,0.428mmol)、(R)−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メタノール(104mg,0.389mmol)およびポリマー結合トリフェニルホスフィン(3mmol/gの重量,0.542g,1.627mmol)の懸濁液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合液を濾過し、該濾液を減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのゴールドカラム,10−35% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。2種類の異性体を単離し、これらの構造をNMR実験で決定した。
【0612】
異性体A:(+/−)−4−クロロ−3−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,4−オキサゼパン−6−イル)オキシ)−5−ニトロベンゾニトリル(30mg)。
MS (ESI) m/z 448.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.58 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.3 Hz, 1H), 6.96 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.42 (dd, J=8.2, 2.4 Hz, 1H), 6.39 (d, J=2.2 Hz, 1H), 4.63 - 4.57 (m, 1H), 4.18 (dd, J=13.0, 5.8 Hz, 1H), 4.03 (dd, J=13.0, 4.7 Hz, 1H), 3.97 - 3.91 (m, 1H), 3.85 - 3.82 (m, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.62 (d, J=3.6 Hz, 2H), 3.06 - 2.79 (m, 4H)
【0613】
異性体B:(S)−4−クロロ−3−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メトキシ)−5−ニトロベンゾニトリル(73mg)。
MS (ESI) m/z 448.2
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.66 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.29 (d, J=1.7 Hz, 2H), 6.48 - 6.43 (m, 2H), 4.43 (dd, J=9.2, 4.2 Hz, 1H), 4.23 (dd, J=9.2, 6.9 Hz, 1H), 3.95 (dd, J=11.1, 3.1 Hz, 1H), 3.87 (d, J=14.1 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.77 - 3.69 (m, 3H), 3.62 (d, J=14.1 Hz, 1H), 3.10 - 3.02 (m, 1H), 2.84 (ddd, J=12.2, 6.1, 3.1 Hz, 1H), 2.53 (ddd, J=12.0, 6.7, 3.2 Hz, 1H)
【0614】
(439D):亜鉛(107mg,1.630mmol)を、メタノール(5mL)中の(S)−4−クロロ−3−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メトキシ)−5−ニトロベンゾニトリル(異性体B,73mg,0.163mmol)および塩化アンモニウム(174mg,3.26mmol)の混合物に加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。さらなる量の亜鉛(107mg,1.630mmol)を加え、反応が完了するまで攪拌し続けた。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、塩化アンモニウムが沈殿した。固形物を濾過し、該濾液を濃縮した。残渣をジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウムとの間で分液処理した。層を分離し、水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(12gのカラム,5−35% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、(S)−3−アミノ−4−クロロ−5−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メトキシ)ベンゾニトリル(53mg)を油状物として得た。
MS (ESI) m/z 418.1 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.28 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.68 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.55 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.50 - 6.45 (m, 2H), 4.40 - 4.33 (m, 3H), 4.07 (dd, J=9.2, 7.2 Hz, 1H), 3.98 (dd, J=11.4, 3.1 Hz, 1H), 3.90 (d, J=13.9 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.76 (ddd, J=8.5, 5.7, 2.8 Hz, 1H), 3.73 - 3.66 (m, 2H), 3.58 (d, J=13.9 Hz, 1H), 3.01 (tt, J=6.9, 3.6 Hz, 1H), 2.81 (ddd, J=12.0, 5.5, 2.8 Hz, 1H), 2.51 - 2.42 (m, 1H)
【0615】
(439E):ジオキサン(1ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(47.2mg,0.133mmol)、(S)−3−アミノ−4−クロロ−5−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メトキシ)ベンゾニトリル(53mg,0.127mmol)、酢酸パラジウム(II)(7.55mg,0.034mmol)、キサントホス(7.34mg,0.013mmol)、DPPF(7.03mg,0.013mmol)および炭酸セシウム(107mg,0.330mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で10時間加熱した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(80gのカラム、5−40% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(80mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 736.2 (M+H)
【0616】
実施例439:ジクロロエタン(1ml)中の50% TFAを、1ドラムバイアル内の(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)モルホリン−3−イル)メトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(80mg,0.109mmol)およびアニソール(0.095mL,0.869mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で4時間加熱した。反応混合液を濃縮し、残渣を減圧下で終夜乾燥させた。該粗製物をアセトニトリル(2ml)中に溶解させ、メタノール(2ml)中の2Nアンモニアで中和し;白色沈殿物が形成させ、濾過により回収した。この物質を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーでさらに精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−6% 2Nアンモニアで溶出)。(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−3−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(35mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 466.1 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 8.70 (br. s., 1H), 7.92 (s, 1H), 6.97 (br. s., 1H), 4.10 - 3.95 (m, 3H), 3.85 (dt, J=11.6, 2.7 Hz, 1H), 3.60 (ddd, J=11.7, 7.9, 5.1 Hz, 1H), 3.50 (dd, J=11.1, 9.4 Hz, 1H), 3.33 (dt, J=3.1, 1.6 Hz, 3H), 3.05 (tt, J=7.1, 3.7 Hz, 1H), 3.02 - 2.97 (m, 2H), 1.06 - 0.99 (m, 2H), 0.84 - 0.78 (m, 2H)
【0617】
実施例440
【化211】
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(+/−)−2−((3−((1,4−オキサゼパン−6−イル)オキシ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例439に記載の合成手順と同様の手順で、4−クロロ−3−((4−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,4−オキサゼパン−6−イル)オキシ)−5−ニトロベンゾニトリル(実施例439C,異性体A)から調製した。
MS (ESI) m/z 466.3 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (br. s., 1H), 8.75 (br. s., 1H), 8.21 (s, 1H), 8.15 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 4.82 (t, J=4.9 Hz, 1H), 4.02 - 3.96 (m, 1H), 3.93 - 3.87 (m, 1H), 3.78 (dt, J=12.1, 4.0 Hz, 1H), 3.56 (ddd, J=11.9, 7.6, 3.7 Hz, 1H), 3.29 (dd, J=14.0, 5.5 Hz, 1H), 3.02 - 2.95 (m, 1H), 2.94 - 2.89 (m, 2H), 2.88 - 2.83 (m, 2H), 0.82 - 0.77 (m, 4H)
【0618】
実施例441
【化212】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−2−イルメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例439に記載の合成手順と同様の手順で、(+/−)−tert−ブチル 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェノキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレートから調製した。
MS (ESI) m/z 466.3 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 8.70 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 6.98 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.16 - 4.11 (m, 1H), 4.09 - 4.04 (m, 1H), 3.97 - 3.89 (m, 2H), 3.69 (td, J=11.3, 2.9 Hz, 1H), 3.10 - 3.02 (m, 2H), 2.94 - 2.79 (m, 3H), 1.06 - 1.00 (m, 2H), 0.83 - 0.78 (m, 2H)
【0619】
実施例442
【化213】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(442A):ジクロロメタン(5ml)中のBOC無水物(5.40mL,23.28mmol)を、ジクロロメタン(30mL)中の5−アザインドール(2.5g,21.16mmol)およびトリエチルアミン(4.42mL,31.7mmol)の溶液に5分かけて加え、ガスがすぐに発生した。反応混合液を室温で0.5時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、水および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,5−30% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。tert−ブチル 1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(4.455g)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 219.0 (M+H)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.91 (d, J=0.8 Hz, 1H), 8.49 (d, J=5.8 Hz, 1H), 8.00 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.63 (d, J=3.6 Hz, 1H), 6.67 (dd, J=3.7, 0.7 Hz, 1H), 1.71 (s, 9H)
【0620】
(442B):エタノール(8ml)/酢酸(16mL)中のtert−ブチル 1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(2.45g,11.23mmol)および炭素上の水酸化パラジウム(20%,1g,1.424mmol)の混合物を、50psiで60℃にて終夜水素化した。反応混合液をセライトに通して濾過した。溶媒を減圧中で蒸発させ、残渣をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を精製することなく使用した。tert−ブチル オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(1.896g)を無色の油状物として得た。
【0621】
(442C):ジオキサン(12mL)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(440mg,1.326mmol)、tert−ブチル オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(300mg,1.326mmol)、Pddba(121mg,0.133mmol)、BINAP(248mg,0.398mmol)、および炭酸セシウム(1296mg,3.98mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、105℃で終夜加熱した。反応混合液をセライトに通して濾過し、該濾液を濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,5−35% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。tert−ブチル 5−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(358mg)を気泡性固形物として得た。
MS (ESI) m/z 477.1 (M+H)
【0622】
(442D):tert−ブチル 5−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(358mg,0.751mmol)を、ジクロロエタン(2mL,6.49mmol)中の25% TFAで室温にて1時間処理した。溶媒を減圧中で蒸発させ、残渣をジクロロメタンで希釈し、水および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、該粗製中間体化合物をジクロロメタン(10mL)中に溶解させた。トリエチルアミン(0.209mL,1.501mmol)およびBOC無水物(0.261mL,1.126mmol)を続いて加えた。反応混合液を室温で1時間攪拌し、該反応は完了した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,10−30% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、tert−ブチル 5−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(266mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 377.1 (M+H)
【0623】
(442E):ジオキサン(10ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(263mg,0.741mmol)、tert−ブチル 5−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(266mg,0.706mmol)、酢酸パラジウム(II)(42.0mg,0.187mmol)、キサントホス(40.8mg,0.071mmol)、DPPF(39.1mg,0.071mmol)および炭酸セシウム(598mg,1.835mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で10時間加熱した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(80gのカラム,5−40% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、tert−ブチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(360mg)を気泡性固形物として得た。
MS (ESI) m/z 695.2 (M+H)
【0624】
(442F):TMS−OTf(0.281mL,1.553mmol)を、ジクロロメタン(3ml)中のtert−ブチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(360mg,0.518mmol)および2,6−ルチジン(0.181mL,1.553mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,5−40% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(288mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 595.2 (M+H)
【0625】
実施例442:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(58mg,0.097mmol)、アニソール(0.043mL,0.390mmol)およびジクロロエタン(2mL,6.49mmol)中で25% TFAの溶液を、35℃で終夜加熱した。溶媒を減圧中で濃縮し、該粗製物をアセトニトリル(1ml)中に溶解させ、メタノール(1ml)中の2N アンモニアで中和した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−12% 2Nアンモニアで溶出)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(41mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 475.3 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 7.92 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.07 (d, J=1.9 Hz, 1H), 3.25 (q, J=5.8 Hz, 1H), 3.17 (ddd, J=11.2, 9.2, 5.7 Hz, 1H), 3.11 - 2.98 (m, 4H), 2.98 - 2.90 (m, 2H), 2.46 - 2.37 (m, 1H), 2.07 - 1.86 (m, 4H), 1.06 - 0.99 (m, 2H), 0.83 - 0.78 (m, 2H)
【0626】
実施例443
【化214】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(443A):三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(20.66mg,0.097mmol)を、ジクロロメタン(2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例442F,29mg,0.049mmol)、パラホルムアルデヒド(14.63mg,0.487mmol)および酢酸(5.58μl,0.097mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で5時間攪拌した。さらなる量のパラホルムアルデヒド(14.63mg,0.487mmol)および三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(20.66mg,0.097mmol)を加え、終夜攪拌し続けた。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,5−30% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(27mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 595.2 (M+H)
【0627】
実施例443:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(27mg,0.044mmol)、アニソール(0.024mL,0.222mmol)およびジクロロエタン(2mL,6.49mmol)中の25% TFAの溶液を、35℃で終夜攪拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をヘキサンで洗浄し(2x1ml)、0.5mLのアセトニトリル中に溶解させ、1mLのメタノール中の2Nアンモニアで中和した。溶媒を再度蒸発させた。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:
カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる15−100% B、続いて100% Bで0分保持;流速:20mL/分。
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(19.7mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 595.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (br. s., 1H), 8.83 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.06 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.26 (d, J=1.2 Hz, 1H), 3.10 - 3.02 (m, 2H), 2.99 (br. s., 2H), 2.89 - 2.82 (m, 1H), 2.66 (t, J=11.0 Hz, 1H), 2.38 (br. s., 1H), 2.29 (br. s., 1H), 2.22 (s, 3H), 2.21 - 2.13 (m, 1H), 1.90 - 1.80 (m, 3H), 1.37 - 1.28 (m, 1H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0628】
実施例444
【化215】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例210に記載の方法を用いて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例443F)から調製した。
MS (ESI) m/z 531.3 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 8.69 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.04 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.79 - 4.74 (m, 2H), 4.73 - 4.68 (m, 2H), 3.94 (quin, J=6.7 Hz, 1H), 3.14 - 2.97 (m, 5H), 2.92 - 2.85 (m, 1H), 2.75 (q, J=5.4 Hz, 1H), 2.62 (td, J=9.6, 6.7 Hz, 1H), 2.54 - 2.42 (m, 1H), 2.02 - 1.92 (m, 1H), 1.89 - 1.76 (m, 2H), 1.73 - 1.65 (m, 1H), 1.06 - 0.99 (m, 2H), 0.82 - 0.77 (m, 2H)
【0629】
実施例445
【化216】
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メチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート
クロロギ酸メチル(5.66μl,0.073mmol)を、ジクロロメタン(2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例443F,29mg,0.049mmol)およびトリエチルアミン(0.020mL,0.146mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧中で蒸発させ、粗製中間体化合物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(24gのカラム,メタノール/ジクロロメタン中の1−4% 2Nアンモニアで溶出)、28mgのメチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレートを得た。アニソール(0.027mL,0.244mmol)およびジクロロエタン(2mL,6.49mmol)中の25% TFAを、メチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(28mg,0.0429mmol)に加え、得られた溶液を室温で週末にわたり攪拌した。溶媒を減圧中で蒸発させ、残渣をアセトニトリル中に溶解させ、メタノール中の2Nアンモニアで中和した。所望生成物を沈殿させ、濾過により回収した。メチル 5−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(17.2mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 533.4 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 8.71 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.06 (d, J=1.7 Hz, 1H), 3.94 (br. s., 1H), 3.71 (br. s., 3H), 3.63 - 3.55 (m, 1H), 3.51 - 3.42 (m, 1H), 3.21 (br. s., 1H), 3.13 - 3.01 (m, 2H), 2.84 - 2.69 (m, 1H), 2.57 - 2.39 (m, 2H), 2.28 - 2.10 (m, 1H), 2.01 - 1.78 (m, 2H), 1.06 - 0.99 (m, 2H), 0.83 - 0.77 (m, 2H).
【0630】
実施例446
【化217】
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2−((3−(1−アセチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例445に記載の方法を用いて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例HW−443F)から調製した。
MS (ESI) m/z 517.4 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 8.71 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.07 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.18 (dt, J=10.5, 6.7 Hz, 1H), 4.01 - 3.92 (m, 1H), 3.76 - 3.68 (m, 1H), 3.61 - 3.48 (m, 1H), 3.47 - 3.36 (m, 1H), 3.27 - 3.20 (m, 1H), 3.13 - 3.01 (m, 2H), 2.81 - 2.57 (m, 2H), 2.43 (d, J=6.4 Hz, 1H), 2.16 - 1.87 (m, 5H), 1.07 - 0.97 (m, 2H), 0.84 - 0.76 (m, 2H)
【0631】
実施例447
【化218】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシプロピル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
密封した1ドラムバイアル内のエタノール(0.8mL)/THF(0.2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例443F,29mg,0.049mmol)および2−(=/−)−メチルオキシラン(14.15mg,0.244mmol)の混合物を、80℃で終夜加熱した。清澄な溶液が観察され、LC/MSにより反応の完了が示された。溶媒を蒸発させ、該粗製中間体化合物に、アニソール(0.027mL,0.244mmol)およびジクロロエタン(2mL,6.49mmol)中の25% TFAを加え、得られた溶液を35℃で終夜攪拌した。溶媒を蒸発させ、粗製物をprep−HPLCにより精製して、表題化合物(9.8mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 532.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (br. s., 1H), 8.83 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 8.05 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.29 (d, J=1.2 Hz, 1H), 3.70 (br. s., 1H), 3.22 - 3.15 (m, 2H), 3.05 - 2.94 (m, 3H), 2.93 (br. s., 1H), 2.81 (t, J=10.7 Hz, 1H), 2.62 - 2.56 (m, 2H), 2.39 - 2.27 (m, 2H), 2.10 (dd, J=12.5, 3.4 Hz, 1H), 1.88 - 1.79 (m, 3H), 1.42 (br. s., 1H), 1.06 (d, J=6.1 Hz, 3H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H).
【0632】
下記に記載の化合物は、実施例447に記載の同様の合成手順で調製した。
表16
【表19】
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=HPLC条件
Waters Acquity UPLC BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,5−95% アセトニトリル溶液(0.1% トリフルオロ酢酸を含有),3分。グラジエント,流速1.11ml/分,220nmでモニター。
**=LC/MS条件:Waters Acquity BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,2−98% アセトニトリル溶液(0.05% TFAを含有),グラジエント時間 1分,流速0.8mL/分,254nmでモニター。
【0633】
実施例454
【化219】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例443に記載の方法を用いて、6−アザインドールから調製した。
MS (ESI) m/z 475.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 8.78 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.14 (d, J=1.7 Hz, 1H), 3.79 - 3.73 (m, 1H), 3.64 - 3.56 (m, 2H), 3.44 (ddd, J=12.1, 10.5, 4.3 Hz, 1H), 3.29 (d, J=11.9 Hz, 1H), 3.18 (dd, J=13.3, 2.8 Hz, 1H), 3.04 (tt, J=7.2, 3.7 Hz, 1H), 2.93 (td, J=11.3, 2.6 Hz, 1H), 2.53 (d, J=4.2 Hz, 1H), 2.33 - 2.21 (m, 1H), 2.06 - 1.92 (m, 2H), 1.77 (dtd, J=14.3, 10.7, 4.0 Hz, 1H), 1.06 - 0.98 (m, 2H), 0.84 - 0.77 (m, 2H)
【0634】
実施例455
【化220】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロル−2(1H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例443に記載の方法を用いて、tert−ブチル ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボキシレートから調製した。
MS (ESI) m/z 461.0 (M+H)
1H NMR (500MHz, メタノール-d/クロロホルム-dの混合液) δ 7.93 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 3.71 - 3.60 (m, 2H), 3.49 (d, J=9.7 Hz, 2H), 3.22 - 3.14 (m, 4H), 3.12 - 3.00 (m, 3H), 1.06 - 0.99 (m, 2H), 0.84 - 0.77 (m, 2H)
【0635】
下記に記載の化合物は、実施例443、445および446に記載の合成手順と同様の手順で調製した。
表17
【表20】
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=HPLC条件
Waters Acquity BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,2−98% アセトニトリル溶液(0.05% TFAを含有),グラジエント時間 1分,流速0.8mL/分,254nmでモニタ−。
【0636】
実施例463
【化221】
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2−((3−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.5]ノナン−6−イルメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
THF(0.5ml)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ホルミルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例400)(20mg,0.053mmol)、酢酸(9.07μl,0.158mmol)および2−オキサ−6−アザスピロ[3.5]ノナン(16.79mg,0.132mmol)の懸濁液を、室温で5分間攪拌して溶液とした。DCE(0.5mL)を加え、25分後、三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(33.6mg,0.158mmol)を加えた。LC/MS分析により、所望される量の生成物が見出された。該混合物を終夜攪拌した。続いて、反応混合液を飽和NaHCO溶液でクエンチし、10分間攪拌した。これを窒素の気流で乾燥させ、続いてDMF(1.5mL)中に溶解させ、逆相プレパラティブLC/MSにより精製した。
MS (ESI) m/z 490.3 (M+H),室温=4.34分
【0637】
下記に記載の化合物は、実施例463に記載の合成手順と同様の手順で調製した。
表18
【表21】
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【0638】
実施例480
【化222】
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2−({3−[4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]−2−クロロ−5−シアノフェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(480A):THF(2.5mL)およびMeOH(2.5mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(500mg,0.901mmol)の溶液に、tert−ブチル 3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(185mg,1.081mmol)、酢酸(0.052mL,0.901mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。反応混合液を0℃に冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(113mg,1.802mmol)を加え、該反応混合物を室温にし、同一温度で5時間攪拌した。該溶媒を減圧下で完全に留去し、生じた残渣を酢酸エチル(100ml)中に溶解させ、これを10% NaHCO溶液、食塩水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をISCOにより精製した(12gのシリカ Redisep,0〜10% CHOH−CHClグラジエント溶離液)。該フラクションを濃縮して、tert−ブチル 3−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(500mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 711.8 (M +H).
【0639】
(481B):0℃でジクロロメタン(4.0mL)中のtert−ブチル 3−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(400mg,0.563mmol)の溶液に、2,6−ルチジン(0.197mL,1.690mmol)を加えた。TMS−OTf(0.305mL,1.690mmol)を滴下して加えた。反応混合液を室温にし、5時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、液体アンモニア(5mL)を含有する分液漏斗中に入れた。水層をジクロロメタンで抽出した(2x50mL)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製物質をペンタンで洗浄し(3x10ml)、ジエチルエーテルで洗浄した(3x5mL)。洗浄後、生じた固形物を減圧下で乾燥させて、2−((3−(4−(アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (250mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 610.2 (M +H)+.
【0640】
(481C):DCM(1.0mL)中の2−((3−(4−(アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(100mg,0.164mmol)の溶液に、TEA(0.069mL,0.492mmol)、続いて塩化アセチル(0.014mL,0.197mmol)に滴下して加えた。反応混合液を室温に温め、終夜攪拌した。反応混合液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)を含有する分液漏斗に入れた。水層をジクロロメタンで抽出した(2x50mL)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗製物質をDCM/ヘキサンから沈殿させ(最小量のDCM中に溶解させ、ヘキサンを加えて沈殿させる)、濾過し、乾燥させて、2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(110mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 651.8 (M +H)+.
【0641】
実施例481:DCE(1.1mL)およびアニソール(0.108mL,0.985mmol)中の2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(110mg,0.169mmol)の溶液に、TFA(0.296mL,3.84mmol)を室温でゆっくり滴下して加え、該反応混合物を50℃で終夜加熱した。反応混合液を濃縮して溶媒を完全に留去し;生じた残渣をヘキサンで洗浄してアニソールを除去した。残渣を酢酸エチルで希釈し、アンモニア溶液、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製物質を逆相HPLCにより精製し、該フラクションを濃縮し、生じた固形物をHPLCグレードのクロロホルム(20ml)中に溶解させ、10% NaHCO溶液、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。該固形物をアセトニトリル/水(1:3)中に溶解させた。該混合物を、ドライアイスのアセトン槽を用いて凍結させ、続いて凍結乾燥下で2日間凍結させた。凍結乾燥により、2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(50mg)をオフホワイト色の固形物として得た。アセトニトリル(1.0mL)および水(1.0mL)中の2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(48mg,0.090mmol)の懸濁液に、HCl(0.090mL,0.090mmol)を室温でゆっくり10秒かけて加えた。HClを加えた後、懸濁液は清澄な溶液となった。該混合物を、ドライアイスのアセトン槽を用いて凍結し、続いて凍結乾燥状態で終夜乾燥させた。凍結乾燥により、2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル,HCl(48mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 533.0 (M +H)+.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 11.34 (bs, 1H), 9.35 (d, J = 4.00 Hz, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.17 (d, J = 1.20 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 4.036-4.422 (m, 5H), 3.493-3.615 (m, 4H), 3.169-3.346 (m, 4H), 2.935-3.001 (m, 1H), 1.802 (s, 3H), 0.779-0.794 (m, 4H).
【0642】
下記に記載の化合物は、実施例480に記載の合成手順と同様の手順で調製した。
表19
【表22】
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【0643】
下記に記載の化合物は、表2について使用した合成手順と同様の手順で調製した。
表20
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【0644】
下記に記載の化合物は、表8について使用した合成手順と同様の手順で調製した。
表21
【表23】
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【0645】
下記に記載の化合物は、化合物383について使用した合成手順と類似する手順で調製した。
表22
【表24】
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【0646】
下記の化合物は、化合物405と同様に調製した。
表23
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【0647】
実施例563
【化223】
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4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド
(563A):Tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(834mg,2.52mmol)、tert−ブチル 2−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(647mg,2.52mmol)、Pd(dba)(230mg,0.252mmol)、BINAP(157mg,0.252mmol)、CsCO(1229mg,3.77mmol)、およびトルエン(20mL)を250mLのフラスコ内で合わせた。該フラスコを、Nで排気と流入を3回繰り返し、該反応物を105℃で12時間加熱した。LCMSにより、SMがまだ存在することが示され、さらに0.1当量の触媒およびリガンドをそれぞれ加え、該反応物を再度Nでパージし、105℃で13時間加熱した。さらなる量の0.1当量の触媒およびリガンドを加え、該反応物を再度Nでパージし、105℃で2時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、EtOAcで希釈した。該溶液をセライトに通して濾過し、該濾液を減圧中で濃縮した。粗製物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/Hex;120gのカラム)。Tert−ブチル 4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(450mg)を橙色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 508 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.34 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.97 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.01 (br. s., 1H), 4.12 - 3.99 (m, J=10.1 Hz, 1H), 3.98 - 3.89 (m, 1H), 3.60 - 3.52 (m, 1H), 3.19 (s, 1H), 3.11 - 2.96 (m, 6H), 2.95 - 2.84 (m, 2H), 1.55 (s, 9H), 1.49 (s, 9H)
【0648】
(563B):Tert−ブチル−4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(450mg,0.886mmol)をDCM(4mL)中に入れ、TFA(1.365mL,17.72mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで3回共沸させた。粗製物質を減圧下で乾燥させた。該中間体化合物をDCM(4mL)中に入れ、EtN(0.370mL,2.66mmol)およびBOCO(0.267mL,1.152mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合液をDCMで希釈し、水、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−100% EtOAc/DCM;40gのカラム)。Tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(227mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 408 (M=+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 6.89 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.68 (d, J=1.9 Hz, 1H), 5.58 - 5.51 (m, 2H), 4.86 (dd, J=5.0, 2.2 Hz, 1H), 3.86 - 3.68 (m, 2H), 3.56 - 3.47 (m, 1H), 3.23 - 3.11 (m, 1H), 2.93 (quin, J=4.4 Hz, 7H), 2.82 (td, J=11.1, 5.0 Hz, 1H), 1.41 (s, 9H)
【0649】
(563C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(197mg,0.555mmol)、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(227mg,0.557mmol)、酢酸パラジウム(II)(37.4mg,0.167mmol)、DPPF(30.8mg,0.056mmol)、キサントホス(32.1mg,0.056mmol)、および炭酸セシウム(271mg,0.833mmol)を100mLの丸底フラスコ内で合わせて、ジオキサン(5mL)を加えた。該フラスコをNで排気と流入を3回繰り返し、続いて100℃で1時間加熱した。LCMSによるといくらのSMが残った。該反応物を室温に冷まし、さらなる量の0.15当量の触媒および0.05当量の各リガンドを加えた。該フラスコをNでパージし、さらに30分間加熱した。該反応物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去して、褐色の固形物が残った。粗製物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−40% EtOAc/DCM;40gのカラム)。Tert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(321mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 726 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.82 (br. s., 1H), 7.94 (s, 1H), 7.51 (br. s., 1H), 7.25 - 7.13 (m, 2H), 6.95 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.70 (br. s., 2H), 5.03 (br. s., 1H), 4.06 (br. s., 1H), 4.01 - 3.89 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.66 - 3.53 (m, 1H), 3.29 - 2.97 (m, 8H), 2.93 (dd, J=11.8, 5.0 Hz, 2H), 1.49 (s, 9H), 1.15 (br. s, 2H), 0.97 - 0.86 (m, 2H)
【0650】
(563D):Tert−ブチル−4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(200mg,0.275mmol)をDCM(2mL)中に入れ、0℃に冷却した。2,6−ルチジン(0.096mL,0.826mmol)を加え、TMS−OTf(0.149mL,0.826mmol)を滴下して加えた。反応液を0℃で10分間攪拌し、続いて室温にし、20分間攪拌した。該反応物を2M KPO溶液でクエンチし、DCMで2回抽出した。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して188mgの黄色の固形物を得た。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−70%の10% MeOH/DCM;24gのカラム)。4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(133mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 626 (M).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.43 (br. s., 1H), 8.17 (s, 1H), 8.10 - 7.98 (m, 1H), 7.23 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.21 - 7.15 (m, 2H), 6.86 (d, J=8.9 Hz, 2H), 5.46 - 5.21 (m, 2H), 3.87 (dd, J=10.3, 3.1 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.34 - 3.21 (m, 1H), 3.16 - 3.05 (m, 3H), 3.01 - 2.86 (m, 8H), 2.72 (td, J=11.2, 3.1 Hz, 1H), 2.64 (dd, J=11.8, 9.8 Hz, 1H), 0.97 - 0.83 (m, 4H)
【0651】
実施例563:Tert−ブチル−4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(120mg,0.165mmol)を、DCE(1mL)中に入れ、アニソール(0.090mL,0.826mmol)、続いてTFA(0.255mL,3.30mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。さらに40当量のTFAを加え、該反応物を40℃で5時間加熱した。溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで3回共沸させて、過剰なTFAを除去した。10mLのMeOH中の2N NHを加え、該溶液を20分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH/EtO(1:20比)でトリチュレートした。該固形物を真空濾過により回収して、4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(57mg)を黄色の固形物として得た。20mgをプレパラティブHPLCによりさらに精製して、4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(2.8mg)を供した。
MS (ESI+) m/z 506 (M+1)
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.43 - 9.25 (m, 1H), 8.96 (d, J=0.9 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.12 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.42 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.51 (d, J=11.4 Hz, 1H), 3.59 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.36 (d, J=8.4 Hz, 2H), 3.17 (br. s., 1H), 3.13 - 3.03 (m, 4H), 3.04 - 2.94 (m, 2H), 2.94 - 2.83 (m, 3H), 2.81 (dd, J=12.4, 10.9 Hz, 1H), 0.84 - 0.69 (m, 4H)
【0652】
実施例564
【化224】
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4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチル−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキサミド
4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(37mg,0.073mmol,実施例563)を、MeOH(0.2mL)およびTHF(0.2mL)中に入れ、オキセタン−3−オン(9.38μl,0.146mmol)およびオルトギ酸トリメチル(0.081mL,0.731mmol)を加えた。反応液を室温で3時間攪拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(9.19mg,0.146mmol)および1滴のAcOHを加え、該反応物を室温で終夜攪拌した。LCMSによって生成物のわずかな痕跡が検出され、さらに2当量のオキセタノンおよびNaCNBHをそれぞれ加え、該反応物を50℃で8時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、さらに2当量のオキセタノンおよび還元剤を加えた。反応液を室温で週末にわたり攪拌した。さらに2当量のオキセタノンおよびNaCNBHを1滴のAcOHとともに加え、該反応物を50℃で6時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、水を加え;黄色の固形物を沈殿させた。該固形物を濾過により回収し、プレパラティブHPLCにより精製して、4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチル−1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−2−カルボキサミド(1.9mg)を供した。
MS (ESI+) m/z 562 (M)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.36 - 9.28 (m, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.12 - 8.08 (m, 1H), 7.34 - 7.29 (m, 1H), 4.60 - 4.51 (m, 2H), 4.41 (t, J=6.7 Hz, 1H), 4.35 (t, J=6.7 Hz, 1H), 4.02 - 3.91 (m, 1H), 3.19 - 3.09 (m, 2H), 3.09 - 3.00 (m, 4H), 2.96 (tt, J=8.0, 5.0 Hz, 2H), 2.83 (s, 1H), 2.77 (s, 3H), 2.58 - 2.52 (m, 2H), 0.87 - 0.68 (m, 4H)
【0653】
実施例565
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド
(565A):4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(38mg,0.061mmol,実施例563D)をDMF(0.5mL)中に入れ、CsCO(39.5mg,0.121mmol)および2−ブロモ−1,1−ジフルオロエタン(5.79μl,0.073mmol)を加えた。該反応物を80℃で2時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、EtOAcで希釈した。有機層を水で2回、食塩水で1回抽出し、続いてNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(37mg)を橙色のガラス状物として得た。粗製物質を次の工程に用いた。
MS (ESI+) m/z 690 (M)
【0654】
実施例565:4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(37mg,0.054mmol)をDCE(0.5mL)中に入れ、アニソール(0.029mL,0.268mmol)、続いてTFA(0.124mL,1.608mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。LCMSは、大半のSMが存在することを示す。さらに30当量のTFAを加え、該反応物を50℃で加熱した。4時間後、さらに30当量のTFAを加え、該反応物を1.5時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで2回共沸し、続いてEtOでトリチュレートしてアニソールを除去した。該物質をプレパラティブHPLCで精製して、4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−N,N−ジメチルピペラジン−2−カルボキサミド(20.1mg,)を黄色の固形物として供した。
MS (ESI+) m/z 570 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.13 (br. s., 1H), 8.13 (s, 1H), 7.68 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.53 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.57 - 6.16 (m, 1H), 4.29 (br. s., 2H), 3.89 (dt, J=7.0, 3.0 Hz, 1H), 3.45 - 3.31 (m, J=11.5, 2.4 Hz, 1H), 3.16 (d, J=11.1 Hz, 1H), 3.08 - 3.02 (m, 2H), 2.95 - 2.87 (m, 2H), 2.85 (br. s., 3H), 2.75 (s, 3H), 2.60 (br. s., 1H), 0.73 - 0.54 (m, 4H)
【0655】
実施例566
【化226】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(566A):5−アミノ−2−ブロモ−4−クロロベンゾニトリル(1g,4.32mmol)、プロパ−2−エン−1−オール(0.382mL,5.62mmol)、Pd(dba)(0.079g,0.086mmol)、ジ−tert−ブチル(2’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(0.081g,0.259mmol)、およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(1.388mL,6.48mmol)を、20ドラムバイアル内で合わせて、CHCN(8mL)を加えた。該バイアルをArで排気と流入を4回繰り返し、該反応物を90℃で45分間加熱した。該反応物を室温に冷まし、水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1.3gの黄色のガラス状物を得た。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−70% EtOAc/Hex;80gのカラム)。5−アミノ−4−クロロ−2−(3−オキソプロピル)ベンゾニトリル(262mg)を黄色の泡状物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.83 - 9.80 (m, 1H), 7.25 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 3.10 - 3.00 (m, 2H), 2.87 - 2.79 (m, 2H)
【0656】
(566B):5−アミノ−4−クロロ−2−(3−オキソプロピル)ベンゾニトリル (200mg,0.959mmol)をMeOH(2mL)およびTHF(2mL)中に入れ、0℃に冷却した。NaBH(54.4mg,1.438mmol)を加え、該反応物を0℃で6時間攪拌した(反応に続いてTLC)。該反応物を水でクエンチし、DCMで2回抽出した。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/DCM;40gのカラム)。5−アミノ−4−クロロ−2−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゾニトリル(125mg)を黄色のガラス状物として得た。
1H NMR (400MHz, MeOD) δ 7.26 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 3.57 (t, J=6.4 Hz, 2H), 2.77 - 2.68 (m, 2H), 1.88 - 1.70 (m, 2H)
【0657】
(566C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(211mg,0.595mmol)、5−アミノ−4−クロロ−2−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゾニトリル(125mg,0.595mmol)、酢酸パラジウム(II)(40.1mg,0.178mmol)、DPPF(33.0mg,0.059mmol)、キサントホス(34.4mg,0.059mmol)、および炭酸セシウム(388mg,1.189mmol)を、20ドラムバイアル内で合わせて、ジオキサン(6mL)を加えた。該バイアルをNで排気と流入を3回繰り返し、100℃で30分間加熱した。該反応物を室温に冷まし、該反応混合物をセライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、ISCO Companionにより精製した(0−3% MeOH/DCM;12gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(253mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 529 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.98 (d, J=4.4 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.33 (br. s, 1H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.70 (br. s, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.74 - 3.68 (m, 2H), 2.99 - 2.85 (m, 3H), 1.98 - 1.89 (m, 2H), 1.49 (t, J=5.3 Hz, 1H), 1.20 - 1.08 (m, 2H), 0.95 - 0.86 (m, 2H)
【0658】
実施例566:2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg,0.057mmol)を、DCE(0.6mL)中に入れ、アニソール(0.031mL,0.284mmol)を加え、続いてTFA(0.175mL,2.268mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。LCMSは、TFAエステル化合物の形成を示す。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中の2N NHに溶解させた。該溶液を室温で30分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をEtOでトリチュレートして、アニソールを除去した。該物質をプレパラティブHPLCにより精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(6.2mg)を供した。
MS (ESI+) m/z 409 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 - 9.30 (m, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 4.60 (t, J=5.0 Hz, 2H), 3.00 - 2.90 (m, 1H), 2.79 (dt, J=7.8, 4.0 Hz, 2H), 1.83 - 1.71 (m, 2H), 0.82 - 0.72 (m, 4H)
【0659】
実施例567
【化227】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−モルホリノプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(567A):室温でTHF(0.5mL)中の5−アミノ−4−クロロ−2−(3−オキソプロピル)ベンゾニトリル(50mg,0.240mmol,実施例566A)の溶液に、モルホリン(37.6mg,0.431mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(30.1mg,0.479mmol)、および1滴の酢酸を加えた。反応液を室温で1時間攪拌し、この時点でLCMSにより完全な変換が示された。該反応物をNaCO溶液でクエンチし、DCMで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して(0−10% MeOH/DCM)、5−アミノ−4−クロロ−2−(3−モルホリノプロピル)ベンゾニトリル(54mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 280 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.21 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.19 (br. s., 2H), 3.74 - 3.67 (m, 4H), 2.78 - 2.68 (m, 2H), 2.47 - 2.38 (m, 4H), 2.36 (t, J=7.2 Hz, 2H), 1.80 (quin, J=7.4 Hz, 2H)
【0660】
実施例567:2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(53.2mg,0.15mmol)、炭酸セシウム(98mg,0.300mmol)、酢酸パラジウム(II)(10.10mg,0.045mmol)、DPPF(8.32mg,0.015mmol)およびキサントホス(8.68mg,0.015mmol)に、ジオキサン(1mL)中の5−アミノ−4−クロロ−2−(3−モルホリノプロピル)ベンゾニトリル(46.2mg,0.165mmol)の溶液を加えた。該反応物を100℃で1.5時間加熱し、この時点でLCMSにより完全な変換が示された。反応混合液を室温に冷まし、EtOAcで希釈し、セライトのパッドに通して濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。該中間体化合物をTFA/DCM/アニソール(0.25mL,0.25mL,0.25mL)で処理し、室温で終夜攪拌した。反応混合液を減圧中で濃縮し、続いてMeOH(3ml)で希釈し、SCXカラムにかけ、MeOHで洗浄し(3x4mL)、続いて7N NH/MeOH(4mL)で洗浄した。該アンモニア濾液を回収し、減圧中で濃縮し、プレパラティブHPLCで精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−モルホリノプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(4.8mg)をオフホワイト色の固形物を得た。
MS (ESI+) m/z 478 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.30 (br. s., 1H), 8.83 (br. s., 1H), 8.34 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 3.55 (t, J=4.4 Hz, 4H), 2.95 (dt, J=11.1, 5.5 Hz, 1H), 2.84 - 2.75 (m, 2H), 2.37 - 2.24 (m, 6H), 1.81 - 1.72 (m, 2H), 0.78 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0661】
実施例568
【化228】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(568A):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(170mg,0.479mmol)、5−アミノ−4−クロロ−2−(3−オキソプロピル)ベンゾニトリル(100mg,0.479mmol,実施例566A)、酢酸パラジウム(II)(32.3mg,0.144mmol)、DPPF(26.6mg,0.048mmol)、キサントホス(27.7mg,0.048mmol)、および炭酸セシウム(312mg,0.958mmol)を50mLの丸底フラスコ内で合わせて、ジオキサン(4mL)を加えた。該フラスコをNで排気と流入を3回繰り返し、100℃で2時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−80% EtOAc/Hex;40gカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−オキソプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(49mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 527 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.83 (s, 1H), 9.01 (br. s., 1H), 7.94 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.85 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.70 (br. s., 2H), 3.79 (s, 3H), 3.19 - 3.06 (m, 2H), 2.92 - 2.86 (m, 2H), 2.86 - 2.79 (m, J=4.5, 2.8 Hz, 1H), 1.23 - 1.06 (m, 2H), 0.97 - 0.85 (m, 2H)
【0662】
(568B):2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−オキソプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(49mg,0.093mmol)を、THF(1mL)中に入れ、2−(ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オール(26.6mg,0.186mmol)、AcOH(5.32μl,0.093mmol)、およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(11.69mg,0.186mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。反応混合液を2M KPO溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−100% EtOAc/DCM、続いて10% MeOH/DCMで溶出;24gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(43mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 654 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.96 (br. s., 1H), 7.93 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.32 (br. s., 1H), 7.19 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.89 - 6.80 (m, 2H), 5.69 (br. s., 2H), 3.78 (s, 3H), 3.15 - 3.00 (m, 2H), 2.92 (s, 1H), 2.81 (t, J=7.7 Hz, 2H), 2.43 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.05 - 1.83 (m, 4H), 1.81 - 1.68 (m, 2H), 1.55 - 1.39 (m, 2H), 1.35 - 1.23 (m, 1H), 1.24 - 1.09 (m, 9H), 0.97 - 0.85 (m, 2H)
【0663】
実施例568:2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(43mg,0.066mmol)をDCE(1mL)中に入れ、アニソール(0.036mL,0.329mmol)を加え、続いてTFA(0.203mL,2.63mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。LCMSによりいくらかのSMがまだ残存することが示された。さらに40当量のTFAを加え、該反応物を50℃で1時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,べンゼンスルホン酸)にかけ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで溶出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、プレパラティブHPLCにより精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(21.8mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 534 (M)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 - 9.28 (m, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 2.98 - 2.84 (m, 3H), 2.81 - 2.74 (m, 2H), 2.25 (t, J=7.0 Hz, 2H), 1.84 - 1.67 (m, 4H), 1.65 - 1.56 (m, 2H), 1.29 - 1.05 (m, 3H), 1.00 (s, 6H), 0.77 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0664】
実施例569
【化229】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(569A):2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(95mg,0.180mmol,実施例566C)をDCM(1.5mL)中に入れ、0℃に冷却した。EtN(0.038mL,0.269mmol)、続いてMsCl(0.017mL,0.216mmol)を加えた。反応液を0℃で30分間攪拌した。該反応物をDCMで希釈し、飽和NHCl溶液で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。1−(3−(5−クロロ−2−シアノ−4−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)プロピル)アゼチジン−3−イル メタンスルホネート(101mg)を得た。粗製物質を次の工程に使用した。
MS (ESI+) m/z 607 (M)
【0665】
(569B):3−(5−クロロ−2−シアノ−4−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)プロピル メタンスルホネート(45mg,0.074mmol)をアセトニトリル(1mL)中に入れ、EtN(0.015mL,0.111mmol)およびアゼチジン−3−オール(6.50mg,0.089mmol)を加えた。該反応物を60℃で終夜加熱した。生成物とSMの混合物がLCMSにより検出された。さらに0.2mLのDMF中の1.2当量のアミンを加え、該反応物を60℃で終夜加熱した。反応混合液を室温に冷まし、EtOAcで希釈した。有機層を水で2回、食塩水で1回洗浄し、続いてNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−10% MeOH/DCM;24gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (13mg)を紫色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 584 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.97 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.36 (s, 2H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.90 - 6.80 (m, 2H), 5.91 - 5.57 (m, 2H), 4.47 (dt, J=11.6, 5.7 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.77 - 3.67 (m, 2H), 3.13 - 2.97 (m, 2H), 2.92 (dt, J=15.6, 7.6 Hz, 1H), 2.81 (dd, J=8.5, 6.9 Hz, 2H), 2.58 (t, J=7.3 Hz, 2H), 1.81 - 1.66 (m, 2H), 1.22 - 1.05 (m, 2H), 0.96 - 0.87 (m, 2H)
【0666】
実施例569:2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13mg,0.022mmol)をDCE(0.5mL)中に入れ、アニソール(0.012mL,0.111mmol)、続いてTFA(0.069mL,0.890mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)上に載せ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をプレパラティブHPLCにより精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.6mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 464 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.87 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 4.23 - 4.10 (m, J=5.4 Hz, 1H), 3.90 (s, 2H), 2.93 (br. s., 1H), 2.79 - 2.73 (m, 2H), 2.42 (br. s., 2H), 1.90 (s, 2H), 1.67 - 1.55 (m, J=6.7 Hz, 2H), 0.77 (d, J=5.0 Hz, 4H)
【0667】
実施例570
【化230】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(570A):2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(82mg,0.155mmol,実施例566C)をDCM(1mL)中に入れ、0℃に冷却した。デス・マーチンペルヨージナン(85mg,0.202mmol)を加え、該反応物を室温で1.5時間攪拌した。さらに0.2当量のデス・マーチン(13mg)を加え、該反応物を1時間攪拌した。反応混合液を2M KPO溶液でクエンチし、DCMで2回抽出した。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−60% EtOAc/Hex;40gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−オキソプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 527 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.82 (s, 1H), 9.00 (d, J=0.9 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.70 (br. s., 2H), 3.78 (s, 3H), 3.19 - 3.06 (m, 2H), 2.98 - 2.79 (m, 3H), 1.21 - 1.03 (m, 2H), 0.96 - 0.87 (m, 2H)
【0668】
(570B):2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−オキソプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40mg,0.076mmol)をTHF(0.5mL)中に入れ、MeOH(0.2mL)中の3−メトキシアゼチジン(9.92mg,0.114mmol)溶液を加え、続いて1滴のAcOHおよびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(9.54mg,0.152mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該反応物をEtOAcで希釈し、水、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−10% MeOH/DCM;24gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg)を無色の ガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 598 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.98 (br. s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.44 - 7.29 (m, 2H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.95 - 6.79 (m, 2H), 5.69 (br. s., 2H), 4.26 - 4.13 (m, 1H), 4.10 - 3.98 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.34 - 3.20 (m, 5H), 3.04 - 2.73 (m, 5H), 1.92 - 1.73 (m, 2H), 1.24 - 1.06 (m, 2H), 0.98 - 0.86 (m, 2H)
【0669】
実施例570:2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(36mg,0.060mmol)をDCE(1mL)中に入れ、アニソール(0.033mL,0.301mmol)、続いてTFA(0.185mL,2.408mmol)を加えた。反応液を室温で週末にわたり攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)上に載せ、カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、プレパラティブHPLCで精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(15.8mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 478 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (d, J=3.4 Hz, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 3.95 (d, J=6.1 Hz, 1H), 3.55 (s, 2H), 3.14 (s, 3H), 2.98 - 2.91 (m, 2H), 2.85 - 2.73 (m, 3H), 2.45 (br. s., 2H), 1.62 (dt, J=8.7, 4.2 Hz, 2H), 0.77 (d, J=5.7 Hz, 4H)
【0670】
実施例571
【化231】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)ブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(571A):5−アミノ−2−ブロモ−4−クロロベンゾニトリル(4g,17.28mmol)およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(5.55mL,25.9mmol)を、250mLのフラスコ内で合わせて、2mLのDMFを加えた。該フラスコをArで排気と流入を4回繰り返した。CHCN(32mL)中のPd(dba)(0.316g,0.346mmol)およびジ−tert−ブチル(2’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(0.324g,1.037mmol)の懸濁液を、該固形物が溶解するまで60℃で1分間加熱し、室温に冷却した。該溶液をシリンジでフラスコに加え、続いてブタ−3−エン−1−オール(1.933mL,22.46mmol)を加えた。該反応物を90℃で45分間加熱した。該反応物を室温に冷まし、HOで希釈し、EtOAcで3回抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−70% EtOAc/Hex;330gのカラム)。5−アミノ−4−クロロ−2−(4−オキソブチル)ベンゾニトリル(0.9g)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI+) m/z 222 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.80 (s, 1H), 7.22 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.20 - 4.16 (m, 2H), 2.80 - 2.70 (m, 2H), 2.61 - 2.46 (m, 2H), 1.97 (quin, J=7.5 Hz, 2H)
【0671】
(571B):5−アミノ−4−クロロ−2−(4−オキソブチル)ベンゾニトリル(544mg,2.443mmol)をMeOH(6mL)およびTHF(2.000mL)中に入れ、0℃に冷却した。NaBH(277mg,7.33mmol)を加え、該反応物を0℃で2時間攪拌した(TLCによりSMが検出されなくなるまで反応)。該反応物を水でクエンチし、DCMで2回抽出した。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/DCM;40gのカラム)。5−アミノ−4−クロロ−2−(4−ヒドロキシブチル)ベンゾニトリル(260mg)を黄色のガラス状物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.20 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.17 (br. s., 2H), 3.68 (q, J=6.1 Hz, 2H), 2.73 (t, J=7.5 Hz, 2H), 1.77 - 1.57 (m, 4H), 1.51 (q, J=5.3 Hz, 1H)
【0672】
(571C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(269mg,0.758mmol)、5−アミノ−4−クロロ−2−(4−ヒドロキシブチル)ベンゾニトリル(170mg,0.758mmol)、酢酸パラジウム(II)(51.1mg,0.227mmol)、DPPF(42.0mg,0.076mmol)、キサントホス(43.9mg,0.076mmol)、および炭酸セシウム(494mg,1.516mmol)を、20ドラムバイアル内で合わせて、ジオキサン(8mL)を加えた。該バイアルをNで排気と流入を3回繰り返し、100℃で30分間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−40% EtOAc/DCM;80gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(186mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI+) m/z 543 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.10 - 8.88 (m, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.36 (s, 2H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.71 (br. s., 2H), 3.79 (s, 3H), 3.76 - 3.65 (m, 2H), 2.91 (br. s., 1H), 2.82 (t, J=7.6 Hz, 2H), 1.82 - 1.60 (m, 4H), 1.38 - 1.30 (m, 1H), 1.18 - 1.08 (m, 2H), 0.96 - 0.84 (m, 2H)
【0673】
(571D):2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(186mg,0.343mmol)をDCM(3mL)中に入れ、0℃に冷却した。デス・マーチンペルヨージナン(189mg,0.445mmol)を加え、該反応物を室温で1.5時間攪拌した。反応混合液を2M KPO溶液でクエンチし、DCMで2回抽出した。有機層を合わせて、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−60% EtOAc/Hex;40gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−オキソブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(135mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 541 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.84 - 9.78 (m, 1H), 8.98 (br. s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.35 (s, 2H), 7.22 - 7.15 (m, 2H), 6.86 - 6.78 (m, 2H), 5.69 (d, J=1.3 Hz, 2H), 3.77 (s, 3H), 2.99 - 2.86 (m, 1H), 2.84 - 2.77 (m, 2H), 2.61 - 2.51 (m, 2H), 2.03 - 1.94 (m, 2H), 1.19 - 1.06 (m, 2H), 1.00 - 0.85 (m, 2H)
【0674】
(571E):2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−オキソブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(22mg,0.041mmol)をTHF(0.3mL)中に入れ、MeOH(0.1mL)中の3−メトキシアゼチジン(5.31mg,0.061mmol)の溶液を加え、1滴のAcOHおよびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(5.11mg,0.081mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該反応物をEtOAcで希釈し、水、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−7% MeOH/DCM;24gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)ブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(12mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 612 (M)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.08 - 8.85 (m, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.36 (s, 2H), 7.24 - 7.14 (m, 2H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.69 (br. s., 2H), 4.27 - 4.18 (m, 1H), 4.18 - 4.05 (m, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.40 - 3.28 (m, 5H), 3.00 - 2.84 (m, 3H), 2.82 - 2.72 (m, 2H), 1.75 - 1.65 (m, 2H), 1.65 - 1.55 (m, 2H), 1.14 (s, 2H), 0.97 - 0.86 (m, 2H)
【0675】
実施例571:2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)ブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(12mg,0.020mmol)をDCE(1mL)中に入れ、アニソール(10.71μl,0.098mmol)を加え、続いてTFA(0.060mL,0.784mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。LCMSによりいくらかのSMがまだ残存し、さらに60μLのTFAを加え、該反応物を50℃で1時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)上に載せ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、プレパラティブHPLCにより精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)ブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10mg)を供した。
MS (ESI+) m/z 492 (M+1)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.00 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.73 - 6.67 (m, 1H), 3.63 (br. s., 2H), 3.36 (s, 3H), 3.06 (ddt, J=10.6, 7.0, 3.6 Hz, 2H), 3.02 - 2.86 (m, J=5.3 Hz, 4H), 2.83 (t, J=7.4 Hz, 2H), 1.82 - 1.71 (m, 2H), 1.37 - 1.23 (m, 2H), 1.11 (ddt, J=7.1, 5.7, 3.6 Hz, 2H), 0.85 - 0.78 (m, 2H)
【0676】
実施例572
【化232】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−モルホリノブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(572A):室温でTHF(0.5mL)中の5−アミノ−4−クロロ−2−(4−オキソブチル)ベンゾニトリル(35mg,0.157mmol)の溶液に、モルホリン(24.65mg,0.283mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(19.76mg,0.314mmol)、および1滴の酢酸を加えた。反応液を室温で1時間攪拌し、この時点でLCMSにより完全な変換が示された。該反応物を、NaCO溶液でクエンチし、w/DCMで抽出し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して(0−10% MeOH/DCM)、5−アミノ−4−クロロ−2−(4−モルホリノブチル)ベンゾニトリル(29mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 294 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.20 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.13 (br. s., 2H), 3.78 - 3.67 (m, 4H), 2.73 (t, J=7.6 Hz, 2H), 2.48 - 2.40 (m, 4H), 2.40 - 2.32 (m, 2H), 1.72 - 1.46 (m, 4H)
【0677】
実施例572:2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(53.2mg,0.15mmol)、炭酸セシウム(98mg,0.300mmol)、酢酸パラジウム(II)(10.10mg,0.045mmol)、DPPF(8.32mg,0.015mmol)およびキサントホス(8.68mg,0.015mmol)に、ジオキサン(1mL)中の5−アミノ−4−クロロ−2−(4−モルホリノブチル)ベンゾニトリル(48.5mg,0.165mmol)の溶液を加えた。該反応物を100℃で1.5時間攪拌し、この時点でLCMSにより完全な変換が示された。該反応物を室温に冷まし、EtOAcで希釈し、セライトのパッドに通して濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。続いて、該中間体化合物を、TFA/DCM/アニソール(0.25mL,0.25mL,0.25mL)で処理し、室温で終夜攪拌した。反応混合液を減圧中で濃縮し、続いてMeOH(3ml)で希釈し、SCXカラム上に載せ、MeOHで洗浄し(3x4mL)、次いで7N NH/MeOH(4mL)で洗浄した。該アンモニア濾液を回収し、減圧中で濃縮し、プレパラティブHPLCで精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−モルホリノブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10.5mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
LCMS 室温=0.73分
MS (ESI+) m/z 492 (M+1)
【0678】
実施例573
【化233】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(573A):Tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(6.2g,18.70mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(5.22g,20.57mmol))、PdCl(DPPF)−CHCl付加物(0.458g,0.561mmol)、および酢酸カリウム(5.51g,56.1mmol))を250mLの丸底フラスコ内に入れ、w/Arで排気と再充填した。ジオキサン(80mL)を加え、該反応物を90℃で終夜加熱した。反応混合液を室温に冷まし、w/EtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、減圧中で濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−100% ヘキサン/EtOAc;330gのカラム)。Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)カルバメート(6g)を白色の固形物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.64 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.64 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.38 (s, 12H)
【0679】
(573B):Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシプロパ−1−エン−2−イル)フェニル)カルバメート(161mg,0.521mmol)をEtOH(3mL)中に入れ、溶液をNでパージした。次に、Pd/C(55.5mg,0.052mmol)を加え、該溶液を再度Nで排気とパージを3回繰り返した。次に、Hの入ったバルーンを加え、該反応物を加え、該反応物を1時間攪拌した。反応混合液をセライトに通して濾過し、MeOHですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/Hex;40gのカラム)。Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)カルバメート(36mg)を無色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 311 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.45 (dd, J=1.5, 0.4 Hz, 1H), 7.26 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.20 (br. s., 1H), 3.83 - 3.69 (m, 2H), 3.54 (sxt, J=6.7 Hz, 1H), 1.54 (s, 9H), 1.29 (d, J=7.0 Hz, 3H)
【0680】
(573C):Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)カルバメート(50mg,0.161mmol)をCHCl(1mL)中に入れ、TFA(0.248mL,3.22mmol)を加えた。反応液を室温で1.5時間攪拌した。LCMSにより2つのピーク(所望生成物とTFAエステル化合物)が検出された。該溶媒を減圧中で留去し、該物質を減圧下で終夜乾燥させて、41mgの物質を供した。該物質をMeOH中に溶解させ、SCXカラムに通し(1g,ベンゼンスルホン酸吸着剤)、MeOHですすぎ、MeOH中の2N NHですすいで該生成物を遊離させることによって遊離塩基に変換した。該溶媒を減圧中で留去して、3−アミノ−4−クロロ−5−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゾニトリル(25mg)を黄色のガラス状物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.96 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.90 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.35 (br. s., 2H), 3.83 - 3.68 (m, 2H), 3.53 (sxt, J=6.7 Hz, 1H), 1.28 (d, J=7.0 Hz, 3H)
【0681】
(573D):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(42mg,0.118mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゾニトリル(24.94mg,0.118mmol)、酢酸パラジウム(II)(7.97mg,0.036mmol)、DPPF(6.56mg,0.012mmol)、キサントホス(6.85mg,0.012mmol)、および炭酸セシウム(77mg,0.237mmol)を、2ドラムバイアル内で合わせて、ジオキサン(1.2mL)を加えた。該バイアルをNで排気と流入を3回繰り返し、続いて100℃で1.5時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−3% MeOH/DCM;40gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(37mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 529 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.93 (br. s., 1H), 7.93 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.25 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.70 (br. s, 2H), 3.86 - 3.76 (m, 5H), 3.59 (dq, J=13.1, 6.8 Hz, 1H), 2.91 (s, 1H), 1.32 (d, J=7.0 Hz, 3H), 1.17 - 1.10 (m, 2H), 0.95 - 0.87 (m, 2H)
【0682】
(573E):2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(37mg,0.070mmol)をDCM(1mL)中に入れ、該溶液を0℃に冷却した。デス・マーチンペルヨージナン(35.6mg,0.084mmol)を加え、該反応物0℃で1.5時間攪拌した。いくらかのSMが残存し、さらに0.4当量(12mg)のデス・マーチンを加え、該反応物を30分間攪拌した。該反応物を2M KPOでクエンチし、DCMで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0%−60% EtOAc/Hex;12gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−オキソプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(25mg)をガラス状液体として得た。
MS (ESI+) m/z 526 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.74 (s, 1H), 9.06 (br. s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.53 (br. s., 1H), 7.19 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.10 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.71 (br. s, 2H), 4.19 (q, J=7.4 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.93 (br. s, 1H), 1.52 (d, J=7.0 Hz, 3H), 1.15 (s, 2H), 0.96 - 0.88 (m, 2H)
【0683】
(573F):2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−オキソプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(25mg,0.047mmol)をTHF(0.5mL)中に入れ、MeOH(0.333mL)中のアゼチジン−3−オール(6.94mg,0.095mmol)の溶液を加えた。1滴のAcOHを加え、該溶液を10分間攪拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(5.96mg,0.095mmol)を加え、該反応物を1時間攪拌した。該反応物をEtOAcで希釈し、2M KPO溶液で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−10% MeOH/DCM;12gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(17.5mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 584 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.92 (br. s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.24 - 7.11 (m, 3H), 6.85 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.70 (br. s., 2H), 4.41 (quin, J=5.8 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.69 - 3.61 (m, 2H), 3.47 - 3.37 (m, 1H), 3.06 - 2.97 (m, 2H), 2.91 (br. s., 1H), 2.79 - 2.60 (m, 2H), 1.27 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.20 - 1.07 (m, 2H), 0.98 - 0.87 (m, 2H)
【0684】
実施例573:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(17.5mg,0.030mmol)をDCE(1mL)中に入れ、アニソール(0.016mL,0.150mmol)を加え、続いてTFA(0.092mL,1.198mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。いくらかの出発物質がまだ残存し、さらに20当量(46μL)のTFAを加え、該反応物を50℃で2時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)上に載せ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をプレパラティブHPLCで精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)プロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(6.6mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 464 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.35 (d, J=3.0 Hz, 1H), 8.89 (br. s., 1H), 8.28 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 7.61 (d, J=0.7 Hz, 1H), 4.33 - 4.02 (m, 1H), 3.48 - 3.26 (m, 3H), 3.01 - 2.92 (m, 2H), 2.88 - 2.82 (m, 1H), 2.46 (br. s., 2H), 1.18 (d, J=6.4 Hz, 3H), 0.78 (d, J=5.4 Hz, 4H)
【0685】
実施例574
【化234】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(574A):Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)カルバメート(864mg,2.282mmol)、(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)クロリド(84mg,0.114mmol)、およびリン酸水素二カリウム(1192mg,6.85mmol)を、100mLのフラスコに加え、該フラスコをNでパージした。3−ブロモブタ−3−エン−1−オール(0.226mL,2.282mmol)およびTHF(12mL)を加え、続いて水(2.182mL)を加えた。該反応物を60℃で1時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、EtOAcで希釈した。有機層を水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/Hex;120gのカラム)。Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタ−1−エン−2−イル)フェニル)カルバメート(317mg)を無色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 323 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.52 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.19 (br. s., 1H), 7.16 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.43 (s, 1H), 5.14 (s, 1H), 3.67 (q, J=5.9 Hz, 2H), 2.68 (t, J=6.3 Hz, 2H), 1.55 (s, 9H)
【0686】
(574B):Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタ−1−エン−2−イル)フェニル)カルバメート(272mg,0.843mmol)をEtOH(8mL)中に入れ、該フラスコをNで排出と充填を3回繰り返した。次に、酸化白金(IV)(19.14mg,0.084mmol)を加え、該フラスコを再度パージした。反応液を、1atmの水素下で室温にて3時間攪拌した。該反応物をTLCによりモニターした。反応混合液をセライトに通して濾過し、MeOHですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−40% EtOAc/Hex;40gのカラム)。Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)カルバメート(161mg)を無色のガラス状液体として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.45 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 7.20 (br. s., 1H), 3.73 - 3.56 (m, 2H), 3.56 - 3.46 (m, 1H), 1.95 - 1.79 (m, 2H), 1.55 (s, 9H), 1.28 (d, J=6.8 Hz, 3H)
【0687】
(574C):Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)カルバメート(184mg,0.566mmol)をDCM(6mL)中に入れ、TFA(1.746mL,22.66mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。LCMSは、アルコール化合物とTFAエステル化合物の混合物を示す。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中の2N NHに溶解させた。該溶液を室温で10分間攪拌し、該溶媒を減圧中で留去した。3−アミノ−4−クロロ−5−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)ベンゾニトリル(162mg)を得た。粗製物質を精製することなく次に使用した。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.92 (d, J=1.3 Hz, 1H), 6.87 (d, J=1.3 Hz, 1H), 4.35 (br. s., 2H), 3.70 - 3.55 (m, 2H), 3.48 (dq, J=14.1, 7.0 Hz, 1H), 1.94 - 1.77 (m, 2H), 1.25 (d, J=6.8 Hz, 3H)
【0688】
(574D):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(218mg,0.614mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)ベンゾニトリル(138mg,0.614mmol)、酢酸パラジウム(II)(41.4mg,0.184mmol)、DPPF(34.1mg,0.061mmol)、キサントホス(35.6mg,0.061mmol)、および炭酸セシウム(400mg,1.229mmol)を、50mLのフラスコ内で合わせて、ジオキサン(6mL)を加えた。該フラスコをNで排気と流入を3回繰り返し、続いて100℃で1時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧下で除去した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0%−50% EtOAc/DCM;80gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(179mg)を橙色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 543 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.89 (br. s., 1H), 7.92 (s, 1H), 7.55 (br. s, 1H), 7.23 - 7.13 (m, 3H), 6.84 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.69 (br. s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.67 - 3.49 (m, 3H), 3.00 - 2.85 (m, 1H), 1.97 - 1.77 (m, 2H), 1.36 - 1.27 (m, 3H), 1.20 - 1.06 (m, 2H), 0.94 - 0.86 (m, 2H)
【0689】
実施例574:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(25mg,0.046mmol)をDCE(0.5mL)中に入れ、アニソール(10.06μl,0.092mmol)、続いてTFA(0.142mL,1.842mmol)を加えた。該反応物を50℃で2時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中の2N NHに溶解させた。該溶液を10分間で攪拌して、エステル化合物を切断し、該溶媒を減圧下で除去した。該物質をプレパラティブHPLCで精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10.7mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 423 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.35 (d, J=3.7 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 4.48 (t, J=4.9 Hz, 1H), 3.48 - 3.40 (m, 2H), 2.96 (dq, J=9.9, 5.2 Hz, 1H), 1.83 (dq, J=13.4, 6.5 Hz, 1H), 1.72 (dt, J=13.4, 6.7 Hz, 1H), 1.20 (d, J=7.3 Hz, 3H), 0.77 (d, J=4.9 Hz, 4H)
【0690】
実施例575
【化235】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(575A):2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(179mg,0.330mmol,実施例574D)をDCM(3mL)中に入れ、該溶液を0℃に冷却した。デス・マーチンペルヨージナン(168mg,0.396mmol)を加え、該反応物を0℃で1時間攪拌した。いくらかのSMがまだ残存するため、さらに0.4当量(56mg)のデス・マーチンを加え、該反応物を30分間攪拌した。該反応物を2M KPOでクエンチし、DCMで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0%−60% EtOAc/Hex;40gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−オキソブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (131mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 541 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.77 (s, 1H), 9.06 - 8.83 (m, J=0.2 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.54 (br. s., 1H), 7.23 - 7.14 (m, 3H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.70 (br. s., 2H), 4.00 - 3.87 (m, 1H), 3.82 - 3.72 (m, 3H), 3.01 - 2.88 (m, 1H), 2.87 - 2.67 (m, 2H), 1.34 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.17 - 1.09 (m, 2H), 0.94 - 0.87 (m, 2H)
【0691】
(575B):2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−オキソブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(23mg,0.043mmol)を、THF(0.3mL)中に入れ、MeOH(0.200mL)中のアゼチジン−3−オール(6.21mg,0.085mmol)の溶液を加えた。1滴のAcOHを加え、該溶液を10分間攪拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(5.34mg,0.085mmol)を加え、該反応物を1時間攪拌した。該反応物をEtOAcで希釈し、2M KPO溶液で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−10% MeOH/DCM;12gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z 598 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.88 (br. s., 1H), 7.91 (s, 1H), 7.51 (br. s, 1H), 7.24 (d, J=0.4 Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.88 - 6.78 (m, 2H), 5.66 (br. s., 2H), 4.70 (s, 1H), 4.27 - 4.11 (m, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.74 - 3.65 (m, 2H), 3.47 - 3.33 (m, 1H), 3.09 - 2.98 (m, 1H), 2.98 - 2.85 (m, 2H), 2.01 - 1.78 (m, 2H), 1.31 (d, J=7.0 Hz, 3H), 1.11 (s, 2H), 0.90 (s, 2H)
【0692】
実施例575:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13mg,0.022mmol)をDCE(1mL)中に入れ、アニソール(0.012mL,0.109mmol)、続いてTFA(0.067mL,0.869mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。いくらかのSMがまだ残存し、さらに40当量(67μL)のTFAを加え、該反応物を50℃で1時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)に載せ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をプレパラティブHPLCで精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(8.6mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 478 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (br. s., 1H), 8.86 (br. s., 1H), 8.27 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.59 (d, J=1.2 Hz, 1H), 4.12 (quin, J=6.1 Hz, 1H), 3.48 (dd, J=12.8, 6.1 Hz, 2H), 3.36 - 3.28 (m, 1H), 2.95 (dt, J=11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.69 - 2.56 (m, 2H), 2.39 - 2.19 (m, 2H), 1.69 - 1.48 (m, 2H), 1.19 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.77 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0693】
実施例576
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−オキソブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(22mg,0.041mmol,実施例575A)をTHF(1mL)中に入れ、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミン,HCl(12.16mg,0.081mmol)およびEtN(0.011mL,0.081mmol)を加えた。反応液を室温で10分間攪拌し、AcOH(4.66μl,0.081mmol)および三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(25.9mg,0.122mmol)を加え、該反応物を室温で1時間攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、2M KPO溶液で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該粗製中間体化合物をDCE(1mL)中に入れ、アニソール(0.022mL,0.203mmol)およびTFA(0.125mL,1.627mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。LCMSは、いくらかのSMがまだ残存することを示し、該反応物を50℃で3時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)に載せ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、プレパラティブHPLCにより精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)ブタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10.5mg)を得た。
MS (ESI) m/z 518 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (br. s., 1H), 8.85 (br. s., 1H), 8.29 (d, J=1.2 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.61 (d, J=1.8 Hz, 1H), 2.96 (quin, J=5.5 Hz, 1H), 2.77 - 2.65 (m, 2H), 2.55 - 2.43 (m, 2H), 2.43 - 2.27 (m, 2H), 1.87 - 1.61 (m, 2H), 1.21 (d, J=7.3 Hz, 3H), 0.77 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0694】
実施例577
【化237】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(577A):Tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(500mg,1.508mmol)、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)−2’−メチルビフェニル(14.13mg,0.045mmol)、およびPd(dba)(13.81mg,0.015mmol)を40ドラムバイアル内で合わせて、Nで排気と流入を3回繰り返した。これに、アセトニトリル(3mL)、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(0.388mL,1.809mmol)、およびプロパ−2−エン−1−オール(0.154mL,2.262mmol)を加えた。該バイアルをNで再度排気と流入を3回繰り返し、90℃で3時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、該溶媒を減圧中で留去した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0%−50% EtOAc/Hex;80gのカラム)。Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−オキソプロピル)フェニル)カルバメート(184mg)を黄色のガラス状物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 9.83 (s, 1H), 8.46 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.21 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 3.15 - 3.01 (m, 2H), 2.87 - 2.77 (m, 2H), 1.54 (s, 9H)
【0695】
(577B):Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−オキソプロピル)フェニル)カルバメート(113mg,0.366mmol)をTHF(2mL)中に入れ、1−メチルピペラジン(0.081mL,0.732mmol)および酢酸(0.042mL,0.732mmol)を加えた。反応液を10分間攪拌し、続いて三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(233mg,1.098mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。反応混合液を飽和NaHCOでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−10% MeOH/DCM;24gのカラム)。Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)カルバメート(120mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 393 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.44 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.21 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.17 (s, 1H), 2.83 - 2.75 (m, 2H), 2.47 (br. s., 8H), 2.41 - 2.33 (m, 2H), 2.30 (s, 3H), 1.80 (dt, J=14.9, 7.5 Hz, 2H), 1.55 (s, 9H)
【0696】
(577C):Tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)カルバメート(49mg,0.125mmol)をDCM(0.8mL)中に入れ、TFA(0.192mL,2.494mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで2回共沸させた。該物質を減圧下で終夜乾燥させた。3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)ベンゾニトリル,TFA(88mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 293 (M+1)
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.01 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.94 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.64 - 3.37 (m, 2H), 2.98 (br. s., 8H), 2.82 (s, 3H), 2.69 (t, J=7.8 Hz, 2H), 1.87 (dt, J=14.4, 7.3 Hz, 2H)
【0697】
(577D):3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)ベンゾニトリル,TFA(104mg)を、MeOH中に溶解させ、SCXカラムに通し、MeOHですすぎ、MeOH中の2N NHですすいで該物質を遊離させることによって遊離塩基に変換させた。2ドラムバイアル内のこのアニリン(38.8mg,0.132mmol)に、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(47mg,0.132mmol)、酢酸パラジウム(II)(8.92mg,0.040mmol)、DPPF(7.34mg,0.013mmol)、キサントホス(7.67mg,0.013mmol)、炭酸セシウム(86mg,0.265mmol)およびジオキサン(1ml)を加えた。該バイアルをNで排気と流入を3回繰り返し、続いて100℃で1時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−10% MeOH/DCM;24gのカラム)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(48mg)を黄色のガラス状物として得た。
MS (ESI+) m/z (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.90 (br. s., 1H), 7.93 (s, 1H), 7.52 (br. s., 1H), 7.23 - 7.14 (m, 3H), 6.84 (d, J=8.4 Hz, 2H), 5.69 (br. s., 2H), 3.78 (s, 3H), 2.95 - 2.86 (m, J=6.4 Hz, 1H), 2.82 (t, J=7.6 Hz, 2H), 2.47 (br. s., 8H), 2.42 - 2.36 (m, 2H), 2.29 (s, 3H), 1.82 (quin, J=7.5 Hz, 2H), 1.19 - 1.08 (m, 2H), 0.94 - 0.87 (m, 2H)
【0698】
実施例577:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(48mg,0.079mmol)をDCE(0.8mL)中に入れ、アニソール(0.043mL,0.393mmol)を加え、続いてTFA(0.242mL,3.14mmol)を加えた。該反応物を50℃で5時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)に載せ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をプレパラティブHPLCで精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(20.8mg)を得た。
MS (ESI+) m/z 491 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (br. s., 1H), 8.85 (s, 1H), 8.28 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.56 (d, J=1.2 Hz, 1H), 3.00 - 2.91 (m, J=3.7 Hz, 1H), 2.77 (t, J=7.6 Hz, 2H), 2.30 (t, J=6.7 Hz, 10H), 2.14 (s, 3H), 1.73 (quin, J=7.2 Hz, 2H), 0.77 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0699】
実施例578
【化238】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(578A):2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルは、実施例577Dに記載の手順を用いて、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルおよび3−アミノ−4−クロロ−5−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI+) m/z 599 (M)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.78 - 8.57 (m, 1H), 7.91 (d, J=10.3 Hz, 1H), 7.45 - 7.33 (m, 1H), 7.25 - 7.15 (m, 2H), 6.88 (t, J=7.9 Hz, 2H), 5.68 (s, 1H), 4.98 (s, 1H), 4.37 (q, J=6.9 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.75 (q, J=7.2 Hz, 1H), 2.83 (q, J=7.5 Hz, 2H), 2.63 - 2.35 (m, 10H), 2.31 (s, 3H), 1.83 (dq, J=14.4, 7.2 Hz, 2H), 1.41 - 1.20 (m, 3H)
【0700】
実施例578:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルは、実施例577に記載の手順を用いて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルから調製した。
MS (ESI+) m/z 479 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.18 (t, J=5.8 Hz, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.15 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.58 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.40 - 3.31 (m, 2H), 2.77 (t, J=7.6 Hz, 2H), 2.45 - 2.23 (m, J=7.0, 7.0 Hz, 10H), 2.16 (s, 3H), 1.82 - 1.65 (m, 2H), 1.17 (t, J=7.3 Hz, 3H)
【0701】
下記に記載の化合物は、実施例52について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表24
【表25】
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【0702】
実施例615
【化239】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(615A):三頸丸底フラスコはコンデンサーを搭載した。該フラスコに4−クロロ−3,5−ジニトロベンゾニトリル(4.5g,19.18mmol)および酢酸(60mL)を入れた。該溶液を110℃で加熱した。鉄(粉末)(2.5g,44.8mmol)をゆっくり加え(3回に分けて)、泡立ちが観察され、また、色が暗い赤色に変化した。該混合物を110℃で2時間激しく攪拌した。LCMSにより、所望のモノアミン化合物およびジアミン化合物が示された。続いて、これを室温に冷まし、DCMで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液をゆっくり加えて中和した。層を分離し、該水層をDCMでさらに抽出した。有機抽出物を合わせて、水、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−20% EtOAc,120g)、3−アミノ−4−クロロ−5−ニトロベンゾニトリル(1.8g)および3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾニトリル(1g)を明るい黄色の固形物と褐色の固形物としてそれぞれ得た。
MS (ESI+) m/z 167.9 (ジアミン化合物), 198.0 (モノアミン化合物)
モノアミン化合物: 1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.44 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.17 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.72 (br. s., 2H)
ジアミン化合物: 1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.44 (s, 2H), 4.20 (br. s., 4H)
【0703】
(615B):DMF(2mL)中の3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾニトリル(200mg,1.193mmol)の溶液に、ヒューニッヒ塩基(2.501mL,14.32mmol)、続いて2−ブロモエタノール(0.506mL,7.16mmol)を加えた。生じた溶液を100℃で10時間加熱した。LCMSにより、約30%の変換が示された。これをセライトのパッドに通して、EtOAcですすいだ。濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中の0−70% EtOAc,24g)、3−アミノ−4−クロロ−5−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)ベンゾニトリル(75mg)を橙色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 212.05
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.44 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.33 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.89 (t, J=5.3 Hz, 2H), 3.33 (q, J=5.3 Hz, 2H)
【0704】
(615C):ジオキサン(3mL)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(126mg,0.354mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)ベンゾニトリル(75mg,0.354mmol)、酢酸パラジウム(II)(21.08mg,0.094mmol)、キサントホス(20.50mg,0.035mmol)、DPPF(19.65mg,0.035mmol)および炭酸セシウム(300mg,0.921mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、60℃で1時間加熱した。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、EtOAcですすいで、濾液を濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中の0−70% EtOAc,24g)、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(65mg)を淡黄色の泡状物として得た。
MS (ESI+) m/z 530.06.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.92 (s, 2H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.84 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.58 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.88 (t, J=5.3 Hz, 2H), 3.92 (q, J=5.0 Hz, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.36 (q, J=5.5 Hz, 2H), 1.98 (t, J=5.1 Hz, 1H), 1.13 (d, J=4.4 Hz, 2H), 0.96 - 0.84 (m, 2H)
【0705】
実施例615:TFA(1ml)を、ジクロロエタン(1mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(60mg,0.113mmol)およびアニソール(0.049mL,0.453mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で2時間加熱した。LCMSにより、生成物および生成物のTFAエステル化合物の形成が示された。溶媒を蒸発させ、該粗製物を減圧下で10分間乾燥させた。該粗製物をヘキサンで洗浄し(3x1mL)、メタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和し、灰色の沈殿物が見られた。濃縮後、MeOHでトリチュレートし、濾過し、約40mgの粗生成物を得た。プレパラティブHPLCでさらに精製して、表題化合物(4.4mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 409.99
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.29 (br. s., 1H), 8.62 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.69 (d, J=1.2 Hz, 1H), 6.88 (d, J=1.2 Hz, 1H), 5.72 (t, J=5.8 Hz, 1H), 4.90 (t, J=5.5 Hz, 1H), 3.58 (q, J=5.5 Hz, 2H), 3.26 (q, J=5.5 Hz, 2H), 2.97 (br. s., 1H), 0.84 - 0.70 (m, 4H)
【0706】
実施例616
【化240】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(616A):DMF(3mL)中の3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾニトリル(220mg,1.313mmol)の溶液に、ヒューニッヒ塩基(2.75mL,15.75mmol)、続いて1−ブロモ−2−(2−メトキシエトキシ)エタン(1442mg,7.88mmol)を加えた。生じた溶液を100℃で16時間加熱した。LCMSにより、約30%の変換が示された。これをEtOAcおよび水で希釈した。層を分離し、該水層をEtOAcでさらに抽出した。有機抽出物を合わせて、水、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中の0−70% EtOAc,24g)、3−アミノ−4−クロロ−5−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミノ)ベンゾニトリル(100mg)を橙色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 270.0
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.28 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.11 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.16 - 4.11 (m, 1H), 3.57 - 3.50 (m, 2H), 3.49 - 3.43 (m, 2H), 3.41 - 3.34 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 3.15 (t, J=5.3 Hz, 2H)
【0707】
実施例616:表題化合物は、実施例化合物615を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、3−アミノ−4−クロロ−5−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミノ)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI+) m/z 468.05
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.31 (br. s., 1H), 8.64 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.68 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.93 (d, J=1.2 Hz, 1H), 5.75 (t, J=5.8 Hz, 1H), 3.60 (t, J=5.8 Hz, 2H), 3.55 (dd, J=5.5, 3.7 Hz, 2H), 3.48 - 3.42 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.01 - 2.91 (m, 1H), 0.82 - 0.73 (m, 4H) (1つのCH2は水のピーク下に埋もれる)
【0708】
実施例617
【化241】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3−ヒドロキシプロピル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物615を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、3−アミノ−4−クロロ−5−((3−ヒドロキシプロピル)アミノ)ベンゾニトリルから調製した。
MS (ESI+) m/z 424.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.29 (d, J=3.7 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 5.98 (t, J=5.5 Hz, 1H), 4.69 (t, J=4.3 Hz, 1H), 3.51 (q, J=5.5 Hz, 2H), 3.25 (q, J=6.1 Hz, 2H), 2.96 (d, J=4.3 Hz, 1H), 1.79 - 1.61 (m, 2H), 0.86 - 0.66 (m, 4H)
【0709】
実施例618
【化242】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(618A):0℃でDCM(10mL)中の3−アミノ−4−クロロ−5−ニトロベンゾニトリル(300mg,1.518mmol)の溶液に、TEA(0.317mL,2.278mmol)、続いて2−ブロモアセチルブロミド(0.145mL,1.670mmol)を滴下して加えた。反応混合液を0℃で3時間攪拌した。LCMSにより新しいピークが示された。続いて、これをDCMで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えた。層を分離し、該水層をDCMでさらに抽出した。有機抽出物を合わせて、水、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該粗製物を精製することなく次の工程で使用した。DCM(4mL)中の上記で得られた粗製2−ブロモ−N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)アセトアミド(500mg,1.570mmol)の溶液に、TEA(0.438mL,3.14mmol)を加え、続いてTHF(4mL)中の2−(メチルアミノ)エタノール(118mg,1.570mmol)をゆっくり加えた。室温で1時間攪拌し、LCMSにより完了が示された。濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(DCM中の0−5% MeOH,12g)により精製して、N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)アセトアミド(170mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 313.0
【0710】
(618B):THF(2mL)中のトリフェニルホスフィン(252mg,0.959mmol)の溶液に、DIAD(0.187mL,0.959mmol)を加えた。反応混合液を10分間攪拌した。続いて、THF(2mL)中のN−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)アセトアミド(120mg,0.384mmol)の溶液を滴下して加えた。次いで、反応混合液を室温で2時間攪拌した。LCMSにより、所望のピークが示されたが、反応は〜約80%の完了であった。これをEtOAcおよび水で希釈した。水層をEtOAcで抽出し、有機層を合わせて、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中の0−100% EtOAc,12g)、4−クロロ−3−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)−5−ニトロベンゾニトリル(40mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 295.0
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.12 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.80 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.65 (br. s., 2H), 3.45 - 3.21 (m, 2H), 3.01 - 2.75 (m, 2H), 2.45 (s, 3H)
【0711】
(618C):MeOH(4mL)中の4−クロロ−3−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)−5−ニトロベンゾニトリル(40mg,0.136mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(218mg,4.07mmol)および亜鉛(133mg,2.036mmol)を加えた(2回に分けた,最初の添加後、反応は完了しなかった)。室温で12時間攪拌した。LCMSにより完了が示された。続いて、5mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液、続いて10mLのEtOAcを加えた。該混合物をセライトのパッドに通して濾過し、濾過ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液から溶媒を蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,24g)、3−アミノ−4−クロロ−5−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(28mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 264.6
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.00 - 6.83 (m, 1H), 6.80 - 6.64 (m, 1H), 3.54 - 3.34 (m, 2H), 3.29 - 2.98 (m, 2H), 2.85 - 2.53 (m, 2H), 2.25 (s, 3H)
【0712】
(618D):ジオキサン(1.5mL)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40mg,0.113mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(28mg,0.106mmol)、酢酸パラジウム(II)(12mg,0.053mmol)、キサントホス(12mg,0.021mmol)、DPPF(12mg,0.022mmol)および炭酸セシウム(90mg,0.275mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で3時間加熱した。LCMSにより反応の完了が示された。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、EtOAcですすいで、濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製により(ヘキサン中の0−70% EtOAc,24g)、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(60mg)を淡い油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 583.2
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.94 (s, 1H), 7.24 - 7.11 (m, 4H), 6.84 (d, J=8.6 Hz, 2H), 5.30 (s, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.62 (t, J=5.4 Hz, 2H), 3.38 - 3.21 (m, 2H), 3.00 - 2.77 (m, 3H), 2.44 (s, 3H), 1.14 (br. s., 2H), 0.97 - 0.85 (m, 2H)
【0713】
実施例618:TFA(1mL)を、DCE(1mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(60mg,0.103mmol)およびアニソール(0.045mL,0.412mmol)(1滴)の溶液に加えた。反応混合液を60℃で2時間加熱した。LCMSにより反応の完了が示された。溶媒を蒸発させ、該粗製物を減圧下で10分間乾燥させた。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(DCM中の0−10% MeOH,24g)、35mgの不純生成物を得た。プレパラティブHPLCでさらに精製して、表題化合物(9.6mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 463.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 (d, J=3.7 Hz, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 3.62 (d, J=6.7 Hz, 1H), 3.52 - 3.42 (m, 1H), 3.20 - 3.09 (m, 2H), 2.97 (d, J=4.9 Hz, 1H), 2.79 (br. s., 1H), 2.74 (d, J=7.9 Hz, 1H), 2.31 (s, 3H), 0.78 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0714】
実施例619
【化243】
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N−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)アセトアミド
表題化合物は、実施例化合物618を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI+) m/z 481.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.20 (br. s., 1H), 9.38 (d, J=3.7 Hz, 1H), 9.09 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.23 - 8.17 (m, 1H), 4.63 (br. s., 1H), 3.63 - 3.50 (m, 2H), 3.29 (br. s., 2H), 2.98 - 2.91 (m, 1H), 2.62 (br. s., 2H), 2.40 (br. s., 3H), 0.86 - 0.71 (m, 4H)
【0715】
実施例620
【化244】
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N−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
表題化合物は、実施例化合物618を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI+) m/z 451.0
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.01 (br. s., 1H), 9.37 (br. s., 1H), 9.10 (s, 1H), 8.30 - 8.15 (m, 2H), 3.18 (br. s., 2H), 2.93 (d, J=4.9 Hz, 1H), 2.36 (s, 6H), 0.77 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0716】
実施例621
【化245】
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N−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2−モルホリノアセトアミド
表題化合物は、実施例化合物618を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI+) m/z 493.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.32 (s, 1H), 8.20 (d, J=10.4 Hz, 2H), 6.60 (br. s., 1H), 3.67 (br. s., 4H), 3.23 (s, 2H), 2.92 (br. s., 1H), 2.59 (br. s., 4H), 0.77 (br. s., 4H)
【0717】
実施例622
【化246】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(622A):0℃でDCM(12mL)中の3−アミノ−4−クロロ−5−ニトロベンゾニトリル(300mg,1.518mmol)の溶液に、TEA(0.635mL,4.56mmol)を加え、続いて2−ブロモアセチルブロミド(0.291mL,3.34mmol)を滴下して加えた。反応混合液を0℃で1時間攪拌した。LCMSにより新しいピークが示された。次いで、これをDCMで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えた。層を分離し、該水層をDCMでさらに抽出した。有機抽出物を合わせて、水、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−70% EtOAc,40g)、2−ブロモ−N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)アセトアミド(400mg)を淡黄色の固形物として得た。
DCM(6mL)中の上記で得られた2−ブロモ−N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)アセトアミド(400mg,1.256mmol)の溶液に、TEA(0.350mL,2.51mmol)を加え、続いてTHF(2mL)中の2−((2,4,6−トリメトキシベンジル)アミノ)エタノール(364mg,1.507mmol)の溶液をゆっくり加えた。室温で1時間攪拌し、LCMSにより完了が示された。濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中の0−70% EtOAc,24g)、N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)(2,4,6−トリメトキシベンジル)アミノ)アセトアミド(400mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 479.3
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.89 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.71 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.03 (s, 2H), 3.84 (d, J=3.5 Hz, 2H), 3.79 (s, 6H), 3.74 (s, 5H), 3.40 (s, 2H), 2.83 (t, J=5.4 Hz, 2H)
【0718】
(622B):THF(2mL)中のトリフェニルホスフィン(263mg,1.002mmol)の溶液に、DIAD(0.195mL,1.002mmol)を加えた。反応混合液を10分間攪拌した。続いて、THF(1.000mL)中のN−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)(2,4,6−トリメトキシベンジル)アミノ)アセトアミド(160mg,0.334mmol)の溶液を滴下して加えた。続いて反応混合液を室温で3時間攪拌した。LCMSにより所望のピークが示された。これをEtOAcおよび水で希釈した。水層をEtOAc抽出し、続いて有機層を合わせて、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中の0−100% EtOAc,12g)、4−クロロ−3−ニトロ−5−(2−オキソ−4−(2,4,6−トリメトキシベンジル)ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(30mg)を黄色の固形物として得た。TFA(1mL)を、DCM(1mL)中の4−クロロ−3−ニトロ−5−(2−オキソ−4−(2,4,6−トリメトキシベンジル)ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(30mg,0.065mmol)およびアニソール(0.028mL,0.260mmol)の上記で得られた溶液に加え、該反応混合物を室温で2時間攪拌した。LCMSにより完了が示された。溶媒を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,24g)、4−クロロ−3−ニトロ−5−(2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(20mg)を黄色の油状物として得た。
MeOH(4mL)中の4−クロロ−3−ニトロ−5−(2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(20mg,0.071mmol)の上記で得られた溶液に、塩化アンモニウム(114mg,2.138mmol)および亜鉛(69.9mg,1.069mmol)を加えた。室温で1時間攪拌した。LCMSにより完了が示された。次いで、5mLの飽和炭酸水素ナトリウム、続いて10mLのEtOAcを加えた。該混合物をセライトのパッドに通して濾過し、濾過ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液からの溶媒を合わせて、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、約15mgのジアミン化合物を得た。このアミン化合物をTHF(2.000mL)およびDCM(2.000mL)中に溶解させ、TEA(0.030mL,0.214mmol)、続いてBOCO(0.033mL,0.143mmol)を加えた。室温で2時間攪拌し、LCMSにより完了が示され、これを濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−オキソピペラジン−1−カルボキシレート(20mg)をオフホワイト色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 295.1 (カルバミン酸の質量)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.82 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.63 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.05 - 3.87 (m, 2H), 3.69 - 3.57 (m, 1H), 3.55 - 3.43 (m, 1H), 3.41 - 3.29 (m, 2H), 1.23 (s, 9H)
【0719】
(622C):ジオキサン(2mL)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(72.8mg,0.205mmol)、tert−ブチル 4−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−オキソピペラジン−1−カルボキシレート(60mg,0.171mmol)、酢酸パラジウム(II)(12mg,0.053mmol)、キサントホス(12mg,0.021mmol)、DPPF(12mg,0.022mmol)および炭酸セシウム(145mg,0.445mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で3時間加熱した。LCMSにより反応の完了が示された。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、EtOAc、DCMですすぎ、濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、tert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペラジン−1−カルボキシレート(85mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 669.6
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.95 (s, 1H), 7.22 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 3H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 2H), 4.40 - 4.21 (m, 2H), 4.01 - 3.86 (m, 1H), 3.84 - 3.74 (m, 4H), 3.64 (t, J=5.2 Hz, 2H), 2.05 (s, 2H), 1.63 (br. s., 1H), 1.52 (s, 9H), 1.22 - 1.09 (m, 2H), 0.96 - 0.88 (m, 2H)
【0720】
(622D):TFA(2mL)を、DCM(4mL)中のtert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペラジン−1−カルボキシレート(85mg,0.127mmol)の溶液に加え、該反応混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、該粗製物を減圧下で10分間乾燥させた。該粗製物をMeOH中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(50mg)を淡黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 569.4
【0721】
実施例622:密封した1ドラムバイアル内のエタノール(0.8mL)/THF(0.2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(18mg,0.032mmol)および2−(フルオロメチル)オキシラン(24.06mg,0.316mmol)の懸濁液を、90℃で5時間加熱した。LCMSにより完了が示された。室温にさまし、これを濃縮した。次に、これをジクロロエタン(1mL)中に溶解させ、続いて1滴のアニソール、次いで1mLのTFAを加えた。反応混合液を60℃で1時間攪拌した。LCMSにより完了が示され、次いでこれを冷まし、濃縮した。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物(6.1mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 525.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 (d, J=3.7 Hz, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 5.14 (d, J=4.9 Hz, 1H), 4.51 - 4.24 (m, 2H), 3.94 (br. s., 1H), 3.61 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.47 (d, J=4.9 Hz, 1H), 3.33 - 3.23 (m, 2H), 3.03 - 2.80 (m, 3H), 2.61 - 2.52 (m, 1H), 0.78 (br. s., 4H)
【0722】
実施例623
【化247】
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2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペラジン−1−イル)アセトアミド
DMF(0.5mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例628)(10mg,0.018mmol)の溶液に、2−ブロモアセトアミド(4.85mg,0.035mmol)、続いてKCO(29.1mg,0.211mmol)を加え、これを室温で1時間攪拌し、LCMSにより完了が示された。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、9mgのPMB保護生成物を得た。これを1mLのジクロロエタン中に溶解させ、1滴のアニソール、続いて0.5mLのTFAを加えた。該溶液を60℃で1時間加熱した。LCMSにより完了が示され、続いてこれを冷まし、濃縮した。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物を黄色の固形物(4.7mg)として得た。
MS (ESI+) m/z 506.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.37 (br. s., 1H), 9.10 (s, 1H), 8.47 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.70 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.40 (br. s., 1H), 7.19 (br. s., 1H), 3.72 - 3.56 (m, 2H), 3.39 - 3.25 (m, 2H), 3.16 - 3.04 (m, 2H), 2.96 (d, J=4.9 Hz, 2H), 2.88 (s, 1H), 0.86 - 0.67 (m, 4H)
【0723】
実施例624
【化248】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシプロピル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
密封した1ドラムバイアル内のエタノール(0.8mL)およびTHF(0.2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(16mg,0.028mmol)および2−メチルオキシラン(8.17mg,0.141mmol)の懸濁液を、80℃で6時間加熱した。LCMSにより完了が示された。濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、20mgのPMB保護生成物を得た。これを1mLのジクロロエタン中に溶解させ、続いて1滴のアニソール、続いて0.5mLのTFAを加えた。該溶液を60℃で1時間加熱した。LCMSにより完了が示され、続いてこれを冷まし、濃縮した。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物を黄色の固形物として得た(4.1mg)。
MS (ESI+) m/z 507.5
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.46 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.69 (d, J=1.2 Hz, 1H), 4.61 (d, J=3.7 Hz, 1H), 4.23 (br. s., 1H), 3.83 (br. s., 1H), 3.34 - 3.19 (m, 2H), 3.02 - 2.90 (m, 2H), 2.86 - 2.76 (m, 1H), 2.45 - 2.29 (m, 2H), 1.07 (d, J=6.1 Hz, 3H), 0.83 - 0.71 (m, 4H)
【0724】
実施例625
【化249】
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2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペラジン−1−イル)−N−メチルアセトアミド
DMF(0.5mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例628)(20mg,0.045mmol)の溶液に、室温で2−ブロモ−N−メチルアセトアミド(13.54mg,0.089mmol)、続いてKCO(73.9mg,0.535mmol)を加え、室温で1時間攪拌し、LCMSにより完了が示された。プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物を黄色の固形物として得た(5.9mg)。
MS (ESI+) m/z 520.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 (d, J=3.7 Hz, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.47 (d, J=1.2 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.87 (br. s., 1H), 7.69 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.66 (br. s., 1H), 3.49 (d, J=11.6 Hz, 1H), 3.34 - 3.26 (m, 2H), 3.21 - 3.08 (m, 2H), 2.97 (d, J=4.3 Hz, 2H), 2.89 (br. s., 1H), 2.64 (d, J=4.9 Hz, 3H), 0.78 (br. s., 4H)
【0725】
実施例626
【化250】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(626A):1,2−ジクロロエタン(16mL)中の(+/−)−1−ベンジル 3−メチル ピペラジン−1,3−ジカルボキシレート(500mg,1.797mmol)の溶液に、tert−ブチル (2−オキソエチル)カルバメート(343mg,2.156mmol)、酢酸(0.514mL,8.98mmol)を加えた。20分間攪拌し、三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(571mg,2.69mmol)を加えた。反応混合液をNで12時間攪拌した。LCMSにより所望の生成物が示された。該溶媒を減圧中で留去し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,24g)、100mgの中間体化合物を得た。これを2mLのDCM中に溶解させ、1mLのTFAを加えた。室温で1時間攪拌し、LCMSにより所望の脱保護された生成物が観察された。DCMおよびTFAを減圧下で除去し、続いてこれを2mLのMeCN中に溶解させ、この攪拌溶液に、2mLのMeOH中の2Mアンモニアを加えた。1時間攪拌し、LCMSにより環化した生成物が観察された。該溶媒を減圧中で留去し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,24g)、(+/−)−ベンジル 9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−カルボキシレート(80mg)を淡黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 290.1
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.44 - 7.29 (m, 5H), 6.14 (br. s., 1H), 5.24 - 5.07 (m, 2H), 4.63 (d, J=11.2 Hz, 1H), 4.13 (d, J=7.3 Hz, 1H), 3.57 (td, J=11.6, 4.7 Hz, 1H), 3.23 (dt, J=11.3, 3.5 Hz, 1H), 3.12 - 2.94 (m, 1H), 2.93 - 2.78 (m, 3H), 2.70 (dd, J=10.6, 2.9 Hz, 1H), 2.56 (td, J=11.9, 4.2 Hz, 1H), 2.28 (td, J=11.6, 3.3 Hz, 1H)
【0726】
(626B):0℃でTHF(5mL)中の(+/−)−ベンジル 9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−カルボキシレート(160mg,0.553mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(24.33mg,0.608mmol)を加えた。氷浴を取り外し、10分間攪拌し;泡立ちが見られたが、いくらかのNaH固形物がまだ残存した。続いてヨードメタン(0.038mL,0.608mmol)を加え、室温で10分間攪拌し、大半のNaH固形物が溶解した。さらに30分後、LCMSにより完了が示された。これを水でクエンチし、EtOAcで希釈した。層を分離し、該水層をEtOAcでさらに抽出した。有機抽出物を合わせて、水、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−5% MeOH,12g)、(+/−)−ベンジル 8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−カルボキシレート(120mg)を淡黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 304.13
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.42 - 7.28 (m, 5H), 5.21 - 5.07 (m, 2H), 4.68 (d, J=9.9 Hz, 1H), 4.20 - 4.01 (m, 1H), 3.56 (td, J=11.8, 5.0 Hz, 1H), 3.12 (dd, J=11.6, 3.9 Hz, 1H), 3.03 - 2.87 (m, 5H), 2.86 - 2.74 (m, 2H), 2.69 - 2.51 (m, 2H), 2.23 (td, J=11.6, 3.3 Hz, 1H)
【0727】
(626C):窒素下でメタノール(2mL)中の(+/−)−ベンジル 8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−カルボキシレート(120mg,0.396mmol)の溶液に、10% Pd/C(126mg,0.119mmol)を加えた。真空と窒素で3回パージし、真空と水素(バルーン)で3回パージした。水素バルーン下で2時間攪拌した。LCMSにより完了が示された。セライトのパッドに通して濾過し、濃縮した。該粗製物(100mg)を黄色の油状物として後の工程にそのまま使用した。
MS (ESI+) m/z 170.14
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 3.80 (dd, J=12.5, 2.0 Hz, 1H), 3.51 (td, J=11.8, 5.1 Hz, 1H), 3.33 (d, J=12.5 Hz, 1H), 3.17 - 3.07 (m, 2H), 2.99 (td, J=12.3, 3.4 Hz, 1H), 2.93 - 2.84 (m, 5H), 2.79 (dd, J=12.4, 11.3 Hz, 1H), 2.72 - 2.59 (m, 2
【0728】
(626D):ジオキサン(2.5mL)中の粗製(+/−)−tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(78mg,0.236mmol)、2−メチルオクタヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−1−オン(40mg,0.236mmol)、Pddba(21.65mg,0.024mmol)、BINAP(44.2mg,0.071mmol)およびCsCO(231mg,0.709mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、105℃で8時間加熱した。LCMSにより反応の完了が示された。反応混合液をセライトのプラグに通して濾過し、該濾液を濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−5% MeOH,12g)、(+/−)−tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)フェニル)カルバメート(60mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI+) m/z 420.05
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.30 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 7.00 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.86 (dt, J=11.5, 2.6 Hz, 1H), 3.59 (td, J=11.8, 5.2 Hz, 1H), 3.28 - 3.10 (m, 2H), 3.03 - 2.90 (m, 6H), 2.89 - 2.82 (m, 1H), 2.73 - 2.61 (m, 2H), 2.56 (td, J=10.8, 3.0 Hz, 1H), 1.53 (s, 9H)
【0729】
実施例626:DCM(1.5mL)中のラセミ体tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)フェニル)カルバメート(60mg,0.143mmol)の溶液に、1mLのTFAを加えた。1時間攪拌し、LCMSにより完了が示された。これを濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−5% MeOH,12g)、ラセミ体3−アミノ−4−クロロ−5−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ベンゾニトリル(35mg,0.109mmol,収率77%)を黄色の固形物として得た。ジオキサン(1.5mL)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38.8mg,0.109mmol)、上記で得られた3−アミノ−4−クロロ−5−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ベンゾニトリル(35mg,0.109mmol)、酢酸パラジウム(II)(6.51mg,0.029mmol)、キサントホス(6.33mg,10.94μmol)、DPPF(6.07mg,10.94μmol)および炭酸セシウム(93mg,0.285mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、60℃で2時間加熱した。LCMSにより、反応がわずか〜50%のみの完了であることが示された。反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、EtOAcですすぎ、濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中の0−70% EtOAc,24g)、40mg(約80%の純度)を得た。これをさらに精製することなく後の工程で使用した。TFA(1mL)を、ジクロロエタン(1mL)中の上記で得られた2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40mg,0.063mmol)およびアニソール(0.027mL,0.251mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で1時間加熱した。LCMSにより反応の完了が示された。溶媒を蒸発させ、該粗製物を減圧下で10分間乾燥させた。該粗製物をアセトニトリル中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物(14.3mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI+) m/z 518.6
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (br. s., 1H), 8.90 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 3.73 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.51 - 3.42 (m, 2H), 3.25 - 3.13 (m, 2H), 3.04 - 2.87 (m, 4H), 2.82 (s, 3H), 2.62 - 2.53 (m, 2H), 2.40 (t, J=10.4 Hz, 1H), 0.84 - 0.70 (m, 4H)
【0730】
実施例627
【化251】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソ−1,3−オキサジナン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
ジクロロエタン(1mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3−ヒドロキシプロピル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(15mg,0.028mmol)の溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.048mL,0.276mmol)、続いてトリホスゲン(40.9mg,0.138mmol)を加えた。室温で1時間攪拌し、LCMSにより所望のピークが示された。濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、15mgのPMB保護生成物を得た。これを1mLのジクロロエタン中に溶解させ、1滴のアニソール、続いて0.5mLのTFAを加えた。該溶液を60℃で1時間加熱した。LCMSにより完了が示され、続いてこれを冷まし、濃縮した。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物を黄色の固形物として得た(4.2mg)。
MS (ESI+) m/z 450.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (br. s., 1H), 9.13 (br. s., 1H), 8.44 (br. s., 1H), 7.81 (br. s., 1H), 4.39 (br. s., 2H), 2.97 (br. s., 1H), 2.14 (br. s., 2H), 0.78 (br. s., 6H)
【0731】
実施例628
【化252】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
TFA(1mL)を、DCE(1mL)中のtert−ブチル 4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペラジン−1−カルボキシレート(10mg,0.015mmol)およびアニソール(6.53μl,0.060mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で30分間加熱した。LCMSにより完了が示され、これを冷まし、濃縮した。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物を黄色の固形物として得た(3.8mg)。
MS (ESI+) m/z 449.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (d, J=4.3 Hz, 1H), 9.10 (s, 1H), 8.46 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.67 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.58 (d, J=6.1 Hz, 2H), 3.19 - 3.03 (m, 2H), 2.97 (d, J=4.3 Hz, 1H), 0.83 - 0.72 (m, 4H) (2つのプロトンは水のピーク下に埋もれた)
【0732】
実施例629
【化253】
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2−((3−シアノ−5−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物618の調製時の副生成物として得た。
MS (ESI+) m/z 429.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.96 (s, 1H), 9.38 (d, J=4.0 Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 3.69 (t, J=5.2 Hz, 2H), 3.48 - 3.41 (m, 1H), 3.07 (br. s., 1H), 2.77 - 2.67 (m, 3H), 2.28 (s, 3H), 0.90 - 0.74 (m, 4H)
【0733】
実施例630
【化254】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物615を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI+) m/z 398.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.15 (t, J=5.5 Hz, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.55 (d, J=1.2 Hz, 1H), 6.90 (d, J=1.2 Hz, 1H), 5.72 (t, J=5.5 Hz, 1H), 4.89 (t, J=5.5 Hz, 1H), 3.58 (q, J=5.5 Hz, 2H), 3.50 - 3.45 (m, 2H), 3.26 (q, J=5.7 Hz, 2H), 1.18 (t, J=7.3 Hz, 3H)
【0734】
実施例631
【化255】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(4−メトキシベンジル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物618を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI+) m/z 569.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (d, J=3.7 Hz, 1H), 9.13 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.28 (d, J=8.5 Hz, 2H), 6.93 (d, J=8.5 Hz, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.59 (br. s., 3H), 3.44 (br. s., 1H), 3.17 (d, J=6.1 Hz, 2H), 3.02 - 2.91 (m, 1H), 2.84 (br. s., 1H), 2.73 (s, 1H), 0.78 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0735】
実施例632
【化256】
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11−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−6−オキソ−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[e][1,4,7]オキサジアゾニン−9−カルボニトリル
(632A):DCM(2mL)中の2−ブロモ−N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)アセトアミド(30mg,0.094mmol)の溶液に、THF(2mL)中の2−アミノエタノール(5.75mg,0.094mmol)の溶液を加え、続いて炭酸セシウム(30.7mg,0.094mmol)を加えた。室温で1.5時間攪拌し、LCMSにより完了が示された。濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中の0−100% EtOAc,12g)、N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)アセトアミドを黄色の固形物として得た(15mg)。
MS (ESI+) m/z 263.0
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.76 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.15 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.72 (t, J=5.1 Hz, 2H), 3.24 (t, J=5.1 Hz, 2H)
【0736】
実施例632:表題化合物は、実施例化合物618を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、N−(2−クロロ−5−シアノ−3−ニトロフェニル)−2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)アセトアミドから調製した。
MS (ESI+) m/z 431.2
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 10.70 (s, 1H), 9.32 (d, J=3.7 Hz, 1H), 9.16 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 6.88 (d, J=1.2 Hz, 1H), 3.68 (s, 2H), 3.57 (d, J=4.9 Hz, 2H), 3.12 (d, J=3.7 Hz, 1H), 2.95 (t, J=4.3 Hz, 2H), 0.89 - 0.70 (m, 4H)
【0737】
実施例633
【化257】
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2−((3−(4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物622を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI+) m/z 546.1
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 (br. s., 1H), 9.12 (br. s., 1H), 8.46 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 4.15 (q, J=7.5 Hz, 1H), 4.04 (d, J=4.3 Hz, 1H), 3.93 - 3.84 (m, 1H), 3.73 (dd, J=10.1, 4.6 Hz, 1H), 3.68 - 3.58 (m, 1H), 3.50 (dd, J=11.3, 5.2 Hz, 1H), 3.36 - 3.29 (m, 2H), 3.21 (s, 1H), 3.16 (d, J=4.3 Hz, 1H), 3.02 - 2.93 (m, 1H), 2.86 - 2.76 (m, 1H), 1.77 (s, 3H), 0.88 - 0.72 (m, 4H)
【0738】
実施例634
【化258】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
DMF(0.5mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(10mg,0.018mmol)の溶液に、炭酸セシウム(25mg,0.077mmol)、続いて(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(8mg,0.033mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。LCMSにより所望の生成物が示された。これをセライトのパッドに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該粗製物をDCE(1mL)中に溶解させ、アニソール(7.68μl,0.070mmol)(1滴)、続いてTFA(0.5mL,6.49mmol)を加えた。生じた反応混合物を60℃で1時間加熱した。LCMSにより完了が示され、これを冷まし、濃縮した。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物を黄色の固形物として得た(3.4mg)。
HPLC Rt=0.61分
MS (ESI+) m/z 493.4
【0739】
実施例635
【化259】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチル−2−オキソ−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物618を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
MS (ESI+) m/z 477.3
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.37 (br. s., 1H), 9.06 (br. s., 1H), 8.40 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.61 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.74 (br. s., 1H), 3.67 - 3.53 (m, 2H), 3.16 (d, J=5.5 Hz, 1H), 2.97 (br. s., 1H), 2.89 (d, J=7.9 Hz, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.97 (br. s., 1H), 1.84 (br. s., 1H), 0.86 - 0.69 (m, 4H) MS (ESI+) m/z
【0740】
実施例636
【化260】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−エチル−2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
DCM(2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−オキソピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(17mg,0.030mmol)の溶液に、アセトアルデヒド(13.16mg,0.299mmol)および酢酸(3.42μl,0.060mmol)を加えた。15分間攪拌し、三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(12.66mg,0.060mmol)を加えた。室温で2時間攪拌し、LCMSにより完了が示された。濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(DCM中の0−10% MeOH,12g)、20mgのPMB保護生成物を得た。これを1mLのDCE中に溶解させ、次いで1滴のアニソール、続いて0.5mLのTFAを加えた。該溶液を60℃で2.5時間加熱した。LCMSにより完了が示され、次いでこれを冷まし、濃縮した。該粗製物をメタノール中に溶解させ、メタノール中の7N アンモニアで中和した。10分間攪拌し、これを濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、表題化合物を黄色の固形物として得た(10mg)。
HPLC Rt=0.66分
MS (ESI+) m/z 477.4
【0741】
実施例637
【化261】
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2−((3−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−2−フルオロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(637A)−表題化合物は、実施例化合物318について使用した合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.860分
MS (ESI) m/z 473.30 (M+1)
【0742】
実施例637.表題化合物は、実施例化合物319について用いた合成手順と同様の手順で、実施例化合物318から調製した。
HPLC Rt,2.971分
MS (ESI) m/z 515.33 (M+1)
【0743】
実施例638
【化262】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物319について使用した合成手順と同様の手順で、実施例化合物318から調製した。
HPLC Rt,3.236分
MS (ESI) m/z 585.31 (M+1)
【0744】
実施例639
【化263】
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(+/−)−2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−イル)プロパンアミド
DMF(1.2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例208)(20mg,0.046mmol)、2−ブロモプロピオンアミド(8.41mg,0.055mmol)、ヨウ化ナトリウム(8.29mg,0.055mmol)およびEtN(0.025mL,0.138mmol)の混合物を、室温で2日間攪拌した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19xmm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる20−60% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発で乾燥させて、(+/−)−2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−イル)プロパンアミドを得た(4.8mg)。
HPLC Rt,3.138分
MS (ESI) m/z 505.28 (M+1)
【0745】
実施例640
【化264】
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(+/−)−2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド
表題化合物は、実施例化合物639について使用した合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,3.20分
MS (ESI) m/z 493.40 (M+1)
【0746】
実施例641
【化265】
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2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)−2−メチルプロパンアミド
CHCN(1.2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例208D)(25mg,0.045mmol)、2−ブロモ−2−メチルプロパンアミド(37.5mg,0.226mmol)、ヨウ化ナトリウム(33.8mg,0.226mmol)およびCsCO(58.8mg,0.180mmol)の混合物を、マイクロ波照射を用いて120℃で2時間加熱した。反応混合液をDCMで希釈し、濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を濃縮した。残渣をDCE(1mL)中に溶解させた。これに、TFA(0.5ml)、アニソール(0.1mL,0.918mmol)を加え、50℃で3時間加熱した。溶媒を除去した。残渣をPhenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、大量(3CV)のメタノール/DCM(1:1)中のアンモニア2N溶液の混合物で溶出した。溶媒を留去し、23mgの物質が残り、これを下記の条件でプレパラティブLCMSによりさらに精製した:カラム:XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分にわたる50−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)−2−メチルプロパンアミドを得た(3.6mg)。
HPLC Rt,3.185分
MS (ESI) m/z 519.16 (M+1)
【0747】
実施例642
【化266】
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2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルアセトアミド
マイクロ波バイアル内のDMF(1.2mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル、実施例208D(12163−US−psp中)(25mg,0.045mmol)、2−クロロ−n−メチルアセトアミド(97mg,0.090mmol)、ヨウ化ナトリウム(13.53mg,0.090mmol)およびEtN(0.024mL,0.135mmol)の混合物を、マイクロ波リアクター内にて100℃で2時間加熱した。反応混合液をEtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、続いてシリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜2% MeOHを含有)で溶出)により、PMB保護生成物を得て、DCM(0.7ml)中に溶解させ、TFA(0.7ml)およびアニソール(0.025mL,0.226mmol)を加えた。生じた混合物を50℃で3時間加熱した。溶媒を留去し、残渣をMeOH/DCM中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を大量(5CV)のメタノールおよびDCM(1:1)中のアンモニア2N溶液の混合物で溶出した。溶媒を留去して、2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルアセトアミドを得た(15.6mg)。
PLC 室温T,3.086分
MS (ESI) m/z 505.30 (M+1)
【0748】
実施例643
【化267】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(643A):メチル 2−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)−2−メチルプロパノエートは、実施例化合物640について使用した合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,3.800分
MS (ESI) m/z 654.92 (M+1)
【0749】
実施例643:窒素下にてTHF(1ml)中の実施例化合物7(A)(26mg,0.040mmol)の溶液に、水素化ホウ素リチウム(THF中で2M,160μL,0.318mmol)を滴下して加えた。室温で0.5時間攪拌し、該混合物を60℃で2時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、EtOAcと飽和NHCl溶液との間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、該粗製PMB保護生成物をDCM(1mL)中に溶解させ、アニソール(87μL,0.795mmol)およびTFA(0.5mL)を加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を除去した。該粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる40−80% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(2.4mg)を得た。
HPLC Rt,3.176分
MS (ESI) m/z 506.67 (M+1)
【0750】
実施例644
【化268】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−オキソシクロブチル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
THF(1ml)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例208)(20mg,0.046mmol)の攪拌懸濁液に、窒素下にて0℃でMeOH(0.4ml)中の1,2−ビス((トリメチルシリル)オキシ)シクロブタ−1−エン(12.75mg,0.055mmol)の溶液を滴下して加えた。反応混合液を室温に温め、5日間攪拌させた(清澄な溶液に変換)。溶媒を除去した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:18分にわたる30−70% B、続いて100% Bで7分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−オキソシクロブチル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た(6.6mg).
HPLC Rt,3.230分
MS (ESI) m/z 502.66 (M+1)
【0751】
実施例645および646
【化269】
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シスおよびトランス 2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(2−ヒドロキシシクロブチル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
MeOH(0.5ml)中の1,2−ビス((トリメチルシリル)オキシ)シクロブタ−1−エン(16.64mg,0.072mmol)の攪拌溶液に、窒素下にて0℃でTHF(0.6ml)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(208D)(20mg,0.036mmol)の溶液を滴下して加えた。反応混合液を0℃〜室温で終夜攪拌した。反応混合液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(4.10mg,0.108mmol)を加えた。0℃で30分間攪拌し、冷却槽を取り外し、室温で0.5時間攪拌した。反応混合液を再度0℃に冷却し、これに飽和炭酸水素ナトリウム溶液(1ml)を加え、2分間攪拌した。続いて、該反応混合物をEtOAcと水との間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、粗製PMB保護生成物をDCM(1ml)中に溶解させ、アニソール(0.1mL,0.918mmol)、およびTFA(0.5ml)を加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を除去し、続いて下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19x200mm、5μm粒子;移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる40−100% B、続いて100% Bで10分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2種類の異性体、2.2mgの異性体1および3.9mgの異性体2(実施例645および646)を得た。異性体の相対立体化学を定義しなかった。
実施例645:
HPLC Rt,2.20分
MS (ESI) m/z 504.71 (M+1)
実施例646:
HPLC Rt,2.15分
MS (ESI) m/z 504.71 (M+1)
【0752】
実施例647
【化270】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(647A):窒素下にて0℃でTHF(0.5ml)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(100mg,0.221mmol)の溶液に、イソプロピルマグネシウムリチウムクロリド(THF中で1.3M)(0.187mL,0.244mmol)を滴下して加えた。0℃で30分間攪拌し、冷却槽を取り外し、室温で30分間攪拌した。LCMSにより、Br/Mg交換が完了したことが示された(M+23=395と実測)。反応混合液を−14℃に冷却し(NaCl−氷浴)、これにTHF(0.5mL)中のtert−ブチル 3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(41.7mg,0.244mmol)の溶液を滴下して加え、冷却槽で1時間攪拌させ、この間に温度を−4℃に上昇した。該反応物を飽和NHCl溶液(1ml)でクエンチした。EtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去した。粗製BocおよびPMB保護生成物をCHCl(0.8mL)中に溶解させ、アニソール(0.025mL)およびTFA(0.4ml)を加えた。生じた混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒を除去した。残渣をMeOH中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニア2N溶液で溶出した。溶媒を留去して、3−アミノ−4−クロロ−5−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)ベンゾニトリル(38.6mg)が淡黄色の固形物として残り、そのまま次の工程に使用した。
HPLC Rt,0.388分
MS (ESI) m/z 224.07 (M+1)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.04 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.87 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.19 (d,J=10.2 Hz, 2H), 3.84 (d, J=10.7 Hz, 2H).
【0753】
(647B):DCM(2.5mL)中の3−アミノ−4−クロロ−5−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)ベンゾニトリル(38.6mg,0.116mmol)の懸濁液に、EtN(0.023mL,0.165mmol)、続いて炭酸−ジ−tert−ブチル(37.9mg,0.173mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。溶媒を留去し、粗生成物を得て、それをそのまま次の工程に使用した。
HPLC Rt,3.288分
MS (ESI) m/z 346.43 (M+23を実測、イオン化せず)
【0754】
(647C):マイクロ波バイアル内のジオキサン(1mL)中のtert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(実施例647B)(37.4mg,0.116mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(49.2mg,0.139mmol)、DPPF(6.40mg,0.012mmol)、CsCO(75mg,0.231mmol)、キサントホス(6.68mg,0.012mmol)、および酢酸パラジウム(II)(7.78mg,0.035mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、該混合物を油浴で100℃に3時間加熱した。反応混合液をEtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、該粗物質を円形シリカゲルクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン(10〜40% EtOAcを含有で溶出)、40.5mgのtert−ブチル 3−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレートを得た。
HPLC Rt,4.545分
MS (ESI) m/z 642.93 (M+1).
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.03 (br. s., 1H), 7.92 (s, 1H), 7.54 (d, J=9.9 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.20 (d, J=8.1 Hz, 2H), 6.85 (d, J=8.2 Hz, 2H), 5.71 (br. s., 1H), 5.02 (br. s., 1H), 4.48 (d, J=9.8 Hz, 2H), 4.25 (d, J=9.8 Hz, 2H), 3.78 (s, 3H), 2.99 - 2.85 (m, 1H), 1.46 (s, 9H), 1.14 (m, 2H), 0.96 - 0.91 (m, 2H
【0755】
(647D):上記物質(実施例647C)をDCM(5mL)中に溶解させ、TFA(2.5ml)を加えた。生じた混合物を室温で30分間攪拌した。溶媒を留去した。残渣をDCM/MeOH中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、大量のメタノールおよびDCM(1:1)中のアンモニアの2N溶液の混合物で溶出した。該溶媒を留去して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(14.4mg)が固形物として残った。
HPLC Rt,3.513分
MS (ESI) m/z 542.72 (M+1).
【0756】
実施例647:メタノール(0.5ml)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例647D)(14.4mg,0.027mmol)の懸濁液に、オルトギ酸トリメチル(0.2ml,1.809mmol)、1−メチルピペリジン−4−オン(30.1mg,0.266mmol)および酢酸(6.08μl,0.106mmol)を加えた。該混合物を室温で40分間攪拌した。続いて、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(THF中で1M,0.22mL,0.213mmol)を加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌させた。反応混合液をEtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、続いて円形シリカゲル クロマトグラフィー(DCM(0〜2% MeOHを含有)で溶出)により、PMB保護生成物を得て、これをDCM(3ml)中に溶解させ、アニソール(0.015mL,0.133mmol)およびTFA(1.5ml)を加えた。該混合物を室温で終夜攪拌させた。溶媒を除去した。該粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19xmm、5μm粒子;移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分にわたる20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(5.8mg)を固形物として得た。
MS (ESI) m/z 519.72 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (br. s., 1H), 9.01 (br. s., 1H), 8.41 (br. s., 1H), 8.22 (s, 1H), 7.62 (br. s., 1H), 3.72-3.70 (m, 2H), 3.35-3.33 (m, 2H), 3.09- 3.07 (m, 1H), 2.97 -2.95 (m, 2H), 2.90 (s, 1H), 2.74 - 2.67 (m , 5H), 1.92-1.89 (m., 3H), 1.66 -1.63(m., 2H), 0.80-0.77 (m, 4H)
【0757】
実施例648
【化271】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシ−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.905分
MS (ESI) m/z 506.69 (M+1).
【0758】
実施例649
【化272】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,3.000分
MS (ESI) m/z 464.57 (M+1).
【0759】
実施例650
【化273】
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2−((3−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.901分
MS (ESI) m/z 547.77 (M+1).
【0760】
実施例651
【化274】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシピロリジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.931分
MS (ESI) m/z 436.30 (M+1).
【0761】
実施例652
【化275】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシ−1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.815分
MS (ESI) m/z 492.22 (M+1).
【0762】
実施例653
【化276】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,3.678分
MS (ESI) m/z 423.48 (M+1).
【0763】
実施例654
【化277】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.908分
MS (ESI) m/z 464.65 (M+1).
【0764】
実施例655
【化278】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.871分
MS (ESI) m/z 520.72 (M+1).
【0765】
実施例656
【化279】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,2.995分
MS (ESI) m/z 492.67 (M+1).
【0766】
実施例657
【化280】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシ(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物647について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,3.680分
MS (ESI) m/z 451.52 (M+1).
【0767】
実施例658
【化281】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロ−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(658A):0℃でTHF(2.5ml)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)(4−メトキシベンジル)カルバメート(中間体(500mg,1.107mmol))の溶液に、窒素下でイソプロピルマグネシウムリチウムクロリド(THF中で1.3M)(0.937mL,1.218mmol)を滴下して加えた。0℃で30分間攪拌し、冷却槽を取り外し、室温で30分間攪拌した。反応混合液を−14℃(NaCl−氷浴)に冷却し、これにTHF(2mL)中のtert−ブチル 3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(208mg,1.218mmol)の溶液を滴下して加え、冷却槽内で2時間攪拌させ、この間に温度は−4℃まで上昇した。該反応物を飽和NHCl溶液(5ml)でクエンチし、EtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を除去した。該粗製残渣をISCO(12g)のカラムクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン(0〜40% EtOAcを含有)で溶出)、tert−ブチル 3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(408mg)を得た。
HPLC Rt,4.321分
MS: (ESI) m/z 566.71 (M+23)
【0768】
(658B):窒素にて−78℃で乾燥CHCl(12mL)中のtert−ブチル 3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(408mg,0.75mmol)の溶液に、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(153μL,0.90mmol)を加えた。該混合物を4時間かけて0℃に温め、−5℃で1M NaOHを加えてクエンチした。反応混合液をEtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去した。残渣を、ISCOカラム(12g)のクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン(0〜40% EtOAcを含有)で溶出)、tert−ブチル 3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(321mg)を得た。
HPLC Rt,4.670分
MS: (ESI) m/z 568.77 (M+23, イオン化せず)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.60 (br. s., 1H), 7.18 (br. s., 1H), 7.10 (d, J=8.2 Hz, 2H), 6.83 (d, J=7.6 Hz, 2H), 5.10 (d, J=14.5 Hz, 1H), 4.64 - 4.36 (m, 4H), 4.25 (d, J=14.5 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 1.61 - 1.31 (m, 18H).
19F NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ139.28
【0769】
(658C):3−アミノ−4−クロロ−5−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)ベンゾニトリル
DCM(15ml)中のtert−ブチル 3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(実施例658B)(321mg)の溶液に、アニソール(0.5mL,4.52mmol)、続いてTFA(7ml)を加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を除去した。残渣をMeOH中に入れ、Phenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中のアンモニア2N溶液で溶出した。溶媒を留去し、3−アミノ−4−クロロ−5−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)ベンゾニトリル(127mg)が固形物として残存した。
HPLC Rt,1.573分
MS: (ESI) m/z 226.20 (M+1).
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 7.13 (t, J=1.8 Hz, 1H), 6.99 - 6.91 (m, 1H), 4.34 - 4.20 (m, 2H), 4.15 - 4.02 (m, 2H)
19F NMR (500MHz, メタノール-d4) δ142.132
【0770】
(658D)tert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート
DCM(10mL)中の3−アミノ−4−クロロ−5−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)ベンゾニトリル(127mg,0.563mmol)の懸濁液に、EtN(0.118mL,0.844mmol)、続いて炭酸−ジ−tert−ブチル(135mg,0.619mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。溶媒を留去し、残渣をISCOカラム(4g)クロマトグラフィーで精製して(ヘキサン(0〜40% EtOAcを含有)で溶出)、tert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(163mg,0.500mmol,収率89%)を白色の固形物として得た。
HPLC Rt,3.968分
MS: (ESI) m/z 348.37 (M+23 実測).
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.10 (t, J=1.5 Hz, 1H), 7.01 (t, J=1.8 Hz, 1H), 4.59 - 4.49 (m, 2H), 4.46 - 4.35 (m, 2H), 1.46 (s, 9H)
19F NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ138.73
【0771】
(658E):2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
マイクロ波バイアル内のジオキサン(4.5mL)中のtert−ブチル 3−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(21−D)、(163mg,0.500mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(186mg,0.525mmol)、DPPF(27.7mg,0.050mmol)、CsCO(326mg,1.001mmol)、キサントホス(29.0mg,0.050mmol)、および酢酸パラジウム(II)(33.7mg,0.150mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、油浴内にて100℃で5時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、EtOAcで希釈し、セライトに通して濾過して、不溶性物質を取り除いた。濾液を水および食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を留去し、該生成物をISCOカラム(4g)クロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン(0〜35% EtOAcを含有)で溶出)、167mgのBoc−PMB−保護生成物を得て、これをDCM(6ml)中に溶解させ、TFA(3ml)を加え、室温で30分間攪拌させた。溶媒を留去した。該粗製物をPhenomenex Strata−X−C 33umカチオン混合型ポリマーのカートリッジにかけた。これをメタノールで洗浄し、生成物を、メタノールおよびDCM(1:1)中のアンモニア2N溶液の混合物で溶出した。溶媒を留去して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(143mg)が固形物として残存し、これをそのまま次の工程で使用した。
HPLC Rt,3.880分
MS (ESI) m/z 544.78 (M+1).
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.14 (br. s., 1H), 8.02 - 7.89 (m, 1H), 7.33 (t J=1.8 Hz, 1H), 7.20 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.86 (d, J=8.4 Hz, 2H), 5.71 (br. s., 1H), 5.01 (br. s., 1H), 4.43- 4.08 (m, 4H), 3.79 (s, 3H), 3.01 - 2.76 (m, 1H), 1.23 - 1.03 (m, 2H), 0.98 - 0.80 (m, 2H)
19F NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ135.83
【0772】
実施例658:メタノール(0.5ml)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例658E)(25mg,0.046mmol)の溶液に、オルトギ酸トリメチル(0.2ml,1.809mmol)、1−メチルピペリジン−4−オン(52.0mg,0.460mmol)および酢酸(10.52μl,0.184mmol)を加えた。該混合物を室温で40分間攪拌した。続いて、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(THF中で1M,0.22mL,0.368mmol)を加え、室温で終夜攪拌させた。反応混合液をEtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を留去し、残渣をISCOカラムクロマトグラフィーで精製して(DCM(0〜2% MeOHを含有)で溶出)、BocおよびPMB保護生成物を得て、これをDCM(3ml)中に溶解させ、アニソール(0.025mL,0.230mmol)およびTFA(1.5ml)を加えた。該混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を留去し、続いて下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19x200mm,5μm粒子。移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる45−85% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロ−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(14.6mg)を得た。
HPLC Rt,2.970分
MS (ESI) m/z 521.77 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (br. s., 1H), 9.14 (br. s., 1H), 8.49 (s, 1H), 8.22 (s, 1H),7.84 (s, 1H), 3.95 - 3.73 (m, 4H), 3.21-3.18(m, 2H), 3.01 - 2.85 (m, 3H), 2.67 (s, 3H), 1.86 -1.92(m, 2H), 1.56-1.53 (m, 2H), 0.79-0.76 (m, 4H).
【0773】
実施例659
【化282】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、(実施例658E)をDCM中でTFAおよびアニソールで処理し、続いてprep HPLCで精製することによって調製した。
HPLC Rt,3.303分
MS (ESI) m/z 424.51 (M+1).
【0774】
実施例660
【化283】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−フルオロオキセタン−3−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物658について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,4.010分
MS (ESI) m/z 424.49 (M+1).
【0775】
実施例661
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物658について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,3.243分
MS (ESI) m/z 466.64 (M+1).
【0776】
実施例662
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(フルオロ(ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物658について用いた合成手順と同様の手順で調製した。HPLC Rt,3.453分
MS (ESI) m/z 466.59 (M+1).
【0777】
実施例663
【化286】
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2−((3−((1−アセチルピペリジン−4−イル)フルオロメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物658について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
HPLC Rt,4.145分
MS (ESI) m/z 508.4 (M+1).
【0778】
実施例637〜663は、分析について下記のHPLC条件を使用した:
開始%B=0
最終%B=100
グラジエント時間=4分
流速=0.8ml/分
波長=220nm
溶媒ペア=メタノール:水:0.1% TFA
溶媒A=5% 水:95% メタノール:0.1% TFA
溶媒B=95% 水:5% メタノール:0.1% TFA
カラム=PHENOMENEX−LUNA 2.0x50mm 3um
オーブン温度=40
【0779】
下記の表の化合物は、実施例463と同様に調製した。出発物質アミン化合物がHCl塩である場合、同等量のTEAを加えた。アミノ基のうちの1つがBoc誘導体として保護されたジアミン化合物である場合、粗生成物のBoc基はDCM中のTFAで処理することによって取り除いた。
表25
【表26】
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【0780】
実施例675
【化287】
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2−((3−アセチル−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(675A):マイクロ波バイアル内のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(750mg,2.262mmol)、カリウム イソプロペニルトリフルオロボレート(502mg,3.39mmol)、および[1,1’−ビス(ジフェニルホスピノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(83mg,0.11mmol)の混合物を、窒素で排気した。EtOH(11mL)およびTEA(0.473mL,3.39mmol)を加え、該混合物を窒素で脱気および流入を3回行った。これを密封し、80℃で終夜加熱した。これを水で希釈し、EtOAc:ヘキサン=3:1の混合物で抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、続いてシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜20% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)カルバメート(583mg)を白色の固形物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.51 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.22 (br. s., 1H), 7.17 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.33 - 5.29 (m, 1H), 5.00 (d, J=0.8 Hz, 1H), 2.08 (t, J=1.1 Hz, 3H), 1.56 (s, 9H)
【0781】
(675B):TFA(7.68mL,100mmol)およびDCM(8mL)の混合液中のtert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)カルバメート(583mg,2.00mmol)の溶液を、室温で1時間攪拌した。該溶媒を留去し、残渣をDCM中で懸濁させた。これを飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去して、3−アミノ−4−クロロ−5−(プロパ−1−エン−2−イル)ベンゾニトリル(367mg)が油状物として残存し、これをそのまま使用した。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 6.94 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.90 - 6.87 (m, 1H), 5.29 - 5.26 (m, 1H), 4.99 (dd, J=1.5, 0.9 Hz, 1H), 4.19 (br. s., 2H), 2.08 (t, J=1.2 Hz, 3H)
【0782】
(675C):マイクロ波バイアル内の3−アミノ−4−クロロ−5−(プロパ−1−エン−2−イル)ベンゾニトリル(367mg,1.91mmol)、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(676mg,1.91mmol)、CsCO(1.24mg,3.81mmol)、DPPF(106mg,0.191mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(110mg,0.191mmol)およびPd(OAc)(128mg,0.572mmol)の混合物に窒素で流入した。ジオキサン(16mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を濾液から除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(5〜40% EtOAcを含有)で溶出)により、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(748mg)を固形物として得た。
MS (ESI) m/z 511.30 (M+1)
【0783】
(675D):DCM(23mL)およびTFA(23mL,290mmol)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(748mg,1.46mmol)およびアニソール(4.00mL,36.6mmol)の溶液を、室温で終夜攪拌させた。該溶媒を留去し、黄色の固形物をDCM中に懸濁させた。これを飽和NaHCO溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。該溶媒を除去し、残渣をEtOAc:ヘキサン=1:1の混合液に懸濁させた。これを濾過して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(365mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 391.17 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.36 (d, J=4.1 Hz, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.37 - 8.32 (m, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.48 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.35 (t, J=1.5 Hz, 1H), 5.03 (s, 1H), 3.04 - 2.86 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 0.82 - 0.74 (m, 4H).
【0784】
実施例675:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(300mg,0.768mmol)を、アセトン(70mL)および水(7mL)の混合物中に溶解させた。OsO(t−BuOH中で2.5wt%,0.482mL,0.038mmol)およびNaIO(361mg,1.69mmol)を加えた。室温で3時間攪拌し、水(25mL)を加え、該反応物を6日間攪拌させた。この間、OsO溶液(0.5mL)を3回加え、NaIO(150mg)を1回加えた。該アセトンを除去し、懸濁した固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、空気乾燥させて、表題化合物(282mg)が黄褐色の固形物として残った。
MS (ESI) m/z 393.13 (M+1)
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.39 (1 H, d, J=4.12 Hz), 9.15 (1 H, s), 8.53 (1 H, d, J=1.98 Hz), 8.22 (1 H, s), 7.88 (1 H, d, J=1.98 Hz), 2.94 (1 H, d, J=4.27 Hz), 2.61 (3 H, s), 0.78 - 0.80 (4 H, m)
【0785】
実施例676
【化288】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
THF(8mL)中の2−((3−アセチル−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例675)(60mg,0.15mmol)の溶液を氷浴内で冷却し、MeMgBr(THF中で3M,0.26mL,0.76mmol)を加え、該反応物を室温に温めた。これを飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOAcで2回抽出した。該有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を留去した。HPLC精製により、7.7mgの表題化合物を得た。
MS (ESI) m/z 409.18 (M+1)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.94 (1 H, d, J=1.98 Hz), 7.90 (1 H, s), 7.83 (1 H, d, J=1.98 Hz), 7.76 (1 H, br. s.), 7.70 (1 H, s), 3.11 (1 H, tq, J=7.18, 3.66 Hz), 1.81 (6 H, s), 1.10 - 1.13 (2 H, m), 0.85 - 0.88 (2 H, m).
【0786】
実施例677
【化289】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
固形物NaBH(58mg,1.53mmol)を、THF(8mL)中の2−((3−アセチル−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例675)(120mg,0.305mmol)の氷冷溶液に加えた。これを1時間かけて室温まで温めた。これを2mLの1N NaOHでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜3% MeOHを含有)で溶出)により、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(62mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 395.15 (M+1)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 8.87 - 8.82 (m, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.57 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.19 (q, J=6.4 Hz, 1H), 2.99 (tt, J=7.2, 3.8 Hz, 1H), 1.42 (d, J=6.4 Hz, 3H), 1.05 - 0.96 (m, 2H), 0.79 - 0.72 (m, 2H).
【0787】
実施例678
【化290】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(678A):THF(4mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例677)(56mg,0.14mmol)の溶液を、氷浴内で冷却し、メタンスルホニルクロリド(28μL,0.36mmol)を加えた。該槽を取り外し、5分後に少量の水でクエンチした。これをEtOAcで抽出し、有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。該溶媒を留去して、1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)エチル メタンスルホネート(67mg)が白色の固形物として残り、これをそのまま用いた。
MS (ESI) m/z 473.20 (M+1)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 8.99 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.88 - 7.82 (m, 1H), 7.49 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.13 (d, J=6.6 Hz, 1H), 3.05 - 2.97 (m, 4H), 1.69 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.03 (dd, J=7.1, 1.3 Hz, 2H), 0.78 (td, J=2.6, 1.3 Hz, 2H)
【0788】
実施例678:密封したバイアル内の乾燥アセトニトリル(1mL)中の1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)エチル メタンスルホネート(36mg,0.076mmol)、1−(メチルスルホニル)ピペラジン(37mg,0.23mmol)および炭酸カリウム(31mg,0.23mmol)の混合物を、80℃で5時間加熱した。水を加え、該反応物をEtOAcで2回抽出した。該有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、続いて円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜1% MeOHを含有)で溶出)により、表題化合物(6mg)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 541.30 (M+1)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.96 (1 H, d, J=1.98 Hz), 7.89 (1 H, s), 7.61 (1 H, s), 7.59 (1 H, d, J=1.98 Hz), 6.82 (1 H, d, J=1.98 Hz), 4.00 (1 H, q, J=6.66 Hz), 3.21 - 3.34 (4 H, m), 3.07 (1 H, tq, J=7.10, 3.56 Hz), 2.83 (3 H, s), 2.68 - 2.77 (2 H, m), 2.50 - 2.58 (2 H, m), 1.35 (3 H, d, J=6.71 Hz), 1.09 - 1.15 (2 H, m), 0.81 - 0.86 (2 H, m)
【0789】
実施例679
【化291】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−(3−オキソピペラジン−1−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
これは、実施例678と同様に、1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)エチル メタンスルホネートおよびピペラジン−2−オン(22.74mg)から調製した。
HPLC Rt,3.64分
MS (ESI) m/z 477.16 (M+1)
【0790】
実施例680
【化292】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
TBAF(THF中で1M,0.026mL,0.026mmol)を、氷浴内の窒素下にて乾燥THF(1mL)中の(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(THF中で2M溶液,0.079mL,0.16mmol)および2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ホルミルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(20mg,0.053mmol)の懸濁液に加えた。該槽を除去し、該反応物を室温で終夜攪拌させた。1N HCl溶液を加え、該反応物を20分間攪拌した。これを1.3N リン酸カリウム緩衝液で中和し、EtOAcで3回抽出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜15% EtOAcを含有)で溶出)により、表題化合物(4.1mg)を油状物として得た。
HPLC Rt,4.11分
MS (ESI) m/z 449.15 (M+1)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.14 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 6.88 (br. s., 1H), 5.72 (d, J=5.8 Hz, 1H), 3.39 (br. s., 1H), 3.07 (td, J=7.0, 3.4 Hz, 1H), 1.17 - 1.09 (m, 2H), 0.87 - 0.80 (m, 2H)
【0791】
実施例681
【化293】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(35):実施例400における反応混合物の一定分量は、ジオール形成が完了したことがLCMSにより判断されたら除去した。これを5% チオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。HPLC精製により、表題化合物を油状物として得た。
MS (ESI) m/z 411.10 (M+1)
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.84 - 8.98 (1 H, m), 8.31 - 8.38 (1 H, m), 8.21 (1 H, s), 7.91 - 7.96 (1 H, m), 7.59 - 7.65 (1 H, m), 5.74 (1 H, d, J=4.58 Hz), 4.86 - 5.03 (2 H, m), 3.54 - 3.62 (1 H, m), 3.40 - 3.45 (1 H, m), 2.92 - 2.99 (1 H, m), 0.78 (4 H, d, J=5.49 Hz)
【0792】
実施例682
【化294】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,2−ジヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
四酸化オスミウム(t−BuOH中で2.5wt%,0.032mL,2.6μmol)、続いてNaIO(11mg,0.051mmol)を、アセトン(2mL)および水(0.2mL)の混合液中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例675A)(20mg,0.051mmol)の溶液に加えた。これを室温で3日間攪拌し、この間、四酸化オスミウム(t−BuOH中で2.5wt%,0.032mL,2.6μmol)を3回以上加えた。該溶媒を除去し、残渣をDCMと水との間で分液処理した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。該溶媒を除去し、残渣のHPLCにより、表題化合物(6.8mg)を得て、エーテル中の2N HClをDCE:MeOH=1:1の混合液中の表題化合物の溶液に加え、該溶媒を留去することによって一塩酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 425.12 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.43 - 9.23 (m, 1H), 8.87 (br. s., 1H), 8.31 (s, 1H), 8.23 - 8.15 (m, 1H), 7.89 (s, 1H), 5.45 (s, 1H), 4.81 (t, J=5.5 Hz, 1H), 3.92 (dd, J=10.8, 6.0 Hz, 1H), 3.70 (dd, J=10.8, 5.3 Hz, 1H), 2.96 (br. s., 1H), 1.56 (s, 3H), 0.78 (br. s., 4H).
【0793】
実施例683
【化295】
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2−((3−(アジドメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
乾燥ジオキサン(3mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例402)(120mg,0.315mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.102mL,0.473mmol)およびDBU(0.071mL,0.473mmol)の混合物を、70℃で20時間加熱した。これをEtOAcで希釈し、水で洗浄した。該水層をEtOAcで洗浄し、有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜3% MeOHを含有)で溶出)により、2−((3−(アジドメチル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(80mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 406.10 (M+1)
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.30 - 9.42 (1 H, m), 9.00 - 9.11 (1 H, m), 8.44 - 8.52 (1 H, m), 8.18 - 8.25 (1 H, m), 7.70 - 7.76 (1 H, m), 4.68 (2 H, s), 2.92 - 2.98 (1 H, m), 0.78 (4 H, d, J=5.19 Hz)
【0794】
実施例684
【化296】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−モルホリノエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(684A):MCPBA(70%wet,3330mg,13.5mmol)を、CHCl(90mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例399)(339mg,0.900mmol)の氷冷懸濁液に少しずつ加えた。該槽を取り外し、該反応物を室温で2日間攪拌させた。これをCHClで希釈し、5% NaHSO溶液で洗浄し、続いて1N NaCO溶液で3回洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜10% EtOAcを含有)で溶出)により、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(オキシラン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(293mg)を白色の固形物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-dおよびメタノール-d4の混合液) δ 8.96 - 8.91 (m, 1H), 7.85 - 7.81 (m, 1H), 7.18 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.20 - 4.15 (m, 1H), 3.26 - 3.17 (m, 1H), 3.05 - 2.97 (m, 1H), 2.69 - 2.64 (m, 1H), 1.05 - 0.99 (m, 2H), 0.79 - 0.74 (m, 2H)
【0795】
(684B):モルホリン(0.040mL,0.46mmol)を、バイアル内のDCE(1.0mL)およびMeOH(0.5mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(オキシラン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(9.1mg,0.023mmol)の溶液に加えた。これを密封し、70℃で終夜加熱した。該反応物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を除去した。円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜3% MeOHを含有)で溶出)により、表題化合物(5mg)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 480.1 (M+1)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.00 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 6.82 (br. s., 1H), 5.21 (dd, J=10.2, 2.9 Hz, 1H), 4.12 (br. s., 1H), 3.89 - 3.71 (m, 4H), 3.07 (tq, J=7.1, 3.6 Hz, 1H), 2.82 (dd, J=12.5, 3.1 Hz, 3H), 2.59 - 2.48 (m, 2H), 2.33 (dd, J=12.5, 10.4 Hz, 1H), 1.15 - 1.10 (m, 2H), 0.86 - 0.80 (m, 2H).
【0796】
下記の表の化合物を同様に調製した。アミン化合物をHClエンとして利用する場合、同等量のTEAを加えた。
表26
【表27】
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分析について下記のHPLC条件:
開始%B=0
最終%B=100
グラジエント時間=4分
流速=0.8ml/分
波長=220nm
溶媒ペア=メタノール:水:0.1% TFA
溶媒A=5% 水:95% メタノール:0.1% TFA
溶媒B=95% 水:5% メタノール:0.1% TFA
カラム=PHENOMENEX−LUNA 2.0x50mm 3um
オーブン温度=40
【0797】
実施例694
【化297】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−メチルモルホリン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(694A):m−CPBA 50%(1.92gm,5.56mmol)を、DCM(30mL)中のtert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−ビニルフェニル)カルバメート(実施例399A)(517mg,1.86mmol)の氷冷溶液に少しずつ加えた。該槽を取り外し、該反応物を室温で終夜攪拌させた。さらなる量の50% MCPBA(0.6gm)を加え、終夜攪拌させた。20mLの0.5M NaHCO溶液を加え、4時間攪拌させた。該水層を分離し、DCMで洗浄した。有機層を合わせて、1N NaCO溶液で3回洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を留去して、粗製tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(オキシラン−2−イル)フェニル)カルバメート(516mg,収率94%)が残った。これをマイクロ波バイアル内のDCE(12mL)およびMeOH(6mL)の混合液中に溶解させた。エタノールアミン(2.12mL,35.0mmol)を加え、該バイアルを密封し、60℃で終夜加熱した。該溶媒を除去し、残渣をDCM中に入れ、水(2x)および食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜14% MeOHを含有)、続いてMeOH中の10% 2N NHで溶出)により、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバメート(337mg)を得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.50 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.63 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 5.16 - 5.06 (m, 1H), 3.80 - 3.65 (m, 2H), 3.04 (dd, J=12.5, 2.6 Hz, 1H), 2.86 (tdd, J=17.6, 12.6, 4.5 Hz, 2H), 2.78 - 2.33 (m, 4H), 1.56 (s, 9H).
【0798】
(694B):BocO(264μl,1.14mmol)を、THF(10mL)中のtert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1−ヒドロキシ−2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバメート(337mg,0.947mmol)の溶液に加えた。室温で2時間攪拌し、該反応物をEtOAcで希釈し、食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を除去した。円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜10% MeOH)を含有)で溶出)により、tert−ブチル (2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(389mg)を泡状物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.50 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.63 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 5.16 - 5.06 (m, 1H), 3.80 - 3.65 (m, 2H), 3.04 (dd, J=12.5, 2.6 Hz, 1H), 2.86 (tdd, J=17.6, 12.6, 4.5 Hz, 2H), 2.78 - 2.33 (m, 4H), 1.56 (s, 9H).
【0799】
(694C):アゾジカルボン酸ジエチル(203μL,1.28mmol)を、室温で乾燥トルエン(9.0mL)中のtert−ブチル (2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(389mg,0.853mmol)およびトリフェニルホスフィン(336mg,1.28mmol)の溶液に加えた。これを終夜攪拌させた。水を加え、該反応物をEtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を除去した。円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜20% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)モルホリン−4−カルボキシレート(252mg)を無色の泡状物として得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.55 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.58 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.17 (s, 1H), 4.78 - 4.68 (m, 1H), 4.44 - 3.68 (m, 4H), 3.05 (br. s., 1H), 2.59 (br. s., 1H), 1.56 (s, 9H), 1.50 (s, 9H).
【0800】
(694D):TFA(4.5mL)を、室温でDCM(4.5mL)中のtert−ブチル 2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)モルホリン−4−カルボキシレート(252mg,0.575mmol)の溶液に加えた。0.5時間後、該溶媒を除去した。該残渣をMeOH中に溶解させ、これをSCXカラム上に適用した。MeOHで洗浄し、該生成物をMeOH中の2N NHで溶出して、3−アミノ−4−クロロ−5−(モルホリン−2−イル)ベンゾニトリル(132mg)を油状物として得た。これをDCM(7mL)中に溶解させ、TEA(0.096mL,0.69mmol)およびBOCO(0.16mL,0.69mmol)を加えた。終夜攪拌し、溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(0〜30% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 2−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)モルホリン−4−カルボキシレート(203mg)を得た。
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 7.27 (d, J=1.5 Hz, 1H), 6.98 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.72 (d, J=9.3 Hz, 1H), 4.45 - 4.20 (m, 3H), 4.12 - 3.84 (m, 2H), 3.78 - 3.67 (m, 1H), 3.11 - 2.93 (m, 1H), 2.71 - 2.48 (m, 1H), 1.50 (s, 9H).
【0801】
(694E):マイクロ波バイアル内の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(213mg,0.601mmol)、CsCO(392mg,1.20mmol)、DPPF(33mg,0.060mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(35mg,0.060mmol)、tert−ブチル 2−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)モルホリン−4−カルボキシレート(203mg,0.601mmol)およびPd(OAc)(41mg,0.18mmol)の混合物を、窒素で流入した。ジオキサン(5mL)を加え、該バイアルを密封し、100℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcで希釈し、セライトに通して濾過した。該溶媒を除去し、円形シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(5〜40% EtOAcを含有)で溶出)により、tert−ブチル 2−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−4−カルボキシレートを泡状物として得た。これをDCM(9mL)中に溶解させ、アニソール(1.64mL,15mmol)、続いてTFA(9mL)を加えた。終夜攪拌し、該溶媒を留去し、残渣をMeOH中に溶解させ、SCXカラム上に適用した。これをMeOHで洗浄し、粗生成物をMeOH中の2N NHで溶出した。円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜10% MeOHを含有)で溶出)により、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(96mg)を泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 436.51 (M+1)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 8.98 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.60 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 6.96 (br. s., 1H), 4.88 (dd, J=9.9, 2.1 Hz, 1H), 4.11 (dd, J=11.4, 2.6 Hz, 1H), 3.84 (td, J=11.5, 2.7 Hz, 1H), 3.28 (d, J=12.2 Hz, 1H), 3.11 - 2.91 (m, 3H), 2.59 (dd, J=12.2, 10.2 Hz, 1H), 1.15 - 1.08 (m, 2H), 0.86 - 0.79 (m, 2H).
【0802】
実施例694:DCE(0.4mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(21mg,0.048mmol)、ホルムアルデヒド(水中で37%溶液,5μL,0.072mmol)およびHOAc(4μL,0.072mmol)の懸濁液を、室温で5分間攪拌した。三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(THF中で1M,96uL,0.096mmol)を加え、0.5時間後、該反応物をNaHCO溶液でクエンチし、DCMで抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、該溶媒を除去した。円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜5% MeOHを含有)で溶出)により、表題化合物(3.8mg,収率15%)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 450.55 (M+1)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.00 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.59 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 6.89 (br. s., 1H), 4.98 (dd, J=9.9, 2.1 Hz, 1H), 4.11 (dd, J=11.4, 2.3 Hz, 1H), 3.91 (td, J=11.6, 2.4 Hz, 1H), 3.10 - 3.04 (m, 2H), 2.80 (d, J=11.6 Hz, 1H), 2.29 (td, J=11.6, 3.4 Hz, 1H), 1.87 (dd, J=11.4, 10.1 Hz, 1H), 1.15 - 1.09 (m, 2H), 0.86 - 0.80 (m, 2H).
【0803】
実施例695
【化298】
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(+/−)−2−((3−(4−アセチルモルホリン−2−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
塩化アセチル(DCM中で1M,0.072mL,0.072mmol)を、乾燥DCM(2mL)中の(+/−)−2−(2−クロロ−5−シアノ−3−(モルホリン−2−イル)フェノキシ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(21mg,0.048mmol)およびTEA(0.013mL,0.096mmol)の氷冷溶液に加えた。該槽を取り外し、該反応物をDCMで希釈し、1時間後、水で洗浄した。これを硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を除去した。円形シリカゲルクロマトグラフィー(DCM(0〜5% MeOHを含有)で溶出)により、表題化合物(15.6mg)をフィルム状物として得た。
MS (ESI) m/z 478.61 (M+1)
1H NMR (500MHz, クロロホルム-d) δ 9.05 (dd, J=6.5, 1.8 Hz, 1H), 7.89 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.66 - 7.49 (m, 2H), 6.85 (d, J=18.2 Hz, 1H), 4.97 - 4.56 (m, 2H), 4.21 - 3.71 (m, 3H), 3.50 - 2.43 (m, 3H), 2.19 (d, J=1.7 Hz, 3H), 1.18 - 1.06 (m, 2H), 0.87 - 0.78 (m, 2H).
【0804】
実施例696
【化299】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(696A):メタンスルホニルクロリド(0.153mL,1.97mmol)を、THF(20ml)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(300mg,0.788mmol)の氷冷溶液に加えた。該槽を取り外し、15分後、水を加え、該反応物をEtOAcで抽出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。該溶媒を留去して、粗製2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)ベンジル メタンスルホネート(323mg)が黄褐色の固形物として残った。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6 and D2O) δ 8.54 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.79 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.39 (s, 2H), 3.33 (s, 3H), 2.98 - 2.91 (m, 1H), 0.80 - 0.78 (m, 4H).
【0805】
実施例696:密封したバイアル内の乾燥アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)ベンジル メタンスルホネート(25mg,0.054mmol)、2−(トリフルオロメチル)ピペラジン(25.2mg,0.163mmol)およびKCO(23mg,0.16mmol)の混合物を、80℃で2時間加熱した。水を加え、該反応物をEtOAcで2回抽出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。プレパラティブHPLCにより、表題化合物(17mg,収率57%)を得て、これは、エーテル中の2N HClをDCE:MeOH=1:1の混合液中の表題化合物の溶液に加え、該溶媒を留去することによって一塩酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 517.15 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.37 (d, J=3.7 Hz, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.68 (br. s., 1H), 7.37 - 7.08 (m, 2H), 3.71 (br. s., 3H), 3.04 - 2.91 (m, 3H), 2.84 (br. s., 1H), 2.74 (br. s., 1H), 2.31 (br. s., 2H), 0.79 (br. s., 4H).
【0806】
実施例697
【化300】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(697A):DMF(2mL)中の(+/−)−tert−ブチル 2−(ヒドロキシメチル)モルホリン−4−カルボキシレート(2g,9.21mmol)を入れた丸底フラスコに、イミダゾールおよびTBS−Cl(1.387g,9.21mmol)を加えた。反応混合液を室温で2日間攪拌した。反応混合液を、半飽和塩化アンモニウム溶液およびエーテルを含有する分液漏斗に入れた。水層をエーテルで抽出した(2x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。(+/−)−tert−ブチル 2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(3.039g)を白色の粘着性固形物として単離した。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.03 (d, J=13.0 Hz, 1H), 3.87 (dd, J=11.2, 2.6 Hz, 2H), 3.71 (dd, J=10.6, 4.8 Hz, 1H), 3.60 - 3.41 (m, 3H), 2.99 - 2.86 (m, 1H), 2.73 - 2.61 (m, 1H), 1.47 (s, 9H), 0.90 (s, 9H), 0.07 (s, 6H)
【0807】
(697B):ジクロロメタン(45.8ml)中の(+/−)−tert−ブチル 2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(3.04g,9.17mmol)を入れ、0℃に冷却したの丸底フラスコに、2,6−ルチジン(2.136mL,18.34mmol)を加えた。トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(3.31mL,18.34mmol)を5分かけて滴下して加えた。該反応物を4時間かけて室温にゆっくり温めた。反応混合液を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液およびジクロロメタンを加えてクエンチした。該混合物を分液漏斗に移し、該水層をジクロロメタンで抽出した(3x)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製残渣をISCOシステムにおけるカラムクロマトグラフィーより精製した(0−10% MeOH/CHCl)。(+/−)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリン(1.692g)を清澄な油状物として単離した。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 3.90 (dt, J=11.6, 2.4 Hz, 1H), 3.73 - 3.64 (m, 2H), 3.63 - 3.51 (m, 2H), 3.09 (dd, J=12.2, 2.1 Hz, 1H), 2.97 (br. s., 1H), 2.93 - 2.87 (m, 2H), 2.67 (dd, J=12.3, 9.9 Hz, 1H), 0.89 (s, 9H), 0.06 (s, 6H)
【0808】
(697C):丸底フラスコに、トルエン(20.31ml)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(2.020g,6.09mmol)、(+/−)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリン(1.692g,7.31mmol)、Pd(dba)(0.558g,0.609mmol)およびBINAP(0.379g,0.609mmol)を入れた。該フラスコを、窒素で排気とパージを繰り返し(4x)、100℃で8時間加熱し、室温に終夜冷ました。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドに通して真空濾過した。濾液を減圧中で濃縮した。粗製残渣を、ISCOシステムにおけるカラムクロマトグラフィーにより精製して(80g,0−100% EtOAc/CHCl)、(+/−)−tert−ブチル (3−(2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(1.2321g)を黄色の固形物として供した。
MS (ESI) m/z 482.4 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.33 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.98 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.03 - 3.96 (m, 1H), 3.86 (td, J=11.1, 2.4 Hz, 1H), 3.81 - 3.73 (m, 2H), 3.65 - 3.56 (m, 1H), 3.36 (d, J=11.2 Hz, 1H), 3.11 (dd, J=11.6, 1.9 Hz, 1H), 2.88 (td, J=11.2, 3.1 Hz, 1H), 2.58 (dd, J=11.2, 9.9 Hz, 1H), 1.55 (s, 9H), 0.91 (s, 9H), 0.08 (d, J=1.5 Hz, 6H)
【0809】
(697D):ジクロロメタン(12.78ml)中の(+/−)−tert−ブチル (3−(2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(1.2321g,2.56mmol)を入れ、0℃に冷却した丸底フラスコに、2,6−ルチジン(0.595mL,5.11mmol)を加えた。トリメチルトリフルオロメタンスルホネート(0.924mL,5.11mmol)を数分かけて滴下して加えた。反応混合液を0℃で2時間攪拌し、室温に終夜温めた。反応混合液を、1:1 ジクロロメタン:飽和炭酸水素ナトリウム溶液を含有する分液漏斗に入れた。水層を、ジクロロメタンを抽出した(2x)。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製残渣を、ISCOシステムにおけるカラムクロマトグラフィーにより精製した(40g,0−50% EtOAc/CHCl)。(+/−)−3−アミノ−5−(2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリノ)−4−クロロベンゾニトリル(0.860g)を黄色の粘着性固形物として得た。
MS (ESI) m/z 382.1 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 6.77 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.69 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.32 (br. s., 2H), 4.02 - 3.95 (m, 1H), 3.86 (td, J=11.1, 2.4 Hz, 1H), 3.82 - 3.71 (m, 2H), 3.64 - 3.55 (m, 1H), 3.42 - 3.35 (m, 1H), 3.15 (dd, J=11.6, 2.1 Hz, 1H), 2.84 (td, J=11.2, 3.1 Hz, 1H), 2.61 - 2.52 (m, 1H), 0.91 (s, 9H), 0.08 (d, J=1.3 Hz, 6H)
【0810】
(697E):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.799g,2.251mmol)、(+/−)−3−アミノ−5−(2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリノ)−4−クロロベンゾニトリル(0.860g,2.251mmol)、酢酸パラジウム(0.152g,0.675mmol)、DPPF(0.125g,0.225mmol)、キサントホス(0.130g,0.225mmol)、および炭酸セシウム(1.467g,4.50mmol)を丸底フラスコ内で合わせて、ジオキサン(15.01ml)を加えた。該フラスコを、窒素で排気と流入を繰り返し(3x)、100℃で1時間加熱した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドに通して真空濾過した。濾液を減圧中で濃縮し、粗物質を、ISCOシステムにおけるカラムクロマトグラフィーで精製した(40g,0−5% MeOH/CHCl)。LCMSにより、最終生成物には、いくらかのアニリン化合物が混入した。
S (ESI) m/z 700.5 (M+1)
【0811】
(697F):THF(11.26ml)中の(+/−)−2−((3−(2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)モルホリノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(1.576g,2.251mmol)を入れた丸底フラスコに、TBAF(3.38mL,3.38mmol)を加えた。反応混合液を室温で2.5時間攪拌した。反応混合液を、1:1 飽和塩化アンモニウム溶液および酢酸エチルを含有する分液漏斗に入れた。水層を酢酸エチルで抽出した(2x)。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製固形物を最小量のジクロロメタン中に入れ、ISCOシステムにおけるカラムクロマトグラフィーで精製した(80g,0−50% EtOAc/CHCl)。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.926g)を黄色の固形物として単離した。
MS (ESI) m/z 586.3 (M+1)
【0812】
実施例697:ジクロロメタン(200μl)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(35.2mg,0.06mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(32.8μl,0.300mmol)、続いてトリフルオロ酢酸(185μl,2.400mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。LCMSにより、主にトリフルオロ酢酸生成物の存在が示された。過剰量のTFAを減圧下で除去した。残渣をトルエンで処理し、減圧中で濃縮した(2x)。粗製固形物を2N NH/MeOH(〜1.5mL)で処理した(固形物がすぐに沈殿した)。20分後、該固形物を真空濾過により単離した。LCMSにより、該固形物は所望のアルコール生成物であることが示された。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.5mg)を単離した。
MS (ESI) m/z 466.2 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (d, J=4.3 Hz, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.13 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.32 (d, J=1.2 Hz, 1H), 4.77 (t, J=5.8 Hz, 1H), 3.92 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.73 - 3.65 (m, 1H), 3.62 (d, J=7.9 Hz, 1H), 3.49 (dt, J=11.0, 5.5 Hz, 1H), 3.43 - 3.36 (m, 1H), 3.29 (d, J=11.6 Hz, 1H), 3.16 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.01 - 2.92 (m, 1H), 2.87 - 2.79 (m, 1H), 2.58 (t, J=11.0 Hz, 1H), 0.78 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0813】
実施例698
【化301】
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(+/−)−2−({2−クロロ−5−シアノ−3−[3−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
実施例697と類似する方法で調製した。
HPLC Rt,1.12分
LCMS: m/z 466.2 (M+1).
【0814】
実施例699
【化302】
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(+/−)−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル エチルカルバメート
(699A):テトラヒドロフラン(256μl)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例1)(30mg,0.051mmol)を入れたバイアルに、エチル イソシアネート(4.86μl,0.061mmol)を加えた。該バイアルに蓋をし、50℃で週末にかけて攪拌した。反応温度を6時間で70℃に上昇させて完全な変換を得た。溶媒を減圧中で留去し、該粗製残渣をそのまま次に使用した。
MS (ESI) m/z 657.0 (M+1)
【0815】
実施例699:ジクロロメタン(204μl)中の(+/−)−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル エチルカルバメート(33.5mg,0.051mmol)を入れたバイアルに、アニソール(27.9μl,0.255mmol)、続いてトリフルオロ酢酸(157μl,2.040mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。過剰量のTFAを減圧中で濃縮することにより除去した。該粗製残渣をメタノール中に入れ、1gのPhenomenex Strata SCXカラムを用いて遊離塩基化した。該カラムを3カラム容量倍のMeOHおよび1カラム容量倍の7N NH/MeOHに流入した。アンモニアを含有するフラクションを減圧中で濃縮した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x250mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分にわたる15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。
(+/−)−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル エチルカルバメート(5.9mg)を単離した。
MS (ESI) m/z 537.2 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.34 (d, J=3.7 Hz, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.25 - 7.18 (m, 1H), 4.07 - 3.91 (m, 3H), 3.81 (br. s., 1H), 3.68 (t, J=10.7 Hz, 1H), 3.27 - 3.12 (m, 2H), 3.04 - 2.93 (m, 3H), 2.88 - 2.80 (m, 1H), 2.67 (t, J=11.0 Hz, 1H), 1.00 (t, J=7.0 Hz, 3H), 0.77 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0816】
実施例700
【化303】
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(+/−)−N−((4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
(700A):THF(0.427ml)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(0.05g,0.085mmol)を入れた丸底フラスコに、トリエチルアミン(0.036mL,0.256mmol)およびメタンスルホニルクロリド(9.97μl,0.128mmol)を加えた。反応混合液を室温で2時間攪拌した。反応混合液を、1:1 飽和炭酸水素ナトリウム溶液:酢酸エチルを含有する分液漏斗に入れた。水層を酢酸エチルで抽出した(3x)。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル メタンスルホネートを淡黄色の固形物として単離し、さらなる化学反応にそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 663.9 (M+1)
【0817】
(700B):バイアルに、アセトニトリル(904μl)中の(+/−)−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル メタンスルホネート(56.5mg,0.085mmol)および4−メトキシベンジルアミン(33.3μl,0.255mmol)を入れた。炭酸カリウム(58.7mg,0.425mmol)を加え、該バイアルに蓋をし、80℃で終夜加熱した。室温に冷まし、該反応混合物を水および酢酸エチルで希釈した。水層を酢酸エチルで抽出した(3x)。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(((4−メトキシベンジル)アミノ)メチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38.9mg)を白色の固形物として単離し、後の化学反応にそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 705.5 (M+1)
【0818】
(700C):テトラヒドロフラン(276μl)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(((4−メトキシベンジル)アミノ)メチル)モルホリノ)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38.9mg,0.055mmol)を入れた丸底フラスコに、トリエチルアミン(13.84μl,0.099mmol)およびメタンスルホニルクロリド(5.59μl,0.072mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を含有する分液漏斗に移した。水層を酢酸エチルで抽出した(3x)。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製物質を脱保護に使用した。
(ESI) m/z 783.0 (M+1)
【0819】
実施例700:ジクロロメタン(220μl)中の(+/−)−N−((4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル)−N−(4−メトキシベンジル)メタンスルホンアミド(43.1mg,0.055mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(30.0μl,0.275mmol)、続いてトリフルオロ酢酸(169μl,2.200mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。過剰なTFAを減圧中で濃縮することによって除去した。該粗製残渣をメタノール中に入れ、1gのPhenomenex Strata SCXカラムを用いて遊離塩基化した。該カラムを3カラム容量倍のMeOHおよび1カラム容量倍の7N NH/MeOHで流入した。アンモニアを含有するフラクションを減圧中で濃縮した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x250mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分にわたる10−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。(+/−)−N−((4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)モルホリン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(3.9mg)を単離した。
MS (ESI) m/z 543.1 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (d, J=4.3 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.17 (d, J=14.0 Hz, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.16 (t, J=6.1 Hz, 1H), 3.94 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.69 (t, J=10.1 Hz, 2H), 3.27 (d, J=11.6 Hz, 1H), 3.20 - 3.01 (m, 3H), 3.00 - 2.79 (m, 5H), 2.60 (t, J=10.7 Hz, 1H), 0.84 - 0.69 (m, 4H)
【0820】
下記の表の化合物は、実施例化合物700と同様に調製した。
表27
【表28】
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=HPLC条件
Waters Acquity BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,2−98% アセトニトリル溶液(0.05% TFAを含有),グラジエント時間 2分,流速0.8mL/分,254nmでモニター。
【0821】
実施例714
【化304】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチル(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(714A):バイアルに、テトラヒドロフラン(263μl)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−((1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(35mg,0.053mmol)およびヨードメタン(3.94μl,0.063mmol)を入れた。炭酸セシウム(34.2mg,0.105mmol)を加え、該反応混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合液を水および酢酸エチルでクエンチした。水層を酢酸エチル抽出した(2x)。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製物質を最後の脱保護にそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 680.1 (M+1)
【0822】
実施例714:ジクロロメタン(265μl)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチル(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(36.1mg,0.053mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(28.9μl,0.265mmol)およびトリフルオロ酢酸(204μl,2.65mmol)を加えた。反応混合液を室温で終夜攪拌した。過剰量のTFAを減圧中で濃縮することにより除去した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有;移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる15−100% B、続いて100% Bで0分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(4−(メチル(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(4.5mg)を単離した。
MS (ESI) m/z 560.2 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.14 (br. s., 1H), 8.15 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 3.59 - 3.48 (m, 2H), 3.36 (br. s., 3H), 3.29 (d, J=11.6 Hz, 3H), 3.06 (d, J=4.9 Hz, 1H), 2.77 - 2.66 (m, 5H), 2.62 (br. s., 1H), 2.45 (dd, J=16.5, 7.3 Hz, 1H), 2.04 (dd, J=16.8, 4.6 Hz, 1H), 1.90 (s, 2H), 1.40 (d, J=11.0 Hz, 2H), 0.68 - 0.39 (m, 4H)
【0823】
下記の表の化合物は、実施例化合物714と同様に調製した。
表28
【表29】
[この文献は図面を表示できません]
=HPLC条件
Waters Acquity BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,2−98% アセトニトリル溶液(0.05% TFAを含有),グラジエント時間 2分,流速0.8mL/分,254nmでモニター。
【0824】
実施例717
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(717A):バイアルに、1,3,5−トリメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.117g,0.498mmol)、tert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(0.15g,0.452mmol)、PdCl(DPPF)(0.033g,0.045mmol)およびジオキサン(3.62ml)を入れた。該スラリーを窒素で排気と流入を繰り返した(4x)。リン酸,カリウム塩(0.588mL,1.176mmol)を加え、該バイアルに蓋をし、85℃に2時間温めた。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドに通して真空濾過した。濾液を濃縮し、該粗製残渣を、ISCOシステムにおけるカラムクロマトグラフィーにより精製して(12g,0−70% EtOAc/Hex)、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)カルバメート(82.7mg)を黄色の油状物として供した。
MS (ESI) m/z 361.1 (M+1)
【0825】
(717B):ジクロロメタン(1812μl)中のtert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)カルバメート(87.2mg,0.242mmol)を入れた丸底フラスコに、TFA(604μl)を入れた。反応混合液を室温で2時間攪拌した。過剰なTFAを減圧下で除去した。この物質を後の化学反応でそのまま使用した。
MS (ESI) m/z 261.0 (M+1)
【0826】
(717C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(42.6mg,0.120mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾニトリル,TFA(45mg,0.120mmol)、酢酸パラジウム(8.09mg,0.036mmol)、DPPF(6.66mg,0.012mmol)、キサントホス(6.95mg,0.012mmol)、および炭酸セシウム(117mg,0.360mmol)をバイアル内で合わせて、ジオキサン(801μl)を加えた。該バイアルを、窒素で排気と流入を繰り返し(3x)、続いて100℃で4時間加熱した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドに通して真空濾過した。濾液を減圧中で濃縮し、粗物質をISCOシステムにおけるカラムクロマトグラフィーにより精製した(12g,0−5% MeOH/CHCl)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg)を淡黄色の固形物として単離した。
MS (ESI) m/z 579.1 (M+1)
【0827】
実施例717:ジクロロメタン(345μl)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg,0.052mmol)を入れた丸底フラスコに、アニソール(22.64μl,0.207mmol)、続いてトリフルオロ酢酸(200μl,2.59mmol)を加えた。反応混合液を室温で2日間攪拌した。過剰量のTFAを減圧中で濃縮することにより除去した。該粗製残渣をメタノール中に入れ、Phenomenex Strata SCX 1gのカラムを用いて遊離塩基化した。該カラムを、3カラム容量倍のMeOHおよび1カラム容量倍の7N NH/MeOHで流入した。アンモニアを含有するフラクションを減圧中で濃縮した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(8mg,)を単離した。
MS (ESI) m/z 459.1 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.35 (br. s., 1H), 8.93 (s, 1H), 8.37 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.50 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.01 (br. s., 1H), 2.08 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 0.84 - 0.75 (m, 4H)
【0828】
下記の表の化合物は、実施例化合物717と同様に調製した。
表29
【表30】
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=HPLC条件
Waters Acquity BEH C18 1.7μmカラム,2.1x50mm,2−98% アセトニトリル溶液(0.05% TFAを含有),グラジエント時間 2分,流速0.8mL/分,254nmでモニター。
【0829】
実施例720
【化306】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−モルホリノブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(720A):5−アミノ−2−ブロモ−4−クロロベンゾニトリル(1.1g,4.75mmol)、ブタ−3−エン−2−オール(0.445g,6.18mmol)、Pd(dba)(0.044g,0.048mmol)、ジ−tert−ブチル(2’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(0.045g,0.143mmol)、およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(1.392g,7.13mmol)を、20ドラムバイアル内で合わせて、CHCN(8mL)を加えた。該バイアルをArで排気と流入を4回繰り返し、該反応物を90℃で45分間加熱した。該反応物を室温に冷まし、水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。続いて、該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−70% EtOAc/Hex;80gのカラム)。5−アミノ−4−クロロ−2−(3−オキソブチル)ベンゾニトリル(635mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 223.0 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.27 (s, 1H), 6.99 (s, 1H), 4.18 (br. s., 2H), 2.99 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.80 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.18 (s, 3H)
【0830】
(720B):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(150mg,0.423mmol)、5−アミノ−4−クロロ−2−(3−オキソブチル)ベンゾニトリル(104mg,0.465mmol)、酢酸パラジウム(II)(28.5mg,0.127mmol)、DPPF(23.4mg,0.042mmol)、キサントホス(24.5mg,0.042mmol)、および炭酸セシウム(207mg,0.643mmol)を、20ドラムバイアル内で合わせて、ジオキサン(2mL)を加えた。該バイアルをNで排気と流入を3回繰り返し、続いて90℃で1.5時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、該反応混合物をセライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をISCO Companionにより精製した(0−100% EtOAc/ヘキサン)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−オキソブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル) アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル (172mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 541.0 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.96 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.21 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.88 (d, J=8.6 Hz, 2H), 3.82 (s, 3H), 3.07 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.87 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.31 (m, 1H), 1.17 (m., 2H), 0.93 (m, 2H)
【0831】
実施例720:2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−オキソブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(38mg,0.070mmol)およびモルホリン(9.2mg,0.10mmol)を、THF(0.2mL)およびMeOH(0.2mL)中に入れた。オルトギ酸トリメチル(0.078mL,0.070mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(8.8mg,0.14mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物をEtOAcで希釈し、NaHCO溶液、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をDCM(0.25mL)中に入れ、アニソール(0.025mL)を、続いてTFA(0.25mL)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を減圧中で濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(3−モルホリノブチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ [2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(15.3mg,0.030mmol,収率42.5%)を供した。
MS (ESI) m/z 492.1 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.33 (d, J=3.7 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 3.55 (d, J=5.4 Hz, 3H), 3.17 (d, J=5.4 Hz, 1H), 2.95 (d, J=4.4 Hz, 1H), 2.88 - 2.75 (m, 2H), 2.49 - 2.45 (m, 2H), 2.31 (br. s., 2H), 1.79 (d, J=8.4 Hz, 1H), 1.60 (d, J=6.4 Hz, 1H), 0.94 (d, J=6.4 Hz, 3H), 0.85 - 0.72 (m, 4H)
【0832】
下記の表の化合物は、実施例化合物720と同様に調製した。
表30
【表31】
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分析条件:
条件A:
カラム−Sunfire C18 3.5um,3.0x150mm,流速=0.5mL/分
溶媒−移動相A:HO中の0.05% TFA:MeCN(95:5);移動相B:HO中の0.05% TFA:MeCN(5:95)
グラジエント:12分にわたる10−100% B、続いて100% Bで3分保持;検出:UV 220nm。
条件B:
カラム:Waters Acquity UPLC BEH C18,2.1x50mm、1.7μm粒子;
移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);
温度:50℃;グラジエント:3分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.75分保持;流速:1.11mL/分;検出:UV 220nm。
【0833】
実施例725
【化307】
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(=/−)シスおよびトランス−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−モルホリノシクロヘキシル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(725A):20グラムドラムバイアルに、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)カルバメート(実施例573A)(379mg,1mmol)およびクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体(9.86mg,0.020mmol)を入れた。ジオキサン(10mL)、続いてKOH溶液(2M,1mL)を加えた。生じた溶液を、Nで排気と流入を行い、シクロヘキサ−2−エノン(144mg,1.500mmol)をシリンジにより加えた。生じた反応物を80℃で1時間加熱し、これを室温に冷ました。該反応物をEtOAcで希釈し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。粗製物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して(0−60% EtOAc/ヘキサン)、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−オキソシクロヘキシル)フェニル)カルバメート(145mg)を白色の泡状物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.64 - 8.39 (m, 1H), 7.27 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.24 - 7.18 (m, 1H), 3.63 - 3.26 (m, 1H), 2.70 - 2.36 (m, 5H), 2.29 - 2.18 (m, 1H), 2.14 - 2.07 (m, 1H), 1.90 - 1.81 (m, 2H), 1.56 (s, 9H)
【0834】
(725B):tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−オキソシクロヘキシル)フェニル)カルバメート(145mg,0.416mmol)に、DCM(2mL)中の30% TFAを加えた。生じた溶液を室温で2時間攪拌し、これを減圧中で濃縮して、3−アミノ−4−クロロ−5−(3−オキソシクロヘキシル)ベンゾニトリル,TFA塩を黄色の固形物として得た(150mg)。
MS (ESI) m/z 270.9 (M+Na)
【0835】
(725C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(140mg,0.395mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(3−オキソシクロヘキシル)ベンゾニトリル,TFA塩(143mg,0.395mmol)、酢酸パラジウム(II)(26.6mg,0.118mmol)、DPPF(21.9mg,0.039mmol)、キサントホス(22.8mg,0.039mmol)、および炭酸セシウム(257mg,0.789mmol)を、10ドラムバイアル内で合わせて、ジオキサン(2ml)を加えた。該バイアルを、Nで排気と流入を3回繰り返し、90℃で1.5時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、該反応混合物をセライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をISCO Companionで精製した(0−100% EtOAc/ヘキサン)。(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−オキソシクロヘキシル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(127mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 567.0 (M+1)
【0836】
実施例725:バイアルに、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−オキソシクロヘキシル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(31mg,0.055mmol))およびモルホリン(7.14mg,0.082mmol)を入れた。メタノール(176μl)およびテトラヒドロフラン(176μl)、続いてオルトギ酸トリメチル(78μl,0.704mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(6.87mg,0.109mmol)を加えた。1滴のAcOHを加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。該反応物をEtOAcで希釈し、NaHCO、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をDCM(0.25mL)中に入れ、アニソール(0.025mL)、続いてTFA(0.25mL)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を減圧中で濃縮し、2種類のジアステレオマーをプレパラティブHPLCにより分離した。
ジアステレオマー1:(5.7mg,0.011mmol,収率19.5%)。LCMS室温=1.34分
MS (ESI) m/z 518.2 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.40 - 9.28 (m, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 3.64 (br. s., 2H), 2.94 (d, J=4.7 Hz, 1H), 2.41 (br. s., 2H), 2.31 (br. s., 1H), 2.01 (br. s., 2H), 1.86 - 1.35 (m, 6H), 0.85 - 0.66 (m, 4H)
ジアステレオマー2:(4.5mg,0.008mmol,15%の収率)。LCMS室温=1.88分
MS (ESI) m/z 518.2 (M+1)
【0837】
下記の表の化合物は、実施例化合物725と同様に調製した。
表31
【表32】
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分析条件:
カラム:Waters Acquity UPLC BEH C18,2.1x50mm,1.7μm粒子;
移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);
温度:50℃;グラジエント:3分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.75分保持;流速:1.11mL/分;検出:UV 220nm。
【0838】
実施例732
【化308】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)ペンタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(732A):5−アミノ−2−ブロモ−4−クロロベンゾニトリル(0.5g,2.16mmol)、(E)−ペンタ−3−エン−2−オン(0.273g,3.24mmol)、Pd(dba)(0.020g,0.022mmol)、ジ−tert−ブチル(2’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(0.020g,0.065mmol)、およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(0.633g,3.24mmol)を、20ドラムバイアル内で合わせて、CHCN(4mL)を加えた。該バイアルをNで排気と流入を行い、該反応物を90℃で3時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−100% EtOAc/Hex)。(E)−5−アミノ−4−クロロ−2−(4−オキソペンタ−2−エン−2−イル)ベンゾニトリル(120mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 256.9 (M+Na)
【0839】
(732B):(E)−5−アミノ−4−クロロ−2−(4−オキソペンタ−2−エン−2−イル)ベンゾニトリル(120mg,0.51mmol)および炭素(10w/w%,10mg)上のPd(OH)を、MeOH(3mL)中に懸濁させた。酢酸(0.06mL)を加え、該反応物を、Hのバルーン下にて室温で48時間攪拌した。該反応物をセライトのパッドに通して濾過し、EtOAcで洗浄した。該溶出物を減圧中で濃縮し、該物質をISCOで精製して(0−80% EtOAc/ヘキサン)、5−アミノ−4−クロロ−2−(4−オキソペンタン−2−イル)ベンゾニトリル(73mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 237.0 (M+1)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.24 - 7.20 (m, 1H), 7.02 - 6.97 (m, 1H), 4.20 (br. s., 2H), 3.61 (sxt, J=7.0 Hz, 1H), 2.83 (dd, J=16.5, 7.3 Hz, 1H), 2.73 (dd, J=16.9, 7.5 Hz, 1H), 2.18 - 2.13 (m, 3H), 1.31 (d, J=6.8 Hz, 4H)
【0840】
(732C):2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(100mg,0.282mmol)、5−アミノ−4−クロロ−2−(4−オキソペンタン−2−イル)ベンゾニトリル(67mg,0.282mmol)、酢酸パラジウム(II)(18.9mg,0.085mmol)、DPPF(15.6mg,0.028mmol)、キサントホス(16.3mg,0.028mmol)、および炭酸セシウム(184mg,0.564mmol)を、10ドラムバイアル内で合わせて、ジオキサン(2mL)を加えた。該バイアルをNで排気と流入を3回繰り返し、90℃で1時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、該反応混合物をセライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、ISCO Companionにより精製した(0−100% EtOAc/ヘキサン)。2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−オキソペンタン−2yl)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(97mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 555.1 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.11 (br. s., 1H), 8.61 (d, J=3.7 Hz, 1H), 8.12 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.51 - 7.28 (m, 1H), 3.07 - 2.75 (m, 1H), 2.26 (br. s., 1H), 2.20 (br. s., 1H), 1.69 - 1.20 (m, 2H), 0.99 (t, J=7.2 Hz, 3H), 0.75 (dd, J=11.9, 6.2 Hz, 3H), 0.53 (d, J=5.0 Hz, 4H)
【0841】
実施例732:バイアルに、THF(1mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−オキソペンタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(20mg,0.036mmol))および2,2,2−トリフルオロエタンアミン,HCl(9.8mg,0.072mmol)を入れ、トリエチルアミン(10.04μl,0.072mmol)を加え、該反応混合物を室温で10分間攪拌した。酢酸(4.13μl,0.072mmol)および三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(22.91mg,0.108mmol)を加えた。該反応物を室温で7日間攪拌した。該反応物をEtOAcで希釈し、NaHCO、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をDCM(0.25mL)中に入れ、アニソール(0.025mL)、続いてTFA(0.25mL)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を減圧中で濃縮し、続いてプレパラティブHPLCで精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−4−(4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)ペンタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ) イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(9.6mg,49%)を得た。
MS (ESI) m/z 518.2 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.11 (br. s., 1H), 8.61 (d, J=3.7 Hz, 1H), 8.12 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.51 - 7.28 (m, 1H), 3.07 - 2.75 (m, 1H), 2.26 (br. s., 1H), 2.20 (br. s., 1H), 1.69 - 1.20 (m, 2H), 0.99 (t, J=7.2 Hz, 3H), 0.75 (dd, J=11.9, 6.2 Hz, 3H), 0.53 (d, J=5.0 Hz, 4H)
【0842】
下記の表の化合物は、実施例化合物732と同様に調製した。
表32
【表33】
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分析条件:
カラム:Waters Acquity UPLC BEH C18,2.1x50mm、1.7μm粒子;
移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);
温度:50℃;グラジエント:3分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.75分保持;流速:1.11mL/分;検出:UV 220nm。
【0843】
実施例737
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(737A):バイアルに、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(3−ヒドロキシプロパ−1−エン−2−イル)フェニル)カルバメート(350mg,1.134mmol)およびDCM(5mL)を入れた。生じた溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン(0.316mL,2.267mmol)を加え、続いて塩化アセチル(0.121mL,1.700mmol)を加えた。該反応物を1時間攪拌し、これをDCMに入れ、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。粗製物質をDCM(5mL)中に溶解させ、4−メチルモルホリン 4−オキシド(159mg,1.360mmol)を加え、続いて四酸化オスミウム(0.712mL,0.057mmol)(イソプロパノール中で2.5%)を加えた。該反応物を、LCMSが反応の完了を示すまで室温で攪拌した。該反応物を飽和NaHSO溶液でクエンチし、DCMで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮して、該粗製ジオール化合物を得た。該粗製ジオール化合物をアセトン(8mL)中に溶解させ、水(2mL)、続いて過ヨード酸ナトリウム(485mg,2.267mmol)を加えた。該反応物を室温で終夜攪拌し、これをセライトのパッドに通して濾過し、アセトンですすいだ。該溶媒を減圧中で濃縮し、DCMに入れた。該溶液を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮し、ISCOで精製して(0−100% EtOAc/ヘキサン)、2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−オキソ酢酸エチル(298mg)を白色の固形物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.76 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.45 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 2.18 (s, 3H), 1.57 (s, 9H)
【0844】
(737B):バイアルに、2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−オキソ酢酸エチル(195mg,0.553mmol)およびDCM(0.5mL)を入れた。DAST(0.584mL,4.42mmol)をシリンジにより滴下して加えた。該反応物を室温で終夜攪拌した。該反応物をDCMに入れ、NaHCO溶液中に注ぎ入れた。ガスの発生が止まり、DCM層を分離し、減圧中で濃縮した。粗製物質をISCOで精製して(0−30% EtOAC/ヘキサン)、2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2,2−ジフルオロ酢酸エチル(63mg)を無色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 397.0 (M+Na)
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.79 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.59 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.73 (t, J=12.9 Hz, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.58 (s, 9H)
【0845】
(737C):バイアルに、2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2,2−ジフルオロ酢酸エチル(63mg,0.168mmol)およびMeOH(1mL)を入れた。NaOH(30mg)を加え、該反応物を室温で30分間攪拌し、この時点でLCMSにより酢酸化合物の全脱保護が示された。該反応物をEtOAc中に入れ、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。生じた物質を、室温にてTFA/DCM(30%,1mL)で2時間処理し、減圧中で濃縮した。該粗物質に、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(30mg,0.085mmol)、酢酸パラジウム(II)(5.7mg,0.025mmol)、DPPF(4.7mg,0.008mmol)、キサントホス(4.9mg,0.08mmol)、および炭酸セシウム(55mg,0.17mmol)を加えた。ジオキサン(2mL)を加え、該反応物をNで排出と流入を行い、90℃で1.5時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、反応混合物をセライトに通して濾過し、EtOAcですすいだ。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をISCO Companionで精製した(0−100% EtOAc/ヘキサン)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 551.0 (M+1)
【0846】
実施例737:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40mg,0.036mmol)を、DCM(0.7mL)中に入れ、アニソール(0.7mL)、続いてTFA(0.7mL)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)上に載せ、該カラムをMeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をプレパラティブHPLCで精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(6.6mg)を得た。
MS (ESI) m/z 431.0 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.40 (br. s., 1H), 9.18 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.74 (s, 2H), 5.83 (s, 1H), 4.06 (d, J=6.1 Hz, 3H), 2.97 - 2.91 (m, 1H), 0.78 (d, J=5.4 Hz, 6H)
【0847】
実施例738
【化310】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(738A):2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−3−ヒドロキシプロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(25mg,0.044mmol,実施例化合物737C(実施例737)の合成についての手順と類似する手順に従って調製)を、DCM(1mL)中に溶解させた。トリエチルアミン(0.1mL)およびTsCl(12mg)を加え、続いてDMAP(2mg)を加えた。該反応物を室温で1時間攪拌し、さらなる量のTsCl(6mg)を加えた。該反応物を室温で2.5時間攪拌し、DCM(10mL)で希釈し、NaHCO溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。生じたトシレート化合物をACN(0.5mL)中に溶解させ、1−メチルピペラジン(0.15mL)を加えた。該反応物を90℃で3時間加熱し、これを室温に冷まし、EtOAcで希釈し、続いてNaHCO3および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(29mg)を黄色の泡状物として得た。
MS (ESI) m/z 647.4 (M+1)
【0848】
実施例738:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(29mg,0.039mmol)を、DCM(0.3mL)中に入れ、アニソール(0.3mL)、続いてTFA(0.3mL)を加えた。反応液を40℃で4時間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH中に溶解させた。該物質をSCXカラム(1g,ベンゼンスルホン酸)上に載せ、該カラムを、MeOH、続いて2N NH/MeOHで流し出して、該生成物を得た。溶媒を減圧中で留去し、プレパラティブHPLCで精製した。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジフルオロ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13.5mg)を得た。
MS (ESI) m/z 527.3 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.56 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 2.94 (br. s., 1H), 2.67 - 2.54 (m, 2H), 2.38 (t, J=6.6 Hz, 3H), 2.23 (br. s., 2H), 0.78 (d, J=5.4 Hz, 5H)
【0849】
実施例739
【化311】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−2−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(739A):tert−ブチル(3−ブロモ−4−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(0.97g,2.93mmol)およびN−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(1.013g,5.18mmol)、Pd(dba)(0.040g,0.043mmol)、ジ−tert−ブチル(2’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(0.040g,0.130mmol)、およびブタ−3−エン−1,2−ジオール(0.571g,6.48mmol)を20ドラムバイアル内で合わせて、CHCN(6mL)を加えた。該バイアルを、Nで排気と流入を4回繰り返し、該反応物を90℃で3時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した(0−50% EtOAc/Hex)。Tert−ブチル(2−クロロ−5−シアノ−3オキソブチル_フェニル)カルバメート(675mg)を黄色の固形物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.47 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.21 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 4.25 (d, J=4.4 Hz, 2H), 3.12 (t, J=7.6 Hz, 2H), 3.02 (t, J=4.7 Hz, 1H), 2.76 (t, J=7.5 Hz, 2H), 1.54 (s, 9H)
【0850】
(739B):丸底フラスコに、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(4−ヒドロキシ−3−オキソブチル)フェニル)カルバメート(500mg,1.476mmol)およびMeOH(1mL)を加えた。該溶液を0℃に冷却し、NaBH(100mg)を加えた。該反応物を0℃で30分間攪拌し、続いて室温にゆっくり温め、さらに1時間攪拌した。該反応物をNaHCO溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。残渣をDCM(10mL)中に溶解させた。ピリジン(1mL)を加えた。該反応物を0℃に冷却し、Ts−Cl(310mg,1.623mmol)を加え、該反応物を室温に温め、5時間攪拌した。該反応物をDCM中に入れ、食塩水で洗浄し、減圧中で濃縮して、4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−ヒドロキシブチル 4−メチルベンゼンスルホネート(810mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 495.2 (M+H)
【0851】
(739C):バイアルに、4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−ヒドロキシブチル 4−メチルベンゼンスルホネート(100mg,0.202mmol)、トリエチルアミン(0.084mL,0.606mmol)、2−アミノエタノール(24.68mg,0.404mmol)およびアセトニトリル(1mL)を入れた。該反応物を60℃で5時間加熱し、これを室温に冷まし、NaHCO溶液でクエンチした。該粗製反応物をEtOAcで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。続いて、生じた化合物をDCM(2mL)中に溶解させ、BOCO(0.154mL,0.664mmol)、続いてトリエチルアミン(0.1mL)を加えた。生じた溶液を室温で2時間攪拌し、これを食塩水で洗浄し、減圧中で濃縮して、tert−ブチル (4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−ヒドロキシブチル)(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(77mg)を黄色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 484 (M+H)
【0852】
(739D):バイアルに、tert−ブチル (4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−クロロ−5−シアノフェニル)−2−ヒドロキシブチル)(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(77mg,0.16mmol)、およびトリフェニルホスフィン(116mg,0.443mmol)およびTHF(1mL)を入れた。生じた溶液を0℃に冷却し、DEAD(0.175mL,0.443mmol)を滴下して加えた。生じた溶液を0℃で15分間攪拌し、これを室温にゆっくり温め、終夜攪拌した。該反応物を減圧中で濃縮し、ISCOで精製した。生じた化合物を、室温にてTFA/DCM(30%,2mL)で3時間処理し、続いて減圧中で濃縮して、3−アミノ−4−クロロ−5−(2−(モルホリン−2−イル)エチル)ベンゾニトリル,TFA塩を黄色の油状物として得た(16mg)。
MS (ESI) m/z 266.1 (M+H)
【0853】
実施例739:バイアルに、2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(21mg,0.06mmol)、炭酸セシウム(31mg,0.095mmol)、酢酸パラジウム(II)(2.7mg,0.012mmol)、DPPF(2.2mg,0.004mmol)およびキサントホス(2.29mg,0.004mmol)、黄色の油状物として3−アミノ−4−クロロ−5−(2−(モルホリン−2−イル)エチル)ベンゾニトリル,TFA塩(15mg,0.039mmol)、およびジオキサン(1mL)を加えた。生じた混合物をNで排気と流入を行い、90℃で1.5時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、EtOAcで希釈し、セライトのパッドに通して濾過し、減圧中で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した。該中間体化合物を、TFA/DCM/アニソール(0.25mL,0.25mL,0.25mL)で処理し、室温で終夜攪拌した。反応混合液を減圧中で濃縮し、次いでMeOH(3ml)で希釈し、SCXカラム上に載せ、MeOH(3x4mL)、次いで7N NH/MeOH(4mL)で洗浄した。該アンモニア濾液を回収し、減圧中で濃縮し、プレパラティブHPLCにより精製して、(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(モルホリン−2−イル)エチル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(3.3mg)を得た。
MS (ESI) m/z 464.2 (M+H)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.32 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 3.77 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.34 (br. s., 1H), 2.95 (br. s., 1H), 2.86 (br. s., 1H), 2.86 - 2.75 (m, 2H), 2.72 - 2.62 (m, 2H), 2.40 (t, J=11.1 Hz, 1H), 1.90 (s, 2H), 1.65 (d, J=7.1 Hz, 2H), 0.77 (br. s., 5H)
【0854】
実施例740
【化312】
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(R)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメート
4mLバイアルに、メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例328)(31mg,0.061mmol)およびデス・マーチン・ペルヨージナン(52mg,0.123mmol)を入れた。DMSO(1ml)を加えた(出発物質は完全に溶解)。反応混合液を室温で1.5時間攪拌した。該反応物を、2−プロパノール(0.10mL,1.298mmol)を加えてクエンチした。反応混合液を、水中のNaHCOおよびNH4Clの希釈溶液に注ぎ入れた。該生成物はオフホワイト色の固形物として沈殿し、これを濾過により回収し、水で洗浄し、大気流で乾燥させた。分析により純粋な試料を下記の条件のprep HPLCによる精製で得た:カラム:XBridge C18,19xmm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる20−80% B、続いて100% Bで0分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。該物質を下記の条件でプレパラティブLCMSによりさらに精製した:カラム:XBridge C18,19xmm、,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる25−65% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(R)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメート(4.2mg)を得た。該生成物は、ケトンおよび水和物の混合物として存在する(MeOH溶液中で分析した場合、モノおよびジメチルアセタールも含まれる)
MS (ESI) m/z 509/511 ([M+H]+, 1 Cl同位体パターン).
【0855】
実施例741
【化313】
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メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
20mLのバイアルに、メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(131mg,0.255mmol)およびデス・マーチン・ペルヨージナン(405mg,0.955mmol)を入れた。DMSO(4ml)を加えた(出発物質の溶解は完了)。反応混合液を室温で1.5時間攪拌した。過剰量のデス・マーチン試薬を、2−プロパノール(1.0mL,13mmol)を加えてクエンチした。5分後(過剰量のデス・マーチン試薬の消費が可能)、NaBH(73mg,1.930mmol)を加え(発熱,泡立ち)、該混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液を100mLの水(+少量のNHClおよびNaHCOを緩衝液pHまで加えた)で希釈した。無色の沈殿物が形成し、これを濾過により回収した。固形物を水で洗浄し、窒素気流中で終夜乾燥させて、99mgのオフホワイト色の固形物を得た(ジアステレオ異性体の混合物)。所望の生成物をprep HPLCにより単離した。カラム:XBridge C18,19xmm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる30−80% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。生成物メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメートを得て(3.9mg)、LCMS分析によるその推定された純度は94%であった。2種類の分析LCMSの注入を用いて最終的な純度を決定した。注入1条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。注入2条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm、1.7μm粒子;移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:0.5mL/分;検出:UV 220nm。
LCMS: m/z+ = 511/513 ([M+H]+, 1 Cl同位体パターン).
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:50℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、3分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.18 (br, 1H), 8.82 (br, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.95 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.85 (d, J=7.1 Hz, 1 H), 4.77 (br, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.66 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.46 (q, J=7 Hz, 2H), 3.28-3.18 (m, 2H), 3.03 (d, J=10.4 Hz, 1H), 2.82 (br. t., J=8.8 Hz, 1H), 1.98-1.89 (m, 1H), 1.67-1.60 (m, 1H), 1.18 (t, J=7 Hz, 3H).
【0856】
実施例742
【化314】
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メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
表題化合物は、実施例化合物741について記載の手順に従って、メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例327)から調製した。
MS (ESI) m/z 511/513 ([M+H]+, 1 Cl同位体パターン).
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.18 (br, 1H), 8.82 (br, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.95 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.85 (d, J=7.1 Hz, 1 H), 4.77 (br, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.66 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.46 (q, J=7 Hz, 2H), 3.28-3.18 (m, 2H), 3.03 (d, J=10.4 Hz, 1H), 2.82 (br. t., J=8.8 Hz, 1H), 1.98-1.89 (m, 1H), 1.67-1.60 (m, 1H), 1.18 (t, J=7 Hz, 3H).
【0857】
実施例743
【化315】
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メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例化合物743は、実施例化合物741について記載の手順に従って、メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例174)から調製した。
MS (ESI) m/z 523/525 (1 Cl同位体パターン)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.34 (br, 1H), 8.82 (br, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.10 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.83 (d, J=7.3 Hz, 1 H), 4.76 (d, J=4.7 Hz, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.67 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 3.28-3.18 (m, 2H), 3.03-2.96 (m, 1H), 2.83 (br. t., J=8.8 Hz, 1H), 2.59-2.50 (m, 1H), 1.98-1.89 (m, 1H), 1.70-1.60 (m, 1H), 0.80 (d, J=7.5 Hz, 4H).
【0858】
実施例744および745
【化316】
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メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメートおよび
メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート
(744A):(S)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメートは、実施例化合物741について記載の手順に従って、メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメートから得た。
LC/MS: m/z+ = 521/523 ([M+H]+, 1 Cl同位体パターン).
【0859】
実施例744および745:(S)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメート(21mg,0.040mmol)を、DMF(2.5ml)+メタノール(1ml)中に溶解させた。オキセタン−3−アミン(15mg,0.205mmol)およびオルトギ酸トリメチル(0.5mL,4.52mmol)を加えた。酢酸(0.05mL,0.873mmol)をpH〜5まで滴下して加えた。反応混合液を室温で10分間攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(21mg,0.334mmol)を加え、室温で1時間攪拌し続けた。反応混合液を窒素気流下で終夜濃縮した。該粗製物をDMSO中に溶解させ、濾過し、下記の条件で逆相HPLCにより精製した:カラム:XBridge C18,19xmm、5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる30−70% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。2種類のジアステレオマー生成物を分離した。メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例744)(XBridge C18カラム,アセトニトリル−水グラジエント(10mM 酢酸アンモニウムを含有)で最初に溶出する異性体,5.5mg)およびメチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例745)(XBridge C18カラム,アセトニトリル−水 グラジエント(10mM 酢酸アンモニウムを含有)で2番目に溶出する異性体,6.1mg,10.45umol,収率26%)
HPLC Rt,2.49分(実施例744)および2.61分(実施例745)
実施例744および745についてMS (ESI) m/z 578.3 ([M+H]+と一致する).
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
1H NMR (500MHz, dmso-d6, 実施例744) δ ppm 9.34 (br, 1H), 8.85 (br, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.09 (s, 1 H), 7.30 (s, 1 H), 7.16 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 4.62-4.58 (m, 2H), 4.33-4.22 (m, 2H), 4.00 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 3.35-3.18 (m, 4H), 3.01-2.95 (m, 1H), 2.76 (br. t., J=12.5 Hz, 1H), 2.62 (br, 1H), 2.41 (t, J=10.2 Hz, 1H), 1.90 (br. d., J=10.4 Hz, 1H), 1.63-1.53 (m, 1H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H).
1H NMR (500MHz, dmso-d6, 実施例745) δ ppm 9.34 (br, 1H), 8.86 (br, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.11 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.88 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 4.59 (t, J=6.4 Hz, 2H), 4.27 (t, J=6.3 Hz, 1H), 4.23 (t, J=,6.3 Hz, 1H), 3.98 (quint, J=6.0 Hz, 1H), 3.66 (br, 1H), 3.58 (s, 3H), 3.13-3.06 (m, 1H), 3.01-2.93 (m, 3H), 2.87-2.80 (m, 2H), 1.87-1.79 (m, 1H), 1.74-1.66 (m, 1H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H) 1つのプロトンシグナルの喪失は、DMSOシグナル下に隠れているであろう。
【0860】
実施例746および747
【化317】
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メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメートおよび
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例746および747は、実施例744および745について記載の手順に従って、(R)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメートおよびオキセタン−3−アミンから調製した。
HPLC Rt,1.64分(実施例746)および1.72分(実施例747)
実施例746および747についてMS (ESI) m/z 566.3 ([M+H]+と一致)
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:50℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、3分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
【0861】
実施例748および749
【化318】
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メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメートおよびメチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例748および749は、実施例744および745について記載の手順に従って、(S)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメートおよび2,2−ジフルオロエチルアミンから調製した。メチル ((3S,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例748)についての分析データ
HPLC Rt,1.92分。
MS (ESI) m/z 586.3 ([M+H]+と一致)
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:50℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、3分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
メチル ((3R,4S)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例749)についての分析データ
HPLC Rt,3.12分。
MS (ESI) m/z 586.3 ([M+H]+と一致)
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm,保持時間(分)。MSシグナルは陽イオンについて記載される(m/e+)
【0862】
実施例750および751
【化319】
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メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメートおよびメチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート
実施例751および752:(R)−メチル (1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−オキソピペリジン−4−イル)カルバメート(44mg,0.039mmol)を、DMF(2.5ml)およびメタノール(1ml)中に溶解させた。オキセタン−3−アミン(20μl,0.039mmol)およびオルトギ酸トリメチル(0.25mL,2.262mmol)を加えた。酢酸(0.05mL,0.873mmol)をpH〜5まで滴下して加えた。反応混合液を室温で10分間攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(21mg,0.334mmol)を加え、室温で1時間攪拌し続けた。ホルムアルデヒド(50μl,0.672mmol)およびさらなる量のシアノ水素化ホウ素ナトリウム(21mg,0.334mmol)および酢酸(0.05mL,0.873mmol)を加え、該混合物を室温で3時間攪拌し、続いて窒素気流中で終夜蒸発させた。2種類のジアステレオマー生成物の粗製混合物をDMSO中に溶解させ、濾過し、下記の条件でprep HPLCにより精製した:カラム:XBridge C18,19xmm,5μm 粒子;移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:30分にわたる50−90% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(1.7mg)(実施例750)およびメチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(1.9mg)(実施例751)を得た。
メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例750)についての分析データ
HPLC Rt,2.85分。
MS (ESI) m/z 580.3 ([M+H]+と一致)
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
1H NMR (500MHz, dmso-d6) δ ppm 9.19 (br, 1H), 8.87 (br, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.93 (s, 1 H), 7.35 (s, 1 H), 7.00 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 4.54 (t, J=6.2 Hz, 1H), 4.49 (t, J=6.8 Hz, 1H), 4.44 (q, J=6.5 Hz, 2H), 4.08 (quint, J=6.8 Hz, 1H), 3.64-3.53 (m, 1H), 3.55 (s, 3H), 3.46 (q, J= 7.0 Hz, 2H), 3.26-3.17 (m, 2H), 2.74 (t, J=11.3 Hz, 1H), 2.66-2.59 (m, 2H), 2.24 (s, 3H), 1.93-1.88 (m, 1H), 1.63-1.55 (m, 1H), 1.20 (t, J=7.1 Hz, 3H)
メチル ((3S,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−(メチル(オキセタン−3−イル)アミノ)ピペリジン−4−イル)カルバメート(実施例751)についての分析データ
HPLC Rt,2.83分。
MS (ESI) m/z 580.3 ([M+H]+と一致)
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度 40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
1H NMR (500MHz, dmso-d6) δ ppm 9.19 (br, 1H), 8.85 (br, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.97 (d, J=1.2 Hz, 1 H), 7.33 (d, J= 1.5 Hz, 1 H), 7.18 (d, J=7.9 Hz, 1 H), 4.51-4.41 (m, 4H), 4.08-4.01 (br, 1H), 3.99 (quint, J=6.8 Hz, 1H), 3.59 (s, 3H), 3.50.3.45 (m, 1H), 3.48 (q, J= 7.0 Hz, 2H), 3.15-3.08 (t, J=10.8 Hz, 1H), 3.01-2.93 (m, 2H), 2.70-2.64 (m, 1H), 2.25 (s, 3H), 1.83-1.76 (m, 1H), 1.75-1.68 (m, 1H), 1.20 (t, J=7.1 Hz, 3H).
【0863】
下記の表の化合物は、実施例化合物744−751と同様に調製した。
表33
【表34】
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分析条件:
カラム:Waters Acquity UPLC BEH C18,2.1x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:50℃;グラジエント:3分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.75分保持;流速:1.11mL/分;検出:UV 220nm。
【0864】
実施例773
【化320】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(773A):5mLのマイクロ波バイアルに、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(71.8mg,0.209mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾニトリル(50mg,0.190mmol)、Pd(OAc)(6.41mg,0.029mmol)、キサントホス(17.62mg,0.030mmol)およびリン酸カリウム(145mg,0.685mmol)を入れた。該バイアルを窒素で排気と流入を4回繰り返した。トルエン(2ml)を加え、該フラスコを窒素で再度排気と流入を4回繰り返し、続いて攪拌しながら80℃で5時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、セライトに通して濾過し、固形物をジクロロメタンで洗浄した。乾燥するまで蒸発させて、163mgの粗生成物2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得て、下記の脱保護反応に「そのまま」使用した。
MS (ESI) m/z 569 ([M+H]+)
【0865】
実施例773:2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(163mg,0.186mmol)(粗製,<=0.190mmol)を、ClCHCHCl(10mL)中に溶解させた。アニソール(1mL,9.15mmol)およびTFA(2mL,26.0mmol)を加え、該混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合液を粘着性油状物となるまで蒸発させ、DMSO中に溶解させ、prep HPLCにより精製して、48.5mgの2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た。
プレパラティブHPLC条件
カラム:XBridge C18,19xmm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる20−60% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。該生成物は、1当量の1.00N HCl溶液をその遊離塩基のMeOH/DMF溶液に加え、再蒸発させることによって一塩酸塩に変換した。
MS (ESI) m/z 449.3
1H NMR (500MHz, dmso-d6) δ ppm 10.39 (br, 1H), 9.20 (t, J=5.6 Hz, 1H), 8.83 (br, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.29 (br, 1H), 4.55 (br, 1H), 4.33 (br, 1H), 3.90 (d, J=11.9 Hz, 1H), 3.90-3.81 (m, 1H), 3.64 (d, J=10.9 Hz, 1H), 3.51-3.45 (m, 2H), 3.14-3.07 (m, 1H), 2.85 (br.s., 3H), 2.42-2.36 (m, 1H), 2.17-2.09 (m, 1H), 1.21 (t, J=7.1 Hz, 3H).
【0866】
実施例774および775
【化321】
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2−(6−シアノ−3−((1S,2S)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルおよび2−(6−シアノ−3−((1R,2R)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(774A):5mLのマイクロ波バイアルに、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(中間体10)(110mg,0.321mmol)、rac−3−((1r,2r)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−6−カルボニトリル(50mg,0.209mmol)、Pd(OAc)(5mg,0.022mmol)、Brettphos(CAS1070663−78−3)(35mg,0.065mmol)およびCsCO(粉末,80メッシュ,210mg,0.645mmol)を入れた。該バイアルを密封し、窒素で排気と流入を4回繰り返した。ジオキサン(3ml)を加え、該バイアルを窒素で排気と流入を4回繰り返した。該反応物を110℃で12時間加熱した。LCMSは、m/e+=546であり、生成物の[M+H]+と一致する。インドール出発物質のわずかな痕跡が残った。反応混合液を室温に冷まし、アセトニトリルで希釈し、セライトに通して濾過した。該セライトをアセトニトリルで洗浄した。溶液を合わせて、乾燥するまで蒸発させた。該粗製物をシリカ上のカラムクロマトグラフィーにより精製した。(40gのカートリッジ,ジクロロメタン中の溶液としての注入試料,100% DCM〜100% EtOAc(生成物は溶出しない)のグラジエント、続いて100% ジクロロメタン〜80% DCM+20% MeOH+1% 濃縮NHOH溶液のグラジエントで溶出)。生成物を含有するフラクションを合わせて、乾燥するまで蒸発させて、92.8mgの淡黄色のフィルム状物(+/−)−2−(6−シアノ−3−((1r,2r)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(92.8mg,0.163mmol)を得た。
MS (ESI) m/z 546.7
【0867】
実施例774および775:(+/−)−2−(6−シアノ−3−((1r,2r)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルのPMB基を、前記実施例773に記載の方法を用いて切断した。精製したラセミ生成物は、Chiralpak AS 21x250mm 10umカラム(50分にわたる10% エタノールおよび90% (ヘプタン+0.1% ジエチルアミン)の定組成)におけるクロマトグラフィーによってエタンチオマーに分離した。生成物を254nmのUVによって収集した。実施例化合物774は、最初に溶出するエナンチオマーであり、2−(6−シアノ−3−((1S,2S)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13.8mg,)として任意に割り当てた。実施例化合物775は、2番目に溶出するエナンチオマーであり、2−(6−シアノ−3−((1R,2R)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13.1mg)として任意に割り当てた。
2−(6−シアノ−3−((1S,2S)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例774)および2−(6−シアノ−3−((1R,2R)−2−((ジメチルアミノ)メチル)シクロプロピル)−1H−インドール−1−イル)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(実施例775)についての分析データ
HPLC Rt,2.17分。
LCMS: m/z- = 424.3 ([M-H]-と一致)
HPLC条件:カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
1H NMR (500MHz, dmso-d6) δ ppm 9.65 (br, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.90 (s, 1 H), 7.81 (d, J= 8.3 Hz, 1 H), 7.54 (d, J=7.9 Hz, 1 H), 3.66 (q, J=7 Hz, 2H), 2.35 (dq, Jd=15 Hz, Jq=7 Hz, 2H), 2.23 (s, 6H), 1.84-1.78 (m, 1H), 1.31 (t, J=7 Hz, 3H), 1.22-1.17 (m, 1H), 1.06-1.02 (m, 1H), 0.87-0.81 (m, 1H).
【0868】
実施例776
【化322】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(776A):(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(29mg,0.046mmol)を、4mLのバイアル内のDMF(1ml)中に溶解させた。DIPEA(0.25mL,1.431mmol)を加え、該混合物を70℃に温めた。DMF(1ml)中の2−(クロロメチル)オキシラン(100μl,1.279mmol)の溶液をゆっくり加えた。反応混合液を70℃で30分間保った。該粗製反応混合物をMCXカートリッジ(Waters,5gの吸着剤)に通して濾過した。該カートリッジをMeOHで洗浄し、該生成物を(CHCN+MeOH中でNHの2モル溶液)1:1混合物で溶出した。乾燥するまで蒸発させて、30mgの(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルを得た。該粗製物を下記の脱保護に「そのまま」使用した。
MS (ESI) m/z 629/631反応。
【0869】
実施例776:(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルのPMB基を、前記実施例773に記載の方法を用いて切断した。
HPLC Rt,2.50分。
MS (ESI) m/z 509/511 (1 Cl同位体,[M+H]+と一致)およびm/e-=507/509 (1 Cl同位体,[M-H]-と一致).
HPLC条件カラム:Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
【0870】
実施例777
【化323】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(777A):ジオキサン(25mL)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(中間体1)(1314mg,3.96mmol)、(+/−)−(4aS,7aS)−オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン(500mg,3.96mmol)、Pddba(363mg,0.396mmol)、BINAP(740mg,1.189mmol)、およびCsCO(3873mg,11.89mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、105℃で終夜加熱した。反応混合液をセライトのプラグに通して濾過し、濾液を濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,0%−10% メタノール/DCMで溶出)。正しいフラクションを回収し、濃縮して、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)カルバメート(813mg)を得た。
MS (ESI) m/z 377 (M+1)
【0871】
(777B):DCM(10mL)中の(+/−)−tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)カルバメート(800mg,2.123mmol)を、室温にてTFA(3.11mL,40.3mmol)で1時間処理した。溶媒を蒸発させ、残渣をDCM中に再溶解させ、再度濃縮した。残ったTFAをTEAで中和し、過剰量のTEAを減圧中で蒸発させた。BOCO(0.591mL,2.55mmol)を、DCM(15mL)中の上記の粗製中間体化合物の溶液に加え、該反応混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧中で蒸発させ、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(80gのカラム,0−70% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出)。(+/−)−(4aS,7aS)−tert−ブチル 6−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−1−カルボキシレート(501mg,1)を白色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 377 (M+1)
【0872】
(777C):ジオキサン(7ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(395mg,1.114mmol)、(4aS,7aS)−tert−ブチル 6−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−1−カルボキシレート(420mg,1.114mmol)、酢酸パラジウム(II)(66.3mg,0.295mmol)、キサントホス(64.5mg,0.111mmol)、DPPF(61.8mg,0.111mmol)および炭酸セシウム(944mg,2.90mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で5時間加熱した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,DCM中の0−5% MeOHで溶出)。(+/−)−(4aS,7aS)−tert−ブチル6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−1−カルボキシレート(379mg)を褐色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 695 (M+1)
【0873】
実施例777D:TFA(0.382mL,4.96mmol)を、DCE(1mL)中の(4aS,7aS)−tert−ブチル 6−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−1−カルボキシレート(50mg,0.072mmol)およびアニソール(0.031mL,0.288mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で1時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで3回共沸させて、過剰なTFAを除去した。10mLのMeOH中の2N NHを加え、該溶液を20分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をMeOH/EtO(1:20の比率)でトリチュレートした。該固形物を真空濾過により回収して、黄色の固形物を得て、これをprep−HPLCで精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(23.9mg)を得た。
HPLC Rt,0.74分。
LCMS: m/z 475 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.19 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.02 (s, 2H), 3.87 - 3.62 (m, 3H), 3.17 (t, J=8.1 Hz, 1H), 3.10 (d, J=10.1 Hz, 1H), 3.00 (br. s., 1H), 2.93 - 2.81 (m, 2H), 2.23 (br. s., 2H), 1.76 - 1.55 (m, 6H), 1.38 (d, J=15.5 Hz, 2H)
【0874】
実施例778
【化324】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((4aS,7aS)−1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物387Cを調製するために用いた方法を用いて調製した。
MS (ESI) m/z 531 (M+1).
【0875】
実施例779
【化325】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(779A):THF(10mL)中のtert−ブチル 1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレート(330mg,1.298mmol)およびヨードメタン(0.085mL,1.362mmol)の溶液を、氷浴内で冷却した。水素化ナトリウム(78mg,1.946mmol)を加え、氷浴を取り外した。反応液を室温で4時間攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCOで洗浄し;該水層をEtOAcで抽出した。続いて有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。該粗生成物をクロマトグラフィーにより精製して(シリカゲル,ヘキサン/EtOAcグラジエント 0〜100% EtOAc)、tert−ブチル 2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレート(315mg)を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.03 - 3.88 (m, 1H), 3.56 - 3.44 (m, 1H), 3.35 - 3.23 (m, 2H), 3.19 - 3.12 (m, 1H), 3.03 - 2.91 (m, 1H), 2.83 (d, J=1.8 Hz, 3H), 2.27 (s, 1H), 1.99 - 1.76 (m, 2H), 1.56 (t, J=5.7 Hz, 3H), 1.44 (s, 9H)
【0876】
(779B):DCM(5mL)中のtert−ブチル 2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレート(315mg,1.174mmol)の溶液に、TFA(1.718mL,22.30mmol)を加え、該混合物を室温で2時間攪拌した。該反応物を減圧下で濃縮して、粗製物を得て、SCXカートリッジで精製し(MeOHで流出)、さらなる量のMeOHで洗浄した。生成物をMeOH中の2M NHで溶出して回収した。溶媒を蒸発させて、2−メチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン(177mg)を得た。
MS (ESI) m/z 169 (M+1).
【0877】
(779C):ジオキサン(15mL)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(349mg,1.052mmol)、2−メチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン(177mg,1.052mmol)、Pddba(96mg,0.105mmol)、BINAP(197mg,0.316mmol)、およびCsCO(1028mg,3.16mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、105℃で終夜加熱した。反応混合液をセライトのプラグに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,ヘキサン中の10%〜100% EtOAcで溶出)、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)カルバメート(197mg)を得た。
MS (ESI) m/z 419 (M+1).
【0878】
(779D):DCM(3mL)中のtert−ブチル−(2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)カルバメート(336mg,0.802mmol)を、室温にてTFA(1.174mL,15.24mmol)で2時間処理した。溶媒を蒸発させ、残渣をDCM中に再溶解させ、再度濃縮した。反応混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(40gのカラム,0−10% メタノール/ジクロロメタンで溶出)。3−アミノ−4−クロロ−5−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ベンゾニトリル(179mg)を淡黄色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 319 (M+1).
【0879】
(779F):ジオキサン(5ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(167mg,0.471mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ベンゾニトリル(150mg,0.471mmol)、酢酸パラジウム(II)(28.0mg,0.125mmol)、キサントホス(27.2mg,0.047mmol)、DPPF(26.1mg,0.047mmol)および炭酸セシウム(399mg,1.223mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で3時間加熱した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(24gのカラム,ヘキサン中の10%〜100% EtOAcで溶出)、(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(137mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 637 (M+1).
【0880】
実施例779:TFA(0.417mL,5.41mmol)を、DCE(1mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(50mg,0.078mmol)およびアニソール(0.034mL,0.314mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で1時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで3回共沸させて、過剰なTFAを除去した。10mLのMeOH中の2N NHを加え、該溶液を20分間攪拌した。該溶媒を減圧中で除去し、該物質を、prep−HPLCで精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(17.4mg)を得た。
MS (ESI) m/z 517 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.35 (d, J=4.0 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 3.39 - 3.30 (m, 1H), 3.24 (s, 1H), 3.08 - 2.91 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.51 (br. s., 1H), 2.23 (s, 2H), 1.72 (br. s., 4H), 0.79 (d, J=5.7 Hz, 4H)
【0881】
実施例780
【化326】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物779を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル 2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレートから調製した。
MS (ESI) m/z 519 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.44 - 9.25 (m, 1H), 8.97 - 8.82 (m, 1H), 7.41 - 7.32 (m, 1H), 3.40 (s, 2H), 3.15 - 2.94 (m, 5H), 2.90 (s, 3H), 1.95 (br. s., 4H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0882】
実施例781
【化327】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(3−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物779を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル 2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレートおよび2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 507 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.20 (br. s., 1H), 8.88 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.03 - 7.90 (m, 1H), 7.46 - 7.32 (m, 1H), 3.53 - 3.43 (m, 1H), 3.39 - 3.30 (m, 3H), 3.09 (d, J=10.8 Hz, 3H), 2.78 (s, 3H), 1.95 (br. s., 4H), 1.29 - 1.10 (m, 4H)
MS (ESI) m/z 507 (M+1).
【0883】
実施例782
【化328】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物781を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル 3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレートから調製した。
MS (ESI) m/z 517 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 - 9.29 (m, 1H), 8.89 - 8.78 (m, 1H), 8.24 - 8.17 (m, 1H), 8.14 - 8.07 (m, 1H), 7.36 - 7.26 (m, 1H), 3.38 (s, 1H), 3.23 (s, 2H), 3.12 - 2.91 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.23 (s, 2H), 1.82 - 1.59 (m, 4H), 0.79 (d, J=6.1 Hz, 4H)
【0884】
実施例783
【化329】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物779を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレートおよび2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 505 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.32 - 9.08 (m, 1H), 8.91 - 8.76 (m, 1H), 8.27 - 8.12 (m, 1H), 8.03 - 7.90 (m, 1H), 7.43 - 7.23 (m, 1H), 3.55 - 3.44 (m, 2H), 3.28 - 3.18 (m, 2H), 3.12 - 2.92 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.31 - 2.12 (m, 2H), 1.87 - 1.56 (m, 4H), 1.27 - 1.10 (m, 3H)
【0885】
実施例784
【化330】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物779を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 505 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.28 - 9.13 (m, 1H), 8.93 - 8.77 (m, 1H), 8.25 - 8.16 (m, 1H), 8.01 - 7.87 (m, 1H), 7.42 - 7.24 (m, 1H), 3.29 - 3.19 (m, 4H), 2.88 - 2.79 (m, 2H), 2.78 - 2.71 (m, 4H), 2.03 - 1.95 (m, 2H), 1.93 - 1.80 (m, 2H), 1.51 - 1.43 (m, 2H), 1.23 - 1.13 (m, 4H)
【0886】
実施例785
【化331】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1−メチル−2−オキソ−1,4,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物779を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル 2−オキソ−1,4,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレートから調製した。
MS (ESI) m/z 518 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.40 - 9.29 (m, 1H), 8.91 - 8.79 (m, 1H), 8.25 - 8.17 (m, 1H), 8.15 - 8.07 (m, 1H), 7.40 - 7.26 (m, 1H), 3.26 (br. s., 4H), 3.09 - 2.94 (m, 3H), 2.71 (s, 4H), 2.16 - 1.99 (m, 2H), 1.62 - 1.49 (m, 2H), 0.79 (br. s., 4H)
【0887】
実施例786
【化332】
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2−((3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(786A):DCM(5mL)中のtert−ブチル 2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシレート塩酸塩(400mg,1.445mmol)の攪拌溶液を、TEA(0.604mL,4.34mmol)、続いてAcO(0.164mL,1.734mmol)で処理し、室温で2時間攪拌した。この反応混合物に、TFA(2.115mL,27.5mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。減圧下で濃縮して、粗物質を得て、SCXカートリッジで精製し(MeOHで流出)、さらなる量のMeOHで洗浄した。生成物をMeOH中の2M NHで溶出して回収した。溶媒を蒸発させて、1−(2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)エタノン(165mg)を得た。
MS (ESI) m/z 183 (M+1).
【0888】
(786B):ジオキサン(15mL)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(291mg,0.878mmol)、1−(2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)エタノン(160mg,0.878mmol)、Pddba(80mg,0.088mmol)、BINAP(164mg,0.263mmol)、およびCsCO(858mg,2.63mmol)の混合物を、窒素で排気と充填を3回繰り返し、105℃で終夜加熱した。反応混合液を、セライトのプラグに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,ヘキサン中で10%〜100% EtOAcで溶出)、tert−ブチル (3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(192mg)を得た。
MS (ESI) m/z 433 (M+1).
【0889】
(786C):DCM(2mL)中のtert−ブチル(3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(100mg,0.231mmol)を、室温にてTFA(0.338mL,4.39mmol)で2時間処理した。溶媒を蒸発させ、残渣をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのゴールドカラム,0−5% メタノール/ジクロロメタンで溶出)。3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−5−アミノ−4−クロロベンゾニトリル(70mg)を淡黄色の油状物として得た。
MS (ESI) m/z 333 (M+1).
【0890】
(786D):ジオキサン(2ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(37.3mg,0.105mmol)、3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−5−アミノ−4−クロロベンゾニトリル(35mg,0.105mmol)、酢酸パラジウム(II)(6.26mg,0.028mmol)、キサントホス(6.08mg,10.52μmol)、DPPF(5.83mg,10.52μmol)および炭酸セシウム(89mg,0.273mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で3時間加熱した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮した。該粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,0−10% メタノール/DCMで溶出)。2−((3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(37mg)を淡黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 651 (M+1).
【0891】
実施例786:TFA(0.302mL,3.92mmol)を、DCE(1.0mL)中の2−((3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(37mg,0.057mmol)およびアニソール(0.025mL,0.227mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で1時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで3回共沸させて、過剰なTFAを除去した。10mLのMeOH中の2N NHを加え、該溶液を20分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をprep−HPLCで精製した。2−((3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(16mg)。
MS (ESI) m/z 531 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.43 - 9.27 (m, 1H), 8.88 - 8.77 (m, 1H), 8.22 - 8.17 (m, 1H), 8.13 - 8.08 (m, 1H), 7.39 - 7.32 (m, 1H), 3.56 - 3.43 (m, 3H), 3.27 - 3.20 (m, 1H), 3.10 - 2.87 (m, 5H), 1.95 (d, J=8.5 Hz, 3H), 1.89 - 1.81 (m, 1H), 1.80 - 1.73 (m, 1H), 1.71 - 1.61 (m, 4H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0892】
実施例787
【化333】
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2−((3−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物786を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、2−クロロ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリルから調製した。
MS (ESI) m/z 519 (M+1).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.27 - 9.11 (m, 1H), 8.90 - 8.74 (m, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.02 - 7.92 (m, 1H), 7.46 - 7.28 (m, 1H), 3.57 - 3.43 (m, 4H), 3.23 (s, 1H), 3.10 - 2.89 (m, 5H), 1.95 (d, J=8.5 Hz, 3H), 1.89 - 1.82 (m, 1H), 1.80 - 1.73 (m, 1H), 1.66 (br. s., 4H), 1.19 (t, J=7.0 Hz, 3H)
【0893】
実施例788
【化334】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(788A):0℃で窒素下にてDCM(15mL)中のtert−ブチル 3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.5g,6.94mmol)の溶液に、TEA(3.38mL,24.27mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(2.383g,20.81mmol)をゆっくり加えた。室温で12時間激しく攪拌し、反応混合物をDCM/水に入れ、層を分離し、水層をDCMで逆抽出した。有機層を回収し、NaSOで乾燥させ、減圧濃縮して、粗物質を得て、クロマトグラフィーで精製して(シリカ,DCM中の0%〜20% MeOHで溶出)、tert−ブチル 4−(メチルスルホニル)−3−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.13g)を無色の泡状物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.50 - 3.97 (m, 5H), 3.78 - 3.65 (m, 1H), 3.13-3.20 (s, 2H), 3.09 (s, 3H), 3.00 (s, 3H), 1.53 - 1.44 (m, 9H)
【0894】
(788B):−78℃で窒素下にて乾燥THF(20mL)中のtert−ブチル 4−(メチルスルホニル)−3−(((メチルスルホニル)オキシ)メチルピペラジン−1−カルボキシレート(1.85g,4.97mmol)の溶液に、ヘキサン中のsec−ブチルリチウム(3.90mL,5.46mmol)を滴下して加えた。30分後、該混合物をゆっくり室温にした。2.5時間後、該反応物を10mLの水でクエンチし、30mLのEtOAcを入れ、該層を分離した。水層をEtOAcで逆抽出した(2x30ml)。有機層を回収し、NaSOで乾燥させ、減圧濃縮して、粗物質を得て、ヘキサン中の0%〜70% EtOAcで溶出するシリカ上のクロマトグラフィーで精製して、tert−ブチル テトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−カルボキシレート 1,1−ジオキシド(296mg)を白色の固形物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 4.45 - 4.09 (m, 2H), 3.49 - 3.37 (m, 1H), 3.34 - 3.07 (m, 3H), 2.87 - 2.77 (m, 1H), 2.74 - 2.59 (m, 2H), 2.49 - 2.36 (m, 1H), 2.07 - 1.92 (m, 1H), 1.50 (s, 9H)
【0895】
(788C):DCM(3mL)中のtert−ブチル テトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−カルボキシレート 1,1−ジオキシド(200mg,0.724mmol)を、室温にてTFA(1.059mL,13.75mmol)で1時間処理した。溶媒を蒸発させ、残渣をDCM中に再溶解させ、再度濃縮した。該粗製物をSCXカートリッジにより精製し(MeOHで流出)、さらなる量のMeOHで洗浄した。生成物を、MeOH中の2M NHで溶出して回収した。溶媒を蒸発させて、ヘキサヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン 1,1−ジオキシド(107mg)を得た。
MS (ESI) m/z 177 (M+1).
【0896】
(788D):ジオキサン(5mL)中のtert−ブチル (3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)カルバメート(160mg,0.482mmol)、ヘキサヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン 1,1−ジオキシド(85mg,0.482mmol)、Pddba(44.2mg,0.048mmol)、BINAP(90mg,0.145mmol)、およびCsCO(471mg,1.447mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、105℃で終夜加熱した。
反応混合液をセライトのプラグに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製して(40gのカラム,DCM中の1−10% メタノールで溶出)、tert−ブチル (2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)フェニル)カルバメート(77mg)を得た。
MS (ESI) m/z 427 (M+1)
【0897】
(788E):DCM(1mL)中のtert−ブチル−(2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)フェニル)カルバメート(70mg,0.164mmol)を、室温にてTFA(0.240mL,3.12mmol)で2時間処理した。溶媒を蒸発させ、残渣をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した。水層をジクロロメタンで2回より多く抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,0−5% メタノール/ジクロロメタンで溶出)。3−アミノ−4−クロロ−5−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)ベンゾニトリル(37mg)を黄色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 327 (M+1)
【0898】
(788F):ジオキサン(2ml)中の2−クロロ−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(40.2mg,0.113mmol)、3−アミノ−4−クロロ−5−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)ベンゾニトリル(37mg,0.113mmol)、酢酸パラジウム(II)(6.74mg,0.030mmol)、キサントホス(6.55mg,0.011mmol)、DPPF(6.28mg,0.011mmol)および炭酸セシウム(96mg,0.294mmol)の混合物を、窒素で排気と流入を3回繰り返し、80℃で3時間加熱した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、該濾液を濃縮した。粗生成物を、自動ISCOシステムを用いてシリカゲル上にてフラッシュクロマトグラフィーで精製した(24gのカラム,0−5% メタノール/DCMで溶出)。2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(21mg)を淡褐色の固形物として得た。
MS (ESI) m/z 645 (M+1)
【0899】
実施例788:TFA(0.107mL,1.390mmol)を、DCE(0.3mL)中の2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(13mg,0.020mmol)およびアニソール(8.80μl,0.081mmol)の溶液に加え、該反応混合物を60℃で1時間加熱した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をトルエンで3回共沸させて、過剰なTFAを除去した。2mLのMeOH中の2N NHを加え、該溶液を20分間攪拌した。該溶媒を減圧中で留去し、該物質をprep−HPLCで精製して、2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(5.1mg)を得た。
MS (ESI) m/z 525 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.43 - 9.26 (m, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 3.53 - 3.43 (m, 2H), 3.32 - 3.22 (m, 2H), 3.05 - 2.94 (m, 1H), 2.87 (br. s., 2H), 2.74 (s, 3H), 2.46 - 2.33 (m, 1H), 2.08 - 1.89 (m, 1H), 0.79 (d, J=5.5 Hz, 4H)
【0900】
実施例789
【化335】
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N−(4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド
表題化合物は、中間体化合物11を調製する方法、および実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル ピペラジン−1−イルカルバメートから調製した。。
HPLC Rt,0.88分。
MS (ESI) m/z 491 (M+1)
【0901】
実施例790
【化336】
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メチル (4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)カルバメート
表題化合物は、実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.95分。
MS (ESI) m/z 507 (M+1).
【0902】
実施例791
【化337】
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2−((4−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)アミノ)アセトアミド
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.69分。
MS (ESI) m/z 507 (M+1).
【0903】
実施例792
【化338】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、中間体化合物11を調製する方法、および実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレートから調製した。
HPLC Rt,0.8分。
MS (ESI) m/z 475 (M+1)
【0904】
実施例793
【化339】
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2−((3−(2−アセチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物480を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、実施例化合物792から調製した。
HPLC Rt,0.96分。
MS (ESI) m/z 517 (M+1)
【0905】
実施例794
【化340】
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(R)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−ヒドロキシプロパノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物793を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.96分。
MS (ESI) m/z 547 (M+1)
【0906】
実施例795
【化341】
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(S)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−ヒドロキシプロパノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物794を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.94分。
MS (ESI) m/z 547 (M+1)
【0907】
実施例796
【化342】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物792を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.85分。
MS (ESI) m/z 551 (M+1)
【0908】
実施例797
【化343】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−ヒドロキシプロピル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.76分。
LCMS: m/z 533 (M+1)
【0909】
実施例798
【化344】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−メチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物1を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.75分。
MS (ESI) m/z 489 (M+1)
【0910】
実施例799
【化345】
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2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−N−メチルアセトアミド
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.74分。
MS (ESI) m/z 546 (M+1)
【0911】
実施例800
【化346】
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2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)アセトアミド
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.72分。
MS (ESI) m/z 532 (M+1)
【0912】
実施例801
【化347】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−エチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.76分。
MS (ESI) m/z 503 (M+1)
【0913】
実施例802
【化348】
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(+/−)−2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパンアミド
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.73分。
MS (ESI) m/z 546 (M+1)
【0914】
実施例803
【化349】
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2−(7−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパンアミド
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.74分。
LCMS: m/z 560 (M+1)
【0915】
実施例804
【化350】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−(2−オキソ−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.69分。
LCMS: m/z 601 (M+1)
【0916】
実施例805
【化351】
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2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(2−((2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.74分。
MS (ESI) m/z 582 (M+1)
【0917】
実施例806
【化352】
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2−((3−(7−アセチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、中間体11を調製する方法および実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて、tert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボキシレートから調製した。
HPLC Rt,0.91分。
MS (ESI) m/z 517 (M+1)
【0918】
実施例807
【化353】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−(7−(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)フェニル)アミノ)−4−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
表題化合物は、実施例化合物52を調製するために用いた方法と類似する方法を用いて調製した。
HPLC Rt,0.75分。
MS (ESI) m/z 551 (M+1)
【0919】
実施例808
【化354】
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(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−5−グアニジノペンタノエート三塩酸塩
(808A):(実施例328)メチル ((3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル)カルバメート(50mg,0.098mmol)、BOC−ARG(BOC)−OH(96mg,0.202mmol)、DMAP(2.391mg,0.020mmol)およびDCC(60.6mg,0.294mmol)の溶液を、窒素下にてDCM(5mL)中に溶解させた。反応混合液を室温で12時間攪拌し;LCMSは完全な変換を示した。該溶媒を除去し、該物質をアセトンで希釈し、濾過した(1,3−ジシクロヘキシルウレアを除去)。
該溶媒を除去し、該物質をDCMで希釈し、シリカゲルカラムにかけて(10−80% アセトン−ヘキサンで溶出)、(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 5−((Z)−2,3−ビス(tert−ブトキシカルボニル)グアニジノ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ペンタノエート(94mg)を得た。
MS (ESI): m/z 967 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.23 - 9.17 (m, 1H), 9.13 - 8.98 (m, 2H), 8.90 - 8.83 (m, 1H), 8.25 - 8.16 (m, 1H), 8.03 - 7.97 (m, 1H), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 7.28 - 7.16 (m, 2H), 4.88 - 4.76 (m, 1H), 3.99 - 3.91 (m, 1H), 3.82 - 3.73 (m, 2H), 3.59 - 3.51 (m, 3H), 3.49 - 3.42 (m, 2H), 3.42 - 3.36 (m, 1H), 3.29 - 3.22 (m, 1H), 2.93 - 2.83 (m, 1H), 2.78 - 2.68 (m, 1H), 1.98 - 1.90 (m, 1H), 1.78 - 1.68 (m, 2H), 1.66 - 1.52 (m, 4H), 1.46 (s, 9H), 1.39 (s, 18H), 1.21 - 1.15 (m, 3H)
【0920】
実施例808:20mLのマイクロ波フラスコ内の(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 5−((Z)−2,3−ビス(tert−ブトキシカルボニル)グアニジノ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ペンタノエート(93mg,0.096mmol)に、アセトニトリル(3mL)および14当量のHCl(40μl,1.316mmol)を加えた。該フラスコに蓋をし、該反応物を70℃で2時間攪拌した(アルギニン以外のアミノ酸室温で流した)。LCMSにより反応の完了が示され、該混合物を室温で終夜攪拌して、(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−5−グアニジノペンタノエート,3HCl(31mg)を白色の固形物として沈殿させた。
MS (ESI): m/z 667 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.28 - 9.18 (m, 1H), 8.94 - 8.82 (m, 1H), 8.57 - 8.40 (m, 3H), 8.22 (s, 1H), 8.07 - 7.97 (m, 1H), 7.74 - 7.62 (m, 1H), 7.40 - 7.29 (m, 2H), 5.00 - 4.84 (m, 1H), 4.09 - 3.98 (m, 1H), 3.75 - 3.65 (m, 1H), 3.62 - 3.54 (m, 3H), 3.53 - 3.43 (m, 3H), 3.19 - 3.06 (m, 2H), 2.96 - 2.78 (m, 2H), 2.07 - 1.96 (m, 1H), 1.88 - 1.71 (m, 3H), 1.70 - 1.58 (m, 1H), 1.57 - 1.45 (m, 1H), 1.26 - 1.12 (m, 3H)
【0921】
下記に記載の化合物は、実施例808について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表34
【表35】
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HPLC条件;=HPLC条件
PHENOMENEX−LUNA2.0x50mm 3um,0−100% メタノール溶液(0.1% TFAを含有) 分.グラジエント,グラジエント時間=4分,流速=0.8ml/分,254nmでモニター
PHENOMENEX−LUNA 2.0x50mm 3um,0−100% アセトニトリル溶液(0.1% TFAを含有) 分.グラジエント,グラジエント時間=4分,流速=0.8ml/分,220nmでモニター
【0922】
実施例822
【化355】
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(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((S)−2,6−ジアミノヘキサンアミド)−3−メチルブタノエート二塩酸塩
(822A):(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−メチルブタノエート二塩酸塩は、実施例化合物821Aについて用いた合成手順で調製した。
MS (ESI): m/z 610 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.27 - 9.15 (m, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.50 - 8.35 (m, 3H), 8.21 (s, 1H), 8.06 - 7.95 (m, 1H), 7.42 - 7.28 (m, 2H), 5.06 - 4.88 (m, 1H), 3.93 - 3.84 (m, 2H), 3.56 (s, 4H), 3.50 - 3.41 (m, 2H), 3.30 - 3.19 (m, 1H), 2.99 - 2.90 (m, 1H), 2.89 - 2.79 (m, 1H), 2.23 - 2.12 (m, 1H), 2.04 - 1.94 (m, 1H), 1.83 - 1.69 (m, 1H), 1.25 - 1.13 (m, 3H), 1.03 - 0.86 (m, 6H)
【0923】
実施例822:乾燥DCM(1mL)中の(S)−2,6−ビス((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸(30mg,0.087mmol)の氷冷溶液に、TBTU(27.5mg,0.086mmol)およびTEA(0.030mL,0.214mmol)をN雰囲気下にて加えた。反応混合液を同一温度で0.5時間攪拌し、(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−アミノ−3−メチルブタノエート二塩酸塩(36.5mg,0.053mmol)を加えた。該反応物を室温で1時間攪拌し;LCMSは完全な変換を示した。反応混合液をDCMで希釈し、水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。該溶媒を除去し、該反応混合物をDCM中に入れ、シリカゲルカラム上で精製して(10−80% アセトン−ヘキサンで溶出)、(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((S)−2,6−ビス((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサンアミド)−3−メチルブタノエートを得た。
この中間体化合物に、アセトニトリル(2mL)およびHCl(0.013mL,0.428mmol)(8当量)を加え;該反応物を室温で終夜攪拌して(アルギニンを70℃で2時間攪拌)、(S)−(3R,4R)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−3−イル 2−((S)−2,6−ジアミノヘキサンアミド)−3−メチルブタノエート,2HCl(15mg)を白色の固形物として沈殿させた。
MS (ESI): m/z 738 (M+1)
1H NMR (500MHz, メタノール-d4) δ 8.48 (d, J=1.7 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.29 - 7.15 (m, 1H), 5.03 - 4.94 (m, 1H), 4.46 - 4.32 (m, 1H), 4.06 - 3.97 (m, 1H), 3.84 - 3.75 (m, 1H), 3.68 (d, J=7.1 Hz, 5H), 3.64 - 3.55 (m, 1H), 3.10 - 3.01 (m, 2H), 2.99 - 2.90 (m, 1H), 2.81 - 2.70 (m, 1H), 2.32 - 2.21 (m, 1H), 2.16 - 2.10 (m, 1H), 2.04 - 1.85 (m, 3H), 1.85 - 1.75 (m, 2H), 1.68 - 1.55 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 1.32 (s, 4H), 1.03 (s, 6H)
【0924】
下記に記載の化合物は、実施例化合物822について用いた同様の合成手順で調製した。
表35
【表36】
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=HPLC条件
PHENOMENEX−LUNA 2.0x50mm 3um,0−100% メタノール溶液(0.1% TFAを含有) 分.グラジエント,グラジエント時間=4分,流速=0.8ml/分,254nmでモニター。
【0925】
下記に記載の化合物は、実施例化合物394について用いた同様の合成手順で調製した。
表36
【表37】
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=HPLC条件
Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
【0926】
実施例831
【化356】
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tert−ブチル 3−(4−(3−シアノ−5−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
この化合物は、実施例化合物396について用いた合成手順で調製した。
MS (ESI): m/z 582 (M+1)
1H NMR (500MHz, アセトン) δ 8.31 - 8.25 (m, 1H), 8.15 - 8.08 (m, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.84 - 7.79 (m, 1H), 7.74 - 7.68 (m, 1H), 7.66 - 7.60 (m, 1H), 7.36 - 7.27 (m, 1H), 4.61 - 4.48 (m, 1H), 4.11 - 3.99 (m, 2H), 3.91 - 3.82 (m, 2H), 3.82 - 3.74 (m, 2H), 3.32 - 3.22 (m, 1H), 3.15 - 3.07 (m, 2H), 2.23 (s, 4H), 2.13 - 2.11 (m, 1H), 1.56 (s, 10H), 1.46 (s, 3H)
【0927】
実施例832
【化357】
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2−((1−(1−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−3−シアノ−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
この化合物は、実施例化合物394について用いた脱保護手順で調製した。
MS (ESI): m/z 482 (M+1)
【0928】
下記に記載の化合物は、実施例化合物394について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表37
【表38】
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=HPLC条件
Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:1mL/分;検出:UV 220nm。
【0929】
実施例835
【化358】
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2−((3−シアノ−1−(1−(1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
この化合物は、実施例化合物374について用いた脱保護手順で調製した。
MS (ESI): m/z 538 (M+1)
【0930】
実施例836
【化359】
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メチル 3−(4−(3−シアノ−5−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)−1H−インドール−1−イル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
この化合物は、実施例化合物372について用いた脱保護手順で調製した。
MS (ESI): m/z 540 (M+1)
【0931】
実施例837
【化360】
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2−((1−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−3−シアノ−1H−インドール−5−イル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
この化合物は、実施例化合物319について用いた脱保護手順で調製した。
MS (ESI): m/z 524 (M+1)
【0932】
実施例838
【化361】
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(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−1−(オキセタン−3−イル)−2−オキソヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル
(838A):(+/−)−tert−ブチル ((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートは、実施例1Gの手順に従って、(+/−)−メチル ((3R,4R)−1−(3−アミノ−2−クロロ−5−シアノフェニル)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン−4−イル)カルバメートおよび中間体化合物10を出発物質として調製した。
【0933】
(838B):5℃でアセトニトリル(19mL)中の(+/−)−−tert−ブチル ((3R,4R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(600mg,0.762mmol)に、HF(1mL)を加え;該反応物を攪拌しながら25℃に4時間温めた。LCMSは、所望の物質の形成を示し、溶媒を留去した。粗製物質をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、および食塩水で4回洗浄した。該溶媒をNaSOで乾燥させ、溶媒を除去して、(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(470mg)を得た。
MS (ESI): m/z 573 (M+1)
【0934】
(838C):(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(390mg,0.681mmol)を、アニソール(0.372mL,3.40mmol)およびDCE(3mL)と混合させた。TFA(1.049mL,13.61mmol)を加え、該混合物を25℃で1時間攪拌した。該混合物を高真空下で乾燥するまで濃縮した。30mLの2N NH/MeOHを加え、30分間攪拌した。白色沈殿物を濾過により収集し、20mLの冷MeOH、エーテルで洗浄し、空気吸込下で2時間乾燥させて、rac−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(193mg)を得た。
MS (ESI): m/z 453 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 8.98 - 8.64 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.96 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.31 (d, J=1.9 Hz, 1H), 5.16 - 4.88 (m, 1H), 3.57 - 3.40 (m, 2H), 3.29 - 3.14 (m, 3H), 2.83 - 2.68 (m, 1H), 2.48 - 2.39 (m, 2H), 2.15 - 2.01 (m, 1H), 1.87 - 1.76 (m, 1H), 1.50 - 1.38 (m, 1H), 1.20 (s, 3H)
【0935】
(838D):(+/−)−2−((3−((3R,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(80mg,0.177mmol)を、MeOH(1.0mL)およびDMF(1.0mL)中に入れ、オルトギ酸トリメチル(1.464mL,13.25mmol)、AcOH(0.040mL,0.707mmol)、およびオキセタン−3−オン(0.113mL,1.766mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌し、続いてNaCNBH(111mg,1.766mmol)を加え、該反応物を25℃で終夜攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し;飽和NaHCO、および食塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該物質をシリカゲルで精製して(5% MeOH−DCM)、実施例化合物838Dであるrac−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(90mg)を白色の固形物として得た。
MS (ESI): m/z 509 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.29 - 9.11 (m, 1H), 8.94 - 8.72 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.05 - 7.87 (m, 1H), 7.39 - 7.22 (m, 1H), 5.08 - 4.91 (m, 1H), 4.73 - 4.54 (m, 2H), 4.42 - 4.24 (m, 2H), 4.14 - 3.95 (m, 1H), 3.52 - 3.42 (m, 2H), 3.42 - 3.35 (m, 2H), 3.26 - 3.14 (m, 1H), 2.78 - 2.62 (m, 1H), 2.49 - 2.43 (m, 1H), 2.35 - 2.22 (m, 1H), 1.88 - 1.76 (m, 1H), 1.47 - 1.30 (m, 1H), 1.19 (s, 3H)
【0936】
実施例838:DMF(5mL)中の(+/−)−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(90mg,0.177mmol)に、1,1'−カルボニルジイミダゾール(200mg,1.233mmol)を加え、該反応物を25℃で16時間攪拌した。粗製物質を下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19xmm、5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる30−70% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、rac−2−((2−クロロ−5−シアノ−3−((3aR,7aR)−1−(オキセタン−3−イル)−2−オキソヘキサヒドロオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(2H)−イル)フェニル)アミノ)−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(48.8mg)を得た。
MS (ESI): m/z 535 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.39 - 9.11 (m, 1H), 9.03 - 8.81 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.00 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.49 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.82 (s, 3H), 4.76 - 4.66 (m, 2H), 4.19 - 4.06 (m, 1H), 3.74 - 3.60 (m, 2H), 3.47 (s, 3H), 3.20 - 3.16 (m, 1H), 3.01 - 2.91 (m, 1H), 2.35 - 2.25 (m, 1H), 2.07 - 1.93 (m, 1H), 1.20 (t, J=7.2 Hz, 3H)
【0937】
下記に記載の化合物は、実施例化合物838について用いた合成手順と同様の手順で調製した。
表38
【表39】
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(1)前記化合物は、キラル中間体化合物(375B)を用いて、実施例838について使用した合成手順と同様の手順で調製した。HPLC条件;b,c=キラルSFC Waters BEH C18,2.0x50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);温度:40℃;グラジエント:0%Bで0.5分保持、4分にわたる0−100% B、続いて100% Bで0.5分保持;流速:0.5mL/分;検出:UV 220nm。Chiralpak IBプレパラティブカラム,30x250mm,5μm;移動相:CO中で90% MeOH(0.1%DEA)、100bar;温度:35℃;流速:40.0mL/分。22分間。254nmでUVモニター 注入:1:1:1 DMSO:MeOH:CHCl中の〜5mg/mL溶液の0.75mL(詰め込んだ注入によって〜44mgに精製)。
Chiralpak IBプレパラティブカラム,30x250mm,5μm;移動相:CO中で90% EtOH(0.1%DEA),100bar;温度:35℃;流速:40.0mL/分。22分間。254nmでUVモニター
注入:1:1 MeOH:DMSO中の〜5mg/mL溶液の0.45ml(詰め込んだ注入により〜29mgに精製)
【0938】
実施例846
【化362】
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(3R,4R)−メチル 4−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート
(846A):0℃(氷浴)でMeOH(50mL)中の(3R,4R)−4−((E)−(4−メトキシベンジリデン)アミノ)ピペリジン−3−オール(400mg,1.707mmol)およびDIPEA(0.447mL,2.56mmol)の溶液を、クロロ炭酸メチル(1mL,12.94mmol)で処理した。反応液を12時間攪拌し、続いて該混合物を濃縮した。粗製物質をMeOHで希釈し、SCXカラム(Phenomenex,Strata XC)に適用した。該カラムをメタノール中の2Nアンモニアで溶出し、溶媒を除去して、(3R,4R)−メチル 3−ヒドロキシ−4−((E)−(4−メトキシベンジリデン)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(499mg)を得た。
1H NMR (500MHz, MeOH-d4) δ ppm 8.33 (s, 1H), 7.74 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.00 (d, J=8.8 Hz, 2H), 4.26 (br, 1H), 4.13 (br. d., J=13 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 3.63-3.57 (m, 1H), 3.18 (q, J=8 Hz, 1H), 2.93 (br, 1H), 2.77 (br, 1H), 1.83-1.77 (m, 1H), 1.37-1.32 (m, 1H).
【0939】
(846B):MeOH(17ml)中の(3R,4R)−メチル 3−ヒドロキシ−4−((E)−(4−メトキシベンジリデン)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(499mg,1.707mmol)の溶液に、水(1mL,55.5mmol)およびTFA(2mL,26.0mmol)を加えた。反応液を50℃で終夜攪拌した。反応混合液をSCXカラム(Phenomenex,Strata XC)に適用し、メタノール中の2Nアンモニアで溶出した。該溶媒を留去して、(3R,4R)−メチル 4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(290mg)を得た。
1H NMR (500MHz, MeOH-d4) δ ppm 4.21 (br, 1H), 4.11 (br. d., J=12.5 Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.30-3.24 (m, 1H), 2.87 (br, 1H), 2.81-2.75 (m, 1H), 2.64 (br, 1H), 1.97-1.90 (m, 1H), 1.46-1.36 (m, 1H).
【0940】
(846C):乾燥マイクロ波バイアル内の3,5−ジブロモ−4−クロロベンゾニトリル(160mg,0.542mmol)、(3R,4R)−メチル 4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(88mg,0.505mmol)、Pd(dba)(69.4mg,0.076mmol)、BINAP(47.2mg,0.076mmol)、およびCsCO(494mg,1.516mmol)の混合物に、窒素を流入した。トルエン(3.7mL)を加え、該バイアルを密封し、105℃で4時間加熱した。該反応物をEtOAcと水との間で分液処理した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン(20%〜50% EtOAcを含有)で溶出)により、(3R,4R)−メチル 4−((3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(20mg)を得た。
MS (ESI): m/z 386/388/390 ([M-H
1H NMR (500MHz, MeOH-d4) δ ppm 7.28 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.25 (d, J=1.5 Hz, 1H), 4.22 (br, 1H), 4.08 (br. d., J=11.5 Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.59-3.53 (m, 1H), 3.52-3.46 (m, 1H), 3.03 (br, 1H), 2.84 (br, 1H), 2.08-2.02 (m, 1H), 1.56-1.47 (m, 1H).
【0941】
実施例846:オーブンで乾燥させた10mLのマイクロ波フラスコに、2−アミノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニトリル(16mg,0.049mmol)、(3R,4R)−メチル 4−((3−ブロモ−2−クロロ−5−シアノフェニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(19mg,0.049mmol)、Pd(OAc)(3mg,0.013mmol)、キサントホス(8mg,0.014mmol)およびCsCO(50mg,0.153mmol)を入れた。該フラスコを窒素で排気および流入を4回繰り返した。1,4−ジオキサン(0.5mL)を加え、該フラスコを再度、窒素で排気および流入を4回繰り返し、続いて攪拌しながら70℃で2時間加熱した。LCMS分析により反応の完了が示された。反応混合液をEtOAcで希釈し、水、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。該溶媒を留去して、(3R,4R)−メチル 4−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(30.9mg)を得た。該物質をそのまま使用した。
MS (ESI): m/z 631.25 (M+1)
(3R,4R)−メチル 4−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(30.9mg,0.049mmol)に、DCE(3mL)、アニソール (5.35μl,0.049mmol)およびTFA(0.5mL,6.49mmol)を加え;該反応物を40℃で2時間攪拌し、溶媒を留去した。粗製物質を、下記の条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分にわたる10−60% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。
所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、(3R,4R)−メチル 4−((2−クロロ−5−シアノ−3−((7−シアノ−4−(エチルアミノ)イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(5.1mg)を得た。
MS (ESI): m/z 511.2 (M+1)
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 9.24 - 9.03 (m, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.06 (s, 1H), 5.53 - 5.39 (m, 1H), 5.32 - 5.18 (m, 1H), 4.11 - 3.95 (m, 1H), 3.95 - 3.78 (m, 1H), 3.60 (s, 5H), 3.07 - 2.85 (m, 1H), 2.83 - 2.60 (m, 1H), 1.98 - 1.83 (m, 1H), 1.51 - 1.34 (m, 1H), 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3H)