(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
各有効クーポンレコードの引き換えの指示を前記送信デバイスにより送信することを更に備え、前記引き換えの指示は、各有効クーポンレコードの前記製品IDを少なくとも含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
各クーポンレコードは、効力開始日時、効力終了日時、銀行識別番号(BIN)レンジ、タイトル、説明、条項及び条件、最小購入額及びカテゴリのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
前記ターゲットIDは、金融取引に携わる販売店と関連する販売店ID又はクーポンレコードの発行人と関連する発行人IDであることを特徴とする請求項1記載の方法。
前記支払明細及び前記複数のクーポンレコードは暗号化され、且つ前記支払明細及び前記複数のクーポンレコードを近距離無線通信を介して受信することは、受信された支払明細及び複数のクーポンレコードを解読することを更に含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
前記複数のクーポンレコードは、前記処理される金融取引に適用されるクーポンレコードとしてユーザ側で指定されたクーポンレコードであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法。
前記送信デバイスは、各有効クーポンレコードの引き換えの指示を送信するように更に構成され、前記引き換えの指示は、各有効クーポンレコードの前記製品IDを少なくとも含むことを特徴とする請求項10記載のシステム。
各クーポンレコードは、効力開始日時、効力終了日時、銀行識別番号(BIN)レンジ、タイトル、説明、条項及び条件、最小購入額及びカテゴリのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項9記載のシステム。
前記ターゲットIDは、前記金融取引に携わる販売店と関連する販売店ID又はクーポンレコードの発行人と関連する発行人IDであることを特徴とする請求項9記載のシステム。
前記支払明細及び前記複数のクーポンレコードは暗号化され、且つ前記支払明細及び前記複数のクーポンレコードを近距離無線通信を介して受信することは、受信された前記支払明細及び前記複数のクーポンレコードを解読することを更に含むことを特徴とする請求項9記載のシステム。
前記複数のクーポンレコードは、前記処理される金融取引に適用されるクーポンレコードとしてユーザ側で指定されたクーポンレコードであることを特徴とする請求項9乃至15の何れか1項に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
近距離取引においてクーポンを処理するシステム
図1は、近距離無線通信(NFC)を利用する金融取引においてクーポンを処理するシステム100を示すブロック図である。
【0013】
システム100はモバイルデバイス102を含んでもよい。モバイルデバイス102は、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータなどの、本明細書において開示される機能を実行するのに適する任意の種類のモバイルデバイスであってよい。モバイルデバイス102は、近距離無線通信(NFC)を介してデータを送信するように構成されてもよい。NFCを介してデータを送信する方法は、当業者には明らかであり、国際標準化機構(IOS)及び国際電気標準会議(IEC)合同規格IOS/IEC14443に準拠した通信を含んでもよい。以下に更に詳細に説明されるように、モバイルデバイス102は電子財布アプリケーションプログラムを含んでもよい。電子財布は、金融取引の金額を提供するためにNFCを介して送信される複数の支払用カードに関する支払明細を記憶するように構成されたプログラムであってもよい。電子財布は、非接触型アプリケーション110を使用して支払明細を記憶してもよい。非接触型アプリケーション110は、ノンセキュアエレメント(例えば、モバイルデバイス102のメモリ)又はセキュアエレメント(SE)などの当業者には明らかである任意の種類の送信用データ記憶装置であってもよい。セキュアエレメントは、埋め込みチップ、加入者アイデンティティモジュール(SIM)、セキュアデジタル(SD)カードなどの、本明細書において開示される機能を実行するのに適する何らかのフォームファクタであってもよい。NFCを介してPOSへ支払明細を送信するために電子財布を使用する方法は、当業者には明らかだろう。
【0014】
モバイルデバイス102のユーザは、処理サーバ104と通信するためにアプリケーションプログラムを使用してもよい。処理サーバ104はクーポンデータベース106を含んでもよい。クーポンデータベース106は、後に金融取引で提示される「切り抜く」(例えば、モバイルデバイスにおける受信及びセーブなど)ためにモバイルデバイス102のユーザに対して提示される複数のクーポンを含んでもよい。処理サーバ104は、複数のクーポンに関するクーポン明細をネットワーク118を介してモバイルデバイス102へ送信してもよい。ネットワーク118は、本明細書において開示される機能を実行するのに適する任意のネットワークであってよく、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ネットワーク(例えば、WiFi)、モバイル通信ネットワーク、衛星ネットワーク、インターネット、光ファイバ、同軸ケーブル、赤外線、無線周波数(RF)、又はそれらの何らかの組み合わせを含んでもよい。他の適切なネットワークの種類及び構成は、当業者には明らかだろう。
【0015】
モバイルデバイス102は、クーポンを切り抜くために且つ/又は金融取引で使用するために、受信された複数のクーポンをユーザに対して表示してもよい。モバイルデバイス102へ送信され、クーポンデータベース106に格納されるクーポンが多様な基準に基づいて選択又は送信されてもよいことは当業者には明らかだろう。例えば、クーポンは、参加販売店までの距離、有効期限、クーポンの額、販売店名、ユーザの好み、ユーザのソーシャルネットワークデータ、クーポン開始日時などに基づいて提示されてもよい。モバイルデバイス102のユーザは、後の金融取引で使用するクーポンを選択してもよい。以下に更に詳細に説明するように、モバイルデバイス102は、選択されたクーポンに関連する情報をクーポンデータベース108に格納してもよい。
【0016】
その後、モバイルデバイス102のユーザは、販売店の場所を訪ねて金融取引に携わってもよい。取引される商品又はサービスなどの金融取引関連情報は、POSシステム112で入力されてもよい(例えば、従業員の手により、機械可読コードのスキャンによりなど)。POSシステム112は、取引に関する取引情報を取引データベース116に格納してもよい。取引情報は少なくとも取引額を含んでもよい。取引データベース116に含まれてもよい追加情報は、当業者には明らかであり、製品情報、取引時間及び/又は日付、販売店ID、産業情報などを含んでもよい。
【0017】
販売店のPOSシステム112で取引が開始された後、モバイルデバイス102のユーザは、支払明細と共に提示するために、記憶クーポンデータベース108に格納されているクーポンを選択してもよい。以下に更に詳細に説明するように、モバイルデバイス102はクーポンデータを非接触型アプリケーション110へ送信するので、非接触型アプリケーション110は、支払明細及びクーポンデータの双方を含むことになる。そこで、モバイルデバイス102は、非接触型アプリケーション110に含まれる情報をNFCを介してPOSシステム112へ送信してもよい。
【0018】
以下に更に詳細に説明するように、POSシステム112は、NFCを使用して非接触型アプリケーション110から情報を受信してもよい。送信されたクーポンの有効性を判定するために、POSシステム112は、受信されたクーポンデータを、以下に更に詳細に説明される構成データベース114に格納されている構成データと比較してもよい。クーポンが有効である場合、POSシステム112は、そのクーポンに基づいて取引を実行するために、取引データベース116に格納されている取引額を修正してもよい。取引額が修正された後、POSシステム112は、NFCを介して受信された支払情報を使用して金融取引を処理してもよい。金融取引の処理は、金融取引処理代理装置(例えば、MasterCard(登録商標)、VISA(登録商標)など)のような支払処理システムに修正済み取引額の認証要求を送付することを含んでもよい。認証要求を送付する方法及び金融取引を処理する方法は、当業者には明らかだろう。
【0019】
モバイルデバイス
図2は、システム100で使用するためのモバイルデバイス102の一実施形態を示す。モバイルデバイス102は、記憶クーポンデータベース108、非接触型アプリケーション110、受信ユニット202、表示ユニット204、入力ユニット206、処理ユニット208、及び送信ユニット210を含んでもよい。各構成要素はバス212を介して通信するように構成されてもよい。適切なバス212の種類及び構成は当業者には明らかだろう。
【0020】
記憶クーポンデータベース108及び非接触型アプリケーション110(「データベース」)に記憶されるデータは、光記憶装置(例えば、コンパクトディスク、デジタルバーサタイルディスク、Blu‐rayディスクなど)又は磁気テープ記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)のような任意の種類の適切なコンピュータ可読媒体に格納されてもよい。データベースは、リレーショナルデータベース、構造化照会言語(SQL)データベース、分散データベース、オブジェクトデータベースなどの任意の種類の適切なデータベース構成で構成されてもよく、各データベースは、個々に独立したデバイスである必要はなく、ひとまとめに配置されるか又は任意の数の相互接続デバイスにまたがって拡散されてもよい。適切な構成及びデータベース記憶装置の種類は、当業者には明らかだろう。各データベースは単一のデータベースであってもよいが、互いにインタフェースされた(例えば、物理的に又はネットワーク116などのネットワークを介して)複数のデータベースを含んでもよい。
【0021】
受信ユニット202は、複数の利用可能クーポンを受信する(例えば、処理サーバ104から)ように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、受信ユニット202は、モバイルデバイス102のユーザを識別する識別情報を含む要求などの、処理サーバ104へ送信される(例えば、送信ユニット210により)要求に応答して、利用可能クーポンを受信してもよい。識別情報は、例えば、ユーザの好み、先に引き換え済みのクーポン、モバイルデバイス102の地理的場所などに基づくなど、個別のユーザに合わせた利用可能クーポンを受信するために使用されてもよい。
【0022】
表示ユニット204は、受信された利用可能クーポンをユーザに対して表示するように構成されてもよい。表示ユニット204は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、静電容量式タッチディスプレイなどの、本明細書において開示される機能を実行するのに適する任意の種類のディスプレイであってもよい。表示ユニット204は、
図7A及び
図7Bのグラフィカルユーザインタフェースに示されるような電子財布アプリケーションプログラムに記憶されたセーブ済みクーポン及び支払方法を表示するように更に構成されてもよい。入力ユニット206は、取引(例えば、現在の取引又は後に行われる取引のためにセーブされている)で適用される少なくとも1つのクーポン及び取引の金額を提供するために使用される支払方法を示す入力をモバイルデバイス102のユーザから受信するように構成されてもよい。ユーザから入力を受信する適切な方法は、当業者には明らかだろう。それらの方法には、マウス、キーボード、タッチパッド、静電容量式タッチディスプレイ、クリックホイールなどが含まれてもよい。
【0023】
処理ユニット208は、ユーザの入力により指示されたクーポンを識別し且つ対応するクーポン情報を記憶クーポンデータベース108に格納するように構成されてもよい。クーポン情報は、クーポンデータ及びクーポン明細を含んでもよい。以下に更に詳細に説明するように、クーポンデータは、製品識別子、ターゲット識別子及び取引修正子などの、販売店のPOSシステム112によりクーポンを識別するためのクーポンに対応するデータを含んでもよい。以下に更に詳細に説明するように、クーポン明細は、クーポンの額、クーポン名、販売店名及び有効期限などの、ユーザに対して提示する(例えば、表示ユニット204を介して)クーポンに対応する情報を含んでもよい。
【0024】
処理ユニット208は、支払用カード(例えば、クレジットカード、デビットカードなど)、当座預金又は当業者には明らかな他の金融機関口座などの、少なくとも1つの金額供給源に関する支払明細を非接触型アプリケーション110に記憶するように更に構成されてもよい。非接触型アプリケーションは、ノンセキュア記憶装置(例えば、メモリ)又はセキュアエレメント(SE)(例えば、加入者アイデンティティモジュール(SIM)カード、セキュアデジタル(SD)カード、埋め込みチップなど)のような、本明細書において開示される機能を実行するのに適する任意の種類のデータ記憶装置であってもよい。処理ユニット208は、入力ユニット206により受信された入力に基づいて、ユーザにより指示された取引に適用されるクーポンに関するクーポンデータを非接触型アプリケーション110に記憶するように更に構成されてもよい。金融取引に関して選択されたクーポン及び支払方法を指示する入力を入力ユニット206がユーザから受信すると、金融取引で処理する(例えば、POSシステム112により)ために、非接触型アプリケーション110に含まれる支払明細及びクーポンデータをNFCを介して送信するように、送信ユニット210は構成されてもよい。
【0025】
受信ユニット202は、選択されたクーポンの無効の指示を受信する(例えば、処理サーバ104からネットワーク118を介して、又はPOSシステム112からNFCを介して)ように更に構成されてもよい。その場合、処理ユニット208は、以下に更に詳細に説明するように、選択されたクーポンが無効であることをユーザに対して表示ユニット204に表示させてもよい。入力ユニット206は、取引に適用される別のクーポンを選択したという指示、又は適用クーポンなしで金融取引を進めることの確認をユーザから受信してもよく、この指示又は確認は、送信ユニット210によりPOSシステム112へ送信されてもよい。いくつかの実施形態において、受信ユニット202は、金融取引の処理後に金融取引処理代理装置(例えば、処理サーバ104)によりクーポンの無効の指示を受信してもよい。
【0026】
POSシステム
図3は、近距離取引においてクーポンを処理するシステム100のPOSシステム112の一実施形態を示す図である。POSシステム112は、構成データベース114と、取引データベース116、受信ユニット302、表示ユニット304、入力ユニット306、処理ユニット308、及び送信ユニット310を含んでもよい。各構成要素はバス312を介して通信するように構成されてもよい。適切なバス312の種類及び構成は当業者には明らかだろう。
【0027】
受信ユニット302は、構成データベース114に格納されたクーポンを処理する(例えば、処理ユニット308により)ための構成情報を受信するように構成されてもよい。構成情報及び構成データベース114は、
図4を参照して以下に更に詳細に説明される。入力ユニット306は、金融取引のための取引明細の入力を受信するように構成されてもよい。入力ユニット306は、機械可読コード(例えば、バーコード)を読み取るためのスキャナ、キーボード、マウス、静電容量式タッチディスプレイ、又はそれらの組み合わせなどの、本明細書において開示される機能を実行するのに適する任意の種類の入力部であってよい。処理ユニット308は、取引データベース116に取引明細を格納するように構成されてもよく、この取引明細は少なくとも取引額を含む。
【0028】
表示ユニット304は、製品情報(例えば、製品名又はタイトル、製品価格、製品の数量)及び取引額などの取引データベース116に格納されている取引明細を表示する(例えば、ユーザに対して)ように構成されてもよい。入力ユニット306及び処理ユニット308を介してすべての製品(例えば、商品、サービスなど)が取引データベース116に入力されると、表示ユニット304は、POSシステム112により支払明細が受け入れ可能であることを示してもよい。POSで支払明細を受け入れ可能であることを顧客に示す方法は、当業者には明らかだろう。
【0029】
受信ユニット302は、金融取引のための支払データ及びクーポンデータを近距離無線通信(NFC)を介して受信するように構成されてもよい。NFCを介してデータを受信する方法は、当業者には明らかであろう。受信される支払データは、金融取引の金額を提供するための口座番号などの支払金供給源(例えば、クレジットカードなどの支払用カード)に対応する情報を含んでもよい。以下に更に詳細に説明するように、クーポンデータは、製品識別子、ターゲット識別子及び取引修正子を少なくとも含んでもよい。以下に更に詳細に説明されるように、処理ユニット308は、クーポンの有効性を判定するために、受信されたクーポンデータを、構成データベース114に格納されている構成情報と比較するように構成されてもよい。例示的な一実施形態において、追加情報を取得するためにサーバ(例えば、処理サーバ104)と通信する必要なく、NFCを使用して金融取引にクーポンを適用できるように、処理ユニット308は、ネットワーク118を利用せずにクーポンの有効性を判定してもよい。これは、予測される額又は受け入れ可能な額に対してクーポンコードの額をチェックサムなどにより再確認することにより実行可能である。
【0030】
クーポンが無効であると判定された場合、クーポンが無効であることの指示を処理サーバ104へ送信する(例えば、ネットワーク118を介して)か又はモバイルデバイス102へ送信する(例えば、NFCを介して)ように、送信ユニット310は構成されてもよい。一実施形態において、POSシステム112は、クーポンが無効であることの指示が送信された時点で金融取引を処理してもよい。別の実施形態では、クーポンを使用せずに金融取引を進めるための確認を受信ユニット302が受信する(例えば、モバイルデバイス102又は処理サーバ104から)まで、金融取引は処理されなくてもよい。更に別の実施形態において、モバイルデバイス102のユーザは、クーポンなしで取引を進める旨をPOSシステム112のユーザに通知してもよい。このような実施形態の場合、POSシステム112のユーザは、取引の処理を進めるための命令を入力ユニット306を介して入力してもよい。
【0031】
クーポンが有効であると判定された場合、処理ユニット308は、有効クーポンの取引修正子に基づいて新たな取引額を計算してもよい。例えば、取引修正子が10%引きである場合、新たな取引額は、取引データベース116に格納されている取引額より10%安くなる。クーポンの取引修正子に基づいて取引額を計算する方法は、当業者には明らかだろう。一実施形態において、処理ユニット308は、新たな取引額を取引データベース116の取引明細に取引額として格納してもよい。金融取引を処理するために、送信ユニット310は、金融取引の認証要求を送付する(例えば、処理サーバ104などの金融取引処理代理装置へ)ように構成されてもよい。
【0032】
受信ユニット302は、金融取引の認証応答を受信するように構成されてもよい。認証応答は、取引が承認されたか否かをPOSシステム112に指示してもよい。そこで、POSシステム112のユーザは、その応答に従って取引を完了させてもよい。いくつかの実施形態において、取引が承認された場合、引き換えるクーポンの利用可能性を更新するなどの目的のために、クーポンの引き換えを送信する(例えば、処理サーバ104又はモバイルデバイス102へ)ように、送信ユニット310は構成されてもよい。
【0033】
構成データベース
図4は、近距離金融取引においてクーポンの有効性を判定する際に使用するための構成情報を記憶するPOSシステム112の構成データベース114を示す図である。構成データベース114は、
図4には構成プロファイル402a、402b及び402cとして示される複数の構成プロファイル402を含んでもよい。各構成プロファイル402は、製品識別子404、ターゲット識別子406、効力開始日時408、効力終了日時410、最大額412、及び最大割引率414を少なくとも含んでもよい。以下に更に詳細に説明するように、対応するクーポンの有効性を判定するために構成プロファイル402を使用できるように、各構成プロファイル402は1つのクーポンと関連付けられてもよい。
【0034】
製品識別子404は、クーポンを識別するためにクーポンと関連付けられる唯一の値であってもよい。整数など、製品識別子404として使用するのに適する値の種類は、当業者には明らかであり、対応するクーポンに対して無作為に生成及び/又は識別されてもよい(例えば、処理サーバ104により)。
【0035】
ターゲット識別子406は、販売店又はクーポン発行人と関連し、クーポンの引き換えを引き受ける存在を識別するのに適する唯一の値であってもよい。一実施形態において、構成プロファイル402は、ターゲット識別子406の代わりに、販売店識別子及びクーポン発行人識別子を個別に含んでもよい。このような実施形態では、販売店識別子及びクーポン発行人識別子のうち一方のみが、特定の販売店でクーポンを引き換えできるか(例えば、販売店識別子が0でない値であるか)又は販売店グループの中でクーポンを引き換えできるか(例えば、クーポン発行人識別子が0であるか)を示すような値を有してもよい(例えば、他方の識別子はナルに設定されるか、0であるかなどであってもよい)。他の実施形態において、ターゲット識別子406は、ターゲット識別子を販売店又はクーポン発行人と関連付けることにより、クーポンを特定の販売店で引き換え可能であるか又は販売店グループにより引き換え可能であるかを示してもよい。一実施形態において、ターゲット識別子406は、16桁までの整数値であってもよい。ターゲット識別子406として使用するのに適する値は、当業者には明らかだろう。
【0036】
効力開始日時408は、対応するクーポンが有効になる日付及び/又は時間を示してもよく、従ってその日付以前にクーポンを使おうとした場合、POSシステム112はクーポンが無効であると識別できる。例えば、販売店又はメーカーによる販促活動が始まる前にPOSシステム112を適正に構成させるために、構成プロファイル402は、将来の日付に設定された効力開始日時408を含んでもよい。効力終了日時410は、対応するクーポンが無効になる(例えば、期限切れになる)日付及び/又は時間を示してもよく、従って、効力終了日時410の後でクーポンを使おうとした場合、POSシステム112は、クーポンが無効であると識別できる。効力開始日時408及び効力終了日時410は、国際標準化機構(ISO)8601規格、UNIXタイムスタンプなど、本明細書において開示される機能を実行するために使用するのに適する任意のフォーマットにより表現されてもよい。
【0037】
最大額412は、対応するクーポンが有効である最大流通額(maximum currency amount)を示す値であるか、又は任意のクーポン最大額に関するグローバル標識(global indicator)であってもよい。最大割引率414は、対応するクーポンが有効である最大割引率を示す値であってもよい。例示的な一実施形態において、最大額412及び最大割引率414のうち少なくとも一方の値は、常に0であってもよい。一実施形態において、対応するクーポンが無料プレゼント(例えば、無料製品、1個買うと、もう1個無料でついてくる、2個買うと、もう1個無料でついてくるなど)であることを示すために、最大額412及び最大割引率414の双方の値は0であってもよい。このような実施形態では、対応する製品又はサービスの額又は識別子を示すための少なくとも1つの追加フィールドを構成プロファイル402が含んでもよいことは当業者には明らかだろう。各構成プロファイル402は、アプリケーション、クーポン、用途などに基づいて当業者には明らかであるような追加情報を含んでもよい。例えば、各構成プロファイル402は、最小取引額、最大取引額、使用頻度、クーポンの量などを含んでもよい。
【0038】
記憶クーポンデータベース
図5は、近距離取引に適用されるクーポンを記憶するためのモバイルデバイス102の記憶クーポンデータベース108を示す図である。記憶クーポンデータベース108は、クーポン502a、502b及び502cとして示される複数のクーポン502を含んでもよい。各クーポン502は、製品ID504、ターゲットID506、取引修正子508、クーポン開始日時510、クーポン終了日時512、銀行識別番号(BIN)レンジ514、及び最小購入額516を少なくとも含んでもよい。記憶クーポンデータベース108の各クーポン502に含まれてもよい追加フィールドは、当業者には明らかだろう。
【0039】
製品ID504は、クーポンを識別するためのクーポン502と関連する唯一の値であってもよい。POSシステム112がクーポン502を有効な既存のクーポンとして識別できるように、製品ID504は、構成プロファイル404の製品識別子404に対応してもよい。ターゲットID506は、販売店又はクーポン発行人に対応する唯一の値であってもよく、構成プロファイル404のターゲット識別子406に対応してもよい。ターゲットID506として適切な値は、前述のようなターゲット識別子406として使用するのに適する値に対応してもよい。
【0040】
取引修正子508は、クーポン502に基づいて金融取引の取引額をどのように修正できるかを示す標識であってもよい。いくつかの実施形態において、取引修正子508は、複数のフィールド(例えば、割引額、割引率、ギフト券識別子など)を含んでもよい。当業者には明らかであるように、取引修正子508は、クーポン502が価格割引(例えば、5ドル引き)であるか、割引率による割引(例えば、5%割引)であるか、無料ギフト券(例えば、1個買うと、もう1個無料でついてくる)であるか、又は他の何らかの種類の修正であるかを示してもよい。
【0041】
クーポン開始日時510及びクーポン終了日時512は、クーポン502をいつ有効クーポンとして使用できるかに対応する日付及び/又は時間の値であってもよい。クーポン502の有効性を判定するために、クーポン開始日時510及びクーポン終了日時512は、効力開始日時408及び効力終了日時410にそれぞれ対応してもよい。いくつかの実施形態において、クーポン開始日時510及びクーポン終了日時512のうち少なくとも一方は、値を含まないか、あるいは対応するクーポン502をいつでも使用開始できること(例えば、クーポン開始日時510がない)又はクーポン502に有効期限がないこと(例えば、クーポン終了日時512がない)を示すための値を含んでもよい。日時として使用するのに適するフォーマットは、当業者には明らかだろう。
【0042】
BINレンジ514は、支払方法と関連する値であってもよい。例示的な一実施形態において、BINレンジ514は、クーポン502を有効にするために使用できる支払用カードの種類(例えば、クレジットカード)を示す値であってもよい。このような実施形態では、BINレンジ514として使用される値の種類は、アプリケーションによって異なってもよい。例えば、BINレンジ514は、特定の発行人ネットワークを示す1つの整数であってもよい(例えば、4のBINレンジ514はVISA(登録商標)を表す)。いくつかの実施形態において、クーポン502は、対応するクーポン502を引き換えるために使用するのに適格である複数の支払方法を示すなどのために、複数のBINレンジ514を含んでもよい。BINレンジ514がオプションであってもよいことは当業者には明らかだろう。
【0043】
最小購入額516は、金融取引時にクーポン502を有効にするためにその取引で支払われなければならない最小取引額を示す値であってもよい。例えば、最小購入額516は、クーポン502に関して20であってもよく、少なくとも20ドル以上の取引に限り、クーポン502が引き換え可能であることを示す。最小取引額516が0の値である場合、取引額に関わらず金融取引でクーポン502を使用できることを示す。
【0044】
当業者には明らかなように、各クーポン502には追加フィールドが含まれてもよい。例えば、クーポン502は、最大取引額、名前又はタイトル、画像(例えば、顧客に対してクーポン502を表示するために)、条項及び条件、説明、カテゴリ(例えば、販売店カテゴリ、産業カテゴリ、割引カテゴリなど)、販売店の住所などを含んでもよい。
【0045】
近距離取引においてクーポンを処理する方法
図6は、近距離取引においてPOSシステム112によりクーポンを処理する方法600を示す図である。
【0046】
ステップ602において、POSシステム112は、その売り場で引き換えできるクーポンに対応する構成データを受信してもよい(例えば、受信ユニット302を介して)。受信される構成データは、複数の構成プロファイル402を含んでもよく、それらの構成プロファイル402は、構成データベース114に格納されてもよい(例えば、処理ユニット308により)。各構成プロファイル402は、製品識別子及びターゲット識別子を少なくとも含んでもよい。
【0047】
ステップ604において、POSシステム112に取引明細が入力されてもよい(例えば、入力ユニット306を介して)。取引明細は取引額を少なくとも含む。取引明細の入力は、製品の機械可読コード(例えば、バーコード)を読み取ること、ユーザが情報を打ち込むこと、又は当業者には明らかな他の方法を含んでもよい。取引明細は取引データベース116に格納されてもよい。
【0048】
ステップ606において、POSシステム112の受信ユニット302は、近距離無線通信(NFC)により支払明細を受信してもよい(例えば、モバイルデバイス102から)。近距離無線通信を使用してデータを受信する方法は、当業者には明らかだろう。支払明細は、金融取引の金額を提供するための支払情報を少なくとも含んでもよい。支払明細は少なくとも1つのクーポンレコード502を更に含んでもよく、クーポンレコード502は、製品ID504、ターゲットID506及び取引修正子508を少なくとも含む。
【0049】
ステップ608において、POSシステム112の処理ユニット308は、受信された支払明細が少なくとも1つのクーポンレコード502を含むか否かを判定してもよい。支払明細がクーポンレコード502を含まない場合、処理600はステップ610へ進んでもよい。ステップ610において、POSシステム112の送信ユニット310は、ステップ604で入力された取引明細に基づいて金融取引の認証要求を送付してもよく、この要求は、受信された金融取引の金額を提供するための支払明細を含む。ISO8583規格を使用するなどの認証要求の構成は、当業者には明らかだろう。認証要求は、従来の4者金融取引処理システムを利用することなどにより、処理のために金融取引処理代理装置へ送付されてもよい。
【0050】
ステップ612において、受信ユニット302は、金融取引処理代理装置から認証応答を受信してもよい。認証応答は、金融取引が承認されたか又は拒否されたかを示してもよい。ステップ614において、取引は完了してもよい。取引の完了は、POSシステム112が領収書を作成すること、領収書をモバイルデバイス102へ送信すること(例えば、NFCを介して)及び/又は販売店が取引された商品又はサービスをモバイルデバイス102のユーザに提供することを含んでもよい。
【0051】
ステップ608において、受信された支払明細が少なくとも1つのクーポンレコード502を含むと処理ユニット308が判定した場合、処理はステップ616へ進んでもよい。ステップ616において、処理ユニット308は、クーポンレコード502の製品ID504を構成データベース114に含まれる各構成プロファイル402の製品識別子404と比較してもよい。製品ID504が少なくとも1つの製品識別子404と一致する場合、ステップ618において、処理ユニット308は、クーポンレコード502のターゲットID506を、製品が一致した各構成プロファイル402のターゲット識別子406と比較してもよい。構成プロファイル402が追加情報(例えば、効力開始日時408、最大額412など)を含む実施形態の場合、ステップ616及び618は、クーポンレコード502の有効性を判定するために、構成プロファイル402の追加情報がクーポンレコード502の情報に対応するか否かを処理ユニット308が判定することを更に含んでもよい。
【0052】
ステップ616の製品識別子404との整合又はステップ618のターゲット識別子406との整合の双方で、どの構成プロファイル402も少なくとも1つのクーポンレコード502と一致しない場合、ステップ820において、POSシステム112(例えば、又は販売店の従業員などのPOSシステム112のユーザ)は、クーポンが無効であることを顧客(例えば、モバイルデバイス102のユーザ)に通知してもよい。一実施形態において、この通知は、POSシステム112によりNFCを介してモバイルデバイス102へ送信され、モバイルデバイス102で表示されてもよい(例えば、表示ユニット204により)。顧客は、NFCを介して支払明細を再送信することにより、取引で使用する新たなクーポンを選択するか、又はクーポンなしで取引を進めることをPOSシステム112のユーザに報知することにより、クーポンなしで取引を進めてもよい。その後、処理600はステップ606に戻り、POSシステム112は、支払明細を受信してもよい(例えば、モバイルデバイス102から又はクーポンレコード502の削除時のユーザの入力に従って)。
【0053】
ステップ616及び618において、クーポンレコード502が構成プロファイル402と一致すると判定された場合、ステップ622において、処理ユニット308は、有効クーポン502ごとに取引修正子508に基づいて取引データベース116の取引額を修正してもよい。いくつかの実施形態において、処理ユニット308は、修正済み取引額を取引データベース116に格納してもよい。取引額が修正された後、処理600はステップ610へ進んでもよく、ステップ610では、先に説明したように取引の認証要求が送付され、取引が完了してもよい。一実施形態において、クーポンが適用された場合の取引の完了は、POSシステム112から処理サーバ104へ引き換えの通知を送信する(例えば、追跡、報告、クーポンの量の更新、顧客への領収書の提供などのために)か、又はモバイルデバイス102へ引き換えの通知を送信する(例えば、クーポンレコード502が引き換えられたことを示すために)ことを含んでもよい。
【0054】
モバイルデバイスのグラフィカルユーザインタフェース
図7A及び
図7Bは、近距離取引にクーポンを適用するためのモバイルデバイス102のアプリケーションプログラムに関わるグラフィカルユーザインタフェースを示す。
【0055】
図7Aに示されるように、モバイルデバイス102は、表示ユニット204を介して先に説明したような電子財布アプリケーションプログラムを表示してもよい。表示204は、記憶クーポンデータベース108に格納されている複数のクーポン502を表示してもよい。先に説明したように、記憶クーポンデータベース108の各クーポン502は、クーポンデータ及びクーポン明細を含んでもよい。表示204は、表示されるクーポン502ごとにクーポン明細のみを表示するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、クーポン502は、販売店名、販売店の住所、販売店までの距離、割引の種類、割引名、割引額、クーポン終了日時510、最小購入額516などの所定の一連の基準に基づいて表示されてもよい。一実施形態において、クーポン502の表示は、モバイルデバイス102のユーザにより設定された好みに基づいてもよい。
【0056】
表示204に表示される各クーポン502は、
図7Aに示されるように、取引修正子508及びクーポン終了日時512を少なくとも含んでもよい。いくつかの実施形態において、表示される各クーポン502は、対応するクーポン明細に基づいて異なるフォーマットであってもよい(例えば、クーポンの最小購入額516が0ではない場合、最小購入額516が更に表示されてもよい)。モバイルデバイス102にクーポン502を表示する際に種類及び向きが異なることは、当業者には明らかだろう。
【0057】
各クーポン502はセーブボタン702を含んでもよい。セーブボタン702は、ユーザにより操作された場合(例えば、入力ユニット206により識別される)、対応するクーポン502をセーブしてもよい。クーポン502のセーブは、後に金融取引で使用するために対応するクーポン情報を記憶クーポンデータベース508に格納することを含んでもよい。各クーポン502は、シェアボタン704を更に含んでもよい。シェアボタン704を操作すると、アプリケーションプログラム内の別のユーザに通知するか、別のユーザへEメール又はショートメッセージを送信するか、ソーシャルネットワーク(例えば、Facebook(登録商標)、Twitter(登録商標)など)へクーポン502をポスティングするか、又は当業者には明らかな他の何らかの共有方法など、モバイルデバイス102のユーザは、対応するクーポン502を他のユーザと共有することができる。
【0058】
各クーポン502は利用ボタン706を更に含んでもよい。利用ボタン706の操作は、対応するクーポン502を金融取引に適用することを示してもよい。ユーザによる指示を受信すると(例えば、入力ユニット206を介して)、処理ユニット208は、クーポン502に対応するクーポンデータを非接触型アプリケーション110に記憶してもよい。非接触型アプリケーション110に記憶されるクーポンデータは、製品ID504、ターゲットID506及び取引修正子508を少なくとも含んでもよい。クーポンの利用が指示された後、表示204は、
図7Bに示されるように、金融取引で使用するために支払明細及びクーポン明細を表示してもよい。
【0059】
図7Bでは、表示204は、選択されたクーポン502及び支払明細708を表示する。例示的な一実施形態において、支払明細708は非接触型アプリケーション110に記憶されてもよい。支払明細708は、金融取引の金額を提供するための支払方法を含んでもよい。一実施形態において、モバイルデバイス102のユーザは、クーポン502を選択する前に支払明細708を選択してもよい。別の実施形態では、ユーザは、クーポン502を選択した後に支払明細708を選択してもよい。例示的な一実施形態において、ユーザは、クーポンの選択と同一のアプリケーションプログラムの中から支払明細708を選択してもよい。いくつかの実施形態において、表示204は、支払明細708の修正、クーポン502(例えば、クーポン502を削除する場合)又は追加のクーポンの選択のためのボタンを含んでもよい。表示204の更なる機能は、当業者には明らかだろう。
【0060】
表示204は、NFC有効化ボタン710を更に含んでもよい。NFC有効化ボタン710は、ユーザにより操作された場合、非接触型アプリケーション110に記憶されている支払データ及びクーポンデータの送信(例えば、送信ユニット210による)を起動し、それらのデータは、金融取引の支払のためにPOSシステム112により受信されてもよい。
【0061】
コンピュータシステムのアーキテクチャ
図8は、本発明の実施形態又はその一部がコンピュータ可読コードとして実現されてもよいコンピュータシステム800を示す。例えば、
図1のモバイルデバイス102、処理サーバ104及びPOSシステム112は、コンピュータシステム800において、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体又はそれらの組み合わせを使用して実現されてもよく、且つ1つ以上のコンピュータシステム又は他の処理システムで実現されてもよい。ハードウェア、ソフトウェア又はその組み合わせは、
図6、
図9及び
図10の方法を実現するために使用されるモジュール及び構成要素を具現化してもよい。
【0062】
プログラマブルロジックが使用される場合、そのようなロジックは、市販の処理プラットフォーム又は特定目的デバイスで実行されてもよい。開示される発明の実施形態がマルチコアマルチプロセッサシステム、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、分散機能と紐付け又はクラスタ化されたコンピュータ、並びに実質的にあらゆるデバイスに埋め込み可能な汎用コンピュータ又は小型コンピュータを含む種々のコンピュータシステム構成によって実施可能であることは当業者には理解されるだろう。例えば、先に説明した実施形態を実現するために、少なくとも1つのプロセッサデバイス及びメモリが使用されてもよい。
【0063】
本明細書において開示されるプロセッサデバイスは、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ又はその組み合わせであってもよい。プロセッサデバイスは、1つ以上のプロセッサ「コア」を有してもよい。本明細書において説明される用語「コンピュータプログラム媒体」、「非一時的コンピュータ可読媒体」及び「コンピュータ使用可能媒体」は、リムーバブルストレージユニット818、リムーバブルストレージユニット822及びハードディスクドライブ812にインストールされたハードディスクなどの有形媒体を一般に表すために使用される。
【0064】
本実施例のコンピュータシステム800に関して、本発明の種々の実施形態が説明される。この説明を読んだ後、他のコンピュータシステム及び/又はコンピュータアーキテクチャを使用して本発明をどのようにして実現すべきかが当業者には明らかになるだろう。動作は逐次処理として説明されるが、いくつかの動作は、実際には並行して、同時に且つ/又は分散環境の中で実行されてもよく、プログラムコードは、シングルプロセッサ装置又はマルチプロセッサ装置によりアクセスするために局所的に又は遠隔場所に記憶されてもよい。更に、いくつかの実施形態において、本発明の趣旨から逸脱することなく、動作の順序が並べ替えられてもよい。
【0065】
プロセッサデバイス804は、特定目的プロセッサデバイス又は汎用プロセッサデバイスのいずれであってもよい。プロセッサデバイス804は、バス、メッセージキュー、ネットワーク(例えば、ネットワーク118)、マルチコアメッセージ送信スキームなどの通信インフラ構造806に接続されてもよい。コンピュータシステム800は、主メモリ808(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリなど)を更に含んでもよく、且つ二次メモリ810を更に含んでもよい。二次メモリ810は、ハードディスクドライブ812と、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、フラッシュメモリなどのリムーバブルストレージドライブ814とを含んでもよい。
【0066】
リムーバブルストレージドライブ814は、周知のようにリムーバブルストレージユニット818に対して読み取り及び/又は書き込みを実行してもよい。リムーバブルストレージユニット818は、リムーバブルストレージドライブ814により読み取り及び書き込みが可能な取り外し可能記憶媒体を含んでもよい。例えば、リムーバブルストレージドライブ814がフロッピーディスクドライブである場合、リムーバブルストレージユニット818はフロッピーディスクであってもよい。一実施形態において、リムーバブルストレージユニット818は、非一時的コンピュータ可読記録媒体であってもよい。
【0067】
いくつかの実施形態において、二次メモリ810は、コンピュータシステム800へのコンピュータプログラム又は他の命令のロードを可能にする代替手段、例えばリムーバブルストレージユニット822及びインタフェース820を含んでもよい。そのような手段の例には、当業者には明らかなように、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース(例えば、ビデオゲームシステムで見られる)、リムーバブルメモリチップ(例えば、EEPROM、PROMなど)及び関連ソケット、並びに他のリムーバブルストレージユニット822及びインタフェース820が含まれる。
【0068】
コンピュータシステム800は通信インタフェース824を更に含んでもよい。通信インタフェース824は、コンピュータシステム800と外部デバイスとの間のソフトウェア及びデータの転送を可能にするように構成されてもよい。通信インタフェース824の例には、モデム、ネットワークインタフェース(例えば、イーサネットカード)、通信ポート、PCMCIAスロット及びカードなどが含まれる。通信インタフェース824を介して転送されるソフトウェア及びデータは、電子信号、電磁信号、光信号又は当業者には明らかである他の信号などの信号の形であってもよい。信号は、通信経路826を介して送信される。通信経路826は、信号を搬送するように構成されてもよく、且つワイヤ、ケーブル、光ファイバ、電話回線、携帯電話リンク、無線周波数リンクなどを使用して実現されてもよい。
【0069】
コンピュータプログラム媒体及びコンピュータ使用可能媒体は、主メモリ808及び二次メモリ810などのメモリを表してもよく、それらのメモリはメモリ半導体(例えば、DRAMなど)であってもよい。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステム800にソフトウェアを提供する手段であってもよい。コンピュータプログラム(例えば、コンピュータ制御論理)は、主メモリ808及び/又は二次メモリ810に格納されてもよい。更に、コンピュータプログラムは、通信インタフェース824を介して受信されてもよい。そのようなコンピュータプログラムが実行されると、コンピュータシステム800は、本明細書において説明されるような本発明の方法を実現できる。詳細には、コンピュータプログラムが実行されると、プロセッサデバイス804は、
図6、
図9及び
図10により示される本明細書において説明されるような方法を実現できる。従って、このようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム800のコントローラを表してもよい。本発明がソフトウェアを使用して実現される場合、ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に格納され、リムーバブルストレージドライブ814、インタフェース820及びハードディスクドライブ812を使用するか、あるいは通信インタフェース824を使用して、コンピュータシステム800にロードされてもよい。
【0070】
近距離取引においてクーポンを処理する例示的な方法
図9は、近距離取引においてクーポンを処理する方法900を示す。
【0071】
ステップ902において、構成データベース(例えば、構成データベース114)に各々が製品識別子(例えば、製品識別子404)及びターゲット識別子(例えば、ターゲット識別子406)を少なくとも含む複数の構成プロファイル(例えば、構成プロファイル402)が格納されてもよい。一実施形態において、各構成プロファイル402は、効力開始日時408、効力終了日時410、最大ドル額412及び最大割引率414のうち少なくとも1つを更に含んでもよい。ステップ904において、処理される金融取引の取引額を少なくとも含む取引明細が取引データベース(例えば、取引データベース116)に格納されてもよい。
【0072】
ステップ906において、支払明細と、製品ID(例えば、製品ID504)、ターゲットID(例えば、ターゲットID506)及び取引修正子(例えば、取引修正子508)を少なくとも含む少なくとも1つのクーポンレコード(例えば、クーポンレコード502)とが近距離無線通信により受信されてもよい。一実施形態において、少なくとも1つのクーポンレコード502は、クーポン開始日時510、クーポン終了日時512、BINレンジ514、最小購入額516、タイトル、説明、条項及び条件、及びカテゴリのうち少なくとも1つを更に含んでもよい。いくつかの実施形態において、ターゲットID506は、金融取引に関わる販売店と関連する販売店ID又はクーポンレコード502の発行人と関連する発行人IDであってもよい。一実施形態において、支払明細及び少なくとも1つのクーポンレコード502は暗号化されてもよく、ステップ906は、受信された支払明細及び少なくとも1つのクーポンレコード502を解読することを含んでもよい。
【0073】
ステップ908において、前述の少なくとも1つのクーポンレコードのうち、製品ID504及びターゲットID506が複数の構成プロファイルのうち1つの構成プロファイル402の製品識別子404及びターゲット識別子406に対応するようなクーポンレコード502である有効クーポンレコードを少なくとも1つ処理デバイス(例えば、処理ユニット308)により識別されてもよい。ステップ910において、処理デバイス308は、少なくとも1つの有効クーポンレコードの有効クーポンレコードごとに、取引修正子508に基づいて取引額を修正することにより、処理される金融取引の取引明細を修正してもよい。ステップ912において、送信デバイス(例えば、送信ユニット310)は、受信された支払明細及び修正済み取引額を少なくとも含む金融取引の認証要求を送信してもよい。一実施形態において、認証要求は、ISO8583規格に従ったフォーマットで作成されてもよい。
【0074】
一実施形態において、方法900は、金融取引の承認を示す認証応答を受信デバイス(例えば、受信ユニット302)により受信することと、取引額、少なくとも1つの有効クーポンレコード及び修正済み取引額を示す金融取引の領収書を顧客に提供することと、を更に含んでもよい。別の実施形態において、方法900は、少なくとも1つの有効クーポンレコードのうち、各有効クーポンレコードの引き換えの指示を送信ユニット310により送信することを含んでもよく、この引き換えの指示は、各有効クーポンレコードの製品ID504を少なくとも含む。
【0075】
近距離取引においてクーポンを適用する例示的な方法
図10は、近距離取引においてクーポンを適用する方法1000を示す。
【0076】
ステップ1002において、処理される金融取引の金額を提供するための支払明細が非接触型アプリケーション(例えば、非接触型アプリケーション110)に記憶されてもよい。一実施形態において、非接触型アプリケーション110は、ノンセキュアエレメント又はセキュアエレメント(SE)に常駐してもよく、セキュアエレメントは、加入者アイデンティティモジュール(SIM)カード、セキュアデジタル(SD)カード及び埋め込みチップのうち1つのフォームファクタであってもよい。
【0077】
ステップ1004において、受信デバイス(例えば、受信ユニット202)は、製品ID(例えば、製品ID504)、ターゲットID(例えば、ターゲットID506)及び取引修正子(例えば、取引修正子508)を少なくとも含むクーポンデータと、クーポン明細とを少なくとも含むクーポン(例えば、クーポン502)のクーポン情報を受信してもよい。いくつかの実施形態において、クーポンデータは、クーポン開始日時510、クーポン終了日時512、BINレンジ514及び最小購入額516のうち少なくとも1つを更に含んでもよい。いくつかの実施形態において、クーポン明細は、クーポン開始日時510、クーポン終了日時512、タイトル、説明、条項及び条件、最小購入額516、カテゴリ、販売店、発行人、取引修正子508及び画像のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0078】
ステップ1006において、受信されたクーポン情報はデータベース(例えば、記憶クーポンデータベース108)に格納されてもよい。ステップ1008において、クーポン明細は、表示デバイス(例えば、表示ユニット204)によりユーザに対して表示されてもよい。ステップ1010において、処理される金融取引に適用されるクーポン502の選択の指示が入力デバイス(例えば、入力ユニット206)により受信されてもよい。一実施形態において、入力デバイス206及び表示デバイス204は、1つのデバイスであってもよい。更なる実施形態において、この1つのデバイスは静電容量式タッチディスプレイであってもよい。
【0079】
ステップ1012において、処理デバイス(例えば、処理ユニット208)は、クーポン502の選択の指示を受信したことに応じて、少なくともクーポンデータを非接触型アプリケーション110に記憶してもよい。ステップ1014において、送信デバイス(例えば、送信ユニット210)は、処理される金融取引で使用するために、少なくとも非接触型アプリケーション110に記憶されている支払明細及びクーポンデータを近距離無線通信により送信してもよい。一実施形態において、方法1000は、金融取引の完了を示す領収書を受信ユニット202により受信することと、表示デバイス204で領収書をユーザに対して表示することと、を更に含んでもよい。別の実施形態において、方法1000は、クーポン502が無効であることの通知を近距離無線通信により受信することと、表示デバイス204で無効の通知をユーザに対して表示することと、クーポンのキャンセルを入力デバイス206により受信することと、金融取引で使用するために、非接触型アプリケーション110の支払明細を近距離無線通信により送信することと、を更に含んでもよい。
【0080】
本明細書に係る技術は、他の特徴のうち、近距離取引においてクーポンを処理するシステム及び方法を提供するものである。開示されるシステム及び方法の種々の例示的な実施形態を説明したが、それらの実施形態は単に例示を目的として提示されたにすぎず、本発明を限定しないことを理解すべきである。以上の説明はすべてを網羅しておらず、開示される厳密な形態に本発明を限定しない。以上の教示に照らして変形及び変更を実施することは可能であるが、本発明の範囲から逸脱することなく、開示内容の実施から変形及び変更が取得されてもよい。