特許第6228325号(P6228325)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6228325
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】パック用シート
(51)【国際特許分類】
   A45D 44/22 20060101AFI20171030BHJP
【FI】
   A45D44/22 C
【請求項の数】6
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-7247(P2017-7247)
(22)【出願日】2017年1月19日
【審査請求日】2017年2月23日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】305056766
【氏名又は名称】塚本 進一
(72)【発明者】
【氏名】塚本 進一
【審査官】 大宮 功次
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−240432(JP,A)
【文献】 特開2014−090846(JP,A)
【文献】 特開2015−154793(JP,A)
【文献】 特開2015−159842(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 44/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
不織布シートに液剤が含まれて少なくとも顔の一部を覆うことができるシート体であって、前記シート体は、鼻筋縦方向の、左の領域及び右の領域のうち少なくとも一方の領域に鼻部近傍の内側から外側の輪郭線に向かう1本以上の切込み線を有し、前記切込み線に隔てられた上片及び下片のそれぞれに摘まめる下方に突出する1つの上部タブと上方に突出する1つの下部タブを備えて顔に貼り付けられ、前記上部タブと前記下部タブが横方向に隣接して設けられ、前記上部タブが前記下部タブより顔の中央寄りに設けられ、前記上部タブは、下方に引っ張ることで前記鼻翼近傍をフィットさせることができ、前記下部タブは、上方に引っ張ることで頸部、顎部及び左右双方のほほ部の領域をリフトアップさせることができることを特長とするシート体。
【請求項2】
前記液剤に固着剤を有してなる請求項1に記載のシート体。
【請求項3】
前記タブの形状は、前記切込み線により形成され、鋸形状又は矩形状又は円形状又は波形形状又は星型形状及び多角形状からなる請求項1に記載のシート体。
【請求項4】
前記固着剤により、前記シート体が前記少なくとも顔の一部に貼り付けられて延び広がる、前記不織布シートの繊維と繊維が固定されてなる請求項に記載のシート体。
【請求項5】
前記シート体は、顔の一部に面する逆の面に印刷されたパーツ絵柄部を有してなる請求項1に記載のシート体。
【請求項6】
前記印刷は、オフセット印刷又はオフセット輪転印刷又はシルク印刷又はホットスタンプ又はスクリーン印刷及びグラビア印刷の1つ以上の印刷である請求項5に記載のシート体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、固着剤を有するパック用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来品は、例えば、雑誌広告や通販TV放映による、薬剤を有して顔に貼りつけられたパック用シートの状態が、顔の立体形状に対してフィットされた状態にほぼ乏しい場合がある。例えば、顔の立体形状に沿わず、複数の皺や肌とシート体との間に空気を挟んだ状態やシート体に皺を生じさせて貼りつけられている。
【0003】
特開2005−211425号公報は、請求項5及び段落0024に、不織布シートのシート状フィルムと接する面に所定の図柄又は看板可能としている。しかし、本願発明の面打ちやパーツ絵柄部の発明の記載がない。
【0004】
特開2015−159842号公報は、図2に再生セルロース連続長繊維不織布に、予め不織布シートに単に印刷で完成させた絵柄である、グラビア印刷からなる隈取模様を有して、顔に貼り付けた発明である。本願発明の実施例の、パーツ絵柄部を有し、顔に貼り付けられたことで完成絵柄となる発明の記載が無く、本願発明と異なります。
【0005】
特許第5066722号公報は、額部、左右双方の目尻の縁部、左右双方の頬の縁部、顎の縁部喉の縁部、首の縁部の周縁、鼻部、口部つまみ用突出部を少なくとも一つ設け、つまみ用突出部を対で分割するための少なくとも1本の切り込み線を設けて互いを係止する。本願発明の、同時に行えるフィットやリフトアップ機能を有する切込み線により、両片にタブが形成される発明とは異なる。
【0006】
特開2011−125610号公報は、請求項1、請求項3、段落0007、図2及び段落0018〜0025に、ほぼ顔を覆う平面体図2を左右対称の二つに折られて構成される仮面に似たる立体型フェイスマスクの発明である。本願発明は、貼り付けられた後に自らの顔に沿った面打ちのパック用シートとなる。
【0007】
特許第5297050号公報は、この発明の目的は、1枚のフェイスマスクにおける頬に対向する部分に所定形状の切り込みを形成することで、頬のリフトアップ状態を維持するフェイスマスクである。本願発明の切込み線を隔て、上部の片と下部の片の双方にタブを備えて、上部のタブを下方向、下部のタブを上方向に引っ張るフィットやリフトアップの双方を有する機能を備えていない。
【0008】
特許第4492980号公報は、使用する際には、二つに折ったフェイスマスクの左右上部縁を持って観音開きのように開けてゆくと鼻の部位が立体三角形となって仮面の裏側に似たる形状となり、〜の発明である。本願発明は、顔の立体形状に貼り付けた後に、パーツ絵柄部とと固着剤により面打ちされる発明なので既出願とは異なるものである。
【0009】
更に上述の既出願には、本願発明によるフィットさせる機能とリフトアップの機能と貼り付けられた後に固着剤により自らの顔に面打ちされる、パーツ絵柄部と肌に液剤の均一塗布する多機能を同時に有する発明が記載されていない。
【0010】
フェイスマスクは、両眼や口に対抗する部分には切り欠き孔や鼻部に対向する部分は切り欠き線を設け、刃型で打ち抜くことによって形成されて、美容液の含浸やシート体には美容効果が得られる原料を含ませられ構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2005−211425号公報
【特許文献2】特開2015−159842号公報
【特許文献3】特許第5066722号公報
【特許文献4】特開2011−125610号公報
【特許文献5】特許第5297050号公報
【特許文献6】特許第4492980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
従来品に、顔の立体形状に沿わず、例えば、複数の皺や肌とパック用シートとの間に空気を挟んだ状態で単に貼りつけられている。
【0013】
本願発明は、課題を解決するために、フィットする仕組み、リフトアップする仕組みのそれぞれを備えたパック用シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、不織布シートに固着剤を有する液剤が含まれて少なくとも顔の一部を覆うことができるシート体であって、
シート体は、鼻筋縦方向の、左の領域と右の領域の左右双方の領域にそれぞれ内側から外側の輪郭線に向かう少なくとも左右で1組の切込み線を有し、左の切込み線上部に位置する左上片には下方に向かうタブが設けられ、左の切込み線下部に位置する左下片には上方に向かうタブが設けられ、右の切込み線上部に位置する右上片には下方に向かうタブが設けられ、右の切込み線下部に位置する右下片には上方に向かうタブが設けられ、左上片はタブによって左下片と重ねられ、右上片はタブによって右下片と重ねられるシート体で課題を解決する。
【発明の効果】
【0015】
本願発明は、自らの顔の立体形状に沿って、肌にシート体がフィットされた状態と肌の弛みを持ち上げて強くリフトアップされた状態に貼り付けられて、同時に薬剤が肌に均一塗布させて、固着剤により自らの顔の立体形状に沿った形状に面打ちされて、一定の時間を固着させ物理的な効果と美容効果を同時に期することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】シート体の平面図
図2図1が面打ちされた説明図
図3図1にパーツ絵柄部を有する平面体
図4図3が面打ちと完成絵柄の説明図
図5図1又は図3のシート体を打ち抜く説明図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本願発明は、図1の平面体の、例えば、不織布シートのMD方向と鼻筋方向符号2を合わせて、少なくとも顔の一部(以下、「顔」という。)が覆われる形状に刃型で打ち抜かれたパック用シート(以下、「シート体」という。)に以下の仕組みが備えられている。
【0018】
シート体は、鼻筋縦方向の、左の領域及び右の領域のうち少なくとも一方の領域に内側から外側の輪郭線に向かう1本以上の切込み線を有し、切り欠き線に隔てられた上片及び下片のそれぞれに1つ以上の摘まめるタブを備えて顔に貼り付けられる。更に、シート体は、例えば、1つ以上の第1発明又は第2発明又は第3発明又は第4発明を任意に併用することで、これら併用された発明のそれぞれの効果が同時に得られることを特長とする。
【0019】
第1発明は、鼻筋を軸にして、シート体の左右双方の領域に、強くフィットさせる仕組みと強くリフトアップさせる双方の仕組み(以下、「物理的な仕組み」という。)を同時に備えるための、左右双方の内側から外側方向の輪郭線に向かう1組以上の切込み線を有する。
【0020】
1組以上の切込み線(以下、「1組の切込み線」という。)は、左右双方の領域に切込み線符号17によって隔てられる上部の片符号35と下部の片符号37が形成され、それぞれ1つ以上の摘まむことができる、上部の片にタブ符号34と下部の片にタブ符号36の摘まめるタブ(以下、「タブ」という。)が形成される。
【0021】
物理的な仕組みは、左右双方の領域に1組の切込み線によって隔てられた左の領域の上部の片と下部の片にそれぞれに有する摘まめるタブにより、上部の片を下の方向に引っ張り、下部の片を上方向に引っ張り貼り付けると、シート体に面する肌の細部にわたり、強いフィットを体感さえる或は強いリフトアップを体感が得られ、タブによって上部の片と下部の片を重ねて貼り付ける仕組みである。
【0022】
続けて、右の領域の上部の片と下部の片にそれぞれに有する摘まめるタブにより、上部の片を下の方向に引っ張り、下部の片を上方向に引っ張り貼り付けると、シート体に面する肌の細部にわたり、強いフィットを体感さえる或は強いリフトアップを体感が得られ、タブによって上部の片と下部の片を重ねて貼り付ける仕組みである。
【0023】
左右双方の切込み線符号17のタブは、切込み線を境に分けた上部の片符号35に上部タブ符号34を設けて、上部タブを摘まんで顔の鼻筋方向の額から下顎の下の方向に引っ張ることで、フィットさせることが難しい鼻翼部分や鼻翼の近傍を強くフィットさせて貼り付けられる。
【0024】
続けて、切込み線符号17を境に分けた下部の片符号37に下部タブ符号36を設け、下部タブを摘まんで顔の鼻筋方向の下顎から額の上の方向に引っ張ることで、頸部や顎部や左右双方のほほ部の弛んだ肌のそれぞれ細部までの領域を強くリフトアップさせて貼り付けることができる。
【0025】
更に、左の片と右の片の双方のタブを摘まみ左右双方を同時に引っ張り上げると双方のシート体に面する肌の弛みを引き上げることでリフトアップはより効果的である。次に、双方のタブによって切込み線の上部の片を貼り付けて、下部の片を重ねて貼り付けるものである。貼り付ける順序は任意である。
【0026】
左右双方の切込み線符号14は、符号17の発明と同様の仕組みを備えると、物理的な効果と美容効果が得られるから、左右双方に設けられる、上部の片のタブを下の方向に引っ張ると額部にフィット感が得られ、下部の片のタブを上の方向に引き上げることで、左右双方の目尻の領域にフィットを強く体感させ、左右双方のほほ部の肌の弛みを強く引き上げる効果が得られる。
【0027】
上述の切込み線符号17に有する効果に、切込み線符号14の効果が任意に加えられ、従来品と異なる仕組みの、本願発明のシート体が備える物理的な仕組みによりシート体に面する肌のそれぞれの領域に物理的な効果と美容の効果が同時に得られる。
【0028】
タブの形状は、切込み線符号17もしくは切込み線符号14の任意に選択された曲線等を有する切込み線により形成されるものであり、例えば、、鋸形状又は矩形状又は円形状又は波形形状又は星型形状又は多角形状及び異形のつまみ等である。タブの数やタブの大小やタブの位置等は任意である。
【0029】
本願と異なる従来品は、輪郭縁部につまみを容易にするための、例えば、輪郭線に1つ以上の突出部設けて、突出部を摘まみ貼り付けるやフィットやリフトアップを体感させている。或は、切込み線を設けて、例えば、切込み線が隔てた下部の片に頸部から左右双方のほほ部のリフトアップの仕組みを備えている。
【0030】
切込み線先端と輪郭線符号3は、切込み線で輪郭線が切り込まれると、折り畳まれたシート体の展開や貼り付ける際に、互いが縺れて貼り付け造作が難しいので、切込み線先端と輪郭線のあいだに切り残し部符号18を設け、貼り付ける際に千切ると造作はスムーズである。
【0031】
すなわち切り残し部の有利は、不連続線で構成することなく、切込み線を連続線により構成し、隔てられる上部の片と下部の片の双方に1つ以上のタブを設けて、造作なく貼り付けることが可能である。切り残し部を千切ることに手間暇がかからないから、切込み線の仕様は連続線が望ましい。
【0032】
特許第5297050号公報は、不連続の切込み線によって切り残し部を形成しているが、不連続の刃型構成に精度が要求され、多くの枚数を打ち抜く又は多くの枚数を重ねて打ち抜くことでピッチを構成する刃の角の精度が衰え、刃型の交換時期や刃型の単価が上がる。貼り付ける際、不連続の繋ぎを切り離すことは貼り付ける際に難儀である。切込み線の不連続仕様の選択は任意である。
【0033】
第2発明は、例えば、図1シート体符号1が、顔に貼り付けられた後に、固着剤を有する液剤により図2の自らの顔の立体形状に沿った面打ちを有し、自らの顔の面打ちは肌に固着されて、第1発明の物理的な効果と第2発明の面打ちされた効果が加わり、美容の効果が同時に得られる発明である。
【0034】
シート体は、第1発明の物理的な仕組みを備え、第2発明の面打ちの効果が得られる固着剤により、図1図2と貼り付けられて、もしくは図3図4に貼り付けられて延び広がる不織布の繊維と繊維が固定されて、図2もしくは図4の覆われて貼り付けが終えたことにより、自らの顔の立体形状(以下、「3D形状」という。)に沿った面打ち形状符号31となる。

【0035】
固着剤を有するシート体は、貼り付けを終えることで、固着剤により、顔の3D形状に沿って延び広がった不織布の繊維と繊維の間が固定され、顔の3D形状に沿って自らに面打ちされて、肌に密着して固着された形状及び状態を一定の時間保持することができる。
【0036】
固着剤は、第1の発明を終え、第2発明の貼り付けを終え、図2の、自らの顔の3D形状に面打ちされて、肌に安全性と安定性を有する薬事の原料である。後で述べる図4図2と同様の固着剤である。
【0037】
面打ちは、シート体の、時間の経過と共に固着剤を有する液剤の精製水やアルコール類等が体温により徐々に蒸発するから、自らへの面打ちがスムーズに行われて、自らの肌にフィットした状態と肌の弛みが引き上げられた状態と液剤が肌に均一塗布された状態を固着させ一定時間の保持できる。
【0038】
固着剤での固定は、顔の肌への加齢と共に垂れ下がる左右双方の両ほほ部や両顎下部の皮下組織を、例えば、左右双方の下部分から上部の方向に向かい、皮膚の弛みを持ち上げながら貼り付け固定されて、加齢の肌の状態を以前の肌の状態に多少戻し、第1発明と第2発明の効果が同時に得られる。
【0039】
面打ちの効果は、自らの顔の3D形状に一定の時間、固着させることを継続させることができ、肌に固着されたシート体によって第1発明の物理的な効果と美容効果の双方の効果が同時に得られている状態であることが示されている。
【0040】
第3発明は、第1発明に第2発明加え、シート体図3の肌と接する面と逆の面の表面にパーツ絵柄部を有し、図4の顔の3D形状に沿って貼り付けられたことを知らしめ確認できるパーツ絵柄部が集まりもしくは組み合わせられた絵柄(以下、「完成絵柄」という。)を設けることができる。
【0041】
本願発明は、購買者への訴求の、完成絵柄を、封入パッケージに表現し、シート体にはパーツの絵柄部が印刷されて、顔に沿って貼り付けられ面打ちされると同時に、シート体の肌と接する面と逆の表面にパーツ絵柄部が集まりもしくは組み合わされて完成絵柄を表現するものである。
【0042】
本願発明は、例えば、封入パッケージに完成絵柄が表現されて、平面体にはパーツ絵柄が表現されて、顔の立体形状に沿って貼り付けられることにより完成絵柄が得られるから、楽しみは美容の用法の始めから終了まで継続される。
【0043】
完成絵柄は、図3の打ち抜かれた不織布シートに予め、顔に貼り付けて完成する完成絵柄の基となるパーツの絵柄部(以下、「パーツ絵柄部」という。)を印刷によって設けられる。
【0044】
パーツ絵柄部は、完成絵柄を分散させ印刷された絵柄であり、顔の3D形状に貼り付けられた後にパーツ絵柄は図4の完成絵柄となる。
【0045】
パーツ絵柄部は、例えば、印刷又は円や楕円や異形の形状の打ち抜き又は円や楕円や異形の形状
の型押しなどが分散されて構成されている。
【0046】
印刷は、オフセット印刷又はオフセット輪転印刷又はシルク印刷又はホットスタンプ又はスクリーン印刷又はグラビア印刷の1つ以上の印刷であり、加えて、打ち抜き又は型押し方法も併用できる。
【0047】
打ち抜きは、正円又は楕円又は異形の形状等を打ち抜いた形状である。
【0048】
型押しは、正円又は楕円又は異形の形状等の型押形状である。
【0049】
完成絵柄と面打ちの双方同時の状態は、自らの、顔の3D形状にフィットさせて、肌の弛みを持ち上げる状態の、不織布シートの繊維と繊維の間が固着剤で固定され自らの面打ちを設けて保持しており、上述の物理的な効果と面打ちの効果と完成絵柄を見て楽しめる効果と美容の効果が同時に得られて、これら一定の時間を保持した状態を示している。
【0050】
使用者の有利は、貼り付けられた一定の時間を、上述の物理的な効果と面打ちされたことによりと美容効果に加えて、パーツ絵柄が貼り付けられて、図4の完成絵柄を見て楽しめる効果が同時に得られ、本人や家族たちの興味そそり、美容の追及にも繋がる。
【0051】
シート体は、パーツ絵柄部に併せて、切込み線又は切り欠き線又は不連続の切込み線又はシン目状の切込み線や、これらを複数列に設ける及びいずれかを組み合わせ(以下、「切り込み線」という。)を必要に応じて設けることで、シート体が顔の横方向にスムーズに延びて広がり、パーツ絵柄部がスムーズに完成絵柄となる。
【0052】
既出願は、完成絵柄を、例えば、封入パッケージとパック用シートに印刷等によって表現する。しかし、顔に貼り付けられて表現された絵柄は、当初の封入パッケージや不織布シートに印刷された完成絵柄が立体形状に貼り付けられるからいびつな絵柄の当初と異なる絵柄となり、貼り付けた際の楽しみが減少する。
【0053】
不織布シートの抜き図5は、例えば、不織布シートが持ち合わせる特性の、引っ張る機械の方向符号28を鼻筋縦の方向符号2に合わせて打ち抜かれることが、鼻筋方向には伸びずに、左右双方のほほ部の方向の幅方向符号29に延びて顔の立体形状を覆うことができる。
【0054】
完成した完成絵柄は、例えば、動物を示し、乗り物を示し、風景を示し、ホラー、ゾンビなどを示すものであり、1つ以上のパーツ絵柄や切り込み線が集まったものである。
【0055】
完成絵柄は、パーツ絵柄部で構成されて、例えば、両眼部符号7や鼻部符号9の凸部や左鼻翼符号11、右鼻翼符号12の溝部や左ほほ部符号19、右ほほ部符号20や左右双方ほほ部、顎部符号21や首部符号32のいずれか任意に設け、フィットやリフトアップ等して自らの顔の3D形状に沿って貼り付けられたことにより完成した完成絵柄となる。
【0056】
パーツ絵柄部を有する図3は、能書の用法を基に貼り付けられた自らへの面打ち図4は、円や多角形状の打ち抜き形状や型押し形状を任意の領域に1つ以上有しており、貼り付けられた際に、例えば、口部符号15の口符号26の楕円符号16が打ち抜かれた縦横からの引っ張る力によって、完成絵柄の正円符号33の状態を示している。パーツ絵柄部の円や多角形状の打ち抜き形状や型押し形状を、例えば、縦横に引っ張ることにより完成させる完成絵柄であればよい。
【0057】
完成絵柄は、例えば、ヒトまたは動物または玩具または地理または天文または文字または乗り物または図形及びキャラクターなどのパーツ絵柄部が集まるもしくは組み合わされた絵で示される。
【0058】
本願発明の印刷は、布やシート体に印刷するインキの種類や方法は、完成品として薬事の規定される期間3年又は5年間において安全性・安定性を有し、インキなどが液剤に溶出しない変色、異臭、減量等に至らない手法の選択が必須である。
【0059】
加えて、化粧品の薬事法の基準や印刷業界の基準に準じた色材や技術や生産工程で製造されて、肌に対して安全性・安定性の保証が確保された製品が必須である。これらは、パッチテストなどを行って、皮膚科の医師の診断(判断)と採用が承認される確認書(印)が望まれる。
【0060】
本願発明は、シート体に、例えば、人の顔の、その他の、印刷するパーツ絵柄部を有し、貼り付けられ面打ちされて完成絵柄となる具体例を示す。
【0061】
パーツ絵柄の位置は、不織布シートは、例えば、縦に伸びずに横方向に延びる特性を有しているから、鼻部の、左の鼻翼から右の鼻翼の横方向への延び率や繊維の素材や目付量及び不織布の製法を検証して、以下において印刷することが望まれる。
【0062】
顔に貼り付けて完成する完成絵柄とシート体の形状は、例えば、眉間下部の近傍符号8を頂点とし、左の鼻翼符号11から鼻尖符号13を経て右の鼻翼符号12を順に結ぶ略二等辺三角形とする切り欠き線符号10の近傍の領域にパーツ絵柄部が備えられて貼り付けられた状態は、鼻部下端が横方向に延びて略正三角形となることが望まれる。
【0063】
左と右の鼻翼は、左鼻翼が左の外側方向に延ばされて、右鼻翼が右の外側方向に延ばされて順に結ばれた距離は、CD方向になぞりあるいは引っ張り広げられて斜辺の距離と同じ距離となることが望まれる。
【0064】
用法は、両指の腹でなぞり、更に、フィットは横方向に引っ張り広げて、眉間下部の近傍から左鼻翼、眉間の近傍から右鼻翼を結ぶ放射状に広がる領域に図柄が完成するものである。完成した絵柄が、領域からはみ出しても問題としない。
【0065】
パーツ絵柄部の位置は、不織布シートが縦に伸びずに横方向に延びる特性を有しているから、貼り付けて、自らの顔の立体形状に面打ちされると同時にパーツ絵柄部が集まるもしくは組み合わされた完成絵柄となる。
【0066】
図3の口部は、例えば、口部の、左方向と右方向のいずれか横の方向への延び率や繊維の素材や目付量及び不織布の製法を検証して、口からの呼吸を妨げず、以下において打ち抜きや印刷することである。
【0067】
詳しくは、顔の3D形状に貼り付けて完成する完成絵柄とシート体の形状は、口部に相当する領域符号15の、例えば、1つ以上の、縦の方向の楕円孔符号16に打ち抜かれたパーツ絵柄部を設ける。
【0068】
図4の完成の絵柄は、パーツ絵柄部が、左の口端部から右の口端部までの領域を覆い美容効果を得るためにCD方向になぞり或は引っ張り広げられて、縦方向の楕円形が、例えば、左右双方から引っ張ることにより正円符号33又は長手方向の楕円孔となるパーツ絵柄部が完成の完成絵柄である。
【0069】
口符号26と正円符号33の矯正感は、例えば、口符号26を設けたパック用シートを引っ張り矯正すると唇が現れるので矯正度が低く、正円符号33を表現する矯正は口部全域を覆い抑えるので、肌の弛みを引き上げて包み込まれる状態をつくるから、矯正度が高く図2の面打ちや図4の完成絵柄に設けると物理的な効果がかなり大きい。
【0070】
図2図4は、口部の領域に小孔、楕円孔、多角形の抜き孔が複数孔を設けて貼りつけることにより、貼りつける凡そ10分の間の口部を固定し喋らず、更に、顔の全体に物理的な仕組みの効果と固着される自らへの面打ちの効果が得られて、しっかりとした美容の用法が行えるものである。
【0071】
バスのパーツ絵柄部符号22図3は、シート体にほほ部切り欠き線符号14、顎部切り欠き線符号17を設け設け、切り欠き線の先端と輪郭線のあいだに切り残し部符号18を設けて、使用の際は切り残し部を千切り離して貼り付ける。
【0072】
完成絵柄は、図3のパーツ絵柄部の、バスのタイヤ符号25を有し、左縁部符号5をつまんで内側から外側方向に引っ張り、左縁部符号6をつまんで内側から外側方向に引っ張り、バス前部符号23とバスの後部符号24のパーツ絵柄部はCD方向符号27に延ばし調整してなぞり貼り付けることで図4の完成絵柄となる。
【0073】
バスの停止状態や走行状態をパーツ絵柄部が集まりもしくは組み合わされることから完成絵柄が表現できる。
【0074】
貼り付けた完成絵柄は、例えば、停止されたパーツ絵柄部が走行する完成絵柄となって、面打ちされた物理的なフィットの効果と肌の弛みの引き上げ効果と肌への美容が期する薬事効果と完成絵柄を楽しむ効果が同時に体感できる。
【0075】
口部は、例えば、ギャラクシーと円盤のパーツ絵柄や円(正円もしくは楕円など)の打ち抜きを1つ以上設け、シート体の縁部を摘まんで内側から外側のCD方向へ引っ張り、絵柄がCD方向に延びて円盤などの楕円形の完成した完成絵柄と固着された物理的な効果と美容効果が同時に体感できる。
【0076】
飛行機の完成絵柄は、例えば、飛行機の左右の羽根に沿った1つ以上の切込線を左右の口元から外側の方向に備えて、1つ以上のパーツ絵柄部に沿って、1つ以上の切込線を備えて、左右のほほ部に水平翼が貼りつけられることで、左右の両翼が、完成絵柄の、飛行機の水平の備えた両主翼の状態と固着された物理的な効果と美容効果が同時に体感できる。
【0077】
樹木の成長の完成絵柄と美容効果は、鼻筋縦方向と不織布シートのMD方向と併せて、1本以上の樹木がCD方向に延びて太る完成絵柄と固着された物理的な効果と美容効果が同時に体感できる。
【0078】
本発明のシート体は、顔に貼り付けられて、完成絵柄と立体形状に固着した自らへ面打ちされた状態が以下の相乗効果を得ることができる。
【0079】
完成絵柄は、上述の効果に加えて、顔にフィットされて、顔の3D形状を適正に覆い、固着剤で固定されて貼り付けられる際、例えば、顔の3D形状に肌とシート体の間にシート体の皺や弛みによって空気が挟まれてシート体と肌との間に隙間が生じることを防ぎ、肌に効能効果を有するための薬剤が均一に塗布されたことを示す。
【0080】
両眼部の領域は、フラップなる蓋状の領域に正円、多角形状等を設けて、貼り付けた完成絵柄は、シート体が抜かれた時点の形状を有することで、例えば、顔の立体形状にフィットされて、リフティングされた貼り付け効果と美容効果が同時に体感できる。
【0081】
不織布シートは、自然素材で構成される不織布シートや化学繊維で構成される不織布シートや自然繊維と化学繊維を有する不織布シートによって構成されるものである。
【0082】
鼻筋縦の方向符号2のMD方向には伸びず、顔の立体形状に対応して貼り付け容易なCD方向に伸縮性を有することが望ましい。縦横に延びる不織布シートであっても問題としない。
【0083】
目付の選択は、不織布シートの、例えば、15(g/mm2)〜120(g/mm2)を採用することも可能であり、不織布シートの製法や目付の選択は任意である。スパンレース製法で構成される不織布シートが望ましい。
【0084】
自然素材で構成される不織布シートは、例えば、コットン、テンセル、リヨセル等の自然繊維から構成されている。更には、自然界の、繊維に炭の粉等の練り込みやコーティングの加工を施した繊維であってもよい。
【0085】
化学繊維で構成される不織布シートは、レーヨン、ポリエステルフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の化学繊維から構成されている。
【0086】
例えば、目付の低い15(g/mm2)不織布シートの片面または両面に補強となる樹脂フィルムや不織布等、片面または両面に離型(剥がす)できる不織布シート又は樹脂フィルムを備えてもよく、貼り付ける際に不織布シート又は樹脂フィルムを手順に従って、例えば、特許第4995981号公報に従って剥がせば使い勝手がよい。
【0087】
本願発明は、例えば、以下のタイプの平面体を任意に打ち抜かれる。
【0088】
例えば、パック用シートに打ち抜かれる形態は、ほぼ顔を覆う額符号4の上部から下顎部分、加えて、頸部符号32近傍までを覆うことができいる、凡そ190mm〜280mm、左の頬部の端部から右の頬部の端部までは凡そ210mm、左右耳部双方の端部までは凡そ240mmの形状である。
【0089】
例えば、セパレーツ型は額の上部から左右双方のほほ部から頸部符号32までの凡そ190mm〜280mm、を上部分と下部分に任意に分けて覆う形態である。
【0090】
更に、シート体の輪郭線上符号3の、左右双方の縁部に少なくとも1組の、左右双方の耳部に掛け止めるための切り欠き部を有する端部を設けると、フィットやリフトアップの状態の美容効果を継続できる等のこれらシート体の企画は任意である。
【0091】
しかし、従来品は、液剤と共に封入された左右双方に耳に掛け止める孔や切り欠き線を設け、シート体には液剤が含有されているから、貼り付けて耳部に掛け止める際、シート体に面する領域にも液剤がするから、シート体が面する左右双方の耳部や近傍の肌や毛髪を汚すことに繋がる。
【0092】
本願発明のシート体は、自然繊維と化学繊維で混合され、非溶着領域と溶着領域を有し、非溶着領域と溶着領域に熱シールで加工された波状の形状の双方が、少なくとも薬事の保障の期間、密閉された袋に高い粘度を有する液剤と共に封入されて、肌に面する溶着領域の自然繊維に当該液剤が付着している。
【0093】
付着の液剤は、シート体に面する肌や髪の毛を汚すとされる溶着領域の液剤を指先やテッシュでふき取ることで解決する。しかしながら、本願発明は、非溶着領域に含浸される液剤が溶着領域の連続する1つ以上の波状の形状に移行することを防止する発明を提案する。
【0094】
波状の輪の形状は、左右双方の切り欠き孔の周縁に熱加工による固められて連続する波状の輪の形状の、例えば、1つ以上の輪の状態を設け、拭き取られた後の貼り付ける際に液剤が含浸領域から波状の輪の形状への移行を防ぎ、シート体に面する耳部近傍の肌や髪の毛への汚れを防止するものである。
【0095】
本願発明と異なる発明の、国際公開第2014−140663号公報の記述がある。明細書の段落0127に「融合部分162は、化粧品組成物を寄せ付けなくなり、したがって、化粧品がユーザーの両耳に面して、またはユーザーの髪に面して位置することを防止する。」と記述されている。
【0096】
既国際出願と異なる本願発明は、自然繊維と雅楽繊維を混合し、熱シールで溶着領域に波状の輪の形状を有し、密閉された袋に、美容液とする高い粘度を有する液剤と共に一定期間封入されて、常時液剤に面している状態であるから、非溶着領域には当該液剤が含浸されており、一方の自然繊維が含まれる溶着領域にも当該液剤が含浸及び付着されている状態の発明であり、シート体に面する耳部近傍の肌や髪の毛への汚れを防止する実施は、指でふき取る或はテッシュ等で拭き取ることが必要な発明であり、溶着領域に僅かな含浸された及び付着された液剤をふき取った後に貼り付けることが必須である。
【0097】
故に、本願発明は、自然繊維を含む溶着領域に含浸及び付着している液剤を予め指部やテッシュでふき取ることが必須としており、既国際出願とは異なります。
【0098】
更に、一般に知られた試験の、化学繊維と自然繊維で構成される事例を述べる。
【0099】
「溶着領域の、自然繊維には極僅かに液剤を有している」は、公知の薬事試験の事例の、樹脂フィルムシート/自然繊維の不織布シート/樹脂フィルムシートを構成する包装体の内部に液剤を設け、周囲をシールで密閉する包装体の、薬事の有効期間3ヶ年間に値する薬事試験において、辺の裁断部に自然繊維の不織布シートが現れているから、自然繊維が液剤を含浸して伝い外部に滲出させて、当初の充填量が規定容量内に保持できない、薬事の製品に満たない事例が存在する。
【0100】
すなわち、自然繊維に液剤が存在することを現し、本願発明の溶着領域の、自然繊維にも液剤が含まれていることを証明している。
【0101】
波状の形状は、シート体の含浸液剤が含浸領域から波状形状に液剤の移行が止められる。化学繊維と自然繊維の双方が混ざるシート体の、熱シールによる化学繊維を固められた部分において液剤の含有率と残存率はごく少なくなり、拭き取られた後の、液剤が近傍に垂れて波状形状に面する部位を汚さない。
【0102】
波状の輪の形状は、熱加工が行える波状を連続させた形状を有する治具により形成される。
【0103】
波状の形状は、左右双方の耳部の部位や両眼部や口部等の任意の部位に設ける。加えて、目の不住な方が、指で固められた波状形状に触れることで美容用法のブラインド形状及び形態となりえる。
【0104】
本願発明のブラインド形状及び形態は、目の不自由な方が指先で触れて容易に判別が可能な以下の工夫された形状及び形態である。
【0105】
ブラインド形状及び形態の判別・確認できる条件は、例えば、自然素材と化学繊維を混ぜた不織布シートの平面体が熱シール等により固められた硬さを有する上述の波状が続く立体形状等に加工された形状及び形態である。
【0106】
従来品のブラインド形状とされるつまみ部や耳かけ部に液剤が含まれることで柔らかくなり、目の不自由な方が指先で触れるだけでは形状及び形態の判別することが難儀であり、例えば、左右双方に設けるつまみ部、更に違えて設けられるとかなり判別が難儀である。
【0107】
従来品は、液剤が含まれることで柔らかくなるブラインド形状を判別する難儀は、目隠しされた健常人又は目の不自由な人にあっても指先で触れての判別は熟練してもかなり難しいものである。例えば、ゲーム麻雀の、ゲーム台の面に字や絵の面が接して伏せられた牌の、字や絵のそれぞれを指先で触れて判別し特定するものに似ているが如く難儀なものである。
【0108】
本願発明は、従来品の、自然素材からなる不織布シート、又は、自然素材と少なくとも化学繊維を有する不織布シートからなるフェイスマスクの、つまみ部や左右双方の耳部等、シートに液剤が含浸されると柔らかくなる形状及び形態をブラインド形状及び形態であると定義しない。
【0109】
シート体は、例えば、不織布シートの横方向に延びる特性と固着剤を含有する薬剤又は雑貨(以下、「液剤」という)を有し、折り畳まれて包装体に封入する。包装体への封入は、少なくともバリア機能を有することが望まれる。
【0110】
薬剤は、化粧品、医薬部外品、医薬品の効能効果が得られる、液状、クリーム状、パウダー状、ペースト状等である。薬剤を有するシート体は、例えば、薬剤が塗布されたシート体、練り込みされたシート体、ゲル剤のシート体、バイオセルロースのシート体、白粉紙のシート体、脂取り紙のシート体等である。
【0111】
固着剤は、不織布シートの、貼り付け終えて延び広がった繊維と繊維の間を繋ぐことができる粘着性を有する原料がよい。原料は肌と直接接するから、化粧品原料基準又は部外品原料基準又は医薬品原料基準に該当する原料であり、製品の安定性・安全性が確認できるテストや肌へのパッチテストが望まれる。
【0112】
固着剤は、貼り付けることで伸び広がった状態のシート体の、自らの顔に沿った3D形状を、シート体が構成する不織布の繊維と繊維の間が固着剤で固定されるものであり、貼り付けられた後にシート体が、自らへの顔に面打ちされた立体の形状をつくり保持し、例えば、用法が終える一定の時間を肌に強く固着させる。
【0113】
固着剤の原料は、医薬品又は医薬部外品又は化粧品原料であり、選択は任意であるが、繊維系のカルボキシメチルセルロースやでんぷんやデキストリンや糊剤等が望ましい。原料に粘着性を有し、肌への安全性・安定性が要求される。
【0114】
包装袋に、固着剤を同梱させて、シート体を顔に貼り付けた後に、固定剤を塗布し、顔の立体形状に沿って固着させてもよいが、例えば、肌と面する逆側の面に身近である掌によって塗布することが一般的であるから、表面への固着剤の塗布にムラと効果にムラが生じる結果となり、当初のシート体がもたらす面打ちの効果が得られない。予め、固着剤は液剤に含有されることが望ましい。
【0115】
更に、当初より液剤に含有されていないから、シート体全体に固着剤が均一含浸されておらず、肌に面する逆側の表面に塗布されるから、固着剤の当初の効果が期待できない。
【0116】
薬剤以外の材料(以下、雑貨という)は、例えば、「冷感(体温、かぜ熱を下げる):小麦粉+水」、「温感、発汗(体温を上げる):唐辛+小麦粉+水」、「美容(野菜)パック:キュウリのスライスパック」、「泥(クレイ):泥パック」「炭の粉:皮脂や汚れや古い角質の吸着や臭いの吸着パック」等である。
【0117】
封入は、例えば、シート体と液剤を、バリアを有する袋、チャック機能を有する袋、フラップなる蓋を有する袋や樹脂容器等(以下、包装体という)に封入されるとよい。シート体はドライの状態で包装体に封入されてもよく、例えば、フラップは、出願人の特許第5898370号公報や特許第6041409号公報の採用の使用性はより効果的である。
【0118】
シート体の折り畳みの方法は、例えば、シート体の、左右対称の鼻筋縦軸を中心にして、左右双方の縁部と縁部を左右二つに折り合わせて、鼻筋縦軸の辺を設け、辺の長手方向の、額上部と下顎部とが長手方向と交差する任意の線で折り重なり畳まれる。
【0119】
輪郭線のつまみ部は、シート体の輪郭線の外側方向に、1つ以上の指で摘まめるつまみ部を設けることで、つまみ部を摘まんで折り畳まれたシート体を平面体に広げて、展開も容易で貼り付けがスムーズに行われる。つまみ部を設ける否か、或は、つまみを設ける位置と数と形状とこれらの大小は任意である。
【0120】
加えて、取り出して広げる際、シート体の左右につまみ部を備える、もしくは、左右対称の軸を左右いずれかにずらして折り畳むことで平面体への展開が容易である。つまみ部は、上下にたがえて設けるとよりつまみ易く広げることが容易である。
【0121】
包装体に封入される際の、上述の折り合わせの、折り合わせた顔の縁部の部位と鼻筋縦軸の辺を少なくとも1回折り合わせる折り畳みの工程を加えるとよりコンパクトとなり、包装袋への封入が容易である。
【0122】
シート体に設ける額符号4、両眼部は、両眼部に対応する箇所には長軸が顔面の横方向である切り欠き孔符号7を設け、又は両眼部に対応する個所にパーツ絵柄を備え、両眼を覆う蓋状体(フラップ)を有する。
【0123】
両眼部の蓋状体は、パーツ絵柄を任意に設けることができるものであり、目尻付近と目頭付近とを結ぶ連続した切り欠き線又は一部不連続部を有する切り欠き線により形成されるフラップを設ける。
【0124】
更に、貼り付けやすくするための、フラップの輪郭線上に1つ以上のつまみ部を設け、貼り付けた際、適正な貼り付け方法と、例えば、ホラーを意味する小孔や多角形状の打ち抜かれたパーツ絵柄が適正な形状が得られることで適正な貼り付けと物理的な効果と美容効果が同時に体感できる。
【0125】
本願発明のシート体を打ち抜く図3は、不織布ロール符号27から不織布シートを機械の引っ張る方向(MD)に引き出して、MD方向と鼻筋縦方向を合わせて打ち抜かれる説明図である。
【0126】
不織布シートの、機械方向MDと鼻筋縦の方向を合わせて抜き、不織布の横方向(CD)に広がる特性に加えて、顔の立体形状に対向する領域に、顔面の鼻筋に沿って縦方向もしくはやや斜め方向のミシン目状の切り込み線を複数列設けると、双方の特長が相俟って、顔の横幅の方向にスムーズに延び広がらせて、フィットさせて覆い貼り付けることができる。
【0127】
シート体の、例えば、任意とする、こめかみに対向する領域に直線もしくは曲線(弓状等)の、1本以上のミシン目状の切込み線を備えると、当該領域のシート体を内側から外側の方向に引っ張ると、不織布シートの横方向に延びる特性がよりスムーズに延ばせて、対する肌にフィット感や引っ張り感を体感させることができる。
【0128】
ミシン目状の切込み線は、MDと鼻筋に沿って、直線及び曲線を描く連続もしくは不連続で繋がれている。
【0129】
切り残し部符号18は、シート体の輪郭線符号3と内側から外方向に向かう切り欠き線先端との残された部位であり、顔に貼り付ける際は、切り残しがあると互いの片と片が縺れることが無いので袋から取り出し広げ貼り付ける一連の造作はスムーズである。
【0130】
不織布シートが、縦方向と横方向の双方に伸縮性を有する場合、MD方向と鼻筋縦の方向を合わせて打ち抜かなくともよく、任意である。
【0131】
医療目的の、例えば、治癒シートや湿布シート等は、本発明の形態や技術に準ずるとよい。
【0132】
本願発明に加えて、本願発明の出願人が既に出願した特許第4352416号公報、特許第4492980号公報、特許第4995981号公報、特許第5342056号公報、特許第5551821号公報、特許第5676804号公報の技術と併せることで使用性が増すので何ら問題としない。
【実施例】
【0133】
本願発明の実施例は、第1発明と第2発明と第3発明と第4発明の多機能の仕組みを備えているから、シート体の使用者にとっては、例えば、いずれかをチョイスができるから従来品と異なり画期的である。
【0134】
物理的な効果に固着剤を有しているから、顔の、肌に強いフィット感と肌の弛みを引き上げた状態の、自らの3D形状に沿って面打ちされて、肌に面する逆の面の表面に完成絵柄が表現されて、肌に液剤が均一塗布された美容効果これらの効果が同時に得られることができる。
【0135】
面打ちと完成絵柄となる本願発明は、例えば、バスが走るパーツ絵柄部図3と完成絵柄図4は、左右双方の輪郭部を摘まみ、顔に貼りつけながら、シート体に備える切り残し部符号18を切り離して、ほほ部切り欠き線符号14、顎部切り欠き線符号17を設け、左縁部符号5をつまんで内側から外側方向に引っ張り、右縁部符号6をつまんで内側から外側方向になぞり、引っ張り貼り付ける。
【0136】
貼り付けられて固着される時間は凡そ10分程度が目安であり、包装体に記載された美容の用法に準ずる。
【符号の説明】
【0137】
1 シート体
2 鼻筋縦(MD)方向
3 輪郭線
4 額
5 左の縁部
6 右の縁部
7 両眼の切り欠き孔
8 眉間近傍
9 鼻部
10 鼻部の2等の辺(切り欠き線)
11 左鼻翼
12 右鼻翼
13 鼻尖
14 左右ほほ部切り欠き線
15 口部領域
16 口部の楕円孔
17 左右顎部切り欠き線
18 切り残し部
19 左ほほ部
20 右ほほ部
21 顎部
22 バス印刷
23 バス前部
24 バス後部
25 バスのタイヤ
26 口
27 延びるCD方向
28 不織布シート引っ張る方向
29 不織布シートの幅
30 不織布シートのロール
31 自らへの面打ち
32 首部
33 正円
34 上部片タブ
35 上部片
36 下部片タブ
37 下部片
【要約】
【課題】
本願発明は、物理的な効果と面打ちとシート体のパーツ絵柄部が立体形状の肌に適正に貼り付けられて完成絵柄となるパック用シートを提供する。
【解決手段】
シート体は、物理的な仕組みに切込み線とタブを有し、自らへの面打ちの効果を有し、パーツ絵柄部を有し、少なくとも顔の一部に貼りつけられることで、パーツ絵柄部が集まりもしくは組み合わさり完成絵柄となり、自らへの面打ちの状態を保持して、薬剤が肌に対して均一に作用させる美容効果が得られた状態を確認できるシート体である。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5