(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示入力装置は、前記追跡部が追跡した前記ユーザの位置が前記領域内から前記領域外に移動すると、前記追随画像を画面から消去するとともに、前記サーバに対して前記選択データと前記IDを送信し、
前記サーバは、前記追跡部が追跡した前記ユーザの位置が前記第2領域内に到達すると、前記表示入力装置から受信した前記選択データと前記IDを前記第2表示入力装置に対して送信し、
前記第2表示入力装置は、前記サーバが前記表示入力装置から受信した前記選択データと前記IDを前記サーバから受信し、前記追跡部が追跡した前記ユーザの位置が前記第2領域内から前記第2領域外に移動すると、前記追随画像を画面から消去するとともに、前記サーバに対して前記選択データと前記IDを送信する
ことを特徴とする請求項3記載のショッピングシステム。
前記認証部は、前記追跡部が追跡した前記ユーザの位置が前記第2領域内に到達すると、前記第2表示入力装置を使用するユーザを認証して当該ユーザ固有のIDを特定した上でそのIDを前記サーバに対して送信し、
前記サーバは、前記認証部が特定した前記第2表示入力装置を使用するユーザ固有のIDが前記第2表示入力装置を使用するユーザ固有のIDと同一である場合は、前記表示入力装置に対応する前記選択データを、前記ユーザ固有のIDとともに前記第2表示入力装置に対して送信する
ことを特徴とする請求項4記載のショッピングシステム。
前記表示入力装置および前記操作端末は、前記ユーザが選択した前記商品に対する発注を確定するよう指示する発注入力を受け取り、その発注入力にしたがって発注指示を前記サーバに対して送信し、
前記サーバは、前記表示入力装置または前記操作端末が送信した前記発注指示に応じて前記選択データに対応する前記商品に対する発注を確定する
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載のショッピングシステム。
前記表示入力装置は、前記表示入力装置を使用する複数の前記ユーザの位置を前記追跡部が追跡しているときは、前記追跡部が追跡した各前記ユーザの位置にしたがって、各前記ユーザの位置に追随する追随画像を前記ユーザごとに画面表示する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のショッピングシステム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係るショッピングシステム1000の構成図である。ショッピングシステム1000は、ユーザ402に対してO2Oショッピングサービスを提供するシステムであり、表示入力装置100、サーバ200、データベース300を有する。これら装置は、例えばインターネットなどのネットワーク500を介して接続されている。
【0012】
表示入力装置100は、例えばタッチパネルディスプレイを用いて構成されており、ユーザ402が購入する商品の画像、価格、商品名などの情報を画面表示する。ユーザは表示入力装置100の画面上で商品を選択することができる。ユーザ402が画面上で商品を選択すると、画面上に表示されたショッピングカート101内にその商品が移動したような画像が表示される。表示入力装置100は、不特定複数の人間が通過することができる空間内に設置されている。例えば商業施設、駅構内、街路沿い、などが設置場所として考えられる。情報の画面表示と選択入力ができれば、タッチパネルディスプレイ以外のデバイスを用いることもできる。
【0013】
サーバ200は、ショッピングに関する処理を実装したコンピュータである。例えば表示入力装置100に対して商品の画像、価格、商品名などの情報を送信し、ユーザ402が表示入力装置100上で選択した商品についての選択内容を記述した選択データ320を受け取ってデータベース300に格納する。さらには、選択データ320が記述しているユーザ402が選択した商品を、所定の決済手段によって決済する。これら機能は公知の電子商取引サイトが実現している機能であるため、詳細は説明しない。
【0014】
サーバ200は、ユーザ402を認証する認証部210を備える。認証部210は、データベース300が格納しているユーザデータ310を用いてユーザ402を認証する。ユーザデータ310の具体例については後述する。
【0015】
サーバ200はさらに、追跡部220を備える。追跡部220は、ユーザ402が表示入力装置100の表示面近傍を移動しているときにおいて、ユーザ402の位置を追跡してその位置をリアルタイム(またはこれに近い時間間隔)で特定する。
【0016】
カメラ401は、表示入力装置100の表示面近傍を撮影し、その撮影画像をサーバ200に対して送信する。認証部210と追跡部220は、カメラ401から受信した撮影画像を用いてユーザ402を認証し、またはその位置を特定する。詳細は後述する。
【0017】
選択データ320は、ユーザ402が選択した商品についての記述と併せて、当該商品が決済済であるか否かを記述することもできる。あるいはこれに代えて、決済済の商品については選択データ320から削除するようにしてもよい。以下では説明の簡易のため、後者を前提とする。
【0018】
認証部210と追跡部220は、その機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアを用いて実装してもよいし、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置とその動作を規定するソフトウェアによって実装してもよい。データベース300は、ハードディスク装置などの記憶装置内にデータファイルを格納することによって構成することができる。
【0019】
図2は、ユーザデータ310の詳細を示す図である。ユーザデータ310は、ユーザ402の属性情報について記述するデータであり、ユーザID311、認証データ312、決済手段データ313、位置データ314を有する。
【0020】
ユーザID311は、ユーザ402固有のIDである。認証データ312は、認証部210がユーザ402を認証する際に用いる認証情報を記述したデータである。例えば顔認証を用いる場合はユーザ402の顔画像をあらかじめ認証データ312として登録しておく。ユーザ402が表示入力装置100以外の操作端末を用いる可能性がある場合は、その端末用の認証情報(例えばパスワード)を併せて登録しておく。決済手段データ313は、当該ユーザ402が選択した商品を購入決済する際に用いる手段(例えばクレジットカード番号)についての情報を記述したデータである。位置データ314は、追跡部220が特定したユーザ402の現在位置(例えば表示入力装置100に対する相対座標)を記述するデータである。
【0021】
図3Aは、ユーザ402が表示入力装置100に接近したときの各装置の動作を説明する図である。以下、
図3Aの各ステップについて説明する。前提として、ユーザ402のID、顔画像、決済手段についての情報は、あらかじめユーザデータ310内の各フィールドに登録済であるものとする。
【0022】
(
図3A:(1)撮影〜(2)顔画像送信)
ユーザ402が表示入力装置100の表示面近傍に接近すると、カメラ401はユーザ402の顔画像を撮影する。カメラ401は、その顔画像を含む表示入力装置100の表示面近傍の画像をサーバ200に対して送信する。あるいは、認証部210が定期的にカメラ401に対して顔画像を送信するよう要求し、これに応じてカメラ401が顔画像を送信してもよい。
【0023】
(
図3A:(3)顔認証)
認証部210は、カメラ401から取得した顔画像をユーザデータ310内の認証データ312と比較する。合致する顔画像が存在する場合、認証部210はその顔画像に対応するユーザID311を当該ユーザ402固有のIDとして特定する。さらに追跡部220は、カメラ401から受信した画像に基づき、例えば表示入力装置100に対するユーザ402の相対位置を特定し、位置データ314として格納する。
【0024】
(
図3A:(4)ID送信)
表示入力装置100は、例えば定期的にサーバ200に対して、商品の画像、価格、商品名などの情報をリクエストし、サーバ200から受信したこれら情報を画面表示する。認証部210は、表示入力装置100からの上記リクエストに対して応答する際に、顔認証によって特定したユーザID311がある場合は、そのIDを上記リクエストに対する返信と併せて表示入力装置100に対して送信する。
【0025】
(
図3A:(5)カート表示)
表示入力装置100は、サーバ200からユーザ402のIDを受信し、画面の構成要素として保存する。このIDは必ずしもユーザ402が視認できなくともよい。以後表示入力装置100は、サーバ200に対して商品画像などをリクエストする際に、そのリクエストと併せてユーザ402のIDを送信し、そのIDに対応する位置データ314をリクエストする。追跡部220はそのリクエストに応じて位置データ314を返信する。表示入力装置100は、取得した位置データ314が表示入力装置100の表示面から所定範囲内(例えば30cm以内)にある場合、位置データ314に対応する位置に、ショッピングカート101を画面表示する。
【0026】
図3Bは、表示入力装置100上でユーザ402が商品を選択したときの各装置の動作を説明する図である。
図3Bは、
図3Aで説明した動作に続くものである。以下、
図3Bの各ステップについて説明する。
【0027】
(
図3B:(6)選択)
ユーザ402は、表示入力装置100の画面上で、いずれかの商品を選択する。例えば表示入力装置100がタッチパネルディスプレイであれば、選択する商品画像をショッピングカート101に対してドラッグ&ドロップする。あるいは一般的なWebページと同様に商品ごとに選択ボタンを設けてもよい。
【0028】
(
図3B:(7)ID+選択データ送信)
表示入力装置100は、サーバ200に対して商品画像などを定期的にリクエストするタイミング、または上述の選択ボタンなどが押下されたタイミングで、ユーザ402のIDとともに、ユーザ402がいずれの商品を選択したかについて記述した選択データを送信する。
【0029】
(
図3B:(8)選択データ格納〜(9)ID+選択データ送信)
サーバ200は、表示入力装置100から受信した選択データをユーザ402のIDと関連付けた上で、選択データ320として格納する。サーバ200は、商品画像などに対するリクエストの返信と併せて、ユーザ402のIDと選択データ320を返信する。
【0030】
(
図3B:(10)カート表示)
表示入力装置100は、ショッピングカート101を画面表示する際に、サーバ200から受信した選択データ320が存在する場合は、その選択データ320が記述している商品がショッピングカート101内に投入されている様子を示す画像を画面表示する。
【0031】
図3Cは、ユーザ402が表示入力装置100の表示面近傍で移動したときの各装置の動作を説明する図である。
図3Cは、
図3Aまたは
図3Bで説明した動作に続くものである。以下、
図3Cの各ステップについて説明する。
【0032】
(
図3C:(11)撮影〜(14)顔追跡)
カメラ401は、表示入力装置100の表示面近傍を継続的に撮影している。認証部210は、
図3Aで説明したものと同様の動作を継続的に実施することにより、ユーザ402を認証する。追跡部220は、カメラ401から受信した画像に基づきユーザ402の位置を特定し、位置データ314を更新する。
【0033】
(
図3C:(15)ID+選択データ送信)
サーバ200は、表示入力装置100からの商品画像などに対する定期リクエストに応じて、ユーザ402のIDと選択データ320を返信する。本ステップはステップ(9)と同様である。
【0034】
(
図3C:(16)カート表示)
表示入力装置100は、更新された位置データ314に対応する位置に、ショッピングカート101を画面表示する。選択データ320が存在する場合は、併せてその選択内容に対応する商品をショッピングカート101内に表示する。本ステップは、ステップ(5)(10)が組み合わされたものである。
【0035】
図3Dは、ユーザ402が表示入力装置100上で商品の注文を確定するときの各装置の動作を説明する図である。
図3Dは、
図3Bまたは
図3Cで説明した動作に続くものである。以下、
図3Dの各ステップについて説明する。
【0036】
(
図3D:(17)発注入力)
ユーザ402は、表示入力装置100の画面上で、現在ショッピングカート101内に投入している商品に対する注文を確定する旨を入力する。例えば表示入力装置100上で注文確定ボタンを押下することによりその旨を入力することができる。
【0037】
(
図3D:(18)発注指示送信〜(19)決済)
表示入力装置100は、サーバ200に対して、現在の選択データ320が記述している商品を発注するよう指示する。サーバ200は、その指示にしたがって選択データ320の内容を発注し、決済手段データ313の記述にしたがって決済する。サーバ200は決済が完了した選択データ320内のレコードを削除する(または決済が完了した旨の情報を当該レコードに書き込む)。
【0038】
図3Eは、ユーザ402が表示入力装置100以外の操作端末上で商品の注文を確定するときの各装置の動作を説明する図である。
図3Eは、
図3Bまたは
図3Cで説明した動作に続くものである。前提として、ユーザ402は操作端末としてユーザ端末403を所持しているものとする。以下、
図3Eの各ステップについて説明する。
【0039】
(
図3E:(17)離れる〜(18)ID+選択データ送信)
ユーザ402は、ショッピングカート101内に商品を投入したままの状態で、表示入力装置100の表示面近傍から離れる。これによりカメラ401は、ユーザ402の顔画像を撮影することができなくなる。表示入力装置100は、サーバ200に対して商品画像などを定期的にリクエストするタイミングで、ユーザ402のIDと選択データ320をサーバ200に対して送信する。
【0040】
(
図3E:(19)顔認証〜(20)顔追跡)
認証部210と追跡部220は、ステップ(3)と同様に顔画像を用いてユーザ402を認証し、ユーザ402の位置を特定する。ユーザ402は既にカメラ401の撮影範囲外に移動しているため、本ステップにおいて認証や追跡は失敗することになる。ユーザ402がカメラ401の撮影範囲内に存在する場合であっても、ユーザ402が
図3A(5)で説明した所定範囲外に移動した場合は、同様に認証および追跡が失敗したものとして取り扱うこともできる。
【0041】
(
図3E:(21)ID+選択データ送信しない)
サーバ200は、認証部210と追跡部220による認証および顔追跡が失敗した場合は、ユーザ402のIDや選択データ320を表示入力装置100に対して送信しない。したがって表示入力装置100は、商品画像などに対するリクエストの返信として、これら情報を除いた商品画像などのみを受信することになる。
【0042】
(
図3E:(22)カート消去)
表示入力装置100は、サーバ200からユーザ402のIDを受信しなかった場合はショッピングカート101を画面上から消去する。
【0043】
(
図3E:(23)ログイン)
ユーザ402は、ユーザ端末403を用いてサーバ200にログインする。この段階においてはカメラ401を用いた顔認証を実施することができないので、認証部210は例えばユーザ402のIDとパスワードを認証データ312と照合することにより、ユーザ402を認証する。ユーザ端末403は、ログインリクエストを発行する際に、当該ユーザ402に対応する選択データ320を送信するよう併せて要求する。
【0044】
(
図3E:(24)選択データ送信〜(25)決済)
サーバ200は、ユーザ402の認証に成功すると、そのユーザ402のIDに対応する選択データ320を読み出し、ユーザ端末403に対して送信する。ユーザ402は、ユーザ端末403上で選択データ320の内容を確認した上で、ステップ(18)と同様の発注指示をサーバ200に対して送信する。サーバ200はステップ(19)と同様に決済を実施する。
【0045】
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係るショッピングシステム1000は、不特定複数人が通過する空間内に設置された表示入力装置100を備え、ユーザ402は表示入力装置100を用いて購入したい商品を選択することができる。これによりユーザ402は、非特許文献1のようにスマートフォンなどの端末を用いなくとも、購入したい商品を選択することができる。
【0046】
また本実施形態1に係るショッピングシステム1000は、ユーザ402が表示入力装置100上で選択した商品を記述した選択データ320を、表示入力装置100とユーザ端末403との間で共有する。これによりユーザ402は、複数の端末を介して商品を選択および決済することができる。例えば表示入力装置100上でいったん商品を選択しておき、最終的に購入決定するか否かは後にユーザ端末403上で改めて決定することができる。
【0047】
また本実施形態1に係るショッピングシステム1000において、表示入力装置100は、ユーザ402の動きに追随してショッピングカート101を移動させる。これによりユーザ402は、表示入力装置100上でショッピングを疑似体験することができる。
【0048】
<実施の形態2>
実施形態1においては、表示入力装置100からその他の操作端末(実施形態1においてはユーザ端末403)へ選択データ320を引き継ぐ構成例について説明した。本発明の実施形態2では、その他の操作端末として別の表示入力装置を用いる構成例について説明する。操作端末として別の表示入力装置を用いる点以外は概ね実施形態1と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
【0049】
図4は、本実施形態2に係るショッピングシステム1000の構成図である。本実施形態2に係るショッピングシステム1000は、同等の機能を備えた2つの表示入力装置100を有する。以下ではこれらを区別するため添字aとbを用い、表示入力装置100aおよび100bとする。カメラ401についても同様である。表示入力装置100aと100bおよびカメラ401aと401bは、例えば同一施設内など比較的近接した場所に設置されていることを想定する。
【0050】
図5は、ユーザ402が表示入力装置100aの前から表示入力装置100bの前に移動したときの各装置の動作を説明する図である。
図5の前提として、ユーザ402はあらかじめ
図3Bで説明した動作を実施済(表示入力装置100a上で商品を選択済)であるものとする。以下、
図5の各ステップについて説明する。
【0051】
(
図5:(26)移動)
ユーザ402は、表示入力装置100a上で商品を選択した後、表示入力装置100bの前に移動する。これによりユーザ402は、表示入力装置100aの表示面から所定範囲内(例えば30cm以内)の領域外に移動し、さらにはカメラ401aの撮影範囲外に移動することになる。
【0052】
(
図5:(27)ID+選択データ送信〜(29)顔追跡)
表示入力装置100aは、サーバ200に対して商品画像などを定期的にリクエストするタイミングで、ユーザ402のIDと選択データを送信する。認証部210はカメラ401aが撮影した画像を用いてユーザ402を認証する。ここでは画像内にユーザ402が存在しないので、認証に失敗することになる。追跡部220は、ユーザ402が表示入力装置100aの前から離れた旨を、位置データ314内に反映する。
【0053】
(
図5:(30)ID+選択データ送信しない〜(31)カート消去)
サーバ200は、認証部210によるユーザ402の認証に失敗したので、ユーザ402のIDを表示入力装置100aに対して送信しない。表示入力装置100aは、サーバ200からユーザ402のIDを受信しなかったので、画面上からショッピングカート101を消去する。すなわち、ユーザ402のIDを用いてそのIDに対応する位置データ314を取得することができないので、ショッピングカート101は消去されることになる。
【0054】
(
図5:(32)撮影〜(36)カート表示)
カメラ401bは、表示入力装置100bの前に移動したユーザ402を撮影する。以後、表示入力装置100bとサーバ200は、
図3Aと同様の動作を実施し、表示入力装置100b上にショッピングカート101が表示される。ただし
図5においては、ユーザ402が表示入力装置100a上で選択した商品を記述する選択データ320がサーバ200上に保存されているので、サーバ200はこれをユーザ402のIDとともに送信する。表示入力装置100bは、受信した選択データ320に対応する商品がショッピングカート101内に投入されているように見える画像を表示する。以後の動作は実施形態1と同様である。すなわちユーザ402は、表示入力装置100b上で商品を決済してもよいし、ユーザ端末403上で決済してもよい。
【0055】
<実施の形態2:まとめ>
以上のように、本実施形態2に係るショッピングシステム1000は、同様の機能を備える表示入力装置100aと100bを有し、これら装置間で選択データ320を共有する。これによりユーザ402は、複数の表示入力装置100を介して商品を選択および決済することができる。また、単一の表示入力装置100の画面内には全商品が収まりきれないような場合にも対処することができる。
【0056】
また本実施形態2に係るショッピングシステム1000は、ユーザ402のIDをキーにして表示入力装置100aと100bとの間で選択データ320を共有するので、ユーザID311と選択データ320を適切に連動させることができる。
【0057】
<実施の形態3>
実施形態1〜2においては、カメラ401を用いてユーザ402を認証・追跡する構成例について説明した。ユーザ402を認証・追跡する手段はカメラ401に限られるものではなく、これと同様の機能を実現することができればよい。本発明の実施形態3ではその1例として、ユーザ端末403を用いてユーザ402を認証・追跡する構成例について説明する。
【0058】
図6は、本実施形態3に係るショッピングシステム1000の構成図である。本実施形態3に係るショッピングシステム1000は、カメラ401に代えて端末センサ404を有する。
【0059】
端末センサ404は、ユーザ端末403固有の端末IDを読み取ることができるセンサである。認証部210は、端末センサ404が読み取った端末IDを取得し、これとユーザ402のIDを対応付けることにより、ユーザ402を認証する。両者間の対応付けについては、例えば認証データ312としてあらかじめ格納しておけばよい。
【0060】
端末センサ404はさらに、例えば端末センサ404とユーザ端末403との間の距離を測定することにより、ユーザ端末403の位置を測定することができる。追跡部220は、端末センサ404が測定したユーザ402の位置を取得し、これを位置データ314としてユーザデータ310内に格納する。端末センサ404とユーザ端末403との間の相対的位置関係しか分からない場合は、端末センサ404の設置位置を考慮してユーザ端末403の位置を計算してもよい。また必要に応じて複数の端末センサ404を併用してもよい。
【0061】
本実施形態3において、カメラ401と端末センサ404を併用してもよい。この場合例えばいずれか一方による認証・追跡結果を優先し、これが得られない場合に他方による認証・追跡結果を採用することが考えられる。あるいは両者による認証・追跡結果を重み付け加算して閾値判定するなどの手法も考えられる。
【0062】
<実施の形態4>
実施形態1〜3においては、表示入力装置100はユーザ402を認証・追跡する機能を備えておらず、サーバ200がその機能を担っている。これに代えて表示入力装置100がその機能を備えるようにしてもよい。本発明の実施形態4ではその1例について説明する。その他の構成は実施形態1〜3と同様である。
【0063】
図7は、本実施形態4に係るショッピングシステム1000の構成図である。本実施形態4において、表示入力装置100は、認証部210および追跡部220と同様の機能を有する認証部102および追跡部103を備える。またこれに付随してユーザID311と認証データ312を格納する記憶装置を備える(図示せず)。
【0064】
本実施形態4において、表示入力装置100は自らユーザ402を認証・追跡することができるので、サーバ200はこれを実施するためにカメラ401や表示入力装置100と通信する必要はない。ただしユーザ402が商品を決済するときや選択データ320を他の操作端末に引き継ぐときは、ユーザ402のIDと選択データ320を表示入力装置100からサーバ200へ送信する必要がある。さらにサーバ200はそのとき、当該ユーザ402を特定するためユーザ認証を実施する必要がある。したがって本実施形態4においても、サーバ200は認証部210を備える。
【0065】
<実施の形態5>
図8は、本発明の実施形態5に係るショッピングシステム1000の動作例を示す図である。実施形態1〜4で説明した表示入力装置100の表示面前に複数のユーザ402が存在する場合、表示入力装置100はユーザ402毎にショッピングカート101を画面表示することもできる。
【0066】
図8において、カメラ401はユーザ402aと402bそれぞれの顔を含む画像を撮影する。認証部210はその画像から顔認識によって各ユーザの顔画像を抽出し、認証データ312と照合することにより各ユーザを認証する。追跡部220は各ユーザの位置を位置データ314として格納する。サーバ200は、各ユーザのIDを表示入力装置100に対して送信する。
【0067】
表示入力装置100は、各ユーザのIDを受信すると、そのIDをキーにして対応する位置データ314をサーバ200から取得する。表示入力装置100は、取得した位置データ314毎にショッピングカート101を画面表示する。これにより、複数のユーザそれぞれに対してショッピングカート101を提供することができる。
【0068】
本実施形態5で説明した動作は、その他の実施形態においても適用することができる。例えば実施形態3においては、各ユーザが所持するユーザ端末403の端末IDを端末センサ404が個別に読み取り、その端末IDごとに同様の処理を実施すればよい。実施形態4においても同様に、認証部102と追跡部103はユーザ402毎にIDを特定して同様の処理を実施すればよい。