(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6228493
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】引き戸用の戸枠
(51)【国際特許分類】
E06B 1/56 20060101AFI20171030BHJP
【FI】
E06B1/56 B
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-49726(P2014-49726)
(22)【出願日】2014年3月13日
(65)【公開番号】特開2015-175097(P2015-175097A)
(43)【公開日】2015年10月5日
【審査請求日】2017年1月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】307038540
【氏名又は名称】三和シヤッター工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085394
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
(74)【代理人】
【識別番号】100165456
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 佑子
(72)【発明者】
【氏名】峯 永治
(72)【発明者】
【氏名】池田 和代
(72)【発明者】
【氏名】木村 栄利
(72)【発明者】
【氏名】高橋 功
(72)【発明者】
【氏名】時岡 洋光
【審査官】
藤脇 昌也
(56)【参考文献】
【文献】
実公昭28−005048(JP,Y1)
【文献】
特開平10−046920(JP,A)
【文献】
実開昭59−154585(JP,U)
【文献】
実開平05−078882(JP,U)
【文献】
特開2010−144411(JP,A)
【文献】
特開2005−083045(JP,A)
【文献】
実開平06−014827(JP,U)
【文献】
特開2000−352271(JP,A)
【文献】
実開昭57−066168(JP,U)
【文献】
特開昭61−183593(JP,A)
【文献】
特開昭60−164538(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 1/00 − 1/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
出入り口に取付けられる引き戸用の四方枠を、該四方枠に設けた吊り金具を介して躯体側のフレーム材に吊り固定するにあたり、吊り金具は、四方枠から上方に向けて延出する本体部と、該本体部の上端から水平状に折曲される吊り固定片部と、該吊り固定片部の先端から下方に向けて折曲する係止片部とを備え、該係止片部および吊り固定片部には係止片部側が開口したボルト貫通溝が形成されるものであり、吊り固定片部を取付け固定すべくフレーム材から垂下していてボルト貫通溝に貫通するボルトには、ボルト貫通溝の溝幅よりも幅広で係止片部に係止してボルトがボルト貫通溝から抜け出るのを規制することで四方枠をフレーム材に仮保持するための座金が設けられていることを特徴とする引き戸用の戸枠。
【請求項2】
ボルト貫通溝は、溝入口側が幅広で溝奥側が幅狭になっていることを特徴とする請求項1記載の引き戸用の戸枠。
【請求項3】
座金は四角形状をした平座金であることを特徴とする請求項1または2記載の引き戸用の戸枠。
【請求項4】
引き戸を、走行ローラが上廻りケース内に設けられたハンガーレールを転動することで開閉移動するものとするにあたり、該上廻りケースには、吊り金具本体部から吊り固定片部とは反対側に突出した係止片に係脱自在に係止して吊り金具に仮保持するための係止孔が形成され、上廻りケースは、該仮保持状態でさらに吊り金具本体部に固定されるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の引き戸用の戸枠。
【請求項5】
引き戸を開放したとき引き戸が対向するものは袖壁部であり、上廻りケースは、該上廻りケースから挿入した固定部材を介して袖壁部側に固定されるものであることを特徴とする請求項4記載の引き戸用の戸枠。
【請求項6】
上廻りケースから挿入した固定部材は、袖壁部を貫通し、袖壁部の上廻りケースとは反対側に設けたフレーム材に螺入して上廻りケースを固定するものであることを特徴とする請求項5記載の引き戸用の戸枠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玄関等の出入り口に建て付けられる引き戸用の戸枠の技術分野に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、玄関等の出入り口に上吊り式の引き戸を建て付けることがあり、このような場合、出入り口の周面に戸枠を取付けることになるが、工場や現場等で組み立てられた四周枠を起立させ、これを持ち上げて外壁に設けたフレームに吊り掛けした状態で組み込み固定するようにしたものが提唱される(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭59−154585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら前記従来のものは、外壁に設けたフレームに四方枠を組み込み固定する場合、四方枠を起立させ、持ち上げた状態で行わなければならないが、この起立、持ち上げられた四方枠が倒れないよう支持しながら、該支持されている四方枠を躯体側のフレームに組み込み固定する作業が強いられることになって作業性が劣るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、出入り口に取付けられる引き戸用の四方枠を、該四方枠に設けた吊り金具を介して躯体側のフレーム材に吊り固定するにあたり、吊り金具は、四方枠から上方に向けて延出する本体部と、該本体部の上端から水平状に折曲される吊り固定片部と、該吊り固定片部の先端から下方に向けて折曲する係止片部とを備え、該係止片部および吊り固定片部には係止片部側が開口したボルト貫通溝が形成されるものであり、吊り固定片部を取付け固定すべくフレーム材から垂下していてボルト貫通溝に貫通するボルトには、ボルト貫通溝の溝幅よりも幅広で係止片部に係止してボルトがボルト貫通溝から抜け出るのを規制することで四方枠をフレーム材に仮保持するための座金が設けられていることを特徴とする引き戸用の戸枠である。
請求項2の発明は、ボルト貫通溝は、溝入口側が幅広で溝奥側が幅狭になっていることを特徴とする請求項1記載の引き戸用の戸枠である。
請求項3の発明は、座金は四角形状をした平座金であることを特徴とする請求項1または2記載の引き戸用の戸枠である。
請求項4の発明は、引き戸を、走行ローラが上廻りケース内に設けられたハンガーレールを転動することで開閉移動するものとするにあたり、該上廻りケースには、吊り金具本体部から吊り固定片部とは反対側に突出した係止片に係脱自在に係止して吊り金具に仮保持するための係止孔が形成され、上廻りケースは、該仮保持状態でさらに吊り金具本体部に固定されるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の引き戸用の戸枠である。
請求項5の発明は、引き戸を開放したとき引き戸が対向するものは袖壁部であり、上廻りケースは、該上廻りケースから挿入した固定部材を介して袖壁部側に固定されるものであることを特徴とする請求項4記載の引き戸用の戸枠である。
請求項6の発明は、上廻りケースから挿入した固定部材は、袖壁部を貫通し、袖壁部の上廻りケースとは反対側に設けたフレーム材に螺入して上廻りケースを固定するものであることを特徴とする請求項5記載の引き戸用の戸枠である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明とすることにより、ボルトがボルト貫通溝に貫通した状態で四方枠をフレーム材に仮保持し、この仮保持状態で四方枠の躯体側への組み込み固定ができるため作業性が向上する。
請求項2の発明とすることにより、ボルト貫通溝の入り口側が幅広くなってボルトを貫通する作業が容易となり、作業性が向上する。
請求項3の発明とすることにより、四角形状をした平座金の一辺が係止片部に係止して仮保持がなされることになって仮保持の安定性が増し、作業性が向上する。
請求項4の発明とすることにより、四方枠を吊り持ち支持するための吊り金具が、ハンガーレールが設けられる上廻りケースの仮保持部材となるため上廻りケースの取付けも容易となるうえ、吊り金具が上廻りケースの固定部材にも兼用化されることになる。
請求項5の発明とすることにより、上廻りケースの袖壁部側への固定が容易になる。
請求項6の発明とすることにより、袖壁部が薄い場合においての上廻りケースの固定が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図6】(A)(B)(C)(D)は吊り金具の補助金具を取り付けた状態の側面図、正面図、平面図、補助金具のない状態の吊り金具の側面図である。
【
図7】(A)(B)(C)は吊り金具を上フレームに取付ける状態を示す作用説明側面図である。
【
図8】(A)(B)(C)は吊り金具を上フレームに取付ける状態を示す作用説明平面図である。
【
図9】(A)(B)(C)は上廻りケースの背面図、出入り口部位の縦断面図、袖壁部位の縦断面図である。
【
図10】第二の実施の形態を示す引き戸の袖壁部位の縦断面図である。
【
図11】第二の実施の形態を示す上廻りケースの背面図である。
【
図12】第三の実施の形態を示す吊り金具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図中、1は引き戸であって、該引き戸1は、出入り口に設けられた四方枠(四周枠)2の上枠2aおよび外壁3の屋外側面部に設けられた後述するハンガーレール4に引き戸1の上面に設けた走行ローラ5が転動することで出入り口を閉鎖する姿勢と、引き戸1を開放した引き込み部で該引き戸1が対向する袖壁部3aに至って出入り口を開放する姿勢とのあいだを開閉移動できるようになっていること等は何れも従来通りである。因みに、外壁3は出入り口部位が除かれ、戸袋部位はそのまま袖壁部3aとなって残されたものとなっている。
【0009】
前記四方枠2は、前記上枠2aに、左右枠2b、2c、下枠2dを用いて構成されるが、工場や現場等で組み立てられたものが後述するように躯体側に組み込み固定されるようになっている。上枠2aには、引き戸1の上端部とのシール性を確保するべくシール材6を取付けるための取付け金具7が屋外側に固定されるが、該取付け金具7は、上枠2aの上面に固定される固定片7aと、該固定片7aの屋外側端から立上っていてシール材6を取付けるための取付けスペースを形成する屋外側立上り片7bと、固定片7aの屋内側端から立上った屋内側立上り片7cとを備えて構成されている。
【0010】
8は前記四方枠2を躯体側に吊り固定するための吊り金具であって、該吊り金具8は、縦板状の本体部8aと、該本体部8aの上端から屋内側に向けて折曲された屋内側折曲片部8bと、該折曲片部8bの屋内側端から起立された起立片部8cと、該起立片部8cの上端からさらに屋内側に折曲され、外壁3の出入り口上縁部に固定の上フレーム9に後述するよう吊り固定される吊り固定片部8dと、該吊り固定片部8dの屋内側端から下方に向けて折曲される係止片部8eと、本体部8aの下端部一側辺から屋外側に向けて折曲された屋外側折曲片部8fと、該屋外側折曲片部8fから本体部8aに対向するように折曲され、前記取付け金具7の屋内側取付け片7cにビス10を介して固定される固定片部8gとを備えて構成され、本体部8aと屋内側折曲片部8bとのあいだには補強片部8hが梁状に設けられ、さらに本体部8aには、L字形になった係止片8iが屋外側に向けて突設され、該係止片8iの上側には長孔状のボルト貫通孔8jが穿設され、吊り固定部8dには、係止片部8eから開口し、起立片部8cに至って前位置にまで至るボルト貫通溝8kが形成されているが、該ボルト貫通溝8kは、溝奥部8lが後述するボルト12の螺子部12cが丁度貫通する幅狭寸法になっており、該溝奥部8lよりも屋内側溝部8mは幅広寸法になっていて、ボルト12を貫通しやすいようになっている。
さらに吊り金具本体部8aの下部屋内側面にはL字形をした取付け金具11の一片がビス10aを介して取付けられているが、該取付け金具11の屋内側に延びる他片にはナット11aが溶着されている。
【0011】
そして四方枠2は次のようにして上フレーム9に吊り固定されるようになっている。前述したように、吊り金具8は、四方枠上枠2aに固定の取付け金具7の屋内側立上り片7cの左右両端部にビス10を介して固定片部8gが固定されることで組付け固定されている一方、上方が開口したC形鋼で形成される上フレーム9の跨片9aを貫通するボルト12は、ボルト頭12bが跨片9aの下面から間隙Xを存する(離間する)状態で跨片9aの上面に当接(載置)するナット12aに螺子部12cの先端(上端)が螺入する非緊締状態になっている(
図7、8(A)参照)。この状態で、四方枠2を持ち上げて係止片部8eを前記間隙Xに入り込むように移動し、ボルト貫通溝8kをボルト螺子部12cに差し込んで(外嵌して)いって係止片部8eをボルト螺子部12cに外嵌した四角形状の平座金12dを超えた位置まで移動する。この状態で手を放すと、四方枠2は、係止片部8eが平座金12dに係止した仮保持状態となって吊持状に保持される(
図7、8(B)参照)。
ついで四方枠2を、ボルト貫通溝8kの溝奥部8lにボルト螺子部12cが位置するよう屋内側に移動させ、この状態でボルト12を上側に向けて締め上げることで吊り固定片部8dが上フレーム跨片9aに当接することになって四方枠2の上フレーム9への吊り固定ができるようになっている(
図7、8(C)参照)。
【0012】
このようにして吊り固定された吊り金具8の屋外側面および袖壁部3aに、前記ハンガーレール4等の各種部材が組み込まれた上廻りケース13を組付けることになるが、該上廻りケース13は、上面板13a、屋外側板13b、屋内側板13c、下面板13dを備えて構成されるが、屋外側板13bは着脱自在となっていて点検口として開口できるようになっている。
屋内側板13cには、前記吊り金具係止片8iが遊嵌状に嵌入する係止孔13eが形成されており、そして上廻りケース13は、係止孔13eに係止片8iを嵌入させた状態で手を放すと、係止片8iの上辺に係止孔13eの上縁が係止する仮保持状態となり、この状態でボルト貫通孔8jから挿入したボルト14を屋内側板13c側のナット14aに螺入緊締することで吊り金具8側での取付けができるようになっている。尚、13gはボルト孔である。
一方、袖壁部3a側への取付けについては、屋内側板13cに穿設のビス孔13fを貫通したビス10bを袖壁部3aを貫通し、袖壁部3aの屋内側面に設けたフレーム材15に螺入することで取付けられるようになっている。
【0013】
叙述の如く構成された本実施の形態において、四方枠2を取付ける場合に、螺子部12cに平座金12dを貫通させたボルト12を、ボルト頭12bが下側となる状態でボルト12を上フレーム9に貫通させ、螺子部12cの先端をナット12aに螺入させた非緊締状態にすると、上フレーム跨片9aの下面と平座金12dとのあいだに隙間がある状態となり、この状態で吊り金具8を持ち上げてボルト貫通溝8kを螺子部12cに外嵌する。そして係止片部8eが平座金12dの屋内側端を超えた段階で手を離すと、係止片部8eが平座金12cの屋内側端縁に係止する仮保持状態となる。この状態から吊り金具8または四方枠2の上部位を屋内側に押しやると、螺子部12cがボルト貫通溝8kの溝奥部8lに移動することになり、この状態でボルト12を緊締することで四方枠2は上フレーム9に固定されることになる。
【0014】
このように本発明が実施されたものにおいては、四方枠2を上フレーム9に取付けるにあたり、上フレーム9から垂下しているボルト12に仮保持することができ、そしてこの仮保持状態で四方枠2の躯体側への組み込み固定作業ができることになって四方枠2の取付け作業が容易となり、作業性が向上する。
【0015】
そのうえこのものでは、ボルト12が貫通するボルト貫通溝8kが、溝入口側が幅広となっているため、ボルト貫通溝8kをボルト12に嵌め込みやすく、この結果、作業性が向上することになるが、溝奥部8lは幅狭になっているため、四方枠2の取付け精度が損なわれることもない。
【0016】
また、四方枠2を仮保持するための座金は四角形状をした平座金12dであるため、前記仮保持する際の係止片部8eと平座金12dの係止が線状になって大きなものとなって四方枠2の仮保持が確実となる。
【0017】
しかもこのものでは、ハンガーレール4を内装する上廻りケース13を取付ける際に、該上廻りケース13は、吊り金具8の本体部8aから突設した係止片8iに係止孔13eを係脱自在に係止することで仮保持された状態になり、その後、上廻りケース13は、四方枠2部位ではボルト14で吊り金具本体部8aに緊締固定することができるため、上廻りケース13の取付け作業についても容易となって作業性が向上する。そのうえ四方枠2部位では、吊り金具8が上廻りケース13の固定部材に兼用されることになって部品点数の削減が図れることになる。
【0018】
また上廻りケース13の袖壁3a側への固定は、上廻りケース13の屋内側面13cを貫通するビス10bにより固定できるため、該部位での上廻りケース13の固定が容易になる。
そしてこの場合、本実施の形態のように袖壁3aが軽カル板のように強度的に弱いものであるような場合、上廻りケース13は、袖壁部3aの屋内側面に配したフレーム材15に螺入固定されるため、確実な固定ができることになる。
【0019】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、因みに、座金としては吊り固定片部から脱落しなければよいものであって、円板形のものであっても勿論よい。また、吊り金具を固定するためのボルトは、ボルト頭側が垂下したものでなく、ナット側が垂下したものとすることができ、この場合、座金はナットの上面に載ることになる。
【0020】
さらに本発明は、
図10、11に示す第二の実施の形態のように、袖壁部3aが外壁材のように強度がある場合には、ボルト貫通孔13hを貫通したボルト(固定部材)16を介して袖壁3aに直接固定するように行為することができる。
【0021】
また、
図12は第三の実施の形態を示したものであって、このものは、係止片部8eの下端を室内側に折曲させて下片部8nを形成したものとしたものであり、このようにすることにより、四方枠2を仮保持する際に、平座金12dにフック状に係止するものとして仮保持をより安定したものにできる、という利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は、出入り口に建て付けられる引き戸用の戸枠としてに利用することができる。
【符号の説明】
【0023】
1 引き戸
2 四方枠
8 吊り金具
8a 本体部
8d 吊り固定片部
8e 係止片部
8k ボルト貫通溝
9 上フレーム
12 ボルト
12d 平座金