特許第6228907号(P6228907)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6228907
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】ガイドバー固定器
(51)【国際特許分類】
   E04C 5/18 20060101AFI20171030BHJP
   E04C 5/20 20060101ALI20171030BHJP
   E04G 21/12 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
   E04C5/18 104
   E04C5/20
   E04G21/12 105D
【請求項の数】9
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-227162(P2014-227162)
(22)【出願日】2014年11月7日
(65)【公開番号】特開2016-89536(P2016-89536A)
(43)【公開日】2016年5月23日
【審査請求日】2015年10月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】514284970
【氏名又は名称】台灣精準生活科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】張明輝
【審査官】 渋谷 知子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−036558(JP,A)
【文献】 特開2011−026876(JP,A)
【文献】 特開2012−012871(JP,A)
【文献】 特開平09−183115(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/054959(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04C 5/16−5/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一種のガイドバー固定器であり、壁に多数の穴がある空芯円柱体の台座であり、両端には荷重負荷がかかり、荷重負荷部の縁側は軸に沿ってそれぞれペアの深溝や浅溝を設置し、並びに壁に4つの穴溝及び1ペア以上の挿し穴を設置し、且つ壁の内側に内縁側溝を設置し、該台座の下荷重負荷部の壁に1つ防湿リングを設置してなることを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項2】
請求項1記載のガイドバー固定器であって、該台座のペアの深溝ペアの浅溝の幅は少なくても1本のガイドバーの直径の大きさである必要があり、該ペアの深溝の深さは該ペアの浅溝の深さの2倍であり、ガイドバー同士が十字で交差しガイドバーの第一層を形成させ、該ペアの深溝は溝の両縁側にそれぞれガイドバーの動作を制限できる突出部があることを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項3】
請求項1記載のガイドバー固定器であって、該台座下荷重負荷部の壁周辺に多数のアーク型欠け口を均等に配置すると共に、間隔を開けて荷重負荷面を形成したことを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項4】
一種のガイドバー固定器であり、壁に多数の穴がある空芯円柱体の台座であり、両端には荷重負荷がかかり、上荷重負荷部の縁側は軸に沿ってそれぞれペアの深溝や浅溝を設置し、並びに壁に4つの穴溝及び1ペア以上の挿し穴を設置し、且つ壁の内側に内縁側溝を設置し、該台座の下荷重負荷部の壁に1つの防湿リングを設置してなり、該台座は上荷重負荷部に1つ伸び台座嵌め合、該伸び台座は上記台座とは異なる高さを持つ空芯円柱体であり、伸び台座の上に1つ荷重負荷部を設置し、並びに縁側は軸に沿ってそれぞれペアの深溝や浅溝を設置し、各伸び台座は下の裏壁及び表壁にそれぞれ1つの突出円部を設置し、該突出円部の下には嵌め合い部を設置し、該嵌め合い部は表面に多数の欠け口を形成し、且つ表面に多数の突出ポイントを設置し、該伸び台座が該嵌め合い部で該台座の該内縁側溝に嵌め合う際、該嵌め合い部はそれぞれ突出ポイントで該台座の4つの穴溝に固定し、該突出円部は該台座の上荷重負荷部に内装し、該嵌め合い部は多数の欠け口で、直交状態で重なる2本のガイドバーのうちの上のガイドバー押し設置することを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項5】
請求項4記載のガイドバー固定器であって、該伸び台座のペアの深溝や浅溝の幅は少なくても1本のガイドバーの直径の大きさでなければならなく、且つ該ペアの深溝の深さは該ペアの浅溝の深さの2倍であり、並びに伸び台座の高さでガイドバー同士が十字で交差してガイドバーの第二層を形成させ、該ペアの深溝は溝の両縁側にそれぞれガイドバーの動作を制限できる突出部があることを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項6】
請求項1記載のガイドバー固定器であって、該台座に分布する挿し穴は裏壁或いは表壁の周囲に分布することができることを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項7】
請求項6記載のガイドバー固定器であって、該台座のあらゆる2つの挿し穴がM型鋼鉄骨組を負荷でき、該M型鋼鉄骨組の2つの脚の幅は、対向するあらゆる2つの挿し穴に適合でき、該M型鋼鉄骨組の真ん中の凹処はガイドバーの置き場所であり、且つ該M型鋼鉄骨組の高さは変更できることを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項8】
請求項6記載のガイドバー固定器であって、該台座はあらゆる挿し穴に標しバーを設置することができることを特徴とするガイドバー固定器。
【請求項9】
請求項1記載のガイドバー固定器であって、該防湿リングは突出して該台座の下荷重負荷部の裏壁及び表壁に設置し、該突出した断面の形は半円形・四角形或いは三角形にすることができることを特徴とするガイドバー固定器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種のガイドバー用支え装置であり、特に安定・支え・区切りなどの作用を提供し、並びに実際の状況によって組合せが自由自在に変化できる固定器である。
【背景技術】
【0002】
建築工事の実施中によく使われているガイドバー強化構造は、例えばコンクリート道路・外装・フロア合板・グランド(坪)・連続壁などに対する用途が非常に広く、実施上、ガイドバーが適当な間隔距離で交差し、単層或いは二層の鋼鉄構造面に編み出し、並びにガイドバー毎に1個以上のブロックで予定の高度に維持し、コンクリートを充填する際、ガイドバーを覆い、鋼鉄強化の構造面を形成するのである。
【0003】
前述した背景技術の中、該ブロックはよく石の塊或いは煉瓦を利用し、実際の使用上では、適当な大きさ及び高さのブロックを選び、ワイヤで縛り或いはガイドバーの上に掛け置き、このようでガイドバーを地面或いはフレームワークから一定の高度に離させ、或いはガイドバーの間に一定の距離を保つために利用する。但しこの施行は単層或いは多層の水平面の鋼鉄構造面だけに利用でき、斜度のある階段・坂などの鋼鉄構造の実施に固定しにくく、前述した石の塊或いは煉瓦を使用することで、鋼鉄面を編みにくく、且つ充填する際にしっかりと固定しない滑り現象を起こす可能性がある。そのため、従来のこの施工方法には相当な利便性があるが、コンクリートを充填完成するまでに大きな外来重量を受け、又は重心偏移或いは横向き作用力によって倒れることを避けられなく、一方、充填する際に発生する瞬間力もとても大きく、該石の塊或いは煉瓦を縛るワイヤが断裂或いは脱落し、ガイドバーを支える力を無くなり、ガイドバーがフレームワークに落ち込み或いは崩落し、コンクリートの構造応力にダメージを与え、予想の強度を失くすため、施工品質に安定した定位且つ偏移しないことを保証することができなくなるのである。
【0004】
その他、ガイドバーが溶接・連結・縛る方法で組み立てる場合、横向きの支え力が弱く、重心偏移或いは横向き作用力によって不安定し倒れることを発生しやすく、並びに人為的なミスによる事故の確率も高くなるのである。
【0005】
実際、コンクリートの充填作業の完了後は充填状態になり、編み出したガイドバーやコンクリートは一体化になり、並びに石の塊或いは煉瓦のガイドバー周囲に湿気による錆で剥がす現象を発見した。その原因は充填する後、コンクリートや石の塊の接触面に隙間があり、水気が吸着しやすく、錆現象を起こすのである。そのため、長年の温度変化及び水気の侵食を抵抗できず、ガイドバーを覆う構造面の強度を失くさせ、重量による圧力を耐えられず、更なる大きな潜在的リスクを呼び寄せる可能性がある。
そのため、本発明は長年の実務経験から、ガイドバーの各作用力及び組合せ変化に耐えられる「ガイドバー固定器」を提出した。素早くの設置より安定した定位性及びガイドバー作業の正確性を上げ、並びに産業界や社会に対する新たな貢献を期待するのである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は一種の軽量化台座を備えるガイドバー固定器を提供し、台座はガイドバーの編み設置に実施し、且つ重力・横向き力及び充填衝撃力などの作用を耐え、並びにコンクリート充填する際のガイドバーの安定を維持し、偏移しない及び防湿や耐錆の効果がある。
本発明のサブ目的は一種のガイドバー固定器を提供し、主に台座や伸び台座の相互配置の組合せの運用によって、ガイドバーに確実な間隔を形成させ、良好な定位を維持し、並びにガイドバーの構築を守るのである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は一種のガイドバー固定器を提供し、単層或いは多層のガイドバー組合せ変化で水平面・斜面に施工でき、コンクリート充填の際に偏移しなく及び防湿や鋼鉄の錆を防止できる。該固定器は、主に1つ壁に多数の穴がある空芯円柱体の台座であり、両端には荷重負荷部であり、該上荷重負荷部の縁側は軸に沿ってそれぞれペアの深溝や浅溝を第一層のガイドバーに嵌め設置し、並びに壁に4つの穴溝及び1ペア以上の挿し穴を設置し、且つ壁の内側に1つ内縁側溝を設置し、該台座の下荷重負荷部の壁に1つ防湿リングを設置し、該上荷重負荷部は1つ異なる高さの伸び台座と嵌め合い、需要高度によって第二層のガイドバーを設置し、又は該台座のあらゆる挿し穴にM型鋼鉄骨組を設置し、ガイドバーの迅速設置の目的を達すのである。
【0008】
前述した台座の壁周辺にある1ペア以上の挿し穴は壁周辺の裏壁或いは表壁に設置することができる。
【0009】
前述した該内縁側溝には1ペアの深溝及び浅溝で多数のアーク型溝を間隔し、並びにガイドバーを嵌め込んでから脱落できないように、該1ペアの深溝の両縁側に突出部を設置している。
【0010】
前述した該伸び台座は1つ異なる高さを持つ空芯円柱体であり、各伸び台座の上に1つ荷重負荷部を設置し、並びに縁側は軸に沿ってそれぞれペアの深溝や浅溝を設置し、各伸び台座は下の裏壁及び表壁にそれぞれ1つの突出円部を設置し、該突出円部の下には1つ嵌め合い部を設置し、該嵌め合い部は表面に多数の欠け口を設置し、且つ表面に多数の突出ポイントを設置する。どの該伸び台座が該嵌め合い部で該台座の該内縁側溝に嵌め合う際、該嵌め合い部はそれぞれ突出ポイントで該台座の4つの穴溝に固定し、該突出円部は該台座の上荷重負荷部に内装するのである。
【0011】
前述した各伸び台座は該伸び台座の高さでガイドバーを十字交差の形でそれぞれ第二層のガイドバーを嵌め合い形成させ、該嵌め合い部は多数の欠け口でそれぞれ第二層のガイドバーの一番上のガイドバーに押し置きし、該1ペアの浅溝は溝の両縁側にそれぞれガイドバーの動作を制限できる突出部がある。
【0012】
前述した台座や伸び台座の1ペアの深溝や浅溝の幅は少なくても1本のガイドバーの直径の大きさである必要があり、且つ該ペアの深溝の深さは該ペアの浅溝の深さの2倍である必要がある。
【0013】
前述した該防湿リングは突出して該台座の下荷重負荷部の裏壁及び表壁に設置し、該突出した断面の形は半円形・四角形或いは三角形にすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に掲示された“ガイドバー固定器”にあっては、該台座は多機能性を持ち、多穴の軽量強化構造であり、並びに実際のガイドバーによって単層或いは多層の機能需要に編み出し、構造的に重量、横向き力及び充填の衝撃力などの作用を耐えられ、並びにコンクリート充填の際に迅速で多穴を通過し穴埋め、更に台座や伸び台座の組合せ運用で、ガイドバーを良好的な間隔及び定位を形成させ、単層或いは多層のガイドバーの重ね網に確実な位置固定を達成し、コンクリートの充填前後でもガイドバーに斜めさせなく維持することができ、並びにコンクリート充填過程中に偏移しにくく、伝統的な溶接や縛りなどの施行に対する重心偏移或いは横向き作用力を把握できない欠点を減少する。本発明のガイドバー固定器を採用することによって、別に異なる高さのM型鋼鉄骨組でガイドバーの編み構築工程ができ、現場の状況によって適時に適合する組合せでガイドバーの構築作業ができ、並びに丈夫で定位及び構造の品質制御を予想通りで完成できる。
【0015】
特に提出すべきなのは、コンクリート充填作業が完成後、本発明の台座が裏表壁にそれぞれ防湿リングを設置する。防湿リングにはコンクリートの水気を台座の壁に付着しにくくさせ、ガイドバーが湿気による錆侵食を減少させ、ガイドバーの構造に更なる長い使用寿命を与え、長期に渡る施工品質を確保する。
【0016】
上述した実施例に掲示されたのは、具体的に本発明を説明するために用いられる内容であり、文の中では専門用語で説明してきたが、それらを以って、本発明の特許請求範囲を制限してはならず、当該技術の分かる者が、本発明の考えやコンセプトを理解したうえ、それらの変更や改造を行って、それと同等な効果を得たとしても、それらの変更や改造は全て、後述の特許請求範囲に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明のガイドバー固定器の台座イメージ図である。
図2】本発明のガイドバー固定器の伸び台座イメージ図である。
図3】本発明の台座の第一層のガイドバー組立イメージ図である。
図4】本発明の台座や異なる高さの伸び台座との組合せイメージ図である。
図5】本発明の台座やある一つ伸び台座との組合せ断面図である。
図6】本発明の台座や伸び台座の第一層のガイドバー及び第二層のガイドバーとの組合せ断面図である。
図7】本発明の台座や異なる高さの伸び台座との組合せイメージ図である。
図8】本発明の台座やM型鋼鉄骨組との組合せの分解イメージ図である。
図9】本発明の台座やM型鋼鉄骨組との組合せ実施例図である。
図10】本発明の台座の挿し穴が内縁の壁に設置するイメージ図である。
図11】本発明の台座や標しバーとの組合せの実施イメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1、2で示すのは、ガイドバー固定器の台座・伸び台座の構造イメージ図であり、本発明は、単層或いは多層のガイドバーの需要によって組合せ変化でき、水平面・斜面のコンクリート充填作業に施行でき、ガイドバーを偏移しない及び防湿や耐錆の目的を達するのである。それは主に軽量化の多性能の台座(1)を土台でガイドバーの編み出しを施行し、並びに高さの需要や1つ伸び台座(2)によって多層のガイドバーを編み出せる。その内容は、以下のようである:
【0019】
該台座(1)は多数の穴がある空芯円柱体であり、その上は上荷重負荷部(10)であり、該上荷重負荷部(10)の縁側は軸に沿ってそれぞれペアの深溝(11)や浅溝(12)を設置し、該ペアの深溝(11)や該ペアの浅溝(12)の幅は少なくも1本のガイドバーの直径の大きさである必要があり、且つ該ペアの深溝(11)の深さは該ペアの浅溝(12)の深さの2倍であり、ガイドバーを嵌め合い後に脱落できないため、該ペアの深溝(11)は溝の両縁側にそれぞれガイドバーの動作を制限できる突出部(110)を設置する。該上荷重負荷部(10)は壁の縁側に4つの穴溝(13)、2つの穴(14)を設け、壁の上に1ペア以上の挿し穴(15)を設け、壁の裏に内縁側溝(16)を設け、該内縁側溝(16)は1ペアの深溝(11)及び1ペアの浅溝(12)で多数のアーク型欠け口を間隔し、該台座(1)は下荷重負荷部(17)の壁に1つ防湿リング(18)を設け、該防湿リング(18)の突出した断面の形は半円形・四角形或いは三角形にすることができ、該台座(1)下荷重負荷部(17)の壁周辺に多数のアーク型欠け口(170)を均等に配置すると共に、間隔を開けて荷重負荷面を形成した。
【0020】
該伸び台座(2)、本例は1組3つ異なる高さの空芯円柱体の組合せであり、各伸び台座(2)の上に荷重負荷(20)を設け、各伸び台座は下の裏壁及び表壁にそれぞれ突出円部(21)を設け、該突出円部(21)の下に1つ嵌め合い部(22)を設け、該嵌め合い部(22)は表面に多数の欠け口(220)を設置し、且つ表面に多数の突出ポイント(221)を設置する。該伸び台座(2)の上の荷重負荷(20)は縁側で軸に沿ってそれぞれ第二層のガイドバー(3)を十字で交差するペアの深溝(23)や浅溝(24)を設け、該ペアの深溝(23)や該浅溝(24)の幅は少なくても1本のガイドバーの直径の大きさである必要があり、且つ該ペアの深溝(23)の深さは該ペアの浅溝(24)の深さの2倍である。図2で示すように、異なる高さの伸び台座(2)がその中のペアの深溝(23)或いはペアの浅溝(24)の溝の両縁側にガイドバーを嵌め込んでから脱落できないようにそれぞれ突出部(25)を設置し、該突出部(25)の形は斜辺状・凸状にすることができる。
【0021】
図3で示すのは、台座の第一層のガイドバーの組合せイメージ図であり、該台座(2)は第一層のガイドバー(3)を設置する際、先に一本のガイドバーをペアの深溝(11)に置き、並びに突出部(110)でガイドバーの向上運動を制限させ、該ペアの浅溝(12)にもう一本のガイドバーを置き、第一層のガイドバー(3)を十字交差で重ねて該台座(1)に嵌め込み、この方法でガイドバーの編み設置する時に更なる安定且つ丈夫な支え効果を出させ、並びに適当で更に広い鋼鉄構造面に伸びることができる。
【0022】
図4図6で示すように、図4図5はそれぞれ台座が異なる高さの伸び台座との組合せイメージ図及びその中1組の伸び台座の組合せ断面図である。更に図6は台座や伸び台座の第一層のガイドバー及び第二層のガイドバーとの組合せ断面図である。該台座(1)の上の上荷重負荷部(10)は1組3つ異なる高さの空芯円柱体の伸び台座(2)と嵌め合い、並びにその高さによって第二層のガイドバー(3)を構築する。該台座(1)は選定した伸び台座(2)のあらゆる高さによって第二層のガイドバー(3)を構築し、該伸び台座(2)が該台座(1)の上の上荷重負荷部(10)に入れ、並びに該突出円部(21)で該台座(1)の上荷重負荷部(10)の上に固定し、あらゆる該伸び台座(2)の該嵌め合い部(22)で該台座(1)の該内縁側溝(16)に嵌め合い、該嵌め合い部(22)はそれぞれの突出ポイント(221)で該台座(1)の4つの穴溝(13)に固定し、該突出円部(21)は該台座(1)の上荷重負荷部(10)に内装し、該嵌め合い部(22)は多数の欠け口(220)でそれぞれ第一層のガイドバー(3)の一番上のガイドバーに押し置き、該伸び台座(2)の該荷重負荷部(20)の上にある第二層のガイドバー(3)に嵌め合うのである。順序では先に1本のガイドバーを該ペアの深溝(23)に置き、又もう一本のガイドバーを十字で重ねて該伸び台座(2)の該ペアの浅溝(24)に設置し、十字交差したガイドバー(3)はワイヤで交差部を固定し、ガイドバー(3)を相互的に移動でき、並びに水平面・斜面の適当な位置でガイドバーを設置することができる。この方法は多層のガイドバーの編み構造を更に安定・丈夫させ、更に重要なのはコンクリートの充填の際の脱落偏移を避けられるのである。
【0023】
図7で示すのは台座がもう一つ高さの伸び台座との組合せイメージ図であり、第二層のガイドバー(3)が該伸び台座(2)の該荷重負荷部(20)に嵌め込み、上層のガイドバーがペアの浅溝(24)に嵌め込み、該突出部(25)は斜面状であり、並びにガイドバーの運動範囲を制限し、そしてガイドバーを嵌め置き後に各方向からの相互作用の牽制力を発生し、固定後のガイドバーに脱落及び偏移しにくい効果がある。
【0024】
図8、9で示すように、それぞれ台座がM型鋼鉄骨組との組合せの分解及び組立の実施イメージ図であり、該台座(1)上のあらゆる2つの挿し穴(15)がM型鋼鉄骨組(4)を負荷でき、該M型鋼鉄骨組(4)の真ん中の凹処はガイドバー(3)の置き場所であり、実施上、2つの台座(1)がそれぞれ該M型鋼鉄骨組(4)の真ん中の凹処に1本のガイドバー(3)を設置し、異なる高さの構築或いはガイドバーの編み面を調整の便利上に、該M型鋼鉄骨組(4)は1組多数の高さの部品に設定できる。
【0025】
図10で示すように、該台座(1)の周囲に分布する挿し穴(15)は周囲の裏壁或いは表壁に設置でき、該M型鋼鉄骨組(4)の幅はあらゆる2つの挿し穴(15)に適合できる。
【0026】
図11で示すように台座や標しバーとの組合せの実施イメージ図であり、該台座(1)は作業施工の標示のため、あらゆる挿し穴(15)に標しバー(5)を設置することができる。
【符号の説明】
【0027】
1 台座
10 上荷重負荷
11 深溝
110 突出部
12 浅溝
13 穴溝
14 穴
15 挿し穴
16 内縁側溝
17 下荷重負荷
170 欠け口
18 防湿リング
2 伸び台座
20 荷重負荷
21 突出円部
22 嵌め合い部
220 凹み穴
221 突出ポイント
23 深溝
24 浅溝
25 突出部
3 ガイドバー
4 M型鋼鉄骨組
5 標しバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11