特許第6228939号(P6228939)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6228939
(24)【登録日】2017年10月20日
(45)【発行日】2017年11月8日
(54)【発明の名称】車載機器用スイッチ装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/02 20060101AFI20171030BHJP
   H01H 9/02 20060101ALI20171030BHJP
【FI】
   B60R16/02 630A
   H01H9/02 D
【請求項の数】3
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-1341(P2015-1341)
(22)【出願日】2015年1月7日
(65)【公開番号】特開2016-124472(P2016-124472A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2016年7月15日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)▲1▼発明を掲載したウエブサイトのアドレス; http://www.alpine.co.jp/carnavigation/ http://www.alpine.co.jp/carnavigation/ex900−ha/ http://www.alpine.co.jp/car−lineup/toyota/harrier/ http://www.alpine.co.jp/carnavigation/apl−ex/ http://products.alpine.co.jp/om/owner/product?P1=4457 ▲2▼発明の掲載日;平成26年8月26日 ▲3▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲4▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (2)▲1▼発明を掲載したウエブサイトのアドレス; http://minkara.carview.co.jp/userid/560256/blog/33895659/ ▲2▼発明の掲載日;平成26年8月26日 ▲3▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲4▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (3)▲1▼刊行物名;車種専用カーナビカタログ ▲2▼発明の掲載日;平成26年8月26日 ▲3▼発行所(出版社);アルパイン株式会社、アルパインマーケティング株式会社 ▲4▼該当ページ;第12頁、第23頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (4)▲1▼刊行物名;取付説明書 アルパイン 9インチSDナビゲーションユニット ▲2▼発明の掲載日;平成26年8月26日 ▲3▼発行所(出版社);アルパイン株式会社、アルパインマーケティング株式会社 ▲4▼該当ページ;第4頁、第6頁、第9頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (5)▲1▼刊行物名;お客様へ01 ▲2▼発明の掲載日;平成26年8月26日 ▲3▼発行所(出版社);アルパイン株式会社、アルパインマーケティング株式会社 ▲4▼該当ページ;第1頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (6)▲1▼刊行物名;お客様へ02(車種専用チューニングガイド for ハリアー ハリアーハイブリッド) ▲2▼発明の掲載日;平成26年8月26日 ▲3▼発行所(出版社);アルパイン株式会社、アルパインマーケティング株式会社 ▲4▼該当ページ;第1頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (7)▲1▼刊行物名;Carトップ9月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年7月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社交通タイムス社 ▲4▼該当ページ;第200頁〜第201頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (8)▲1▼刊行物名;Carトップ10月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年8月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社交通タイムス社 ▲4▼該当ページ;第194頁〜第195頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (9)▲1▼刊行物名;Carトップ11月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年9月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社交通タイムス社 ▲4▼該当ページ;第192頁〜第193頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (10)▲1▼刊行物名;Carトップ12月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年10月25日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社交通タイムス社 ▲4▼該当ページ;第120頁〜第121頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (11)▲1▼刊行物名;Carトップ1月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年11月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社交通タイムス社 ▲4▼該当ページ;第196頁〜第197頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (12)▲1▼刊行物名;ザ・マイカー12月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年10月20日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社ぶんか社 ▲4▼該当ページ;第226頁〜第227頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (13)▲1▼刊行物名;ザ・マイカー1月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年11月20日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社ぶんか社 ▲4▼該当ページ;第220頁〜第221頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (14)▲1▼刊行物名;ベストカー10月26日号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年9月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社講談社ビーシー、株式会社講談社 ▲4▼該当ページ;第112頁〜第113頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (15)▲1▼刊行物名;ベストカー11月10日号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年10月10日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社講談社ビーシー、株式会社講談社 ▲4▼該当ページ;第114頁〜第115頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (16)▲1▼刊行物名;ベストカー11月26日号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年10月25日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社講談社ビーシー、株式会社講談社 ▲4▼該当ページ;第118頁〜第119頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (17)▲1▼刊行物名;ベストカー12月10日号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年11月10日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社講談社ビーシー、株式会社講談社 ▲4▼該当ページ;第112頁〜第113頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (18)▲1▼刊行物名;ベストカー12月26日号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年11月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社講談社ビーシー、株式会社講談社 ▲4▼該当ページ;第114頁〜第115頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (19)▲1▼刊行物名;月刊自家用車11月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年9月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社内外出版社 ▲4▼該当ページ;第88頁〜第89頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (20)▲1▼刊行物名;月刊自家用車12月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年10月25日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社内外出版社 ▲4▼該当ページ;第180頁〜第181頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (21)▲1▼刊行物名;月刊自家用車1月号 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年11月26日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社内外出版社 ▲4▼該当ページ;第163頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置 (22)▲1▼刊行物名;デジモノステーションVol.154(2015年1月号) ▲2▼公開日(発売日等);平成26年11月25日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社エムオン・エンタテインメント ▲4▼該当ページ;第81頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (23)▲1▼刊行物名;STYLE RV トヨタハリアー5 Vol.105 ▲2▼公開日(発売日等);平成26年10月31日 ▲3▼発行所(出版社);株式会社三栄書房 ▲4▼該当ページ;第151頁 ▲5▼公開者名;アルパインマーケティング株式会社 ▲6▼公開された発明の内容;トヨタ自動車株式会社のハリアー用の車載機器用スイッチ装置
(73)【特許権者】
【識別番号】509057109
【氏名又は名称】アルパインマーケティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121496
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 重雄
(74)【代理人】
【識別番号】100074192
【弁理士】
【氏名又は名称】江藤 剛
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 宗孝
(72)【発明者】
【氏名】濱田 庄一郎
【審査官】 森本 康正
(56)【参考文献】
【文献】 実開平04−004375(JP,U)
【文献】 特開平11−165565(JP,A)
【文献】 特開2011−073500(JP,A)
【文献】 特開平07−257232(JP,A)
【文献】 特開2014−151666(JP,A)
【文献】 特開2011−154871(JP,A)
【文献】 特開平11−073840(JP,A)
【文献】 特開2008−134423(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/00−16/08
H01H 9/02
G07F 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーナビゲーション装置等の車載機器を操作するための複数のスイッチがスイッチユニット本体にそれぞれ操作可能に設けられた車載機器用スイッチユニットと、その車載機器スイッチユニットが装着され、上記車載機器の車内露出部位の周囲を覆う車載機器取付用パネルとを備えた車載機器用スイッチ装置であって、
上記スイッチユニット本体は、
上記車載機器の前面側の周囲をカバーする車載機器取付用パネルの裏側から装着されるもので、
上記複数のスイッチそれぞれが操作可能に取り付けられる前側面を備え、
上記複数のスイッチの内、少なくとも一のスイッチの周囲には、上記前側面から突出したモール部が設けられている一方、
上記車載機器取付用パネルには、
上記スイッチユニット本体に設けられた複数のスイッチが車内側に露出して乗員が操作できるように複数のスイッチ露出孔が設けられており、その複数のスイッチ露出孔のうち上記モール部が設けられた上記少なくとも一のスイッチのスイッチ露出孔は、当該少なくとも一のスイッチと共に上記モール部も車内側へ露出させるように構成し
上記複数のスイッチは、一定間隔を開けて上記スイッチユニット本体に一列に並べて設けられており、
上記少なくとも一のスイッチとは、一列に並べて設けられた上記複数のスイッチの内の両外側のスイッチに挟まれたスイッチであり、
上記モール部の前側面は、上記複数のスイッチいずれの前側面よりも突出していることを特徴とする車載機器用スイッチ装置。
【請求項2】
請求項1記載の車載機器用スイッチ装置において、
上記少なくとも一のスイッチの横側面と、当該一のスイッチ周囲の横側面に接する上記モール部の内側部分は透明で内部に設けられたLEDによって発光し、かつ、発光した光が上記車載機器のディスプレイの方へ漏れないように上記モール部の少なくとも前側面と外側の上下左右の横側面は銀色等の否透明色に塗装されていることを特徴とする車載機器用スイッチ装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の車載機器用スイッチ装置において、
上記車載機器とは、カーナビ機能とAV機能とを有するAV機能付きカーナビゲーション装置であり、
上記少なくとも一のスイッチとは、上記カーナビゲーション装置に対しカーナビ画面を表示させるためのナビ画面選択スイッチであるか、または上記カーナビゲーション装置に対しAVメニュー画面を表示させるためのAV選択スイッチのいずれかであることを特徴とする車載機器用スイッチ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーナビゲーション装置等の車載機器を操作するための複数のスイッチがスイッチユニット本体にそれぞれ操作可能に設けられた車載機器用スイッチユニットと、その車載機器スイッチユニットが装着され、上記車載機器の車内露出部位の周囲を覆う車載機器取付用パネルとを備えた車載機器用スイッチ装置にする。
【背景技術】
【0002】
カーナビゲーション装置等の車載機器を操作するためのスイッチの取付け構造として、従来、例えば、車載機器取付用パネルに複数の各種スイッチを設けたり(例えば、特許文献1参照。)、あるいは予め複数のスイッチが設けられたスイッチユニット(スイッチ本体)を用意しておき、そのスイッチユニット本体と車載機器取付用パネルに装着して取り付ける方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−73840号公報
【特許文献2】特開2008−134423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述の特許文献1に記載された車載機器用スイッチ装置では、スイッチ毎に車載機器取付用パネルに取付ける必要があるので、非常に手間がかかるという問題がある。
【0005】
その一方、上述の特許文献2に記載された車載機器用スイッチ装置では、複数のスイッチが設けられたスイッチユニット本体と車載機器取付用パネル(取付パネル)に装着して取り付けるため、手間がかからないものの、車内側から取付ける構造になっているため、車内側にスイッチユニットと車載機器取付用パネルとの隙間やスイッチユニットの端部が現れるので、車内側から見た美観上、問題があった。
【0006】
また、通常、車載機器とスイッチユニットとをコードで接続する場合、車内側にコードの配線が現れないようにダッシュボードの裏側等にコードを回して配線するが、スイッチユニットを車内側から取付ける構造の場合、スイッチユニット本体と車載機器取付用パネルに装着した後に配線する必要があり、配線の手間がかかる一方、スイッチユニット本体と車載機器取付用パネルに装着する前に配線する場合、コードを長く用意するよう必要があり、コードが無駄になると共に、スイッチパネルの装着後は車載機器取付用パネルの裏側に余分な長さのコードが集まるので、その分、余分なスペースを確保する必要があるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、スイッチ毎に車載機器取付用パネルに取付ける必要なく、かつ、複数のスイッチが設けられたスイッチユニット本体を車載機器取付用パネルに装着する場合でも、美観を損なわず、かつ、スイッチユニットと車載機器本体を接続するコードが短くすることができる車載機器用スイッチ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の車載機器用スイッチ装置は、カーナビゲーション装置等の車載機器を操作するための複数のスイッチがスイッチユニット本体にそれぞれ操作可能に設けられた車載機器用スイッチユニットと、その車載機器スイッチユニットが装着され、上記車載機器の車内露出部位の周囲を覆う車載機器取付用パネルとを備えた車載機器用スイッチ装置であって、上記スイッチユニット本体は、上記車載機器の前面側の周囲をカバーする車載機器取付用パネルの裏側から装着されるもので、上記複数のスイッチそれぞれが操作可能に取り付けられる前側面を備え、上記複数のスイッチの内、少なくとも一のスイッチの周囲には、上記前側面から突出したモール部が設けられている一方、上記車載機器取付用パネルには、上記スイッチユニット本体に設けられた複数のスイッチが車内側に露出して乗員が操作できるように複数のスイッチ露出孔が設けられており、その複数のスイッチ露出孔のうち上記モール部が設けられた上記少なくとも一のスイッチのスイッチ露出孔は、当該少なくとも一のスイッチと共に上記モール部も車内側へ露出させるように構成し、上記複数のスイッチは、一定間隔を開けて上記スイッチユニット本体に一列に並べて設けられており、上記少なくとも一のスイッチとは、一列に並べて設けられた上記複数のスイッチの内の両外側のスイッチに挟まれたスイッチであり、上記モール部の前側面は、上記複数のスイッチいずれの前側面よりも突出していることを特徴とする。
ここで、上記少なくとも一のスイッチの横側面と、当該一のスイッチ周囲の横側面に接する上記モール部の内側部分は透明で内部に設けられたLEDによって発光し、かつ、発光した光が上記車載機器のディスプレイの方へ漏れないように上記モール部の少なくとも前側面と外側の上下左右の横側面は銀色等の否透明色に塗装されているとさらに良い。
また、上記車載機器とは、カーナビ機能とAV機能とを有するAV機能付きカーナビゲーション装置であり、上記少なくとも一のスイッチとは、上記カーナビゲーション装置に対しカーナビ画面を表示させるためのナビ画面選択スイッチであるか、または上記カーナビゲーション装置に対しAVメニュー画面を表示させるためのAV選択スイッチのいずれかであるとさらに良い。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車載機器用スイッチ装置によれば、複数のスイッチそれぞれが操作可能に設けられたスイッチユニット本体を備えたので、スイッチ毎に車載機器取付用パネルに取付ける必要がなくなり、複数のスイッチを取付ける際の手間を大幅に軽減することができる。
また、スイッチユニット本体は、車載機器取付用パネルの裏側から装着されるため、スイッチユニット本体と車載機器本体とを接続する電気コードの長さを短くすることができる。
さらに、スイッチユニット本体は複数のスイッチそれぞれが操作可能に取り付けられた前側面を備え、それら複数のスイッチの内、少なくとも一のスイッチの周囲には、前側面から突出したモール部を設ける一方、車載機器取付用パネルには複数のスイッチ露出孔が設けられており、その複数のスイッチ露出孔のうちモール部が設けられた一のスイッチのスイッチ露出孔は、当該一のスイッチと共にモール部も車内側へ露出させるように構成しているので、スイッチユニット本体を車載機器取付用パネルに装着する際、モール部がガイド効果と位置決め効果を発揮する。
そのため、一のスイッチ以外の可動するスイッチによるガイド効果および位置決め効果よりも、スイッチユニット本体に固定されたモール部によるガイド効果と位置決め効果の精度が高いので、取付作業が容易になると共に、スイッチと車載機器取付用パネルとの間の隙間等が小さくすることが可能となり、この点でも車内側から見た美観も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係る実施の形態の車載機器用スイッチユニットを車載機器取付用パネルに装着して車両に取付けた状態の一例を示す斜視図である。
図2】本発明に係る実施の形態の車載機器用スイッチユニットと車載機器を車載機器取付用パネルに取付け、さらにカーナビゲーション装置を装着した状態を示す正面図である。
図3】(a),(b)それぞれ本発明に係る実施の形態の左側および右側の車載機器用スイッチユニットの正面図である。
図4】(a),(b)それぞれ本発明に係る実施の形態の左側および右側の車載機器用スイッチユニットの本側面図である。
図5】(a),(b)それぞれ本発明に係る実施の形態の左側および右側の車載機器用スイッチユニットの背面図である。
図6】本発明に係る実施の形態の車載機器用スイッチユニットが装着される車載機器取付用パネルの正面図である。
図7図1におけるA−A端面を示す端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る実施の形態の車載機器用スイッチ装置1を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1に示すように、本実施の形態の車載機器用スイッチ装置1は、車載機器であるカーナビゲーション装置の車内露出部位であるディスプレイ2の周囲を覆うように車両3に設けられるもので、図2に示すように左側および右側の車載機器用スイッチユニット4L,4Rと、その車載機器用スイッチユニット4L,4Rが装着され、カーナビゲーション装置のディスプレイ2の周囲を覆う車載機器取付用パネル5とを有する。尚、図2では、本実施の形態の車載機器用スイッチ装置1に、カーナビゲーション装置を装着した状態で示している。
【0013】
左側および右側の車載機器用スイッチユニット4L,4Rは、それぞれ、図3図5に示すように、カーナビゲーション装置を操作するための複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rと、それら複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rそれぞれが操作可能に設けられたスイッチユニット本体40L,40Rとを備えたもので、カーナビゲーション装置のディスプレイ2の周囲をカバーする車載機器取付用パネル5の裏側から装着される。
【0014】
そのため、本実施形態の車載機器用スイッチ装置1によれば、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rそれぞれが操作可能に設けられたスイッチユニット本体40L,40Rを備えたので、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44R毎に車載機器取付用パネル5に取付ける必要がなくなり、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rを取付ける際の手間を大幅に軽減することができる。
【0015】
また、車載機器用スイッチユニット4L,4Rがカーナビゲーション装置のディスプレイ2の周囲をカバーする車載機器取付用パネル5の裏側から装着されるので、スイッチユニット本体40L,40Rと車載機器であるカーナビゲーション装置とを接続する電気コード等の長さを短くすることが可能となり、コストを低減できる。
【0016】
スイッチユニット本体40L,40Rは、それぞれ、図3図5に示すように、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rそれぞれが操作可能に取り付けられる前側面40L1,40R1と、上下左右の横側面40L2〜40L5,40R2〜40R5と、後側面40L6,40R6とを備えたボックス形状で構成されている。
【0017】
なお、図3図5に示すように、スイッチユニット本体40L,40Rは、左右対称に形成されており、スイッチユニット本体40Lの左横側面40L4がスイッチユニット本体40Rの右横側面40R5と同じ形状に形成されている一方、スイッチユニット本体40Lの右横側面40L5がスイッチユニット本体40Rの左横側面40R4と同じ形状に形成されている。
【0018】
ただし、車載機器用スイッチユニット4Rのスイッチユニット本体40Rのみ、その前側面40R1の下部、すなわちスイッチ44Rの下方にハンズフリーマイク45が設けられている。
【0019】
スイッチユニット本体40L,40Rは、図示しないが、その内部に複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rそれぞれに対応した電気回路や配線などが内蔵されている。
【0020】
また、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rは、図3等に示すように、車載機器用スイッチユニット4L,4Rのスイッチユニット本体40L,40Rの前側面40L1,40R1に一定間隔を空けて一列に並べて設けられている。
【0021】
ここで、図2等に示すように車載機器取付用パネル5の左側に装着される車載機器用スイッチユニット4Rでは、車載機器がカーナビゲーション装置の場合、例えば、最上位のスイッチ41Lは、上下動式のスイッチで、カーナビゲーション装置のディスプレイ2を開閉するためのディスプレイ開閉スイッチ、上から2番目の位置のスイッチ42Lも上下動式のスイッチで、カーナビゲーション装置に対しナビゲーション画面からAVソースメニュー画面に切り替えるためのAUDIOスイッチである。
【0022】
また、上から3番目のスイッチ43Lも上下動式のスイッチで、ディスプレイ2を現在再生や視聴している画面に戻すための等のAV切替スイッチである。そして、上から4番目、すなわち最下位のスイッチ44Lは、上下方向の中心を支点にして上下端部がスイングして上下動するスイッチであり、ラジオの選局(チューニング)を行なったり、DVDの選曲や早送り、逆戻しなどの早送り・逆戻しスイッチである。
【0023】
また、車載機器取付用パネル5に右側に装着される車載機器用スイッチユニット4Lでは、車載機器がカーナビゲーション装置の場合、例えば、最上位のスイッチ41Rは、上下動式のスイッチであり、ユーザが任意に設定可能なオプションキーで、例えば、ユーザが設定したフロントカメラ・サイド/ルームカメラ・エネルギーディスプレイ・TV画面等へ切り替えることができる。
【0024】
また、上から2番目の位置のスイッチ42Rも上下動式のスイッチで、カーナビゲーション装置に対しオーディオ画面からナビゲーションメニュー画面に切り替えるためのナビメニュースイッチ、上から3番目のスイッチ43Rも上下動式のスイッチで、カーナビモードで機能している場合に現在地を選択するための現在地スイッチである。そして、上から4番目、すなわち最下位のスイッチ44Rは、上下方向の中心を支点にして上下端部がスイングして上下動するスイッチであり、カーナビ画面を拡大や縮小を指示したり、再生音のボリュームを上げたり下げたりするための+・―スイッチである。
【0025】
そして、この車載機器用スイッチユニット4L,4Rでは、それぞれ、以上のような複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rのうち、上下両端部のスイッチ41L,44L、41R,44Rに挟まれた少なくとも一のスイッチである上から2番目スイッチ42L,42Rの周囲には、それぞれ、スイッチユニット本体40L,40Rの前側面40L1,40R1から突出したモール部46L,46Rが設けられている。
【0026】
一方、車載機器取付用パネル5には、図6に示すように、車載機器であるカーナビゲーション装置を車両3に取り付けるため車両3の純正品の車載機器取付用パネルを取外して設けられるもので、カーナビゲーション装置の車内露出部分であるディスプレイ2を露出させる第1車載機器露出孔51と、カーナビゲーション装置以外のエアコン装置やシフト装置等の車載機器の車内露出部分を露出させる第2車載機器露出孔52および第3車載機器露出孔53と設けられていると共に、車載機器用スイッチユニット4L,4Rの各スイッチ41L〜44L,41R〜44Rそれぞれを乗員が操作できるように車内側に露出させる複数のスイッチ露出孔54L〜57L,54R〜57Rが設けられている。また、右側のスイッチ露出孔57Rの下方には、車載機器用スイッチユニット4Rのスイッチ44Rの下方に設けられたハンズフリーマイク45へ音声を入力するための音声入力孔58が形成されている。
【0027】
そして、この複数のスイッチ露出孔54L〜57L,54R〜57Rの内、上から2番目のスイッチ42L,42Rを露出させるスイッチ露出孔55L,55Rは、そのスイッチ42L,42Rと共に、スイッチ42L,42R周囲のモール部46L,46Rも車内側に露出させるように構成している。
【0028】
モール部46L,46Rの前側面46L2,46R2は、後述する図7に示すように、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rの前側面よりも突出している。尚、図7は、図1におけるA−A線の端面で左側の車載機器用スイッチユニット4Lおよび車載機器取付用パネル5を縦方向で切断した端面を示しているが、右側の車載機器用スイッチユニット4Rおよび車載機器取付用パネル5を縦方向で切断した端面も同様に構成されている。
【0029】
また、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rは、それぞれ、デザイン上や、上下動またはスイング式でオン・オフ動作を行う観点からその横側面のうち少なくとも一の横側面は、先端側にいくほど中心側に向かうように斜めにカットされているのに対し、スイッチ42L,42R周囲の動作しないモール部46L,46Rの横側面は、前側面40L1,40R1からほぼ直角に起立して形成されている。
【0030】
従って、本実施形態の車載機器用スイッチ装置1によれば、車載機器用スイッチユニット4L,4Rは、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rそれぞれが操作可能に取り付けられたスイッチユニット本体40L,40Rを備え、それら複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rの内、少なくとも一のスイッチ42L,42Rの周囲には、スイッチユニット本体40L,40Rの前側面40L1,40R1よりも突出したモール部46L,46Rを設ける一方、車載機器取付用パネル5には複数のスイッチ露出孔54L〜57L,54R〜57Rを設け、その複数のスイッチ露出孔54L〜57L,54R〜57Rのうち一のスイッチ42L,42Rのスイッチ露出孔55L,55Rは、そのスイッチ42L,42Rと共にモール部46L,46Rも車内側へ露出させるように構成しているので、スイッチユニット本体40L,40Rを車載機器取付用パネル5に装着する際、スイッチユニット本体40L,40Rに固定されたモール部46L,46Rがガイド効果と位置決め効果を発揮する。
【0031】
ここで、可動するスイッチ41L〜44L,41R〜44Rによるガイド効果および位置決め効果よりも、スイッチユニット本体40L,40Rに固定されたモール部46L,46Rがガイド効果と位置決め効果の方がガイド効果と位置決め効果の精度が高いので、本実施形態の車載機器用スイッチ装置1によれば、モール部46L,46Rによるガイド効果と位置決め効果によって、車載機器用スイッチユニット4L,4Rの取付作業が容易になると共に、各スイッチ41L〜44L,41R〜44Rと車載機器取付用パネル5との間の隙間等が小さくすることが可能となり、車内側から見た美観も向上させることができる。
【0032】
特に、本実施形態の車載機器用スイッチ装置1では、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rは、それぞれ、スイッチユニット本体40L,40Rの前側面40L1,40R1に一定間隔を開けて上下方向一列に並べて設けられており、その内、モール部46L,46Rに囲まれた一のスイッチ42L,42Rは、一列に並べて設けられた複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rの内の両外側のスイッチ41L,44L、41R,44Rに挟まれたスイッチであり、モール部46L,46Rの前側面46L2,46R2は、図7に示すように、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rのいずれの前側面42L1等よりも突出している。
【0033】
そのため、車載機器用スイッチユニット4L,4Rの複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rそれぞれを車載機器取付用パネル5のスイッチ露出孔54L〜57L,54R〜57Rへ位置合わせをして装着する際、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rのいずれよりも先にモール部46L,46Rの前側面46L2,46R2が対応するスイッチ露出孔55L,55Rに入るので、この点でも可動するスイッチ41L〜44L,41R〜44Rによるガイド効果および位置決め効果よりも、ガイド効果と位置決め効果の精度が高くなり、車載機器用スイッチユニット4L,4Rの取付作業が容易になると共に、各スイッチ41L〜44L,41R〜44Rと車載機器取付用パネル5との間の隙間等が小さくすることが可能となり、車内側から見た美観も向上させることができる。
【0034】
また、可動するスイッチ41L〜44L,41R〜44Rは、デザインや上下動式やスイング式等の動きからその横側面は、先端側にいくほど斜めにカットされている場合が多いのに対し、スイッチ42Lのモール部46L,46Rの四方の横側面は前側面40L1,40R1からほぼ直角に起立して形成されているため、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rのデザイン性や動きの良好性を確保しつつも、モール部46L,46Rによってガイド効果と位置決め効果も確保することができる。
【0035】
また、本実施形態の車載機器用スイッチユニット4L,4Rでは、車載機器取付用パネル5に設けられた複数のスイッチ露出孔54L〜57L,54R〜57Rのうち、横側面がLEDで光るスイッチ42L,42Rおよびモール部46L,46Rを露出させるスイッチ露出孔55L,55Rは、図6に示すように、他のスイッチ露出孔54L,56L,57L、54R,56R,57Rよりも横方向の開口長さが長く、カーナビゲーション装置のディスプレイ2に近付くため、スイッチ42L,42R周囲を光らせているLED光がカーナビゲーション装置のディスプレイディスプレイ2の方向に漏れてその視認性等に悪影響を与えるおそれがある。
【0036】
しかし、本実施形態の車載機器用スイッチユニット4L,4Rでは、図7(尚、図7では、左側の車載機器用スイッチユニット4L側の端面を示しているが、右側の車載機器用スイッチユニット4Rも同様に構成されており、同様の効果が得られる。)に示すように、モール部46L,46Rに囲まれた一のスイッチ42Lの上下左右の横側面42L2,46R2と、当該一のスイッチ42L,46R周囲の上下左右の横側面42L2,46R2に接するモール部46L,46Rの内側の傾斜面46L1,46R1は透明でスイッチユニット本体40L,46R内それぞれに内蔵されたLED(図示せず。)によって発光可能であり、かつ、モール部46L,46Rの少なくとも前側面46L2,46R2と外側の上下左右の横側面46L3,46R3は銀色等の否透明色に塗装されている。
【0037】
そのため、本実施形態の車載機器用スイッチ装置1では、夜間走行時、LEDによって当該一のスイッチ42L,42R周囲の上下左右の横側面42L2,46R2に接するモール部46L,46Rの内側の傾斜面46L1,46R1を発光させても、その発光した光がカーナビゲーション装置のディスプレイ2の方へ漏れないので、夜間走行時におけるカーナビゲーション装置のディスプレイ2における視認性の低下を防止できる。
【0038】
特に、本実施形態の車載機器用スイッチ装置1では、モール部46L,46Rの前側面46L2,46R2は、図7に示すように、複数のスイッチ41L〜44L,41R〜44Rのいずれの前側面42L1等よりも突出しており、一のスイッチ42L,42Rの前側面42L1,42R1よりも突出しているため、この点でも、その発光した光がカーナビゲーション装置のディスプレイ2の方へ漏れ難くなり、夜間走行時におけるカーナビゲーション装置のディスプレイ2における視認性の低下を防止できる。
【0039】
また、本実施形態の車載機器用スイッチユニット4L,4Rに車内側へ露出する露出部分、すなわちモール部46L,46Rの前側面46L2,46R2やその外側の横側面46L3,46R3は、ピアノ調よりも傷が目立ち難い銀メッキ調に塗装されているのに対し、各スイッチ41L〜44L,41R〜44Rや車載機器取付用パネル5の表面側は、銀メッキよりも傷が目立ち易いピアノ調に塗装されている。
【0040】
そのため、本実施形態の車載機器用スイッチユニット4L,4Rでは、ガイド効果および位置決め効果を発揮するモール部46L,46Rの表面は、ピアノ調よりも傷が目立ち難い銀メッキ調に塗装されたモール部46L,46Rから車載機器取付用パネル5に形成されたスイッチ露出孔55L,55Rに挿入されてガイド効果と位置決め効果を発揮した後、他のスイッチ41R,13、14がそれぞれ対応するスイッチ露出孔54L,56L,57L、54R,56R,57Rに挿入されるので、熟練者でなくても、車載機器取付用パネル5へのスイッチユニット本体40L,40R挿入時におけるピアノ調塗装された各スイッチ41L〜44L,41R〜44Rへの傷付を極力減らすことができる。
【符号の説明】
【0041】
1 車載機器用スイッチ装置
2 ディスプレイ
3 車両
4L,4R 車載機器用スイッチユニット
40L,40R スイッチユニット本体
40L1,40R1 前側面
40L2,40R2 上側面
40L3,40R3 下側面
40L4,40R4 左側面
40L5,40R5 右側面
40L6,40R6 後側面
41L〜44L,41R〜44R スイッチ
45 ハンズフリーマイク
46L,46R モール部
5 車載機器取付用パネル
51 第1車載機器露出孔
52 第2車載機器露出孔
53 第3車載機器露出孔
54L〜57L,54R〜57R スイッチ露出孔
58 音声入力孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7