【実施例】
【0044】
以下、本発明を実施例を挙げて詳述する。但し、下記の実施例は、本発明の例示に過ぎないものであり、本発明は、下記の実施例により限定されるものではない。
【0045】
[準備例1]IC−1の合成
<ステップ1>6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化13】
窒素気流下、6−ブロモ−1H−インドール(25g、0.128mol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(48.58g、0.191mol)、Pd(dppf)Cl
2(5.2g、5mol%)、KOAc(37.55g、0.383mol)及びDMF(500ml)を混合し、130℃で12時間攪拌した。
【0046】
反応終了後、エチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で水分を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=10:1(v/v))で精製して6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(20.15g、収率65%)を得た。
1H-NMR: δ 1.25(s, 12H),6.47(d, 1H), 7.28(d,1H), 7.43(d, 1H),7.54(d, 1H), 7.99(s,1H), 8.25(s, 1H)
【0047】
<ステップ2>6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化14】
窒素気流下、2−クロロ−3−ニトロピリジン(10.95g、69.07mmol)、前記<ステップ1>で得られた6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(20.15g、82.88mmol)、NaOH(8.29g、207.21mmol)、及びTHF/H
2(300ml/150ml)を混合した後、40℃でPd(PPh
3)
4(3.99g、5mol%)を入れ、80℃で12時間攪拌した。
【0048】
反応終了後、メチレンクロライドで抽出し、MgSO
4を入れ、ろ過した。得られた有機層から溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=1:1(v/v))で精製して6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドール(11.90g、収率72%)を得た。
1H-NMR: δ 6.45(d, 1H),7.26(m, 2H), 7.44(d,1H), 7.56(d, 1H),7.98(s, 1H), 8.24(s,1H), 8.32(d, 1H),8.89(d, 1H)
【0049】
<ステップ3>1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化15】
窒素気流下、前記<ステップ2>で得られた6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドール(11.90g、49.74mmol)、3−ブロモビフェニル(17.39g、74.61mmol)、Cuパウダー(0.32g、4.97mmol)、K
2CO
3(6.87g、49.74mmol)、Na
2SO
4(7.07g、49.74mmol)、ニトロベンゼン(200ml)を混合し、190℃で12時間攪拌した。
【0050】
反応終了後、ニトロベンゼンを除去し、メチレンクロライドで有機層を分離し、MgSO
4を用いて水を除去した。水が除去された有機層から溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:MC:1:1(v/v))で精製して1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドール(10.51g、収率54%)を得た。
1H-NMR: δ 6.45(d, 1H),7.26(m, 2H), 7.44(m,5H), 7.52(m, 4H),7.57(d, 1H), 7.98(s,1H), 8.05(s, 1H),8.32(d, 1H), 8.89(d,1H)
【0051】
<ステップ4>IC−1の合成
【化16】
窒素気流下、前記<ステップ3>で得られた1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドール(10.51g、26.85mmol)、トリフェニルホスフィン(17.61g、67.13mmol)、及び1,2−ジクロロベンゼン(200ml)を混合し、12時間攪拌した。
【0052】
反応終了後、1,2−ジクロロベンゼンを除去し、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層について、MgSO
4で水を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=3:1(v/v))で精製してIC−1(3.67g、収率38%)を得た。
1H-NMR:δ 6.46(d, 1H),7.25(m, 2H), 7.45(m,5H), 7.53(m, 4H),7.59(d, 1H), 7.88(s,1H), 8.27(s, 1H),8.33(d, 1H), 8.87(d,1H)
【0053】
[準備例2]IC−2の合成
<ステップ1>5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化17】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、5−ブロモ−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 1.25(s, 12H),6.46(d, 1H), 7.25(d,1H), 7.43(d, 1H), 7.54(d, 1H), 7.97(s, 1H),8.23(s, 1H)
【0054】
<ステップ2>5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化18】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 6.45(d, 1H),7.24(m, 2H), 7.42(d,1H), 7.53(d, 1H),7.96(s, 1H), 8.22(s,1H), 8.31(d, 1H),8.88(d, 1H)
【0055】
<ステップ3>5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1−フェニル−1H−インドールの合成
【化19】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、ヨードベンゼンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 6.44(d, 1H),7.23(m, 2H), 7.41(m,3H), 7.51(m, 4H),7.95(s, 1H), 8.33(d,1H), 8.86(d, 1H)
【0056】
<ステップ4>IC−2の合成
【化20】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−2を得た。
1H-NMR:δ 6.44(d, 1H),7.23(m, 2H), 7.45(m,3H), 7.53(m, 4H),8.25(s, 1H), 8.33(d,1H), 8.86(d, 1H)
【0057】
[準備例3]IC−3の合成
<ステップ1>1−(ナフタレン−2−イル)−5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化21】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上述の準備例2の<ステップ3>で得られた5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、2−ブロモナフタレンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして1−(ナフタレン−2−イル)−5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 6.44(d, 1H), 7.23(m,2H), 7.36(d, 1H),7.41(d, 1H), 7.55(m,3H), 7.82(s, 1H),7.98(m, 4H), 8.33(d,1H), 8.86(d, 1H)
【0058】
<ステップ2>IC−3の合成
【化22】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(ナフタレン−2−イル)−5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−3を得た。
1H-NMR:δ 6.44(d, 1H),7.23(m, 2H), 7.36(d,1H), 7.41(d, 1H),7.55(m, 3H), 7.82(s,1H), 7.98(m, 3H),8.23(s, 1H), 8.33(d,1H), 8.86(d, 1H)
【0059】
[ステップ4]IC−4の合成
<ステップ1>5−クロロ−3−フェニル−1H−インドールの合成
【化23】
2−クロロ−3−ニトロピリジンと、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、3−ブロモ−5−クロロ−1H−インドールと、フェニルボロン酸を使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして5−クロロ−3−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 7.18(d, 1H),7.25(d, 1H), 7.45(m,3H), 7.55(m, 2H),7.68(s, 1H), 8.24(s,1H), 8.31(s, 1H)
【0060】
<ステップ2>3−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化24】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−クロロ−3−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして3−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 1.24(s, 12H),7.15(d, 1H), 7.24(d,1H), 7.43(m, 3H),7.54(m, 2H), 7.67(s,1H), 8.23(s, 1H),8.30(s, 1H)
【0061】
<ステップ3>5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−3−フェニル−1H−インドールの合成
【化25】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた3−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−3−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 7.17(d, 1H),7.24(m, 2H), 7.44(m,3H), 7.55(m, 2H),7.66(s, 1H), 8.24(s,1H), 8.32(m, 2H),8.86(d, 1H)
【0062】
<ステップ4>5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化26】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−3−フェニル−1H−インドールと、ヨードベンゼンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 7.18(d, 1H),7.25(m, 2H), 7.44(m,4H), 7.51(d, 2H),7.56(m, 4H), 7.67(s,1H), 8.31(m, 2H),8.85(d, 1H)
【0063】
<ステップ5>IC−4の合成
【化27】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ4>で得られた5−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1,3−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−4を得た。
1H-NMR:δ 7.18(d, 1H),7.25(d, 1H), 7.44(m,4H), 7.51(d, 2H),7.56(m, 4H), 7.67(s,1H), 8.25(s, 1H),8.31(m, 2H), 8.85(d,1H)
【0064】
[準備例5]IC−5の合成
<ステップ1>7−クロロ−3−フェニル−1H−インドールの合成
【化28】
2−クロロ−3−ニトロピリジンと、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、3−ブロモ−7−クロロ−1H−インドールと、フェニルボロン酸を使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして7−クロロ−3−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 7.04(t, 1H),7.17(d, 1H), 7.41(m,1H), 7.52(m, 4H),7.64(d, 1H), 8.24(s,1H), 8.31(s, 1H)
【0065】
<ステップ2>3−フェニル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化29】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた7−クロロ−3−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の<準備例1>と同様にして3−フェニル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ1.25(s, 12H), 7.05(t,1H), 7.13(d, 1H),7.43(m, 1H), 7.53(m,4H), 7.65(d, 1H),8.25(s, 1H), 8.30(s, 1H)
【0066】
<ステップ3>7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−3−フェニル−1H−インドールの合成
【化30】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた3−フェニル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモ−4−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−3−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 7.05(t, 1H),7.13(d, 1H), 7.43(m,1H), 7.53(m, 4H),7.65(d, 1H), 7.92(d, 1H), 8.25(s, 1H), 8.30(m, 2H), 8.52(s, 1H)
【0067】
<ステップ4>1−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−3−フェニル−1H−インドールの合成
【化31】
窒素気流下、上記の<ステップ3>で得られた7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−3−フェニル−1H−インドール(5g、15.85mmol)を、DMF50mlに溶かし、ここにNaH(0.57g、23.77mmol)を入れ、1時間攪拌した。ここに、DMF100mlに溶かした2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(6.36g、23.77mmol)を徐々に加えた。2時間攪拌後、反応を終了させ、混合物のシリカフィルタリングを行い、水とメタノールで洗浄した後、溶媒を除去して、1−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−3−フェニル−1H−インドール(6.58g、収率76%)を得た。
GC−Mass(理論値:546.18g/mol、測定値:546g/mol)
【0068】
<ステップ5>IC−5の合成
【化32】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ4>で得られた1−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−3−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−5を得た。
GC−Mass(理論値:514.19g/mol、測定値:514g/mol)
【0069】
[準備例6]IC−6の合成
<ステップ1>6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1H−インドールの合成
【化33】
2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上述の準備例1の<ステップ1>で得られた3−フェニル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、4−クロロ−3−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR:δ 6.47(d, 1H),7.28(d, 1H), 7.43(d,1H), 7.54(d, 1H), 7.99(s, 1H), 8.25(s, 1H), 8.32(d, 1H), 8.45(d, 1H), 8.52(s, 1H)
【0070】
<ステップ2>6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1−(4−フェニルピリジン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化34】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1H−インドールと、2−ブロモ−4−フェニルピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1−(4−フェニルピリジン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.47(d, 1H), 7.28(d, 1H), 7.43(m, 4H), 7.53(m, 3H), 7.62(s, 1H), 7.99(s, 1H), 8.25(s, 1H), 8.32(d, 1H), 8.45(m, 2H), 8.52(m, 2H)
【0071】
<ステップ3>IC−6の合成
【化35】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1−(4−フェニルピリジン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−6を得た。
1H-NMR: δ 6.47(d, 1H), 7.28(d, 1H), 7.43(m, 4H), 7.53(m, 3H), 7.62(s, 1H), 8.03(s, 1H), 8.25(s, 1H), 8.32(d, 1H), 8.45(m, 2H), 8.52(m, 2H)
【0072】
[準備例7]IC−7の合成
<ステップ1>1−(4−(ナフタレン−1−イル)フェニル)−6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1H−インドールの合成
【化36】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上述の準備例6の<ステップ1>で得られた6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1H−インドールと、1−(4−ブロモフェニル)ナフタレンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして1−(4−(ナフタレン−1−イル)フェニル)−6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.47(d, 1H), 7.28(d, 1H), 7.43(d, 1H), 7.54(m, 3H), 7.61(m, 3H), 7.79(d, 2H), 7.99(m, 2H), 8.25(d, 1H), 8.32(m, 2H), 8.45(m, 2H), 8.52(s, 1H)
【0073】
<ステップ2>IC−7の合成
【化37】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(4−(ナフタレン−1−イル)フェニル)−6−(3−ニトロピリジン−4−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−7を得た。
GC−Mass(理論値:409.16g/mol、測定値:409g/mol)
【0074】
[準備例8]IC−8の合成
<ステップ1>7−クロロ−2,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化38】
2−クロロ−3−ニトロピリジンと、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、2,3−ジブロモ−7−クロロ−1H−インドールと、フェニルボロン酸を使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして7−クロロ−2,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:303.08g/mol、測定値:303g/mol)
【0075】
<ステップ2>2,3−ジフェニル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化39】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた7−クロロ−2,3−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例2の<ステップ1>と同様にして2,3−ジフェニル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:395.21g/mol、測定値:395g/mol)
【0076】
<ステップ3>7−(3−ニトロピリジン−4−イル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化40】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた3−フェニル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、4−クロロ−3−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして7−(3−ニトロピリジン−4−イル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:391.13g/mol、測定値:391.13g/mol)
【0077】
<ステップ4>7−(3−ニトロピリジン−4−イル)−2,3−ジフェニル−1−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)−1H−インドールの合成
【化41】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた7−(3−ニトロピリジン−4−イル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールと、2−(4−ブロモフェニル)ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして7−(3−ニトロピリジン−4−イル)−2,3−ジフェニル−1−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:544.19g/mol、測定値:544g/mol)
【0078】
<ステップ5>IC−8の合成
【化42】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた7−(3−ニトロピリジン−4−イル)−2,3−ジフェニル−1−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−8を得た。
GC−Mass(理論値:512.20g/mol、測定値:512g/mol)
【0079】
[準備例9]IC−9の合成
<ステップ1>7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化43】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、7−ブロモ−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 1.25(s, 12H),6.43(d, 1H), 7.25(d,1H), 7.45(t, 1H),7.56(d, 1H), 7.71(d,1H), 8.22(s, 1H)
【0080】
<ステップ2>7−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−インドールの合成
【化44】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモ−2−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして7−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.45(d, 1H), 7.26(d, 1H), 7.44(t, 1H), 7.55(d, 1H), 7.72(d, 1H), 8.22(m, 2H), 8.41(d, 1H), 8.52(d, 1H)
【0081】
<ステップ3>1−(2,2’−ビピリジン−5−イル)−7−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−インドールの合成
【化45】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた7−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−インドールと、5−ブロモ−2,2’−ビピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして1−(2,2’−ビピリジン−5−イル)−7−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:393.12g/mol、測定値:393g/mol)
【0082】
<ステップ4>IC−9の合成
【化46】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた1−(2,2’−ビピリジン−5−イル)−7−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−9を得た。
GC−Mass(理論値:361.13g/mol、測定値:361g/mol)
【0083】
[準備例10]IC−10の合成
<ステップ1>6−(2−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンの合成
【化47】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンと、2−ニトロフェニルボロン酸を使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.45(d, 1H), 7.53(d, 1H), 7.67(t, 1H), 7.97(t, 1H), 7.97(s, 1H), 8.03(m, 2H), 8.23(s, 1H), 8.52(s, 1H)
【0084】
<ステップ2>1−(4,6−ジ(ビフェニル−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンの合成
【化48】
7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−3−フェニル−1H−インドールと、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンと、2,4−ジ(ビフェニル−3−イル)−6−クロロ−1,3,5−トリアジンを使用する以外は、上述の準備例5の<ステップ5>と同様にして1−(4,6−ジ(ビフェニル−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンを得た。
GC−Mass(理論値:622.21g/mol、測定値:622g/mol)
【0085】
<ステップ3>IC−10の合成
【化49】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた1−(4,6−ジ(ビフェニル−3−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−10を得た。
GC−Mass(理論値:590.22g/mol、測定値:590g/mol)
【0086】
[準備例11]IC−11の合成
<ステップ2>7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンの合成
【化50】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、7−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 1.25(s, 12H), 6.43(d, 1H), 7.25(d, 1H), 8.22(s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.41(s, 1H)
【0087】
<ステップ2>7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンの合成
【化51】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンと、3−ブロモ−4−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.43(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.95(d, 1H), 8.14(d, 1H), 8.22(s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.41(m, 2H)
【0088】
<ステップ3>7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンの合成
【化52】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンと、ヨードベンゼンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.43(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.47(m, 3H), 7.56(d, 2H), 7.95(d, 1H), 8.14(d, 1H), 8.22(s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.41(m, 2H)
【0089】
<ステップ4>IC−11の合成
【化53】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた7−(4−ニトロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−11を得た。
1H-NMR: δ 6.44(d, 1H), 7.26(d, 1H), 7.46(m, 3H), 7.55(d, 2H), 7.96(d, 1H), 8.15(d, 1H), 8.23(m, 2H), 8.32(s, 1H)
【0090】
[準備例12]IC−12の合成
<ステップ1>5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
【化54】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た。
*
1H-NMR: δ 1.25(s, 12H), 6.43(d, 1H), 7.25(d, 1H), 8.22(s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.41(s, 1H)
【0091】
<ステップ2>5−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
【化55】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンと、3−ブロモ−2−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして5−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.44(d, 1H), 7.26(d, 1H), 8.21(m, 2H), 8.32(s, 1H), 8.41(m, 2H), 8.53(d, 1H)
【0092】
<ステップ3>1−(ビフェニル−4−イル)−5−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
【化56】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた5−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンと、4−ブロモビフェニルを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして1−(ビフェニル−4−イル)−5−(20ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.45(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.41(m, 1H), 7.52(m, 4H), 7.68(d, 2H), 7.79(d, 2H), 8.22(m, 2H), 8.42(m, 2H), 8.52(d, 1H)
【0093】
<ステップ4>IC−12の合成
【化57】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた1−(ビフェニル−4−イル)−5−(2−ニトロピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−12を得た。
1H-NMR: δ 6.45(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.41(m, 1H), 7.52(m, 4H), 7.68(d, 2H), 7.79(d, 2H), 8.22(m, 2H), 8.32(s, 1H), 8.42(m, 2H)
【0094】
[準備例13]IC−13の合成
<ステップ1>5−(2−ブロモ−5−ニトロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
【化58】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上述の準備例12の<ステップ1>で得られた5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンと、2,4−ジブロモ−5−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして5−(2−ブロモ−5−ニトロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.43(d, 1H), 7.25(d, 1H), 8.25(m, 2H), 8.32(s, 1H), 8.41(s, 1H), 8.54(s, 1H)
【0095】
<ステップ2>5−(5−ニトロ−2−フェニルピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの合成
【化59】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−(2−ブロモ−5−ニトロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンと、フェニルボロン酸を使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして5−(5−ニトロ−2−フェニルピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.43(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.47(m, 1H), 7.54(d, 2H), 7.86(d, 2H), 8.25(m, 2H), 8.32(s, 1H), 8.41(s, 1H), 8.50(s, 1H)
【0096】
<ステップ3>2−(5−(5−ニトロ−2−フェニルピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)キノリンの合成
【化60】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた5−(5−ニトロ−2−フェニルピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンと、2−ブロモキノリンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして2−(5−(5−ニトロ−2−フェニルピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)キノリンを得た。
GC−Mass(理論値:443.14g/mol、測定値:443g/mol)
【0097】
<ステップ4>IC−13の合成
【化61】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた2−(5−(5−ニトロ−2−フェニルピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)キノリンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−13を得た。
GC−Mass(理論値:411.15g/mol、測定値:411g/mol)
【0098】
[準備例14]IC−14の合成
<ステップ1>4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンの合成
【化62】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、4−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 1.24(s, 12H), 6.44(d, 1H), 7.24(d, 1H), 8.41(s, 2H)
【0099】
<ステップ2>4−(1−ニトロナフタレン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンの合成
【化63】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンと、2−ブロモ−1−ニトロナフタレンを使用する以外は、上述の準備例1<ステップ2>と同様にして4−(1−ニトロナフタレン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 6.45(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.76(m, 2H), 7.85(m, 2H), 7.98(m, 2H), 8.42(s, 2H)
【0100】
<ステップ3>4−(1−ニトロナフタレン−2−イル)−1−フェニル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンの合成
【化64】
6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた4−(1−ニトロナフタレン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンと、ヨードベンゼンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ3>と同様にして4−(1−ニトロナフタレン−2−イル)−1−フェニル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンを得た。
GC−Mass(理論値:365.12g/mol、測定値:365g/mol)
【0101】
<ステップ4>IC−14の合成
【化65】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた4−(1−ニトロナフタレン−2−イル)−1−フェニル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−14を得た。
GC−Mass(理論値:333.13g/mol、測定値:333g/mol)
【0102】
[準備例15]IC−15の合成
<ステップ1>2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
【化66】
6−ブロモ−1H−インドールの代わりに、5−ブロモベンゾ[b]チオフェンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ1>と同様にして2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを得た。
1H-NMR: δ 1.24(s, 12H), 7.65(d, 1H), 7.85(d, 1H), 7.98(d, 1H), 8.07(d, 1H), 8.12(s, 1H)
【0103】
<ステップ2>2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−3−ニトロピリジンの合成
【化67】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−3−ニトロピリジンを得た。
1H-NMR: δ 7.66(d, 1H), 7.89(d, 1H), 7.97(d, 1H), 8.01(d, 1H), 8.09(m, 2H), 8.14(s, 1H), 8.42(d, 1H)
【0104】
<ステップ3>IC−15の合成
【化68】
1−(ビフェニル−3−イル)−6−(3−ニトロピリジン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−3−ニトロピリジンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−15を得た。
1H-NMR: δ 7.65(d, 1H), 7.86(d, 1H), 7.98(d, 1H), 8.03(d, 1H), 8.10(m, 2H), 8.32(s, 1H), 8.41(d, 1H)
【0105】
[準備例16]IC−16の合成
<ステップ1>6−(2−イソプロピルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンの合成
【化69】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−3−ニトロピリジンの代わりに、6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンと、2−イソプロピルフェニルボロン酸を使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして6−(2−イソプロピルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンを得た。
1H-NMR: δ 1.20(s, 6H), 2.87(s, 1H),6.45(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.34(m, 3H), 7.71(d, 1H), 7.97(s, 1H), 8.40(s, 1H )
【0106】
<ステップ2>IC−16の合成
【化70】
窒素気流下、上記の<ステップ1>で得られた6−(2−イソプロピルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(5g、21.16mmol)と、RhCl(PPh
3)
3(97.88mg、0.5mol%)を、1,4−ジオキサン50mlに溶かした後、135℃で1時間攪拌した。反応終了後、溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:MC=3:1(v/v))で精製してIC−16(3.92g、収率79%)を得た。
1H NMR: δ 1.21(s, 6H), 6.44(d, 1H), 7.26(d, 1H), 7.35(m, 3H), 7.72(d, 1H), 8.43(s, 1H)
【0107】
[準備例17]IC−17の合成
<ステップ1>4−(2−ベンズヒドリルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンの合成
【化71】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールと、2−クロロ−ニトロピリジンの代わりに、上述の準備例14の<ステップ1>で得られた4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンと、((2−ブロモフェニル)メチレン)ジベンゼンを使用する以外は、上述の準備例1の<ステップ2>と同様にして4−(2−ベンズヒドリルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンを得た。
GC−Mass(理論値:360.16g/mol、測定値:360g/mol)
【0108】
<ステップ2>IC−17の合成
【化72】
6−(2−イソプロピルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた4−(2−ベンズヒドリルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンを使用し、準備例16の<ステップ2>と同様にしてIC−17を得た。
GC−Mass(理論値:358.15g/mol、測定値:358g/mol)
【0109】
[合成例1]Inv−1の合成
【化73】
窒素気流下、準備例1で製造された化合物であるIC−1(5g、13.91mmol)、ヨードベンゼン(4.26g、20.87mmol)、Cuパウダー(0.09g、1.39mmol)、K
2CO
3(1.92g、13.91mmol)、Na
2SO
4(1.98g、13.91mmol)、及びニトロベンゼン(100ml)を混合し、190℃で12時間攪拌した。反応終了後、ニトロベンゼンを除去し、メチレンクロライドで有機層を分離した後、MgSO
4を用いて水を除去した。有機層の溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=3:1(v/v))で精製して、目的化合物であるInv−1(4.60g、収率76%)を得た。
GC−Mass(理論値:435.17g/mol、測定値:435g/mol)
【0110】
[合成例2]Inv−2の合成
【化74】
窒素気流下、準備例1で製造された化合物であるIC−1(5g、13.91mmol)を、DMF100mlに溶かし、ここにNaH(0.50g、20.87mmol)を入れ、1時間攪拌した。ここにDMF100mlに溶かした2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(5.59g、20.87mmol)を徐々に加えた。3時間攪拌後、反応を終了させ、混合物のシリカフィルタリングを行い、水とメタノールで洗浄した後、溶媒を除去した。溶媒が除去された固体をカラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=1:1(v/v))で精製して、目的化合物であるInv−2(6.00g、収率73%)を得た。
GC−Mass(理論値:590.22g/mol、測定値:590g/mol)
【0111】
[合成例3]Inv−3の合成
【化75】
IC−1の代わりに、準備例2で製造された化合物であるIC−2を使用する以外は、上記の合成例2と同様にして、目的化合物であるInv−3(7.63g、収率84%)を得た。
GC−Mass(理論値:514.19g/mol、測定値:514g/mol)
【0112】
[合成例4]Inv−4の合成
【化76】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例2で製造された化合物であるIC−2と、2−ブロモ−4,6−ジフェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−4(6.06g、収率67%)を得た。
GC−Mass(理論値:512.20g/mol、測定値:512g/mol)
【0113】
[合成例5]Inv−5の合成
【化77】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例2で製造された化合物であるIC−2と、6−ブロモ−2,3’−ビピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−5(4.63g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:437.16g/mol、測定値:437g/mol)
【0114】
[合成例6]Inv−6の合成
【化78】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例3で製造された化合物であるIC−3と、2−ブロモ−6−フェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−6(4.09g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:486.18g/mol、測定値:486g/mol)
【0115】
[合成例7]Inv−7の合成
【化79】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例3で製造された化合物であるIC−3と、6−ブロモ−2,4’−ビピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−7(3.95g、収率54%)を得た。
GC−Mass(理論値:487.18g/mol、測定値:487g/mol)
【0116】
[合成例8]Inv−8の合成
【化80】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例3で製造された化合物であるIC−3と、2−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−8(5.20g、収率66%)を得た。
GC−Mass(理論値:525.22g/mol、測定値:525g/mol)
【0117】
[合成例9]Inv−9の合成
【化81】
IC−1と、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの代わりに、準備例4で製造された化合物であるIC−4と、2−クロロ−4,6−ジフェニルピリミジンを使用する以外は、上記の合成例2と同様にして、目的化合物であるInv−9(6.15g、収率75%)を得た。
GC−Mass(理論値:589.23g/mol、測定値:589g/mol)
【0118】
[合成例10]Inv−10の合成
【化82】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例4で製造された化合物であるIC−4と、5−ブロモ−2−フェニルピリミジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−10(3.64g、収率51%)を得た。
GC−Mass(理論値:513.20g/mol、測定値:513g/mol)
【0119】
[合成例11]Inv−11の合成
【化83】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例5で製造された化合物であるIC−5と、3−ブロモビフェニルを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−11(4.66g、収率72%)を得た。
GC−Mass(理論値:666.25g/mol、測定値:666g/mol)
【0120】
[合成例12]Inv−12の合成
【化84】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例5で製造された化合物であるIC−5と、2−ブロモ−4,6−ジフェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−12(4.48g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:743.28g/mol、測定値:743g/mol)
【0121】
[合成例13]Inv−13の合成
【化85】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例6で製造された化合物であるIC−6と、4−(4−ブロモフェニル)イソキノリンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−13(4.54g、収率58%)を得た。
GC−Mass(理論値:563.21g/mol、測定値:563g/mol)
【0122】
[合成例14]Inv−14の合成
【化86】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例6で製造された化合物であるIC−6と、5−ブロモ−2−フェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−14(3.35g、収率47%)を得た。
GC−Mass(理論値:513.20g/mol、測定値:513g/mol)
【0123】
[合成例15]Inv−15の合成
【化87】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例7で製造された化合物であるIC−7と、5−ブロモ−2−フェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−15(3.16g、収率46%)を得た。
GC−Mass(理論値:562.22g/mol、測定値:562g/mol)
【0124】
[合成例16]Inv−16の合成
【化88】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例7で製造された化合物であるIC−7と、3−ブロモキノリンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−16(4.00g、収率61%)を得た。
GC−Mass(理論値:536.20g/mol、測定値:536g/mol)
【0125】
[合成例17]Inv−17の合成
【化89】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例8で製造された化合物であるIC−8と、2−(3−ブロモフェニル)ピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−17(4.42g、収率68%)を得た。
GC−Mass(理論値:665.26g/mol、測定値:665g/mol)
【0126】
[合成例18]Inv−18の合成
【化90】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例8で製造された化合物であるIC−8と、2−(4−ブロモフェニル)ナフタレンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−18(3.97g、収率57%)を得た。
GC−Mass(理論値:714.28g/mol、測定値:714g/mol)
【0127】
[合成例19]Inv−19の合成
【化91】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例9で製造された化合物であるIC−9と、1−ブロモ−3,5−ジフェニルベンゼンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−19(5.14g、収率63%)を得た。
GC−Mass(理論値:589.23g/mol、測定値:589g/mol)
【0128】
[合成例20]Inv−20の合成
【化92】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例9で製造された化合物であるIC−9と、2−ブロモ−5−フェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−20(4.20g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:514.19g/mol、測定値:514g/mol)
【0129】
[合成例21]Inv−21の合成
【化93】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例10で製造された化合物であるIC−10と、2−ブロモ−6−フェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−21(4.41g、収率70%)を得た。
GC−Mass(理論値:743.28g/mol、測定値:743g/mol)
【0130】
[合成例22]Inv−22の合成
【化94】
IC−1の代わりに、準備例10で製造された化合物であるIC−10を使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−22(4.29g、収率76%)を得た。
GC−Mass(理論値:666.25g/mol、測定値:666g/mol)
【0131】
[合成例23]Inv−23の合成
【化95】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例11で製造された化合物であるIC−11と、4−ブロモジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−23(5.42g、収率66%)を得た。
GC−Mass(理論値:466.13g/mol、測定値:466g/mol)
【0132】
[合成例24]Inv−24の合成
【化96】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例11で製造された化合物であるIC−11と、2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−24(7.18g、収率69%)を得た。
GC−Mass(理論値:591.22g/mol、測定値:591g/mol)
【0133】
[合成例25]Inv−25の合成
【化97】
IC−1の代わりに、準備例12で製造された化合物であるIC−12を使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−25(4.54g、収率75%)を得た。
GC−Mass(理論値:436.17g/mol、測定値:436g/mol)
【0134】
[合成例26]Inv−26の合成
【化98】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例12で製造された化合物であるIC−12と、4−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−26(4.61g、収率55%)を得た。
GC−Mass(理論値:603.24g/mol、測定値:603g/mol)
【0135】
[合成例27]Inv−27の合成
【化99】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例13で製造された化合物であるIC−13と、3−(4−ブロモフェニル)ピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−27(4.32g、収率63%)を得た。
GC−Mass(理論値:564.21g/mol、測定値:564g/mol)
【0136】
[合成例28]Inv−28の合成
【化100】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例13で製造された化合物であるIC−13と、3−ブロモ−9−フェニル−9H−カルバゾールを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−28(5.16g、収率65%)を得た。
GC−Mass(理論値:652.24g/mol、測定値:652g/mol)
【0137】
[合成例29]Inv−29の合成
【化101】
IC−1の代わりに、準備例14で製造された化合物であるIC−14を使用する以外は、上記の合成例2と同様にして、目的化合物であるInv−29(6.86g、収率81%)を得た。
GC−Mass(理論値:564.21g/mol、測定値:564g/mol)
【0138】
[合成例30]Inv−30の合成
【化102】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例14で製造された化合物であるIC−14と、6−ブロモ−2,4’−ビピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−30(4.24g、収率58%)を得た。
GC−Mass(理論値:487.18g/mol、測定値:487g/mol)
【0139】
[合成例31]Inv−31の合成
【化103】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例15で製造された化合物であるIC−15と、4−ブロモビフェニルを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−31(4.03g、収率48%)を得た。
GC−Mass(理論値:376.10g/mol、測定値:376g/mol)
【0140】
[合成例32]Inv−32の合成
【化104】
IC−1の代わりに、準備例15で製造された化合物であるIC−15を使用する以外は、上記の合成例2と同様にして、目的化合物であるInv−32(7.92g、収率78%)を得た。
GC−Mass(理論値:455.12g/mol、測定値:455g/mol)
【0141】
[合成例33]Inv−33の合成
【化105】
IC−1と、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの代わりに、準備例16で製造された化合物であるIC−16と、2−クロロ−4,6−ジフェニルピリミジンを使用する以外は、上記の合成例2と同様にして、目的化合物であるInv−33(6.34g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:464.20g/mol、測定値:464g/mol)
【0142】
[合成例34]Inv−34の合成
【化106】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例16で製造された化合物であるIC−16と、2−ブロモ−6−フェニルピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−34(4.88g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:387.17g/mol、測定値:387g/mol)
【0143】
[合成例35]Inv−35の合成
【化107】
IC−1の代わりに、準備例17で製造された化合物であるIC−16を使用する以外は、上記の合成例2と同様にして、目的化合物であるInv−35(6.00g、収率73%)を得た。
GC−Mass(理論値:589.23g/mol、測定値:589g/mol)
【0144】
[合成例36]Inv−36の合成
【化108】
IC−1と、ヨードベンゼンの代わりに、準備例17で製造された化合物であるIC−17と、6−ブロモ−2,3’−ビピリジンを使用する以外は、上記の合成例1と同様にして、目的化合物であるInv−36(4.43g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:512.20g/mol、測定値:512g/mol)
【0145】
[実施例1〜36]有機EL素子の製作
合成例1〜36で合成した化合物Inv−1〜Inv−36を、常法で高純度の昇華精製を行った後、下記の過程に従って緑色の有機EL素子を製作した。
【0146】
先ず、ITO(Indium Tin Oxide)が150Åの厚さで薄膜コーティングが施されたガラス基板を、蒸留水超音波で洗浄した。蒸留水洗浄が終わると、イソプロピルアルコール、アセトン、メタノールなどの溶剤で超音波洗浄を行い、乾燥させた後、UV OZONE洗浄機(Power sonic 405、ファシンテック製)へ移送した後、UVを用いて前記基板を5分間洗浄し、真空蒸着機に基板を移送した。
【0147】
このように用意されたITO透明電極の上に、m−MTDATA(60nm)/TCTA(80nm)/Inv−1〜Inv−36のそれぞれの化合物+10%Ir(ppy)
3(300nm)/BCP(10nm)/Alq
3(30nm)LiF(1nm)/Al(200nm)の順に積層することで、有機EL素子を製作した。
【0148】
m−MTDATA、TCTA、Ir(ppy)
3、CBP及びBCPの構造は、以下の通りである。
【化109】
【0149】
[比較例1]有機EL素子の製作
発光層の形成時、発光ホスト材料として、化合物Inv−1の代わりに、CBPを使用する以外は、実施例1と同様にして有機EL素子を製作した。
【0150】
[評価例]
実施例1〜36及び比較例1で製作されたそれぞれの有機EL素子について、電流密度10mA/cm
2での駆動電圧、電流効率及び発光ピークを測定し、その結果を下記表1に示した。
【0151】
【表1】
【0152】
表1に示されるように、本発明に係る化合物(Inv−1〜Inv−36)を緑色の有機EL素子の発光層として使用する実施例1乃至36の有機EL素子は、従来のCBPを使用する比較例1の緑色の有機EL素子に比べて、効率及び駆動電圧の面において、より優れた性能を発揮できることがわかる。