特許第6230082号(P6230082)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6230082デバイスの位置情報に基づいてデバイスにリワードを提供するサーバ、方法、及びデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6230082
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】デバイスの位置情報に基づいてデバイスにリワードを提供するサーバ、方法、及びデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20171106BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20171106BHJP
【FI】
   G06Q30/02 328
   G06Q30/02 398
   G06Q50/10ZJM
【請求項の数】21
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-540779(P2016-540779)
(86)(22)【出願日】2013年10月7日
(65)【公表番号】特表2016-536706(P2016-536706A)
(43)【公表日】2016年11月24日
(86)【国際出願番号】KR2013008940
(87)【国際公開番号】WO2015053414
(87)【国際公開日】20150416
【審査請求日】2016年3月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】516057439
【氏名又は名称】ファンプルワークス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒュン
【審査官】 関 博文
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−138328(JP,A)
【文献】 特開2002−150116(JP,A)
【文献】 特開2009−271845(JP,A)
【文献】 特開2010−097266(JP,A)
【文献】 特開2013−145520(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0095333(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイスにリワードを提供するサーバにおいて、
商店の位置情報を保存する保存部と、
前記デバイスの位置情報を獲得する位置情報獲得部と、
前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第1の長さよりも小さいか否かを判断する距離判断部と、
前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さい際、前記デバイスに第1のリワードを提供するリワード提供部と、
を含み、
前記リワード提供部は、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第2の長さよりも小さい際、前記デバイスに第2のリワードを提供し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さ
前記距離判断部は、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第2の長さよりも小さいか否かを判断し、
前記リワード提供部は、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さいと判断した第1の時点と、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第2の長さよりも小さいと判断した第2の時点との間の時間間隔に基づき、前記デバイスに第2のリワードを提供する、
ことを特徴とするサーバ。
【請求項2】
前記商店と前記デバイスとの間の距離が長さ第1の長さよりも小さい際、前記デバイスに広告情報を提供する広告情報提供部をさらに含み、
前記リワード提供部は、前記デバイスによって前記広告情報に対応する選択が入力される場合、前記第1のリワードを提供する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記リワード提供部は、前記デバイスを通じて前記商店に対応する購買が進行された場合、前記デバイスに第3のリワードを提供する、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項4】
前記第1のリワード、前記第2のリワード及び前記第3のリワードのうち1つ以上は、複数の商店で使用される決済ポイントである、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項5】
前記広告情報提供部は、前記商店の運営時間の間、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さ場合、前記デバイスに前記広告情報を提供する、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項6】
前記広告情報提供部は、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さく、前記デバイスから前記商店までの所要時間が臨界値よりも小さい場合、前記デバイスに広告情報を提供する、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項7】
前記保存部は、前記商店の位置情報及び前記商店の商店情報を保存し、
前記位置情報獲得部は、前記デバイスの位置情報及び前記デバイスのユーザのユーザ情報を獲得し、
前記広告情報提供部は、前記商店情報及び前記ユーザ情報に基づいて前記デバイスに前記広告情報を提供する、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項8】
前記広告情報は、前記商店の広告情報であり、
前記ユーザ情報は、前記ユーザの識別情報、好む商店のカテゴリ情報及び好むリワードのカテゴリ情報のうち1つ以上を含み、
前記商店情報は、前記商店の識別情報、前記商店のカテゴリ情報、前記商店が提供するリワードのカテゴリ情報及び前記広告情報のうち1つ以上を含む、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項9】
前記広告情報は、広告データ及び広告の提供時間を含み、
前記広告情報提供部は、前記広告の提供時間に基づいて前記デバイスに前記広告情報を提供する、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項10】
前記広告情報提供部は、前記デバイスが現在位置に既位置した回数又は頻度に基づき、前記広告情報を前記デバイスに提供し、
前記リワード提供部は、前記デバイスが現在位置に既位置した回数又は頻度に基づき、前記第1のリワード又は前記第2のリワードを前記デバイスに提供する、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項11】
前記広告情報に対応する金額は、前記商店の決済情報に基づいて決済され、
前記金額は、前記サーバに対応する第1の金額、前記第1のリワード、前記第2のリワード及び第3のリワードのうち1つ以上の合計である、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項12】
前記保存部は、複数の商店の位置情報を保存し、
前記距離判断部は、前記複数の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記複数の商店各々と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さいか否かを判断し、
前記広告情報提供部は、前記距離判断部の判断結果に応じて前記複数の商店のうち1つ以上の候補商店を選択し、前記選択した候補商店各々の広告情報を前記デバイスに提供し、
前記リワード提供部は、前記デバイスによって前記広告情報のうち第1の候補商店の第1の広告情報に対する選択が入力される場合、前記第1の候補商店に対応する前記第1のリワードを前記デバイスに提供する、
ことを特徴とする、請求項に記載のサーバ。
【請求項13】
前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報は、GPS(Global Positioning System)情報、基地局情報、及びAP(Access Point)情報の少なくとも1つ以上である、
ことを特徴とする、請求項1に記載のサーバ。
【請求項14】
前記位置情報獲得部は、位置情報生成サーバから前記デバイスの位置情報を受信する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のサーバ。
【請求項15】
デバイスにリワードを提供する方法において、
サーバが、
商店の位置情報を保存するステップと、
前記デバイスの位置情報を獲得するステップと、
前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第1の長さよりも小さいか否かを判断するステップと、
前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さい際、前記デバイスに第1のリワードを提供するステップと、
前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第2の長さよりも小さいか否かを判断するステップと、
前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第2の長さよりも小さい際、前記デバイスに第2のリワードを提供し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さいものであるステップと、を実行し、
前記デバイスに第2のリワードを提供するステップは、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さいと判断した第1の時点と、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第2の長さよりも小さいと判断した第2の時点との間の時間間隔に基づき、前記デバイスに第2のリワードを提供するステップを含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項16】
サーバが、前記第1の長さよりも小さいか否かを判断するステップの後に、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さい際、前記デバイスに広告情報を提供するステップをさらに含み、
前記デバイスに第1のリワードを提供するステップは、前記デバイスによって前記広告情報に対応する選択が入力される場合、前記第1のリワードを提供する、
ことを特徴とする、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
サーバからリワードを受信するデバイスにおいて、
前記デバイスの位置情報を生成する位置情報生成部と、
前記デバイスの位置情報を前記サーバに周期的に転送する転送部と、
前記デバイスと商店との間の距離が第1の長さよりも小さい際、前記サーバから第1のリワードを受信するリワード受信部と、
前記受信した第1のリワードに関するイメージを前記デバイスのディスプレイに表示する表示部と、を含み、
前記リワード受信部は、前記デバイスと前記商店との間の距離が第2の長さよりも小さい際、前記サーバから第2のリワードを受信し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さ
前記リワード受信部は、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さい際の第1の時点と、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第2の長さよりも小さい際の第2の時点との間の時間間隔に基づき、前記サーバから第2のリワードを受信し、
前記サーバは、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さ及び前記第2の長さよりも小さいか否かを判断するものである、
ことを特徴とするデバイス。
【請求項18】
前記デバイスと商店との間の距離が前記第1の長さよりも小さい際、前記サーバから広告情報を受信する広告情報受信部と、
ユーザインターフェースから前記広告情報に対する選択が入力される場合、前記選択に対応する通知を生成する通知生成部と、をさらに含み、
前記転送部は、前記通知を前記サーバに転送し、
前記リワード受信部は、前記通知が前記サーバに転送された後、前記サーバから前記第1のリワードを受信する、
ことを特徴とする、請求項17に記載のデバイス。
【請求項19】
デバイスによりリワードを受信する方法において、
前記デバイスの位置情報を生成するステップと、
前記デバイスの位置情報をサーバに転送するステップと、
前記デバイスと商店との間の距離が第1の長さよりも小さい際、前記サーバから第1のリワードを受信するステップと、
前記受信した第1のリワードに関するイメージを前記デバイスのディスプレイに表示するステップと、
前記デバイスと前記商店との間の距離が第2の長さよりも小さい際、前記サーバから第2のリワードを受信し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さいものであるステップと、を含み、
前記サーバから第2のリワードを受信するステップは、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さよりも小さい際の第1の時点と、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第2の長さよりも小さい際の第2の時点との間の時間間隔に基づき、前記サーバから第2のリワードを受信するステップを含み、
前記サーバは、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が前記第1の長さ及び前記第2の長さよりも小さいか否かを判断する、
ことを特徴とする方法。
【請求項20】
前記サーバから前記第1のリワードを受信するステップの前に、前記デバイスと前記商店との間の距離が前記第1の長さよりも小さい際、前記サーバから広告情報を受信するステップと、
ユーザインターフェースから前記広告情報に対する選択が入力される場合、前記選択に対応する通知を生成するステップと、
前記通知を前記サーバに転送するステップと、をさらに含み、
前記サーバから第1のリワードを受信するステップは、前記通知が前記サーバに転送された後、前記サーバから前記第1のリワードを受信する、
ことを特徴とする、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
請求項151619又は20の何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
デバイスの位置情報に基づいてデバイスにリワードを提供するサーバ、方法、及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
既存の広告方式は、不特定多数を対象に、顧客のニーズとは関係なく行われる場合が多く、広告の効率性を測定することが難しい。このような広告方式には、広告チラシを製作して不特定多数に配布する方式、ラジオあるいはTVなどのメディア媒体を通じて広告する方式、ウェブページにおける検索を通じて、当該検索語を基にそれと類似した広告を露出する方式などがある。
【0003】
商店に関する商店広告を提供する方法に係り、韓国公開特許公報第2013−0049231号には、検索語の検索結果の中から選択されたコンテンツに検索語をタギングすることで、コンテンツ及びユーザ別にタグ情報を管理し、ユーザ別のタグ情報に基づいてユーザ端末の関心情報を分析し、ユーザ端末の関心情報に対応するターゲット情報をユーザ端末に提供する方法に関する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国公開特許公報第2013−0049231号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
商店とデバイスとの間の距離に基づき、リワードをデバイスに差等をつけて提供するサーバ及び方法、並びにデバイスを提供する。また、デバイスのユーザが関心を持つ領域に対応する商店の広告情報を提供することで広告の効率性を増大させるサーバ及び方法、並びにデバイスを提供する。さらに、商店の広告情報を受信し、確認したデバイスのユーザにリワードを提供するサーバ及び方法、並びにデバイスを提供する。
【0006】
但し、本実施例が達成しようとする技術的課題は、上記したような技術的課題に限定されるものではなく、さらなる他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した技術的課題を解決するための技術的手段として、本発明の一実施例は、商店の位置情報を保存する保存部と、前記デバイスの位置情報を獲得する位置情報獲得部と、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第1の長さよりも小さいか否かを判断する距離判断部と、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第1の長さよりも小さい際、前記デバイスに第1のリワードを提供するリワード提供部と、を含み、前記リワード提供部は、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第2の長さよりも小さい際、前記デバイスに第2のリワードを提供し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さいものである、サーバを提供する。
【0008】
また、本発明の他の実施例は、商店の位置情報を保存するステップと、前記デバイスの位置情報を獲得するステップと、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第1の長さよりも小さいか否かを判断するステップと、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第1の長さよりも小さい際、前記デバイスに第1のリワードを提供するステップと、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報に基づき、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第2の長さよりも小さいか否かを判断するステップと、前記商店と前記デバイスとの間の距離が第2の長さよりも小さい際、前記デバイスに第2のリワードを提供し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さいものであるステップと、を含むリワード提供方法を提供する。
【0009】
また、本発明のさらに他の実施例は、前記デバイスの位置情報を生成する位置情報生成部と、前記デバイスの位置情報を前記サーバに周期的に転送する転送部と、前記デバイスと商店との間の距離が第1の長さよりも小さい際、前記サーバから第1のリワードを受信するリワード受信部と、前記受信した第1のリワードに関するイメージを前記デバイスのディスプレイに表示する表示部と、を含み、前記リワード受信部は、前記デバイスと商店との間の距離が第2の長さよりも小さい際、前記サーバから第2のリワードを受信し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さいものである、リワード受信デバイスを提供する。
【0010】
また、本発明のさらに他の実施例は、前記デバイスの位置情報を生成するステップと、前記デバイスの位置情報を前記サーバに転送するステップと、前記デバイスと商店との間の距離が第1の長さよりも小さい際、前記サーバから第1のリワードを受信するステップと、前記受信した第1のリワードに関するイメージを前記デバイスのディスプレイに表示するステップと、前記デバイスと商店との間の距離が第2の長さよりも小さい際、前記サーバから第2のリワードを受信し、前記第2の長さは前記第1の長さよりも小さいものであるステップと、を含むリワード受信方法を提供する。
【0011】
上述した課題を解決するための手段は、単なる例示であり、本発明を制限する意図で解釈されてはならない。上述した例示的な実施例の他にも、図面及び発明の詳細な説明に記載された追加の実施例が存在し得る。
【発明の効果】
【0012】
上述した課題を解決するための手段によって、商店とデバイスとの間の距離に基づき、リワードをデバイスに差等をつけて提供するサーバ及び方法、並びにデバイスを提供することができる。また、デバイスのユーザが関心を持つ領域に対応する商店の広告情報を提供することで広告の効率性を増大させるサーバ及び方法、並びにデバイスを提供することができる。さらに、商店の広告情報を受信し、確認したデバイスのユーザにリワードを提供するサーバ及び方法、並びにデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施例に係るリワード提供システムの構成図である。
図2】本発明の一実施例に係る図1に示されたリワード提供サーバの構成図である。
図3】本発明の一実施例に係る図1に示されたデバイスの構成図である。
図4】発明の他の実施例に係る図1に示されたデバイスの構成図である。
図5】発明の一実施例に係るリワードを提供する方法を示したフローチャートである。
図6】発明の一実施例に係るリワードを受信する方法を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は、様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0015】
明細書全体において、ある部分が他の部分と『連結』されているという場合、これは『直接的に連結』されている場合だけでなく、その中間に他の素子を介して『電気的に連結』されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を『含む』という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0016】
本明細書において『部』とは、ハードウェアにより実現されるユニット(unit)と、ソフトウェアにより実現されるユニットと、両方を用いて実現されるユニットとを含む。また、1つのユニットが2つ以上のハードウェアを用いて実現されても良く、2つ以上のユニットが1つのハードウェアにより実現されても良い。
【0017】
本明細書において、端末又はデバイスが行うと記述された動作や機能の一部は、当該端末又はデバイスと連結されたサーバで代わりに行われ得る。同様に、サーバが行うと記述された動作や機能の一部も当該サーバと連結された端末やデバイスで行われ得る。
【0018】
以下、添付された構成図又はフローチャートを参考しながら、本発明を実施するための具体的な内容を説明する。
【0019】
図1は、発明の一実施例に係るリワード提供システムの構成図である。図1を参照すると、リワード提供システムは、リワード提供サーバ100と、デバイス200(又は201又は202)(位置によるデバイス区分)と、商店300に設けられた商店デバイス301とを含み得る。但し、このような図1のリワード提供システムは、本発明の一実施例に過ぎないので、図1によって本発明が限定解釈されるものではなく、本発明の様々な実施例により、図1とは異なるように構成されることもできる。例えば、リワード提供システムは、ネットワーク基地局、無線AP(Access Point)をさらに含むこともできる。
【0020】
図1のリワード提供システムの各構成要素は、ネットワーク400を通じて連結される。ネットワーク400は、端末及びサーバのようなそれぞれのノードの相互間に情報交換が可能な連結構造を意味し、このようなネットワーク(network)の一例には、3GPP(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0021】
リワード提供サーバ100は、商店の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報を獲得する。具体的に、リワード提供サーバ100は、GPS(Global Positioning System)、デバイス200(又は201又は202)又は商店デバイス301の基地局及びデバイス200(又は201又は202)又は商店デバイス301のAP(Access Point)の少なくとも1つ以上から商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報を獲得することができる。
【0022】
リワード提供サーバ100は、商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報に基づき、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が複数の予め決められた長さよりも小さいか否かを判断する。ここで、予め決められた長さは、デバイス200(又は201又は202)が商店300まで訪問する可能性がある距離、デバイス200(又は201又は202)が商店300に訪問したことを確認できる距離などであり得る。また、リワード提供サーバ100は、商店300とデバイス200(又は201又は202)間の距離判断結果、デバイス200(又は201又は202)に差等をつけてリワードを提供する。ここで、リワードは、商店300に対応する商品の割引クーポン、積立ポイントなどを含み得る。
【0023】
さらに、リワード提供サーバ100は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が複数の予め決められた長さよりも小さいと判断したそれぞれの時点に対応する時間を保存する。また、リワード提供サーバ100は、それぞれの時点間の時間間隔を計算し、計算された時間間隔に基づき、デバイス200(又は201又は202)にリワードを提供する。例えば、計算された当該時間間隔が10分以内である場合、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)に商店300で使用することのできる商品の割引クーポンを提供する。
【0024】
また、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)が現在位置に訪問した回数又は頻度に基づき、デバイス200(又は201又は202)にリワードを提供する。ここで、現在位置は、デバイス200(又は201又は202)が商店300まで訪問する可能性がある領域内の位置又は商店300の位置であり得る。例えば、デバイス200(又は201又は202)が商店300に訪問した回数が5回以上である場合、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)に商店300で使用することのできる商品の割引クーポンを提供する。
【0025】
リワード提供サーバ100は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が予め決められた長さよりも小さい場合、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。具体的に、リワード提供サーバ100は、商店300の運営時間の間、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が予め決められた長さよりも小さい場合、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。また、リワード提供サーバ100は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が予め決められた長さよりも小さく、デバイス200(又は201又は202)から商店300までの所要時間が予め決められた時間よりも小さい場合、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。例えば、デバイス200(又は201又は202)から商店300までの所要時間が10分であり、予め決められた時間が20分である場合、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)に商店300で使用することのできる商品の割引クーポンを提供する。
【0026】
さらに、リワード提供サーバ100は、商店300の商店情報とデバイス200(又は201又は202)のユーザのユーザ情報に基づき、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。ここで、商店情報は、商店300で販売される商品及びサービス、商店300の位置及び連絡先などの情報を含み得る。ユーザ情報は、ユーザが好む商店情報及びリワード情報を含み得る。広告情報には、商店300の販売商品及びサービスの紹介、お勧め商品、商店300の運営時間などが含まれ得る。
【0027】
また、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)が現在位置に訪問した回数又は頻度に基づき、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。ここで、現在位置は、デバイス200(又は201又は202)が商店300まで訪問する可能性がある領域内の位置であり得る。例えば、デバイス200(又は201又は202)が商店300まで訪問する可能性がある領域内に5回以上位置する場合、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)に商店300の新商品情報が含まれた広告情報を提供する。
【0028】
デバイス200(又は201又は202)は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報を生成し、生成した位置情報をリワード提供サーバ100に周期的に転送する。ここで、デバイス200(又は201又は202)の位置情報は、デバイス200(又は201又は202)のGPS(Global Positioning System)情報、デバイス200(又は201又は202)の基地局情報、デバイス200(又は201又は202)のAP(Access Point)情報の少なくとも1つ以上であり得る。また、デバイス200(又は201又は202)は、GPS(Global Positioning System)、通信基地局、AP(Access Point)の何れか1つ以上からデバイス200(又は201又は202)の位置情報を受信できる受信モジュールが搭載された端末であり得る。
【0029】
デバイス200(又は201又は202)は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が予め決められた長さよりも小さい場合、リワード提供サーバ100からリワードを受信し、受信したリワードに関するイメージをデバイス200(又は201又は202)のディスプレイに表示する。
【0030】
さらに、デバイス200(又は201又は202)は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が予め決められた長さよりも小さい場合、リワード提供サーバ100から広告情報を受信し、受信した広告情報をデバイス200(又は201又は202)のディスプレイに表示する。
【0031】
また、デバイス200(又は201又は202)は、無線通信が可能なモバイル端末を含み、本発明の様々な実施例によれば、デバイス200(又は201又は202)各々は、様々な形態のデバイスであり得る。例えば、デバイス200(又は201又は202)各々は、ネットワークを通じて遠隔地のサーバに接続できるTV装置、コンピュータ又は携帯用端末であり得る。ここで、TV装置の一例には、スマートTV、IPTVセットトップボックスなどが含まれ、コンピュータの一例には、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパンコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)などが含まれ、携帯用端末の一例には、携帯性と移動性が保障される無線通信装置として、PCS(Personal Communication System)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)−2000、CDMA(Code Division Multiple Access)−2000、W−CDMA(W−Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(smartphone)、タブレットPCなどのような全ての種類のハンドヘルド(Handheld)ベースの無線通信装置が含まれ得る。但し、デバイス200(又は201又は202)各々が図1に示された形態又は上記に例示されたものに限定解釈されるものではない。
【0032】
商店300は、商品及びサービスを販売する商店である。商店を通じて販売される商品及びサービスは、オンライン又はオフライン商品及びサービスであり得る。商店300は、その内部に商店デバイス301を含み得る。商店デバイス301は、リワード提供サーバ100とネットワーク400を通じて連結される。商店デバイス301は、サービスや商品に対する決済プロセスを進行する決済デバイスでもあり、デバイス200(又は201又は202)が隣り合う場合、デバイス200(又は201又は202)が隣り合っているか否かを近距離通信を通じて判断できる近距離通信デバイスでもあり得る。
【0033】
以下では、図1のリワード提供システムの各構成要素の動作についてより具体的に説明する。
【0034】
図2は、本発明の一実施例による図1に示されたリワード提供サーバ100の構成図である。図2を参照すると、リワード提供サーバ100は、保存部110と、位置情報獲得部120と、距離判断部130と、リワード提供部140と、広告情報提供部150と、DB160とを含み得る。但し、図2に示されたリワード提供サーバ100は、本発明の一具現例に過ぎず、図2に示された構成要素を基に様々な変形が可能である。例えば、リワード提供サーバ100は、ユーザからある命令乃至情報を入力されるためのユーザインターフェースをさらに含み得る。この場合、ユーザインターフェースは、一般的にキーボード、マウスなどのような入力装置でもあり得るが、映像表示装置に表現されるグラフィックユーザインターフェース(GUI、Graphical User interface)でもあり得る。
【0035】
保存部110は、商店300の位置情報及び商店300の商店情報を保存する。ここで、商店情報は、商店の識別情報、商店のカテゴリ情報、商店が提供するリワードのカテゴリ情報及び広告情報のうち1つ以上を含み得る。商店300の識別情報は、商店の商号、住所、電話番号などの情報を含み得る。商店300のカテゴリ情報は、商店で販売又はお勧めする商品及びサービス種類などであり得る。例えば、販売する商品としては、食品類(例えば、ラーメン、ホルモンなど)、飲料及び酒類(例えば、コーヒ、ビールなど)、衣類、ファッション雑貨(例えば、めがね、かばん、帽子など)などを含み得る。商店が提供するリワードのカテゴリ情報には、商品の割引クーポン及びイベント情報、商品の割引期間及び新商品情報などが含まれ得る。商店300の広告情報は、商店の運営時間及び位置などの情報を含み得る。
【0036】
さらに、保存部110は、複数の商店300の位置情報を保存する。
【0037】
位置情報獲得部120は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)のユーザのユーザ情報を獲得する。ここで、ユーザ情報は、ユーザの識別情報、好む商店のカテゴリ情報及び好むリワードのカテゴリ情報のうち1つ以上を含み得る。ユーザの識別情報は、ユーザの性別及び年齢、職業などの情報を含み得る。好む商店のカテゴリ情報には、ユーザが関心を持つ商品及びサービスの種類などの情報が含まれ得る。例えば、関心を持つ商品としては、食品類(例えば、ラーメン、ホルモンなど)、飲料及び酒類(例えば、コーヒ、ビールなど)、衣類、ファッション雑貨(例えば、めがね、かばん、帽子など)などを含み得る。好むリワードのカテゴリ情報には、商品の割引クーポン及びイベント情報、商品の割引期間及び新商品情報などが含まれ得る。
【0038】
また、位置情報獲得部120は、位置情報生成サーバから商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報を受信する。ここで、位置情報生成サーバは、GPS(Global Positioning System)情報、デバイス200(又は201又は202)の基地局情報及びデバイス200(又は201又は202)のAP(Access Point)情報の少なくとも1つ以上から商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報を生成する。さらに、位置情報獲得部120は、商店デバイス301から商店300の位置情報を受信することもできる。
【0039】
距離判断部130は、商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報に基づき、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さいか否かを判断する。ここで、第1の長さは、デバイス200(又は201又は202)のユーザが商店300に訪問できる距離であり得る。この場合、第1の長さは、商店300から半径3キロメートルに設定され得るが、これに限定されるものではない。便宜上、以下において第1の長さとは、商店300から半径3キロメートルの例として説明する。
【0040】
本発明の他の実施例において、距離判断部130は、複数の商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報に基づき、複数の商店300各々とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さいか否かを判断する。
【0041】
また、距離判断部130は、商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報に基づき、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第2の長さよりも小さいか否かを判断する。ここで、第2の長さは第1の長さよりも小さいものであり得る。また、第2の長さは、デバイス200(又は201又は202)のユーザが実際に商店300に訪問した際、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離であり得る。この場合、第2の長さは、商店300から10メートル以内の距離に設定され得るが、これに限定されるものではない。以下において第2の長さとは、商店300から10メートルの例として説明する。
【0042】
リワード提供部140は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さい際、デバイス200(又は201又は202)に第1のリワードを提供する。ここで、第1のリワードは、商店300の商品の割引クーポン及び商品の無料クーポン、イベント情報、積立ポイントなどを含み得る。また、第1のリワードは、複数の商店で使用することのできる決済ポイントであり得る。ここで、決済ポイントは、現金又は現金のように使用することのできるポイントであり得る。本発明の他の実施例において、リワード提供部140は、デバイス200(又は201又は202)から広告情報に対応する選択が入力された場合、デバイス200(又は201又は202)に第1のリワードを提供する。ここで、広告情報は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さく、現在時間が商店300の運営時間間隔以内である場合に、リワード提供サーバ100がデバイス200(又は201又は202)に転送した情報であり得る。
【0043】
また、リワード提供部140は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第2の長さよりも小さい際、デバイス200(又は201又は202)に第2のリワードを提供する。ここで、第2のリワードは、第1のリワードと比べて、商品の価格割引率がより高いか、積立ポイントが2倍になり得るが、これに限定されるものではない。第2のリワードは、商店300で使用することのできる商品の割引クーポン及び商品の無料クーポン、積立ポイントなどを含み得る。また、第2のリワードは、複数の商店で使用することのできる決済ポイントであり得る。ここで、決済ポイントは、現金又は現金のように使用することのできるポイントであり得る。さらに、リワード提供部140は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さいと判断した第1の時点と、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第2の長さよりも小さいと判断した第2の時点との間の時間間隔に基づき、デバイス200(又は201又は202)に第2のリワードを提供する。例えば、第1の時点と第2の時点との間の時間間隔が短いほど、デバイス200(又は201又は202)のユーザが商店300に訪問する可能性が高くなり得る。
【0044】
本発明のさらに他の実施例において、リワード提供部140は、デバイス200(又は201又は202)が現在位置に既位置した回数又は頻度に基づき、第1のリワード又は第2のリワードをデバイス200(又は201又は202)に提供する。ここで、現在位置は、第1の長さ、第1の長さと第2の長さとの間の領域、第2の長さの何れか1つを含み得る。例えば、デバイス200(又は201又は202)のユーザが現在位置に訪問した頻度が高い場合、当該デバイス200(又は201又は202)は、商店300で使用することのできる商品の割引クーポンをリワード提供サーバ100から転送されることができる。
【0045】
上記した第1のリワード又は第2のリワードは、リワード提供サーバ100から受信されたリワードであり、当該リワードと対応される商店300で(又は商店300でのみ)使用することができるリワードを意味し得る。
【0046】
本発明のさらに他の実施例において、リワード提供部140は、デバイス200(又は201又は202)によって広告情報のうち第1の候補商店の第1の広告情報に対する選択が入力される場合、第1の候補商店に対応する第1のリワードをデバイス200(又は201又は202)に提供する。例えば、デバイス200(又は201又は202)のユーザがめがね販売店の広告情報をデバイス200(又は201又は202)で確認した場合、当該ユーザは、めがね販売店で使用することのできる商品の割引クーポンをリワード提供サーバ100から転送されることができる。他の例として、デバイス200(又は201又は202)のユーザがデバイス200(又は201又は202)を通じて酒類販売店の「ビール一杯サービス」の広告情報を確認した後、当該酒類販売店を訪問した場合、当該ユーザは、酒類販売店からビール一杯をサービスとして提供されることができる。
【0047】
リワード提供部140は、デバイス200(又は201又は202)を通じて商店300に対応する購買プロセスが進行された場合、デバイス200(又は201又は202)に第3のリワードを提供する。ここで、第3のリワードは、商店300でデバイス200(又は201又は202)のユーザにより購買が行われる場合に限って、デバイス200(又は201又は202)に支給されるリワードであり得る。また、第3のリワードは、複数の商店で使用することのできる決済ポイントであり得る。ここで、決済ポイントは、現金又は現金のように使用することのできるポイントであり得る。なお、このような決済ポイントは、商店300を含む複数の商店で使用することが可能である。このとき、複数の商店は、特定のサービスに加入された商店でもあり得る。広告情報提供部150は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さい際、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。ここで、広告情報は、商店300の広告データ及び広告の提供時間を含み得る。商店300の広告データは、商品の割引期間及び割引商品の種類などを含み得る。広告の提供時間は、商店300の運営時間を含み得る。例えば、広告情報提供部150は、広告の提供時間に基づき、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。
【0048】
広告情報に対応する金額は、商店300の決済情報に基づいて決済される。ここで、広告情報に対応する金額は、商店300の業主が広告代行業者に商店300に関する広告を要請する際に発生する金額であり得る。このとき、金額は、リワード提供サーバ100に対応する第1の金額、第1のリワード、第2のリワード及び第3のリワードのうち1つ以上の合計として計算され得る。例えば、広告情報を提供するリワード提供サーバ100に500ウォン、広告情報を確認したデバイス200(又は201又は202)に200ウォン、商店300に直接訪問したデバイス200(又は201又は202)に300ウォン、商店300で商店300に対応する購買を進行したデバイス200(又は201又は202)に500ウォンを支給する場合、広告情報に対応する金額は、計1500ウォンとして計算されることができる。
【0049】
具体的に、広告情報提供部150は、デバイス200(又は201又は202)と商店300との間の距離が第1の長さよりも小さく、現在時間が商店の運営時間間隔以内である場合、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。
【0050】
また、広告情報提供部150は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さく、デバイス200(又は201又は202)から商店300までの所要時間が臨界値(例えば、10分)よりも小さい場合、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。
【0051】
本発明の他の実施例において、広告情報提供部150は、商店情報及びデバイス200(又は201又は202)のユーザのユーザ情報に基づき、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。例えば、広告情報提供部150は、デバイス200(又は201又は202)のユーザの現在位置及び好む商店又はリワード情報にマッチングされる商店300に関する広告をデバイス200(又は201又は202)に提供する。
【0052】
本発明のさらに他の実施例において、広告情報提供部150は、デバイス200(又は201又は202)が現在位置に既位置した回数又は頻度に基づき、広告情報をデバイス200(又は201又は202)に提供する。例えば、デバイス200(又は201又は202)のユーザが現在位置に訪問した頻度が高い場合、当該デバイス200(又は201又は202)は、リワード提供サーバ100から商店300で割引している商品の種類及び価格情報などを含む広告を提供されることができる。
【0053】
本発明のさらに他の実施例において、広告情報提供部150は、複数の商店300各々と前記デバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さい場合、複数の商店300のうち1つ以上の候補商店300を選択し、選択した候補商店300各々の広告情報をデバイス200(又は201又は202)に提供する。
【0054】
DB160は、データを保存する。このとき、DB160に保存されるデータは、リワード提供サーバ100内部の各構成要素の間に入力及び出力されるデータを含み、リワード提供サーバ100とリワード提供サーバ100外部の構成要素の間に入力及び出力されるデータを含む。例えば、DB106は、商店の位置及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報を保存する。また、DB106は、広告情報、商店情報、デバイス200(又は201又は202)のユーザ情報を保存する。このようなDB160の一例には、リワード提供サーバ100の内部又は外部に存在するハードディスクドライブ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ及びメモリカードなどが含まれる。
【0055】
当業者であれば、保存部110、位置情報獲得部120、距離判断部130、リワード提供部140、広告情報提供部150及びDB160のそれぞれが分離して具現されたり、このうち1つ以上が統合されて具現され得ることが充分に理解できるはずである。
【0056】
図3は、本発明の一実施例による図1に示されたデバイス200(又は201又は202)の構成図である。
【0057】
図3を参照すると、デバイス200(又は201又は202)は、位置情報生成部210と、転送部220と、リワード受信部230と、表示部240と、DB270とを含み得る。但し、図3に示されたデバイス200(又は201又は202)は、本発明の一具現例に過ぎず、図3に示された構成要素を基に様々な変形が可能である。例えば、デバイス200(又は201又は202)は、ユーザからある命令乃至情報を入力されるためのユーザインターフェースをさらに含み得る。この場合、ユーザインターフェースは、一般的にキーボード、マウスなどのような入力装置でもあり得るが、映像表示装置に表現されるグラフィックユーザインターフェース(GUI、Graphical User interface)でもあり得る。
【0058】
位置情報生成部210は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報を生成する。又は、位置情報生成部210は、デバイス200(又は201又は202)のGPS(Global Positioning System)、基地局、AP(Access Point)のうち1つ以上からデバイス200(又は201又は202)の位置情報を受信することもできる。
【0059】
転送部220は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報をリワード提供サーバ100に周期的に転送する。
【0060】
リワード受信部230は、デバイス200(又は201又は202)と商店300との間の距離が第1の長さよりも小さい際、リワード提供サーバ100から第1のリワードを受信する。また、リワード受信部230は、デバイス200(又は201又は202)と商店300との間の距離が第2の長さよりも小さい際、リワード提供サーバ100から第2のリワードを受信する。
【0061】
表示部240は、リワード提供サーバ100から受信した第1のリワードに関するイメージをデバイス200(又は201又は202)のディスプレイに表示する。また、表示部240は、リワード提供サーバ100から受信した第2のリワードに関するイメージをデバイス200(又は201又は202)のディスプレイに表示する。
【0062】
DB270は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報を保存する。このとき、DB270に保存されるデータは、デバイス200(又は201又は202)内部の各構成要素の間に入力及び出力されるデータを含み、デバイス200(又は201又は202)とデバイス200(又は201又は202)外部の構成要素の間に入力及び出力されるデータを含む。例えば、DB270は、リワード提供サーバ100から受信した第1のリワード、第2のリワードを保存する。このようなDB270の一例には、デバイス200(又は201又は202)内部又は外部に存在するハードディスクドライブ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ及びメモリカードなどが含まれる。
【0063】
当業者であれば、位置情報生成部210、転送部220、リワード受信部230、表示部240及びDB270のそれぞれが分離して具現されたり、このうち1つ以上が統合されて具現され得ることを充分に理解できるはずである。
【0064】
図4は、発明の他の実施例に係る図1に示されたデバイス200(又は201又は202)の構成図である。図4を参照すると、デバイス200(又は201又は202)は、位置情報生成部210と、転送部220と、リワード受信部230と、表示部240と、広告情報受信部250と、通知生成部260と、DB270とを含み得る。但し、図4に示されたデバイス200(又は201又は202)は、本発明の一具現例に過ぎず、図4に示された構成要素を基に様々な変形が可能である。例えば、デバイス200(又は201又は202)は、ユーザからある命令乃至情報を入力されるためのユーザインターフェースをさらに含み得ることは、上記に図3によって説明した通りである。
【0065】
図4に示された位置情報生成部210と、転送部220と、リワード受信部230と、表示部240と、DB270とは、図3の位置情報生成部210と、転送部220と、リワード受信部230と、表示部240と、DB270とに対応するので、重複する説明は省略する。
【0066】
広告情報受信部250は、デバイス200(又は201又は202)と商店300との間の距離が第1の長さよりも小さい際、リワード提供サーバ100から広告情報を受信する。
【0067】
表示部240は、リワード提供サーバ100から受信した広告情報をデバイス200(又は201又は202)のディスプレイに表示する。
【0068】
通知生成部260は、デバイス200(又は201又は202)のユーザインターフェースから広告情報に対する選択が入力される場合、選択に対応する通知を生成する。ここで、ユーザインターフェースは、ハードウェアボタン、音声認識インターフェース、ジェスチャ認識インターフェース、タッチインターフェースなどと様々ある。
【0069】
転送部220は、通知生成部260で生成した通知をリワード提供サーバ100に転送する。
【0070】
リワード受信部230は、当該通知がリワード提供サーバ100に転送された後、リワード提供サーバ100から第1のリワードを受信する。
【0071】
DB270は、上記の図3で説明したように、デバイス200(又は201又は202)内部の各構成要素の間に入力及び出力されるデータ、デバイス200(又は201又は202)とデバイス200(又は201又は202)外部の構成要素の間に入力及び出力されるデータを保存する。この場合、DB270は、リワード提供サーバ100から受信した広告情報を保存する。
【0072】
当業者であれば、位置情報生成部210、転送部220、リワード受信部230、表示部240、広告情報受信部250、通知生成部260及びDB270のそれぞれが分離して具現されたり、このうち1つ以上が統合されて具現され得ることが充分に理解できるはずである。
【0073】
図5は、発明の一実施例に係るリワードを提供する方法を示したフローチャートである。図5に示された実施例によるリワードを提供する方法は、図1乃至図4に示された実施例によるリワード提供サーバ100、デバイス200(又は201又は202)、商店300及び商店デバイス301において時系列的に処理されるステップを含む。従って、以下省略された内容であるとしても、図1乃至図4のリワード提供サーバ100、デバイス200(又は201又は202)、商店300及び商店デバイス301に関して記述された内容は、図5に示された実施例によるリワードを提供する方法にも適用され得る。
【0074】
図5を参照すると、ステップS501において、リワード提供サーバ100は、商店300の位置情報を保存する。
【0075】
ステップS502において、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報を獲得する。
【0076】
ステップS503において、リワード提供サーバ100は、商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報に基づき、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さいか否かを判断する。さらに、リワード提供サーバ100は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さい際、デバイス200(又は201又は202)に広告情報を提供する。
【0077】
ステップS504において、リワード提供サーバ100は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第1の長さよりも小さい際、デバイス200(又は201又は202)に第1のリワードを提供する。また、リワード提供サーバ100は、デバイス200(又は201又は202)から広告情報に対応する選択が入力される場合、デバイス200(又は201又は202)に第1のリワードをさらに提供する。
【0078】
ステップS505において、リワード提供サーバ100は、商店300の位置情報及びデバイス200(又は201又は202)の位置情報に基づき、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第2の長さよりも小さいか否かを判断する。
【0079】
ステップS506において、リワード提供サーバ100は、商店300とデバイス200(又は201又は202)との間の距離が第2の長さよりも小さい際、デバイス200(又は201又は202)に第2のリワードを提供し、第2の長さは第1の長さよりも小さいものであり得る。
【0080】
上述した説明において、ステップS501乃至S506は、本発明の具現例により、追加のステップにさらに分割されたり、さらに少ないステップに組み合わせられ得る。また、一部のステップは必要に応じて省略されることも、ステップ間の順序が変更されることもあり得る。
【0081】
図6は、発明の一実施例に係るリワードを受信する方法を示したフローチャートである。図6に示された実施例によるリワードを受信する方法は、図1乃至図5に示された実施例によるリワード提供サーバ100、デバイス200(又は201又は202)、商店300及び商店デバイス301において時系列的に処理されるステップを含む。従って、以下省略された内容であるとしても、図1乃至図5のリワード提供サーバ100、デバイス200(又は201又は202)、商店300及び商店デバイス301に関して記述された内容は、図6に示された実施例によるリワードを受信する方法にも適用され得る。
【0082】
図6を参照すると、ステップS601において、デバイス200(又は201又は202)は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報を生成する。
【0083】
ステップS602において、デバイス200(又は201又は202)は、デバイス200(又は201又は202)の位置情報をリワード提供サーバ100に転送する。また、デバイス200(又は201又は202)は、デバイス200(又は201又は202)と商店300との間の距離が第1の長さよりも小さい際、リワード提供サーバ100から広告情報を受信する。さらに、デバイス200(又は201又は202)は、デバイス200(又は201又は202)のユーザインターフェースから広告情報に対する選択が入力される場合、選択に対応する通知を生成し、当該通知をリワード提供サーバ100に転送する。
【0084】
ステップS603において、デバイス200(又は201又は202)は、デバイス200(又は201又は202)と商店300との間の距離が第1の長さよりも小さい際、リワード提供サーバ100から第1のリワードを受信する。また、デバイス200(又は201又は202)は、当該通知がリワード提供サーバ100に転送された後、リワード提供サーバ100から第1のリワードを受信する。
【0085】
ステップS604において、デバイス200(又は201又は202)は、受信した第1のリワードに関するイメージをデバイス200(又は201又は202)のディスプレイに表示する。
【0086】
ステップS605において、デバイス200(又は201又は202)は、デバイス200(又は201又は202)と商店300との間の距離が第2の長さよりも小さい際、リワード提供サーバ100から第2のリワードを受信し、第2の長さは第1の長さよりも小さいものであり得る。
【0087】
上述した説明において、ステップS601乃至S605は、本発明の具現例により、追加のステップにさらに分割されたり、さらに少ないステップに組み合わせられ得る。また、一部のステップは必要に応じて省略されることも、ステップ間の順序が変更されることもあり得る。
【0088】
本発明の一実施例は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体であっても良く、揮発性及び非揮発性媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ保存媒体及び通信媒体を全て含み得る。コンピュータ保存媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール又はその他のデータのような情報保存のための任意の方法又は技術で具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波のような変調されたデータ信号のその他のデータ、又はその他の転送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0089】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されることができる。
【0090】
本発明の範囲は、詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6