特許第6230100号(P6230100)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 有限会社トーイチの特許一覧

<>
  • 特許6230100-健康増進具 図000002
  • 特許6230100-健康増進具 図000003
  • 特許6230100-健康増進具 図000004
  • 特許6230100-健康増進具 図000005
  • 特許6230100-健康増進具 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6230100
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】健康増進具
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20171106BHJP
   A61H 39/04 20060101ALI20171106BHJP
【FI】
   A61H7/00 320Z
   A61H39/04 S
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-164739(P2013-164739)
(22)【出願日】2013年8月8日
(65)【公開番号】特開2015-33420(P2015-33420A)
(43)【公開日】2015年2月19日
【審査請求日】2016年6月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】597079876
【氏名又は名称】有限会社トーイチ
(74)【代理人】
【識別番号】100125645
【弁理士】
【氏名又は名称】是枝 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100166774
【弁理士】
【氏名又は名称】右田 敏之
(72)【発明者】
【氏名】東一 忠司
【審査官】 増山 慎也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−141529(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/007433(WO,A1)
【文献】 特開2010−017489(JP,A)
【文献】 実開昭52−066273(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3126419(JP,U)
【文献】 特開2001−224643(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 7/00
A61H 39/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮性を有し、装着者の手の皮膚に密着可能なように構成された手収納部と、
弾性体で構成され、拳を握った状態の前記装着者の手が前記手収納部の一端から挿入されて当該手収納部に収納された場合に、当該手収納部のうち当該装着者の少なくとも親指以外の手指の中手指節間関節の皮膚に密着している部分に当接して押圧する当接部と
を備え
前記当接部が前記密着している部分に当接して押圧している状態で、前記手収納部の他端が前記装着者の手から離反する方向に引っ張られることによって、当該密着している部分に対して刺激を与えるように構成されている、
健康増進具。
【請求項2】
前記当接部が、前記手収納部に巻き付け可能な帯状部材で構成されている、
請求項1に記載の健康増進具。
【請求項3】
前記帯状部材が、巻き付け強度を調節可能に構成されている、
請求項2に記載の健康増進具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着者の健康を増進するための健康増進具に関し、特に装着者の手指に対して刺激を与えることにより健康を増進する健康増進具に関する。
【背景技術】
【0002】
人体の特定の部位に対して刺激を与えることによってマッサージ効果を得るマッサージ機等の各種の健康増進具が従来提案されている。例えば、特許文献1には、基台の上に腕指圧機構、腕マッサージ機構、手のひらマッサージ機構及び指間マッサージ機構を設けると共に、駆動源であるモータ及び駆動力伝達手段を備える腕専用の多機能マッサージ機が開示されている。このマッサージ機の場合、前腕の指圧、並びに、腕、手及び指間のマッサージを一台で行うことができ、しかも一つのモータで複数の機構を動作させることができるため、省スペース化を図ることできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−110524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、上記の従来のマッサージ機の場合、一台で多くの部位に対して刺激を与えることができるものの、それらの各部位のそれぞれに対してマッサージ機構等を設けているために、高コスト化を招くという問題がある。また、この従来のマッサージ機の場合、駆動源を必要とするため、大幅な省スペース化を実現することが困難であるという問題もある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、従来に比して大幅な低コスト化及びコンパクト化を図ることができる健康増進具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の健康増進具は、伸縮性を有し、装着者の手の皮膚に密着可能なように構成された手収納部と、弾性体で構成され、拳を握った状態の前記装着者の手が前記手収納部の一端から挿入されて当該手収納部に収納された場合に、当該手収納部のうち当該装着者の少なくとも親指以外の手指の中手指節間関節の皮膚に密着している部分に当接して押圧する当接部とを備え、前記当接部が前記密着している部分に当接して押圧している状態で、前記手収納部の他端が前記装着者の手から離反する方向に引っ張られることによって、当該密着している部分に対して刺激を与えるように構成されている。
【0007】
上記態様において、前記当接部が、前記手収納部に巻き付け可能な帯状部材で構成されていてもよい。
【0008】
また、上記態様において、前記帯状部材が、巻き付け強度を調節可能に構成されていてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、従来に比して簡易な構成で装着者に対して効果的な刺激を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施の形態1の健康増進具の構成を示す斜視図。
図2】実施の形態1の健康増進具が装着者に装着された状態を示す側面図。
図3】実施の形態1の健康増進具が装着者に装着された状態を示す斜視図。
図4】実施の形態2の健康増進具の構成を示す斜視図。
図5】実施の形態2の健康増進具が装着者に装着された状態を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
【0014】
(実施の形態1)
[健康増進具の構成]
図1は、実施の形態1の健康増進具の構成を示す斜視図である。また、図2及び図3はそれぞれ、この健康増進具が装着者に装着された状態を示す側面図及び斜視図である。これらの図1乃至図3に示すとおり、本実施の形態の健康増進具1は、先端に向かうにしたがって直径が小さくなり、先端が閉塞された円錐形状の手収納部10と、その手収納部10の後端の外周縁に取り付けられた環状の固定部11と、手収納部10に対してその周方向に巻き付け可能な細長帯状のバンド12と、手収納部10と装着者の手の皮膚との密着面積を調節するための調節部13と、手収納部10の先端に取り付けられた把持部14とを備えている。
【0015】
手収納部10は、伸縮性を有する布製の生地で構成されており、図2及び図3に示すとおり、拳を握った状態の装着者の手が手収納部10に収納された場合にその手の皮膚に密着可能となっている。なお、本実施の形態ではこのように手収納部10が布製の生地で構成されているが、伸縮性を有しており且つ装着者の手の皮膚に密着可能な素材であればその他のもので構成されていてもよい。例えば、伸縮性を有するゴム製の生地又はキネシオテープ等で手収納部10が構成されていてもよい。手収納部10を構成する素材としては、特に、装着された後に皮膚をある程度押圧するようなもの、皮膚に密着した状態を維持することが可能な滑りにくいもの、及び伸縮率が比較的高いもの等が好ましい。
【0016】
固定部11は、ゴム等の伸縮性を有する弾性体からなる環状部材で構成されており、健康増進具1が装着者に装着された場合に滑り止めとして機能する。より詳細に説明すると、固定部11は、その内周が装着者の手首付近の周囲よりも小さくなっており、健康増進具1が使用者に装着された場合に、その手首付近を押圧することによって、手収納部10の後端部分を当該手首付近からずれないように固定する。このようにして手収納部10の後端部分が装着者の手首付近に固定されることにより、装着された健康増進具1の位置ずれが防止される。
【0017】
バンド12は、ゴム等の伸縮性を有する弾性体からなる細長帯状の部材で構成されており、手収納部10の外周の2倍程度の長さを有している。このバンド12の下端は手収納部10の中央部よりも後端よりの位置に縫い付けられて固定されている。このバンド12の縫い付け位置は、バンド12が手収納部10の外周に巻き付けられたときに、手収納部10のうちの装着者の手指の中手指節間関節に密着している部分にバンド12が当接することができるように設定される。
【0018】
バンド12の上端には、面ファスナーのフック部が形成された矩形状のバンド固定部12aが取り付けられている。他方、バンド12の表面の全面には面ファスナーのループ部が設けられている。バンド12が手収納部10の周方向に巻き付けられた場合、バンド固定部12aのフック部とバンド12の表面に設けられたループ部とが係合することにより、バンド12が手収納部10の外周面に当接されて固定される。
【0019】
上述したように、本実施の形態の場合、面ファスナーのループ部がバンド12の表面の全面に設けられているため、バンド固定部12aをバンド12における任意の位置に固定することができる。また、バンド12は伸縮性を有しているため、バンド固定部12aが固定される位置を変動させることによって、手収納部10に対する巻き付け強度を調節することができる。すなわち、巻き付け強度を高めるためにはバンド12をより伸ばした状態で手収納部10に巻き付けてバンド12の表面にバンド固定部12aを固定し、巻き付け強度を低下させるためにはバンド12をより緩めた状態で手収納部10に巻き付けて固定する。このようにバンド12の巻き付け強度を調節することによって、装着者の手に対する押圧強度を調節することができる。
【0020】
調節部13は、貫通孔を有する木製又は合成樹脂製等の筒状部材で構成されている。この調節部13の貫通孔には、手収納部10が遊挿されており、当該調節部13を手収納部10の長さ方向に沿って移動させることによって、手収納部10に収納されている装着者の手と調節部13との間の距離を変化させることができる。調節部13を当該装着者の手から離反する方向へ移動させることによって両者間の距離を長くした場合、手収納部10のうち装着者の手の中手指節関節から先の部分に接していた部分が上方に緩んでくる。そのため、装着者の手の中手指節関節から先の部分と手収納部10との密着面積が小さくなる。この状態において、調節部13を装着者の手に近接する方向へ移動させることにより両者間の距離を短くすると、手収納部10の緩んでいた部分が下方に下がり、装着者の手の中手指節関節から先の部分と手収納部10との密着面積が大きくなる。このように、調節部13を手収納部10の長さ方向に沿って移動させることにより、手収納部10に収納されている装着者の手と調節部13との間の距離を変化させ、その結果、手収納部10と装着者の手の皮膚との密着面積を調節することができる。
【0021】
把持部14は、布製の環状部材であって、手収納部10の先端に縫い付けて取り付けられている。一方の手に健康増進具1を装着した装着者は、把持部14の環状部分に他方の手の指を挿通した上で当該把持部14を把持して引っ張ることによって、手収納部10の先端部分を当該一方の手から離反させる。この場合、手収納部10に収納されている側の手の指の中手指節間関節部分が手収納部10によって押圧されるため、より強い刺激を受けることになる。
【0022】
[健康増進具の使用方法]
以下、上述したように構成された本実施の形態の健康増進具1の使用方法について説明する。
装着者はまず、拳を握った手を収納できる空間を形成するために、調節部13を手収納部10の先端側に位置させる。その後、装着者は、拳を握った状態で手収納部10の後端側から手を挿入し、固定部11が手首付近に位置するように調整する。これにより、手収納部10を手首付近の部位において固定することができるため、その後把持部14によって、手収納部10に収納されている手から離反する方向に手収納部10の先端部分が引っ張られたとしても、位置ずれが起きるのを防止することができる。これにより、手収納部10が装着者の拳を覆う状態を維持することができる。
【0023】
次に、装着者は、調節部13を移動させることにより、手収納部10と収納されている手の皮膚との密着面積を調節する。この場合、密着面積を大きくするためには調節部13を手収納部10に収納されている手に近接する方向に移動させ、密着面積を小さくするためには同じく離反する方向に移動させる。装着者の手のうち、手収納部10と密着している部位の皮膚に対しては、手収納部10によって押圧される力が加わる。そのため、この密着面積を大きくするほど、手収納部10に収納されている手の皮膚に対して多くの刺激が与えられることになる。
【0024】
次に、装着者は、手収納部10に収納されていない側の手でバンド12を把持し、手収納部10のうち、収納されている側の手指の中手指節間関節の皮膚に密着している部分に当接するように、バンド12を手収納部10の外周に巻き付けて、バンド固定部12aにより固定する。これにより、装着者の手指の中手指節間関節部分に対してより強い刺激を与えることができる。なお、この場合、すべての手指の中手指節間関節に密着している部分にバンド12を当接するようにしてもよく、また、親指以外の手指の中手指節間関節に密着している部分に当接するようにしてもよい。
【0025】
上記のようにして健康増進具1の装着がなされた結果、図2及び図3に示すように、拳を握った状態の装着者の手が手収納部10に収納され、その皮膚の多くの部分が手収納部10に密着した状態となる。この状態において、装着者は、手収納部10に収納されていない側の手で把持部14を把持し、収納されている手から離反する方向に当該把持部14を引っ張る。これにより、手収納部10に収納されている手指の中手指節間関節部分が押圧されるため、当該部分に対してより強い刺激を与えることができる。なお、このように把持部14が引っ張られた後に、調節部13を手収納部10に収納されている手に近接する方向に移動させると、その手指の中手指節間関節部分がより一層押圧され、高いマッサージ効果を得ることができる。
【0026】
皮膚及び腱には、わずかではあるものの抵抗・緊張が生じている場合がある。これは、そのときの体の状況が反映されているものと考えられる。このような皮膚及び腱の抵抗・緊張を適切に捉えて、それに応じた力・時間・方向で刺激を与えることにより、新陳代謝を高めたり、内臓機能に変化をもたらせたりすることができることが知られている。従来、このような皮膚及び腱への刺激は手技療法により行われているため、豊富な知識及び経験を有する専門家を要していた。健康増進具1の場合、これを装着するのみで装着者の手の皮膚及び腱に対して適度な刺激を与えることが可能であるため、上記のような効果を発生させることができ、装着者の健康の増進に寄与することができる。なお、装着者の手の皮膚に手収納部10が密着した状態の場合、装着してからしばらくすると、その皮膚の抵抗・緊張が緩み、皮膚のシワ・弛み等を抑制することができる。そのような状態において、バンド12による押圧によって当該皮膚にさらなる力が加えられたり、把持部14が引っ張られることによって同様に力が加えられたりすることによって、上記の効果をより一層高めることができる。
【0027】
本実施の形態の場合、バンド12によって手指の中手指節間関節部分が他の箇所よりも強く押圧される。これにより、当該関節の腱に対して刺激が与えられることになる。腱に対して刺激が与えられると筋肉の弛緩が促されるため、手収納部10の押圧によって装着者の手に対して与えられる刺激を、より効果的なものにすることができる。
【0028】
(実施の形態2)
[健康増進具の構成]
図4は、実施の形態2の健康増進具の構成を示す斜視図である。また、図5は、この健康増進具が装着者に装着された状態を示す側面図である。図4及び図5に示すとおり、本実施の形態の健康増進具2は、実施の形態1の健康増進具1の場合と同様に構成された手収納部20、固定部21、調節部23及び把持部24を備えている。他方、バンド22は、実施の形態1におけるバンド12とは異なり、環状の細長帯状部材であって、その内周面が手収納部20の外周面に当接されて固定されている。このバンド22は、装着者の手が手収納部20に収納されて固定部21によりその手首付近で手収納部20の後端部分が固定された場合に、その装着者の手指の中手指節間関節部分を覆う位置に設けられている。バンド22は、実施の形態1におけるバンド12の場合と同様にゴム等の伸縮性を有する弾性体で構成されているため、健康増進具2が装着者に装着された場合、その装着者の手指の中手指節間関節部分に対してより強い刺激を与えることになる。
【0029】
[健康増進具の使用方法]
次に、上述したように構成された本実施の形態の健康増進具2の使用方法について説明する。
装着者は、実施の形態1の場合と同様にして、拳を握った状態で手収納部20の後端側から手を挿入し、固定部21が手首付近に位置するように調整する。このとき、バンド22が装着者の手指の中手指節間関節部分を覆うように、その位置が調整される。そのため、バンド22による押圧によって、当該中手指節間関節部分に対してより強い刺激が与え螺得られることになる。その後、装着者は、実施の形態1の場合と同様に、調節部13を適宜移動させることにより、手収納部20と装着者の手の皮膚との密着面積を調節する。
【0030】
上述したようにして健康増進具2の装着がなされた後、装着者は、実施の形態1の場合と同様に、手収納部20に収納されていない側の手で把持部24を把持し、収納されている側の手から離反する方向に当該把持部24を引っ張る。これにより、手収納部20に収納されている手指の中手指節間関節部分が押圧されるため、当該部分に対してより強い刺激を与えることができる。
【0031】
以上のとおり、本実施の形態においても、実施の形態1の場合と同様に、装着者の手の皮膚に対して刺激を与えることができる。そのため、新陳代謝を高めたり、内臓機能に変化をもたらしたり等の効果を得ることができる。
【0032】
(その他の実施の形態)
上述した各実施の形態では、手収納部の後端部分に取り付けられている固定部が環状の部材で構成されているが、その他の部材を用いることも可能である。例えば、この固定部が、実施の形態1の健康増進具1が備えるバンド12と同様の細長帯状の部材で構成されていてもよい。この場合、固定部が、手収納部の後端部分の外周に巻き付けられることによって、当該後端部分が装着者の手首付近からずれないように固定されることになる。
【0033】
上述したとおり、実施の形態1ではバンド12の長さが手収納部10の外周の2倍程度であるが、これに限定されるわけではないことは勿論であり、バンド12の伸縮率等に応じて適宜の長さとすることができる。また、このバンド12は面ファスナーによって手収納部10に取り付けられるが、その他の係止手段(例えば、ピン及びボタン等)を用いて取り付けられるような構成であってもよい。その場合でも、取り付けられる位置を手収納部10の周方向に沿って複数設けること等によって、バンド12の巻き付け強度を調節可能とすることができる。
【0034】
また、上述した各実施の形態では、調節部が貫通孔を有する筒状部材で構成されているが、手収納部と装着者の手の皮膚との密着面積を調節することができるものであれば、これ以外の構成とすることも可能である。
【0035】
また、上述した各実施の形態では、把持部が環状部材で構成されているが、装着者が手収納部に収納されていない側の手で把持できるものであれば、これ以外の構成とすることも可能である。例えば、把持できるサイズの球状の部材等で把持部が構成されていてもよい。なお、手収納部の先端部が把持部として機能してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の健康増進具は、装着者の手の皮膚に対して刺激を与える健康増進具などとして有用である。
【符号の説明】
【0037】
1,2 健康増進具
10,20 手収納部
11,21 固定部
12,22 バンド
12a バンド固定部
13,23 調節部
14,24 把持部
図1
図2
図3
図4
図5