【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成26年度、文部科学省、学習上の支援機器等教材開発支援事業に係る委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
テキストデータ及び該テキストデータを読み上げてなる音声データを含むデジタルコンテンツのテキストデータを表示する端末表示部と、デジタルコンテンツの音声データを音声出力する音声出力部と、前記端末表示部及び前記音声出力部によって再生されたデジタルコンテンツのフレーズごとに、少なくとも該フレーズのID情報及び該フレーズの再生開始時間を再生ログデータとして記憶する再生ログデータ記憶部と、該再生ログデータ記憶部に記憶された再生ログデータを送信する送信部と、を有する1又は複数の端末装置と、
各前記端末装置から送信された再生ログデータを受信する受信部と、該受信部によって受信された各前記端末装置の再生ログデータをデジタルコンテンツのフレーズごとに再生回数に変換するデータ変換部と、サーバ表示部と、前記データ変換部によって変換されたデジタルコンテンツのフレーズごとの再生回数に基づいて、デジタルコンテンツの各フレーズにおける文字の設定を再生回数ごとに異ならせたデジタルコンテンツを前記サーバ表示部に表示させるように制御する表示制御部と、を有するサーバ装置とを具備することを特徴とする教育支援システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
学習者が学習用デジタルコンテンツを再生して学習を行う場合、学習者を指導する指導者側で、学習履歴を俯瞰して把握する必要性がある。
また、学習者自身も、学習履歴を俯瞰して把握することで自身の読解力の把握をしやすい。
【0006】
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、指導者及び学習者自身が、学習履歴を俯瞰して把握することができる教育支援システム及び端末装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる教育支援システムによれば、テキストデータ及び該テキストデータを読み上げてなる音声データを含むデジタルコンテンツのテキストデータを表示する端末表示部と、デジタルコンテンツの音声データを音声出力する音声出力部と、前記端末表示部及び前記音声出力部によって再生されたデジタルコンテンツのフレーズごとに、少なくとも該フレーズのID情報及び該フレーズの再生開始時間を再生ログデータとして記憶する再生ログデータ記憶部と、該再生ログデータ記憶部に記憶された再生ログデータを送信する送信部と、を有する1又は複数の端末装置と、各前記端末装置から送信された再生ログデータを受信する受信部と、該受信部によって受信された各前記端末装置の再生ログデータをデジタルコンテンツのフレーズごとに再生回数に変換するデータ変換部と、サーバ表示部と、前記データ変換部によって変換されたデジタルコンテンツのフレーズごとの再生回数に基づいて、デジタルコンテンツの各フレーズにおける文字の設定を再生回数ごとに異ならせたデジタルコンテンツを前記サーバ表示部に表示させるように制御する表示制御部と、を有するサーバ装置と、を具備することを特徴としている。
この構成を採用することによって、指導者側でデジタルコンテンツの各フレーズのうち、再生回数の少ない箇所、多い箇所が一目で把握できるため、学習履歴を俯瞰して把握することができる。なお、本明細書中でいう「文字の設定」とは、文字の背景色、文字の大きさ、フォント、色、アンダーライン、影付き、等が含まれる概念である。
また、フレーズとは、送りや戻し操作の最小単位である。
【0008】
また、前記表示制御部は、デジタルコンテンツの各フレーズにおける文字の背景色を再生回数ごとに異ならせたデジタルコンテンツを前記サーバ表示部に表示させるように制御することを特徴としてもよい。
文字の背景色を再生回数ごとに異ならせるようにすれば、例えば文字の色を変更したり、アンダーラインを引いたり、あるいは文字の大きさを変える場合よりも、フレーズごとの再生回数の違いを容易に把握することができる。
【0009】
また、前記再生ログデータ記憶部に、同一のデジタルコンテンツに対して再生日時が異なる1又は複数の再生ログデータが記憶されている場合、前記表示制御部は、操作者が同一のデジタルコンテンツに対して再生日時が異なる1又は複数の再生ログデータに対して再生日時の範囲を指定又はデジタルコンテンツのフレーズ範囲を指定した時に、指定された範囲の再生ログデータにおける再生回数を加算し、デジタルコンテンツの各フレーズにおける文字の設定を再生回数ごとに異ならせたデジタルコンテンツを前記サーバ表示部に表示させるように制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、所定の期間内における学習履歴又は特定のフレーズにおける学習履歴を俯瞰して把握することができる。
【0010】
また、前記表示制御部は、デジタルコンテンツの各フレーズにおける文字の設定を再生回数ごとに異ならせたデジタルコンテンツをブラウザによって前記サーバ表示部に表示させることを特徴としてもよい。
このように、通常のパソコン等に装備されているブラウザで表示できるようにすれば、表示のために新たなソフトウェア等を導入することが無く簡易に表示が行える。
【0011】
本発明にかかる端末装置によれば、テキストデータ及び該テキストデータを読み上げてなる音声データを含むデジタルコンテンツのテキストデータを表示する表示部と、デジタルコンテンツの音声データを音声出力する音声出力部と、
前記表示部及び前記音声出力部によって再生されたデジタルコンテンツのフレーズごとに、少なくとも該フレーズのID情報及び該フレーズの再生開始時間を再生ログデータとして記憶する再生ログデータ記憶部と、該再生ログデータ記憶部の再生ログデータをデジタルコンテンツのフレーズごとに再生回数に変換するデータ変換部と、前記データ変換部によって変換されたデジタルコンテンツのフレーズごとの再生回数に基づいて、デジタルコンテンツの各フレーズにおける文字の設定を再生回数ごとに異ならせたデジタルコンテンツを前記表示部に表示させるように制御する表示制御部と、を具備することを特徴としている。
この構成を採用することによって、学習者側でデジタルコンテンツの各フレーズのうち、再生回数の少ない箇所、多い箇所が一目で把握できるため、学習履歴を俯瞰して把握することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、学習履歴を俯瞰して把握することができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明にかかる教育支援システムの全体構成を
図1に示す。
教育支援システム20は、1又は複数のサーバ装置30と、1又は複数の端末装置40とを備えている。
図1では、1台のサーバ装置30に、複数の端末装置40がインターネット等のネットワーク21を介して接続されているところを示している。
【0015】
教育支援システム20は、学習者一人一人が少なくとも1台の端末装置40を所有しているものであり、各端末装置40において学習用デジタルコンテンツをサーバ装置30からダウンロードして各学習者が学習用デジタルコンテンツを視聴するものである。学習用デジタルコンテンツとしては、DAISY規格による電子図書を採用している。学習者が端末装置40を操作して学習用デジタルコンテンツを再生することで、学習用デジタルコンテンツの文章部分が端末装置に表示されるとともに表示された文章部分に対応する音声データを端末装置が読み上げるように動作する。
また、サーバ装置30は、学習者の指導者又は教師など、学習者を束ねる立場にある者が操作可能とするものである。
【0016】
端末装置40の構成を示す
図2に基づいて、端末装置40について説明をする。
端末装置40は、インターネットに接続可能な携帯端末であるタブレット端末(スレート型PC)を採用することができる。
端末装置40は、タッチパネルを採用した表示部41と、インターネットに接続するためのインターフェース部42と、CPU及びメモリ等から構成される制御部44と、音声を出力するスピーカ47とを備えている。なお、特許請求の範囲の端末表示部は、上記の表示部41が該当する。また、特許請求の範囲の音声出力部は、上記のスピーカ47が該当する。
【0017】
端末装置40は、サーバ装置30に記憶されているデジタルコンテンツを再生する再生ソフトウェアAを備えている。再生ソフトウェアは、サーバ装置30からダウンロードしたデジタルコンテンツを再生可能(ダウンロードしながら再生するストリーミング再生を含む)な機能を有するプログラムから構成されている。再生ソフトウェアAは、半導体メモリなどの記憶部46に記憶されており、制御部44が再生ソフトウェアAを読み出して実行することでデジタルコンテンツの再生が行われる。
【0018】
端末装置40は、少なくとも文字書式、文字の色、及び音声出力条件を含む再生時設定情報を設定することができる。この再生時設定情報に基づいてデジタルコンテンツの再生が行われる。再生時設定情報として、さらに具体的には、文字の書体、文字の大きさ、音声再生速度などを挙げることができる。
【0019】
端末装置40は、再生時設定情報を端末装置40の操作者(学習者)によって設定可能であって、設定された条件でデジタルコンテンツの表示及び音声出力を実行させる再生条件設定部49を有している。
なお、再生条件設定部49は、端末装置40の操作者(学習者)だけでなく、サーバ装置30からも操作可能に設けられている。すなわち、サーバ装置30の操作者(指導者)によって、各学習者に適した再生時の設定を行うことができ、学習効果を上げることができる。
【0020】
本実施形態におけるデジタルコンテンツは、電子図書であるとする。電子図書の規格としては、デジタル録音図書であるDAISY規格などが代表的である。
DAISY規格の電子図書データは、smil(Synchronized Multimedia Integration Language)ファイルと、見出し情報が記述されたnccファイル又はncxファイルと、表示部41に表示可能なテキストデータを記述したhtmlファイル又はxmlファイルと、テキストデータを読み上げた音声データファイルとを備えている。
【0021】
smilファイルは、マークアップ言語の一種であり、htmlファイル又はxmlファイル内の各フレーズの表示する順番と、各フレーズに対応する音声データファイルの再生開始・終了時間が記述されている。
【0022】
端末装置40において、制御部44が再生ソフトウェアAを実行すると、所定のデジタルコンテンツのフレーズごとにテキストデータが表示部41に表示される。また、端末装置の操作者(学習者)が後述する再生ボタン50をタップすることにより、表示部41に表示されているテキストデータに該当する部分の音声データファイルがテキストデータと同期してスピーカ47から音声出力される。
【0023】
再生ソフトウェアAの実行に伴い、端末装置40の表示部41には、例えば
図3に示すような画面が表示される。
この図に示す例では、右から左方向にデジタルコンテンツ中の文章の一部が表示されている。また、文章の下部には、再生ボタン50、早送りボタン52、巻き戻しボタン54、次ページボタン56、前ページボタン58が表示されている。
【0024】
表示部41は、タッチパネルであるので、操作者(学習者)が、上記の再生ボタン50、早送りボタン52、巻き戻しボタン54、次ページボタン56、前ページボタン58のいずれか、または聞きたいフレーズを直接タップすることによって、再生ソフトウェアAは各動作を実行する。
【0025】
例えば、操作者(学習者)が再生ボタン50をタップすると、再生ソフトウェアAは表示部41に表示されている文章に対応する音声データファイルを再生する。
音声データファイルの再生が終了すると、操作者(学習者)は、理解が進まなかった場合は、巻き戻しボタン54をタップすることによって、もう一度同じフレーズを再生できる。
また、次のページに進む場合には、次ページボタン56をタップすることで、再生ソフトウェアは、次のフレーズの文章を表示部41に表示させる。
【0026】
音声データファイルの再生が行われると、1つのフレーズごとのフレーズのID情報と再生開始時間が再生ログデータとして記憶部46に記憶される。なお、その他に再生ログデータとしては、日時、端末装置40において操作された操作情報(再生ボタンや停止ボタンなどの操作)、再生情報(フレーズの内容)、サーバ装置30からの設定値変更情報などを含むデータ等も含む。
【0027】
再生ソフトウェアは、ピンチイン及びピンチアウトについても対応可能である。操作者(学習者)がピンチインをすると、再生ソフトウェアが表示部41に表示されている各文字を縮小し、さらに多くの文字を表示させる。したがって、1画面当たりにおける表示文字数が増加することとなる。
一方、操作者(学習者)がピンチアウトをすると、再生ソフトウェアが表示部41に表示されている各文字を拡大し、表示されている文字数を減らす。したがって、1画面当たりにおける表示文字数が減少することとなる。
【0028】
ピンチイン又はピンチアウトすることに伴って、1画面ごとの再生時間も異なってくるが、再生ログデータとしては、1つのフレーズ単位で再生時間とともに画面に表示されている先頭のフレーズと最後のフレーズもログとして記憶することで、ピンチイン又はピンチアウトの操作を記録することができる。同様に、スクロールの操作も記録することができる。
【0029】
記憶部46に記憶された再生ログデータは、1つの学習用デジタルコンテンツの再生が終了したのちに、まとめてサーバ装置30へ送信される。再生ログデータの送信タイミングとしては、再生ソフトウェアAが再生終了のタイミングで送信を行えばよい。
ただし、再生ログデータのサーバ装置30への送信は、1つフレーズにおける再生時間の検出が終了する都度、フレーズごとの再生ログデータを送信してもよい。
【0030】
次に、サーバ装置30の構成を
図4に示す。
サーバ装置30は一般的なコンピュータ(PC)を採用することができる。サーバ装置30は、HDD等から構成される記憶部60と、インターネットに接続するためのインターフェース部62と、CPU及びメモリ等から構成される制御部64と、モニタ等で構成される表示部63と、マウス及びキーボード等を含む入力部65とを備えている。
【0031】
なお、特許請求の範囲のサーバ表示部は、上記の表示部63が該当し、特許請求の範囲の受信部は、上記のインターフェース部62が該当し、特許請求の範囲の表示制御部は、上記の制御部64が後述する表示ソフトウェアを実行することで実現される。
【0032】
サーバ装置30では、各端末装置40から送信されてきた再生ログデータをインターフェース部62で受信し、記憶部60に記憶している。
サーバ装置30の制御部64は、記憶部60に記憶されている再生ログデータ(少なくともフレーズごとのID情報及びフレーズごとの再生開始時間を含む)を、フレーズごとの再生回数に変換する。したがって、本実施形態の制御部64が、特許請求の範囲でいうデータ変換部に該当する。
【0033】
ここで、再生ログデータの構成を
図5に示す。
各端末装置40にて生成される再生ログデータは、何らかの操作ボタンが操作された日時、操作の内容、端末装置40の状態、タイトル名、再生ファイル名、フレーズID、該当フレーズのテキストデータが含まれている。
制御部64は、上記のような再生ログデータから、フレーズごとのファイル名に関して同じファイル名がいくつ存在するかに基づいて、各フレーズの再生回数を算出する。
【0034】
そして、制御部64は、再生ログデータから算出された、各フレーズの再生回数に基づき、記憶部60に記憶されているデジタルコンテンツの文字の設定を変更して表示部63に、文字の設定を変更したデジタルコンテンツを表示させる。再生回数に応じて文字の設定を変更したデジタルコンテンツの表示は、表示ソフトウェアBが実行する。本実施形態の制御部64が、特許請求の範囲でいう表示制御部に該当する。
【0035】
図6に、表示部に表示されるデジタルコンテンツの一例を示す。
図6に示す例の場合、制御部64は、記憶部60から読み出したデジタルコンテンツの文字の背景色を再生回数ごとに変更して、変更後のデジタルコンテンツを表示部41に表示させている。
【0036】
図6の例では、再生回数0回、1回、2回、3回、4回以上の5段階に分け、制御部64は再生回数0回のフレーズは背景色無し、1回〜4回では再生回数が多くなるにしたがって背景色が薄い色から濃い色になるように設定している。
なお、再生回数4回以上の場合は、背景色がきわめて濃くなるため文字の方を白色にして、文字が背景色で目立なくなって読めなくなることを防止している。
【0037】
なお、表示ソフトウェアBとしては、ブラウザを用いるとよい。ブラウザを用いることにより、記憶部60にはデジタルコンテンツをhtmlやxml等のマークアップ言語で記憶させておく必要がある。
制御部64は、算出した各フレーズにおける背景色を変更する際には、デジタルコンテンツを記述したマークアップ言語において該当箇所のタグを変更することにより背景色を変更することができる。
このように、表示ソフトウェアBをブラウザにすることにより、通常のパソコン等にあらかじめ搭載されている場合も多く、またデジタルコンテンツの文字の設定変更を容易に行うことができる。
【0038】
なお、
図6の例では、制御部64は、再生回数が多くなるにしたがって、該当フレーズの文字の背景色を薄い色から濃い色にするように変更したが、制御部64は、再生回数が多くなるにしたがって、該当フレーズの文字の背景色を暖色から寒色となるように変更するようにしてもよい。このように背景色を変更しても再生回数の識別が容易となる。
また、制御部64は、文字の背景色を同じ系統色の濃淡で変更しつつ、且つ別の系統の色をいずれかの再生回数のフレーズの背景色に採用してもよい。
【0039】
さらに、再生回数に基づく各フレーズにおける文字の設定変更は、背景色を変更するものには限定されない。
例えば、制御部64は、文字の大きさを変更してもよい。この場合、再生回数が多くなるにしたがって文字が大きくなるように変更すればよい。
また、制御部64は、文字自体の色を変更してもよい。この場合、再生回数が多くなるにしたがって文字の色を濃くする、あるいは暖色系から寒色系にするといった変更が考えられる。
【0040】
なお、上述してきた再生回数によるデジタルコンテンツの文字の設定の変更は、1つの再生ログデータに基づくものではなく、複数の再生ログデータにおける再生回数を総合したものを基準にしてもよい。
すなわち、同じ単元を複数回学習した場合には、複数の再生ログデータが生成されるが、複数回学習した結果をまとめた再生回数によって単元全体の学習履歴を俯瞰して把握することができる。
なお、同じ単元を複数回学習した場合であっても、これらを総合した再生回数ではなく、複数回の中からいずれか1又は複数の再生ログデータを選択してデジタルコンテンツの文字の設定を変更してもよい。
【0041】
1又は複数の再生ログデータが生成されている場合に、制御部64は操作者によって指定された範囲(例えば、日時やフレーズ)を選択し、1又は複数の再生ログデータのうち選択された箇所の再生回数を加算し、この加算された再生回数に基づいて文字の設定を変更してもよい。
上述のように、日時の範囲を指定して再生ログデータの再生回数を加算し、これに基づいて文字の設定を変更することで、所定の期間内における学習履歴を俯瞰して把握することができる。また、フレーズを選択して再生ログデータの選択されたフレーズの再生回数を加算し、これに基づいて文字の設定を変更することで、特定のフレーズにおける学習履歴を俯瞰して把握することができる。
【0042】
次に、端末装置40自体が、
図6のような表示を行う例について説明する。
この場合の端末装置40の構成を
図7に示す。なお、上述した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
【0043】
端末装置40の制御部44は、記憶部46に記憶されている再生ログデータから、フレーズごとのファイル名に関して同じファイル名がいくつ存在するかに基づいて、各フレーズの再生回数を算出する。
【0044】
そして、制御部44は、再生ログデータから算出された、各フレーズの再生回数に基づき、記憶部46に記憶されているデジタルコンテンツの文字の設定を変更して表示部41に、文字の設定を変更したデジタルコンテンツを表示させる。再生回数に応じて文字の設定を変更したデジタルコンテンツの表示は、表示ソフトウェアBが実行し、
図6に示した内容と同一の内容が表示される。本実施形態の制御部44が、特許請求の範囲でいう表示制御部に該当する。
【0045】
なお、表示ソフトウェアBとしては、ブラウザを用いるとよい。ブラウザを用いることにより、記憶部46にはデジタルコンテンツをhtmlやxml等のマークアップ言語で記憶させておく必要がある。
制御部44は、算出した各フレーズにおける背景色を変更する際には、該当箇所のタグを変更することにより背景色を変更することができる。
このように、表示ソフトウェアBをブラウザにすることにより、通常のタブレット等にあらかじめ搭載されている場合も多く、またデジタルコンテンツの文字の設定変更を容易に行うことができる。
【0046】
また、端末装置40においても、再生回数によるデジタルコンテンツの文字の設定の変更は、1つの再生ログデータに基づくものではなく、複数の再生ログデータにおける再生回数を総合したものを基準にしてもよい。
すなわち、同じ単元を複数回学習した場合には、複数の再生ログデータが生成されるが、複数回学習した結果をまとめた再生回数によって単元全体の学習履歴を俯瞰して把握することができる。
なお、同じ単元を複数回学習した場合であっても、これらを総合した再生回数ではなく、複数回の中からいずれか1又は複数の再生ログデータを選択してデジタルコンテンツの文字の設定を変更してもよい。
【0047】
このように1又は複数の再生ログデータが生成されている場合に、制御部44は操作者によって指定された範囲(例えば、日時やフレーズ)を選択し、再生ログデータのうち選択された箇所の再生回数を加算し、この加算された再生回数に基づいて文字の設定を変更してもよい。
【0048】
なお、上述してきた実施形態は、録音された音声データを再生するものについて説明してきた。しかし、録音された音声データが無く、テキストデータを音声データに変換するTTS(text to speech)システムを採用することも可能である。ただし、TTSシステムを採用する場合、端末装置40においてTTS機能を備えた制御部を設けることが必要となる。
【0049】
以上本発明につき好適な実施形態を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。