【文献】
DATABASE PubChem[online]NCBI:8 Feb 2007(2007-02-08),XP002699639,Database Accession no.CID-13060464
【文献】
DATABASE PubChem[online]NCBI:5 Dec 2007(2007-12-05),XP002699640,Database Accession no.CID-20718876
【文献】
REGISTRY(STN)[online],2011.12.07[検索日 2017.01.17]CAS登録番号1349984-47-9,1348936-14-0,1347564-78-6,950644-91-4
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0006】
本発明は、MAP4K4の阻害によって哺乳類等の動物における血管新生を抑制するための方法を提供する。
【0007】
一態様において、本発明は式(I):
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関するものであり、式中、A、R
1、R
2、及びR
3は本明細書中に定義されている。式(I)の化合物はMAP4K4阻害剤として有用であり得る。
【0008】
本発明の別の態様では、式(I)の化合物及び薬学的に許容される担体、流動促進剤、希釈剤又は賦形剤を含む薬学的組成物を提供する。
【0009】
本発明の別の態様では、癌治療のための薬剤製造における式(I)の化合物の使用を提供する。
【0010】
本発明はまた、哺乳動物細胞、生物体、又は癌など関連する病的状態のインビトロ、インサイチュ、及びインビボ診断もしくは治療のための式(I)の化合物の使用方法に関する。
【0011】
本発明はまた、式(I)の化合物、及び血管新生、細胞遊走、細胞増殖、細胞生存の阻害又は癌治療において本発明に従って本明細書中に記載させている化合物の使用に関する。
【0012】
本発明の別の態様では、式(I)の化合物をがん患者に投与することを含む疾病又は疾患の治療方法を提供する。
【0013】
がんの治療方法には、がんが、乳房、卵巣、子宮頸部、前立腺、睾丸、尿生殖路、食道、喉頭、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、胃、皮膚、角化棘細胞腫、肺、類表皮癌、大細胞癌、非小細胞肺癌(NSCLC)、小細胞癌、肺腺癌、骨、結腸、腺腫、膵臓、腺癌、甲状腺、濾胞腺癌、未分化癌、乳頭癌、セミノーマ、メラノーマ、肉腫、膀胱癌、肝臓癌及び胆汁通路、腎臓癌、膵臓癌、骨髄性疾患、リンパ腫、ヘアリー細胞、口腔、鼻咽頭、咽頭、唇、舌、口、小腸、結腸直腸、大腸、直腸、脳及び中枢神経系、ホジキン、白血病、気管支、甲状腺、肝臓及び肝内胆管、肝細胞癌、胃癌、神経膠腫/神経膠芽腫、子宮内膜癌、黒色腫、腎臓及び腎盂、膀胱、子宮体、子宮頸部、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、リンパ球性白血病、骨髄性白血病、口腔及び咽頭、非ホジキンリンパ腫、黒色腫、又は絨毛結腸腺腫に存在するがんを治療する方法が含まれる。
【0014】
本発明の別の態様では、式(I)の化合物を含む第一の薬学的組成物及び使用説明書を備える、MAP4K4の阻害によって調節される疾患の治療のためのキットを提供する。
【0015】
本発明の他の態様は次を含む:(i)MAP4K4酵素の活性化によって媒介される疾病、疾患もしくは障害を予防又は治療するための方法であって、そのような治療を必要とする被検体に有効量の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を、薬剤として使用するために遊離形もしくは薬学的に許容される塩形で、本明細書に記載の任意の方法によって投与することを含む方法、(ii)とりわけ、一又は複数のMAP4K4媒介性疾患において、本明細書に記載の任意の方法で薬剤として使用するための、遊離形又は薬学的に許容される塩形の式(1)の化合物、(iii)とりわけ、一又は複数のMAP4K4媒介性疾患の治療において、式(1)の化合物を遊離形又は薬学的に許容される塩形で、本明細書に記載の任意の方法で使用すること、(iv)とりわけ、一又は複数のMAP4K4媒介性疾患の治療薬の製造のために、式(1)の化合物を遊離形又は薬学的に許容される塩形で、本明細書に記載の任意の方法で使用すること。
【0016】
本発明の特定の実施態様に関する言及がここで詳細になされる。その実施態様の例は、添付の構造及び式において示される。本発明は、多数の実施態様と組み合わせて記載されるが、本発明をそれらの実施態様に限定することは意図されない。むしろ、本発明は、全ての代替形、改変形、等価物を網羅することが意図され、これらは、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に包含され得る。当業者は、本明細書に記載の方法及び物質と類似もしくは等価である多くの方法及び物質を認識するであろうし、それらは本発明の実施に使用可能であろう。本発明は、記載されている方法及び物質に決して限定されない。一又は複数の引用文献、特許及び類似物質が、限定されないが、本願の用語の定義、用法、説明されている技術などと相違又は矛盾がある場合、本願が優先される。
【0017】
用語「C
1−C
12−アルコキシ」とは、C
1−C
12−アルキル基を指し、ここで本明細書で定義されているアルキルは、酸素原子を介して分子の残り又は別の基に結合している。アルコキシの具体例は、限定されないが、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、及び異なるブトキシ異性体、並びに本明細書に例示のR
1基が挙げられる。
【0018】
語句「(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ」とは、(C
1−C
12−アルキレニル)−C
1−C
12−アルコキシ、又はC
1−C
12−アルコキシ基のいずれをも指し、アルキレニルもアルコキシも本明細書に定義されている。
【0019】
本明細書中で使用される用語「アルキル」とは、1−12個の炭素原子(C
1−C
12)を有する一価の直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素基を指し、アルキル基は下記に記載の一又は複数の置換基で独立に置換されていてもよい。別の実施態様では、アルキル基は炭素原子数が1−8個の(C
1−C
8)、又は1−6個の(C
1−C
6)である。アルキル基の例としては、限定されないが、メチル(Me,−CH
3)、エチル(Et,−CH
2CH
3)、1−プロピル(n−Pr,n−プロピル、−CH
2CH
2CH
3)、2−プロピル(i−Pr,i−プロピル,−CH(CH
3)
2)、1−ブチル(n−Bu,n−ブチル,−CH
2CH
2CH
2CH
3)、2−メチル−1−プロピル(i−Bu,i−ブチル,−CH
2CH(CH
3)
2)、2−ブチル(s−Bu,s−ブチル,−CH(CH
3)CH
2CH
3)、2−メチル−2−プロピル(t−Bu,t−ブチル,−C(CH
3)
3)、1−ペンチル(n−ペンチル,−CH
2CH
2CH
2CH
2CH
3)、2−ペンチル(−CH(CH
3)CH
2CH
2CH
3)、3−ペンチル(−CH(CH
2CH
3)
2)、2−メチル−2−ブチル(−C(CH
3)
2CH
2CH
3)、3−メチル−2−ブチル(−CH(CH
3)CH(CH
3)
2)、3−メチル−1−ブチル(−CH
2CH
2CH(CH
3)
2)、2−メチル−1−ブチル(−CH
2CH(CH
3)CH
2CH
3)、1−ヘキシル(−CH
2CH
2CH
2CH
2CH
2CH
3)、2−ヘキシル(−CH(CH
3)CH
2CH
2CH
2CH
3)、3−ヘキシル(−CH(CH
2CH
3)(CH
2CH
2CH
3))、2−メチル−2−ペンチル(−C(CH
3)
2CH
2CH
2CH
3)、3−メチル−2−ペンチル(−CH(CH
3)CH(CH
3)CH
2CH
3)、4−メチル−2−ペンチル(−CH(CH
3)CH
2CH(CH
3)
2)、3−メチル−3−ペンチル(−C(CH
3)(CH
2CH
3)
2)、2−メチル−3−ペンチル(−CH(CH
2CH
3)CH(CH
3)
2)、2,3−ジメチル−2−ブチル(−C(CH
3)
2CH(CH
3)
2)、3,3−ジメチル−2−ブチル(−CH(CH
3)C(CH
3)
3,1−ヘプチル、1−オクチル、及び本明細書に例示のR
2基が挙げられる。
【0020】
本明細書で使用される用語「アルキレン」又は「アルキレニル」とは、1−12個の炭素原子(C
1−C
12)を有する二価の直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素基を指し、アルキレン基は下記に記載の一又は複数の置換基で独立に置換されていてもよい。別の実施態様では、アルキレン基は炭素原子数が1−8個の(C
1-−C
8)、又は1−6個の(C
1−C
6)である。アルキレン基の例としては、限定されないが、メチレン(−CH
2−)、エチレン(−CH
2CH
2−)、プロピレン(−CH
2CH
2CH
2−)、及び本明細書に例示のR
1基が挙げられる。
【0021】
「アリール」とは、親芳香族環系の単一の炭素原子から一つの水素原子を除去することによって誘導される、炭素原子6−20個の(C
1−C
20)を有する一価の芳香族炭化水素基、即ち、C
6−C
20−アリールを指す。一部のアリール基は、「Ar」として例示的な構造で表される。アリールには、飽和環、部分不飽和環、又は芳香族環状炭素と縮合した芳香族環を含む二環基が含まれる。典型的なアリール基としては、限定されないが、ベンゼン(フェニル)、置換ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ビフェニル、インデニル、インダニル、1,2−ジヒドロナフタレン、1,2,3,4−テトラヒドロナフチルなどから誘導される基が挙げられる。アリール基は、本明細書に記載の一又は複数の置換基で独立に置換されていてもよい。アリール基の更なる非限定的な例は、本明細書中のR
1の定義に見い出すことができる。
【0022】
本明細書で使用される「アリールオキシ」は−O−アリール基を指し、ここで、アリールは、本明細書中に定義されている通りである。−O−アリール基の非限定的な例としては、−O−フェニル基及び−O−ナフチル基が挙げられる。
【0023】
本明細書で使用される用語「シアノアルキル」とは本明細書で定義されているアルキル基を指し、一又は複数のシアノ基、例えば一つのシアノ基で置換されている。ある実施態様では、「シアノアルキル」はC
1−C
12−シアノアルキル基である。別の実施態様では、「シアノアルキル」はC
1−C
6−シアノアルキル基、例えばシアノメチル及びシアノエチルである。
【0024】
用語「炭素環」(carbocycle)、「カルボシクリル」(carbocyclyl)、「環状炭素」(carbocyclic ring)、及び「シクロアルキル」(cycloalkyl)とは、単環式環としては3から12個の炭素原子(C
3−C
12)二環式環としては7から12個の炭素原子を有する一価の非芳香族の飽和又は部分不飽和環を指す。7から12個の原子を有する二環式炭素環は、例えばビシクロ[4,5]、[5,5]、[5,6]又は[6,6]系として配置され得、9又は10個の環原子を有する二環式炭素環は、ビシクロ[5,6]又は[6,6]系として、或いは架橋系、例えば、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン及びビシクロ[3.2.2]ノナンとして配置されうる。単環式炭素環の例は、限定しないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペント−1−エニル、1−シクロペント−2−エニル、1−シクロペント−3−エニル、シクロヘキシル、1−シクロヘクス−1−エニル、1−シクロヘクス−2−エニル、1−シクロヘクス−3−エニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル、シクロドデシル、アダマンタニル、及び例示したR
2基を含む。
【0025】
用語「ハロ」とは、クロロ、ヨード、フルオロ、及びブロモを意味し、一実施態様では、ハロはフルオロ、クロロ、及びブロモであり、更に別の実施態様ではフルオロ及びクロロである。
【0026】
用語「ハロアルキル」は、アルキル基の水素原子の少なくとも一つが、ハロゲン原子、好ましくはフルオロ又はクロロ、最も好ましくはフルオロで置き換えられている、上で定義したアルキル基を指す。ハロアルキルの例としては、C
1−C
12−ハロアルキル基が挙げられ、限定されないが、一又は複数のCl、F、Br又はI原子で置換されている、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル又はn−ヘキシル、及び以下の実施例で具体的に説明されている基なども含む。好ましいハロアルキル基は、モノフルオロ−、ジフルオロ−又はトリフルオロ−メチル、−エチル又は−プロピル、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロメチル、トリフルオロメチルである。用語「C
1−C
12−ハロアルキル」は1−12の炭素原子を有するハロアルキル基を意味し、該ハロアルキルは本明細書中に定義されている。
【0027】
用語「ハロアルコキシ」は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも一つが、ハロゲン原子、好ましくはフルオロ又はクロロ、最も好ましくはフルオロで置き換えられている、本明細書中で定義したアルコキシ基を指す。ハロアルコキシの例としては、C
1−C
12−ハロアルキル基が挙げられ、限定されないが、一又は複数の水素原子がCl、F、Br又はI原子で置換されている、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチルオキシ、ペンチルオキシ又はn−ヘキシルオキシ、及び以下の実施例で具体的に説明されている基なども含む。好ましいハロアルコキシ基は、モノフルオロ−、ジフルオロ−又はトリフルオロ−メトキシ、−エトキシ又は−プロピルオキシ、例えば3,3,3−トリフルオロプロピルオキシ、2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、フルオロメトキシ、トリフルオロメトキシである。ある実施態様では、C
1−C
12−ハロアルコキシ基はC
1−C
6−ハロアルコキシ基である。
【0028】
用語「ヘテロ環」(heterocycle)、「ヘテロシクリル」(heterocyclyl)、及び「複素環」(heterocyclic ring)は本明細書中で互換的に用いられ、3−約20個の環原子の内、少なくとも一個の環原子が、窒素、酸素、リン及び硫黄から選択され、残りの環原子が炭素である、飽和又は部分的に不飽和の炭素環式基(即ち、環内に一又は複数の二重及び/又は三重結合を有する)を指し、一又は複数の環原子が下記に記載の一又は複数の置換基で独立に置換されていてもよい。ヘテロシクリル基の例としては、C
2−C
12−ヘテロシクリル、即ち、2−12個の炭素原子と、N、O、P、及びSから選択される1−4(1、2、3又は4)個のヘテロ原子を含むヘテロシクリル基がある。ヘテロ環は、単環式3−7員環(2−6個の炭素原子、並びにN、O、P、及びSから選択される1−4個のヘテロ原子)、又は二環式7−10員環(4−9個の炭素原子、並びにN、O、P、及びSから選択される1−6個のヘテロ原子)であり得、例えば:ビシクロ[4,5]、[5,5]、[5,6]又は[6,6]系がある。ヘテロ環については、Paquette, Leo A.; “Principles of Modern Heterocyclic Chemistry” (W.A. Benjamin, New York, 1968),特に1、3、4、6、7及び9章;“The Chemistry of Heterocyclic Compounds, A series of Monographs” (John Wiley & Sons, New York, 1950 to present),特に13、14、16、19及び28巻;並びにJ. Am. Chem. Soc. (1960) 82:5566に記載がある。「ヘテロシクリル」はまた、ヘテロ環基が飽和又は部分不飽和環、又は芳香族炭素環もしくは複素環と縮合される基も含む。複素環の例としては、限定されないが、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、ピペリドニル、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ピラゾリジニルイミダゾリニル、イミダゾリジニル、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.2]オクタン、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、アザビシクロ[2.2.2]ヘキサニル、3H−インドリルキノリジニル及びN−ピリジル尿素が挙げられる。スピロ部分もこの定義の範囲内に含まれる。2個の環炭素原子がオキソ(=O)部分で置換されている複素環基の例は、ピリミジノニル及び1,1−ジオキソ−チオモルホリニルである。本明細書におけるヘテロ環基は、本明細書に記載の一又は複数の置換基で独立に置換されていてもよい。
【0029】
用語「ヘテロアリール」は、5員、6員又は7員環の一価の芳香族基を指し、窒素、酸素及び硫黄から独立して選択される一又は複数のヘテロ原子を含有する5−20個の原子の縮合環系(そのうちの少なくとも一つが芳香族)を含む。ヘテロアリール基の例として、C
2−C
12−ヘテロアリールが挙げられるが、これは、2−12個の炭素原子、並びに窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される一又は複数のヘテロ原子、例えば窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を有する二環式ヘテロアリールの単環を表す。ヘテロアリール基の非限定的な例として、ピリジニル(例えば、2−ヒドロキシピリジニルを含む)、イミダゾリル、イミダゾピリジニル、ピリミジニル(例えば、4−ヒドロキシピリミジニルを含む)、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、及びフロピリジニルが挙げられる。ヘテロアリール基は、本明細書に記載の一又は複数の置換基、例えば、アルキル、アルコキシ、シアノ、ハロ、オキソ、NH
2、OH、ヒドロキシアルキル、アミド基で独立に置換されていても良い。ヘテロアリール基及び許容される置換基の更なる例は、R
2の定義に記載されている。
【0030】
本明細書中で使用される用語「ヘテロアリールオキシ」は−O−ヘテロアリールを意味し、ヘテロアリールは本明細書中で定義されている。
【0031】
ヘテロ環基又はヘテロアリール基は、可能な場合には、炭素結合(炭素に結合された)、又は窒素結合(窒素に結合された)していても良い。限定ではなく例を挙げると、炭素結合したヘテロ環又はヘテロアリールは、ピリジンの位置2、3、4、5又は6、ピリダジンの位置3、4、5又は6、ピリミジンの位置2、4、5又は6、ピラジンの位置2、3、5又は6、フラン、テトラヒドロフラン、チオフラン、チオフェン、ピロール又はテトラヒドロピロールの位置2、3、4又は5、オキサゾール、イミダゾール又はチアゾールの位置2、4又は5、イソオキサゾール、ピラゾール又はイソチアゾールの位置3、4又は5、アジリジンの位置2又は3、アゼチジンの位置2、3又は4、キノリンの位置2、3、4、5、6、7又は8、もしくはイソキノリンの位置1、3、4、5、6、7又は8で結合される。ヘテロ環又はヘテロアリール基の環窒素原子はN−オキシドを形成するために酸素と結合していてもよい。
【0032】
非限定的に例を挙げると、窒素結合したヘテロ環又はヘテロアリールは、アジリジン、アゼチジン、ピロール、ピロリジン、2−ピロリン、3−ピロリン、イミダゾール、イミダゾリジン、2−イミダゾリン、3−イミダゾリン、ピラゾール、ピラゾリン、2−ピラゾリン、3−ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、インドール、インドリン、1H−インダゾール、ベンズイミダゾールの位置1、イソインドール又はイソインドリンの位置2、モルホリンの位置4、及びカルバゾールもしくはβ−カルボリンの位置9で結合される。
【0033】
用語「ヒドロキシ」は、式−OHの基を指す。
【0034】
用語「ヒドロキシアルキル」は、アルキル基の水素原子の少なくとも一つが、ヒドロキシ基で置き換えられている、上で定義したアルキル基を表す。ヒドロキシアルキルの例としては、限定されないが、一又は複数の水素原子がOHで置換されている、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル又はn−ヘキシル、及び以下の実施例で具体的に説明されているヒドロキシアルキル基なども含む。用語「C
1−C
12−ヒドロキシアルキル」は1−12個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を意味し、ヒドロキシアルキルは本明細書中に定義されている。
【0036】
表現「一又は複数の置換基」とは、この表現に続くリストから独立に選択可能な1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12個の置換基による置換を意味する。一実施態様では、一又は複数の置換基は1、2、3、4、又は5個の置換基を意味する。一実施態様では、一又は複数の置換基は1、2、又は3個の置換基を意味する。
【0037】
用語「治療」及び「処置」とは、治療的処置及び予防的処置の両方を含み、その目的は、がんの発生又は転移等の望ましくない生理学的変化もしくは疾患を予防する、又は遅延する(軽減する)ことである。本発明の目的にとって有益な又は所望の臨床結果は、検出可能もしくは検出不可能にかかわらず、症状の緩和、疾病の程度の減少、疾病の安定化(即ち、悪化しない)状態、疾病の進行の遅延もしくは緩徐化、疾病状態の改善もしくは緩和、及び鎮静(部分的または完全な)が挙げられるが、これらに限定されない。「治療」はまた、治療を受けない場合の予想される生存と比較して、生存期間の延長を意味することができる。治療を必要とする者には、既にその状態もしくは疾患を有している者、並びに、その状態もしくは疾患を有し易い者、又はその状態もしくは疾患を予防すべき者を含まれる。
【0038】
「治療上有効量」という句は、(i)特定の疾病、状態、もしくは疾患を、治療又は予防する、(ii)特定の疾病、状態、もしくは疾患の一又は複数の症状を減衰、改善、又は排除する、または(iii)本明細書に記載の特定の疾病、状態、もしくは疾患の一又は複数の症状の発生を予防又は遅延させる、本発明の化合物の量を意味する。がんの場合、薬物の治療上有効量は、がん細胞の数を減少させ;腫瘍の大きさを減少させ;末梢器官への癌細胞の浸潤を阻害し(即ち、ある程度遅延させ好ましくは停止させ);腫瘍の転移を阻害し(即ち、ある程度遅延させ好ましくは停止させ);ある程度腫瘍の増殖を阻害し;及び/又はがんに関連した一又は複数の症状をある程度和らげる場合がある。その薬物が、既存のがん細胞の増殖を防止且つ/又はこれを死滅させることができる程度に、それは、細胞分裂抑制性及び/又は細胞傷害性であってよい。がん治療については、例えば、無増悪期間(TTP)及び/又は奏効率(RR)を評価することによって治療効果を判定することができる。
【0039】
用語「がん」とは、未制御の細胞増殖によって典型的に特徴付けられる、哺乳動物における生理学的状態を指す。「腫瘍」とは、一又は複数のがん細胞から成る。がんの例としては、限定されないが、癌腫、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫及び白血病及びリンパ性腫瘍が挙げられる。このような癌のより特定の例には、扁平上皮細胞がん(例えば、上皮性扁平上皮細胞がん)、小細胞肺がんを含む肺がん、非小細胞肺がん(「NSCLC」)、肺の腺癌および肺の扁平上皮癌、腹膜のがん、肝細胞がん、消化管がんを含む胃がん、膵がん、神経膠芽腫、子宮頸がん、卵巣がん、肝がん、膀胱がん、原発性肝細胞がん、乳がん、大腸がん、直腸がん、結腸直腸がん、子宮内膜または子宮癌腫、唾液腺癌腫、腎臓がん、前立腺がん、外陰部がん、甲状腺がん、肝癌、肛門癌腫、陰茎癌、頭頸部がん、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄白血病、リンパ球性白血病、骨髄白血病、口腔及び咽頭癌、非ホジキンリンパ腫、黒色腫、及び絨毛結腸腺腫が挙げられる。
【0040】
用語「キラル」とは、その鏡像パートナーと重ならない特性を有する分子をいい、一方、用語「アキラル」とは、その鏡像パートナーと重なる分子をいう。
【0041】
用語「立体異性体」とは、同じ化学構造を有するが、それらの原子又は基の空間配置の点で異なる化合物を指す。立体異性体にはエナンチオマーとジアステレオマーが含まれる。
【0042】
「ジアステレオマー」とは、複数のキラル中心を持つ立体異性体であって、それらの分子が互いに鏡像関係にないものを指す。ジアステレオマーは、異なる物理的性質、例えば融点、沸点、スペクトル的性質及び反応性を有する。ジアステレオマーの混合物は、例えば電気泳動法及びクロマトグラフィー等の高分解能分析手順下で分離することができる。ジアステレオマーには、幾何異性体、シス/トランス及びE/Z異性体、並びにアトロプ異性体が含まれる。
【0043】
「エナンチオマー」とは、互いに重ね合わせることができない鏡像である、化合物の二つの立体異性体を指す。
【0044】
本明細書中で用いる立体化学的定義及び慣例は、一般にS. P. Parker, Ed., McGraw-Hill Dictionary of Chemical Terms (1984) McGraw-Hill Book Company, New York;及びEliel, E. and Wilen, S., “ Stereochemistry of Organic Compounds ”,John Wiley & Sons, Inc., New York (1994)に従う。本発明の化合物は不斉中心又はキラル中心を含み得、従って、異なる立体異性体形態で存在し得る。本発明の化合物の全ての立体異性体形態(ジアステレオマー、エナンチオマー及びアトロプ異性体を含むが、これらに限定されない)、並びにこれらの混合物(例えば、ラセミ混合物)は、本発明の一部を形成することが意図される。多くの有機化合物は、光学活性な形態で存在する。即ち、これらの化合物は、面偏光された光の面を回転させる能力を有する。光学的に活性な化合物を記載する際に、接頭語D及びL、又はR及びSが使用されて、キラル中心の周りでのその分子の絶対配置を表す。接頭語d及びl、又は(+)及び(−)は、面偏光された光の、その化合物による回転の符号を表すために使用され、(−)又は1は、その化合物が左旋性であることを意味する。接頭語(+)又はdを有する化合物は、右旋性である。所与の化学構造に関して、これらの立体異性体は、互いに鏡像であることを除いて、同一である。特定の立体異性体はまた、エナンチオマーとも称され得、このような異性体の混合物は、しばしば、エナンチオマー混合物と呼ばれる。エナンチオマーの50:50混合物は、ラセミ混合物又はラセミ体と称され、化学反応又はプロセスにおいて立体選択又は立体特異性がなかった場合に生じ得る。用語「ラセミ混合物」及び「ラセミ体」とは、2つのエナンチオマー種の等モル混合物を指し、光学活性がないものをいう。
【0045】
用語「互変異性体」又は「互変異性形態」とは、低いエネルギー障壁を介して相互変換可能な、異なるエネルギーの構造異性体を指す。例えば、プロトン互変異性体(プロトン移動互変異性体としても知られている)は、プロトンの移動を介する相互変換(例えば、ケト−エノール異性及びイミン−エナミン異性)を包含する。原子価互変異性体は、結合電子のうちのいくつかの再編成による相互変換を包含する。
【0046】
本明細書中で使用される用語「薬学的に許容される塩」とは、本発明の化合物の薬学的に許容される有機塩又は無機塩を指す。塩の例は、限定されないが、硫酸、クエン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、オレイン酸塩、タンニン酸塩、パントテン酸塩、重酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチジン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、サッカリン酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩「メシレート」、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、及びパモ酸塩(即ち、1,1’−メチレン−ビス(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸塩))塩が挙げられる。薬学的に許容される塩は、酢酸イオン、コハク酸イオンまたは他の対イオンなどの別の分子の包含を伴ってもよい。対イオンは、親化合物の電荷を安定化する任意の有機又は無機部分であり得る。更に、薬学的に許容される塩は、その構造内に複数の荷電原子を有することができる。複数の荷電原子が薬学的に許容される塩の一部である場合、複数の対イオンを有することができる。従って、薬学的に許容される塩は、一以上の荷電原子及び/又は一以上の対イオンを有することができる。
【0047】
本発明の化合物が塩基である場合、所望の薬学的に許容される塩は、当技術分野で利用可能な任意の適切な方法、例えば、遊離塩基の無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、メタンスルホン酸、リン酸)等による処理、或いは有機酸(例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、マレイン酸、コハク酸、マンデル酸、フマル酸、マロン酸、ピルビン酸、シュウ酸、グリコール酸、サリチル酸、ピラノシジル酸(pyranosidyl acid)(例えば、グルクロン酸又はガラクツロン酸)、αヒドロキシ酸(例えばクエン酸又は酒石酸)、アミノ酸(例えば、アスパラギン酸又はグルタミン酸)、芳香族酸(例えば、安息香酸又はケイ皮酸)、スルホン酸(例えば、p−トルエンスルホン酸又はエタンスルホン酸)など)による処理によって調製し得る。
【0048】
本発明の化合物が酸である場合、所望の薬学的に許容される塩は、任意の適切な方法、例えば、遊離酸の無機又は有機塩基(アミン(第一級、第二級もしくは第三級)、アルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金属水酸化物)などによる処理によって調製し得る。適切な塩の実例には、限定されないが、アミノ酸に由来する有機塩(グリシン及びアルギニンなど)、アンモニア、第一級、第二級、第三級アミン、及び環状アミン(ピペリジン、モルホリン及びピペラジンなど)、並びにナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム及びリチウムに由来する無機塩が挙げられる。
【0049】
「薬学的に許容される」という句は、物質又は組成物が、製剤を構成する他の成分、及び/又はそれによって治療される哺乳動物と化学的及び/又は毒物学的に適合性でなくてはならないことを示す。
【0050】
「溶媒和物」とは、一又は複数の溶媒分子と本発明の化合物との会合又は複合体を意味する。溶媒和物を形成する溶媒の例には、限定されないが、水、イソプロパノール、エタノール、メタノール、DMSO、酢酸エチル、酢酸、及びエタノールアミンが挙げられる。
【0051】
用語「本発明の化合物」及び「式(I)の化合物」とは、式(I)、(I−a)、(I−b)、(I−c)、(I−d)の化合物、本明細書に記載の特定の化合物及びその立体異性体、互変異性体、溶媒和物、代謝産物、並びに薬学的に許容される塩及びプロドラッグを含む。
【0052】
式(I)の化合物を含む、本明細書に示される式又は構造式は何れも、水和物、溶媒和物、及びそのような化合物の多形体、並びにそれらの混合物も表すことを意図している。
【0053】
式(I)の化合物を含む、本明細書に示される式又は構造式は何れも、本化合物の同位体標識された形態及び同位体標識されていない形態を表すことを意図している。同位体標識化合物は、一又は複数の原子が選択される原子質量又は質量数を有する原子で置換されていることを除いて、本明細書に提示される式により示されている構造を有する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例は、限定されないが、2H(重水素、D)、3H(三重水素)、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl、及び125Iなどの水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素及び塩素の同位体を含む。本発明の様々な同位体標識化合物、例えば、3H、13C及び14Cなどの放射性同位体がその中に組み込まれているもの。そのような同位体標識化合物は、代謝研究、反応速度論研究、薬物もしくは基質組織分布アッセイを含む陽電子放出断層撮影(PET)もしくは単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)などの検出もしくは撮像技術、又は患者の放射線治療に有用である。重水素で標識化した又は置換した本発明の治療化合物は、分布、代謝、及び排泄(ADME)に関して改善されたDMPK(薬物代謝及び薬物動態)を有し得る。重水素のような重い同位体との置換は、より高い代謝安定性に起因するある種の治療上の利点、例えばインビボ半減期の延長又は必要投与量の低減をもたらし得る。18Fで標識化された化合物はPET又はSPECT研究に有用である場合がある。本発明の同位体標識化合物及びそのプロドラッグは、一般に、下記のスキーム又は実施例及び調製例に開示する方法に従って、容易に入手可能な同位体標識試薬を非同位体標識試薬の代わりに用いることにより調製することができる。更に、より重い同位体、特に重水素(つまり、2H又はD)での置換は、より高い代謝安定性に起因するある種の治療上の利点、例えばインビボ半減期の延長又は必要投与量の低減又は治療指標の改善をもたらしうる。この文脈での重水素は式(I)の化合物の置換基と見なされる。そのような重い同位体、特に重水素の濃度は、同位体濃縮係数によって定義されうる。本発明の化合物において、特定の同位体として特に指定されていない任意の原子は、その原子の任意の安定同位体を表すことを意味する。特に明記しない限り、ある位置が「H」又は「水素」として具体的に指定されている場合、該位置はその天然同位体組成において水素を有すると解される。従って、本発明の化合物において、重水素(D)として特に明記した任意の原子は重水素を表すことを意味する。
【0054】
一態様において、本発明は式(I):
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の化合物、並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関連し、上式中:
Aは、CH又はN;
R
1は、−NR−C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリール、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリール、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリールオキシ、C
6−C
20−アリール、ピリジン、N結合ピペリジン、N結合ピロリジン、N結合ピペラジン、N結合モルホリン、1H−ピラゾール−4−イル、C
6−C
20−アリールオキシ又はヘテロアリールオキシであり、その各々が、以下の(●)からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換され得るか又は未置換であり得るもの:
・CN;
・オキソ;
・OH;
・NH
2;
・ハロ;
・C
1−C
12−アルキル;
・未置換か又はC
3−C
6−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリールからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ;
・C
1−C
12−ヒドロキシアルキル;
・C
1−C
12−ハロアルキル;
・C
1−C
12−ハロアルコキシ;
・(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)O−C
1−C
12−アルキル;
・−C(O)−C
1−C
12−アルキル;
・O−R’[ここで、R’はC
3−C
6−シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、その各々が未置換か又は一以上のR
gで置換されている];
・ (C
1−C
12−アルキレニル)
n−シクロアルキル又は(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルであって、未置換か又は以下の(○)からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されるもの:
○ハロ、オキソ、OH、NH
2、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、−NH(C
1−C
12−アルキル)、−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)O−C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)−NH
2、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)、−C(O)−NH(C
1−C
12−ヒドロキシアルキル)、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−ハロアルキル)、−C(O)−NH−ヘテロシクリル、−S(O)
2−C
1−C
12−アルキル、−S(O)
2−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)OH、−C(O)−ヘテロシクリル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、及び(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリールであって、該ヘテロシクリル及びヘテロアリール基が未置換か又は以下の(■)からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換可能なもの:
■OH、NH
2、ハロ、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ハロアルキル、及びC
1−C
12−ヒドロキシアルキル;
・(C
1−C
12−アルキレニル)
n−アリール又は(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリールであって、該アリール又はヘテロアリールが未置換か又は以下の(○)からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されているもの:
○ハロ、OH、NH
2、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、−NH(C
1−C
12−アルキル)、−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−N(C
1−C
12−アルキル)C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)−NH
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)、−C(O)−NH(C
1−C
12−ヒドロキシアルキル)、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−ハロアルキル)、−C(O)−NH−ヘテロシクリル、−S(O)
2−C
1−C
12−アルキル、−S(O)
2−N(C
1−C
12−アルキル)
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)OH、−C(O)−ヘテロシクリル及びヘテロシクリルであって、該ヘテロシクリル基が、未置換か又は以下の(■)からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換可能なもの:
■OH、NH
2、ハロ、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ハロアルキル、及びC
1−C
12−ヒドロキシアルキル;
・(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
aR
bであって、ここで、R
a及びR
bが以下の(○)から独立に選択されるもの:
○H、
○C
1−C
12−アルキル、
○C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、
○C
1−C
12−ハロアルキル、
○(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、
○未置換か又は一以上のR
gで置換された−S(O)
2−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、
○(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリール[該アリールは未置換か又は一以上のR
gで置換されている]、
○未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、
○未置換か又は一以上のオキソ、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O) ○−C
1−C
12−アルキル、又はR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、
○未置換か又は一以上のR
gで置換されたC
1−C
12−アルキレニル−C(O)−ヘテロアリール、
○C
1−C
12−アルキレニル−NH
2、
○C
1−C
12−アルキレニル−NH(C
1−C
12−アルキル)、
○C
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2、
○C
1−C
12−アルキレニル−C(O)NH
2、
○C
1−C
12−アルキレニル−C(O)NH(C
1−C
12−アルキル)、
○C
1−C
12−アルキレニル−C(O)N(C
1−C
12−アルキル)
2、
・(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
d[ここで、R
c及びR
dが以下の(○)から独立に選択されるもの:
○H、
○C
1−C
12−アルキル、
○C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、
○C
1−C
12−ハロアルキル、
○(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、
○C
1−C
12−アルキレニル−NH(C
1−C
12−アルキル)、
○C
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2、
○未置換か又はオキソ、−C(O)−C
1−C
12−アルキル及びR
gからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された(C
1−C
12−アルキレニルl)
n−ヘテロシクリル、
○未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、
○未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリール、
○−NH−C
3−C
6−シクロアルキル;
○或いは、R
c及びR
dが、それらが結合する窒素原子と共に、N、O又はSから選択される1もしくは2個の更なるヘテロ原子を含むことができるか或いは含むことができない5員又は6員のヘテロシクリルを形成するもの];
・(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
eC(O)R
f[ここで、R
eはH又はC
1−C
12−アルキル、R
fはハロ、CN、OH、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−シアノアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NH
2、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NH(C
1−C
12−アルキル)、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−N(C
1−C
12−アルキル)
2、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニルl)
n-ヘテロシクリル、(C
1−C
12−アルキレニルl
n−NH−C
3−C
6−シクロアルキルであり、ここで、前記シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは、未置換か又はオキソ、-C(O)−C
1−C
12−アルキル、もしくは一以上のR
gで置換されている];
R
2は、H、CN、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)−NH−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)(C
1−C
12−アルコキシ)、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)(C
1−C
12−アルキルアルコキシ)、−C(O)−NH(ヘテロシクリル)、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル−ヘテロシクリル)、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)(ヘテロシクリル)、−C(O)−ヘテロシクリルで、該ヘテロシクリル基は未置換か又は一以上のR
gもしくは−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換されており;
R
3は、H、i−ブチル、C
1−C
12−ハロアルキル、シクロブチル、−C(O)−C
1−C
12−アルキル−C
3−C
6−シクロアルキル、−C(O)−C
1−C
12−アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−C
1−C
12−アルキル−C
6−C
20−アリール、−C(O)−C
1−C
12−アルキル−ヘテロアリール及びピリジニルであり;
Rは、H又はC
1−C
12−アルキルであり;
R
gは、H、OH、ハロ、NH
2、C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ハロアルキル、C
1−C
12−ハロアルコキシ、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、及びC
1−C
12−シアノアルキルであり;
nは、0又は1であり;
ここで、上記ヘテロアリール基が、N、O又はSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む5員又は6員のヘテロアリールであり、また、上記ヘテロシクリル基が、N、O又はSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む5−10員のヘテロシクリルであり;
ただし、以下のものではない式(1)の化合物。:
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【0055】
6−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン及び6−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミンは、国際公開第2009134973号にサーチュインモジュレーターとして記載されている。国際公開第2009134973号には、これらの化合物がMAP4K4阻害剤として又は血管新生を治療するために有用であり得るとは記載されていない。6−フェニルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン CAS番号1025987−15−0 は市販されており、その薬学的用途は記載されていない。6−(4−クロロフェニル)キナゾリン−4−アミン、N−(4−(4−アミノキナゾリン−6−イル)フェニル)アセトアミド、6−(3,4−ジメトキシフェニル)キナゾリン−4−アミン及び6−(4−フルオロフェニル)キナゾリン−4−アミンがウィルス感染の治療に有用であるとの記載が国際公開第2008009078号にある。国際公開第2008009078号には、これらの化合物がMAP4K4阻害剤として又は血管新生を治療するために有用であるとは記載されていない。 6−(4−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミンが肝炎の治療に有用であるとの記載が国際公開第2006135993号にある。国際公開第2006135993号には、この化合物がMAP4K4阻害剤として又は血管新生を治療するために有用であるとは記載されていない。6−(5−アミノ−2−メチルフェニル)キナゾリン−4−アミン、6−(3−アミノフェニル)キナゾリン−4−アミン、6−(4−アミノフェニル)キナゾリン−4−アミン、(S)−3−(4−アミノキナゾリン−6−イル)−4−メチル−N−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ベンズアミド、3−(4−アミノキナゾリン−6−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルベンズアミド、3−(4−アミノキナゾリン−6−イル)−N−シクロプロピル−4−メチルベンズアミド、3−(4−アミノ−6−キナゾリニル)−N−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−ベンズアミド、及び3−(4−アミノ−6−キナゾリニル)−4−メチル−N−[[(2S)−テトラヒドロ−2−フラニル]メチル]−ベンズアミドは、MAP4K4阻害剤としてではなく、Tie−2阻害剤として国際公開第2006039718号に記載されている。6−フェノキシキナゾリン−4−アミン及び6−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−キナゾリンアミンは中間化合物として、欧州特許出願公開第30156号に記載されている。その薬学的用途は記載されていない。6−(3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)キナゾリン−4−アミンはAlk4及びTGFβRI阻害剤として、国際公開第2006044509号(実施例420)に記載されている。国際公開第2006044509号には、この化合物がMAP4K4阻害剤として又は血管新生を治療するために有用であるとは記載されていない。4−アミノ−6−フェニル−8−キナゾリンカルボニトリルは、第36巻第10号(1993年10月1日)の2273−2280頁(化合物6dA)に記載されている。薬学的用途はそれに関連づけられていない。N6−(2−アミノ−4−ピリミジニル)−4,6−キナゾリンジアミンは、米国特許第2643253号に記載されている。
【0056】
一実施態様において、本発明は式(I−a):
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の化合物、並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関連する[上式中、R
1、R
2、及びR
3は本明細書に記載の通りである]。
【0057】
一実施態様において、本発明は式(I−a−1):
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関する[上式中、R
1及びR
2は本明細書に記載の通りである]。
【0058】
一実施態様において、本発明は式(I−a−2):
[この文献は図面を表示できません]
並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関する[式中、R
1は本明細書の定義通りである]。
【0059】
一実施態様において、本発明は式(I−b):
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関する[上式中、R
1、R
2、及びR
3は本明細書に記載の通りである]。
【0060】
一実施態様において、本発明は式(I−b−1):
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関する[上式中、R
1及びR
2は本明細書に記載の通りである]。
【0061】
一実施態様において、本発明は式(I−b−2):
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩に関する[上式中、R
1は本明細書に記載の通りである]。
【0062】
本発明の一実施態様において、R
2はHである。
【0063】
一実施態様において、R
2は、未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換された−C(O)−NH−ヘテロシクリルである。
【0064】
一実施態様において、R
2は、−C(O)−NH−ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは、1,4−ジアゼパン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、アゼチジン、1,4−オキサゼパン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン、モルホリン、オキセタン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフランから選択され、且つ未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換されている。
【0065】
一実施態様において、R
2はCNである。
【0066】
一実施態様において、R
2は、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)−NH−C(O)−C
1−C
12−アルキルである。
【0067】
一実施態様において、R
2は、C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)(C
1−C
12−アルコキシ)である。
【0068】
一実施態様において、R
2は、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)(C
1−C
12−アルキルアルコキシ)である。
【0069】
一実施態様において、R
2は、未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換された−C(O)−NH(ヘテロシクリル)である。
【0070】
一実施態様において、R
2は、未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換された−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル−ヘテロシクリル)である。
【0071】
一実施態様において、R
2は、未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換された−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)(ヘテロシクリル)である。一実施態様において、該ヘテロシクリルは、1,4−ジアゼパン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、アゼチジン、1,4−オキサゼパン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン、モルホリン、オキセタン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフランから選択され、且つ未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換されている。
【0072】
一実施態様において、R
2は、未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換された−C(O)−ヘテロシクリルである。一実施態様において、該ヘテロシクリルは、1,4−ジアゼパン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、アゼチジン、1,4−オキサゼパン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン、モルホリン、オキセタン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフランから選択され、且つ未置換か或いは一以上のR
g又は−N(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキル、及び−N(C
1−C
12−アルキル)
2で置換されている。
【0073】
一実施態様において、nは0である。一実施態様において、nは1である。
【0074】
一実施態様において、R
3はHである。
【0075】
一実施態様において、R
3はi−ブチルである。一実施態様において、R
3はC
1−C
12−ハロアルキルである。一実施態様において、R
3はシクロブチルである。一実施態様において、R
3は−C(O)−C
1−C
12−アルキル−C
3−C
6−シクロアルキルである。一実施態様において、R
3は−C(O)−C
1−C
12−アルキル−ヘテロシクリルである。一実施態様において、該ヘテロシクリルは、1,4−ジアゼパン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、アゼチジン、1,4−オキサゼパン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン、モルホリン、オキセタン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフランから選択され、且つ未置換か又は一以上のR
gで置換されている。一実施態様において、R
3は−C(O)−C
1−C
12−アルキル−C
6−C
20−アリール、例えば、メチルフェニルである。一実施態様において、R
3は−C(O)−C
1−C
12−アルキル−ヘテロアリール、例えば、N、O又はSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む5員又は6員のヘテロアリールである。一実施態様において、R
3はピリジニルである。
【0076】
一実施態様において、R
1はC
6−C
20−アリールである。一実施態様において、R
1はフェニルである。
【0077】
一実施態様において、R
1は、CN、OH、NH
2、ハロ、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−アルコキシで、未置換か又はC
3−C
6−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール及びC
1−C
12−ヒドロキシアルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されているものからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたか又は未置換のC
6−C
20−アリール(例えばフェニル)で、例えば以下の基:
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である。
【0078】
一実施態様において、R
1は、未置換か又は、C
1−C
12−ハロアルキル及びC
1−C
12−ハロアルコキシからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたC
6−C
20−アリールで、例えば以下の基:
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である。
【0079】
一実施態様において、R
1は、未置換か又は、一以上の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)OHで置換されたC
6−C
20−アリールであり、ここで、nは0又は1である。
【0080】
一実施態様において、R
1は、未置換か又は、C
6−C
20−アリール及びC
3−C
6−シクロアルキルからなる群[これらの各々が未置換又は一以上のR
gで置換されており、且つ、R
gは本明細書に記載の通りである]より選択される一又は複数の置換基で置換されたC
6−C
20−アリールである。
【0081】
一実施態様において、R
1は、1,4−ジアゼパン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、アゼチジン、1,4−オキサゼパン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン、モルホリン、オキセタン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフランからなる群[これらの各々が、未置換か又はハロ、オキソ、OH、NH
2、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、−NH(C
1−C
12−アルキル)、−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)O−C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)、−C(O)−NH(C
1−C
12−ヒドロキシアルキル)、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−ハロアルキル)、−C(O)−NH−ヘテロシクリル、−S(O)
2−C
1−C
12−アルキル、−S(O)
2−N(C
1−C
12−アルキル)
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)OH、−C(O)−ヘテロシクリル、ヘテロシクリル及び(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリールからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたものであり、該ヘテロシクリル及びヘテロアリール基は、未置換か又はOH、NH
2、ハロ、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ハロアルキル及びC
1−C
12−ヒドロキシアルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換可能なもの]より選択される(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルで置換されたか又は未置換のC
6−C
20−アリールであって、nが0又は1である、例えば以下の基:
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である。
【0082】
一実施態様において、R
1は、未置換か又は、ハロ、OH、NH
2、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、−NH(C
1−C
12−アルキル)、−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−N(C
1−C
12−アルキル)C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)−NH
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)、−C(O)−NH(C
1−C
12−ヒドロキシアルキル)、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−ハロアルキル)、−C(O)−NH−ヘテロシクリル、−S(O)
2−C
1−C
12−アルキル、−S(O)
2−N(C
1−C
12−アルキル)
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)OH、−C(O)−ヘテロシクリル及びヘテロシクリル[該ヘテロシクリル基は未置換であり得るか又は、OH、NH
2、ハロ、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ハロアルキル、及びC
1−C
12−ヒドロキシアルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換可能である]からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換される一又は複数の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリールで置換されたか又は未置換のC
6−C
20−アリールであって、nは0又は1である。
【0083】
一実施態様において、R
1は、未置換か又は一以上の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
aR
bで置換されたC
6−C
20−アリールであり、ここで、R
a及びR
bは、H、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、未置換か又は一以上のR
gで置換された−S(O)
2−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、C
1−C
12−アルキレニル−C
6−C
20−アリールで、そのアリールが未置換か又は一以上のR
gで置換されているもの、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、未置換か又は一以上のオキソ、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)O−C
1−C
12−アルキル及びR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、未置換か又は一以上のR
gで置換されたC
1−C
12−アルキレニル−C(O)−ヘテロアリール、C
1−C
12−アルキレニル−NH
2、C
1−C
12−アルキレニル−NH(C
1−C
12−アルキル)、C
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)NH
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)NH(C
1−C
12−アルキル)、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)N(C
1−C
12−アルキル)
2から独立に選択され、R
gは本明細書に記載の通りで、且つ、nは0又は1の、例えば以下の基:
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である。
【0084】
一実施態様において、R
1は、未置換か又は一以上の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dで置換されたC
6−C
20−アリールであって、ここで、R
c及びR
dは、H、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−アルキレニル−NH(C
1−C
12−アルキル)、C
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2、未置換か又はオキソ、−C(O)−C
1−C
12−アルキル及びR
gからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、−NH−C
3−C
6−シクロアルキルから独立に選択され、R
gは本明細書に記載の通りで、且つ、nは0又は1の、例えば以下の基:
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である。
【0085】
一実施態様において、R
1は、未置換又は一以上の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
eC(O)R
fで置換されたC
6−C
20−アリールであって、ここで、R
eはH、及びR
fはC
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NH(C
1−C
12−アルキル)、(C
1−C
12−アルキレニル)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキルであり、R
gは本明細書に記載の通りで、且つ、nは0又は1の、例えば以下の基:
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である。
【0086】
R
1が、C
6−C
20−アリールである全ての実施態様において、R
1は例えばフェニルであり得る。
【0087】
一実施態様において、R
1はピリジンである。一実施態様において、R
1は、未置換か又はCN;NH
2;ハロ;C
1−C
12−アルキル;C
1−C
12−ハロアルキル;(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
aR
bからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたピリジンであり、ここで、R
a及びR
bは、H、C
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2、並びに未置換か又は一以上のオキソ、C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)O−C
1−C
12−アルキル及びR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルから独立に選択され、また、R
gは本明細書に記載の通りで、且つ、nは0又は1の、例えば以下の基:
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である。
【0088】
一実施態様において、R
1は、未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換されたN結合ピペリジン、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、未置換か又はOH、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−NH
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、及び−S(O)
2−C
1−C
12−アルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリール、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dであって、ここで、R
c及びR
dが、H、C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、及び未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルから独立に選択されるか、又はR
c及びR
dがそれらが結合する窒素原子と共に、N、O又はSから選択される1もしくは2個の更なるヘテロ原子を含む5員又は6員のヘテロシクリルを形成するもの、或いは、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
eC(O)R
fであって、ここで、R
eはHであり、R
fは(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルで、且つ、n及びR
gは本明細書に記載の通りの、例えば以下の基:
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である。
【0089】
一実施態様において、R
1はN結合ピペラジンである。一実施態様において、R
1は、未置換か又はC
1−C
12−アルキル、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)OH及び(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)O−C
1−C
12−アルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されているN結合ピペラジンで、nは本明細書に記載の通りの、例えば以下の基:
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である。
【0090】
一実施態様において、R
1はN結合ピロリジンである。一実施態様において、R
1は、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
eC(O)R
fであって、R
eがH又はC
1−C
12−アルキル、R
fがC
1−C
12−アルキルであるもの、未置換か又はC
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、−NH(C
1−C
12−アルキル)及びN(C
1−C
12−アルキル)
2からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されている(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリール、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
aR
bであって、R
a及びR
bが、H及びC
1−C
12−アルキルから独立に選択されるもの、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dであって、R
c及びR
dが、H及びC
1−C
12−アルキルから独立に選択されるものからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されるか又は未置換のN結合ピロリジンで、例えば以下の基:
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である。
【0091】
一実施態様において、R
1はN結合モルホリンである。一実施態様において、R
1は、未置換か或いはヘテロアリール又は(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dで置換されたN結合モルホリンであって、ここで、R
c及びR
dが、H、C
1−C
12−アルキル、及び未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキルから独立に選択され、n及びR
gは本明細書に記載の通りの、例えば以下の基:
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である。
【0092】
一実施態様において、R
1はオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン:
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0093】
一実施態様において、R
1は、未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換された1H−ピラゾール−4−イルで、例えば以下の基:
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である。
【0094】
一実施態様において、R
1はC
6−C
20−アリールオキシである。一実施態様において、R
1は、未置換か又は、ハロ、CN、C
1−C
12−アルキル及び−C(O)−NH
2からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された−O−フェニルで、例えば以下の基:
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である。
【0095】
一実施態様において、R
1はヘテロアリールオキシである。一実施態様において、R
1は−O−ピリジンである。一実施態様において、R
1は、未置換か或いは一以上のハロ又はC
1−C
12−アルキルで置換された−O−ピリジンで、例えば以下の基:
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である。
【0096】
一実施態様において、R
1は−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキルである。一実施態様において、R
1は、未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換された−NH−シクロヘキシル、又は−NH−シクロペンチルで、例えば以下の基:
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であり、ここで、Rは本明細書に記載の通りである。
【0097】
一実施態様において、R
1は−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルである。一実施態様において、R
1は、未置換か或いは−C(O)−C
1−C
12−アルキル又は−C(O)O−C
1−C
12−アルキルで置換された−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ピペリジンで、Rは本明細書に記載の通りの、例えば以下の基:
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である。
【0098】
一実施態様において、R
1は、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリールである。一実施態様において、R
1は、未置換か又はハロ、C
1−C
12−アルキル、5員又は6員のヘテロシクリルであって、N、O及びSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含むもので置換された−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−フェニルで、例えば以下の基::
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であり、ここで、Rは本明細書に記載の通りである。
【0099】
一実施態様において、R
1は、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリールである。一実施態様において、R
1は、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ピリジン又は−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ピリミジンで、これらの各々が、未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換され得、Rは本明細書に記載の通りである、例えば以下の基:
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である。
【0100】
一実施態様において、R
1は、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリールオキシである。一実施態様において、R
1は、未置換か又はハロで置換された−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−O−フェニルで、例えば以下の基:
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であり、ここで、Rが本明細書に記載の通りである。
【0101】
一実施態様において、R
1は、−NR−C
1−C
12−ヒドロキシアルキルで、例えば以下の基:
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である。
【0102】
一実施態様において、式(I)の化合物は以下のような化合物である:
R
1が、未置換のC
6−C
20−アリール;
CN、OH、NH
2、ハロ、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−アルコキシで、未置換か又はC
3−C
6−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール及びC
1−C
12−ヒドロキシアルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されているものからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたC
6−C
20−アリール;
C
1−C
12−ハロアルキル及びC
1−C
12−ハロアルコキシからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたC
6−C
20−アリール
1,4−ジアゼパン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、アゼチジン、1,4−オキサゼパン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン、モルホリン、オキセタン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフランからなる群[これらの各々が、未置換か又はハロ、オキソ、OH、NH
2、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、−NH(C
1−C
12−アルキル)、−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)O−C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)、−C(O)−NH(C
1−C
12−ヒドロキシアルキル)、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−ハロアルキル)、−C(O)−NH−ヘテロシクリル、−S(O)
2−C
1−C
12−アルキル、−S(O)
2−N(C
1−C
12−アルキル)
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)OH、−C(O)−ヘテロシクリル、ヘテロシクリル及び(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリールからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたものであり、該ヘテロシクリル及びヘテロアリール基は、未置換か又はOH、NH
2、ハロ、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ハロアルキル及びC
1−C
12−ヒドロキシアルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換可能なもの]より選択される(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルで置換されたC
6−C
20−アリール;
一又は複数の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
aR
bで置換されたC
6−C
20−アリールであり、ここで、R
a及びR
bは、H、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、未置換か又は一以上のR
gで置換された−S(O)
2−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、C
1−C
12−アルキレニル−C
6−C
20−アリールで、そのアリールが未置換か又は一以上のR
gで置換されているもの、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、未置換か又は一以上のオキソ、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)O−C
1−C
12−アルキル及びR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、未置換か又は一以上のR
gで置換されたC
1−C
12−アルキレニル−C(O)−ヘテロアリール、C
1−C
12−アルキレニル−NH
2、C
1−C
12−アルキレニル−NH(C
1−C
12−アルキル)、C
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)NH
2、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)NH(C
1−C
12−アルキル)、C
1−C
12−アルキレニル−C(O)N(C
1−C
12−アルキル)
2から独立に選択されるもの;
一又は複数の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dで置換されたC
6−C
20−アリールであって、ここで、R
c及びR
dは、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−アルキレニル−NH(C
1−C
12−アルキル)、C
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2、未置換か又はオキソ、−C(O)−C
1−C
12−アルキル及びR
gからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、及び−NH−C
3−C
6−シクロアルキルから独立に選択されるもの;
一又は複数の(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
eC(O)R
fで置換されたC
6−C
20−アリールであって、ここで、R
eはH、及びR
fはC
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)−NH(C
1−C
12−アルキル)、(C
1−C
12−アルキレニル)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、或いは、未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキルであるもの;
未置換か又はCN;NH
2;ハロ;C
1−C
12−アルキル;C
1−C
12−ハロアルキル;(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
aR
bからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されたピリジンであって、ここで、R
a及びR
bは、H、未置換か又は一以上のオキソ、C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)O−C
1−C
12−アルキル及びR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、及びC
1−C
12−アルキレニル−N(C
1−C
12−アルキル)
2から独立に選択されるもの;
未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換されたN結合ピペリジン、C
1−C
12−アルキレニル−C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−アルコキシ、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、未置換か又はOH、C
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)−C
1−C
12−アルコキシ、−N(C
1−C
12−アルキル)
2、−C(O)−NH
2、−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2、及び−S(O)
2−C
1−C
12−アルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリール、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dであって、ここで、R
c及びR
dが、H、C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、及び未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルから独立に選択されるか、又はR
c及びR
dがそれらが結合する窒素原子と共に、N、O又はSから選択される1もしくは2個の更なるヘテロ原子を含む5員又は6員のヘテロシクリルを形成するもの、或いは、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
eC(O)R
fであって、ここで、R
eはHであり、R
fは(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
1−C
12−アルコキシ、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリルであるもの;
未置換か又はC
1−C
12−アルキル、−C(O)−C
1−C
12−アルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)OH及び(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)O−C
1−C
12−アルキルからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されているN結合ピペラジン;
C
1−C
12−ハロアルキル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
eC(O)R
fであって、R
eがH又はC
1−C
12−アルキル、R
fがC
1−C
12−アルキルであるもの、未置換か又はC
1−C
12−アルキル、C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、−NH(C
1−C
12−アルキル)及びN(C
1−C
12−アルキル)
2からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリール、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−NR
aR
bであって、R
a及びR
bが、H及びC
1−C
12−アルキルから独立に選択されるもの、(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dであって、R
c及びR
dが、H及びC
1−C
12−アルキルから独立に選択されるものからなる群より選択される一又は複数の置換基で置換されるか又は未置換のN結合ピロリジン;
未置換か或いはヘテロアリール又は(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C(O)NR
cR
dで置換されたN結合モルホリンであって、ここで、R
c及びR
dが、H、C
1−C
12−アルキル、及び未置換か又は一以上のR
gで置換された(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキルから独立に選択されるもの;
未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換された1H−ピラゾール−4−イル;
未置換か又は、ハロ、CN、C
1−C
12−アルキル及び−C(O)−NH
2からなる群より選択される一又は複数の置換基で置換された−O−フェニル;
未置換か又は一以上のハロもしくはC
1−C
12−アルキルで置換された−O−ピリジン;
未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換された−NH−シクロヘキシル、又は−NH−シクロペンチル;
未置換か或いは−C(O)−C
1−C
12−アルキル又は−C(O)O−C
1−C
12−アルキルで置換された−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ピペリジン;
未置換か又はハロ、C
1−C
12−アルキル、5員又は6員のヘテロシクリルであって、N、O及びSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含むもので置換された−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−フェニル;
−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ピリジン又は−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ピリミジンで、これらの各々が、未置換か又はC
1−C
12−アルキルで置換され得るもの;
未置換か又はハロで置換された−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−O−フェニル;
−NR−C
1−C
12−ヒドロキシアルキル;
R
2及びR
3がHであり;nが0又は1であり、RがH又はC
1−C
12−アルキルであり、R
gが;並びにその立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び薬学的に許容される塩である。
【0103】
本明細書の全て実施態様において、ヘテロシクリルは、1,4−ジアゼパン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、アゼチジン、1,4−オキサゼパン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン、モルホリン、オキセタン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフランであって、これらの各々が未置換か又は本明細書に記載の通りに置換されているものからなる群より選択される以下の基から選択され得る。
【0104】
一実施態様において、式(I)の化合物は、本明細書に記載の実施例1から368の以下の化合物:
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、それらの遊離塩基及び薬学的に許容される塩、並びに立体異性体から選択される。
【0105】
一実施態様において、本発明は、治療的活性物質として使用するための、本発明に記載の化合物に関する。
【0106】
一実施態様において、本発明は、本発明に記載の化合物及び治療的に不活性な担体を含有する薬学的組成物に関する。
【0107】
一実施態様において、本発明は、がんの治療又は予防のための、本発明に記載の化合物に関する。
【0108】
一実施態様において、本発明は、がんの治療又は予防のための薬剤の調製のための、本発明に記載の化合物の使用に関する。
【0109】
一実施態様において、本発明は、がんの治療又は予防のための、本発明に記載の化合物に関する。
【0110】
一実施態様において、本発明は、がんの治療又は予防方法であって、本発明に記載の化合物の有効量を投与することを含む方法に関する。
【0111】
一実施態様において、本発明のがんは、次のがんからなる群より選択される:乳房、卵巣、子宮頸部、前立腺、睾丸、尿生殖路、食道、喉頭、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、胃、皮膚、角化棘細胞腫、肺、類表皮癌、大細胞癌、非小細胞肺癌(NSCLC)、小細胞癌、肺腺癌、骨、結腸、腺腫、膵臓、腺癌、甲状腺、濾胞腺癌、未分化癌、乳頭癌、セミノーマ、メラノーマ、肉腫、膀胱癌、肝臓癌及び胆汁通路、腎臓癌、膵臓癌、骨髄性疾患、リンパ腫、ヘアリー細胞、口腔、鼻咽頭、咽頭、唇、舌、口、小腸、結腸直腸、大腸、直腸、脳及び中枢神経系、ホジキン、白血病、気管支、甲状腺、肝臓及び肝内胆管、肝細胞癌、胃癌、神経膠腫/神経膠芽腫、子宮内膜癌、黒色腫、腎臓及び腎盂、膀胱、子宮体、子宮頸部、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、リンパ球性白血病、骨髄性白血病、口腔及び咽頭、非ホジキンリンパ腫、黒色腫、又は絨毛結腸腺腫。
【0112】
薬学的製剤
ヒトを含む哺乳動物の(予防的治療を含む)治療的処置のための式(I)の化合物を使用するためには、通常、薬学的組成物として標準的な薬務に従って処方される。本発明のこの態様によれば、薬学的に許容される希釈剤又は担体と共に本発明の化合物を含有する薬学的組成物が提供される。
【0113】
典型的な製剤は、本発明の化合物及び担体、希釈剤又は賦形剤を混合することによって調製される。好適な担体、希釈剤及び賦形剤は当業者に周知であり、例えば、炭水化物、ワックス、水溶性及び/又は膨潤性ポリマー、親水性又は疎水性材料、ゼラチン、油、溶媒、水などの材料が含まれる。使用される特定の担体、希釈剤又は賦形剤は、本発明の化合物が適用される手段および目的に依存するであろう。溶媒は、哺乳動物に投与することが安全であると当業者によって認定されている(GRAS;安全食品認定)溶媒に基づいて通常選択される。一般に、安全な溶媒は非毒性の水性溶媒、例えば水、及び水に可溶性又は混和性である他の非毒性溶媒である。好適な水性溶媒は、水、エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール(例えばPEG400、PEG300)等及びそれらの混合物である。これらの製剤は、薬物(即ち本発明の化合物又はその薬学的組成物)の優れた効果を提供するか、又は薬学的製品(即ち、薬剤)の製造を補助するために、一又は複数の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、湿潤剤、滑沢剤、乳化剤、懸濁化剤、保存剤、酸化防止剤、オペーク剤、流動促進剤(glidant)、加工助剤、着色剤、甘味剤、香料、矯味矯臭剤及び他の知られている添加剤を含有してもよい。
【0114】
これらの製剤は、通常の溶解及び混合手法を用い調製することができる。例えば、バルク原薬(即ち、本発明の化合物又はその安定形(例えば、シクロデキストリン誘導体又は他の周知の複合体形成物質との複合体))は、一又は複数の上記賦形剤の存在下で、適切な溶媒に溶解される。本発明の化合物は通常、医薬剤形に製剤化されて、容易に制御できる用量の薬物を提供し、処方されたレジメンでの患者の服薬遵守を可能にする。
【0115】
適用のための薬学的組成物(又は製剤)は、薬物の投与に使用される方法に応じた様々な方法で包装することができる。一般に、頒布用製品は、その中に適当な形状の薬学的製剤が配置された容器を備える。適切な容器は当業者には周知であり、例えば、瓶(プラスチック及びガラス)、小袋、アンプル、ビニール袋、金属シリンダー等の材料が含まれる。容器は、パッケージの内容物への不注意な接触を防ぐために、不正開封防止の構成部品(assemblage)を備えてもよい。加えて、この容器は、その上に容器の内容物を記したラベルを配置してもよい。このラベルは適当な注意書きを含んでもよい。
【0116】
本発明の化合物の薬学的製剤は、種々の投与経路及び投与タイプのために調製され得る。例えば、所望の純度を有する式(I)の化合物を、任意選択的に、薬学的に許容される希釈財、担体、賦形剤又は安定剤と混合して(Remington’s Pharmaceutical Sciences (1980) 第16版, Osol, A. 編.)、凍結乾燥製剤、破砕粉末、又は水溶液の形態にしても良い。製剤化は、適切なpH、周囲温度、及び所望の純度で、生理学的に許容できる担体と、即ち、用いられる投与量及び濃度において、受容者に対して非毒性である担体と混合することによって行うことができる。製剤のpHは、主に、化合物の具体的な用途及び濃度に左右されるが、約3−約8の範囲であればよい。pHが5である酢酸緩衝剤中での製剤化が、好適な実施形態である。
【0117】
化合物は、通常、固体組成物、凍結乾燥製剤又は水溶液として保存可能である。
【0118】
本発明の薬学的組成物は、医療実施基準(good medical practice)を遵守する方式、即ち、投与量、投与濃度、投与スケジュール、投与過程、投与媒体及び投与経路で、製剤化、用量化並びに投与されるであろう。この文脈における考慮因子としては、治療すべき具体的な障害、治療すべき具体的な哺乳類、個々の患者の臨床状態、障害の原因、薬剤の送達部位、投与方法、投与スケジュール及び医師にとって既知の他の因子が挙げられる。投与される化合物の「治療的上有効量」は、このような考慮事項によって左右され、過剰増殖性疾患を防ぐか改善するか、又は治療するのに必要最小量である。
【0119】
一般的な問題として、投与量当たりに非経口投与される阻害剤の初期の薬学的に有効な量は、1日につき患者の体重当たり、約0.01−100mg/kg、即ち約0.1−20mg/kgの範囲であり、使用される化合物の通常の初期範囲は、0.3−15mg/kg/日である。
【0120】
許容される希釈剤、担体、賦形剤及び安定剤は、用いられる投与量及び濃度において受容者に対して非毒性であり、例えば、リン酸塩、クエン酸塩及び他の有機酸のような緩衝液;アスコルビン酸及びメチオニンを含む抗酸化剤;防腐剤(例えば、オクタデシルジメチオルベンジルアンモニウムクロライド;ヘキサメトニウムクロライド;塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、フェノール、ブチル又はベンジルアルコール;アルキルパラベン、例えば、メチル又はプロピルパラベン;カテコール;レゾルシノール;シクロヘキサノール;3−ペンタノール;及びm−クレゾール);低分子量(約10残基未満)ポリペプチド;タンパク質、例えば、血清アルブミン、ゼラチン、又は免疫グロブリン;親水性ポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン;アミノ酸、例えば、グリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、アルギニン又はリジン;単糖類、二糖類、及びグルコース、マンノース又はデキストリンを含む他の炭水化物;キレート剤、例えば、EDTA;糖、例えば、スクロース、マンニトール、トレハロース又はソルビトール;塩形成対イオン、例えば、ナトリウム、金属錯体(例えば、Zn−タンパク質錯体);及び/又はTWEEN(商標)、PLURONICS(商標)もしくはポリエチレングリコール(PEG)等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。また、薬剤成分はまた、例えば、コアセルベーション技術又は界面重合により調製したマイクロカプセル、例えば、それぞれ、コロイド状薬物送達系(例えばリポソーム、アルブミンミクロスフェア、マイクロエマルジョン、ナノ粒子及びナノカプセル)において又はマクロエマルジョンにおいて、ヒドロキシメチルセルロース又はゼラチンのマイクロカプセル及びポリ−(メチルメタクリラート)マイクロカプセル中に封入されてもよい。このような技術は、Remington’s Pharmaceutical Sciences第16版, Osol, A. 編. (1980)に開示されている。
【0121】
式(I)の化合物の徐放性製剤を調製してもよい。徐放性製剤の好適な例としては、式(I)の化合物を含有する固体疎水性ポリマーの半透過性マトリックスが挙げられる。このマトリックスは、成形品、例えば、フィルム、又はマイクロカプセルの形態である徐放性マトリックスの例としては、ポリエステル、ヒドロゲル(例えば、ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)、又はポリ(ビニルアルコール))、ポリラクチド(米国特許第3773919号)、L−グルタミン酸とガンマ−エチル−L−グルタメートとの共重合体、非分解性エチレン−酢酸ビニル、LUPRON DEPOT(商標)(乳酸−グリコール酸共重合体及び酢酸ロイプロリドからなる注射可能なミクロスフェア)のような分解性乳酸−グリコール酸共重合体、並びにポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸が挙げられる。
【0122】
製剤としては、本明細書に詳述される投与経路に適したものが挙げられる。製剤は、好都合には、単位用量剤形で提供されてもよく、薬学分野で周知の任意の方法によって調製することができる。技術及び製剤は、一般に、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Co.,Easton,PA)に見出される。このような方法は、一又は複数の補助成分を構成する担体と活性成分を会合させる工程を含む。一般に、製剤は、活性成分を液体担体もしくは微粉化した固体担体、又はその両方と均一且つ緊密に会合させて、次いで必要であれば生成物を成形することにより調製される。
【0123】
経口投与に適した式(I)の化合物の製剤は、所定量の式(I)の化合物をそれぞれ含有する、丸薬、カプセル剤、カシェ剤又は錠剤などの個別単位として調製することができる。圧縮製剤は、結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤、防腐剤、表面活性剤又は分散剤と任意選択的に混合された易流動性形態、例えば、粉末又は顆粒にて活性成分を好適な機械にて圧縮することによリ調製され得る。湿製錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末状の活性成分の混合物を好適な機械で成形することにより製造し得る。これらの錠剤は、任意選択的に被覆されても刻み目を入れられてもよく、錠剤からの活性成分の徐放又は制御放出をもたらすように製剤化されてもよい。錠剤、トローチ、ロゼンジ剤、水性もしくは油性懸濁液、分散性粉末又は顆粒、乳剤、硬カプセル剤又は軟カプセル剤、例えば、ゼラチンカプセル剤、シロップ又はエリキシル剤を、経口使用向けに調製してもよい。式(I)化合物の経口使用向けの製剤は、薬学的組成物の製造のための、当該技術分野において周知の方法に従って調製することができ、このような組成物は、口当たりの良い製剤を提供するために、甘味料、着香剤、着色剤及び保存剤を含む一又は複数の薬剤を含有してもよい。錠剤の製造に適した非毒性の薬学的に許容される賦形剤と混合した活性成分を含有する錠剤が許容される。これらの賦形剤は、例えば、炭酸カルシウム又は炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム又はリン酸ナトリウムなどの不活性希釈剤;トウモロコシでんぷん又はアルギン酸などの造粒剤及び崩壊剤;でんぷん、ゼラチン又はアカシアなどの結合剤;及びステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸又はタルクなどの潤滑剤であってもよい。これらの錠剤は被覆されていなくてもよいが、胃腸管内の崩壊及び吸着を遅延させ、それによってより長期間にわたる持続的作用を与えるために、マイクロカプセル化を含む周知の技術によって被覆されていてもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリル又はジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延材料が、単独で又はワックスとともに用いられてもよい。
【0124】
眼又は他の外部組織、例えば、口及び皮膚の治療では、製剤は、例えば、0.075−20% w/wの量で活性成分を含有する局所軟膏又はクリームとして塗布され得る。軟膏に製剤化される場合、活性成分は、パラフィン又は水混和性軟膏基剤のいずれかとともに用いられてもよい。或いは、活性成分は、水中油型クリーム基剤とともにクリームに製剤化されてもよい。必要に応じて、クリーム基剤の水相は、多価アルコール、即ち、プロピレングリコール、ブタン1,3−ジオール、マンニトール、ソルビトール、グリセロール及びポリエチレングリコール(PEG 400を含む)などの2以上のヒドロキシル基を有するアルコール及びそれらの混合物を含んでもよい。局所製剤は、皮膚又は他の患部への活性成分の吸収又は浸透を促進する化合物を含むことが好ましい。このような皮膚浸透促進剤の例としては、ジメチルスルホキシド及び関連する類似体が挙げられる。本発明の乳剤の油相は、周知の方法で周知の成分から構成されればよく、少なくとも一の乳化剤と、脂肪もしくは油との混合物、又は脂肪及び油の両方との混合物を含むことが好ましい。親水性乳化剤は、安定剤として働く親油性乳化剤とともに含まれる。まとめると、乳化剤は、安定剤とともに又はそれを用いずに、いわゆる乳化ワックスを形成し、ワックスは、油及び脂肪とともにクリーム製剤の油分散相を形成する、いわゆる乳化軟膏基剤を形成する。本発明の製剤への使用に適した乳化剤及び乳化安定剤としては、Tween(登録商標)60、Span(登録商標)80、セトステアリルアルコール、ベンジルアルコール、ミリスチルアルコール、モノステアリン酸グリセリル及びラウリル硫酸ナトリウムが挙げられる。
【0125】
式(I)の化合物の水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に適した賦形剤と混合した活性材料を含有する。このような賦形剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、クロスカルメロース、ポビドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアカシアゴムなどの懸濁化剤、並びに天然リン脂質(例えば、レシチン)、アルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物(例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン)、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、エチレンオキシドと、脂肪酸及び無水ヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)などの分散剤又は湿潤剤が挙げられる。水性懸濁液は、p−ヒドロキシ安息香酸エチル又はp−ヒドロキシ安息香酸n−プロピルなどの一又は複数の防腐剤、一又は複数の着色剤、一又は複数の着香剤、及びスクロース又はサッカリンなどの一又は複数の甘味料も含有し得る。
【0126】
式(I)の化合物の薬学的組成物は、滅菌注射用水性又は油性懸濁液などの無菌注射用製剤の形態であってもよい。この懸濁液は、従来技術に従い、上述した好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁化剤を用いて製剤化すればよい。また、無菌注射用製剤は、例えば1,3−ブタンジオール中の溶液など、非経口投与可能な無毒の希釈剤又は溶媒に溶かした注射用滅菌溶液又は懸濁液であってもよく、または凍結乾燥粉末として調製され得る。使用され得る許容可能なビヒクル及び溶媒には、水、リンゲル液及び等張食塩水がある。更に、滅菌不揮発性油が、溶媒又は懸濁媒として従来から用いられている。この目的のために、合成モノジグリセリド又は合成ジグリセリドなどの任意の無刺激不揮発性油を用いることができる。更に、オレイン酸などの脂肪酸も注射用製剤に用いることができる。
【0127】
単位用量剤形を作るために担体材料と組み合わされ得る活性成分の量は、治療される受給者及び個々の投与方法によって変わる。例えば、ヒトへの経口投与向けの徐放性製剤では、全組成物の約5−約95%(重量:重量)の幅の適切且つ好都合な量の担体材料と混ぜ合わせた、約1−1000mgの活性材料を含有することができる。薬学的組成物は、容易に測定可能な投与量を与えるように調製することができる。例えば、静脈内注射向けの水溶液では、約30mL/時の速度で好適な量の注射を行うことができるように、溶液のミリリットル当たり、約3−500μgの活性成分を含有することができる。
【0128】
非経口投与に適した製剤は、酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤、及び対象レシピエントの血液に対して製剤を等張にする溶質を含み得る水性及び非水性無菌注射溶液;並びに懸濁化剤及び増粘剤を含有し得る水性及び非水性無菌懸濁液を含む。
【0129】
眼への局所投与に適した製剤としては、適切な担体、特に活性成分用の水性溶媒中に活性成分が溶解又は懸濁された点眼剤も挙げられる。活性成分は、好ましくは約0.5−20%w/w、例えば約0.5−10%w/w、例えば約1.5%w/wの濃度でこのような製剤中に存在する。
【0130】
口内局所投与に適した製剤としては、風味付けした基剤、通常、スクロース及びアカシア又はトラガカント中に活性成分を含むロゼンジ剤;ゼラチン及びグリセリン、又はスクロース及びアカシアなどの不活性基剤中に活性成分を含むトローチ;並びに好適な液体担体中に活性成分を含む洗口液が挙げられる。
【0131】
直腸投与用の製剤は、例えばカカオ脂又はサリチル酸塩を含む好適な基剤を用いた坐薬として提供されてもよい。
【0132】
肺内又は経鼻投与に適した製剤は、例えば0.1−500ミクロンの範囲の粒径(0.5ミクロン、1ミクロン、30ミクロン、35ミクロンなどのミクロン単位で、0.1−500ミクロンの範囲の粒径を含む)を有し、肺胞嚢に達するように鼻腔を通る急速な吸入によって、又は経口吸入によって投与される。好適な製剤には、活性成分の水性又は油性溶液が含まれる。エアロゾル又は乾燥粉末投与に適した製剤は、従来の方法に従って調製してもよく、後述の障害の治療又は予防において従来使用されている化合物などの他の治療剤とともに送達されてもよい。
【0133】
膣投与に適した製剤は、活性成分に加えて、適切であると当該技術分野において知られているような担体を含有する、ペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、泡剤又はスプレー剤として提供されてもよい。
【0134】
製剤は、単位用量又は複数用量の容器、例えば密閉したアンプル及びバイアルに詰めてもよく、使用の直前に注射用の滅菌した液体担体、例えば水を添加するだけで済むフリーズドライ(凍結乾燥)状態で保存されてもよい。且つ即席の注射溶液及び懸濁液は、前述の種類の滅菌粉末、顆粒及び錠剤から調製される。好ましい単位用量製剤は、本明細書において上述の、一日の用量もしくはサブ用量(sub−dose)、又はその適切な部分用量の活性成分を含有するものである。
【0135】
本発明は、上に定義した少なくとも一の活性成分を、そのための獣医学用担体とともに含む、獣医学的組成物を更に提供する。獣医学用担体は、組成物を投与するために有用な材料であり、その他の場合は不活性もしくは獣医学的技術分野において許容される固体、液体又は気体材料でよく、且つ活性成分と適合する。これらの獣医学的組成物は、非経口、経口で、又は任意の他の所望の経路によって投与し得る。
【0136】
併用療法
式(I)の化合物は、単独で、或いは炎症又は過剰増殖性障害(例えば、がん)などの、本明細書に記載の疾患又は障害を治療するための他の治療剤と組み合わせて用いてもよい。特定の実施形態における式(I)の化合物は、医薬品の組み合わせ製剤、又は併用療法としての投与計画において、抗炎症性又は抗過剰増殖性を有するか或いは炎症、免疫応答障害、又は過剰増殖性障害(例えば、がん)を治療するのに有用な第2の治療用化合物と組み合わされる。第2の治療剤は、NSAID抗炎症剤であってもよい。第2の治療剤は、化学療法剤であってもよい。医薬品の組み合わせ製剤又は投与計画の第2の化合物は、好ましくは、互いに悪影響を与えないように式(I)化合物を補完する活性を有する。このような化合物は、好適には、意図した目的に有効な量で組み合わされて存在する。一実施形態において、本発明の組成物は、式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、或いは薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグを、NSAIDなどの治療剤と組み合わせて含む。
【0137】
併用療法では、同時又は連続した投与計画として投与されてもよい。連続投与される場合、組合せが、2回以上の投与で投与されてもよい。併用投与には、別個の製剤又は単一の薬学的製剤を使用する同時投与、及び任意の順序での連続投与が含まれ、その際、両方の(又は全ての)活性剤がそれらの生物学的活性を同時に発揮する期間があることが好ましい。
【0138】
上記の同時投与される任意の薬剤の好適な投与量は、現在使用されているものであり、新たに同定される薬剤及び他の治療剤又は治療の複合作用(相乗効果)により減じられる可能性がある。
【0139】
併用療法は、「相乗効果」を与え、「相乗作用がある(synergistic)」、即ち、活性成分を併用した場合に得られる効果が、化合物を別々に用いることから得られる効果の合計を超えることが分かっている。相乗効果は、活性成分が:(1)同時に処方され、投与されるか又は組み合わせた単用量製剤で同時に送達される場合;(2)別個の製剤として交互に(by alternation)又は並行して送達される場合;又は(3)何らかの他の投与計画によって、得られる可能性がある。交互療法(alternation therapy)で送達される場合、化合物が例えば、別個の注射器での異なる注射、別個の丸薬もしくはカプセル剤、又は別個の注入によって連続して投与又は送達される場合も、相乗効果が得られる可能性がある。一般に、交互療法中、有効投与量の各活性成分を連続して、即ち順次投与し、一方、併用療法では、有効投与量の2以上の活性成分を一緒に投与する。
【0140】
治療法の特定の実施形態において、式(I)の化合物、或いはその立体異性体、互変異性体、又は薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグは、本明細書に記載されたものなど、他の治療剤、ホルモン剤又は抗体薬剤と組み合わされてもよいだけでなく、外科的治療及び放射線療法と組み合わされてもよい。従って、本発明に係る併用療法は、少なくとも一の式(I)の化合物、或いはその立体異性体、互変異性体、又は薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグの投与、及び少なくとも一の、他のがん治療方法の使用を含む。式(I)の化合物及び他の薬学的に有効な化学治療剤の量並びに投与の相対的タイミングは、所望の併用治療効果が得られるように選択されることになる。
【0141】
式(I)の化合物の代謝物
本明細書に記載された式(I)の生体内代謝産物も本発明の範囲内に含まれる。このような産物は、例えば、投与される化合物の酸化、還元、加水分解、アミド化、脱アミド化、エステル化、脱エステル化、酵素的切断などから得られる。従って、本発明は、本発明の化合物を、その代謝産物を得るのに十分な期間にわたって哺乳動物と接触させることを含む方法によって生成される化合物を含む、式Iの化合物の代謝産物を含む。
【0142】
代謝産物は、典型的には、本発明の化合物の放射性標識(例えば、
14C又は
3H)同位体を調製し、それを検出可能な用量(例えば、約0.5mg/kg超)で、ラット、マウス、モルモット、サルなどの動物、又はヒトに非経口で投与し、代謝が起こるのに十分な時間をとり(通常、約30秒間−30時間)、その変換産物を尿、血液又は他の生体試料から単離することによって同定される。これらの産物は、標識されているため、容易に単離される(他は、代謝産物中に残存しているエピトープに結合することができる抗体を使用することによって単離される)。代謝産物の構造は、従来の方式で、例えば、MS、LC/MS又はNMR分析によって決定される。一般に、代謝産物の分析は、当業者に周知の従来の薬剤代謝試験と同じ方法で行われる。代謝産物は、生体内で別に見い出されない限り、本発明の化合物を治療的投与についての診断アッセイに有用である。
【0143】
製品
本発明の別の実施態様において、上記の疾患及び障害の治療に有用な材料を含有する製品又は「キット」が提供される。一実施態様において、キットは、式(I)の化合物を含む容器を含む。キットは、容器上に又は容器に付属するラベル又は添付文書を更に含み得る。「添付文書」という用語は、治療製品の商品包装に通例含まれる説明書を指すのに使用され、このような治療製品の使用に関する、指示、使用法、用量、投与、禁忌及び/又は注意事項についての情報を含む。好適な容器としては、例えば、瓶、バイアル、シリンジ、ブリスターパックなどが挙げられる。容器は、ガラス又はプラスチックなどの種々の材料から形成し得る。容器は、病態を治療するのに有効な式(I)の化合物又はその製剤を保持することができ、無菌アクセスポートを有し得る(例えば、容器は、皮下注射針によって穴を開けることが可能なストッパーを有する静脈注射用溶液のバッグ又はバイアルであり得る)。組成物中の少なくとも一の活性剤が式(I)の化合物である。ラベル又は添付文書には、組成物が、がんなどの選択した病態を治療するために使用されることが示される。更に、ラベル又は添付文書には、治療対象の患者が、過剰増殖性障害、神経変性、心臓肥大、疼痛、片頭痛又は神経外傷性の疾患もしくは事象などの障害を有する患者であることが示されてもよい。一実施態様において、ラベル又は添付文書に、式(I)の化合物を含む組成物が、異常な細胞増殖から生じる障害を治療するのに使用され得ることが示される。ラベル又は添付文書にはまた、この組成物が、他の障害を治療するのに使用され得ることが示されてもよい。その代わりに、又はそれに加えて、製品は、注射用静菌水(BWFI)、リン酸緩衝生理食塩水、リンゲル液及びデキストロース溶液などの薬学的に許容される緩衝剤を含む、第2の容器を更に含むことができる。製品は、他の緩衝剤、希釈剤、フィルタ、針、及びシリンジを含む、商業的及び使用者の観点から望ましい他の材料を更に含み得る。
【0144】
キットは、式(I)の化合物、及び、存在する場合、第2の薬学的製剤の投与のための説明書を更に含むことができる。例えば、キットが式(I)の化合物および第2の薬学的製剤を含む第1の組成物を含む場合、キットは、第1及び第2の薬学的組成物を必要とする患者に、それらを同時投与、連続投与又は個別投与するための説明書を更に含むことができる。
【0145】
別の実施態様において、キットは、錠剤又はカプセル剤などの、式(I)の化合物の固体経口形態の送達に適している。このようなキットは、複数の単位用量を含むことが好ましい。このようなキットは、それらの意図する使用順序に合わせて用量を記載したカードを含むことができる。このようなキットの例は「ブリスターパック」である。ブリスターパックは、包装産業において周知であり、薬学的単位用量剤形を包装するのに広く使用されている。所望される場合、例えば数字、文字、もしくは他のマークの形態で、又は該用量が投与され得る治療スケジュールにおける日を指定するカレンダー挿入物を用いて、記憶補助を提供することができる。
【0146】
一実施態様によれば、キットは、(a)式(I)の化合物が中に含まれる第1の容器;及び任意選択的に(b)第2の薬学的製剤が中に含まれる第2の容器を含んでもよく、ここで、第2の薬学的製剤は、抗過剰増殖活性を有する第2の化合物を含む。その代わりに、又はそれに加えて、キットは、注射用静菌水(BWFI)、リン酸緩衝生理食塩水、リンゲル液及びデキストロース溶液などの、薬学的に許容される緩衝剤を含む第3の容器を更に含むことができる。キットは、他の緩衝剤、希釈剤、フィルタ、針、及びシリンジを含む、商業的及び使用者の観点から望ましい他の材料を更に含むことができる。
【0147】
キットが式(I)の組成物及び第2の治療剤を含む、特定の他の実施態様において、キットは、例えば分けられた瓶又は分けられたホイル小包(packet)など、別個の組成物を容れるための容器を含むことができるが、別個の組成物はまた、分けられていない単一の容器の中に収容されていてもよい。一般的に、キットは、別個の成分を投与するための説明書を含む。キットの形態が特に好都合であるのは、別個の成分を異なる投与形態(例えば経口及び非経口)で投与するのが好ましい場合、異なる投与間隔で投与する場合、又は、処方医師が組み合わせる個々の成分の滴定を望む場合である。
【0148】
生物学的評価
本発明者らは、本発明の範囲内で、遊走中の内皮の膜動態の重要な調節因子としてMAP4K4を同定した。インビトロでのMAP4K4発現又はMAP4K4キナーゼ活性の喪失は、細胞内膜突起の収縮を低減し、ひいてはこれらの突起の延長及び細胞内膜の持続的分岐をもたらし、最終的に細胞運動性を損なう。本発明者らは、マウスにおける血管特異的MAP4K4ノックアウトが、E14.5までに重度の出血及び浮腫を引き起こし、〜E16.5で胚致死を招くことを発見した。胚内皮細胞には長い異常な突起がみられ、細胞内膜の分岐増加及び遊走の遅延、また、複数の器官における血管被覆領域の縮小がみられる。
【0149】
本発明者らは、内皮細胞内のMAP4K4が発芽型血管新生中に内皮細胞の膜動態を調節していることを発見した。本発明者らは、小分子阻害剤を用いたMAP4K4キナーゼ活性の阻害が内皮細胞の増殖又は生存に影響することなくがん細胞の遊走を減じたことを発見した。従って、MAP4K4の阻害は、腫瘍への血液供給を減らして腫瘍増殖を減少させることによるがんの治療と、がんによる死亡の主な原因である浸潤/転移を減らすことによる癌の治療のいずれにも有用となり得る。本発明者らは、血管新生及びがんの治療に有用となり得るMAP4K4アンタゴニストを開発した。
【0150】
式(I)の化合物の酵素活性(又は他の生物学的活性)の阻害剤としての相対的効力は、各化合物が所定の程度まで活性を阻害する濃度を測定し、その結果を比較することにより確定させることが可能である。好ましい測定は、通常、生化学的アッセイにおいて活性の50%を阻害する濃度、つまり、50%阻害濃度即ち「IC
50」である。IC
50値は、当該技術分野で周知の従来の手法を用いて測定可能である。一般に、IC
50は、試験濃度範囲の阻害剤の存在下で、所与の酵素の活性を測定することにより確定させることができる。実験で得られる酵素活性の値は次いで、使用される阻害濃度に対してプロットされる。(任意の阻害剤の非存在下での活性と比較して)50%の酵素活性を示す阻害剤の濃度がIC
50値とされる。同様に、他の阻害濃度も活性の適切な測定により決定することが可能である。例えば、ある環境では、90%阻害濃度即ちIC
90に決めることが望ましい。
【0151】
従って、「選択的MAP4K4阻害剤」は少なくとも、他のMP4K4ファミリーメンバーのいずれか又は全てに対してIC
50値が少なくとも10分の1低いMAP4K4に対し、50%阻害濃度(IC
50)を示す化合物を指すと理解することができる。
【0152】
式(I)の化合物のMAP4K4キナーゼ活性の活性の測定は、直接的及び間接的な多数の検出方法によって可能である。MAP4K4の阻害に関するIC
50は、1nM(ナノモル)未満から約10μ(マイクロ)M(マイクロモル)の範囲の値であった。本発明の特定の例示的化合物はMAP4K4阻害IC
50が10nM未満の値であった。式(I)の特定の化合物は、がんなどの過剰増殖性障害を治療するための抗血管新生活性を有していてもよい。式(I)の化合物は、哺乳動物における血管新生を阻害することができ、ヒトがん患者を治療するのに有用であり得る。
【0153】
本特許出願の実施例セクションは、式(I)の化合物を調製し、特徴付け、そして、本発明の方法に従ってMAP4K4の阻害及び選択性を試験したことを示し、それらは対応する構造と名称を有する(ChemBioDraw Ultra, Version 11.0, CambridgeSoft Corp., Cambridge MA)。
【0154】
式(I)の化合物の調製
式(I)の化合物は、特に本明細書に含まれる説明に照らして、化学の技術分野で周知の方法、及びそれぞれ出典明示により援用される、Comprehensive Heterocyclic Chemistry II,Editors Katritzky及びRees,Elsevier,1997、例えば3巻;Liebigs Annalen der Chemie,(9):1910−16,(1985);Helvetica Chimica Acta,41:1052−60,(1958);Arzneimittel−Forschung,40(12):1328−31,(1990)に記載されている他のヘテロ環についての方法と同様の方法を含む合成経路によって合成することができる。出発材料は、一般に、Aldrich Chemicals(ウィスコンシン州、ミルウォーキー)などの商業的供給源から入手可能であるか、または当業者に周知の方法を用いて容易に調製することができる(例えば、Louis F.Fieser及びMary Fieser,Reagents for Organic Synthesis,1−23巻,Wiley,N.Y.(1967−2006編)、又はBeilsteins Handbuch der organischen Chemie,4,Aufl編 Springer−Verlag,Berlin(増補を含む)(Beilsteinのオンラインデータベースからも入手可能)に一般に記載されている方法によって調製される。
【0155】
式(I)の化合物を合成するのに有用な合成化学変化及び保護基の方法論(保護及び脱保護)、並びに必要な試薬及び中間体は、当該技術分野で知られており、例えば、R.Larock,Comprehensive Organic Transformations,VCH Publishers(1989);T.W.Greene and P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,第3版,John Wiley and Sons(1999);及びL.Paquette編,Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis,John Wiley and Sons(1995)及びそれらの後続版に記載されているものが挙げられる。
【0156】
式(I)の化合物は、単独で、或いは少なくとも2つ、例えば5−1,000の化合物、又は10−100の化合物を含む化合物ライブラリとして、調製することができる。式(I)の化合物のライブラリは、コンビナトリアル「スプリット・ミックス(split and mix)」法によって、又は、溶液相化学もしくは固相化学のいずれかを用いたマルチプル・パラレル合成によって、当業者に既知の手法によって調製することができる。従って、本発明の更なる態様によれば、少なくとも2つの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩を含む化合物ライブラリが提供される。
【0157】
式(I)の化合物を調製する際、中間体の遠隔官能基(remote functionality)(例えば、第一級又は第二級アミン)の保護が必要なことがある。そのような保護の必要性は、遠隔官能基の性質及び調製方法の条件に応じて異なってくる。好適なアミノ保護基としては、アセチル、トリフルオロアセチル、t−ブトキシカルボニル(BOC)、ベンジルオキシカルボニル(CBz)及び9−フルオレニルメチレンオキシカルボニル(Fmoc)が挙げられる。そのような保護の必要性は、当業者によって容易に決定できる。保護基及びそれらの使用の一般的な説明については、T.W.Greene,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,New York,1991を参照されたい。
【0158】
例示の目的のために、以下のスキームは、本発明による式(I)の化合物及び重要な中間体を調製するための一般的方法を示す。個々の反応工程のより詳細な説明については、実施例のセクションを参照されたい。当業者であれば、他の合成経路を用いて本発明の化合物を合成し得るであろう。特定の出発材料及び試薬が、一般的方法、実施例及びスキームに示され、説明されているが、種々の誘導体及び/又は反応条件をもたらすために他の出発材料及び試薬で容易に代用され得る。加えて、記載した方法によって調製される例示的な化合物の多くは、当業者に周知の従来の化学を用いつつ、本開示に照らして更に変更することができる。
【0159】
一般的方法A
[この文献は図面を表示できません]
A、R
1、R
2及びR
3が本明細書に記載の通りである式(I)の化合物は、一般的方法Aの以下の2つの工程の方法に従って調製可能である:
工程1:R
1−Br化合物を、溶媒(例えばDMSO)中の触媒系(例えばPd(dppf)Cl
2やKOAc(約2当量)など)を加熱(例えば約90℃、約3時間)しながら、懸濁液中で4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(CAS登録番号 73183−34−3、約1.2当量)で処理する。次いで、その反応溶液をEtOAcとブラインとに分配することができる。その混合有機層は水で洗浄し、濃縮し、更なる精製をせずに次の工程で使用し得る。
工程2:式(I)の化合物は、化合物A−1(余剰分)と式A−2の化合物を適切な溶媒中(例えばジオキサン/H2O)のPd(pph
3)
4やCs
2CO
3などの触媒系中で加熱(例えば約90℃、2時間)して反応させることにより得ることができる。その反応溶液をEtOAcとブラインとに分配することができる。その混合有機層は水で洗浄し、濃縮し、分取HPLCで精製することができる。
【0160】
一般的方法B
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物にR
3基を加える方法を、一般的方法Bに示す。この方法に従って、溶媒(例えばDMF)中の式B−1の化合物を、鉱物油中に分散させた塩基、例えば水酸化ナトリウムで処理し、次いで式X−R
3(又はX−R
4)の化合物であって、式中、Xがハロゲン、例えばCl又はIであるものとで反応させる。
【0161】
一般的方法C
[この文献は図面を表示できません]
一般的方法Cは、式Iの化合物であってR
1がアミド基で置換されたフェニル基である式C−2の化合物の調製のために示される。本スキームにおいて、R
2、R
3及びR
4は本明細書に記載の通りである。この方法に従って、溶媒(例えばDMF)中の式C―1の化合物を、DIPEA/HATUなどのカップリング試薬を用いてアミンNH
2ーRと結合させる。当業者であれば、同じ手順を、式Iの化合物であってR
1がアミド基で置換されたヘテロアリールであるものにも用いることができるであろう。
【0162】
一般的方法D
[この文献は図面を表示できません]
一般的方法Dは、式Iの化合物であってR
1が窒素結合基であり、そのためD−1がカルバミン酸であるものの調製に有用である。R
1は、例えば、−NR−C
1−C
12−ヒドロキシアルキル、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
3−C
6−シクロアルキル、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロシクリル、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリール、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−ヘテロアリール、−NR−(C
1−C
12−アルキレニル)
n−C
6−C
20−アリールオキシ、C
6−C
20−アリール、ピリジン、N結合ピペリジン、N結合ピロリジン、N結合ピペラジン、N結合モルホリン、1H−ピラゾール−4−イルであり得る。これらのヘテロ環は置換され得る。このヘテロ環基に対する可能な置換基は本明細書に記載の通りである。A、R
2及びR
3は本明細書に記載の通りである。一般的方法Dに従って、エステルを脱保護することができ、適切な培養液、例えば塩基と溶媒(例えばトリエチルアミン及びDMA)中で、式D−1の化合物と反応させることができる。
【0163】
一般的方法E
[この文献は図面を表示できません]
一般的方法Eは、式Iの化合物であって、R
1が置換されていてもよいフェニル基であり、R
a及びR
bが本明細書に記載の通りである−(CH
2)−NR
aR
bを有するものを調製するのに有用である。このスキームAにおいて、R
2及びR
3は本明細書に記載の通りである。最初の工程では、式E−1の化合物は、適切な溶媒中で適切なカップリング試薬、例えばPd(PPh
3)
4などのパラジウム触媒を用いて、上記スキームに記載のフェニル誘導体と結合され得る。2番目の工程では、還元的アミノ化が、例えばシアン水素化ホウ素ナトリウムを用いて行われる。このような反応の非限定的な例を、下記の実施例中に挙げる。当業者であれば、同じ手順を、式Iの化合物であってR
1が−(CH
2)−NR
aR
b基で置換されたヘテロアリールであるものにも用いることが可能であろう。
【0164】
一般的方法F
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一般的方法Fは、式Iの化合物であってR
1が式−OR[ここで、Rは例えばアルキル、ハロアルキルなど、酸素を通じで結合する本明細書に記載の任意の基である]の酸素連結基によって置換されたフェニル基である式F−2の化合物を調製するのに有用である。このスキームAにおいて、R
2及びR
3は本明細書に記載の通りである。式F−1の化合物を、アルコールのアルキル化の助触媒としての炭酸セシウム又は炭酸カリウムの存在下で、適切な保存液、例えばジメチルホルムアミド中の式R−Clの化合物反応させる。このような反応の非限定的な例を、下記の実施例中に挙げる。当業者であれば、同じ手順を、式Iの化合物であってR
1が−OR基で置換されたヘテロアリールであるものにも用いることができるであろう。
【0165】
一般的方法G
[この文献は図面を表示できません]
一般的方法Gは、式Iの化合物であってR
1が式−ORの基であるものに対応する式G−2の化合物を調製するのに有用である、一般的方法Fの変形である。このスキームでは、A及びR
2は本明細書に記載の通りであり、Rは置換されていてもよいアリール又はヘテロアリールである。反応条件は一般的方法Fに記載のものと同様である。このような反応の非限定的な例を、下記の実施例中に挙げる。当業者であれば、一般的方法Bを用いてR
3基を式G−2の化合物に加えることが可能であろう。
【0166】
一般的方法H
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一般的方法Hは、式Iの化合物であってR
1が式−NR
e(CO)R
fの尿素基で置換されたフェニル基であるものに対応する式H−2の化合物を調製するのに有用である。この尿素において、R
e及びR
fは本明細書の式Iの化合物に記載の通りである。本スキームにおいて、A、R
2及びR
3は本明細書に記載の通りである。当業者であれば、同じ手順を、式Iの化合物であってR
1が尿素基で置換されたヘテロアリールであるものにも用いることができるであろう。
【0167】
一般的方法I
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一般的方法Iは、式Iの化合物であってR
1がアミド基で置換されたフェニル基であるものを調製するのに有用である。このアミド基において、R
e及びR
fは本明細書の式Iの化合物に記載の通りであり、Xがハロである。当業者であれば、同じ手順を、式Iの化合物であってR
1がアミド基で置換されたヘテロアリールであるものにも用いることができるであろう。
【0168】
一般的方法J
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一般的方法Jに従って、溶媒(例えばDMF)中の式Jの化合物を塩基、例えばトリエチルアミン、で処理し、次いで式HN−R
3の化合物と反応させる。本スキームにおいて、A、R
1、R
2及びR
3は本明細書に記載の通りである。
【0169】
一般的方法K
[この文献は図面を表示できません]
一般的方法Kを、式Iの化合物であってR
2が−C(O)−NH(C
1−C
12−アルキル)−NH−C(O)−C
1−C
12−アルキル、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)
2−C
1−C
12−アルコキシ、−C(O)−N(C
1−C
12−アルキル)−ヘテロシクリル、−C(O)−ヘテロシクリル[ここで、該ヘテロシクリル基は未置換か又は一以上のR
gもしくはN(C
1−C
12−アルキル)−C(O)−C
1−C
12−アルキルで置換されている]及び−(CO)−NR
5R
6によって代表される−N(C
1−C
12−アルキル)
2基である式K−2の化合物の調製用に示す。 この方法に従って、溶媒(例えばDMF)中の式K―1の化合物を、DIPEA/HATUなどのカップリング試薬を用いてアミンHNR
5R
6と結合させる。
【0170】
一般的方法L
[この文献は図面を表示できません]
一般的方法Lは、式Iの化合物であってR
1がアミド基で置換されたフェニル基である式L−2の化合物の調製のために示される。本スキームにおいて、A、R
2、R
3、R
e及びR
fは本明細書に記載の通りである。この方法に従って、溶媒(例えばDMF)中の式L―1の化合物を、DIPEA/HATUなどのカップリング試薬を用いて酸R
f−CO
2Hと結合させる。
【0171】
一般的方法M
[この文献は図面を表示できません]
一般的方法Kは、式Iの化合物であってR
1が本明細書に記載のアリールオキシ又はヘテロアリールオキシであるものに対応する式K−2の化合物を調製するのに有用である。溶媒(例えばDMA)中の式K−1の化合物を塩基、例えば炭酸カリウムで処理し、次いで式ROHの化合物と反応させる。
【実施例】
【0172】
本発明は、以下の実施例を参照して、より十分に理解されたい。ただし、これらの実施例は、本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。
実施例に記載の化学反応は、本発明の他の多くのMAP4K4阻害剤を調製するために容易に調節され得、また、本発明の化合物を調製するための代替法は、本発明の範囲内と見なされる。例えば、本発明の例示されていない化合物の合成は、記載したもの以外に当該技術分野で周知の他の適切な試薬を利用することにより、及び/又は反応条件の所定の変更を行うことにより、例えば反応性官能基を適切に保護するなど、当業者には明白な変更を加えるによって成功裏に実施され得る。或いは、本明細書に開示されているか又は当該技術分野で周知の他の反応は、本発明の他の化合物を調製するための適合性を有するものとして認識される。
1H NMRスペクトルは、三重共鳴5mmのプローブを備えたVarian Unity Inova(400MHz)分光計などのNMR分光計を用いて周囲温度で記録した。化学シフト値はテトラメチルシランに対するppmで表現される。次の略語が使用されている:br=ブロードシグナル、s=シングレット、d=ダブレット、dd=ダブルダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、m=マルチプレット。
保持時間(R
T)及び関連する質量イオンを決定するために、高速液体クロマトグラフィー/質量分析(LCMS)実験を実施してもよい。分光計は、正及び負のイオンモードで作動するエレクトロスプレー源を有することができる。追加検出は、蒸発光散乱検出器を用いて可能となる。
特に明記しない限り、全ての反応は、不活性雰囲気下で、即ち、アルゴン又は窒素雰囲気下で行った。
【0173】
略語
AcOH:酢酸;BOC:ジ炭酸ジ−tert−ブチル;DCM:ジクロロメタン;DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン;DMAP:4−ジメチルアミノピリジン;EtOAc:酢酸エチル;HATU:(2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェイト);HCl:塩酸;MeOH:メタノール;NaBH
4:水素化ホウ素ナトリウム;NBS:N−ブロモスクシンイミド;NH
4Cl:塩化アンモニウム;NMR:核磁気共鳴;Pd(dppf)Cl
2:[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体;RT:室温;TFA:トリフルオロ酢酸;THF:テトラヒドロフラン
【0174】
実施例1
6−(2−フルオロ−4−ピリジル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.62−8.57(d,J=8.8Hz,1H),8.48−8.43(s,2H),8.43−8.40(d,J=5.3Hz,1H),8.39−8.35(d,J=5.3Hz,1H),8.35−8.33(s,1H),8.24−8.20(d,J=8.8Hz,1H),8.15−8.09(s,1H).
【0175】
実施例2
4−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)ピリジン−2(1H)−オン
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6−(2−フルオロ−4−ピリジル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン(50mg、0.21mmol) 1を1,4−ジオキサン中、塩化水素(4mol/L)で処理した。その混合液を1時間、80℃まで加熱した。室温に冷却し、4 N NaOHで塩基性化した。黄色の沈殿物を回収し、分取HPLCで精製し、4−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)ピリジン−2(1H)−オン 2を得た(収率60%).LC/MS(ESI+):m/z240(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.39(d,J=8.7Hz,1H),8.18(s,1H),8.15(d,J=8.6Hz,1H),7.52(d,J=6.9Hz,1H),7.11(d,J=1.6Hz,1H),7.00(dd,J=6.9,1.8Hz,1H).
【0176】
実施例3
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ安息香酸
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6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン(500mg、2.8mmol) 3−Aをアセトニトリル(5mL)中、3−ホウ素−5−フルオロ−安息香酸(CAS番号 269404−73−6)(560mg、3mL)、PDCL
2(DPPF)(202mg、0.28mmol)及び1M炭酸カリウム溶液(8mL)で処理した。その反応バイアルを窒素で洗浄し、80℃まで1時間加熱した。LCMS分析により、目的生成物への完全な変換が示された。黄色の沈殿物を回収し、LCMSは、それが純粋な生成物、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ安息香酸 3であることを示した。その濾液を濃縮し、分取HPLCで精製した。LC/MS (ESI+):m/z 285 (M+H).
【0177】
実施例4
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアミド
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DMF中、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−安息香酸(100mg、0.35mmol) 3をDIPEA(0.3mL、1.76mmol)、続いてHATU(279mg、0.7mmol)で処理した。その混合液を室温で10分間撹拌し、次いで2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オール(CAS番号 −124−68−5)(0.07mL、0.7mmol)を加え、引き続き室温で一晩撹拌した。飽和重炭酸ナトリウムを加え、その混合液をEtOAcで抽出した。混合有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。粗製物を分取HPLCで精製し、15mgの3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアミド 4を得た。LC/MS(ESI+):m/z356(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.55(t,J=8.7Hz,1H),8.47(s,1H),8.44(d,J=7.1Hz,1H),8.18(t,J=8.8Hz,1H),7.82(d,J=24.4Hz,1H),7.71(d,J=9.4Hz,1H),4.87(t,J=6.0Hz,1H),3.58(d,J=5.8Hz,2H),2.07(s,2H),1.36(s,6H).
【0178】
実施例5
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−メチルベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸3(50mg、0.18mmol)を、THF(0.18mL、0.35mmol)中の2Mメチルアミン、DMF(1mL)中のHATU(103mg、0.6mmol)及びDIPEA(0.15mL、0.88mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−メチルベンズアミド 5を得た。LC/MS(ESI+):m/z298(M+H)。1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.71(d,J=4.5Hz,1H),8.59(dd,J=7.4,4.0Hz,2H),8.54(d,J=8.9Hz,1H),8.47(s,1H),8.28(s,1H),8.20(d,J=8.8Hz,1H),8.06(s,1H),7.72(d,J=9.2Hz,1H),2.87(d,J=4.5Hz,3H).
【0179】
実施例6
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−シクロブチル−5−フルオロベンズアミド
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上記と同じ反応及び精製手順の後、酸3を、DMF(1mL)中のシクロブタンアミン(CAS番号−2516−34−9)(0.03mL、0.35mmol)、HATU(103mg、0.35mmol)及びDIPEA(0.15mL、0.88mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−シクロブチル−5−フルオロベンズアミド 6を得た。LC/MS(ESI+):m/z338(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.84(d,J=7.3Hz,1H),8.63(d,J=10.3Hz,1H),8.55(dd,J=7.6,5.1Hz,2H),8.47−8.40(m,1H),8.29(d,J=12.0Hz,1H),8.19(dd,J=15.7,10.5Hz,1H),8.04(s,1H),7.73(d,J=9.2Hz,1H),4.47(dq,J=15.8,7.9Hz,1H),2.36−2.21(m,2H),2.21−2.03(m,2H),1.84−1.61(m,2H).
【0180】
実施例7
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸3(100mg、0.35mmol)を、DMF(1mL)中の2−アミノエタノール(CAS番号 141−43−5)(43mg、0.7mmol)、HATU(276mg、0.7mmol)及びDIPEA(0.30mL、1.8mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド 7を得た。LC/MS(ESI+):m/z328(M+H).
【0181】
実施例8
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(3−ヒドロキシシクロブチル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸3(50mg、0.17mmol)を、DMF(1mL)中の2−アミノシクロブタノール(CAS番号 4640−44−2)(30mg、0.35mmol)、HATU(135mg、0.35mmol)及びDIPEA(0.15mL、0.9mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(3−ヒドロキシシクロブチル)ベンズアミド 8をシス及びトランス異性体の混合物として得た。LC/MS(ESI+):m/z354(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.81(d,J=6.9Hz,1H),8.63(d,J=10.2Hz,1H),8.54(dd,J=10.1,8.9Hz,3H),8.44(s,1H),8.31(s,1H),8.20(d,J=8.8Hz,1H),8.03(s,1H),7.73(d,J=8.2Hz,2H),5.15(d,J=5.4Hz,1H),5.05(d,J=5.2Hz,1H),4.48(d,J=6.2Hz,1H),4.37(d,J=4.7Hz,1H),4.04−3.84(m,2H),2.96−2.84(m,1H),2.69−2.54(m,2H),2.39−2.28(m,1H),2.21(ddd,J=12.6,8.1,4.7Hz,1H),1.97(ddd,J=17.2,8.7,2.7Hz,2H).
【0182】
実施例9
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンズアミド
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上記と同じ反応及び精製手順の後、酸3(60mg、0.21mmol)を、DMF(1mL)中の2−アミノプロパン−1−オール(CAS番号 78−91−1)(0.03mL、0.42mmol)、HATU(166mg、0.42mmol)及びDIPEA(0.18mL、1.1mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンズアミド 9を得た。LC/MS(ESI+):m/z342(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.64 (d,J=10.3Hz,1H),8.56(d,J=8.7Hz,2H),8.43(d,J=5.5 Hz,1H),8.38(d,J=7.9Hz, 1H),8.30(s,1H),8.21(d,J=8.8Hz,1H),8.03(s,1H),7.75(d,J=9.4Hz,1H), 4.77(t,J=5.8Hz,1H),4.17-3.99(m,1H),3.52(dt J=11.2,5.7Hz,1H),3.46-3.36(m,1H),1.19(d,J=6.7Hz,3H).
【0183】
実施例10
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−((
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上記と同じ反応及び精製手順の後、酸3(60mg、0.21mmol)を、DMF(1mL)中の(1−メチル−4−ピペリジル)メタンアミン(CAS番号 7149−42−0)(54mg、0.42mmol)、HATU(166mg、0.42mmol)及びDIPEA(0.18mL、1.1mmol)を室温で反応させ3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)ベンズアミド 10を得た。LC/MS(ESI+):m/z395(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) 8.53(d, J=8.8Hz,1H),8.48(d,J=10.6Hz,1H),8.46-8.38(m,1H),8.32(s,1H),8.22(s,1H),8.14(d,J=8.8Hz,1H),7.99(s,1H),7.33(d,J=8.5Hz,1H),2.90(d, J=7.8Hz,2H),2.84-2.63(m,4H),2.19(s,1H),2.03(s,3H),1.82(s,2H),1.66(s,2H).
【0184】
実施例11
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(2−モルホリノエチル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸3(60mg、0.21mmol)を、DMF(1mL)中の2−モルホリノエタノンアミン(CAS番号 2038−03−1)(55mg、0.42mmol)、HATU(166mg、0.42mmol)及びDIPEA(0.18 mL、1.1mmol)を室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(2−モルホリノエチル)ベンズアミド 11を得た。LC/MS(ESI+):m/z397(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.70 (t,J=5.6Hz,1H), 8.62 (d,J=10.2 Hz,1H),8.54(dd,J=17.5,8.6Hz,2H),8.44(s,1H),8.28(s,1H), 8.20(d,J=8.8Hz,1H),8.05(s,1H),7.72(d,J=9.3Hz,1H),3.67 - 3.52 (m, 4H),3.46(dd,J=13.1,6.6Hz,2H),2.55 - 2.51(m,2H),2.47-2.41(m,4H).
【0185】
実施例12
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−5−フルオロベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸3(100mg、0.35mmol)を、DMF(1mL)中のN,N’−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(CAS番号 5752−40−9)(0.08mL、0.7mmol)、HATU(165mg、0.42mmol)及びDIPEA(0.30mL、1.8 mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−5−フルオロベンズアミド 12を得た。LC/MS(ESI+):m/z355(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.69 (t,J=5.5 Hz,1H),8.62(d,J=8.8Hz,1H),8.57(dd,J=19.4,10.5Hz,2H),8.44(s,1H), 8.27(d,J=8.8Hz,1H),8.20(d,J=8.8Hz,1H),8.05(s,1H),7.73(d,J=9.3Hz,1H),3.43(dd,J=12.8,6.6Hz,2H),2.46(t,J=6.9Hz,2H),2.21(s,6H).
【0186】
実施例13
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)ベンズアミド
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DME(2mL)中の3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−安息香酸 3(110mg、0.39mmol)をトリエチルアミン(0.11mL、0.77mmol)で処理し、塩氷浴中で冷却し、メタノールスルホニルクロリド(0.05mL、0.58mmol)を加え、1時間氷浴中で撹拌し、次いで2−ピリミジン−1−イルエタンアミン(CAS番号 7154−73−6)(0.07mL、0.58mmol)を加え、その反応物を一晩撹拌した。その混合反応物を分取HPLCで精製し、純粋な3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)ベンズアミド 13を得た。LC/MS(ESI+):m/z381(M+H).1H NMR(400 MHz, DMSO) δ 8.75(t,J=5.6 Hz,1H),8.66-8.49(m,3H),8.44(s,1H),8.29(s,1H),8.20(t,J=4.4Hz,2H),8.05(s,1H),7.73(d,J=9.4Hz,1H),3.62-3.39(m,2H),2.65 (t,J=7.0Hz,2H),2.54(s,4H),1.82-1.59(m,4H).
【0187】
実施例14
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)安息香酸
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アセトニトリル(5mL)中の6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 3−A (500mg、2.8mmol)を、3−ホウ素−安息香酸(CAS番号 269404−73−6)(560mg、3mL)、PDCL
2(DPPF)(202mg,、0.28mmol)及び1M炭酸カリウム溶液(8mL)で処理した。その反応バイアルを窒素で洗浄し、1時間80℃まで加熱した。LCMS分析により、目的生成物への完全な変換が示された。黄色pptを濾過し、LCMSは、それが純粋な生成物、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)安息香酸 14であることを示した。その濾液を濃縮し、逆相C−18カラムで精製し、更なる生成物を得た。LC/MS(ESI+):m/z267(M+H).
【0188】
実施例15
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(3−ヒドロキシシクロブチル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(90mg、0.34 mmol)を、DMF(1mL)中の2−アミノシクロブタノール(CAS番号 4640−44−2)(59mg、0.68mmol)、HATU(145mg、0.38mmol)及びDIPEA(0.3 mL、1.7mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(3−ヒドロキシシクロブチル)ベンズアミド 15をシス及びトランス異性体の混合物として得た。LC/MS(ESI+):m/z336(M+H).1H NMR(400MHz DMSO) δ8.80-8.66 (m,2H),8.61(d,J=7.8Hz,1H),8.56-8.47(m,1H),8.43(s,1H),8.19(d,J = 8.8 Hz,1H), 8.06(d,J=32.4 Hz,2H),8.01-7.91(m,1H),7.63(t,J=7.8Hz, 1H),5.12(d,J=5.4Hz,1H),5.03(d,J=5.3Hz,1H),4.50(d,J=6.5Hz,1H), 4.37(s,1H),4.03-3.81(m,2H),2.95-2.78(m,1H),2.62(ddd,J=12.7,11.7,8.9 Hz,1H) 2.40-2.27(m,1H),2.20(ddd,J=12.4,8.0,4.5Hz,1H),1.97(ddd,J=17.3,8.6,2.8Hz,2H).
【0189】
実施例16
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド
[この文献は図面を表示できません]
同じ反応及び精製手順の後、酸14(80mg、0.30mmol)を、DMF(1mL)中の2−アミノエタノール(CAS番号 141−43−5)(36mg、0.6mmol)、HATU(141mg、0.36mmol)及びDIPEA(0.26mL、1.5mmol)を室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド 16を得た。LC/MS(ESI+):m/z309(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.76(s,1H),8.64(t,J=5.5Hz,1H),8.60(d,J=7.9 Hz,1H),8.51(d,J=8.9Hz,1H),8.43(s,1H),8.17(t,J=12.9 Hz,1H),8.07(d, J=24.4Hz,2H),7.98(d,J=7.7Hz,1H),7.68-7.56(m,1H),4.76(t,J= 5.6 Hz,1H),3.57(q,J=6.0Hz,2H),3.41(q,J=6.0Hz,2H).
【0190】
実施例17
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(80mg、0.30mmol)を、DMF(1mL)中の2−アミノプロパン−1−オール(CAS番号 78−91−1)(0.05mL、0.6mmol)、HATU(141mg、0.36mmol)及びDIPEA(0.26mL、1.5mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンズアミド 17を得た。LC/MS(ESI+):m/z323(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.70(s,1H),8.61(t,J=13.5 Hz,1H),8.57-8.48(m,1H),8.43(s,1H),8.29(d,J=7.9Hz,1H),8.19(dd,J= 8.8,3.1Hz,1H),8.05(d,J=30.8Hz,2H),7.97(d,J=7.7Hz,1H),7.63(t,J=7.8Hz,1H),4.76(s,1H),4.18-4.00(m,1H),3.52(dd,J=10.5, 5.7Hz,1H),3.46-3.35(m,1H),1.19(d,J=6.7Hz,3H).
【0191】
実施例18
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(80mg、0.30mmol)を、DMF(1mL)中の2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(CAS番号 124−68−5)(53mg、0.6mmol)、HATU(129mg、0.3mmol)及びDIPEA(0.26mL、1.5mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアミド 18を得た。LC/MS(ESI+):m/z338(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.69-8.55(m,2H),8.51(d,J=8.9Hz,1H),8.43(s,1H),8.18(d,J=8.8Hz,1H),8.05(d,J=39.6 Hz,2H),7.91(d,J=7.7Hz,1H),7.76(s,1H),7.61(t,J=7.7Hz,1H) 4.90(t,J=6.0Hz,1H),3.57(d,J=6.0Hz,2H),1.36(s,6H).
【0192】
実施例19
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−シクロブチルベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(90mg、0.34mmol)を、DMF(1mL)中のシクロブタンアミン(CAS番号 −2516−34−9)(48mg、0.68mmol)、HATU(146mg、0.38mmol)及びDIPEA(0.3mL、1.7mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−シクロブチルベンズアミド 19を得た。LC/MS(ESI+):m/z320(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.76(d,J=7.4Hz,1H),8.70(s,1H),8.59(t,J=12.2Hz,1H),8.51(d,J=8.9Hz,1H),8.43(s,1H),8.19(d,J=8.8Hz,1H),8.06(d,J=33.2Hz,1H),7.95(d,J=7.8Hz,1H),7.63(t,J=7.8Hz,1H),4.48(dq,J=16.3,8.2Hz,1H),2.37-2.22(m,2H),2.22-1.99(m,2H),1.79-1.60(m,2H).
【0193】
実施例20
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−メチルベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(50mg、0.18mmol)を、THF(0.18mL、0.35mmol)中の2Mメチルアミン、DMF(1mL)中のHATU(103mg、0.6mmol)及びDIPEA(0.15mL、0.88mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−メチルベンズアミド 20を得た。LC/MS(ESI+):m/z280(M+H).1H NMR(400 MHz,DMSO) δ8.76(s,1H),8.59(dd,J=10.4,6.2 Hz,2H),8.49(d,J=8.9 Hz,1H),8.43(d,J=5.3Hz,1H),8.18(d,J=8.8Hz,1H),8.07(d,J=17.7Hz,2H),7.96(d,J=7.7 Hz,1H),7.63(t,J=7.8Hz,1H),2.83(t,J=24.6Hz,3H).
【0194】
実施例21
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−モルホリノエチル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(80mg、0.30mmol)を、DMF(1mL)中の2−モルホリノエタノンアミン(CAS番号 2038−03−1)(78mg、0.6mmol)、HATU(129mg、0.33mmol)及びDIPEA(0.26mL、1.5mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−モルホリノエチル)ベンズアミド 21を得た。LC/MS(ESI+):m/z379(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.73(s,1H),8.60(d,J=7.5Hz,2H),8.50 (d,J=8.9Hz,1H),8.43(d,J=4.9Hz,1H),8.19(d,J=8.8Hz,1H),8.06(d,J=13.7Hz,2H),7.96(d,J=7.8Hz,1H),7.64(t,J=7.8Hz,1H),3.67-3.53(m,4H),3.47(dd,J=13.2,6.6Hz,2H),2.53(d,J=7.1Hz,2H),2.48-2.40(m,4H).
【0195】
実施例22
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(80mg、0.30mmol)を、DMF(1mL)中の(1−メチル−4−ピペリジル)メタンアミン(CAS番号 7149−42−0)(77mg、0.6mmol)、HATU(129mg、0.33mmol)及びDIPEA(0.26mL、1.5mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)ベンズアミド 22を得た。LC/MS(ESI+):m/z377(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.48(d,J=8.8Hz,2H),8.42(s,2H),8.23(s,1H),8.14(d,J=8.8Hz,2H),7.96(s,1H),7.59(t,J= 7.7Hz,1H),7.45(d,J=6.9Hz,1H),2.90(s,2H),2.73(d,J=52.3Hz,4H),2.19(s,1H),2.04(s,3H),1.83(s,2H),1.64(s,2H).
【0196】
実施例23
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ベンズアミド
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同じ反応及び精製手順の後、酸14(100mg、0.38mmol)を、DMF(1mL)中のN,N’−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(CAS番号 5752−40−9)(0.08mL、0.75mmol)、HATU(177mg、0.45mmol)及びDIPEA(0.33mL、1.9mmol)と室温で反応させ、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ベンズアミド 23を得た。LC/MS(ESI+):m/z337(M+H).
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.74(s,1H),8.60(d,J=6.6Hz,2H),8.50(d,J=8.9Hz,1H),8.43(s,1H),8.28-8.14(m,1H),8.06(d,J=19.6Hz,2H),7.97(d,J=7.8Hz,1H),7.64(t,J=7.8Hz,1H),3.44(dd,J=12.9,6.6Hz,2H),2.47(d,J=6.9Hz,2H),2.22(s,6H).
【0197】
実施例24
3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)ベンズアミド
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DCM(2mL)中の3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−安息香酸 14(100mg、0.39mmol)を塩化チオニル(0.11mL、0.77mmol)とともに80℃で1時間加熱し、その混合液を室温に冷却し、濃縮し、乾燥させ、次いで2−ピロリジン−1−イルエタンアミン(CAS番号 7154−73−6)(0.05mL、0.58mmol)を加え、一晩撹拌した。その反応合液を分取HPLCで精製し、純粋な3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)ベンズアミド 24を得た。LC/MS(ESI+):m/z363(M+H).1H NMR (400MHz,DMSO) δ8.74(s,1H),8.65(t,J=5.7 Hz,1H),8.60(d,J=7.9 Hz,1H),8.50(d,J=8.9Hz,1H),8.43(d,J=5.6Hz,1H),8.25-8.13(m,2H),8.07(d,J=19.9Hz,2H),7.97(d,J=7.8 Hz,1H),7.64(t,J=7.8Hz,1H),3.46(dt,J=18.6,9.4 Hz, 2H),2.67(t,J=7.0 Hz,2H),2.61-2.52(m,4H),1.78-1.60(m,4H).
【0198】
実施例25
6−(3−フルオロフェニル)−N−イソプロピルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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DMF中の6−(3−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 1(100mg、0.42mmol)を、水素化ナトリウム60%鉱油中分散液(25mg、0.63mmol)で処理し、続いて2−ヨードプロパン(0.04mL、0.42mmol)を室温で2時間撹拌した。その反応混合液を氷上に注ぎ、EtOAcで3回抽出した。その混合有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固させた。その粗製物を100%EtOAcで溶出してISCOにより精製し、純粋な6−(3−フルオロフェニル)−N−イソプロピルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 25を得た。LC/MS (ESI+):m/z 283(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.53-8.43(m,2H),8.37(d,J= 0.8 Hz, H),8.21(t,J=8.4Hz,2H),8.15(d,J=8.8Hz,1H),7.60(dd,J=14.2,8.0Hz,1H),7.34(td,J=8.5,2.5 Hz,1H),4.56(dq,J=13.3,6.7Hz,1H),1.35(d,J=6.6Hz,6H).
【0199】
実施例26
6−(3−フルオロフェニル)−N−メチルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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同じ反応及び精製手順の後、アミン 1(150mg、0.62mmol)を、水素化ナトリウム60%鉱油中分散液(37mg、0.94mmol)とヨードメタン(0.04mL、0.62mmol)で処理し、6−(3−フルオロフェニル)−N−メチルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 26を得た。LC/MS(ESI+):m/z255(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.89(s,1H),8.38-8.19(m,1H),8.19-8.03(m,3H),7.96(d,J=8.5Hz,1H),7.58(dd,J=14.3,7.8Hz,1H),7.32(dd,J=10.1,8.0Hz,1H),3.49(s,3H).
【0200】
実施例27及び28
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N−(シクロプロピルメチル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
N−(シクロブチル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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同じ反応及び精製手順の後、アミン 1(100mg、0.42mmol)を、水素化ナトリウム鉱油中60%分散液(25mg、0.62mmol)とブロモシクロブタン(56mg、0.42mmol)で処理し、N−(シクロプロピルメチル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 27及びN−(シクロプロピルメチル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 28を得た。LC/MS(ESI+):m/z295(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.80(t,J=6.1Hz,1H),8.48(d,J=7.2Hz,2H),8.39(d,J=10.9Hz,1H),8.22(d,J=7.9Hz,1H),8.15(d,J=8.8Hz,1H),7.60(dd,J=14.3,7.9Hz,1H),7.34(td,J=8.5,2.4Hz,1H),3.50(t,J=6.5Hz,2H),1.27(dd,J=13.4,6.1Hz,1H),0.52-0.42(m,2H),0.42-0.31(m,2H). 1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.80(t,J=6.1Hz,1H),8.48(d,J=7.2Hz,2H),8.39(d,J=10.9Hz,1H),8.22(d,J=7.9Hz,1H),8.15(d,J=8.8Hz,1H),7.60(dd,J=14.3,7.9Hz,1H),7.34(td,J=8.5,2.4Hz,1H),3.50(t,J=6.5Hz,2H),1.27(dd,J=13.4,6.1Hz,1H),0.55-0.41(m,2H),0.41-0.28(m,2H).
【0201】
実施例29
6−(3−フルオロフェニル)−N−エチルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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同じ反応及び精製手順の後、アミン 1(150mg、0.62mmol)を水素化ナトリウム60%鉱油中分散液(37mg、0.94mmol)とヨードエタン(0.05mL、0.62mmol)で処理し、6−(3−フルオロフェニル)−N−エチルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 29を得た。LC/MS(ESI+):m/z269(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.74(t,J=5.8Hz,1H),8.47(d,J=8.2Hz,2H),8.40(d,J=10.9Hz,1H),8.22(d,J=7.8 Hz,1H),8.14(d,J=8.8Hz,1H),7.59(dd,J=14.3,7.9Hz,1H),7.34(td,J=8.5 2.4Hz,1H),3.65(p,J=7.0Hz,2H),1.27(t,J=7.1Hz,3H).
【0202】
実施例30
4−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロベンジルアミノ)ピペリジン−1−カルボン酸エチル
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工程1: 3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロベンズアルデヒド (3)。ジオキサン(100mL)とH
2O(10mL)の混合液中の6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン (1)(3.61g、20mmol)、3−フルオロ−5−ホルミルフェニルボロン酸(CAS番号 328956−60−1)(4.03g、24mmol、1.2当量)、Pd(PPh
3)
4 (1.16g、1.0mmol、0.05当量)及びK
2CO
3(5.53g、40mmol、2.0当量)の懸濁液を100℃で3時間加熱した。それを室温まで冷却した後、その反応物をEtOAc(100mL)と水(60mL)で抽出した。その有機物を水で洗浄し、濃縮した。黄色固体をMeCNで再結晶させ、表題生成物(4.8g、収率:90%)を得た。
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工程2: 4−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロベンジルアミノ)ピペリジン−1−カルボン酸エチル。化合物30−A(110mg、0.4mmol)、4−アミノピペリジン−1−カルボン酸エチル(CAS番号 58859−46−4)(100mg、0.6mmol)及びHOAc(0.3ml)の混合MeOH溶液(5mL)を室温で30分間撹拌し、NaBH
3CN(76mg、1.2mmol)を加えた。その反応混合液を室温で一晩撹拌した。MeOHを減圧によって除去し、その残渣をEtOAc(10mL)とNaHCO
3水溶液(0.5M、10mL)とに分配した。その有機層を濃縮し、分取HPLCで精製し、表題生成物(55mg、32%)を得た。 LCMS(ESI,0−60AB,2min,RT=0.942,M+H=446.9
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ10.05−9.93(m,4H),8.92(s,1H),8.85 (s,1H),8.77(d,J=8.8Hz,1H),8.47(d,J=10.4Hz,1H),8.38(d,J=8.8Hz,1H),7.66(d,J=8.4Hz,1H),4.32(m,1H),4.07−4.02(m,4H),3.30(s,1H),2.84−2.80(m,2H),2.19−2.17(m 2H),1.68−1.59(m,2H),1.19(t,J=7.2Hz,3H).
【0203】
実施例31
6−(3−フルオロ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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工程1: 3−ブロモ−5−フルオロ−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)アニリン (31−A)
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3−ブロモ−5−フルオロアニリン(CAS番号 134168−97−1)(380mg、2.0mmol)と1−(2−クロロエチル)ピロリジン(CAS番号 5050−41−9)(380mg、2.2mmol)とのNMP(20mL)混合溶液を120℃まで一晩加熱した。その溶液をEtOAc(100mL)で希釈し、飽和Na
2CO
3水溶液(3×40ml)で洗浄した。その混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、分取TLC(DCM:MeOH=10:1)で精製し、表題生成物(290mg、50%)を得た。LCMS(0−60AB),RT=1.076min,M+H:289.0
【0204】
工程2: 3−フルオロ−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン (31−B):
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DMSO(6mL)中の31−A(290mg、1.0mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(CAS番号 73183−34−3)、(300mg、1.2mmol)、Pd(dppf)Cl
2(30mg)及びKOAc(200mg、2.0mmol)の懸濁液を90℃で3時間加熱した。その反応溶液をEtOAc(100mL)とブライン(35mL)とに分配した。その混合有機層を水(3×30mL)で洗浄し、濃縮し、更なる精製をせずに次の工程で使用した。
【0205】
工程3: 6−(3−フルオロ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン (31)
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ジオキサン/H
2O(10mL/1.0mL)中の粗製31−B(300mg、1.0mmol)、3−A(150mg、0.80mmol)、Pd(PPh
3)
4(30mg)及びCs
2CO
3(600mg、1.8mmol)の懸濁液を90℃で2時間撹拌した。その反応溶液をEtOAc(100mL)とブライン(35mL)とに分配した。その混合有機層を水(3×30mL)で洗浄し、濃縮し、分取HPLC(25mg、8.9%)で精製した。LCMS(0−60AB),RT=0.904min,M+H 352.9
1H−NMR(メタノール−d4,400MHz):8.53(s,1H),8.35(d,J=5.3Hz,1H),8.23(d,J=8.8Hz,1H),8.03(d,J=8.8Hz,1H),4.71(d,J=14.6Hz,1H),7.24−3.53(m,1H),6.4(sxt,J=11.2Hz,1H),3.60−3.57(m,2H),3.37−3.28(m,6H),2.07−2.04(m,1H).
【0206】
実施例32
6−(3−フルオロ−5−(3−(ピロリジン−1−イルメチル)オキセタン−3−イルアミノ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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工程1: 3−ブロモ−5−フルオロ−N−(オキセタン−3−イリデン)アニリン (3)
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3−ブロモ−5−フルオロアニリン(CAS番号 134168−97−1)(3.0g、16mmol)のEtOH(50mL)溶液にHOAc(900mg、16mmol)とオキセタン−3−オン(CAS番号 6704−31−0)(2.4g、32mmol)を加えた。その混合液を一晩還流撹拌した。それを水(100mL)の中へ注ぎ、EtOAc(100mL×2)で抽出した。その混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、該粗生成物(3.0g、77%)を得た。
【0207】
工程2: 1−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−5−オキサ−1−アザスピロ[2.3]ヘキサン
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32−A(8.1g、36mmol)DMSO(50mL)溶液にNaH(1.9g、48mmol)を徐々に加え、その混合液を室温で30分間撹拌した。ジメチル−スルホキソニウムメチリド(市販品)(3.0g、12mmol)DMSO(10mL)溶液を室温でその混合液に滴下した。その混合液を室温で一晩撹拌し、それを水(100mL)中に注ぎ、EtOAc(100mL×2)で抽出し、その混合有機層を飽和NaCl(50mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、該粗生成物(3.0g、95%)を得た。
【0208】
工程3: N−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル−3−(ピロリジン−1−イルメチル)オキセタン−3−アミン
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32−B(3.0g、粗製)トルエン(50mL)溶液にピロリジン(市販品)(3g、42mmol)を加え、その混合液をN
2下で一晩還流撹拌した。それを水(100mL)中に注ぎ、EtOAc(100mL×2)で抽出した。その混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:2−1:4)で精製し、該生成物を黄色油状物(1.6g、3工程の収率30%)として得た。
【0209】
工程4: N−(3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル−3−(ピロリジン−1−イルメチル)オキセタン−3−アミン
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32−C(600mg、1.8mmol)DMSO(20mL)溶液に4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(CAS番号 73183−34−3)、(930mg、3.6mmol)、K
2CO
3(500mg、3.6mmol)及びPd(dppf)Cl
2(135mg、0.18mmol)を加えた。その混合液をN
2下で2時間、80℃で撹拌し、水(50mL)中へ注いだ。その混合液をEtOAc(100mL×2)で抽出し、その混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、該粗生成物(600mg、約50%)を得た。
【0210】
工程5: 6−(3−フルオロ−5−(3−(ピロリジン−1−イルメチル)オキセタン−3−イルアミノ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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DMSOとH
2Oの混合液(20/5mL)中の32−C(250mg、0.66mmol)に3−A(150mg、0.79mmol)、K
2CO
3(270mg、2.0mmol)及びPd(ata−Phos)
2Cl
2(60mg、0.07mmol)を加えた。その混合液をN
2下で一晩、80℃で撹拌し、水(50mL)中へ注いだ。それをEtOAc(100mL×3)で抽出し、その混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、分取HPLCで精製し、該生成物を白色固体(70mg、2工程で収率10%)として得た。LCMS(0−60,AB,2min),0.818min,MH+=395.2;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ8.39(s,1H),8.26(d,J=8.8Hz,1H),8.12(t,J =2.0Hz,1H),8.00(s,1H),7.95(s,1H),7.54(d,J =10.4Hz,1H),7.14(s,1H),6.66(s,1H),6.31(d,J=11.2Hz,2H).
【0211】
実施例33
N−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)ピロリジン−1−スルホンアミド
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工程1: 6−(3−フルオロ−5−(ピロリジン−1−スルホンアミド)フェニル)ピリド3,2−d]ピリミジン−4−イルカルバミン酸tert−ブチル
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ピロリジン−1−スルホニルクロリド(CAS番号 1689−02−7)(56mg、0.92mmol)を6−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)ピリド3,2−d]ピリミジン−4−イルカルバミン酸tert−ブチル(33−A)(300mg、0.84mmol)のピリジン溶液に氷浴で加える。その反応混合液を60℃で4時間撹拌し、それを水とEtOAcとに分配し、分取TLC(PE:EtOAc=2:1)によって精製し、表題生成物(250mg、61%)を得た。
【0212】
工程2: N−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)ピロリジン−1−スルホンアミド
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化合物33−B(250mg、0.51mmol)のMeOH溶液にHCl−MeOHを加える。その反応混合液を室温で3時間撹拌した。その混合液を水とEtOAcとの間で分配した。その溶媒を取り除き、粗生成物を分取HPLCで精製し、表題生成物(6mg、3%)を得た。
1H NMR(400MHz,MeOH−d
4) δ8.72(s,1H),8.51(d,J=9.2Hz,1H),8.25(d,J=8.8 Hz,1H),7.94−7.91(m, 1H),7.83(t,J=1.8Hz,1H),7.15(dt,J=10.4,2.2 Hz,1H),3.35−3.29(m,4H),1.88−1.85(m,4H).
【0213】
実施例34
2−モルホリン−4−イル−エタンスルホン酸[3−(4−アミノ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−フェニル]−アミド
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【0214】
2−モルホリン−4−イル−エタンスルホン酸(3−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−アミド
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2−モルホリン−4−イル−エタンスルホン酸(3−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−アミド(5)。3−ブロモ−5−フルオロアニリン(CAS番号 134168−97−1)(1.0g、5.3mmol)と2,6−ルチジン(2.8g、26.5mmol)の無水DCM溶液(30mL)に2−クロロ−エタンスルホニルクロリド(CAS番号 1622−32−8)(1.0g、6.3mmol)のDCM溶液(5mL)を室温で滴下する。その混合液のを室温で30分撹拌し、34−A(1.5g、16mmol)を加え、1時間撹拌した。水(50mL)を加え、その混合液をEtOAc(100mlL×2)で抽出した。その混合有機層を飽和NaCl(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、カラムによって精製し、該生成物(700mg、収率37%)を得た。
【0215】
2−モルホリン−4−イル−エタンスルホン酸[3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−アミド
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化合物34−B(500mg、1.3mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(CAS番号 73183−34−3)(680mg、2.6mmol)、KOAc(400mg、4.3mmol)及びPd(dppf)Cl
2(110mg、0.14mmol)の混合DMSO溶液(20mL)をN
2下80℃で3時間撹拌した。それを水(50mL)中へ注いだ。得られた混合物をEtOAc(100mL×2)で抽出し、その混合有機層を飽和NaCl(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、該粗生成物(400mg、粗収率(crude)55%)を得た。
【0216】
2−モルホリン−4−イル−エタンスルホン酸[3−(4−アミノ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロ−フェニル]−アミド
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DMSO(20mL)とH
2O(5mL)の混合液中の化合物7(250mg、0.66mmol)溶液に化合物8(150mg、0.79mmol)、K
2CO
3(270mg、2.0mmol)及びPd(ata−Phos)
2Cl
2(60mg、0.07mmol)を加えた。その混合液をN
2下で一晩、80℃で撹拌し、水(50mL)中へ注いだ。得られた混合物をEtOAc(100mL×3)で抽出し、その混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、分取HPLCで精製し、該生成物を白色固体(35mg、収率12%)として得た。LCMS(0−60AB,2min)1.037min,M+H=432.8;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ8.46(s,1H),8.39(d,J=7.2Hz,1H),8.16(d,J=9.2Hz,1H),7.48(t,J=2.0Hz,1H),7.05−7.37(m,1H),6.58−6.54(m,1H),3.77−3.72(m,6H),3.38−3.24(m,6H).
【0217】
実施例35
N−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)エタンスルホンアミド
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N−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)エタンスルホンアミドを実施例34に記載の手順に従って調製した。ただしその工程2ではモルホリンの代わりにピペリジンを用いて反応を行った。収率:9%、LCMS 1.112min,430.9,0−60AB 1H NMR(400MHz,MeOD−d4) δ8.74(s,1H),8.59(d,J=9.2Hz,1H),8.25(d,J=8.8Hz,1H),7.75(t,J=1.6Hz,1H),7.43−7.40(m,1H),6.62−6.58(m,1H),3.77(t,J=6.4Hz,2H),3.30−3.26(m,6H),1.69−1.58(m,6H).
【0218】
実施例36
N−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタンスルホンアミド
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N−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタンスルホンアミドを実施例34に記載の手順に従って調製した。ただしその工程2ではモルホリンの代わりにピペリジンを用いて反応を行った。収率:10%、LCMS 1.096min,446.0,0−60AB,
1H NMR(400MHz,MeOD−d
4) δ8.42(s,1H),8.36(d,J =9.4Hz,1H),8.14(d,J=6.4Hz,1H),7.51(m,1H),7.37−7.30(m,1H),6.55(d,J = 4.8Hz,1H),3.77(t,J =6.4Hz,2H),3.43−3.37(m,6H),2.75(m,4H),2.46(s,3H).
【0219】
実施例37
6−[3−(2−ピロリジン−1−イルメチル−シクロプロピル)−フェニル]−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミン
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工程1: 3−(3−ブロモ−フェニル)−1−ピロリジン−1−イル−プロペノン
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(E)−3−(3−ブロモフェニル)アクリル酸(CAS番号 14473−91−7)(2.0g、8.9mmol)無水THF溶液(50mL)にDIPEA(3.5g、26.5mmol)、HATU(4.7g、13.3mmol)及びピロリジン(1.4g、19.0mmol)を加えた。その混合液を室温で4時間撹拌し、それを水(100mL)中に注ぎ、得られた混合物をEtOAc(100mL×2)で抽出した。その混合有機層をHCl(0.5M、30mL)、飽和NaCl(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、該粗生成物(2.0g、収率80%)を得た。
【0220】
工程2: [2−(3−ブロモ−フェニル)−シクロプロピル]−ピロリジン−1−イル−メタノン
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37−A(4.7g、21.3mmol)DMSO溶液(30mL)にNaH(1.1g、28.5mmol)を徐々に加え、その混合液を30分間室温で撹拌した。TMSOI(CAS番号 1774−47−6)(2.0g、7.1mmol)DMSO(10mL)溶液を室温でその混合液に滴下した。その混合液を一晩撹拌し、水(100mL)中に注いだ。その混合液をEtOAc(100mL×2)で抽出し、混合有機層を飽和NaCl(50mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、そしてカラムクロマトフラフィー(PE:EtOAc=3:1−10:1)で精製し、目的生成物(1.2g、収率:60%)を得た。
【0221】
工程2: 1−[2−(3−ブロモ−フェニル)−シクロプロピルメチル]−ピロリジン
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乾燥THF(30mL)中の化合物3(1.2g、4.1mmol)をLiAlH
4(460mg、13mmol)の乾燥THF(10mL)懸濁液に室温で注意深く滴下した。その混合液をN
2下で2時間、40−50℃で撹拌し、0℃まで冷却した。MeOH(10mL)をその混合液に注意深く滴下し、次いでその混合液を水(50mL)中に注いだ。その混合液をEtOAc(100mL×2)で抽出し、混合有機層を飽和NaCl(50mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、該粗生成物を得た。該粗生成物をシリカゲル上でカラムクロマトフラフィー(PE:EtOAc=1:3 to 1:6)で精製し、目的生成物(500mg、収率:45%)を得た。
【0222】
工程3: 1−{2−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−シクロプロピルメチル}−ピロリジン (8)
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化合物6(400mg、1.4mmol)DMSO溶液(20mL)にビス(ピナコラート)ジボロン(Bis(pinacolato)doboron)(CAS番号 18183−34−3)(720mg、2.8mmol)、KOAc(400mg、4.3mmol)及びPd(dppf)Cl
2(110mg、0.14mmol)を加えた。その混合液をN
2下で3時間、80℃で撹拌し、水(50mL)中へ注いだ。得られた混合物をEtOAc(100mL×2)で抽出し、混合有機層を飽和NaCl(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、該粗生成物(400mg、粗製(crude):45%)を得た。
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6−[3−(2−ピロリジン−1−イルメチル−シクロプロピル)−フェニル]−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミン。 DMSO/H
2O(20/5mL)混合液中の化合物37−D(200mg、0.6mmol)溶液に化合物3−A(130mg、7.2mmol)、K
2CO
3(250mg、1.8mmol)及びPd(PPh
3)
4(110mg、0.14mmol)を加えた。その混合液をN
2下で5時間、100℃で撹拌し、水(50mL)中へ注いだ。得られた混合物をEtOAc(100mL×2)で抽出し、混合有機層を飽和NaCl(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、そして分取HPLCで精製し、該生成物を白色固体(13mg、収率:6.3 %)として得た。 LCMS(0−60AB,2min) 0.919min,M+H=345.9;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ8.74(s,1H),8.66(d,J=8.8Hz,1H),8.27(d,J=9.2Hz,1H),8.21(m,2H),7.54(t,J=8.4Hz,1H),7.36(d,J=7.6Hz,1H),3.75−3.65(m,1H),3.32−3.15(m,3H),2.30−2.03(m,6H),1.66(m,1H),1.42−1.24(m,2H).
【0223】
実施例38
6−(3−(ピリジン−2−イルオキシ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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工程1: 2−(3−ブロモフェノキシ)ピリジン
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2−ブロモピリジン(市販品)(2.0g、13.6mmol)、3−ブロモフェノール(CAS番号 591−20−8)(4.4g、24.9mmol)、K
2CO
3 (5.2g、40mmol)のDMF懸濁液(30mL)を30時間130℃で撹拌した。その混合液を濾過し、濃縮し、カラムクロマトフラフィーでで精製し、表題化合物(1.0g、30.3%)を得た。
【0224】
工程2: 2−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ)ピリジン
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38−A(1.0g、4.0 mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(CAS番号 78183−34−3)(1.27g、5.5mmol)、Pd(dpppf)Cl
2(290mg、0.40mmol)及びKOAc(1.2g、12mmol)のジオキサン懸濁液(50mL)をN
2下で3時間、100℃で撹拌した。その混合液を濾過し、濃縮し、カラムクロマトフラフィーで精製し、表題化合物(800mg、67.8%)を得た。
【0225】
工程3: 6−(3−(ピリジン−2−イルオキシ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミ
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38−B(300mg、1.66mmol)、3−A(740mg、2.5mmol)、Pd(PPh
3)
4 (196mg、0.17mmol)、K
2CO
3 (690mg、4.98mmol)のジオキサン懸濁液(30mL)をN
2下で3時間、100℃で撹拌した。その混合液を濾過し、濃縮し、カラムクロマトフラフィーで精製し、表題化合物(330mg、63.2%)を得た。 LCMS(0−60AB,2min),0.938min,MH+=315.9;
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz): δ 8.44(d,J=8.8Hz,1H),8.67(s,1H),8.38(s,1H),8.28(s,1H),8.23−8.05(m,4H),7.75(s,1H),7.90−7.86(m,1H),7.55(t,J=8.0Hz,1H),7.26−7.20(m,1H),7.18−7.05(m,2H).
【0226】
実施例39
6−(3−フルオロ−5−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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【0227】
工程1: 3−ブロモ−5−フルオロ−N−メトキシ−N−メチルベンズアミド
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3−ブロモ−5−フルオロ安息香酸(市販品)(10.0g、45.7mmol)の塩化チオニル懸濁液(80mL)を2時間加熱還流した。塩化チオニルを減圧下で取り除き、その残渣をN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(5.32g、54.8mmol)とEt
3N(10.1g、0.1mol)のDCM溶液(300mL)に0℃で滴下した。その反応混合液を室温で一晩撹拌し、水(3×100mL)とブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮した。その無色の油を更なる精製をせずに次の工程で使用した(11.0g、収率:95%)。
【0228】
工程2: 1−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)プロパン−1−オン
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エチルマグネシウムブロミド(3.0M、16.5mL、49.5mmol)を39−A(11.0g、45.1mmol)の無水THF(250mL)溶液に0℃で滴下し、5℃以下の温度を維持した。滴下後、その反応物を室温まで温め、一晩撹拌した。反応をNH
4Cl溶液でクエンチした。その有機層を水、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトフラフィー(PE:EtOAc=20:1)で精製し、表題化合物を無色の油状物(8.0g、収率:83%)として得た。
【0229】
工程3: (E)−1−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロプ−2−エン−1−オン
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39−B(7.9g、37.1mmol)のDMF−DMA溶液(30mL)を130℃で一晩加熱した。その溶媒を取り除き、残渣を更なる精製をせずに次の工程で使用した。
【0230】
工程4: 3−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール
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粗製39−C(10g、37.0mmol)とヒドラジン水和物(5mL)のエタノール(40mL)溶液を2時間加熱還流した。エタノールを取り除き、その残渣をEtOAc(200mL)とブライン(70mL)とに分配した。その有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、カラム(PE:EtOAc=10:1)で精製し、表題化合物を黄色固体(4.5g、48%)として得た。
【0231】
工程5: 3−(3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール
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39−D(255mg、1.0mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(CAS番号 78183−34−3)(300mg、1.2 mmol)、Pd(dppf)Cl
2(30mg)及びKOAc(200mg、2.0mmol)のDMSO溶液(6.0mL)を90℃で3時間加熱した。その反応溶液をEtOAc(100mL)とブライン(35mL)とに分配した。その混合有機層を水(3×30mL)で洗浄し、濃縮し、更なる精製をせずに次の工程で使用した。
【0232】
工程4: 6−(3−フルオロ−5−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル
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ジオキサン/H
2O(10mL/1mL)混合液中の粗製39−E(350mg、1.0mmol)、3−A(150mg、0.80 mmol)、Pd(PPh
3)
4 (30mg)及びCs
2CO
3 (600mg、1.8mmol)の懸濁液を2時間90℃で加熱した。その反応溶液をEtOAc(100mL)とブライン(35mL)とに分配した。その混合有機層を水(3×30mL)で洗浄し、濃縮し、分取HPLC(49mg、19%)で精製した。 LCMS(ESI,10−80AB,2min):RT=0.858min,M+H=321.1.
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 12.87−12.80(bs,1H),8.55−8.52(d,J=8.8Hz,1H),8.48−8.37(m,4H),8.24(s,1H),8.18(d,J=8.8Hz,1H),8.15(s,1H),7.59(s,1H),7.53(d,J=10Hz,1H),2.26(s,3H).
【0233】
実施例40
6−(3−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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6−(3−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミンを実施例39に記載の手順に従って調製した。収率18%、LCMS 10−80AB,303.1,8.838min,
1H−NMR(DMSO−d6, 400 MHz):δ 12.92−12.76(bs,1H),8.56(s,1H),8.52−8.49(m,2H),8.39(d,J=10.4Hz,1H)),8.35−8.28(m,2H),8.19−8.1(d,J=8.8Hz,1H),7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.63(t,J=8.0Hz,1H),7.55(s,1H),2.27(s,3H).
【0234】
実施例41
6−(3−(シクロペンチルオキシ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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工程1: 1−ブロモ−3−(シクロペンチルオキシ)ベンゼン(41−A)
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3−ブロモフェノール(市販品)(1.72g、10mmol)、ブロモシクロペンタン(市販品)(2.96g、20mmol)及びK
2CO
3 (2.56g、20mmol)のアセトン(30mL)混合溶液を80℃で18時間撹拌した。その溶媒を減圧下で取り除き、その混合物をEtOAc(100mL×2)で抽出した。その混合有機層を飽和NaCl(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、カラムで精製し、表題生成物(1.8g、収率75%)を得た。
【0235】
工程2: 2−(3−(シクロペンチルオキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン (41−B).
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41−A(1.2g、5mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1、3,2−ジオキサボロラン(CAS番号 73183−34−3)(2.54g、10mmol)、KOAc(980mg、10mmol)及びPd(dppf)Cl
2(366mg、0.5mmol)のDMF(20mL)混合溶液を3回洗浄し、N
2下で2時間110℃で加熱した。それを水(50mL)中に注ぎ、EtOAc(100mL×2)で抽出した。その混合有機層を飽和NaCl(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗製表題生成物(1.0g、収率71.4%)を得た。
【0236】
工程3: 6−(3−(シクロペンチルオキシ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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41−B(500mg、1.74mmol)、3−A(312mg、1.74mmol)、Cs
2CO
3(1.13g、3.48mmol)及びPd(dppf)Cl
2(127.3mg、0.174mmol)のジオキサン−H
2O(10−1mL)混合溶液をMW照射下、130℃で30分間、N
2下で加熱した。それを濾過し、濃縮し、分取HPLCで精製し、表題化合物41(47.6mg、8.9%)を得た。 LCMS(0−60AB,ESI):RT=1.129min,M+H
+=307.1;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.41(d,J=8.8Hz,2H),8.10(d,J=8.8Hz,2H),7.97(s,1H),7.90(s,2H),7.41(t,J=8.0Hz,1H),7.021(s,J=8.4Hz,1H),5.02(s,1H),1.96(s,2H),1.74(s,4H),1.61(s,2H).
【0237】
実施例42
6−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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工程1: 3−(1H−イミダゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (42−B)
8mLのスクリューキャップバイアルに、3−ホルミルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル 42−A(200mg、0.94mmol、市販品)とオキサルデヒド(oxaldehyde)の40%水溶液(0.8当量、0.75022mmol、108.9mg)を加えた。その反応物を0℃まで冷却し、次いでアンモニア(7mol/L)メタノール(10当量、9.4mmol、1.3397mL)溶液を徐々に加えた。次いで、反応物に蓋をし、72時間室温で振盪した。反応物をほぼ濃縮させ、次いでジクロロメタンと水に分配した。有機相を抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。回収した3−(1H−イミダゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルをそのまま脱保護工程で使用した。
【0238】
工程2:脱保護
8mLのスクリューキャップバイアルに、3−(1H−イミダゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル 42−B(172mg、0.68mmol)、メタノール(2mL)及びHCl/ジオキサン(4mol/L)(8mmol、2mL)を加えた。その反応物に蓋をし、4時間室温で振盪した。次いで、その反応物を濃縮し、メタノールと共沸させた。6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミンを精製せず、次のN−アルキル化工程でそのまま使用した。
【0239】
工程3: 6−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン (42)
8mLのスクリューキャップバイアルに、6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 10(1当量、0.68mmol、123mg)、3−(1H−イミダゾール−2−イル)ピペリジン塩酸塩(1当量、0.68mmol、128mg)、トリエチルアミン(3当量、2.05mmol、0.287mL)及びDMA(2mL)を加えた。その反応物に蓋をし、100℃で一晩振盪した。次いで、反応物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機物を濃縮し、次いで逆相HPLCで精製し、該生成物を16mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.20-8.14(m,3H),7.82-7.77(m,1H),7.54-7.49(d,J=9.4Hz 1H),7.38-7.28(d,J=8.1Hz,2H),6.96-6.94(s,2H),4.79-4.71(d,J=12.7Hz,1H),4.53-4.46(d,J=17.4Hz,1H),3.17-3.07(m,1H),3.07-2.96(m,1H),2.96-2.84(m,1H),2.18-2.08(m 1H),1.91-1.77(m,2H),1.66-1.51(m,1H).
【0240】
実施例43
N−[(3S)−1−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−3−ピペリジル]カルバミン酸tert−ブチル
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40mLのスクリューキャップバイアルに、6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン(2.00g、11.1mmol)、続いてN−[(3S)−3−ピペリジル]カルバミン酸tert−ブチル(1.1当量、12.2mmol、2.44g)、次いでジメチルアセトアミド(10mL)及びトリエチルアミン(3当量、33.2mmol、4.65mL)を加えた。その反応物に蓋をし、100℃で42時間振盪し、次いで更に24時間115℃で振盪した。その反応物を室温まで冷却し、次いで酢酸エチルと水とに分配した。残留塩化物出発物質を濾過により除去した。その濾液相を分離し、有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、生成物を2.53g得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.19-8.13(s,1H),7.81-7.74(d,J=9.3Hz,1H),7.43-7.39(d,J=9.1Hz,1H),6.95-6.85(d,J=6.6Hz,1H),4.32-4.19(m,2H),3.50-3.38(m,1H),3.19-3.04(m,1H),2.96-2.85(m,1H),1.90-1.80(m,1H),1.80-1.67(m,1H),1.60-1.34(m,11H).LCMS M/Z(M+H)=345.
【0241】
実施例44
(S)−6−(3−アミノピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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40mLのスクリューキャップバイアルに、N−[(3S)−1−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−3−ピペリジル]カルバミン酸tert−ブチル 43(2.53g、7.35mmol)、続いてメタノール(7mL)、次いでHCl/ジオキサン(4mol/L、7.5当量、55.1mmol、13.8mL)を加えた。その反応物を室温で2時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、酢酸エチルで2回洗浄し、1.93gの生成物を橙色固体、3xHCl塩として得た。25mgを逆相HPLCで精製し、5mgの中和物を得た.。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.17-8.13(s,1H),7.77-7.73(d,J=9.3Hz,1H),7.46-7.39(d,J=9.4Hz,1H),7.39-7.07(s,2H),4.48-4.26(m,2H),3.03-2.90(m,1H),2.73-2.62(m,2H),1.93-1.82(m,1H),1.82-1.67(m,1H),1.52-1.36(m,1H),1.34-1.16(m,1H). LCMS M/Z(M+H)=245.
【0242】
実施例45
N−[(3S)−1−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−3−ピペリジル]−3−メトキシ−プロパンアミド
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8mLのスクリューキャップバイアルに、(S)−6−(3−アミノピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン三塩酸塩 44(0.15mmol、53mg)、続いて3−メトキシプロパン酸(1.2当量、0.18mmol、19mg)、HATU(1.2当量、0.18mmol、68mg)、ジメチルホルムアミド(1mL)、次いでトリエチルアミン(6当量、0.90mmol、0.13mL)を加えた。その反応物に蓋をし、室温で一晩振盪した。その反応物を3mLのDCMで希釈し、2mLの水で洗浄した。GeneVacを用いて有機物を濃縮し、次いで逆相HPLCで精製し、目的生成物を15mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.19-8.14(s,1H),7.91-7.83(d,J=7.0Hz,1H),7.82-7.73(d,J=9.3Hz,1H),7.44-7.38(d,J=9.3Hz,1H),7.38-7.18(m,2H),4.25-4.17(d,J=12.7Hz,1H),4.17-4.08(d,J=13.8Hz,1H),3.85-3.72(m,1H),3.58-3.48(m,2H),3.23-3.18(s,3H),3.10-2.99(m,1H),2.37-2.28(m,2H),1.90-1.81(m,1H),1.81-1.70(m,J=8.7Hz,1H),1.63-1.40(m,2H).LCMS M/Z(M+H)=331.
【0243】
実施例46
N−[3−(4−アミノキナゾリン−6−イル)−5−フルオロ−フェニル]アセトアミド
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4mLのスクリューキャップバイアルに、6−(3−アミノ−5−フルオロ−フェニル)キナゾリン−4−アミン(25mg、0.10mmol)、続いてDCM(0.5mL)、TEA(2当量、0.20mmol、0.0277mL)及び塩化アセチル(2当量、0.20mmol、15.43mg)を加えた。その反応物に蓋をし、室温で2時間振盪した。反応物を2mLのジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、次いで逆相HPLCで精製した。精製により目的生成物を6mg回収した。 1H NMR(400MHz,DMSO) δ10.35-10.24(s,1H),8.61-8.49(d,J=1.7Hz,1H),8.43-8.36(s,1H),8.05-7.97(dd,J=8.7,1.8Hz,1H),7.98-7.82(bs,1H),7.77-7.73(d,J=8.7Hz,1H),7.71-7.67(s,1H),7.65-7.56(d,J=11.2Hz,1H),7.42-7.30(d,J=10.0Hz,1H),2.11-2.08(s,3H). LCMS M/Z(M+H)297.
【0244】
実施例47
N−[3−(4−アミノキナゾリン−6−イル)−5−フルオロ−フェニル]−2−モルホリノ−アセトアミド
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4mLバイアル中の2−モルホリノ酢酸(0.175mmol、25mg)に、HATU(0.175mmol、69mg)、6−(3−アミノ−5−フルオロ−キナゾリンフェニル))キナゾリン−4−アミン(0.15mmol、38mg)、及びTEA(0.30mmol、0.042mL)を加えた。そのバイアルに蓋をし、室温で一晩振盪した。次いで、その反応物を3mLのDCMで希釈し、2mLの水で洗浄した。有機相を濃縮し、次いで逆相HPLCで精製し、目的生成物を20mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ10.07-9.93(s,1H),8.60-8.52(d,J=1.8Hz,1H),8.42-8.39(s,1H),8.08-8.03(dd,J=8.7,1.9Hz,1H),7.93-7.66(m,4H),7.44-7.35(d,J=10.0Hz,1H),3.71-3.63(m,4H),3.20-3.17(s,2H),2.56-2.51(m,4H).LCMS M/Z(M+H)382.
【0245】
実施例48及び49
N−(6−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド
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N−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド
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4mLバイアルに、6−(3−アミノ−5−フルオロ−フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン(50mg、0.20mmol)、続いてHATU(1.1当量、0.22mmol、84.48mg)、2−ピロリジン−1−イル酢酸(1.1当量、0.22mmol、28mg)、DMF(0.5mL),及びトリエチルアミン(2当量、0.40mmol、0.055mL)を加えた。その反応物に蓋をし、室温で一晩振盪した。翌朝、その反応物を2mLのDCMで希釈し、1mLの水で洗浄した。その有機物を真空中で濃縮し、次いで粗製物を逆相HPLCで精製し、実施例166のN−(6−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミドを4.5mg(1H NMR(400MHz,DMSO) δ11.83-11.71(s,1H),9.01-8.93(s,1H),8.48-8.38(m,2H),7.30-7.20(m,2H),6.54-6.49(d,J=11.3Hz,1H),5.69-5.60(s,2H),3.51-3.47(s,2H),2.81-2.71(m,4H),1.93-1.83(m,4H),LCMS M/Z(M+H)=367)及び実施例167のN−(3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)−5−フルオロフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド(1H NMR(400MHz,DMSO) δ9.97-9.91(s,1H),8.44-8.41(s,1H),8.37-8.33(d,J=8.9Hz,1H),8.31-8.26(s,1H),8.21-8.07(m,3H),8.07-7.99(s,1H),7.91-7.86(d,J=11.1Hz,1H) 2.6-2.59(m,4H),1.83-1.76(m,4H).LCMS M/Z(M+H)=367)を3mg得た。
【0246】
実施例50
N6−(2−メチルベンジル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジアミン
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工程1: N−tert−ブトキシカルボニル−N−(6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル (50−A)
丸底フラスコに、6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン 1(5.00g、27.7mmol)、続いてBoc無水物(2.1当量、58.1mmol、12.6g)、ジクロロメタン(200mL)、ジイソプロピルエチルアミン(3当量、83.1mmol、10.8g)及び触媒として4−ジメチルアミノピリジン(0.05当量、1.38mmol、173mg)を加えた。その反応物を40℃で一晩撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(15−50% EA:ヘプタン)により精製し、6.74gの生成物を得た。 LCMS M/Z(M+H)=381
【0247】
工程2: N6−(2−メチルベンジル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジアミン (50)
マイクロ波バイアルに、N−tert−ブトキシカルボニル−N−(6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル 50−A(0.20mmol、76mg)、続いて3−メチルベンジルアミン(2当量、0.4mmol、48mg)、DIPEA(3当量、0.6mmol、78mg)及びジメチルアセトアミド(0.5mL)を加えた。その反応物に蓋をし、マイクロ波照射下30分間130℃で撹拌した。次いで、その反応物を8mlバイアルに移し、GeneVacを用いて濃縮した。その粗製物に、ジクロロメタン(0.25mL)、続いてトリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えた。その反応物に蓋をし、室温で1時間振盪した。次いで、反応物を濃縮し、逆相HPLCでその粗製物を精製し、生成物を11mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.16-8.11(s,1H),7.69-7.62(d,J=9.1Hz,1H),7.53-7.46(t,J=5.5Hz,1H),7.40-7.33(m,1H),7.22-7.11(m,3H),7.11-7.07(d,J=9.1Hz,1H),4.70-4.62(d,J=5.5Hz,2H),2.37-2.33(s,3H).LCMS M/Z(M+H)=266.
【0248】
実施例51
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8mLスクリューキャップバイアルに、N−tert−ブトキシカルボニル−N−(6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル 50−A(0.20mmol、76mg)、続いて2−メチルフェノール(2当量、0.40mmol、43mg)、炭酸カリウム(2当量、0.40mmol、55mg)、及びジメチルアセトアミド(0.4mL)並びに4−ジメチルアミノピリジン(0.05当量、0.01mmol、1mg)を加えた。その反応物に蓋をし、80℃で2時間振盪した。その反応物を濾過し、GeneVacを用いて濃縮した。粗製物をジクロロメタン(0.25mL)中、続いてトリフルオロ酢酸(0.5mL)中に溶解した。その反応物に蓋をし、一時間振盪し、次いで濃縮した。粗製物を逆相HPLCで精製し、生成物を27mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.40-8.33(s,1H) 8.17-8.11(d,J=9.0Hz,1H),7.44-7.35(dd,J=13.1,8.3Hz,2H),7.32-7.26(m,1H),7.26-7.17(m,2H),2.17-2.13(s,3H).LCMS M/Z(M+H)=253.
【0249】
実施例52
6−(3−クロロフェニル)−N−(ピリジン−4−イル)キナゾリン−4−アミン
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【0250】
工程1: 6−ヨード−N−(4−ピリジル)キナゾリン−4−アミン 52−A
バイアルに、4−クロロ−6−ヨード−キナゾリン(100mg、0.34mmol、市販品)、ピリジン−4−アミン(3当量、1.03mmol、97.19mg,、市販品)及び4M HCl/ジオキサンを2滴加えた。固形体が溶けるまで反応バイアルを加熱した。得られた溶液のLCMS分析により、完全な生成物形成が示された。該生成物を冷却し、再凝固させた。その固体をジクロロメタン水中に懸濁し、濾過によって回収した。95mgの6−ヨード−N−(4−ピリジル)キナゾリン−4−アミンを橙色固体として回収し、鈴木工程でそのまま使用した。LCMS M/Z(M+H)=350.
【0251】
工程2: 6−(3−クロロフェニル)−N−(ピリジン−4−イル)キナゾリン−4−アミン 52
8mLスクリューキャップバイアルに、6−ヨード−N−(4−ピリジル)キナゾリン−4−アミン(95mg、0.2729mmol)、(3−クロロフェニル)ボロン酸(1.2当量、0.33mmol、51.21mg)、1−4ジオキサン(0.8mL)、三塩基性リン酸カリウム(H2O中2M、3当量、0.82mmol、0.41mL)及びビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.05当量、0.014mmol、10mg)を加えた。その反応物に蓋をし、60℃で一時間振盪した。反応物を4mLのジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。次いで有機相を希釈した。粗製物を逆相HPLCで精製し、生成物を31mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ10.22-10.07(s,1H), 8.92-8.86(s,1H),8.82-8.75(s,1H),8.56-8.49(d,J=5.4Hz,2H),8.31-8.25(m,1H),8.05-7.97(m,3H),7.97-7.91(d,J=8.7Hz,1H),7.90-7.84(d,J=7.7Hz,1H),7.64-7.57(t,J=7.8Hz,1H),7.57-7.50(d,J=8.0Hz,1H).LCMS M/Z(M+H)=333.
【0252】
実施例53
6−(3−クロロフェニル)−N−シクロプロピルキナゾリン−4−アミン
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工程1:N−シクロプロピル−6−ヨード−キナゾリン−4−アミン
8mLスクリューキャップバイアルに、4−クロロ−6−ヨード−キナゾリン(0.25mmol、73mg)、シクロプロピルアミン(3当量、0.75mmol、43mg)及びジメチルホルムアミド(0.5mL)を加えた。その反応物に蓋をし、60℃で3時間振盪した。次いで、その粗製N−シクロプロピル−6−ヨード−キナゾリン−4−アミンを室温まで冷却し、GeneVacを使用して濃縮し、次いで鈴木工程で使用した。LCMS M/Z(M+H)=312.
【0253】
工程2: 6−(3−クロロフェニル)−N−シクロプロピルキナゾリン−4−アミン
8mLスクリューキャップバイアルに、N−シクロプロピル−6−ヨード−キナゾリン−4−アミン(0.25mmol、78mg)、(3−クロロフェニル)ボロン酸(1.2当量、0.30mmol、47mg)、1−4 ジオキサン(0.6mL)、三塩基性リン酸カリウム、(H2O中2M、3当量、0.75mmol、0.0.38mL)及びビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.05当量、0.013mmol、9mg)を加えた。その反応物に蓋をし、60℃で一時間振盪した。反応物を室温まで冷却し、各相を分離した。次いで有機相を濃縮した。粗製物を逆相HPLCで精製し、生成物を35mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.60-8.49(m,2H),8.44-8.35(s,1H),8.18-8.05(d,J=8.7,1H),7.93-7.87(s,1H),7.84-7.71(m,2H),7.62-7.51(t,J= 7.9Hz,1H),7.51-7.43(d,J=8.4Hz,1H),3.12-2.98(m,1H),0.90-0.78(m,2H),0.72-0.64(m,2H).LCMS M/Z(M+H)=296.
【0254】
実施例54
4−アミノ−6−(3−フルオロフェニル)キナゾリン−8−カルボニトリル
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工程1: 6−クロロ−8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オン 53−A
丸底フラスコにホルムアミド(4当量、13.5mmol、605mg)及び2−アミノ−5−クロロ−3−ヨード−安息香酸(1000mg、3.4mmol)を加えた。その反応物に蓋をし、130℃で72時間振盪した。反応物を室温で冷却し、次いで沈殿物を濾過により回収し、水で3回洗浄した。その沈殿物を真空下で乾燥させ、881mgの6−クロロ−8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オンを紫色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ12.66-12.49(s,1H),8.40-8.37(d,J=2.4Hz,1H),8.24-8.21(s,1H),8.09-8.05(d,J=2.4Hz,1H).LCMS M/Z(M+H)=307.
【0255】
工程2: 4,6−ジクロロ−8−ヨード−キナゾリン 53−B
丸底フラスコに、6−クロロ−8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オン(1000mg、3.3mmol)及び塩化チオニル(50mL)を加えた。次いでDMF(0.1mL)を加え、反応物を2時間還流撹拌した。その反応物を室温に冷却し、次いで回転式蒸発装置を使用して濃縮した。次いで生成物をDCMと2回共沸させ、次いで真空中で乾燥させ、4,6−ジクロロ−8−ヨード−キナゾリンを得、直ちに次の工程に使用した。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ9.24-9.20(s,1H),8.77-8.73(d,J=2.2Hz,1H),8.36-8.31(d,J=2.2Hz,1H).
【0256】
工程3: 6−クロロ−8−ヨード−キナゾリン−4−アミン 53−C
4,6−ジクロロ−8−ヨード−キナゾリン(1.00g、3.08mmol)に、2.4mLの7Nアンモニア/メタノール溶液を加えた。その混合物に蓋をし、室温で一晩振盪した。次いで反応物を回転式蒸発装置を使って濃縮し、生成物を白色固体として得た。該生成物をフラッシュカラム(2.5−10% メタノール:ジクロロメタン)で精製し、450mgの6−クロロ−8−ヨード−キナゾリン−4−アミンを得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.51−8.45(s,1H),8.45−8.41(d,J=2.0Hz,1H),8.41−8.35 (d,J = 1.9Hz,1H),8.12−7.92 bs,2H).LCMS M/Z(M+H)=306.
【0257】
工程4: 4−アミノ−6−クロロ−キナゾリン−8−カルボニトリル 53−D
8mLスクリューキャップバイアルに、6−クロロ−8−ヨード−キナゾリン−4−アミン(450mg、1.47mmol)、ジメチルホルムアミド(2mL)、シアン化亜鉛(0.65当量、1.0mmol、115mg)及びパラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)(palladium tetrais(triphenylphosphine) (0.1当量、0.15mmol、179mg)を加えた。その反応物に蓋をし、110℃で一晩振盪した。反応物を室温に冷却し、3mLのジクロロメタンで希釈し、水2mLを加えた。続いて沈殿物を濾過により回収し、水、次いでジクロロメタンで洗浄し、240mgの4−アミノ−6−クロロ−キナゾリン−8−カルボニトリルを淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.72−8.67(d,J=2.2Hz,1H),8.54−8.50(s,1H),8.50−8.46(d,J=2.1 Hz,1H),8.29−8.22(bs,2H).LCMS M/Z(M+H)=205.
【0258】
工程5: 4−アミノ−6−(3−フルオロフェニル)キナゾリン−8−カルボニトリル 53
8mLバイアルに、4−アミノ−6−クロロ−キナゾリン−8−カルボニトリル(100mg、0.49mmol)、続いて(3−フルオロフェニル)ボロン酸(2当量、1.0mmol、0.13676g)、三塩基性リン酸カリウム(水中2M、4当量、2.0mmol、1mL)、ビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.05当量、0.024mmol、17mg)及びジオキサン(2mL)を加えた。その反応物に蓋をし、100℃で2時間振盪した。反応物を室温に冷却し、次いで酢酸エチル4mL及び水3mLで希釈した。得られた沈殿物を濾過により回収し、72mgの目的生成物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.94-8.89(d,J=1.5Hz,1H),8.77-8.72(d,J=1.4Hz,1H),8.55-8.50(s,1H),8.43-8.13(s,2H),7.83-7.74(t,J=8.5Hz,2H),7.63-7.55(dd,J=14.5,8.0Hz,1H),7.33-7.25(dd,J=12.5,4.5Hz,1H).LCMS M/Z(M+H)=265.
【0259】
実施例55
N−(2−アセトアミドエチル)−4−アミノ−6−(3−フルオロフェニル)キナゾリン−8−カルボキサミド
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工程1: 4−アミノ−6−クロロ−キナゾリン−8−カルボキシレート 54−A
50mL丸底フラスコに、6−クロロ−8−ヨード−キナゾリン−4−アミン 53−C(250mg、0.81833mmol)、PdCl2(dppf)CH2Cl2(0.1当量、0.08mmol、66mg)、メタノール(1mL)及びトリエチルアミン(3当量、2.46mmol、0.3459mL)を加えた。その反応物を真空パージし、1気圧の一酸化炭素でバックフィルした。3回パージを繰り返し、次いで反応物を40℃で4時間撹拌した。その反応物を濃縮した。その反応を1g、1.55g、1.55g及び0.5gのスケールで、反応温度は室温から40℃で、上記の通り4回繰り返した。その反応物を混ぜ合わせ、濃縮し、次いで酢酸エチルと水とに分配した。固体を濾過で取り除き、濾液相を分離した。有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(0−10%、メタノール:ジクロロメタン)で精製し、640mgの4−アミノ−6−クロロ−キナゾリン−8−カルボキシレートを得た。LCMS M/Z(M+H)=265.
【0260】
工程2: 4−アミノ−6−(3−フルオロフェニル)キナゾリン−8−カルボン酸 54−B
20mLスクリューキャップバイアルに、4−アミノ−6−クロロ−キナゾリン−8−カルボン酸メチル(640mg、1.8mmol)、(3−フルオロフェニル)ボロン酸(2当量、3.6mmol、0.49753g)、ジオキサン(10mL)、ビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.05当量、0.09mmol、0.062945g)及び三塩基性リン酸カリウム(水中2M、4当量、7.2mmol、3.6mL)を加えた。その反応物に蓋をし、100℃で4時間振盪した。LCMS分析により、完全な鈴木カップリング及びケン化エステルが示された。その反応物を室温に冷却し、水と酢酸エチルとに分配した。有機物を更に2回水で抽出した。混ぜ合わせた水性物を濃縮HClでpH2まで酸化させた。得られた沈殿物を濾過により回収し、350mgの4−アミノ−6−(3−フルオロフェニル)キナゾリン−8−カルボン酸を純度〜85%で得た。生成物をそのままアミド形成で用いた。LCMS M/Z(M+H)=284.
【0261】
工程3: N−(2−アセトアミドエチル)−4−アミノ−6−(3−フルオロフェニル)キナゾリン−8−カルボキサミド 54
4mLのスクリューキャップバイアルに、4−アミノ−6−(3−フルオロフェニル)キナゾリン−8−カルボン酸(0.10mmol、28mg)、続いてN−(2−アミノエチル)アセトアミド(2当量、0.20mmol、20mg)、HATU(1.1当量、0.11mmol、43mg)、ジメチルホルムアミド(0.5mL)、次いでトリエチルアミン(3当量、0.30mmol、0.042mL)を加えた。その反応物に蓋をし、50℃で4時間振盪した。その反応物を室温に冷却し、2.5mLのジクロロメタンで希釈し、水1mLで洗浄した。有機物を濃縮し、次いで粗製物を逆相HPLCで精製し、目的生成物を6mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ11.17-11.07(t,J=5.6Hz,1H),8.89-8.75(m,2H),8.54-8.50(s,1H),8.44-8.06(m,2H),8.06-7.99(t,J=5.5Hz,1H),7.75-7.64(m,2H),7.64-7.53(m,1H),7.35-7.22(m,1H),3.53-3.44(m,2H),3.32-3.26(m,2H),1.85-1.82(s,3H).LCMS M/Z(M+H)=368.
【0262】
実施例56
6−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)ピリジン−4−イル)キナゾリン−4−アミン
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工程1: 4−ブロモ−N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)ピリジン−2−アミン 55−A
4mLスクリューキャップバイアルに、4−ブロモ−2−フルオロ−ピリジン(100mg、0.57mmol)、2−ピロリジン−1−イルエチレンアミン(1.1当量、0.63mmol、71mg)及びジメチルホルムアミド(0.25mL)を加えた。その反応物に蓋をし、100℃で3時間振盪した。TLC分析により、出発物質の非存在及び新スポットが示された。反応物を濃縮し、4−ブロモ−N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)ピリジン−2−アミンをそのまま鈴木クロスカップリング工程で用いた。
【0263】
工程2: 6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン 55−B
40mLスクリューキャップバイアルに6−ブロモキナゾリン−4−アミン(1000mg、4.5mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2当量、8.9mmol、2390mg)、ビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.05当量、0.22mmol、158mg)、酢酸カリウム(3当量、13.4mmol、2.00mol/L、6.69mL)、及びジメチルホルムアミド(12mL、153mmol、11300mg)を加えた。その反応物に蓋をし、90℃で一晩振盪した。その反応物を室温に冷却し、水と酢酸エチルとに分配した。固体を濾別した(パラジウム
+ 副生成物)。各相を分離させた。有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キナゾリン−4−アミンを得た。ボロン酸エステルは潜在的に不安定なため、そのままクロスカップリング工程で使用した。
【0264】
工程3: 6−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)ピリジン−4−イル)キナゾリン−4−アミン 55
8mLスクリューキャップバイアルに、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン(26mg、0.096mmol、26mg)、続いて4−ブロモ−N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)ピリジン−2−アミン(2当量、0.19mmol、52mg)、ビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.05当量、0.005mmol、4mg)、ジオキサン(0.4mL)及び三塩基性リン酸カリウム(水中2M、4当量、0.38mmol、0.19mL)を加えた。その反応物に蓋をし、100℃で1時間振盪した。次いで、その反応物を室温に冷却し、抽出した。その水溶液をジクロロメタンで更に抽出し、ジオキサン抽出液と合わせ、濃縮した。その粗製物を逆相HPLCで精製し、目的生成物を5mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.62-8.56(s,1H),8.42-8.38(s,1H),8.32-8.16(m,2H),8.11-8.02(m,2H),7.77-7.72(d,J=8.7Hz,1H),6.98-6.92(d,J=5.4Hz,1H),6.90-6.84(s,1H),6.53-6.44(t, J=5.4Hz,1H),3.49-3.40(t,J=6.7Hz,2H),2.73-2.65(t,J=6.7Hz,2H),2.64-2.55(m,4H),1.80-1.63(m,4H).LCMS M/Z(M+H)=335.
【0265】
実施例57
6−(3−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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4mLスクリューキャップバイアルに、3−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)フェノール(100mg、0.32mmol)、続いて1−(2−クロロエチル)ピロリジン塩酸塩(CAS番号 7050−67−1)(1.1当量、0.35mmol、59mg)、炭酸セシウム(5当量、1.57mmol、513mg)及びジメチルホルムアミド(0.6mL)を加えた。その反応物に蓋をし、80℃で一晩振盪した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を濃縮し、次いで逆相HPLCで精製し、目的生成物を16mg得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.48-8.39(m,2H),8.15-8.08(m,2H),8.00-7.89(m,3H),7.47-7.40(t,J=7.9Hz,1H),7.12-7.03(dd,J=8.1,2.3Hz,1H),4.27-4.18(t,J=5.9Hz,2H),2.90-2.81(t,J=5.9Hz,2H),2.59-2.53(m,4H),1.76-1.66(m,4H).LCMS M/Z(M+H)=336.
【0266】
実施例58
1−(3−(4−アミノキナゾリン−6−イル)フェニル)−3−シクロペンチル尿素
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4mLスクリューキャップバイアルに、6−(3−アミノフェニル)キナゾリン−4−アミン(35mg、0.15mmol)、続いてジメチルホルムアミド(0.5mL)及びイソシアナートシクロペンタン(1.1当量、0.16mmol、18mg)を加えた。反応物を一晩室温で攪拌した。翌朝、粗製反応混合物をそのまま逆相HPLCで精製し、19mgの目的生成物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.51-8.45(d,J=1.8Hz,1H),8.45-8.40(s,1H),8.40-8.37(s,1H),8.03-7.95(dd,J=8.7,1.9Hz,1H),7.95-7.76(s,2H),7.76-7.70(d,J=8.7Hz,1H),7.43-7.28(m,3H),6.33-6.20(d, J=7.2Hz,1H),4.04-3.90(dd,J=13.4,6.7Hz,1H),1.93-1.80(m,2H),1.74-1.46(m,4H),1.46-1.32(m,2H).LCMS M/Z(M+H)=348.
【0267】
実施例59
6−(3−フルオロフェニル)−N−イソブチルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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アミン1(50mg、0.21mmol)を水素化ナトリウム60%鉱油中分散液(13mg、0.31mmol)及びヨードエタン(57mg、0.31mmol)で処理し、6−(3−フルオロフェニル)−N−イソブチルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミンを得た。LC/MS(ESI+):m/z297(M+H).1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.73(t,J=6.1Hz,1H),8.47(d,J=7.0Hz,2H),8.40(d,J=10.9Hz,1H),8.22(d,J=7.8Hz,1H),8.15(d,J=8.8Hz,1H),7.59(dd,J=14.3,7.9Hz,1H),7.34(td,J=8.5,2.4Hz,1H),3.45(t,J=6.7Hz,2H),2.12(dp,J=13.5,6.8Hz,1H) 0.96(d,J=6.7Hz,6H).
【0268】
実施例60
1−[4−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)ピペラジン−1−イル]エタノン
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8mLスクリューキャップバイアル中の1−[4−(4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル)ピペラジン−1−イル]エタノン(1.5当量、0.3mmol、38mg)に、6−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン(0.2mmol、36mg)、DMA;0.25mL及びトリエチルアミン(3当量、0.6mmol、0.084mL)を加えた。
反応物に蓋をし、100℃で一晩振盪した。翌朝その反応物を室温に冷却し、水とジクロロメタンとに分配した。有機物をGeneVacを使用して濃縮し、次いで逆相HPLCで精製し、目的生成物を6mg得た。1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.22-8.15(s,1H),7.85-7.78(d,J=9.3Hz,1H),7.51-7.45(d,J=9.3Hz,1H),7.45-7.26(bs,2H),3.82-3.74(m,2H),3.74-3.67(m,2H),3.63-3.49(m,4H),2.09-2.01(s,3H).LCMS M/Z(M+H)=273.
【0269】
実施例61
6−[3−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−ピペリジル]ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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ラセミ体6−[3−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−ピペリジル]ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミンを実施例42に例示した通り75mgスケールで合成した。生成物をキラルHPLCで精製し、ピーク1を35mg(
1H NMR(400MHz,DMSO)δ12.49-12.14(m,1H),8.22-8.10(s,1H),7.84-7.71(d,J=9.3Hz,1H),7.56-7.47(d,J=9.4Hz,1H),7.43-7.16(bs,2H),4.75-4.51(m,2H),3.08-2.88(m,2H),2.88-2.68(s,1H),1.97-1.73(m,3H),1.67-1.50(m,1H).LCMS M/Z(M+H)310)、及びピーク2を33mg(
1H NMR(400MHz,DMSO) δ12.49-12.14 m,1H),8.22-8.10(s,1H),7.84-7.71(d,J=9.3Hz,1H),7.56-7.47(d,J=9.4Hz,1H),7.43-7.16(bs,2H),4.75-4.51(m,2H),3.08-2.88(m,2H),2.88-2.68(s,1H),1.97-1.73(m,3H),1.67-1.50(m,1H).LCMS M/Z(M+H)310)得た。
【0270】
実施例62及び63
6−(3−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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6−(3−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン
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8mLスクリューキャップバイアルに、+/−6−[3−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−ピペリジル]ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン(172mg、0.56mmol)及びDMF(2mL)を加えた。次いで、水素化ナトリウム(油中60%、1.3当量、0.73mmol、60重量%、29mg)を徐々に加えた。次いで反応物に緩く蓋をし、15分間振盪した。次いでヨードメタン(1.1当量、0.61mmol、86.80mg)を加えた。その反応物に蓋をし、室温で一晩振盪した。翌朝、その反応物をDCMで希釈し、水で洗浄した。水性物をDCMで2回抽出し、次いで有機物を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を逆相HPLCで精製した。次いでジアステレオマーの混合物をSCFキラルクロマトグラフィーで分離した。4つ全てのジアステレオマーを分離した。
6−(3−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン、ピーク1、9mg、
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.18-8.14(s,1H),7.79-7.73(d,J=9.3Hz,1H),7.52-7.43(d,J=9.4Hz,1H),7.39-7.33(s,1H),4.74-4.64(d,J=12.9Hz,1H),4.64-4.51(d,J=12.6Hz,1H),3.76-3.70(s,3H),3.07-2.86(m,2H),2.79-2.66(m,1H),2.02-1.98(s,3H),1.98-1.90(d,J=10.1Hz,1H),1.86-1.73(m,2H),1.64-1.52(m,1H).LCMS M/Z(M+H)=324.
6−(3−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン、ピーク2、10mg、
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.18-8.14(s,1H),7.79-7.73(d,J=9.3Hz,1H),7.52-7.43(d,J=9.4Hz,1H),7.39-7.33(s,1H),4.74-4.64(d,J=12.9Hz,1H),4.64-4.51d,J=12.6Hz,1H),3.76-3.70(s,3H),3.07-2.86(m,2H),2.79-2.66(m,1H),2.02-1.98(s,3H),1.98-1.90(d,J=10.1Hz,1H),1.86-1.73(m,2H),1.64-1.52(m,1H).LCMS M/Z(M+H)=324.
6−(3−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン、ピーク1、4mg、
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.17-8.14(s,1H),7.81-7.74(d,J=9.3Hz,1H),7.57-7.51(d,J=9.4Hz,1H),7.44-7.27(bs,2H),7.14-7.10(s,1H),4.79-4.68(d,J=12.4Hz,1H),4.64-4.55(d,J=12.9Hz,1H),3.79-3.75(s,3H),3.19-3.07(t,J=12.3Hz,1H),3.07-2.88(m,2H),2.14-2.10(s,3H),2.10-1.95(m,1H),1.95-1.86(m,1H),1.86-1.75(m,1H),1.65-1.48(m,1H).LCMS M/Z (M+H)=324
【0271】
実施例219、6−(3−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−アミン、ピーク2、4mg、
1H NMR(400MHz,DMSO) δ8.17-8.14(s,1H),7.81-7.74(d,J=9.3Hz,1H),7.57-7.51(d,J=9.4Hz,1H),7.44-7.27(bs,2H),7.14-7.10(s,1H),4.79-4.68(d,J=12.4Hz,1H),4.64-4.55(d,J=12.9Hz,1H),3.79-3.75(s,3H),3.19-3.07(t,J=12.3Hz,1H),3.07-2.88(m,2H),2.14-2.10(s,3H),2.10-1.95(m,1H),1.95-1.86(m,1H),1.86-1.75(m,1H),1.65-1.48(m,1H).LCMS M/Z(M+H)=324.
【0272】
実施例64から368の下記の化合物が、本明細書に記載の一般的方法又は当該技術分野で周知の方法により調製された。
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【0273】
MAP4K4阻害アッセイプロトコール
精製ヒトMAP4K4キナーゼドメインのキナーゼ活性は、Caliper LabChip技術(Caliper Life Sciences、マサチューセッツ州ホプキントン)を使用してN末端が5−カルボキシフルオレセインで蛍光標識されたモエシンタンパク質由来のペプチド基質(Leu−Gly−Arg−Asp−Lys−Tyr−Lys−Thr−Leu−Arg−Gln−Ile−Arg−Gln)のリン酸化をモニターすることによって測定した。阻害定数(IC50)を測定するために、化合物を連続的にDMSO中で希釈し、1nMの精製したMAP4K4酵素、1uMのペプチド基質、10uMのATP、10mMのMgCl
2、1mMのEGTA、50mMのHepes(pH 7.2)、1mMのDTT、0.01% Triton X−100及び2% DMSOを含有するキナーゼ反応物10μLに加えた。反応物をPerkin Elmer社製Proxiplate中、室温で45分間インキュベートし、10μLのEDTA含有溶液(50mMのHepes(pH 7.2)、40mMのEDTA、0.02% Triton X−100)添加によって停止させた。リン酸化ペプチドの画分は、製造業者の指示に従ってCaliper Lab Chip3000を使用して、全ペプチド基質の分率として決定した。IC
50値は、4パラメータ非線形フィットモデルを用いて決定した。
【0274】
本発明の化合物は、それらがMAP4K4活性及び活性化を阻害する能力について、本明細書に記載のように試験された。
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【0275】
上記の説明は、単に本発明の原理の例示として考えられている。更に、多くの改変及び変更が当業者には容易に明らかであろうから、本発明を上述の構造及びプロセスに厳密に限定するのは望ましくない。従って、全ての適切な改変及び等価物は、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にあると考えることができる。
【0276】
用語「包含する(comprise;含有する)」、「包含している(comprising;含有している)」、「包含する(include;含む)」、「包含している(includinge;含んでいる)」、及び「包含する(includes;含む)」は、本明細書及び以下の特許請求の範囲で使用する場合、記載される特徴、完全体、成分、又は工程が存在することを特定するように意図されているものの、それら用語は、一つ以上の他の、特徴、完全体、成分、工程もしくはそれらの群が存在すること、又は付加されることを妨げるものではない。