(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
衣服の吊り下げ保管用且つ洗濯用のメッシュネット収納袋であって、メッシュネット収納袋がそれぞれメッシュ目を有する裏地と表地とが縫着されて衣服を収納可能に袋状に形成されており、裏地が中間部で分離され中央開閉ファスナーにより開閉自在であり、裏地の上端部にハンガーフック挿通孔が設けられ、メッシュネット収納袋を裏地を内側にして中間部で二つ折りにし、ハンガーフック挿通孔が外部に露出しないように周囲縁がファスナーで閉鎖可能となっており、表地のメッシュ密度が裏地のメッシュ密度より小さく設定されていることを特徴とする衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体。
メッシュネット収納袋を二つ折りにした状態で、底辺の右端と左端に位置する各スライダーをスライドさせて周囲開閉ファスナーを閉鎖可能となっていることを特徴とする請求項1記載の衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体。
メッシュネット収納袋を二つ折りにした状態を更に二つ折りにした状態としそれを維持するためのホック止めを設けたことを特徴とする請求項1記載の衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体。
メッシュネット収納袋の表地に持ち手用テープ体を備え、この持ち手用テープ体は、表地に左右に横断するようにベーステープ体を逢着して、その中程に取り付けたものであることを特徴とする請求項1記載の衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体。
【背景技術】
【0002】
衣服、例えば上着をハンガーで吊り下げた状態で保管することが多いが、そのために保管用の上着カバーが使用されている。
これは、ハンガーと上着カバーとよりなり、ハンガーに上着を掛けた状態で、ハンガーのフックを上着カバーに設けられたフック挿入用孔から出して使用するものである。
そしてフックを支持バー等に引っ掛けて並べて吊り下げ保管することができる。
【0003】
このようなものとしては、吊り手部を有する袋本体をファスナーで閉じることにより、第1衣類収納部から隔離して、第2衣類収納部を形成し、衣服を使い分けて収納する衣類袋がある(特許文献1)。
この袋本体には縫着布により補強された吊り手部を備え、ハンガーの被吊下部を吊下係止部により、係止することができる。
【0004】
また、差込口縁を有するスーツカバー布を各々一対ずつ設けて一枚のスーツ袋でも二枚のスーツが収納可能なスーツ二着収納袋がある(特許文献2)。
ところで、最近の上着には丸洗いできるウォッシャブルな上着が販売されており、これは上着が汚れた場合に洗濯機で丸洗いできるものであり、極めて便利である。
しかし、上着自体を直接洗濯機に投入して洗うと生地等が痛んだり、洗濯くずが付着したりして良くない。
【0005】
このようなことから、保管用の衣服袋(収納袋)に、更に洗濯可能な機能を加えた衣服袋が開発されている。
例えば不織布からなり、ハンガーのフックを通すためのフック貫通用開口部と、衣料を導入するための、衣料導入用開口部とを備え袋状の形態を有する衣料ケアカバーが上市されている(特許文献3)。
この衣料ケアカバーを使うことにより、衣料を収納した後、本体止め部材で丸めた状態にして洗濯することができる。
【0006】
また、衣類を入れて畳み洗濯できる通気性を有する柔軟カバー材よりなり、衣服の出し入れ口とハンガー体の吊持部の挿通口とを備えるものがあり、これも留め具で丸めて洗濯機で丸洗いすることができる(特許文献4)。
しかし、前者では、洗濯中、フック貫通用開口部や衣料導入用開口部を介していわゆる洗濯くずが内部に進入するため、洗濯した後の上着に洗濯くずが付着する欠点がある。
また本体止め部材が洗濯中に渦流によって解けて他の洗濯ものと絡み合う問題もある。
【0007】
一方、後者においても、衣服の出し入れ口とハンガー体の吊持部の挿通口から同様に洗濯くずが内部に進入する。
結果的に上着に洗濯くずが付着することとなり、また留め具が解けて他の洗濯ものと絡み易い。
洗濯くずが絡むと、特に背広の上着等の場合は、洗濯くずを完全に取り除かなければならず極めて面倒である。
このように、保管用として、且つ洗濯用として使えることは便利であるが、内部に収納した上着に洗濯くずが付着する欠点が解決されていなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、以上のような問題点を解決するために考え出されたものである。
すなわち、本発明の目的は、保管用としても且つ洗濯用としても使え、しかも洗濯ゴミが全く中の上着に付着しないメッシュネット収納袋を提供するところにある。
【発明の効果】
【0010】
メッシュネット収納袋Aがそれぞれメッシュ目を有する裏地2と表地1とが縫着されて衣服を収納可能に袋状に形成されており、裏地2が中間部で分離され中央開閉ファスナー11により開閉自在であり、裏地2の上端部にハンガーフック挿通孔Hが設けられ、メッシュネット収納袋Aを裏地2を内側にして中間部で二つ折りにし、ハンガーフック挿通孔Hが外部に露出しないように周囲縁がファスナーで閉鎖可能となっているので、上着保管用として、且つ洗濯用としても使用できる。
また洗濯くずがハンガーフック挿通孔Hから袋内部に入らないので、上着に洗濯くずが全く付着しない。
【0011】
表地1のメッシュ密度が裏地2のメッシュ密度より小さく設定されていることで、二つ折りにされた状態では、メッシュネット収納袋Aに収納された上着は、表地1のメッシュ目が細かいことから、外から見ても見えにくい。
また吊り下げた展開状態では、メッシュ密度の低い片面側の裏地2から内部の上着を認識することが容易なので、保管した後、取り出すのに上着の種類等を見極めることができる。
【0012】
メッシュネット収納袋Aを二つ折りにした状態で、底辺の右端と左端の両方から各スライダーをスライドさせて周囲開閉ファスナーを閉鎖可能となっているので、閉鎖操作が簡単である。
【0013】
メッシュネット収納袋AにポケットPを設けたことにより、同時にネクタイ、ハンカチ等の付属品を収納できる。
【0014】
メッシュネット収納袋Aを二つ折りにした状態を更に二つ折りにした状態としそれを維持するためのホックを設けたので、洗濯機の中でも嵩張らない。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意研究した結果、ハンガーフック挿通孔Hを内部に入れて封鎖するようにすることで、水中の洗濯ゴミが全く袋の内部に入らないことを見出し、この知見をもとに、本発明の完成に至った。
【0016】
即ち、本発明は、(1)、衣服の吊り下げ保管用且つ洗濯用のメッシュネット収納袋Aであって、メッシュネット収納袋Aがそれぞれメッシュ目を有する裏地2と表地1とが縫着されて衣服を収納可能に袋状に形成されており、裏地2が中間部で分離され中央開閉ファスナー11により開閉自在であり、裏地2の上端部にハンガーフック挿通孔Hが設けられ、メッシュネット収納袋Aを裏地2を内側にして中間部で二つ折りにし、ハンガーフック挿通孔Hが外部に露出しないように周囲縁がファスナーで閉鎖可能となって
おり、表地1のメッシュ密度が裏地2のメッシュ密度より小さく設定されている衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体に存する。
【0018】
また、本発明は、(
2)、メッシュネット収納袋Aを二つ折りにした状態で、底辺の右端と左端に位置する各スライダーをスライドさせて周囲開閉ファスナーを閉鎖可能となっている上記(1)記載の衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体に存する。
【0019】
また、本発明は、(
3)、メッシュネット収納袋AにポケットPを設けた上記(1)記載の衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体に存する。
【0020】
また、本発明は、(
4)、メッシュネット収納袋Aを二つ折りにした状態を更に二つ折りにした状態としそれを維持するためのホック止めを設けた上記(1)記載の衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体に存する。
【0021】
また、本発明は、(
5)、メッシュネット収納袋の表地に持ち手用テープ体を備え、この持ち手用テープ体は、表地に左右に横断するようにベーステープ体を逢着して、その中程に取り付けたものである上記(1)記載の衣服の保管用且つ洗濯用のメッシュネット袋体に存する。
【0022】
尚、本発明の目的に沿ったものであれば上記(1)から(
5)を適宜組み合わせて構成も採用可能である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における保管用且つ洗濯用のメッシュネット収納袋の展開状態を示す斜視図である。
(A)は中央開閉ファスナー11を閉じた状態、(B)は、開口させた状態、(C)は中央開閉ファスナー11を閉じる途中の状態を示す。
【0026】
図2は、本発明の実施の形態におけるメッシュネット収納袋を示す図であり、(A)は、正面図、(B)は、断面図、(C)は、背面図である。
本発明のメッシュネット収納袋Aは、衣服の吊り下げ保管用として、且つ洗濯用として、これら両方の用途に使うことができる。
メッシュネット収納袋Aは、表地1と裏地2とが周辺を縫着されてなるもので、全体として矩形状に作られており、袋状に形成されていることから、内部に上着等の衣服を収納することができる。
【0027】
表地1及び裏地2は、メッシュ目を有するメッシュ地(編み地、織り地)から形成されており、通水性を有する。
メッシュネット収納袋Aは、上着を収納して洗濯用に使用されるため、通水性があって表地1や裏地2は水が通過できることが必須の条件である。
【0028】
また表地1のメッシュ密度は、裏地2のメッシュ密度より、小さく設定されている。
洗濯の観点から見ると、後述するように、展開状態から半分或いは四分の一の大きさに折りたたんで使用するため、裏地2は水流が弱まる内側に位置するようになるから、表地1より水の通過を良くすることが必要である。
そして、持ち運びの観点から見ると、表地1は外に露出する部分であることから、内部の収納物が極力視認できないようなメッシュ密度になっていることが好ましい。
例えば、ポリエステル糸を使って表地1の目付を100g/m
2以上とする。
【0029】
一方、保管用の観点から見ると、裏地2は、外に露出する部分ではないが、保管用として展開状態で使った場合、内部にどのような上着が収納されているか識別できる程度のメッシュ密度が好ましい。
例えば、ポリエステル糸を使って裏地2の目付を80g/m
2以下とする。
この裏地2は中間部で上下方向に分離されており、左側と右側に収納部が区分される。
そして、中央の分離部は、中央開閉ファスナーにより開閉自在となっており、簡単に開口させることができる。
上着はこの開口部から左右に振り分けて均等に収納できる。
【0030】
また、裏地2の一部には、ポッケットPが設けられており、例えば、ネクタイやハンカチ等を入れておくことができる。
また、裏地2の上端部にはハンガー(詳しくはそのフック部)を挿通することができるハンガーフック挿通孔Hが設けられている。
この場合、ハンガーフック挿通孔Hは、図でいうと、手前側に開口するようになっている。
ハンガーフック挿通孔Hの下の一定部分は、裏地2が分離されていないことはいうまでもない。
従って、ハンガーH等に吊り下げた状態の上着をメッシュネット収納袋Aの中央の分離部を開いて左右に均等に収納することができる。
ところでメッシュネット収納袋Aは容易に折りたたむことが可能である。
【0031】
図3は、メッシュネット収納袋Aの折りたたみ態様を説明する概要図である。
メッシュネット収納袋Aは上下方向の中間位置(A−A)から二つ折りにし展開状態の半分の面積にすることができる。
すなわち、下半分を折り曲げて上半分の上に重ね合わせる。
このように二つ折りにして、半分の面積にしたメッシュネット収納袋Aは、図のように周囲を周囲開閉ファスナーで閉鎖する。
具体的には、下半分を折り曲げて上半分の上に重ね合わせて、二つ折りにした後、底辺の右端と左端に位置する各スライダーを上方のハンガーフック挿通孔Hの付近までスライドさせて周囲開閉ファスナーを閉鎖する。
周囲開閉ファスナーを閉鎖する際、左端の左スライダーと右端の右スライダーとは、適宜位置に移動させて当接させればよい。
【0032】
このように、ここで裏地2の上端部に設けられたハンガーフック挿通孔Hは、二つ折りにして周囲を周囲開閉ファスナーで閉鎖することにより、外部には露出しないで内側に封鎖された状態となる。
この状態では、後述するように洗濯機に入れて洗濯しても、洗濯くずがハンガーフック挿通孔Hを介して内部に侵入せず、収納されている上着の位置まで到達することはできない。
二つ折りにした後、更に中間部(B−B)から左右に二つ折りにすることができ、最初の吊り下げ状態(展開状態)の面積M1から、最小の状態である四分の一の面積M3にまでできる。
このように四分の一に折りたたんだ場合、各スライダーは左上端に位置する。
この場合、ハンガーフック挿通孔Hの周囲には、吊り手等の余計なものが一切設けられてなく、しかも、メッシュ目を有するメッシュネット地であるので、更に二つ折りにすることが極めて簡単である。
【0033】
参考までに
図4は、左端の左スライダーのみ右端の右スライダーの位置にスライドして当接させた例を示す。
これを四分の一に折りたたんだ場合、各スライダーは右下端に位置する。
一方、後述するが、ハンガーに吊り下げられた状態の上着はメッシュネット収納袋Aに収納され、上記のように二つ折りにされた状態で、そのまま、ハンガーフックB1の部分を持って運ぶことができる。
このように二つ折りにされた状態では、メッシュネット収納袋Aに収納された上着は、表地1のメッシュ目が細かいので、外から見ても輪郭等が識別できない。
そのため持ち運びの際にも、外からは内部の上着が見えないため安心である。
【0034】
ここで、本発明のメッシュネット収納袋自体は、上述したように二つ折りにされた後において、また中間部から左右に更に二つ折りにすることができ、最初の吊り下げ状態(展開状態)の面積M1から、四分の一の面積M3にまで小さくすることができる利点がある。
すなわち面積M1の展開状態から、二つ折りにして面積M2とし、更に二つ折りにして面積M3とすることができるのである。
展開状態から比べて最小の状態である四つ折りの状態となって面積は四分の一となるので、洗濯機に投入しても嵩張ることがない。
【0035】
ところで、この最小状態(四分の一の面積の状態)を維持するために、メッシュネット収納袋Aの上半部の縁部に、一対のホック部を、例えば、二カ所に設ける。
なお、一対のホック部は、一方が雄ホックで、他方が雌ホックとなる。
このホック部をホック止めすることにより、最小状態にて洗濯機で洗濯することができ、開くことがない。
次に本発明のメッシュネット収納袋Aは、保管用に使用する場合と、洗濯用に使用する場合があるので、まず前者の保管用に使用する場合について述べる。
【0036】
(保管用として使用する場合)
図5は、ハンガーに掛けた上着をメッシュネット収納袋Aに収納する操作を説明する図である。
【0037】
図6は、ハンガーに掛けた上着がメッシュネット収納袋Aに収納されている状態を示し、(A)は、展開状態、(B)は、二つ折りの状態を示す。
このケースでは、ハンガーに上着を掛ける。
一方で展開状態にある、メッシュネット収納袋Aの中央の中央開閉ファスナー11を開いて開口させ、その開口部を介してハンガーに、上記の上着を掛けた状態のものを収納する〔
図6(A)〕。
具体的には、中央の分離部の上端部に位置するスライダーを下方にスライドさせ、中央開閉ファスナー11を開いて開口させる。
その際、メッシュネット収納袋Aのハンガーフック挿通孔HにハンガーフックB1を通しながら、左右の収納部に上着を左右に均等に振り分けて収納し、中央開閉ファスナー11を閉じる。
これで、メッシュネット収納袋Aに上着が完全に収納されたので、後は、ハンガーフックB1を支持バー等に吊り下げて保管すればよい。
【0038】
このような吊り下げた状態では、メッシュ密度の低い片面側の裏地2から内部の上着を認識することが容易なので、保管した後、取り出す際に、上着の種類等を見極めることができる。
なお、もう一方の片面側の表地1からは、内部の認識は難しい。
ここで、持ち運ぶ場合は、先述したように、メッシュネット収納袋Aは上下方向の中間位置から二つ折りにし、すなわち、下半分を折り曲げて上半分に重ね合わせて半分の面積にして(その際、メッシュネット収納袋Aは周囲を周囲開閉ファスナーで閉鎖する)持ち運ぶ〔(
図6(B)、
図6(C)〕。
次に洗濯用として使用する場合を説明する。
【0039】
(洗濯用として使用する場合)
いま、ハンガーBに吊り下げられた上着がメッシュネット収納袋Aに収納されていたとする。
ハンガーフック挿通孔HからハンガーフックB1を下方に抜いてハンガーを取り出し、メッシュネット収納袋Aに上着のみ収納されている状態にする。
この時、ハンガーフック挿通孔Hは、裏地2の上端部から手前に露出している。
【0040】
次に、メッシュネット収納袋Aの下半分を折り曲げて上半分に重ね合わせ二つ折りにする。
そして、周囲を封鎖する周囲開閉ファスナーを閉じて、ハンガーフック挿通孔Hが外部に露出しないように内側に封じ込める。
洗濯は、この段階で行っても良いが、通常は、更に、左右に二つ折りにして最小の状態で行う。
なお、この状態を維持するためホック止めしておく。
【0041】
メッシュネット収納袋Aの面積は最初の吊り下げ状態(展開状態)の面積M1から比べて、四分の一の面積M3と小振りとなり、洗濯機に入れて洗い易い。
洗濯する場合、メッシュネット収納袋Aを構成している表地1及び裏地2は、メッシュ地よりなるので、水が容易に通過できて、洗濯が効率よく行われる。
【0042】
また、裏地2は水流が弱まる内側に位置するため表地1より水の通過を良くすることが必要であり、裏地2のメッシュ密度は、表地1のメッシュ密度より大きく設定されている。
また、ハンガーフック挿通孔Hは、内側に閉じこめられて外部に露出しないので、洗濯中においても、洗濯くずが、ハンガーフック挿通孔Hを通して袋内部に入り込むことはない。
従って、上着に洗濯くずが全く付着しないこととなる。
この点が、本発明の大きな特徴点である。
【0043】
(第2の実施の形態)
この実施の形態は、メッシュネット収納袋Aの表地1に持ち手用テープ体Gを備えたものである。
図7は、この第2の実施の形態におけるメッシュネット袋体Aを示す図であり、(A)は、正面図、(B)は、背面図である。
この持ち手用テープ体Gは、表地1の上方に左右に横断するようにベース用テープ体Jを取り付け、そのベース用テープ体Jの中程に縫着等によって取り付ける。
そのため持ち手用テープ体Gを持ち上げても表地1の一部に局所的に負担が加わらない利点がある。
またベース用テープ体Jは表地1の上端より一定距離下方に離れた位置に取り付ける。
これらの取り付けの仕方は、縫着、接着等によって適宜行われ、また各テープ体の材料としては、例えば編地或いは織地等の布製のものが使用される。
【0044】
この持ち手用テープ体Gは、下半分と上半分とにそれぞれ取り付けるが、上半分の上端から一部が突出するようにする。
下半分も同じである。メッシュネット収納袋Aを二つ折りにした状態でそれぞれの持ち手用テープ体Gは一対が合わさって握られる。
持ち手用テープ体Gは、上端に設けられていなく一定距離下方に設けられているので、二つ折りにした状態で持ち手用テープ体Gを握った場合に、重力が作用し2つの持ち手用テープ体でメッシュネット収納袋Aの上端部を押さえるように作用する。
そのため、薄い持ち手用テープ体Gであってもメッシュネット収納袋Aは持ち運び時にグラ付きにくい。
【0045】
また、この実施の形態では大きめのポケットPを左右に一対設けたものを示した。
更に、一対のホック部Tを2カ所に設けて四分の一の面積の状態に保持できるようにしている。
また、裏地2の上端部にはハンガーB(詳しくはそのフック部B1)を挿通することができるハンガーフック挿通孔Hが設けられているが、上述の第1の実施の形態とは異なって、この裏地2の左側の上端部と右側の上端部がカーブしてそれぞれ弓状部11Aを形成しており、この弓状部11Aで囲まれる部分がハンガーフック挿通孔Hとなっている。
中央開閉ファスナー11は、この弓状部の部分は閉じない。
【0046】
またループ状テープ体Rを表地1の上端部に設けハンガーフック挿通孔Hから顔を出すようにしたので、このループ状テープ体RにハンガーB(詳しくはハンガーフックB1)を引っ掛けることができる。
ハンガーBが、このループ状テープ体Rのところで保持されるので、衣服を掛けた状態でも安定する。
【0047】
図8は、この第2の実施の形態において、メッシュネット袋体AにハンガーBに掛けた衣服Cを収納した状態を示す図である。
【0048】
図9は、本発明の第2の実施の形態において、メッシュネット袋体AにハンガーBに掛けた衣服Cを収納して二つ折りにする状態を示す図である。
一方、第1の実施の形態の
図6に示すようにハンガーフックB1をハンガーフック挿通孔Hに通して、吊り下げることができる。
【0049】
図10は、本発明の第2の実施の形態において、ハンガーBに掛けた衣服Cをメッシュネット袋体Aに収納した状態で図示しない吊りバー等に吊り下げた状態を示す図である。
このように吊り下げた状態においても持ち手用テープ体Gは柔軟なので支障とならない。
なお、この場合、ループ状テープ体RにハンガーBを通すか否かは自由である。
【0050】
以上、本発明をその実施の形態を例に説明したが、本発明は要旨の変更のない限り、実施の形態のみに限定されるものではなく多様な変形例が可能である。
例えば、メッシュ目は織地のメッシュ目でも編み地或いは網地のメッシュ目でもよい。
なお、不織布はメッシュ目が十分取りにくいことから好ましくない。
【0051】
そして、表地1は内部の収納物が極力視認できないようなメッシュ密度になっていることが好ましいが、必ずしも全く見えないことまでは要求しない。
また、裏地2は内部にどのような上着が収納されているか識別できる程度のメッシュ密度が好ましいが、全く透明に近い状態までは要求しない。
中間部の中央開閉ファスナー11や周囲開閉ファスナーは、タッチファスナーでもよく、或いはボタン止めでもよい。
メッシュネット収納袋Aの展開形状は、矩形状であるが、内部に収納する衣服の形に対応する形にすることもできる。