特許第6231379号(P6231379)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6231379
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】改装サッシ
(51)【国際特許分類】
   E06B 1/56 20060101AFI20171106BHJP
【FI】
   E06B1/56 A
【請求項の数】3
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-268980(P2013-268980)
(22)【出願日】2013年12月26日
(65)【公開番号】特開2015-124517(P2015-124517A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2016年7月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】302045705
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】冨田 裕之
【審査官】 小澤 尚由
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭56−116587(JP,U)
【文献】 特開2007−138511(JP,A)
【文献】 特開2003−278450(JP,A)
【文献】 特開平08−184262(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0059758(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 1/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の開口部に取り付けられた既設枠の内周面を覆うように取り付けられる新設枠と、
前記既設枠及び前記新設枠の屋内側を覆うように取り付けられる額縁部材と、を備える改装サッシであって、
前記額縁部材は、前記建物の躯体側に取り付けられる第1額縁部材と、前記新設枠側に取り付けられる第2額縁部材と、を有し、
前記第2額縁部材は、見付け方向に延び、屋内側に面する平面部と、前記平面部の一端側に、屋内方向へ折り返され、前記開口部の内側方向に向かって開口した溝部を形成する折り返し部と、前記平面部の他端側に、前記新設枠側に取り付けられる係止部と、を有し、
前記第1額縁部材は、断面略L字状であり、その一端側に、前記第2額縁部材の前記平面部に当接すると共に、前記溝部に嵌合可能な差し込み部と、他端側に、前記建物の躯体側に取り付けられる取り付け部と、を有し、
前記差し込み部を前記溝部に差し込む深さを調整することが可能である改装サッシ。
【請求項2】
前記額縁部材は、前記新設枠に取り付けられる第3額縁部材を更に有し、
前記第2額縁部材の係止部が、前記第3額縁部材の屋内側の端部に係止される請求項1記載の改装サッシ。
【請求項3】
前記額縁部材として、前記既設枠及び前記新設枠の上横枠を覆うように取り付けられる上側額縁部材と、前記既設枠及び前記新設枠の両縦枠の屋内側を覆うように取り付けられる左側額縁部材及び右側額縁部材と、を有する請求項1記載の改装サッシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、改装サッシに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物の開口部に取り付けられた既設枠体の内周面を覆うように取り付けられる新設枠体を備えた改装サッシが知られている。改装サッシの施工時には、既設枠体及び新設枠体の屋内側を覆うように、額縁部材が配置される。
【0003】
ところで、既設枠体の取り付けられる開口部の歪みや、既設枠体取り付け時の施工誤差に起因して、改装サッシの施工後に、額縁部材と建物の躯体の間の一部分に隙間が開いてしまう場合がある。このような場合には、額縁部材と躯体との間に気密ビードを配置したり、額縁部材と躯体の隙間をシール処理することによって額縁部材と躯体の隙間を埋めていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−63725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、額縁部材と躯体との間に気密ビードを配置したり、額縁部材と躯体の隙間をシール処理した場合、額縁部材と躯体の隙間を埋めることはできるものの、見栄えが悪くなってしまっていた。また、額縁部材と躯体との間を、湿式工法でシール処理した場合には、シーリング材の養生に時間がかかり、改装サッシの施工期間が長くなってしまうことも問題であった。
【0006】
本発明は、施工後の見栄えがよく且つ施工が容易である改装サッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するため本発明は、建物の開口部に取り付けられた既設枠(例えば、後述の既設枠110,310,410)の内周面を覆うように取り付けられる新設枠(例えば、後述の新設枠120,320,420)と、前記既設枠及び前記新設枠の屋内側を覆うように取り付けられる額縁部材(例えば、後述の額縁部材160,360,460)と、を備える改装サッシ(例えば、後述の改装サッシ1)であって、前記額縁部材は、前記建物の躯体側に取り付けられる第1額縁部材(例えば、後述の第1額縁部材161,361,461)と、前記新設枠側に取り付けられる第2額縁部材(例えば、後述の第2額縁部材162,362,462)と、を有し、前記第1額縁部材及び前記第2額縁部材が、嵌合深さを調整可能な状態で互いに嵌合される改装サッシを提供する。
【0008】
(2)前記第2額縁部材は、前記開口部の内側方向に向かって開口した溝部(例えば、後述の溝部162a,362a,462a)を形成する折り返し部(例えば、後述の折り返し部162b,362b,462b)を有し、前記第1額縁部材は、前記溝部に嵌合可能な差し込み部(例えば、後述の差し込み部161a,361a,461a)を有し、前記差し込み部を前記溝部に差し込む深さを調整することが可能であることが好ましい。
【0009】
(3)前記額縁部材は、前記新設枠に取り付けられる第3額縁部材(例えば、後述の第3額縁部材163)を更に有し、前記第2額縁部材は、前記第3額縁部材の屋内側の端部に係止されることが好ましい。
【0010】
(4)前記額縁部材として、前記既設枠及び前記新設枠の上横枠を覆うように取り付けられる上側額縁部材(例えば、後述の額縁部材160)と、前記既設枠及び前記新設枠の両縦枠の屋内側を覆うように取り付けられる左側額縁部材(例えば、後述の額縁部材360)及び右側額縁部材(例えば、後述の額縁部材460)と、を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、施工後の見栄えがよく且つ施工が容易である改装サッシを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係る改装サッシを室内側から見た正面図である。
図2】上記実施形態に係る改装サッシの縦断面図である。
図3図2に示す改装サッシの上横枠部分の拡大図である。
図4】上記実施形態に係る改装サッシの横断面図である。
図5図4に示す改装サッシの左縦枠部分の拡大図である。
図6】上記実施形態に係る改装サッシにおける額縁部材の施工手順を示す図である。
図7】上記実施形態に係る改装サッシにおける額縁部材の配置を模式的に示す正面図である。
図8】上記実施形態に係る改装サッシにおける額縁部材の機能について説明する図である。
図9】上記実施形態に係る改装サッシにおける額縁部材の機能について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の一実施形態に係る改装サッシは、マンションの壁の開口部に納められた引違い窓タイプの改装サッシである。本実施形態に係る改装サッシは、カバー工法によって形成される。
なお、本明細書において、「見付方向」とは、マンションの壁の開口部に納められた引違い窓における障子の面方向(即ち、左右方向)を意味し、「見込方向」とは、屋内外方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
【0014】
図1は、本実施形態に係る改装サッシ1を屋内側から見た正面図である。より詳しくは、内障子20及び外障子30を閉鎖したときの改装サッシ1を、屋内側から見た正面図である。
図1に示すように、改装サッシ1は、いずれも長尺状の上横枠100、下横枠200、左縦枠300及び右縦枠400により矩形に枠組みされた窓枠10と、該窓枠10内に開閉可能に嵌め込まれた内障子20及び外障子30と、を備える。
【0015】
内障子20は、いずれも長尺状の上横框21、下横框22、左縦框(召内框)23及び右縦框(戸先框)24により矩形に枠組みされた框体25と、框体25内に嵌め込まれて固定されたガラス26と、を含んで構成される。
外障子30は、いずれも長尺状の上横框31、下横框32、左縦框(召外框)34及び右縦框(戸先框)33により矩形に枠組みされた框体35と、框体35内に嵌め込まれて固定されたガラス36と、を含んで構成される。
【0016】
内障子20と外障子30の召合わせには、戸締り用のクレセント錠40が設けられている。これら内障子20及び外障子30は、いずれも引き戸であり、これらを見付方向にスライドさせることで、開口部が閉鎖又は開放される。
【0017】
図2は、本実施形態に係る改装サッシ1の縦断面図である。図2に示すように、ガラス26,36は、それぞれ、屋外側の板ガラス26a,36aと、屋内側の板ガラス26b,36bと、これら2枚の板ガラスで挟持されたスペーサ26c,36cと、を備える複層ガラスであり、優れた断熱性を有する。
【0018】
上横枠100は、既設枠110と、新設枠120と、第1取付部材130と、ライナー140と、第2取付部材150と、額縁部材160と、を含んで構成される。なお、ライナー140を除いて、これらは特に断りの無い限り、いずれも見付方向に延びて通しで設けられている。
【0019】
既設枠110は、既設の木製額縁112にねじ止めされた連結金具111に連結されている。既設枠110は、屋内側から屋外側に向かって順に、それぞれ下方に垂設された、屋内側部110Aと、既設ガイドレール110B,110Cと、屋外側部110Dと、を備える。
屋内側部110Aは、その屋外側面に後述する第1取付部材130が当接するとともに、その屋内側面に後述する第2取付部材150が連結される。屋内側部110Aには、その下側面に後述する第2取付部材150が第1気密部材1Aを介して当接する。
既設ガイドレール110B,110Cは、改装前に使用されていた障子用のガイドレールである。
屋外側部110Dは、その屋内側面に後述する第1取付部材130が当接するとともに、その屋外側面に後述する新設枠120に取り付けられたカバー材が当接する。
【0020】
新設枠120は、第1取付部材130及びライナー140を介して、既設枠110の下部に取り付けられる。
第1取付部材130は、既設枠110に新設枠120を取り付けるための部材である。第1取付部材130は、略平板状であり、その上面に既設ガイドレール110B,110Cの先端が当接する。見込方向の略中央に形成された凸部において、第1取付部材130は既設枠110にねじ止めされる。
第1取付部材130は、その屋内側端部に、上方に立設され且つその先端が屋内側に屈曲して既設枠110の屋内側部110Aに当接する屋内側係合部130Aを備える。また、第1取付部材130は、その屋外側端部に、上方に立設されて既設枠110の屋外側部110Dの屋内側面に当接する屋外側係合部130Bを備える。これら屋内側係合部130Aと屋外側係合部130Bにより、第1取付部材130は既設枠110に係合する。
【0021】
ライナー140は、既設枠110と新設枠120との隙間を埋める部材である。ライナー140は、本実施形態では4枚積層されている。このライナー140は、見付方向に所定間隔を設けて配置される。具体的には、ライナー140は、既設枠110に固定された第1取付部材130に新設枠120をねじ止めする図示しないねじのピッチごとに配置される。
【0022】
新設枠120は、その屋内側において、後述する額縁部材160とともにライナー140を介して、既設枠110にねじ止めされた第1取付部材130にねじ止めされる。また、新設枠120は、その屋外側において、ライナー140を介して、既設枠110にねじ止めされた第1取付部材130にねじ止めされる。
【0023】
新設枠120は、屋内側から屋外側に向かって順に、それぞれ下方に垂設された、屋内側部120Aと、新設ガイドレール120B,120Cと、屋外側部120Dと、を備える。
屋内側部120Aには、額縁部材160が取り付けられるとともに、その屋内側面には、後述する第2取付部材150が第3気密部材3Aを介して当接する。
新設ガイドレール120Bは、内障子20用のガイドレールであり、新設ガイドレール120Cは、外障子用ガイドレールである。これら新設ガイドレール120B,120Cには、後述する内障子20又は外障子30の上端部に取り付けられた上部振れ止め部材51,52が係合する。これにより、内障子20又は外障子30が窓枠10内を見付方向にスムーズにスライド可能となっている。
屋外側部120Dは、外障子30よりも屋外側に設けられ、外障子30の上端部と上下方向において重複するまで下方に延出することで、外障子30の上端部を覆っている。
【0024】
第2取付部材150は、既設枠110と新設枠120とを接合し、当該第2取付部材150に取り付けられた第1気密部材1A及び第3気密部材3Aにより、既設枠110と新設枠120との間の隙間を塞ぐ機能を有する。
【0025】
額縁部材160は、第1額縁部材161と、第2額縁部材162と、第3額縁部材163と、を有し、既設枠110及び新設枠120の屋内側を覆うように取り付けられる。
第1額縁部材161は、マンションの躯体側に取り付けられる。より、詳しくは、第1額縁部材161は、上述の連結金具111を介して木製額縁112にねじ164によりねじ止めされて下方に延出する。
第2額縁部材162は、第2取付部材150の屋内側で上下方向に延設されて第1額縁部材161に係合することにより、新設枠120側に取り付けられる。
第3額縁部材163は、第2額縁部材162の下端部及び新設枠120屋内側部120Aの下部に取り付けられて屈曲しながら見込方向に延設される。第3額縁部材163は、新設枠120にねじ165によりねじ止めされる。
【0026】
続いて、図3も参照しながら額縁部材160についてより詳細に説明する。図3は、図2に示す改装サッシ1の上横枠100部分の拡大図である。
第2額縁部材162は、板状の部材である。第2額縁部材162は、上側の端部に、下方に向かって開口した溝部162aを形成する折り返し部162bを有する。第2額縁部材162は、下側の端部に、第3額縁部材163の屋内側の端部を挟み込んで係止するために形成された係止部162cを有する。
第1額縁部材161は、断面視L字状の部材である。第1額縁部材161は、屋外側の下端が第2額縁部材162の屋内側の面162dに当接している。第1額縁部材161は、屋外側の端部から上方に向かって延び、第2額縁部材162の溝部162aに嵌合可能な差し込み部161aを有する。差し込み部161aの屋内側の面161bは、折り返し部162bの屋外側の面162eと接する。
第1額縁部材161の差し込み部161aと、第2額縁部材162の溝部162aとでは、高さ方向に嵌合深さを調整可能である。
【0027】
図2に戻って、下横枠200は、既設枠210と、新設枠220と、第2取付部材250と、額縁部材260と、を含んで構成される。なお、これらは特に断りの無い限り、いずれも見付方向に延びて通しで設けられている。
【0028】
既設枠210は、既設の木製額縁212にねじ止めされた連結金具211に連結されている。既設枠210は、屋内側から屋外側に向かって階段状に下降するように形成されている。また、既設枠210は、屋内側から屋外側に向かって順に、それぞれ上方に立設された、屋内側部210Aと、既設ガイドレール210B,210Cと、屋外側部210Dと、を備える。
屋内側部210Aは、上述の連結金具211を介して既設の木製額縁212に固定されるとともに、その上端部は、後述する第2取付部材250に第1気密部材1Bを介して当接する。
既設ガイドレール210B,210Cは、改装前に使用されていた障子用のガイドレールである。
屋外側部210Dは、その屋内側面に後述する第2取付部材250の階段状部250Cの屋外側端部が当接するとともに、その屋外側面に後述する新設枠220の屋外側で下方に延びる屋外側垂設部220Dが当接する。
【0029】
第2取付部材250は、既設枠210に新設枠220を取り付けるための部材である。第2取付部材250は、既設枠210と同様に、屋内側から屋外側に向かって階段状に下降するように形成されている。また、第2取付部材250は、屋内側に略水平に延出し且つ上述の連結金具を介して木製額縁212にねじ止めされた水平部250Aと、当該水平部250Aの屋外側端部から下方に垂設された垂設部250Bと、当該垂設部250Bから屋外側に向かって階段状に下降する階段状部250Cと、を備える。
水平部250Aは、その上面に後述する額縁部材260が取り付けられ、その下面に上述した既設枠210の屋内側部210Aの上端部が第1気密部材1Bを介して当接する。
垂設部250Bは、その屋外側面に取り付けられた第3気密部材3Bを介して、新設枠220の屋内側部220Aに当接する。
階段状部250Cは、その上面が後述する新設枠220と当接し、新設枠220にねじ止めされる。また、階段状部250Cの屋外側端部は、既設枠210の既設ガイドレール210Cと屋外側部210Dとの間に嵌合する。
【0030】
新設枠220は、屋内側から屋外側に向かって順に、それぞれ上方に立設された、屋内側部220Aと、新設ガイドレール220B,220Cと、屋外側垂設部220Dと、を備える。
屋内側部220Aには、額縁部材260が取り付けられるとともに、その屋内側面には、第2取付部材250の垂設部250Bが第3気密部材3Bを介して当接する。
新設ガイドレール220Bは、内障子20用のガイドレールであり、新設ガイドレール220Cは、外障子用ガイドレールである。これら新設ガイドレール220B,220Cには、内障子20又は外障子30の底部に取り付けられた戸車56a,56bが、転動可能に係合する。
屋外側垂設部220Dは、第2取付部材250の階段状部250Cの屋外側端部とともに、既設枠210の屋外側部210Dにねじ止めされる。
【0031】
額縁部材260は、屋内側に配置され且つ第2取付部材250の水平部250A上に取り付けられた第1額縁部材261と、当該第1額縁部材261の屋外側に取り付けられた第2額縁部材262と、を含んで構成される。
【0032】
第2取付部材250は、既設枠210と新設枠220とを接合し、当該第2取付部材250に取り付けられた第1気密部材1B及び第3気密部材3Bにより、既設枠210と新設枠220との間の隙間を塞ぐ機能を有する。
【0033】
内障子20の上横框21は、外障子30の上横框31と略同一の構成であり、内障子20の下横框22は、外障子30の下横框32と略同一の構成である。これらの框はいずれも、見付方向に延びて通しで設けられている。従って、以下では、内障子20の上横框21及び下横框22についてのみ説明する。
【0034】
上横框21は、中空部を有するホロー構造の上横框本体21aと、上横框本体21aの下面の屋外側で下方に垂設された上横框垂設部21bと、上横框本体21aの屋内側で上横框本体21aの上端から上横框垂設部21bの位置まで延出する上横框屋内側部21cと、を備える。
上横框本体21aの上部に形成された開口には上部振れ止め部材51が設けられ、この上部振れ止め部材51に上述の新設ガイドレール120Bが係合する。
上横框垂設部21bと上横框屋内側部21cの下端部とにより、緩衝部材55aを介してガラス26の上端部が挟持される。
【0035】
下横框22は、中空部を有するホロー構造の下横框本体22aと、下横框本体22aの上面の屋外側に立設された下横框立設部22bと、下横框本体22aの屋内側で下横框本体22aの下端から下横框立設部22bの位置まで延出する下横框屋内側部22cと、を備える。
下横框立設部22bと下横框屋内側部22cの上端部とにより、緩衝部材55aを介してガラス26の下端部が挟持される。
【0036】
下横框本体22aの中空部内には下部振れ止め部材53が設けられる。下部振れ止め部材53の下端が、下横框本体22aの下面に形成された開口から下方に突出し、新設ガイドレール220Bに係合する。また、中空部内に設けられた戸車56aが、下横框本体22aの下面に形成された開口から下方に突出し、新設ガイドレール220Bに転動可能に係合する。これにより、内障子20が新設ガイドレール220Bに沿ってスライド移動する際に、下部振れ止め部材53によって内障子20の見込方向のがたつきが抑制される。
【0037】
図4は、本実施形態に係る改装サッシ1の横断面図である。なお、左縦枠300と右縦枠400は同一の構成であるため、以下では左縦枠300についてのみ説明する。同様に、外障子30の左縦框(戸先框)33と内障子20の右縦框(戸先框)24は同一の構成であるため、以下では外障子30の左縦框33についてのみ説明する。
【0038】
図4に示すように、左縦枠300は、既設枠310と、新設枠320と、第1取付部材330と、ライナー340と、第2取付部材350と、額縁部材360と、を含んで構成される。なお、ライナー340を除いて、これら及びこれらを構成する部分はいずれも、上下方向に延びて通しで設けられている。
【0039】
既設枠310は、既設の木製額縁312にねじ止めされた連結金具311に連結されている。既設枠310は、屋内側から屋外側に向かって順に、それぞれ障子側(右側)に延出する、屋内側部310Aと、リブ310Bと、屋外側部310Cと、を備える。
屋内側部310Aは、その屋外側面に後述する第1取付部材330が当接するとともに、その屋内側面に後述する第2取付部材350が連結される。
リブ310Bは、改装前に使用されていた障子のガイドであり、その屋外側面に後述する第1取付部材330が当接する。
屋外側部310Cは、その屋内側面に第1取付部材330が当接するとともに、その屋外側面に後述する新設枠320に取り付けられたカバー材320Eが当接する。
【0040】
新設枠320は、第1取付部材330及びライナー340を介して、既設枠310の障子側に取り付けられる。
第1取付部材330は、既設枠310に新設枠320を取り付けるための部材である。第1取付部材330は、略平板状であり、見込方向の略中央に形成された凸部において、第1取付部材330は既設枠310にねじ止めされる。
第1取付部材330は、その屋内側端部において、既設枠310側(左側)に延出して既設枠310に当接する屋内側係合部330Aを備える。また、第1取付部材330は、その屋外側端部に、既設枠310側に延出して既設枠310の屋外側部310Cの屋内側面に当接する屋外側係合部330Bを備える。これら屋内側係合部330Aと屋外側係合部330Bにより、第1取付部材330は既設枠310に係合する。
【0041】
ライナー340は、既設枠310と新設枠320との隙間を埋める部材である。ライナー340は、本実施形態では4枚積層されている。このライナー340は、上下方向に所定間隔を設けて配置される。具体的には、ライナー340は、既設枠310に固定された第1取付部材330に新設枠320をねじ止めする図示しないねじのピッチごとに配置される。
【0042】
新設枠320は、その屋内側において、後述する額縁部材360とともにライナー340を介して、既設枠310にねじ止めされた第1取付部材330にねじ止めされる。また、新設枠320は、その屋外側において、ライナー340を介して、既設枠310にねじ止めされた第1取付部材330にねじ止めされる。
【0043】
新設枠320は、見込方向に延びて設けられ、屋内側から屋外側に向かって順に、それぞれ障子側に延出する、屋内側部320Aと、リブ320Bと、屋外側部320Cと、を備える。
屋内側部320Aには、後述する額縁部材360が取り付けられるとともに、その屋内側面には、後述する第2取付部材350が第3気密部材3Cを介して当接する。
リブ320Bは、後述する左縦框(戸先框)33の戸先側に取り付けられた中間振れ止め部材62に当接する。
屋外側部320Cは、外障子30よりも屋外側に設けられ、閉じた状態の外障子30の左端部と左右方向において重複するまで障子側に延出することで、外障子30の左端部を覆っている。
【0044】
また、新設枠320の障子側には、新設枠320の障子側面を覆って保護するためのカバー材320Dが上下方向に延設されている。
また、カバー材320Dの内障子20側の上部及び下部には(図3では下部のみが表示)、排水孔61aを備える内障子ストッパー61が設けられる。この内障子ストッパー61により、内障子20の開放時に、クレセント錠40が左縦枠300に衝突するのが回避され、左縦枠300やクレセント錠40の破損が回避される。
【0045】
第2取付部材350は、既設枠310と新設枠320とを接合し、当該第2取付部材350に取り付けられた第1気密部材1C及び第3気密部材3Cにより、既設枠310と新設枠320との間の隙間を塞ぐ機能を有する。
【0046】
額縁部材360は、第1額縁部材361と、第2額縁部材362と、を有し、既設枠310及び新設枠320の屋内側を覆うように取り付けられる。
第1額縁部材361は、マンションの躯体側に取り付けられる。より、詳しくは、第1額縁部材361は、上述の連結金具311を介して木製額縁312にねじ364によりねじ止めされて下方に延出する。
第2額縁部材362は、新設枠320の屋内側部320Aに取り付けられて見込方向に延出した後、見付け方向の既設枠310側に屈曲して延出し、第1額縁部材361に係合する。第2額縁部材362は、新設枠320にねじ365によりねじ止めされる。
【0047】
続いて、図5も参照しながら額縁部材160についてより詳細に説明する。図5は、図4に示す改装サッシ1の左縦枠300部分の拡大図である。
第2額縁部材362は、見付方向左側の端部に、右側に向かって開口した溝部362aを形成する折り返し部362bを有する。第1額縁部材361は、断面視L字状の部材である。第1額縁部材361は、屋外側の右端が第2額縁部材362の屋内側の面362dに当接している。第1額縁部材361は、屋外側の端部から左側に向かって延び、第2額縁部材362の溝部362aに嵌合可能な差し込み部361aを有する。差し込み部361aの屋内側の面361bは、折り返し部362bの屋外側の面362eと接する。
第1額縁部材361の差し込み部361aと、第2額縁部材362の溝部362aとでは、見付方向(左右方向)に嵌合深さを調整可能である。
【0048】
図4に戻って、外障子30の左縦框(戸先框)33は、中空部を有するホロー構造の左縦框本体33aと、左縦框本体33aの障子側面の屋外側で障子側に延出する左縦框延出部33bと、左縦框本体33aの屋内側で左縦框本体33aの左縦枠300側の端部から左縦框延出部33bの位置まで延出する左縦框屋内側部33cと、を備える。
左縦框本体33aの左縦枠300側に形成された開口には中間振れ止め部材62が設けられ、この中間振れ止め部材62に上述のリブ320Bが係合する。
左縦框延出部33bと左縦框屋内側部33cの障子側端部とにより、緩衝部材63aを介してガラス36の左縦框側(戸先側)端部が挟持される。
【0049】
外障子30の右縦框(召外框)34は、中空部を有するホロー構造の右縦框本体34aにより構成される。右縦框本体34aの左縦枠300側に形成された開口には、ガラス36の右縦框側端部が挿入され、その開口縁によりガラス36の右縦框側端部が緩衝部材64aを介して挟持される。
【0050】
右縦框34の屋内側には、後述する内障子20の左縦框(召内框)23に設けられたクレセント錠40のクレセント金具41が係合するクレセント受け金具45が設けられる。また、右縦框34の屋内側には、内障子20の左縦框23に設けられた後述の溝部23bに係合する係合部34bが設けられる。
【0051】
内障子20の左縦框23は、見込方向に連なる2つの中空部を有するホロー構造の左縦框本体23aにより構成される。
左縦框本体23aの内障子側に形成された開口には、ガラス26の左縦框側端部が挿入され、その開口縁によりガラス26の左縦框側端部が緩衝部材65aを介して挟持される。
【0052】
また、左縦框本体23aの屋外側には、見付方向に延び、上述の係合部34bが係合する溝部23bが設けられる。
また、左縦框本体23aの屋内側の全面を覆って保護するための左縦框保護部材23cが上下方向に延設されている。
【0053】
左縦框保護部材23cの外障子30側の見込面には、戸締まり用のクレセント錠40が設けられる。なお、左縦框保護部材23cの屋内側面には、その全面を覆う意匠部材23dが設けられる。
クレセント錠40は、左縦框保護部材23cの外障子30側の見込面に取り付けられた基部43と、操作用レバー42と、操作用レバー42に連動して回転し、上述のクレセント受け金具45に係合するクレセント金具41と、基部43に設けられたサブロック44と、を備える。
【0054】
続いて、上横枠100における額縁部材160の施工手順について説明する。図6は、額縁部材160の施工手順を示す図である。
図6(a)は、上横枠100の額縁部材160以外の部材を取り付けた状態の図である。このように、額縁部材は、窓枠10の施工における最終段階で取り付けられる。
【0055】
まず、図6(b)に示すように、新設枠120の下側に第3額縁部材163を配置して、ねじ165によって第3額縁部材163を新設枠120に固定する。続いて、図6(b)に示すように、第2額縁部材162を第2取付部材150の屋内側に当接させて配置する。この際に、第2額縁部材162の係止部162cを、第3額縁部材163の屋内側の端部に係止する。
【0056】
最後に、図6(d)に示すように、差し込み部161aを溝部162aに嵌合して、第1額縁部材161を配置し、第1額縁部材161を、木製額縁112にねじ164によりねじ止めする。
【0057】
額縁部材360,460についても、額縁部材160と同様に屋外側の部材から順番に取り付けられる。具体的には、まず第2額縁部材362,462を配置してした後に、ネジ365,465によって新設枠320,420に固定する。続いて、差し込み部361a,461aを溝部362a,462aに嵌合することで、第1額縁部材361,461を配置する。最後に、第1額縁部材361,461を、ネジ364,464により木製額縁312,412に固定する。
内障子20及び外障子30は、全ての額縁部材が取り付けられた後に窓枠10内にケンドン式にて嵌め込まれる。
【0058】
図7は、改装サッシ1における額縁部材160,260,360の配置を模式的に示す正面図である。なお、図6においては、額縁部材160,260(第1額縁部材161,261及び第2額縁部材162)の正面図だけではなく縦断面図も示す。また、額縁部材360(第1額縁部材361及び第2額縁部材362)についても、正面図だけではなく横断面図も示す。なお、図7では、内障子20及び外障子30については示していない。
【0059】
図7に示すように、上横枠100、下横枠200及び左縦枠300の屋内側は、それぞれ、額縁部材160,260,360により覆われる。額縁部材160と額縁部材360とが接する隅(左上の隅)には、額縁部材160,360の上にキャップ部材500が配置される。また、額縁部材260と額縁部材360とが接する隅(左下の隅)には、額縁部材260,360の上にキャップ部材600が配置される。キャップ部材500,600によって、改装サッシ1の屋内側からの見栄えがよくなる。図示しないが、額縁部材160と額縁部材460とが接する隅(右上の隅)及び額縁部材260と額縁部材460とが接する隅(右下の隅)にも、同様にキャップ部材が配置される。
【0060】
上横枠100の屋内側に配置される額縁部材160は、第1額縁部材161及び第2額縁部材162の嵌合深さを調整することによって、高さ方向の幅W1を調整することができる。左縦枠300の屋内側に配置される額縁部材360は、第1額縁部材361及び第2額縁部材362の嵌合深さを調整することによって、左右方向の幅W2を調整することができる。図示しないが、右縦枠400についても同様に、第1額縁部材661及び第2額縁部材662の嵌合深さを調整することによって、左右方向の幅を調整することができる。
【0061】
続いて、図8及び図9を参照しながら、改装サッシ1における額縁部材160の機能について説明する。図8は、既設枠110を躯体に固定した際に生じた誤差を、額縁部材160が吸収可能であることを示す図である。
【0062】
図8(a)では、標準の設置状態(図3に示した状態)よりも、上側に既設枠110が設置されている。一方、図8(b)では、標準の設置状態よりも、下側に既設枠110が設置されている。
図8に示すように、既設枠110が躯体に固定される際に、既設枠110の位置が多少上側や下側にずれていたとしても、その誤差は、額縁部材160の第1額縁部材161及び第2額縁部材162の相対的な位置を調整することにより吸収することができる。より具体的には、第1額縁部材161の差し込み部161aを第2額縁部材162の溝部162aに嵌合した際の、差し込み部161aの溝部162aに差し込まれる深さを調整することで位置調整できる。図8(a)に示すように、既設枠110の上端の高さH1が、標準の設置状態(図3に示した状態)における既設枠110の上端の高さよりも上側である場合には、標準の設置状態よりも、差し込み部161aを溝部162aに浅く嵌合させる。一方、図8(b)に示すように、既設枠110の上端の高さH2が、標準の設置状態における既設枠110の上端の高さよりも下側である場合には、標準の設置状態よりも、差し込み部161aを溝部162aに深く嵌合させる。
【0063】
図9は、既設枠110を固定した後に生じた開口部の形状の歪みを、額縁部材160が吸収可能であることを示す図である。
図9(a)では、標準の設置状態(図3に示した状態)よりも上側に新設枠120が配置されている。一方、図9(b)では、標準の設置状態よりも下側に新設枠120が配置されている。
図9に示すように、既設枠110が固定された後に開口部に歪みが生じ、新設枠120の配置されるべき位置が、既設枠110の位置に対して多少上側や下側にずれていたとしても、その誤差は、額縁部材160の第1額縁部材161及び第2額縁部材162の相対的な位置を調整することにより吸収することができる。より具体的には、第1額縁部材161の差し込み部161aを第2額縁部材162の溝部162aに嵌合した際の、差し込み部161aの溝部162aに差し込まれる深さを調整することで位置調整できる。図9(a)に示すように、標準の設置状態(図3に示した状態)より上側に新設枠120を配置する場合には、ライナー140の積層する枚数を少なくした上で(例えば、2枚のライナー140を積層する)、標準の設置状態よりも、差し込み部161aを溝部162aに浅く嵌合させる。一方、図8(b)に示すように、標準の設置状態(図3に示した状態)より下側に新設枠120を配置する場合には、ライナー140の積層する枚数を多くした上で(例えば、6枚のライナー140を積層する)、標準の設置状態よりも、差し込み部161aを溝部162aに深く嵌合させる。
【0064】
以上、図8及び図9を用いて、上下方向の、既設枠110の設置誤差や開口部の歪みを額縁部材160によって吸収する方法について説明した。左右方向の、既設枠110の設置誤差や開口部の歪みについては、額縁部材160を用いた上記の方法と同様の方法により額縁部材360,460によって吸収することが可能である。
【0065】
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
(1)本実施形態では、改装サッシ1の額縁部材160,360,460を、建物としてのマンションの躯体側に取り付けられる第1額縁部材161,361,461と、新設枠120,320,420側に取り付けられる第2額縁部材162,362,462と、を有するものとした。更に、第1額縁部材161,361,461及び第2額縁部材162,362,462を、嵌合深さを調整可能な状態で互いに嵌合させた。
これにより、額縁部材160の高さ方向の幅W1及び額縁部材360,460の左右方向の幅W2を調整することが可能になる。幅W1や幅W2を調整することで、既設枠110,310,410の設置誤差や開口部の歪みを額縁部材160,360,460によって吸収することが可能になる。また、額縁部材160,360,460の設置においては、養生工程を必要とするシーリング材を用いる必要がない。従って、改装サッシ1(額縁部材160,360,460)は、施工後の見栄えがよく且つ施工が容易である。
【0066】
(2)また、本実施形態では、第2額縁部材162,362,462が、開口部の内側方向に向かって開口した溝部162a,362a,462aを形成する折り返し部162b,362b,462bを有するものとした。更に、第1額縁部材161,361,461が、溝部162a,362a,462aに嵌合可能な差し込み部161a,361a,461aを有するものとすることで、差し込み部161a,361a,461aを溝部162a,362a,462aに差し込む深さを調整することを可能にした。
これにより、差し込み部161a,361a,461aを溝部162a,362a,462aに差し込む深さを調整するだけで、額縁部材160の高さ方向の幅W1及び額縁部材360,460の左右方向の幅W2を調整することが可能になる。従って、改装サッシ1(額縁部材160,360,460)は、施工がより容易になる。
【0067】
(3)また、本実施形態では、額縁部材160が、新設枠120に取り付けられる第3額縁部材163を更に有するものとした。また、第2額縁部材162は、第3額縁部材163の屋内側の端部に係止されるものとした。
このように、上記のように第1額縁部材161及び第2額縁部材162の嵌合深さを調整可能にした上で、第2額縁部材162を第3額縁部材163の端部に係止できるようにすれば、開口部が歪んでしまった場合でも負荷をかけることなく第2額縁部材162を第3額縁部材163の端部に係止できる。従って、改装サッシ1(額縁部材160)の施工はより容易になる。
【0068】
(4)また、本実施形態では、第1額縁部材及び第2額縁部材の嵌合深さが調整可能である額縁部材160,360,460を、上横枠100、左縦枠300及び右縦枠400の屋内側に配置した。
これにより、既設枠110,310,410の設置誤差や開口部の歪みを高さ方向と左右方向の両方で吸収することが可能になる。従って、改装サッシ1(額縁部材160,360,460)は、施工後の見栄えがよりよくなる。
【0069】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。例えば、本実施形態においては、改装サッシ1を引違い窓タイプとしたがこれに限定されない。
【符号の説明】
【0070】
1…改装サッシ
110,310,410…既設枠
120,320,420…新設枠
160…額縁部材(上側額縁部材)
360…額縁部材(左側額縁部材)
460…額縁部材(右側額縁部材)
161,361,461…第1額縁部材
161a,361a,461a…差し込み部
162,362,462…第2額縁部材
162a,362a,462a…溝部
162b,362b,462b…折り返し部
163,363,463…第3額縁部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9