特許第6231444号(P6231444)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6231444
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】作業管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/02 20120101AFI20171106BHJP
【FI】
   G06Q50/02ZJA
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-133551(P2014-133551)
(22)【出願日】2014年6月30日
(65)【公開番号】特開2016-12243(P2016-12243A)
(43)【公開日】2016年1月21日
【審査請求日】2016年5月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233055
【氏名又は名称】株式会社日立ソリューションズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000279
【氏名又は名称】特許業務法人ウィルフォート国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西口 修
【審査官】 田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−248347(JP,A)
【文献】 特開2004−038538(JP,A)
【文献】 特開2000−066725(JP,A)
【文献】 特開2005−202572(JP,A)
【文献】 特開2003−132165(JP,A)
【文献】 特開2005−036477(JP,A)
【文献】 特開2003−303266(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0295460(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在位置を取得して、記録する現在位置取得手段と、
取得した自らの端末装置の位置をサーバ装置に送信する自端末位置送信手段と、
他の端末装置の位置を前記サーバ装置から取得する他端末位置取得手段と、
自端末位置および他端末位置を地図上に表示する端末位置表示手段と、
入力された自らの作業の進捗状況をサーバ装置に送信する自進捗状況送信手段と、
他の作業の進捗状況をサーバ装置から取得する他進捗状況取得手段と、
他進捗状況を地図上に表示する進捗状況表示手段と、
自端末装置の現在位置が作業を行った圃場から外れると、進捗状況を入力するように促す入力告知手段と、
作業機械の状態を検出するセンサからの出力を受け、当該センサに基づいて障害状態であると判断すると、障害状況にある旨を入力するように促す入力告知手段と、
を備え
前記自端末位置送信手段は、現在位置について入力された、前記現在位置に障害物がある旨を含む、自端末の前記現在位置の情報を前記サーバ装置に送信し、
通信不通が発生したとき、
前記端末位置表示手段は、取得済みの他端末位置を最新情報でない旨とともに表示し、
前記進捗状況表示手段は、取得済みの他進捗状況を最新情報でない旨とともに表示し、
前記通信不通が復旧したとき、
前記自端末位置送信手段は、前記通信不通の間に取得された前記現在位置の情報のうち、前記現在位置に障害物がある旨の情報については全ての情報を、他の情報については最新の情報のみを、前記サーバ装置に送信する、
端末装置。
【請求項2】
端末装置をコンピュータによって実現するための端末プログラムであって、前記コンピュータを、
現在位置を取得して、記録する現在位置取得手段と、
取得した自らの端末装置の位置をサーバ装置に送信する自端末位置送信手段と、
他の端末装置の位置を前記サーバ装置から取得する他端末位置取得手段と、
自端末位置および他端末位置を地図上に表示する端末位置表示手段と、
入力された自らの作業の進捗状況をサーバ装置に送信する自進捗状況送信手段と、
他の作業の進捗状況をサーバ装置から取得する他進捗状況取得手段と、
他進捗状況を地図上に表示する進捗状況表示手段と、
自端末装置の現在位置が作業を行った圃場から外れると、進捗状況を入力するように促す入力告知手段と
作業機械の状態を検出するセンサからの出力を受け、当該センサに基づいて障害状態であると判断すると、障害状況にある旨を入力するように促す入力告知手段として機能させ
前記自端末位置送信手段は、現在位置について入力された、前記現在位置に障害物がある旨を含む、自端末の前記現在位置の情報を、前記サーバ装置に送信し、
通信不通が発生したとき、
前記端末位置表示手段は、取得済みの他端末位置を最新情報でない旨とともに表示し、
前記進捗状況表示手段は、取得済みの他進捗状況を最新情報でない旨とともに表示し、
前記通信不通が復旧したとき、
前記自端末位置送信手段は、前記通信不通の間に取得された前記現在位置の情報のうち、前記現在位置に障害物がある旨の情報については全ての情報を、他の情報については最新の情報のみを、前記サーバ装置に送信する、
端末プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の作業機械を用いて農作業などを行う際の、作業管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
機械を使った農作業は、畑に入って播種や移植、肥料散布、収穫などを行う作業と、種や苗、肥料、燃料などを補給する運搬車、収穫物を受け取って保管場所まで運搬する運搬車など、複数の機械を組み合わせて実施される。
【0003】
また、最近増えつつある農作業受託業者は、決められた時期までに作業を終了させる必要がある。そのため、複数の作業機械を同時に稼働させて一気に作業を行っており、これらの機械を使って効率よく作業を進めることが、作業全体の効率向上に必要となってくる。
【0004】
ところが、実際の農作業の現場においては、畑がぬかるんでいて思うように作業が進まなかったり、収穫しようとした農場で作物の倒伏や未熟の状態に遭遇し、その場所の収穫を後回しにしたりする場合があるなど、作業が予定どおり進まないことがある。その結果、運搬車は近隣で待機する時間が長くなってしまったり、複数の作業機械で同時に作業を行った場合に、個々の作業進捗に差ができてしまい、早く作業が終了した機械を、作業の遅れている場所にタイムリーに応援に出すことが難しく、機械作業全体の効率化を図ることが難しかった。
【0005】
このような課題を解決するため、特許文献1には、各作業場所での作業の進捗状況を受信し、進捗状況にあわせて資材を運搬する運搬車に対し、移動場所の指示を出す技術が開示されている。作業進捗情報には、例えば、搭載した苗の量と、走行距離から自動的に苗の残量を計算し、苗が無くなる時期を予測して、そこに運搬車をタイムリーに派遣するようにしている。
【0006】
また、特許文献2には、穀物の重量センサーを搭載した収穫用コンバインからセンターに対して、タンクの満了時間に関する情報を送ることで、運搬車の派遣要請を出し、センターからは運搬車の現在位置などを考慮して最適な運搬車に派遣指示を出すものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2004−295808
【特許文献2】特開2002−186348
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の従来技術は、いずれも、複数の作業機で作業を行っている場合に、作業の進捗状況を元に、センターなどから運搬車に対して指示を出すものである。このため、作業者同士が自発的に協調して作業を行うことで、全体の作業効率を高めるためのものではなかった。
【0009】
この発明は、上記のような問題点を解決して、作業者同士が自発的に協調して作業を行うことで、全体の作業効率を高めることのできるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)(2)(3)請求項1に係る作業管理システムは、端末装置およびサーバ装置を備えた作業管理システムであって、
前記端末装置は、現在位置を取得して、記録する現在位置取得手段と、取得した自らの端末装置の位置をサーバ装置に送信する自端末位置送信手段と、他の端末装置の位置を前記サーバ装置から取得する他端末位置取得手段と、自端末位置および他端末位置を地図上に表示する端末位置表示手段と、入力された自らの作業の進捗状況をサーバ装置に送信する自進捗状況送信手段と、他の作業の進捗状況をサーバ装置から取得する他進捗状況取得手段と、他進捗状況を地図上に表示する進捗状況表示手段とを備え、
前記サーバ装置は、受信した各端末装置の位置を記録する端末位置記録手段と、記録された各端末装置の位置を、各端末装置に送信する端末位置送信手段と、受信した各端末装置の進捗状況を記録する進捗状況記録手段と、記録された各進捗状況を、各端末装置に送信する進捗状況送信手段とを備えていることを特徴とする作業管理システム。
【0011】
したがって、作業者が互いの進捗状況を確認することができ、また、現在位置も分かることから、相互に応援などを行うことが可能となる。
【0012】
(4)(5)この発明に係る作業管理システムは、端末装置が、自端末装置の現在位置が作業を行った圃場から外れると、進捗状況を入力するように促す入力告知手段をさらに備えることを特徴としている。
【0013】
したがって、進捗状況の入力忘れを低減することができる。
【0014】
(6)(7)この発明に係る作業管理システムは、端末装置が、作業機械の状態を検出するセンサからの出力を受け、当該センサに基づいて障害状態であると判断すると、障害状況にある旨を入力するように促す入力告知手段をさらに備えることを特徴としている。
【0015】
したがって、障害発生時における進捗状況の入力忘れを低減することができる。
【0016】
(8)この発明に係る作業管理システムは、入力告知手段が、エンジンの回転数を検出するセンサからの出力を受け取り、エンジン回転数が単位時間当たりの移動距離に比べて、所定値以上である場合には、障害状況にあると判断することを特徴としている。
【0017】
したがって、泥濘にはまった際の進捗状況の入力忘れを低減することができる。
【0018】
この発明において、「現在位置取得手段」は、実施形態では、ステップS1がこれに対応する。
【0019】
「自端末位置送信手段」は、実施形態では、ステップS7がこれに対応する。
【0020】
「他端末位置取得手段」は、実施形態では、ステップS8、S9がこれに対応する。
【0021】
「端末位置表示手段」は、実施形態では、ステップS10がこれに対応する。
【0022】
「自進捗状況送信手段」は、実施形態では、ステップS7がこれに対応する。
【0023】
「他進捗状況取得手段」は、実施形態では、ステップS8、S9がこれに対応する。
【0024】
「進捗状況記録手段」は、実施形態では、ステップS3、S4、S5がこれに対応する。
【0025】
「進捗状況表示手段」は、実施形態では、ステップS10がこれに対応する。
【0026】
「端末位置記録手段」は、実施形態では、ステップS21がこれに対応する。
【0027】
「端末位置送信手段」は、実施形態では、ステップS22がこれに対応する。
【0028】
「進捗状況記録手段」は、実施形態では、ステップS21がこれに対応する。
【0029】
「進捗状況送信手段」は、実施形態では、ステップS22がこれに対応する。
【0030】
「進捗状況」とは、作業の進捗状況だけでなく、障害の発生や障害物の位置など、進捗に関連する状況も含む概念である。
【0031】
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】一実施形態による作業管理システムの全体構成図である。
図2】サーバ装置Sのハードウエア構成である。
図3】端末装置Tのハードウエア構成である。
図4】作業管理処理のフローチャートである。
図5】作業管理処理のフローチャートである。
図6】画面表示例である。
図7】位置・進捗データの例である。
図8】画面表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
1.全体構成
図1に、この発明の一実施形態による作業管理システムの全体構成を示す。この実施形態では、作業管理システムは、端末装置Tとサーバ装置Sを備えている。端末装置Tは、作業機械を運転する作業車が所持している。
【0034】
端末装置Tの現在位置取得手段2は、自端末装置の現在位置を取得する。自端末位置送信手段4は、自端末の位置をサーバ装置Sに送信する。サーバ装置Sの端末位置記録手段52は、各端末装置から送信されてくる現在位置を記録部60に位置情報62として記録する。なお、図1においては、一つの端末装置Tが示されているが、複数の端末装置Tがサーバ装置Sと通信可能に設けられている。したがって、記録部60には、各端末装置Tの位置情報62が記録されることになる。
【0035】
サーバ装置Sの端末位置送信手段54は、記録部60に記録された各端末の位置情報62を、各端末装置Tに送信する。端末装置Tの他端末位置取得手段6は、各端末装置の位置を受信する。
【0036】
端末位置表示手段8は、地図上に、自端末装置の位置と、他端末装置の位置を併せて表示する。
【0037】
端末装置Tの進捗状況入力手段12は、ユーザによって入力された進捗状況を取得する。自進捗状況送信手段14は、入力された進捗状況をサーバ装置Sに送信する。サーバ装置Sの進捗状況記録手段56は、各端末装置から送信されてくる進捗状況を記録部60に記録する。なお、図1においては、一つの端末装置Tが示されているが、複数の端末装置Tがサーバ装置Sと通信可能に設けられている。したがって、記録部60には、各端末装置Tからの進捗情報64が記録されることになる。
【0038】
サーバ装置Sの進捗状況送信手段58は、記録部60に記録された各端末装置からの進捗情報64を、各端末装置Tに送信する。端末装置Tの他進捗状況取得手段16は、各端末装置からの進捗情報64を受信する。
【0039】
進捗状況表示手段18は、地図上に、自らの進捗状況と他の進捗状況を表示する。
【0040】
したがって、端末装置Tを持って作業を行っている作業者は、互いに、他人の進捗状況を把握することができ、また、現在位置も把握することもできるので、場合によっては、自発的に応援に行くことが可能となる。
【0041】
2.ハードウエア構成
図2に、サーバ装置Sのハードウエア構成を示す。CPU70には、メモリ72、通信回路74、ハードディスク76、DVD−ROMドライブ78が接続されている。通信回路74は、インターネットに接続するためのものである。ハードディスク76には、オペレーティングシステム82、サーバプログラム84が記録されている。サーバプログラム84は、オペレーティングシステム82と協働してその機能を発揮する。これらプログラムは、DVD−ROM80に記録されたものを、DVD−ROMドライブ78を介して、ハードディスク76にインストールしたものである。
【0042】
図3に、端末装置Tのハードウエア構成を示す。CPU20には、メモリ24、通信回路26、GPS受信機28、ハードディスク30、タッチパネル32が接続されている。通信回路26は、無線通信によってインターネットに接続するためのものである。ハードディスク30には、オペレーティングシステム34、端末プログラム36が記録されている。端末プログラム36は、オペレーティングシステム34と協働してその機能を発揮する。
【0043】
3.処理フローチャート
図4図5に、作業管理処理のフローチャートを示す。農業機械(たとえば、コンバイン、播種機など)を操作する作業者は、それぞれが端末装置T(タブレットコンピュータ等)を有している。
【0044】
端末装置TのCPU20(以下端末装置Tと省略することがある)は、GPS受信機28からのデータを受けて、現在位置を取得する(ステップS1)。これにより、当該作業者が使用する農業機械の位置を得ることができる。続いて、端末装置Tは、表示機能を有するタッチパネル32において、取得した現在位置を地図上に表示する(ステップS2)。地図データは、予め、サーバ装置Sと通信して取得し、ハードディスク30に記録している。
【0045】
なお、作業者は作業開始前に、自らがいずれの農業機械を使用するかを選択してハードディスク30に記録するようにしている。したがって、図6に示すように、作業車の使用する農業機械の種類と位置が、地図上に表示されることになる。
【0046】
次に、作業者が進捗状況の登録を行う場合には、タッチパネル32の進捗登録ボタン(図示せず)を押下する。端末装置Tは、進捗状況の入力を受け付け、これをハードディスク30に記録する(ステップS4、S5)。
【0047】
図7に、記録された進捗状況を示す。この例では、50%の進捗であることが示されている。なお、このような進捗率の他に、現在地が収穫物を「野積」した場所であること、現在地において作物が「倒伏」していて収穫できないエリアであること、現在地に「障害物」があること等を入力できるようになっている。
【0048】
次に、端末装置Tは、現在、サーバ装置Sとの通信が可能であるかどうかを判断する(ステップS6)。通信エリア外であるなどの理由により通信可能でなければ、ステップS10に進む。
【0049】
通信可能であれば、既に記録済みの現在位置、進捗状況を、サーバ装置Sに送信する(ステップS7)。なお、通信ができなかった状態の時に記録した現在位置、進捗状況があったとしても、最新の位置・進捗のみを送信するようにしている。ただし、障害物についての情報(未送信情報)については、送信するようにしている。
【0050】
サーバ装置SのCPU70(以下、サーバ装置Sと省略することがある)は、現在位置および進捗状況を受信し、ハードディスク76に記録する(ステップS21)。現在位置および進捗状況は、各端末装置T1、T2・・・から送られてくるので、サーバ装置Sには、各作業機械の位置と進捗状況が記録されることになる。
【0051】
続いて、端末装置Tは、サーバ装置Sに対して、他の端末装置の位置および進捗を要求する(ステップS8)。サーバ装置Sは、これを受けて、ハードディスク76に記録された他の端末装置の位置および進捗状況を読み出して、端末装置Tに返信する(ステップS22)。
【0052】
端末装置Tは、受信した他の端末装置の位置および進捗状況を、ハードディスク30に記録する(ステップS9)。このようにして、端末装置Tには、自らの位置および進捗、他の端末装置の位置および進捗が記録されることになる。端末装置Tは、タッチパネル32において、地図上にこれらを表示する(ステップS10)。
【0053】
図8に、その表示例を示す。自らの、機械の位置100だけでなく、他の機械の位置102、116も示されている。また、その記載による作業が、当該区画104に関して、50%であることが示されている。また、区画106は未着手であること、区画108は作業完了(100%)であることが示されている。
【0054】
さらに、位置110において、作物が倒伏していることが表示されており、これを見た他の作業者は、この場所の収穫がしばらくはできないことが分かる。位置112にて、収穫物が野積されていることが示されている。これにより、他の作業者(トラック運転手など)は、その場所に行って積み込みを行うことが可能であることが分かる。また、位置114には、障害物があることが示されており、他の作業者が野積や障害物を確認して、目的の場所に直接移動することができる。
【0055】
なお、ステップS6において、サーバ装置Sとの通信ができない状況である場合には、既に記録されている位置・進捗に基づいて、地図上への表示を行う。ただし、この場合には、最新情報で無い旨(情報取得日時を表示するようにしてもよい)を画面に表示するようにしている。
【0056】
4.その他
(1)上記実施形態では、進捗状況の入力は、作業者の自発的な操作に任されていた。しかし、入力忘れを防止するため、端末装置Tの方から、所定時間ごとに進捗状況の入力を促す画面(警告音を同時に出してもよい)を表示するようにしてもよい。また、農業機械の現在位置を順次プロットし、所定時間以上いた区画(作業を行った圃場)から外れた場合(他の区画に移動、道に移動など)にも、進捗状況の入力を促す画面を出すようにしてもよい。これらの処理は、端末プログラムで行うことが好ましいが、サーバプログラムにて行うようにしてもよい。
【0057】
(2)上記実施形態で説明した他、燃料切れ、オイル切れ、オーバーヒートなども進捗状況として入力するようにしてもよい。
【0058】
(3)また、端末装置Tに農業機械の動作を検出するセンサからの出力を与えるようにし、これに基づいて、異常状況であると判断した場合には、進捗状況の入力を促す画面を出すようにしてもよい。たとえば、エンジン回転数を検出し、エンジン回転数が所定値よりも大きいにもかかわらず、現在位置がほとんど変化しない場合には(エンジン回転数が単位時間当たりの移動距離に比べて、所定値以上である場合)、泥濘にはまっている可能性がある。この場合には、泥濘にて停滞している旨を入力するよう促す画面を出す。あるいは、上記泥濘にて停滞しているというように、障害の状況を特定できる場合には、その旨を判断し、進捗状況として記録し、サーバに送信するようにしてもよい。
【0059】
(4)上記実施形態では、農業機械について説明したが、その他の移動して作業を行う機械にも適用することができる。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8