(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
接続されたエンティティのネットワーク内の注釈エンティティにおいて、前記接続されたエンティティのネットワーク内の第1のエンティティから第1のデータを受信することと、
前記注釈エンティティにおいて、前記接続されたエンティティのネットワーク内の第2のエンティティからデータストリームを受信することであって、前記データストリームは、1つ以上のデータウィンドウを含み、各データウィンドウは、1つ以上のデータ項目を含む、ことと、
前記注釈エンティティにおいて、前記第1のデータに基づいて、前記データストリームに適用されるべきデータ注釈を決定することと、
前記注釈エンティティにおいて、前記データ注釈に基づいて前記データストリームに注釈を付けることであって、前記データ注釈に基づいて前記データストリームに注釈を付けることは、前記1つ以上のデータ項目および前記1つ以上のデータウィンドウのうちの少なくとも1つに注釈を付けることを含む、ことと
を含む、方法。
前記データストリームに適用されるべき前記データ注釈を決定することは、前記第1のデータに基づいて、前記データストリームに適用されるべき前記データ注釈を自動的に決定することを含む、請求項1に記載の方法。
前記データ注釈に基づいて前記データストリームに注釈を付ける前記動作は、前記データ注釈に基づいて前記データストリームの全体に注釈を付けることを含む、請求項8に記載の注釈エンティティ。
前記データ注釈に基づいて前記データストリームに注釈を付ける前記動作は、前記データ注釈に基づいて、前記データストリームの一部分および第2のデータストリームの一部分に注釈を付けることをさらに含む、請求項8に記載の注釈エンティティ。
前記動作は、前記接続されたエンティティのネットワーク内の第3のエンティティから前記データストリームに注釈を付けるための要求を受信することをさらに含み、前記要求は、前記データ注釈を備えている、請求項11に記載の注釈エンティティ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
明細書に記載される実施形態は、表現状態転送(REST)アーキテクチャに関して説明され得、説明される構成要素およびエンティティは、RESTアーキテクチャ(RESTfulアーキテクチャ)の制約に従う。RESTfulアーキテクチャは、物理的構成要素の実装または使用される通信プロトコルに関するよりもむしろ、アーキテクチャで使用される構成要素、エンティティ、コネクタ、およびデータ要素に適用される制約に関して説明される。したがって、構成要素、エンティティ、コネクタ、およびデータ要素の役割および機能が説明されるであろう。RESTfulアーキテクチャでは、一意的にアドレス可能なリソースの表現が、エンティティ間で転送され得る。当業者であれば、本開示の範囲内にとどまりながら、本実施形態の実装が変動し得ることを認識するであろう。当業者であればまた、開示された例示的実施形態は、本明細書では時としてEuropean Telecommunications Standards Institute(ETSI)M2Mアーキテクチャを参照して説明される一方で、ETSI M2Mアーキテクチャを使用する実装に限定されないことも認識するであろう。開示された実施形態は、oneM2M、ならびに他のM2Mシステムおよびアーキテクチャ等の接続されたエンティティを有する、他のアーキテクチャおよびシステムで実装され得る。
【0010】
IoTシステムは、各々が異なるタイプの未加工感覚データを生成し得る、多くの異なる種類のセンサを含み得る。このデータは、センサのタイプおよびセンサ要件に応じて、非常に多様な特性を有し得る。一実施形態では、数または数十バイトである「少量データ」が、センサによって生成され得る。例えば、温度センサからの温度示度は、少量データであり得る。各少量データを別々に伝送することは、特に、多数のセンサが関与し得る場合、および/または各センサが連続的にデータを生成する場合、IoTシステムおよび/またはエンティティの過剰なオーバーヘッドをそれらに導入し得る。センサによって連続的に生成されるデータ(すなわち、センサがデータストリームを生成する)は、高いテンポ相関を有し得る。つまり、部屋の温度データ等のデータは、長期間にわたって不変であり得る。そのようなテンポ相関データは、主要な情報を失うことなく集約され得る。単一の示度が特別なデータストリームと見なされ得ることに留意されたい。物理的領域の周囲で散乱させられた同一のタイプのいくつかのセンサによって生成されるデータは、空間的相関を有し得、複数のセンサは、非常に類似するか、または高度に相関したデータを生成する。したがって、このタイプのデータもまた、主要な情報の損失を伴わずに集約され得る。異なるタイプのセンサからの感覚データは、アプリケーションレベル相関を有し得、それらの機能またはサービスは、ある方法で関連する。例えば、煙センサおよび温度センサからのデータは、両方とも火災によってトリガされた場合に互いに相関し得る。別の実施例では、喘息患者上の身体センサからのデータは、煙センサまたは芳香センサからの感覚データに相関し得る。そのようなアプリケーションレベル相関感覚データは、共通または類似特性に基づいて活用され、イベント予測および観察精度を向上させ得る。
【0011】
データは、IoTシステムにおいて種々の方式で捕捉または観察され得る。実施形態では、検出されたイベントに応答して、データが観察され、伝送され、または別様に収集され得る(「イベントベースのデータ観察」と称され得る)。イベントが検出され得るか、または自動通知がイベントの発生時に生成され得、それに応答して、データが伝送または収集され得る。閾値を満たすこと、またはそれを越えること(例えば、温度閾値を越える低レベル温度イベント)、検出可能なイベントの発生(例えば、火災の検出等の高レベル緊急イベント)、またはIoTエンティティによって検出あるいは生成され得る任意の他のイベント等の任意のタイプのイベントが想定される。別の実施形態では、データは、必要に応じてIoTエンティティによって収集され得(「クエリベースのデータ観察」と称され得る)、IoTエンティティは、所望のデータへのアクセスを有するエンティティに所望のデータに対する要求を送信する。なおも他の実施形態では、データは、連続的に収集され得(「連続データ観察」と称され得る)、データは、連続的に生成および/または収集され得る(すなわち、データストリームの生成および/または収集)。これらのデータ観察方法のうちの任意のものは、IoTエンティティが、イベントベース、クエリベース、および/または連続データ観察を共同で活用し得る、「ハイブリッドデータ観察」を実装するために、任意の他の方法と組み合わせて使用され得る。データ収集および/またはデータ注釈を行う、本明細書で説明されるエンティティは、単純に「注釈エンティティ」と称され得ることに留意されたい。これらのエンティティは、通信可能に接続されたエンティティの任意のネットワーク内の任意の1つ以上のエンティティにすぎず、各そのようなエンティティは、1つ以上のデバイス、システム、ネットワーク等で実装され得る。全てのそのような実施形態は、本開示の範囲内と見なされる。
【0012】
記述されるように、IoTシステムで生成される多くの多様な未加工データストリームがあり得る。各データストリームは、いくつかのデータ項目を含み得る。例えば、データストリームは、高性能電力量計からの一連の連続示度であり得る。データストリームの複数のデータ項目は、データウィンドウとして扱われ得、したがって、データストリームは、複数のデータウィンドウを有し得る。
【0013】
未加工データストリームは、それが収集されて分析されるまで、あまり有用な情報または値を提供しない場合がある。未加工データストリームを効率的に分析するため、またはすでに処理されたデータストリームをさらに分析するために、追加の情報がIoTデータマイニングおよび分析に使用され得るデータストリームの中へ追加され得る。そのような情報は、例えば、データストリーム間の相関、IoTモノの間の相互作用、人々とIoTモノとの間の相互作用等を決定することを促進し得る。追加の情報を既存のデータストリームに追加することは、「データ注釈」と称され得る。データストリームに追加される注釈は、ある方法でデータストリームを説明するための追加のセマンティクスまたは文脈情報を提供する情報であり得る。そのような情報は、「データ注釈概念」または「データ注釈データ」と称され得る。実施形態では、データストリームは、データストリームが生成された周辺状況またはコンテキスト;データストリームの生成時の関連する人々、活動、またはIoTモノ状態;生成されるデータストリームの生成をトリガしたイベント;データストリームが生成された条件;データストリームの場所、時間、タイプ、および/またはソース;および/または異なるデータストリーム間の相関を示すように修正され得る。データ注釈の性能影響を低減させることにおいて重要な要因は、(例えば、データ収集中またはデータ収集後に)データストリームに注釈を付けるべき適切な時間と、データ注釈(例えば、本明細書でさらに詳細に説明される、データ項目、データウィンドウ、データストリーム、複数のストリーム等に追加される注釈)の粒度とを決定することであり得る。
【0014】
データ注釈は、高性能計測器がリアルタイムエネルギー消費量を測定するために展開される高性能家庭用エネルギーシステムにおけるエネルギーデータ、または温度センサからの温度データ等の種々のIoTデータストリームに多くのIoTアプリケーションが注釈付けるために活用されることができる。未加工データ(例えば、瞬間高性能計測器示度または温度示度)は、システムの必要な特性を完全に決定するために十分ではない場合がある。例えば、アプライアンス状態、家庭で行われている活動、時刻、または家庭内の人数は、例えば、電力消費量または適切な温度設定を決定するために使用され得る、追加のデータを提供し得る。したがって、例えば、家庭内の人数等を示す追加のデータが、向上したデータストリーム処理のために、注釈としてデータストリームに追加され得る。例えば、高性能計測器に接続する家庭用ゲートウェイが、家庭内のセンサによって生成されるデータストリームに追加のデータを反映する注記を追加し得る。センサからエネルギーデータを収集しながら、ゲートウェイは、アプライアンス状態、家庭内の人数等のデータを含み得る、注釈概念を決定するために、他のセンサ等の他のソースからの他のデータを同時に分析し得る。
【0015】
注釈は、単一のデータ項目、1つ以上のデータ項目を含むデータウィンドウ、データストリーム全体、および複数のデータストリームに追加され得る。マルチレベルIoTデータ注釈の例示的な非限定的表現100が、
図1に図示され、データ項目111−118および121−128をそれぞれ含む、データストリーム101および102を示す。項目レベル注釈141−145が、ストリーム101中の個々のデータ項目のうちのいくつかに注釈付けされ得る一方で、データ項目146−148は、
図1に示されるように、ストリーム102中のデータ項目のうちのいくつかに注釈付けされ得る。
【0016】
ウィンドウレベル注釈151および152が、それぞれ、データウィンドウ131および133に注釈付けされ得る一方で、ストリーム101のデータウィンドウ132は注釈を付けられず、データウィンドウ132内のデータ項目144が注釈を付けられ得る。同様に、ウィンドウレベル注釈153および154が、それぞれ、データウィンドウ135および136に注釈付けされ得る一方で、ストリーム101のデータウィンドウ134は注釈付けされず、データウィンドウ134中のデータ項目124は注釈を付けられ得る。ウィンドウレベル注釈の使用は、同一のデータウィンドウ内の複数のデータ項目による注釈の共有を可能にし、いくつかの実施形態では、アイテムレベル注釈と比較してオーバーヘッドを低減させ得る。
【0017】
ストリーム全体も注釈を付けられ得る。
図1で見られるように、データストリーム注釈161が、データストリーム101に適用され得る一方で、データストリーム注釈162は、データストリーム102に適用され得る。データストリームレベル注釈の使用は、同一のデータウィンドウ内の全てのデータ項目による注釈の共有を可能にし、いくつかの実施形態では、ウィンドウレベル注釈と比較してオーバーヘッドをさらに低減させ得る。
【0018】
実施形態では、注釈は、複数のストリームに適用され得る。
図1で見られるように、交差ストリーム注釈171は、データストリーム101およびデータストリーム102の両方に適用され得る。交差ストリーム注釈の使用は、複数のデータストリーム内のデータ項目による注釈の共有を可能にし、いくつかの実施形態では、データストリームレベル注釈と比較してオーバーヘッドをさらに低減させ得る。
図1に示されるような1つのそのような実施形態では、例えば、注釈171がデータストリーム101および102の全てのデータ項目に適用されるため、交差完全ストリーム注釈が、複数のデータストリーム内の全てのデータ項目に適用され得る。
【0019】
代替として、ここで、マルチレベルIoTデータ注釈の例示的な非限定的表現200を図示する
図2を参照すると、注釈が、複数のデータストリームにわたって適用されるが、複数のデータストリームのうちの各データストリーム全体にわたってではない交差部分ストリーム注釈が採用され得る。
図2に示されるように、
図1と同様に、項目レベル注釈241−245が、ストリーム201中の個々のデータ項目のうちのいくつかに注釈付けされ得る一方で、データ項目246−248は、ストリーム202中のデータ項目のうちのいくつかに注釈付けされ得、ウィンドウレベル注釈251、252、253、および254は、それぞれ、データウィンドウ231、233、235、および254に注釈付けされ得る一方で、データウィンドウ232および234は、注釈を付けられず、データストリーム注釈261は、データストリーム201に適用され得るが、データストリーム注釈262は、データストリーム202に適用され得る。本実施形態では、
図2に示されるように、交差部分ストリーム注釈271が、データストリーム201および202の両方のデータ項目のサブセットに適用され得る一方で、交差部分ストリーム注釈272は、データストリーム201および202の両方のデータ項目の別のサブセットに適用され得る。
【0020】
記述されるように、開示されたマルチレベルデータ注釈は、全オーバーヘッドの低減およびデータ注釈の効率の増加に役立つように、複数のデータ注釈アプローチを提供する。開示された実施形態では、複数の異なる注釈が、単一のデータ項目、データウィンドウ、データストリーム、または複数のデータストリームの同一のセットあるいはサブセットに適用され得ることに留意されたい。
【0021】
実施形態では、データ注釈は、「サービスとしてのデータ注釈」(DAaaS)と称され得る、IoTサービス能力として提供され得る。DAaaSは、既存のIoTサービス能力またはサービス層プラットフォーム(例えば、ETSI M2M、oneM2M)に組み込まるか、あるいは他のサービス能力または共通サービスエンティティによって活用される独立型サービス能力として実装され得る。DAaaSは、IoTデバイス、IoTゲートウェイ、および/またはIoTサーバに常駐し得る。
図3は、DAaaSを実装し得る、種々の機能およびエンティティの相互作用を図示する。IoTエンティティは、データストリーム分析310を行い得、(例えば、高性能計測器または温度センサからの)データストリーム301は、ストリーム301に関連付けられるコンテキスト情報を決定するために分析される。例えば、ストリーム301に関連付けられるコンテキスト情報は、近くのもの(例えば、アプライアンス、人、活動等)の状態等の、ストリーム301を生成するセンサの周囲の環境に関するデータを含み得、ぞれは、他のデータストリームに適用され得る注釈概念(例えば、高性能計測器からの公共設備消費量、温度センサからの温度データ)を自動的に決定するために使用され得る。1つ以上のIoTエンティティで実装され得る、データストリーム分析機能310は、入力データストリーム301のためのコンテキストデータを決定し得、決定されたコンテキストデータは、注釈概念管理320で記憶され得、注釈概念管理320は、データストリームに注釈を付けるために使用され得るデータを記憶し得るデータベースまたは他のエンティティであり得る。
【0022】
実施形態では、自動データ注釈(ADA)370は、条件の検出時に、データストリームに注釈を付けるデータ注釈プロセスを自動的にトリガする、1つ以上のIoTエンティティによって実装される機能であり得る。ADA370は、データストリーム分析機能310、注釈概念管理機能320の内部概念ベース、およびデータ注釈プロセス330の間の相互作用を伴い得る。ADAは、データ収集中の自動データ注釈を可能にする。例えば、家庭用ゲートウェイは、家庭内の1つ以上の高性能計測器からデータを収集し得る。ゲートウェイはまた、高性能計測器データを収集しながら、家庭内の種々の状態および活動を監視するように展開され得る、運動センサ、音センサ、光センサ、および温度センサ等の1つ以上の他のセンサからコンテキストデータを受信または取得し得る。ゲートウェイは、次いで、高性能計測器データストリームに注釈を付けるために使用し得る、状態および/または活動データを取得するために、他のセンサから受信されるコンテキストデータを分析し得る。注釈概念またはコンテキストデータは、センサから受信される未加工データであるか、または1つ以上のIoTアプリケーションから受信される情報に基づいてゲートウェイまたは別のIoTエンティティによって決定されるデータであり得る。データストリーム分析機能310から受信されるコンテキストデータ、あるいは他の注釈概念またはデータを記憶している、注釈念管理320は、注釈付きデータストリーム302を生成するために、データストリームに注釈を付け得るデータ注釈プロセス機能330にそのようなデータを提供し得る。
【0023】
代替として、または加えて、外部注釈要求側350は、注釈概念が、要求型データ注釈プロセス(RDA)380において注釈概念管理320で記憶されることを要求し得る。RDA380は、要求に応じた注釈と見なされ得る。RDA380において、データは、任意のIoTデバイス、ゲートウェイ、サーバ、アプリケーション、他のDAaaS等であり得る注釈要求側350からの要求に応答して、収集および記憶され得る。そのような要求に応答して収集または取得されるデータは、注釈概念管理320によってデータ注釈プロセス機能330に提供され得る。データ注釈プロセス機能330は、順に、注釈付きデータストリーム302を生成するために、そのようなデータを用いてデータストリームに注釈を付け得る。注釈使用可能性340は、注釈要求側350がDAaaS300と相互作用するための1つ以上のインターフェースを提供し得る。代替として、または加えて、要求型データ注釈プロセス380は、注釈概念を提供し得る任意の1つ以上のIoTエンティティであり得る外部概念ベース360が、DAaaS300と相互作用し、データストリームに注釈を付けて注釈付きデータストリーム302を生成するための注釈プロセス330によって使用され得る注釈概念を提供することを可能にし得る。注釈概念またはデータを記憶および/または提供する任意のエンティティはまた、「注釈概念エンティティ」または「注釈データエンティティ」と称され得る。
【0024】
注釈要求側350は、要求型データ注釈プロセス380をトリガするように、1つ以上の注釈要求をDAaaS300に送信し得る。注釈要求側350は、外部概念ベース360に記憶され得る外部概念または他の注釈データを特定し得るか、または注釈要求において注釈要求側350から直接そのようなデータを提供し得る。注釈要求側350はまた、あるいは代わりに、注釈使用可能性340インターフェースを介して、注釈概念管理機能320の内部概念ベースにアクセスして操作し得る。
【0025】
データ注釈プロセス330は、自動データ注釈プロセス370および要求型データ注釈プロセス380の一方または両方で動作し得る。データ注釈プロセス330は、注釈要求および/またはトリガを、データストリーム分析310および/または注釈使用可能性340を介して注釈要求側350から、受信し得る。データ注釈プロセス330は、適切なマルチレベルデータ注釈方式を決定し得る。データ注釈プロセス330は、データ注釈を決定し、それを行うために、注釈概念管理320の内部概念ベースと外部概念ベース360との両方を使用し得る。データ注釈プロセス330はまた、注釈を付けられる1つ以上のデータストリームへのインターフェースを有し得る。
【0026】
本開示の種々の実施形態は、サービス能力または共通サービス機能としてのDAaaSが他のIoTエンティティ(例えば、ノード、サービス等)と相互作用することを可能にし得る、種々のDAaaSアーキテクチャを採用し得る。
図4は、DAaaSがIoTノード(例えば、IoTデバイス、ゲートウェイ、またはサーバ)の中に常駐する、例示的な非限定的DAaaSアーキテクチャ400を図示する。そのようなDAaaSは、他のIoTサービス、他のDAaaS、およびIoT意味概念サーバ401等の1つ以上のIoT意味概念サーバと相互作用し得る。IoT意味概念サーバ401は、任意のIoTエンティティ、ならびに複数のIoTエンティティおよび/または他のデバイスおよびエンティティの任意の組み合わせであり得る。IoT意味概念サーバ401は、DAaaSによってアクセスされて使用され得る、注釈概念および/または注釈データを維持し得る。
【0027】
実施形態では、データストリーム431を受信している場合もあり、受信していない場合もある、IoTノード430内の他のIoTサービス432は、データ注釈要求443をIoTノード420内のDAaaS422に送信し得る。それに応答して、IoTノード420内のDAaaS422は、注釈を要求443で示されるデータストリーム(例えば、示されていないソースから取得されるデータストリーム421またはデータストリーム431)に適用し、データ注釈応答444を他のIoTサービス432に送信し得る。適用する適切なデータ注釈を決定するために、DAaaS422は、適切な注釈概念およびデータを決定するために、その内部概念ベースに問い合わせを行い得る。DAaaS422はまた、あるいは代わりに、注釈概念およびデータが概念ベース402で記憶され得るIoT意味概念サーバ401からのデータおよび概念にアクセスし得る。DAaaS422は、要求443および/またはIoTノード430に関連するデータを含み得る概念アクセス要求453をIoT意味概念サーバ401に送信し、後に、注釈概念および/またはデータを含み得る概念アクセス応答454を受信し得る。
【0028】
DAaaS422はまた、あるいは代わりに、データ注釈要求441をIoTノード410のDAaaS412に送信し得る。例えば、DAaaS422は、注釈を最も効率的に行うことができるエンティティがDAaaS412であり得ることを決定し得る。DAaaS412は、IoTノード410によって受信または維持され、注釈要求441によって示されるデータストリームに注釈を追加し得る。次いで、IoTノード410は、データ注釈応答442をDAaaS422に送信し得る。DAaaS422と同様に、適用する適切なデータ注釈を決定するために、DAaaS412は、適切な注釈概念およびデータを決定するために、その内部概念ベースに問い合わせを行い得る。DAaaS412はまた、あるいは代わりに、注釈概念およびデータが概念ベース402で記憶され得るIoT意味概念サーバ401からのデータおよび概念にアクセスし得る。DAaaS412は、要求441および/またはIoTノード420に関連するデータを含み得る概念アクセス要求451をIoT意味概念サーバ401に送信し、後に、注釈概念および/またはデータを含み得る概念アクセス応答452を受信し得る。
【0029】
別の実施形態では、IoTノード430内の他のIoTサービス432は、データ注釈概念および/またはデータを決定するためにIoT意味概念サーバ401と相互作用し得る。他のIoTサービス432は、注釈データおよび/または概念を要求する概念アクセス要求455をIoT意味概念サーバ401に送信し、要求されたデータとともに概念アクセス応答456を受信し得る。次いで、他のIoTサービス432は、DAaaS422に送信される注釈要求443等のDAaaSへのその要求にそのようなデータを含み得る。これは、IoT意味概念サーバ401に問い合わせを行うようにDAaaS422に要求することなく、DAaaS422が1つ以上のデータストリームあるいはそれらの構成要素に注釈を付けることを可能にし得る。
【0030】
本明細書で説明される注釈要求および概念アクセス要求のうちの任意のものが、注釈概念および/またはデータを読み出すための要求、既存の注釈概念および/またはデータを削除するための要求、既存の注釈概念および/またはデータを更新するための要求、および/または新しい注釈概念および/またはデータをIoT意味概念サーバに挿入するための要求であり得ることに留意されたい。
【0031】
図5は、DAaaS522がDAaaS532とDAaaS512との間でサービス提供する、例示的で非限定的なプロキシベースのDAaaSアーキテクチャ500を図示する。データストリーム531を受信している場合もあり、受信していない場合もある、IoTノード530におけるDAaaS532は、IoTノード510内の1つ以上のデータストリームが注釈を付けられることを要求することを所望し得るが、DAaaS512に直接到達できない場合がある。したがって、DAaaS532は、DAaaS522にデータ注釈要求543を送信し得、DAaaS522は、注釈要求541としてDAaaS532の注釈要求をDAaaS512へ中継し得る。DAaaS522は、DAaaS512から注釈要求の成功または失敗を示す注釈応答542を受信し得る。DAaaS522は、注釈応答544として応答をDAaaS532に転送し得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、DAaaS532は、DAaaS512によって理解されない形式または他の通信手段で通信し得る。そのような実施形態では、DAaaS522は、注釈要求543に含まれる要求、概念、および/またはデータを、DAaaS512が理解できる別の形式または他の形態に変換し得る。DAaaS522は、そのような変換された要求、データ等を注釈要求541内のDAaaS512に送信し得る。
【0033】
注釈プロキシとしてサービス提供しながら、DAaaS522は、DAaaS532および/または他のDAaaSからの注釈要求を、DAaaS512に送信され得る注釈要求541等の単一の注釈要求に合体および/または集約し得る。例えば、DAaaS532からの注釈要求543は、他のDAaaSからの1つ以上の他の要求で指示される、データストリームのデータ項目またはデータウィンドウに注釈を付けるように要求し得る。他のDAaaSは、同一のデータストリームの、DAaaS532によって要求されるものとは異なる注釈を要求していることがある。データストリームのみが要求の間で共通し得るが、他の実施形態では、注釈は、要求の間で部分的または完全に共通し得る。そのような実施形態では、DAaaS522は、これらの要求のうちのいくつかまたは全てを単一の要求に集約し、その単一の注釈要求を示されたデータストリームに適用するためにDAaaS512に送信し得る。
【0034】
本開示の種々の実施形態では、DAaaSで使用されるプロシージャおよび対応するメッセージは、種々の方法で実装され得る。一実施形態では、DAaaSメッセージおよびプロシージャは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル(SoAP)、制約アプリケーションプロトコル(CoAP)、または任意の他のプロトコル等の種々の異なる下層プロトコルに結合されたサービス層プリミティブとして実装され得る。代替として、DAaaSメッセージおよびプロシージャは、HTTPおよびCoAPならびにその他等のアプリケーションプロトコルのペイロードを使用して実装され得る。別の実施形態では、メッセージおよびプロシージャは、HTTPおよびCoAPならびにその他等のアプリケーションプロトコルのプロトコルヘッダオプションとして実装され得る。代替として、DAaaSメッセージおよびプロシージャは、オープンモバイルアライアンス(OMA)デバイス管理(DM)プロトコルおよびその他等のデバイス管理プロトコルを使用して実装され得る。さらに別の代替案では、DAaaSメッセージおよびプロシージャは、無線セルラーネットワーク内のショートメッセージサービス(SMS)を使用して実装され得る。全てのそのような実施形態は、本開示の範囲内と見なされる。
【0035】
図6は、自動データ注釈(ADA)のための例示的信号およびプロシージャを図示する、例示的な非限定的信号フロー600を示す。ADAは、データ注釈構成段階660と、データ収集および注釈段階670とを含み得るが、最初に段階660を行わずに段階670が行われ得る。
【0036】
データ注釈構成段階660では、いくつかの実施形態ではIoTサーバであり得る、IoTノード650が、いくつかの実施形態ではIoTゲートウェイであり得る、IoTノード640にデータ注釈構成要求661を送信し得る。データ注釈構成要求661は、IoTノード640が収集して注釈を付けるべきデータストリーム、IoTノード640が注釈概念および/またはデータを取得するために収集して分析すべきデータストリーム、および/またはIoTノード640がデータ注釈(例えば、項目レベル注釈、ウィンドウレベル注釈、ストリームレベル注釈、交差ストリーム注釈、交差部分ストリーム注釈等)を行うべきレベルおよびデータストリームを示すデータを含み得る。例えば、IoTノード640は、IoTノード610およびIoTノード620から出て来るデータストリームから決定される注釈概念および/またはデータに基づいて、IoTノード630から伝送されるデータストリームに注釈を付けるように要求され得る。
【0037】
データ注釈構成要求661を受信すると、IoTノード640は、データ注釈構成要求661の中の命令に従って、IoTノード630から伝送されるデータストリームに注釈を付けるために、データ注釈概念および/またはデータの分析および決定のために、データストリーム、またはIoTノード620からのデータストリームに関連するデータを収集する必要があることを決定し得る。それに応答して、IoTノード640は、データ要求662の中で特定されるデータで応答するようにIoTノード620に命令するデータ要求662をIoTノード620に送信し得る。データ要求662は、以下でさらに詳細に説明される、データ報告671において、IoTノード620が要求されたデータをIoTノード640に報告することを可能にし得る。IoTノード620は、データ要求662を受信すると、データ要求662の受信を承認する、確認応答663をIoTノード640に送信し得る。
【0038】
同様に、データ注釈構成要求661を受信すると、IoTノード640は、データ注釈構成要求661の中の命令に従って、IoTノード630から伝送されるデータストリームに注釈を付けるために、データ注釈概念および/またはデータの分析および決定のために、データストリーム、またはIoTノード610からのデータストリームに関連するデータを収集する必要があることを決定し得る。それに応答して、IoTノード640は、データ要求664の中で特定されるデータで応答するようにIoTノード610に命令するデータ要求664をIoTノード610に送信し得る。要求されたデータは、IoTノード610および620の各々に対して異なり得ることに留意されたい。データ要求664は、以下でさらに詳細に説明される、データ報告672において、IoTノード610が要求されたデータをIoTノード640に報告することを可能にし得る。IoTノード610は、データ要求664を受信すると、データ要求664の受信を承認する、確認応答665をIoTノード640に送信し得る。
【0039】
IoTノード610およびIoTノード620から確認応答を受信すると、IoTノード640は、データ注釈構成応答666をIoTノード510に送信し得る。
【0040】
データ収集および注釈段階670では、IoTノード620が、データ報告671において、データ要求662の中で要求されるデータをIoTノード640に送信し得る。同様に、IoTノード610が、データ報告672において、データ要求664の中で要求されるデータをIoTノード640に送信し得る。ブロック673では、IoTノード640が、注釈概念および/またはデータを決定するために、IoTノード610およびIoTノード620から受信されるデータストリームおよび/または他のデータを分析し得る。
【0041】
IoTノード640は、データ報告674としてIoTノード630からデータストリームを受信し得る。これは、IoTノード640がデータ注釈構成要求661を受信した直後を含む任意の時点で起こり得ることに留意されたい。例えば、データ注釈構成要求661を受信すると、IoTノード640は、必要であればIoTノード630からデータストリームを受信するために要求し、IoTノード630のデータストリームに注釈を付け、IoTノード630の注釈付きデータストリームを伝送することに備えて、それをバッファに格納し始め得る。
【0042】
ブロック675では、IoTノード640が、ブロック673で決定されるような、取得および/または決定された注釈概念および/またはデータに基づいて、IoTノード630から受信されるデータストリームに注釈を付ける。IoTノード640は、後に、注釈付きデータストリームを1つ以上のIoTエンティティ(図示せず)に伝送し得る。ブロック676では、IoTノード640が、注釈付きデータストリームおよび決定された注釈概念を記憶し得る。IoTノード640はまた、あるいは代わりに、注釈付きデータストリームを他のIoTノードに転送し得る。
【0043】
図7は、要求型データ注釈(RDA)のための例示的信号およびプロシージャを図示する、例示的な非限定的信号フロー700を示す。いくつかの実施形態では、IoTアプリケーションであり得る、注釈要求側730等の注釈要求側が、IoTサーバであり得るIoTノード720等の別のノードに記憶されるデータに注釈を追加するように要求する。
【0044】
注釈要求側730は、データ注釈要求741をIoTノード720に送信し得る。いくつかの実施形態では、データ注釈要求741は、複数の注釈要素を含み得る。各注釈要素は、異なるデータ(例えば、データ項目、データウィンドウ、データストリーム、部分データストリーム等)についての注釈を要求し得る。各注釈要素は、注釈を付けられる特定のデータストリーム、注釈を付けられる特定のデータ項目、および/または注釈を付けられる特定のデータウィンドウ等のデータを含み得る。
【0045】
データ注釈要求741はまた、あるいは代わりに、使用される注釈のレベルを示し得る。例えば、データ注釈要求741は、項目レベル注釈、ウィンドウレベル注釈、ストリームレベル注釈、交差部分ストリームレベル注釈、および/または交差ストリーム割付を使用する命令を含み得る。
【0046】
データ注釈要求741はまた、あるいは代わりに、使用される注釈概念またはデータを示し得る。例えば、データ注釈要求741は、示されたデータストリームに注釈を付ける際に使用されるべき注釈概念またはデータを明示的に示し得る。代替として、または加えて、データ注釈要求741は、IoT概念サーバ710等のIoT概念サーバで記憶され得る、1つ以上の注釈概念またはデータを指し示す、1つ以上のリンクを含み得る。代替として、または加えて、データ注釈要求741は、そこから注釈概念またはデータが決定および/または取得され得る、既存のデータストリームを示し得る。代替として、または加えて、データ注釈要求741は、IoTノード720が示されたデータストリームの注釈のために適切な概念および/またはデータを選択および/または決定するための要求を含み得る。
【0047】
ブロック742では、IoTノード720が、データ注釈要求741を分析し得る。上記のように、データ注釈要求741は、IoT概念サーバ710に記憶された、1つ以上の既存の概念またはデータへのリンクを含み得る。もしそうであれば、IoTノード720は、データ注釈要求741の中で示される特定の概念および/またはデータを含む返信を要求する、注釈概念要求743をIoT概念サーバ710に送信し得る。本実施形態では、IoT概念サーバ710は、注釈概念要求743を受信することに応答して、注釈概念応答744をIoTノード720に送信し得る。
【0048】
ブロック745では、IoTノード720が、データ注釈要求741の中で示されるデータ項目、データウィンドウ、データストリーム、および/または部分ストリームに注釈を付けるために、データ注釈要求741および/またはIoT概念サーバ710から取得される注釈概念および/またはデータを使用し得る。後に、IoTノード720は、注釈が成功したかどうかを示すデータ注釈応答746を注釈要求側730に送信し得る。
【0049】
図8は、要求型データ注釈(RDA)のための他の例示的信号およびプロシージャを図示する、例示的な非限定的信号フロー800を示す。本実施形態では、IoTゲートウェイ等のIoTノードは、IoTサーバ等の別のIoTノードが要求しているIoTノード上に記憶されたデータに注釈を追加することを要求し得る。例えば、IoTゲートウェイであり得るIoTノード830は、IoTサーバであり得るIoTノード820にデータ注釈要求841を送信し得る。データ注釈要求841は、各々が異なるデータについての異なる注釈を要求し得る、1つ以上の注釈要素を含み得る。各注釈要素は、注釈を付けられるべきIoTノード830上のデータストリーム、およびこれらのデータストリームの各々に関する抽象的情報(例えば、データストリームの説明)を示すデータ、ならびに注釈を付けられるべき特定のデータ項目、ウィンドウ、ストリーム、および/または部分ストリームを含み得る。
【0050】
ブロック842では、IoTノード820は、適切な注釈概念および/またはデータ、IoTノード830によって使用されるべき注釈レベル、および/またはそこから注釈概念を取得すべき注釈概念エンティティを決定するために、データ注釈要求841を分析し得る。IoTノード820は、実施形態では、要求841に基づいて注釈概念エンティティを決定すると、または注釈概念エンティティを決定するためにある他の手段を使用すると、データ注釈要求841に関連する概念および/またはデータを要求する注釈概念要求843をIoT意味概念サーバ810に送信し得る。IoTノード820は、注釈概念応答844の中でIoT意味概念サーバ810から注釈概念および/またはデータを受信し得る。
【0051】
ブロック845では、IoTノード820が、少なくとも部分的にいくつかの実施形態において、IoT意味概念サーバ810から受信されるデータおよび/またはデータ注釈要求841の中のデータに基づいて、データ注釈要求841によって示されるデータストリームに対するデータ注釈結果を決定し得る。いくつかの実施形態では、IoTノード820は、データ注釈要求841の中で提供される各注釈要素に対して、注釈概念および/またはデータがどの特定のデータ項目、ウィンドウ、ストリーム等に適用されるべきであるかを決定する。
【0052】
注釈概念を決定すると、IoTノード820は、複数の注釈結果要素を含み得るデータ注釈応答846をIoTノード830に送信し得る。各注釈結果要素は、データ注釈要求841の中で特定される各注釈要素に関連付けられるデータ項目/ウィンドウ/ストリームに追加されるべき概念および/またはデータを含み得る。いくつかの実施形態では、データ注釈応答846内の注釈結果要素は、使用されるべき注釈概念および/またはデータを明示的に示し得る。他の実施形態では、データ注釈応答846内の注釈結果要素は、IoT意味概念サーバ810等のIoT意味概念サーバに記憶された1つ以上の概念またはデータを指し示すリンクを提供し得る。さらに他の実施形態では、データ注釈応答846内の注釈結果要素は、そこから注釈概念が決定および/または取得され得る、既存のデータストリームを示し得る。ブロック847では、IoTノード830が、注釈を適切なデータ項目、データウィンドウ、および/またはデータストリームに適用する。いくつかの実施形態では、IoTノード820が注釈結果をIoTノード830に積極的に送信し得、その場合、データ注釈要求841を送信すること、および/またはブロック842の処理を行うことが必要ではないこともあることに留意されたい。
【0053】
図9は、注釈概念管理のための例示的信号およびプロシージャを図示する、例示的な非限定的信号フロー900を示す。IoTデバイス、ゲートウェイ、またはサーバであり得るIoTノード920は、注釈概念アクセス要求931をIoT意味概念サーバ910に送信し得る。注釈概念アクセス要求931は、IoT意味概念サーバ910において、1つ以上の注釈概念またはデータの発見、1つ以上の注釈概念またはデータの追加、1つ以上の注釈概念またはデータの削除、1つ以上の注釈概念またはデータの読み出し、および/または1つ以上の注釈概念またはデータの更新等の種々の概念動作を行うために使用され得る。他の追加の動作は、複数の概念および/またはデータを組み合わせることと、複数の概念および/またはデータの間の相関を決定することとを含み得る。IoT意味概念サーバ910は、注釈概念アクセス要求931の成功または失敗を示す注釈概念アクセス応答932をIoTノード920に送信し得る。
【0054】
図10は、M2Mサービスプラットフォームでデータ注釈を可能にし得る、DAaaSアーキテクチャ1000を示す。DAaaSは、サービス能力またはサービス層プラットフォームとして、デバイスサービスエンティティ(例えば、ETSI M2M実装におけるデバイスサービス能力層(DSCL)、またはoneM2M実装におけるアプリケーションサービスノード共通サービスエンティティ(ASN−CSE))、ゲートウェイサービスエンティティ(例えば、ETSI M2M実装におけるゲートウェイサービス能力層(GSCL)、またはoneM2M実装における中間ノード共通サービスエンティティ(MN−CSE))、および/またはネットワークサービスエンティティ(例えば、ETSI M2M実装におけるネットワークサービス能力層(NSCL)、またはoneM2M実装におけるインフラストラクチャノード共通サービスエンティティ(IN−CSE))に組み込まれ得る。
図10では、データストリーム1021を処理していることもあるデバイスサービスエンティティ1020のDAaaS1022は、ゲートウェイサービスエンティティ1030のDAaaS1032と通信し得る。デバイスサービスエンティティ1040のDAaaS1042も、ゲートウェイサービスエンティティ1030のDAaaS1032と通信し得る。デバイスアプリケーション(DA)1010および/またはネットワークアプリケーション(NA)1070は、DAaaS1032のデータ注釈機能性を開始および/または操作するために、インターフェースを介してDAaaS1032と通信し得る。デバイスアプリケーション(DA)1010が、oneM2M実装におけるアプリケーション専用ノードアプリケーションエンティティ(ADN−AE)であり得ることに留意されたい。ネットワークアプリケーション(NA)1070が、oneM2M実装におけるインフラストラクチャノードアプリケーションエンティティ(IN−AE)であり得ることにも留意されたい。また、意味概念サーバ1051がネットワークサービスエンティティ1050に組み込まれ得ることにも留意されたい。代替として、意味概念サーバ1060は、独立型エンティティとして実装され得る。任意のサービスエンティティ内のDAaaSは、意味概念サーバ1051と通信するように構成され得る。
【0055】
図11は、いくつかの実施形態では、DAaaSをサポートするために使用され得る、例示的な非限定的リソース構造1100を図示する。例えば、構造1100は、ETSI M2Mサービスアーキテクチャ内で開示されたDAaaS実施形態を実装するために使用され得る。構造1100はまた、他のアーキテクチャおよび実装で使用され得る。
【0056】
ETSI M2M実装では、他のリソースによって共有され得る<sclBase>および/または<scl>リソースであり得、oneM2M実装では、<CSEbase>および/または<remoteCSE>リソースであり得る、基礎リソース1101は、そのうちの1つがサブリソース概念1103として
図11に示される、1つ以上の注釈概念または注釈データを維持するために使用され得る、1つ以上の概念リソースを含み得る収集リソース概念1102を含み得る。概念1103は、データ項目、データウィンドウ、データストリーム、および/または複数の全体あるいは部分データストリームに注釈または標識を付けるために使用され得る。概念1103がイベントに関連付けられ得ることに留意されたい。概念1103は、その中に含まれる概念を表す説明(例えば、「個人が台所で昼食の準備をしている」)、概念1103がもはや有効ではなくなるであろう時間を示す期限満了時間、および概念1103がリンクによって示される場所に記憶され得る実際の概念に関連付けられる仮想概念であることを示すリンク等の属性を含み得る。概念1103のリンク属性の値は、URIとして表され得る。
【0057】
構造1100はまた、コンテナリソース1110を含み得る。コンテナ1100内には、データ項目、データウィンドウ、データストリーム、および/または複数の全体あるいは部分データストリームに追加される注釈を維持するために使用され得る、収集リソース注釈1111があり得る。
図11では、注釈1111が構成され得る構造1100内の種々の場所を図示するように、いくつかの注釈1111リソースが示されていることに留意されたい。例えば、注釈1111は、代替として、コンテンツインスタンス収集リソース1116および/またはコンテンツインスタンスリソース等の他のリソースのサブリソースであり得る。注釈1111はまた、基礎リソース1101の直下に位置し得、コンテナ1110、コンテナ1112、コンテンツインスタンス1114、および/またはコンテンツインスタンス1116等の他のリソースによって共有され得る。
【0058】
各注釈は、(
図11で注釈1111の右側に示される)サブリソース注釈1121によって表され得る。各注釈リソースは、注釈のための表記ラベルを示し、注釈のタイプ(例えば、場所、時間、人の活動、気候、アプライアンス状態等)を示す注釈タイプ、既存の概念リソースを識別する概念ID、注釈1121が作成されたときを示す作成時間、注釈1121が無効になるであろう時間を示す期限満了時間、および注釈1121が追加されるリソースを示す標的データ等の属性を含み得る。注釈1121の標的データ属性は、注釈1121が、コンテナ収集リソース1110の下またはコンテンツインスタンスリソース1116の下で構成される注釈1111収集リソースの下で構成されるときに、随意的であり得る。注釈1121が、コンテナ1112等のコンテナリソースの下で構成される注釈1111収集リソースの下で構成される場合、標的データ属性は、注釈リソースが追加されるデータウィンドウを示すために使用され得る。
【0059】
構造1100で構成され得る別のリソースは、データストリームのデータウィンドウを定義し得る、収集リソースウィンドウ1115である。実施形態では、データストリームは、コンテナリソースによって表され得、したがって、ウィンドウ1115は、コンテンツインスタンス1114収集リソースのサブリソースであり得る。ウィンドウ1115は、各々がデータストリームのデータウィンドウを表し得る1つ以上のウィンドウ1131サブリソースを有し得る。データウィンドウは、1つ以上のデータ項目を含み得る。ウィンドウ1131は、ウィンドウ1131によって表されるウィンドウに含まれるデータ項目の数を示すウィンドウサイズ、ウィンドウ1131によって表されるウィンドウの中の最初のデータ項目(コンテンツインスタンスリソースによって表され得る)を表す開始データ項目、およびウィンドウ1131によって表されるウィンドウの中の最後のデータ項目(同様にコンテンツインスタンスリソースによって表され得る)を表す終了データ項目等の属性を有し得る。
【0060】
図12Aは、サービスとしてのデータ注釈のためのシステムおよび方法の1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的M2MまたはIoT通信システム10の略図である。概して、M2M技術は、IoTのための構成要素を提供し、任意のM2Mデバイス、ゲートウェイ、またはサービスプラットフォームは、IoTの構成要素ならびにIoTサービス層等であり得る。
【0061】
図12Aに示されるように、M2M/IoT通信システム10は、通信ネットワーク12を含む。通信ネットワーク12は、固定ネットワークまたは無線ネットワーク(例えば、WLAN、セルラー等)、あるいは異種ネットワークのネットワークであり得る。例えば、通信ネットワーク12は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャスト等のコンテンツを複数のユーザに提供する、複数のアクセスネットワークから成り得る。例えば、通信ネットワーク12は、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、単一キャリアFDMA(SC−FDMA)等の1つ以上のチャネルアクセス方法を採用し得る。さらに、通信ネットワーク12は、例えば、コアネットワーク、インターネット、センサネットワーク、工業制御ネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、融合個人ネットワーク、衛星ネットワーク、ホームネットワーク、または企業ネットワーク等の他のネットワークを備え得る。
【0062】
図12Aに示されるように、M2M/IoT通信システム10は、M2Mゲートウェイデバイス14と、M2M端末デバイス18とを含み得る。任意の数のM2Mゲートウェイデバイス14およびM2M端末デバイス18が、所望に応じてM2M/IoT通信システム10に含まれ得ることが理解されるであろう。M2Mゲートウェイデバイス14およびM2M端末デバイス18の各々は、通信ネットワーク12または直接無線リンクを介して、信号を伝送および受信するように構成され得る。M2Mゲートウェイデバイス14は、無線M2Mデバイス(例えば、セルラーおよび非セルラー)ならびに固定ネットワークM2Mデバイス(例えば、PLC)が、通信ネットワーク12等のオペレータネットワークを通して、または直接無線リンクを通してのいずれかで、通信することを可能にする。例えば、M2Mデバイス18は、データを収集し、通信ネットワーク12または直接無線リンクを介して、データをM2Mアプリケーション20またはM2Mデバイス18に送信し得る。M2Mデバイス18はまた、M2Mアプリケーション20またはM2Mデバイス18からデータを受信し得る。さらに、データおよび信号は、以下で説明されるように、M2Mサービスプラットフォーム22を介して、M2Mアプリケーション20に送信され、そこから受信され得る。M2Mデバイス18およびゲートウェイ14は、例えば、セルラー、WLAN、WPAN(例えば、Zigbee(登録商標)、6LoWPAN、Bluetooth(登録商標))、直接無線リンク、および有線を含む、種々のネットワークを介して通信し得る。DAaaSを実装するエンティティ、注釈要求側、エンティティを生成するデータストリーム、概念サーバ、IoTノード、センサ、ならびに本明細書で記載される任意の他のエンティティおよびデバイス等の本明細書で説明されるエンティティのうちのいずれかは、M2Mデバイス18、ゲートウェイ14、およびサービスプラットフォーム22等のデバイス上で部分的または完全に実装され、実行され、または別様に有効にされ得る。全てのそのような実施形態は、本開示の範囲内と見なされる。
【0063】
図示したM2Mサービスプラットフォーム22は、M2Mアプリケーション20、M2Mゲートウェイデバイス14、M2M端末デバイス18、および通信ネットワーク12のためのサービスを提供する。M2Mサービスプラットフォーム22は、所望に応じて、任意の数のM2Mアプリケーション、M2Mゲートウェイデバイス14、M2M端末デバイス18、および通信ネットワーク12と通信し得ることが理解されるであろう。M2Mサービスプラットフォーム22は、1つ以上のサーバ、コンピュータ等によって実装され得る。M2Mサービスプラットフォーム22は、M2M端末デバイス18およびM2Mゲートウェイデバイス14の管理および監視等のサービスを提供する。M2Mサービスプラットフォーム22はまた、データを収集し、異なるタイプのM2Mアプリケーション20と適合性があるようにデータを変換し得る。M2Mサービスプラットフォーム22の機能は、例えば、ウェブサーバとして、セルラーコアネットワークで、クラウドで等、種々の方法で実装され得る。
【0064】
図12Bも参照すると、M2Mサービスプラットフォームは、典型的には、多様なアプリケーションおよび垂直線が活用することができる、サービス配信能力のコアセットを提供する、サービス層26(例えば、本明細書で説明されるようなネットワークサービス能力層(NSCL))を実装する。これらのサービス能力は、M2Mアプリケーション20がデバイスと相互作用し、データ収集、データ分析、デバイス管理、セキュリティ、課金、サービス/デバイス発見等の機能を果たすことを可能にする。本質的に、これらのサービス能力は、これらの機能性を実装する負担をアプリケーションから取り除き、したがって、アプリケーション開発を単純化し、市場に出す費用および時間を削減する。サービス層26はまた、M2Mアプリケーション20が、サービス層26が提供するサービスと関連して、種々のネットワーク12を通して通信することも可能にする。
【0065】
いくつかの実施形態では、M2Mアプリケーション20は、サービスとしてのデータ注釈のための開示されたシステムおよび方法を使用し得るデバイスを含む、1つ以上のピアツーピアネットワークの作成のための基礎を形成する、所望のアプリケーションを含み得る。M2Mアプリケーション20は、限定ではないが、輸送、保健および健康、コネクテッドホーム、エネルギー管理、アセット追跡、ならびにセキュリティおよび監視等の種々の業界でのアプリケーションを含み得る。上記のように、本システムのデバイス、ゲートウェイ、および他のサーバにわたって作動するM2Mサービス層は、例えば、データ収集、デバイス管理、セキュリティ、課金、場所追跡/ジオフェンシング、デバイス/サービス発見、およびレガシーシステム統合等の機能をサポートし、サービス等のこれらの機能をM2Mアプリケーション20に提供する。説明されたサービス層およびオブジェクトが相互作用するアプリケーションは、M2Mアプリケーション20のもの等のアプリケーションであり得る。
【0066】
図12Cは、例えば、M2M端末デバイス18またはM2Mゲートウェイデバイス14等の例示的M2Mデバイス30の系統図である。
図12Cに示されるように、M2Mデバイス30は、プロセッサ32と、送受信機34と、伝送/受信要素36と、スピーカ/マイクロホン38と、キーパッド40と、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ(例えば、1つ以上の発光ダイオード(LED))42と、非取り外し可能メモリ44と、取り外し可能メモリ46と、電源48と、全地球測位システム(GPS)チップセット50と、他の周辺機器52とを含み得る。M2Mデバイス40は、実施形態と一致したままで、先述の要素の任意の副次的組み合わせを含み得ることが理解されるであろう。このデバイスは、サービスとしてのデータ注釈のための開示されたシステムおよび方法を使用する、デバイスであり得る。
【0067】
プロセッサ32は、汎用プロセッサ、特殊用途プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプおよび数の集積回路(IC)、状態機械等であり得る。プロセッサ32は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはM2Mデバイス30が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を果たし得る。プロセッサ32は、伝送/受信要素36に連結され得る、送受信機34に連結され得る。
図12Cは、プロセッサ32および送受信機34を別個の構成要素として描写するが、プロセッサ32および送受信機34は、電子パッケージまたはチップにともに組み込まれ得ることが理解されるであろう。プロセッサ32は、アプリケーション層プログラム(例えば、ブラウザ)および/または無線アクセス層(RAN)プログラムおよび/または通信を行い得る。プロセッサ32は、例えば、アクセス層および/またはアプリケーション層等で、認証、セキュリティキー一致、および/または暗号化動作等のセキュリティ動作を行い得る。
【0068】
伝送/受信要素36は、信号をM2Mサービスプラットフォーム9に伝送し、および/またはM2Mサービスプラットフォーム9から信号を受信するように構成され得る。例えば、実施形態では、伝送/受信要素36は、RF信号を伝送および/または受信するように構成されるアンテナであり得る。伝送/受信要素36は、WLAN、WPAN、セルラー等の種々のネットワークおよびエアインターフェースをサポートし得る。実施形態では、伝送/受信要素36は、例えば、IR、UV、または可視光信号を伝送および/または受信するように構成されるエミッタ/検出器であり得る。さらに別の実施形態では、伝送/受信要素36は、RFおよび光信号の両方を伝送および受信するように構成され得る。伝送/受信要素36は、無線または有線信号の任意の組み合わせを伝送および/または受信するように構成され得ることが理解されるであろう。
【0069】
加えて、伝送/受信要素36は、単一の要素として
図12Cで描写されているが、M2Mデバイス30は、任意の数の伝送/受信要素36を含み得る。より具体的には、M2Mデバイス30は、MIMO技術を採用し得る。したがって、実施形態では、M2Mデバイス30は、無線信号を伝送および受信するための2つ以上の伝送/受信要素36(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0070】
送受信機34は、伝送/受信要素36によって伝送される信号を変調するように、および伝送/受信要素36によって受信される信号を変調するように構成され得る。上記のように、M2Mデバイス30は、マルチモード能力を有し得る。したがって、送受信機34は、M2Mデバイス30が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11等の複数のRATを介して通信することを可能にするための複数の送受信機を含み得る。
【0071】
プロセッサ32は、非取り外し可能メモリ44および/または取り外し可能メモリ46等の任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、そこにデータを記憶し得る。非取り外し可能メモリ44は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。取り外し可能メモリ46は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード等を含み得る。他の実施形態では、プロセッサ32は、サーバまたはホームコンピュータ上等のM2Mデバイス30上に物理的に位置しないメモリから情報にアクセスし、そこにデータを記憶し得る。プロセッサ32は、本明細書で記載される実施形態のうちのいくつかで説明されるもの等の種々の条件およびパラメータに応答して、ディスプレイまたはインジケータ42上の照明パターン、画像、または色を制御するように構成され得る。
【0072】
プロセッサ32は、電源48から電力を受け取り得、M2Mデバイス30内の他の構成要素への電力を分配および/または制御するように構成され得る。電源48は、M2Mデバイス30に電力供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源48は、1つ以上の乾電池バッテリ(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)等)、太陽電池、燃料電池等を含み得る。
【0073】
プロセッサ32はまた、M2Mデバイス30の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成され得る、GPSチップセット50に連結され得る。M2Mデバイス30は、実施形態と一致したままで、任意の公的な場所決定方法を介して場所情報を獲得し得ることが理解されるであろう。
【0074】
プロセッサ32はさらに、追加の特徴、機能性、および/または有線あるいは無線接続を提供する、1つ以上のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る、他の周辺機器52に連結され得る。例えば、周辺機器52は、加速度計、e−コンパス、衛星送受信機、センサ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ等を含み得る。
【0075】
図12Dは、例えば、
図12Aおよび12BのM2Mサービスプラットフォーム22が実装され得る、例示的なコンピュータシステム90のブロック図である。コンピュータシステム90は、コンピュータまたはサーバを備え得、主に、ソフトウェアの形態であり得るコンピュータ読み取り可能な命令によって制御され得、どこでも、またはどのような手段を用いても、そのようなソフトウェアが記憶あるいはアクセスされる。そのようなコンピュータ読み取り可能な命令は、コンピュータシステム90を稼働させるように、中央処理装置(CPU)91内で実行され得る。多くの既知のワークステーション、サーバ、および周辺コンピュータでは、中央処理装置91は、マイクロプロセッサと呼ばれる単一チップCPUによって実装される。他の機械では、中央処理装置91は、複数のプロセッサを備え得る。コプロセッサ81は、追加の機能を果たすか、またはCPU91を支援する、主要CPU91とは明確に異なる、随意的なプロセッサである。CPU91および/またはコプロセッサ81は、サービスとしてのデータ注釈のための開示されたシステムおよび方法に関連する、データを受信、生成、および処理し得る。
【0076】
動作中、CPU91は、命令をフェッチ、復号、および実行し、コンピュータの主要データ転送経路であるシステムバス80を介して、情報を他のリソースへ、およびそこから転送する。そのようなシステムバスは、コンピュータシステム90内の構成要素を接続し、データ交換のための媒体を定義する。システムバス80は、典型的には、データを送信するためのデータライン、アドレスを送信するためのアドレスライン、ならびに割り込みを送信するため、およびシステムバスを動作するための制御ラインを含む。そのようなシステムバス80の実施例は、PCI(周辺構成要素相互接続)バスである。
【0077】
システムバス80に連結されているメモリデバイスは、ランダムアクセスメモリ(RAM)82および読み取り専用メモリ(ROM)93を含む。そのようなメモリは、情報が記憶されて読み出されることを可能にする回路を含む。ROM93は、概して、容易に修正することができない、記憶されたデータを含む。RAM82に記憶されたデータは、CPU91または他のハードウェアデバイスによって読み取られ、または変更され得る。RAM82および/またはROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御され得る。メモリコントローラ92は、命令が実行されると、仮想アドレスを物理的アドレスに変換する、アドレス変換機能を提供し得る。メモリコントローラ92はまた、システム内のプロセスを分離し、ユーザプロセスからシステムプロセスを分離する、メモリ保護機能を提供し得る。したがって、第1のモードで作動するプログラムは、独自のプロセス仮想アドレス空間によってマップされるメモリのみにアクセスすることができ、プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスすることができない。
【0078】
加えて、コンピュータシステム90は、CPU91からプリンタ94、キーボード84、マウス95、およびディスクドライブ85等の周辺機器に命令を伝達する責任がある、周辺機器コントローラ83を含み得る。
【0079】
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピュータシステム90によって生成される視覚出力を表示するために使用される。そのような視覚出力は、テキスト、グラフィックス、動画グラフィックス、およびビデオを含み得る。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、またはタッチパネルを伴って実装され得る。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要とされる、電子構成要素を含む。
【0080】
さらに、コンピュータシステム90は、
図12Aおよび12Bのネットワーク12等の外部通信ネットワークにコンピュータシステム90を接続するために使用され得る、ネットワークアダプタ97を含み得る。実施形態では、ネットワークアダプタ97は、サービスとしてのデータ注釈のための開示されたシステムおよび方法に関連するデータを受信および伝送し得る。
【0081】
本明細書で説明されるシステム、方法、およびプロセスのうちのいずれかまたは全ては、物理的デバイスまたは装置として具現化されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令(すなわち、プログラムコード)の形態で具現化され得ることが理解される。そのような命令は、コンピュータ、サーバ、M2M端末デバイス、M2Mゲートウェイデバイス等の機械あるいは機械の中で構成されるプロセッサによって実行されると、本明細書で説明されるシステム、方法、およびプロセスを達成し、行い、および/または実装する。具体的には、上記で説明されるステップ、動作、または機能のうちのいずれかは、そのようなコンピュータ実行可能命令の形態で実装され得る。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、情報の記憶のための任意の方法または技術で実装される、揮発性および不揮発性、取り外し可能および非取り外し可能媒体の両方を含むが、そのようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、信号を含まない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CDROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光学ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の物理的媒体を含むが、それらに限定されない。
【0082】
図で図示されるような本開示の主題の好ましい実施形態を説明する際に、明確にするために、特定の用語が採用される。しかしながら、請求された主題は、そのように選択された特定の用語に限定されることを目的としておらず、各特定の要素は、類似目的を達成するように同様に動作する、全ての技術的均等物を含むことを理解されたい。
【0083】
本明細書は、最良の様態を含む、本発明を開示するために、また、当業者が、任意のデバイスまたはシステムを作製して使用すること、および任意の組み込まれた方法を行うことを含む、本発明を実践することを可能にするために、実施例を使用する。本発明の特許性のある範囲は、請求項によって定義され、当業者に想起される他の実施例を含み得る。そのような他の実施例は、請求項の文字通りの言葉とは異ならない構造要素を有する場合に、または請求項の文字通りの言葉とのごくわずかな差異を伴う同等の構造要素を含む場合に、請求項の範囲内であることを目的としている。