特許第6231691号(P6231691)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6231691
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】インドール−カルボキサミド誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 209/42 20060101AFI20171106BHJP
   A61P 25/18 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/24 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/22 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/08 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 27/02 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/16 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 27/16 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 21/02 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/32 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/36 20060101ALI20171106BHJP
   A61P 25/30 20060101ALI20171106BHJP
   C07D 401/04 20060101ALI20171106BHJP
   A61K 31/404 20060101ALI20171106BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20171106BHJP
【FI】
   C07D209/42CSP
   A61P25/18
   A61P25/24
   A61P25/22
   A61P25/08
   A61P27/02
   A61P25/00
   A61P25/16
   A61P25/28
   A61P43/00
   A61P27/16
   A61P21/02
   A61P9/10
   A61P25/32
   A61P25/36
   A61P25/30
   C07D401/04
   A61K31/404
   A61K31/4439
【請求項の数】14
【全頁数】93
(21)【出願番号】特願2016-541917(P2016-541917)
(86)(22)【出願日】2014年9月10日
(65)【公表番号】特表2016-531143(P2016-531143A)
(43)【公表日】2016年10月6日
(86)【国際出願番号】EP2014069235
(87)【国際公開番号】WO2015036412
(87)【国際公開日】20150319
【審査請求日】2016年3月14日
(31)【優先権主張番号】13184157.9
(32)【優先日】2013年9月12日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591003013
【氏名又は名称】エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】ヤーガジア,ラヴィ
(72)【発明者】
【氏名】ヤーコップ−ルートネ,ローラント
(72)【発明者】
【氏名】ペータース,イエンス−ウーヴェ
(72)【発明者】
【氏名】ヴィッヒマン,ユルゲン
【審査官】 東 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/023674(WO,A1)
【文献】 国際公開第2012/006419(WO,A1)
【文献】 特表2009−508876(JP,A)
【文献】 特表2012−520238(JP,A)
【文献】 特開2009−292782(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/125913(WO,A1)
【文献】 特開2015−107945(JP,A)
【文献】 特表2009−542679(JP,A)
【文献】 特表2007−532516(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化142】

[式中、
は、アリール又はヘテロアリール(これらは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている)であり;
は、ハロゲン、低級アルキル又はシアノであり;
は、水素、低級アルキル又はハロゲンで置換されている低級アルキルであり;
は、水素又は低級アルキルであり;
、Rは、水素、低級アルキルであるか、又はそれらが結合しているN−原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環を形成し得る]で示される化合物、あるいはその薬学的に許容し得る酸付加塩又は光学異性体。
【請求項2】
及びRが、水素である、請求項1記載の式Iの化合物。
【請求項3】
が、アリール(これは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている)である、請求項1又は2記載の式Iの化合物。
【請求項4】
が、フェニル(これは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている)である、請求項3記載の式Iの化合物。
【請求項5】
化合物が、下記:
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−シアノフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−シアノフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−シアノフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−シアノフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−(4−ニトロフェニル)−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−ニトロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−メトキシフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−メトキシフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−(4−メチルフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミ
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−(4−メチルフェニル)インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−フェニル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−フェニルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド、又は
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
である、請求項2〜4のいずれか一項記載の式Iの化合物。
【請求項6】
が、ヘテロアリール(これは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている)である、請求項1又は2記載の式Iの化合物。
【請求項7】
が、ピリジル(これは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている)である、請求項6記載の式Iの化合物。
【請求項8】
化合物が、下記:
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド、又は
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
である、請求項又は記載の式Iの化合物。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に定義のとおりの式Iの化合物の製造方法であって、該方法が、
a)式1:
【化143】

で示される化合物を、式2:
【化144】

で示される化合物と反応させて、式I:
【化145】

[式中、置換基の定義は、請求項1に記載されている]で示される化合物にすること、そして所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること、又は
b)式3
【化146】

で示される化合物を、式4:
【化147】

で示される化合物と反応させて、式I:
【化148】

[式中、置換基の定義は、請求項1に記載されている]で示される化合物にすること、そして所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること
を含む、方法。
【請求項10】
治療上活性な物質としての使用のための、請求項1〜8のいずれか一項記載の式Iの化合物。
【請求項11】
統合失調症、強迫性人格障害、うつ病、双極性障害、不安障害、正常老化、てんかん、網膜変性症、外傷性脳損傷、脊髄損傷、外傷後ストレス障害、パニック障害、パーキンソン病、認知症、アルツハイマー病、認知障害、化学療法誘発性認知機能障害、ダウン症候群、自閉症スペクトラム障害、聴力損失、耳鳴症、脊髄小脳失調症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ハンチントン病、脳卒中、放射線治療、慢性ストレス、神経活性薬物(アルコール、アヘン剤、メタンフェタミン、フェンシクリジン及びコカインより選択される)の乱用の処置における使用のための、請求項1〜8のいずれか一項記載の式Iの化合物。
【請求項12】
請求項1〜8のいずれか一項記載の式Iの化合物及び薬学的に許容し得る賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項13】
統合失調症、強迫性人格障害、うつ病、双極性障害、不安障害、正常老化、てんかん、網膜変性症、外傷性脳損傷、脊髄損傷、外傷後ストレス障害、パニック障害、パーキンソン病、認知症、アルツハイマー病、認知障害、化学療法誘発性認知機能障害、ダウン症候群、自閉症スペクトラム障害、聴力損失、耳鳴症、脊髄小脳失調症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ハンチントン病、脳卒中、放射線治療、慢性ストレス、神経活性薬物(アルコール、アヘン剤、メタンフェタミン、フェンシクリジン及びコカインより選択される)の乱用の処置用の医薬の製造のための、請求項1〜8のいずれか一項記載の式Iの化合物の使用。
【請求項14】
統合失調症、強迫性人格障害、うつ病、双極性障害、不安障害、正常老化、てんかん、網膜変性症、外傷性脳損傷、脊髄損傷、外傷後ストレス障害、パニック障害、パーキンソン病、認知症、アルツハイマー病、認知障害、化学療法誘発性認知機能障害、ダウン症候群、自閉症スペクトラム障害、聴力損失、耳鳴症、脊髄小脳失調症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ハンチントン病、脳卒中、放射線治療、慢性ストレス、神経活性薬物(アルコール、アヘン剤、メタンフェタミン、フェンシクリジン及びコカインより選択される)の乱用の処置のための、請求項12記載の医薬組成物
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般式I:
【化1】

[式中、
は、アリール又はヘテロアリール(これらは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている)であり;
は、ハロゲン、低級アルキル又はシアノであり;
は、水素、低級アルキル又はハロゲンで置換されている低級アルキルであり;
は、水素又は低級アルキルであり;
、Rは、水素、低級アルキルであるか、又はそれらが結合しているN−原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環を形成し得る]で示される化合物、あるいはその薬学的に許容し得る酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマー及び/若しくは光学異性体に関する。
【0002】
現在、本化合物は、神経幹細胞(NSC)からの神経新生を刺激することが示されている。神経新生は、発達中の脳及び成人の脳において生じる。概念的には、神経新生のこのプロセスは、以下の4つの段階に分けることができる:(i)NSCの増殖;(ii)NSCのニューロンの運命決定;(iii)新しいニューロンの生存及び成熟;ならびに(iv)新しいニューロンの神経回路網への機能的統合。
【0003】
成人の神経新生は、成人の脳において一生にわたって起こる発達プロセスであり、それによって成体の神経幹細胞から新しい機能性ニューロンが生成される。生理学的条件下での構成的な成体の神経新生は、以下の主に2つの「神経原性」脳領域において生じる:1)海馬歯状回中の顆粒細胞下帯(SGZ)、そこで新しい歯状回顆粒細胞が生成される;2)側脳室の脳室下帯(SVZ)、そこで新しいニューロンが生成され、次いで吻側移動経路(RMS)を通って嗅球に移動し、介在ニューロンになる。
【0004】
正確な機能は依然として分かっていないが、膨大な証拠は、成体海馬の神経新生が認知状態及び情動状態において重要な役割を担っていることを示唆している。比較的少数の新たに生じた顆粒ニューロンは、歯状回内の多数の介在ニューロンを神経支配し、その各々が何百もの成熟顆粒細胞を抑制して神経新生依存性のフィードバック抑制をもたらすという理由から、脳機能全体に影響を及ぼすことができることが議論されている。低い興奮閾値と共同して、新生ニューロンは、状況に応じて極めてわずかな変化への応答を引き起こす。このプロセスにおける障害は、精神疾患に関連するパターン分離の欠損に行動的に現れ得る。例えば、成体海馬の神経新生は、認知能力及び情動能力と相関しており、例えば、運動、豊かな環境及び典型的な抗うつ薬への曝露は、成体海馬の神経新生と認知状態及び/又は情動状態を同時に促進し、一方で、慢性ストレス、うつ病、睡眠不足及び加齢は、成体の神経新生を低下させ、かつネガティブな認知状態及び/又は情動状態を伴う(Neuron 70, May 26, 2011, pp 582-588 and pp 687-702;WO 2008/046072)。興味深いことに、抗うつ薬は、成体海馬の神経新生を促進し、特定の行動に対するそれらの効果は、神経新生の刺激を必要とする。他の成体のCNS領域における神経新生は、一般的に、正常な生理学的条件下では極めて限定的であると考えられているが、脳卒中のような損傷ならびに中枢及び末梢の脳障害の後に誘発されることもできる。
【0005】
それゆえ、成人の神経新生の刺激は、正常な老化のための、ならびに特に、統合失調症、強迫性人格障害、大うつ病、双極性障害、不安障害、てんかん、網膜変性症、外傷性脳損傷、脊髄損傷、外傷後ストレス障害、パニック障害、パーキンソン病、認知症、アルツハイマー病、軽度認知障害、化学療法誘発性認知機能障害(「ケモブレイン」)、ダウン症候群、自閉症スペクトラム障害、聴力損失(Neuroscience, 167 (2010) 1216-1226; Nature Medicine, Vol. 11, number 3, (2005), 271-276)、耳鳴症、脊髄小脳失調症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ハンチントン病、脳卒中、及び放射線治療に起因する撹乱、慢性ストレス、又は神経活性薬物(例えば、アルコール、アヘン剤、メタンフェタミン、フェンシクリジン及びコカイン)の乱用を含む、様々な神経変性疾患及び精神神経疾患のための神経再生治療標的を表すと考えられている(US 2012/0022096)。
【0006】
それゆえ、成体の神経新生の化学的刺激は、神経疾患及び神経精神障害を処置するための新薬を開発するための新しい再生手段及び機会を提供する。
【0007】
したがって、本発明の目的は、神経新生を調節する化合物である。式Iの化合物がこの領域において活性であり、それゆえ、これらの化合物を、統合失調症、強迫性人格障害、大うつ病、双極性障害、不安障害、正常老化、てんかん、網膜変性症、外傷性脳損傷、脊髄損傷、外傷後ストレス障害、パニック障害、パーキンソン病、認知症、アルツハイマー病、認知障害、化学療法誘発性認知機能障害(「ケモブレイン」)、ダウン症候群、自閉症スペクトラム障害、聴力損失、耳鳴症、脊髄小脳失調症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ハンチントン病、脳卒中、及び放射線治療に起因する撹乱、慢性ストレス、又は神経活性薬物(例えば、アルコール、アヘン剤、メタンフェタミン、フェンシクリジン及びコカイン)の乱用の処置のために使用し得ることが見いだされた。
【0008】
式Iの化合物の最も好ましい適応症は、アルツハイマー病、うつ病、不安障害及び脳卒中である。
【0009】
本発明の一つの目的は、式Iの化合物を含有している医薬組成物である。
【0010】
本発明の一つの更なる目的は、上記疾患の治療的及び/又は予防的処置用の医薬の製造のための、式Iの化合物の使用である。
【0011】
本発明の更なる目的は、統合失調症、強迫性人格障害、大うつ病、双極性障害、不安障害、正常老化、てんかん、網膜変性症、外傷性脳損傷、脊髄損傷、外傷後ストレス障害、パニック障害、パーキンソン病、認知症、アルツハイマー病、認知障害、化学療法誘発性認知機能障害、ダウン症候群、自閉症スペクトラム障害、聴力損失、耳鳴症、脊髄小脳失調症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ハンチントン病、脳卒中、放射線治療、慢性ストレス、神経活性薬物(例えば、アルコール、アヘン剤、メタンフェタミン、フェンシクリジン及びコカイン)の乱用の処置のための方法であって、有効量の式Iの化合物を投与することを含む、方法である。
【0012】
本発明の1つの実施態様は、R及びRが水素である、式Iの化合物である。
【0013】
本発明の1つの更なる実施態様は、式Iの化合物であって、Rがアリール、例えば、フェニル(これは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている);例えば、以下の化合物
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−シアノフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−シアノフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−クロロ−7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−シアノフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−シアノフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−(4−ニトロフェニル)−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−ニトロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−メトキシフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−メトキシフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−(4−メチルフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−(4−メチルフェニル)インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−フェニル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−フェニルインドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド、又は
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
である、式Iの化合物である。
【0014】
本発明の1つの実施態様は、式Iの更なる化合物であって、Rがヘテロアリール、例えばピリジニル(これは、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシで置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、シアノ又はニトロより選択される1、2又は3個の置換基で場合により置換されている);例えば、以下の化合物
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−3−メチル−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1−メチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−3−メチル−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド、又は
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
である、式Iの更なる化合物である。
【0015】
本明細書において使用される一般的用語の以下の定義は、当該用語が単独で現れるか又は組み合わせで現れるかにかかわらず適用される。
【0016】
本明細書で使用する、用語「アリール」は、1個以上の環を形成する6〜10個の炭素原子を含有する炭素環系を表し、ここで、少なくとも1個の環は、本質的に芳香族、例えば、フェニル又はナフチルである。最も好ましいアリール基は、フェニルである。
【0017】
用語「ヘテロアリール」は、1個以上の環を形成する5〜10個の環原子を含有する炭素環系を表し、ここで、少なくとも1個の炭素原子は、O、N又はSからなる群より選択されるヘテロ原子で置き換えられており、ここで、少なくとも1個の環は、本質的に芳香族、例えば、オキサゾリル、ピリジル、チオフェニル、キノリニル、ピロリル、フリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾリルなどである。最も好ましい基は、ピリジルである。
【0018】
用語「低級アルキル」は、1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖の炭素鎖を含む、飽和、すなわち脂肪族炭化水素基を表す。「アルキル」の例は、メチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルである。
【0019】
用語「ハロゲンで置換されている低級アルキル」は、少なくとも1個の水素原子がハロゲン原子で置き換えられている低級アルキル基を表す。
【0020】
用語「ヒドロキシで置換されている低級アルキル」は、少なくとも1個の水素原子がヒドロキシ基で置き換えられている低級アルキル基を表す。
【0021】
用語「アルコキシ」は、基−O−R’[式中、R’は、上記に定義されているとおりの低級アルキルである]を表す。
【0022】
用語「ハロゲンで置換されている低級アルキル」は、少なくとも1個の水素原子がハロゲン原子で置き換えられている、上記に定義されているとおりの低級アルキル基を表す。好ましい基は、CFである。
【0023】
用語「ハロゲンで置換されている低級アルコキシ」は、少なくとも1個の水素原子がハロゲン原子で置き換えられている、上記に定義されているとおりの低級アルコキシ基を表す。好ましい基は、OCFである。
【0024】
用語「ハロゲン」は、塩素、臭素、フッ素又はヨウ素を表す。
【0025】
用語「ヘテロシクロアルキル」は、1又は2個の炭素原子がN、O又はSで置き換えられている不飽和炭素環、例えば、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピロリジニルを表す。
【0026】
用語「薬学的に許容し得る塩」又は「薬学的に許容し得る酸付加塩」は、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などのような無機酸及び有機酸との塩を包含する。
【0027】
式Iの新規な本化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、当技術分野において公知の方法により、例えば以下に記載の方法により調製することができ、該方法は、
a)式1:
【化2】

で示される化合物を、式2:
【化3】

で示される化合物と反応させて、式I:
【化4】

で示される化合物とすること、そして所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること、又は
b)式3
【化5】

で示される化合物を、式4:
【化6】

で示される化合物と反応させて、式I:
【化7】

で示される化合物とすること、そして所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること
を含む。
【0028】
本発明の式Iの化合物の調製は、逐次型又は合流型合成経路で実施され得る。本発明の化合物の合成は、以下のスキーム1に示される。本反応及び得られた生成物の精製を実施するために必要な技能は、当業者に公知である。以下の方法の記載において使用される置換基及び指数(indices)は、特に断りない限り、本明細書において先に与えられた意味を有する。
【0029】
より詳細には、式Iの化合物は、以下に示される方法、実施例に示される方法又は類似の方法によって製造することができる。個々の反応工程に適切な反応条件は、当業者に公知である。反応順序は、スキーム1に示されたものに限定されないが、しかし出発物質及びそれらそれぞれの反応性に依存して、反応工程の順序は、自由に変えることができる。出発物質は、市販のものであるか、あるいは以下に示される方法に類似する方法によって、詳細な説明若しくは実施例で言及された参照文献に記載されている方法によって、又は当技術分野で公知の方法によって調製することができるかのいずれかである。
【0030】
【化8】
【0031】
式9のアニリンから出発して、式8の対応するヒドラジンを調製した。これらの誘導体は、式7の中間体を介して式6のインドール−2−カルボキシラートを生成する、古典的なインドール合成のための出発点であった。古典的な方法を用いるアミド形成により、式3の構成要素を生成した。例えば、市販のボロン酸との反応により、式Iの最終化合物を生成した。アミド形成及びカップリング反応はまた、式1のカルボン酸への式5の化合物の反応によって交換することもでき、これが、その後、式Iの最終化合物へと変換される。
【0032】
化合物の単離及び精製
本明細書に記載した化合物及び中間体の単離及び精製は、所望であれば、例えば、濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、厚層クロマトグラフィー、分取低圧若しくは高圧液体クロマトグラフィー又はこれらの手順の組合せのような、任意の適切な分離又は精製手順によって実行することができる。適切な分離及び単離手順の具体的な例示は、本明細書において以下の調製例及び実施例を参照することにより得ることができる。しかし当然ながら、他の同等の分離又は単離手順もまた、使用することができる。式Iのキラル化合物のラセミ混合物は、キラルHPLCを使用して分離することができる。
【0033】
式Iの化合物の塩
式Iの化合物は、塩基性であり、そして対応する酸付加塩に変換することができる。この変換は、少なくとも化学量論量の適切な酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸など)及び有機酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸など)を用いた処理によって達成される。典型的には、遊離塩基を、不活性有機溶媒(例えば、ジエチルエーテル、酢酸エチル、クロロホルム、エタノール又はメタノールなど)及び同様の溶媒に加えられた酸に溶解する。温度は、0℃〜50℃の間に維持する。得られた塩を自然に沈殿させるか、又は極性のより小さい溶媒を用いて溶液から取り出し得る。
【0034】
式Iの塩基性化合物の酸付加塩は、少なくとも化学量論当量の適切な塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、アンモニアなど)を用いた処理により対応する遊離塩基に変換し得る。
【0035】
式Iの化合物及びその薬学的に使用可能な付加塩は、有益な薬理学的特性を有する。具体的には、本発明の化合物は、神経形成薬剤としての活性を有することが見出された。
【0036】
本化合物を、本明細書の以下に記載の試験に従って調査した。
【0037】
神経新生アッセイ
神経幹細胞増殖アッセイ
小分子の神経新生の特性は、以前に記載(Chambers, S.M., et al., Highly efficient neural conversion of human ES and iPS cells by dual inhibition of SMAD signaling, Nature biotechnology, 2009.27(3): p. 275-80.)されているような二重smad阻害を介して誘導されたヒト胚性幹細胞由来の神経幹細胞(NSC)の増殖に基づいて決定される。
【0038】
4日間のインキュベーション期間後、化合物の応答をATPレベル(Promega: CellTiterGlo(登録商標))に基づく細胞の増加によって測定する。NSCを融解し、3継代に亘って成長させる。14日目に、NSCをポリオルニチン/ラミニンでコーティングした384ウェルプレートに、培地容量38μL中、細胞密度21,000細胞/cm2で播種する。
【0039】
細胞播種から4時間後、化合物溶液を容量2μLで加える。化合物の原液(水、5%DMSO)を希釈し、8μM〜8nMの範囲の用量応答(11点、希釈比は2である)を得る。細胞の神経原性特性を一貫して決定するために、対照実験を行う:
陰性(中性)対照は、細胞培地(最終DMSO濃度:0.25%)である。
陽性対照は以下である:
1.細胞培地+100ng/mL FGF2 (最終DMSO濃度:0.1%)
2.細胞培地+ 20ng/mL EGF (最終DMSO濃度:0.1%)
3.細胞培地+100ng/mL Wnt3a(最終DMSO濃度:0.1%)。
【0040】
37℃、5%COでの4日間インキュベーション後、ウェルあたりのATP量を定量する。ATP濃度は、細胞数に比例する。ATPを、Promega CellTiterGlo(登録商標)キットを用いて定量する。CellTiterGlo(登録商標)試薬は、細胞溶解緩衝液、熱安定ルシフェラーゼ(UltraGlo(商標)組換えルシフェラーゼ)、マグネシウム及びルシフェリンを含有する。ルシフェリンはATPと反応し、オキシルシフェリン、AMP及び光を産生する。発光シグナルは、ATP含量と比例する。
【0041】
16個の陰性対照ウェルの平均を取ることによって、各アッセイプレートについての陰性(中性)対照の値を決定する。神経新生化合物の応答を、各化合物について(化合物/陰性対照)×100として算出する。
【0042】
用量反応曲線からEC150の値を、各試験化合物について決定する。EC150は、対照(100%)に対して150%活性に達する化合物濃度である。以下の表1に示されるように、好ましい化合物は、<3.7μMの範囲のEC150(μM)を示す。
【0043】
【表1】






【0044】
式Iの化合物及び式Iの化合物の薬学的に許容し得る塩は、医薬として、例えば、医薬製剤の形態で使用されることができる。医薬製剤は、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、ハード及びソフトゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤又は懸濁剤の剤形で、経口投与されることができる。しかし投与はまた、例えば坐剤の剤形で直腸内に、又は例えば注射液の剤形で非経口的に行うこともできる。
【0045】
式Iの化合物は、医薬製剤の製造のために、薬学的に不活性な無機又は有機の担体と共に加工されることができる。乳糖、トウモロコシデンプン又はそれらの誘導体、タルク、ステアリン酸又はそれらの塩などを、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠及びハードゼラチンカプセル剤のためのそのような担体として使用することができる。ソフトゼラチンカプセル剤のための適切な担体は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、半固体及び液体ポリオール類などである。しかし、活性物質の性質に応じて、ソフトゼラチンカプセル剤の場合は、通常担体を必要としない。液剤及びシロップ剤の製造に適切な担体は、例えば、水、ポリオール類、グリセロール、植物油などである。坐剤に適切な担体は、例えば、天然又は硬化油、ロウ、脂肪、半液体又は液体のポリオールなどである。
【0046】
さらに、医薬製剤は、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、着香剤、浸透圧を変化させる塩、緩衝剤、マスキング剤又は酸化防止剤を含むことができる。それらはまた、他の治療上有用な物質も更に含有することができる。
【0047】
式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩及び治療上不活性な担体を含有する医薬もまた、式Iの1つ以上の化合物及び/又は薬学的に許容し得る酸付加塩と、そして所望であれば、他の治療上有用な物質の1種以上とを、治療上不活性な担体の1種以上と共にガレヌス製剤の投与形態にすることを含む、その製造プロセスと同様に、本発明の目的である。
【0048】
本発明による最も好ましい適応症は、中枢神経系の障害、例えば、うつ病、精神病、パーキンソン病、不安症、注意欠陥多動性障害(ADHD)及び糖尿病の治療又は予防を含むそれらである。
【0049】
用量は、広い範囲内で変えることができ、当然それぞれの特定の症例における個別の要求に適合させなければならない。経口投与の場合、成人用の用量は、一般式Iの化合物の1日当たり約0.01mg〜約1000mg、又はその薬学的に許容し得る塩の対応する量で変えることができる。1日量を、1回量として又は分割量として投与してよく、加えて、必要性が示される場合、上限を超えることもできる。
【0050】
錠剤の処方(湿式顆粒化)
品目 成分 mg/錠剤
5mg 25mg 100mg 500mg
1.式Iの化合物 5 25 100 500
2.無水乳糖DTG 125 105 30 150
3.Sta-Rx 1500 6 6 6 30
4.微晶質セルロース 30 30 30 150
5.ステアリン酸マグネシウム 1 1 1 1
合計 167 167 167 831
【0051】
製造手順
1.品目1、2、3及び4を混合し、精製水で造粒する。
2.顆粒を50℃で乾燥させる。
3.顆粒を適切な微粉砕装置に通す。
4.品目5を加え、3分間混合し;適切な成形機で圧縮する。
【0052】
カプセルの処方
品目 成分 mg/カプセル
5mg 25mg 100mg 500mg
1.式Iの化合物 5 25 100 500
2.含水乳糖 159 123 148 ---
3.トウモロコシデンプン 25 35 40 70
4.タルク 10 15 10 25
5.ステアリン酸マグネシウム 1 2 2 5
合計 200 200 300 600
【0053】
製造手順
1.品目1、2及び3を適切なミキサーで30分間混合する。
2.品目4及び5を加え、3分間混合する。
3.適切なカプセルに充填する。
【0054】
中間体1
7−ブロモ−5−フルオロ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化9】
【0055】
工程A
DMF(2.5mL)中の市販されている7−ブロモ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル[CAS No. 396076-60-1](150mg、524μmol)及び炭酸セシウム(530mg、1.63mmol)の撹拌した溶液に、室温で、ヨードメタン(930mg、410μL、6.55mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1×30mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させて、7−ブロモ−5−フルオロ−1−メチルインドール−2−カルボン酸エチルを明褐色の固体(157mg、99%)として生成した:MS(ISP)m/z=300.4[(M+H)]、融点58℃。
【0056】
工程B
MeOH中の1M 水酸化カリウム溶液(5mL、5.0mmol)及び水(2.5mL)中の7−ブロモ−5−フルオロ−1−メチルインドール−2−カルボン酸エチル(工程A)(150mg、500μmol)の溶液を、60℃で45分間撹拌した。反応混合物を室温に冷やし、2M 塩酸溶液(3mL)で酸性化し、固体を濾別し、ジクロロメタン/MeOH 9:1で希釈し、溶液を乾燥させ(MgSO)、蒸発させて、7−ブロモ−5−フルオロ−1−メチルインドール−2−カルボン酸をオフホワイトの固体(132mg、97%)として生成した:MS(ISN)m/z=272.4[(M−H)]、融点245℃。
【0057】
工程C
THF(2mL)中の7−ブロモ−5−フルオロ−1−メチルインドール−2−カルボン酸(工程B)(125mg、459μmol)の撹拌した溶液を、0℃に冷却し、次にDMF(20μL)及び塩化オキサリル(117mg、80.4μL、919μmol)を加え、反応混合物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を蒸発乾固させ、残留物をTHF(3mL)に懸濁し、0℃に冷却した。その後、25%水酸化アンモニウム溶液(546mg、600μL、4.01mmol)を加え、反応混合物を0℃で10分間、引き続き、室温で30分間撹拌した。水(3mL)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、沈殿した固体を濾別し、水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、標記化合物をオフホワイトの固体(125mg、100%)として生成した:MS(ISN)m/z=271.2[(M−H)]、融点232℃。
【0058】
中間体2
7−ブロモ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化10】
【0059】
工程A
7−ブロモ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボン酸(オフホワイトの固体(129mg、95%)、MS(ISN)m/z=256.4[(M−H)]、融点282℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、市販されている7−ブロモ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル[CAS No. 396076-60-1](0.15g、0.52mmol)から調製した。
【0060】
工程B
標記化合物(オフホワイトの固体(125mg、100%)、MS(ISN)m/z=257.2[(M−H)]、融点188℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボン酸(工程A)(125mg、0.48mmol)から調製した。
【0061】
中間体3
7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化11】
【0062】
工程A
塩酸の撹拌した溶液(25%、50mL)に、市販されている4−アミノ−3−ブロモベンゾ−ニトリル(10g、50.8mmol)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、水(33mL)中の亜硝酸ナトリウム(4.03g、58.4mmol)の溶液を、温度を10℃未満に維持しながら、20分間かけて滴下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、塩酸(25%、75.3mL)中の塩化スズ(II)二水和物(51.5g、228mmol)の溶液を、反応混合物の温度を10℃未満に維持しながら、0℃でゆっくりと滴下した。反応物を0℃で1時間撹拌し、水酸化ナトリウム溶液(32%、220mL)で酸性化し、水(500mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×500mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。粗生成物(約10g、褐色の固体)を更にシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 3:2)により精製し、そしてトリチュレーション(ジエチルエーテル/ヘプタン)により、(2−ブロモ−4−シアノ−フェニル)−ヒドラジンを明褐色の固体(5.05g、47%)として生成した:MS(ISN)m/z=210.1[(M−H)]、融点115℃。
【0063】
工程B
(Z)−2−[(2−ブロモ−4−シアノ−フェニル)−ヒドラゾノ]−酪酸メチルエステル(7.33g、99%)(褐色の固体、MS(ISN)m/z=310.3[(M−H)]、融点103℃)を、中間体5、工程Bの一般方法に従って、(2−ブロモ−4−シアノ−フェニル)−ヒドラジン(工程A)(5.04g、23.8mmol)から調製した。
【0064】
工程C
7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(オフホワイトの固体(3.44g、50%)、MS(ISN)m/z=293.4[(M−H)]、融点248℃)を、中間体5、工程Cの一般方法に従って、(Z)−2−[(2−ブロモ−4−シアノ−フェニル)−ヒドラゾノ]−酪酸メチルエステル(工程B)(7.22g、23.3mmol)から調製した。
【0065】
工程D
7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(白色の固体(560mg、98%)、MS(ISN)m/z=277.2[(M−H)]、融点288℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(工程C)(0.6g、2.05mmol)から調製した。
【0066】
工程E
標記化合物(オフホワイトの固体(457mg、82%)、MS(ISN)m/z=276.4[(M−H)]、融点310℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(工程D)(560mg、2.01mmol)から調製した。
【0067】
中間体4
7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化12】
【0068】
工程A
7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸メチル(白色の固体(0.6g、95%)、MS(ISP)m/z=309.4[(M+H)]、融点170℃)を、中間体1、工程Aの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(中間体3、工程C)(0.6g、2.05mmol)から調製した。
【0069】
工程B
7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸(白色の固体(0.56g、99%)、MS(ISN)m/z=293.0[(M−H)]、融点259℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸メチル(工程A)(595mg、1.94mmol)から調製した。
【0070】
工程C
標記化合物(オフホワイトの固体(482mg、86%)、MS(ISN)m/z=292.4[(M−H)]、融点281℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸(工程B)(564mg、1.92mmol)から調製した。
【0071】
中間体5
7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化13】
【0072】
工程A
(2−ブロモ−4−クロロ−フェニル)−ヒドラジン(オフホワイトの固体(1.98g、60%)、MS(ISP)m/z=223.3[(M+H)]、融点102℃)を、中間体3、工程Aの一般方法に従って、市販されている2−ブロモ−4−クロロ−アニリン(3.1g、15.0mmol)から調製した。
【0073】
工程B
エタノール(6.5mL)中の(2−ブロモ−4−クロロ−フェニル)−ヒドラジン(工程A)(1.98g、8.94mmol)の撹拌した溶液を、0℃に冷却し、エタノール(2mL)中の市販されている2−ケト酪酸メチル(1.08g、1.04mL、9.3mmol)の溶液を0℃で15分間滴下した。混合物を室温で3時間撹拌した後、それを蒸発させた。粗物質(3.01g)をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 0〜20%)により精製して、(Z)−2−[(2−ブロモ−4−クロロ−フェニル)−ヒドラゾノ]−酪酸メチルエステル(2.67g、94%)を明黄色の固体として生成した:MS(ISP)m/z=321.3[(M+H)]、融点67℃。
【0074】
工程C
酢酸(30mL)中の(Z)−2−[(2−ブロモ−4−クロロ−フェニル)−ヒドラゾノ]−酪酸メチルエステル(工程B)(2.67g、8.35mmol)の撹拌した溶液に、塩化亜鉛(6.26g、46.0mmol)を室温で加え、混合物を還流条件下、1時間撹拌した。その後、反応混合物を氷/水(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。粗生成物(2.5g)をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 0〜20%)により更に精製し、ジエチルエーテル(5mL)及びヘプタン(15mL)でのトリチュレーションにより、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチルをオフホワイトの固体(2.02g、80%)として生成した:MS(ISN)m/z=302.3[(M−H)]、融点163.5℃。
【0075】
工程D
7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(オフホワイトの固体(0.75g、100%)、MS(ISN)m/z=288.4[(M−H)]、融点277℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(工程C)(0.79g、2.61mmol)から調製した。
【0076】
工程E
標記化合物(白色の固体(736mg、99%)、MS(ISN)m/z=287.4[(M−H)]、融点303℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(工程D)(745mg、2.58mmol)から調製した。
【0077】
中間体6
7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化14】
【0078】
工程A
7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸メチル(白色の固体(0.83g、99%)、MS(ISP)m/z=318.3[(M+H)]、融点113℃)を、中間体1、工程Aの一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(中間体5、工程C)(0.8g、2.64mmol)から調製した。
【0079】
工程B
7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸(オフホワイトの固体(0.78g、99%)、MS(ISN)m/z=302.4[(M−H)]、融点251℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸メチル(工程A)(0.82g、2.59mmol)から調製した。
【0080】
工程C
標記化合物(白色の固体(766mg、99%)、MS(ISN)m/z=301.4[(M−H)]、融点253℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸(工程B)(775mg、2.56mmol)から調製した。
【0081】
中間体7
7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化15】
【0082】
工程A
THF(7.7mL)中の市販されている4−アミノ−3−ブロモ−5−ヨードベンゾニトリル(0.5g、1.55mmol)の撹拌した溶液に、Boc−無水物(0.71g、755μL、3.25mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(18.9mg、155μmol)を加え、溶液を室温で3時間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 0〜50%)により精製して、明黄色の固体(0.74g)を生成し、これを引き続き、ジクロロメタン(2.2mL)に溶解し、0℃に冷却した。その後、トリフルオロ酢酸(318mg、215μL、2.79mmol)を加え、溶液を0℃で3時間撹拌した。飽和炭酸ナトリウム溶液(5mL)を加え、混合物をジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。粗生成物(0.69g)をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 0〜20%)により更に精製し、結晶化(ヘプタン)により、(2−ブロモ−4−シアノ−6−ヨード−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.42g、64%)をオフホワイトの固体として生成した:MS(ISN)m/z=421.3[(M−H)]、融点117.5℃。
【0083】
工程B
(2−ブロモ−4−シアノ−6−ヨード−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(工程A)(413mg、0.98mmol)、3,3−ジエトキシプロパ−1−イン(125mg、140μL、0.98mmol)、トリエチルアミン(395mg、544μL、3.9mmol)、ヨウ化銅(I)(5.58mg、29.3μmol)及びビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)クロリド(34.3mg、48.8μmol)の混合物を、室温で3時間撹拌した。その後、2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(297mg、292μL、1.95mmol)及びDMF(1.58mL)を加え、反応混合物を室温で17時間撹拌し、水(10mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。粗生成物(0.51g)を、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 0〜20%)により更に精製して、7−ブロモ−5−シアノ−2−ジエトキシメチル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.29g、64%)を明黄色の油状物として生成した:MS(EI)m/z=422[(M)]。
【0084】
工程C
7−ブロモ−5−シアノ−2−ジエトキシメチル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.29g、685μmol)をTHF(2mL)に溶解し、0℃に冷却した。その後、塩酸(37%、1.35g、1.14mL、13.7mmol)をすばやく加え、混合物を0℃で15分間、そして室温で5時間撹拌した。混合物を冷却し(氷浴)、飽和炭酸ナトリウム溶液(10mL)を加え、混合物を酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。粗生成物(0.18g)をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 0〜20%)により更に精製して、7−ブロモ−2−ホルミル−1H−インドール−5−カルボニトリル(0.17g、100%)を生成した:橙色の固体、MS(ISN)m/z=247.4[(M−H)]、融点117.5℃。
【0085】
工程D
MeOH(6.03mL)中の7−ブロモ−2−ホルミル−1H−インドール−5−カルボニトリル(0.17g、683μmol)の撹拌した溶液に、シアン化ナトリウム(167mg、3.41mmol)及び二酸化マンガン(297mg、3.41mmol)を加え、反応混合物を室温で17時間撹拌した。混合物を蒸発させ、水(20mL)を加え、混合物を酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。粗生成物(0.11g)をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 0〜20%)により更に精製して、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(0.105g、55%)を橙色の固体として生成した:MS(ISN)m/z=279.3[(M−H)]、融点248℃。
【0086】
工程E
7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボン酸(白色の固体(0.9g、100%)、MS(ISN)m/z=265.0[(M−H)]、融点310℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(工程D)(997mg、2.61mmol)から調製した。
【0087】
工程F
標記化合物(白色の固体(880mg、99%)、MS(ISN)m/z=264.0[(M−H)]、融点283.5℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボン酸(工程E)(896mg、3.38mmol)から調製した。
【0088】
中間体8
7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化16】
【0089】
工程A
7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボン酸エチル(オフホワイトの固体(0.44g、96%)、MS(ISP)m/z=309.0[(M+H)]、融点138℃)を、中間体1、工程Aの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(中間体7、工程D)(0.44g、1.5mmol)から調製した。
【0090】
工程B
7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボン酸(白色の固体(0.4g、100%)、MS(ISN)m/z=277.3[(M−H)]、融点287℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボン酸エチル(工程A)(0.44g、1.43mmol)から調製した。
【0091】
工程C
標記化合物(白色の固体(370mg、93%)、MS(ISN)m/z=276.0[(M−H)]、融点237.5℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボン酸(工程B)(0.4g、1.43mmol)から調製した。
【0092】
中間体9
7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化17】
【0093】
工程A
(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−ヒドラジン(白色の固体(1.63g、89%)、MS(ISP)m/z=205.1[(M+H)]、融点76℃)を、中間体3、工程Aの一般方法に従って、市販されている2−ブロモ−4−フルオロ−アニリン(1.7g、8.95mmol)から調製した。
【0094】
工程B
(Z)−2−[(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−ヒドラゾノ]−酪酸メチルエステル(2.03g、85%)(橙色の固体、MS(ISP)m/z=303.3[(M+H)]、融点44℃)を、中間体5、工程Bの一般方法に従って、(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−ヒドラジン(工程A)(1.62g、7.9mmol)から調製した。
【0095】
工程C
7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(明黄色の固体(1.62g、85%)、MS(ISN)m/z=286.3[(M−H)]、融点127℃)を、中間体5、工程Cの一般方法に従って、(Z)−2−[(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−ヒドラゾノ]−酪酸メチルエステル(工程B)(2.02g、6.66mmol)から調製した。
【0096】
工程D
7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(褐色の固体(0.73g、96%)、MS(ISN)m/z=272.1[(M−H)]、融点265℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(工程C)(0.8g、2.8mmol)から調製した。
【0097】
工程E
標記化合物(灰色の固体(613mg、84%)、MS(ISP)m/z=271.3[(M+H)]、融点273℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボン酸(工程D)(0.73g、2.68mmol)から調製した。
【0098】
中間体10
7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化18】
【0099】
工程A
7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸メチル(明黄色の固体(0.75g、89%)、MS(ISP)m/z=302.3[(M+H)]、融点76℃)を、中間体1、工程Aの一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(中間体9、工程C)(0.8g、2.8mmol)を調製した。
【0100】
工程B
7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸(白色の固体(687mg、97%)、MS(ISP)m/z=286.4[(M+H)]、融点225℃)を、中間体1、工程Bの一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸メチル(工程A)(0.74g、2.47mmol)から調製した。
【0101】
工程C
標記化合物(白色の固体(628mg、92%)、MS(ISP)m/z=287.3[(M+H)]、融点248℃)を、中間体1、工程Cの一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボン酸(工程B)(687mg、2.4mmol)から調製した。
【0102】
実施例1
7−(4−クロロ−フェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化19】

1,2−ジメトキシエタン(2.3mL)中の7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(98mg、335μmol)及び市販されている4−クロロフェニルボロン酸(68.2mg、436μmol)の撹拌した溶液に、室温で2M 炭酸ナトリウム溶液(559μL、1.12mmol)を加え、その後、反応混合物を超音波浴中、アルゴンで5分間かけてパージした。その後、トリフェニルホスフィン(17.6mg、67.1μmol)及び酢酸パラジウム(II)(7.53mg、33.5μmol)を加え、反応混合物を還流条件下、2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷やし、MgSOで濾過し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/MeOH 0〜5%)により精製し、ジクロロメタン/ヘプタンからの結晶化により、標記化合物を灰色の固体(90mg、83%)として生成した:MS(ISN)m/z=324.5[(M+H)]、融点237℃。
【0103】
実施例2
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化20】

標記化合物(褐色の固体(117mg、92%)、MS(ISP)m/z=287.5[(M+H)]、融点156℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1−メチルインドール−2−カルボン酸アミド(中間体1)(120mg、0.443mmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(80.5mg、0.575mmol)から調製した。
【0104】
実施例3
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−フェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化21】

標記化合物(明褐色の固体(117mg、92%)、MS(ISP)m/z=273.5[(M+H)]、融点162℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボン酸アミド(中間体2)(120mg、0.467mmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(84.9mg、0.607mmol)から調製した。
【0105】
実施例4
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化22】

標記化合物(白色の固体(63mg、82%)、MS(ISP)m/z=308.5[(M+H)]、融点216℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0106】
実施例5
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化23】

標記化合物(明灰色の固体(62mg、76%)、MS(ISP)m/z=326.5[(M+H)]、融点212℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0107】
実施例6
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
【化24】

標記化合物(明黄色の固体(74mg、83%)、MS(ISP)m/z=358.5[(M+H)]、融点195℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0108】
実施例7
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化25】

標記化合物(明褐色の固体(66mg、85%)、MS(ISP)m/z=312.5[(M+H)]、融点222℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0109】
実施例8
5−シアノ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化26】

標記化合物(明褐色の固体(67mg、78%)、MS(ISP)m/z=344.5[(M+H)]、融点243℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0110】
実施例9
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化27】

標記化合物(明褐色の固体(57mg、78%)、MS(ISP)m/z=292.4[(M+H)]、融点268℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0111】
実施例10
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化28】

標記化合物(明褐色の固体(66mg、85%)、MS(ISP)m/z=308.4[(M+H)]、融点291℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−フェニルボロン酸(50.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0112】
実施例11
5−クロロ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化29】

標記化合物(オフホワイトの固体(62mg、82%)、MS(ISP)m/z=301.5[(M+H)]、融点173℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0113】
実施例12
5−クロロ−7−(4−クロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化30】

標記化合物(オフホワイトの固体(63mg、79%)、MS(ISP)m/z=317.5[(M+H)]、融点252℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−フェニルボロン酸(50.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0114】
実施例13
5−クロロ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化31】

標記化合物(オフホワイトの固体(63mg、80%)、MS(ISP)m/z=317.5[(M+H)]、融点178℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0115】
実施例14
5−クロロ−7−(4−クロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化32】

標記化合物(オフホワイトの固体(66mg、79%)、MS(ISP)m/z=333.5[(M+H)]、融点195℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−フェニルボロン酸(50.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0116】
実施例15
5−クロロ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化33】

標記化合物(明褐色の固体(64mg、80%)、MS(ISP)m/z=321.4[(M+H)]、融点206℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0117】
実施例16
5−クロロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化34】

標記化合物(オフホワイトの固体(62mg、70%)、MS(ISP)m/z=353.4[(M+H)]、融点184℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0118】
実施例17
5−クロロ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化35】

標記化合物(オフホワイトの固体(56mg、67%)、MS(ISP)m/z=335.4[(M+H)]、融点196℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0119】
実施例18
5−クロロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
【化36】

標記化合物(白色の固体(59mg、64%)、MS(ISP)m/z=367.4[(M+H)]、融点206℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0120】
実施例19
5−シアノ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化37】

標記化合物(明褐色の固体(36mg、40%)、MS(ISP)m/z=360.4[(M+H)]、融点207℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0121】
実施例20
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化38】

標記化合物(明黄色の固体(54mg、72%)、MS(ISP)m/z=299.4[(M+H)]、融点294℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−シアノフェニルボロン酸(47.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0122】
実施例21
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
【化39】

標記化合物(オフホワイトの固体(75mg、80%)、MS(ISP)m/z=374.4[(M+H)]、融点106℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0123】
実施例22
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化40】

標記化合物(オフホワイトの固体(60mg、76%)、MS(ISP)m/z=315.4[(M+H)]、融点226℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−シアノフェニルボロン酸(47.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0124】
実施例23
5−クロロ−7−(4−シアノフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化41】

標記化合物(オフホワイトの固体(60mg、78%)、MS(ISP)m/z=310.4[(M+H)]、融点267℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている4−シアノフェニルボロン酸(47.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0125】
実施例24
5−クロロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化42】

標記化合物(オフホワイトの固体(57mg、62%)、MS(ISP)m/z=369.4[(M+H)]、融点149℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0126】
実施例25
5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化43】

標記化合物(オフホワイトの固体(70mg、87%)、MS(ISP)m/z=321.4[(M+H)]、融点196℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0127】
実施例26
5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化44】

標記化合物(黄色の固体(65mg、74%)、MS(ISP)m/z=353.3[(M+H)]、融点195℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0128】
実施例27
5−クロロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]インドール−2−カルボキサミド
【化45】

標記化合物(オフホワイトの固体(60mg、63%)、MS(ISP)m/z=383.4[(M+H)]、融点181℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0129】
実施例28
5−クロロ−7−(4−シアノフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化46】

標記化合物(オフホワイトの固体(67mg、83%)、MS(ISP)m/z=324.4[(M+H)]、融点199℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている4−シアノフェニルボロン酸(47.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0130】
実施例29
5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化47】

標記化合物(白色の固体(27mg、32%)、MS(ISP)m/z=335.4[(M+H)]、融点220℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0131】
実施例30
5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化48】

標記化合物(白色の固体(62mg、67%)、MS(ISP)m/z=367.3[(M+H)]、融点221℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0132】
実施例31
5−クロロ−7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化49】

標記化合物(オフホワイトの固体(50mg、59%)、MS(ISP)m/z=335.3[(M+H)]、融点283℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体5)(71.9mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−3−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0133】
実施例32
5−クロロ−7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化50】

標記化合物(オフホワイトの固体(68mg、77%)、MS(ISP)m/z=351.4[(M+H)]、融点192℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−クロロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体6)(75.4mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−3−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0134】
実施例33
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化51】

標記化合物(明灰色の固体(53mg、71%)、MS(ISP)m/z=335.4[(M+H)]、融点262℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0135】
実施例34
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化52】

標記化合物(明灰色の固体(52mg、75%)、MS(ISP)m/z=280.1[(M+H)]、融点234℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0136】
実施例35
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化53】

標記化合物(オフホワイトの固体(58mg、79%)、MS(ISP)m/z=296.0[(M+H)]、融点267.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−フェニルボロン酸(50.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0137】
実施例36
5−シアノ−7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化54】

標記化合物(オフホワイトの固体(60mg、73%)、MS(ISP)m/z=330.4[(M+H)]、融点277.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0138】
実施例37
5−シアノ−1−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
【化55】

標記化合物(オフホワイトの固体(68mg、79%)、MS(ISP)m/z=344.5[(M+H)]、融点171℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0139】
実施例38
5−シアノ−7−(4−フルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化56】

標記化合物(灰色の固体(60mg、82%)、MS(ISP)m/z=294.4[(M+H)]、融点203.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0140】
実施例39
7−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化57】

標記化合物(白色の固体(63mg、81%)、MS(ISP)m/z=310.4[(M+H)]、融点176℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−フェニルボロン酸(50.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0141】
実施例40
5−シアノ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化58】

標記化合物(オフホワイトの固体(58mg、75%)、MS(ISP)m/z=312.5[(M+H)]、融点184.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0142】
実施例41
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化59】

標記化合物(明褐色の固体(50mg、67%)、MS(ISP)m/z=298.5[(M+H)]、融点289.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0143】
実施例42
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化60】

標記化合物(明黄色の固体(59mg、72%)、MS(ISP)m/z=330.4[(M+H)]、融点276.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0144】
実施例43
5−シアノ−7−(4−シアノフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化61】

標記化合物(オフホワイトの固体(35mg、49%)、MS(ISP)m/z=287.5[(M+H)]、融点299℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−シアノフェニルボロン酸(47.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0145】
実施例44
5−シアノ−7−[4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化62】

標記化合物(明褐色の固体(61mg、71%)、MS(ISP)m/z=346.4[(M+H)]、融点247℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0146】
実施例45
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化63】

標記化合物(白色の固体(43mg、60%)、MS(ISP)m/z=287.4[(M+H)]、融点219℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0147】
実施例46
7−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化64】

標記化合物(白色の固体(30mg、40%)、MS(ISP)m/z=303.4[(M+H)]、融点230℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−フェニルボロン酸(50.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0148】
実施例47
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化65】

標記化合物(明黄色の固体(46mg、60%)、MS(ISP)m/z=305.1[(M+H)]、融点208℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0149】
実施例48
5−フルオロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化66】

標記化合物(明褐色の固体(51mg、61%)、MS(ISP)m/z=337.1[(M+H)]、融点200℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0150】
実施例49
5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化67】

標記化合物(明黄色の固体(58mg、77%)、MS(ISP)m/z=301.1[(M+H)]、融点202℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−フェニルボロン酸(45.5mg、0.325mmol)から調製した。
【0151】
実施例50
7−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化68】

標記化合物(明黄色の固体(55mg、69%)、MS(ISP)m/z=317.1[(M+H)]、融点210℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−フェニルボロン酸(50.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0152】
実施例51
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−インドール−2−カルボキサミド
【化69】

標記化合物(白色の固体(61mg、70%)、MS(ISP)m/z=351.1[(M+H)]、融点222℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(61.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0153】
実施例52
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化70】

標記化合物(白色の固体(57mg、72%)、MS(ISP)m/z=319.1[(M+H)]、融点186℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている3,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0154】
実施例53
7−(4−シアノフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化71】

標記化合物(明黄色の固体(49mg、67%)、MS(ISP)m/z=294.1[(M+H)]、融点230℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−シアノフェニルボロン酸(47.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0155】
実施例54
5−フルオロ−3−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化72】

標記化合物(灰色の固体(50mg、57%)、MS(ISP)m/z=353.1[(M+H)]、融点108℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0156】
実施例55
7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化73】

標記化合物(白色の固体(35mg、46%)、MS(ISP)m/z=305.2[(M+H)]、融点200℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0157】
実施例56
7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化74】

標記化合物(白色の固体(40mg、47%)、MS(ISP)m/z=339.1[(M+H)]、融点198℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0158】
実施例57
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化75】

標記化合物(オフホワイトの固体(51mg、65%)、MS(ISP)m/z=314.0[(M+H)]、融点286.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−2−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0159】
実施例58
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化76】

標記化合物(白色の固体(34mg、42%)、MS(ISP)m/z=328.1[(M+H)]、融点192℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−2−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0160】
実施例59
7−(4−シアノフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化77】

標記化合物(白色の固体(52mg、68%)、MS(ISP)m/z=308.2[(M+H)]、融点245℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−シアノフェニルボロン酸(47.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0161】
実施例60
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
【化78】

標記化合物(明灰色の固体(56mg、61%)、MS(ISP)m/z=367.2[(M+H)]、融点171℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0162】
実施例61
7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化79】

標記化合物(白色の固体(52mg、59%)、MS(ISP)m/z=353.1[(M+H)]、融点169℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0163】
実施例62
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化80】

標記化合物(白色の固体(43mg、55%)、MS(ISP)m/z=312.1[(M+H)]、融点206.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0164】
実施例63
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化81】

標記化合物(白色の固体(39mg、45%)、MS(ISP)m/z=344.1[(M+H)]、融点222.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0165】
実施例64
7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化82】

標記化合物(白色の固体(16mg、20%)、MS(ISP)m/z=319.1[(M+H)]、融点192℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0166】
実施例65
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化83】

標記化合物(白色の固体(56mg、73%)、MS(ISP)m/z=308.1[(M+H)]、融点220℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−3−メチル−フェニルボロン酸(50.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0167】
実施例66
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化84】

標記化合物(明褐色の固体(53mg、72%)、MS(ISP)m/z=294.1[(M+H)]、融点247℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−3−メチル−フェニルボロン酸(50.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0168】
実施例67
5−シアノ−1−メチル−7−(4−ニトロフェニル)−インドール−2−カルボキサミド
【化85】

標記化合物(黄色の固体(64mg、80%)、MS(ISP)m/z=321.1[(M+H)]、融点236℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−ニトロ−フェニルボロン酸(54.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0169】
実施例68
5−シアノ−7−(4−ニトロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化86】

標記化合物(黄色の固体(30mg、39%)、MS(ISP)m/z=307.1[(M+H)]、融点269℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−ニトロ−フェニルボロン酸(54.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0170】
実施例69
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化87】

標記化合物(オフホワイトの固体(46mg、59%)、MS(ISP)m/z=311.1[(M+H)]、融点209℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2−クロロ−ピリジン−4−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。
【0171】
実施例70
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化88】

標記化合物(明赤色の固体(17mg、23%)、MS(ISP)m/z=297.1[(M+H)]、融点297℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている2−クロロ−ピリジン−4−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。
【0172】
実施例71
5−シアノ−7−(4−メトキシフェニル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化89】

標記化合物(オフホワイトの固体(61mg、80%)、MS(ISP)m/z=306.1[(M+H)]、融点206.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−メトキシ−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0173】
実施例72
5−シアノ−7−(4−メトキシフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化90】

標記化合物(明灰色の固体(49mg、67%)、MS(ISP)m/z=292.1[(M+H)]、融点255℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−メトキシ−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0174】
実施例73
5−シアノ−1−メチル−7−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]インドール−2−カルボキサミド
【化91】

標記化合物(オフホワイトの固体(66mg、74%)、MS(ISP)m/z=360.1[(M+H)]、融点176℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−トリフルオロメトキシ−フェニルボロン酸(66.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0175】
実施例74
5−フルオロ−3−メチル−7−(4−メチルフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化92】

標記化合物(オフホワイトの固体(52mg、74%)、MS(ISP)m/z=283.1[(M+H)]、融点192℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されているp−トリルボロン酸(44.2mg、0.325mmol)から調製した。
【0176】
実施例75
5−フルオロ−3−メチル−7−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化93】

標記化合物(白色の固体(19mg、24%)、MS(ISP)m/z=323.1[(M+H)]、融点209℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている2,3,4−トリフルオロフェニルボロン酸(57.2mg、0.325mmol)から調製した。
【0177】
実施例76
5−フルオロ−7−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化94】

標記化合物(白色の固体(47mg、63%)、MS(ISP)m/z=299.1[(M+H)]、融点217℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−メトキシ−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0178】
実施例77
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化95】

標記化合物(白色の固体(41mg、51%)、MS(ISP)m/z=321.1[(M+H)]、融点216℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−2−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0179】
実施例78
5−フルオロ−3−メチル−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化96】

標記化合物(明橙色の固体(29mg、43%)、MS(ISP)m/z=270.2[(M+H)]、融点270℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されているピリジン−4−イルボロン酸(39.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0180】
実施例79
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−(4−メチルフェニル)インドール−2−カルボキサミド
【化97】

標記化合物(白色の固体(43mg、58%)、MS(ISP)m/z=297.2[(M+H)]、融点174℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されているp−トリルボロン酸(44.2mg、0.325mmol)から調製した。
【0181】
実施例80
5−フルオロ−7−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化98】

標記化合物(明灰色の固体(49mg、63%)、MS(ISP)m/z=313.2[(M+H)]、融点156℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−メトキシ−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0182】
実施例81
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化99】

標記化合物(オフホワイトの固体(28mg、33%)、MS(ISP)m/z=335.2[(M+H)]、融点194℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−2−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0183】
実施例82
5−フルオロ−3−メチル−7−フェニル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化100】

標記化合物(オフホワイトの固体(48mg、72%)、MS(ISP)m/z=269.2[(M+H)]、融点151℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されているフェニルボロン酸(39.6mg、0.325mmol)から調製した。
【0184】
実施例83
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化101】

標記化合物(灰色の固体(48mg、64%)、MS(ISP)m/z=301.2[(M+H)]、融点200℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体9)(67.8mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−3−メチル−フェニルボロン酸(50.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0185】
実施例84
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−フェニルインドール−2−カルボキサミド
【化102】

標記化合物(白色の固体(50mg、71%)、MS(ISP)m/z=283.2[(M+H)]、融点191℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されているフェニルボロン酸(39.6mg、0.325mmol)から調製した。
【0186】
実施例85
5−フルオロ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化103】

標記化合物(明黄色の固体(55mg、70%)、MS(ISP)m/z=315.2[(M+H)]、融点194℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−3−メチル−フェニルボロン酸(50.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0187】
実施例86
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化104】

標記化合物(明黄色の固体(30mg、43%)、MS(ISP)m/z=281.1[(M+H)]、融点331℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている6−フルオロ−ピリジン−3−イルボロン酸(45.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0188】
実施例87
5−フルオロ−1,3−ジメチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
【化105】

標記化合物(白色の固体(39mg、55%)、MS(ISP)m/z=284.2[(M+H)]、融点217℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−フルオロ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体10)(71.3mg、250μmol)及び市販されているピリジン−4−イルボロン酸(39.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0189】
実施例88
5−シアノ−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化106】

標記化合物(明黄色の固体(33mg、50%)、MS(ISP)m/z=263.1[(M+H)]、融点341℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されているピリジン−4−イルボロン酸(39.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0190】
実施例89
5−シアノ−1−メチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
【化107】

標記化合物(白色の固体(40mg、58%)、MS(ISP)m/z=277.1[(M+H)]、融点208.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されているピリジン−4−イルボロン酸(39.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0191】
実施例90
5−シアノ−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化108】

標記化合物(白色の固体(54mg、69%)、MS(ISP)m/z=316.1[(M+H)]、融点274℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている3,4,5−トリフルオロ−フェニルボロン酸(57.2mg、0.325mmol)から調製した。
【0192】
実施例91
5−シアノ−1−メチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)インドール−2−カルボキサミド
【化109】

標記化合物(明灰色の固体(50mg、61%)、MS(ISP)m/z=330.1[(M+H)]、融点217.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている3,4,5−トリフルオロ−フェニルボロン酸(57.2mg、0.325mmol)から調製した。
【0193】
実施例92
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化110】

標記化合物(明黄色の固体(63mg、80%)、MS(ISN)m/z=312.1[(M−H)]、融点260.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−3−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0194】
実施例93
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化111】

標記化合物(オフホワイトの固体(53mg、65%)、MS(ISP)m/z=328.1[(M+H)]、融点183.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−3−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0195】
実施例94
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化112】

標記化合物(オフホワイトの固体(49mg、67%)、MS(ISP)m/z=295.1[(M+H)]、融点203.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2−フルオロ−ピリジン−4−イルボロン酸(45.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0196】
実施例95
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化113】

標記化合物(明褐色の固体(22mg、30%)、MS(ISP)m/z=292.1[(M+H)]、融点279.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている4−ヒドロキシメチル−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0197】
実施例96
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化114】

標記化合物(オフホワイトの固体(48mg、63%)、MS(ISP)m/z=306.1[(M+H)]、融点240℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−ヒドロキシメチル−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0198】
実施例97
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化115】

標記化合物(明黄色の固体(14mg、20%)、MS(ISP)m/z=281.1[(M+H)]、融点285℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている2−フルオロ−ピリジン−4−イルボロン酸(45.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0199】
実施例98
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化116】

標記化合物(明黄色の固体(35mg、47%)、MS(ISP)m/z=297.1[(M+H)]、融点266.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体7)(66mg、250μmol)及び市販されている6−クロロ−ピリジン−3−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。
【0200】
実施例99
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド
【化117】

標記化合物(白色の固体(51mg、66%)、MS(ISP)m/z=311.1[(M+H)]、融点189℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1−メチルインドール−2−カルボキサミド(中間体8)(69.5mg、250μmol)及び市販されている6−クロロ−ピリジン−3−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。
【0201】
実施例100
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)インドール−2−カルボキサミド
【化118】

標記化合物(オフホワイトの固体(30mg、35%)、MS(ISP)m/z=344.1[(M+H)]、融点232.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている3,4,5−トリフルオロ−フェニルボロン酸(57.2mg、0.325mmol)から調製した。
【0202】
実施例101
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化119】

標記化合物(明灰色の固体(25mg、31%)、MS(ISP)m/z=322.2[(M+H)]、融点223℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−3−メチル−フェニルボロン酸(50.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0203】
実施例102
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化120】

標記化合物(オフホワイトの固体(29mg、44%)、MS(ISP)m/z=342.1[(M+H)]、融点179℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−3−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0204】
実施例103
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化121】

標記化合物(オフホワイトの固体(25mg、28%)、MS(ISP)m/z=358.1[(M+H)]、融点177.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0205】
実施例104
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化122】

標記化合物(オフホワイトの固体(46mg、54%)、MS(ISP)m/z=342.1[(M+H)]、融点213.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−2−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0206】
実施例105
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化123】

標記化合物(オフホワイトの固体(44mg、54%)、MS(ISP)m/z=326.1[(M+H)]、融点219℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0207】
実施例106
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化124】

標記化合物(明黄色の固体(55mg、68%)、MS(ISP)m/z=325.1[(M+H)]、融点160℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている2−クロロ−ピリジン−4−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。
【0208】
実施例107
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化125】

標記化合物(明黄色の固体(62mg、80%)、MS(ISP)m/z=309.1[(M+H)]、融点163℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている2−フルオロ−ピリジン−4−イルボロン酸(45.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0209】
実施例108
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化126】

標記化合物(明黄色の固体(65mg、80%)、MS(ISP)m/z=325.1[(M+H)]、融点197℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている6−クロロ−ピリジン−3−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。
【0210】
実施例109
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化127】

標記化合物(オフホワイトの固体(65mg、84%)、MS(ISP)m/z=309.1[(M+H)]、融点183℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている6−フルオロ−ピリジン−3−イルボロン酸(45.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0211】
実施例110
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド
【化128】

標記化合物(オフホワイトの固体(62mg、78%)、MS(ISP)m/z=320.2[(M+H)]、融点166.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されている4−ヒドロキシメチル−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0212】
実施例111
5−シアノ−3−メチル−7−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化129】

標記化合物(オフホワイトの固体(24mg、29%)、MS(ISP)m/z=330.2[(M+H)]、融点240℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている3,4,5−トリフルオロ−フェニルボロン酸(57.2mg、0.325mmol)から調製した。
【0213】
実施例112
5−シアノ−7−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化130】

標記化合物(オフホワイトの固体(11mg、14%)、MS(ISP)m/z=308.2[(M+H)]、融点212.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−フルオロ−3−メチル−フェニルボロン酸(50.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0214】
実施例113
5−シアノ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化131】

標記化合物(オフホワイトの固体(25mg、29%)、MS(ISP)m/z=344.1[(M+H)]、融点272.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジクロロ−フェニルボロン酸(62.0mg、0.325mmol)から調製した。
【0215】
実施例114
5−シアノ−3−メチル−7−ピリジン−4−イル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化132】

標記化合物(黄色の固体(30mg、43%)、MS(ISP)m/z=277.1[(M+H)]、融点316.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されているピリジン−4−イルボロン酸(39.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0216】
実施例115
5−シアノ−1,3−ジメチル−7−ピリジン−4−イルインドール−2−カルボキサミド
【化133】

標記化合物(明黄色の固体(49mg、68%)、MS(ISP)m/z=291.1[(M+H)]、融点259℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−1,3−ジメチルインドール−2−カルボキサミド(中間体4)(73mg、250μmol)及び市販されているピリジン−4−イルボロン酸(39.9mg、0.325mmol)から調製した。
【0217】
実施例116
5−シアノ−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化134】

標記化合物(オフホワイトの固体(58mg、76%)、MS(ISP)m/z=306.1[(M+H)]、融点224℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−ヒドロキシメチル−フェニルボロン酸(49.4mg、0.325mmol)から調製した。
【0218】
実施例117
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化135】

標記化合物(白色の固体(51mg、62%)、MS(ISP)m/z=328.0[(M+H)]、融点299℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−3−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0219】
実施例118
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化136】

標記化合物(明黄色の固体(30mg、37%)、MS(ISP)m/z=328.1[(M+H)]、融点297℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている4−クロロ−2−フルオロ−フェニルボロン酸(56.7mg、0.325mmol)から調製した。
【0220】
実施例119
5−シアノ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化137】

標記化合物(白色の固体(22mg、28%)、MS(ISP)m/z=312.1[(M+H)]、融点266.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2,4−ジフルオロ−フェニルボロン酸(51.3mg、0.325mmol)から調製した。
【0221】
実施例120
5−シアノ−7−(2−フルオロピリジン−4−イル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化138】

標記化合物(白色の固体(24mg、33%)、MS(ISP)m/z=295.1[(M+H)]、融点248.5℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2−フルオロ−ピリジン−4−イルボロン酸(45.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0222】
実施例121
7−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化139】

標記化合物(オフホワイトの固体(37mg、48%)、MS(ISP)m/z=311.1[(M+H)]、融点265℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている6−クロロ−ピリジン−3−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。
【0223】
実施例122
5−シアノ−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化140】

標記化合物(オフホワイトの固体(55mg、75%)、MS(ISP)m/z=295.1[(M+H)]、融点298℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている6−フルオロ−ピリジン−3−イルボロン酸(45.8mg、0.325mmol)から調製した。
【0224】
実施例123
7−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド
【化141】

標記化合物(明赤色の固体(19mg、25%)、MS(ISP)m/z=311.0[(M+H)]、融点253℃)を、実施例1の一般方法に従って、7−ブロモ−5−シアノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキサミド(中間体3)(69.5mg、250μmol)及び市販されている2−クロロ−ピリジン−4−イルボロン酸(51.1mg、0.325mmol)から調製した。