(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6231698
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】二重移動インジケータ
(51)【国際特許分類】
A61L 2/28 20060101AFI20171106BHJP
A61L 2/07 20060101ALI20171106BHJP
【FI】
A61L2/28
A61L2/07
【請求項の数】16
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-555762(P2016-555762)
(86)(22)【出願日】2015年2月23日
(65)【公表番号】特表2017-506985(P2017-506985A)
(43)【公表日】2017年3月16日
(86)【国際出願番号】US2015017090
(87)【国際公開番号】WO2015134220
(87)【国際公開日】20150911
【審査請求日】2016年11月4日
(31)【優先権主張番号】14/250,021
(32)【優先日】2014年4月10日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/197,932
(32)【優先日】2014年3月5日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】302044247
【氏名又は名称】アメリカン ステリライザー カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147500
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 雅啓
(74)【代理人】
【識別番号】100166235
【弁理士】
【氏名又は名称】大井 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100179914
【弁理士】
【氏名又は名称】光永 和宏
(74)【代理人】
【識別番号】100179936
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 明日香
(72)【発明者】
【氏名】バラ、ハリー
(72)【発明者】
【氏名】バラ、マーク
【審査官】
齊藤 光子
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第95/024622(WO,A1)
【文献】
米国特許第05158363(US,A)
【文献】
米国特許第03981683(US,A)
【文献】
米国特許第04448548(US,A)
【文献】
特開平07−171206(JP,A)
【文献】
米国特許第05602804(US,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0047176(US,A1)
【文献】
特開2011−085538(JP,A)
【文献】
特開2003−180804(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61L 2/00−28
G01K 1/00−19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの異なる滅菌条件に対するインジケータであって、
長さおよび幅を有する熱伝導性材料から形成された基部要素であって、その長手方向中心線に沿いかつそれを中心に延在する、内部に形成された凹部を有し、前記凹部が、前記基部要素の前記長さおよび前記幅より小さく前記基部要素内に形成されている、基部要素と、
前記基部要素の上に配置された第1接着剤層と、
前記凹部内に堆積したインジケータ化学組成物と、
少なくとも部分的に前記インジケータ化学組成物と接触して配置され、かつ少なくとも部分的に前記凹部内に配置されたウィッキング材であって、前記基部要素の前記長さおよび前記幅より小さく延在しているウィッキング材と、
前記基部要素、前記ウィッキング材および前記インジケータ化学組成物の上にわたって配置されたフィルム層と、
前記フィルム層の上にわたって配置された紙層と、
前記紙層と前記フィルム層との間に配置された第2接着剤層と、
第1パスゾーンと、
第2パスゾーンと、
を備え、
前記紙層および前記第2接着剤層が、前記フィルム層を通して前記ウィッキング材を視認可能とする窓を含み、
前記紙層が第1マーカおよび第2マーカを含み、前記第1マーカが前記インジケータ化学組成物から間に第1距離があって長手方向に間隔を空けて配置され、前記第2マーカが前記インジケータ化学組成物から間に第2距離があって長手方向に間隔を空けて配置されており、前記第2距離が前記第1距離より大きく、
前記第1パスゾーンが前記第1マーカの位置と前記第1マーカを越える領域とによって画定され、前記第2パスゾーンが前記第2マーカの位置と前記第2マーカを越える領域とによって画定されており、
前記インジケータが、第1所定期間の第1所定温度での滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第1パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、または第2所定期間の第2所定温度での滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第2パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示すように構成される、インジケータ。
【請求項2】
前記インジケータ化学組成物が感温材を含む、請求項1に記載のインジケータ。
【請求項3】
前記インジケータ化学組成物が染料を含む、請求項2に記載のインジケータ。
【請求項4】
前記フィルム層が無延伸ポリプロピレンから形成されている、請求項1に記載のインジケータ。
【請求項5】
前記無延伸ポリプロピレンが、2.0ミルから2.2ミルの厚さ又は3.0ミルから3.2ミルの厚さを有する、請求項4に記載のインジケータ。
【請求項6】
前記基部要素がアルミニウムである、請求項1に記載のインジケータ。
【請求項7】
前記基部要素が、3ミルの厚さを有するアルミニウムである、請求項6に記載のインジケータ。
【請求項8】
前記第1接着剤層及び前記第2接着剤層の少なくとも一方がアクリル系接着剤から形成されている、請求項1に記載のインジケータ。
【請求項9】
前記フィルム層が2.0ミルから2.2ミルの厚さ又は3.0ミルから3.2ミルの厚さを有する無延伸ポリプロピレンから形成されており、
前記ウィッキング材が66g/m2から186g/m2の坪量及び7.3ミルから13.3ミルの厚さを有するウィッキング紙から形成されており、
121℃での12分間、15分間または20分間の滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第1マーカを越えて前記第1パスゾーン内の位置まで吸い上がり、許容可能な滅菌レベルを示すように、前記第1マーカが配置されているか、
132℃での4分間の滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第2マーカを越えて前記第2パスゾーン内の位置まで吸い上がり、許容可能な滅菌レベルを示すように、前記第2マーカが配置されているか、又は
121℃での12分間、15分間または20分間の滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第1マーカを越えて前記第1パスゾーン内の位置まで吸い上がり、許容可能な滅菌レベルを示すように、前記第1マーカが配置されており、かつ132℃での4分間の滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第2マーカを越えて前記第2パスゾーン内の位置まで吸い上がり、許容可能な滅菌レベルを示すように、前記第2マーカが配置されている
請求項1に記載のインジケータ。
【請求項10】
前記フィルム層が2.0ミルから2.2ミルの厚さ又は3.0ミルから3.2ミルの厚さを有する無延伸ポリプロピレンから形成されており、
前記ウィッキング材が66g/m2から186g/m2の坪量及び7.3ミルから13.3ミルの厚さを有するウィッキング紙から形成されており、
134℃での3.5分間、4分間、5分間または7分間の滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第2マーカを越えて前記第2パスゾーン内の位置まで吸い上がり、許容可能な滅菌レベルを示すように、前記第2マーカが配置されている、
請求項1に記載のインジケータ。
【請求項11】
前記フィルム層が2.0ミルから2.2ミルの厚さ又は3.0ミルから3.2ミルの厚さを有する無延伸ポリプロピレンから形成されており、
前記ウィッキング材が66g/m2から186g/m2の坪量及び7.3ミルから13.3ミルの厚さを有するウィッキング紙から形成されており、
135℃での3分間の滅菌プロセスの後に、前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第2マーカを越えて前記第2パスゾーン内の位置まで吸い上がり、許容可能な滅菌レベルを示すように、前記第2マーカが配置されている、
請求項1に記載のインジケータ。
【請求項12】
長さが2.5インチから4インチである、請求項1に記載のインジケータ。
【請求項13】
前記ウィッキング材が、66g/m2から186g/m2の坪量を有するウィッキング紙から形成されている、請求項1に記載のインジケータ。
【請求項14】
前記ウィッキング材が、7.3ミルから13.3ミルの厚さを有するウィッキング紙から形成されている、請求項1に記載のインジケータ。
【請求項15】
少なくとも2つの異なる滅菌条件に対するインジケータであって、
長さおよび幅を有する熱伝導性材料から形成された基部要素であって、その長手方向中心線に沿いかつそれを中心に延在する、内部に形成された凹部を有し、前記凹部が、前記基部要素の前記長さおよび前記幅より小さく前記基部要素内に形成されている、基部要素と、
前記基部要素の上に配置された第1接着剤層と、
前記凹部内に堆積したインジケータ化学組成物と、
少なくとも部分的に前記インジケータ化学組成物と接触して配置され、かつ少なくとも部分的に前記凹部内に配置されたウィッキング材であって、前記基部要素の前記長さおよび前記幅より小さく延在しているウィッキング材と、
前記基部要素、前記ウィッキング材および前記インジケータ化学組成物の上にわたって配置されたフィルム層と、
前記フィルム層の上にわたって配置された紙層と、
前記紙層と前記フィルム層との間に配置された第2接着剤層と、
第1パスゾーンと、
第2パスゾーンと、
を備え、
前記紙層および前記第2接着剤層が、前記フィルム層を通して前記ウィッキング材を視認可能とする窓を含み、
前記紙層が第1マーカおよび第2マーカを含み、前記第1マーカが前記インジケータ化学組成物から間に第1距離があって長手方向に間隔を空けて配置され、前記第2マーカが前記インジケータ化学組成物から間に第2距離があって長手方向に間隔を空けて配置されており、前記第2距離が前記第1距離より大きく、
前記第1パスゾーンが前記第1マーカと前記第2マーカとの間の領域によって画定され、前記第2パスゾーンが前記第2マーカを越える領域によって画定されており、
前記インジケータが、第1所定期間の第1所定温度の後に前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第1パスゾーン内の位置まで吸い上がるとともに前記第2マーカを越えて吸い上がっていないときか、又は第2所定期間の第2所定温度の滅菌プロセスの後に前記インジケータ化学組成物が前記ウィッキング材に沿って前記第2パスゾーン内の位置まで吸い上がるときに、滅菌の許容可能なレベルを示すように構成されており、
前記フィルム層が2.2ミルの厚さを有する無延伸ポリプロピレンから形成されており、前記ウィッキング材が66g/m2の坪量及び7.3ミルの厚さを有するウィッキング紙から形成されている、
インジケータ。
【請求項16】
前記第1所定温度が121℃であり、前記第1所定時間が12分間、15分間、20分間または30分間であり、前記第2所定温度が132℃であり、前記第2所定時間が4分間である、請求項15に記載のインジケータ。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
熱が微生物を破壊することは周知である。水分の存在により、微生物を構成するたんぱく質の変性および凝固によってこの破壊が加速する。大部分の微生物は十分な水を含んでおり、たとえば80℃〜100℃等の適度の熱のみで微生物が破壊される。一方、多くの細菌芽胞は実質的に水を含んでおらず、乾熱が使用される場合、それらを破壊するためには150℃を超える高温を必要とする。このため、こうした微生物の破壊は、一般に、オートクレーブにおいて蒸気の存在下で行われる。
【0002】
こうした蒸気滅菌は、一般に、約250°F(121℃)の温度で少なくとも12分間から15分間行われるか、またはたとえば270°F(132℃)等のより高い温度でより短い時間で行われる。多くの場合、十分な安全裕度を確保するために、30分間程度の時間が使用される。こうした長い滅菌時間により、蒸気がオートクレーブを通してかつその中身のすべての間に浸透したというより大きな確信が、オペレータに与えられる。しかしながら、こうした長い熱サイクルは、時間の節約、エネルギー消費、および幾つかのタイプの滅菌材料、たとえば布ガウン、ドレープ等の有用な耐用年数の深刻な短縮という観点から不都合である。
【0003】
時々、すべての微生物が破壊されたと確信して滅菌の質制御を可能にする滅菌インジケータを開発する試みがなされてきた。1つの現時点で使用されている方法は、芽胞のストリップまたはサンプルを使用することによる。対照標準として、破壊することが特に困難な芽胞、たとえば、枯草菌(Bacillus Subtilis var.Niger)および好熱性細菌(Bacillus Stearothermophilus)が選択される。芽胞のストリップまたはサンプルは、滅菌すべき材料とともにオートクレーブ内に配置される。滅菌サイクルの最後に、芽胞のストリップまたはサンプルを調べて、好適な培地において微生物を成長させることが可能か否か判断される。芽胞を再生できないことは、芽胞の死滅、したがって適切な滅菌を示す。
【0004】
この対照法は正確であるが、それにはいくつかの固有の不都合がある。すなわち、(1)過度のコスト、(2)処理と対照データとの間の遅れ、(3)芽胞のバッチ毎のばらつきおよび(4)保管時間の経過により芽胞の耐熱性が低下することである。
【0005】
化学的なタイプの滅菌インジケータを考案するいくつかの試みがなされてきた。1つのこうした製品は、Temp−Tubeとして知られており、たとえば、Kelsonの(特許文献1)、Whiteの(特許文献2)およびWhiteの(特許文献3)に開示されている。この装置は、滅菌温度に対応する融点を有する化合物を収容する封止されたチューブからなる。この装置は、融点に達すると、オートクレーブが、ある期間、融点を超えるかまたは融点未満の温度で保持されたか否かを示すことができる。
【0006】
他の滅菌インジケータが知られている。1つのこうしたインジケータは、Larssonの(特許文献4)に開示されており、ウィッキングストリップと接触する、酸素および窒素を含有する有機化合物を有するアルミ箔の裏張りストリップと、有機化合物およびウィッキングストリップの上に重なるカバーストリップとを使用する。カバーストリップは、ストリップをモニタリングされる温度で動作可能にするのに十分な速度で水蒸気が通過するのを可能にする、ポリマーの速度制御フィルムである。
【0007】
Larssonの装置に対する1つの欠点は、インジケータが滅菌の許容可能なレベル(たとえば、温度が、指定された期間、最小値で保持されたこと)を示す温度パラメータおよび時間パラメータが、十分に制御されないということである。したがって、インジケータは、必要なレベルの滅菌が、実際には発生していないときに発生したと示す可能性がある。
【0008】
別のこうしたインジケータは、Foleyの(特許文献5)に開示されている。Folayの装置は、アルミニウムの裏材のエンボス加工部分に、錠剤の形態の可溶性物質を堆積させる蒸気滅菌インジケータに関する。可溶性錠剤に近接して、裏材にウィッキングストリップが取り付けられる。透明なプラスチック材料が錠剤およびストリップを覆い、裏材に接着される。
【0009】
可溶性錠剤の融点は、飽和蒸気の存在下で低下する。溶融時、錠剤内の物質は、ウィッキングストリップによって吸収され、蒸気の存在下で時間および温度の積分の指標を提供する着色先端部を生成する。さまざまなタイプの微生物の熱死滅曲線を反映するように調整することができる装置を提供するために、錠剤内にさまざまな量のバインダが使用される。カバーおよび心材は、アクリル系接着剤によって裏材に結合され、そのアクリル系接着剤もまた、インジケータの速度に影響を与える。
【0010】
Larsson装置と同様に、Foleyの装置に対する欠点は、インジケータが滅菌の許容可能なレベルを示す温度パラメータおよび速度パラメータが十分に制御されず、したがって、インジケータが、必要なレベルの滅菌が、実際には発生していないときに発生したと示す可能性がある、ということである。
【0011】
さらに、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる(特許文献6)および(特許文献7)は、ある意味、芽胞の死滅を模倣する滅菌試験ストリップを開示している。
これらの試験ストリップは、所定温度での所定時間の後、許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを示すように構成される。たとえば、134℃で4分後に、許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを示すように、試験ストリップを構成することができる。
しかしながら、これらの試験ストリップは、1つの所定の滅菌条件(たとえば、134℃で4分間)に対して作用するように構成されている。
したがって、各異なる滅菌条件に対して異なる試験ストリップが必要である。たとえば、134℃で4分間の滅菌条件に対して作用するように構成された試験ストリップは、121℃で12分間の滅菌条件に対して作用せず、したがって、後者の滅菌条件には異なる試験ストリップが必要である。したがって、複数の異なる条件で滅菌処理を行う使用者は、複数の異なる試験ストリップを購入し貯蔵しなければならず、それにより、運用コストが増大し、正確なインジケータを選択する際の使用者のミスに至る可能性がある。
【0012】
2つの異なる滅菌条件に対する試験ストリップもまた導入された。しかしながら、これらの試験ストリップは、各滅菌条件に対して2つの異なるインジケータ化学物質で構成されている。したがって、これらの試験ストリップは、本質的に1つの試験ストリップにまとめられた2つの試験ストリップであり、したがって、それらはよりかさばりかつ費用がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】米国特許第3,313,266号明細書
【特許文献2】米国特許第3,341,238号明細書
【特許文献3】米国特許第3,652,249号明細書
【特許文献4】米国特許第3,981,683号明細書
【特許文献5】米国特許第4,448,548号明細書
【特許文献6】米国特許出願第13/031,491号明細書
【特許文献7】米国特許出願第13/432,807号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
したがって、複数の滅菌条件に使用することができる改良された無菌性インジケータが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
滅菌プロセス用のデュアルインジケータは、2つの異なる滅菌条件に対して作用するように構成される。デュアルインジケータは、2つのパスゾーンを含み、それらの各々は、異なる滅菌条件の後に許容可能な滅菌が発生したか否かを示すように構成される。したがって、デュアルインジケータは、2つの異なるClass 6滅菌インジケータに置き換わることができ、したがって、使用者に必要な異なる試験インジケータの数を減少させることができる。
【0016】
一態様では、2つの異なる滅菌条件に対するデュアルインジケータが提供される。デュアルインジケータは、基部要素と、第1接着剤層と、インジケータ化学組成物と、ウィッキング材と、フィルム層と、第2接着剤層と、紙層と、第1パスゾーンおよび第2パスゾーンとを含む。基部要素は、長さおよび幅を有する熱伝導性材料から形成される。基部要素は、その長手方向中心線に沿いかつそれを中心に延在する、内部に形成された凹部を有し、凹部は、基部材料の長さおよび幅より小さく基部材料内に形成されている。第1接着剤層は基部要素の上に配置され、インジケータ化学組成物は凹部内に堆積している。
【0017】
ウィッキング材は、少なくとも部分的にインジケータ化学組成物と接触して配置され、かつ少なくとも部分的に凹部内に配置されている。ウィッキング材は、基部要素の長さおよび幅より小さく延在している。フィルム層は、基部要素、ウィッキング材およびインジケータ化学組成物の上にわたって配置されている。さらに、紙層はフィルム層の上にわたって配置され、第2接着剤層は、紙層とフィルム層との間に配置されている。紙層および第2接着剤層は窓を含む。デュアルインジケータはまた、第1パスゾーンおよび第2パスゾーンを含み、それらは、2つの異なる滅菌条件に対して許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを示すように構成されている。
【0018】
デュアルインジケータは、第1所定期間の第1所定温度での滅菌プロセスの後に、インジケータ化学組成物がウィッキング材に沿って第1パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、または第2所定期間の第2所定温度での滅菌プロセスの後に、インジケータ化学組成物がウィッキング材に沿って第2パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示すように構成されている。
【0019】
一実施形態では、インジケータ化学組成物は感温材を含む。さらに、インジケータ化学組成物は染料を含むことができる。たとえば、インジケータ化学組成物は、感温材とインジケータ化学組成物の約0.01重量パーセントの濃度の染料とを含むことができる。
【0020】
さらに、フィルムは、厚さが約2.0ミルから2.2ミル、または厚さが約3.0ミルから3.2ミルである無延伸ポリプロピレン等の無延伸ポリプロピレンから形成することができる。基部要素は、厚さが約3ミルのアルミニウムから形成することができる。
【0021】
いくつかの実施形態では、第1接着剤層はアクリル系接着剤から形成され、第2接着剤層もまたアクリル系接着剤から形成され得る。
【0022】
さらに、紙層は第1マーカおよび第2マーカを含むことができ、第1マーカは、インジケータ化学組成物から間に第1距離があって長手方向に間隔を空けて配置され、第2マーカは、インジケータ化学組成物から間に第2距離があって長手方向に間隔を空けて配置されている。こうした実施形態では、第2距離は第1距離より大きい。第1パスゾーンは、第1マーカの位置と第1マーカを越える領域とによって画定され、第2パスゾーンは、第2マーカと第2マーカを越える領域とによって画定されている。
【0023】
実施形態では、第1所定温度は121℃であり、第1所定時間は、12分間、15分間および20分間から選択することができる。こうした実施形態では、121℃での12分間、15分間または20分間の滅菌プロセスの後に、インジケータ化学組成物がウィッキング材に沿って第1パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、許容可能な滅菌レベルに達したことを示すように、デュアルインジケータを構成することができる。
【0024】
さらに、第2所定温度は132℃とすることができ、第2所定時間は4分間とすることができる。こうした実施形態では、132℃で4分間の滅菌プロセスの後に、インジケータ化学組成物がウィッキング材に沿って第2パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、許容可能な滅菌レベルに達したことを示すように、デュアルインジケータが構成されている。
【0025】
別の実施形態では、第2所定温度は134℃であり、第2所定時間は、3.5分間、4分間、5分間および7分間から選択することができる。こうした実施形態では、134℃で3.5分間、4分間、5分間または7分間の滅菌プロセスの後に、インジケータ化学組成物がウィッキング材に沿って第2パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、許容可能な滅菌レベルに達したことを示すように、デュアルインジケータが構成されている。
【0026】
さらに別の実施形態では、第2所定温度は135℃であり、第2所定時間は3分間である。こうした実施形態では、135℃で3分間の滅菌プロセスの後に、インジケータ化学組成物がウィッキング材に沿って第2パスゾーン内の位置まで吸い上がるとき、許容可能な滅菌レベルに達したことを示すように、デュアルインジケータが構成されている。
【0027】
本インジケータのこれらおよび他の特徴ならびに利点は、添付の特許請求の範囲とともに以下の詳細な説明から明らかとなろう。
【0028】
本装置の利益および利点は、以下の詳細な説明および添付図面を検討した後に、関連する技術分野における当業者にはより容易に明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】実施形態によるデュアルインジケータの上面図である。
【
図3】紙層、第2接着剤層およびフィルム層が剥離されている、
図1のデュアルインジケータの上面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本装置は、さまざまな形態での実施形態が可能であるが、本開示が、装置の例示であるとみなされ、図示する具体的な実施形態に限定されるように意図されていないという理解のもとに、現時点での好ましい実施形態を図面に示し、以下、それについて記載する。
【0031】
本明細書のこのセクションのタイトル、すなわち「本発明の詳細な説明」は、米国特許商標庁の要件に関連し、本明細書に開示される主題を限定するように意味するものではなく、そのように推測されるべきではないことがさらに理解されるべきである。
【0032】
図1および
図2を参照すると、デュアルインジケータ10の実施形態が示されている。デュアルインジケータ10は、開口窓12を有し、そこを通して、後述するように許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを判断するために、インジケータ化学組成物14のウィッキングを観察することができる。
図示するように、デュアルインジケータ10は、2つの異なる滅菌条件に対して許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを示すために、2つのパスゾーン32、34を含む。たとえば、121℃で12分間の滅菌条件および134℃で4分間の滅菌条件の両方に対して作用するように、デュアルインジケータ10を構成することができる。第1ゾーン32が、第1マーカ36の位置と第1マーカ36を越える領域とによって画定される。第2ゾーン34が、第2マーカ38と第2マーカ38を越える領域とによって画定される。
さまざまな長さおよび幅を有するようにデュアルインジケータ10を構成することができる。たとえば、長さが約2インチから約5インチ、好ましくは約2.5インチから約4インチ、より好ましくは約3インチであり、幅が約5/8インチから約1インチ、好ましくは約3/4インチであるように、デュアルインジケータ10を構成することができる。
【0033】
図2は、
図1のデュアルインジケータ10の断面図である。デュアルインジケータ10は、概して、基部要素16、第1接着剤層22、ウィッキング要素20、フィルム層26、第2接着剤層30、紙層28およびインジケータ化学組成物14を含む。
基部要素16は、箔、たとえばアルミ箔、または他の高伝熱材料から形成されている。
第1接着剤層22は、基部要素16の上面全体を実質的に覆う連続層として、基部要素16の上に配置されている。基部要素は、長さL
16および幅W
16を有している。基部要素16および第1接着剤層22に、窪み18が形成されている。
インジケータ化学組成物14は、第1接着剤層22とウィッキング要素20との間で凹部18内に設けられている。
【0034】
ウィッキング要素20は、第1接着剤層22の上にかつインジケータ化学組成物14の上にわたって配置され、それにより、ウィッキング要素20は、インジケータ化学組成物14と接触する。
図3は、フィルム層26、第2接着剤層30および紙層28が剥離された、デュアルインジケータ10の上面斜視図である。図示するように、ウィッキング要素20は、基部要素16の幅W
16および長さL
16より小さい幅W
20および長さL
20を有している。たとえば、ウィッキング要素20は、幅W
20が約1/8インチから約3/8インチ、好ましくは約1/4インチであるように構成することができ、基部要素16は、幅W
16が約5/8インチから約1インチ、好ましくは約3/4インチであるように構成することができる。
ウィッキング要素20は、概して、基部要素16上でかつ凹部18内のインジケータ化学組成物14の上にわたって中心合わせされ、それにより、ウィッキング要素20の端部42がインジケータ化学組成物14と接触する。
ウィッキング要素20は、基部要素16に沿って長手方向に延在し、それにより、ウィッキング要素20の少なくともある部分は、第1接着剤層22によって基部要素20に固定して取り付けられる。このように、インジケータ化学組成物14およびウィッキング要素20は、デュアルインジケータ10の4つの側部内で境界が定められる。
【0035】
フィルム層26が、基部要素16、インジケータ化学組成物14およびウィッキング要素20の上にわたって付与され、第1接着剤層22によって基部要素16に接着される。より詳細に後述するように、フィルム層26は透明フィルムである。紙層28および第2接着剤層30は、フィルム層26の上にわたって配置される。紙層28および接着剤層30は、窓12を含み、窓12は、フィルム層26を通して窓12内の視覚的観察を可能にするように(
図1に示すように)切り抜かれている。
【0036】
実施形態では、基部要素16はアルミ箔から形成され、基部要素16の上にアクリル系接着剤の層がコーティングされて、第1接着剤層22が形成されている。
いくつかの実施形態では、3/1000インチ(3ミル)厚さを有する箔接着剤ラベルを使用して、基部要素16および第1接着剤層22を形成することができる。
さらに、接着剤がコーティングされた紙を用いて、紙層28および第2接着剤層30を形成することができる。たとえば、アクリル系接着剤がコーティングされた紙を用いて、紙層28および第2接着剤層30を形成することができる。
厚さが約2.0ミルから2.2ミルまたは3.0ミルから3.2ミルの無延伸ポリプロピレンフィルムからフィルム層26を形成することができる。
【0037】
好適なウィッキング材からウィッキング要素20を形成することができる。
幾つかの実施形態では、ウィッキング要素20は、坪量が約66グラム/平方メートル(g/m
2)から約186g/m
2であり、厚さが約1000分の7.5インチ(7.5ミル)から約13.3ミルであるウィッキング紙(wicking paper)から形成することができる。
たとえば、ウィッキング要素20は、坪量が約66g/m
2であり厚さが約7.3ミルである低灰分の定性紙、あるいは坪量が約87.7g/m
2であり厚さが約7.5ミルである低灰分の定性紙から、または、坪量が約186g/m
2であり厚さが約13.3ミルである、白色の表面が滑らかな木綿紙から形成することができる。
インジケータ化学組成物14は、感温性の化学組成物から形成することができる。インジケータ化学組成物はまた、約0.01重量パーセントの濃度の着色料も含むことができる。
【0038】
デュアルインジケータ10に、使用者に視覚的に利用可能であるように、パスゾーン32、34が設けられる。たとえば、パスゾーン32、34は紙層28に設けることができる。第1パスゾーン32は、第1マーカ36の位置と第1マーカ36を越える領域とによって画定される。第2パスゾーン34は、第2マーカ38と第2マーカ38を越える領域とによって画定される。
使用時、インジケータ化学組成物は、滅菌プロセス中に蒸気にさらされると、液化し、ウィッキング材20に沿って吸い上がる。滅菌プロセスの最後に、使用者は、窓12を通して、液化したインジケータ化学組成物14がウィッキング材20に沿ってどの程度まで移動したかを調べることにより、許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを判断することができる。
【0039】
たとえば、第1所定温度での第1所定期間(たとえば、121℃で12分間)の滅菌プロセスの後、使用者は、インジケータ化学組成物14が第1パスゾーン32に達したか否かを調べることにより、許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを判断することができる。すなわち、インジケータ化学組成物14が、第1マーカ36または第1マーカ36を越える位置に達した場合、それは、第1所定温度での第1所定期間に対する滅菌プロセス後に許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示す。
使用者はまた、デュアルインジケータを用いて、インジケータ化学組成物14が第2パスゾーン34に達したか否かを調べることにより、第2所定温度での第2所定期間(たとえば、134℃で4分間)の後に、許容可能なレベルの滅菌が発生したか否かを判断することができる。すなわち、インジケータ化学組成物14が、第2マーカ38または第2マーカ38を越える位置に達した場合、それは、第2所定温度での第2所定期間に対する滅菌プロセス後に、許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示す。
【0040】
したがって、2つの異なる滅菌条件に従って、インジケータ化学組成物14の位置からの事前計算された距離に、マーカ36、38が引かれる。したがって、デュアルインジケータ10を用いて、第1所定温度で第1所定期間後に、または第2所定温度で第2所定期間後に、許容可能な滅菌が発生したか否かを判断することができる。
一実施形態では、
121℃で12分間、121℃で15分間、121℃で20分間、121℃で30分間から選択された第1滅菌条件と、
132℃で4分間、134℃で3.5分間、134℃で4分間、134℃で5分間、134℃で7分間および135℃で3分間から選択された第2滅菌条件と
に対して作用するように、デュアルインジケータ10を構成することができる。
【0041】
図1に示す実施形態では、デュアルインジケータ10はまた、第3ライン40も含む。こうした実施形態では、第1パスゾーン32は、第1マーカ36と第2マーカ38との間の領域によって画定することができ、第2パスゾーンは、第2マーカ38および第3ライン40によって画定することができる。
使用者の滅菌プロセス後のインジケータの視覚的検査を支援するために、第1パスゾーン32および第2パスゾーン34を異なる色で着色することができる。たとえば、第1パスゾーン32を明るい青色で着色することができ、第2パスゾーン34を相対的に暗い青色で着色することができ、一方で、デュアルインジケータ10の表面の残りは白色である。
こうした実施形態では、第1条件(たとえば、121℃で12分間)での滅菌プロセス後の滅菌の許容可能なレベルは、
図1に示すように、インジケータ化学物質14が第1ゾーン32内の位置まで吸い上がった場合に示される。
インジケータ化学物質14が、第1パスゾーン32を越えかつ第2パスゾーン34内に吸い上がる可能性がある(それもまた、第1条件での滅菌プロセス後の許容可能な滅菌を示す)が、第1条件での滅菌プロセス後の滅菌の許容可能なレベルは、通常、第1パスゾーン32内になる。
別法として、デュアルインジケータ10を用いて、第2条件(たとえば、134℃で4分間)での滅菌プロセス後に滅菌の許容可能なレベルを示すことも可能であり、その場合、滅菌の許容可能なレベルは、インジケータ化学物質14が第2パスゾーン34内の位置まで吸い上がる場合に示される。
【0042】
一実施形態では、第1所定温度での第1所定期間の後に許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示すために、インジケータ化学組成物14が第1マーカ36を通過して第1パスゾーン32に達するように吸い上がり、第2所定温度での第2所定期間の後に許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示すために、インジケータ化学組成物14が第2マーカ38を通過して吸い上がるように、デュアルインジケータ10が構成される。
この好ましい実施形態では、デュアルインジケータ10が第1所定温度より長い滅菌条件に残される場合であっても、第1所定温度での第1所定期間の後に許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示すために、化学組成物14が第1パスゾーン32内の位置まで吸い上がり、第2マーカ38を通過して吸い上がらないように、デュアルインジケータ10が構成される。
たとえば、121℃で12分間の後、または134℃で4分間の後、滅菌の許容可能なレベルを示すように、デュアルインジケータ10を構成することができ、そこでは、インジケータ化学組成物14は、121℃で12分間の後に許容可能なレベルの滅菌が発生したことを示すために、第1マーカ36を通過して第1パスゾーン32内の位置まで吸い上がり、デュアルインジケータ10が12分間を超えて、たとえば30分間、121℃での滅菌条件に残される場合であっても、第2マーカ38を越えて吸い上がらない。
したがって、こうしたデュアルインジケータ10は、使用者に対して混乱のリスクを低減させることができ、それは、第1滅菌条件に対する滅菌の許容可能なレベルが、第1パスゾーン32内の位置まで吸い上がるが第2マーカ38を越えて吸い上がらないインジケータ化学組成物14によって示されるためである。
【0043】
長い研究および開発の後、所望の滅菌条件に従ってウィッキング要素20の有孔性を注意深く選択することにより、達成することができる、インジケータ化学組成物14のウィッキング速度を制御することに組み合わせて、フィルム層26の材料および厚さを注意深く選択することにより、こうしたデュアルインジケータ10を構成することができることが分かった。
一実施形態では、デュアルインジケータ10は、121℃で12分間の後、または134℃で4分間の後、滅菌の許容可能なレベルを示すように構成され、基部要素16、第1接着剤層22、ウィッキング要素20、フィルム層26、第2接着剤層30、紙層28およびインジケータ化学組成物14を含み、そこでは、フィルム層26は、厚さが約2.2ミルの無延伸ポリプロピレンフィルムから形成され、ウィッキング要素20は、坪量が約87.7g/m
2であり厚さが約7.5ミルであるウィッキング紙から形成される。ウィッキング紙の有孔性は、ウィッキング紙の坪量および厚さと相関する。
【0044】
第1マーカ36の配置および第2マーカ38の配置を調整することにより、異なる滅菌条件に対して作用するように、デュアルインジケータ10を構成することも可能である。たとえば、さまざまな第1滅菌条件および第2滅菌条件の組合せに対して作用するように、デュアルインジケータ10を構成することができ、そこでは、第1滅菌条件は、121℃で12分間、121℃で15分間、121℃で20分間、121℃で30分間から選択され、第2滅菌条件は、132℃で4分間、134℃で3.5分間、134℃で4分間、134℃で5分間、134℃で7分間および135℃で3分間から選択される。
【0045】
したがって、デュアルインジケータ10は、2つの異なる滅菌条件に対して2つのタイプのClass 6滅菌インジケータに置き換わることができる。デュアルインジケータ10は、米国国家規格協会(American National Standards Institute(ANSI)/米国医科器械学会(Association forthe Advancement of Medical Instrumentation)(AAMI)/国際標準化機構(International Organization for Standards)(ISO)11140によって設定されたClass 6インジケータに対して設定された性能要件を満たす。
【0046】
本明細書で参照するすべての特許は、本開示の本文に具体的に組み込まれていてもいなくても、参照により本明細書に組み込まれる。
【0047】
本開示において、「1つの(aまたはan)」という語は、単数および複数の両方を含むように解釈されるべきである。逆に、複数の項目に対するいかなる参照も、適切な場合は、単数を含むものとする。
【0048】
上述したことから、本開示の新規な概念の真の趣旨および範囲から逸脱することなく、多数の変更および変形を実現することができることが認められよう。例示した具体的な実施形態に関するいかなる限定も意図されておらず、または推測されるべきではないことが理解されるべきである。本開示は、こうした変更のすべてが本開示の範囲内にあるものとして包含するように意図されている。