特許第6231710号(P6231710)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6231710
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】ピンセット型の無駄毛抜き
(51)【国際特許分類】
   A45D 26/00 20060101AFI20171106BHJP
【FI】
   A45D26/00 C
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-49667(P2017-49667)
(22)【出願日】2017年3月15日
【審査請求日】2017年8月15日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】594136170
【氏名又は名称】ニッケンかみそり株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】澤田 伸司
【審査官】 大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】 西独国特許出願公告第01198964(DE,B)
【文献】 独国特許発明第102013113850(DE,B3)
【文献】 米国特許第6159222(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 26/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向する一対のピンセット腕を指で挟むことにより、これらのピンセット腕の先端部を閉じるピンセット本体と、前記各ピンセット腕の先端部間に取り付けられて、前記各先端部が閉じられたとき圧縮されるコイルスプリングとからなるピンセット型の無駄毛抜きであって、
前記コイルスプリングを構成している各コイル部分について、その圧縮方向の両側面に前記圧縮方向に直交する第1平面を形成するとともに、その外側面に前記第1平面に直交する第2平面を形成して、前記コイルスプリングが圧縮されたとき、各コイル部分の各第1平面を互いに密着させるとともに、前記各第2平面全体が連続した当接面を形成するようにし、
さらに、前記各ピンセット腕の外端部にバネ留め溝を形成して、このバネ留め溝内に、前記コイルスプリングの両外端に位置するコイル部分を係止させたことを特徴とするピンセット型の無駄毛抜き。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピンセット本体とコイルスプリングとからなる、ピンセット型の無駄毛抜きに関するものである。
【背景技術】
【0002】
人体には、様々な箇所に、また、年齢に応じて男女を問わず、色んな無駄毛が生える。これらの無駄毛は、脛等の人目に付き易い部分に生えれば除去したいし、耳穴や鼻孔に生えればムズムズするので、これも除去したい。
【0003】
このような無駄毛を除去する器具や装置としては、レーザー光を使用するものなど、従来より種々なものが提案されてきているのであるが、使用者本人が手で持って使用する手動型のものに限っても、特許文献1〜2、及び本願の図5に示すような「ピンセット型」や、特許文献3〜4、及び本願の図6に示すような「スプリング型」が代表的に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−169226号公報、要約、代表図
【特許文献2】特表2008−539854号公報、要約、代表図
【特許文献3】特開2001−327322号公報、要約、代表図
【特許文献4】特開2004−215967号公報、要約、代表図
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1にて提案されている「脱毛装置」は、「手持操作により毛髪を容易に引き抜くことができる美容用の脱毛装置を提供する」ことを目的としてなされたもので、図5の(a)に示すように、「先端部が開口部4に臨むように挟持金具15を保持した前後動可能なホルダー16と、後退移動により挟持金具15に毛髪を挟持させるスライダー17と」を備え、これらを覆う部材や駆動する部材等を多く備える必要のあるものである。一方、特許文献2にて提案されている「脱毛器」は、図5の(b)に示すように、「ピンセット要素12を有する脱毛器10に係り、少なくとも前記ピンセット要素12の表面は、少なくとも30%の充填材料を有して強化される基本材料を有して少なくとも部分的に作られる。該充填材料を有して強化される基本材料は、モース硬度において少なくとも3である硬度を有する」ものとして構成されるものである。
【0006】
これらの特許文献1及び2にて提案されている「ピンセット型」の脱毛器は、ピンセットの先端部で無駄毛を掴み取って、器具全体を移動させることにより、無駄毛を抜き取ることができると考えられるが、ピンセットの先端部での無駄毛の掴み取りがよく見えないこともあって、局所的な無駄毛抜きができないだけでなく、器具全体が大きいことから、耳穴や鼻孔内に差し込めず、これらの中の無駄毛を抜くことはできないと考えられる。
【0007】
特許文献3及び4にて提案されている「スプリング型」の脱毛器も、図6の(a)または(b)に示すように、圧縮したスプリングで無駄毛を掴み取って、器具全体を移動させて無駄毛を抜き取ることができると考えられるが、スプリングでの無駄毛掴みがよく見えないこともあって、局所的な無駄毛抜きができないだけでなく、器具全体が大きいことから、耳穴や鼻孔内に差し込めず、これらの中の無駄毛を抜くことはできないと考えられる。
【0008】
勿論、特許文献1または2にて提案されている「ピンセット型」の脱毛器も、特許文献3または4にて提案されている「スプリング型」の脱毛器も、ピンセット部分やスプリング部分を駆動するための部材を必要としていることから、全体的に複雑なものとなっている。
【0009】
そこで、本発明者等は、「ピンセット」と「コイルスプリング」の長所を十分生かすことができて、構造を非常に簡単にしながら、局所的な無駄毛抜きが確実に行える無駄毛抜きとするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0010】
すなわち、本発明の目的とするところは、「ピンセット」により「コイルスプリング」を圧縮したとき、無駄毛の両側を2つの平面によってしっかりと掴むことができ、しかも、この掴みを無駄毛の根元で行うことができて、局所的な無駄毛抜きが、「ピンセット」と「コイルスプリング」の長所を十分生かしながら確実に行える無駄毛抜きを、簡単な構造によって提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「互いに対向する一対のピンセット腕11を指で挟むことにより、これらのピンセット腕11の先端部12を閉じるピンセット本体10と、各ピンセット腕11の先端部12間に取り付けられて、各先端部12が閉じられたとき圧縮されるコイルスプリング20とからなるピンセット型の無駄毛抜き100であって、
コイルスプリング20を構成している各コイル部分21について、その圧縮方向の両側面に前記圧縮方向に直交する第1平面22を形成するとともに、その外側面に第1平面22に直交する第2平面23を形成して、コイルスプリング20が圧縮されたとき、各コイル部分21の各第1平面22を互いに密着させるとともに、各第2平面23全体が連続した当接面を形成するようにし、
さらに、各ピンセット腕11の外端部12にバネ留め溝13を形成して、このバネ留め溝13内に、コイルスプリング20の両外端に位置するコイル部分21を係止させたことを特徴とするピンセット型の無駄毛抜き100」
である。
【0012】
すなわち、本発明に係る無駄毛抜き100は、図1に示すように、一般的なピンセット形状のピンセット本体10を構成している一対のピンセット腕11の外端部12間に、圧縮スプリングであるコイルスプリング20を取り付けたものであり、各ピンセット腕11を指先で挟むことにより、先端のコイルスプリング20を圧縮する手動利器である。また、この無駄毛抜き100で採用しているコイルスプリング20の、非圧縮状態での圧縮方向(図1の(a)では、図示上下方向)の長さは、その他の部分での最大となっており、しかも鼻孔や耳穴内に挿入できる程度としてある。つまり、この無駄毛抜き100のコイルスプリング20は、図1に示す状態でそのまま鼻孔や耳穴内に挿入できるものである。
【0013】
また、この無駄毛抜き100を構成しているコイルスプリング20の各コイル部分21については、図2図4に示すように、その圧縮方向の両側面に前記圧縮方向に直交する第1平面22を形成するとともに、その外側面に第1平面22に直交する第2平面23を形成して、コイルスプリング20が圧縮されたとき、各コイル部分21の各第1平面22を互いに密着させるとともに、各第2平面23全体が連続した当接面を形成するようにしてある。
【0014】
そして、各ピンセット腕11の外端部12には、図1の(b)に示すように、バネ留め溝13が形成してあり、このバネ留め溝13内には、後述するコイルスプリング20の両外端に位置するコイル部分21が係止され、この係止部分では必要に応じて溶接等の手段によって両者の固定がなされる。なお、この係止部分やその溶接部分では、人の皮膚に傷を付ける可能性のある突起(後述するコイルスプリング20の切断端部)やバリ(溶接した場合)が残ることがあるが、これらは研磨等の手段によって除去される。
【0015】
さて、この無駄毛抜き100におけるコイルスプリング20は、ピンセット本体10のピンセット腕11が開かれた状態にあるときには、図2、及び図4の(a)に示すように、その各コイル部分21の間に均等な幅の隙間が形成されており、これらの隙間は、他の部分に遮られること無く、十分目視できるものとなっている。ここで、除去対象である無駄毛が脛の表面にある場合や鼻孔内にある場合には、当該コイルスプリング20を目視あるいは鏡に映しながら無駄毛に向かわせれば、無駄毛は各コイル部分21間の隙間内に容易に入り込む。
【0016】
一方、無駄毛が耳穴内にある場合は、これを使用者本人が目視したり鏡に映したりすることができず、各コイル部分21間の隙間の目視もできない。しかしながら、コイルスプリング20は、図1に示す状態でそのまま耳穴内に挿入できるし、各コイル部分21の間には均等な幅の隙間が多数形成してあるから、例えば当該コイルスプリング20を回しながら挿入することによって、無駄毛を各コイル部分21間の隙間内に入り込ませることができるし、これを敏感な耳穴は感じることもできる。
【0017】
無駄毛が各コイル部分21間の隙間内に入り込めば、互いに対向している一対のピンセット腕11を指で挟むことにより先端部12を閉じると、例えば図4の(b)に示すように、無駄毛を両側のコイル部分21が掴むことになる。
【0018】
ここで重要なことは、各コイル部分21について、その圧縮方向の両側面に前記圧縮方向に直交する第1平面22が形成されていることと、各コイル部分21の外側面に第1平面22に直交する第2平面23が形成してあることである。これにより、コイルスプリング20が圧縮されたときには、まず、図4の(b)に示すように、無駄毛の両側になっている各コイル部分21の各第1平面22が互いに密着し合うため、無駄毛の両側は各第1平面22によってしっかりと掴まれることになる。
【0019】
そして、コイルスプリング20が閉じられたときには、各コイル部分21の第2平面23全体が、図4の(b)に示すように、連続した当接面を形成しているから、圧縮されたコイルスプリング20は、無駄毛の生えている皮膚表面にピッタリと当接することになる。これにより、各第1平面22によって掴まれた無駄毛は、その生え際まで各コイル部分21の第1平面22によって固定されていることになるのである。
【0020】
以上の通り、除去したい無駄毛の両側は、その生え際から各第1平面22によってしっかりと掴まれることになり、当該無駄毛抜き100全体をそのまま動かせば、当該無駄毛が、途中で切れることなく、皮膚から抜き取られることになるのである。
【0021】
従って、本発明に係る無駄毛抜き100によれば、「ピンセット」と「コイルスプリング」とからなる簡単な構造となっており、しかも耳穴や鼻孔内の無駄毛抜きができる程度の小さな手動利器となっているから、脛のような広い皮膚上の無駄毛は勿論、耳穴や鼻孔内のような局所的な箇所に生えている無駄毛であっても抜くことができるのである。
【発明の効果】
【0022】
以上説明した通り、本発明においては、
「互いに対向する一対のピンセット腕11を指で挟むことにより、これらのピンセット腕11の先端部12を閉じるピンセット本体10と、各ピンセット腕11の先端部12間に取り付けられて、各先端部12が閉じられたとき圧縮されるコイルスプリング20とからなるピンセット型の無駄毛抜き100であって、
コイルスプリング20を構成している各コイル部分21について、その圧縮方向の両側面に前記圧縮方向に直交する第1平面22を形成するとともに、その外側面に第1平面22に直交する第2平面23を形成して、コイルスプリング20が圧縮されたとき、各コイル部分21の各第1平面22を互いに密着させるとともに、各第2平面23全体が連続した当接面を形成するようにし、
さらに、各ピンセット腕11の外端部12にバネ留め溝13を形成して、このバネ留め溝13内に、コイルスプリング20の両外端に位置するコイル部分21を係止させたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、「ピンセット」と「コイルスプリング」の長所を十分生かすことができて、局所的な無駄毛抜きが確実に行える無駄毛抜き100を、簡単な構造によって提供することができるのである。
【0023】
すなわち、本発明の無駄毛抜き100によれば、「ピンセット」により「コイルスプリング」を圧縮したとき、無駄毛の両側を2つの第1平面22・22によってしっかりと掴むことができ、しかも、この掴みを第2平面23の存在によって無駄毛の根元で行うことができて、局所的な無駄毛抜きが、「ピンセット」と「コイルスプリング」の長所を十分生かしながら確実に行えるのである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明に係る無駄毛抜き100を拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図である。
図2】同無駄毛抜き100を構成していて圧縮されていない状態のコイルスプリング20を拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中の1−1線に沿って見た断面図である。
図3】同無駄毛抜き100を構成していて圧縮された状態のコイルスプリング20を拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中の2−2線に沿って見た断面図である。
図4】コイルスプリング20の一部断面を示すもので、(a)は各コイル部分21が圧縮されていない状態の部分拡大断面図、(b)は各コイル部分21が圧縮されていて一対のコイル部分21間に無駄毛を掴んでいる状態の部分拡大断面図である。
図5】従来の技術を示すもので、(a)は特許文献1で提案されている脱毛装置の断面図、(b)は特許文献2で提案されている脱毛装置の平面図である。
図6】従来の技術を示すもので、(a)は特許文献3で提案されている脱毛装置の断面図、(b)は特許文献4で提案されている脱毛装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
次に、以上のように構成した本発明を、図面に示した実施の形態である無駄毛抜き100について説明すると、図1の(a)には、ピンセット本体10とコイルスプリング20とによって構成した無駄毛抜き100の正面図が示してあり、図1の(b)には、同無駄毛抜き100の平面図が示してある。
【0026】
ピンセット本体10は、一般的なそれと同様に、互いに対向し合う一対のピンセット腕11の基端部(図1では図示左側部分)を折り曲げまたは連結したものであり、力を加えない状態では、図1に示したように、両ピンセット腕11がその各外端部12を開いた状態に維持できるような弾性力を有したものである。
【0027】
本実施形態における各ピンセット腕11の外端部12には、図1の(b)に示したように、バネ留め溝13が形成してあり、このバネ留め溝13内には、後述するコイルスプリング20の両外端に位置するコイル部分21が係止され、この係止部分では必要に応じて溶接等の手段によって両者の固定がなされる。なお、この係止部分やその溶接部分では、人の皮膚に傷を付ける可能性のある突起(後述するコイルスプリング20の切断端部)やバリ(溶接した場合)が残ることがあるが、これらは研磨等の手段によって除去される。
【0028】
一方、実施形態の無駄毛抜き100を構成するコイルスプリング20は、図1の(a)に示した非圧縮状態での長さが7mm〜10mm程度であり、連続している各コイル部分21の直径が3mm〜5mm程度のものである。そして、このコイルスプリング20は、両ピンセット腕11の各外端部12が閉じられないときには、図2に示したように、各コイル部分21間に無駄毛が入り込める隙間を構成すべく開かれるものであり、各外端部12が閉じられたときには、図3に示したように、各コイル部分21間に隙間がないように圧縮されるものである。本実施形態においては、上記の長さのコイルスプリング20について、コイル部分21(コイルスプリング20の一回り分を言う)の数が7〜12程度となるようにしてある。
【0029】
この実施形態におけるコイルスプリング20で重要なことは、図2及び図3の各(b)にて示したように、当該コイルスプリング20を構成している各コイル部分21について、その圧縮方向の両側面に前記圧縮方向に直交する第1平面22が形成してあり、その外側面に第1平面22に直交する第2平面23が形成してあることである。
【0030】
各コイル部分21の各第1平面22は、コイルスプリング20が圧縮されていないときには、図4の(a)に示したように、互いに離れていて除去したい無駄毛を挿入できる程度の隙間を形成するものであり、コイルスプリング20が圧縮されたときには、図4の(b)に示したように、これらの各第1平面22は互いに密着させられるものである。
【0031】
これに対して、各コイル部分21の各第2平面23は、特に、コイルスプリング20が圧縮されたときに、図4の(b)に示したように、各第2平面23全体が連続した当接面を形成するものであり、この当接面は、人の無駄毛が生えている皮膚に広い面積で当接できるようにして、当該無駄毛抜き100を皮膚上に当てたときに痛みを感じさせないようにして、使用感を高めるものである。また、各第2平面23全体が連続した当接面は、図4の(b)に示したように、無駄毛の両側にあるコイル部分21が無駄毛が生えている際まで掴めるようにするものでもある。
【符号の説明】
【0032】
100 無駄毛抜き
10 ピンセット本体
11 ピンセット腕
12 外端部
13 バネ留め溝
20 コイルスプリング
21 コイル部分
22 第1平面
23 第2平面
【要約】
【課題】「ピンセット」と「コイルスプリング」の長所を十分生かすことができて、局所的な無駄毛切りが確実に行える無駄毛切りを簡単な構造によって提供すること。
【解決手段】互いに対向する一対のピンセット腕11を指で挟むことにより、これらのピンセット腕11の先端部12を閉じるピンセット本体10と、各ピンセット腕11の先端部12間に取り付けられて、各先端部12が閉じられたとき圧縮されるコイルスプリング20とからなるピンセット型の無駄毛切り100であって、コイルスプリング20を構成している各コイル部分21について、その圧縮方向の両側面に前記圧縮方向に略直交する第1平面22を形成するとともに、その外側面に第1平面22に略直交する第2平面23を形成して、コイルスプリング20が圧縮されたとき、各コイル部分21の各第1平面22を互いに密着させるとともに、各第2平面23全体が連続した当接面を形成するようにしたこと。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6