【実施例】
【0015】
以下本発明の一実施例によるホース巻き取り装置について説明する。
図1は本実施例によるホース巻き取り装置の構成図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は左側面図、同図(c)は右側面図、同図(d)は上面図である。
【0016】
本実施例によるホース巻き取り装置は、巻芯部11にホースを巻き取るリールドラム10と、リールドラム10へのホースの巻き取り時とリールドラム10からのホースの繰り出し時にホースを案内するホースガイド機構20とを備えている。
リールドラム10は、リールドラムシャフト12を備え、巻芯部11はリールドラムシャフト12とともに回転可能に設けている。
巻芯部11の一方の側部におけるリールドラムシャフト12には、リールドラム側第1スプロケット13aを設けている。
巻芯部11の他方の側部におけるリールドラムシャフト12には、リールドラム側第2スプロケット13bを設けている。
【0017】
リールドラム側第1スプロケット13aは、ドラム回転用チェーン14aによって回転する。ドラム回転用チェーン14aは、油圧モータ側スプロケット14bによって駆動する。油圧モータ側スプロケット14bは油圧モータ14cによって回転する。従って、リールドラムシャフト12は、油圧モータ14cによって回転する。
【0018】
リールドラム側第2スプロケット13bの回転は、ホースガイド機構移動用チェーン15aによってホースガイド機構用スプロケット15bに伝えられる。
ホースガイド機構用スプロケット15bは、ガイドシャフト15cに設けている。ガイドシャフト15cは、ホースガイド機構用スプロケット15bとともに回転する。従って、ガイドシャフト15cは、リールドラムシャフト12によって回転する。
ガイドシャフト15cには、ガイドピンホルダー15dを設けている。ガイドピンホルダー15dは、ガイドシャフト15cの回転によってガイドシャフト15cの軸方向に往復移動する。
【0019】
ガイドピンホルダー15dは、ホースガイド機構20に設けている。従って、ホースガイド機構20は、ガイドピンホルダー15dとともに、ガイドシャフト15cの回転によってガイドシャフト15cの軸方向に往復移動する。
ガイドシャフト15cの両端は、ガイドシャフトブラケット15eで支持されている。
【0020】
リールドラム10は、ホースリール台30によって支持されている。ホースリール台30は、ホースリール台旋回ベアリング31を介してホースリール旋回台32に設けている。ホースリール台30は、ホースリール旋回台32に対して180度の範囲で旋回できる。
ホースリール台30にはホース押さえ機構33を有し、ホース押さえ機構33は、ホースリール台30からアーム34を介して巻芯部11の外周部に位置する。
【0021】
図2は本実施例によるホース巻き取り装置のホースガイド機構を示す構成図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は左側面図、同図(c)は右側面図、同図(d)は同図(a)のA−A線矢視図、同図(e)は同図(b)のB−B線矢視図、同図(f)は同図(b)のC−C線矢視図である。
【0022】
ホースガイド機構20は、第1の回転体(ガイドローラ)21と第2の回転体(ローレットローラ)22とを有している。
第1の回転体21の両側は、第1のホースガイド枠(内側ホースガイド枠)23によって保持される。第2の回転体22の両側は、第2のホースガイド枠(外側ホースガイド枠)24によって保持される。
蝶番ピン25は、第1のホースガイド枠23に対して第2のホースガイド枠24を開閉動作させる。
図2(f)に示すように、ガイドピンホルダー15d内にはガイドピン15fを備えている。ガイドピン15fはガイドシャフト15cの螺旋溝15gにはめ込まれている。従って、ガイドシャフト15cの回転によってガイドピン15fは螺旋溝15gに沿って移動し、ガイドピンホルダー15dはガイドピン15fとともにガイドピンホルダー15dを摺動する。なお、ガイドピンホルダー15dは、ガイドシャフト15cの一端まで移動すると、ガイドピン15fの傾き方向が変わり、ガイドシャフト15cの他端に向けて移動する。このように、ガイドピンホルダー15dは、ガイドシャフト15cを往復動作する。
付勢手段40a、40bは、第1のホースガイド枠23の外面に一端41を、第2のホースガイド枠24の外面に他端42を接続して、第1のホースガイド枠23に対して第2のホースガイド枠24を、ホースXを挟む方向に付勢する。
付勢手段40a、40bは、例えば、コイルバネ43とアイボルト44と蝶ナット45とから構成され、アイボルト44のリング側にコイルバネ43を、アイボルト44のボルト側に蝶ナット45を設け、蝶ナット45によってコイルバネ43の付勢力を調整する。
【0023】
第1の回転体21と第2の回転体22とでホースXを挟み込むことでホースXを案内する。
蝶番ピン25は、第1の回転体21及び第2の回転体22がホースXを挟み込む位置Yよりもリールドラム10側に配置している。また、付勢手段40a、40bは、蝶番ピン25よりも第1の回転体21及び第2の回転体22がホースXを挟み込む位置Y側に配置している。
【0024】
本実施例によれば、付勢手段40a、40bによって第2の回転体22を第1の回転体21に近接する方向に付勢するため、ホースXを確実に挟み込むことができる。
図3は、
図2(c)において第1のホースガイド枠に対して第2のホースガイド枠を開動作させた状態を示している。
本実施例によれば、第1のホースガイド枠23に対して第2のホースガイド枠24を開動作させることができるため、第1の回転体21と第2の回転体22の清掃を容易に行うことができる。なお、第1の回転体21と第2の回転体22の清掃を行う場合には、付勢手段40a、40bの一端41又は他端42を、第1のホースガイド枠23又は第2のホースガイド枠24から取り外して行うことが好ましい。
図3では、ホースガイド機構20から付勢手段40a、40bを取り外した状態を示している。
付勢手段40a、40bの取り外しは、蝶ナット45をアイボルト44から取り外すことで行うことができる。
【0025】
第1の回転体21のガイドローラーピン21aには、ワンウェイクラッチ51を介して抵抗付加手段50を設けている。抵抗付加手段50は、第1のホースガイド枠23の外面に配置している。
抵抗付加手段50は、リールドラム10へのホースXの巻き取り時に、第1の回転体21の回転に抵抗を与える。ワンウェイクラッチ51は、リールドラム10からのホースXの繰り出し時に、抵抗付加手段50から第1の回転体21への抵抗を切り離す。
【0026】
本実施例によれば、リールドラム10へのホースXの巻き取り時に、ホースガイド機構20とリールドラム10との間でホースXがたるむことを防止でき、スムーズな巻き取りを行うことができる。
また、本実施例によれば、リールドラム10からのホースXの繰り出し時に、ホースXに抵抗を与えることなく、迅速な繰り出しを行うことができる。
【0027】
本実施例によるホースガイド機構20は、ホース距離計測手段60を備えている。ホース距離計測手段60は、例えば、第2の回転体22とともに回転する回転検出板61と、この回転検出板61の回転を検出する近接スイッチ62とから構成され、第2の回転体22の回転数を検出することで、ホース距離を計測する。
回転検出板61と近接スイッチ62とは、第2のホースガイド枠24の外面に配置している。
本実施例によれば、ホースガイド機構20を利用してホース距離計測手段60を備えることができ、また精度の高い計測を行うことができる。
【0028】
本実施例によるホースガイド機構20は、ホースXに水を噴射するホース洗浄ノズル70を備えている。
ホース洗浄ノズル70は、第1のホースガイド枠23に設けている。ホース洗浄ノズル70による水の噴射位置は、第1の回転体21及び第2の回転体22がホースXを挟み込む位置Yが好ましく、ホースXの巻き取り時に洗浄のための噴射動作を行う。
本実施例によれば、固定側である第1のホースガイド枠23にホース洗浄ノズル70を設けることで、付勢手段40a、40bによる付勢力に影響を与えることなく、巻き取り時にホースXの洗浄を行うことができる。
【0029】
本実施例によれば、巻芯部11を回転させる油圧モータ14cと、巻芯部11の回転とともに回転するガイドシャフト15cと、ガイドシャフト15cの回転によってガイドシャフト15cの軸方向に往復移動するガイドピンホルダー15dとを備え、ガイドピンホルダー15dをホースガイド機構20に設けることで、ホース整列機構を備えたホースガイド機構20においても適用できる。