特許第6232164号(P6232164)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6232164基板処理装置および半導体装置の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6232164
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】基板処理装置および半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/677 20060101AFI20171106BHJP
   B65G 49/07 20060101ALI20171106BHJP
   B25J 9/06 20060101ALI20171106BHJP
【FI】
   H01L21/68 A
   B65G49/07 C
   B25J9/06 D
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-508292(P2017-508292)
(86)(22)【出願日】2016年3月17日
(86)【国際出願番号】JP2016058508
(87)【国際公開番号】WO2016152721
(87)【国際公開日】20160929
【審査請求日】2017年6月20日
(31)【優先権主張番号】特願2015-62658(P2015-62658)
(32)【優先日】2015年3月25日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001122
【氏名又は名称】株式会社日立国際電気
(72)【発明者】
【氏名】小前 泰彰
(72)【発明者】
【氏名】野上 孝志
(72)【発明者】
【氏名】谷山 智志
(72)【発明者】
【氏名】小竹 繁
【審査官】 宮久保 博幸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−190510(JP,A)
【文献】 特開2011−199121(JP,A)
【文献】 特開2013−239587(JP,A)
【文献】 特開平11−043223(JP,A)
【文献】 特開2014−229757(JP,A)
【文献】 特開2013−150012(JP,A)
【文献】 特開2004−165579(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/677
B25J 9/06
B65G 49/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板保持具に保持された複数の基板を処理する縦型の処理室と、
前記基板を前記基板保持具に移載する移載機と、を有する基板処理装置であって、
前記移載機は、
回転可能な基台と、
前記基台の上に直線運動可能に設置され、前記基台の筐体外に設置された第1機構部に接続される第1移動部と、
前記第1移動部の上に直線運動可能に設置され、前記第1移動部の筐体内に設置された第2機構部に接続される第2移動部と、
第2移動部に接続され、搬送中の基板を保持する載置部と、を備え、
前記第1機構部は、複数のプーリと、前記複数のプーリに掛け渡される第1ベルトと、複数のプーリの1つに連結されそのプーリを電動駆動する第1モータと、第1ベルトと第1移動部とを連結する第1連結部材と、を有して第1移動部を移動させ、
前記第2機構は、複数のプーリと、前記複数のプーリに掛け渡される第2ベルトと、複数のプーリの1つに連結されそのプーリを電動駆動する第2モータと、第2ベルトと第2移動部とを連結する第2連結部材と、を有して第2移動部を移動させ、
前記基台は第3モータによって回転され、
鉛直方向において、前記第1機構部の設置位置と前記第2機構部の設置位置とが少なくとも一部重なるように構成され、第1移動部の移動と、第2移動部の移動とを互いに独立させて制御する基板処理装置。
【請求項2】
前記移載機の搬送対象となるポッドを収納する移載棚と、
前記基板を前記ポッドと前記基板保持具との間で移載させるように前記第1モータ、第2モータ及び第3モータを制御するよう構成された制御部と、をさらに有し、
前記移載機は、前基板保持具および前記ポッドとの距離が異なるように設置され、
前記載置部は、ステンレス製であり、垂直方向に所定の間隔で配置された前記複数の基板を保持する請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記基台の最上面の横幅は前記第1移動部の最下面の横幅よりも小さい請求項1又は2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記第1移動部の筐体は断面凹状に形成され、前記第2移動部は少なくともその一部が前記第1移動部の筐体の窪み部分に配置されている請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記搬送装置と前記基板保持具との間の距離が、前記搬送装置と前記基板が収容された収容容器との間の距離よりも長い請求項4に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記基板を検知する検知部をさらに有し、
前記検知部は、前記第1移動部の前記第2移動部が移動する方向における端部側に設置されている請求項1又は5に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記検知部は、回転軸を有する請求項6に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記検知部は、回転軸を有し、前記回転軸による回転動作によって、前記基板を検知しない時の位置である退避位置と前記基板を検知する時の位置である検知位置との間を移動する請求項7に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記検知部は、前記検知位置に移動した状態での高さ方向における位置が、前記載置部に載置された前記基板の表面又は裏面と同じ高さ位置である請求項8に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記載置部は、それぞれ1つの基板を保持するツィーザを5つ有し、前記ツィーザの1つは固定され、他のツィーザは2つずつ共通のボールねじに装着される様態で、上下方向に配列され、
前記他のツィーザは、異なる所定のピッチを有する装着部によって、前記ボールねじに装着されており、
前記ボールねじが、第4モータおよび第5モータによって回転されることで、ツィーザに保持される5枚の基板のそれぞれの間隔が、同じ間隔を保ったまま可変するよう構成された請求項1又は2に記載の基板処理装置。
【請求項11】
回転可能な基台と、前記基台の上に直線運動可能に設置され、前記基台の筐体外に設置された第1機構部に接続される第1移動部と、前記第1移動部の上に直線運動可能に設置され、前記第1移動部の筐体内に設置された第2機構部に接続される第2移動部と、前記第2移動部に接続され、搬送中の基板を保持する載置部と、を備え、鉛直方向において、前記第1機構部の設置位置と前記第2機構部の設置位置とが少なくとも一部重なるように構成される移載機によって、複数の基板を基板収容容器から基板保持具に移載する移載工程と、
前記基板保持具に保持された前記基板を処理する処理工程と、
処理された前記基板を前記移載機によって前記基板保持具から前記基板収容容器に収納する収納工程と、
を有し、
前記移載工程及び前記収納工程では、前記第1機構部は、第1モータで電動駆動されるプーリを含む複数のプーリに掛け渡された第1ベルトに連結された第1連結部材を介して第1移動部を移動させるとともに、前記第2機構は、第2モータで電動駆動されるプーリを含む複数のプーリに掛け渡された第2ベルトに連結された第2連結部材を介して第2移動部を移動させ、
前記第1移動部の移動と前記第2機構部の移動を独立に制御して、前記移載機から異なる距離にある前記基板収容容器と前記基板保持具との間で、基板を移載する半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板処理装置および半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、基板上に所定の膜を形成する基板処理工程が行われる。基板処理工程を行う基板処理装置においては、基板移載装置を用いて収容容器に収納された基板を基板保持具に移載して、処理室内で基板保持具に保持された基板の処理を行う。従来の基板移載装置として、例えば特許文献1記載の基板移載装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−131529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の基板移載装置の構成では、基板を移動させることができる距離が固定されており、基板移載装置からの距離が異なる2か所の間で基板を移載することが困難である場合がある。
【0005】
本発明は、基板移載装置からの距離が異なる複数箇所の間で基板を搬送することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、
基板保持具に保持された基板を処理する処理室と、
前記基板を前記基板保持具に移載する移載機と、を有する基板処理装置であって、
前記移載機は、
基台と、
前記基台の上に設置され、前記基台の筐体外に設置された第1機構部に接続される第1移動部と、
前記第1移動部の上に設置され、前記第1移動部の筐体内に設置された第2機構部に接続される第2移動部と、を備え、
鉛直方向において、前記第1機構部の設置位置と前記第2機構部の設置位置とが少なくとも一部重なるように構成される技術が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、基板移載装置からの距離が異なる複数箇所の間で基板を搬送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の第1の実施形態で好適に用いられる基板処理装置を示す斜視図である。
図2図1に示された基板処理装置の左側面図である。
図3図1に示された基板処理装置が基板を移動させる距離を説明し、図3(a)は、基板移載装置から収容容器へと基板を移動させる距離を説明する図であり、図3(b)は、基板移載装置から基板保持具へと基板を移動させる距離を説明する図である。
図4図1に示された基板処理装置が有する基板移載装置の構成示し、図4(a)は基板移載装置を示す平面図であり、図4(b)は基板移載装置の左側面図である。
図5図4に示された基板移載装置を移動させるための駆動機構を示す左側面図である。
図6図4に示された基板移載装置を移動させる移動機構を示し、図4に示された基板移載装置を図5における矢印A−A方向から示す図である。
図7図4に示された基板移載装置が有し、基板が載置されるツイーザを示す斜視図である。
図8図7に示されたツイーザを前側から示す図である。
図9図7に示されたツイーザを重力方向における上方と下方とに移動させる移動機構を示す図である。
図10図3に示された基板移載装置の動作を説明し、図10(a)は基板移載装置が第1の位置にある状態を示す図であり、図10(b)は基板移載装置が第2の位置にある状態を示す図である。
図11図1に示された基板処理装置が有する制御部を示すブロック図である。
図12図1に示された基板処理装置の動作を示す流れ図である。
図13】本発明の第2実施形態に係る基板移載装置の要部を示し、図13(a)は、マッピングセンサが検知位置にある状態を示す図であり、図13(b)はマッピングセンサが退避位置にある状態を示す図である。
図14】比較例に係る基板移載装置の要部を示し、図14(a)は、マッピングセンサが検知位置にある状態を示す図であり、図14(b)はマッピングセンサが退避位置にある状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に本発明の第1の実施形態に係る基板処理装置について説明する。以下の説明は、本発明の一実施形態を説明するためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素若しくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。また、各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、できるだけ説明の重複を避ける。
【0010】
図1および図2に示すように、基板処理装置100は、基板として用いられるシリコン等からなるウエハWを処理する装置であり、例えばIC等の半導体装置を製造する半導体装置製造装置としても用いられる。基板処理装置100を用いて基板処理方法が実施されるとともに、半導体装置の製造方法が実施される。基板処理装置100は、例えば縦型の熱処理装置であり、例えば酸化処理、拡散処理、CVD処理などをウエハWに施すことができる。
【0011】
基板処理装置100は、基板処理装置本体101を有し、基板処理装置本体101の正面壁101aに、正面メンテナンス口103が形成され、正面メンテナンス口103を開閉するメンテナンス扉104と、フロントオープナー113とが取り付けられている。また、正面壁101aであって、メンテナンス扉104には、基板処理装置本体101内外を連通するようにFOUP搬入搬出口112が形成されている。
【0012】
基板処理装置本体101内には、ウエハWの収容容器として用いられるFOUP(ポッド)110を複数個載置する載置棚105と、予備載置棚107と、ポッド受渡し台として用いられているI/Oステージ114と、基板保持具昇降機構として用いられているボートエレベータ115と、ポッド搬送装置118とが配置されている。ポッド搬送装置118は、ポッド昇降機構118aと、ポッド搬送機構118bとを有する。また、基板処理装置本体101内には、移載棚123と、基板移載装置として用いられているウエハ移載装置(移載機)300とが配置されている。移載棚123には、移載機300の搬送対象となるポッド110が収納される。
【0013】
また、基板処理装置本体101内には、クリーンユニット134aと、クリーンユニット134bと、炉口開閉機構として用いられる炉口シャッタ147と、処理炉202と、基板保持具として用いられているボート217と、シールキャップ219とが配置されている。ボート217は、例えば石英やSiC等により構成される。
【0014】
I/Oステージ114は、ポッド搬入搬出口112近傍に配置されている。ポッド110は、I/Oステージ114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、I/Oステージ114上から搬出される。
【0015】
ポッド搬送装置118は、I/Oステージ114と載置棚105との間に設置され、ポッド昇降機構118aは、ポッド110を保持したまま上下方向に昇降することができる。ポッド昇降機構118aには、ポッド搬送機構118bが取り付けられている。ポッド昇降機構118aと、ロボットアームと、ポッド搬送機構118bとの連続動作により、I/Oステージ114、載置棚105、予備載置棚107との間で、ポッド110が搬送される。
【0016】
移載機300は載置棚105の後方に設置されている。移載機300は、ウエハWを水平方向に回転させ、直線運動をさせることができる回転直動機構306と、回転直動機構306を昇降させるための昇降機構304とで構成される。また、移載機300は、回転直動機構306と昇降機構304との連続動作により、ボート217にウエハWを装填(チャージング)し、ボート217からウエハWを脱装(ディスチャージング)する。尚、移載機300の詳細は後述する。
【0017】
ボートエレベータ115は、アーム128を有し、処理炉202の下方に配置されていて、ボート217を処理炉202に昇降させる昇降機構として用いられる。アーム128には、シールキャップ219が水平に据え付けられている。シールキャップ219は、ボート217を垂直に支持するとともに、処理炉202の下端部を閉塞することができる。
【0018】
ボート217は、複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、25枚〜150枚程度)のウエハWを、その中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に多段に保持する。
【0019】
処理炉202は、基板処理装置本体101の後部上方に配置されている。処理炉202の下端部は、炉口シャッタ147により開閉される。処理炉202には、ボートエレベータ115によりボート217が搬入出されるようになっている。
【0020】
次に、第1の実施形態の移載機300によるウエハWの移動距離について説明する。図3に示すように、ウエハWをボート217へと移載するためのウエハWの移動距離d2は、ウエハWをポッド110に対して搬入出するためのウエハWの移動距離d1よりも長くなっている。
【0021】
第1の実施形態に係る移載機300においては、移載機300からの距離がそれぞれ異なるポッド110とボート217との間でウエハWを移動させることができる。さらに、ウエハWを同じ距離にしか移動させることができない従来の移載機(以下、比較装置とする)と比較して、基板処理装置100を小型化することができる。すなわち、比較装置においてウエハWを移動させることができる距離が距離d2だけであるとすると、第1の実施形態に係る移載機300においては、ポッド110が載置される移載棚123をウエハ移載装置300からの距離が距離d1の位置に配置することができる。これに対し、比較装置においては、移載棚123を移載機300からの距離d1よりも長い距離d2の位置に移載棚123を配置しなければならず、その分基板処理装置が大型となる。
【0022】
次に、本実施形態における移載機300について説明する。図4においては、昇降機構304の図示は省略し、主として回転直動機構306の部分を示す。回転直動機構306は、昇降機構304が作動することにより一体として上昇し下降する。
【0023】
図4に示すように、回転直動機構306は、回転可能な基台310と、基台310に対して移動する第1移動部330と、第1移動部330に対して移動する第2移動部340とを有する。
【0024】
基台310は、第3の駆動源として用いられる第3モータ402に、例えばギア列等から構成される駆動伝達機構404を介して連結される。基台310は、第3モータ402からの駆動伝達を受けることにより、回転軸308を中心として回転する。そして、基台310が回転することで、第1移動部330と第2移動部340とが基台310と一体として回転軸308を中心として回転する。
【0025】
第1移動部330および第2移動部340は、昇降機構304(図1参照)が作動することにより上昇し下降し、基台310が作動することにより回転する。また、第1移動部330は、図4に矢印aで示すように基台310に対して例えば前後方向(水平方向)に移動(進退)する。また、第2移動部340は、図4に矢印bで示すように、第1移動部330に対して例えば前後方向(水平方向)に移動(進退)される。第1移動部330および第2移動部340の前後方向への移動は、後述する駆動機構400(図5を参照)によって実現される。
【0026】
第2移動部340は、ウエハWが載置される載置部としてのツイーザ346を複数枚、(例えば、ツィーザ346a〜346eの5枚)を有する。複数のツイーザ346は、それぞれが略水平に配置された板状の部材であり、重力方向(鉛直方向)下側からウエハWを支えるように、それぞれがウエハWを保持する。複数のツイーザ346は、隣り合うツイーザ346が互いに所定の間隔をあけた状態で第2移動部340に接続される。
【0027】
図5および図6に示すように、基台310は基台310の筐体の一部としての側板312Sを有する。側板312Sは、基台310の外側面を形成していて、第1移動部330が移動する方向である矢印a1方向および矢印a2方向と平行になるように配置される。
【0028】
また、基台310は基台310の筐体の一部としての上板312Tを有する。上板312Tの上側の面(最上面)には、例えばレール部材314Rとレール部材314Lとが装着される。レール部材314R、314Lは、それぞれが第1移動部330の移動を案内する案内部として用いられ、第1移動部が移動する方向および側板312Sと平行に延在して配置される。
【0029】
第1移動部330は、第1移動部330の筐体としての側板332R、332Lと、底板332Bとを有する。側板332R、332Lは一対の側板であり、それぞれの側板332R、332Lが、第2移動部340が移動する方向である矢印b1方向および矢印b2方向と平行になるように配置される。例えば、第1移動部330の筐体は側板332R、332Lおよび底板332Bによって断面コの字形状(凹状)に構成される。
【0030】
第1移動部330の底板332Bの下側の面(外側面、最下面)には、連結部材334が装着される。連結部材334は、連結部材334R、334Lで構成される。連結部材334Rはレール部材314Rに対し移動することができるようにレール部材314Rに連結されていて、連結部材334Lはレール部材314Lに対して移動することができるようにレール部材314Lに連結される。このような構成により、第1移動部330は、基台310に対して矢印a1方向および矢印a2方向へ移動を補助することができる。
【0031】
第1移動部330の側板332R、332Lの上面(最上面)には、それぞれレール部材336R、336Lが装着される。レール部材336R、336Lは、それぞれが第2移動部340の移動を案内する案内部として用いられ、第2の移動部が移動する方向である矢印b1方向および矢印b2方向と平行に延在して配置される。
【0032】
第2移動部340の底面(底板332Bの外側面、最下面)には、連結部材342が固定される。連結部材342は、第2移動部340の底面から第2移動部340の両側面へとそれぞれに伸びる形状である。言い換えれば、その断面形状が左右にリブを有するハット状(シルクハット状)に形成される。断面コの字形状(凹状)の上端が水平方向外方に延びた形状とも言える。連結部材342は、左右のリブ部分がレール部材336R、336Lに対して移動することができるようにそれぞれレール部材336R、336Lに連結される。このような構成により、第2移動部340は、第1移動部330に対して矢印b1方向および矢印b2方向へ移動を補助することができる。
【0033】
第2移動部340は、下端部340bが第1移動部330の上端部330tよりも重力方向(高さ方向)における下側に位置している。すなわち、第2移動部340は第1移動部330筐体の内部(窪み部分)に配置されている。つまり、断面視において、連結部材342の少なくとも一部が高さ方向において側板332R、332Lと重なり合うように配置されている。このように、第2移動部340の下端部340bが第1移動部330の上端部330tよりも重力方向における下側に位置しているため、従来の移載機と比較して高さ方向の大きさを小さくすることができる。
【0034】
駆動機構400は、回転直動機構306の一部であり、ウエハWの直線運動(進退運動)を実現させる機構である。具体的には、駆動機構400は、基台310に対して第1移動部330を移動させるとともに、第1移動部330に対して第2移動部340を移動させる。
【0035】
駆動機構400は、第1移動部330を基台310に対して移動させる第1機構部410と、第2移動部340を第1移動部330に対して移動させる第2機構部450とを有する。第1機構部410は、基台310の側板312Sの外側の面に対して設置され、第2機構部450は、第1移動部330の側板332Lにおける側板332Rと向かい合う側の面(内側面)に装置される。すなわち、第1機構部410は基台310の筐体外に設置されていて、第2機構部450は第1移動部の筐体内に設置されている。
【0036】
第1移動部330の横幅は、第2移動部340の横幅よりも大きく構成される。すなわち、第1移動部330の横幅は、下端部340bの横幅よりも大きい。また、第1機構部410と第2機構部450とは、第1機構部410の少なくとも一部分と第2機構部450の少なくとも一部分とが重力方向において重なるように配置される。より具体的には、第1機構部410と第2機構部450とは、第1機構部410が第2機構部450よりも重力方向における下方に位置し、第1機構部410の一部分と第2機構部450とが重力方向において重なるように配置されている。
【0037】
また、第1機構部410は、電動部(駆動部)としての第1モータ412によって駆動され、第2機構部450は、電動部(駆動部)としての第2モータ452によって駆動される。第1モータ412は、基台310に装着され、第2モータ452は第1移動部330に装着される。
【0038】
また、第1機構部410は、駆動プーリ414を有する。駆動プーリ414は、第1モータ412に連結されていて、第1モータ412からの駆動伝達を受けて図5に示す矢印c方向に回転をすることができるように、側板312Sに設置される。また、第1機構部410は、従動プーリ416、418、420および422を有する。そして、従動プーリ416、418、420および422は、それぞれが、側板312Sに対して回転することができるように、側板312Sに設置される。
【0039】
また、第1機構部410は、ベルト部材424を有する。ベルト部材424は、無端状の帯状の部材であって、図5に示すように、駆動プーリ414、従属プーリ416、418、420および422に掛け渡され、駆動プーリ414からの駆動伝達を受けて回転するように構成される。また、ベルト部材424には、第1移動部330の底面に設けられた固定部材338が取り付けられ、固定部材338によってベルト部材424と第1移動部330とが連結され固定される。そして、ベルト部材424が回転をすることで、第1移動部340がベルト部材424と一体として移動する。
【0040】
第2機構部450は駆動プーリ454を有する。駆動プーリ454は、第2モータ452に連結され、第2モータ452からの駆動伝達を受けて図5に示す矢印d方向に回転をするように側板332Lに設置される。また、第2機構部450は、従動プーリ456、458、460および462を有する。従動プーリ456、458、460および462は、それぞれが、側板332Lに対して回転するように、側板332Lに設置される。
【0041】
また、第2機構部450は、ベルト部材464を有する。ベルト部材464は、無端状の帯状の部材であって、図5に示されるように、駆動プーリ454、従動プーリ456、458、460および462に掛け渡され、駆動プーリ454からの駆動伝達を受けて回転するように構成される。また、ベルト部材464には、先述の連結部材342の底面に設けられた固定部材344が取り付けられ、固定部材344によってベルト部材464と第2移動部340とが連結され固定される。そして、ベルト部材464が回転をすることで、第2移動部340がベルト部材464および連結部材342と一体として移動する。
【0042】
上述のように、駆動機構400は、第1モータ412からの駆動伝達を受けて駆動プーリ414が回転し、駆動プーリ414からの駆動伝達を受けてベルト部材424が回転することで、第1移動部330を矢印a1に示す前方向か、矢印a2に示す後方向かのいずれかに移動させる。この際、第1モータ412の回転方向を切り替えることで、第1移動部330を、前後方向のいずれかに移動させるかを選択できる。
【0043】
また、駆動機構400は、第2モータ452からの駆動伝達を受けて駆動プーリ454が回転し、駆動プーリ454からの駆動伝達を受けてベルト部材464が回転することで第2移動部340が前後方向のいずれかに移動する。この際、第2モータ452の回転方向を切り替えることで、第2移動部340を前後方向いずれかに移動させるかを選択できる。このような構成により、第1移動部330の移動と、第2移動部340の移動とを互いに独立させて行うことができる。また、それぞれの移動部の速度をそれぞれに独立させて制御することができるため、基板の移載速度および移載速度を向上させることができ、スループットを向上させることが可能となる。
【0044】
次に、本実施形態におけるツイーザ346について図7図8を用いて説明する。ツイーザ346の材質としては、例えばSUS材を用いることができる。SUS材を用いた場合、アルミニウムをツイーザ346の材質として用いた場合と比較してツイーザ346自身の重さに起因する撓みの発生を抑制することができる。
【0045】
ツイーザ346a〜346dは、後述する移動機構600(図9を参照)に装着され、移動機構600が動作することによって重力方向(上下方向)に移動することができるように構成される。ツイーザ346a〜346dは、移動機構600に装着されるための装着部348a〜348dをそれぞれ有する。
【0046】
重力方向において互いに隣り合うツイーザ346の装着部348は、水平方向においてそれぞれのツイーザ346に載置されるウエハWに対して互いに対向するように配置されるか、鉛直方向においてそれぞれのツイーザ346に載置されるウエハWに対して互いに対向するように配置される。
【0047】
より具体的には、互いに隣り合う2つのツイーザ346a、346bにおいて、ツイーザ346aの装着部348aとツイーザ346bの装着部348bとは、水平方向において互いに逆側に配置される。また、互いに隣り合う2つのツイーザ346b、346cにおいて、ツイーザ346bの装着部348bとツイーザ346cの装着部348cとは、重力方向において互いに逆側に配置される。また、互いに隣り合う2つのツィーザ346c、346dにおいて、ツイーザ348cの装着部348cとツィーザ348dの装着部348dとは、水平方向において互いに逆側に配置される。
【0048】
次に、移動機構600について説明する。図9に示すように、移動機構600は、第4モータ610により駆動されるボールネジ機構612と、第5モータ620によって駆動されるボールネジ機構622とを有する。ボールネジ機構612の回転部材614には、装着部348b、348cが設置される。また、ボールネジ機構622の回転部材624には、装着部348a、348dが装着される。
【0049】
移動機構600において、ボールネジ機構612、622は同時に駆動を開始し、同時に駆動を終了させる。このため、ツイーザ346a〜ツイーザ346dは、同時に移動を開始し、同時に移動を終了する。また、ボールネジ機構612、622は、互いに隣り合うツイーザ346間の距離がそれぞれ全て等しくなるように、ツイーザ346a〜346dそれぞれの移動速度が定められている。
【0050】
図9に、互いに隣り合うツイーザ346間の距離が最小の状態を示す。この状態から4枚のツイーザ346a〜346dを上方に移動させることで、互いに隣り合うツイーザ346間の距離が大きくなる。ここで、ツイーザ346dの移動速度をVとすると、ツイーザ346cの移動速度は2V、ツイーザ346bの移動速度は3V、ツイーザ346aの移動速度は4Vのような速度関係となっている。すなわち、各装着部348a〜348dに対応してボールねじ機構612、622に形成されたそれぞれのネジ溝のピッチ間隔が、装着部348dのピッチ間隔をDとすると、装着部348cのピッチ間隔は2D、装着部348bのピッチ間隔は3D、装着部348aのピッチ間隔は4Dのようなピッチ間隔関係となっている。なお、ツイーザ346eは、重力方向において移動せずに、固定されている。
【0051】
次に、移載機300の進退動作について説明する。図10(a)は、基台310に対して第1移動部330が最も後側に位置し、第1移動部330に対して第2移動部340が最も後側にある状態を示す。図10(b)は、基台310に対して第1移動部330が最も前側に位置し、第1移動部330に対して第2移動部340が最も前側にある状態を示す。このように、基台310に対する第1移動部340の移動と、第1移動部340に対する第2移動部340の移動とは、先述のように駆動機構400によって実現される。
【0052】
図11に示すように、制御部700は、例えばCPU等が用いられる制御回路702を有し、制御回路702に例えば操作パネルや、操作端末装置等が用いられる操作入力部710からの入力がなされる。そして、制御回路702からの出力により第1モータ412、第2モータ452、第3モータ402、第4モータ610および第5モータ620が制御される。すなわち、第1モータ412、第2モータ452、第3モータ402、第4モータ610および第5モータ620の回転を開始するタイミング、回転を停止するタイミングおよび回転速度が、制御回路702からの出力により制御される。
【0053】
制御回路702は、第1モータ412、第2モータ452、第3モータ402、第4モータ610および第5モータ620を制御することと併せて、例えばボートエレベータ115、搬送装置118、昇降機構304等の基板処理装置100の他の部分も制御する。
【0054】
次に、上述の基板処理装置100を用い、半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、ウエハ上に膜を形成する処理(以下、成膜処理や基板処理ともいう)のシーケンス例について説明する。なお、以下の説明において、基板処理装置100を構成する各部の動作は制御部700により制御される。図12に示すように、制御部700は、一連の処理を開始させると、ステップS100におけるウエハ移載工程を行わせ、ステップS200におけるウエハ処理工程を行わせ、ステップS300におけるウエハ収納工程を行わせる。
【0055】
ステップS100における移載工程に先立ち、ポッド110はポッド搬入搬出口112から搬入されたポッド110は、ポッド搬送装置118によって移載棚123に搬送される。移載棚123では図示しないポッドオープナによりポッド110の蓋が取り外される。
【0056】
ステップS100における移載工程では、制御部700は、第1モータ412、第2モータ452、第3モータ402、昇降機構304等を制御することにより、ウエハ移載装置300を制御してポッド110内のウエハWをボート217へと移載させる。すなわち、ウエハ移載装置300が、ウエハWを昇降動させ、回転動させ、水平進退動させることで、ポッド110内のウエハWをボート217に移戴する。ウエハWの移載は、ボート217に移載されたウエハWの枚数が予定された枚数となるまで複数のポッド110に対して実行される。ボート217に予定された枚数のウエハWが装填されると、ボートエレベータ115が、ボート217を上昇させ、ボート217を処理炉202内に挿入する。即ち、炉口シャッタ147が閉じていた処理炉202の下端部を開放させ、シールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、処理炉202内へボート217が搬入(ローディング)される。
【0057】
続いて、ステップS200における処理工程では、ボート217に保持されたウエハWが処理炉202内で処理される。すなわち、処理炉202内に処理ガスが供給され、ウエハW上に任意の成膜処理が実施される。
【0058】
続いて、ステップS300における収納工程では、制御部700は、処理されたウエハWをボート217から移載させ、FOUP110に収納させる。すなわち、処理炉202内でウエハWに所要の処理が施された後、ボートエレベータ115は、シールキャップ219を降下させ、ボート217を処理炉202より引き出す。ボート217は、ウエハWが所要温度に冷却された後、処理済のウエハWがウエハ移載装置300によってボート217からポッド110に搬送され、上記した手順と逆の手順で基板処理装置外部に搬出される。
【0059】
ここで、ステップS100における移載工程と、ステップS300における収納工程とにおいて、制御回路702は、第1移動部330と第2移動部340とを互いに独立して移動させ、ウエハ移載装置300からの距離が互いに異なるボート217とポッド110との間でウエハWを移動させるように、第1移動部330の移動と第2移動部340の移動とを制御する。
【0060】
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
図13に示すように、第2の実施形態に係る移載機300は、検知部としてのマッピングセンサ500を有する。マッピングセンサ500は、例えばポッド110内のウエハWの検査を行うためのセンサであり、より具体的には、ポッド110内のウエハWの枚数の確認、ウエハWの破損の有無の確認および検知のために用いられる。マッピングセンサ500としては、例えば、ファイバセンサを用いることができる。マッピングセンサ500は、第2移動部340の側面であって、矢印bで示す第2移動部340の移動方向における前方端部側の上端側に設けられている。
【0061】
また、マッピングセンサ500は、例えばL字形の本体部502と、回転軸504とを有し、回転軸504によって本体部502が第2移動部340に対して回転するように設置される。そして、本体部502が回転することで、マッピングセンサ500は、図13(a)に示す検知位置と、図13(b)に示す退避位置との間で移動することができる。ここで、検知位置とは、マッピングセンサ500がウエハWを検知する位置である。また、退避位置とは、マッピングセンサ500を使用しない時にマッピングセンサ500が収納される位置である。また、マッピングセンサ500は、検知位置の高さ位置(センサの高さ位置)が、例えばツイーザ346e等のツイーザ346に載置されたウエハWの表面又は裏面と同じ高さとなるように構成される。ここでは、ツィーザ346eの表面と同じ高さとなるように構成される。
【0062】
また、マッピングセンサ500には、回転動作機構510が連結されていて、回転動作機構510からの駆動伝達を受けて、回転軸504を中心として本体部502が回転することにより、検知位置と退避位置との間を移動するように構成される。ここで、退避位置から検知位置までマッピングセンサ500を移動させるには、図13に示す矢印fの方向に回転させるようにしてマッピングセンサ500を移動させる。
【0063】
検知位置におけるマッピングセンサ500の位置は、ウエハWを搬送する際のウエハWの移動の軌跡上にある。このため、ポッド110内のウエハWの検査を行った後、マッピングセンサ500を移動させることなく、マッピングセンサ500でウエハWの搬送状態を確認することができる。
【0064】
図14は、本発明の比較例に係る移載機300を示す図である。比較例としての移載機300は、ウエハWを検知する検知部522と、検知部522を支持する支持部として用いられているフレーム部524とを有する。また、フレーム部524には、直線動作機構530が連結されている。比較例としての移載機300は、マッピングセンサ500は、直線動作機構530からの駆動伝達を受けることにより図14(b)に示す退避位置と図14(a)に示す検知位置との間で直線方向に移動することができる。
【0065】
比較例における移載機300は、フレーム部524は、幅方向(図14において紙面と直交方向)において第2移動部340よりも大きいU字形状を有することにより移動時における第2移動部340との干渉を回避している。その結果、フレーム部524が大型化するため、フレーム部524が自重により撓んだり歪んだりしやすい。フレーム部524が撓んだり歪んだりすることにより、検知部522の正確な位置合わせが困難となることがある。
【0066】
また、比較例における移載機300は、マッピングセンサ500の検知部522の検知位置は、ウエハWを移動させる際のウエハWの移動の軌跡上と一致しない。このため、ポッド110内のウエハWの検査を行った後、マッピングセンサ500でウエハWの搬送状態を確認するために、マッピングセンサ500を移動させる必要なことがある。
【0067】
さらに、比較例における移載機300は、ウエハWの検知に際して、マッピングセンサ500をウエハW側に向けるために、移載機300を回転させる必要がある。ウエハWの検知の度に移載機300を回転させると、移載機300の駆動部からパーティクルが発生しやすくなる。また、回転動作分、処理に時間がかかるため、スループットが低下してしまうことがある。
【0068】
以上のように、本発明の第2の実施形態における移載機300によれば、比較例における移載機300と比較して、マッピングセンサ500の正確な位置決めが容易になり、マッピングセンサ500による検知の精度を向上させることができる。
【0069】
この出願は、2015年3月25日に出願された日本出願特願2015−062658を基礎として優先権の利益を主張するものであり、その開示の全てを引用によってここに取り込む。
【産業上の利用可能性】
【0070】
以上で説明をしたように、本発明は、基板処理装置および半導体装置の製造方法に適用することができる。
【符号の説明】
【0071】
100・・・基板処理装置
110・・・FOUP
217・・・ボート
300・・・ウエハ移載装置
310・・・基台
312・・・側板
330・・・第1移動部
332R、332L・・・側板
340・・・第2移動部
346・・・ツイーザ
410・・・第1機構部
412・・・第1モータ
450・・・第2機構部
452・・・第2モータ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14