特許第6232259号(P6232259)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6232259通信品質情報送信装置、通信品質情報送信方法、及び通信品質情報送信プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6232259
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】通信品質情報送信装置、通信品質情報送信方法、及び通信品質情報送信プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20171106BHJP
   H04M 1/73 20060101ALI20171106BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20171106BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20171106BHJP
【FI】
   H04M1/00 R
   H04M1/73
   H04W24/10
   H04W64/00 171
【請求項の数】13
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-232169(P2013-232169)
(22)【出願日】2013年11月8日
(65)【公開番号】特開2015-95674(P2015-95674A)
(43)【公開日】2015年5月18日
【審査請求日】2016年8月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100121980
【弁理士】
【氏名又は名称】沖山 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100128107
【弁理士】
【氏名又は名称】深石 賢治
(72)【発明者】
【氏名】原 未來
(72)【発明者】
【氏名】岡田 賢詞
【審査官】 藤江 大望
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−034103(JP,A)
【文献】 特開2012−191440(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24−7/26
H04M1/00
1/24−3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
99/00
H04W4/00−8/24
8/26−16/32
24/00−28/00
28/02−72/02
72/04−74/02
74/04−74/06
74/08−84/10
84/12−88/06
88/08−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段と、
複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段と、
通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段と、
前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信手段と、
を備え
前記測位手段は前記位置情報に関する誤差情報をさらに取得し、
前記位置情報記憶手段は、前記位置情報に対応付けて前記誤差情報を前記記憶手段に記憶し、
前記情報送信手段は、前記記憶手段から前記誤差情報を基に前記位置情報を選択し、該位置情報を前記通信品質情報と共に送信する、
通信品質情報送信装置。
【請求項2】
位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段と、
複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段と、
通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段と、
前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信手段と、
を備え、
前記情報送信手段は、取得した複数の位置情報の変化が安定した時点で前記記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から前記位置情報を選択する
通信品質情報送信装置。
【請求項3】
位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段と、
複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段と、
通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段と、
前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信手段と、
を備え、
前記位置情報記憶手段は、前記位置情報を取得した時間に関する取得時間情報を、前記位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶し、
前記情報送信手段は、現在時刻との時間差が規定値以下である取得時間情報に対応付けられている前記位置情報を、前記通信品質情報と共に送信する
通信品質情報送信装置。
【請求項4】
前記情報送信手段は、所定時間内に取得された複数の位置情報の中から最も小さい前記誤差情報に対応付けられた前記位置情報を選択する、
請求項記載の通信品質情報送信装置。
【請求項5】
移動速度を検出する速度検出手段をさらに備え、
前記情報送信手段は、前記規定値を前記移動速度に応じて設定する、
請求項記載の通信品質情報送信装置。
【請求項6】
前記測位手段は、前記記憶手段に記憶されている第1の位置情報が、現在時刻との時間差が規定値以上の取得時間情報に対応付けられている場合は、前記第1の位置情報を計測した測位方式より精度の低い別の測位方式で再度第2の位置情報を取得し、
前記情報送信手段は、前記第1の位置情報の示す位置と前記第2の位置情報の示す位置との距離が前記位置計測の誤差に応じて設定された値以下の場合は、前記第1の位置情報を前記通信品質情報と共に送信する、
請求項記載の通信品質情報送信装置。
【請求項7】
移動速度を検出する速度検出手段をさらに備え、
前記情報送信手段は、前記位置計測の誤差に応じて設定された値を前記移動速度に応じて設定する、
請求項記載の通信品質情報送信装置。
【請求項8】
測位手段が、位置計測を実行して位置情報を取得する測位ステップと、
位置情報記憶手段が、複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶ステップと、
通信品質検出手段が、通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出ステップと、
情報送信手段が、前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信ステップと、
を備え
前記測位ステップでは、前記位置情報に関する誤差情報をさらに取得し、
前記位置情報記憶ステップでは、前記位置情報に対応付けて前記誤差情報を前記記憶手段に記憶し、
前記情報送信ステップでは、前記記憶手段から前記誤差情報を基に前記位置情報を選択し、該位置情報を前記通信品質情報と共に送信する、
通信品質情報送信方法。
【請求項9】
測位手段が、位置計測を実行して位置情報を取得する測位ステップと、
位置情報記憶手段が、複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶ステップと、
通信品質検出手段が、通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出ステップと、
情報送信手段が、前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信ステップと、
を備え、
前記情報送信ステップでは、取得した複数の位置情報の変化が安定した時点で前記記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から前記位置情報を選択する、
通信品質情報送信方法。
【請求項10】
測位手段が、位置計測を実行して位置情報を取得する測位ステップと、
位置情報記憶手段が、複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶ステップと、
通信品質検出手段が、通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出ステップと、
情報送信手段が、前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信ステップと、
を備え、
前記位置情報記憶ステップでは、前記位置情報を取得した時間に関する取得時間情報を、前記位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶し、
前記情報送信ステップでは、現在時刻との時間差が規定値以下である取得時間情報に対応付けられている前記位置情報を、前記通信品質情報と共に送信する、
通信品質情報送信方法。
【請求項11】
コンピュータを、
位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段、
複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段、
通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段、及び
前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信手段、
として機能させ
前記測位手段は前記位置情報に関する誤差情報をさらに取得し、
前記位置情報記憶手段は、前記位置情報に対応付けて前記誤差情報を前記記憶手段に記憶し、
前記情報送信手段は、前記記憶手段から前記誤差情報を基に前記位置情報を選択し、該位置情報を前記通信品質情報と共に送信する、
通信品質情報送信プログラム。
【請求項12】
コンピュータを、
位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段、
複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段、
通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段、及び
前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信手段、
として機能させ、
前記情報送信手段は、取得した複数の位置情報の変化が安定した時点で前記記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から前記位置情報を選択する、
通信品質情報送信プログラム。
【請求項13】
コンピュータを、
位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段、
複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、前記測位要求に応じて前記測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段、
通信品質を検出することによって前記通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段、及び
前記通信品質検出手段によって取得された前記通信品質情報を、前記記憶手段に記憶された前記位置情報と共に送信する情報送信手段、
として機能させ、
前記位置情報記憶手段は、前記位置情報を取得した時間に関する取得時間情報を、前記位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶し、
前記情報送信手段は、現在時刻との時間差が規定値以下である取得時間情報に対応付けられている前記位置情報を、前記通信品質情報と共に送信する、
通信品質情報送信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信品質に関する情報を送信する通信品質情報送信装置、通信品質情報送信方法、及び通信品質情報送信プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、GPS(Global Positioning System)等を用いて取得された位置情報を、各種センサにより取得された情報と共に通信ネットワークを介して収集する情報収集システムが用いられている。例えば、GPS測位により取得された位置情報と時刻情報等のその他の情報との組み合わせを電子メールにパッケージ化して送信する情報収集システム、車両の環境情報(路面の凹凸等)を位置情報と共に取得し通信手段を介してデータベースに保存する情報収集システム、或いは、所定のイベントが発生したときにGPS情報及び各種センサ情報を取得しサーバに送信する情報収集システムが知られている(下記特許文献1〜3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−173892号公報
【特許文献2】特開2009−266175号公報
【特許文献3】特開2013−186539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したような情報収集システムにおいては、情報収集頻度に応じてGPS測位等の位置計測処理の頻度が高まり、それに応じて情報送信元の端末装置の電力消費量が増加する傾向にあった。
【0005】
そこで、本発明はかかる課題に鑑みて為されたものであり、位置計測による電力消費を低減することが可能な通信品質情報送信装置及び通信品質情報送信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る通信品質情報送信装置は、位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段と、複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、測位要求に応じて測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段と、通信品質を検出することによって通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段と、通信品質検出手段によって取得された通信品質情報を、記憶手段に記憶された位置情報と共に送信する情報送信手段と、を備える。
【0007】
或いは、本発明の別形態に係る通信品質情報送信方法は、測位手段が、位置計測を実行して位置情報を取得する測位ステップと、位置情報記憶手段が、複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、測位要求に応じて測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶ステップと、通信品質検出手段が、通信品質を検出することによって通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出ステップと、情報送信手段が、通信品質検出手段によって取得された通信品質情報を、記憶手段に記憶された位置情報と共に送信する情報送信ステップと、を備える。
【0008】
或いは、本発明の別形態に係る通信品質情報送信プログラムは、コンピュータを、位置計測を実行して位置情報を取得する測位手段、複数のアプリケーションプログラムによる測位要求を検出し、測位要求に応じて測位手段によって取得された位置情報を記憶手段に記憶する位置情報記憶手段、通信品質を検出することによって通信品質に関する通信品質情報を取得する通信品質検出手段、及び通信品質検出手段によって取得された通信品質情報を、記憶手段に記憶された位置情報と共に送信する情報送信手段、として機能させる。
【0009】
このような通信品質情報送信装置、通信品質情報送信方法、或いは通信品質情報送信プログラムにおいては、位置情報記憶手段によって、複数のアプリケーションプログラムからの要求に応じて取得された位置情報がその都度記憶手段に記憶され、情報送信手段によって、通信品質検出手段によって取得された通信品質情報に対して記憶手段に記憶されている位置情報が付加されて送信される。これにより、検出された通信品質情報に付加される位置情報に、他のアプリケーションにより取得された位置情報を流用することにより、通信品質検出時の位置計測処理の削減が可能となり、情報提供元の装置の電力消費量を低減することが可能になる。
【0010】
上記通信品質情報送信装置においては、測位手段は位置情報に関する誤差情報をさらに取得し、位置情報記憶手段は、位置情報に対応付けて誤差情報を記憶手段に記憶し、情報送信手段は、記憶手段から誤差情報を基に位置情報を選択し、該位置情報を通信品質情報と共に送信する、ことが好適である。この場合、記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から誤差情報を基に適切な位置情報を選択して送信することができる。
【0011】
また、情報送信手段は、所定時間内に取得された複数の位置情報の中から最も小さい誤差情報に対応付けられた位置情報を選択する、ことも好適である。かかる構成を採れば、記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から誤差の小さい正確な位置情報を選択して送信することができる。
【0012】
さらに、情報送信手段は、取得した複数の位置情報の変化が安定した時点で記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から位置情報を選択する、ことも好適である。こうすれば、記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から誤差の小さい正確な位置情報を選択して送信することができる。
【0013】
またさらに、位置情報記憶手段は、位置情報を取得した時間に関する取得時間情報を、位置情報に対応付けて記憶手段に記憶し、情報送信手段は、現在時刻との時間差が規定値以下である取得時間情報に対応付けられている位置情報を、通信品質情報と共に送信する、ことも好適である。かかる構成を採れば、記憶手段に記憶された複数の位置情報の中から通信品質情報の取得時の位置との誤差の小さい正確な位置情報を選択して送信することができる。
【0014】
さらにまた、移動速度を検出する速度検出手段をさらに備え、情報送信手段は、規定値を移動速度に応じて設定する、ことも好適である。この場合、送信する位置情報の示す位置と通信品質情報の取得時の位置との誤差を、移動速度に関係なく低減することができる。
【0015】
また、測位手段は、記憶手段に記憶されている第1の位置情報が、現在時刻との時間差が規定値以上の取得時間情報に対応付けられている場合は、第1の位置情報を計測した測位方式より精度の低い別の測位方式で再度第2の位置情報を取得し、情報送信手段は、第1の位置情報の示す位置と第2の位置情報の示す位置との距離が位置計測の誤差に応じて設定された値以下の場合は、第1の位置情報を通信品質情報と共に送信する、ことも好適である。こうすれば、移動速度が小さい場合に記憶手段に記憶されている位置情報を有効利用しつつ、提供する位置情報の誤差を抑えることができる。
【0016】
さらに、移動速度を検出する速度検出手段をさらに備え、情報送信手段は、位置計測の誤差に応じて設定された値を移動速度に応じて設定する、ことも好適である。この場合、提供する位置情報の示す位置と通信品質情報の取得時の位置との誤差を、移動速度に関係なく低減することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、位置計測による電力消費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本実施形態の好適な実施形態に係る通信品質情報収集システムのシステム構成を示す図である。
図2図1の携帯型端末装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3図1の位置情報記憶部22によって位置情報格納部27に記憶された位置情報のデータ構成の一例を示す図である。
図4図1の通信品質検出部23により通信品質情報格納部28に格納された通信品質情報のデータ構成の一例を示す図である。
図5図1の携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。
図6】本発明の変形例における携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。
図7】本発明の変形例における携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。
図8】本発明の変形例における携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面とともに本発明による通信品質情報送信装置及び通信品質情報送信方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0020】
図1は、本実施形態の好適な一実施形態に係る通信品質情報収集システムのシステム構成を示す図である。同図に示す通信品質情報収集システムは、LTE(Long Term Evolution)等の複数の通信規格(通信プロトコル)に準拠した無線通信を利用して通信品質情報送信装置である複数の携帯型端末装置2から通信品質情報を収集する通信システムである。この通信品質情報収集システムは、複数の携帯型端末装置2と、通信品質情報を収集して蓄積する情報収集用サーバ1とを含んで構成されている。本実施形態の通信品質情報収集システムにおいては、各装置は、物理的に一台の装置で構成されていてもよいし、複数台の装置によって構成された処理システムであってもよい。
【0021】
同図に示すように、携帯型端末装置2は、機能的には、測位部(測位手段)21、位置情報記憶部(位置情報記憶手段)22、通信品質検出部(通信品質検出手段)23、通信品質情報送信部(情報送信手段)24、速度検出部(速度検出手段)25、複数のアプリケーションプログラム26a,26b,…、位置情報格納部(記憶手段)27、及び通信品質情報格納部28を備える。この携帯型端末装置2は、通信ネットワークNWを介して情報収集用サーバ1との間でデータ通信が可能に構成されたスマートフォン、タブレット端末等に代表される通信端末装置である。
【0022】
携帯型端末装置2は、図2に示すように、物理的には、1又は複数のCPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、タッチパネル等の入力デバイスである入力装置104、ディスプレイ等の出力装置105、データ送受信デバイスである通信モジュール106、位置計測処理を実行するデバイスである測位モジュール107、半導体メモリ等の補助記憶装置108などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図1における携帯型端末装置2の各機能は、図2に示されるCPU101、RAM102等のハードウェア上に1又は複数の所定のコンピュータソフトウェア(本実施形態の通信品質情報送信プログラム)を読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで入力装置104、出力装置105、通信モジュール106、及び測位モジュール107を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置108におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
【0023】
以下、携帯型端末装置2の各部の機能について詳細に説明する。
【0024】
測位部21は、携帯型端末装置2の位置計測処理を実行して携帯型端末装置2の位置を示す位置情報を取得する。例えば、測位部21はGPS測位を利用して測位処理を実行し、携帯型端末装置2の現在位置の緯度、経度、及び高度を含む位置情報を取得する。このとき、測位部21は、自立測位によって測位処理を実行してもよいし、通信ネットワークNWを介してサーバ装置と相互に通信しながら測位を行うアシステッドGPS方式によって位置計測処理を実行してもよい。また、測位部21は、GPS測位以外にも、在圏する無線基地局からの電波を利用するネットワーク測位、或いは無線LANアクセスポイントからの位置情報を利用する無線LAN測位を利用して位置計測を実行することもできる。
【0025】
アプリケーションプログラム26a,26b,…は、携帯型端末装置2において測位部21によって取得された位置情報を利用して動作するプログラムである。例えば、アプリケーションプログラム26a,26b,…は、位置情報を利用して地図データをダウンロードする地図表示用ソフトウェア、位置情報を利用して経路情報を表示するナビゲーションソフトウェア、現在地に対応した天気予報、店舗情報等の各種情報を取得する情報閲覧用ソフトウェア、位置情報を利用するSNS(Social Networking Service)ソフトウェア等である。これらのアプリケーションプログラム26a,26b,…は、それらの動作時に測位部21に対して測位要求を随時通知し、それに応じて測位部21から返された位置情報を利用して動作する。
【0026】
位置情報記憶部22は、アプリケーションプログラム26a,26b,…による測位要求を検出し、その測位要求に応じて測位部21によって取得された位置情報をその都度位置情報格納部27に蓄積して記憶する。図3には、位置情報記憶部22によって位置情報格納部27に記憶された位置情報のデータ構成の一例を示している。同図に示すように、位置情報格納部27に記憶される位置情報には、それぞれの位置情報を一意に識別するための識別情報(ID)“345”と、測位部21による位置情報の取得日時を示す日時情報“2013年10月4日15時15分24.543秒”と、測位結果を示す緯度“35.681382”、経度“139.766084”、及び高度“10.0[m]”と、携帯型端末装置2の移動速度“0.0[m/s]”と、位置計測処理の計測誤差(誤差情報)“50.0[m]”と、位置計測処理の方式を示す測位手段“GPS”とが互いに対応付けられている。この位置情報に含まれる移動速度は、位置情報格納部27に位置情報が記憶されるタイミングで速度検出部25によって計算されて反映され、位置情報に含まれる計測誤差は、測位部21により、利用する位置計測方式に応じて位置計測処理の都度決定および反映される。詳細には、移動速度は、速度検出部25により、位置情報格納部27に記憶された時間的に前後する複数の位置情報の示す位置間の距離、及びそれらの複数の位置情報の取得日時の時間差を基に算出される。その一方で、移動速度は、携帯型端末装置2に内蔵される速度センサの計測結果を基に速度検出部25によって検出されてもよい。
【0027】
図1に戻って、通信品質検出部23は、位置情報格納部27に有効な位置情報が記憶されているかを確認し、有効な位置情報が記憶されている際に、通信ネットワークNWに関する通信品質を検出し、検出した通信品質に関する通信品質情報を取得する。この通信品質検出部23が取得する通信品質情報としては、通信ネットワークNWを構成する無線基地局と携帯型端末装置2との間の無線品質を表す情報が挙げられる。例えば、通信品質検出部23は、基準信号受信パワーRSRP(Reference Signal Received Power)、基準信号受信品質RSRQ(Reference Signal Received Quality)、受信信号コード電力RSCP(Received Signal Code Power)、送受信データのビットレート、送受信データのエラーレート、信号遅延時間RTT(Round-Trip Time)、電波到達圏内/圏外の切り替わり、或いは携帯型端末装置2の接続先のネットワーク種別(3GPP:3rd Generation Partnership Project/LTE:Long Term Evolution/WiFi:Wireless Fidelity)の切り替わりを検出し、それらに関する情報を取得する。そして、通信品質検出部23は、取得した通信品質情報を通信品質情報格納部28に格納する。なお、通信品質検出部23は、取得した通信品質情報を格納部に格納しないで、そのまま通信品質情報送信部24に引き渡すように動作してもよい。
【0028】
図4には、通信品質検出部23により通信品質情報格納部28に格納された通信品質情報のデータ構成の一例を示している。同図に示すように、通信品質情報格納部28に格納される通信品質情報には、それぞれの通信品質情報を一意に識別するための識別情報(ID)“512”と、通信品質検出部23による通信品質情報の取得日時を示す日時情報“2013年10月4日15時17分11.009秒”と、取得された通信品質情報である基準信号受信パワーRSRP“-90”、基準信号受信品質RSRQ“-6.5”、信号遅延時間RTT“123[ms]”、ダウンロードスループット“25,857[kbps]”、アップロードスループット“5,211[kbps]”、及びネットワーク種別“LTE”とが互いに対応付けられている。
【0029】
ここで、通信品質検出部23は、所定時間Tc1間隔の定期的なタイミングで位置情報格納部27に有効な位置情報が格納されているか否かを判断し、有効な位置情報が格納されていると判断したタイミングで通信品質情報を検出及び取得する。詳細には、通信品質検出部23は、未だ情報収集用サーバ1に送信されていない位置情報を有効な位置情報として判断する。また、通信品質検出部23は、定期的なタイミングで位置情報を判断する代わりに、アプリケーションプログラム26a,26b,…によって測位要求が為されて位置情報格納部27に新たな位置情報が所定数格納されたタイミングで通信品質情報を検出及び取得することもできる。
【0030】
通信品質情報送信部24は、通信品質検出部23によって通信品質情報が取得されるタイミングで、通信品質情報格納部28から通信品質情報を読み出し、その通信品質情報と位置情報格納部27に記憶された位置情報とを対応付けて送信情報を生成し、その送信情報を情報収集用サーバ1に送信する。すなわち、通信品質情報送信部24は、通信品質情報格納部28において所定時間Tc1内に取得された有効な位置情報が複数存在する場合には、それらの位置情報の中で最も小さい測定誤差に対応付けられた位置情報を選択する。そして、通信品質情報送信部24は、通信品質情報に対して選択した位置情報を組み合わせて送信情報を生成する。
【0031】
次に、上述した携帯型端末装置2による通信品質情報の取得及び送信時の動作について説明するとともに、本実施形態に係る通信品質情報送信方法について詳述する。図5は、携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。
【0032】
まず、複数のアプリケーションプログラム26a,26b,…による測位要求に応じて位置情報の取得履歴が位置情報格納部27に格納される一方で、所定時間Tc1間隔の定期的なタイミングで、通信品質検出部23によって位置情報格納部27内の位置情報が確認される(ステップS101)。そして、通信品質検出部23により、位置情報格納部27内に有効な位置情報が存在するか否かが判定される(ステップS102)。判定の結果、有効な位置情報が存在しないと判定された場合(ステップS102;No)、処理がステップS101に戻され、所定時間Tc1後の次のタイミングで再度位置情報が確認される。
【0033】
一方、判定の結果、有効な位置情報が存在すると判定された場合(ステップS102;Yes)、通信品質情報送信部24により、位置情報格納部27に格納された複数の有効な位置情報の中から、計測誤差が最も小さい位置情報が選択される(ステップS103)。次に、通信品質検出部23により、通信品質が検出されることにより通信品質情報が取得される(ステップS104)。その後、通信品質情報送信部24により、通信品質検出部23によって取得された通信品質情報に、ステップS103で選択された位置情報が付加されて送信情報が生成される(ステップS105)。最後に、通信品質情報送信部24により、生成された送信情報が情報収集用サーバ1に送信される(ステップS106)。以上のような測位履歴の確認から通信品質情報の送信までの処理は、所定時間Tc1間隔で繰り返し実行される。
【0034】
以上説明した携帯型端末装置2或いは携帯型端末装置2による通信品質情報送信方法によれば、位置情報記憶部22によってアプリケーションプログラム26a,26b,…からの要求に応じて取得された位置情報がその都度位置情報格納部27に記憶され、通信品質情報送信部24によって通信品質検出部23によって取得された通信品質情報に対して位置情報格納部27に記憶されている位置情報が付加されて送信される。これにより、検出された通信品質情報に付加される位置情報に、他のアプリケーションにより取得された位置情報を流用することにより、通信品質検出時の位置計測処理の削減が可能となる。その結果、情報提供元の携帯型端末装置2の位置計測に起因する電力消費量或いはネットワークリソースの消費量を低減することが可能になる。
【0035】
また、携帯型端末装置2においては、測位部21は位置情報に関する計測誤差をさらに取得し、位置情報記憶部22は位置情報に対応付けて計測誤差を位置情報格納部27に記憶し、通信品質情報送信部24は位置情報格納部27から最も小さい計測誤差を有する位置情報を選択する。このように動作することで、位置情報格納部27に記憶された複数の位置情報の中から誤差の小さい正確な位置情報を選択して、通信品質情報に付加して送信することができる。
【0036】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、携帯型端末装置2の通信品質情報送信部24は、所定時間Tc1間隔で有効な複数の位置情報の中から通信品質情報に付加する位置情報を選択する場合には限定されず、位置情報格納部27に記憶される有効な位置情報の変化が安定した時点で位置情報を選択してもよい。具体的には、通信品質検出部23が、位置情報格納部27に新たに格納された有効な位置情報を時系列に複数参照し、それらの位置情報の間での計測誤差の変化量が所定値以下に安定化した時点で通信品質を検出し、その検出タイミングで通信品質情報送信部24が有効な位置情報の中から位置情報を選択する。これにより、位置情報格納部27に記憶された複数の位置情報の中から誤差の小さい正確な位置情報を選択して通信品質情報に付加して送信することができる。また、通信品質検出部23が計測誤差を参照して位置情報の安定化を判断する以外に、位置情報に含まれる緯度、経度、及び高度が示す位置自体の安定化を判断してもよい。
【0037】
また、通信品質検出部23が有効な位置情報を判断する際には、位置情報に含まれる取得時間情報を併せて判断するようにしてもよい。図6には、この場合の携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。同図に示すステップS201,S202,S204〜S206の動作は、図5に示したステップS102,S102,S104〜S106の動作と同一であるので、詳細な説明を省略する。この実施例では、通信品質検出部23による有効な位置情報の存在の判定後に、通信品質検出部23により、有効な位置情報に含まれる取得日時と現在日時との時間差が規定値TC以下であるか否かが判定される(ステップS203)。判定の結果、有効な位置情報に含まれる取得日時と現在日時との時間差が規定値TCを超えている場合には(ステップS203;No)、その位置情報が参照時において古い情報であると判断されて、処理が次のタイミングでの位置情報の確認処理(ステップS201)に戻される。その一方で、有効な位置情報に含まれる取得日時と現在日時との時間差が規定値TC以下である場合には(ステップS203;Yes)、取得された通信品質情報にその位置情報が付加される(ステップS204〜S206)。なお、取得日時と現在日時との時間差が規定値TC以下である位置情報が複数存在する場合には、それらの複数の位置情報から付加する位置情報が1つ選択される。例えば、取得日時が最新の位置情報や計測誤差が最も小さい位置情報が選択される。このような処理によれば、位置情報格納部27に記憶された複数の位置情報の中から通信品質情報の取得時の位置との誤差の小さい正確な位置情報を選択して送信することができる。
【0038】
また、図6のステップS203での判断で用いられる規定値TCは、速度検出部25によって検出される移動速度に応じて設定されてもよい。図7には、この場合の携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。同図に示すステップS301,S302,S304〜S307の動作は、図6に示したステップS201〜S206の動作と同一であるので、詳細な説明を省略する。この実施例では、通信品質検出部23による有効な位置情報の存在の判定後に、速度検出部25によって検出される携帯型端末装置2の移動速度を基に、規定値TCが算出される(ステップS303)。その後、ステップS304において、有効な位置情報に含まれる取得日時と現在日時との時間差が規定値TCを超えているか否かが判定される。例えば、規定値TCは、移動速度が大きいほど小さい値となるように算出されることが好ましい。このようにすれば、通信品質情報に付加される位置情報の示す位置と通信品質情報の取得時の位置との誤差を、携帯型端末装置2の移動速度に関係なく低減することができる。
【0039】
また、図6のステップS203での判断において、有効な位置情報P1の取得日時と現在日時との時間差が規定値TCを超えている場合には、新たに低精度の測位方式で得た測位結果を基に、位置情報P1を通信品質情報に付加するか否かを判断してもよい。図8には、この場合の携帯型端末装置2の通信品質情報の取得及び送信時の動作を示すフローチャートである。同図に示すステップS401,S402,S404〜S406の動作は、図6に示したステップS201,S202,S204〜S206の動作と同一であるので、詳細な説明を省略する。この実施例では、通信品質検出部23により有効な位置情報P1に含まれる取得日時と現在日時との時間差が規定値TCを超えていると判定された場合には(ステップS403;No)、測位部21によりネットワーク測位方式等の比較的低精度であって、電力消費の小さい測位方式によって位置計測が実行され、位置情報P2が取得される。なお、取得日時と現在日時との時間差が規定値TCを超えている位置情報が複数存在する場合には、それらの複数の位置情報から位置情報P1が1つ選択される。例えば、取得日時が最新の位置情報や計測誤差が最も小さい位置情報が選択される。次に、通信品質検出部23によって、位置情報P2の示す位置と位置情報格納部27から参照された有効な位置情報P1の示す位置との間の距離が規定値PC以下であるか否かが判断される(ステップS408)。この際、通信品質検出部23は、規定値PCを位置情報P1或いは位置情報P2に含まれる計測誤差に基づいて設定し、好ましくは計測誤差の増加に応じて増加する値に設定する。この判断の結果、位置情報P2の示す位置と位置情報P1の示す位置との間の距離が規定値PCを超えている場合には(ステップS408;No)、位置情報P1の精度が低いと判断されて、処理がステップS401に戻されて再度新たな位置情報が確認される。一方、位置情報P2の示す位置と位置情報P1の示す位置との間の距離が規定値PC以下である場合には(ステップS408;Yes)、位置情報P1の精度が高いと判断されて処理がステップS404に移されて、通信品質情報に位置情報P1が付加されて送信される。こうすれば、携帯型端末装置2の移動速度が小さい場合に位置情報格納部27に記憶されている位置情報を有効利用しつつ、通信品質情報と共に提供する位置情報の誤差を抑えることができる。
【0040】
なお、ステップS408における判断時に参照される規定値PCは、速度検出部25によって位置情報P1或いは位置情報P2の取得時に検出される移動速度に応じて変化するように設定されてもよい。例えば、規定値PCは、移動速度が高い場合には小さい値になるように設定される。また、ステップS408においては、位置情報P1,P2の取得時に同じ通信ネットワークNW内の無線基地局の在圏エリアに存在しているか否かを判断し、同じ在圏エリアに存在していた場合に位置情報P1を利用するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0041】
2…携帯型端末装置(通信品質情報送信装置)、21…測位部(測位手段)、22…位置情報記憶部(位置情報記憶手段)、23…通信品質検出部(通信品質検出手段)、24…通信品質情報送信部(情報送信手段)、25…速度検出部(速度検出手段)、26a,26b…アプリケーションプログラム、27…位置情報格納部(記憶手段)。
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