特許第6232340号(P6232340)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6232340
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 13/04 20060101AFI20171106BHJP
【FI】
   G09F13/04 R
   G09F13/04 D
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-97327(P2014-97327)
(22)【出願日】2014年5月9日
(65)【公開番号】特開2015-215434(P2015-215434A)
(43)【公開日】2015年12月3日
【審査請求日】2016年4月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】512002910
【氏名又は名称】株式会社発研セイコー
(74)【代理人】
【識別番号】100102934
【弁理士】
【氏名又は名称】今井 彰
(72)【発明者】
【氏名】久永 満勝
【審査官】 谷垣 圭二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−255864(JP,A)
【文献】 特開2014−056011(JP,A)
【文献】 特開2012−038635(JP,A)
【文献】 米国特許第05452193(US,A)
【文献】 米国特許第07152992(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 13/00−13/46
F21S 2/00−19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示対象の輪郭に沿って設けられた金属製の壁体を含むハウジングと、
前記表示対象の輪郭を含む透光板であって、前記壁体の先端に搭載された透光板と、
前記透光板の周囲を囲い、前記透光板を前記壁体に取り付ける枠と、
前記ハウジングの内部に配置された複数の固体光源とを有し、
前記壁体の前記先端はコルゲート加工された部分を含み、前記先端は、前記透光板の縁より外側に出て、前記透光板の縁との間に前記ハウジングの内側に連通する隙間を形成する部分を含む、表示装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記枠は、断面がL字型で前記透光板に接する部分と、前記壁体に取り付けられる部分とを含み、前記壁体に取り付けられる部分は、前記壁体に接する部分と、前記壁体との間に前記ハウジングの内側に連通する隙間を形成する部分を含む、表示装置。
【請求項3】
表示対象の輪郭に沿って設けられた金属製の壁体を含むハウジングと、
前記表示対象の輪郭を含む透光板であって、前記壁体の先端に搭載された透光板と、
前記透光板の周囲を囲い、前記透光板を前記壁体に取り付ける枠と、
前記ハウジングの内部に配置された複数の固体光源とを有し、
前記壁体の前記先端はコルゲート加工された部分を含む表示装置であって、
前記表示対象の輪郭はコーナーを含み、
前記壁体の前記先端は、前記コーナーの両側に配置された前記コルゲート加工された部分を含む、表示装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記壁体の前記先端は、断続的に前記コルゲート加工された部分を含む、表示装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記表示対象は、文字または図形を含む、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字または図形などを示す表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、店舗のロゴマークを表示する照明切文字を、厚さを極限的に薄肉化して外観をスマートにするとともにその照明の輝度の均一性を確保する技術が開示されている。特許文献1においては、それぞれ切文字形状に形成した外周に起立壁を有するボックスと、導光照明を行う導光板と、ボックスの開口を塞ぐ表面拡散板とを備えるとともに起立壁の内周を光源部位と非光源部位に区分し、光源部位にフレキシブル基板にLEDチップを高密度配置したLEDモジュールを配置する一方、光源部位と非光源部位に対面する導光板の端面を入射端面部位と反射端面部位とし、反射端面部位に反射措置を施すことによって照明切文字を形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−256920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
拡散表面板は、例えば裏面を粗面化し、全体を乳白色とし又は透光性を維持して着色を施す等することによって光拡散機能を付与して、導光板の導光照明に伴う導光パタンの透視を防止するようにしたアクリル、ポリカーボネート等適宜の樹脂によって、同じく切文字形状をなすようにしたものであってもよい。該拡散表面板は、これをボックスに嵌合配置して、例えば該拡散表面板をボックスに被嵌することによってボックス側面に生じる被嵌端部やこれによる段差の露出を防止し、照明切文字の外観を良好に維持したものであってもよい。拡散表面板の嵌合配置は、例えば、該拡散表面板の肉厚を数mm程度、例えば5mm程度とするとともにその外周端面の全部又は一部を断面L字状に切欠いて、端面にボックス上端縁に載置する載置突片を形成する。それとともに端面下部に切欠段部を配置し、該切欠段部をボックスの起立壁内面に嵌合接着し又はボックス側面上端位置から該切欠段部に螺入したネジによるネジ止めを行うことによって、そのボックスへの固定を行う。
【0005】
表示装置において光を出力する部分を構成する拡散板または透光板の外周端面に加工を施す代わりに、図6に示す表示装置90のように、透光板91の外周に沿って、ハウジング92の壁体93の上端部94の全周に沿って受け板95を溶接し、受け板95に透光板91を搭載し、額縁状の枠96で透光板91の周囲をハウジング92にネジ97により固定してもよい。ハウジング92はステンレススチールなどの遮光性の部材であり、その内部にLED98を配置することにより表面の透光板91を介して光を外に出力し、透光板91に描かれている図形や文字などを照明したり、透光板91が切文字または図形である場合は、その文字または図形が浮き出るように照明できる。ハウジング92の内部には、さらに導光板などの光を拡散または均一化する手段を配置することができ、表面の透光板(光出力板)91をさらに均等な照度で光らせることができる。
【0006】
このような表示装置において、さらに低コストで組み立てできる装置が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、表示対象の輪郭に沿って設けられた金属製の壁体を含むハウジングと、表示対象の輪郭を含む透光板であって、壁体の先端に搭載された透光板と、透光板の周囲を囲い、透光板を壁体に取り付ける枠と、ハウジングの内部に配置された複数の固体光源とを有する表示装置である。この表示装置の壁体の先端は、コルゲート加工された部分を含む。
【0008】
透光板の輪郭は、熱膨張を考慮すると、壁体が構成する輪郭よりも小さいことが好ましい。枠の輪郭は、壁体にはめ込むことを考慮すると、壁体が構成する輪郭よりも大きいことが好ましい。壁体の先端にコルゲート加工された部分を設けることにより、輪郭が小さい透光板を壁体の先端に搭載でき、輪郭が大きい枠で壁体の先端を覆うことができる。コルゲート加工は、壁体の先端を加締工具などにより、金属板を凹凸あるいは波型に冷間加工あるいはスエージ加工することで付加できる。また、先端のコルゲート加工された部分は、枠で覆い隠すことが可能である。枠で覆い隠す必要がない場合は、壁体にコルゲートプレートを用いてもよい。
【0009】
壁体の先端は、全周にわたり連続してコルゲート加工されていてもよいが、断続的にコルゲート加工されていてもよく、部分的にコルゲート加工されていれば透光板をハウジングに搭載できる。
【0010】
表示対象は、文字または図形を含むものであってもよく、複雑な形状であっても、スエージ加工用の工具を用いることにより壁体の先端を簡単に、また、断続的にコルゲート加工できる。したがって、壁体の先端の全周にわたり受け板を溶接したり、透光板の端部を全周にわたりL字加工する場合と比較し、さらに低コストで表示装置を製造し、提供できる。
【0011】
この表示装置の壁体の先端は、透光板の縁より外側に出て、透光板の縁との間にハウジングの内側に連通する隙間を形成する部分を含む。したがって、ハウジングの壁体に沿ってハウジング内が換気される隙間を設けることができる。このため、ハウジング内が高温多湿になることを抑制でき、LEDなどの固体光源の性能が劣化したり、寿命が低下することを抑制できる。
【0012】
枠の典型的な構成は、断面がL字型で透光板に接する部分と、壁体に取り付けられる部分とを含むものである。壁体に取り付けられる部分は、壁体がコルゲート加工されていることにより、壁体に接する部分と、壁体との間にハウジングの内側に連通する隙間を形成する部分を含み、壁体に接する部分をネジなどで壁体に固定することにより枠を介して透光板をハウジングに固定できる。壁体との間にハウジングの内側に連通する隙間を形成する部分により、ハウジング内の換気を促進できる。
【0013】
表示対象の輪郭がコーナーを含む場合は、壁体の先端は、コーナーの両側に配置されたコルゲート加工された部分を含む。コーナー部分の乱反射を増やし、表示対象の輪郭のコーナー部分が暗くなることを抑制でき、より輪郭を綺麗に表示できる装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】表示装置の概要を示す斜視図。
図2】表示装置の構成を示す展開図。
図3】表示装置のハウジングの一部を拡大して示す平面図。
図4】ハウジングに透光板を重ねた状態を示す平面図。
図5】表示装置の一部を示す断面図。
図6】上記と比較するための表示装置の構成を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1に、文字の輪郭を光で表示する表示装置(発光装置、看板、照明装置)10の外観を示している。図2に、この表示装置10の概略構成を展開図により示している。表示装置10は、文字(記号を含む)、図形などを表示対象とした切り文字看板、チャンネル文字看板、チャンネル文字装置とも称される装置であり、店舗サインなどとして用いられる。本例の表示装置10は、表示対象の文字の一例として文字「H」を表示する装置である。表示装置10は、表示対象(文字H)の輪郭21を備えた透光板20と、表示対象の輪郭31に沿った形状の壁体33を含むハウジング30と、透光板20をハウジング30に固定する枠50と、ハウジング30の内部に配置されたLED光源40とを含む。遮光性のハウジング30と透過あるいは半透過性の透光板20とにより基本的には閉鎖された空間が形成され、LED光源40からの光は透光板20を介して外部に出力される。
【0016】
この表示装置10においては、ハウジング30の底面39に2列に配置された複数のLED光源40を含む。LED40は、ハウジング30の側面である壁体33の内面に配置されていてもよく、LED40は一列で配置されていてもよく、3列以上で配置されていてもよい。さらに、表示装置10は、ハウジング30の内部に収まるように、文字または図形の輪郭(相似形の輪郭)を備えた導光板を含み、導光板の縁にLED40が取り付けられているものであってもよく、ハウジング30の内側において照明用の光を生成する方法は本例に限定されない。
【0017】
表示装置10において表側に現れ、光を出力する透光板20の一例は光拡散性を備えた樹脂製のパネルである。透光板20は拡散板とも称され、一例は乳白色のアクリル板またはポリカーボネート板である。透光板20は、他の色であってもよく、光を乱反射するように表面が加工されていたり、内部に乱反射する素材や構造を含むものであってもよい。
【0018】
この表示装置10のハウジング30の壁体33の先端(上端)34は、凹凸または波型が内側に突き出るようにコルゲート加工された部分35と、コルゲート加工されていない部分36とを含む。透光板20は、ハウジング30の壁体33のコルゲート加工された部分35の上に搭載され、断面がL字型の枠(額縁)50により透光板20がハウジング30にとりつけられる。枠50は、適当な間隔でネジ59によりハウジング30に固定される。なお、図2では、ハウジング30、透光板20および枠50が下から順番に組み立てられるように示しているが、この表示装置10は、建物の壁や、室内の壁などに文字が横から見えるように装着される。したがって、本明細書において上下の方向は、左右または前後の方向を示すものであってもよい。
【0019】
図3に、ハウジング30の一部を上方から見た様子を拡大して示し、図4に、ハウジング30の上に透光板20を搭載した様子を示している。図5に、表示装置10の一部の断面を拡大して示している。
【0020】
ハウジング30の壁体33は金属、たとえば、ステンレスチールまたはアルミニウム製の薄板であり、厚みtは0.2〜1.5mm程度であり、さらに好ましくは0.4〜0.8mm程度である。コルゲート加工された部分35は、コルゲート加工されていない部分36からハウジング30の内側に向けて、壁体33の内面33aから突き出た少なくとも1つの突起または波型35aを含む。壁体33の内面33aから突起35aの先端までの寸法wは2〜10mm程度であり、3〜7mm程度であることがさらに好ましい。コルゲート加工された部分35は、間隔(ピッチ)pが20〜150mm程度で設けられていることが望ましく、50〜100mm程度の間隔で設けられていることがさらに好ましい。コルゲート加工された部分35は壁体33の先端34に連続的に設けられていてもよい。
【0021】
金属製の壁体33の先端34を、金属板を冷間加工する機械または工具によりコルゲート加工することができる。コルゲート加工用の工具の一例は、パイプの先端をスエージ加工して径を縮めてパイプ同士を接続するためのものであり、たとえば、エドマ(EDMA)社より市販されているスエージングツールがある。このスエージングツールは、3枚の歯の間に2枚の歯が入るようになっており、一回の操作で、壁体33の先端34に2つの突起35aを備えたコルゲート加工された部分35が形成される。
【0022】
コルゲート加工された部分35は、壁体33の全体、すなわち、ハウジング30の側面全体をカバーしてもよく、その場合は、コルゲート加工された金属板で壁体33を形成できる。ハウジング30の側面を滑らかな状態で維持する場合は、壁体33の先端34の近傍の限られた領域をコルゲート加工し、枠50で覆うことが望ましい。壁体33の先端34から50mm程度の範囲をコルゲート加工することが望ましく、30mm程度の範囲をコルゲート加工することがさらに好ましく、20mm程度の範囲をコルゲート加工することがいっそう好ましい。小型の表示装置10においては、さらに、壁体33の先端34から15mm程度の範囲をコルゲート加工することが好ましく、10mm程度の範囲をコルゲート加工することがさらに好ましい。この明細書において、コルゲート加工は、凹凸または波型の部分が先端34に形成することを示し、凹凸または波型の形状や、加工方法は明細書に開示されたものに限定されない。
【0023】
透光板20の幅方向の寸法は、温度による熱膨張を考慮すると、ハウジング30の幅方向の寸法に対して1mあたり1.5%程度、すなわち、少なくとも1.5〜2mm程度狭く設定される。このため、透光板20の外周端22と、ハウジング30の壁体33の内面33aとの距離(隙間)s1は0.7〜1.2mm程度であり、0.8〜1mm程度であることがさらに好ましい。
【0024】
枠50は、断面がL字型で透光板20の上面23に接する第1の部分51と、壁体33の外面33bに取り付けられる第2の部分52とを含む。第1の部分51の幅f1は突起35aの寸法wと同程度あるいは若干広いことが望ましく、幅f1は2〜15mm程度であることが望ましく、3〜10mm程度であることがさらに好ましい。第2の部分52の幅f2は、コルゲート加工された部分35を覆い隠す程度であることが望ましい。したがって、幅f2は、50mm程度であることが望ましく、30mm程度であることが望ましく、20mm程度であることがさらに好ましい。
【0025】
枠50は、ハウジング30に嵌め込むために、壁体33の外面33bと第2の部分52の内面52aとの間に隙間s2が確保されるように形成される。隙間s2は0.3〜1.0mm程度であり、0.5〜0.8mm程度であることがさらに好ましい。枠50は、壁体33のコルゲート加工されていない部分36に、ネジ59により固定される。
【0026】
したがって、表示装置10においては、枠50の内面52aと壁体33の外面33bとの隙間s2と、透光板20の外周端22と壁体33の内面33aとの隙間s1とを介してハウジング30の内部と外界とが連通する。隙間s1およびs2は、壁体33に沿って断続的に形成されるので、ハウジング30の内部と外界とは、ハウジング30の周囲を形成する壁体33に沿って形成される隙間s1およびs2を介して繋がり、これらの隙間s1およびs2を介してハウジング30の内部が換気される。したがって、ハウジング30の内部が結露したり、LED40が点灯して高温になっても、ハウジング30の内部が良好に換気されるのでハウジング30の内部が高温多湿の状態になることを抑制でき、LED40の寿命が短くなることを抑制できる。このため、LED40の取り換え頻度を長くでき、メンテナンスの必要の少ない表示装置10を提供できる。
【0027】
これらの隙間s1およびs2は、枠50により覆われているので、雨水が隙間s1およびs2を介して直に侵入することはなく、侵入した場合でも隙間s1およびs2を介して排出される。ハウジング30の内部に雨水が侵入した場合でも、表示装置10をスタッド60などで建屋の壁面に取り付けたときにハウジング30の最も低くなる部分には換気および排水用の孔が設けられており、その孔を介して排出される。
【0028】
図3に示すように、表示装置10は、ハウジング30のコーナー37を挟んで両側にコルゲート加工された部分35を配置している。コーナー37は、LED40から最も距離が離れた場所になりやすく、コーナー37が暗くなる可能性がある。表示装置10においては、コーナー37の両側に配置されたコルゲート加工された部分35によりコーナー37の方向に光45を乱反射することができる。したがって、コーナー37の近傍の照度が低下することを抑制でき、文字あるいは図形に沿った輪郭の透光板20を、コーナー部分を含めて、いっそう均等に、明るく表示できる表示装置10を提供できる。コーナー37とコルゲート加工された部分35との間隔pcは、50mm以下であることが望ましく、30mm程度以下であることがさらに好ましい。
【0029】
このように表示装置10は、ハウジング30の壁体33の先端34にコルゲート加工された部分35を設け、コルゲート加工された部分35の上に、ハウジング30より一回り小さい輪郭の透光板20を搭載し、枠(額縁)50で透光板20をハウジング30に固定している。このため、透光板20の周端に段差を設ける加工は不要であり、ハウジング30の壁体33の先端34に受け板を溶接する必要もない。コルゲート加工は、公知の道具や機械を用いて簡単に壁体33の先端34に施すことが可能であり、表示装置10をさらに低コストで提供できる。また、コルゲート加工された部分35を設けることにより、上述したように、ハウジング30の内部の換気効率を高めることができ、コーナー部分の明るさを高めることもできる。したがって、低コストでコーナー部分も明るく、さらに、ロングライフの表示装置10を提供できる。
【0030】
なお、上記では文字「H」を表示対象(表示対象物)として表示する装置10を例に説明したが、表示対象は「H」以外の文字であってもよく、記号、絵などを含む図形であってもよい。さらに、四角形または異なる形状の透光板20に文字または図形が描かれた表示装置であってもよい。また、上記では、固体光源としてLED光源を用いた表示装置10を例に説明したが、固体光源は半導体レーザ、有機ELなどであってもよい。
【符号の説明】
【0031】
10 表示装置、 20 透光板、 30 ハウジング
40 LED光源、 50 枠
図1
図2
図3
図4
図5
図6