(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6232357
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】波長変換フィルタリングモジュール及び光源システム
(51)【国際特許分類】
G02B 5/20 20060101AFI20171106BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20171106BHJP
F21V 5/02 20060101ALI20171106BHJP
F21V 7/22 20060101ALI20171106BHJP
F21V 9/08 20060101ALI20171106BHJP
F21V 9/10 20060101ALI20171106BHJP
F21V 9/16 20060101ALI20171106BHJP
F21V 13/14 20060101ALI20171106BHJP
G03B 21/14 20060101ALI20171106BHJP
H01S 5/02 20060101ALI20171106BHJP
【FI】
G02B5/20
F21S2/00 355
F21V5/02 100
F21V7/22 240
F21V7/22 300
F21V9/08 300
F21V9/10 200
F21V9/16 100
F21V13/14
G03B21/14 A
H01S5/02
【請求項の数】17
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-172118(P2014-172118)
(22)【出願日】2014年8月27日
(65)【公開番号】特開2015-87750(P2015-87750A)
(43)【公開日】2015年5月7日
【審査請求日】2014年8月27日
【審判番号】不服2016-8872(P2016-8872/J1)
【審判請求日】2016年6月15日
(31)【優先権主張番号】102139584
(32)【優先日】2013年10月31日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】500093133
【氏名又は名称】中強光電股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】饒 ▲くぬ▼▲りあん▼
(72)【発明者】
【氏名】邱 浩▲うぇい▼
(72)【発明者】
【氏名】王 紀▲勲▼
(72)【発明者】
【氏名】陳 科順
(72)【発明者】
【氏名】徐 家和
【合議体】
【審判長】
鉄 豊郎
【審判官】
樋口 信宏
【審判官】
佐藤 秀樹
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2012/077021(WO,A1)
【文献】
特開2012−247625(JP,A)
【文献】
特開2012−68465(JP,A)
【文献】
特開2013−210439(JP,A)
【文献】
特開2011−100630(JP,A)
【文献】
特開2013−92796(JP,A)
【文献】
特開2013−57850(JP,A)
【文献】
特開2013−73063(JP,A)
【文献】
特開2010−237443(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 5/20
F21S 2/00
F21V 5/02
F21V 7/22
F21V 9/08
F21V 9/10
F21V 9/16
F21V 13/14
G03B 21/14
H01S 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動可能な複数の光学領域を含む波長変換フィルタリングモジュールであって、
前記複数の光学領域のうち少なくとも1つは、波長変換フィルタリング領域であり、
前記波長変換フィルタリング領域は、
反射手段と、
波長変換手段と、
プリズムシートと、
フィルタリング手段と、を含み、
前記波長変換手段は、前記反射手段と前記プリズムシートとの間に位置し、
前記プリズムシートは、前記波長変換手段と前記フィルタリング手段との間に位置し、
前記波長変換手段の材質は蛍光粉であり、
前記プリズムシートと前記フィルタリング手段との間に位置する蓋体をさらに含み、
前記反射手段は、
第1溝を有する基板と、
前記基板と前記波長変換手段との間に位置する反射部と、を含み、
前記基板の前記第1溝と前記蓋体とは、前記反射部、前記波長変換手段及び前記プリズムシートを収容する収容空間を形成する、波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項2】
前記基板は透光基板であり、前記反射部は前記基板上の反射塗膜である、請求項1に記載の波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項3】
移動可能な複数の光学領域を含む波長変換フィルタリングモジュールであって、
前記複数の光学領域のうち少なくとも1つは、波長変換フィルタリング領域であり、
前記波長変換フィルタリング領域は、
反射手段と、
波長変換手段と、
プリズムシートと、
フィルタリング手段と、を含み、
前記波長変換手段は、前記反射手段と前記プリズムシートとの間に位置し、
前記プリズムシートは、前記波長変換手段と前記フィルタリング手段との間に位置し、
前記波長変換手段の材質は蛍光粉であり、
前記反射手段は、反射基板であり、
前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記プリズムシートと前記フィルタリング手段との間に位置する蓋体をさらに含み、
前記蓋体は第2溝を有し、
前記反射手段と前記蓋体の前記第2溝とは、前記波長変換手段及び前記プリズムシートを収容する収容空間を形成する、波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項4】
前記フィルタリング手段は、
アンチ反射層と、
前記アンチ反射層と前記プリズムシートとの間に位置するフィルタリング層と、を含む、請求項1に記載の波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項5】
前記蛍光粉は、シリコンにより覆わられていないもの、又はシリコンを混合していないものである、請求項1に記載の波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項6】
前記複数の光学領域は、前記波長変換フィルタリングモジュールの周縁に位置する、請求項1に記載の波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項7】
前記複数の光学領域のうち少なくとももう1つは透光領域であり、前記透光領域は透光材料からなる第1透光層を含む、請求項1に記載の波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項8】
前記複数の光学領域のうち少なくとももう1つは透光領域であり、前記透光領域は中空領域を含む、請求項1に記載の波長変換フィルタリングモジュール。
【請求項9】
励起光束を提供するための励起光源と、
波長変換フィルタリングモジュールと、を含む光源システムであって、
前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記励起光束の伝導経路に交互に切り替えられる移動可能な複数の光学領域を含み、前記複数の光学領域のうち少なくとも1つは、波長変換フィルタリング領域であり、
前記波長変換フィルタリング領域は、
反射手段と、
波長変換手段と、
プリズムシートと、
フィルタリング手段と、を含み、
前記波長変換手段は、前記反射手段と前記プリズムシートとの間に位置し、
前記プリズムシートは、前記波長変換手段と前記フィルタリング手段との間に位置し、
前記波長変換手段の材質は蛍光粉であり、
前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記プリズムシートと前記フィルタリング手段との間に位置する蓋体をさらに含み、
前記反射手段は、
第1溝を有する基板と、
前記基板と前記波長変換手段との間に位置する反射部と、を含み、
前記基板の前記第1溝と前記蓋体とは、前記反射部、前記波長変換手段及び前記プリズムシートを収容する収容空間を形成する、光源システム。
【請求項10】
前記基板は透光基板であり、前記反射部は前記基板上の反射塗膜である、請求項9に記載の光源システム。
【請求項11】
励起光束を提供するための励起光源と、
波長変換フィルタリングモジュールと、を含む光源システムであって、
前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記励起光束の伝導経路に交互に切り替えられる移動可能な複数の光学領域を含み、前記複数の光学領域のうち少なくとも1つは、波長変換フィルタリング領域であり、
前記波長変換フィルタリング領域は、
反射手段と、
波長変換手段と、
プリズムシートと、
フィルタリング手段と、を含み、
前記波長変換手段は、前記反射手段と前記プリズムシートとの間に位置し、
前記プリズムシートは、前記波長変換手段と前記フィルタリング手段との間に位置し、
前記波長変換手段の材質は蛍光粉であり、
前記反射手段は、反射基板であり、
前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記プリズムシートと前記フィルタリング手段との間に位置する蓋体をさらに含み、
前記蓋体は第2溝を有し、
前記反射手段と前記蓋体の前記第2溝とは、前記波長変換手段及び前記プリズムシートを収容する収容空間を形成する、光源システム。
【請求項12】
前記フィルタリング手段は、
アンチ反射層と、
前記アンチ反射層と前記プリズムシートとの間に位置するフィルタリング層と、を含む、請求項9に記載の光源システム。
【請求項13】
前記蛍光粉は、シリコンにより覆わられていないもの、又はシリコンを混合していないものである、請求項9に記載の光源システム。
【請求項14】
前記複数の光学領域は、前記波長変換フィルタリングモジュールの周縁に位置する、請求項9に記載の光源システム。
【請求項15】
前記複数の光学領域のうち少なくとももう1つは透光領域であり、
前記波長変換フィルタリングモジュールは、集光手段をさらに含み、
前記波長変換フィルタリング領域が前記励起光束の伝導経路に切り替えられている場合には、前記励起光束が前記波長変換手段により少なくとも変換光束に変換され、前記変換光束が前記反射手段により反射され、前記プリズムシートを介して前記フィルタリング手段に伝導され、前記変換光束の一部の波長範囲の光が前記フィルタリング手段を透過して少なくともフィルタリング光束を形成し、前記透光領域が前記励起光束の伝導経路に切り替えられている場合には、前記励起光束が前記透光領域を透過し、前記フィルタリング光束と前記励起光束とは色が互いに異なり、前記集光手段が前記励起光束及び前記フィルタリング光束の伝導経路に配置され、且つ前記励起光束及び前記フィルタリング光束を照明光束に集光する、請求項9に記載の光源システム。
【請求項16】
前記透光領域は透光材料からなる第1透光層を含む、請求項15に記載の光源システム。
【請求項17】
前記透光領域は中空領域を含む、請求項15に記載の光源システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、波長変換モジュール及び光学システムに関し、特に波長変換フィルタリングモジュール及び光源システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、発光ダイオード(LED:light-emitting diode)及びレーザダイオード(laser diode)などの主な固体光源の投影装置は市場の一部を占有している。レーザダイオードは約20%以上の発光効率を有し、発光ダイオードの光源の制限を突破するため、レーザ光源により蛍光粉を励起することにより生じされた投影機に必要な純粋色の光源は徐々に発展している。また、レーザ投影機は、レーザ光源により蛍光粉を励起すること以外、直接レーザ光を投影機の照明光源としてもよい。このレーザ光は、輝度の要求に応じて光源の数を調整できるという利点を有するため、各種の異なる輝度の投影機の要求を満足できる。よって、レーザ光源を用いる光源システムの投影機構造は、従来の高圧水銀灯に取って代わり、次世代の主要な投影機の光源とする潜在力が非常に大きい。
【0003】
しかし、一般的には、現在のレーザ投影機は、蛍光粉とシリコンとを混合して高い反射率の基板に塗布することで蛍光粉のホイールを構成している。一方、シリコンは、耐高温性が悪くて、劣化しやすいという問題があり、レーザ光が蛍光粉ホイールを長期間で励起する場合、シリコンは高温に耐えられず、劣化或いは焼損しやいため、蛍光粉の発光効率に影響を及ぼす可能性がある。
【0004】
特許文献1には、投影機に用いられるカラーホイール部材が開示されている。引用文献2には、光波長変換ホイールセットが開示されている。引用文献3には、投影機システムに用いられる蛍光粉のホイールが開示されている。引用文献4には、照明システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】台湾特許公開第201319718号明細書
【特許文献2】台湾実用新案第M448705号明細書
【特許文献3】中国特許公開第102073115号明細書
【特許文献4】米国特許公開第2013/0088692号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、よい光学品質、信頼性、及び長い使用寿命を有する波長変換フィルタリングモジュールを提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、よい発光スペクトル及び信頼性を有する光源システムを提供することを目的とする。
【0008】
なお、本発明の他の目的及び利点は、本発明に開示されている手段から更に分かる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記本発明の目的の一つ、一部若しくは全部、又は他の目的を達成するため、本発明の一の実施例では、移動可能な複数の光学領域を含む波長変換フィルタリングモジュールであって、前記複数の光学領域のうち少なくとも1つは、波長変換フィルタリング領域であり、前記波長変換フィルタリング領域は、反射手段と、波長変換手段と、プリズムシートと、フィルタリング手段と、を含み、前記波長変換手段は、前記反射手段と前記プリズムシートとの間に位置し、前記プリズムシートは、前記波長変換手段と前記フィルタリング手段との間に位置する、波長変換フィルタリングモジュールを提供する。
【0010】
上記本発明の目的の一つ、一部若しくは全部、又は他の目的を達成するため、本発明の一の実施例では、励起光束を提供するための励起光源と、波長変換フィルタリングモジュールと、を含む光源システムであって、前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記励起光束の伝送経路に交互に切り替えられる移動可能な複数の光学領域を含み、前記複数の光学領域のうち少なくとも1つは、波長変換フィルタリング領域であり、前記波長変換フィルタリング領域は、反射手段と、波長変換手段と、プリズムシートと、フィルタリング手段と、を含み、前記波長変換手段は、前記反射手段と前記プリズムシートとの間に位置し、前記プリズムシートは、前記波長変換手段と前記フィルタリング手段との間に位置する、光源システムを提供する。
【0011】
本発明の一の実施例では、前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記プリズムシートと前記フィルタリング手段との間に位置する蓋体をさらに含み、前記反射手段は、第1溝を有する基板と、前記基板と前記波長変換手段との間に位置する反射部と、を含み、前記基板の前記第1溝と前記蓋体とは、前記反射部、前記波長変換手段及び前記プリズムシートを収容する収容空間を形成する。
【0012】
本発明の一の実施例では、前記基板は透光基板であり、前記反射部は前記基板に塗布された反射塗膜である。
【0013】
本発明の一の実施例では、前記反射手段は、反射基板であり、前記波長変換フィルタリングモジュールは、前記プリズムシートと前記フィルタリング手段との間に位置する蓋体をさらに含み、前記蓋体は第2溝を有し、前記反射手段と前記蓋体の前記第2溝とは、前記波長変換手段及び前記プリズムシートを収容する収容空間を形成する。
【0014】
本発明の一の実施例では、前記フィルタリング手段は、アンチ反射層と、前記アンチ反射層と前記プリズムシートとの間に位置するフィルタリング層と、を含む。
【0015】
本発明の一の実施例では、前記波長変換手段は蛍光粉体である。
【0016】
本発明の一の実施例では、前記波長変換手段の材質は蛍光粉であり、前記蛍光粉は、シリコンにより覆わられていないもの、又はシリコンを混合していないものである。
【0017】
本発明の一の実施例では、前記複数の光学領域のうち少なくとももう1つは透光領域であり、前記波長変換フィルタリングモジュールは、集光手段をさらに含み、前記波長変換フィルタリング領域が前記励起光束の伝導経路に切り替えられている場合には、前記励起光束が前記波長変換手段により少なくとも変換光束に変換され、前記変換光束が前記反射手段により反射され、前記プリズムシートを介して前記フィルタリング手段に伝導され、前記変換光束の一部の波長範囲の光が前記フィルタリング手段を透過して少なくともフィルタリング光束を形成し、前記透光領域が前記励起光束の伝導経路に切り替えられている場合には、前記励起光束が前記透光領域を透過し、前記フィルタリング光束と前記励起光束とは色が互いに異なり、前記集光手段が前記励起光束及び前記フィルタリング光束の伝導経路に配置され、且つ前記励起光束及び前記フィルタリング光束を照明光束に集光する。
【0018】
本発明の一の実施例では、前記透光領域は透光材料からなる第1透光層を含む。
【0019】
本発明の一の実施例では、前記透光領域は中空領域を含む。
【0020】
本発明の一の実施例では、前記複数の光学領域は、前記波長変換フィルタリングモジュールの周縁に位置する。
【発明の効果】
【0021】
以上のことから、本発明の実施例は、下記の利点又は効果の少なくとも1つを達成できる。本発明の実施例の波長変換フィルタリングモジュール及び光源システムによれば、波長変換手段とプリズムシートを組み合わせることで、よい光線の利用効率を有し、波長変換フィルタリングモジュールが高温に耐えられないことによる損傷の恐れを回避できる。これによって、波長変換フィルタリングモジュール及び光源システムは、よい発光スペクトル、信頼性、及び長い使用寿命を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本発明の上述した特徴及び優れた点をより明確に分かるように、図面を参照しながら、下記実施例に基づいて詳細に説明する。
【
図1】本発明の一の実施例に係る光源システムの構成を示す図である。
【
図2A】
図1の波長変換フィルタリングモジュールを示す図である。
【
図2B】
図2Aの波長変換フィルタリングモジュールの分解図である。
【
図3】
図2Aの光学領域のA−A線に沿う断面図である。
【
図4】
図2Aのプリズムシートの光路を示す図である。
【
図5】
図2Aの他の光学領域のB−B線に沿う断面図である。
【
図6A】
図1の他の波長変換フィルタリングモジュールを示す図である。
【
図6B】
図6Aの波長変換フィルタリングモジュールの分解図である。
【
図7】
図6Aの光学領域のA’−A’線に沿う断面図である。
【
図8】
図6Aの他の光学領域のB’−B’線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
上述した本発明に係る技術的内容、特徴及び効果は、以下の図面を参照しながら、好適な実施形態の詳細な説明に示されるように、明らかである。以下実施形態に言及される「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」等の方向の用語は、単なる図面を参照する際に、単なる方向を参考する説明用の用語であり、本発明は方向の用語に示されるものに限定されない。
【0024】
図1は、本発明の一の実施例に係る光源システムの構成を示す図である。
図1に示すように、本実施例の光源システム100は、励起光源110、波長変換フィルタリングモジュール200、分光手段120及び集光手段130を含む。励起光源110は、励起光束50Bを提供する。本実施例では、励起光源110はレーザ光源であり、励起光束50Bはレーザ光束である。例えば、励起光源110は、例えば青色レーザダイオードアレイ(Blue Laser diode Bank)であってもよく、励起光束50Bは青色レーザ光束であるが、本発明はこれに限定されない。
図1において、励起光源110は、2つの青色レーザダイオードアレイ110a、110b、及び集光部材110cを含み、集光部材110cは複数の穴を有する反射シートであり、青色レーザダイオードアレイ110aにより射出されたレーザ光束がこれらの穴を通過し、青色レーザダイオードアレイ110bにより射出されたレーザ光束が反射シートにおける反射面により反射される。よって、青色レーザダイオードアレイ110a及び110bにより射出されたレーザ光束は、集光部材110cにより励起光束50Bに集光される。
【0025】
また、分光手段120は、励起光束50Bの伝送経路に配置され、且つ励起光源110と波長変換フィルタリングモジュール200との間に位置する。具体的には、分光手段120は、ダイクロイックミラー又はダイクロイックプリズムであり、異なる色の光束に対して異なる光学作用を提供する。例えば、本実施例では、分光手段120は、例えば青色の光束を透過させ、他の色(例えば赤色、緑色、黄色など)の光束を反射する。即ち、分光手段120は、青色の励起光束50Bを透過させることで、励起光束50Bは分光手段120を透過して波長変換フィルタリングモジュール200に入射できる。
【0026】
図2Aは、
図1の波長変換フィルタリングモジュールを示す図である。
図2Bは、
図2Aの波長変換フィルタリングモジュールの分解図である。本実施例では、波長変換フィルタリングモジュール200は、複数の光学領域GG、YM、YT、TTを含む。
図2Aに示すように、本実施例では、波長変換フィルタリングモジュール200は、円盤状となり、例えば波長変換ホイールとフィルタリングホイールとが結合したものであり、これらの光学領域GG、YM、YT、TTは波長変換フィルタリングモジュール200の周縁に環状となるように設置されてもよい。波長変換フィルタリングモジュール200は、動くことが可能となり、即ち回転軸(図示せず)を中心に回転することができ、これらの光学領域GG、YM、YT、TTは交互に励起光束50Bの伝導経路に切り替えられることが可能となるが、本発明はこれに限定されない。これらの光学領域GG、YM、YT、TTの少なくとも1つは波長変換フィルタリング領域である。例えば、本実施例では、光学領域GG、YMは波長変換フィルタリング領域である。
【0027】
図2Bに示すように、本実施例では、光学領域GG、YM(即ち波長変換フィルタリング領域)は、反射手段210、波長変換手段220、プリズムシート230、及びフィルタリング手段240を含む。具体的には、本実施例では、光学領域GG、YMの波長変換領域220は、例えば焼結、塗布又は沈積の方法により形成された蛍光粉体である。以下は、
図3を参照しながら、波長変換フィルタリング領域の詳細な構成をさらに説明する。
【0028】
図3は、
図2Aの光学領域のA−A線に沿う断面図である。
図4は、
図2Aのプリズムシートの光路を示す図である。
図3に示すように、本実施例では、波長変換フィルタリングモジュール200は蓋体250をさらに含み、反射手段210は基板211及び反射部213を含む。具体的には、本実施例では、蓋体250及び基板211の材質は透光材料である、即ち基板211は透光基板である。また、本実施例では、各光学領域GG、YM、YTの蓋体250(又は基板211)は一体成型され、反射部213は基板211に塗布された反射塗膜である。
【0029】
具体的には、本実施例では、光学領域YM(GG)の波長変換手段220は反射手段210とプリズムシート230との間に位置し、プリズムシート230は波長変換手段220とフィルタリング手段240との間に位置し、蓋体250はプリズムシート230とフィルタリング手段240との間に位置する。より具体的には、基板211は第1溝CA1を有し、波長変換フィルタリングモジュール200は円盤状である場合、第1溝CA1は円弧状の凹溝である。反射部213は基板211と波長変換手段220との間に位置し、基板211の第1溝CA1と蓋体250とは、反射部213、波長変換手段220及びプリズムシート230を収容する収容空間S1を形成する。即ち、
図3に示すように、本実施例では、反射手段210とフィルタリング手段240との間の構成部材は、順次に反射手段210の基板211、反射部213、波長変換手段220、プリズムシート230、蓋体250及びフィルタリング手段240となる。また、
図3に示すように、本実施例では、フィルタリング手段240は、アンチ反射層241及びフィルタリング層243を含んでもよく、フィルタリング層243はアンチ反射層241とプリズムシート230との間に位置し、より具体的には、フィルタリング層243は蓋体250の表面に接着或いは接合されてもよい。このように、アンチ反射層241は、励起光束50Bの蓋体250に入射して波長変換手段220を照射する比例を増加できる。
【0030】
一方、
図3に示すように、本実施例の波長変換フィルタリングモジュール200は、基板211の第1溝CA1に波長変換手段220を配置し、波長変換手段220の上にプリズムシート230及び蓋体250をさらに覆うことで波長変換手段220(即ち蛍光粉)を封入できる。このため、波長変換手段220(即ち蛍光粉)は、シリコンにより覆わられていないもの、又はシリコンを混合していないものであってもよい。このように、シリコンが励起光束50Bの高エネルギーによる高温を耐えられないことによる波長変換手段220(即ち蛍光粉)の発光効率の低下、更なる波長変換フィルタリングモジュール200の損傷を回避できる。
【0031】
さらには、
図1に示すように、波長変換フィルタリングモジュール200の光学領域GG、YM、YT、TTは、移動可能となり、励起光束50Bの伝導経路に交互に切り替えられることが可能となり、励起光束50Bに異なる作用を提供できる。例えば、
図1及び
図3に示すように、光学領域YM(GG)が励起光束50Bの伝導経路に切り替えられている場合、励起光束50Bは光学領域YM(GG)の波長変換手段220により少なくとも変換光束60Y(60G)に変換され、変換光束60Y(60G)の波長が励起光束50Bの波長と異なる。なお、通常、赤い蛍光粉は熱効果によりその変換効率がさらに減衰し、悪化しやすく、緑、黄色い蛍光粉の変換効率は赤い蛍光粉よりもよいため、本実施例では、光学領域YM(GG)における波長変換手段220の材料は、例えば変換光束60Y又は変換光束60Gを形成するように、黄色蛍光粉又は緑色蛍光粉であるが、本発明はこれに限定されない。
【0032】
続いて、
図3に示すように、変換光束60Y(60G)は、反射手段210の反射部213により反射され、プリズムシート230を介してフィルタリング手段240に伝導される。具体的には、フィルタリング手段240の透過周波数スペクトルが光束の入射角度に関連するため、変換光束60Y(60G)が大きな入射角を有する場合、変換光束60Y(60G)の波長は短波長にシフトし、波長変換フィルタリングモジュール200は必要な純粋な色の光を取得できないことがある。このような問題を回避するために、プリズムシート230におけるマイクロ構造は、変換光束60Y(又は60G)を視準化するために設けられてもよい。例えば、
図4に示すように、変換光束60Y1がプリズムシート230におけるマイクロ構造の1つから出射し、且つ大きな出射角を有する場合、プリズムシート230の他のマイクロ構造の1つによりプリズムシート230内に再び屈折されるため、光線の利用効率を増加できる。一方、
図4に示すように、プリズムシート230に入射した変換光束60Y3が大きな入射角でプリズムシート230外に出射する場合、プリズムシート230により全反射されるため、光の利用効率を増加できる。このように、プリズムシート230におけるマイクロ構造は、光線の視準化の効果を達成するように、一部の変換光束60Y2が小さい出射角度でプリズムシート230からフィルタリング手段240に出射することを許可するように設けられる。これによって、波長変換フィルタリングモジュール200は、プリズムシート230の配置により変換光束60Y(又は60G)のフィルタリング手段240への入射する角度を小さくすることができるため、波長変換フィルタリングモジュール200は、必要な純粋色の光の構造を取得でき、よい光利用効率を有することができる。
【0033】
その後、
図3に示すように、変換光束60Y(又は60G)の一部の波長範囲の光がフィルタリング手段240を透過して少なくともフィルタリング光束70R(又は70G)を形成する。具体的には、本実施例では、光学領域GG、YMのフィルタリング手段240は、異なる色のフィルタリング光束70G、70Rを形成するため、例えば異なる色のフィルタ(例えば緑色のフィルタ又はマゼンタのフィルタ)であってもよく、これらのフィルタリング光束70G、70Rと励起光束50Bとは色が互いに異なる。
【0034】
より具体的には、再び
図2Bに戻り、本実施例では、異なる色のフィルタを有するフィルタリング手段240は、異なる色のフィルタリング光束70G、70Rを形成するように、異なる色の蛍光粉を有する波長変換手段220と共に異なる光学領域を組み合わせてもよい。例えば、光学領域GGは、緑色の蛍光粉を有する波長変換手段220と緑色のフィルタを有するフィルタリング手段240の組み合わせである場合、励起光束50Bを光学領域GGに入射させた後で、順次に緑色の変換光束60G及び緑色のフィルタリング光束70Gを形成する。光学領域YMは、黄色の蛍光粉を有する波長変換手段220とマゼンタのフィルタを有するフィルタリング手段240の組み合わせである場合、励起光束50Bを光学領域YMに入射させた後で、順次に黄色の変換光束60Y及び赤色のフィルタリング光束70Rを形成する。
【0035】
なお、
図2A及び
図2Bにおける波長変換フィルタリングモジュール200の他の光学領域は、異なる構成を有してもよいし、外へ励起光束50Bと異なる色の光束を提供してもよい。例えば、
図2Bに示すように、光学領域YTは順次に反射手段210、波長変換手段220、プリズムシート230、蓋体250及び第1透光層260により構成されており、フィルタリング手段240を有しない構成である。また、本実施例では、第1透光層260の材質は透光材料であり、光線を透過させることが可能となる。よって、光学領域YTが励起光束50Bの伝送経路に切り替えられている場合、励起光束50Bは、光学領域YTの波長変換手段220により変換光束60Yに変換される。本実施例では、光学領域YTの波長変換手段220の材料は例えば黄色の蛍光粉であり、変換光束60Yの色は黄色である。そして、変換光束60Yは、反射手段210により反射され、プリズムシート230及び第1透光層260を透過する。このように、光学領域YTは、色が黄色である変換光束60Yを提供できる。
【0036】
また、波長変換フィルタリングモジュール200のこれらの光学領域のうち少なくとももう1つは、透光領域である。以下は、
図5を参照しながら、透光領域の構成をさらに説明する。
【0037】
図5は、
図2Aの他の光学領域のB−B線に沿う断面図である。
図2A、
図2B及び
図5に示しように、本実施例では、光学領域TTは、透光領域であり、第2透光層270、プリズムシート230、蓋体250及び第1透光層260により構成されている。具体的には、第2透光層270の材質は透過材料であり、反射手段210の基板211の材質と同一であってもよいし、異なってもよいが、本発明はこれに限定されない。より具体的には、本実施例では、隣接する光学領域YT、TT、GGにおいて、光学領域YT、GGの反射手段210は例えば光学領域TTの第2透光層270を介して連結されてもよい。また、反射手段210の基板211が透過基板である場合、光学領域TTの第2透光層270も隣接する光学領域YT、GGの反射手段210の基板211と一体成型されてもよい。
【0038】
このように、
図1及び
図2Aに示すように、光学領域TTが励起光束50Bの伝導経路に切り替えられている場合、励起光束50Bは、直接透光領域TTを透過して、光伝導モジュール140により分光手段120に再び伝導されて、分光手段120を透過して、集光手段130に伝導される。
【0039】
一方、
図1に示すように、具体的には、本実施例では、形成された変換光束60Y及びフィルタリング光束70G、70Rは、分光手段120に伝導されて、分光手段120により反射されて集光手段130に伝導される。より具体的には、本実施例では、集光手段130は、励起光束50B、変換光束60Y及びフィルタリング光束70G、70Rの伝導経路に配置され、且つ励起光束50B、変換光束60Y及びフィルタリング光束70G、70Rを照明光束80に集光でき、これによって、照明光束80は必要な色を有することができる。このように、本実施例では、波長変換フィルタリングモジュール200を有する光源システム100は、波長変換手段220とプリズムシート230を組み合わせることで、フィルタリング光束70G、70Rが必要な純粋色の光構造を有することができ、波長変換フィルタリングモジュール200が高温に耐えられないことによる損傷の恐れを回避できる。これによって、波長変換フィルタリングモジュール200及び光源システム100は、よい発光スペクトル及び商品品質を有することができる。
【0040】
なお、上記の分光手段120は、青色励起光束50Bを透過させ、他の色(例えば赤色、緑色、黄色など)の光束を反射させるダイクロイックミラー又はダイクロイックプリズムとして機能しているものを例として説明するが、本発明はこれに限定されない。他の実施例では、分光手段120は、青色励起光束50Bを反射し、他の色(赤色、緑色、黄色など)の光束を透過させるダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム又は他の同一機能を有する色分解部材であってもよい。当業者は実際の要求に応じて励起光束50B及びフィルタリング光束70G、70Rについて適当な光路設計を配置して、分光手段120を類似な分光効果を達成させてもよく、ここでその説明が省略される。
【0041】
なお、上記の反射手段210の基板211は、透光基板を例として、光学領域TTの各部分の材質は全て透光材料であるが、本発明はこれに限定されない。他の実施例では、反射手段210の基板211は金属材料を含んでもよく、光学領域TT(透光領域)は中空領域EAを含んでもよい。以下は、
図6A乃至
図8を参照しながら説明する。
【0042】
図6Aは、
図1の他の波長変換フィルタリングモジュールを示す図である。
図6Bは、
図6Aの波長変換フィルタリングモジュールの分解図である。
図7は、
図6Aの光学領域のA’−A’線に沿う断面図である。
図6A及び
図6Bに示すように、本実施例では、
図6Bの波長変換フィルタリングモジュール600は、
図2Bの波長変換フィルタリングモジュール200と類似するように、複数の光学領域GG’、YM’、YT’、TT’を含み、
図7の光学領域YM’(又はGG’)は、
図3の光学領域YM(又はGG)と類似するように、波長変換フィルタリング領域であるが、相違点は以下の通りである。具体的には、
図6及び
図7に示すように、本実施例では、光学領域YM’(又はGG’)の反射手段610は、反射基板である。より具体的には、反射手段610の材質は、アルミニウムを含み、変換光束60Y(又は60G)を反射することができ、よい放熱効果を提供できる。
【0043】
また、反射手段610は、変換光束60Y(又は60G)の反射率を向上するように、反射手段610の表面と波長変換手段220との間に塗布された反射塗膜613をさらに含む。また、より具体的には、
図7に示すように、本実施例では、蓋体250は第2溝CA2を有し、波長変換フィルタリングモジュール600が円盤状である場合、第2溝CA2は円弧状の凹溝であってもよく、反射手段610は接合又は粘着の方法により蓋体250と結合されてもよい。これによって、蓋体250の第2溝CA2と反射手段610とは、波長変換手段220及びプリズムシート230を収容する収容空間S2を形成する。
【0044】
このように、本実施例では、波長変換フィルタリングモジュール600は、波長変換手段220を蓋体250の第2溝CA2と反射手段610とにより形成された収容空間S2に配置することで、波長変換手段220(即ち蛍光粉)を封入できる。このため、本実施例では、波長変換手段220(即ち蛍光粉)は、シリコンにより覆わられていないもの、又はシリコンを混合していないものであってもよい。このように、波長変換フィルタリングモジュール600は、シリコンが励起光束50Bの高エネルギーによる高温を耐えられないことによる波長変換手段220(即ち蛍光粉)の発光効率の低下、更なる波長変換フィルタリングモジュール200の損傷を回避でき、波長変換フィルタリングモジュール200と類似な利点及び効果を有することができ、ここでその説明が省略される。
【0045】
図8は、
図6Aの他の光学領域のB’−B’線に沿う断面図である。
図8に示すように、
図8の光学領域TT’は、
図5の光学領域TTと類似し、透光領域であるが、相違点は以下の通りである。本実施例では、波長変換フィルタリングモジュール600の光学領域TT’は、主に順次に第1透光層260、蓋体250及びプリズムシート230により形成されており、光学領域YT’、GG’の反射手段210と接していないため、光学領域TT’は、光学領域YT’、GG’の反射手段210の間に中空領域EA(
図6A、
図6B及び
図8参照)を有する。また、本実施例では、光学領域TT’は、プリズムシート230を有しなくてもよい。即ち、
図6Bにおける光学領域TT’に位置するプリズムシートの一部は選択的に形成されてもよい。このように、光学領域TT’は、励起光束50Bを透過させ、光学領域TTと類似の作用を達成でき、ここでその説明が省略される。
【0046】
以上のことから、本発明の実施例は、下記の利点又は効果の少なくとも1つを達成できる。本発明の実施例の波長変換フィルタリングモジュール及び光源システムによれば、波長変換手段とプリズムシートを組み合わせることで、よい光線の利用効率を有し、波長変換フィルタリングモジュールが高温に耐えられないことによる損傷の恐れを回避できる。これによって、波長変換フィルタリングモジュール及び光源システムは、よい発光スペクトル、信頼性、及び長い使用寿命を有することができる。また、本発明の実施例の波長変換フィルタリングモジュール及び光源システムを適用する投影装置も上述した利点及び効果を有することができる。
【0047】
上記の説明は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明の実施の範囲がこれらに限定されず、本発明の特許請求の範囲及び明細書の内容に基づいて、当業者によって何れの変更及び修飾が可能であり、本発明の保護範囲は特許請求の範囲を基準とする。また、本発明の実施例又は特許請求の範囲は何れも本発明により開示された目的又は利点又は特徴の全てを必ずしも実現する必要はない。また、要約部分と発明の名称は単に特許文献のサーチ作業を補助するためのものであり、本発明の権利範囲を限定するものではない。
【符号の説明】
【0048】
50B 励起光束
60G、60Y、60Y1、60Y2、60Y3 変換光束
70G、70R フィルタリング光束
80 照明光束
100 光源システム
110a、110b 青色レーザダイオードアレイ
110c 集光部材
120 分光手段
130 集光手段
140 光伝導モジュール
200、600 波長変換フィルタリングモジュール
210、610 反射手段
211 基板
213 反射部
613 反射塗膜
220 波長変換手段
230 プリズムシート
240 フィルタリング手段
241 アンチ反射層
243 フィルタリング層
250 蓋体
260 第1透光層
270 第2透光層
GG、YM、YT、TT、GG’、YM’、YT’、TT’ 光学領域
S1、S2 収容空間
CA1 第1溝
CA2 第2溝
EA 中空領域