特許第6232506号(P6232506)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6232506鎖および空間構造を作成するための接続可能部品
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6232506
(24)【登録日】2017年10月27日
(45)【発行日】2017年11月15日
(54)【発明の名称】鎖および空間構造を作成するための接続可能部品
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/08 20060101AFI20171106BHJP
【FI】
   A63H33/08 A
【請求項の数】12
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-556241(P2016-556241)
(86)(22)【出願日】2014年11月27日
(65)【公表番号】特表2016-539774(P2016-539774A)
(43)【公表日】2016年12月22日
(86)【国際出願番号】NO2014050221
(87)【国際公開番号】WO2015080594
(87)【国際公開日】20150604
【審査請求日】2016年10月28日
(31)【優先権主張番号】20131572
(32)【優先日】2013年11月28日
(33)【優先権主張国】NO
(73)【特許権者】
【識別番号】516158862
【氏名又は名称】ルナ ループ アーエス
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アールスタッド アネ マリト
【審査官】 瀬川 勝久
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第2775093(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00−37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央ピース(2)と、
接続ピース(3)と、
を備える、接続可能部品(1)であって、
前記中央ピース(2)が、接続部分(23)と少なくともつの包囲溝(21)とを含み、
前記接続ピース(3)が端部(30)と部分(39)内の穴(31)とを含み、
前記接続ピース(3)の前記端部(30)が前記中央ピース(2)の前記接続部分(23)に取り付けられ、
前記穴(31)が、隣接する中央ピース(2)の1つの包囲溝(21)に相補的に嵌合することを特徴とする、接続可能部品(1)。
【請求項2】
前記接続ピース(3)が弾性材料を含む、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項3】
前記接続ピース(3)の前記端部(30)が前記中央ピース(2)の内部に取り付けられる、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項4】
前記中央ピース(2)の内部にピン(4)が設けられ、
前記接続ピース(3)の前記端部(30)に、前記ピンと相補的な穴(33')が設けられる、請求項3に記載の接続可能部品(1)。
【請求項5】
前記接続ピース(3)の前記端部(30)には、前記中央ピース(2)の内部で嵌合する肉厚部(35)が設けられる、請求項3に記載の接続可能部品(1)。
【請求項6】
前記接続ピース(3)の前記端部(30)に前記中央ピース(2)の前記接続部分(23)を囲む穴(33)が設けられる、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項7】
前記中央ピース(2)が下半片(20)と上半片(29)を含み、前記半片(20,29)の一方に前記2つの半片(20,29)を相互に接合するための少なくとも1つの突出部品(25;4)が設けられる、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項8】
中央ピース(2)が、少なくとも1つの包囲溝(21)を前記接続部分(23)の各側に含む、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項9】
前記包囲溝(21)が円形状を有する、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項10】
前記中央ピース(2)の前記端部(22)が円形状を有する、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項11】
前記中央ピース(2)の前記端部(22)が多角形に形成される、請求項1に記載の接続可能部品(1)。
【請求項12】
前記中央ピース(2)の前記端部(22)が端面(70,79)を有し、前記端面(70,79)に情報が示される、請求項1に記載の接続可能部品(1)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、おもちゃまたは教育的ツールとして使用できる接続可能部品に関する。いくつかの接続部品を、鎖状に接続することができる。1つの第1の鎖に対して、当該第1の鎖の長手方向とは異なる長手方向を有する第2の鎖を接続することができる。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鎖状に組み立てることのできる複数のピースのパズルが開示されている。これらのピースは、三角形、四角形、六角形などの多角形の形状を有していてもよい。ピースは、上半片と下半片とを有し、これらの各半片を合体させたり分離したりすることができる。2つの隣接するピースは、剛性の接続リンクにより共に保持される。第1の接続リンクは、ピースの下半片から上方向に突出する中央ピンに差し込まれる。柔らかい材料の円盤が中央ピンに差し込まれる。望まれる場合には、ピースの上半片を中央ピンに差し込んで接続リンクを位置決めするよう押圧して固定する前に、第2の接続リンクを中央ピンに差し込んでもよい。柔らかい材料の円盤が、接続リンクを保持し、これにより、組み立て品ががたついて緩んだように見えることが防止される。
【0003】
よって、特許文献1は、各ピースが少なくとも4つの異なるパーツを有するパズルを開示する。幼い子供たちにとって、ピースを組み立てることが困難である。パズルは小さなパーツを含む。パズルはまた、下部パーツ、上部パーツ、または接続リンクが不足しているピースは使用不可能であるという欠点を有する。パズルの幾何学的な可能性は、ピースの形状に制限される。例えば、ピースが端から端に置かれるときに、三角形のピースを四角形または六角形のピースと組み合わせることはできない。剛性の接続リンクは、パズルを平坦な表面上にのみ置くことを可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2006/083084号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術の欠点の少なくとも1つを改善または軽減することまたは少なくとも従来技術に対する有用な代替手段を提供することを目的とする。
【0006】
この目的は、下記の説明および後続の請求項に特定される特徴により達成される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る接続可能部品は、中央ピースと、接続ピースと、を備え、前記中央ピースは、接続部分と少なくとも1つの包囲溝とを含み、前記接続ピースは、端部と部分内の穴とを含み、前記接続ピースの前記端部が、前記中央ピースの前記接続部分に取り付けられ、前記穴が、隣接する中央ピースの前記包囲溝に相補的に嵌合される。
【0008】
2つの隣接する中央ピースは、同一の寸法を有していてもよく、接続可能部品は、均一であり同一の大きさを有していてもよい。この代わりに、隣接する中央ピースは、異なる寸法を有していてもよく、接続ピースが、それぞれの穴の直径が異なっていてもよく、これにより、隣接する中央ピースの包囲溝に相補的に嵌合することができる。
【0009】
前記接続ピースは、弾性材料を含んでいてもよい。
【0010】
前記接続ピースの前記端部は、前記中央ピースの内部に取り付けてもよい。前記中央ピースの内部にピンを設けてもよく、前記接続ピースの前記端部に前記ピンと相補的な穴を設けてもよい。前記接続ピースの前記端部に、前記中央ピースの内部と嵌合される肉厚部を設けてもよい。前記接続ピースの前記端部に、前記中央ピースの前記接続部分を取り囲む穴を設けてもよい。
【0011】
前記中央ピースは、上半片と下半片を有していてもよく、前記上半片と下半片との少なくとも一方には、2つの半片を接合するための少なくとも1つの突出部品を設けてもよい。前記部品は、ピンから成っていてもよい。前記部品は、結合突起から成っていてもよい。
【0012】
前記中央ピースは、少なくとも1つの包囲溝を、前記接続部分の各側に含んでいてもよい。前記包囲溝は、円形状を有していてもよい。
【0013】
前記中央ピースの前記端部は、円形状を有していてもよい。前記中央ピースの前記端部は、多角形として形成されてもよい。前記中央ピースの前記端部は、端面を含んでいてもよく、前記端面には情報が示されてもよい。
【0014】
以下に、好適な実施形態の例を添付の図面を参照して説明し、これらの図面には以下が図示される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1A】本発明の第1の実施形態の側面図である。
図1B】本発明の第1の実施形態の接続ピースの上面図である。
図1C】本発明の第1の実施形態の斜視図である。
図1D】本発明の第1の実施形態の分解図である。
図2A】本発明の第2の実施形態の側面図である。
図2B】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
図2C】本発明の第2の実施形態の分解図である。
図3A】本発明の第3の実施形態の側面図である。
図3B】本発明の第3の実施形態の斜視図である。
図3C】本発明の第3の実施形態の分解図である。
図4A】本発明の第4の実施形態の側面図である。
図4B】本発明の第4の実施形態の斜視図である。
図4C】本発明の第4の実施形態の分解図である。
図5】本発明による接続可能部品の空間組み立て品を小さな縮尺で示す図である。
図6A】本発明による接続可能部品の組み立て品を相互にリンクしたものを他の縮尺で示す図である。
図6B】本発明による接続可能部品の組み立て品を相互にリンクしたものを他の縮尺で示す図である。
図6C】本発明による接続可能部品の組み立て品を相互にリンクしたものを他の縮尺で示す図である。
図7A】本発明による接続可能部品の代替組み立て品を相互にリンクしたものを他の縮尺で示す図である。
図7B】本発明による接続可能部品の代替組み立て品を相互にリンクしたものを他の縮尺で示す図である。
図7C】本発明による接続可能部品の代替組み立て品を相互にリンクしたものを他の縮尺で示す図である。
図8A】本発明の第5の実施形態の接続ピースの側面図である。
図8B】本発明の第5の実施形態の接続ピースの上面図である。
図8C】本発明の第5の実施形態の接続ヒースの分解図である。
図9A】本発明の第6の実施形態の接続ピースの側面図である。
図9B】本発明の第6の実施形態の接続ピースの上面図である。
図9C】本発明の第6の実施形態の分解図である。
図10A】本発明の第7の実施形態の側面図である。
図10B】本発明の第7の実施形態の接続ピースの上面図である。
図10C】本発明の第7の実施形態の斜視図である。
図10D】本発明の第7の実施形態の分解図である。
図11A】本発明の第8の実施形態の側面図である。
図11B】本発明の第8の実施形態の上面図である。
図11C】本発明の第8の実施形態の斜視図である。
図11D】本発明の第8の実施形態の分解図である。
図12A】本発明の第9の実施形態の側面図である。
図12B】本発明の第9の実施形態の上面図である。
図12C】本発明の第9の実施形態の斜視図である。
図12D】本発明の第9の実施形態の分解図である。
図13A】本発明の第10の実施形態の側面図である。
図13B】本発明の第10の実施形態の上面図である。
図13C】本発明の第10の実施形態の斜視図である。
図13D】本発明の第10の実施形態の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図面において、符号1は本発明による接続可能部品を示す。接続可能部品1は、中央ピース2と接続ピース3とを有する。1つの端部30において、接続ピース3は、中央ピース2取り付けられる。接続ピース3には、部分39内に穴31が設けられる。接続ピース3は、天然ゴム、合成ゴム、エラストマなどの弾性材料から成る。エラストマは、例えばショアA50(ShoreA50)やショアA70などの硬度を有していてもよい。エラストマは、熱可塑性エラストマであってもよい。熱可塑性エラストマは、熱可塑性ポリウレタンであってもよい。適切な材料はまた、熱硬化性プラスチックであってもよい。適切な材料は、シリコーンゴム、ブチルゴム、またはブタジエンゴムであってもよい。穴31は、隣接する接続可能部品1の中央ピース2を差し込むことができるような形に形成される。中央ピース2は、硬質の材料から成っていてもよい。硬質材料は、熱可塑性材料などのプラスチック材料であってもよい。適切な材料の一例としてABSプラスチックが挙げられる。他の適切な材料の例として、ポリエチレンおよびポルスチレンが挙げられる。代替実施形態において、中央ピース2は、木材や金属材料などの天然材料から成っていてもよい。更に他の実施形態において、中央ピース2は、弾力性のある材料から成っていてもよい。
【0017】
中央ピース2は少なくとも1つの包囲溝21を含む。溝21は、中央ピース2の接続部分23に取り付けられる接続ピース3の側部に位置する。
【0018】
中央ピース2は、下半片20および上半片29の2つのパーツを含んでいてもよい。半片20および29の少なくとも一方が、1つまたはそれ以上の突出する結合突起25を含んでいてもよい。結合突起25には、結合表面27が設けられ、この結合表面が、2つの半片20および29が接合されたときに反対側の半片20および29と接触する。2つの半片20および29は、当該分野では既知の振動溶着により溶着されてもよい。
【0019】
結合突起25の周辺端表面26が、接続部分23を形成する。図11および図12に示す代替実施形態では、接続部分23は、結合突起25の内部端表面28により形成される。
【0020】
中央ピース2は、図2から図4に示すように、複数の包囲溝21を含んでいてもよい。包囲溝21は、接続部分23の両側に位置していてもよい。
【0021】
端部30において、接続ピース3には、接続部分23と相補的に嵌合される穴33が設けられていてもよい。これにより、図1から図4に示すように、穴33が中央ピース2を囲む。図1Dおよび図2Cから図4Cに示すように、接続ピース3の穴33は、半片20および29がお互いに取り付けられる前には2つの半片20および29の間に位置する。半片20および29が接合された後は、接続ピース3は、中央ピース2に回転可能に固定されてもよい。接続部分23、穴33、および半片20および29の端部22の適切な直径を選択し、接続ピース3の材料の適切な硬度を選択することにより、接続ピース3をねじって接続部分23から外すことを非常に困難なものとすることができる。
【0022】
大半の図面においては、中央ピース2を円形の断面で示し、穴33もまた、接続ピース3の円形の貫通開口部として示す。本発明は、円形の幾何学的形状に制限されない。図10に代替の実施形態を示す。この実施形態において、中央ピース2は、六角形の周縁を有して形成される。包囲溝21もまた六角形であり、穴33も、六角形状を有する。中央ピース2はまた、正方形の周縁、五角形の周縁、八角形の周縁などの他の多角形状(図示せず)に形成してもよい。これに対応して、溝21および穴33も、正方形、五角形、八角形の各形状に形成してもよい。楕円形状もまた可能である。
【0023】
さらに他の実施形態において、図13に示すように、中央ピース2の1つの端部22または両方の端部22を多角形状に形成し、溝21、接続部分23、および穴31は、円形状に形成してもよい。
【0024】
代替実施形態において、少なくとも1つの半片20および29が、上方向に突出するピン4を含んでいてもよい。ピン4は、1つの半片20および29の内部表面から上方向に他の半片20および29に向けて突出する。接続ピース3は、その端部30において先細な形状を有し、これにより、図11に示すように端部30を中央ピース2の内部に配置することができる。小さな穴33'が、この穴33'がピン4と相補的に嵌合する形で形成され、この穴33’にピン4を差し込むことができる。ピン4は、反対側の半片20および29に溶着される。この実施形態は、接続ピース3が中央ピース2の内部に固定して取り付けられ、中央ピース2または接続ピース3を大きな力で破壊しない限りは分離できないという利点を有する。実験により、接続ピース3が端部30に嵌められるのではなく、接続ピース3が、その後部分39に嵌められるために、最初に変形することがわかっている。
【0025】
さらに他の実施形態においては、図12に示すように接続ピース3に肉厚部35を設けてもよい。接続ピース3は、その端部30において先細な形状を有し、これにより、端部30を中央ピース2の内部に配置することができる。肉厚部35は、結合突起25の内縁表面28と半片20および29の内部端面とにより形成される内部空間に相補的に嵌合するような形で形成される。この代替実施形態もまた、接続ピース3が中央ピース2の内部に固定して取り付けられ、中央ピース2または接続ピース3を大きな力で破壊しない限りは分離できないという利点を有する。
【0026】
図8に示す、さらに他の実施形態では、接続ピース3の端部30が、中央ピース2の周辺を超えて突出してもよく、端部30に小さな穴33'を設けてもよい。半片20および29の少なくとも一方に、ピン4が設けられる。この実施形態では、半片20および29に、結合突起2が設けられる。ピン4は反対側の半片20および29に溶着される。この実施形態もまた、接続ピース3が中央ピース2の内部に固定して取り付けられ、中央ピース2または接続ピース3を大きな力で破壊しない限りは分離できないという利点を有する。また、接続ピース3が中央ピース2の軸周りに回転可能であるということも利点の1つである。また、図1から図7に示すように、いくつかの組み立てられた接続可能部品1が、接続ピース3が接続部分23の周縁全体において可視であるために、均一の外観を有するということも利点の1つである。
【0027】
図9に示すさらに他の実施形態では、接続ピース3の端部が、中央ピース2の周辺を超えて突出してもよく、端部30には、肉厚部37およびこの肉厚部37を包囲する貫通穴34を設けてもよい。肉厚部37は、中央ピース2の内部に配置される。2つの半片20および29の結合突起25は、半片20および29が接合される前には、穴34内に配置される。この実施形態もまた、接続ピース3が中央ピース2の内部に固定して取り付けられ、中央ピース2または接続ピース3を大きな力で破壊しない限りは分離できないという利点を有する。また、図1から図7に示すように、いくつかの組み立てられた接続可能部品1が、接続ピース3が接続部分23の周縁全体において可視であるために、均一の外観を有するということも利点の1つである。
【0028】
代替実施形態において、接続ピース3は、中央ピース2に緩く差し込まれる。この実施形態において、中央ピース2の1つの包囲溝21が接続部分23を構成する。中央ピース2は、中実であっても中空であってもよい。
【0029】
接続ピース3は、弾性材料から形成され、これにより、穴31に隣接する中央ピース2を差し込むことができ、溝21内に配置することができる。これを繰り返すことによって、いくつかの接続可能部品1を相互にリンクすることができる。接続ピース3が柔軟性を有するため、複数の接続可能部品1を、例えば図5に示すように、輪5に組み立てることができる。各接続可能部品1には、2つまたはそれ以上の溝21を設けることが出来る。これにより、いくつかの接続可能部品1を、1つの接続可能部品1とは異なる方向に接続することが可能になる。これにより、空間構造6を、図5に示すように、複数の接続可能部品1から構築することができる。
【0030】
接続可能部品1は、図6に示すように、異なる角度で接続してもよい。包囲溝21が円形であり穴31が円形である場合、接続可能部品1は、いずれの角度ででも相互に接続することができる。
【0031】
中央ピース2の1つの端面70には、文字、数字、彫り込まれた印刷、シンボル、絵柄、などの形で情報が示されてもよい。中央ピース2には、その両方の端面70および79に情報が示されてもよい。一方の端面70上の情報は、他方の端面79上の情報と異なっていてもよい。中央ピース2は、色付けされていてもよい。異なる中央ピース2には異なる色が付けられていてもよい。端面70および79は色付けされていてもよい。端面70および79の色は、溝21内の中央ピース2の色と異なっていてもよく、端面70の色が端面79の色と異なっていてもよい。
【0032】
接続可能部品1は、教育的な接続において使用されてもよい。端面70および79上の情報が文字である場合に、いくつかの接続可能部品1を組み合わせて単語を形成してもよい。このような、文字を有する接続可能部品1はまた、図7に概略を示すようにクロスワードを作成するために使ってもよい。3つの溝21を設けた接続可能部品1に対して、4つの方向から接続可能部品1を接続することができる。すでに構築された鎖に対して、新しい接続可能部品1を、その接続ピース3を構築済み鎖の中央ピース2の中の占拠されていない溝21に差し込むことにより、いずれの場所においても、側鎖を形成することができる。複数の接続可能部品1を接合して、名前を示すブレスレットを形成することもできる。
【0033】
接続可能部品1はまた、端面70および79に数字および数学的記号を設けた場合に、算数の授業に使用してもよい。
【0034】
2つの半片20および29の接合は、当該分野で既知のいくつかの方法で実行できる。半片20および29は貼り付けられてもよい。半片20および29に、反対側の半片20および29のラッチ溝と係合する突出フック(図示せず)を設けてもよい。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図5
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図7C
図8A
図8B
図8C
図9A
図9B
図9C
図10A
図10B
図10C
図10D
図11A
図11B
図11C
図11D
図12A
図12B
図12C
図12D
図13A
図13B
図13C
図13D